JP6024238B2 - 停留所の情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗合車両の停留所に設置される停留所の情報表示装置に関するものである。
乗合車両の停留所に設置される停留所の情報表示装置には、太陽電池を備えてこの太陽電池により発電された電力だけで駆動して待合客に情報を提供するものがある。例えば、特許文献1に開示される「バスロケーションシステム」では、停留所に設置された停留所ポストに、発信器からの無線信号を受信する受信器と、バスの通過予定時刻等を表示する表示器と、この表示器を受信器の出力を基に制御する制御器とを備え、受信器が車両コードを含む無線信号を受信した場合には表示器の表示を点滅させてバスの接近情報を待合客に知らせる。
この「バスロケーションシステム」では、受信器、表示器および制御器といった数々のハードウェアが駆動電力を必要とするうえ、表示器には、液晶ディスプレイやLEDマトリクスディスプレイを用いており、これらは常時点灯されている。その一方で、ソーラパネル(太陽電池)は、停留所ポストの本体上面に取り付けられる比較的小型のもので受光面積が限られている。したがって、一般的には、このような受光面積が狭いソーラパネルの発電だけでは、表示器を含めてこれらすべてのハードウェアの駆動電力を賄うことは難しい。
このため、実際には、例えば、特許文献2に開示される「太陽電池を具備するバス停留所」のように、バス停留所の近くの建物やバス停留所の屋根などに、受光面積の広い大型の太陽電池を設置して十分な発電容量を確保可能な構成を採ったり、あるいは案内情報が印刷された透光プレートを内側から外部に向けて照らす照明装置だけに駆動電力を消費するハードウェアを絞って電力消費を低減した構成が採用される。
特開平11−003495号公報 特開2001−143196号公報
しかしながら、特許文献2に開示される「太陽電池を具備するバス停留所」によると、十分な受光面積を確保する必要から太陽電池が大型なものにならざるを得ない。そのため、特許文献2の構成は、特許文献1のソーラパネルに比べて設備や設置に関わるコストが桁違いに大きなものになってしまうという問題がある。一方、内側から照らされる透光プレートでは、一般にはそれに表示される情報が印刷物になるため情報が固定化されてしまう。そのため、この構成では、例えば、時々刻々と変化する情報をリアルタイムに提供することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、比較的小型の太陽電池により発電された電力だけで駆動する構成であっても、動的に変化し得る情報を提供可能な停留所の情報表示装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載された停留所の情報表示装置は、乗合車両の停留所に設置され、太陽電池とこの太陽電池により発電された電力を蓄える蓄電池とを備え、この蓄電池から供給される電力により、無線通信で受信する情報を当該停留所の待合客に視認可能に表示する停留所の情報表示装置であって、データを受信する無線通信部と、前記無線通信部により受信されたデータに基づいて所定の情報を表示可能に情報処理をする情報処理部と、前記情報処理部により情報処理される所定の情報のうち、表示内容が所定の頻度を超えて変更される情報を発光ダイオードを用いて表示するLED表示部、および前記所定の情報のうち前記所定の頻度以下で変更される情報を、発光ダイオードよりも固定表示時の消費電力が少ない表示素子で表示する非LED表示部からなるバスの路線または系統ごとの案内表示が複数設けられた案内表示部と、を備えることを特徴とする。
また、特許請求の範囲の請求項2に記載された停留所の情報表示装置は、請求項1に記載された停留所の情報表示装置において、前記非LED表示部は、表示態様を変更する期間内は駆動電力を消費し、変更後は駆動電力を消費しないまたはほぼ消費しない表示素子で構成されることを特徴とする。
