JP6026067B1 - 通信装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

MAC制御部(404)は、データの初送信を行う前の待ち時間である初送信待ち時間を第1の時間幅の中から乱数を用いて決定する。また、MAC制御部(404)は、初送信に失敗した場合に、データの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を第1の時間幅よりも短い第2の時間幅の中から乱数を用いて決定する。

Description

本発明は、データ送信の前に設けられる待ち時間を制御する技術に関する。
以下では、主に無線通信における待ち時間の制御について説明する。
IEEE802.11及びIEEE802.15.4に代表される無線通信規格では、無線通信の通信手順としてCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されている。CSMA/CA方式では、無線フレームの送信前にランダム時間の待ち時間が設定され、待ち時間が満了した後に無線フレームの送信が行われる。そして、無線フレームの送信の失敗が検出された場合には、再度待ち時間が設定され、待ち時間が満了した後に、再び無線フレームの送信が行われる。
再送信における待ち時間は、IEEE802.15.4では、バックオフタイマの「最小設定値〜最大設定値」の範囲内で再設定される(IEEE Std 802.15.4)。また、IEEE802.11では、Binary Exponential Backoff(BEB)方式により、バックオフタイマが再送信ごとに延長されることで、周囲との衝突回避の確率を高める方式がとられている(IEEE Std 802.11)。
N−BEB:New backoff algorithm for IEEE 802.11 MAC protocol<http://ieeexplore.ieee.org/xpl/login.jsp?tp=&arnumber=6859627&url=http%3A%2F%2Fieeexplore.ieee.org%2Fxpls%2Fabs_all.jsp%3Farnumber%3D6859627> IEEE 802.15.4<https://standards.ieee.org/getieee802/download/802.15.4−2011.pdf>
警報装置のアラーム通知のような、緊急性を有するメッセージでは、送信までの時間の短縮が要求される。しかし、ノードが密集しているような環境では、無線通信の衝突が発生しやすい。無線通信の衝突が発生しやすい環境では、初送信は失敗に終わる可能性が高く、初送信が失敗に終わると再送信のための待ち時間を待った後に再送信が行われる。IEEE802.15.4では再送信では、初送信と同等の待ち時間を要する。また、IEEE802.11のBEB方式では、再送信のための待ち時間は、再送信の度に増加する。
このように、従来技術では、無線通信が頻繁に発生する環境、または複数のノードからアラーム通知が同時に発生してしまう状況では初送信が失敗する可能性が高く、初送信が失敗すると、再送信が行われるまでに時間を要し、要求される時間内にデータ送信が完了ないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決することを主な目的としており、要求される時間内にデータ送信を完了できるように、初送信が失敗した場合にも早期に再送信が行われるようにすることを主な目的とする。
本発明に係る通信装置は、
データの初送信を行う前の待ち時間である初送信待ち時間を第1の時間幅の中から乱数を用いて決定する初送信待ち時間決定部と、
前記初送信に失敗した場合に、データの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりも短い第2の時間幅の中から前記乱数を用いて決定する再送信待ち時間決定部とを有する。
本発明によれば、再送信待ち時間を第1の時間幅よりも短い第2の時間幅の中から選択するため、初送信が失敗した場合にも早期に再送信が行われる可能性を高めることができる。
実施の形態1に係る無線通信システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る無線通信システムの別の構成例を示す図。 実施の形態1に係る無線通信装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る無線通信装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る無線通信装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る無線通信装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る無線通信装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る無線通信装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るMAC制御部の動作例を示す図。 実施の形態1に係るMAC制御部の動作例を示す図。 実施の形態1に係る初送信待ち時間と再送信待ち時間の例を示す図。 実施の形態1に係る初送信待ち時間と再送信待ち時間の例を示す図。 実施の形態3に係る初送信待ち時間と再送信待ち時間の例を示す図。 実施の形態4に係るMAC制御部の動作例を示す図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す。
図1に示す無線通信システムでは、GW(ゲートウェイ)装置200と、複数の無線通信装置101〜105で構成される。
無線通信装置101〜105の各々は、GW装置200に無線通信によりデータを送信する。
