[実施例1]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る機器管理システムの全体構成図である。本実施例では、画像形成装置102、画像形成装置102を監視する監視装置110が、プロキシサーバ103、ファイアウォール104、インターネット108を介して、第一の管理サーバ106及び第2の管理サーバ109と接続している。
インターネット環境107は画像形成装置102、プロキシサーバ103、及びファイアウォール104がLAN101を介して相互に接続された環境を表している。インターネット環境107は一つとは限らない。複数のインターネット環境107が存在し、それぞれのインターネット環境107がインターネット108を介して、第一の管理サーバ106や第二の管理サーバ109と接続してもよい。
画像形成装置102は、スキャン、プリント、コピー、電子メール、FAXなどの機能を有するデジタル複合機やプリンタ等である。例えば、画像形成装置102は、PC105からネットワークを通して印刷データを受け取り、電子写真技術やインクジェット技術等の既知の印刷技術を利用して用紙に印刷を行う。
PC105は、一般のユーザが業務等で使用するパーソナルコンピュータである。
第一の管理サーバ106は、監視装置110が収集した画像形成装置102の課金カウンタ情報(以下、カウンタ情報と記載する。)や障害情報等を管理する。カウンタ情報とは、例えば、画像形成装置102を使用して印刷した枚数等からなる課金に関わるカウンタである。また、トナーもしくはインクの残量を示すカウンタや、画像形成装置102を構成する部品の消耗度を示すカウンタ等も含まれる。障害情報とは、画像形成装置102のジャムや、通信エラー等の情報である。例えば、第一の管理サーバ106は、第一の管理サーバ106を管理する販売会社のユーザ(管理者)に、保守対象である画像形成装置102の情報を提供する。管理者は、提供された情報をもとに、障害が発生した画像形成装置102が設置された顧客にサービスマンを派遣する。以下、第一の管理サーバ106の管理者を、第一の管理者と記載する。
第二の管理サーバ109は、自身に登録された監視装置110が監視する画像形成装置102が実行したジョブの履歴(以下、ジョブ履歴と記載する。)、画像形成装置102の設定値、障害情報等を管理する。また、第二の管理サーバ109は、第一の管理サーバ106から画像形成装置102のカウンタ情報を取得して管理することができる。例えば、第二の管理サーバ109は、第二の管理サーバ109を管理する管理者の指示を受けつけて、保守対象である画像形成装置102の使用状況や出力情報のレポートを作成して提供する。作成されたレポートは、画像形成装置102が設置された顧客に対しての、画像形成装置102の稼働状況の報告等に使用する。以下、第二の管理サーバ109の管理者を第二の管理者と記載する。
なお、本発明では、第一の管理者と第二の管理者は違う管理者であることとする。
なお、第一の管理サーバ106が管理する画像形成装置102と同様の情報を、第二の管理サーバ109で管理してもよい。なお、第一の管理サーバ106と第二の管理サーバ109が、お互いに異なる種類の情報を管理してもよい。なお、第一の管理サーバ106と第二の管理サーバ109が、一部共通する情報を管理してもよい。
第一の監視装置110は、画像形成装置102の印刷ジョブに関するジョブ履歴や、カウンタ情報を、LAN101を介して収集する監視装置である。また、画像形成装置102の各種動作モード設定や、カウンタ情報、稼働履歴等の稼働情報、および画像形成装置102の障害やジャム多発等の障害情報を収集する第二の監視装置(不図示)も存在する。本実施例における第一の監視装置110は、第二の監視装置の機能を包含する。監視装置110と画像形成装置102との通信形式は、例えば、監視装置110から画像形成装置102に対して、SNMP(SimpleNetworkManagementProtocol)や独自プロトコルを用いたポーリング形式である。また、例えば、監視装置110がWebServiceや独自プロトコルを用いてサービスを提供し、画像形成装置102から送信される情報を受信する情報収集方式である。
監視装置110は、画像形成装置102を監視する監視プログラムをインストール可能なデバイスを指す。本提案において、監視装置110の形態に制限はない。監視装置110は、LAN101を介して通信スケジュールに従って通信を行う。また、監視装置110は、画像形成装置102の各種情報(以下、画像形成装置の各種情報をデバイス情報と記載する。)を、Internet108を介して第一の管理サーバ106または第二の管理サーバ109へ送信する。デバイス情報については、後述する。
本実施例において、通信プロトコルは、HTTPやHTTPS等のプロトコルを想定しているが、とくに限定するものではない。例えば、図1の例において、監視装置110はHTTPSを利用してProxyServer103とFirewall104を介して、第一の管理サーバ106または第二の管理サーバ109へデータを送信している。