さらに、特許請求の範囲の請求項3に記載された停留所の情報表示装置は、請求項1または2に記載された停留所の情報表示装置において、前記所定の頻度以下で変更される情報は、当該情報表示装置の稼動状況、または前記乗合車両の行先案内、路線案内もしくは経由停留所案内であることを特徴とする。
本発明では、情報処理部により情報処理される所定の情報のうち、表示内容が所定の頻度を超えて変更される情報を発光ダイオードを用いて表示するLED表示部により提供し、所定の情報のうち所定の頻度以下で変更される情報を発光ダイオードよりも固定表示時の消費電力が少ない表示素子で表示する非LED表示部により提供する。そして、例えば、非LED表示部は、表示態様を変更する期間内は駆動電力を消費し、変更後は駆動電力を消費しないまたはほぼ消費しない表示素子で構成される。また、例えば、所定の頻度以下で変更される情報は、当該情報表示装置の稼動状況、または乗合車両の行先案内、路線案内もしくは経由停留所案内である。
これにより、複数の行き先や路線について、時々刻々と変化する情報をリアルタイムに待合客に提供することができる。変更の頻度が低い情報は、専ら非LED表示部により表示されて待合客に提供されるので、これらの情報を発光ダイオードを用いたLED表示部で表示する構成に比べて、駆動電力の消費を各段に低減させることが可能となる。特に、非LED表示部を、表示態様の変更後は駆動電力を消費しないまたはほぼ消費しない表示素子で構成する場合には、その効果が極め大きい。したがって、比較的小型の太陽電池により発電された電力だけで駆動する構成であっても、動的に変化し得る情報を提供することができる。
本実施形態に係る接近表示装置の外観構成を示す正面図である。 本実施形態に係る接近表示装置の外観構成を示す側面図である。 本実施形態に係る接近表示装置の電気的な構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る接近表示装置による表示例を示す説明図である。
以下、本発明の停留所の情報表示装置を、路線バス(乗合車両の一例であり、以下、単に「バス」という)の停留所に設置される接近表示装置に適用した一実施形態を各図に基づいて説明する。まず、接近表示装置10の外観構成について図1および図2を参照して説明する。図1,2には、接近表示装置10の外観構成を示す正面図や側面図が、それぞれ図示されている。
図1,2に示すように、接近表示装置10は、主に、正面が幅広で側面が狭い、例えば、短冊形状を成す長細の薄箱形状に形成された本体11と、この本体11の上部に取り付けられるソーラーパネル12とから構成されており、支柱19を介して地面等の設置面Gに縦長状態で自立可能に構成されている。
本体11は、設置状態において、上方から下方に向けて、案内情報パネル13、広告情報パネル15、機器収納部17の順番に構成されており、案内情報パネル13および広告情報パネル15については、当該停留所(以下「当バス停」)でバスの到着を待つ待合客に所定情報を提供可能に構成されている。
案内情報パネル13は、その最上段に当バス停の名称を明示する表示範囲が設けられている。例えば、本実施形態では、図1から、当バス停が「○○○団地」という名称であることがわかる。このバス停の名称表示は印刷やペイントによるものである。この名称の下段には、接近表示装置10の稼動状況を明示する表示範囲、さらにその下には、バスの接近情報を明示する表示範囲が各系統ごとに複数設けられている。これらの表示には、LED表示器25、電子ペーパー26や磁気反転表示器27が用いられており、案内情報パネル13の内側(本体11の上方内部)に収納される表示ユニット20によって表示制御が行われている。なお、表示ユニット20や表示制御等については、図3を参照して後述する。
広告情報パネル15は、案内情報パネル13では表示されない情報、例えば、時刻表や路線図等や、商業目的の宣伝広告に関する情報を待合客に案内するもので、これらの案内情報は、例えば、印刷やペイントされたプレートによって表示されている。なお、本実施形態では、広告情報パネル15にはLED等の照明装置を設けていない。これにより、電力消費量を低減して省電力化を図っている。
