JP6022075B2 - 超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散緩和方法及び装置 - Google Patents

超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散緩和方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、超高周波帯域を支援する無線接続システムに関し、ピンポイントビームフォーミングを行う場合に有効ドップラー拡散を緩和するための方法及びそれを支援する装置に関する。
無線接続システムが音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線接続システムは、可用のシステムリソース(帯域幅、送信電力など)を共有して多重ユーザとの通信を支援できる多元接続(multiple access)システムである。多元接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
超高周波無線接続システムは、既存の無線接続システムとは違い、中心周波数(center frequency)が数GHz〜数十GHzで動作するように構成される。このような中心周波数の超高周波特性は、端末の移動によって現れるドップラー効果(Doppler effect)又は端末と基地局間オシレーター誤差によって発生する搬送波周波数オフセット(CFO:Carrier Frequency Offset)の影響をより深刻にさせる。例えば、ドップラー効果は中心周波数に対して線形的に増加する特性を有し、CFOも中心周波数に対して線形的に増加する特性を有する。また、端末と基地局間のオシレーター誤差によって発生するCFOは、ppm(=10−6)単位の大きい値で現れる。
既存のセルラーネットワーク(cellular network)の基地局は、同期信号検出時に発生するCFO問題を解決するために、同期チャネル(SCH:Synchronization Channel)、パイロット信号(pilot signal)及び/又は参照シンボル(RS:Reference Symbol)を端末に送信し、端末は、これを用いてCFOを推定及び/又は補償する。しかしながら、超高周波無線接続システムでは既存のセルラーネットワークに比べてより大きいCFO値が発生するため、CFOを推定/補償するには、超高周波帯域では同期信号/チャネルが新しく定義され、既存のネットワークにおけるとは異なる形態で送信される必要がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、超高周波帯域でドップラー拡散を緩和する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、超高周波帯域でピンポイントビームフォーミングを行う方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ドップラー拡散を緩和するための装置を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的目的は、以上で言及した事項に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって考慮されてもよい。
本発明は、超高周波帯域を支援する無線接続システムに用いられるものであり、ピンポイントビームフォーミングを行う場合に有効ドップラー拡散を緩和するための方法及びそれを支援する装置を提供する。
本発明の一様態であり、超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和するための方法は、受信端で下りリンク信号を受信するステップと、受信端で受信された下りリンク信号に対するドップラースペクトルを推定するステップと、受信端で推定されたドップラースペクトルに基づいて搬送波遷移値を算出するステップとを有することができる。
本発明の他の様態であり、超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和するための受信端は、送信器、受信器、及びドップラー拡散を緩和するためのプロセッサを備えることができる。
ここで、プロセッサは、受信器を介して下りリンク信号を受信し、受信された下りリンク信号に対するドップラースペクトルを推定し、推定されたドップラースペクトルに基づいて搬送波遷移値を算出するように構成されてもよい。
ドップラースペクトル
は、の
ように推定され、
前記
は、前記下りリンク信号に対する自己相関関数を意味し、
はフーリエ変換を意味する。
ここで、搬送波遷移値は、前記ドップラースペクトルが所定の臨界値(threshold)よりも大きい値を有する部分に対する平均値として算出されてもよい。
例えば、搬送波遷移値は次の式を用いて算出されてもよい。
[式]
又は、搬送波遷移値は、次の式を用いて算出されてもよい。
[式]
所定の臨界値は、システム上で固定された定数値であるか、ドップラースペクトルが有する最大値に基づいて決定されるか、又は上位層シグナリングによって受信される値であってもよい。
前記方法は、受信端が前記搬送波遷移値を送信端にフィードバックするステップと、搬送波遷移値に基づいて補正された下りリンク信号を受信するステップとをさらに有することができる。
本発明の実施例から得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の本発明の実施例に関する記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明確に導出され理解されるであろう。すなわち、本発明を実施するに上で意図していない効果も、本発明の実施例から、当該技術の分野における通常の知識を有する者によって導出可能である。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に関する様々な実施例を提供する。また、添付の図面は、詳細な説明と共に本発明の実施の形態を説明するために用いられる。
図1は、本発明の実施例で使用できる物理チャネル及びこれらを用いた信号送信方法を説明するための図である。 図2は、本発明の実施例で用いられる無線フレームの構造を示す図である。 図3は、本発明の実施例で使用できる下りリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。 図4は、本発明の実施例で使用できる上りリンクサブフレームの構造を示す図である。 図5は、本発明の実施例で使用できる下りサブフレームの構造を示す図である。 図6は、本発明の実施例で用いられるクロスキャリアスケジューリングによるLTE−Aシステムのサブフレーム構造を示す図である。 図7は、U字形状を有するドップラースペクトルの一例を示す図である。 図8は、ドップラースペクトル及びピンポイントビームフォーミングの概念を説明するための図である。 図9は、ピンポイントビームフォーミング時のドップラースペクトルの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施例であり、ピンポイントビームフォーミング時のドップラースペクトルを示す図である。 図11は、本発明の実施例であり、周波数遷移値kで搬送波周波数オフセットを補償する時にドップラー拡散の変化を示す図である。 図12は、本発明の実施例であり、ドップラースペクトルを推定するための方法の一つを示す図である。 図13は、本発明の実施例であり、ドップラースペクトルを推定及び/又は緩和するためのAFCの一例を示す図である。 図14は、図1乃至図13で説明した方法を具現するための装置を示す図であるる。
以下に詳しく説明する本発明の実施例は、超高周波帯域を支援する無線接続システムで用いられるものであり、ピンポイントビームフォーミングを行う場合に有効ドップラー拡散を緩和するための方法及びそれを支援する装置を提供する。
以下の実施例は、本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更してもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、又は他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせうる手順又は段階などは記述を省略し、当業者のレベルで理解できるような手順又は段階も記述を省略した。
本明細書で、本発明の実施例は、基地局と移動局間のデータ送受信関係を中心に説明した。ここで、基地局は移動局と直接通信を行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書で基地局によって行われるとした特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われてもよい。
すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network node)からなるネットワークで移動局との通信のために行われる様々な動作は、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行われてもよい。ここで、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(ABS:Advanced Base Station)又はアクセスポイント(access point)などの用語に代えてもよい。
また、本発明の実施例でいう「端末(Terminal)」は、ユーザ機器(UE:User Equipment)、移動局(MS:Mobile Station)、加入者端末(SS:Subscriber Station)、移動加入者端末(MSS:Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、又は発展した移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)などの用語に代えてもよい。
また、送信端は、データサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードを意味し、受信端は、データサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。そのため、上りリンクでは、移動局を送信端とし、基地局を受信端とすることができる。同様に、下りリンクでは、移動局を受信端とし、基地局を送信端とすることができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPP(3rd Generation Partnership Project)システム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムのうち少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができ、特に、本発明の実施例は、3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.212、3GPP TS 36.213及び3GPP TS 36.321の文書によって裏付けることができる。すなわち、本発明の実施例において説明していない自明な段階又は部分は、上記の文書を参照して説明することができる。また、本文書で開示している用語はいずれも上記の標準文書によって説明することができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのもので、本発明が実施されうる唯一の実施の形態を示すためのものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたもので、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更してもよい。
例えば、本発明の実施例でいう‘同期信号’は、同期シーケンス、訓練シンボル又は同期プリアンブルなどの用語と同じ意味で使われてもよい。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに適用することができる。
CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。
UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP LTE(Long Term Evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であって、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)システムは、3GPP LTEシステムの改良されたシステムである。本発明の技術的特徴に関する説明を明確にするために、本発明の実施例を3GPP LTE/LTE−Aシステムを中心に説明するが、IEEE 802.16e/mシステムなどに適用してもよい。
1. 3GPP LTE/LTE_Aシステム
無線接続システムにおいて、端末は下りリンク(DL:Downlink)を介して基地局から情報を受信し、上りリンク(UL:Uplink)を介して基地局に情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報は、一般データ情報及び様々な制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャネルが存在する。
1.1 システム一般
図1は、本発明の実施例で使用できる物理チャネル及びこれらを用いた信号送信方法を説明するための図である。
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりした端末は、S11段階で基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は基地局から1次同期チャネル(P−SCH:Primary Synchronization Channel)及び2次同期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization Channel)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。
その後、端末は基地局から物理放送チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)信号を受信してセル内の放送情報を取得することができる。
一方、端末は初期セル探索段階で下りリンク参照信号(DL RS:Downlink Reference Signal)を受信して下りチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、S12段階で、物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び物理下り制御チャネル情報に基づく物理下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を受信し、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、端末は、基地局に接続を完了するために、段階S13乃至段階S16のようなランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を用いてプリアンブル(preamble)を送信し(S13)、物理下り制御チャネル及びこれに対応する物理下り共有チャネルを用いてプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S14)。競合ベースのランダムアクセスでは、端末は、さらなる物理ランダムアクセスチャネル信号の送信(S15)、及び物理下り制御チャネル信号及びこれに対応する物理下り共有チャネル信号の受信(S16)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行った端末は、その後、一般的な上り/下り信号送信手順として、物理下り制御チャネル信号及び/又は物理下り共有チャネル信号の受信(S17)及び物理上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号及び/又は物理上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)信号の送信(S18)を行うことができる。
端末が基地局に送信する制御情報を総称して、上り制御情報(UCI:Uplink Control Information)という。UCIは、HARQ−ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CQI(Channel Quality Indication)、PMI(Precoding Matrix Indication)、RI(Rank Indication)情報などを含む。
LTEシステムにおいて、UCIは、一般的にPUCCHを介して周期的に送信するが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHを介して送信してもよい。また、ネットワークの要請/指示に応じてPUSCHを介してUCIを非周期的に送信してもよい。
