JP6024966B2 - アンカー施工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンカー施工装置に係り、特に遠隔的にアンカーの施工ができるようにしたものに関する。
従来、既設のコンクリートの構造物にアンカーを施工するには、例えば、特許文献1に示されるように、ドリルで所定深さの孔を穿孔し、その穿孔した孔内から切屑を除去したのちにアンカーを挿入し、その挿入したアンカーを固定するようにしている。アンカーの固定は、この特許文献1では孔の奥に大径の空間を設けるとともに、孔内にモルタル等からなる充填材を充填して行われる。
また、穿孔された孔内にアンカーを固定する方法としては、特許文献2に示されるように、穿孔された孔内に合成樹脂組成物からなる充填材を充填したのちにアンカーを挿入するケミカルアンカーと称される固定方法が知られている。このケミカルアンカーは、孔の奥に大径の空間を設けることなくアンカーを孔内に固定することができる。さらに、穿孔された孔内にアンカーを固定する方法としては、ピン打込式やスリーブ打込式等の機械式アンカーも知られている。
特開2008−208597号公報 特開2010−13902号公報
従来のアンカーの施工では、アンカーの設置場所で作業員が作業を行うので、所定の位置にアンカーを正確に打ち込むことができるが、原子炉の廃止措置を実施する場合で、例えば放射化された生体遮蔽壁を除去するような場合には、作業員の被ばくの関係から作業員がアンカーの設置場所で作業を行うことができない。この場合は、遠隔操作型重機にアンカー施工装置を取り付けてアンカーの施工を行うことが考えられている。
しかしながら、遠隔操作型重機にアンカー施工装置を取り付けてアンカーの施工を行う場合は、遠隔操作型重機のアーム先端に先端ツールとしてアンカー施工装置を取り付けて行われるので、それぞれのアンカー施工装置を同じアンカー施工位置に位置決めすることが難しく、したがって、所定の位置にアンカーを正確に施工するために時間がかかり、作業効率が劣るという課題があった。
また、アンカーの施工には、穿孔、孔内清掃、アンカー埋め込みの各工程を必要とし、それら工程ごとに先端ツールを交換すると時間がかかり、作業効率が劣るという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、アンカー施工装置の変動を抑制することができるとともに、穿孔、孔内清掃、アンカー埋め込みの工程毎に先端ツールを交換することなく施工することができるアンカー施工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るアンカー施工装置では、遠隔操作型重機のアーム先端に取り付けられるアンカー施工装置であって、装置先端部には、被アンカー打設体に対して穿孔する本体固定ドリルが設けられ、本体固定ドリルには、被アンカー打設体に穿孔するドリルを備えた穿孔手段と、穿孔された孔内から切削屑を排出する孔内清掃手段と、穿孔された孔にアンカーを挿入するアンカー挿入手段と、が本体固定ドリルの軸心を中心とする円上において互いに所定の間隔を保って設けられ、穿孔手段、孔内清掃手段、及びアンカー挿入手段は、本体固定ドリルの軸心を中心として回転可能に設けられていることを特徴としている。
本発明では、被アンカー打設体に本体固定ドリルを穿孔することで、本体固定ドリルによりアンカー施工装置を被アンカー打設体に支持させることができ、アンカー施工装置自体が位置決めされ、装置の変動が抑制されることになる。そして、アンカー施工装置が所定位置に固定された状態で、本体固定ドリルの軸心回りに配置される穿孔手段、孔内清掃手段及びアンカー挿入手段を前記軸心を中心にして回転させることで、各手段での作業位置が本体固定ドリルの軸心を中心とする円上に位置することになり、1箇所のアンカーの施工位置に対する前述の各手段の位置決めを容易に行うことができる。そのため、1箇所のアンカーを施工する際に、施工装置自体を移動させたり、遠隔操作型重機を移動させる必要がなく、作業効率を向上させることができる。
また、本発明に係るアンカー施工装置では、アンカー挿入手段では、穿孔された孔に合成樹脂組成物からなる充填材を充填して行われるケミカルアンカー、又は機械式アンカーが挿入され、機械式アンカーは、ピン打込式、又はスリーブ打込式であることを特徴としている。
