JP6020238B2 - 増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、相補型の増幅回路に関する。
高い線形性を有する増幅回路として、特許文献1に記載された相補型増幅回路がある。この増幅回路は、Pチャネル型のMOSトランジスタとNチャネル型のMOSトランジスタが入力信号に対して相補的に動作する。このため、回路全体の入力容量およびトランスコンダクタンスが入力振幅に対してほぼ変動しないように設計でき、高い線形性が得られる。この増幅回路は、バイアス用の抵抗とインピーダンス整合用のインダクタを備えている。
一般に、MOSトランジスタを用いた増幅回路は入力インピーダンスが高くなり、増幅回路の入力端子に接続される例えば50Ωのインピーダンスを有するアンテナ、フィルタなどの信号源と整合がとりにくい。上記インダクタは、増幅回路の入力インピーダンスを下げて信号源とのインピーダンス整合を図るとともに、線形性をさらに向上させるために設けられている。
米国特許出願公開第2009/0140812号明細書
この増幅回路を半導体基板上に集積してICとして構成する場合、入力信号の周波数が低くなるほど、インピーダンス整合に必要なインダクタのサイズが大きくなり、実用に向かなくなる。また、LC共振を利用するため狭帯域となる。インダクタを使用しない入力インピーダンスの整合手段として、増幅回路の入出力間に抵抗性の帰還をかけ、入力インピーダンスを低下させる構成が考えられる。上記増幅回路にこの帰還を組み合わせれば、入力インピーダンスを低減できるだけでなく、出力インピーダンスも低減できるため、入力段の増幅回路だけでなく、出力段の増幅回路としても有用である。
しかし、この増幅回路も、低周波領域で不安定になり発振する可能性があるという問題がある。不安定の原因は、入力端子とMOSトランジスタの各ゲートとの間にそれぞれ設けられたキャパシタのハイパス特性により、入力から出力までの順方向利得と、出力から入力までの逆方向利得がともに大きい周波数帯が存在することにある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、信号源に対し入力インピーダンスを整合させるとともに安定性を高めた増幅回路を提供することにある。
請求項1に記載した増幅回路は、第1電源線と第2電源線との間に出力端子を挟んで直列に接続されたPチャネル型の第1トランジスタおよびNチャネル型の第2トランジスタからなる相補型増幅回路である。第1、第2トランジスタは、電源線に対しソース接地されている。
増幅回路は、第1バイアス電圧を出力する第1バイアス電圧源と、第2バイアス電圧を出力する第2バイアス電圧源とを備えている。第1バイアス電圧源は、第1抵抗を介して第1トランジスタのゲートをバイアスする。第2バイアス電圧源は、第2抵抗を介して第2トランジスタのゲートをバイアスする。
入力端子と第1、第2トランジスタの各ゲートとの間には、それぞれ入力信号を交流結合するための第1、第2キャパシタが接続されている。入力端子と出力端子との間には、入出力間で負帰還をかけることにより増幅回路の入力インピーダンスおよび出力インピーダンスを低下させる帰還抵抗が接続されている。これにより、例えば50Ωのインピーダンスを持つ信号源に対し、入力インピーダンスを整合させることができる。また、従来用いていたインダクタが不要となり広帯域化および小型化できる。
さらに、第1トランジスタのゲートと出力端子との間に第3抵抗が設けられ、第2トランジスタのゲートと出力端子との間に第4抵抗が設けられている。これら第3、第4抵抗は、出力端子から第1、第2トランジスタへの新たな帰還経路を提供する。そのローパス特性により、増幅する信号帯域から外れた低周波領域において、入力端子から出力端子までの順方向利得と、出力端子から入力端子までの逆方向利得がともに小さくなる。その結果、安定性が向上する。
