JP2009128827A - 支持構造、画像読み取り装置、及び画像形成装置 - Google Patents

支持構造、画像読み取り装置、及び画像形成装置 Download PDF

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JP2009128827A JP2007306483A JP2007306483A JP2009128827A JP 2009128827 A JP2009128827 A JP 2009128827A JP 2007306483 A JP2007306483 A JP 2007306483A JP 2007306483 A JP2007306483 A JP 2007306483A JP 2009128827 A JP2009128827 A JP 2009128827A
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Abstract

【課題】容易に組立をすることが可能な軸の支持構造を提供すること。
【解決手段】少なくとも一方の端に、周方向の位置によって径が変化する端部82を有する軸8を支持するために、軸8の端が挿入される軸受け穴12a、13aを夫々有する2つの軸受け部12、13を備えた支持構造であって、少なくとも一方の軸受け部13は、端部82を軸受け穴13aに挿入するための、挿入方向に沿って形成された欠落部分13cを有し、欠落部分13cの幅13Lは、端部82の最大径R1よりも小さく、端部82の最小径R2よりも大きい、支持構造である。
【選択図】図9

Description

本発明は、支持構造、画像読み取り装置、及び画像形成装置に関する。
複写機には、原稿の画像データを読み取るための画像読み取り装置が設けられており、画像読み取り装置の上面に設けられたコンタクトガラスに原稿を載置して、画像データが読み込まれる。
コンタクトガラスの下方には、原稿の一端から他端に向けて移動する移動体が設けられており、この移動体には光源が設けられている。この光源からの光が、コンタクトガラスを通して原稿に照射され、その反射光をCCD等によって読み取ることによって、原稿の画像データが読み取られる。このような原稿の読み取り動作では、原稿と移動体の位置関係の精度が重要であり、上記移動体は軸に沿って移動するため、軸には高い位置精度が要求されることになる。
この軸の位置精度を確保するための軸の支持構造として、例えば、図19に示す構成が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。
図19に示すように、特許文献1に示す支持構造では、軸215の一方の端に溝部215aが形成されており、軸受け218の上方に突起218aが設けられている。又、溝部215aに嵌合するUリング状部211aと、突起218aに対応する貫通孔211bが形成された止め部材211が設けられている。
図20に示すように、軸215を軸受け218に挿入した後に、Uリング状部211aが溝部215aに、貫通孔211bが突起218aに嵌合するように、止め部材211を軸215及び軸受け218に嵌め込むことによって、軸215が精度良く枠体219に取り付けられる。
特開2004―272119号公報
しかしながら、特許文献1に示す支持構造では、軸と軸受け218以外に、固定用の別部材として止め部材211を用意する必要があり、さらにUリング状部211aを溝部215aに嵌合し、貫通孔211bを突起218aに嵌合するように、止め部材211を取り付ける必要があるため、組立に時間を要するものであった。
本発明は、従来の支持構造の課題を考慮し、容易に組立をすることが可能な軸の支持構造、画像読み取り装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
少なくとも一方の端に、周方向の位置によって径が異なる端部を有する軸の端が挿入されて、前記挿入された軸を夫々支持する2つの軸受け部を備えた支持構造であって、
各々の前記軸受け部は、円形状の軸受け穴を有しており、
少なくとも一方の前記軸受け穴の軸受け面の一部が、前記端部を挿入するために欠落しており、
前記欠落した部分の幅は、前記端部の最大径よりも小さく、前記端部の最小径よりも大きい、支持構造である。
又、第2の本発明は、
前記軸の長手方向への移動を規制するための、前記軸の一方の端面を押圧するアース部材を備えた、第1の本発明の支持構造である。
