JP6023643B2 - 駆動機構、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

駆動機構、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、駆動機構、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置において、画像読取装置が用いられている(特許文献1参照)。画像読取装置は、読取対象物の画像記録面に記録された画像を読み取るもので、移動体と一対の駆動機構とを備える。
移動体は光学系部品(光源やミラー等)とキャリッジとを含む。光学系部品は読取対象物の画像記録面を照明する。キャリッジは光学系部品を支持し、読取対象物の画像記録面に沿って移動する。
駆動機構はワイヤーとドラムとを備える。ワイヤーはキャリッジに直接または介在物(プーリー等)を介して駆動力を伝達する。ドラムはモーターによって回転し、ワイヤーを巻き取ることによってキャリッジを移動させる。
特開平11−82661号公報
しかしながら、従来の画像読取装置には、以下に述べるような問題点があった。
一般に、駆動機構のワイヤーは、プーリーの摩耗を抑制する等の目的で、金属製の線状の芯材の外周部を樹脂製の被覆体で被覆した2重構造となっている。芯材の両端部は画像読取装置の装置筐体に連結されている。
ワイヤーが2重構造の場合、芯材が偏心すると、芯材が偏心していない場合と比べて、ドラムの1回転あたりの芯材の巻き取り量が変化する。例えば、芯材がドラムの外周部に接近する方向に偏心すると、ドラムの1回転当たりの芯材の巻き取り量は、芯材が偏心していない場合と比べて小さくなる。一方、芯材がドラムの外周部から離間する方向に偏心すると、ドラムの1回転当たりの芯材の巻き取り量は、芯材が偏心していない場合と比べて大きくなる。
一方の駆動機構のドラム1回転当たりの芯材の巻き取り量と、他方の駆動機構のドラム1回転当たりの芯材の巻き取り量とが異なっていると、キャリッジが移動方向に対して傾いた状態で移動する。その結果、キャリッジが傾いていない場合と比べて画像の読み取り位置が変化し、用紙上に形成される画像が傾く等の不具合が生じる。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、線状の芯材と芯材の外周部を被覆する被覆体とを含むワイヤーを巻き取ることにより駆動対象物を駆動する駆動機構であって、ワイヤーの芯材が被覆体に対して偏心しても芯材の巻き取り量の変化を抑制できる駆動機構、当該駆動機構を備えた画像読取装置、及び当該画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は駆動機構であって、駆動対象物に駆動力を伝達するワイヤーと、回転体とを備え、前記ワイヤーは、線状の芯材と前記芯材の外周部を被覆する被覆体とを含み、前記ワイヤーを軸線周りに捻り、前記捻ったワイヤーを前記回転体に巻き取る。
また、本発明の第2の態様は、読取対象物の画像記録面に記録された画像を読み取る画像読取装置であって、前記画像記録面を照明する光学系部品を含む移動体と、駆動機構とを備え、前記駆動機構は、前記移動体に駆動力を伝達するワイヤーと、回転体とを備え、前記ワイヤーは、線状の芯材と前記芯材の外周部を被覆する被覆体とを含み、前記ワイヤーを軸線周りに捻り、前記捻ったワイヤーを前記回転体に巻き取る。
また、本発明の第3の態様は画像形成装置であって、第2の態様の画像読取装置と、前記読取対象物から読み取った前記画像を被記録媒体上に形成する画像形成部とを備える。
本発明によれば、ワイヤーの芯材が被覆体に対して偏心しても芯材の巻き取り量の変化を抑制することができる。
本発明による画像読取装置を備えた画像形成装置の正面断面図である。 図1に示される画像形成装置に組み込まれる画像読取装置の斜視図である。 図2に示される画像読取装置に用いられる駆動機構の斜視図である。 図3に示される駆動機構の側面図である。 図3の要部の拡大斜視図である。 図3に示される駆動機構に用いられるワイヤーの構造を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態の要部の拡大斜視図である。
以下、図面を参照して本発明による実施形態を説明する。図1は、本発明による画像読取装置を備えた画像形成装置の正面断面図である。
図1に示す画像形成装置10は複写機であって、用紙供給部100と、原稿自動送り部200と、画像読取部300と、画像形成部400と、定着部500とを備える。
