JP6021325B2 - 乗用玩具 - Google Patents

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Description

本発明は、座部に座って地面などを蹴りながら幼児が自ら走行する乗用態様に加えて、他の遊び態様として選択使用することができる乗用玩具に関する。
一般に、乗用玩具は、前輪および後輪を備えている車体の前側に前輪を舵取るハンドルを備え、後側に座部(座席)を備えて、車体を跨いで座部に座り、両足で地面などを蹴ることによって幼児が自ら乗用する遊びを楽しむことができるように構成されている(例えば、特許文献1および特許文献2などを参照)。
また、従来では、乗用を楽しむ本来の遊びの態様に加えて、引き車やロッキングチェアの遊びの態様としても選択使用することができる付加価値をつけた乗用玩具も知られている(例えば、特許文献3および特許文献4などを参照)。
例えば、引き車の遊び態様として選択使用することができる特許文献3に記載の乗用玩具は、車体の前面両側に収納引出し可能に左右一対の牽引紐の一端側を取り付けとともに、左右一対の牽引紐の他端側には握り部を備えて、左右一対の牽引紐を引き出した状態で幼児が自ら握り部を握って牽引する引き車として遊ぶことができるように構成されている。
特開平8−272521号公報 特開2006−230796号公報 特許第2645358号公報 特開平2006−42972号公報
特許文献3および特許文献4などに記載されている従来技術では、座部に座って自ら両足で地面などを蹴りながら乗用する楽しみに加えて、乗用玩具を牽引する引き車として、または、ロッキングチェアとして幼児に楽しみを与えるなど、好奇心が旺盛な幼児の興味を引き付けて遊びの態様を拡げることができるために有益な乗用玩具と言える。
そこで、本発明は、このように遊びの態様を拡げてなる従来技術の乗用玩具に対し、引き車やロッキングチェアとは全く異なる遊びを展開させることができる遊戯態様にて乗用とともに継続的に楽しませることができる飽きのこない遊戯施設としての選択使用を可能にした乗用玩具を提供するなどを目的とする。
本発明に係る乗用玩具では少なくとも以下の構成を具備している。
すなわち、本発明では、前輪および後輪を備える車体に、座部と、前輪操舵用のハンドルを備えて構成されている乗用玩具であって、
前記車体は、前記前輪および後輪を備える車体下半部側と、前記座部を備える車体上半部側とから、該車体上半部側を前記車体下半部側に対して開閉可能と成し、
前記車体下半部側と前記車体上半部側との内側に遊戯施設を備えて、前記車体上半部側を開いて前記車体下半部側に隣接させることにより、該車体上半部側と該車体下半部側に前記遊戯施設が出現するように構成してなり、前記車体上半部側は、前記車体下半部側の側方に隣接開閉可能と成し、前記遊戯施設は、少なくとも走行玩具を走行させる誘導路を備え、前記誘導路は、前記車体下半部側に備えられる上部走行路と、前記車体上半部側に備えられる下部走行路と、前記上部走行路と前記下部走行路とを連結する連結走行路と、から形成され、前記連結走行路は、前記車体上半部側の開閉動作に追従してスライド進退するように前記上部走行路側に備えられ、前記車体上半部側の開動作に追従してスライド前進して前記下部走行路に突き合わせ連結するように構成されていることを特徴とする。
ここで、前記車体上半部側は、その一側部が前記車体下半部側の一側部に枢支されて当該枢支部を支点に前記車体下半部側の側方に隣接開閉可能と成し、前記誘導路は、前記枢支部を支点とする前記車体上半部側の開動作に追従してスライド前進する前記連結走行路の前記下部走行路への突き合わせ連結により前記車体下半部側から前記車体上半部側に向けて一連に下るスロープ状に構成されることが好適なものとなる。前記走行玩具は、例えば、自動車(ミニカー)である。
本発明によれば、座部に座り両足で蹴りながら走行する本来の乗用を楽しむ遊びに加えて、車体の車体上半部側を開くことで出現する遊戯施設で幼児を楽しませることができる。例えば、自動車などの走行玩具を走行させるなどの遊戯施設として幼児を遊ばせることができる。つまり、乗用玩具の外観からは予想もできない遊びに展開させる飽きのこない遊戯態様(遊戯玩具)にて乗用とともに継続的に楽しませることができる。
そして、走行玩具などを走行させて遊ぶ遊戯施設を備えた乗用玩具であるが故に、乗用することができない幼児の場合でも、走行玩具を走らせたり、遊戯施設に備えられている他の玩具によって遊ばせることができる。つまり、ハイハイやヨチヨチ歩き状態の幼児から自力で歩いて乗用することができる状態まで育った幼児に至る長期にわたって遊びを展開させることができる。
また、自動車などの走行玩具を走行させる遊戯施設の誘導路は、前輪および後輪を備える車体下半部側の上部走行路と、車体下半部側に開閉可能と成して座部を備える車体上半部側の下部走行路とから分離・連結可能に形成されている。