なお、無線通信装置101〜105の各々を区別する必要がない場合は、無線通信装置101〜105を無線通信装置100と総称する。
図2は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す。
図2に示す無線通信システムでは、GW装置200と、複数の無線通信装置110〜151で構成される。
無線通信装置110、120、130、140、150は、GW装置200と直接無線通信を行うことができる。
一方、無線通信装置111、131、132、151は、GW装置200とは直接無線通信を行うことができず、GW装置200にデータを送信するためには、他の無線通信装置による中継が必要である。
具体的には、無線通信装置111は、無線通信装置110を経由してGW装置200にデータを送信する。
また、無線通信装置131、132は、無線通信装置130を経由してGW装置200にデータを送信する。
また、無線通信装置151は、無線通信装置150を経由してGW装置200にデータを送信する。
図2の無線通信システムにおいても、無線通信装置110〜151の各々を区別する必要がない場合は、無線通信装置110〜151を無線通信装置100と総称する。
図3は、本実施の形態に係る無線通信装置100のハードウェア構成例を示す。また、図4は、本実施の形態に係る無線通信装置100の機能構成例を示す。
図3に示すように、無線通信装置100は、無線インタフェース301、無線MAC処理プロセッサ302、センサインタフェース303、プロセッサ304、ROM(Read Only Memory)305、RAM(Random Access Memory)306を備えるコンピュータである。
無線インタフェース301は、無線通信回線とのインタフェースとなる回路である。無線インタフェース301は、図4に示すセンサインタフェース制御部401を実現する。
センサインタフェース303は、センサとのインタフェースとなる回路である。センサインタフェース303は、センサが検知した現象を通知する信号(以下、センサ信号という)を受信する。センサは、緊急通知の対象となる現象と、緊急通知の対象とならない現象を検出する。センサが緊急通知の対象となる現象を検出した場合は、無線通信装置100は、当該現象を通知先装置に緊急通知として緊急に通知する必要がある。一方、センサが緊急通知の対象とならない現象を検出した場合は、無線通信装置100は、当該現象を通常アプリケーション通知として通知先装置に通知する。緊急通知の対象の現象は、例えば、地震や火災等である。また、例えば、工場内の機器によりアラームが出力されたことも緊急通知の対象の現象に含めてもよい。通知先装置は、図1の無線通信装置101であればGW装置200であり、図2の無線通信装置111であれば無線通信装置110である。
無線MAC処理プロセッサ302は、図4に示すMAC制御部404を実行するプロセッサである。
プロセッサ304は、図4に示すアプリケーション判定部402及び優先制御部403を実行するプロセッサである。
無線MAC処理プロセッサ302及びプロセッサ304は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。無線MAC処理プロセッサ302及びプロセッサ304は、異なるCPUであってもよいし、同じCPUであってもよい。
図4に示すアプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404はプログラムで実現される。アプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404を実現するプログラムは、ROM305に記憶されており、RAM306にロードされ、無線MAC処理プロセッサ302及びプロセッサ304により実行される。
ROM305には、上記プログラムの他、無線通信装置100の制御に必要な制御情報及び設定情報が記憶されている。
RAM306は、図4に示すデータ管理部405を構成する。
図4において、センサインタフェース制御部401は、図3のセンサインタフェース303を制御する。
アプリケーション判定部402は、センサインタフェース303がセンサ信号を受信した際に、センサ信号が通知する現象が緊急通知の対象の現象であるか否かを判定する。
なお、以下では、センサインタフェース303がセンサ信号を受信したことを、送信イベントの発生ともいう。また、以下では、センサ信号において緊急通知の対象の現象が通知されている場合を、緊急イベントの発生ともいう。
優先制御部403は、センサ信号に優先度を設定する。具体的には、優先制御部403は、緊急通知が行われるセンサ信号には高い優先度を設定し、通常アプリケーション通知が行われるセンサ通知には緊急通知の優先度よりも低い優先度を設定する。
MAC制御部404は、センサ信号を含むデータである無線フレームを生成し、無線フレームの送信前の待ち時間を決定する。
より具体的には、MAC制御部404は、無線フレームの初送信を行う前の待ち時間である初送信待ち時間を第1の時間幅の中から乱数を用いて決定する。また、MAC制御部404は、初送信に失敗した場合に、無線フレームの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を第1の時間幅よりも短い第2の時間幅の中から乱数を用いて決定する。初送信に失敗した場合とは、CCA(Clear Channel Assessment)により初送信を行うことができなかった場合又は初送信を行うことができたが初送信への応答を受信できなかった場合である。
また、MAC制御部404は、優先制御部403で設定された優先度別に、初送信待ち時間を決定し、また、優先制御部403で設定された優先度別に、再送信待ち時間を決定する。