用紙供給部100は、複数の用紙収納カセット110と、用紙搬送機構120とを備える。用紙搬送機構120は、用紙収納カセット110内に収納された被記録媒体としての用紙Pを画像形成部400に搬送する。
原稿自動送り部200は、原稿載置部210と原稿排出部220とを備える。原稿自動送り部200は、原稿載置部210に載置された読取対象物としての原稿Sを搬送し、原稿Sの画像記録面に記録された画像を画像読取部300に読み取らせた後、原稿Sを原稿排出部220に排出する。
画像読取部300は、コンタクトガラス310と画像読取装置320とを備える。画像読取装置320は、コンタクトガラス310に密着した原稿Sの画像形成面を走査して画像を読み取り、電気信号に変換する。
画像形成部400は、原稿Sから読み取った画像を用紙P上に形成する。画像形成部400は、画像書込装置410と、円筒状の感光体420と、現像部430と、転写部440とを備える。画像書込装置410は、画像読取部300が読み取った画像の信号を感光体420の外周部に書き込んで静電潜像を形成する。現像部430は、感光体420の外周部にトナーを供給して静電潜像をトナー像として顕在化する。転写部440は、顕在化されたトナー像を用紙Pに転写する。
定着部500は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱及び加圧して溶融させ、トナー像を用紙Pに定着させる。
次に、図2を参照して画像読取装置320の詳細構造を説明する。図2は、図1に示される画像形成装置10に組み込まれる画像読取装置320の斜視図である。
図2に示すように、画像読取装置320は、装置筐体330と、キャリッジ340と、一対の駆動機構345(一方のみ図示)とを備える。一対の駆動機構345は、キャリッジ340の移動方向(X軸方向)と直交するY軸方向に間隔をおいて配置されている。
装置筐体330は、上面が開口した箱形で、金属板をプレス加工した複数の板材等によって形成されている。装置筐体330は、対向する一対の側壁331と、側壁331に直交する一対の端壁332と、底壁333と、ロの字形の頂壁334とを備える。
キャリッジ340は、第1支持枠341と第2支持枠342とを備える。第1支持枠341は、金属板をプレス加工した板材等によって形成され、原稿Sの画像記録面を照明する光学系部品である光源(図示せず)を支持する。第2支持枠342は、金属板をプレス加工した板材等によって形成され、原稿Sの画像記録面を照明する光学系部品である反射ミラー(図示せず)を支持する。第1支持枠341及び第2支持枠342は、ガイドレール(図示せず)によって、X軸方向に沿って移動自在に案内されている。キャリッジ340及び光学系部品は、本発明の移動体として機能する。
図3は、画像読取装置320に用いられる一対の駆動機構345の斜視図である。図3に示すように、各駆動機構345は、ワイヤー350と、ブラケット361と、第1プーリー362と、第2プーリー363と、回転体としてのドラム364と、回転軸365と、第3プーリー366と、ワイヤーガイド367と、テンションバネ368と、捻り手段としてのギア機構370とを備える。
ブラケット361は断面L字形の板状部材により形成され、水平部361aと鉛直部361bとを有する。鉛直部361bには、その上端縁から下方に向けてスリット(図示せず)が形成されている。このスリットは、ワイヤー350の一端を径方向に挿入可能で、かつワイヤー350の一端に取り付けられた丸型端子353が通過不能に形成されている。
第1プーリー362は、第2支持枠342(図2参照)に回転自在に取り付けられている。第1プーリー362は、内側溝362aと外側溝362bとを有する。第2プーリー363は、装置筐体330(図2参照)の端壁332に回転自在に取り付けられている。ドラム364は回転軸365の両端に固定され、回転軸365を介して装置筐体330の側壁331に回転自在に支持されている。第3プーリー366は、装置筐体330(図2参照)の端壁332に回転自在に取り付けられている。
ワイヤーガイド367は、装置筐体330(図2参照)の端壁332に固定されており、ワイヤー350の他端を90°折曲させて端壁332の長手方向に沿って案内する。
テンションバネ368はコイルバネから成り、一端にフック状の引掛部368aを有する。引掛部368aはワイヤー350の他端に取り付けられた丸型端子353の貫通穴353aに引っ掛けられる。テンションバネ368の他端は装置筐体330(図2参照)の端壁332に固定されている。
図4は図3に示される駆動機構345の側面図である。図4(a)は駆動機構345の全体側面図であり、図4(b)及び図4(c)は駆動機構345の部分側面図である。