これにより、車体下半部側に対して車体上半部側を閉じた乗用態様の状態では上部走行路と下部走行路とが分離されて車体下半部側と車体上半部側のそれぞれの内側に収まる一方で、車体上半部側を開いた遊戯態様の状態では上部走行路に対して下部走行路が連結されて車体下半部側から車体上半部側に至る一連の誘導路が構成される。
つまり、自動車などの走行玩具で遊ぶときには、車体下半部側から側方に隣接状態で開かれる車体上半部側に至る広範囲(乗用で遊ぶときの車体の略2倍の広さ)にて構成される長い距離の誘導路によって走行玩具を長く走行させることができる。
また、車体下半部側に対する車体上半部側の枢支部を支点とする開閉時における誘導路の上部走行路に対する下部走行路の分離と連結は、車体上半部側の開閉動作に追従してスライド進退する連結走行路によって行われる。
これにより、乗用態様の状態では、誘導路の上部走行路と下部走行路とが分離された状態で車体下半部側と車体上半部側のそれぞれの内側に収まり、一方、乗用態様の閉じの状態から車体上半部側を開いて遊戯態様の状態として走行玩具を走行させて遊ぶときは、上部走行路側に対して下部走行路側が自動的に連結されて車体下半部側から車体上半部側に至る広範囲にて一連に構成される長い距離の誘導路全長において走行玩具を走行させる遊びを幼児に楽しませることができる。
本発明の実施形態に係る乗用玩具の遊戯態様の状態を前側斜め上方から見たときの斜視図である。 同遊戯態様のときの平面図である。 同遊戯態様のときの縦断面図である。 乗用態様の状態を前側斜め上方から見たときの斜視図である。 同乗用態様のときの縦断面図で、(a)は、図4のa−a線断面図であり、(b)は、図4のb−b線断面図である。 分解斜視図である。 車体の車体上半部側が完全に開いている遊戯態様のときの誘導路の一部を示し、(a)は、図2のa−a線断面図であり、(b)は、図2のb−b線断面図である。 同車体上半部側の閉じ動作の初期の段階を示す同断面図である。 同車体上半部側の継続する閉じ動作によって下部走行路の路面が連結走行路の初期後退縁部に衝合した段階を示す同断面図である。 同車体上半部側の継続する閉じ動作によって下部走行路側の後退用エッジが連絡走行路側の後退用ボスに衝合する直前の段階を示す同断面図である。 同車体上半部側の継続する閉じ動作によって下部走行路側の後退用エッジが連絡走行路側の後退用ボスに衝合した段階を示す同断面図である。 同車体上半部側が完全に閉じられて乗用態様に戻された状態を示し、(a)は、図2のa−a線に位置する断面図であり、(b)は、図2のb−b線に位置する断面図である。 誘導路の連結走行路を示し、(a)は、下方から見たときの斜視図であり、(b)は、上方から見たときの斜視図である。 フック部材を上方から見たときの斜視図である。 スタート台およびそのスタート操作部材を示し、(a)は、スタート台を斜め上方から見たときの斜視図であり、(b)は、スタート操作部材を斜め上方から見たときの斜視図である。 搬入台およびその搬入操作部、連繋部材をそれぞれ示し、(a)は、搬入台を斜め上方から見たときの斜視図であり、(b)は、搬入操作部を斜め上方から見たときの斜視図であり、連繋部材を斜め上方から見たときの斜視図である。 スタート台および搬入台が配置されている車体の一部を拡大して示す断面図である。 スタート操作部材のスタートボタンによりスタート台を斜めに傾動させた状態の同断面図である。 遊戯施設の駐車場エリアを示し、(a)は、方向変換設備が配置されている車体上半部の後半部側の断面図であり、(b)は、回転玩具が配置されている同後半部側の断面図である。
以下、本実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る乗用玩具の遊戯態様ときの状態を示す斜視図および平面図であり、図3は、同遊戯態様のときの縦断面図であり、図4および図5は、同乗用玩具の乗用態様のときの状態を示す斜視図および縦断面図であり、図6は、分解斜視図である。
なお、本実施形態では、車体1を跨いで座部4に座る幼児から見た方向に従い、図4において、Frが車体1の前側、Rrが車体1の後側、Lが車体1の左側、Rが車体1の右側を示す。
≪乗用玩具の説明≫
乗用玩具Aは、前輪2および後輪3を備える車体1と、車体1の略後半部側に位置して備えられる座部4と、車体1の前側に位置して備えられる前輪操舵用のハンドル5とから構成されている。
≪車体の説明≫
車体1は、例えば、合成樹脂材料などからなる成形材料を用いた射出成形やブロー成形などによる金型成形によって形成される成形品である。
この車体1は、前輪2および後輪3を備える車体下半部1a側と、座部4を備える車体上半部1b側とから、車体上半部1b側を車体下半部1a側に対して開閉可能に構成されている。そして、車体下半部1a側と車体上半部1b側の内側に、車体上半部1b側を開いたときに出現する遊戯施設Bを備えるように形成されている。
これにより、幼児用玩具Aは、図4に示す乗用態様の状態から、図1および図2に示すように、車体上半部1b側を開くことで、後記する走行玩具bを走行させるなどによって遊ぶことができる遊戯態様としても選択使用することができるように構成されている。