図2は、本発明の実施の一形態に係わる画像形成装置102のハードウェア構成を示す図である。CPU201は、ROM203または記憶装置204(以降、HDD204と記載する)に格納されているプログラム(後述する図4の各ソフトウェアの処理を実現するプログラムも含む)を、RAM202にロードして実行する。また、CPU201は、内部バス206を介して各デバイスを総括的に制御する。ROM203は、データ読出し専用のメモリであり、システムの基本制御プログラムが保存されている。例えば、画像形成装置102が出荷される地域を意味する仕向け情報を格納する。この仕向け情報に従って入出力装置210で表示する言語は決定される。RAM202は、データ読み書き用のメモリであり、CPU201のメモリやワークエリアとして機能する。ネットワークI/F205は、LAN101を介して、外部のネットワーク機器あるいはPCとデータをやり取りする。デバイス制御207は印刷部208を制御する。CPU201は、RAM202またはROM203に格納されたプログラムの実行処理をおこなうとともに、HDD204等の記録媒体に画像データを記録する処理を行う。HDD204は、画像データを記憶するほか、ジョブ履歴、カウンタ情報、システム情報等を保存することも可能である。また、HDD204は、オペレーティングシステムのシステムプログラム及びアプリケーションプログラムが記憶されている。入出力装置210は、画像形成装置102を使用する顧客からの入力(スキャン、ボタン入力等)を受け付け、入出力I/F209によって前述した各処理部へその旨を伝える。
図3は、本発明の実施の一形態に係わる第一の管理サーバ106、第二の管理サーバ109または監視装置110のハードウェア構成を示す図である。CPU301は、第一の管理サーバ106、第二の管理サーバ109または監視装置110は、ROM303に格納されているプログラム(後述する図5または図6の各ソフトウェアの処理を実現するプログラムも含む)を実行する。また、CPU301は、内部バス306を介して各デバイスを総括的に制御する。内部バス306には、RAM302、ROM303、記憶装置304(以下、HDD304と記載する。)、ネットワークI/F305、入出力I/F307が接続されている。入出力装置308は、キーボードやマウス、CRTや液晶ディスプレイであり、入出力I/F307を介して管理サーバ106と接続する。入出力I/F307は、例えば、UniversalSerialBus(USBI/F)や、アナログやデジタルのディスプレイI/F等を備える。第一の管理サーバ106、第二の管理サーバ109または監視装置110は、ネットワークI/F305を介してLAN101と接続し、相互に通信することができる。CPU301は、ROM303またはHDD204に格納されたプログラムを、RAM302にロードして実行する。また、HDD304等の記録媒体に画像データを記録する処理を行う。HDD304は、画像形成装置102のジョブ履歴、カウンタ情報、障害情報等を記憶されている。また、監視装置110、第一の管理サーバ106または第二の管理サーバ109のオペレーティングシステムのシステムプログラム及びアプリケーションプログラムが記憶されており、さらに、データ処理中の一時記憶領域等としても用いられる。RAM302は、データ読み書き用のメモリであり、CPU201の各種演算処理やデータの一時記憶用に用いられる。ROM303は、データ読み出し専用のメモリであり、システムの基本制御プログラムが保存されている。
図4は、画像形成装置102のソフトウェア構成を示す図である。図4に示す各ソフトウェアは、画像形成装置102においてROM203またはHDD204に保存され、CPU201が各ソフトウェアを実行する。また、ソフトウェア実行時に使用する各種情報は、画像形成装置102内のRAM202またはHDD204に保存されている。各ソフトウェアは、ソフトウェア間で各種情報のやり取りを行う。また、ネットワーク上にある各情報機器との通信は、画像形成装置102においてネットワークI/F205を用いて行う。以下に各ソフトウェアの機能を説明する。
通信部401は、ネットワークI/Fを制御して、画像形成装置102が接続する各機器と通信する。また、通信部401は、監視装置110から、画像形成装置102のデバイス情報の要求を受信する。記憶部402は、RAM202、ROM203及びHDD204を制御して、各種情報のやり取りを行う。また、画像形成装置102のデバイス情報をHDD204に保存する。デバイス情報には、画像形成装置102を識別する識別情報である装置IDや、画像形成装置102を監視する監視装置110を識別する識別情報である監視装置ID等の情報や、IPアドレス等の通信情報が含まれる。また、画像形成装置102が実行したジョブの履歴(ジョブ履歴)、カウンタ情報、障害情報等の様々な画像形成装置102に関する情報を含む。さらに、デバイス情報として、画像形成装置102を管理する第一の管理サーバ106または第二の管理サーバ109のIPアドレス等の通信情報が含まれる。画像形成部403は、デバイス制御207を管理して印刷データを生成して出力する。デバイス情報制御部404は、記憶部402を介して、HDD304に格納された画像形成装置102の印刷制御や異常状態の管理等を行うとともに、カウンタ情報や通知情報の管理も行う。また、デバイス情報制御部404は、色味調整や印刷モード等の機能の設定に関する制御も行う。操作部405は、顧客による印刷指示等の、画像形成装置102に対する操作指示を受け付けるインターフェースである。表示部406は、入出力装置210を制御して、画像形成装置102の状態情報、設定情報等をユーザに対して表示する。障害情報制御部407は、デバイス情報制御部404内にあり、画像形成装置102に障害が発生した際に第一の管理サーバ106へ送信するための障害情報を作成する。