しかも、入力端子に接続される信号源の出力インピーダンスをRs、帰還抵抗の抵抗値をRf、第1、第2、第3、第4抵抗の抵抗値をそれぞれR1、R2、R3、R4とし、f=Rs/(Rf+Rs)、K1=R1/(R1+R3)、K2=R2/(R2+R4)によりf、K1、K2を定義したとき、K1,K2>fが成立している。
入力端子から第1、第2トランジスタのゲートへの順方向の信号経路はハイパス特性であり、出力端子から第1、第2トランジスタのゲートへの逆方向の信号経路はローパス特性になっており、これらはほぼ等しい遮断周波数を持つ。上記した条件を満たすことにより、順方向伝達関数と逆方向伝達関数のポールの周波数を、上記遮断周波数よりも高い周波数領域にシフトすることができる。その結果、上述した低周波領域において順方向利得と逆方向利得がともに下がるので、安定性が一層向上する。
請求項2または3に記載した手段によれば、第3抵抗と直列に第1定電圧素子を備え、第4抵抗と直列に第2定電圧素子を備えている。これにより、第1バイアス電圧と出力電圧との差電圧を第1抵抗、第3抵抗、第1定電圧素子で分圧したバイアス電圧が第1トランジスタのゲートに印加され、出力電圧と第2バイアス電圧との差電圧を第2定電圧素子、第4抵抗、第2抵抗で分圧したバイアス電圧が第2トランジスタのゲートに印加される。
第1、第2抵抗は、入力信号が第1、第2バイアス電圧源に流れ込まないように、比較的高い抵抗値に設定されている。そのため、第1、第2トランジスタのゲートに適切なバイアス電圧を印加するためには、第1、第2抵抗とともにバイアス電圧を決定する第3、第4抵抗の抵抗値を高める必要がある。しかし、第3、第4抵抗の抵抗値を高めると、前記条件(K1,K2>f)を満たしにくくなるとともに、レイアウト面積の増大をもたらす。そこで、本手段により第1、第2定電圧素子を直列に加えることにより、その定電圧に相当する分だけ第3、第4抵抗の抵抗値を下げることができる。その結果、前記条件(K1,K2>f)とバイアス設定からくる条件を同時に満たす抵抗値の範囲が広がり、設計の自由度が増す。また、第3、第4抵抗を設けたことによるレイアウト面積の増大を抑えることもできる。
た、請求項2または3に記載のように第3抵抗と直列に第1定電圧素子を備え、第4抵抗と直列に第2定電圧素子を備えることにより、第3、第4抵抗のレイアウト面積をさらに小さくできる。
請求項4に記載した手段によれば、第1定電圧素子は、出力端子側をカソードとするダイオードから構成され、第2定電圧素子は、出力端子側をアノードとするダイオードから構成されている。これにより、ダイオードの順方向電圧の分だけ第3、第4抵抗の抵抗値を小さく設定できる。ダイオードは、同じ電圧降下を生じる抵抗に比べ、小さいレイアウト面積で形成できる。
請求項5に記載した手段によれば、第1定電圧素子は、ゲート・ドレイン間が接続されて出力端子側をソースとするNチャネル型トランジスタから構成され、第2定電圧素子は、ゲート・ドレイン間が接続されて出力端子側をソースとするPチャネル型トランジスタから構成されている。これにより、トランジスタのゲート・ソース間電圧の分だけ第3、第4抵抗の抵抗値を小さく設定できる。トランジスタは、同じ電圧降下を生じる抵抗に比べ、小さいレイアウト面積で形成できる。
請求項6に記載した手段によれば、第1、第2バイアス電圧源は、第1電源線にソースが接続され、ゲート・ドレイン間が接続されたPチャネル型のトランジスタと、第2電源線にソースが接続され、ゲート・ドレイン間が接続されたNチャネル型のトランジスタと、これらPチャネル型、Nチャネル型のトランジスタに等しい電流を生じさせる回路とを備え、これらPチャネル型、Nチャネル型のトランジスタのゲート・ソース間電圧をそれぞれ第1、第2バイアス電圧として出力する。
