JP6025282B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システム、詳しくは起動時の水素濃度を検知し、その検知結果に応じて水素濃度を薄める希釈処理を実行する燃料電池システムに関する。
水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池システムは、例えば特許文献1に開示されている。そして、燃料電池システムでは、水素濃度を検知するセンサを備え、当該センサによって水素漏洩を検知している。
特開2011−146351号公報
燃料電池は、起電反応によって発電を行うとオフガスを排出する。このオフガスには、燃料極及び空気極のそれぞれで利用したガスと起電反応時に生成される水が含まれる。そして、燃料電池の起動時には、水素濃度の高いガスが排出される場合もある。このため、燃料電池の起動時には希釈処理を実行させるが、その希釈処理を効果的に行うことが望まれている。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行し得る燃料電池システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、燃料電池と、燃料電池の起電反応によって生成された水を処理する排水処理装置と、水素濃度を検知する濃度検知器と、前記排水処理装置に前記水を導く導水管と、前記導水管に分岐形成されるとともに、前記燃料電池の起動時に排出された液状の水を含まないガスを前記濃度検知器に導くガス導管と、前記ガス導管を通じて前記濃度検知器へ導かれたガスの水素濃度が予め定めた閾値を越える場合に水素濃度を薄める希釈処理を実行する制御部と、前記燃料電池のソーク時間を計測する計測部とを備え、前記制御部は、前記ソーク時間が予め定めた時間に達している場合には、前記燃料電池の起動前後で前記濃度検知器によって検知される水素濃度が変化しないときにも前記希釈処理を実行させ、前記制御部は、前記ソーク時間が予め定めた時間に達していない場合には、前記燃料電池の起動前後で前記濃度検知器によって検知される水素濃度が変化しないときであっても前記希釈処理を実行させないことを要旨とする。
これによれば、制御部は、濃度検知器へ導かれたガスの水素濃度が閾値を越える場合に希釈処理を実行させる。すなわち、希釈処理は、起動時に一義的に実行されるのではなく、必要な時に実行される。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。また、濃度検知器で検知される水素濃度が起動前後で変化しないときにはガス導管を通じて濃度検知器にガスが排出されていない可能性がある。そして、この場合は、濃度検知器によって高い水素濃度は検知されないが、高い水素濃度のガスが排出されている可能性がある。このため、濃度検知器で検知される水素濃度が起動前後で変化しないときには希釈処理を実行させることで、濃度検知器が水素濃度を検知していない場合であっても、希釈処理によって水素濃度を薄めることができる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。また、ソーク時間が短い場合、すなわち燃料電池の発電停止後、短時間で燃料電池が再起動している場合は、濃度検知器で検知される水素濃度が起動前後で変化しないときがある。このため、ソーク時間を計測して当該時間が予め定めた時間に達していない場合には、濃度検知器で検知される水素濃度が起動前後で変化していなくても希釈処理を実行させない。つまり、希釈処理を必要としない時に希釈処理が実行されることを抑制する。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
上記問題点を解決するために、請求項2に記載の発明は、燃料電池と、燃料電池の起電反応によって生成された水を処理する排水処理装置と、水素濃度を検知する濃度検知器と、前記排水処理装置に前記水を導く導水管と、前記導水管に分岐形成されるとともに、前記燃料電池の起動時に排出された液状の水を含まないガスを前記濃度検知器に導くガス導管と、前記ガス導管を通じて前記濃度検知器へ導かれたガスの水素濃度が予め定めた閾値を越える場合に水素濃度を薄める希釈処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記水素濃度の閾値として起動時用の閾値と通常発電時用の閾値を有し、前記燃料電池の起動時には起動時用の閾値を越える場合に前記希釈処理を実行させ、前記濃度検知器が水素濃度を検知しなくなった場合には前記閾値を通常発電時用の閾値に戻すことを要旨とする。これによれば、起動時は、起動時用の閾値を使って水素濃度を検知するので、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。そして、起動時の処理の終了後は、閾値を通常発電時用の閾値に戻すことで、常に最適な水素濃度の検知を行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池を冷却する冷却機構を備え、前記ガス導管のガス排出口を、前記冷却機構が有する送風機の気流上に配置したことを要旨とする。