機器収納部17は、本体11の最下部に位置しており、その内部空間に、例えば、充電制御ユニット14やバッテリ16を収容可能に構成している。また、機器収納部17には、ひさし付きの通風用スリットが複数箇所に設けられており、外部空間との通気を可能にしている。
ソーラーパネル12は、太陽光等の光を電気エネルギーに変換する太陽電池で、本実施形態では、接近表示装置10の設置状態において、本体11の上面に支柱18を介して固定可能に設けられている。ソーラーパネル12の発電容量は、例えば、20W/hに設定されている。なお、ソーラーパネル12から突出する5本の棒形状のものは、無線通信モジュール28(図3参照)に接続される無線通信用のアンテナ29である。
充電制御ユニット14は、ソーラーパネル12が発電した電力をバッテリ16に対して効率的に充電をし得るように制御する制御装置である。バッテリ16は、ソーラーパネル12により発電された電力を蓄える蓄電池(二次電池)で、例えば、公称電圧12V、定格容量30Ahの鉛蓄電池が用いられる。
次に、図3および図4を参照して、接近表示装置10の電気的な構成等を説明する。なお、図3には、接近表示装置10の電気的な構成例を示すブロック図が図示されている。また、図4には、接近表示装置10による表示例を示す説明図が図示されている。
図3に示すように、接近表示装置10は、電気的に、ソーラーパネル12、充電制御ユニット14およびバッテリ16により構成される電源系と、LED表示器25、電子ペーパー26および磁気反転表示器27を含む表示ユニット20と、により構成されている。本実施形態では、例えば、ソーラーパネル12により発電された電力を充電制御ユニット14を介して、バッテリ16に蓄電した後、バッテリ16から表示ユニット20に供給可能に構成されている。
表示ユニット20は、MPU21を中心に、メモリ22、入出力インタフェース24、LED表示器25、電子ペーパー26、磁気反転表示器27および無線通信モジュール28等により構成されている。MPU21は、システムバスを介してメモリ22やLED表示器25、電子ペーパー26、磁気反転表示器27および無線通信モジュール28等に接続され、メモリ22とともに情報処理部を構成するものである。メモリ22は、RAM、ROM、EEPROM等で、MPU21を制御するシステムプログラムのほかに、後述する表示制御処理を可能にするプログラムが格納されている。MPU21はこれらをメモリ22から読み出して逐次実行している。なお、図略の電圧センサ等によりバッテリ16から供給される駆動電力の状態をMPU21により監視可能にも構成されている。
LED表示器25は、高輝度低消費電力型の複数の発光ダイオードにより構成されるLED表示部で、本実施形態では、図4に示すように、例えば、4箇所に設けられる三角印25a、25b、25c、25dを、それぞれ個別に点灯し得るように構成されている。これら三角印25a〜25dは、点灯または消灯状態によってバスの接近情報を表す。
図4の例では、三角印25aの点灯により、当バス停よりも2つ前のバス停と3つ前のバス停との間をバスが走行していることを示す。同様に、三角印25bの点灯は、当バス停よりも1つ前のバス停と2つ前のバス停との間を、また三角印25cの点灯は、当バス停と1つ前のバス停との間を、それぞれバスが走行していることを示す。なお、少し前に到着したバスが既に当バス停を出発した旨は、三角印25dの点灯によって示される。
この例では、「○○○車庫 行」(町35系統、町61系統)において、三角印25bが点灯して、他の三角印25a、25c、25dが消灯している。これにより、○○○車庫行きのバスは、現在、当バス停と1つ前のバス停との間を走行しており、しばらくすると当バス停に到着する予定であることを待合客に案内している。
なお、これら三角印25a〜25dのそれぞれの間において「バス停」を表す印についても、発光ダイオードにより点灯可能に構成しても良い。これにより、バス停でバスが停車中である旨も、待合客に案内することが可能となる。また、これら三角印に代えて、バスの外観を模したバス形状のものでLED表示器25を構成しても良い。これにより、バスが走行中である旨を待合客に視覚的に理解しやすくする。