この場合、孔に挿入されたアンカーは、合成樹脂組成物からなる充填材で孔に固定され、又は穿孔された孔に機械式に固定される。
また、本発明に係るアンカー施工装置では、アンカー挿入手段には、複数個のアンカーを予め装填することが可能なホルダが設けられ、ホルダからアンカーが孔に向けて順次繰り出されるようにしてもよい。
本発明に係るアンカー施工装置では、ホルダに複数個のアンカーを装填しておくことが可能となり、それらアンカーを順次繰り出すことにより穿孔された孔に挿入されるので、1本のアンカーの打設ごとにアンカー挿入手段にアンカーを装填する必要がなくなり、アンカーの装填効率を向上させることができる。
また、本発明に係るアンカー施工装置では、ホルダは、ホルダ中心軸回りに回転可能に設けられるとともに、ホルダ中心軸を中心とする円上に所定の間隔をあけてアンカーが装填されてなり、本体固定ドリルの軸心を中心とする円上に、ホルダに装填されたアンカーが位置していることが好ましい。
この場合には、ホルダ中心軸を中心とする円上に複数個のアンカーが装填されるので、ホルダが大きく張り出すのを抑えた形状となり、アンカー施工装置をコンパクトに構成することができる。
また、本発明に係るアンカー施工装置では、前記アンカー挿入手段がケミカルアンカーの場合は、アンカーの挿入の前に合成樹脂組成物からなる充填材を穿孔された孔に挿入する充填材挿入手段が設けられていることが好ましい。
本発明に係るアンカー施工装置は、穿孔された孔に合成樹脂組成物からなる充填材が挿入された後、アンカーを孔に挿入することで、孔内で充填材によってアンカーが固定される。
また、本発明に係るアンカー施工装置では、前記充填材挿入手段は、複数個の合成樹脂組成物からなる充填材が予め装填され、順次繰り出されることが好ましい。
この場合、充填材は順次繰り出されて穿孔された孔に挿入される。
本発明のアンカー施工装置によれば、アンカー施工装置の本体が本体固定ドリルにより支持されるので、アンカー施工装置の変動を抑制することができ、容易に所定の箇所にアンカーを施工することができる。
また、穿孔、孔内清掃、アンカー埋め込みの工程毎に先端ツールを交換することなく、穿孔手段、孔内清掃手段及びアンカー挿入手段をセットすることができるので、作業時間を短くすることができ、作業効率を高めることができる。
本発明の実施の形態によるアンカー施工装置の正面図である。 図1に示すアンカー施工装置の本体をドリルの軸心方向から見たときの正面図である。 穿孔手段の概略構成図である。 孔内清掃手段の概略構成図である。 (a)は挿入手段の概略構成図、(b)は複数の充填材が装填された挿入手段の状態を示す説明図、(c)は(b)に示される説明図の左側面図である。 (a)はアンカー挿入手段の概略構成図、(b)は複数のアンカーが装填された状態を示す説明図、(c)は(b)に示される説明図の左側面図である。 本発明の本発明の一実施形態に係るアンカー施工装置を用いて打ち込まれたアンカーの状態を示す断面図である。
以下、本発明によるアンカー施工装置の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、この実施の形態により限定されるものではなく、また、下記の実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一ものも含まれる。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンカー施工装置1の正面図ある。このアンカー施工装置1は、遠隔操作型重機MのアームAの先端にその遠隔操作型重機Mの先端ツールの一種として取り付けられている。また、このアンカー施工装置1は、穿孔された孔内に合成樹脂組成物からなる充填材を充填した後にアンカーが施工されるケミカルアンカーとして示されている。なお、本発明では、「アンカーの施工」は「アンカーの打ち込み」と同じ意味で用いられている。
この遠隔操作型重機Mは、周知の遠隔操作型重機と同様に、オペレータが離れた場所でモニターを見ながら遠隔操作できるように構成されている。したがって、このアンカー施工装置1が原子炉の廃止措置実施時の例えば放射化された生体遮蔽壁を除去する際に、その除去する壁体ブロックに吊り用のアンカーを施工する場合において、オペレータは安全な場所で遠隔操作を行うことができる。
