JP6023670B2 - 熱交換器及び熱交換デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器及びこの熱交換器が搭載された熱交換デバイスに関する。
熱交換器は、熱交換チューブの内周を流れる第1熱媒体と、外周を流れる第2熱媒体とで熱交換を行う装置である。熱交換器が熱交換デバイスに搭載されることが知られている(例えば、特許文献1第4頁、図1参照。)。
図11に示されるように、熱交換デバイスとしての排熱回収装置100は、熱交換を行うために熱交換器110が配置されている熱回収路102と、この熱回収路102を迂回し熱交換を行わない迂回路103とを有している。
熱交換器110は、コアケース111と、このコアケース111の端部をそれぞれ閉じる2枚のエンドプレート112,113と、これらの2枚のエンドプレート112,113間に掛けられ内部に排気ガスが流れる複数の熱交換チューブ115とからなる。熱交換チューブ115の内部を流れる排気ガスと、外部を流れる媒体との間で熱交換を行う。このような熱交換器110には、次図において説明するような問題点がある。
図12に示されるように、熱交換チューブ115は、エンドプレート112にろう付けされることにより接合されている。高温の排気ガスが熱交換チューブ115に流れることにより、熱交換チューブ115も高温になる。高温になることにより、白抜き矢印によって示されるよう、熱交換チューブ115には伸びが発生する。
熱交換チューブ115がエンドプレート112に接合されていることにより、熱交換チューブ115が伸びる力によってエンドプレート112には負荷が加わる。エンドプレート112に加わる負荷を軽減することができれば、長寿命化の観点から望ましい。
特開2012−184681公報
本発明は、熱交換器の長寿命化を図ることを課題とする。
請求項1に係る発明は、筒状に形成されているコアケースと、このコアケースの内部に積層され内部に第1熱媒体が流される熱交換チューブと、前記第1熱媒体の流れ方向を基準として前記熱交換チューブの上流側端部を貫通支持すると共に前記コアケースの上流側端部を閉じる上流側エンドプレートと、前記熱交換チューブの下流側端部を貫通支持すると共に前記コアケースの下流側端部を閉じる下流側エンドプレートとからなり、前記第1熱媒体と、前記熱交換チューブの外周を流される第2熱媒体とで熱交換を行い、
前記上流側エンドプレートは、前記コアケースに接続されている上流側接続部材と、この上流側接続部材に接合されていると共に前記熱交換チューブが差し込まれている上流側底板とからなり、
前記上流側底板の板厚は、前記上流側接続部材の板厚よりも薄い熱交換器であって、
前記上流側接続部材の底部には、開口部が形成され、
前記上流側底板は、前記上流側接続部材の底部の下流側の面に接合されていると共に、前記熱交換チューブを差し込むための上流側バーリング部が形成され、
前記上流側バーリング部は、前記開口部を貫通して上流側に延びていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記下流側エンドプレートは、前記コアケースに接続されている下流側接続部材と、この下流側接続部材に接合されていると共に前記熱交換チューブが差し込まれている下流側底板とからなり、
前記下流側エンドプレートは、前記下流側接続部材よりも前記下流側底板が下流側に配置され
前記下流側接続部材の底部には、開口部が形成され、
前記下流側底板は、前記下流側接続部材の底部の上流側の面に接合されていると共に、前記熱交換チューブを差し込むための下流側バーリング部が形成され、
前記下流側バーリング部は、開口部を貫通して下流側に延びていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記上流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれるバーリング部が形成され、
これらのバーリング部の間の部位は、断面視において階段形状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記上流側底板は、前記上流側接続部材に接合されている上流側一般面と、この上流側一般面から膨出している上流側膨出面とからなり、
前記上流側膨出面には、前記熱交換チューブが差し込まれるバーリング部が形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記下流側エンドプレートは、前記コアケースに接続されている下流側接続部材と、この下流側接続部材に接合されていると共に前記熱交換チューブが差し込まれている下流側底板とからなり、
前記上流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる上流側バーリング部が形成され、
前記下流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる下流側バーリング部が形成され、
前記上流側バーリング部の先端は、上流側に向けて配置され、
前記下流側バーリング部の先端は、下流側に向けて配置されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記上流側接続部材は、前記上流側底板が接合される底部と、この底部から立ち上げられている壁部とからなり、
