JP6024128B2 - 車両用液圧ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用液圧ブレーキ装置、詳しくは、回生協調ブレーキや自動ブレーキを実行可能な構造において、良好な操作フィーリング(いわゆるペダルフィーリング)を確保することを可能にしたブレーキ装置に関する。
高圧の液圧源から供給される液圧を調圧装置によってドライバーのブレーキ操作に応じた値や、電子制御装置がドライバーのブレーキ操作とは無関係に設定した値に調圧し、調圧後の液圧でマスタシリンダのマスタピストンの作動を助勢してブレーキ液圧を発生させることのできるバイワイヤ式の車両用ブレーキ装置が、例えば、下記特許文献1に開示されている。
同文献の図1に記載されたブレーキ装置は、ブレーキ操作力を受けて前進する入力ピストンと、高圧の液圧源から供給される液圧を、目標制動力を得るのに必要な圧力に調圧して駆動液圧室に送り込む調圧手段(調圧部)と、調圧後の液圧でマスタピストン(第1ピストン)を駆動してブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダを有している。
前記入力ピストンは、ハウジング(ボデー)内の隔壁にあけた孔に液密、かつ、軸方向摺動自在に挿入されており、その入力ピストンの先端がブースト圧(調圧された高圧液圧源からの液圧)の導入される駆動液圧室に入り込んでいる。また、この入力ピストンの後部大径部の前面を入力ピストンの進退量に応じて容積変化を生じる液圧室に臨ませ、この液圧室にその液圧室の容積変化に応じた反力を発生させるストロークシミュレータを接続している。
そして、さらに、入力ピストンの外周と入力ピストンを貫通させたハウジングの隔壁の孔の内周面との間にシール部材でシールしている。
特開2011−240873号公報
上記特許文献1に記載されたブレーキ装置は、調圧手段によって調圧された液圧が駆動液圧室に導入されると、マスタシリンダのマスタピストンがその圧力を背面に受けて前進する。このとき、駆動液圧室には、高圧の液圧源からの液圧が導入される。これに対し、ストロークシミュレータを接続した液圧室に生じる液圧は、ドライバーのブレーキ操作によって発生させ得る、限られた大きさの液圧であることから、両液室間に大きな液圧差が生じ、その液圧差によって、両液圧室間の連通を遮断している前記シール部材が低圧の液圧室側に向けて押し動かされる(シール部材を収納する溝は、シール部材の膨張などに対応するためにシール部材との間に遊びのあるものになっており、その遊びの範囲でシール部材が動く)。そのときの移動量はさほど大きくないが、近年のブレーキ装置は小型化の進展が著しく、その小型のブレーキ装置では、シール部材の変位による液圧室の容積変動率が無視できないものになる。
そのシール部材の変位による液圧室の容積変動が起こると、ブレーキペダルに加わるブレーキの操作反力がブレーキ操作量と対応しないものになってブレーキの操作フィーリングが悪化する。
そこで、この発明は、特許文献1が提案しているようなバイワイヤ式の車両用ブレーキ装置において起こるシール部材の変位に起因した操作フィーリングの悪化の問題を解消することを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、高圧の液圧源から供給される液圧を
調圧装置でドライバーのブレーキ操作に応じた圧力、又は、電子制御装置が設定した目標
制動力を得るのに必要な圧力に調圧し、調圧後の液圧でマスタシリンダを作動させてブレ
ーキ液圧を発生させ、そのブレーキ液圧をホイールシリンダに向けて供給するバイワイヤ
式の車両用液圧ブレーキ装置を以下の通りに構成した。
即ち、ブレーキ操作力を受けて前進する入力ピストンと、この入力ピストンの進退量に
応じて容積の変化する第1液室と、この第1液室とともにハウジングの内部に設けられ、
前記調圧後の液圧を導入して前記マスタシリンダのマスタピストンに加える第2液室と、
前記第1液室の容積変化に応じた反力を発生させるストロークシミュレータと、
前記ハウジングの内部に配置されて第1液室を前記第2液室から区画する区画部材と、
その区画部材の外周又は前記ハウジングの内孔に形成される環状シール溝に収容されて
前記ハウジングの内孔と前記区画部材との間をシールする環状シール部材と、その環状シ
ール部材の前記環状シール溝内での軸方向移動を制限する移動制限部を有し、