この構成によれば、Pチャネル型トランジスタとNチャネル型トランジスタに等しい電流が流れる。Pチャネル型トランジスタのゲート・ソース間電圧が、Pチャネル型の第1トランジスタのバイアス電圧を決定し、Nチャネル型トランジスタのゲート・ソース間電圧が、Nチャネル型の第2トランジスタのバイアス電圧を決定する。このようなバイアス設定により、相補型増幅回路の出力電圧を、第1電源線の電位と第2電源線の電位との中央レベルにバイアスすることができる。
本発明の第1の実施形態を示す増幅回路の構成図 順方向利得と逆方向利得の周波数特性図 従来回路の順方向と逆方向の信号フロー、伝達関数および周波数特性を示す図 第1の実施形態に係る増幅回路の図3相当図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図 本発明の第5の実施形態を示す図1相当図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1から図4を参照しながら説明する。図1に示す増幅回路1は、入力端子2に接続された外部の信号源3から与えられる電圧Viを増幅し、出力端子4に接続された外部の負荷5に対して電圧Voを出力する相補型増幅回路である。増幅回路1は、CMOSプロセスにより製造される半導体集積回路として構成されている。
信号源3は、アンテナ、フィルタなどであって、50Ωの出力インピーダンスを有している。図1では、信号源3を等価的に信号発生器3aと出力抵抗3b(抵抗値Rs)とで表している。負荷5は、例えば500Ωのインピーダンスを有しており、図1では抵抗で表している。なお、これらのインピーダンス値は一例であって、これに限定されるものではない。
増幅回路1は、第1電源線6と第2電源線7とから電源電圧VDDの供給を受けて動作する。電源線6にソース接地されたPチャネル型の第1トランジスタQ1と、電源線7にソース接地されたNチャネル型の第2トランジスタQ2は、出力端子4を挟んでプッシュプルの形態に直列に接続されている。第1バイアス電圧源8は、トランジスタQ1に対する第1バイアス電圧VAを出力し、第2バイアス電圧源9は、トランジスタQ2に対する第2バイアス電圧VBを出力する。
入力端子2とトランジスタQ1のゲートとの間には、交流結合のための第1キャパシタC1が接続されている。入力端子2とトランジスタQ2のゲートとの間には、交流結合のための第2キャパシタC2が接続されている。バイアス電圧源8とトランジスタQ1のゲートとの間には、第1抵抗R1が接続されている。バイアス電圧源9とトランジスタQ2のゲートとの間には、第2抵抗R2が接続されている。抵抗R1、R2は、入力信号がバイアス電圧源8、9に流れ込まないように、比較的高い抵抗値(一例として数十kΩ)に設定されている。
入力端子2と出力端子4との間には、帰還抵抗Rfが接続されている。トランジスタQ1のゲートと出力端子4との間には、帰還経路を構成する第3抵抗R3が接続されている。トランジスタQ2のゲートと出力端子4との間には、帰還経路を構成する第4抵抗R4が接続されている。
次に、本実施形態の作用について図2から図4も参照しながら説明する。相補型増幅回路1は、電源線6側の回路(トランジスタQ1、キャパシタC1、抵抗R1、R3、バイアス電圧源8)と電源線7側の回路(トランジスタQ2、キャパシタC2、抵抗R2、R4、バイアス電圧源9)が定数も含め対称に構成されている。このため、トランジスタQ1、Q2のゲートバイアス状態が等しくなり、トランジスタQ1、Q2に同じドレイン電流が流れる。これにより、出力端子4の電位がVDDと0Vとの中央レベルVDD/2にバイアスされる。増幅回路1は、信号源3から入力した信号電圧Viを反転増幅し、VDD/2にバイアスされた信号電圧Voを出力する。