又、第3の本発明は、
前記アース部材は、前記軸の一方の端面に形成された溝部と嵌合する当接部を有している、第2の本発明の支持構造である。
又、第4の本発明は、
前記一方の軸受け部は、
前記欠落した部分を介して前記軸受け穴と連通した穴部を有し、
前記穴部は、前記軸受け穴よりも大きい、第1の本発明の支持構造である。
又、第5の本発明は、
前記一方の軸受け部は、
前記軸受け穴の前記欠落した部分の両側から、前記欠落した部分と同じ幅を保ちながら、前記軸の長手方向と直交する方向に形成されているガイド部とを備えた、第1の本発明の支持構造である。
又、第6の本発明は、
少なくとも一方の端に、周方向の位置によって径が異なる端部を有する軸の端が挿入されて、前記挿入された軸を夫々支持する2つの軸受け部を備えた支持構造であって、
各々の前記軸受け部は、円形状の軸受け穴を有しており、
少なくとも一方の前記軸受け穴の軸受け面の一部が、前記端部を挿入するために欠落しており、
前記一方の軸受け部は、前記欠落した部分を介して前記軸受け穴と連通した、前記軸受け穴よりも大きい穴部を有し、
前記欠落した部分の幅は、前記軸の径よりも小さく、且つ所定以上の力で前記穴部から前記軸受け穴へと前記軸が移動可能な大きさである、支持構造である。
又、第7の本発明は、
原稿を載置するために、枠体に固定された原稿載置ガラスと、
前記原稿載置ガラスの下方に、前記原稿載置ガラスの一辺に沿って設けられている軸と、
前記軸を支持するための第1〜6のいずれかの本発明の支持構造と、
前記載置された原稿の画像データを読み取るために、前記原稿載置ガラスを通して前記原稿に光を照射しながら、前記軸に沿って移動する移動部とを備えた、画像読み取り装置である。
又、第8の本発明は、
前記枠体は、前記軸、前記支持構造、及び前記移動部を囲うように設けられており、
前記枠体は、
前記支持構造が設けられた下枠体と、
前記原稿載置ガラスが設けられ、前記軸に上方から当接する当接部を持った上枠体とを有している、第7の本発明の画像読み取り装置である。
又、第9の本発明は、
原稿の画像データを読み取るための第7又は8の本発明の画像読み取り装置と、
前記読み取られた画像データに基づいて、像担持体上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
前記現像剤画像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写された現像剤画像を前記記録媒体に定着する定着部とを備えた、画像形成装置である。
本発明によれば、容易に組立をすることが可能な軸の支持構造、画像読み取り装置、及び画像形成装置を提供することが出来る。
以下、本発明にかかる画像形成装置の一例としての複写機について図面を参照しながら説明するとともに、本発明の画像読み取り装置、及び支持構造の一例についても述べる。
(実施の形態1)
はじめに、本発明にかかる実施の形態1の複写機の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の複写機100は、その上部に、原稿の画像データを読み取る原稿読み取り装置1を備えている。又、複写機100は、その底部に、読み取った画像データに基づいて画像が形成される用紙を収納するための4つの給紙カセット110を備えている。また、給紙カセット110の上部には、手差しトレイ120が設けられている。
これら給紙カセット110又は手差しトレイ120から供給された用紙にトナー画像を形成するための、感光体ドラム131、帯電器132、露光器133、現像器134及びクリーニングユニット135等から構成される画像形成ユニット130が設けられている。又、感光体ドラム131上のトナー画像を用紙に転写するための転写ユニット160を備えている。
更に、トナー画像を用紙に定着するための定着ユニット140と、トナー画像が定着された用紙を排出するための排出ユニット150が設けられている。尚、図1に示されている点線の矢印は露光器133からの光路を示しており、矢印が接している部分で感光体ドラム131に静電潜像が形成される。又、実線矢印は紙の搬送路を示している。
次に、本実施の形態の画像読み取り装置の構成について説明する。
図2は、上述した画像読み取り装置1の外観図である。図1及び図2に示すように、画像読み取り装置1は、上枠体2aと下枠体2bから構成される枠体2と、上枠体2aに設けられた原稿載置ガラス3とを備えている。