MAC制御部404は、決定した初送信待ち時間又は再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する。そして、バックオフタイマが満了した際(初送信待ち時間又は再送信待ち時間が満了した際)に、無線フレームを無線インタフェース制御部406に出力する。
なお、MAC制御部404は、初送信待ち時間決定部及び再送信待ち時間決定部に相当する。また、MAC制御部404で行われる動作は、初送信待ち時間決定処理及び再送信待ち時間決定処理に相当する。
データ管理部405は、通知先装置のアドレスを記憶する。
無線インタフェース制御部406は、MAC制御部404により生成された無線フレームを緊急通知又は通常アプリケーション通知として通知先装置に送信する。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る無線通信装置100の動作の概要を説明する。なお、以下に示す無線通信装置100の動作は、通信方法及び通信プログラムの例である。
まず、センサインタフェース制御部401が、センサからセンサ信号を受信する。
次に、アプリケーション判定部402が、センサインタフェース制御部401で受信されたセンサ信号の種別を解析し、センサ信号で通知されている現象を判別する。具体的には、センサ信号の種別(識別子)とセンサ信号で通知される現象とが対応付けられたテーブルがROM305で保持されており、アプリケーション判定部402が当該テーブルを参照して、センサ信号で通知されている現象を判別する。更に、アプリケーション判定部402は、センサ信号で通知されている現象が緊急通知の対象であるか否かを判定する。具体的には、現象ごとに緊急通知の対象となるか否かが記述されたテーブルがROM305で保持されており、アプリケーション判定部402が当該テーブルを参照して、センサ信号で通知されている現象が緊急通知の対象であるか否かを判定する。
次に、アプリケーション判定部402は、センサ信号と、当該センサ信号で通知されている現象が緊急通知の対象であるか否かを示す情報とを優先制御部403に出力する。
優先制御部403は、センサ信号に対して優先度を設定する。つまり、優先制御部403は、センサ信号で通知されている現象が緊急通知の対象である場合は、センサ信号に対して高優先度又は最高優先度を設定する。一方、センサ信号で通知されている現象が通常アプリケーション通知の対象である場合は、優先制御部403は、センサ信号に対して通常優先度又は低優先度を設定する。このように、優先制御部403は、緊急通知には、通常アプリケーション通知よりも高い優先度を設定するものとする。
優先制御部403は、センサ信号と、センサ信号に設定した優先度を示す情報をMAC制御部404に出力する。
次に、MAC制御部404は、センサ信号を含むデータである無線フレームを生成し、生成した無線フレームを優先度別の初送信用のキューに格納し、また、乱数を用いて、初送信待ち時間を決定し、決定した初送信待ち時間を初送信バックオフタイマに設定する。
例えば、高優先度のセンサ信号であれば、MAC制御部404は、無線フレームを高優先度の初送信用のキューに格納し、乱数を用いて高優先度用の初送信待ち時間を決定し、決定した高優先度用の初送信待ち時間を高優先度用の初送信バックオフタイマに設定する。
初送信待ち時間が満了した場合に、MAC制御部404は、無線フレームを初送信用のキューから取り出し、無線フレームを無線インタフェース制御部406に出力する。
無線インタフェース制御部406は、MAC制御部404で生成された無線フレームを送信する前にCCAを行う。CCAの結果、無線フレームの初送信ができない場合は、無線インタフェース制御部406は、無線フレームをMAC制御部404に戻す。
MAC制御部404は、CCAにより初送信を行うことができなかった無線フレームを優先度別の再送信用のキューに格納し、また、乱数を用いて、再送信待ち時間を決定し、決定した再送信待ち時間を再送信バックオフタイマに設定する。
再送信待ち時間が満了した後の動作は、初送信待ち時間が満了した後の動作と同じである。CCAにより無線フレームの再送信ができない場合は、MAC制御部404は、更なる再送信のために再送信待ち時間を決定し、決定した再送信待ち時間を再送信バックオフタイマに設定する。
無線フレームの初送信を行うことができたが、無線フレームへの応答を通知先装置から受信できなかった場合にも、無線インタフェース制御部406は、応答を受信できなかった無線フレームをMAC制御部404に戻す。
MAC制御部404は、応答を受信できなかった無線フレームを優先度別の再送信用のキューに格納し、また、乱数を用いて、再送信待ち時間を決定し、決定した再送信待ち時間を再送信バックオフタイマに設定する。
再送信待ち時間が満了した後の動作は、初送信待ち時間が満了した後の動作と同じである。CCAにより無線フレームの再送信ができない場合は、MAC制御部404は、更なる再送信のために再送信待ち時間を決定し、決定した再送信待ち時間を再送信バックオフタイマに設定する。
また、無線フレームの再送信を行うことができたが、無線フレームへの応答を通知先装置から受信できなかった場合にも、MAC制御部404は、更なる再送信のために再送信待ち時間を決定し、決定した再送信待ち時間を再送信バックオフタイマに設定する。
以降は、再送信に失敗する度に、再送信の上限回数に達するまで、上記の動作が繰り返される。
次に、図5及び図6のフローチャートを参照して、本実施の形態に係る無線通信装置100の動作例を説明する。なお、図5及び図6のフローチャートは、IEEE802.15.4に準拠する無線通信装置100の動作例を示す。なお、図5及び図6に示す動作手順は、IEEE802.15.4に準拠する無線通信装置100にも適用可能であり、更に、CSMA/CAに対応した無線通信装置100に広く適用できる。