前記壁部は、上流に向かって延び、
前記上流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる上流側バーリング部が形成され、
前記上流側バーリング部の先端は、上流側に向けて配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項記載の熱交換器が搭載され
ている熱交換デバイスであって、
前記第1熱媒体としての排気ガスが導入され、導入された前記第1熱媒体を2つの流路
に分岐する分岐部と、
この分岐部から延びている第1流路と、
前記分岐部から前記第1流路に沿うようにして延びている第2流路と、
この第2流路に取付けられ、前記第1熱媒体の熱からエネルギを回収する前記熱交換器
と、
前記第1流路又は前記第2流路を開閉可能に設けられているバルブとからなることを特
徴とする。
請求項1に係る発明では、上流側エンドプレートは、上流側接続部材と上流側底板との2枚の部材からなり、熱交換チューブが差し込まれる上流側底板の板厚は、上流側接続部材の板厚よりも薄い。即ち、上流側接続部材よりも上流側底板は曲げ剛性が弱い。このため、上流側接続部材に比べて上流側底板は撓みやすい。撓みやすい部位に熱交換チューブが差し込まれているため、熱交換チューブの伸びを撓みによって吸収することができる。これにより、熱交換チューブに加わる負荷を軽減し、熱交換器の長寿命化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、下流側エンドプレートは、下流側接続部材よりも下流側底板が下流側に配置されている。これにより、下流側接続部材と下流側底板によって囲われている部位に第2熱媒体を流すことができる。この部位の分だけコアケースを小型化することができ、熱交換器全体としても小型化することができる。
請求項3に係る発明では、バーリング部の間の部位は、断面視において階段形状に形成されている。このことにより、熱によって生じる応力の吸収代を大きく確保することができ、より高い応力吸収効果を得ることができる。
請求項4に係る発明では、熱交換チューブが差し込まれるバーリング部は、上流側一般面から膨出している上流側膨出面に形成されている。上流側一般面と上流側膨出面との境界には、段差が形成される。この段差によって、熱によって生じる応力の吸収代を大きく確保することができ、より高い応力吸収効果を得ることができる。一方、バーリング部は、膨出面に形成される。このため、複数のバーリング部同士を近づけて形成することができる。これにより、熱交換器のコンパクト化を図ることができる。
請求項5に係る発明では、上流側バーリング部の先端は、上流側に向けて配置され、下流側バーリング部の先端は、下流側に向けて配置されている。熱交換器の組み立て時に、熱交換チューブをバーリング部に差し込む。このとき、上流側及び下流側のバーリング部の先端が差し込み方向に向かっているため、熱交換チューブを容易にバーリング部に差し込むことができる。バーリング部をガイドとして用いることができ、組み立て性が向上する。
請求項6に係る発明では、上流側接続部材の壁部は、上流に向かって延び、上流側バーリング部の先端は、上流側に向けて配置されている。これにより、上流側接続部材の熱による変形方向及び熱交換チューブの熱延び方向と上流側の底板の応力をより発揮する向きが一致するため、より高い応力吸収効果を得ることができる。
請求項に係る発明では、熱交換デバイスには、本発明による熱交換器が搭載されてい
る。熱交換デバイスは高温の排気ガスが流れ、過酷な条件の下において使用される装置で
ある。本発明による熱交換器を採用することにより、熱交換器の長寿命化を図ることがで
き、熱交換デバイスの寿命も長くすることができる。
実施例1による熱交換器が搭載された排熱回収装置の平面図である。 図1に示された排熱回収装置の断面図である。 図2に示された熱交換器の断面図である。 図3に示された熱交換器の分解図である。 図3の5矢視図である。 図3の6部拡大図である。 実施例2による熱交換器に用いられる底板を説明する図である。 実施例3による熱交換器に用いられる底板を説明する図である。 図8に示された底板の成形方法を説明する図である。 図4に示された熱交換器の変更例を説明する分解図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。 図11に示された従来の技術の問題点を説明する図である。図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
実施例1による熱交換器が排熱回収装置に搭載された例を、図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、排熱回収装置10(熱交換デバイス10)は、内燃機関において発生した排気ガス(第1熱媒体)が導入される導入口11と、この導入口11に接続されている分岐部12と、この分岐部12に接続され導入口11の下流に延びている第1流路13と、この第1流路13に沿って分岐部12から延びている第2流路14と、この第2流路14の一部を形成し排気ガスの熱を媒体(第2熱媒体)に伝える熱交換器30と、この熱交換器30に接続されているサーモアクチュエータ16と、第1及び第2流路13,14の下流端が接続されているバルブ室17と、このバルブ室17に接続され排気ガスを排出する排出口18とからなる。バルブ室17は、第1又は第2流路13,14内を通過した排気ガスが合流する合流部を兼ねている。
