JP2002347097A - 多層押出体の製造方法および製造装置 - Google Patents

多層押出体の製造方法および製造装置

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JP2002347097A
JP2002347097A JP2001153821A JP2001153821A JP2002347097A JP 2002347097 A JP2002347097 A JP 2002347097A JP 2001153821 A JP2001153821 A JP 2001153821A JP 2001153821 A JP2001153821 A JP 2001153821A JP 2002347097 A JP2002347097 A JP 2002347097A
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turn wheel
eccentricity
crosshead
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Koichi Saito
浩一 齋藤
Shigenori Takagi
重徳 高木
Shigeki Yasui
繁騎 安井
Takehiko Okada
武彦 岡田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多段に配置された複数の押出機で、中心コア材
に多層の被覆を施す場合、押出機固有の偏心の方向が重
なり最終被覆に対して中心コア材が大きく偏心する事に
よる特性劣化を防止するため、偏心を小さく抑制する。 【解決手段】押出機30のクロスヘッド32の前方にタ
ーンホイール31を設けこれに中心コア材10を巻き付
けてからクロスヘッド32に導く。ターンホイール31
を、製造ラインを軸として傾けて設置すれば、中心コア
材10が捻回し、中心コア材から見た被覆の肉厚分布を
変えることができる。必要に応じ後段の押出機でもこれ
を繰り返し最終被覆に対する中心コア材の偏心を最小化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心コア材の外周
に2層以上の樹脂を押出して中心コア材を被覆する場合
に、被覆全体に対する中心コア材の偏心を小さく抑える
製造方法と製造装置を提供するもので、光ファイバケー
ブルの光ファイバを収容するスロット部材の製造等に応
用すると効果がある。
【0002】
【従来の技術】複数の押出機を多段・縦列に配置して、
走行する中心コア材の外周に順次樹脂を押出して多層の
被覆を施すことにより多層押出体を製造する場合、それ
ぞれの押出機は最良に調整してあったとしても、押出機
は僅かでも不可避な固有の偏心癖を持っている。中心コ
ア材の外周に一次被覆を施す第一の押出機による押出体
の場合を図4(A)により説明する。図4(A)は、中
心コア材の外周に一次被覆を施した押出体の横断面図
で、10は中心コア材、1は一次被覆を示す。本発明で
は、一次被覆の中心C1から中心コア材の中心C0に向
かうベクトルh1を一次被覆(または一段目押出機)の
偏心ベクトルと呼ぶことにする。図4(A)は誇張する
ために大きな偏心が生じている様子を示したが、良く調
整された押出機を用いれば偏心は小さい。しかし僅かで
も、押出機は、不可避な偏心癖を持っている。
【0003】次に、一次被覆の外周に二次被覆を施す第
二の押出機による押出体の場合を図4(B)により説明
する。図4(B)は、一次被覆1の外周に二次被覆2を
施した二層押出体の横断面図で、この場合も二次被覆2
の中心C2から一次被覆1の中心C1に向かう二次被覆
(または二段目押出機)の偏心ベクトルh2が不可避で
あるとする。同様に二次被覆の外周に三次被覆を施す第
三の押出機による押出体の場合を図4(C)により説明
する。図4(C)は、二次被覆2の外周に三次被覆3を
施した三層押出体の横断面図で、この場合も三次被覆3
の中心C3から二次被覆の中心C2に向かう三次被覆
(または三段目押出機)の偏心ベクトルh3が不可避で
あるとする。
【0004】中心コア材10、一次被覆1、二次被覆
2、三次被覆3の全ての状態を図4(D)に示す。従
来、個々の押出機を最良に調整しても、不可避な偏心ベ
クトルh1、h2、h3の向きは制御していなかったか
ら、被覆全体に対する中心コア材10の偏心ベクトル
は、h=h1+h2+h3となる。h1、h2、h3の