これによれば、起動時にガスを濃度検知器へ導くガス導管のガス排出口を送風機の気流上に配置したことで、ガス排出口から排出されるガスも希釈することができる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の燃料電池システムにおいて、前記ガス導管の流路径は、前記導水管の流路径よりも大きいことを要旨とする。これによれば、起動時のガスを濃度検知器側により確実に流通させることができる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
本発明によれば、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行できる。
燃料電池システムの概略を示すブロック図。 (a)は発電中の両極のガス組成を説明する説明図、(b)はソーク中の両極のガス組成を説明する説明図。 空気極におけるソーク時間と水素濃度の関係を示すグラフ。 排出機構及び冷却機構の概略を示す模式図。 起動時処理を示すフローチャート。 (a)は起動時の導水管及びガス導管を示す模式図、(b)は起動後の導水管及びガス導管を示す模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、燃料電池FCで発電した電力を駆動部としての負荷Fに供給して当該負荷Fを駆動させる車両10には、燃料電池システム11が搭載されている。負荷Fは、例えば、車両10の原動機となる電動機(モータ)からなる。
燃料電池システム11は、燃料電池FCを有する燃料電池ユニット12を備えている。燃料電池ユニット12は、燃料電池FCと、水素を貯蔵するとともに燃料電池FCに対して水素を供給する水素タンク13と、燃料電池FCに対して空気を供給するコンプレッサ14を備えている。本実施形態の燃料電池FCは、固体高分子型燃料電池であり、高分子電解質膜で区画された燃料極及び空気極からなる複数のセルを内蔵する。燃料電池FCでは、燃料極に供給される水素と、空気極に供給される空気中の酸素との電解質膜を介した起電反応により発電が行われる。また、水素タンク13と燃料電池FCは、配管接続されており、その配管には水素を導通可能な開状態と水素を導通不能な閉状態を取り得る電気式のバルブ13aが設けられている。
燃料電池ユニット12は、燃料電池システム11側の配線15に電気的に接続されている。配線15には蓄電装置としての電気二重層型のキャパシタ16が燃料電池FCに対して並列となるようにDC/DCコンバータ17を介して電気的に接続されている。キャパシタ16は、燃料電池ユニット12からDC/DCコンバータ17を介して電力供給を受けて充電する。DC/DCコンバータ17は、燃料電池ユニット12で発電された所定の電圧(例えば100ボルト)の電力を所定の電圧(例えば48ボルト)に変換する。配線15には電圧計18がキャパシタ16に対して並列となるように接続されている。電圧計18は、キャパシタ16の電圧を検出する。
燃料電池ユニット12、DC/DCコンバータ17、及び電圧計18は、燃料電池システム11を制御する制御部としてのコントローラ19に電気的に接続されている。コントローラ19は、燃料電池ユニット12による発電の開始及び停止や、その発電量を制御する。コントローラ19は、燃料電池ユニット12が発電する電力の電圧をキャパシタ16の充電に適した所定の電圧に変換するように、DC/DCコンバータ17を制御する。
燃料電池FCは、起電反応によって発電を行うとともに、オフガスを排出する。オフガスには、燃料極及び空気極のそれぞれで利用したガス(水素と酸素)と起電反応時に生成される水が含まれる。そして、燃料電池FCには、オフガスから気体と液体を分離し、当該気体を外部に排出するとともに液体を霧化して外部に排出する排出機構20が接続されている。また、燃料電池FCには、冷却用の媒体を燃料電池FCに循環供給する冷却機構21が接続されている。