図3は、原稿読み取り装置1の上枠体2aを取り除いた状態を模式的に示した斜視図である。図3に示すように、原稿載置ガラス3の下方に、キャリッジ4が設けられており、このキャリッジ4は下枠体2bの一端から他端に移動する(矢印A、B方向)。
又、このキャリッジ4には、図1に示すように、原稿載置ガラス3上に配置された原稿に光を照射するための光源5と、原稿から反射された光が入射されるCCD6と、CCD6へと反射光を導くためのミラー7a、7b、7cが設けられている。
又、図1及び図3に示すように、キャリッジ4を移動させるための軸8とレール9が、キャリッジ4の移動方向に沿って設けられている。軸8は、キャリッジ4に設けられている軸受け(図示せず)を貫通して配置されているが、レール9は、キャリッジ4の下方に配置されているだけであり、キャリッジ4内を通っていない。そのため、キャリッジ4の移動する際の位置精度は、軸8の取り付け位置の精度に大きく依存する。又、キャリッジ4を軸8及びレール9に沿って移動させるためのモータ10及びゴムベルト11が設けられている。このモータ10の回転によりゴムベルト11が回転し、ゴムベルト11に固定されているキャリッジ4が移動する。
上述した軸8は両端が軸受け部12、13によって支持されることにより下枠体2bに取り付けられている。
次に、軸8の支持構造について説明する。
図4は図3のP部拡大図である。図4に示すように、軸受け部12に設けられている軸受け穴12aに、軸8の端が挿入されて支持されている。
図5(a)は、図3のQ部拡大図である。又、図5(b)は、(a)から軸8を取り除いた図である。図5(a)、(b)に示すように、軸受け部13には、軸8を支持するために軸8の端が挿入されている空間である軸受け穴13aが設けられている。又、軸受け穴13aの軸受け面13d(図5(b)参照)の上方部分が欠落しており、欠落部分13cとして図示されている。欠落部分13cの上方には、軸受け穴13aよりも大きい形状の軸取付用穴13bが形成されている。軸受け穴13aと軸取付用穴13bの間は、欠落部分13cによって連結されている。この欠落部分13cの幅を13Lとする。
図6は、図3のQ部拡大図であるが、図5とは異なる角度から見た図である。図6に示すように、軸8は、端面81側からバネ部材14によって長手方向(図中矢印C参照)に押圧されている。このバネ部材14の押圧により、キャリッジ4が移動した際に、軸8の長手方向への位置ズレを抑えることが出来る。又、軸8は金属製であり、バネ部材14によって接地されている。
図7は、バネ部材14の斜視図である。図7に示すように、バネ部材14は、板バネであり、軸8の端面81を押圧する押圧部15と、バネ部材14を下枠体2bに取り付けるための貫通孔16aが形成されている取付部16とを有している。又、押圧部15は、軸8側に突出するように折れ曲がっており、この折れ曲がった当接部15aが端面81に当接する。尚、図5に示すビス17によってバネ部材14は貫通孔16aを通して、下枠体2bに取り付けられている。
図8は、軸8の斜視図である。図8に示すように、軸受け部13に挿入される側の軸8の端部82は、周囲の一部が切りかかれてた2箇所の切り欠き部83a、83bを有している。この切り欠き部83aによって端部82には、平面部分82aが形成されている。また、切り欠き部83bによっても平面部分82bが形成されている。この切り欠き部83aと切り欠き部83bは対向して形成されているため平面部分82aと平面部分82bも平行に形成されている。この端部82の最大径は、軸8の径と同じであり、図中R1で示されている。また、端部83の最小径は、平面部分82aと平面部分82bの間の軸の径であり図中R2で示されている。このR2が、上述した欠落部分13cの幅13Lよりも小さく、R1が13Lよりも大きくなるように端部82は形成されている。又、端面81には、平面部分82a、82bと並行に断面がV字形状の溝84が形成されている。尚、軸受け部12の軸受け穴12aに差し込まれる側の軸8の端部85には、切り欠き部は形成されていない。
又、本発明のアース部材の一例は、本実施の形態のバネ部材14に相当する。又、本発明の周方向の位置によって径が異なる端部の一例は、本実施の形態の端部82に相当し、本発明の欠落した部分の一例は、本実施の形態の欠落部分13cに相当する。又、本発明の移動部の一例は、本実施の形態のキャリッジ4に相当する。又、本発明の画像形成部の一例は、本実施の形態の画像形成ユニット130に相当し、本発明の転写部の一例は、本実施の形態の転写ユニット160に相当する。又、本発明の定着部の一例は、本実施の形態の定着ユニット140に相当する。又、本発明の穴部の一例は、本実施の形態の軸取付用穴13bに相当する。