帰還抵抗Rfを備えることにより、増幅回路1の入力インピーダンスが低減して信号源3のインピーダンス(50Ω)と整合をとることができる。また、増幅回路1の出力インピーダンスも低減するので、出力段の増幅回路としても適用できる。抵抗R3、R4を備えない増幅回路(以下、従来回路と称す)では、増幅する信号帯域から外れた低周波領域で不安定になる虞がある。
図2(a)は、増幅回路1と従来回路の入力電圧Viから出力電圧Voまでの順方向利得(dB)を表し、図2(b)は、増幅回路1と従来回路の出力電圧Voから入力電圧Viまでの逆方向利得(dB)を表すシミュレーション結果である。増幅回路1と従来回路は、ほぼ10MHzから200MHzの周波数帯で安定した負帰還がかかっている。
しかし、従来回路では、ほぼ1MHzよりも低い周波数帯で逆方向利得が増加しており、その一方で順方向利得はほぼ500kHzまで高く維持されている。すなわち、低周波領域(〜1MHz、特に図2に示す周波数領域A)で、順方向利得と逆方向利得がともに大きい周波数帯が存在し、位相進みの影響を加味すると利得の大きな正帰還に近づき不安定となる。
これに対し、抵抗R3、R4を備えた増幅回路1では、ほぼ5MHzよりも低い周波数帯で逆方向利得が減少しており、順方向利得もほぼ5MHzよりも低い周波数帯で減少している。すなわち、低周波領域(〜5MHz)で、順方向利得と逆方向利得がともに大きくなる周波数帯は存在せず、安定性が改善されていることが理解できる。
そこで、従来回路と増幅回路1の周波数特性(利得)をさらに詳細に解析する。
(1)抵抗R3、R4を備えない従来回路
図3は、従来回路の順方向と逆方向の信号フロー図、伝達関数および周波数特性を示している。a1は、入力端子2からトランジスタQ1、Q2への信号経路であって、抵抗R1とキャパシタC1とからなるハイパス特性または抵抗R2とキャパシタC2とからなるハイパス特性を有している。このハイパス特性は、(1)式、(2)式により表すことができる。
a1=s/(s+ω1) …(1)
ω1=1/(C1・R1)=1/(C2・R2) …(2)
a2は、トランジスタQ1、Q2による反転増幅であって負の値を有している。fは、帰還抵抗Rfと信号源3の出力抵抗3b(抵抗値Rs)との分圧により、出力端子4に生じた電圧が入力端子2に伝達する経路であり、(3)式により表すことができる。
f=Rs/(Rf+Rs) …(3)
ほぼ10MHz以下の周波数帯では、a2とfの周波数依存性は小さく、一定とみなすことができる。順方向の伝達関数Vo/Viおよび逆方向の伝達関数Vi/Voは、それぞれ(4)式および(5)式で表せる。
Figure 0006020238
順方向の伝達関数、逆方向の伝達関数ともに、−ω1/(1−a2・f)にポールが存在し、周波数ω1/(1−a2・f)の前後で周波数に対する利得の傾きが変化する。以下、ポール−pによる利得の傾きが変化する周波数(p)をポールの周波数と呼ぶ。a2は負の値であり、fは正の値であるので、上記伝達関数のポールの周波数は、a1単独のポールの周波数ω1よりも低くなる。図3に示す周波数特性から分かるように、ω1/(1−a2・f)とω1との間では、順方向利得が高く維持されており、逆方向利得もω1以上の周波数での値よりも大きくなる。これは、図2に示した結果と一致しており、当該周波数帯で不安定となることが解析的にも証明された。
(2)抵抗R3、R4を備えた増幅回路1
本実施形態の増幅回路1では、ポールの周波数をω1よりも高い周波数領域にシフトすることにより、順方向利得と逆方向利得をともに低減している。図4は、増幅回路1の順方向と逆方向の信号フロー図、伝達関数および周波数特性を示している。抵抗R3、R4を備えることにより、fを介してa1に戻る帰還経路に対し、新たに出力端子4からトランジスタQ1、Q2のゲートに戻る帰還経路が付加される。