図5は、第一の管理サーバ106のソフトウェア構成を示す図である。図5に示す各ソフトウェアは、第一の管理サーバ106において、ROM303またはHDD304に保存され、CPU301が各ソフトウェアを実行する。また、ソフトウェア実行時に使用する各種情報は、画像形成装置102内のRAM302またはHDD304に保存されている。各ソフトウェアは、ソフトウェア間で各種情報のやり取りを行う。また、ネットワーク上にある各情報機器との通信は、第一の管理サーバ106においてネットワークI/F305を用いて行う。以下に各ソフトウェアの機能を説明する。
通信部501は、ネットワークI/Fを制御し、監視装置110または第二の管理サーバ109と通信する。また、通信部501は、監視装置110または第二の管理サーバ109と、各種指示や情報のやりとりをする。記憶部502は、RAM302、ROM303またはHDD304を制御し、各種情報のやりとりを行い、各種情報の保存や管理を行う。各種情報とは、監視装置110の情報やデバイス情報、販売会社情報、顧客情報等である。ここで、第一の管理サーバ106が保存して管理するデバイス情報は、カウンタ情報、在庫を表す消耗品情報、障害情報等である。一時保存部513は、HDD304を制御して、監視装置110から送信されたデバイス情報を一時的に保持し、条件に基づいて削除する等の処理をする。制御部503は、通知管理部504、販売会社情報管理部505、デバイス情報管理部506、顧客情報管理部507、消耗品在庫管理部508、監視装置情報管理部509を含む。制御部503は、画像形成装置102を監視して、画像形成装置102を保守するために必要な情報を管理する機能をもつ。通知管理部504は、通知情報の生成し、通知先の指定を行い、ネットワークI/Fを制御して指定した通知先へ通知情報を送信する。送信する通知情報には、第一の管理者への保守依頼通知や消耗品の補充依頼通知等がある。販売会社情報管理部505は、HDD304を制御して、顧客に設置された画像形成装置102の管理、サポートを行う販売会社の情報を管理する。デバイス情報管理部506は、HDD304を制御して、第一の管理サーバ106に登録された画像形成装置102の情報を管理する。画像形成装置102の識別情報、異常状態情報、保守履歴、管理者情報、消耗品管理情報などが管理対象になる。顧客情報管理部507は、HDD304を制御して、画像形成装置102が設置された顧客の情報を管理する。顧客情報の中には、販売会社との保守契約に関する情報も含まれる。消耗品在庫管理部508は、HDD304を制御して、トナーもしくはインク、部品といった消耗品の在庫管理を行う。具体的には、画像形成装置102から受信したトナーもしくはインクの残量を示す情報や、部品交換を示す情報を元に、在庫が設定した閾値を越えると、通知管理部504が補充依頼通知等の通知を生成する。監視装置情報管理部509は、HDD304を制御して、画像形成装置102を監視する監視装置110の情報を管理する。表示部510は、入出力装置308を制御して、記憶部502を介して、HDD304に格納されたデバイス情報を表示する。第一の管理サーバ106ではWWWサーバプログラムが動作しており、第一の管理者や顧客がPC上のWebブラウザを用いて上記情報を閲覧することが可能である。要求生成部511は、監視装置110または第二の管理サーバ109への要求を生成する。生成した要求は、ネットワークI/Fを制御して送信する。例えば、監視装置110への要求とは管理する画像形成装置102の追加、削除や再起動要求などを示す。また、要求生成部511は、監視装置110または第二の管理サーバ109へのレスポンスを生成する。レスポンス解析部512は、監視装置110または第二の管理サーバ109からのレスポンスを解析し、結果を記憶部502、制御部503、表示部510に反映させる。
図6は、第二の管理サーバ109のソフトウェア構成を示す図である。図6に示す各ソフトウェアは、第二の管理サーバ109において、ROM303またはHDD304に保存され、CPU301が各ソフトウェアを実行する。また、ソフトウェア実行時に使用する各種情報は、画像形成装置102内のRAM302またはHDD304に保存されている。各ソフトウェアは、ソフトウェア間で各種情報のやり取りを行う。また、ネットワーク上にある各情報機器との通信は、第二の管理サーバ106においてネットワークI/F305を用いて行う。以下に各ソフトウェアの機能を説明する。
通信部601は、ネットワークI/F305を制御し、監視装置110または第一の管理サーバ106と通信する。また、通信部601は、監視装置110または第一の管理サーバ109と、各種指示や情報のやりとりをする。例えば、監視装置110からジョブ履歴を受信する(ジョブ履歴受信手段)。記憶部602は、RAM302、ROM303またはHDD304を制御して、各種情報のやりとりを行う。各種情報とは、監視装置110の情報や、画像形成装置102のデバイス情報、販売会社情報、顧客情報などを保存する。制御部603は、販売会社情報管理部604、デバイス情報管理部605、顧客情報管理部606、監視装置情報管理部607を含む。制御部603は、画像形成装置102を監視し保守を行うために必要な情報を管理する機能を持つ。販売会社情報管理部604は、HDD304を制御して、顧客に設置された画像形成装置102や、サポートを行う販売会社の情報を管理する。デバイス情報管理部605は、HDD304を制御して、第二の管理サーバ109に登録された画像形成装置102のデバイス情報を保存して管理する。顧客情報管理部606は、HDD304を制御して、画像形成装置102が設置された顧客の情報を管理する。監視装置情報管理部607は、HDD304を制御して、画像形成装置102を監視する監視装置110の情報を管理する。表示部608は、入出力装置308を制御して、記憶部602を介して、HDD304に格納されたデバイス情報を表示する。