また、コントローラ19には、車両キースイッチSWが電気的に接続されている。車両キースイッチSWは、車両10の電源をOFFする停止位置と、電源をONする始動位置との間で操作可能に構成されている。そして、車両キースイッチSWは、停止位置(OFF)から始動位置(ON)へ操作されると、車両キースイッチSWの操作位置が始動位置にあることを示す車両始動信号をコントローラ19に出力する。そして、コントローラ19は、車両キースイッチSWがONに操作されると、燃料電池ユニット12における発電の制御を開始する。
また、コントローラ19には、水素濃度を検知する濃度検知器としての濃度検知センサSEが電気的に接続されている。コントローラ19は、濃度検知センサSEの検知結果を判定し、水素濃度が予め定めた閾値を超える場合、水素が漏洩していると判断する。そして、コントローラ19は、水素の漏洩を判断すると、水素タンク13のバルブ13aを開状態から閉状態に制御する。なお、濃度検知センサSEは、車両10において水素漏洩の虞がある空間の中で最も高い位置に配置される。例えば、自動車であれば床下に配置され、フォークリフトであれば運転シートの下部に配置される。
図2(a),(b)に示すように、燃料電池FCを構成する各セル22は、一対のリブ付きのセパレータ23と、両セパレータ23の間に挟まれる一対の電極24,25と、両電極24,25間に挟まれる電解質膜26とを有する。一対の電極24,25は、多孔質支持層にアノード触媒層が形成されたアノード電極24と、多孔質支持層にカソード触媒層が形成されたカソード電極25とからなる。燃料(水素)はセパレータ23のアノード電極側面上の溝を通って一方向へ流れ、空気はセパレータ23のカソード電極側面上の溝を通って燃料の流れ経路と直交する方向へ流れる。アノード側が燃料極となり、カソード側が空気極となる。また、各電極24,25の触媒層には、白金又は白金を含む合金が用いられる。なお、図2(a),(b)では、セル22の各構成要素であるセパレータ23、電極24,25、及び電解質膜26のサイズを誇張して描いている。
そして、燃料電池FCは、以下に説明する特性を有する。
図2(a)に示すように、発電中のアノード電極24のガス組成は水素であり、カソード電極25のガス組成は酸素と窒素である。このガス組成は、発電終了直後も維持されている。そして、発電終了後に燃料電池FCがソーク状態になると、各電極24,25のガスは、図2(b)に示すように、電解質膜26を透過して他極側に移動する。すなわち、アノード電極24側の水素はカソード電極25側に移動する一方で、カソード電極25側の酸素と窒素はアノード電極24側に移動する。この移動量は、両極の分圧比によって定まる。また、ガス移動は、両極における水素と窒素の分圧が等しくなると安定する。なお、酸素は、水素と反応して水となる。
また、燃料電池FCの起動時には、燃料電池FCからオフガスが排出される。起動時に排出されるオフガスの組成は、主にカソード電極25側のガス組成に影響される。そして、カソード電極25側の水素濃度は、図3に示すように、ソーク時間の増加とともに高くなる。このため、起動時に排出されるオフガスは、ソーク時間が長くなると、それに応じて水素濃度も高くなる。なお、ソーク時間に対する水素濃度の増加量は、電解質膜26のガス透過性によって変化する。
以下、排出機構20及び冷却機構21の構成を図4にしたがって詳しく説明する。
排出機構20は、燃料電池FCから排出されたオフガスを移送する移送管30に接続されるとともに、オフガスを気体と液体に分離する気液分離器31を備えている。気液分離器31には、分離後のガスを移送する排気管32を介して排水処理装置としての霧化器33が接続されている。霧化器33内には、排気管32を移送されたガスの流速を増加させるためのベンチュリ部34と、ベンチュリ部34の下流側に接続されるとともに排気口35に連通する膨張室36が形成されている。ベンチュリ部34は、排気管32側から膨張室36に向かって拡径するとともに、ベンチュリ部34において最も流路径を小さくした小径部34aを上流側に有する。気液分離器31には、オフガスから分離させた水を、ベンチュリ部34の小径部34aに導く導水管37が接続されている。導水管37の先端には、小径部34aに水を導入する導水管ノズル38が設けられている。