a1は、抵抗R1、R3とキャパシタC1とからなるハイパス特性または抵抗R2、R4とキャパシタC2とからなるハイパス特性である。負荷5の抵抗値はR3、R4に比べて十分に小さいため、ハイパス特性は(6)式、(7)式により表すことができる。抵抗R3、R4が付加されているので、(7)式で示す遮断周波数ω1は(2)式で示す遮断周波数ω1とは異なっている。
a1=s/(s+ω1) …(6)
ω1=(R1+R3)/(C1・R1・R3)=(R2+R4)/(C2・R2・R4) …(7)
f2は、抵抗R1、R3とキャパシタC1とからなるローパス特性または抵抗R2、R4とキャパシタC2とからなるローパス特性である。信号源3のインピーダンスはキャパシタC1(C2)のインピーダンスより十分に小さいので、ローパス特性は、入力端子2が電源線に接続されているものとして(8)式、(9)式により表すことができる。f2とa1は同じ遮断周波数ω1を持っている。
f2=K1・ω1/(s+ω1)=K2・ω1/(s+ω1) …(8)
K1=K2=R1/(R1+R3)=R2/(R2+R4) …(9)
順方向の伝達関数Vo/Viおよび逆方向の伝達関数Vi/Voは、それぞれ(10)式および(11)式で表せる。
Figure 0006020238
順方向の伝達関数、逆方向の伝達関数ともに、ポールの周波数は(1−a2・K2)/(1−a2・f)・ω1となる。a2は負の値であり、fは正の値であるので、(12)式の条件を満たすことにより、ポールの周波数をω1よりも高くできる。
K1,K2>f …(12)
図4に示す周波数特性から分かるように、順方向利得と逆方向利得は、周波数が(1−a2・K2)/(1−a2・f)・ω1から下がるにつれて減少する。これは、図2に示した結果と一致しており、順方向利得と逆方向利得がともに大きい周波数帯が消滅していることが証明された。ここではa2の前でf2の出力を加算したが、f2の直流利得が大きければa2の後で加算しても同様の効果が得られる。しかし、f2の直流利得を大きくするために回路構成が複雑になる。
以上説明したように、本実施形態の増幅回路1は、抵抗R3、R4を備えており、出力端子4からトランジスタQ1、Q2のゲートに戻る帰還経路が付加されている。これにより、増幅する信号帯域から外れた低周波領域において、順方向利得と逆方向利得がともに大きい周波数帯がなくなり、安定した増幅動作が可能となる。増幅回路1は、帰還抵抗Rfを備えているので、例えば50Ωのインピーダンスを持つ信号源3に対し、入力インピーダンスを整合させることができる。また、インダクタを備えて整合させる構成に比べ広帯域化および小型化できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図5を参照しながら説明する。増幅回路11は、図1に示した増幅回路1と比べ、抵抗R3に対し直列にダイオードD1(第1定電圧素子)を備え、抵抗R4に対し直列にダイオードD2(第2定電圧素子)を備えた構成が相違する。
このとき、トランジスタQ1のゲート電位は、(VA−VDD/2)を抵抗R1とR3で分圧した電圧になり、トランジスタQ2のゲート電位は、(VDD/2−VB)を抵抗R4とR2で分圧した電圧になる。上述したように、抵抗R1、R2は、入力信号がバイアス電圧源8、9に流れ込まないように、比較的高い抵抗値に設定されている。そのため、トランジスタQ1、Q2のゲートを適切にバイアスするには、抵抗R3、R4の抵抗値も高める必要がある。しかし、抵抗値を高めると(9)式よりK1、K2が低下し、(12)式の条件を満たしにくくなる。また、レイアウト面積の増大をもたらす。