第二の管理サーバ109ではWWWサーバプログラムが動作しており、第二の管理者や顧客がPC上のWebブラウザを用いて上記情報を閲覧することが可能である。要求生成部609は、監視装置110または第一の管理サーバ106への指示をコマンドとして生成する。生成した要求は、ネットワークI/Fを制御して送信する。また、要求生成部609は、監視装置110または第一の管理サーバ106へのレスポンスを生成する。レスポンス解析部610は、監視装置110または第一の管理サーバ106からのレスポンスを解析し、結果を記憶部602、制御部603、表示部608に反映させる。監視装置110への指示とは監視画像形成装置の追加、削除や再起動要求などを示す。通知管理部611は、通知情報を生成して通知先の指定を行い、ネットワークI/Fを制御して、指定した通紙先へ通知情報を送信する。送信する通知情報には、画像形成装置102を保守するサービスマンへの保守依頼通知等がある。レポート作成部612は、HDD304を制御して、HDD304に保存されたデバイス情報をもとに、レポートを作成する(レポート作成手段)。レポート作成部612は、第二の管理者もしくは顧客のレポート作成指示を受信すると、レポートを作成する。例えば、ジョブ履歴とカウンタ情報をもとに、画像形成装置102の出力状況のレポートを作成する。
図7は、監視装置110のソフトウェア構成を示す図である。図7に示す各ソフトウェアは、監視装置110において、ROM303またはHDD304に保存され、CPU301が各ソフトウェアを実行する。また、ソフトウェア実行時に使用する各種情報は、画像形成装置102内のRAM302またはHDD304に保存されている。各ソフトウェアは、ソフトウェア間で各種情報のやり取りを行う。また、ネットワーク上にある各情報機器との通信は、監視装置110においてネットワークI/F305を用いて行う。以下に各ソフトウェアの機能を説明する。
監視装置110は、通信部701、記憶部702、監視部703、入力部704、表示部705によって構成される。通信部701はネットワークI/F305を制御して、監視装置110が画像形成装置102からデバイス情報を取得する。記憶部702は、RAM302、ROM303、HDD304を制御して、情報のやりとりを行い、監視装置110の設定情報やデバイス情報を保存する。監視部703は、ネットワークI/F305を制御して、画像形成装置102から定期的にデバイス情報を取得して、取得したデバイス情報の処理や制御を行う。また、送信スケジュールを制御して、取得したデバイス情報を第一の管理サーバ106、もしくは第二の管理サーバ109へ定期的に送信する。例えば、画像形成装置102から取得したカウンタ情報を第一の管理サーバ106に送信し(カウンタ送信手段)、ジョブ履歴を第二の管理サーバ109に送信する(ジョブ履歴送信手段)。入力部704は、画像形成装置102に関する識別子やネットワーク上の識別子などの情報を、第一の管理者、第二の管理者、または顧客から受け付ける。表示部705は、画像形成装置102の入出力装置308やPC105に、記憶部702を介して、HDD304に格納されたデバイス情報を表示した画面提供する。監視装置110内ではWWWサーバプログラムが動作しており、第一の管理者、第二の管理者、または顧客がPC上のWebブラウザを用いて上記情報を閲覧することが可能となる。
図8は、実施例1における、第一の管理サーバ106及び第二の管理サーバ109における、第一の管理サーバ106が監視装置から受信したカウンタ情報に対する処理についてのフローチャートである。CPU301は、ROM303に保存されたシステムの基本制御プログラムを読みだして、下記のステップを実行する。
S801において、通信部501は、監視装置110からカウンタ情報1109を受信する(カウンタ受信手段)。通信部501は、カウンタ情報1109とともに、監視装置の情報1103を受信する。監視装置の情報1103には、監視装置ID1104が含まれている。また、カウンタ情報1109には、デバイスID1107及びカウンタ値1108が含まれている。
図11(b)は、第一の管理サーバ106が監視装置110から受信するデバイス情報の一例を表す図である。1103は監視装置110の情報を表す情報であり、監視装置ID1104、監視装置の種類1105、監視装置のバージョン1106を含む。カウンタ情報1109には、監視装置110が管理する画像形成装置102のデバイスID1107、画像形成装置102のカウンタ値1108が含まれる。図では、画像形成装置102は一台しか含まれていないが、複数含まれていてもよい。監視装置110が複数の画像形成装置102を管理している場合は、複数のデバイスID1107とカウンタ値1108が含まれる。例えば、図11(b)では、監視装置IDが「ab1234」の監視装置がデバイスID「cd5678」の画像形成装置102を管理しており、その画像形成装置102のカウンタ値が100であることを示している。
S802において、監視装置情報管理部509は、通信部501の指示を受けて、S801において受信したカウンタ情報の送信元の監視装置110の情報1103が登録されているか否かを確認する。監視装置情報管理部509は、HDD304に保存された監視装置のマスタ情報1121に、カウンタ情報とともに受信した監視装置110の情報1103が登録されているか否かを確認する。具体的には、監視装置の情報1103に含まれている監視装置ID1104が、マスタ情報1121に登録されているか否かを確認する(第一の確認手段)。監視装置情報管理部509によって、監視装置ID1104が登録されていないと確認された場合、S803に進む。登録されていると確認された場合、S811に進む。