図2は、アンカー施工装置1を本体固定ドリル2の軸心方向から見たときの正面図である。このアンカー施工装置1には、その本体固定ドリル2の軸心を中心とした円(図2の点鎖線で示される円)上に穿孔手段10、孔内清掃手段20、充填材挿入手段30及びアンカー挿入手段40がその順で周方向に配設されている。なお、アンカー施工装置1がケミカルアンカーでなく、ピン打込式やスリーブ打込式等の機械式アンカーのときは、充填材挿入手段30は省略される。
本体固定ドリル2は、遠隔操作型重機MのアームAの先端に設けられている、内部に油圧ポンプ等の図示しない回転機構を備えた筐体3に設けられ、遠隔操作型重機MのアームAと反対側に突出するように設けられている。この筐体3に設けられ回転機構は、本体固定ドリル2を回転駆動できるように構成されているとともに、筐体3自身も本体固定ドリル2の軸心を中心にして回転駆動できるように構成されている。そして、この本体固定ドリル2は、コンクリートに対して穿孔することが可能であり、かつ、その穿孔した孔内に本体固定ドリル2の先端部が挿入された状態で(後述の図3等参照)、一端側(図1で右端側)がアームAで支持されているアンカー施工装置1の反対側(図1で他端側)を安定して支持できる太さ及び強度を有するように決められている。
穿孔手段10、孔内清掃手段20、充填材挿入手段30及びアンカー挿入手段40は、筐体3の周囲に支持部材4を介して互いに所定の間隔を保って設けられている。図示の例では、各手段10,20,30,40は、本体固定ドリル2の軸心O1を中心にして90度の間隔を保って配設されている。そして、各手段10,20,30,40は、筐体3が回転駆動したときには、図2に矢印(X1)で示されるように、本体固定ドリル2の軸心を中心にして公転できるように構成されている。
また、充填材挿入手段30及びアンカー挿入手段40は、図2に矢印(X2),(X3)でそれぞれ示されるように、後述するホルダ33,43のホルダ中心軸O2回りに自転できるように構成されている。しかも、充填材挿入手段30及びアンカー挿入手段40がそれぞれ自転したときに、それら充填材挿入手段30及びアンカー挿入手段40の一部分が上述した一点鎖線で示される円上に位置するように決められている。
図3に示すように、穿孔手段10は、コンクリート壁W(被アンカー打設体)に穿孔できるドリル11と、そのドリル11を回転駆動するとともに、本体固定ドリル2をその軸心方向(矢印(X4)参照)に移動する駆動装置12が設けられている。
図4に示すように、孔内清掃手段20は、穿孔手段10でコンクリート壁Wに穿孔された孔Hに挿入されるエア噴出ノズル21と、そのエア噴出ノズル21に圧縮空気を供給するとともに、本体固定ドリル2の軸心方向(矢印(X5)参照)に移動する駆動装置22が設けられている。
図5(a)に示すように、充填材挿入手段30は、孔内清掃手段20で清掃された穿孔された孔Hに所定の合成樹脂組成物からなる筒状のカートリッジに充填された充填材31と、その充填材31を本体固定ドリル2の軸心方向(矢印(X6)参照)に移動させる駆動装置32とで構成されている。充填材31の充填された筒状のカートリッジは、後述するアンカー41で容易に破壊される材質により構成されている。
図5(b)は、充填材挿入手段30が図示しない駆動装置で回転される第1ホルダ33に複数個の充填材31が予め装填されていることを示し、同図(c)は同図(b)の左側面図である。
この充填材挿入手段30は、リボルバー式の第1ホルダ33に複数個の充填材31が装填されていて、少なくとも1個の充填材31が上述した図2の一点鎖線で示される円上に位置するように決められている。したがって、第1ホルダ33がホルダ中心軸O2回りに回転し(図5(c)の矢印(X8)参照)、充填材31が本体固定ドリル2の軸心方向(図5(b)の矢印(X7)参照)に移動したときは、その移動してきた充填材31を孔H内に挿入することができる。なお、この充填材挿入手段30は、リボルバー式でなく、充填材31をバネ圧により1個ずつ図2の一点鎖線で示される円上に排出するカートリッジ式とすることもできる。
図6(a)に示すように、アンカー挿入手段40は、充填材31の挿入された孔H内にアンカー41と、そのアンカー41を本体固定ドリル2の軸心方向(矢印(X9)参照)に移動させる駆動装置42とで構成されている。