それぞれは小さくても、これらのベクトルの向きが略一
致する場合にはかなり大きな偏心を生じてしまう。図4
(D)に対応するhを、見易くするため拡大して図4
(E)に示す。
【0005】中心コア材が被覆全体に対して大きく偏心
していると、その多層押出体は、曲げられたり、巻き取
られた場合等に、歪が不均一に発生して各層間に剥離が
生じ易くなるなど構造上、強度上の欠陥を持つ。中心コ
ア材が光ケーブルのテンションメンバであって剛性が大
きい場合、テンションメンバが被覆全体に対して大きな
偏心を生じることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、調整後にも
僅かな不可避的偏心癖を持っている複数の押出機を縦列
に配置して、中心コア材の外周に多層の樹脂を順次押出
して多層押出体を製造する場合、中心コア材の被覆全体
に対する偏心を小さく抑えて、従来技術の上記の問題を
解決しようとするものである。例えば、前記三層押出体
の場合、偏心ベクトルh1、h2、h3のそれぞれの向
きを制御して、被覆全体に対する中心コア材の偏心ベク
トルh=h1+h2+h3を0にする、ないしは0に近
づけるのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多段・縦列に
配置した複数の押出機によって、走行する中心コア材の
外周に多層の樹脂を順次押出し被覆する多層押出体の製
造方法において、押出機のクロスヘッドの前方に、製造
ラインの軸回りに任意の角度に設定可能なターンホイー
ルを設置し、決められた角度で設定された該ターンホイ
ールに、被覆される線条を巻き付け、該線条に一定量の
捻回を与えてから押出機のクロスヘッドに導入すること
により、その押出機に入る前段の被覆の、偏心の向きを
制御して、最終的な多層押出体における中心コア材の偏
心を小さく制御することを特徴とするものである。ここ
で、製造ラインとは、クロスヘッド内を線条が走行する
中心線を言う。
【0008】押出機の前方の、製造ライン軸回りに任意
の角度で設定可能なターンホイールは、該ターンホイー
ルに被覆される線条を巻き付けてから押出機に導入する
ことにより偏心の向きを制御するためのものである。つ
まりターンホイールの設定角度に応じて被覆される線条
を捻回して押出機に導入するため、被覆される線条から
見た場合、どちら側の肉厚を大きくし、どちら側の肉厚
を小さくするかを選択することができる。このようにし
てターンホイールによって、押出機による被覆の偏心ベ
クトルhの向きを制御することができる。別の言い方を
すれば前段の押出機で生じた偏心ベクトルの向きを、タ
ーンホイールによって変えてから、次の押出機に導入す
るのである。
【0009】このような偏心ベクトルの制御は、ターン
ホイールの角度設定によってできるのであるが、中心コ
ア材が強い巻き癖を持つ場合はより確実に偏心ベクトル
の制御を行うことができる。ここで巻き癖とは、巻枠に
巻かれた状態の曲げ方向を保持しようという性質をい
う。中心コア材が強い巻き癖を持っている場合、それが
巻枠から繰出された後、ターンホイールに巻き付く際に
もその癖を保持してターンホイールに巻き付くため、タ
ーンホイールの設定角度によって中心コア材を捻回する
作用が確実になるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(A)に、押出機と、そのク
ロスヘッド前方のターンホイールの設置例を示す。中心
コア材10は、巻枠20から繰出され、押出機30のク
ロスヘッド32に導かれ、中心コア材の外周に一次被覆
が施された一次被覆体41が矢印の方向に走行する状況
を示す。ターンホイール31は、クロスヘッド32の前
方に、図のように設定角度θをもって設置される。θ
は、製造ライン(中心コア材がクロスヘッドを貫くライ
ン)から下ろした鉛直線とターンホイールのターン面と
のなす角である。そしてこの角度θは中心コア材10の
定常的な捻回量を設定する作用をする。なおターンホイ
ールの角度設定は、例えばターンホイール31の全体を
枠体に組み込み、その枠体全体を、製造ラインを軸とす
る中空の軸受けで受け、枠体を任意の角度で固定できる
ようにするなどの通常の方法で良いため、角度設定のた
めの構成は図示を省略した。なお、ターンホイールは図
示のような構成に限らず、線条が一回以上巻き付いて恒
常的な走行が出来る、ホイールから成る構成ならどのよ
うなものでも良い。