図11(c)は、第一の管理サーバ106、及び第二の管理サーバ109に登録された監視装置110のマスタ情報1121の一例である。マスタ情報1121は、HDD304に保存されている。マスタ情報1121には、監視装置ID1123、監視装置のバージョン1124、顧客名1125等が登録されている。例えば、図11(c)では、監視装置IDが「ab1234」の監視装置が、第一の管理サーバ106、または第二の管理サーバ109に登録されていることを示している。また、監視装置110、顧客名が「AA会社」に設置されていることを示している。なお、監視装置110が複数登録されている場合、マスタ情報1121は、監視装置110毎に第一の管理サーバ106及び第二の管理サーバのHDD304に保存される。
S803において、通信部501は、第二の管理サーバ109に、カウンタ情報の送信元の監視装置110が登録されているか否かを確認する登録確認要求を送信する(確認要求送信手段)。登録確認要求は、登録確認をしたい監視装置110の監視装置ID1104とともに第二の管理サーバ109に送信する。また、登録確認要求は、監視装置情報管理部509の指示を受信した要求生成部511が生成する。
S804において、通信部501は、監視装置110がマスタ情報1121に登録されていないことを示す未登録通知を、第一の管理者に送信する。未登録通知は、監視装置情報管理部509の指示を受信した通知管理部504が、生成する。
S805において、第二の管理サーバ109の通信部601は、第一の管理サーバ106から登録確認要求と監視装置ID1104を受信する(確認要求受信手段)。
S806において、監視装置情報管理部607は、通信部601の指示を受けて、S805において登録確認要求とともに受信した監視装置110の監視装置ID1104がマスタ情報1121に登録されているか否かを確認する。マスタ情報1121は、記憶部602を介して確認する。具体的には、監視装置情報管理部607は、監視装置ID1104が記憶部602の管理するマスタ情報1121に、監視装置ID1104が登録されているか否かを確認する(第二の確認手段)。監視装置情報管理部607により、監視装置ID1104が登録されていないと確認された場合、S807に進む。登録されていると確認された場合、S808に進む。
S807において、通知管理部611は、監視装置情報管理部607の指示を受け、登録確認要求の応答として、監視装置110が登録されていないことを示す未登録通知を第1の管理サーバ106に送信する。未登録通知は、S806において登録されていないと確認された監視装置110の監視装置ID1104とともに送信する。通知管理部611は、監視装置情報管理部607の指示を受信すると、通信部601を介して第一の管理サーバ106に未登録通知を送信する。
S808において、通知管理部611は、監視装置情報管理部607の指示を受け、登録確認要求の応答として、監視装置101が登録されていることを示す登録済み通知を第2の管理サーバ106に送信する。登録済み通知は、S806において登録されていると確認された監視装置110の監視装置ID1104とともに送信する。通知管理部611は、監視装置情報管理部607の指示を受信すると、登録済み通知を、通信部601を介して第一の管理サーバ106に送信する(登録済み通知送信手段)。
S809において、第一の管理サーバ106の通信部501は、第二の管理サーバ109から通知を受信する(通知受信手段)。レスポンス解析部512は、通信部501の指示を受け、受信した通知を解析する。
S810において、レスポンス解析部512が解析した結果、S809で受信した通知が登録済通知であると判断した場合、S811に進む。登録済通知ではないと判断した場合、S812に進む。
S811において、一時保存部513は、受信したカウンタ情報を一時保存して(一時保存手段)、処理を終了する。一時保存とは、通信部501が受信したカウンタ情報を、一時保存部513がHDD304へ保存することを指す。例えば、カウンタ情報は、画像形成装置102毎にまとめて一時保存してもよいし、監視装置110毎にまとめて一時保存してもよい。また、カウンタ情報は、第一の管理サーバ106が受信した順番に並べて保存してもよい。なお、一時保存したカウンタ情報は、一時保存されてから一定時間経過後に削除する等、条件に基づいて削除してもよい。なお、一時保存されたカウンタ情報については、カウンタ情報の要求を受信しても第二の管理サーバ109に返信しない。
S812において、通信部501は、S801で受信したカウンタ情報を破棄して処理を終了する。
S813において、記憶部502は、監視装置情報管理部509の指示を受けて、S801で受信したカウンタ情報を本保存して、処理を終了する。本保存とは、カウンタ情報管理テーブル(不図示)に第一の管理サーバ106に登録された画像形成装置のマスタ情報1131とカウンタ情報を関連付けて、HDD304へ保存することを意味する。記憶部502は、監視装置情報管理部509から指示を受信すると、HDD304に保存された画像形成装置102のマスタ情報1131の中から、デバイスID1107と一致する画像形成装置102を検出する。そして、一時保存部513が一時保存したカウンタ情報を、検出した画像形成装置102のマスタ情報1131と関連付けて保存する。例えば、カウンタ情報管理テーブルには、デバイスID1132とカウンタ値1108を関連付けて保存する。