図2に示されるように、バルブ室17には、バルブ19が収納されている。このバルブ19は、サーモアクチュエータ(図1、符号サーモアクチュエータ16)に接続されていると共に、第1流路13を閉鎖している。このとき、第2流路14は開放されており、排気ガスは、第2流路14を通過する。一方、所定の条件によりバルブ19がスイングすると、バルブ19は、第2流路14を閉じる。このとき、第1流路13は開放されており、排気ガスは、第1流路13を通過する。
図1に戻り、熱交換器30の側方には、媒体を導入するための媒体導入管21が接続されている。また、熱交換器30には、サーモアクチュエータ16を支持しているアクチュエータ支持部材22が接続されている。アクチュエータ支持部材22には、媒体を排出するための媒体排出管23が接続されている。
即ち、媒体は、媒体導入管21から熱交換器30に導入される。導入された媒体は、熱交換器30内において排気ガスの熱を受け、媒体排出管23から排出される。熱交換器30の詳細について、次図以降において詳細に説明する。
図3に示されるように、熱交換器30は、内部に媒体が流される略角筒形状のコアケース31と、このコアケース31の両端の開口を塞ぐように取付けられている上流側及び下流側エンドプレート32,33と、これらの上流側及び下流側エンドプレート32,33間に取付けられ内部を排気ガスが通過する複数の熱交換チューブ34とからなる。
図4に示されるように、上流側エンドプレート32は、コアケース31に接続され断面視コ字状を呈する上流側接続部材43と、この上流側接続部材43に接合されていると共に熱交換チューブ34が差し込まれる上流側底板44とからなる。
上流側底板44には、上流側接続部材43の板厚T1よりも薄い板厚T2の板材が用いられている。即ち、上流側底板44の板厚T2は、上流側接続部材43の板厚T1よりも薄い。上流側接続部材43の板厚T1は、1.2mm〜2.0mmであることが望ましく、上流側底板44の板厚T2は、0.4mm〜1.0mmであることが望ましい。
上流側接続部材43は、上流側底板44が接合される底部43aと、この底部43aから立ち上げられ上流に向かって延びている壁部43bとからなる。底部43aには、矩形に開けられた開口部43cが形成されている。
上流側底板44には、熱交換チューブ34が差し込まれる上流側バーリング部44aが形成されている。これらの上流側バーリング部44aの間の部位は、断面視において略U字状に形成されている。下流側エンドプレート(図3、符号33)の基本的な構成も同様である。上流側バーリング部44aは、バーリング加工によって縦壁が一体的に形成されている、熱交換チューブ34の差込み孔である。
図3も合わせて参照し、下流側エンドプレート33は、コアケース31に接続され断面視コ字状を呈する下流側接続部材48と、この下流側接続部材48に接合されていると共に熱交換チューブ34が差し込まれる下流側底板49とからなる。
下流側接続部材48は、下流側底板49が接合される底部48aと、この底部48aから立ち上げられ上流に向かって延びている壁部48bとからなる。底部48aには、矩形に開けられた開口部48cが形成されている。下流側底板49が底部48aの壁部48bが延びている側の面に取り付けられている点において、上流側エンドプレート32と下流側エンドプレート33とは、異なる。即ち、上流側底板44は、底部43aの壁部43bが延びているのとは逆側の面に取り付けられている。
下流側底板49には、熱交換チューブ34が差し込まれる下流側バーリング部49aが形成されている。これらの下流側バーリング部49aの間の部位は、断面視において略U字状に形成されている。下流側バーリング部49aは、バーリング加工によって縦壁が一体的に形成されている、熱交換チューブ34の差込み孔である。
下流側エンドプレート33は、下流側接続部材48よりも下流側底板49が下流側に配置されている。これにより、下流側接続部材48と下流側底板49によって囲われている部位に媒体を流すことができる。この部位の分だけコアケース31を小型化することができ、熱交換器30全体としても小型化することができる。
上流側バーリング部44aの先端44dは、上流側に向けて配置され、下流側バーリング部49aの先端49dは、下流側に向けて配置されている。熱交換器30の組み立て時に、熱交換チューブ34を上流側及び下流側バーリング部44a,49aに差し込む。このとき、上流側及び下流側バーリング部44a,49aの先端44d,49dが差し込み方向に向かっているため、熱交換チューブ34を容易に上流側及び下流側バーリング部44a,49aに差し込むことができる。上流側及び下流側バーリング部44a,49aをガイドとして用いることができ、熱交換器30の組み立て性が向上する。
図5に示されるように、熱交換チューブ34には、フィン37が収納されている。このような熱交換チューブ34の長手方向両端は、下流側接続部材48の底部48aによって覆われている。