図2には、本発明の実施例で用いられる無線フレームの構造を示す。
図2(a)は、タイプ1フレーム構造(frame structure type 1)を示す。タイプ1フレーム構造は、全二重(full duplex)FDD(Frequency Division Duplex)システムと半二重(half duplex)FDDシステムの両方に適用することができる。
1無線フレーム(radio frame)は、
の長さを有し、
の均等な長さを有し、0から19までのインデックスが与えられた20個のスロットで構成される。1サブフレームは、2個の連続したスロットと定義され、i番目のサブフレームは、2i及び2i+1に該当するスロットで構成される。すなわち、無線フレーム(radio frame)は、10個のサブフレーム(subframe)で構成される。1サブフレームを送信するために掛かる時間をTTI(transmission time interval)という。ここで、Tはサンプリング時間を表し、T=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)と表示される。スロットは、時間領域で複数のOFDMシンボル又はSC−FDMAシンボルを含み、周波数領域で複数のリソースブロック(Resource Block)を含む。
1スロットは、時間領域で複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含む。3GPP LTEは、下りリンクでOFDMAを使用するので、OFDMシンボルは1シンボル区間(symbol period)を表現するためのものである。OFDMシンボルは、1つのSC−FDMAシンボル又はシンボル区間ということができる。リソースブロック(resource block)は、リソース割当単位であって、1スロットで複数の連続した副搬送波(subcarrier)を含む。
全二重FDDシステムでは、各10ms区間で10個のサブフレームを下り送信と上り送信のために同時に利用することができる。このとき、上り送信と下り送信は周波数領域で区別される。一方、半二重FDDシステムでは、端末は送信と受信を同時に行うことができない。
上述した無線フレームの構造は一つの例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、又はスロットに含まれるOFDMシンボルの数は様々に変更されてもよい。
図2(b)には、タイプ2フレーム構造(frame structure type 2)を示す。タイプ2フレーム構造はTDDシステムに適用される。1無線フレームは、
の長さを有し、
長さを有する2個のハーフフレーム(half−frame)で構成される。各ハーフフレームは、
の長さを有する5個のサブフレームで構成される。i番目のサブフレームは、2i及び2i+1に該当する各
の長さを有する2個のスロットで構成される。ここで、Tは、サンプリング時間を表し、T=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)で表示される。
タイプ2フレームは、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(GP:Guard Period)、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)の3つのフィールドで構成される特別サブフレームを含む。ここで、DwPTSは、端末での初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局でのチャネル推定と端末の上り送信同期を合わせるために用いられる。保護区間は、上りリンクと下りリンクの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
下記の表1に、特別フレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)を示す。
図3は、本発明の実施例で使用できる下りリンクスロットのリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。
図3を参照すると、1つの下りリンクスロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含む。ここで、1つの下りリンクスロットは、7個のOFDMシンボルを含み、1つのリソースブロックは周波数領域で12個の副搬送波を含むとするが、これに限定されるものではない。
リソースグリッド上で各要素(element)をリソース要素(resource element)とし、1つのリソースブロックは12×7個のリソース要素を含む。下りリンクスロットに含まれるリソースブロックの数NDLは、下りリンク送信帯域幅(bandwidth)に依存する。上りリンクスロットの構造は、下りリンクスロットの構造と同一であってもよい。
図4は、本発明の実施例で使用できる上りリンクサブフレームの構造を示す。
図4を参照すると、上りリンクサブフレームは、周波数領域で制御領域とデータ領域とに区別される。制御領域には、上り制御情報を運ぶPUCCHが割り当てられる。データ領域には、ユーザデータを運ぶPUSCHが割り当てられる。単一搬送波特性を維持するために、一つの端末はPUCCHとPUSCHを同時に送信することがない。一つの端末に対するPUCCHにはサブフレーム内にRB対が割り当てられる。RB対に属するRBは、2個のスロットのそれぞれで異なる副搬送波を占める。これを、PUCCHに割り当てられたRB対はスロット境界(slot boundary)で周波数跳躍(frequency hopping)するという。
図5には、本発明の実施例で使用できる下りサブフレームの構造を示す。
図5を参照すると、サブフレームにおける第一のスロットでOFDMシンボルインデックス0から最大3個のOFDMシンボルが、制御チャネルが割り当てられる制御領域(control region)であり、残りのOFDMシンボルが、PDSCHが割り当てられるデータ領域(data region)である。3GPP LTEで用いられる下りリンク制御チャネルの例には、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)などがある。
PCFICHは、サブフレームにおける最初のOFDMシンボルで送信され、サブフレーム内に制御チャネルの送信のために使われるOFDMシンボルの数(すなわち、制御領域のサイズ)に関する情報を運ぶ。PHICHは、上りリンクに対する応答チャネルであって、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)に対するACK(Acknowledgement)/NACK(Negative−Acknowledgement)信号を運ぶ。PDCCHを介して送信される制御情報を下り制御情報(DCI:downlink control information)という。下り制御情報は、上りリソース割当情報、下りリソース割当情報、又は任意の端末グループに対する上り送信(Tx)電力制御命令を含む。
2. キャリア併合(CA:Carrier Aggregation)環境
2.1 CA一般
3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;Rel−8又はRel−9)システム(以下、LTEシステム)は、単一コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を複数の帯域に分割して使用する多重搬送波変調(MCM:Multi−Carrier Modulation)方式を用いる。しかし、3GPP LTE−Advancedシステム(例、Rel−10又はRel−11)(以下、LTE−Aシステム)では、LTEシステムよりも広帯域のシステム帯域幅を支援するために、1つ以上のコンポーネントキャリアを結合して使用するキャリア併合(CA:Carrier Aggregation)のような方法を使用することができる。キャリア併合は、搬送波集成、搬送波整合、マルチコンポーネントキャリア環境(Multi−CC)又はマルチキャリア環境に言い換えてもよい。
本発明でいうマルチキャリアは、キャリアの併合(又は、搬送波集成)を意味し、このとき、キャリアの併合は、隣接した(contiguous)キャリア間の併合だけでなく、非隣接した(non−contiguous)キャリア間の併合も意味する。また、下りリンクと上りリンク間に集成されるコンポーネントキャリアの数が異なるように設定されてもよい。下りリンクコンポーネントキャリア(以下、「DL CC」という。)数と上りリンクコンポーネントキャリア(以下、「UL CC」という。)数とが一致する場合を対称的(symmetric)併合といい、それらの数が異なる場合を非対称的(asymmetric)併合という。このようなキャリア併合は、搬送波集成、帯域幅集成(bandwidth aggregation)、スペクトル集成(spectrum aggregation)などのような用語と同じ意味で使われてもよい。