図11(d)は、第一の管理サーバ106、及び第二の管理サーバ109に登録された画像形成装置102のマスタ情報1131の一例である。マスタ情報1131はHDD304に保存されている。マスタ情報1131には、デバイスID1132、顧客名1133、監視装置ID1134等が登録されている。例えば、図11(d)では、デバイスIDが「cd5678」の画像形成装置102が、監視装置IDが「ab1234」の監視装置に管理されていることを示している。また、画像形成装置102は、顧客名が「AA会社」の顧客に設置されていることを示している。なお、画像形成装置102が複数登録されている場合は、マスタ情報1131は画像形成装置102毎に第一の管理サーバ106及び第二の管理サーバに保存される。
図9の(a)、(b)、(c)、(d)は、第一の管理サーバ106の表示部510がユーザに提供するWeb画面の一例である。図9に示す画面で、第一の管理者または顧客が、監視装置101や監視装置101の管理する画像形成装置102の登録をする。
顧客情報管理画面901は、監視装置110の情報を登録するメニューを示している。顧客情報管理画面901から、第一の管理者または顧客が顧客情報902、管理者情報903(不図示)、監視装置情報904、デバイス情報905を選択すると、各画面に遷移する。顧客情報902において、第一の管理者または顧客は、顧客情報を登録する。例えば、顧客情報として、販売組織名911及び顧客名912を登録する。監視装置情報904において、第一の管理者または顧客は、監視装置110の情報を登録する。例えば、監視装置110のマスタ情報として、監視装置ID921及び顧客名922を登録する。画像形成装置情報905において、第一の管理者または顧客は、画像形成装置102の情報を登録する。例えば、画像形成装置102のマスタ情報として、顧客名931、画像形成装置102を管理する監視装置ID932及び画像形成装置102デバイスID933を登録する。画像形成装置情報905において監視装置110の情報を入力することで、画像形成装置102と、その画像形成装置102を管理する監視装置110の情報を、第一の管理サーバ106に関連付けて登録する。なお、監視装置情報904において、画像形成装置102のデバイスID933を入力して、画像形成装置102と監視装置110の情報を関連付けて登録してもよい。また、第一の管理サーバ106への情報登録はWeb画面からだけではなく、他のI/Fにより登録してもよい。
図13は、S811において第一の管理サーバ106にカウンタ情報が一時保存された後の、第二の管理サーバ109のデバイス情報取得処理についてのフローチャートである。一時保存されたカウンタ情報は、監視装置110が図9に示す登録画面で第一の管理サーバ106に登録されると、本保存される。CPU301は、ROM303に保存されたシステムの基本制御プログラムを読みだして、下記のステップを実行する。
S1301において、第一の管理者または顧客が、監視装置110を第一の管理サーバ106に登録する。具体的には、監視装置情報904において監視装置110の情報(監視装置ID921、顧客名922)を入力し、画像形成装置情報905において画像形成装置102を管理する監視装置110の情報を入力する。
S1302において、一時保存部513は、デバイス情報管理部506の指示をうけて、一時保存されたカウンタ情報を、画像形成装置102のマスタ情報1131と関連付けてHDD304に本保存する(本保存手段)。
S1303において、第二の管理サーバ109の通信部601は、第一の管理サーバ106に対してカウンタ情報を要求する(カウンタ要求手段)。カウンタ情報は、画像形成装置102のデバイスIDとともに要求する。また、カウンタ情報は、監視装置110の監視装置IDを指定して要求してもよい。カウンタ情報の要求は、要求生成部609が生成して、定期的なスケジュールに従って第一の管理サーバ106に要求する。なお、カウンタ情報は、第二の管理者または顧客が指示をしたタイミングで要求してもよい。
S1304において、第一の管理サーバ106の通信部501は、第二の管理サーバ109から、画像形成装置102のデバイスIDとともにカウンタ情報の要求を受信する(カウンタ要求受信手段)。デバイス情報管理部506は、通信部501の指示を受けて、記憶部502に保存されたマスタ情報1131の中から、受信したデバイスIDが示す画像形成装置102を特定する。
S1305において、デバイス情報管理部506は、S1304で特定された画像形成装置102のマスタ情報1131に関連付けて保存されたカウンタ情報を、カウンタ情報の要求に対する応答として第二の管理サーバ109へ返信する(返信手段)。デバイス情報管理部506は、通信部501を介して、第二の管理サーバ109へカウンタ情報を返信する。
S1306において、第二の管理サーバ109の通信部601は、第一の管理サーバ109の通信部501からカウンタ情報を受信する。レスポンス解析部610は、通信部601の指示を受けて、カウンタ情報を解析する。
S1307において、デバイス情報管理部605は、S1306で解析されたカウンタ情報を保存して、処理を終了する。デバイス情報管理部605は、カウンタ情報を画像形成装置のマスタ情報1131に関連付けて、HDD304に保存する。例えば、カウンタ情報管理テーブル(不図示)に、デバイスID1132とカウンタ値1108を関連付けて保存する。
第二の管理サーバ109は、ジョブ履歴管理テーブル(不図示)に画像形成装置102のジョブ履歴とマスタ情報1131と関連付けて、HDD304に保存する。例えば、デバイスID1132とジョブ履歴を関連付けて保存する。レポート作成部612は、HDD304に保存されたカウンタ情報及びジョブ履歴を含むデバイス情報もとに、画像形成装置102のレポートを生成して、第二の管理者または顧客に提供する。