このように構成した排出機構20では、ベンチュリ部34が形成されていることにより、小径部34aの圧力が他の部位に比して低くなる。このため、排気管32を介して導入される分離後のガスは、小径部34aを通過する際に流速が急激に増加する。そして、小径部34aの圧力は、気液分離器31における分離後の水を貯留する貯水部39の圧力よりも低い。これにより、貯水部39内の水は、ベンチュリ効果によって導水管37及び導水管ノズル38を介して小径部34aに導入される。すると、小径部34a内に導入された水は、流速が増加したガスによって霧化されることで、ガスとともに膨張室36へ流入するとともに排気口35から外部に排出される。つまり、小径部34a内に導入された水は、霧化された後、その霧化状態で排気口35から外部に排出される。
また、本実施形態の排出機構20において導水管37には、気液分離器31を介して排出されるガスを流通させるガス導管40が分岐形成されている。ガス導管40は、気液分離器31と導水管37の導水管ノズル38の間に分岐形成されている。また、ガス導管40の流路径(内径)D2は、導水管37の流路径(内径)D1よりも大きくなっている。つまり、ガス導管40は、導水管37に比して太くなっている。
燃料電池ユニット12は、燃料電池FCの発電終了時に掃気運転が行われる。この掃気運転により、発電中に気液分離器31の貯水部39に貯留されていた水は取り除かれる。このため、燃料電池FCの起動時は、移送管30によって移送されたオフガスが気液分離器31で気液分離された後、分離後のガスの一部が導水管37を介してガス導管40に流通する。そして、ガス導管40は、車両10に配設した濃度検知センサSEにガスを導くように設けられている。つまり、燃料電池FCの起動時にガス導管40を流通したガスは、濃度検知センサSEに向かって排出される。
次に、冷却機構21について説明する。
燃料電池FCを冷却する冷却機構21は、ラジエタ41と送風機としてのファン42を備えている。そして、冷却機構21は、冷却液を燃料電池FCに循環供給する。これにより、燃料電池FCは、発電に伴う発熱が、冷却機構21から供給される冷却液と熱交換することで、冷却される。コントローラ19は、燃料電池FCの温度を所定温度に保つように冷却機構21の駆動を制御する。なお、燃料電池FCは、60度位に温度調整されることが好ましい。
本実施形態の燃料電池システム11では、車両10の起動時の水素濃度を検知し、その検知結果に応じて水素濃度を薄める希釈処理を行う。先に説明したように燃料電池FCは、発電停止後のソーク時間に応じてアノード電極24側の水素がカソード電極25側へ移動することから、起動時に排出されるオフガスの水素濃度が高くなっている場合がある。このため、燃料電池システム11では、起動時に車両10の周辺雰囲気が濃度の高い水素ガスで満たされないようにするために希釈処理を行う。希釈処理は、冷却機構21が備えるファン42を駆動させることにより、水素を空気(外気)で希釈する。
本実施形態の燃料電池システム11では、起動時、導水管37に接続されたガス導管40から濃度検知センサSEに向けて排出されたガスの水素濃度を検知する。そして、ガス導管40から排出されたガスの水素濃度が高い場合は、ファン42を駆動させて排出機構20から排出されるガスを希釈する。ガス導管40は、ガス排出口40aがファン42の気流上に配置されている。つまり、ガス導管40を流通したガスは、ファン42の気流上に排出される。これにより、ガス導管40から排出されるガスも希釈の対象となる。
以下、本実施形態の燃料電池システム11で行う制御内容を詳しく説明する。
コントローラ19は、図5に示す起動時処理を実行する。起動時処理においてコントローラ19は、車両キースイッチSWからの車両始動信号の入力の有無に基づき、車両キースイッチSWがON操作されたか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10では、車両10が起動したか否かを判定する。この判定結果が否定の場合、コントローラ19は、車両10が起動していないので起動時処理を終了する。
一方、コントローラ19は、ステップS10の判定結果が肯定の場合、車両10が起動したので、水素濃度の検知レベルとして濃度X1をセットする(ステップS11)。ステップS11でセットした濃度X1は、起動時に水素濃度を薄める希釈処理を実行するか否かを判定するための閾値となる。この濃度X1は、図3に示すように、通常時において水素漏洩と判定する検知レベルとしてセットする濃度X2よりも高い数値となっている。つまり、通常時の検知レベルは起動時の検知レベルよりも厳しい数値がセットされる。なお、通常時は、コントローラ19が燃料電池ユニット12に発電を行わせている通常発電時である。閾値となる濃度X1は起動時用の閾値となり、閾値となる濃度X2は通常発電時用の閾値となる。