≪車体下半部および車体上半部の説明≫
まず、車体下半部1a側について説明する。
車体下半部1aは、図4に示すように、車体1の前部(フロント部)6、後部(リア部)7と、操作ハンドル5のステアリング軸5aが上下貫通状に挿通される軸挿通孔8が開口される車体前側の部分8a(以後、開口部分と称する)とを含めた車体1の全長、全幅を有する平面視形態を呈して、遊戯施設Bの後記する誘導路b1の上部走行路16側、走行玩具bのスタート台14および搬入台(エレベータ)15などが組み込み配置されるように形成されている。
そして、車体下半部1a側は、図6に示すように、車体一側面に沿う前部6と後部7とのそれぞれの立上り基部、この前後部6,7間における中央よりも前部6側寄りの一ヵ所に枢支用の横向き凹部(横孔)9をそれぞれ備えて、車体上半部1b側の後記する後半部1b−1側と前半部1b−2の一方側とを車体1の側方に向けて開閉可能に枢支(連結)し得るようにしている。
また、図示を省略しているが、車体下半部1aの車体他側面に沿う前部6の立上り基部、一側面側の横向き凹部9と対向する立上り基部に枢支用の横向き凹部をそれぞれ備えており、車体上半部1b側の前半部1b−2の他方側を車体1の側方に向けて開閉可能に枢支し得るようにしている。
また、車体下半部1aの後側には、遊戯施設Bで遊ぶ走行玩具bを収納保管して置く。つまり、乗用態様で遊ぶときや乗用玩具A自体を保管して置くときなどにおいて、走行玩具bを収納保管して置くための引出し形態の保管箱10を備えている。
つぎに、車体上半部1b側について説明する。
車体上半部1bは、図4に示すように、座部4を備える後半部1b−1側と、操作ハンドル5が装着される前半部1b−2側との前後に2分され、さらに前半部1b−2側が軸挿通孔8の開口部分8aを左右(車体両側)への開閉分離部(境目)として左右に2分された形態を成して、遊戯施設Bの誘導路b1の下部走行路17側と駐車場エリア50、61などが後半部1b−1側および前半部1b−2の一方側に配置されるように形成されている。
後半部1b−1側は、図5の(b)および図6に示すように、座部4部分と車体1の一側上半部11側とを連設させた断面視で略L字形状に形成されている。そして、この後半部1b−1側における車体下半部1a側とにより車体1の一側面を形成する一側上半部11の下辺両側に横向き凸部12を備えている。
これにより、後半部1b−1側は、横向き凸部12を車体下半部1a側の車体一側面における横向き凹部9に対して枢支させ、当該両枢支部Pを支点に車体1の側方に向けて隣接開くように、車体下半部1aの後半側に組み込み取り付けられるように形成されている。
一方、車体上半部1b側の左右に2分された前半部1b−2は、図5の(a)および図6に示すように、車体1の両側面上半部13側と操作ハンドル5が装着される車体1の前側上面を形成する断面視で略L字形状にそれぞれ形成されている。そして、この2分された前半部1b−2側における車体下半部1a側とにより車体1の両側面を形成するそれぞれの側面上半部13の下辺両側に横向き凸部12をそれぞれ備えている。
これにより、左右に2分されている前半部1b−2側は、横向き凸部12を車体下半部1a側の両側面における横向き凹部9に対して枢支させ、当該両枢支部pを支点に車体1の両面側方に向けてそれぞれ隣接開くように、車体下半部1aの前半側に組み込み取り付けられるように形成されている。
そして、本実施形態では、このように形成されている車体1の車体下半部1a側と車体上半部1b側との内側に遊戯施設Bを備えている。
≪遊戯施設の説明≫
遊戯施設Bは、乗用玩具A本来の、車体1を跨いで座部4に座り両足で地面などを蹴りながら幼児が自ら走行を楽しむ乗用態様とは全く異なる他の遊びを展開させるための施設である。
遊戯施設Bは、例えば、図1および図2に示すように、走行玩具bを走行させて遊ぶ誘導路b1、走行玩具bを駐車させるなどによって遊ぶ駐車場エリアb2などを配置した形態に構成されている。
走行玩具bは、前後輪(四輪)とも遊転可能とする無動力の自動車(ミニカー)であり、遊戯施設Bの誘導路b1上を走行するように形成されている。
≪誘導路の説明≫
図7〜図12は、誘導路の一部を示す縦断面図である。ここでは、図1〜図3、および図6を適宜参照しながら説明する。
誘導路b1は、スロープを利用して走行玩具bを走行させる遊びを幼児に与えるコースである。
この誘導路b1は、図1および図2に示すように、車体前側におけるステアリング軸5aの回りを平面視で車体の幅方向一方側(走行玩具bのスタート位置)から他方側へ急激にカーブして車体後側へ向けて直線的に下り、車体後側において車体一側に向けて大きくカーブした後に急激下って車体外へと走行玩具bが走行するコース設定にて構成されている。
また、誘導路b1のスタート位置には、スタート台14と、このスタート台14に走行玩具bを搬入するための搬入台15とが備えられている。