図6(b)は、上記アンカー挿入手段40が図示しない駆動装置で回転される第2ホルダ43に複数個のアンカー41が予め装填されていることを示し、同図(c)は同図(b)の左側面図である。
このアンカー挿入手段40は、リボルバー式の第2ホルダ43に複数個のアンカー41が装填されていて、少なくとも1個のアンカー41が上述した図2の一点鎖線で示される円上に位置するように決められている。したがって、第2ホルダ43がホルダ中心軸O2回りに回転し(図6(c)の矢印(X11)参照)、アンカー41が本体固定ドリル2の軸心方向(図6(b)の矢印(X10)参照)に移動したときは、その移動してきたアンカー41を孔H内に挿入することができる。なお、このアンカー挿入手段40は、リボルバー式でなく、アンカー41をバネ圧により1個ずつ図2の一点鎖線で示される円上に排出するカートリッジ式とすることもできる。
以下、上記構成からなるアンカー施工装置1よるアンカー41の施工について、図面に基づいて説明する。
先ず、図1及び図2に示すように、遠隔操作型重機MのアームAを操作してアンカー41(図7参照)の施工される位置の近くのコンクリート壁Wに本体固定ドリル2が当てられた後、その本体固定ドリル2が回転駆動されて本体固定ドリル2の先端部がコンクリート壁W内に所定深さ挿入されるまで穿孔される。次いで、穿孔手段10のドリル11が回転駆動されてコンクリート壁Wに所定深さの孔Hが穿孔される(図3参照)。この孔Hの深さは、アンカー41の長さによって決められる。
続いて、図4に示すように、ドリル11でコンクリート壁W内に穿孔された孔Hは、孔内清掃手段20のエア噴出ノズル21が挿入されて孔H内に残留されている切削屑が排出される。その後、充填材挿入手段30により清掃された孔H内には充填材31が挿入される(図5(a)参照)。
図6(a)に示すように、孔H内に充填材31が挿入された後、その孔H内には、アンカー挿入手段40によりアンカー41が挿入される。そして、その挿入されたアンカー41は、充填材31が固化するとコンクリート壁Wに対する固着力が得られてアンカー41の施工が完了となる(図7参照)。
上述のようにしてアンカー41の施工が完了すると、アンカー施工装置1が遠隔操作型重機MのアームAの移動により他のアンカー施工位置に移動され、次のアンカー41の施工が行われる。
このように本実施の形態では、コンクリート壁Wに本体固定ドリル2を穿孔することで、本体固定ドリル2によりアンカー施工装置1をコンクリート壁Wに支持させることができ、アンカー施工装置1自体が位置決めされ、装置の変動が抑制されることになる。
そして、アンカー施工装置1が所定位置に固定された状態で、本体固定ドリル2の軸心O1回りに配置される穿孔手段10、孔内清掃手段20、充填材挿入手段30、及びアンカー挿入手段40を前記軸心O1を中心にして回転させることで、各手段10、20,30,40での作業位置が本体固定ドリル2の軸心O1を中心とする円上に位置することになり、1箇所のアンカー41の施工位置に対する前述の各手段10,20,30,40の位置決めを容易に行うことができる。そのため、1箇所のアンカー41を施工する際に、アンカー施工装置1自体を移動させたり、遠隔操作型重機Mを移動させる必要がなく、作業効率を向上させることができる。
また、本実施の形態のアンカー施工装置1では、第2ホルダ43に複数個のアンカー41を装填しておくことが可能となり、それらアンカー41を順次繰り出すことにより穿孔された孔Hに挿入されるので、1本のアンカー41の打設ごとにアンカー挿入手段にアンカーを装填する必要がなくなり、アンカーの装填効率を向上させることができる。
さらに、アンカー挿入手段40では、リボルバー式の第2ホルダ43のホルダ中心軸O2を中心とする円上に複数個のアンカー41が装填されるので、第2ホルダ43が大きく張り出すのを抑えた形状となり、アンカー施工装置1をコンパクトに構成することができる。なお、本実施の形態では、充填材挿入手段30についても、充填材を装填する第1ホルダ33がリボルバー式であるので、アンカー挿入手段40と同様にアンカー施工装置1のコンパクト化を図ることができる。
上記構成からなるアンカー施工装置1は、アンカー施工装置1が本体固定ドリル2によりコンクリート壁Wに支持されるので、アンカー施工装置1の変動を抑制することができ、所定の設置箇所に正確にアンカー41を施工することができる。