下流側接続部材48の底部48aは、フィン37が収納されている熱交換チューブ34の長手方向両端を覆っている。フィン37は、熱交換チューブ34の内部にろう付けなどにより接合されている部品である。接合作業が困難なため、長手方向の両端には、フィン37が配置されていない。フィン37が配置されていない部位は、流路面積が広いため、抵抗が少なく、より多くの排気ガスが流れる。ところが、フィン37の配置されていない部位は、伝熱面積が小さいため、熱交換効率が他の部位に比べて低い。このため、フィン37の配置されていない場所へ排気ガスが流れることを防止するために、下流側接続部材48の底部48aによって熱交換チューブ34の長手方向両端を覆った。これにより、排気ガスをフィン37の配置されている部位に導くことができ、熱交換効率を向上させることができる。
図6に示されるように、高温の排気ガスが流れる熱交換チューブ34には、排気ガスの熱により伸びが発生する。上流側底板44の板厚が上流側接続部材43の板厚よりも薄いため、上流側接続部材43よりも上流側底板44は曲げ剛性が弱い。このため、上流側接続部材43に比べて上流側底板44は撓みやすい。撓みやすい部位に熱交換チューブ34が差し込まれているため、熱交換チューブ34の伸びを撓みによって吸収することができる。これにより、熱交換チューブ34に加わる負荷を軽減し、熱交換器30の長寿命化を図ることができる。
図1も参照して、排熱回収装置10には、本発明による熱交換器30が搭載されている。排熱回収装置10は高温の排気ガスが流れ、過酷な条件の下において使用される装置である。本発明による熱交換器30を採用することにより、熱交換器30の長寿命化を図ることができ、排熱回収装置10の寿命も長くすることができる。
図10に示されるように、変更例による熱交換器30は、壁部43bが、下流に向かって延び、上流側底板44には、熱交換チューブ34が差し込まれる上流側バーリング部44aが形成されている。上流側バーリング部44aの先端44dは、下流側に向けて配置されている。このような場合においても本発明所定の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図7(a)には、実施例2の熱交換器に採用された上流側底板44Aが示されている。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、上流側底板44Aは、熱交換チューブ(図3、符号34)が差し込まれる上流側バーリング部44aが形成されている。これらの上流側バーリング部44aの間の部位は、断面視において階段形状に形成されている。
このような上流側底板44Aを採用した場合にも、本発明所定の効果を得ることができる。なお、下流側底板(図3,符号49)をこのような構成とすることもできる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図8(a)には、実施例3の熱交換器に採用された上流側底板44Bが示されている。
図8(a)及び図8(b)に示されるように、上流側底板44Bは、上流側接続部材(図3、符号43)に接合されている上流側一般面44bと、この上流側一般面44bから膨出している上流側膨出面44cとからなる。上流側膨出面44cには、熱交換チューブ(図3、符号34)が差し込まれる上流側バーリング部44aが形成されている。
このような上流側底板44Bを採用した場合にも、本発明所定の効果を得ることができる。なお、下流側底板(図3,符号49)をこのような構成とすることもできる。このような形状の上流側底板44Bの成形方法を次図において説明する。
図9(a)に示されるように、まず、素材となる板材61を準備する。下型62及び上型63によって板材61をプレスし、上流側一般面44b及びこの上流側一般面44bから膨出する上流側膨出面44cを成形する。
次に、図9(b)に示されるように、パンチングプレス64によって、上流側膨出面44cにパンチングを行う。これにより、図9(c)に示されるように、上流側バーリング部44aが形成され、上流側底板44Bが完成する。
尚、本発明の熱交換器は、実施の形態では排熱回収装置に適用したが、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラやコージェネレーションシステム、熱電発電装置への適用も可能である。さらに、これらのように、排気ガスの熱と媒体との間で熱交換を行うもの以外の物にも適用が可能である。
また、上流側底板は、上流側接続部材の底部の上流側の面に取り付けられていても下流側の面に取り付けられていても同様の効果を得ることができる。同様に、下流側底板は、下流側接続部材の底部の上流側の面に取り付けられていても下流側の面に取り付けられていても同様の効果を得ることができる。
さらに、上流側底板に対する熱交換チューブの接合は、ろう付けの他、レーザー溶接や、シーム溶接等も採用することができる。下流側底板に対する、熱交換チューブの接合も同様である。さらには、上流側接続部材又は下流側接続部材に対する上流側底板の接合など、接合される全ての部位について同様のことが言える。この他にも、溶接方法には、本発明の目的に応じて任意の方法を選択することができる。
本発明の熱交換器は、排熱回収装置に好適である。