前記環状シール部材が前記移動制限部に拘束され、前記環状シール溝の第2液室側溝面との間に環状シール部材の膨張、変形を許容する空間を有する状況下で環状シール溝の第1液室側溝面に密着するように
前記環状シール溝を、前記第1液室側に位置して前記第2液室を臨む溝側面と、その溝側面に対向して前記第2液室側に形成され、前記環状シール部材が接してその環状シール部材を前記溝側面に密着させる、溝の奥端側で溝幅を狭める方向に傾斜したテーパ面と、その溝側面とテーパ面間をつなぐ溝底面とを有する形状にしてこの環状シール溝で前記移動制限部を構成した。
なお、前記区画部材は、前記ハウジングから独立させてハウジングの内孔に嵌合固定するもの、ハウジングと一体に形成するもののどちらであってもよい。ハウジングから独立した区画部材を設けるものは、その区画部材の少なくとも外周側を環状シール部材でシールする。
ハウジングから独立した区画部材やハウジングと一体の区画部材に貫通孔が設けられ、その貫通孔に入力ピストンやマスタピストンを挿入する構造では、区画部材の内周側も環状シール部材でシールする。必要があれば、その区画部材の内周側の環状シール部材も移動制限部を設けて拘束する。
区画部材の内周側の環状シール部材は、ブレーキ操作がなされたときに液圧差による第1液室側への変位力を打ち消す方向の力を受ける(入力ピストンやマスタピストンに締代をもって外嵌されるため、入力ピストンやマスタピストンと一緒に動こうとする)。従って、その区画部材の内周側の環状シール部材については、移動制限部が不要なケースも考えられるが、その区画部材の内周側の環状シール部材も、移動制限部を備えていればより良い効果を期待できる。
この発明の車両用液圧ブレーキ装置は、第1液室と第2液室の連通を遮断する環状シール部材の移動制限部を設け、前記第2液室の圧力が、前記マスタピストンが動き出すときの圧力よりも低い状況下では、環状シール部材が環状シール溝の第1液室側溝面に密着するようにしたので、第2液室に高圧の液圧源から調圧された液圧が導入されても環状シール部材の第1液室側への移動が移動制限部によって阻止される。
従って、環状シール部材の変位による第1液室の容積変動が起こらず、入力ピストンを介してブレーキペダルに加わるブレーキの操作反力がブレーキ操作量と対応する状況が維持されブレーキの操作フィーリングの悪化が防止される。
なお、環状シール部材を収容する環状シール溝を、テーパ面の含まれた溝にしてその環状溝で前記移動制限部を構成するものは、環状シール部材によるシール部の構造が複雑にならず、シール部の加工、組立ても容易である。
この発明の車両用液圧ブレーキ装置の一例を示す断面図 図1のA部を拡大して示す図 移動制限部の他の形態(これは参考例である)を示す断面図 移動制限部のさらに他の形態(これも参考例である)を示す断面図 ハウジングと一体の区画部材に入力ピストンを貫通させたブレーキ装置の要部の断面図 ハウジングと一体の区画部材にマスタピストンを貫通させたブレーキ装置の要部の断面図
以下、この発明の車両用液圧ブレーキ装置の実施の形態を、添付図面の図1〜図6に基づいて説明する。図1に示すように、例示の車両用液圧ブレーキ装置は、ブレーキ液圧発生装置1と、ブレーキ操作量に応じた操作反力を発生させるストロークシミュレータ2と、ブレーキ液圧発生装置1で発生させた液圧で作動して各車輪に制動力を加えるホイールシリンダ4と、ブレーキ液圧発生装置1からホイールシリンダ4に供給されるブレーキ液圧を必要に応じて調整するABSユニット5を有する。
また、高圧の液圧源6と、その液圧源6から供給される液圧を、目標制動力を得るために必要な圧力に調整する調圧装置7と、ブレーキの操作状況や車両の挙動を検出する既知の各種センサからの情報に基づいて目標制動力を設定し、調圧装置7に対して必要な調圧指令を出す電子制御装置(ECU)9を有している。電子制御装置9は、ブレーキの操作状況や車両の挙動を検出する既知のセンサ類や各種センサからの情報に基づいて目標制動力を設定し、高圧の液圧源から第2液室に導入される液圧を、目標制動力を得るために必要な圧力に調整するように調圧装置に対して指令を出す。
ブレーキ液圧発生装置1は、リザーバ10aを備えている。図示のブレーキ液圧発生装置1は、ブレーキペダル11と、そのブレーキペダル11を戻り方向に付勢する復帰スプリング12と、ブレーキペダル11に接続された入力ロッド13と、ブレーキペダル11から入力ロッド13経由で伝達されるブレーキ操作力を受けて前進する入力ピストン14と、タンデム型のマスタシリンダ15を組み合わせて構成されている。