図4(a)に示すように、ワイヤー350は、テンション側部分350aと固定端側部分350bとから成る。図4(b)に示すように、テンション側部分350aは、ドラム364から第3プーリー366、第1プーリー362及びワイヤーガイド367を経てテンションバネ368(図3参照)に至る部分である。固定端側部分350bは、ドラム364から第2プーリー363、第1プーリー362を経てブラケット361に至る部分である。固定端側部分350bは、画像読み取り時にドラム364によって巻き取られる。
テンション側部分350aは、ドラム364を起点として第3プーリー366に向かって延び、第3プーリー366に対して下側から巻き掛けられて略180°折り返される。そして、テンション側部分350aは、第1プーリー362の内側溝362aに下側から巻き掛けられて180°折り返される。さらに、テンション側部分350aは、ワイヤーガイド367に外側から挿通されて内側に90°折曲され、先端の丸型端子353がテンションバネ368に連結される。
固定端側部分350bは、ドラム364を起点として第2プーリー363に向かって延び、第2プーリー363に対して下側から巻き掛けられて略180°折り返される。そして、固定端側部分350bは、第1プーリー362に向かって延び、第1プーリー362の外側溝362aに上側から巻き掛けられて180°折り返される。さらに、固定端側部分350bは、ブラケット361に向かって延び、先端に接続された丸型端子353がブラケット361に連結される。第1支持枠341は固定端側部分350bに固定されている。
ドラム364はモーター(図示せず)によって軸線周りに両方向に回転する。ドラム364が図4の時計回り方向に回転すると、第1支持枠341及び第2支持枠342は図4の左方向に移動する。一方、ドラム364が反時計回り方向に回転すると、第1支持枠341及び第2支持枠342は図4の右方向に移動する。
次に、図5を参照してギア機構370について説明する。図5は図3の要部の拡大斜視図である。ギア機構370は、ウォームギア371と、ウォームホイール375とを備える。
ウォームギア371は頭付きのネジ状に形成されており、軸部372と、軸部372の一端に形成された頭部373とを備える。軸部372の外周部には螺旋状の歯372aが形成されている。頭部373には、ドライバーの先端部が嵌合する溝373aが形成されている。ウォームギア371は、頭部373が装置筐体330(図2参照)の外部に突出した状態で軸部372が装置筐体330の側壁331に軸線周りに回転自在に支持されている。
ウォームホイール375の外周部には、ウォームギア371の歯372aと噛み合う歯375aが形成されている。ウォームホイール375は、その外周部から径方向に形成されたスリット375bを有している。スリット375bの幅は丸型端子353の厚みよりも若干大きく、丸型端子353がスリット375bに摺動自在に係合する。
ウォームギア371の頭部373の溝373aにドライバーの先端部を嵌合させてウォームギア371を回転させると、ウォームホイール375が回転する。その結果、ワイヤー350が軸線周りに捻れる。
図6は、駆動機構345に用いられるワイヤー350の構造を模式的に示す断面図である。図6(a)は芯材351が被覆体352に対して同軸の場合を示す図であり、図6(b)は芯材351が被覆体352に対して偏心した場合を示す図である。ワイヤー350は駆動対象物としてのキャリッジ340に駆動力を伝達する。
図6(a)に示すように、ワイヤー350は線状の芯材351と筒状の被覆体352とを備える。芯材351は、金属製の細線を撚り合わせることにより形成される。被覆体352は樹脂製で、芯材351の外周部を被覆する。芯材351の両端には丸型端子353(図3参照)が取り付けられている。芯材351は被覆体352に対して同軸状に配置されるが、図6(b)に示すように、芯材351が被覆体352に対して偏心することもある。芯材351が被覆体352に対して偏心した場合の問題点については後述する。
次に、図3〜図6を参照して本実施形態の作用及び効果を説明する。 図6(a)に示すように、芯材351が被覆体352に対して同軸の場合、ドラム364(図3参照)の1回転あたりの芯材351の巻き取り長さは、ドラム364の半径をr1、ワイヤー350の半径をr2とすると、2π(r1+r2)となる。
一方、図6(b)に示すように、ワイヤー350の芯材351の中心が被覆体352の中心からΔd偏心しているとき、芯材351の偏心方向における被覆体352の厚みt1が小さくなり、芯材351の偏心方向と反対方向における被覆体352の厚みt2が大きくなる。