10…排熱回収装置(熱交換デバイス)、12…分岐部、13…第1流路、14…第2流路、19…バルブ、30…熱交換器、31…コアケース、32…上流側エンドプレート、33…下流側エンドプレート、34…熱交換チューブ、43…上流側接続部材、44,44A,44B…上流側底板、44a…上流側バーリング部、44b…上流側一般面、44c…上流側膨出面、48…下流側接続部材、49…下流側底板。

Claims (7)

  1. 筒状に形成されているコアケースと、このコアケースの内部に積層され内部に第1熱媒体が流される熱交換チューブと、前記第1熱媒体の流れ方向を基準として前記熱交換チューブの上流側端部を貫通支持すると共に前記コアケースの上流側端部を閉じる上流側エンドプレートと、前記熱交換チューブの下流側端部を貫通支持すると共に前記コアケースの下流側端部を閉じる下流側エンドプレートとからなり、前記第1熱媒体と、前記熱交換チューブの外周を流される第2熱媒体とで熱交換を行い、
    前記上流側エンドプレートは、前記コアケースに接続されている上流側接続部材と、この上流側接続部材に接合されていると共に前記熱交換チューブが差し込まれている上流側底板とからなり、
    前記上流側底板の板厚は、前記上流側接続部材の板厚よりも薄い熱交換器であって、
    前記上流側接続部材の底部には、開口部が形成され、
    前記上流側底板は、前記上流側接続部材の底部の下流側の面に接合されていると共に、前記熱交換チューブを差し込むための上流側バーリング部が形成され、
    前記上流側バーリング部は、前記開口部を貫通して上流側に延びていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記下流側エンドプレートは、前記コアケースに接続されている下流側接続部材と、この下流側接続部材に接合されていると共に前記熱交換チューブが差し込まれている下流側底板とからなり、
    前記下流側エンドプレートは、前記下流側接続部材よりも前記下流側底板が下流側に配置され、
    前記下流側接続部材の底部には、開口部が形成され、
    前記下流側底板は、前記下流側接続部材の底部の上流側の面に接合されていると共に、前記熱交換チューブを差し込むための下流側バーリング部が形成され、
    前記下流側バーリング部は、開口部を貫通して下流側に延びていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記上流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる上流側バーリング部が形成され、
    これらの上流側バーリング部の間の部位は、断面視において階段形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱交換器。
  4. 前記上流側底板は、前記上流側接続部材に接合されている上流側一般面と、この上流側一般面から膨出している上流側膨出面とからなり、
    前記上流側膨出面には、前記熱交換チューブが差し込まれる上流側バーリング部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱交換器。
  5. 前記下流側エンドプレートは、前記コアケースに接続されている下流側接続部材と、この下流側接続部材に接合されていると共に前記熱交換チューブが差し込まれている下流側底板とからなり、
    前記上流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる上流側バーリング部が形成され、
    前記下流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる下流側バーリング部が形成され、
    前記上流側バーリング部の先端は、上流側に向けて配置され、
    前記下流側バーリング部の先端は、下流側に向けて配置されていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  6. 前記上流側接続部材は、前記上流側底板が接合される底部と、この底部から立ち上げられている壁部とからなり、
    前記壁部は、上流に向かって延び、
    前記上流側底板には、前記熱交換チューブが差し込まれる上流側バーリング部が形成され、
    前記上流側バーリング部の先端は、上流側に向けて配置されていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  7. 請求項1〜請求項のいずれか1項記載の熱交換器が搭載されている熱交換デバイスであって、
    前記第1熱媒体としての排気ガスが導入され、導入された前記第1熱媒体を2つの流路に分岐する分岐部と、
    この分岐部から延びている第1流路と、
    前記分岐部から前記第1流路に沿うようにして延びている第2流路と、
    この第2流路に取付けられ、前記第1熱媒体の熱からエネルギを回収する前記熱交換器と、
    前記第1流路又は前記第2流路を開閉可能に設けられているバルブとからなることを特徴とする熱交換デバイス。
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