次に、下枠体2bへの軸8の取付について説明する。
はじめに、軸8の端面81側(図8参照)が、図5に示す軸取付用穴13bに挿入される。そして、図4に示すように軸8の端面81の反対端が軸受け部12の軸受け穴12aに挿入される。
図9は、図5(a)に示すZ方向から軸受け部13を見た模式図である。図9に示すように、平面部分82a、82bが垂直になるような状態で端部82が欠落部分13cに挿入される。そして、端部82が軸受け穴13aまで移動した後、図10に示すように、軸8は約90度回転される。
ところで、端面81側にはバネ部材14が配置されており、端部82が軸受け穴13aまで移動した時点で、端面81はバネ部材14によって押圧されている。そして、軸8を90度回転することによって、溝84が垂直方向から水平方向に向き、図11に示すように溝84にバネ部材14の当接部15aが嵌り込む。尚、図11には、説明のため軸受け部13が記載されていない。このような構成とすることにより、キャリッジ4が移動した際に、軸8が回転することを防止することが可能となる。
又、キャリッジ4が移動した際の長手方向の移動は、バネ部材14の押圧力によって抑えられる。さらに、欠落部分13cの幅13Lが径R1よりも短いため、軸8の上下方向の移動も規制される。
以上のように、本実施の形態では、軸8を軸受け部12、13に挿入し、端部82を下方に移動させた後に軸8を回転させるという簡単な組立で、軸8を下枠体2bに精度良く固定することが出来る。
尚、本実施の形態では、軸受け部13に本発明の穴部の一例である軸取付用穴13bが設けられているが、図12(a)に示すような軸取付用穴13bを設けない構成の軸受け部20であってもよい。図12(a)に示す軸受け部20は、軸8が取り付けられる軸受け穴20aを有しており、軸受け穴20aには、軸受け面20dの上方が欠落した欠落部分20cが形成されている。又、軸受け部20は、欠落部分20cの両端から、欠落部分20cの幅20Lを保ったまま上方に向けて形成されたガイド部20eを有している。このガイド部20eは、軸受け部13の外壁まで形成されている。また、欠落部分20cの幅20Lは、上述したR2よりも大きく、R1よりも小さい。
軸受け部20の上側の外壁に形成されているガイド部20eの入口20fから、端部82を挿入してガイド部20eを通し、図9と同様に欠落部分20cを通すことによって、軸8の端部82が軸受け穴20aに挿入される。
又、上記図12(a)に示すガイド部20eは上方に向けて形成されているが、図12(a)において左方向、右方向に向けて形成されていてもよく、要するに、軸8の長手方向と直交する方向に形成されていればよい。
又、ガイド部20eは、均一の幅で形成されているが、欠落部分20cの幅がR1よりも短く、R2よりも長ければよく、例えば、ガイド部20eが上方に向けて幅が広くなるように形成されていても良い。
又、図12(b)に示すように、ガイド部20eが形成されていない形状の軸受け部20´であってもよい。図12(b)に示す軸受け部20´では、ガイド部20eがなく、軸受け穴20aに形成されている欠落部分20cが、入口20f´となっている。
又、本実施の形態では、軸8の端部82には、対向する2つの切り欠き部83aと切り欠き部83bが形成されていたが、図13に示すように軸30のように、一つの切り欠き部のみが形成されていてもよい。図13に示す軸30の端部32は、いわゆるDカット形状であり、1つの切り欠き部33のみが形成されている。尚、図13では、軸受け部として図12に示したような軸取付用穴13bが形成されていない軸受け部34が示されている。この場合、端部32の最小径は、切り欠き部33によって形成される平面部32aと垂直な中心30aを通る径R3となる。従って、軸受け部34の欠落部分34cの幅34Lは、軸30の端面31に示されているR3よりも大きく、R2よりも小さく形成されている。尚、ガイド部34eも幅34Lと同様の大きさの幅を有している。又、図13に示す軸30を用いた場合でも軸受け穴34aに端部32を挿入した後、軸30を回転することによって軸30の上下への位置ズレを規制することが出来る。又、図12、13では溝は図示されていないが、図11に示すように、溝を設けてもよい。