次に、コントローラ19は、水素濃度として濃度X1を検知したか否かを判定する(ステップS12)。燃料電池ユニット12は、発電終了時に、気液分離器31の貯水部39に貯留されている水の除去、及び導水管37内の結露の除去を目的として掃気運転が行われる。このため、掃気運転が正常に行われている場合は、図6(a)に示すように、貯水部39内の水は除去されている。このため、起動後、燃料電池FCの発電開始とともに排出されるオフガスは、気液分離器31で気液分離された後、図6(a)に矢示するように、排気管32側に加えて導水管37側にも流れる。そして、導水管37に流れたガスは、導水管37よりも流路径が大きいガス導管40側へ流通する。これにより、濃度検知センサSEは、車両10の起動に伴って排出されるガスの水素濃度を検知し得る。
コントローラ19は、ステップS12の判定結果が肯定、すなわち水素濃度として濃度X1を検知した場合、希釈処理を実行する(ステップS13)。ステップS13においてコントローラ19は、冷却機構21のファン42を駆動させる。これにより、排出機構20から車両10の外部に排出されるガスは、希釈が行われる。排出機構20から排出されるガスは、気液分離器31での分離後、排気管32と霧化器33を流通して排気口35から排出される。なお、排気管32と霧化器33(ベンチュリ部34、膨張室36)により、分離後のガスの排出路が形成される。
また、ガス導管40を流通したガスは、ファン42の気流上に排出される。これにより、ガス導管40から排出されたガスも、ファン42の駆動によって希釈される。そして、コントローラ19は、予め定めた終了条件が成立するまで希釈処理を実行させる。本実施形態の終了条件は、濃度検知センサSEが水素濃度を検知しなくなることに設定されている。そして、コントローラ19は、終了条件が成立すると、ファン42の駆動を停止させて希釈処理を終了する。
一方、コントローラ19は、ステップS12の判定結果が否定の場合、車両10の起動前後で、濃度検知センサSEによって検知される水素濃度に変化があるか否かを判定する(ステップS14)。この判定結果が否定、すなわち水素濃度が変化していない場合、コントローラ19は、ステップS13に移行して希釈処理を実行する。ステップS14を否定判定した場合は、ガス導管40が機能していない可能性がある。つまり、ガス導管40を通じてガスが排出されていない可能性がある。この要因は、前回の発電停止後に掃気運転を行ったが掃気不良で終了している場合、導水管37やガス導管40が結露で閉塞している場合などがある。このため、コントローラ19は、ステップS14を否定判定した場合、排出機構20から水素濃度が高いガスが排出されている可能性を考慮して希釈処理を所定時間の間、実行する。これにより、排出機構20から水素濃度が高いガスが排出されていても、当該ガスは希釈される。
一方、コントローラ19は、ステップS14の判定結果が肯定の場合、ガス導管40を通じてガスが排出されているが、当該ガスの水素濃度として濃度X1を検知していないことになる。そして、コントローラ19は、起動時処理を終了するか否かを判定する(ステップS15)。本実施形態では、濃度検知センサSEが水素濃度を検知しなくなるまで起動時処理を実行する。ステップS15の判定結果が否定の場合、ステップS12からの処理を繰り返す。
ステップS15の判定結果が肯定の場合、コントローラ19は、起動時処理を終了させるので、水素濃度の検知レベルとして濃度X2をセットする(ステップS16)。つまり、コントローラ19は、起動時処理の終了後、通常発電時における水素漏洩を検知するために検知レベルを濃度X1から濃度X2に変更する。これにより、濃度検知センサSEによる水素濃度の検知レベルは、起動時よりも厳しくなる。そして、ステップS15の終了後、コントローラ19は、起動時処理を終了する。コントローラ19は、ステップS15を肯定判定した場合、希釈処理を実行させることなく、起動時処理を終了する。
なお、通常時発電中は、図6(b)に示すように、気液分離器31の貯水部39に気液分離後の水が貯留される。そして、貯水部39の水は、導水管37を通じて霧化器33の小径部34aに供給される。このとき、導水管37の途中に分岐形成したガス導管40は、導水管37を流通する水によって閉塞(水封)される。気液分離器31で分離されたガスは、ガス導管40が水封されると当該ガス導管40を流通しなくなる。これにより、濃度検知センサSEは、ガス導管40から排出されるガスの水素濃度を検知しなくなる。そして、通常発電中に排出されるオフガスは、気液分離器31で気液分離された後、図6(b)に矢示するように、排気管32側に流れる。したがって、図5の起動時処理の終了後、ガスは、ガス導管40から濃度検知センサSEに向けて排出されない。その結果、濃度検知センサSEは、当該センサの設置箇所付近の水素漏洩を検知する。