そして、誘導路b1は、車体下半部1a側に備えられる上部走行路16と、車体上半部1b側に備えられる下部走行路17とから形成されて、枢支部Pを支点に車体上半部1b側が車体下半部1a側の側方に開いたときに、上部走行路16に対して下部走行路17が一連に連結されて車体下半部1a側から車体上半部1b側に向けて下るスロープ状に構成されるようになっている。
また、誘導路b1は、図1および図2、図6に示すように、上部走行路16と下部走行路17とを分離可能に連結するための連結走行路18を備えている。
上部走行路16は、図6に示すように、スタート台14が設置される設置部14aを一体に備えて、図1および図2に示すように、車体下半部1a側の車体前側におけるステアリング軸5a(軸挿通孔8の開口部分8a)の回りから車体後側に向け、かつ、当該車体後側において下部走行路17が分離可能に連結される車体側方に向けた形態にて車体下半部1a側に取り付け配置されるように形成されている。
そして、上部走行路16は、車体側方に向けた路面幅(走行幅)が連結走行路18の路面幅よりも狭く形成されており、連結走行路18が外側に位置してスライド進退可能に組み込み連結されるようにしている。
下部走行路17は、図6に示すように、上部走行路16の車体側方に向けた下り延長線上に位置して急激に下るスロープ形態を成して、車体上半部1bの後半部1b−1側に取り付け配置されるように形成されている。
そして、下部走行路17は、その路面幅(走行幅)が連結走行路18の路面幅よりも広く形成されており、後記する初期後退縁部21を内側に位置させた状態で連結走行路18が突き合わせ連結されるようにしている。
また、下部走行路17は、枢支部Pを支点に車体上半部1aの後半部1b−1が閉じられるときに、連結走行路18の後記する後退用ボス22に衝合させるための後退用エッジ19を分離・連結端部17a側における一側壁部に備えている。
この後退用エッジ19は、図6および図7に示すように、下部走行路17の分離・連結端部17a側から走行方向(走行玩具bの走行出口側)に向けて高さが徐々に高くなる異形状の略弓なりに形成されている。これにより、枢支部Pを支点に車体上半部1aの後半部1b−1が閉じられるときに、下部走行路17の分離・連結端部17aから分離された連結走行路18が上部走行路b1側のスライド後退限(車体上半部1bが完全に閉じられる状態、図5および図12参照)まで移動させるようにしている。
また、下部走行路17は、枢支部Pを支点に車体上半部1bの後半部1b−1が閉じられるとき、連結走行路18および上部走行路16との干渉を逃がすスリット状の開口部20を路面両側に備えている。これにより、図12に示すように、車体上半部1b側に備えられている下部走行路17が、車体下半部1a側に備えられる上部走行路16および連結走行路18に干渉することを避けて、車体上半部1bを車体下半部1a側に対して完全に閉じた乗用態様の状態に戻すようにしている。
図13は、連結走行路を示す斜視図である。
連結走行路18は、車体上半部1bが閉じられた図4に示す乗用態様の状態で下部走行路17側の分離・連結端部17aから分離(離間)し、車体上半部1bが開かれた図1および図2に示す遊戯態様の状態では、下部走行路17の分離・連結端部17aに突き合わせ連結するように、上部走行路16側に位置して車体下半部1a側にスライド進退可能に取り付け配置される。
この連結走行路18は、路面幅(走行幅)が上部走行路16側の路面幅よりも広く、下部走行路17側の路面幅よりも狭く形成されている短尺形態を成している。
そして、連結走行路18は、図7および図13に示すように、下部走行路17の分離・連結端部17aに突き合わせ連結される突合せ端部18a側における両側壁を、当該突合せ端部18aよりも下部走行路17側に向けて湾曲状に突出させてなる初期後退縁部21を両側壁に備えている。これにより、図9に示すように、枢支部Pを支点に車体上半部1bが閉じられる動作段階で下部走行路17の路面が初期後退縁部21に衝合して連結走行路18を上部走行路16側にスライド後退させる動きを連結走行路18に伝えるようにしている。
また、連結走行路18は、初期後退縁部21への下部走行路17の衝合により上部走行路16側へスライド後退されて、車体上半部1bの後半部1b−1が車体下半部1aに閉じられる閉じ動作の過程で、下部走行路17側の後退用エッジ19が衝合する後退用ボス22を備えている。
この後退用ボス22は、後退用エッジ19と対応する下部走行路17の一側壁の外面に備えられている。これにより、連結走行路18は、継続する車体上半部1bの後半部1b−1の閉じ動作に追従して上部走行路16側のスライド後退限まで押動されるようになっている。換言すれば、連結走行路18がスライド後退限まで確実に後退移動されることで、図12に示すように、車体下半部1b側が車体上半部1aに閉じられる。
また、連結走行路18は、下部走行路17の分離・連結端部17aに対する突合せ端部18a側とは反対側の端部から上部走行路16側に向けて延設するように突出させた突出杆部23を備えている。
この突出杆部23は、断面視で略下向きコの字形状に形成されて、図6および図12の(b)に示すように、車体下半部1a側に設けられている設置溝24に摺動自在に嵌め合わせセットされる。つまり、連結走行路18が、振れることなく車体上半部1b側の開閉動作に追従してスムーズにスライド進退し得るようにしている。