図6(b)の場合、被覆体352の厚みがt1となる接触点P1でワイヤー350がドラム364の外周部に接すると、ドラム364の1回転あたりの芯材351の巻き取り長さは2π(r1+r2−Δd)となる。すなわち、芯材351が被覆体352に対して同軸の場合(図6(a))と比べて、ドラム364の1回転あたりの芯材351の巻き取り長さは2πΔd小さくなる。
一方の駆動機構345における芯材351の被覆体352に対する偏心量と、他方の駆動機構345における芯材351の被覆体352に対する偏心量とが異なる場合、一方の駆動機構345におけるドラム364の1回転あたりの芯材351の巻き取り長さと、他方の駆動機構345におけるドラム364の1回転あたりの芯材351の巻き取り長さとが異なることになる。
この場合、キャリッジ340の中心線C.L(図2参照)がキャリッジ340の移動方向(図2のX軸方向)に対して傾いた状態でキャリッジ340が移動するため、画像読み取り装置320が原稿S(図1参照)の画像を読み取る位置が基準位置からずれる。その結果、用紙Pに形成される画像が傾く等の不具合が生じる。
ギア機構370(図5参照)を用いてワイヤー350を捻ることで、斯かる不具合を抑制できる。例えば、図6(a)に示すように、一方の駆動機構345のワイヤー350の芯材351が被覆体352に対して同軸であり、図6(b)に示すように、他方の駆動機構345のワイヤー350の芯材351が被覆体352に対してΔd偏心しており、且つワイヤー350の外周部が接触点P1の位置でドラム364の外周部に当接しているとする。
この場合、作業員は、他方の駆動機構345のギア機構370(図5参照)のウォームギア371を回転させてワイヤー350を捻る。例えば、ドラム364が1回転する間にワイヤー350が軸線周りに1回転するようにワイヤー350が捻られると、ドラム364が1回転する間に、ワイヤー350のドラム364との接触点は、P1→P2→P3→P4→P1(又はP1→P4→P3→P2→P1)と変化する。
この場合、ドラム364の回転に伴って、芯材351の中心とドラム364の外周面との距離Dが連続的に変化する。例えば、ワイヤー350が接触点P1でドラム364と接触している状態において、距離Dは最小値(r2−Δd)である。ドラム364の回転に伴って距離Dが大きくなり、ワイヤー350が接触点P2(又は接触点P4)でドラム364と接触すると、距離Dはr2と等しくなる。さらにドラム364が回転すると、距離Dはr2よりも大きくなり、ワイヤー350が接触点P3でドラム364と接触すると、距離Dは最大値(r2+Δd)となる。さらにドラム364が回転すると、距離Dが小さくなり、ワイヤー350が接触点P4(又は接触点P2)でドラム364と接触すると、距離Dはr2と等しくなる。さらにドラム364が回転すると、距離Dはr2よりも小さくなり、ワイヤー350が接触点P1でドラム364と接触すると、距離Dが最小値(r2−Δd)となる。
ドラム364が1回転する間の距離Dの平均値は半径r2となる。したがって、ドラム364の1回転当たりのワイヤー350の芯材351の巻き取り長さは2π(r1+r2)となり、芯材351が被覆体352に対して同軸の場合におけるドラム364の1回転当たりの芯材351の巻き取り長さと等しくなる。その結果、キャリッジ340の移動方向に対するキャリッジ340の傾きが抑制される。
なお、本実施形態では、ウォームギア372の頭部373が装置筐体330の外部に突出しているため、作業員は、画像読取装置320を分解しなくてもワイヤー350を捻ることができる。したがって、作業員がワイヤー350の巻き取り長さを調整する作業を作業性良く行うことができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。図7は、本発明の他の実施形態の駆動機構の要部の拡大斜視図である。なお、本実施形態において、図5に示される実施形態と対応する部分には同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
本実施形態の駆動機構は、捻り手段としての回転操作部材376を備える。回転操作部材376は略円盤状を呈しており、例えば金属板をプレス加工することにより形成される。回転操作部材376はツマミ部376aとスリット376bとを有する。ツマミ部376aは回転操作部材376の外周部の一部から径方向外側に突出するとともに軸方向に折曲されている。スリット376bは、回転操作部材376の外周部におけるツマミ部376aと対向する部位から径方向内側に形成されている。スリット376bの幅は丸型端子353の厚みよりも若干大きく、スリット376bには丸型端子353が摺動自在に係合する。