以下、本実施形態の燃料電池システム11の作用を説明する。
車両10が起動すると、コントローラ19は、燃料電池FCを起動させて発電を開始させる。燃料電池FCが起動すると、当該燃料電池FCからはオフガスが排出される。このオフガスは、移送管30を通じて気液分離器31で気液分離される。気液分離後のガスは、排気管32と導水管37に流通する。導水管37に流通したガスは、ガス導管40を通じて濃度検知センサSEへ導かれるとともに、当該ガスの水素濃度が検知される。コントローラ19は、濃度検知センサSEによって検知される水素濃度が濃度X1を越える場合、ファン42を駆動させて希釈処理を実行する。これにより、車両10の周辺雰囲気が濃度の高い水素ガスで満たされることが抑制される。一方、コントローラ19は、濃度検知センサSEによって検知される水素濃度が濃度X1を越えない場合、希釈処理を実行させない。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)コントローラ19は、起動時に排出されるガスの水素濃度に応じて、希釈処理を実行させる場合と実行させない場合とがある。つまり、起動時の希釈処理は、必要な時に実行させる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
(2)導水管37にガス導管40を分岐形成し、当該ガス導管40を通じてガスを濃度検知センサSEへ流通させている。このため、起動時のガスを簡単な構成で濃度検知センサSEへ流通させることができる。また、濃度検知センサSEへ流通させるガスは、気液分離後のガス(液状の水を含まないガス)であるから、濃度検知センサSEの検知性能を損なわせることがない。
(3)また、起動に伴って燃料電池FCの発電が開始すると、気液分離器31の貯水部39にはオフガスから分離させた水が貯留される。そして、この水は、導水管37を通じて排水処理装置である霧化器33へ供給される。このため、導水管37に分岐形成したガス導管40は、導水管37を流通する水によって水封される。したがって、ガス導管40にガスの流通を止めるためのバルブなどを別途、配設する必要がなく、構成を簡素化することができる。
(4)そして、ガス導管40は、起動時にガスを濃度検知センサSEへ導くが、水封された場合はガスを流通させない。このため、濃度検知センサSEは、起動時においてガス導管40から排出されるガスの水素濃度を検知し、その後は通常発電時における水素漏洩の有無を検知することができる。
(5)希釈処理を必要な時に実行させるので、燃料電池FCの起動時における消費電力を低減させることができる。具体的に言えば、起動時、ファン42を駆動させるための電力を常に必要としない。
(6)また、ファン42を駆動させた場合はその駆動音が生じる。このため、起動時に一義的に希釈処理を実行させた場合は、起動の度にファン42の駆動音が生じ得ることになる。しかし、本実施形態では、必要な時に希釈処理を実行させるので、起動の度にファン42の駆動音が生じるわけではない。したがって、起動時の騒音低減に寄与できる。
(7)ファン42を駆動させることは、結果的に燃料電池FCを冷却することになる。低温起動時などは、燃料電池FCの発電に伴う発熱によって燃料電池FCを早く昇温させたいが、ファン42を駆動させることで昇温性を低下させてしまう。しかし、本実施形態では、起動時、必要な時に希釈処理を実行させるので、燃料電池FCの昇温性の低下を抑制できるとともに、燃料電池FCを早く安定運転させることに寄与できる。
(8)排気管32にガス導管40を形成することによって濃度検知センサSEへガスを流通させることは可能である。しかし、この場合は、ガスが常に濃度検知センサSEへ流通することになるので、霧化器33に対する排気流速が低下し、霧化性能を低下させる要因となる。そして、霧化性能を低下させないためには、必要な時にガスを濃度検知センサSEへ流通させれば良いが、この場合はバルブなどが別途必要となり、システムのコスト増を招く。本実施形態では、ガス導管40を導水管37に分岐形成することで、良好な霧化性能を維持できるとともに、バルブなどの部品を必要とせず、システムのコスト増を抑制できる。
(9)ガス導管40のガス排出口40aをファン42の気流上に配置したことで、ガス排出口40aから排出されるガスも希釈することができる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