LTE−Aシステムでは、2つ以上のコンポーネントキャリアが結合して構成されるキャリア併合は、100MHz帯域幅まで支援することを目標とする。目標帯域よりも小さい帯域幅を有する1個以上のキャリアを結合するとき、結合するキャリアの帯域幅は、既存のIMTシステムとの互換性(backward compatibility)維持のために、既存システムで使用する帯域幅に制限することができる。
例えば、既存の3GPP LTEシステムでは{1.4、3、5、10、15、20}MHz帯域幅を支援し、3GPP LTE−advancedシステム(すなわち、LTE−A)では、既存システムとの互換のために、上記の帯域幅のみを用いて20MHzよりも大きい帯域幅を支援するようにすることができる。また、本発明で用いられるキャリア併合システムは、既存システムで用いる帯域幅と無関係に、新しい帯域幅を定義してキャリア併合を支援するようにしてもよい。
また、上述のようなキャリア併合は、イントラ−バンドCA(Intra−band CA)及びインター−バンドCA(Inter−band CA)とに区別できる。イントラ−バンドキャリア併合とは、複数のDL CC及び/又はUL CCが周波数上で隣接したり近接して位置することを意味する。換言すれば、DL CC及び/又はUL CCのキャリア周波数が同一のバンド内に位置することを意味できる。一方、周波数領域で遠く離れている環境をインター−バンドCA(Inter−Band CA)と呼ぶことができる。換言すれば、複数のDL CC及び/又はUL CCのキャリア周波数が互いに異なるバンドに位置することを意味できる。このような場合、端末は、キャリア併合環境での通信を行うために複数のRF(radio frequency)端を使用することもできる。
LTE−Aシステムは、無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を用いる。上述したキャリア併合環境は、多重セル(multiple cells)環境と呼ぶことができる。セルは、下りリソース(DL CC)と上りリソース(UL CC)との一対の組合せと定義されるが、上りリソースは必須要素ではない。そのため、セルは、下りリソース単独で構成されてもよく、下りリソースと上りリソースとで構成されてもよい。
例えば、特定端末が1つの設定されたサービングセル(configured serving cell)を有する場合、1個のDL CCと1個のUL CCを有することができるが、特定端末が2個以上の設定されたサービングセルを有する場合には、セルの数だけのDL CCを有し、UL CCの数は該DL CCと等しくてもよく小さくてもよい。又は、逆に、DL CCとUL CCが構成されてもよい。すなわち、特定端末が複数の設定されたサービングセルを有する場合、DL CCの数よりもUL CCが多いキャリア併合環境も支援可能である。
また、キャリア併合(CA)は、それぞれキャリア周波数(セルの中心周波数)が互いに異なる2つ以上のセルの併合と理解されてもよい。ここでいう「セル(Cell)」は、一般的に使われる基地局がカバーする地理的領域としての「セル」とは区別しなければならない。以下、上述したイントラ−バンドキャリア併合をイントラ−バンド多重セルと称し、インター−バンドキャリア併合をインター−バンド多重セルと称する。
LTE−Aシステムで使われるセルは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)及びセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)を含む。PセルとSセルは、サービングセル(Serving Cell)として用いることができる。RRC_CONNECTED状態にあるが、キャリア併合が設定されていないか、キャリア併合を支援しない端末の場合、Pセルのみで構成されたサービングセルが1つ存在する。一方、RRC_CONNECTED状態にあると共にキャリア併合が設定された端末の場合、1つ以上のサービングセルが存在でき、全体サービングセルにはPセルと1つ以上のSセルが含まれる。
サービングセル(PセルとSセル)は、RRCパラメータを用いて設定することができる。PhysCellIdは、セルの物理層識別子であって、0から503までの整数値を有する。SCellIndexは、Sセルを識別するために使われる簡略な(short)識別子であって、1から7までの整数値を有する。ServCellIndexは、サービングセル(Pセル又はSセル)を識別するために使われる簡略な(short)識別子であって、0から7までの整数値を有する。0値はPセルに適用され、SCellIndexはSセルに適用するためにあらかじめ与えられる。すなわち、ServCellIndexにおいて最も小さいセルID(又は、セルインデックス)を有するセルがPセルとなる。
Pセルは、プライマリ周波数(又は、primary CC)上で動作するセルを意味する。端末が初期連結設定(initial connection establishment)仮定を行ったり連結再−設定過程行ったりするために用いられることもあり、ハンドオーバー過程で指示されたセルを意味することもある。また、Pセルは、キャリア併合環境で設定されたサービングセルのうち、制御関連通信の中心となるセルを意味する。すなわち、端末は、自身のPセルでのみPUCCHの割当てを受けて送信することができ、システム情報を取得したりモニタリング手順を変更するためにPセルのみを用いることができる。E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、キャリア併合環境を支援する端末に対し、移動性制御情報(mobility Control Info)を含む上位層のRRC連結再設定(RRC Connection Reconfigutaion)メッセージを用いてハンドオーバー手順のためにPセルのみを変更することもできる。
Sセルは、セカンダリ周波数(又は、Secondary CC)上で動作するセルを意味することができる。特定端末にPセルは1つのみ割り当てられ、Sセルは1つ以上割り当てられうる。Sセルは、RRC連結設定がなされた後に構成可能であり、さらなる無線リソースを提供するために用いることができる。キャリア併合環境で設定されたサービングセルのうち、Pセル以外のセル、すなわち、SセルにはPUCCHが存在しない。
E−UTRANは、Sセルを、キャリア併合環境を支援する端末に追加する際、RRC_CONNECTED状態にある関連したセルの動作に関する全てのシステム情報を、特定シグナル(dedicated signal)を用いて提供することができる。システム情報の変更は、関連したSセルの解除及び追加によって制御することができ、このとき、上位層のRRC連結再設定(RRC Connection Reconfigutaion)メッセージを用いることができる。E−UTRANは、関連したSセル内でブロードキャストするよりは、端末別に異なるパラメータを有する特定シグナリング(dedicated signaling)を行うことができる。
初期保安活性化過程が始まった後、E−UTRANは、連結設定過程で初期に構成されるPセルに加えて、1つ以上のSセルを含むネットワークを構成することができる。キャリア併合環境でPセル及びSセルはそれぞれのコンポーネントキャリアとして動作することができる。以下の実施例では、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)はPセルと同じ意味で使われ、セカンダリコンポーネントキャリア(SCC)はSセルと同じ意味で使われてもよい。
2.2 クロスキャリアスケジューリング(Cross Carrier Scheduling)
キャリア併合システムでは、キャリア(又は、搬送波)又はサービングセル(Serving Cell)に対するスケジューリング観点で、自己スケジューリング(Self−Scheduling)方法及びクロスキャリアスケジューリング(Cross Carrier Scheduling)方法の2つがある。クロスキャリアスケジューリングは、クロスコンポーネントキャリアスケジューリング(Cross Component Carrier Scheduling)又はクロスセルスケジューリング(Cross Cell Scheduling)と呼ぶこともできる。