作業員が回転操作部材376のツマミ部376aをペンチ等で把持して回転操作部材376を中心軸周りに回転させると、ワイヤー350が軸線周りに捻れる。
本実施形態では、捻り手段の構造が簡素で部品点数が少ないため、製造コストや金型費が安価であるとともに、生産性も良好であるという利点を有する。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明は、図1〜図7に示される実施形態に限定されるものではなく、本実施形態に種々の改変を施すことができる。
例えば、本実施形態は、駆動機構を組み立てた後に作業員が捻り手段を操作してワイヤーを軸線周りに捻るようにしているが、駆動機構の組み立て時に作業員がワイヤーを捻って駆動機構に取り付けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ワイヤーが軸線周りに1回転するように捻られる場合について説明したが、ワイヤーの捻り角度は1回転以上又は1回転未満であってもよい。
また、本実施形態では、回転体がドラムである場合について説明したが、回転体はドラム以外の部材(例えば、プーリー)であってもよい。
また、本実施形態では、一対のワイヤーによってキャリッジを移動させる画像読取装置に本発明を適用した場合について説明したが、一つのワイヤーによってキャリッジを移動させる画像読取装置にも本発明を適用し得る。
また、本実施形態では、画像形成装置が複写機の場合について説明したが、複写機以外の画像形成装置(例えば、ファクシミリやプリンター)にも本発明を適用し得る。
また、本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置に本発明を適用した場合について説明したが、電子写真方式以外の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置)にも本発明を適用し得る。
また、本発明の駆動機構は、画像読取装置以外の装置にも適用し得る。例えば、光ディスクに情報の読み書きを行う光ディスク装置の光ピックアップの駆動機構に用いることができる。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で本実施形態に種々の改変を施すことができる。
10 画像形成装置
320 画像読取装置
330 装置筐体
340 キャリッジ(移動体)
345 駆動機構
350 ワイヤー
351 芯材
352 被覆体
364 ドラム(回転体)
370 ギヤ機構(捻り手段)
376 回転操作部材(捻り手段)
S 原稿(読取対象物)

Claims (6)

  1. 駆動対象物に駆動力を伝達するワイヤーと、
    回転体と、
    前記ワイヤーを軸線周りに捻る捻り手段と
    を備え、
    前記ワイヤーは、線状の芯材と前記芯材の外周部を被覆する被覆体とを含み、
    前記捻り手段が前記ワイヤーを軸線周りに捻り、前記捻ったワイヤーを前記回転体に巻き取る、駆動機構。
  2. 読取対象物の画像記録面に記録された画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記画像記録面を照明する光学系部品を含む移動体と、
    駆動機構と
    を備え、
    前記駆動機構は、
    前記移動体に駆動力を伝達するワイヤーと、
    回転体と、
    前記ワイヤーを軸線周りに捻る捻り手段と
    を備え、
    前記ワイヤーは、線状の芯材と前記芯材の外周部を被覆する被覆体とを含み、
    前記捻り手段が前記ワイヤーを軸線周りに捻り、前記捻ったワイヤーを前記回転体に巻き取る、画像読取装置。
  3. 装置筐体をさらに備え、
    前記捻り手段が前記装置筐体の外部から操作可能である、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記捻り手段は、前記ワイヤーのうち、画像読取時に前記回転体で巻き取られる側の端部に設けられた、請求項2又は請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記駆動機構は、前記移動体の移動方向に直交する方向に間隔をおいて一対設けられ、
    前記捻り手段を前記一対の駆動機構の各々に設けた、請求項2から請求項4のうちの1項に記載の画像読取装置。
  6. 請求項2から請求項5のうちの1項に記載の画像読取装置と、
    前記読取対象物から読み取った前記画像を被記録媒体上に形成する画像形成部と
    を備える、画像形成装置。
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