【0011】図1(B)は、図1(A)のターンホイー
ル31がθ=0°で設置されているか、ターンホイール
31が無かったとした場合、つまり中心コア材10に捻
回を与えない場合に生じる偏心状態を示す。図1(C)
は、図1(A)のターンホイール31がθ=90°位に
設定した場合、つまり中心コア材10を約90°捻って
押出機に導入した場合に生じる偏心状態を示す。中心コ
ア材10の断面の×印は、巻枠20に巻かれている状態
で、曲げの内側になっている位置を示す。
【0012】この押出機は、図1(B)の、ターンホイ
ール31がθ=0°で設置されているか、ターンホイー
ル31が無かったとした場合に、偏心を良く調整して
も、中心コア材の断面の×印に向いている偏心ベクトル
hが残ったとする。図1(C)の場合は、中心コア材を
約90°捻って押出機に導入するため、中心コア材の断
面の×印も約90°回転するので、鉛直方向を保つ偏心
ベクトルhは中心コア材の断面の×印には向いておら
ず、中心コア材からみれば偏心ベクトルの向きは図1
(B)と図1(C)では異なる、つまり中心コア材を基
準にすれば偏心ベクトルの向きがターンホイールの設定
角度により制御されることになる。これは中心コア材の
どちら側の肉厚を厚くするかをターンホイールの設定角
度により選べるということである。
【0013】このような偏心ベクトルの向きの制御は、
中心コア材の巻き癖が強ければ強いほど確実に行える。
つまり図1(A)の巻枠20に巻かれている状態で曲げ
の内側になる、中心コア材の横断面における位置が×印
であるが、巻枠から繰出された後も×印の位置を内側に
して曲がりたがる性質が強く保持される場合には、ター
ンホイールの設定角度による中心コア材の捻回が確実に
なる。巻き癖の強い線材は、ターンホイールを、×印の
位置を内側にして曲がって通過しようとする性質が強い
からである。線材は一般的に多かれ少なかれ必ず巻き癖
を持っているので、本発明のターンホイールによる偏心
の制御は巻き癖の弱い線材に対しても行えることではあ
るが、巻き癖が強ければ強いほどしっかりと確実に行え
るのである。なお、図1(B)の場合を、ターンホイー
ル31がθ=0°で設置されているか、ターンホイール
31が無かったとした場合と前記したが、厳密にはこれ
らは同一ではなく、前者は長手方向に定常的に図1
(B)の状態を保つのに対して後者では長手方向に多少
変動しながら、平均的に図1(B)の状態を保つという
違いがある。
【0014】押出機が3段・縦列に配置されている場合
の概念図を図2(A)に示す。30a、30b、30c
は押出機で32a、32b、32cはそれぞれの押出機
のクロスヘッドである。巻枠20から繰出された中心コ
ア材10は、それぞれの押出機で被覆され一層押出体4
1、二層押出体42、三層押出体43となって図の矢印
方向に進み巻取機(図示していない)に巻き取られるも
のとする。各押出機の前方にはターンホイール31a、
31b、31cがあって、それぞれの設定角度に対応し
て中心コア材が捻回され、中心コア材を基準にする偏心
ベクトルの向きが制御可能である。
【0015】したがって、それぞれのターンホイールの
角度設定によって、偏心ベクトルの和h=h1+h2+
h3を変えることができる。図2(B)にはこの和が極
めて小さいhになるようターンホイールの設定角度が調
整されている状態を示す。この和hは、三段押出しで、
角度設定できるターンホイールがそれぞれの押出機に設
置されている場合には、最良の場合0にすることができ
る。三つの偏心ベクトルの大きさに対応する三本の線分
が、三角形を規定できるような場合である。hが0とい
うことは、三層押出体の中心と中心コア材の中心が一致
する、つまり偏心が無いということである。このような
ターンホイールによる偏心ベクトルの向きの制御をしな
かった場合は図4(E)に示したように、和h=h1+
h2+h3がかなり大きなベクトルになる可能性があ
る。
【0016】なお、中心コア材の巻き癖が強い場合は、
ターンホイールの設定角度θと中心コア材の捻回角が良
く一致するため、和h=h1+h2+h3を最小にする
ターンホイールの設定角度を見つけ易いが、中心コア材
の巻き癖が弱い場合は、最良の設定角度が見出し難くな
る。これは、ターンホイールの設定角度と中心コア材の
捻回角の一致度が悪くなってくるためであるが、時間を
かけて調整すれば和h=h1+h2+h3を最小にする
ターンホイールの設定角度の解を見出すことができる。
具体的には、製品取りに先行する試行で得られた三層押