そして、突出杆部23の突端側裏面には、コイルスプリングなどの弾発部材25の一端側を取り付けるための止着ボス26を備えている。これにより、止着ボス26に一端側を取り付けた弾発部材25の他端側を、図6、図7の(b)および図12の(b)に示す設置溝24の溝端側(下部走行路17の分離・連結端部17a側に位置する溝端側)に設けられている止着ボス27に取り付けることで、連結走行路18を弾発部材25によって下部走行路17側へ常時付勢し、該下部走行路17の分離・連結端部17aに突き合わせ連結し得るようにしている。
つまり、車体上半部1b側を閉じ状態から開いたときに、弾発部材25によって連結走行路18は下部走行路17側にスライド前進して下部走行路17の分離・連結端部17aに自動的に突き合わせ連結されるようになっている。
そして、本実施形態では、弾発部材25によって連結走行路18が下部走行路17側にスライド前進してその突合せ端部18aが下部走行路17の分離・連結端部17aに突き合わせ連結された時点で、連結走行路18の下部走行路17に対する突き合わせ連結状態を係脱自在に保持するためのフック部材28を、図7に示すように、下部走行路17の分離・連結端部17aが位置する車体下半部1a側に組み込み配設している。
図14は、フック部材を示す斜視図である。
フック部材28は、側面視で略L字形状に形成されてその短杆側を引掛け爪部28aと成して、連結走行路18が下部走行路17に突き合わせ連結された時点で、図7および図13に示すように、連結走行路18の裏面に設けられている引掛け突部29に引っ掛かるようにしている。
また、フック部材28の長杆側の端部には平面視で略T字状に回転部28bが備えられていて、車体上半部1b側の開閉動作に応じて引掛け爪部28a側を上下方向に移動(揺動)させるようになっている。つまり、車体上半部1b側が閉じた状態から開くときにおいては、連結走行路18の突合せ端部18aが下部走行路17の分離・連結端部17aに突き合わせ連結された時点で引掛け爪部28a側を上げて連結走行路18の裏面引掛け突部29に引っ掛ける。
一方、車体上半部1b側が開いた状態から閉じるときにおいては、その閉じ動作の初期の段階で、引掛け爪部28a側を下げて連結走行路18の裏面引掛け突部29に対する引っ掛かり状態を解除して、連絡走行路18を弾発部材25の弾発力に抗して上部走行路16側にスライド後退させて、下部走行路17の分離・連結端部17aとから自動的に分離(離間)されるようにしている。
このように構成されている遊戯施設Bの誘導路b1によれば、図1および図2に示すように、車体下半部1a側の車体前側から車体後側、そして、開かれた車体上半部1b側に至る広範囲(乗用で遊ぶときの車体の略2倍の広さ)にて構成されるために、幼児は長い距離にて走行玩具bを走行させる遊びを楽しむことができる。
また、車体下半部1a側の上部走行路16に対する車体上半部1b側の下部走行路17の分離と連結は、車体上半部1b側の開閉動作に追従してスライド進退する連結走行路18の動きによって自動的に行われる。
これにより、図4に示す乗用態様の状態から車体上半部1b側を開いて遊戯態様として走行玩具bを走行させて幼児を遊ばせるときは、座部4を備える車体上半部1b側を前輪2、後輪3を備える車体下半部1a側の側方に枢支部Pを支点に開くという簡単な操作によって、前記のように、車体下半部1a側から車体上半部1b側に至る広範囲にて一連に構成される長い距離の誘導路b1全長において走行玩具bを走行させる遊びによって幼児が楽しむことができる。
≪スタート台および搬入台の説明≫
つぎに、このように構成される誘導路b1のスタート位置に配置される走行玩具bのスタート台14とその搬入台15について説明する。
図15は、スタート台およびそのスタート操作部材をそれぞれ示す斜視図であり、図16は、搬入台およびその搬入操作部、連繋部材をそれぞれ示す斜視図であり、図17および図18は、スタート台および搬入台が配置されている車体の一部を拡大して示す断面図である。ここでは、図6を適宜参照しながら説明する。
スタート台14は、幼児が自ら操作するスタート操作部材30の手動操作によって走行玩具bを誘導路b1に送り出して走行させる遊びを楽しむことができるように構成されている。
このスタート台14は、走行玩具bが載る程度の大きさを有する平面視で略矩形形状に形成されて、その後端側(一側短辺側)の両側面に枢支ボス31を備え、前端側(他側短辺側)の前面に連繋部32を備えた形態に成している。
枢支ボス31は、図6および図15の(a)に示すように、車体下半部1a側に備えられている枢支凹部33に枢支される凸状にてスタート台14の両側面に備えられている。これにより、スタート台14は、上部走行路16に備えられている設置部14aを介して枢支ボス31による枢支部を支点に車体下半部1a側に上下傾動可能に組み込まれ配置される。