入力ピストン14とマスタシリンダ15は、ハウジング16の内部に組み込まれている。ハウジング16の内孔には位置固定の区画部材17が組み込まれており、入力ピストン14を貫通させたその区画部材17の内部に、入力ピストン14の進退量に応じて容積の変化する第1液室(第1反力室)C1が設けられ、ストロークシミュレータ2につながれたその第1液室C1の前方に、区画部材17の先端に形成された隔壁17aを介して第2液室C2が設けられている。
そしてさらに、区画部材17の後部側外周にリザーバ10aに通じた大気圧の第3液室C3が設けられている。10bは、液圧源6を組み付けたブロックに内蔵された副リザーバである。この副リザーバ10bは、リザーバ10aを共用して省略することがある。
隔壁17aに形成された貫通孔17dには、入力ピストン14が液密、かつ、軸方向摺動自在に挿通され、マスタピストン15aの背面が第2液室C2に臨んでいる。
マスタシリンダ15は、2個のマスタピストン(プライマリピストンとセカンダリピストン)15a、15bと、各ピストンを復帰させる復帰スプリング15cと、各ピストンの外周をシールするカップシール15dを備えており、マスタピストン15a、15bで圧力室PC1、PC2のブレーキ液を加圧してブレーキ液圧を発生させる。これは周知の構造のシリンダである。
ABSユニット5は、ホイールシリンダ4の液圧を必要時に降圧させる減圧用電磁弁(図示せず)と、ホイールシリンダ4の液圧を必要時に昇圧させる増圧用電磁弁(これも図示せず)を備える周知の構造の調圧ユニットである。
液圧源6も、モータに駆動されるポンプ6aと蓄圧器6bを組み合わせた周知の構造の液圧源である。
調圧装置7は、既知の調圧弁7aと、増圧用リニア電磁弁7bと、減圧用リニア電磁弁7cを組み合わせたもので、増圧用リニア電磁弁7bと減圧用リニア電磁弁7cが電子制御装置9からの指令に基づいて制御される。
その制御により調圧弁7aの内部に設けられた液圧室(図示せず)に液圧源6から導入される液圧が調整され、調整後の液圧に応じた位置に制御ピストン(図示せず)が変位して調圧弁7aの弁部の開度が制御される。
その動作により、液圧源6から供給される液圧が、電子制御装置9が設定した圧力(通常ブレーキや回生協調ブレーキの実行時には、ブレーキ操作に応じた助勢圧)に調整され、調整後の液圧が助勢圧として第2液室C2に導入される。その液圧でマスタシリンダ15が作動して目標制動力を発生させるのに必要なブレーキ液圧を発生させる。
図中Pの符号を入れた要素は、必要箇所の液圧を検出する圧力センサである。この圧力センサは、図示の装置では、ストロークシミュレータ2の導入圧を検出する位置と、第2液室C2に導入されるブースト圧を検出する位置及び液圧源6の圧力を検出する位置の3箇所に設けられている。
区画部材17の外周と内周(貫通孔17d)には、環状シール溝17b、17c(符号は図2参照)が設けられ、外周の環状シール溝17bに環状シール部材18が、内周の環状シール溝17cに環状シール部材19がそれぞれ収容されている。環状シール部材18、19は、ともにOリングを用いたがこれに限定されるものではない。
環状シール部材18は、区画部材17の外周とハウジング16の内孔の内周面との間を液密にシールする。また、環状シール部材19は、区画部材17の内周(貫通孔17d)とその貫通孔17dに貫通させた入力ピストン14の外周との間を液密にシールする。
区画部材17の外周には、環状シール溝17bを兼用した環状シール部材18の移動制限部20が設けられている。その移動制限部20は、環状シール溝17bを、第1液室側C1に位置して第2液室C2側を臨む溝側面Ssと、その溝側面Ssに対向して第2液室側C2に形成する、溝17bの奥端側で溝幅を狭める方向に傾斜したテーパ面Tsと、溝側面Ssとテーパ面Ts間をつなぐ溝底面Bsとを有する形状にしてその環状シール溝17bで構成している(図2参照)
その移動制限部20を兼用した環状シール溝17bは、第2液室C2の圧力が、マスタピストン15aが動き出すときの圧力よりも低い状況下では、環状シール部材18が、テーパ面Ts(第2液室側溝面)との間に自身の膨張、変形を許容する空間を有して収容されてテーパ面の作用で溝側面Ss(第1液室側溝面)に密着するように構成されている。