自己スケジューリングは、PDCCH(DL Grant)とPDSCHが同一のDL CCで送信されたり、DL CCで送信されたPDCCH(UL Grant)に基づいて送信されるPUSCHが、ULグラント(UL Grant)を受信したDL CCとリンクされているUL CCで送信されることを意味する。
クロスキャリアスケジューリングは、PDCCH(DL Grant)とPDSCHがそれぞれ異なるDL CCで送信されたり、DL CCで送信されたPDCCH(UL Grant)に基づいて送信されるPUSCHが、ULグラントを受信したDL CCとリンクされているUL CCではなく他のUL CCで送信されることを意味する。
クロスキャリアスケジューリングは、端末特定(UE−specific)に活性化又は非活性化することができ、これは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって半静的(semi−static)に各端末別に知らせることができる。
クロスキャリアスケジューリングが活性化された場合、PDCCHに、当該PDCCHが指示するPDSCH/PUSCHがどのDL/UL CCで送信されるかを知らせるキャリア指示子フィールド(CIF:Carrier Indicator Field)が必要である。例えば、PDCCHは、PDSCHリソース又はPUSCHリソースをCIFを用いて複数のコンポーネントキャリアのうちの一つに割り当てることができる。すなわち、DL CC上のPDCCHが、多重集成されたDL/UL CCの一つにPDSCH又はPUSCHリソースを割り当てる場合、CIFが設定される。この場合、LTE Release−8のDCIフォーマットをCIFによって拡張することができる。このとき、設定されたCIFは、3ビットフィールドとして固定したり、設定されたCIFの位置は、DCIフォーマットの大きさにかかわらずに固定することができる。また、LTE Release−8のPDCCH構造(同一コーディング及び同一CCEベースのリソースマッピング)を再使用することもできる。
一方、DL CC上のPDCCHが、同一DL CC上のPDSCHリソースを割り当てたり、単一リンクされたUL CC上のPUSCHリソースを割り当てる場合には、CIFが設定されない。この場合、LTE Release−8と同一のPDCCH構造(同一コーディング及び同じCCEベースのリソースマッピング)及びDCIフォーマットを使用することができる。
クロスキャリアスケジューリングが可能なとき、端末は、CC別送信モード及び/又は帯域幅によって、モニタリングCCの制御領域で複数のDCIに対するPDCCHをモニタリングする必要がある。したがって、これを支援し得る検索空間の構成とPDCCHモニタリングが必要である。
キャリア併合システムにおいて、端末DL CC集合は、端末がPDSCHを受信するようにスケジュールされたDL CCの集合を表し、端末UL CC集合は、端末がPUSCHを送信するようにスケジュールされたUL CCの集合を表す。また、PDCCHモニタリング集合(monitoring set)は、PDCCHモニタリングを行う少なくとも一つのDL CCの集合を表す。PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合と同一であってもよく、端末DL CC集合の副集合(subset)であってもよい。PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合のDL CCのうち少なくとも一つを含むことができる。又は、PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合に関係なく別個として定義されるようにしてもよい。PDCCHモニタリング集合に含まれるDL CCは、リンクされたUL CCに対する自己−スケジューリング(self−scheduling)は常に可能なように設定することができる。このような、端末DL CC集合、端末UL CC集合及びPDCCHモニタリング集合は、端末特定(UE−specific)、端末グループ特定(UE group−specific)又はセル特定(Cell−specific)に設定することができる。
クロスキャリアスケジューリングが非活性化されたということは、PDCCHモニタリング集合が常に端末DL CC集合と同一であることを意味し、このような場合には、PDCCHモニタリング集合に対する別のシグナリングのような指示が不要である。しかし、クロスキャリアスケジューリングが活性化された場合には、PDCCHモニタリング集合が端末DL CC集合内で定義されることが好ましい。すなわち、端末に対してPDSCH又はPUSCHをスケジューリングするために基地局はPDCCHモニタリング集合でのみPDCCHを送信する。
図6は、本発明の実施例で用いられるクロスキャリアスケジューリングによるLTE−Aシステムのサブフレーム構造を示す図である。
図6を参照すると、LTE−A端末のためのDLサブフレームは、3個の下りリンクコンポーネントキャリア(DL CC)が結合されており、DL CC’A’は、PDCCHモニタリングDL CCと設定されている。CIFが用いられない場合、各DL CCは、CIF無しで、自身のPDSCHをスケジューリングするPDCCHを送信することができる。一方、CIFが上位層シグナリングによって用いられる場合には、一つのDL CC’A’のみが、CIFを用いて、自身のPDSCH又は他のCCのPDSCHをスケジューリングするPDCCHを送信することができる。このとき、PDCCHモニタリングDL CCとして設定されていないDL CC’B’と’C’はPDCCHを送信しない。
3. 超高周波数帯域における同期チャネル
3.1 搬送波周波数オフセット(CFO)
LTE−Aシステムでは、端末と基地局でオシレーターの誤差値を規定している。例えば、3GPP TS 36.101規格文書では、端末が一つのスロット期間内でE−UTRA基地局(node B)から受信した搬送波周波数と比較して±0.1PPM以内の正確度を有することを要求する。また、3GPP TS 36.104規格文書では、周波数誤りを、割り当てられた周波数と実際に基地局が送信した送信周波数との差として規定している。
次の表2には、基地局の種類によるオシレーターの正確度を示す。
このため、基地局と端末間のオシレーターの最大差は、±0.1ppmであり、一方向に誤差が発生した場合、最大0.2ppmのオフセット(offset)値を有しうる。このようなPPM値を各中心周波数に合わせてHz単位に変換する式は、[中心周波数(Center Frequency)×周波数オフセット(Frequency Offset、ppm)]と与えられる。一方、OFDMシステムにおいて、CFO値は、副搬送波間隔(subcarrier spacing)によってその影響が異なってくる。
例えば、一般に、大きいCFO値であっても、大きい副搬送波間隔を有するOFDMシステムではその影響が小さくなる。このため、実際CFO値(絶対値)は、OFDMシステムに影響を与える相対的な値で表現する必要があり、これを正規化されたCFO(normalized CFO)と称し、式[中心周波数オフセット(Hz)/副搬送波間隔]と表現することができる。
次の表3は、中心周波数及びオシレーターオフセット値によってCFO値を整理したものである。
表3は、各中心周波数及びオシレーターの誤差値に対するCFO値及び正規化されたCFO値を表している。ここで、各CFO値の括弧内の値が正規化されたCFO値を意味する。表3で、中心周波数が2GHzの場合、LTE Rel−8/9/10で使用する副搬送波間隔15kHzを仮定し、中心周波数が30GHzと60GHz帯域である副搬送波間隔は、ドップラー効果を考慮して、性能劣化がないように104.25kHzを仮定した。しかし、これは単なる例示に過ぎず、各中心周波数において他の副搬送波間隔を適用してもよい。以下、説明の便宜のために、CFO値は、正規化されたCFOを基準に説明し、特別な言及がない限り、CFO値は正規化されたCFO値を意味する。
本発明の実施例において、CFOは、整数倍CFOと小数倍CFOとに分類できる。このとき、整数倍CFOは、整数1以上の大きさを有するCFOを意味し、小数倍CFOは、整数1未満の小数の大きさを有するCFOを意味する。整数倍CFOの場合は、各整数当たりOFDMシステムにおいて整数倍に該当する副搬送波だけ遷移(shift)した形態で表現され、小数倍CFOの場合は、各副搬送波が小数倍CFOだけ遷移した形態で表現される。
3.2 超高周波帯域のドップラー効果
端末が高速で動く状況や高周波帯域で低速で動く状況ではドップラー拡散現象が大きく作用しうる。ドップラー拡散は、周波数領域で拡散を誘発し、結果的に信号の歪みを発生させる。ドップラー拡散は
のように表現することができる。ここで、