送信イベントが発生した際(ステップS501)、すなわち、センサインタフェース制御部401がセンサ信号を受信した際に、アプリケーション判定部402が当該送信イベントが緊急イベントであるか否かを判定する(ステップS502)。すなわち、アプリケーション判定部402は、センサインタフェース制御部401が受信したセンサ信号で通知されている現象が緊急通知の対象であるか否かを判定する。
送信イベントが緊急イベントではない場合は、MAC制御部404が、センサ信号を含む無線フレームを生成し、無線フレームを中優先度又は低優先度の初送信用のキューに格納し、初送信待ち時間をバックオフタイマに設定する(ステップS503)。
初送信であるため、MAC制御部404は、第1の時間幅の中から乱数により初送信待ち時間を決定し、決定した初送信待ち時間をバックオフタイマに設定する。
第1の時間幅は、規定のスロット幅のi個(iは3以上の整数)のスロットで構成され、MAC制御部404は、乱数によりi個のスロットの中からいずれかのスロットを選択し、選択したスロットに対応する時間を初送信待ち時間として決定する。
例えば、スロット幅が1ミリ秒であり、iが100であれば、第1の時間幅は100ミリ秒である。そして、MAC制御部404は、乱数により70番目のスロットを選択した場合は、70ミリ秒を初送信待ち時間としてバックオフタイマに設定する。
バックオフタイマが満了したら、無線インタフェース制御部406がCCAを実施(ステップS504)し、無線通信回線における無線状況を確認する(ステップS505)。
CCAの結果、無線インタフェース制御部406が無線フレームの送信が可能と判定した場合は、無線インタフェース制御部406は、無線フレームを通知先装置に送信する(ステップS507)。
そして、MAC制御部404が、後述するバックオフ回数を初期値に戻す(ステップS508)。
一方、ステップS505において、CCAの結果、周囲の無線環境が混雑しており、無線インタフェース制御部406が無線フレームの送信ができない(再送信が必要)と判定した場合は、MAC制御部404はバックオフ回数を+1する(ステップS515)。バックオフ回数は、CCAによる再送信の回数である。
次に、MAC制御部404は、バックオフ回数が上限回数に達したか否かを判定し(ステップS516)、バックオフ回数が上限回数に達している場合は、MAC制御部404は送信失敗と判定し、バックオフ回数を初期値に戻す(ステップS508)。
一方、バックオフ回数が上限回数に達していない場合は、無線フレームがMAC制御部404に戻され、MAC制御部404は、無線フレームを中優先度又は低優先度の再送信用のキューに格納し、再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する(S503)。
再送信であるため、MAC制御部404は、第1の時間幅よりも短い第2の時間幅の中から乱数により再送信待ち時間を決定し、決定した再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する。
より具体的には、第2の時間幅は、規定のスロット幅のj個(jは2以上の整数であって、i未満)のスロットで構成され、MAC制御部404は、乱数によりj個のスロットの中からいずれかのスロットを選択し、選択したスロットに対応する時間を再送信待ち時間として決定する。
例えば、スロット幅が1ミリ秒であり、jが50であれば、第2の時間幅は50ミリ秒である。そして、MAC制御部404は、乱数により30番目のスロットを選択した場合は、30ミリ秒を初送信待ち時間としてバックオフタイマに設定する。
ステップS504以降の処理は、前述したとおりであるため、説明を省略する。
ステップS502において、送信イベントが緊急イベントと判定された場合は、MAC制御部404が、センサ信号を含む無線フレームを生成し、無線フレームを高優先度の初送信用のキューに格納し、初送信待ち時間をバックオフタイマを設定する(ステップS509)。
初送信であるため、MAC制御部404は、第1の時間幅の中から乱数により初送信待ち時間を決定し、決定した初送信待ち時間をバックオフタイマに設定する。
なお、ステップS509での初送信待ち時間の決定方法は、ステップS503で説明した初送信待ち時間の決定方法と同じである。但し、MAC制御部404は、高優先度の無線フレームの第1の時間幅を低優先度の無線フレームの第1の時間幅よりも短くしてもよい。前述のように、低優先度の無線フレームの第1の時間幅が100ミリ秒である場合は、MAC制御部404は、高優先度の無線フレームの第1の時間幅を、例えば、60ミリ秒としてしてもよい。
バックオフタイマが満了したら、無線インタフェース制御部406がCCAを実施(ステップS510)し、無線通信回線における無線状況を確認する(ステップS511)。
CCAの結果、無線インタフェース制御部406が無線フレームの送信が可能と判定した場合は、無線インタフェース制御部406は、無線フレームを通知先装置に送信する(ステップS513)。
そして、MAC制御部404が、バックオフ回数を初期値に戻す(ステップS514)。
一方、ステップS511において、CCAの結果、無線インタフェース制御部406が無線フレームの送信ができない(再送信が必要)と判定した場合は、MAC制御部404はバックオフ回数を+1する(ステップS517)。
次に、MAC制御部404は、バックオフ回数が上限回数に達したか否かを判定し(ステップS518)、バックオフ回数が上限回数に達している場合は、MAC制御部404は送信失敗と判定し、バックオフ回数を初期値に戻す(ステップS514)。
一方、バックオフ回数が上限回数に達していない場合は、無線フレームがMAC制御部404に戻され、MAC制御部404は、無線フレームを高優先度の再送信用のキューに格納し、再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する(S509)。