その構造により環状シール部材18は、環状シール溝17bの溝面に拘束され、第2液室C2と第1液室C1との間に所定の差圧(環状シール部材をその部材の摺動抵抗に打ち勝って動かし得る差圧)以上の差圧が生じても、溝側面Ss(第1液室側溝面)に受け止められて第1液室C1側への移動が阻止される。
そのために、環状シール部材17bの変位による第1液室C1の容積変動が起こらず、ブレーキペダル11に加わるブレーキの操作反力がブレーキ操作量と対応した状態になって良好な操作フィーリングが得られる。
なお、環状シール溝のテーパ面Tsとの間には、環状シール部材18の膨張、変形を許容する空間が確保されており、その空間が、環状シール溝17bと環状シール部材18との間に従来設けていた遊びと同様の働きをするので、環状シール部材18の組み付けが困難になるなどの問題は生じない。
既に述べたように、区画部材の内周(貫通孔17d)側に配置した環状シール部材19は、ブレーキ操作がなされたときにその環状シール部材19によって外周のシールがなされたピストン(図1、図2の構造は入力ピストン14)から、液圧差による第1液室C1側への変位力を打ち消す方向の力を受けるので、図1の装置は、移動制限部を伴わないものにしたが、この環状シール部材19も移動制限部を設けて動き止めすることができる。
移動制限部20は、図3に示すように、環状シール溝17bを、テーパ面Tsにかわる段差面が溝側面Ssとの対向部に形成された形状にして作りだすこともできる。また、図4に示すように、環状シール部材18(又は19)と第2液室C2側の溝面との間に環状シール部材を溝側面Ssに弾性的に押し付ける弾性部材(これはウエーブワッシャなどでもよい)21を介在して作りだすこともできる。
区画部材17は、図5、図6に示すように、ハウジング16と一体に形成されていてもよい。このハウジング16と一体の区画部材17は、隔壁17aの中心にあけた孔(貫通孔17d)に入力ピストン14、又はマスタピストン15aを挿通し、それらのピストンと隔壁17aの貫通孔17dの内周面との間を、環状シール部材19で液密にシールする。隔壁17aの貫通孔17dに入力ピストン14を挿通した図1,5の構造は、この発明を特許文献1に開示されているブレーキ装置に適用したものと考えてよい。
この構造は、環状シール溝17cを、移動制限部20を兼用する溝、或いは、移動制限部20を併設した溝にしてその環状シール溝17cに収容した環状シール部材19のマスタピストン15a作動時の第1液室側への変位を阻止する。
以上の通りに構成したこの発明の車両用液圧ブレーキ装置は、通常ブレーキが実行されるときには、ブレーキペダル11が踏み込まれると、調圧装置7によって調圧された液圧源6からの液圧が第2液室C2に導入され、第2液室C2に導入された助勢圧を受けてマスタピストン15aが前進してマスタシリンダ15が作動し、圧力室PC1、PC2にブレーキ液圧が発生する。
このとき、環状シール部材18や19は、第2液室C2と第1液室C1との間に生じた差圧を受ける。しかしながら、それらの環状シール部材は、移動制限部20によって第1液室C1側への移動が阻止されており、従って、環状シール部材の変位による第1液室C1の容積変動が起こらず、ブレーキペダルに加わる操作反力がブレーキ操作量と対応したものになってブレーキの操作フィーリングの悪化が防止される。
また、この発明の車両用液圧ブレーキ装置は、電気系統失陥時には、入力ピストン14がマスタピストン15aに突き当ってドライバーのブレーキ操作力に依存したブレーキ液圧がマスタシリンダによって作り出される。従って、安全性は確保される。
1 ブレーキ液圧発生装置
2 ストロークシミュレータ
4 ホイールシリンダ
5 ABSユニット
6 液圧源
6a ポンプ
6b 蓄圧器
7 調圧装置
7a 調圧弁
7b 増圧用リニア電磁弁
7c 減圧用リニア電磁弁
9 電子制御装置
10a リザーバ
11 ブレーキペダル
12 復帰スプリング
13 入力ロッド
14 入力ピストン
15 マスタシリンダ
15a,15b マスタピストン
15c 復帰スプリング
15d カップシール
16 ハウジング
17 区画部材
17a 隔壁
17b,17c 環状シール溝
18,19 環状シール部材
20 移動制限部
21 弾性部材
C1〜C3 第1液室〜第3液室
P 圧力センサ

Claims (2)

