JP6028473B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
図1には、第1実施形態に係る熱交換器を含むヒートポンプ式給湯装置が示されている。ヒートポンプ式給湯装置1は、温水熱源装置である冷凍装置2と、貯湯ユニット3とを備える。
本発明の第1実施形態に係る熱交換器10は、図3〜図5に示されているように、多数の扁平管20と多数の扁平多穴管40と出入口部30と出入口分配管50とを含んで構成される。図3〜図6には、5つの扁平管20と4つの扁平多穴管40とが交互に積層されている例が示されている。ただし、これら積層される扁平管20や扁平多穴管40の数は、要求される性能などに応じて適宜選定されるものである。また、この例では、最下段と最上段に扁平管20が配置されているが、扁平多穴管40を最下段や最上段に配置することもできる。
図8は、熱交換器10の製造工程を簡単に示した図である。以下、主に図8を用いて熱交換器10の詳細な構成を説明する。
図8(a)は、扁平管20を製造するステップを示している。扁平管20は、図8(a)に示されているように2つの金属プレート80の周縁部84を重ね合わせて接合することにより形成される。金属プレート80は、プレス加工板である。
多数の扁平管20は、図8(b)に示されているように、その端部23が隣接する扁平管20の端部23と重なるように積層され、第1組立体60を形成する。扁平管20の端部23同士は、ロウ付又は溶接により接合される。即ち、扁平管20の右側の端部23は、隣接する扁平管20の右側の端部23と接合され、扁平管20の左側の端部23は、隣接する扁平管20の左側の端部23と接合される。
図9は、図8(b)に示す第1組立体60のIX−IX断面図である。即ち、右側出入口部31の縦断面を表している。
多数の扁平多穴管40は、その左端及び右端がそれぞれ前述の出入口分配管50に接合され、図8(c)に示すような第2組立体70が形成される。扁平多穴管40と出入口分配管50との接合は、ロウ付、又は、はんだ付により行われる。
第1組立体60は、図8(c)に示すように、第2組立体70の各2つの扁平多穴管40の隙間に各1つの扁平管20が挿入されるように第2組立体70と組み合わされる。即ち、各扁平多穴管40は、多数の扁平管20の中央部22同士の隙間に配置され、扁平多穴管40と扁平管20とが交互に並ぶ。扁平管20と扁平多穴管40とは、ロウ付又はハンダ付により接合される。このようにして、図8(d)に示すような熱交換器10が形成される。
次に、図3を用いて熱交換器10の動作、即ち熱交換器10における水と冷媒の流れを説明する。
(5−1)比較例
図11は、図9の断面図に相当する従来の熱交換器に係る断面図である。
図3では、熱交換器10を仕切りごとに区分し、アルファベットを振ってみた。ここでは、Hの部分とFの部分との間、Fの部分とDの部分との間、Dの部分とBの部分との間(以下、B〜H間とする)で熱伝達による熱ロスが起こる可能性がある。また、Gの部分とEの部分との間、Eの部分とCの部分との間、Cの部分とAの部分との間(以下、A〜G間とする)で熱伝達による熱ロスが起こる可能性がある。上述の通り、本発明に係る熱交換器10では、水が折り返す仕切りの部分において、扁平管20の端部23同士の間に隙間Gが設けられている。比較例に係る熱交換器では、扁平管20の端部23同士の間に隙間Gが設けられていない。以下、本発明に係る熱交換器10の熱ロスと上述の比較例の熱ロスとを計算し、比較してみる。
(6−1)
上記実施形態では、水を端部23bにおいて折り返して流しているところ、連通していない隣接する端部23bと端部23cとの間には断熱層として隙間Gが設けられている。したがって、隣接する端部23bと端部23cとの間で熱伝達が抑制されている。これにより、熱ロスによる熱交換効率の低下を抑制することができている。
上記実施形態では、隣接する端部23bと端部23cとは、その周縁においてのみ接触しており、中心部は接触していない。即ち、端部23bと端部23cとは、部分的に接触しており、その結果、端部23bと端部23cとの間に隙間Gが形成されている。これにより、隣接する隣接する端部23bと端部23cとの間での熱伝達が抑制されている。
上記実施形態では、多数の扁平管20は、その端部23同士をロウ付により接合することにより積層されている。しかし、連通していない端部23bと端部23cとはロウ付されていない。断熱すべき端部23bと端部23cとの間を、ロウ付等により接合しないことにより、熱伝達を抑え、熱ロスを低減している。
(7−1)A