本実施例によれば、第一の管理サーバ106が未登録の監視装置110から受信したカウンタ情報を保存する必要があるか否かを判断することで、第二の管理サーバ109の要求に応じて適切に情報を提供することができる。
[実施例2]
実施例1では、第一の管理サーバ106に未登録の監視装置110から受信したカウンタ情報を一時保存するか否かを、第二の管理サーバに送信した登録確認要求に対する応答に応じて判断した。それに対して実施例2では、未登録の監視装置110から受信したカウンタ情報を一時保存する。
図10は、第一の管理サーバ106が自身に未登録の監視装置110から送信されたカウンタ情報をすべて一時保存処理を示すフローチャートの一例である。CPU301は、ROM303に保存されたシステムの基本制御プログラムを読みだして、下記のステップを実行する。
S1001で、第一の管理サーバ106の通信部501は、監視装置110から送信されたカウンタ情報1109を受信する。通信部501は、カウンタ情報1109とともに監視装置の情報1103を受信する。
S1002で、監視装置情報管理部509は、通信部501の指示を受け、カウンタ情報の送信元の監視装置110が登録されているか確認する。監視装置情報管理部509は、記憶部502が管理するマスタ情報1121に、カウンタ情報とともに受信した監視装置110の情報1103が登録されているか否かを確認する。具体的には、監視装置の情報1103に含まれている監視装置ID1104が、マスタ情報1121に登録されているか否かを確認する。監視装置情報管理部509により、監視装置110が登録されていないと確認された場合、S1003に進む。登録されていると確認された場合、S1004に進む。
S1003において、一時保存部513は、監視装置情報管理部509からの指示を受け、S1001で受信したカウンタ情報を一時保存する。
S1004において、記憶部502は、監視装置情報管理部509の指示を受けて、S1001において受信したカウンタ情報を本保存する。具体的には、記憶部502に保存された画像形成装置のマスタ情報1131に関連付けて本保存する。
S1005において、第二の管理サーバ109の通信部601は、第一の管理サーバ106に対して、画像形成装置102のデバイスID1132とともにカウンタ情報の要求をする。また、カウンタ情報は、監視装置110の監視装置ID1123とともに要求してもよい。カウンタ情報の要求は、要求生成部609が生成して、定期的なスケジュールに従って要求する。なお、第二の管理者または顧客が指示をしたタイミングで要求してもよい。
S1006において、第一の管理サーバ106の通信部501は、第二の管理サーバ109から画像形成装置102のデバイスID1132とともにカウンタ情報の要求を受信する。
S1007において、デバイス情報管理部506は、通信部501からの指示を受けて、HDD304に保存されたマスタ情報1131にデバイスID1132が登録されているか否かを確認する。デバイス情報管理部506により、登録されていないと確認された場合、S1008に進む。登録されていると確認された場合、S1009に進む。
S1008において、通知管理部611は、デバイス情報管理部506からの指示を受けて、マスタ情報1131に未登録であることを示す未登録通知を第二の管理サーバ109に返信する(未登録通知送信手段)。未登録通知は、通信部501を介して返信する。なお、通知管理部611は、第一の管理者に対して、未登録通知を送信してもよい。
S1009において、デバイス情報管理部506は通信部501を介して、第二の管理サーバ109にカウンタ情報を返信する。返信するカウンタ情報は、記憶部502を介して取得した、HDD304にデバイスID1132と関連付けて保存されたカウンタ情報である。
S1010において、第二の管理サーバ109の通信部601は、未登録通知またはカウンタ情報を、第一の管理サーバ106から受信する。レスポンス解析部610は、通信部601の指示を受けて、受信した情報を解析する。
S1011は、レスポンス解析部610は、S1010で受信した情報が未登録通知であるか否かを判断する。通信部601が、未登録通知ではなくカウンタ情報を受信したと判断した場合、S1012に進む。未登録通知を受信したと判断した場合、S1013に進む。
S1012において、デバイス情報管理部605は、通信部601の指示を受け、S1010で受信したカウンタ情報を本保存する。記憶部602は、画像形成装置のマスタ情報1131に関連付けてカウンタ情報を本保存する。
S1013において、通知管理部611は、通信部601の指示を受けて、第一の管理者に未登録通知を送信して、処理を終了する。S1008において、第一の管理者に未登録通知を送信した場合、S1013において第一の管理者に未登録通知を送信しなくてもよい。
なお、S1003において一時保存されたカウンタ情報は、一定時間経過後に一時保存部513が削除してもよい。
実施例1では、第一の管理サーバ106は未登録の監視装置110からデバイス情報を受信する度に、第二の管理サーバ109へ登録確認要求を送信していた。また、未登録の監視装置110からデバイス情報を受信する度に、未登録通知を第一の管理者に送信していた。実施例2では、第一の管理サーバ106がカウンタ情報の要求を受信すると、未登録通知を送信する。よって、第二の管理サーバ109もしくは第一の管理者に送信される通知が減り、第二の管理サーバ109もしくは第一の管理者の処理に係る負荷が減少する。
[実施例3]