  1. 高圧の液圧源(6)から供給される液圧を調圧装置(7)でドライバーのブレーキ操作に応じた圧力、又は、電子制御装置(9)が設定した目標制動力を得るのに必要な圧力に調圧し、調圧後の液圧でマスタシリンダ(15)を作動させてブレーキ液圧を発生させ、そのブレーキ液圧をホイールシリンダ(4)に向けて供給するバイワイヤ式の車両用液圧ブレーキ装置であって、
    ブレーキ操作力を受けて前進する入力ピストン(14)と、この入力ピストンの進退量に応じて容積の変化する第1液室(C1)と、この第1液室(C1)とともにハウジング(16)の内部に設けられ、前記調圧後の液圧を導入して前記マスタシリンダのマスタピストン(15a)に加える第2液室(C2)と、
    前記第1液室(C1)の容積変化に応じた反力を発生させるストロークシミュレータ(2)と、
    前記ハウジング(16)の内部に配置されて前記第2液室(C2)と第1液室(C1)とを互いに区画する区画部材(17)と、
    その区画部材(17)の外周又は前記ハウジング(16)の内孔に形成される環状シール溝(17b)に収容されて前記ハウジングの内孔と前記区画部材との間をシールする環状シール部材(18)と、その環状シール部材(18)の前記環状シール溝(17b)内での移動を制限する移動制限部(20)とを有し、
    前記環状シール部材(18)が前記移動制限部(20)に拘束され、前記環状シール溝(17b)の第2液室側溝面との間に環状シール部材の膨張、変形を許容する空間を有する状況下で環状シール溝の第1液室側溝面に密着するように
    前記環状シール溝(17b)を、前記第1液室(C1)側に位置して前記第2液室(C2)を臨む溝側面(Ss)と、その溝側面(Ss)に対向して前記第2液室(C2)側に形成され、前記環状シール部材(18)が接してその環状シール部材(18)を前記溝側面(Ss)に密着させる、溝の奥端側で溝幅を狭める方向に傾斜したテーパ面(Ts)と、その溝側面(Ss)とテーパ面(Ts)間をつなぐ溝底面(Bs)とを有する形状にしてこの環状シール溝(17b)で前記移動制限部(20)を構成した車両用液圧ブレーキ装置。
  2. 高圧の液圧源(6)から供給される液圧を調圧装置(7)でドライバーのブレーキ操作に応じた圧力、又は、電子制御装置(9)が設定した目標制動力を得るのに必要な圧力に調圧し、調圧後の液圧でマスタシリンダ(15)を作動させてブレーキ液圧を発生させ、そのブレーキ液圧をホイールシリンダ(4)に向けて供給するバイワイヤ式の車両用液圧ブレーキ装置であって、
    ブレーキ操作力を受けて前進する入力ピストン(14)と、この入力ピストンの進退量に応じて容積の変化する第1液室(C1)と、この第1液室(C1)とともにハウジング(16)の内部に設けられ、前記調圧後の液圧を導入して前記マスタシリンダのマスタピストン(15a)に加える第2液室(C2)と、
    前記第1液室(C1)の容積変化に応じた反力を発生させるストロークシミュレータ(2)と、
    前記ハウジング(16)の一部を構成し、前記第2液室(C2)と第1液室(C1)とを互いに区画するとともに、前記入力ピストン(14)及びマスタピストン(15a)の一方が挿通される貫通孔(17d)を有する区画部材(17)と、
    その区画部材(17)の前記貫通孔(17d)に形成される環状シール溝(17c)に収容されて前記貫通孔(17d)とこれに挿通されるピストン(14又は15a)との間をシールする環状シール部材(19)と、その環状シール部材(19)の前記環状シール溝(17c)内での移動を制限する移動制限部(20)とを有し、
    前記環状シール部材(19)が前記移動制限部(20)に拘束され、前記環状シール溝(17c)の第2液室側溝面との間に環状シール部材(19)の膨張、変形を許容する空間を有する状況下で環状シール溝の第1液室側溝面に密着するように
    前記環状シール溝(17c)を、前記第1液室(C1)側に位置して前記第2液室(C2)を臨む溝側面と、その溝側面に対向して前記第2液室(C2)側に形成され、前記環状シール部材(19)が接してその環状シール部材(19)を前記溝側面に密着させる、溝の奥端側で溝幅を狭める方向に傾斜したテーパ面と、その溝側面とテーパ面間をつなぐ溝底面とを有する形状にしてこの環状シール溝(17c)で前記移動制限部(20)を構成した車両用液圧ブレーキ装置。
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