なお、ステップS509での再送信待ち時間の決定方法は、ステップS503で説明した再送信待ち時間の決定方法と同じである。但し、MAC制御部404は、高優先度の無線フレームの第2の時間幅を低優先度の無線フレームの第2の時間幅よりも短くしてもよい。前述のように、低優先度の無線フレームの第2の時間幅が50ミリ秒である場合は、MAC制御部404は、高優先度の無線フレームの第2の時間幅を、例えば、30ミリ秒としてしてもよい。
ステップS510以降の処理は、前述したとおりであるため、説明を省略する。
次に、図7及び図8のフローチャートを参照して、通知先装置からの応答を受信できなかった場合の無線通信装置100の動作例を説明する。
図5及び図6のフローチャートでは、CCAによって無線フレームができなかったために再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する例を説明した。図7及び図8のフローチャートでは、CCAに成功し、無線フレームを送信したが、通知先装置から応答を受信できなかったために再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する例を説明する。
図7において、S601〜S603は、図5のS501〜S503と同じであるため、説明を省略する。
バックオフタイマが満了したら、無線インタフェース制御部406がCCAを実施し、無線インタフェース制御部406が無線フレームの送信が可能と判定する(ステップS604)。
そして、無線インタフェース制御部406は、無線フレームを通知先装置に送信する(ステップS605)。
無線インタフェース制御部406は、無線フレームの送信から一定時間内に通知先装置から応答を受信したか否かを判定する(ステップS606)。通知先装置からの応答は、例えば、MAC Ackである。
無線フレームの送信から一定期間内に無線インタフェース制御部406が応答を受信している場合は、MAC制御部404は、後述する再送回数を初期値に戻す(ステップS608)。
一方、ステップS606において、無線フレームの送信から一定期間内に無線インタフェース制御部406が応答を受信しなかった場合は、MAC制御部404は再送信回数を+1する(ステップS607)。再送信回数は、応答の受信失敗による再送信の回数である。
そして、無線フレームがMAC制御部404に戻され、MAC制御部404は、無線フレームを中優先度又は低優先度の再送信用のキューに格納し、再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する(S603)。
なお、ここでの再送信待ち時間の決定方法は、図5のステップS503で説明した再送信待ち時間の決定方法と同じである。
ステップS604以降の処理は、前述したとおりであるため、説明を省略する。
ステップS609は、図6のS509と同じであるため、説明を省略する。
また、ステップS610〜S614は、図7のS604〜S608と同じであるため、説明を省略する。
ステップS613で再送回数が+1された後、無線フレームがMAC制御部404に戻され、MAC制御部404は、無線フレームを高優先度の再送信用のキューに格納し、再送信待ち時間をバックオフタイマに設定する(S609)。
なお、ここでの再送信待ち時間の決定方法は、図5のステップS503で説明した再送信待ち時間の決定方法と同じである。
なお、図7及び図8では、図示を省略しているが、MAC制御部404が、再送信回数と上限回数とを比較し、再送回数が上限回数に達した場合に、無線フレームの再送信を中止するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、理解を容易にするために、CCAによる再送信の場合の動作手順(図5及び図6)と、応答の受信失敗による再送信の場合の動作手順(図7及び図8)に分けて説明を行っているが、無線通信装置100は、CCAによる再送信の場合の動作手順(図5及び図6)と、応答の受信失敗による再送信の場合の動作手順(図7及び図8)を組み合わせた動作を行う。
つまり、無線通信装置100は、図5のステップS507の後にステップS606を行い、送信失敗であれば、ステップS607の後に、ステップS603にて、再送信用待ち時間をバックオフタイマに設定する。
同様に、無線通信装置100は、図6のステップS513の後に図8のステップS612を行い、送信失敗であれば、ステップS613の後に、ステップS609にて、再送信用待ち時間をバックオフタイマに設定する。
次に、図9を参照して、本実施の形態に係るMAC制御部404の動作を詳細に説明する。
以下では、CCAに成功し、無線フレームを通知先装置に送信したが、通知先装置からの応答が受信できない場合のMAC制御部404の動作を説明する。
図9に示すように、MAC制御部404は、送信キュー701、高優先度初送信キュー704、高優先度再送信キュー702、通常優先度初送信キュー708、通常優先度再送信キュー706を管理する。
更に、MAC制御部404は、高優先度用初送信バックオフタイマ705、高優先度用再送信バックオフタイマ703、通常優先度用初送信バックオフタイマ709、通常優先度用再送信バックオフタイマ707を管理する。
MAC制御部404は、まず、センサ信号が含まれる無線フレームを生成し、生成した無線フレームを送信キュー701に格納する。そして、MAC制御部404は、無線フレームが緊急通知の対象であれば、無線フレームを高優先度初送信キュー704に格納する。一方、無線フレームが通常アプリケーション通知の対象であれば、MAC制御部404は、無線フレームを通常優先度初送信キュー708に格納する。