これに対し、抵抗R3、R4にそれぞれダイオードD1、D2を直列に設けると、ダイオードD1、D2が電圧Vf(PN接合の順方向電圧)を負担するので、その定電圧に相当する分だけ抵抗R3、R4の抵抗値を下げることができる。ダイオードD1、D2は、同じ電圧降下を生じる抵抗に比べ、小さいレイアウト面積で形成できる。その結果、(12)式の条件とバイアス設定からくる条件を同時に満たす抵抗値の範囲が広がり、設計の自由度が増す。また、第3、第4抵抗R3、R4を設けたことによるレイアウト面積の増大を抑えることができる。その他、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について図6を参照しながら説明する。増幅回路21は、図5に示した増幅回路11に対し、抵抗R1、R2の構成が異なる。すなわち、第1抵抗R1は、第1A抵抗R1Aと第1B抵抗R1Bとの直列回路により構成されており、第2抵抗R2は、第2A抵抗R2Aと第2B抵抗R2Bとの直列回路により構成されている。抵抗R3AとダイオードD1との直列回路は、抵抗R1A、R1Bの接続ノードと出力端子4との間に接続されており、抵抗R4AとダイオードD2との直列回路は、抵抗R2A、R2Bの接続ノードと出力端子4との間に接続されている。
直流バイアス電流は、バイアス電圧源8から抵抗R1A、R3A、ダイオードD1、D2、抵抗R4A、R2Aを通して流れる。トランジスタQ1のゲート電位は、(VA−VDD/2)を抵抗R1A、抵抗R3A、ダイオードD1で分圧した電圧になり、トランジスタQ2のゲート電位は、(VDD/2−VB)をダイオードD2、抵抗R4A、抵抗R2Aで分圧した電圧になる。
ここで、R1=R1A+R1B、R2=R2A+R2Bに設定することにより、キャパシタC1と抵抗R1A、R1Bによるハイパス特性は、増幅回路11におけるキャパシタC1と抵抗R1によるハイパス特性と等しくなる。このとき、R1>R1A、R2>R2Aである。さらに、R3A/R1A、R4A/R2Aをそれぞれ増幅回路11におけるR3/R1、R4/R2と等しく設定することにより、トランジスタQ1、Q2のバイアスを増幅回路11と等しい状態にすることができる。このとき、R3A<R3となる。
本実施形態の増幅回路21によれば、増幅回路11と同等のハイパス特性およびバイアス設定を持ちながら、抵抗R3A、R4Aの抵抗値を一層下げることができるので、レイアウト面積を一層小さく抑えることができる。その他、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について図7を参照しながら説明する。増幅回路31は、図6に示した増幅回路21のダイオードD1、D2に替えて、ダイオード接続されたNチャネル型のトランジスタQ3、Pチャネル型のトランジスタQ4を備えるとともに、バイアス電圧源8、9の構成を具体化したものである。
バイアス電圧源32は、定電流源33、カレントミラー回路を構成するNチャネル型トランジスタQ5、Q6、およびダイオード接続されたPチャネル型トランジスタQ7を備えている。抵抗R1A、R2Aに流れる電流は微小であるため、カレントミラー回路によりNチャネル型トランジスタQ5とPチャネル型トランジスタQ7には定電流源33による電流と等しい電流が生じる。トランジスタQ7のゲート電位が第1バイアス電圧VAであり、トランジスタQ5のゲート電位が第2バイアス電圧VBである。
上述したように、相補型増幅回路では出力端子4をVDD/2にバイアスすることが望ましい。そのためには、次の2つの条件を満たすことが必要となる。
(1)トランジスタQ1、Q2のドレイン電流が等しい。
(2)電源線6からトランジスタQ7、抵抗R1A、R3A、トランジスタQ3を介して出力端子4に至るバイアス設定経路W1の電圧降下と、出力端子4からトランジスタQ4、抵抗R4A、R2A、トランジスタQ6を介して電源線7に至るバイアス設定経路W2の電圧降下が等しい。
(1)の条件を満たすには、トランジスタQ1、Q2に同一のドレイン電流が流れるようにゲートをバイアスするバイアス電圧源32を準備すればよい。実際にバイアス設定経路W1、W2に流れる電流は微小であり、抵抗R1A、R2Aの電圧降下も微小となる。そこで、Pチャネル型のトランジスタQ1、Nチャネル型のトランジスタQ2のゲートには、それぞれ定電流源33の出力電流を流すPチャネル型のトランジスタQ7、Nチャネル型のトランジスタQ5のゲート・ソース間電圧を与えるのがよい。
