JP6025781B2 - アウトセット型ドアパネル - Google Patents
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Description
ここで、開口部を開閉するドアパネルにおいては、例えば、下記の特許文献1に記載のように、上下方向の概ね全長に亘って採光窓を設けることが行なわれている。このような採光窓を設けることによって室内を明るくできるのみならず、ドアパネルをはさんで反対側の人の有無などを確認できるため、ドアの不意な開閉による事故を未然に防ぐことができ、安全性にも優れたものとなる。
すなわち、開口部上部の垂れ壁を利用して取り付けられるアウトセット型ドアパネルでは、ドアパネルを取り付けたアウトセット側から当該ドアパネルを看た場合、垂れ壁の下端と開口部との境目がはっきりと視認され、意匠上違和感を感じるようになる。このような意匠上の違和感は、美観を損なうだけでなく、生活者に対してある種のストレスを与えるようになる。
それゆえに、本発明の主たる課題は、採光性や安全性に優れるのみならず、意匠上の違和感をなくして生活者にストレスを与えることのないアウトセット型ドアパネルを提供することである。
開口部Aよりも大きな高さを有する略矩形平板状のドア本体12を備える。このドア本体12の上下方向略全長に亘って採光窓14が設けられる。そして、この採光窓14の上端部から少なくとも垂れ壁Wの下端部w1を越えた下方に亘って、単位面積当たりの可視光線透過率が下方に向けて漸次増大するグラデーション部16が設けられる。
ドア本体12の上下方向略全長に亘って採光窓14が設けられているので、室内を明るくできるのみならず、ドア本体12をはさんで反対側の人の有無などを確認できて安全性にも優れたものとなる。
そして、この採光窓14の上端部から少なくとも垂れ壁Wの下端部w1を越えた下方に亘って上記グラデーション部16が設けられているので、ドアパネル10を取り付けたアウトセット側から当該ドアパネル10を看た場合、垂れ壁Wの下端w1と開口部Aとの境目がはっきりと視認できないように暈して、意匠上違和感を感じないようにさせることができる。
この場合、印刷等の手法を用いてグラデーション部16を簡便に形成することができる。
この場合、上述のように印刷等の手法を用いてグラデーション部16を簡便に形成することができるのに加え、グラデーション部16の意匠性をより一層向上させることができる。
この場合、採光窓14の採光性能(透光性)を犠牲にすることなく、意匠上の違和感を生じさせないようにすることができる。
図1は、本発明におけるアウトセット型ドアパネル10の設置状態の一例を示す説明図で、ドアパネル10を取り付けたアウトセット側から当該ドアパネル10を視認した図である。また、図2は、本実施形態のアウトセット型ドアパネル10の要部を示す斜視図であり、図3は、図2におけるα−α線要部拡大断面図である。
これらの図が示すように、本発明のアウトセット型ドアパネル10は、開口部A上部の垂れ壁Wの天井T近くに設置されたレールRに支持されて当該開口部Aを開閉する引戸を構成するためのもので、ドア本体12,採光窓14及びグラデーション部16により大略構成される。
この採光窓14は、ドア本体12の上下方向略全長に亘って設けられており、その上端部から少なくとも垂れ壁Wの下端部w1を越えた下方に亘って上記グラデーション部16が設けられる。
そして、この採光窓14の上端部から少なくとも垂れ壁Wの下端部w1を越えた下方に亘ってグラデーション部16が設けられているので、例えば図1のようにドアパネル10を取り付けたアウトセット側から当該ドアパネル10を看た場合、垂れ壁Wの下端w1と開口部Aとの境目がはっきりと視認できないように暈して、意匠上違和感を感じないようにさせることができる。
Claims (4)
- 垂れ壁(W)の下に形成された開口部(A)を開閉するアウトセット型ドアパネルであって、
開口部(A)よりも大きな高さを有する略矩形平板状のドア本体(12)と、
上記ドア本体(12)の上下方向略全長に亘って設けられた採光窓(14)と、
上記採光窓(14)の上端部から少なくとも垂れ壁(W)の下端部(w1)を越えた下方に亘って設けられ、単位面積当たりの可視光線透過率が下方に向けて漸次増大するグラデーション部(16)とを具備する、
ことを特徴とするアウトセット型ドアパネル。 - 請求項1のアウトセット型ドアパネルにおいて、
前記グラデーション部(16)が、前記の採光窓(14)の表面に彩色を施す網点(18)の単位面積当たりの密度を変化させて形成されている、
ことを特徴とするアウトセット型ドアパネル。 - 請求項1のアウトセット型ドアパネルにおいて、
前記グラデーション部(16)が、前記の採光窓(14)の表面に彩色を施す横縞模様(20)の太さ及び間隔を変化させて形成されている、
ことを特徴とするアウトセット型ドアパネル。 - 請求項1のアウトセット型ドアパネルにおいて、
前記グラデーション部(16)が、前記の採光窓(14)の表面に設けられ、光を散乱させる凸状又は凹状のシボ(22)の単位面積当たりの密度を変化させて形成されている、
ことを特徴とするアウトセット型ドアパネル。
Priority Applications (1)
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JP2014126543A JP6025781B2 (ja) | 2014-06-19 | 2014-06-19 | アウトセット型ドアパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014126543A JP6025781B2 (ja) | 2014-06-19 | 2014-06-19 | アウトセット型ドアパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016003541A JP2016003541A (ja) | 2016-01-12 |
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ID=55223028
Family Applications (1)
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JP2014126543A Active JP6025781B2 (ja) | 2014-06-19 | 2014-06-19 | アウトセット型ドアパネル |
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2014
- 2014-06-19 JP JP2014126543A patent/JP6025781B2/ja active Active
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