連繋部32は、図15の(a)に示すように、スタート台14の前面から前方に向けて平行に突設されて側面視で傾斜状に開口された連繋傾斜孔32aをそれぞれ備えている。
また、スタート台14は、図15の(a)および図17に示すように、車止め用の凹み34を備えており、搬入台15からスロープを利用して搬入されてくる走行玩具bが凹み34によって止められるようにしている。
スタート操作部材30は、図15の(b)に示すように、平面視で略三日月形状で上下操作に必要な高さを有するスタートボタン30aから連繋腕部30bを後方に向けて水平に突設させた形態に形成され、連繋腕部30bの突端両側に連繋ボス35を備えている。
そして、スタート操作部材30は、連繋腕部30bの突出基部部分に下向き開口のバネ係止凹部36を備えている。
これにより、スタート操作部材30は、図17および図18に示すように、スタートボタン30aをバネ係止凹部36と車体下半部1a側のバネ係止凹部37との間に弾装されるコイルスプリングなどの弾発部材38によって常時上方に付勢させた状態で前面フロント部材39によって車体下半部1aの前側に取り付け配置されるとともに、連繋腕部30bの連繋ボス35をスタート台14の連繋部32の連繋傾斜孔32aに摺動可能に連繋させるように形成されている。
搬入台15は、幼児が自ら操作する搬入操作部40の押し操作によって走行玩具bをスタート台14上に搬入させることができる遊び、楽しみを幼児に与えるように構成されている。
この搬入台15は、走行玩具bを載せることができる程度の大きさを有する平面視で略矩形形状で、なおかつ、適宜の高さを有する下向き開口のボックス状に形成されているとともに、走行玩具bを載せる上面がスタート台14側に向けたスロープ状に形成されている。
この搬入台15は、図6および図17に示すように、取付部材41の昇降部42に上下摺動可能に組み込まれた状態で車体下半部1b側に上下動可能に取り付け配置されるようにしている。
搬入操作部40は、図16の(b)に示すように、平面視で略矢印形状に形成されて、図6および図17に示すように、取付部材41の操作部43に組み込まれた状態で車体下半部1b側に取り付け配置されるようにしている。
そして、この搬入操作部40と搬入台15は、図17および図18に示すように、連繋部材44を介して連繋されて、搬入操作部40の下方への押し操作によって搬入台15が上昇するようにしている。
連繋部材44は、図16の(c)および図17に示すように、搬入操作部40の裏面から搬入台15の裏面へとわたり両者を連繋する長さに形成されて、搬入操作部40側の一端側に位置させて傾動支点部45を備えている。傾動支点部45は、側方突出状に形成されている。
これにより、連繋部材44は、傾動支点部45を車体下半部1aの枢支孔部46に枢支された状態で搬入操作部40の裏面から搬入台15の裏面へとわたり揺動可能に取り付け配置されるようになっている。
なお、連繋部材44の傾動支点部45が搬入操作部40側に位置している点、搬入台15が搬入操作部40よりも大きめで搬入操作部40側よりも重い点によって、搬入台15は、搬入操作部40が押されない状態で下降位置において待機し、幼児が搬入操作部40を押すことでスタート台14の高さ位置まで上昇するものである。
このように構成されているスタート台14および搬入台15によれば、誘導路b1によって走行玩具bを走行させて遊ぶとき、降下位置の搬入台15のスロープ上面に走行玩具bを載せて搬入操作部40を下方に押す操作で、図18に点鎖線で示すように、連繋部材44の傾動支点部45を支点とする傾動(揺動)によって搬入台15がスタート台14の高さ位置まで上昇される。すると、搬入台15のスロープ上面15aに載せられている走行玩具bはスタート台14側へと乗り移る。走行玩具bがスタート台14側に移ったところで、搬入操作部40から手が離れると、搬入台15の自重と連繋部材44の傾動支点部45の位置との関係によって、搬入台15が降下するとともに、搬入操作部40は元の突出状態(押し操作状態)に戻される。
そして、搬入操作部40によって走行玩具bが搬入台15からスタート台14上に乗り移ったところで、スタート台14のスタートボタン30aを下方に押す操作で、図18に示すように、誘導路b1側に傾くスタート台14の動きによって走行玩具bを誘導路b1へと送り出して誘導路b1を走行させることができる。走行玩具bを誘導路b1に送り出したところで、スタートボタン30aから手が離れることで、スタートボタン30aは弾発部材38によって元の突出状態に戻される(図18の実線の状態)。また、スタートボタン30aが元の突出状態に戻ることで、スタート台14の誘導路b1側への傾きも水平に戻される。
このように、スタート台14と搬入台15を誘導路b1にスタート位置に配置してなる遊戯施設Bによれば、搬入台15の上に載せた走行玩具bを2回に分けた幼児自らの手動操作で誘導路b1へと送り出して走行させるという遊びを幼児に楽しませることができる。
また、スタート台14から誘導路b1に送り出された走行玩具bが、急激に曲がるカーブを通過して距離のある直線コースを走行し、そして大きく曲がるカーブを走行した後に急激な下り坂を下るという走行の変化を見る遊びを視覚的に楽しませることができる。