(2)の条件を満たすには、第1、第2定電圧素子をそれぞれダイオード接続されたNチャネル型のトランジスタQ3、Pチャネル型のトランジスタQ4で構成するのがよい。トランジスタQ3、Q4は、同じ電圧降下を生じる抵抗に比べ、小さいレイアウト面積で形成できる。バイアス設定経路W1、W2には、何れも1つのPチャネル型のトランジスタと1つのNチャネル型のトランジスタのゲート・ソース間が1つずつ含まれる。これにより、MOSトランジスタのしきい値電圧のばらつきの影響が打ち消される。
本実施形態によれば、出力電圧Voを第1電源線6の電位と第2電源線7の電位との中央レベルにバイアスすることができ、出力電圧Voの最大振幅を高めることができる。また、抵抗R3、R4に対し、ダイオード接続されたトランジスタQ3、Q4を直列に備えているので、トランジスタQ3、Q4が負担するゲート・ソース間電圧に相当する分だけ抵抗R3、R4の抵抗値を下げることができる。その結果、(12)式の条件を満たし易くなり、かつレイアウト面積の増大を抑えることができる。その他、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
(第5の実施形態)
図8に示す増幅回路41は、図5に示した増幅回路11のダイオードD1、D2に替えて、ダイオード接続されたNチャネル型のトランジスタQ3、Pチャネル型のトランジスタQ4を備えるとともに、バイアス電圧源32を備えたものである。本実施形態によっても、レイアウト面積の増大を抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
第3の実施形態において、ダイオードD1、D2を省略した構成としてもよい。
第1定電圧素子、第2定電圧素子は、複数のダイオードの直列回路、ダイオード接続された複数のトランジスタの直列回路、ツェナーダイオード、これらの組み合わせなどにより構成してもよい。図7、図8において、トランジスタQ3をPチャネル型トランジスタにより構成し、トランジスタQ4をNチャネル型トランジスタにより構成してもよい。
図面中、1、11、21、31、41は増幅回路、2は入力端子、3は信号源、4は出力端子、6、7は第1、第2電源線、8、9は第1、第2バイアス電圧源、32はバイアス電圧源(第1、第2バイアス電圧源)、C1、C2は第1、第2キャパシタ、Q1、Q2は第1、第2トランジスタ、Q3はトランジスタ(第1定電圧素子)、Q4はトランジスタ(第2定電圧素子)、D1はダイオード(第1定電圧素子)、D2はダイオード(第2定電圧素子)、R1は第1抵抗、R1A、R1Bは第1A、第1B抵抗、R2は第2抵抗、R2A、R2Bは第2A、第2B抵抗、R3、R3Aは第3抵抗、R4、R4Aは第4抵抗、Rfは帰還抵抗である。

Claims (6)

  1. 第1電源線(6)および第2電源線(7)にそれぞれソース接地され、当該電源線間に出力端子(4)を挟んで直列に接続されたPチャネル型の第1トランジスタ(Q1)およびNチャネル型の第2トランジスタ(Q2)と、
    入力端子(2)と前記出力端子との間に接続された帰還抵抗(Rf)と、
    前記入力端子と前記第1トランジスタのゲートとの間に接続された第1キャパシタ(C1)と、
    前記入力端子と前記第2トランジスタのゲートとの間に接続された第2キャパシタ(C2)と、
    第1バイアス電圧を出力する第1バイアス電圧源(8,32)と、
    第2バイアス電圧を出力する第2バイアス電圧源(9,32)と、
    前記第1バイアス電圧源と前記第1トランジスタのゲートとの間に設けられた第1抵抗(R1)と、
    前記第2バイアス電圧源と前記第2トランジスタのゲートとの間に設けられた第2抵抗(R2)と、