電子ペーパー26は、例えば、半球ずつ白と黒に塗り分けた微小球体(表示素子)をマトリックス状に多数埋め込んだもので、これらの微小球体を電界により任意に回転させることで白地に黒い文字や線図(または黒地に白い文字や線図)を表現し得るように構成されている。また、白色と黒色の粒子を流体とともに封入したマイクロカプセル(表示素子)をマトリックス状に多数並べてカプセル中の粒子を電界により任意に移動させることで白地に黒い文字や線図(または黒地に白い文字や線図)を表現し得るように構成されるものもある。
電子ペーパー26には、様々な構成や方式のものがあるが、一般に、それらの表示素子は、表示内容(表示態様)を変更する時には駆動電力を消費しても、変更後は新たに表示内容を変更しない限り駆動電力を必要としないか必要としても極めて微小な電力で足りる、という電気的な特徴を有する。そのため、文字、記号や線図による表示であっても、内容の変更頻度が低い表示をこの電子ペーパー26により行うことで、接近表示装置10による消費電力を低減させることが可能となる。
本実施形態では、例えば、図4に示すように、バスの行先案内や系統名を電子ペーパー26によって表示可能に構成する。先の例では、バスの行先案内は「○○○車庫 行」であり、系統名は「町35」や「町61」である。また、図4には図示されていないが、表示スペース上可能な場合には、路線案内や経由するバス停の案内(経由停留所案内)を表示しても良い。これらの表示は、ダイヤ改正等によりバスの路線や系統名に変更があった場合に変更される情報で、普段は固定化された情報である。
図4においては、このようにLED表示器25および電子ペーパー26により構成される案内表示が、上下方向に段違いに7箇所に設けられている(7段構成)。なお、2段目〜7段目における破線内の構成は、前述した1段目と同様に構成されている。これにより、複数の行き先や路線について、時々刻々と変化する情報をリアルタイムに待合客に提供することができる。また、これらの段数は任意である。
磁気反転表示器27は、表と裏の表示内容を変えた表示板(表示素子)を電磁石を利用した回転機構によって表裏が反転するように回転させることで、表示内容を表側のものと裏側のものとに変更し得るように構成されている。この磁気反転表示器27も、表裏を反転させる時にだけ駆動電力を消費し、反転後は新たに反転しない限り駆動電力を必要としない、という電気的な特徴を有する。そのため、予め定められた2種類の定型表示を交互に変更する表示である場合には、この磁気反転表示器27により行うことで、接近表示装置10による消費電力を低減させることが可能となる。
本実施形態では、例えば、図4に示すように、接近表示装置10の稼動状況を磁気反転表示器27により表示可能に構成する。図4の例では、円形状の磁気反転表示器27により接近表示装置10が現在稼動中である旨を示す「バス接近案内中」(例えば緑色地)を表示している。接近表示装置10が稼動していない場合には「休止中」(例えば赤色地)が表示される。つまり、本実施形態による磁気反転表示器27は、表側(一方側)で「バス接近案内中」、裏側(他方側)で「休止中」をそれぞれ表示可能に構成されている。
なお、接近表示装置10の稼動や休止の制御は、当日の最終時刻に到着する予定のバス(いわゆる終バス)が到着または通過したことを検出することによって、もしくは表示ユニット20に内蔵される図略の時計モジュールによる時間管理によって、自動的に自律して行われたり、またはリモート操作により手動で行われたりする。また、ソーラーパネル12が良好に発電することが困難な天候(例えば、雨天や曇天)の日が続いた場合には、バッテリ16の充電が表示ユニット20を駆動するのに不十分な状態になり得るため、この場合には、電圧センサ等による電圧情報に基づいて、接近表示装置10を休止にする。バッテリ16自体が故障をし駆動電力を供給できない場合も、電圧情報に基づいて同様に休止となる。
なお、電子ペーパー26、発光ダイオードを使用しない表示方式であり、表示内容を変更する時には駆動電力を要するが、変更後の固定表示時においては駆動電力を必要としないか微小電力で足り、発光ダイオードよりも固定表示時の消費電力が少ない非LED表示部の例である。また、電子ペーパー26、表示内容(表示態様)を変更する期間内は駆動電力を消費し、変更後は駆動電力を消費しないまたはほぼ消費しない表示素子で構成されるもの、の例示でもある。