(10)濃度検知センサSEで検知される水素濃度が起動前後で変化しないときにはガス導管40を通じて濃度検知センサSEにガスが排出されていない可能性がある。そして、この場合は、濃度検知センサSEによって高い水素濃度は検知されないが、高い水素濃度のガスが排出されている可能性がある。このため、このような場合には希釈処理を実行させることで、濃度検知センサSEが水素濃度を検知していない場合であっても水素濃度を薄めることができる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
(11)コントローラ19は、起動時において起動時用の閾値(濃度X1)を使って水素濃度を検知するので、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。そして、コントローラ19は、起動時の処理の終了後、閾値を通常発電時用の閾値(濃度X2)に戻すことで、常に最適な水素濃度の検知を行うことができる。
(12)ガス導管40の流路径D2を、導水管37の流路径D1よりも大きくしている。このため、起動時のガスを濃度検知センサSE側により確実に流通させることができる。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。
(13)通常発電時の水素漏洩を検知するために配設されている濃度検知センサSEを流用して起動時の水素濃度を検知する。このため、起動時の水素濃度を検知するための濃度検知センサSEを敢えて設けることなく、燃料電池ユニット12の構成を簡素化することができる。また、システムのコスト増を抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5の起動時処理のステップS14を否定判定した場合に、希釈処理の実行の有無を判定し、その判定結果に応じて希釈処理を実行させるようにしても良い。具体的に言えば、コントローラ19は、燃料電池FCの発電停止に伴ってソーク時間を計測する計測部(内部タイマなど)を有する。そして、コントローラ19は、ステップS14を否定判定した場合、ソーク時間の長短に応じて希釈処理を実行するか否かを判定する。ソーク時間が短い場合、すなわち燃料電池FCの発電停止後、短時間で燃料電池FCが再起動している場合は、濃度検知センサSEで検知される水素濃度が起動前後で変化しないときがある。このため、ソーク時間を計測して当該時間が予め定めた時間に達していない場合には、濃度検知センサSEで検知される水素濃度が起動前後で変化していなくても希釈処理を実行させない。つまり、希釈処理を必要としない時に希釈処理が実行されることを抑制する。したがって、起動時における水素濃度の希釈処理を効果的に実行することができる。なお、この場合は、水素濃度が濃度検知センサSEの検知限界以上となるソーク時間を理論水素透過量から求め、この時間以上にソークされている場合に希釈処理を実行させても良い。希釈処理を必要とするソーク時間は、実験などによって算出しても良い。この別例においてコントローラ19は計測部として機能する。
○ また、ソーク時間の長短に応じて起動時処理を実行するか否かを判定しても良い。すなわち、コントローラ19は、計測したソーク時間が予め定めた時間に達していない場合、起動時処理自体を実行せず、ソーク時間が予め定めた時間に達している場合、起動時処理を実行する。
○ 希釈処理の実行を時間管理しても良い。すなわち、コントローラ19は、希釈処理を開始させた場合に時間計測を行い、その計測時間が予め定めた時間に達したら希釈処理を終了させる。
○ 起動時処理の実行を時間管理しても良い。すなわち、コントローラ19は、車両10が起動してからの時間を計測する。そして、コントローラ19は、図5の起動時処理において、計測した時間が起動時処理の処理時間に達した場合にステップS15を肯定判定し、達していない場合はステップS15を否定判定してステップS12からの処理を繰り返す。
○ 上記別例において、処理時間をソーク時間に応じて変動させても良い。ソーク時間が長い場合は、濃度検知センサSEが水素濃度を検知しなくなるまでの時間も長くなると考えられるので処理時間を長く設定する。一方、ソーク時間が短い場合は、濃度検知センサSEが水素濃度を検知しなくなるまでの時間も短くなると考えられるので処理時間を短く設定する。この場合、ソーク時間と処理時間を対応付けたマップを記憶しておく。