出体の断面を計測して、各押出機の偏心ベクトルを求
め、中心コア材、一層押出体、二層押出体にそれぞれど
のような捻回を与えれば最終的な偏心が小さくなるかを
見出す作業が必要になる。これらの作業を完了して、タ
ーンホイールの角度を最終設定した後は、その条件で、
必要な全長を製品取りすることになる。
【0017】図2(A)は、三台の押出機のすべてがク
ロスヘッド導入前にターンホイールを設置している例で
あるが、2台目と3台目等にターンホイールを設置する
など、一部の押出機のみにターンホイールを設置してい
てもよい。前記の和h=h1+h2+h3を0にする場
合でも、実は一次被覆の偏心ベクトルh1の向きは任意
で良いので初段の押出機に角度設定できるターンホイー
ルが付随していることは必ずしも必要では無く、省略し
得るものである。
【0018】最もターンホイールが少ない構成例として
は、図2(C)に示すように、ターンホイールは最終段
の押出機に付随するだけでもよく、これだけでも大きな
効果を有する。図2(C)は、図2(A)におけるター
ンホイール31aと31bを除去して、代りに第一段目
の押出機の手前に製造ラインを設定するガイドローラー
15を付加したもので、両図の同じ符号は同じものを表
す。ターンホイールは三段目押出機に付随する31cの
みである。この場合は、先の二台で生じた複合の偏心ベ
クトル(h1+h2)を、三台目の押出機の偏心ベクト
ルh3で出来るだけ相殺するように、最終段の押出機に
付随するターンホイールの設定角度を選ぶことになる。
つまり前段までの被覆の肉厚の薄い側に、三台目の押出
機の肉厚の厚い側が当たるように二層押出体42をター
ンホイール31cによって捻回してクロスヘッド32c
に導くのである。なおこれらの作業は、前述したよう
に、製品取りする前に、試行で得られた三層押出体の断
面計測に基づいて行う。
【0019】ベクトル(h1+h2)の大きさと、ベク
トルh3の大きさが異なる場合は、和h=h1+h2+
h3を0にすることは不可能であるが、ベクトル(h1
+h2)の向きと反対の向きにベクトルh3を選べば、
和h=h1+h2+h3をかなり小さくすることができ
る。この場合は、和h=h1+h2+h3を0にするこ
とは不可能であるものの、ターンホイールの角度設定
は、一台だけで済むので、調整が極めて容易になるとい
う実用上の大きな利点がある。
【0020】
【実施例】三段押出しの実施例を以下に示す。設備構成
は基本的に図2(C)に示すものと同じで、ターンホイ
ールは最終段の押出機前方に設置しているだけである。
中心コア材は、光ケーブルの抗張力線として多用されて
いる鋼の撚り線で外径は6mmφであり、この周りに三
台の押出機で、ポリエチレンを三層に被覆して、光ケー
ブル用スロット部材を試作した。
【0021】図3にこのスロット部材の断面を示す。す
なわち一次被覆1、二次被覆2は断面円形の平滑な被覆
で外径はそれぞれ約10mmφ、約15mmφである。
この外側に光ファイバが収容される螺旋溝4を有する三
次被覆3を押出し被覆した。螺旋溝を押出すために三台
目の押出機は、押出しダイが回転するロータリークロス
ヘッドを用いているが、偏心ベクトルは、この回転に
は、関係なくこれまで説明したとおり一定のものであ
る。つまりダイが回転しようがしまいが、三次被覆の偏
心ベクトルh3は押出機に対して固定され変化しないか
らである。三次被覆の外径は約25mmφで、溝の深さ
は約4.5mmである。従来は三次被覆3の中心と、鋼
の撚り線の中心は0.5mm〜0.7mm程度のずれを
生じていたが、三台目の押出機導入前の、ターンホイー
ルの設定角度を調整することにより、このずれ、つまり
偏心量は0.1mm〜0.3mm程度と従来の1/2〜
1/3程度に小さくすることができ、繰り返しの試作に
よりその再現性も確認できた。
【0022】
【発明の効果】本発明は、押出機に固定した偏心癖に対
し、被覆される線条を適当な角度捻回して被覆させるこ
とにより、またはこれを繰り返して、中心コア材の被覆
全体に対する偏心を著しく小さくできるため、多層押出
体が、曲げられたり、巻き取られた場合等に、各層間に
剥離が生じたりするという問題、中心コア材が光ケーブ
ルのテンションメンバであって剛性が大きい場合、テン
ションメンバが被覆全体に対して大きな偏心を生じるこ
とがあるという問題等の従来技術の問題を解決すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的作用を示す押出機前後の斜視図