又、本実施の形態では、端部82の最大径は、軸8の径と一致しているが、端部82の最大径が軸8の径よりも小さくても良い。図14に示す軸40の端部42は、中央部の径よりも小さく切削された円柱に、更に2つの切り欠き部43a、43bが形成された形状である。この場合、平面部分42aと平面部分42bの間の距離が、端部42の最小径R4となり、切り欠き部43a、43bが形成されていない部分の径が最大径R5となる。従って、例えば、図12(a)に示す軸受け部20では、幅20Lが、最小径R4よりも大きく、最大径R5よりも小さくなるように形成されていればよい。
又、図12に示す構成の軸受け部20の軸受け穴20aの周囲に凸状部を形成した構成であってもよい。そのような構成の軸受け部20´´の構成の正面図を図15(a)に示す。又、図15(b)は、図15(a)のYY´間断面図である。図に示すように、軸受け穴20a´´の左右の周囲に凸状部27a、27bが形成されている。この凸状部27aは、軸受け穴20a´´の周囲に沿って上下に弓状に形成されており、軸受け穴20a´´の径は、中心20X´´を通る水平線上の径R6が最も小さくなる。また、凸状部27a、27bが形成されていない部分の軸受け穴20a´´の径をR7とすると、R7は、軸8の径R1とほぼ同じであるが、R6はR1よりも若干小さい。このような構成において、軸8を軸受け穴20a´´に挿入し回転すると、R6がR1よりも小さいため抵抗が生じる。
ここで、軸受け部20´´は樹脂で形成されているので、さらに力を加えることによって樹脂の弾力により、さらに軸8を回転することが出来る。そして、図10で説明したように、軸8を90度回転すると、軸8は軸受け部20によって締め付けられることになり、キャリッジ4の移動の際の、上下方向及び長手方向への軸8のズレが規制される。この場合、バネ部材14によって軸8の長手方向のズレを規制しなくても良いため、バネ部材14が設けられていなくても良い。但し、軸8を接地する必要があるため、別途アース部材は設ける必要がある。尚、R7はR1とほぼ同じと述べたが、実際は、軸8が挿入可能であるためR7が若干R1よりは大きく形成されている。
尚、凸状部27a、27bに対応する溝を軸8の端部82の周囲に形成してもよい。但し、凸状部27a、27bの高さを溝の深さよりも高くした方が樹脂の弾力を利用して位置ズレを規制することが出来る。
(実施の形態2)
次に、本発明にかかる実施の形態2における画像読み取り装置について説明する。
本実施の形態2の画像読み取り装置は、実施の形態1と基本的な構成は同じであるが、軸及び軸受け部の構成が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、実施の形態1と同一の構成については、同一の番号を付している。
本実施の画像読みとり装置は、軸を支持する両端の軸受け部のうち一方の軸受け部は、図4に示す軸受け部12と同じである。そのため説明を省略する。
図16(a)は、本実施の形態2における、図3のQ部分に相当する部分の構成図である。図16(a)には、本実施の形態2の軸50の端が軸受け部60によって支持されている状態が示されている。又、実施の形態1で説明したバネ部材14も示されている。図16(b)は、軸受け部60から軸50及びバネ部材14を取り外した状態の図である。本実施の形態2における軸50は、実施の形態1と異なり、端に切り欠き部が形成されておらず、長手方向の径は実質上同一である。
本実施の形態2の軸受け部60は、実施の形態1で説明した軸受け部13とは欠落部分の構成が異なる。軸受け部60には、軸50が挿入されている軸受け穴60aと、軸受け穴60aの軸受け面60dの上方部分が欠けた欠落部分60cと、軸50を取り付ける際に、一旦、軸50の端を挿入する軸取付用穴60bを有している。この軸取付用穴60bは、欠落部分60cを介して軸受け穴60aと連結されている。尚、軸取付用穴60bの大きさは、軸受け穴60aの断面形状よりも大きく形成されている。この軸取付用穴60bが、本発明の穴部の一例に相当する。
図17は、図16(a)に示す矢印Z方向から見た軸受け部60及び軸50の模式図である。軸50を軸受け部60に取り付ける際には、実施の形態1と同様に、軸50を一旦、軸取付用穴60bに挿入した後、欠落部分60cを通って軸受け穴60aへと軸50を移動させる(矢印U参照)。