上記実施形態では、端部23cの下面は、図10に示す金属プレート80dにより形成されていた。しかし、他の実施形態においては、端部23cの下面を図13に示す金属プレート180dにより形成してもよい。金属プレート180dでは、その凹部198dの中央に凸部198tdが形成されており、その周縁に環状の凹状になった接触部198odが形成されている。これにより、端部23cは、端部23bと環状の198odでしか接触しないので、端部23c及び端部23b間の熱伝達が抑制され、熱ロスを低減する。
上記実施形態では、端部23cの下面の中心部に凹部27cが設けてあり、これにより端部23cと端部23bとの間に隙間Gを設けている。
記実施形態では、端部23cの下面の中心部に凹部28cが設けてあり、これにより端部23cと端部23bとの間に隙間Gを設けているが、端部23cと端部23bとは、その周縁において接触している。しかし、他の実施形態においては、端部23cと端部23bとが直接接触しない非接触で隙間を設けても良い。
上記実施形態では、水は、熱交換器10において複数の扁平管20に分かれて流れているが、他の実施形態においては、分流させなくてもよいし、分流する扁平管20の数を適宜決めてもよい。
20 扁平管(第1流体用熱交換流路)
20a 第1扁平管(第1流体用第1熱交換流路)
20b 第2扁平管(第1流体用第2熱交換流路)
20c 第3扁平管(第1流体用第3熱交換流路)
22 中央部
23、23a、23b、23c 端部
90 開口部(孔)
40 扁平多穴管(第2流体用熱交換流路)
60 第1組立体
80 金属プレート(プレス加工板)
84 周縁部(周縁)
98、98c、298c、398c 凹部(端部の壁)
98、98d、198d、298d、398d 凹部(端部の壁)
G、G2、G3 隙間(断熱層、断熱隙間)
Z 断熱材
Claims (6)
- 第1流体と第2流体とを熱交換させる熱交換器(10)において、
端部(23、23a、23b、23c)と中央部(22)とを有し、一対のプレス加工板(80)の周縁(84)を重ね合わせて形成される第1流体用第1、第2、及び第3熱交換流路(20a、20b、20c)を含む多数の第1流体用熱交換流路(20)が、前記端部が隣接する前記第1流体用熱交換流路の端部と重なるように、積層された、第1組立体(60)と、
隣接する前記第1流体用熱交換流路の中央部同士の隙間に配置され、前記第2流体が流れる、多数の第2流体用扁平多穴管(40)と、
を備え、
前記多数の第1流体用熱交換流路は、前記第1流体を前記端部において折り返して流し、
隣接する前記第1流体用第1熱交換流路(20a、120a、220a)の端部(23a、123a、223a)と前記第1流体用第2熱交換流路(20b、120b、220b)の端部(23b、123b、223b)とは、それぞれに形成された孔(90)を介して連通し、
隣接する前記第1流体用第2熱交換流路(20b、120b、220b)の端部(23b、123b、223b)と前記第1流体用第3熱交換流路(20c、120c、220c)の端部(23c、123c、223c)とは連通しておらず、前記第1流体用第2熱交換流路の端部と前記第1流体用第3熱交換流路の端部との間に断熱層(G、G2、G3)が設けられており、
前記第2流体用扁平多穴管(40)が、
前記第1流体用第1熱交換流路(20a、120a、220a)の中央部(22)と前記第1流体用第2熱交換流路(20b、120b、220b)の中央部(22)との間にも、
前記第1流体用第2熱交換流路(20b、120b、220b)の中央部(22)と前記第1流体用第3熱交換流路(20c、120c、220c)の中央部(22)との間にも、
配置されている、
熱交換器(10)。 - 前記断熱層は、前記第1流体用第2熱交換流路の端部の壁(98c、298c、398c)と前記第1流体用第3熱交換流路の端部の壁(98d、198d、298d、398d)との間に形成された断熱隙間(G、G2、G3)により構成されている、
請求項1に記載の熱交換器(10)。 - 前記断熱隙間(G、G2、G3)は、前記壁同士の部分接触あるいは非接触によって形成される、
請求項2に記載の熱交換器(10)。 - 前記断熱隙間(G2)は、前記壁同士の点接触によって形成される、
請求項3に記載の熱交換器(10)。 - 前記断熱隙間(G3)に、断熱部材(Z)を有する、
請求項3に記載の熱交換器(10)。 - 前記第1流体用第1熱交換流路の端部と前記第1流体用第2熱交換流路の端部とは、ロウ付により接合されており、前記第1流体用第2熱交換流路の端部と前記第1流体用第3熱交換流路の端部とは、接合されていない、
請求項2〜5のいずれかに記載の熱交換器(10)。
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