≪駐車場エリアの説明≫
つぎに、遊戯施設Bの駐車場エリアb2について説明する。
図19は、駐車場エリアを示す断面図である。ここでは、図1および図2を適宜参照しながら説明する。
駐車場エリアb2は、車体上半部1bの後半部1b−1側とこの後半部1b−1側に隣接して開かれる前半部1b−2の一方側とに配置されて、走行玩具bの向きを変える遊びや走行玩具bを駐車スペース50に駐車させるなどの遊びを幼児に与えるエリアである。
この駐車場エリアb2は、図1および図2に示すように、開かれた車体上半部1bの後半部1b−1側において手前側に位置して配置されて走行玩具bの向きを変える方向変換設備51と、この方向変換設備51の後側に位置して配置される色彩や図形などの変化を楽しむ回転玩具52、そして、走行玩具bを駐車させる駐車スペース50とから構設されている。
方向変換設備51は、走行玩具bを載せて回転させる回転盤51aと、この回転盤51aを回転させる回転操作部51bとを備えている。
回転盤51aは、一台の走行玩具bが載る程度の大きさに形成されて、車体上半部1bの後半部1b−1側に回転可能に軸支配置される。また、回転盤51aの上面には走行玩具bの前後車輪を係合させる凹み53が設けられていて、回転操作部51bによる回転操作などによって走行玩具bが不用意に飛び出さないようにしている。
回転操作部51bは、幼児が掴み得る程度の大きさを有する円形状に形成されて、回転盤51aの一側に位置して後半部1b−1側に回転可能に軸支配置される。また、回転操作部51bの円周外面は円周方向に凸凹形状を成して、滑ることなく幼児がしっかりと掴んで回すことができるようにしている。
そして、回転盤51aの回転支軸54と回転操作部51bの回転支軸55とには外径が異なる伝達歯車56,57がそれぞれ軸着され、この両伝達歯車56,57を連繋する連繋歯車58が、両伝達歯車56,57の間に回転可能に軸支さている。
これにより、幼児が回転操作部51bを掴んで回すことで、走行玩具bが載せられた回転盤51aに歯車56〜58群を介して回転が伝達されるようになっている。つまり、幼児は回転操作部51bを回して回転盤51a上の走行玩具bが向きを変えるなどの遊びを楽しむことができる。
駐車場エリアb2の回転玩具52は、図1および図2に示すように、方向変換設備51の回転操作部51bに後側に位置して誘導路b1の下部走行路17に隣接する傾斜壁面に回転可能に配置される。
この回転玩具52は、ドラム形状に形成されているとともに、その一端側に円周外面が凸凹状に施されている操作部52aを備えている。また、回転玩具52は、回転によって順次に展開するように図示省略の色彩や図形(図柄)などを円周外表面に備えている。
これにより、操作部52aに指をかけるなどによって回転玩具52を回転させることで、順次に展開される色彩や図形などによって幼児を楽しませることができる。
駐車スペース50は、図1および図2に示すように、方向変換設備51の回転盤51aの後側に位置して配置される。この駐車スペース50は、回転盤51aの上面と同じく、走行玩具bの前後車輪を係合させる凹み59が設けられている。
また、駐車場エリアb2には、図1および図2に示すように、横方向に移動させて遊ぶスライド玩具60と、第2の駐車スペース61が配置されている。
スライド玩具60は、駐車スペース50の垂直壁面に横スライド可能に配置されて、手前に突出している摘み部60aを摘まんで横方向に往復移動させることで遊ぶように形成されている。
第2の駐車スペース61は、車体上半1b部の前半部1b−2の一方側に2台の走行玩具bを駐車し得る広さにて配置され、それぞれのスペースに駐車スペース50と同じく、走行玩具bの前後車輪を係合させる凹み62が設けられている。
[作用説明]
つぎに、以上のように構成されている遊戯施設Bを備えている本実施形態に係る乗用玩具Aについて簡単に説明する。ここでは、図1〜図5、および図17、図18を適宜参照しながら説明する。
車体下半部1a側に対して車体上半部1b側を閉じた図4および図5に示す乗用態様の状態で、車体1を跨いて座部4に座り両足で地面などを蹴りながら走行する本体の乗用で幼児を遊ばせることができる。このとき、遊戯施設Bの誘導路b1で遊ぶ走行玩具bは、図3に二点鎖線で示すように、車体下半部1aの後側(車体後部)に備えられている保管部10に収容しておく。
そして、図4および図5に示す乗用態様の状態から車体上半部1b側を車体下半部1a側の車体側面に枢支部pを支点に開くことで、車体下半部1a側と車体上半部側の内側に備えられている一連の遊戯施設Bが、図1および図2に示すように、外部に出現する。
この遊戯態様の状態において、誘導路b1で走行玩具bを走行させて遊ぶときは、保管部10に収容されている走行玩具bを取り出し、誘導路b1のスタート位置のスタート台14に隣接して配置されている降下位置(図17参照)で待機する搬入台15に走行玩具bを載せて搬入操作部40を下方に押す。すると、図18に二点鎖線で示すように、搬入操作部40の下方操作によって搬入台15がスタート台14の高さ位置まで上昇されて、搬入台15のスロープ状の上面に載せられている走行玩具bはスタート台14側へと自走にて乗り移る。