ここで、図17(a)に示すように、欠落部分60cの幅60Lは、軸50の径R8よりも若干狭くなっている。ここで、軸受け部60は樹脂によって形成されているため、軸50を下方に所定以上の力をかけて押し込むことによって、樹脂の弾力によって図17(b)に示すように欠落部分60cの幅が広がり、軸50が軸受け穴60a内に挿入される。そして、軸50を軸受け部60に取り付けることが出来る(図16(a)参照)。尚、軸50が通り過ぎた後は、樹脂の弾力によって欠落部分60cの幅60Lは、もとの長さに戻る。又、本実施の形態2の端面51にも実施の形態1と同様に溝52が設けられており、軸受け穴60a内に挿入された後、軸50を回転させることによって、図18の断面模式図に示すように、溝52はバネ部材14の当接部15aと嵌合する。この嵌合によって、キャリッジ4動作時の軸50の回転が規制される。
また、本実施の形態2では、軸50を移動可能とするため、欠落部分60cの幅60Lが、R8よりも若干小さく形成されているだけであるため、上下方向へに規制が弱く実施の形態1よりも軸50が上下にずれる可能性が高い。そのため、図18に示すように、上枠体2aに当接部70を形成し、軸50を上方から抑えるような構成とすることによって、軸50の上下方向の位置ズレを抑えることが出来る。
以上のように、本実施の形態2においても、軸50を軸受け部12、60に挿入し、軸取付用穴60bから軸受け穴60aへと軸50を移動させるだけの簡単な組立で、下枠体2bに軸50を取り付けることが出来る。
尚、欠落部分60cによって軸50の上下方向の位置ズレを十分に規制出来る場合には、当接部が設けられていなくても良い。
又、軸50に当接部70と嵌合する部分を形成することによって、キャリッジ4が移動する際の軸50の回転を規制することが出来る。この場合、溝52やバネ部材14を設ける必要はない。尚、実施の形態1の上枠体2aに軸8と嵌合可能な当接部を設けて溝84やバネ部材14を設けない構成としてもよい。但し、軸50、8を接地する必要があるためアース部材は設ける必要がある。
又、実施の形態1、2において、バネ部材14の押圧力によって軸が回転することを規制できるのであれば、溝を設けなくてもよい。但し、溝を設け、その溝にバネ部材を当接させることによって、軸とバネ部材の接触面積が広がるため確実に接地することが出来る。
又、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置の一例としての複写機、及び画像読み取り装置に用いた支持構造について説明してるが、このような装置に限らず、軸を支持するための支持構造を有する装置であれば、いかなる装置に対しても本発明の支持構造を適用することが出来る。
本発明の支持構造は、容易に組立をすることが可能な効果を有し、画像読み取り装置や画像形成装置等に用いる支持構造として有用である。
本発明にかかる実施の形態1における複写機100の正面構成図 本発明にかかる実施の形態1における画像読み取り装置1の外観図 本発明にかかる実施の形態1における画像読み取り装置1から上枠体2aを取り外した模式図 図3のP部拡大図 (a)図3のQ部拡大図、(b)(a)から軸8を取り外した状態を示す図 図5と異なる位置から見た図3のQ部拡大図 本発明にかかる実施の形態1におけるバネ部材14の外観図 本発明にかかる実施の形態1における軸8の部分拡大図 本発明にかかる実施の形態1における軸8の軸受け部13への取り付けを説明するための側面模式図 本発明にかかる実施の形態1における軸8の軸受け部13への取り付けを説明するための側面模式図 本発明にかかる実施の形態1における軸8とバネ部材14の位置関係を説明するための図 本発明にかかる実施の形態1における支持構造の軸受け部の変形例である軸受け部20を示す図 本発明にかかる実施の形態1における支持構造の軸受け部の変形例である軸受け部20´を示す図 本発明にかかる実施の形態1における支持構造の変形例を示す図 本発明にかかる実施の形態1における軸の変形例である軸40を示す図 (a)(b)本発明にかかる実施の形態1における支持構造の変形例を示す図 (a)本発明にかかる実施の形態2における支持構造を説明するための構成を示す図、(b)(a)から軸50及びバネ部材14を取り除いた状態を示す図 (a)(b)本発明にかかる実施の形態2における軸50の軸受け部60への取り付けを説明するための側面模式図 本発明にかかる実施の形態2における軸50の軸受け部60への取り付けを説明するための正面模式図 従来の支持構造を説明するための構成図 従来の支持構造を示す図