高優先度の無線フレームの初送信では、MAC制御部404は、高優先度用初送信バックオフタイマ705に初送信待ち時間を設定する。高優先度用初送信バックオフタイマ705が満了すると、MAC制御部404は、高優先度初送信キュー704から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。通常優先度の無線フレームの初送信では、MAC制御部404は、通常優先度用初送信バックオフタイマ709に初送信待ち時間を設定する。通常優先度用初送信バックオフタイマ709が満了すると、MAC制御部404は、通常優先度初送信キュー708から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。
CCAに成功し、無線フレームが無線インタフェース制御部406から送信されたが、通知先装置からの応答がない場合は、無線インタフェース制御部406からMAC制御部404に無線フレームが戻され、送信キュー701に格納される。
MAC制御部404は、無線フレームが緊急通知の対象であれば、無線フレームを送信キュー701から高優先度再送信キュー702に格納する。一方、無線フレームが通常アプリケーション通知の対象であれば、MAC制御部404は、無線フレームを送信キュー701から通常優先度再送信キュー706に格納する。
高優先度の無線フレームの再送信では、MAC制御部404は、高優先度用再送信バックオフタイマ703に再送信待ち時間を設定する。高優先度用再送信バックオフタイマ703が満了すると、MAC制御部404は、高優先度再送信キュー702から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。通常優先度の無線フレームの再送信では、MAC制御部404は、通常優先度用再送信バックオフタイマ707に再送信待ち時間を設定する。通常優先度用再送信バックオフタイマ707が満了すると、MAC制御部404は、通常優先度再送信キュー706から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。
なお、図9では、初送信用のキューと再送信用のキューとを分けているが、初送信の無線フレームと再送信の無線フレームを区別することができるのであれば、1つのキューのみを使用するようにしてもよい。
また、図9では、優先度の階層として、高優先度と通常優先度という二つの階層の例を示しているが、優先度の階層は二つに限らない。
次に、図10を参照して、CCAに失敗した場合のMAC制御部404の動作例を説明する。
図10に示すように、MAC制御部404は、送信キュー801、高優先度初送信キュー804、高優先度再送信キュー802、通常優先度初送信キュー808、通常優先度再送信キュー806を管理する。
更に、MAC制御部404は、高優先度用初送信バックオフタイマ805、高優先度用再CCAバックオフタイマ803、通常優先度用初送信バックオフタイマ809、通常優先度用再CCAバックオフタイマ807を管理する。
送信キュー801は、図9の送信キュー701と同じである。高優先度初送信キュー804は、図9の高優先度初送信キュー704と同じである。高優先度再送信キュー802は、図9の高優先度再送信キュー702と同じである。通常優先度再送信キュー806は、図9の通常優先度再送信キュー706と同じである。通常優先度初送信キュー808は、図9の通常優先度初送信キュー708と同じである。高優先度用初送信バックオフタイマ805は、図9の高優先度用初送信バックオフタイマ705と同じである。高優先度用再CCAバックオフタイマ803は、図9の高優先度用再送信バックオフタイマ703と同じである。通常優先度用初送信バックオフタイマ809は、図9の通常優先度用初送信バックオフタイマ709と同じである。通常優先度用再CCAバックオフタイマ807は、図9の通常優先度用再送信バックオフタイマ707と同じである。
MAC制御部404は、まず、センサ信号が含まれる無線フレームを生成し、生成した無線フレームを送信キュー801に格納する。そして、MAC制御部404は、無線フレームが緊急通知の対象であれば、無線フレームを高優先度初送信キュー804に格納する。一方、無線フレームが通常アプリケーション通知の対象であれば、MAC制御部404は、無線フレームを通常優先度初送信キュー808に格納する。
高優先度の無線フレームの初送信では、MAC制御部404は、高優先度用初送信バックオフタイマ805に初送信待ち時間を設定する。高優先度用初送信バックオフタイマ805が満了すると、MAC制御部404は、高優先度初送信キュー804から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。通常優先度の無線フレームの初送信では、MAC制御部404は、通常優先度用初送信バックオフタイマ809に初送信待ち時間を設定する。通常優先度用初送信バックオフタイマ809が満了すると、MAC制御部404は、通常優先度初送信キュー808から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。
CCAに失敗した場合は、無線インタフェース制御部406からMAC制御部404に無線フレームが戻され、送信キュー801に格納される。
MAC制御部404は、無線フレームが緊急通知の対象であれば、無線フレームを送信キュー801から高優先度再送信キュー802に格納する。一方、無線フレームが通常アプリケーション通知の対象であれば、MAC制御部404は、無線フレームを送信キュー801から通常優先度再送信キュー806に格納する。
高優先度の無線フレームの再送信では、MAC制御部404は、高優先度用再CCAバックオフタイマ803に再送信待ち時間を設定する。高優先度用再CCAバックオフタイマ803が満了すると、MAC制御部404は、高優先度再送信キュー802から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。通常優先度の無線フレームの再送信では、MAC制御部404は、通常優先度用再CCAバックオフタイマ807に再送信待ち時間を設定する。通常優先度用再CCAバックオフタイマ807が満了すると、MAC制御部404は、通常優先度再送信キュー806から無線フレームを取り出し、無線インタフェース制御部406に無線フレームを出力する。