走行玩具bが搬入台15からスタート台15上に乗り移ったところで、スタート台14のスタートボタン30aを下方に押す。すると、図18に示すように、誘導路b1側に傾くスタート台14の動きによって走行玩具bは誘導路b1へと送り出され、車体下半部1a側から車体上半部1b側に至る広範囲にて一連に構成される長い誘導路b1を走行する。このとき、車体前側のスタート直後の急激なカーブを曲がり、車体後側に向けて直線的に下り、そして、車体後側において車体一側に向けて大きくカーブした後に急激下って車体外へと走行玩具bが飛び出す。
このように、誘導路b1を走行させる走行玩具bによる遊びでは、走行玩具bをスタートさせるときの搬入台15、スタート台14における幼児自らの手動操作によって走行玩具bを誘導路b1へと送り出す楽しみ、そして、誘導路b1に送り出された走行玩具bが、急激に曲がるカーブを通過して距離のある直線コースを走行し、そして大きく曲がるカーブを走行した後に急激な下り坂を下るという走行の変化を楽しむことができる。
また、遊戯施設Bの駐車場エリアb2では、方向変換設備51の回転操作部51bを回し、回転盤51a上に載せた走行玩具bの向きを変えるなどによる遊びから楽しむ、また、回転玩具52を回転させることで順次に展開される色彩や図形などの変化を見る視覚から楽しむ、そして、駐車スペース50,61に走行玩具bを駐車させるなどの遊びから楽しむことができる。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などがあっても本発明に含まれるものである。
例えば、他の遊戯施設Bとして、遊園地やテーマパークなどの乗用とは全く異なる遊びを展開させて幼児が楽しむことができる施設を挙げることができる。この場合、遊戯態様に合わせてキャラクタなどを模造した歩行玩具などの小物を付加することもできる。
また、車体下半部1a側と車体上半部1b側に関連性の無い遊戯施設をそれぞれ備えることで、狭いスペース(車体1の全長、全幅に相当する広さ)の遊戯態様となるものの、それぞれで幼児を遊ばせ楽しませることもできる。
また、車体上半部1bの全体が車体1の後方に向けて開閉し得る形態を採用したり、車体上半部1bの全体を車体全長において左右に2分させて車体両側にそれぞれ開閉し得る形態を採用することができる。
また、車体上半部1b側を車体下半部1a側に開閉可能に枢支せずに、分離開閉し得る形態などとすることができる。つまり、車体下半部1a側と車体上半部1b側との内側に備えられて車体上半部1b側を開いたときに出現する前記の各遊戯施設の形態などに対応させて車体上半部1b側の枢支部を支点とする開閉方向を変えたり、分離開閉式などとすることもできる。
A 乗用玩具
1 車体
1a 車体下半部
1b 車体上半部
1b−1 後半部
1b−2 前半部
2 前輪
3 後輪
4 座部
5 ハンドル
B 遊戯施設
b 走行玩具
b1 誘導路
b2 乗車場エリア
16 上部走行路
17 下部走行路
18 連結走行路
P 枢支部(車両上半部側の開閉支点)

Claims (2)

  1. 前輪および後輪を備える車体に、座部と前輪操舵用のハンドルを備えて構成されている乗用玩具であって、
    前記車体は、前記前輪および後輪を備える車体下半部側と、前記座部を備える車体上半部側とから、該車体上半部側を前記車体下半部側に対して開閉可能と成し、
    前記車体下半部側と前記車体上半部側との内側に遊戯施設を備えて、前記車体上半部側を開いて前記車体下半部側に隣接させることにより、該車体上半部側と該車体下半部側に前記遊戯施設が出現するように構成してなり、
    前記車体上半部側は、前記車体下半部側の側方に隣接開閉可能と成し、
    前記遊戯施設は、少なくとも走行玩具を走行させる誘導路を備え、
    前記誘導路は、前記車体下半部側に備えられる上部走行路と、前記車体上半部側に備えられる下部走行路と、前記上部走行路と前記下部走行路とを連結する連結走行路と、から形成され、
    前記連結走行路は、前記車体上半部側の開閉動作に追従してスライド進退するように前記上部走行路側に備えられ、前記車体上半部側の開動作に追従してスライド前進して前記下部走行路に突き合わせ連結するように構成されていることを特徴とする乗用玩具。
  2. 前記車体上半部側は、その一側部が前記車体下半部側の一側部に枢支されて当該枢支部を支点に前記車体下半部側の側方に隣接開閉可能と成し、
    前記誘導路は、前記枢支部を支点とする前記車体上半部側の開動作に追従してスライド前進する前記連結走行路の前記下部走行路への突き合わせ連結により前記車体下半部側から前記車体上半部側に向けて一連に下るスロープ状に構成されることを特徴とする請求項1に記載の乗用玩具。
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