符号の説明
1 画像読み取り装置
2 枠体
3 原稿載置ガラス
4 キャリッジ
5 光源
6 CCD
7a、7b、7c ミラー
8 軸
9 レール
10 モータ
11 ベルト
12 軸受け部
13 軸受け部
13a 軸受け穴
13b 軸取付用穴
13c 欠落部分
13L 幅
14 バネ部材
81 端面
82 端部
82a、82b 平面部分
83a、83b 切り欠き部
84 溝


Claims (9)

  1. 少なくとも一方の端に、周方向の位置によって径が異なる端部を有する軸の端が挿入されて、前記挿入された軸を夫々支持する2つの軸受け部を備えた支持構造であって、
    各々の前記軸受け部は、円形状の軸受け穴を有しており、
    少なくとも一方の前記軸受け穴の軸受け面の一部が、前記端部を挿入するために欠落しており、
    前記欠落した部分の幅は、前記端部の最大径よりも小さく、前記端部の最小径よりも大きい、支持構造。
  2. 前記軸の長手方向への移動を規制するための、前記軸の一方の端面を押圧するアース部材を備えた、請求項1記載の支持構造。
  3. 前記アース部材は、前記軸の一方の端面に形成された溝部と嵌合する当接部を有している、請求項2記載の支持構造。
  4. 前記一方の軸受け部は、
    前記欠落した部分を介して前記軸受け穴と連通した穴部を有し、
    前記穴部は、前記軸受け穴よりも大きい、請求項1記載の支持構造。
  5. 前記一方の軸受け部は、
    前記軸受け穴の前記欠落した部分の両側から、前記欠落した部分と同じ幅を保ちながら、前記軸の長手方向と直交する方向に形成されているガイド部とを備えた、請求項1記載の支持構造。
  6. 少なくとも一方の端に、周方向の位置によって径が異なる端部を有する軸の端が挿入されて、前記挿入された軸を夫々支持する2つの軸受け部を備えた支持構造であって、
    各々の前記軸受け部は、円形状の軸受け穴を有しており、
    少なくとも一方の前記軸受け穴の軸受け面の一部が、前記端部を挿入するために欠落しており、
    前記一方の軸受け部は、前記欠落した部分を介して前記軸受け穴と連通した、前記軸受け穴よりも大きい穴部を有し、
    前記欠落した部分の幅は、前記軸の径よりも小さく、且つ所定以上の力で前記穴部から前記軸受け穴へと前記軸が移動可能な大きさである、支持構造。
  7. 原稿を載置するために、枠体に固定された原稿載置ガラスと、
    前記原稿載置ガラスの下方に、前記原稿載置ガラスの一辺に沿って設けられている軸と、
    前記軸を支持するための請求項1〜6のいずれかに記載の支持構造と、
    前記載置された原稿の画像データを読み取るために、前記原稿載置ガラスを通して前記原稿に光を照射しながら、前記軸に沿って移動する移動部とを備えた、画像読み取り装置。
  8. 前記枠体は、前記軸、前記支持構造、及び前記移動部を囲うように設けられており、
    前記枠体は、
    前記支持構造が設けられた下枠体と、
    前記原稿載置ガラスが設けられ、前記軸に上方から当接する当接部を持った上枠体とを有している、請求項7記載の画像読み取り装置。
  9. 原稿の画像データを読み取るための請求項7又は8記載の画像読み取り装置と、
    前記読み取られた画像データに基づいて、像担持体上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記現像剤画像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写された現像剤画像を前記記録媒体に定着する定着部とを備えた、画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013083740A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Saxa Inc カメラの角度調整構造
JP2013200448A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Fuji Xerox Co Ltd 帯電器、像形成構造体、および画像形成装置

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