である。
【図2】三段縦列押出しラインの構成を示す略図であ
る。
【図3】三層被覆で構成される光ケーブル用スロット部
材の例を示す断面図である。
【図4】偏心ベクトルの向きを管理しない従来の製造方
法の問題を説明する略図である。
【符号の説明】
1:一次被覆 2:二次被覆 3:三次被覆 4:溝 10:中心コア材 15:ガイドローラー 20:巻枠 30:押出機 31:ターンホイール 32:クロスヘッド 41:一層押出体 42:二層押出体 43:三層押出体 h:偏心ベクトル C:円形被覆の中心 θ:ターンホイールの設定角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:34 B29L 31:34 (72)発明者 安井 繁騎 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 岡田 武彦 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 4F207 AD15 AG03 AH35 AR20 KA01 KB18 KB22 KM03 KM13 5G325 JA02 JC04 JD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段・縦列に配置した複数の押出機によ
    って、走行する中心コア材の外周に樹脂を順次押出し被
    覆する多層押出体の製造方法において、全部のまたは一
    部の押出機のクロスヘッドの前方に、製造ライン軸回り
    に任意の角度で設定可能なターンホイールを設置して、
    決められた角度に設定された該ターンホイールに、被覆
    される前記中心コア材または該中心コア材が被覆されて
    なる線条を巻き付け、該線条に一定量の捻回を与えてか
    ら押出機のクロスヘッドに導入することにより、その押
    出機に入る前段までに生じた、被覆の偏心の向きを制御
    して、最終的な多層押出体における中心コア材の偏心を
    小さく抑制することを特徴とする多層押出体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 多段・縦列に配置した複数の押出機のう
    ち、二段目以降の全押出機の、クロスヘッドの前方に、
    製造ライン軸回りに任意の角度で設定可能なターンホイ
    ールを設置して、選定した角度に設定した該ターンホイ
    ールに、被覆される線条を巻き付け、該線条に一定量の
    捻回を与えてから押出機のクロスヘッドに導入すること
    により、該線条の一段目の押出し被覆で発生した中心コ
    ア材の偏心を順次減少させることを特徴とする請求項1
    に記載の多層押出体の製造方法。
  3. 【請求項3】 多段・縦列に配置した複数の押出機のう
    ち、二段目以降の一部の押出機の、クロスヘッドの前方
    に、製造ライン軸回りに任意の角度で設定可能なターン
    ホイールを設置して、選定した角度に設定した該ターン
    ホイールに、被覆される線条を巻き付け、該線条に一定
    量の捻回を与えてから押出機のクロスヘッドに導入する
    ことにより、該線条のその前段までの押出し被覆で発生
    した中心コア材の偏心を順次減少させることを特徴とす
    る請求項1に記載の多層押出体の製造方法。
  4. 【請求項4】 多段・縦列に配置した複数の押出機のう
    ち、最終段の押出機の、クロスヘッドの前方に、製造ラ
    イン軸回りに任意の角度で設定可能なターンホイールを
    設置して、選定した角度に設定した該ターンホイール
    に、被覆される線条を巻き付け、該線条に一定量の捻回
    を与えてから押出機のクロスヘッドに導入することによ
    り、該線条のその前段までの押出し被覆で発生した中心
    コア材の偏心を減少させることを特徴とする請求項1に
    記載の多層押出体の製造方法。
  5. 【請求項5】 複数の押出機を多段・縦列に配置した多
    層押出体の製造装置において、少なくとも一台の押出機
    のクロスヘッドの前方に、製造ライン軸回りに任意の角
    度で設定可能なターンホイールを設置したことを特徴と
    する多層押出体の製造装置。
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