は、端末の移動速度を意味し、
は、基地局又は端末が送信する電波の中心周波数の波長を意味する。
は、端末の受信電波と端末の移動方向間の角度を意味する。ただし、超高周波環境では端末と基地局間の距離が短い場合が多いため、本明細書では、
が0であると仮定して説明する。
このとき、コヒーレンス時間(Coherence time)
の関係を有する。仮に、時間領域でチャネル応答の相関(correlation)値が50%以上である時間間隔をコヒーレンス時間と定義する場合、
のように表現することができる。無線通信システムではコヒーレンス時間の幾何平均(geometric mean)を用いて、下記の式1のようにコヒーレンス時間とドップラー拡散の関係を多く使用する。
このようなドップラー電力スペクトル密度(Doppler power spectrum density;以下、ドップラースペクトル)は様々な形状を有することができる。都心地のようなリッチスキャターリング(rich scattering)環境で、受信される信号が全方向に同一電力で受信されると、ドップラースペクトルはU字形状(U−shape)で表される。中心周波数をfとし、最大ドップラー拡散値をfとするとき、U字形状を有するドップラースペクトルは図7のとおりである。図7は、U字形状を有するドップラースペクトルの一例を示す図である。
図7で、横軸は周波数であり、縦軸は電力スペクトル密度(PSD:Power Spectrum Density)である。
超高周波無線通信システムは、中心周波数が非常に高い帯域に位置するため、アンテナの大きさが小さく、小さい空間内に多数のアンテナを設置できるという長所がある。このような長所は、数十個乃至数百個のアンテナを用いてピンポイントビームフォーミング(pin−point beamforming)を可能にする。ピンポイントビームフォーミングという用語は、ペンシルフォーミング(pencil beamforming)、ナロービームフォーミング(narrow beamforming)又はシャープビームフォーミング(sharp beamforimg)などのような用語に取り替えてもよい。このようなピンポイントビームフォーミングは、受信される信号が等方向に受信されず、一定の角度でのみ受信されるということを意味する。
図8は、ドップラースペクトル及びピンポイントビームフォーミングの概念を説明する図である。
図8(a)を参照すると、端末に受信される信号は、等方向に受信される。このような場合、ドップラースペクトルはU字形状を有する(図7参照)。これに対し、ピンポイントビームフォーミングは、端末に受信される信号が等方向に受信されず、一定の角度でのみ受信されるということを意味する。
図8(b)を参照すると、基地局が多数個のアンテナを用いてピンポイントビームフォーミングを行い、端末は多数個のアンテナを用いてピンポイントビームフォーミングで送信された信号を受信している。
図9は、ピンポイントビームフォーミング時のドップラースペクトルの一例を示す図である。
図9で、横軸は周波数を表し、縦軸は電力スペクトル密度(PSD:Power Spectrum Density)を表す。
端末及び/又は基地局でピンポイントビームフォーミングを行った場合、減少した拡散角度(angular spread)によってドップラースペクトルもU字形状を有さず、一定帯域でのみドップラー拡散を有する。図9は、ピンポイントビームフォーミング時に、受信機に受信される信号が等方向に入射されず、狭い角度でのみ入射された場合のドップラースペクトルを示す。
本発明の実施例は、ピンポイントビームフォーミングを行うことで入射される信号が小さい拡散角度を有する場合に適用できる方法である。例えば、ドップラースペクトルが−f〜+fの広い範囲にわたって分布せず、特定周波数帯域でのみ存在する場合に、これを推定するための一連の方法、及び推定されたドップラースペクトルを中心周波数に移すための方法に関する。
4. ドップラー拡散緩和方法
4.1 ドップラースペクトル推定方法−1
ドップラー拡散を緩和するべくドップラースペクトルを推定する方法には様々なアルゴリズムを用いることができる。次の式2は、ドップラースペクトルを推定するためのアルゴリズムの一つである。
式2で、
は、受信された入力信号xに対するドップラースペクトルを意味し、
は、信号xに対する自己相関関数(autocorrelation function)を意味し、
は、フーリエ変換(Fourier Transform)を意味する。端末及び/又は基地局は、式2を用いてドップラースペクトルを推定することができる。
図10は、本発明の実施例であり、ピンポイントビームフォーミング時ドップラースペクトルを示す図である。
式2ののようにして推定されたドップラースペクトルは、図10のように示すことができる。図10で、fは中心周波数を表し、fは最大ドップラー拡散値を表し、kは、ドップラースペクトルが実際に小さい値の有効ドップラー拡散を有し得るようにする搬送波遷移値を表す。ここで、縦軸はPSDを表す。
図10で、端末及び/又は基地局は、一定臨界値(threshold)よりも高い値を有する電力スペクトル密度(PSD)のみを用いて式2の
を再構成し、これを用いて搬送波遷移値kを次の式3のように決定することができる。
式3の方法では、ドップラースペクトルが臨界値よりも大きい値を有する部分に対して平均を求め、この時の平均値を有する周波数の分だけを搬送波遷移値kと算定する。
または、端末及び/又は基地局は、次の式4のように周波数のみをを用いてk値を算出することもできる。
または、端末及び/又は基地局は、次の式5のように周波数の最大値又は最小値のみを用いてk値を算出することもできる。
式3乃至5で用いられる臨界値は、次の方法の一つを用いて設定することができる。
1.システム上で一定の定数値を固定することができる。
2.
が持つ最大値に対して相対的な値を臨界値とすることができる。例えば、最大ドップラー遷移値に対して−3dB〜−20dBの数字のうち、性能によって任意の相対的な値を算出して運営することができる。
3.基地局が上位層シグナリングを用いて臨界値を端末に知らせ、半静的に臨界値を調整することができる。
4.2 ドップラースペクトル推定方法−2
4.1節で説明した方法と違い、端末は、算出された全ての
値を用いて搬送波遷移値kを算出することができる。このとき、式3乃至式5を用いることができる。
4.3 ドップラースペクトル推定方法−3
4.1節及び4.2節で算出された
で最大値を有する周波数値をk値と設定するとができる。例えば、図10で、
の最大ピーク値に該当する周波数値をkと設定することができる。次の式6は、周波数遷移値kを算出する他の方法を表す。
図11は、本発明の実施例であり、周波数遷移値kで搬送波周波数オフセットを補償する時、ドップラー拡散の変化を示す図である。
図11(a)は、端末又は受信端で受信した受信信号のドップラー拡散の形状を示す。図11(a)で、矢印は、最大ドップラー拡散を表す。
図11(b)は、端末又は受信端で4.1節乃至4.3節で算出したk値を用いて搬送波周波数オフセットを補償した時、図11(a)の最大ドップラー拡散値が有効ドップラー拡散値に補償された様子を示す。すなわち、最大ドップラー拡散値が小さくなる効果が確認できる。図11で、横軸は、周波数軸であり、縦軸は、電力スペクトル密度(PSD)軸である。
4.4 ドップラースペクトル推定方法−4
4.1乃至4.3節で検出されたk値は、端末が有効ドップラー拡散を算出する用途に用いることができる。これと異なる用途として、以下では、端末が算出した搬送波遷移値kを基地局にフィードバックし、基地局は、搬送波遷移値kを送信モードを決定するために用いることもできる。
図12は、本発明の実施例であり、ドップラースペクトルを推定するための方法の一つを示す図である。
搬送波遷移値kが大きい場合は、既存に比べてドップラー拡散を大きく低減できる環境を意味するので、コヒーレンス時間が既存に比べて大きく増加し得る。このため、基地局は、搬送波遷移値kによって、使用可能な送信モード又はチャネル状態情報(CSI:Channel Status Information)フィードバック時間(feedback duration)を決定することができる。
図12を参照すると、基地局は、参照信号(RS:Reference Signal)及び/又は下りリンク(DL:Downlink)信号を端末に送信する。この時、RS又はDL信号に含まれるRSの密度は3と仮定する(S1210)。
端末は、受信したRS及び/又はDL信号に基づいて、4.1節乃至4.4節で説明した方法を用いて搬送波遷移値kを算出することができる(S1220)。
その後、端末は、算出した搬送波遷移値k及び/又はドップラー拡散値(f)を基地局にフィードバックすることができる(S1230)。