図11は、初送信待ち時間の例と、CCAに失敗した場合に設定される再送信待ち時間の例を示す。
図11において、無線通信装置101は、第1の時間幅から乱数により初送信待ち時間901を決定する。そして、無線通信装置101は、初送信待ち時間901が満了した後、CCAを実施し、CCAに成功し、無線フレームを送信している。
無線通信装置102は、第1の時間幅から乱数により初送信待ち時間902を決定する。初送信待ち時間は乱数により決定されるので、無線通信装置101の初送信待ち時間901と無線通信装置102の初送信待ち時間902が異なっている。
無線通信装置102は、初送信待ち時間902が満了した後、CCAを実施し、CCAに失敗する。このため、無線通信装置102は、第2の時間幅から乱数により再送信待ち時間903を決定する。再送信待ち時間903が満了した後、CCAを実施し、CCAに失敗する。このため、無線通信装置102は、更に、第2の時間幅から乱数により再送信待ち時間904を決定する。再送信待ち時間は乱数により決定されるので、再送信待ち時間903と再送信待ち時間904が異なっている。図11の例では、無線通信装置102は、再送信待ち時間904の満了後のCCAに成功し、無線フレームを通知先装置に送信する。
図12は、初送信待ち時間の例と、応答の受信に失敗した場合に設定される再送信待ち時間の例を示す。
図12において、無線通信装置101は、第1の時間幅から乱数により初送信待ち時間1001を決定する。そして、無線通信装置101は、初送信待ち時間1001が満了した後、CCAを実施し、CCAに成功し、無線フレームを送信する。しかしながら、無線通信装置101は、通知先装置であるGW装置200からの応答を受信できない。
このため、無線通信装置101は、第2の時間幅から乱数により再送信待ち時間1002を決定する。再送信待ち時間1002が満了した後、CCAを実施し、CCAに成功し、無線フレームを送信する。しかしながら、無線通信装置101は、GW装置200からの応答を受信できない。このため、無線通信装置101は、更に、第2の時間幅から乱数により再送信待ち時間1003を決定する。再送信待ち時間は乱数により決定されるので、再送信待ち時間1002と再送信待ち時間1003が異なっている。図12の例では、無線通信装置101は、再送信待ち時間1003の満了後のCCAに成功し、無線フレームを通知先装置に送信し、GW装置200からの応答を受信する。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態によれば、再送信待ち時間を第1の時間幅よりも短い第2の時間幅の中から選択するため、初送信が失敗した場合にも早期に再送信が行われる可能性を高めることができる。
従って、複数の無線通信装置において緊急通知が同時に発生しうる状況下においても、全ての無線通信装置からの緊急通知の送信を、期待される要求時間で完了することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、MAC制御部404が、固定値の第2の時間幅に基づいて再送信待ち時間を決定する例を説明した。
これに代えて、MAC制御部404が、可変値の第2の時間幅に基づいて再送信待ち時間を決定するようにしてもよい。
例えば、MAC制御部404は、無線インタフェース制御部406が再送信を行う無線通信回線における通信状況に応じて、第2の時間幅の長さを変化させてもよい。
具体的には、MAC制御部404は、無線通信回線における通信量が多い程、つまり、無線通信回線が混雑している程、第2の時間幅を長くする。
但し、MAC制御部404は、第2の時間幅が第1の時間幅を超えないようにする。
本実施の形態では、第2の時間幅を可変とすることを除いては、実施の形態1と同じである。つまり、無線通信装置100のハードウェア構成、機能構成、無線通信装置100の動作手順は、実施の形態1に示した通りである。
実施の形態3.
実施の形態1では、第1の時間幅が規定のスロット幅のi個のスロットで構成され、第2の時間幅が同じスロット幅のj個(j<i)のスロットで構成されている例を説明した。
これに代えて、第1の時間幅が、第1のスロット幅のn(nは2以上の整数)個のスロットで構成され、第2の時間幅が、第1のスロット幅よりも短い第2のスロット幅のn個のスロットで構成されていてもよい。
図13は、本実施の形態に係る第1の時間幅と、第2の時間幅の例を示す。
図13では、n=10である。つまり、第1の時間幅と第2の時間幅は、それぞれ10個のスロットで構成される。
しかし、第2の時間幅を構成するスロット1302のスロット幅(第2のスロット幅)は、第1の時間幅を構成するスロット1301のスロット幅(第1のスロット幅)よりも短い。
このため、第2の時間幅は、第1の時間幅よりも短い。
本実施の形態によれば、第2の時間幅のスロット幅を第1の時間幅のスロット幅よりも短くすることで、無線フレームの再送信の際のCCAに失敗する確率(他の無線通信装置100と衝突する確率)を低減することができる。
また、図13では、CCA失敗時の再送信待ち時間の前提となる第2の時間幅を示しているが、通知先装置からの応答の受信失敗時の再送信待ち時間の前提となる第2の時間幅も、図13と同様に、第1のスロット幅よりも短い第2のスロット幅のスロットで構成されていてもよい。
本実施の形態では、第1の時間幅及び第2の時間幅の構成が異なる点を除いては、実施の形態1と同じである。つまり、無線通信装置100のハードウェア構成、機能構成、無線通信装置100の動作手順は、実施の形態1に示した通りである。
実施の形態4.