○ 起動時処理のステップS14において、起動前後の濃度変化に許容差を設定しても良い。具体的に言えば、コントローラ19は、起動前後の濃度変化が予め定めた許容差内であればステップS14を否定判定し、許容差を超える場合はステップS14を肯定判定する。つまり、起動前後の濃度差が小さい場合は、濃度変化なしとみなしてステップS14を否定判定しても良い。
○ 閾値である濃度X1と濃度X2を同一濃度に設定しても良い。なお、起動時に希釈処理が頻発されることを考慮すると、起動時の検知レベルは実施形態のように緩い方が好ましい。
○ ガス導管40側に必要十分なガスを流通させることができるのであれば、ガス導管40の流路径D2と導水管37の流路径D1を同一径に設定しても良い。
○ 霧化器33に代えて導水管37に貯水タンクを接続しても良い。貯水タンクの水は、定期的又は不定期に排出する。この場合、貯水タンクが排水処理装置として機能する。
○ 起動時の水素濃度を検知するために、濃度検知センサSEを追加して設けても良い。
○ 車両10として、燃料電池システム11を搭載した自動車、燃料電池システム11を搭載した産業用車両に具体化しても良い。なお、燃料電池システム11をフォークリフトなどの荷役手段を有する産業用車両に搭載する場合、負荷Fは、走行用及び荷役用の両モータとしても良い。
○ 実施形態は、車両10などの移動体に限らず、電源を必要とする電気製品や、定置式の燃料電池システムに具体化しても良い。
○ 実施形態では蓄電装置をキャパシタ16としたが、その他の二次電池でも良い。例えば、リチウムイオンバッテリ、ニッケル水素バッテリ、鉛バッテリでも良い。
11…燃料電池システム、12…燃料電池ユニット、19…コントローラ、21…冷却機構、33…霧化器、37…導水管、40…ガス導管、40a…ガス排出口、42…ファン、FC…燃料電池、SE…濃度検知センサ、D1,D2…流路径、X1,X2…濃度。

Claims (4)

  1. 燃料電池と、
    燃料電池の起電反応によって生成された水を処理する排水処理装置と、
    水素濃度を検知する濃度検知器と、
    前記排水処理装置に前記水を導く導水管と、
    前記導水管に分岐形成されるとともに、前記燃料電池の起動時に排出された液状の水を含まないガスを前記濃度検知器に導くガス導管と、
    前記ガス導管を通じて前記濃度検知器へ導かれたガスの水素濃度が予め定めた閾値を越える場合に水素濃度を薄める希釈処理を実行する制御部と、前記燃料電池のソーク時間を計測する計測部とを備え
    前記制御部は、前記ソーク時間が予め定めた時間に達している場合には、前記燃料電池の起動前後で前記濃度検知器によって検知される水素濃度が変化しないときにも前記希釈処理を実行させ、
    前記制御部は、前記ソーク時間が予め定めた時間に達していない場合には、前記燃料電池の起動前後で前記濃度検知器によって検知される水素濃度が変化しないときであっても前記希釈処理を実行させないことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料電池と、
    燃料電池の起電反応によって生成された水を処理する排水処理装置と、
    水素濃度を検知する濃度検知器と、
    前記排水処理装置に前記水を導く導水管と、
    前記導水管に分岐形成されるとともに、前記燃料電池の起動時に排出された液状の水を含まないガスを前記濃度検知器に導くガス導管と、
    前記ガス導管を通じて前記濃度検知器へ導かれたガスの水素濃度が予め定めた閾値を越える場合に水素濃度を薄める希釈処理を実行する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記水素濃度の閾値として起動時用の閾値と通常発電時用の閾値を有し、前記燃料電池の起動時には起動時用の閾値を越える場合に前記希釈処理を実行させ、前記濃度検知器が水素濃度を検知しなくなった場合には前記閾値を通常発電時用の閾値に戻すことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池を冷却する冷却機構を備え、
    前記ガス導管のガス排出口を、前記冷却機構が有する送風機の気流上に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記ガス導管の流路径は、前記導水管の流路径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の燃料電池システム。
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