無線通信モジュール28は、例えば、携帯電話会社の通信キャリアを介して無線データ通信を可能にする無線通信部で、本実施形態では、例えば、パケット通信方式でデータの送受信を行う。これにより、無線回線を常に接続したままで無線データを送受信する常時接続方式に比べ、無線通信モジュール28の駆動電力が大幅に削減されるため、接近表示装置10による電力消費を一層低減させることが可能となる。
例えば、これまでに説明したバスの接近情報を含むデータを、無線通信モジュール28により、当該バスの運行情報を管理する情報センターから受信することで、LED表示器25により表示される当バス停に停車予定のバスの情報を取得することが可能となる。バス停の接近情報を含むデータは、当バス停に停車予定のバスが走行している限り、例えば、ほぼ1分間隔で更新されて情報センターから受信する。例えば、接近表示装置10が午前6時から午後12時まで18時間/日、稼動する場合には、1000回以上データが受信されてLED表示器25による表示が更新される。
また、バスの路線や系統名の改正があった場合には、改正に係るバスの行先案内や系統名、さらには路線案内や経由停留所案内の各情報を含むデータを情報センターから受信することで、電子ペーパー26により表示されるこれらの情報を取得することが可能となる。さらに、情報センターからリモートで、当バス停の接近表示装置10の稼動管理をする場合には、稼動状態を制御するデータを情報センターから受信することで、磁気反転表示器27による「バス接近案内中」や「休止中」の表示が適宜変更される。バスの路線や系統名等の改正は、一般には、多くても年数回であり、また稼動状態を制御するデータは、毎日その制御を行ったとしても、せいぜい数回/日である。
このように、本実施形態の場合、LED表示器25による表示内容の変更回数と、電子ペーパー26や磁気反転表示器27による表示内容の変更回数と、の間には、大きな回数差がある。そのため、表示内容の変更が、所定の頻度として、例えば10回/日を超えるものは、LED表示器25により表示をして、10回/日以下のもので任意の文字、記号や線図(図形)等で表現をする表示態様のものは、電子ペーパー26により表示をして、10回/日以下のもので表示態様が複数種類で固定化されているものは、磁気反転表示器27で表示をするように構成する。
また、例えば、(1)LED表示器25による単位時間当たりの平均消費電力、(2)電子ペーパー26の表示変更時に消費される単位回数当たりの平均消費電力および(3)磁気反転表示器27の表示変更時に消費される単位回数当たりの平均消費電力に基づいて、当バス停の接近表示装置10における年間消費電力の割合から、LED表示器25により表示する情報と、電子ペーパー26または磁気反転表示器27による表示する情報と、を峻別することで、当該接近表示装置10による電力消費量を最適な値に設定することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る接近表示装置10によると、データを受信する無線通信モジュール28と、無線通信モジュール28により受信されたデータに基づいて所定の情報を表示可能に情報処理をするMPU21およびメモリ22と、MPU21およびメモリ22により情報処理される所定の情報のうち、表示内容が所定の頻度を超えて変更される情報を発光ダイオードを用いて表示するLED表示器25、および所定の情報のうち所定の頻度以下で変更される情報を、発光ダイオードよりも固定表示時の消費電力が少ない表示素子で表示する電子ペーパー26からなるバスの路線または系統ごとの案内表示が複数設けられた案内表示部と、を備える。