また、上記構成からなるアンカー施工装置1は、穿孔、孔内清掃、アンカー埋め込みの工程毎に先端ツールを交換することなく、穿孔手段10、孔内清掃手段20、充填材挿入手段30及びアンカー挿入手段40をセットすることができるので、作業時間を短くすることができ、作業効率を高めることができる。
上述のように本実施の形態によるアンカー施工装置では、アンカー施工装置の本体が本体固定ドリルにより支持されるので、アンカー施工装置の変動を抑制することができるので容易に所定の箇所にアンカーを施工することができる。
また、穿孔、孔内清掃、アンカー埋め込みの工程毎に先端ツールを交換することなく、穿孔手段、孔内清掃手段及びアンカー挿入手段をセットすることができるので、作業時間を短くすることができ、作業効率を高めることができる。
以上、本発明によるアンカー施工装置の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、アンカー41がケミカルアンカーの場合であるが、アンカー41がピン打込式やスリーブ打込式等の機械式アンカーでもよい。この場合、当然に充填材挿入手段30は省略される。そして、アンカー挿入手段40には、アンカー41に打ち込み力を加える機構が備えられる。
また、本実施の形態では、コンクリート壁Wを被アンカー打設体としているが、コンクリート壁Wであることに制限されることはなく、岩盤などを施工対象とすることも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 アンカー施工装置
2 本体固定ドリル
3 筐体
4 支持部材
10 穿孔手段
11 ドリル
12 駆動装置
20 孔内清掃手段
21 エア噴出ノズル
30 充填材挿入手段
31 充填材
32 駆動装置
33 第1ホルダ
40 アンカー挿入手段
41 アンカー
42 駆動装置
43 第2ホルダ
M 遠隔操作型重機
A アーム
H 孔
O1 本体固定ドリル2の軸心
O2 ホルダ中心軸
W コンクリート壁(被アンカー打設体)

Claims (6)

  1. 遠隔操作型重機のアーム先端に取り付けられるアンカー施工装置であって、
    装置先端部には、被アンカー打設体に対して穿孔する本体固定ドリルが設けられ、
    該本体固定ドリルには、
    前記被アンカー打設体に穿孔するドリルを備えた穿孔手段と、
    穿孔された孔内から切削屑を排出する孔内清掃手段と、
    穿孔された孔にアンカーを挿入するアンカー挿入手段と、
    前記本体固定ドリルの軸心を中心とする円上において互いに所定の間隔を保って設けられ、
    前記穿孔手段、前記孔内清掃手段、及び前記アンカー挿入手段は、前記本体固定ドリルの軸心を中心として回転可能に設けられていることを特徴とするアンカー施工装置。
  2. 前記アンカー挿入手段では、穿孔された孔に合成樹脂組成物からなる充填材を充填して行われるケミカルアンカー、又は機械式アンカーが挿入され、
    前記機械式アンカーは、ピン打込式、又はスリーブ打込式であることを特徴とする請求項1に記載のアンカー施工装置。
  3. 前記アンカー挿入手段には、複数個のアンカーを予め装填することが可能なホルダが設けられ、該ホルダから前記アンカーが前記孔に向けて順次繰り出されることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカー施工装置。
  4. 前記ホルダは、ホルダ中心軸回りに回転可能に設けられるとともに、該ホルダ中心軸を中心とする円上に所定の間隔をあけて前記アンカーが装填されてなり、
    前記本体固定ドリルの軸心を中心とする円上に、前記ホルダに装填されたアンカーが位置していることを特徴とする請求項3に記載のアンカー施工装置。
  5. 前記アンカー挿入手段がケミカルアンカーの場合は、アンカーの挿入の前に合成樹脂組成物からなる充填材を穿孔された孔に挿入する充填材挿入手段が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のアンカー施工装置。
  6. 前記充填材挿入手段は、複数個の成樹脂組成物からなる充填材が予め装填され、順次繰り出されることを特徴とする請求項5に記載のアンカー施工装置。
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