実施の形態1では、図9に示すように、高優先度及び通常優先度の各々で再送信用のバックオフタイマ(高優先度用再送信バックオフタイマ703、通常優先度用再送信バックオフタイマ707)を設けているが、図14に示すように、通常優先度では、再送信用のバックオフタイマ(通常優先度用再送信バックオフタイマ707)を省略してもよい。
また、図13の構成においても、通常優先度の再送信用のバックオフタイマ(通常優先度用再CCAバックオフタイマ807)を省略してもよい。
また、実施の形態1では、全ての優先度で、第2の時間幅を第1の時間幅よりも短くしているが、最低の優先度では、第2の時間幅を第1の時間幅よりも長くするようにしてもよい。つまり、最低の優先度では、初送信待ち時間よりも再送信待ち時間が長くなる確率が高くなるようにしてもよい。
このようにすることで、無線通信の混雑緩和を図ることができる。
なお、実施の形態1〜4では、無線通信装置100について説明したが、実施の形態1〜4で説明した無線通信装置100の動作を、有線通信を行う通信装置に適用することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、無線通信装置100のハードウェア構成の補足説明を行う。
ROM305には、アプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404を実現するプログラムの他、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ304により実行される。
プロセッサ304がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、アプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、RAM306、又は、無線MAC処理プロセッサ302又はプロセッサ304内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、アプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
また、アプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、無線通信装置100は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
この場合は、アプリケーション判定部402、優先制御部403及びMAC制御部404は、それぞれ電子回路の一部として実現される。
なお、プロセッサ及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
100 無線通信装置、200 GW装置、301 無線インタフェース、302 無線MAC処理プロセッサ、303 センサインタフェース、304 プロセッサ、305 ROM、306 RAM、401 センサインタフェース制御部、402 アプリケーション判定部、403 優先制御部、404 MAC制御部、405 データ管理部、406 無線インタフェース制御部、701 送信キュー、702 高優先度再送信キュー、703 高優先度用再送信バックオフタイマ、704 高優先度初送信キュー、705 高優先度用初送信バックオフタイマ、706 通常優先度再送信キュー、707 通常優先度用再送信バックオフタイマ、708 通常優先度初送信キュー、709 通常優先度用初送信バックオフタイマ、801 送信キュー、802 高優先度再送信キュー、803 高優先度用再CCAバックオフタイマ、804 高優先度初送信キュー、805 高優先度用初送信バックオフタイマ、806 通常優先度再送信キュー、807 通常優先度用再CCAバックオフタイマ、808 通常優先度初送信キュー、809 通常優先度用初送信バックオフタイマ。

Claims (10)

  1. データの初送信を行う前の待ち時間である初送信待ち時間を第1の時間幅の中から乱数を用いて決定する初送信待ち時間決定部と、
    優先度が高くないデータの初送信に失敗した場合に、前記優先度が高くないデータの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりもい第2の時間幅の中から前記乱数を用いて決定し、優先度が高いデータの初送信に失敗した場合に、前記優先度が高いデータの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりも短い第3の時間幅の中から前記乱数を用いて決定する再送信待ち時間決定部とを有する通信装置。
  2. 前記再送信待ち時間決定部は、
    前記初送信を行うことができなかった場合及び前記初送信を行うことができたが前記初送信への応答を受信できなかった場合の少なくともいずれかにて、前記優先度が高くないデータの再送信待ち時間及び前記優先度が高いデータの再送待ち時間のいずれかを決定する請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記再送信待ち時間決定部は、
    前記再送信に失敗した場合に、更なる再送信を行う前の待ち時間を前記第2の時間幅及び前記第3の時間幅のいずれかの中から前記乱数を用いて決定する請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記再送信待ち時間決定部は、
    前記再送信を行うことができなかった場合及び前記再送信を行うことができたが前記再送信への応答を受信できなかった場合の少なくともいずれかにて、前記更なる再送信を行う前の待ち時間を決定する請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記再送信待ち時間決定部は、
    前記通信装置が前記再送信を行う通信回線における通信状況に応じて、前記第2の時間幅の長さ及び前記第3の時間幅の長さの少なくともいずれかを変化させる請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記再送信待ち時間決定部は、
    前記通信回線における通信量が多い程、前記第2の時間幅及び前記3の時間幅の少なくともいずれかを長くする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記初送信待ち時間決定部は、
    各々が第1のスロット幅のn(nは2以上の整数)個のスロットで構成される前記第1の時間幅の中から前記乱数を用いて、前記初送信待ち時間を決定し、
    前記再送信待ち時間決定部は、
    各々が前記第1のスロット幅よりもい第2のスロット幅のn個のスロットで構成される前記第2の時間幅の中から前記乱数を用いて、前記優先度が高くないデータの再送信待ち時間を決定し、
    各々が前記第1のスロット幅よりも短い第3のスロット幅のn個のスロットで構成される前記第3の時間幅の中から前記乱数を用いて、前記優先度が高いデータの再送信待ち時間を決定する請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記通信装置は、無線通信装置である請求項1に記載の通信装置。
  9. コンピュータが、データの初送信を行う前の待ち時間である初送信待ち時間を第1の時間幅の中から乱数を用いて決定し、
    前記コンピュータが、優先度が高くないデータの初送信に失敗した場合に、前記優先度が高くないデータの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりもい第2の時間幅の中から前記乱数を用いて決定し、優先度が高いデータの初送信に失敗した場合に、前記優先度が高いデータの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりも短い第3の時間幅の中から前記乱数を用いて決定する通信方法。
  10. データの初送信を行う前の待ち時間である初送信待ち時間を第1の時間幅の中から乱数を用いて決定する初送信待ち時間決定処理と、
    優先度が高くないデータの初送信に失敗した場合に、前記優先度が高くないデータの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりもい第2の時間幅の中から前記乱数を用いて決定し、優先度が高いデータの初送信に失敗した場合に、前記優先度が高いデータの再送信を行う前の待ち時間である再送信待ち時間を前記第1の時間幅よりも短い第3の時間幅の中から前記乱数を用いて決定する再送信待ち時間決定処理とをコンピュータに実行させる通信プログラム。
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