S1230段階で搬送波遷移値kをフィードバックする方法は、LTE/LTE−Aシステムで用いられるフィードバック方法を用いることができる。例えば、搬送波遷移値kのフィードバックは、無線チャネルのランクをフィードバックする時間と同一に運営したり、CQI(Channel Quality Indicator)をフィードバックする時間と同一に運営したり、又は、PMI(Precoding Matrix Index)をフィードバックする時間と同一に運営することができる。しかし、ドップラー拡散がビームパターンによって変わりうることから、搬送波遷移値kをフィードバックする方法は、PMIと同一の時間にすることが最も好ましい。
したがって、端末は、PUCCH信号を用いて周期的に搬送波遷移値kをフィードバックしたり、基地局要請時にPUSCH信号を用いて非周期的に搬送波遷移値kをフィードバックすることができる。
又は、端末は、S1230段階でフィードバックするために搬送波遷移値kそのものを量子化して送信することもできる。搬送波遷移値kを副搬送波間隔(subcarrier spacing)で割って正規化された周波数値(normalized frequency value)と定義し、これを量子化して送信することができる。
再び図12を参照すると、基地局は、S1230段階でフィードバックされた情報を用いて、下りリンク信号のドップラースペクトルを推定し、それを補償するためにRS密度を調整及び/又は補償することができる。すなわち、基地局は、フィードバック情報に基づいて下りリンク送信モードを変更することができる(S1240)。
その後、基地局は、変更された送信モードで下りリンク信号を端末に送信し、端末はドップラー拡散の緩和された下りリンク信号を受信し、これで、下りリンク信号の受信品質が向上する。例えば、DL信号送信のためのRSの密度が1に変更されて(勿論、チャネル状態によってRSの密度は高くなってもよい。)送信される(S1250)。
4.5 ドップラースペクトル推定方法−5
以下では、搬送波遷移値kを推定及び/又は補償するために自動周波数制御器(AFC:Auto Frequency Controller)を用いる方法について説明する。
図13は、本発明の実施例であり、ドップラースペクトルを推定及び/又は緩和するためのAFCの一例を示す図である。
端末又は受信機にAFCを具備することができ、AFCは、図13のように構成することができる。AFCは、自動で周波数を制御することによって、ドップラースペクトルを推定及び/又は緩和するための最適の周波数を設定する機能を担う。
AFCは、受信信号の位相を変更する位相回転器(Phase Rotator)1310、受信信号の位相を検出する位相検出器(Phase Detector)1320、受信信号の周波数を検出する周波数検出器(Frequency Detector)1330、位相の急激な変化を防止し、変化速度をパラメータで調整するループフィルタ(Loop Filer)1340、周波数及び位相の補正された信号を生成するための数値制御オシレータ(NCO:Numerical Control Oscillator)1350を備えることができる。
図13で、受信された信号を
とし、選好信号(desired signal)又は参照信号(RS:Reference Signal)を
とするとき、位相検出器1320で推定される位相オフセット値は
で表される。また、周波数検出器1330で推定される周波数オフセット値は、
で表される。
位相検出器1320及び周波数検出器1330で検出される位相オフセット及び周波数オフセット値は、ループフィルタ1340に通して位相の急激な変化を防止し、続いて、変化速度をパラメータで調整するためにNCO 1350の入力とする。これで、NCO 1350は、周波数及び位相の補正された信号を生成することができる。
したがって、端末又は受信端はAFCを用いて受信信号の搬送波遷移値を推定及び補償することによってドップラー拡散を緩和させることができる。
4. 具現装置
図14に説明する装置は、図1乃至図11で説明した方法を具現できる手段である。
端末(UE:User Equipment)は、上りリンクでは送信端として動作し、下りリンクでは受信端として動作することができる。また、基地局(eNB:e−Node B)は、上りリンクでは受信端として動作し、下りリンクでは送信端として動作することができる。
すなわち、端末及び基地局は、情報、データ及び/又はメッセージの送信及び受信を制御するためにそれぞれ送信モジュール(Tx module)1440,1450、及び受信モジュール(Rx module)1420,1470を備えることができ、情報、データ及び/又はメッセージを送受信するためのアンテナ1400,1410などを備えることができる。
また、端末及び基地局はそれぞれ、上述した本発明の実施例を行うためのプロセッサ(Processor)1420,1430、及びプロセッサの処理過程を臨時的に又は持続的に記憶できるメモリ1480,1490を備えることができる。
上述した端末及び基地局装置の構成成分及び機能を用いて本願発明の実施例を実行することができる。例えば、端末及び/又は基地局のプロセッサは、上述した第1節乃至第4節に開示された方法を組み合わせ、超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和させることができる。
特に、端末は、式2乃至式6を用いて、受信信号に対するドップラースペクトルを推定するために搬送波遷移値kを求めることができる。また、端末は、算出した搬送波遷移値を基地局にフィードバックし、基地局で下りリンクデータを補正して送信できるようにすることができる。仮に、端末が第4.5節を用いてドップラースペクトルを推定する場合には、AFCは、プロセッサ内に具備されたり、又は端末の内部及びプロセッサの外部に具備され、プロセッサと共に動作することができる。
端末及び基地局に含まれた送信モジュール及び受信モジュールは、データ送信のためのパケット変復調機能、高速パケットチャネルコーディング機能、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及び/又はチャネル多重化機能を実行することができる。また、図14の端末及び基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)モジュールをさらに備えることができる。ここで、送信モジュール及び受信モジュールは、それぞれ、送信器及び受信器と呼ぶことができ、併せて用いられる場合にはトランシーバーと呼ぶこともできる。
一方、本発明で端末として、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(登録商標)(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、ノートパソコン、スマート(Smart)フォン、又はマルチモードマルチバンド(MM−MB:Multi Mode−Multi Band)端末機などを用いることができる。
ここで、スマートフォンは、移動通信端末機と個人携帯端末機の長所を組み合わせた端末機であって、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファックス送受信及びインターネット接続などのデータ通信機能を統合した端末機を意味できる。また、マルチモードマルチバンド端末機は、マルチモデムチップを内蔵し、携帯インターネットシステムでも、その他の移動通信システム(例えば、CDMA2000システム、WCDMA(登録商標)システムなど)でも作動できる端末機のことを指す。
本発明の実施例は、様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、1つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態として具現することもできる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリユニット1480,1490に記憶され、プロセッサ1420,1430によって駆動されてもよい。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の種々の手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和するための方法であって、
受信端で下りリンク信号を受信するステップと、
前記受信端で受信された前記下りリンク信号に対するドップラースペクトルを推定するステップと、
前記受信端で推定された前記ドップラースペクトルに基づいて搬送波遷移値を算出するステップと、
を有する、ドップラー拡散緩和方法。
(項目2)
前記ドップラースペクトル