    前記第1トランジスタのゲートと前記出力端子との間に設けられた第3抵抗(R3,R3A)と、
    前記第2トランジスタのゲートと前記出力端子との間に設けられた第4抵抗(R4,R4A)とを備え、
    前記入力端子に接続される信号源(3)の出力インピーダンスをRs、前記帰還抵抗の抵抗値をRf、前記第1、第2、第3、第4抵抗の抵抗値をそれぞれR1、R2、R3、R4とし、
    f=Rs/(Rf+Rs)
    K1=R1/(R1+R3)
    K2=R2/(R2+R4)
    によりf、K1、K2を定義したとき、K1,K2>fが成立していることを特徴とする増幅回路。
  2. 前記第3抵抗と直列に接続された第1定電圧素子(D1、Q3)と、
    前記第4抵抗と直列に接続された第2定電圧素子(D2、Q4)と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 第1電源線(6)および第2電源線(7)にそれぞれソース接地され、当該電源線間に出力端子(4)を挟んで直列に接続されたPチャネル型の第1トランジスタ(Q1)およびNチャネル型の第2トランジスタ(Q2)と、
    入力端子(2)と前記出力端子との間に接続された帰還抵抗(Rf)と、
    前記入力端子と前記第1トランジスタのゲートとの間に接続された第1キャパシタ(C1)と、
    前記入力端子と前記第2トランジスタのゲートとの間に接続された第2キャパシタ(C2)と、
    第1バイアス電圧を出力する第1バイアス電圧源(8,32)と、
    第2バイアス電圧を出力する第2バイアス電圧源(9,32)と、
    前記第1バイアス電圧源と前記第1トランジスタのゲートとの間に設けられた第1抵抗(R1)と、
    前記第2バイアス電圧源と前記第2トランジスタのゲートとの間に設けられた第2抵抗(R2)と、
    前記第1トランジスタのゲートと前記出力端子との間に設けられた第3抵抗(R3,R3A)と、
    前記第2トランジスタのゲートと前記出力端子との間に設けられた第4抵抗(R4,R4A)と、
    前記第3抵抗と直列に接続された第1定電圧素子(D1、Q3)と、
    前記第4抵抗と直列に接続された第2定電圧素子(D2、Q4)と、
    を備えていることを特徴とする増幅回路。
  4. 前記第1定電圧素子は、前記出力端子側をカソードとするダイオード(D1)から構成され、
    前記第2定電圧素子は、前記出力端子側をアノードとするダイオード(D2)から構成されていることを特徴とする請求項2または3記載の増幅回路。
  5. 前記第1定電圧素子は、ゲート・ドレイン間が接続されて前記出力端子側をソースとするNチャネル型トランジスタ(Q3)から構成され、
    前記第2定電圧素子は、ゲート・ドレイン間が接続されて前記出力端子側をソースとするPチャネル型トランジスタ(Q4)から構成されていることを特徴とする請求項2または3記載の増幅回路。
  6. 前記第1、第2バイアス電圧源(32)は、
    前記第1電源線にソースが接続され、ゲート・ドレイン間が接続されたPチャネル型のトランジスタ(Q7)と、
    前記第2電源線にソースが接続され、ゲート・ドレイン間が接続されたNチャネル型のトランジスタ(Q5)と、
    これらPチャネル型、Nチャネル型のトランジスタに等しい電流を生じさせる回路とを備え、
    これらPチャネル型、Nチャネル型のトランジスタのゲート・ソース間電圧をそれぞれ前記第1、第2バイアス電圧として出力することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の増幅回路。
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