実施例1では、第一の管理サーバ106に未登録の監視装置110からのカウンタ情報を一時保存するか否かは、第二の管理サーバ109に問い合わせて判断した。それに対して実施例3では、第一の管理サーバ106が、カウンタ情報の送信元の監視装置110の種類が特定の種類であるか否かを判断し、カウンタ情報を一時保存するか否かを判断する。
図11(a)は、第一の管理サーバ106が持つ監視装置情報テーブル1100の一例を示す図である。監視装置情報テーブル1100は、第一の管理サーバ106のHDD304に保存され、監視装置情報管理部509によって制御される。1101は監視装置110の種類を意味し、1102は各監視装置110のバージョンを意味する。第一の管理サーバ106は監視装置情報テーブル1100を参照することで、監視装置110が特定の種類か否かを判断する。例えば、第一の管理サーバ106に未登録の監視装置110からカウンタ情報を受信した場合を考える。このとき、監視装置110の種類が「MDS−PC−Client」であればカウンタ情報を一時保存し、「RDSAgent」だった場合は削除するという処理をすることができる。また、監視装置の種類だけでなく、さらに監視装置のバージョン1102を参照して、監視装置110が特定の種類か否かを判断してもよい。
図12は、第一の管理サーバ106が監視装置110の種類によって、受信したカウンタ情報を一時保存する処理に関するフローチャートの一例である。CPU301は、ROM303に保存されたシステムの基本制御プログラムを読みだして、下記のステップを実行する。
S1201において、第一の管理サーバ106の通信部501は、監視装置110からカウンタ情報を受信する。通信部501は、カウンタ情報1109とともに、監視装置の情報1103を受信する。
S1202で、監視装置情報管理部509は、通信部501の指示を受け、カウンタ情報の送信元の監視装置110が登録されているか確認する。監視装置情報管理部509は、記憶部502を介して、HDD304に保存されたマスタ情報1121に、カウンタ情報とともに受信した監視装置110の情報1103が登録されているか否かを確認する。具体的には、監視装置の情報1103に含まれている監視装置ID1104が、マスタ情報1121に登録されているか否かを確認する。監視装置情報管理部509により、監視装置110が登録されていないと確認された場合、S1203に進む。登録されていると確認された場合、S1209に進む。
S1203において、監視装置情報管理部509は、監視装置情報テーブル1100を参照して、監視装置の情報1103に含まれる監視装置の種類1105の種類を判断する。例えば、監視装置の種類1105が「MDS−PC−Client」であった場合を考える。この場合、監視装置情報テーブル1100を参照すると、「MDS−PC−Client」は第一の監視装置110であることを示しているので、監視装置の種類1101は第一の監視装置110と判断される。なお、監視装置の種類1105と監視装置のバージョン1106から、監視装置の種類1101を判断してもよい。
S1204において、監視装置情報管理部509は、S1203で判断した監視装置の種類1101が特定の種類であるか否かを判定する。本実施例において特定の種類とは、第一の監視装置110である。第一の管理サーバ106は監視装置110の種類が第一の監視装置であると判定された場合、監視装置110から受信したカウンタ情報をHDD304に一時保存する。監視装置情報管理部509が、監視装置110の種類が特定の種類であると判断した場合、S1205に進む。特定の種類ではないと判断した場合、S1208に進む。
S1205において、一時保存部513は、監視装置情報管理部509からの指示を受け、S1201で受信したカウンタ情報をHDD304に一時保存する。
S1206において、通知管理部504は、監視装置情報管理部509の指示を受けて、監視装置110がマスタ情報1121に登録されていないことを示す未登録通知を、第二の管理サーバ109に送信する。通知管理部504は、監視装置情報管理部509からの指示を受信すると、通信部501を介して、未登録通知を第二の管理サーバ109に送信する。なお、未登録通知は、第一の管理者に送信してもよい。
S1207において、第二の管理サーバ109の通信部601は、第一の管理サーバ106から未登録通知を受信する。また、通信部601は、受信した未登録通知を第一の管理者に送信し、処理を終了する。なお、S1206において未登録通知を第二の管理サーバ109に送信した場合、S1207の処理をせずに終了してもよい。
S1208において、通信部501は、監視装置情報管理部509の指示を受け、S1201で受信したカウンタ情報を削除して、処理を終了する。
S1209において、記憶部502は、監視装置情報管理部509の指示を受けて、S1001において受信したカウンタ情報を本保存する。具体的には、画像形成装置のマスタ情報1131に関連付けてカウンタ情報を本保存する。なお、S1205において一時保存されたカウンタ情報は、一定時間経過後に一時保存部513が削除してもよい。
実施例3では、第一の管理サーバ106に未登録の監視装置110からのカウンタ情報を一時保存するか否かを監視装置110の種類で判断することで、一時保存するカウンタ情報が減少する。よって、実施例3では、第一の管理サーバ106のリソース負荷を軽減しつつ、第二の管理サーバ109の要求に応じて適切に情報を提供することができる。
本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。該プログラムコードを実行することにより、情報処理装置はプログラムコードの記述通りに制御される。