のように推定され、
前記

は、前記下りリンク信号に対する自己相関関数を意味し、

は、フーリエ変換を意味する、項目1に記載のドップラー拡散緩和方法。
(項目3)
前記搬送波遷移値は、前記ドップラースペクトルが所定の臨界値(threshold)よりも大きい値を有する部分に対する平均値として算出される、項目2に記載のドップラー拡散緩和方法。
(項目4)
前記搬送波遷移値は、次の式

を用いて算出される、項目3に記載のドップラー拡散緩和方法。
(項目5)
前記搬送波遷移値は、次の式

を用いて算出される、項目3に記載のドップラー拡散緩和方法。
(項目6)
前記所定の臨界値は、システム上で固定された定数値であるか、前記ドップラースペクトルが有する最大値に基づいて決定されるか、又は上位層シグナリングによって受信される値である、項目3に記載のドップラー拡散緩和方法。
(項目7)
前記受信端は、前記搬送波遷移値を送信端にフィードバックするステップと、
前記搬送波遷移値に基づいて補正された下りリンク信号を受信するステップと、
をさらに有する、項目3に記載のドップラー拡散緩和方法。
(項目8)
超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和するための受信端であって、
受信器と、
前記ドップラー拡散を緩和するためのプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記受信器を介して下りリンク信号を受信し、受信された前記下りリンク信号に対するドップラースペクトルを推定し、推定された前記ドップラースペクトルに基づいて搬送波遷移値を算出するように構成された、受信端。
(項目9)
前記ドップラースペクトル

のように推定され、
前記

は、前記下りリンク信号に対する自己相関関数を意味し、

は、フーリエ変換を意味する、項目8に記載の受信端。
(項目10)
前記搬送波遷移値は、前記ドップラースペクトルが所定の臨界値(threshold)よりも大きい値を有する部分に対する平均値として算出される、項目9に記載の受信端。
(項目11)
前記搬送波遷移値は、次の式

を用いて算出される、項目10に記載の受信端。
(項目12)
前記搬送波遷移値は、次の式

を用いて算出される、項目10に記載の受信端。
(項目13)
前記所定の臨界値は、システム上で固定された定数値であるか、前記ドップラースペクトルが有する最大値に基づいて決定されるか、又は上位層シグナリングによって受信される値である、項目10に記載の受信端。
(項目14)
前記受信端は、送信器をさらに備え、
前記プロセッサは、さらに、前記送信器を制御して、前記搬送波遷移値を送信端にフィードバックし、
前記受信器を制御して、前記搬送波遷移値に基づいて補正された下りリンク信号を受信するように構成された、項目10に記載の受信端。
本発明は、本発明の精神及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態として具体化されてもよい。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制約的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。
本発明の実施例は、様々な無線接続システムに適用可能である。様々な無線接続システムの一例として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2及び/又はIEEE 802.xx(Institute of Electrical and Electronic Engineers 802)システムなどがある。本発明の実施例は、上記の様々な無線接続システムだけでなく、これら様々な無線接続システムを応用したいずれの技術分野にも適用可能である。

Claims (6)

  1. 超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和するための方法であって、
    受信端で下りリンク信号を受信するステップと、
    前記受信端で受信された前記下りリンク信号に対するドップラースペクトルを推定するステップと、
    前記受信端で推定された前記ドップラースペクトルに基づいて搬送波遷移値を算出するステップと、
    前記搬送波遷移値を送信端に送信するステップと
    を有し、
    前記ドップラースペクトル

    のように推定され、
    前記

    は、前記下りリンク信号に対する自己相関関数を意味し、

    は、フーリエ変換を意味し、
    前記搬送波遷移値は、前記ドップラースペクトルが所定の臨界値よりも大きい値を有する部分に対する平均値として算出され、
    前記搬送波遷移値は、次の式

    を用いて算出される、ドップラー拡散緩和方法。
  2. 前記所定の臨界値は、システム上で固定された定数値であるか、前記ドップラースペクトルが有する最大値に基づいて決定されるか、又は上位層シグナリングによって受信される値である、請求項に記載のドップラー拡散緩和方法。
  3. 記搬送波遷移値に基づいて補正された下りリンク信号を受信するステップをさらに有する、請求項に記載のドップラー拡散緩和方法。
  4. 超高周波帯域を支援する無線接続システムにおいてドップラー拡散を緩和するための受信端であって、
    送信器と、
    受信器と、
    前記ドップラー拡散を緩和するためのプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    前記受信器を介して下りリンク信号を受信し、受信された前記下りリンク信号に対するドップラースペクトルを推定し、推定された前記ドップラースペクトルに基づいて搬送波遷移値を算出し、前記送信器を介して前記搬送波遷移値を送信端に送信するように構成され
    前記ドップラースペクトル

    のように推定され、
    前記

    は、前記下りリンク信号に対する自己相関関数を意味し、

    は、フーリエ変換を意味し、
    前記搬送波遷移値は、前記ドップラースペクトルが所定の臨界値よりも大きい値を有する部分に対する平均値として算出され、
    前記搬送波遷移値は、次の式

    を用いて算出される、受信端。
  5. 前記所定の臨界値は、システム上で固定された定数値であるか、前記ドップラースペクトルが有する最大値に基づいて決定されるか、又は上位層シグナリングによって受信される値である、請求項に記載の受信端。
  6. 記プロセッサは前記受信器を制御して、前記搬送波遷移値に基づいて補正された下りリンク信号を受信する、請求項に記載の受信端。
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