そして、MPU21およびメモリ22により情報処理される所定の情報のうち、表示内容が所定の頻度を超えて変更される情報として、例えば、バスの接近情報をLED表示器25により提供し、所定の情報のうち所定の頻度以下で変更される情報として、バスの行先案内、系統名、路線案内や経由停留所案内等を電子ペーパー26や磁気反転表示器27により提供する。これにより、変更の頻度が低いバスの行先案内、系統名、路線案内や経由停留所案内等の各情報は、電子ペーパー26や磁気反転表示器27により表示されるため、これらの情報を発光ダイオードを用いたLED表示器25で表示する構成に比べて、駆動電力の消費を各段に低減させることが可能となる。したがって、比較的小型のソーラーパネル12により発電された電力だけで駆動する構成であっても、動的に変化し得る情報を提供することができる。
なお、上述した実施形態では、LED表示器25および電子ペーパー26により構成される案内表示単位を7段で構成したが2段〜6段で構成しても良い。また、磁気反転表示器27による表示を、「バス接近案内中」と「休止中」との組み合わせにしたが、例えば、「稼働中」と「故障中」や、「運行中」と「終了」等の組み合わせにしても良い。
また、上述した実施形態では、非LED表示器の例として、表裏で2種類の表示内容を表現可能な磁気反転表示器27を用いたが、例えば、三角柱の各面を表示面として構成される磁気反転表示器を用いて、3種類の表示内容(例えば、「バス接近案内中」、「休止中」および「故障中」)を表現可能に構成しても良し、四角柱の各面を表示面として構成される磁気反転表示器を用いて、4種類の表示内容を表現可能に構成しても良い。
さらに、上述した実施形態では、表示ユニット20は、バッテリ16から直接、駆動電力の供給を受ける構成を採ったが、例えば、表示ユニット20が充電制御ユニット14を介して駆動電力の供給を受ける構成を採っても良い。この場合、充電制御ユニット14と表示ユニット20との間において、充電や放電に関する制御情報の授受が行われ得るように構成しても良い。
さらにまた、上述した実施形態では、バス停に設置される接近表示装置10を例示して説明したが、本発明の適用はこれに限られることはなく、乗合車両の停留所に設置される情報表示装置であれば、例えば、路面電車、トロリーバスやワンマン運行方式の鉄道等の乗合車両の停留所に設置される情報表示装置にも適用することができ、これらの場合においてもバスの接近表示装置10に適用したときと同様の作用・効果を得ることができる。
10…接近表示装置(停留所の情報提供装置)
11…本体
12…ソーラーパネル(太陽電池)
16…バッテリ(蓄電池)
20…表示ユニット
21…MPU(情報処理部)
22…メモリ(情報処理部)
25…LED表示器(LED表示部)
26…電子ペーパー(非LED表示部)
27…磁気反転表示器
28…無線通信モジュール(無線通信部)

Claims (3)

  1. 乗合車両の停留所に設置され、太陽電池とこの太陽電池により発電された電力を蓄える蓄電池とを備え、この蓄電池から供給される電力により、無線通信で受信する情報を当該停留所の待合客に視認可能に表示する停留所の情報表示装置であって、
    データを受信する無線通信部と、
    前記無線通信部により受信されたデータに基づいて所定の情報を表示可能に情報処理をする情報処理部と、
    前記情報処理部により情報処理される所定の情報のうち、表示内容が所定の頻度を超えて変更される情報を発光ダイオードを用いて表示するLED表示部、および
    前記所定の情報のうち前記所定の頻度以下で変更される情報を、発光ダイオードよりも固定表示時の消費電力が少ない表示素子で表示する非LED表示部からなるバスの路線または系統ごとの案内表示が複数設けられた案内表示部と、
    を備えることを特徴とする停留所の情報表示装置。
  2. 前記非LED表示部は、表示態様を変更する期間内は駆動電力を消費し、変更後は駆動電力を消費しないまたはほぼ消費しない表示素子で構成されることを特徴とする請求項1に記載の停留所の情報表示装置。
  3. 前記所定の頻度以下で変更される情報は、当該情報表示装置の稼動状況、または前記乗合車両の行先案内、路線案内もしくは経由停留所案内であることを特徴とする請求項1または2に記載の停留所の情報表示装置。
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