JP6018908B2 - 同期イーサ装置 - Google Patents

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この発明は、クロック同期及び通信装置に関する。
既存のTDM回線やATM回線等のレガシー回線は新規に導入されることは少なく縮小傾向にある。そのような背景からレガシー回線の設備の更改時期に、汎用のEthernet(登録商標)を使用し、安価な設備投資でレガシー回線を巻き取りたいという需要がでてきている。
この場合、TDM,ATM回線に同期クロックを提供する必要があり、クロック供給方法の一つとしてEthernetの物理クロックに同期するSynchronous Ethernet技術(ITU-T G.8260シリーズ、非特許文献1、非特許文献2参照)を活用した方法が有力な手段として上げられる。Synchronous Ethernet技術には、接続先装置へクロックの品質状態をパケットにより通知する手法(ESMC (Ethernet Synchronization Messaging Channel))があり、以下説明する構成にて実現している。
図14にSynchronous Ethernet技術でクロック同期をとる同期イーサネットワークの一例の構成図を示す。精度の高いマスタクロック10がノードN11に供給され、ノードN11はクロックを生成するための同期用信号をマスタクロック10に同期させる。ノードN12ではノードN11と隣接する伝送路からクロックを抽出することで、ノードN11が生成した同期用信号と自装置のクロックとを同期させる。また、ノードN11は同期用信号で伝送するクロックの品質をESMCパケットによってノードN12に伝達している。同様に、ノードN13は隣接するノードN12との伝送路からクロックを抽出し、ノードN14にクロック品質をESMCにより通知している。
また、各ノードはOpS(Operation System)11と接続されており、装置の設定や状態監視などが行われている。
ITU-T G.8261.1/Y.1361.1: Packet delay variation network limits applicable to packet-based methods (Frequency synchronization) ITU-T G.8264/Y.1364: Distribution of timing information through packet networks
図14で説明した同期イーサネットワークに、同期イーサ対応か非対応モードかを選択可能なノードを接続したが設定ミスにより非対応モードで動作してしまった場合や、同期イーサ非対応のノードを同期イーサ対応ネットワークと意識せずに接続してしまった場合など、同期イーサネットワークに同期イーサ非対応のノードが誤挿入されてしまった場合を考える。図15に同期イーサ非対応のノードN15が誤挿入されてしまった場合のネットワーク構成の例を示す。ノードN15は同期イーサ非対応のため、ノードN12との伝送路からクロック抽出は行わず、ノードN15自身の持つクロックで動作を行うことになる。このため、ノードN15以降につながる装置は伝送路からマスタクロック10を抽出できず、非同期ネットワークとして動作を行うことになる。
しかし、ノードN15がESMCパケットを終端せず転送してしまう例えばメディアコンバータのような装置であった場合、ノードN13はノードN15によってそのまま転送されたノードN12からのESMCパケットを受信するためこのパケットに記載されたSSM(Synchronization Status Message)コードを、マスタクロック10と同期したクロックの品質と誤認してしまう。このとき、ノードN12からのESMCパケットのSSMコードが例えばPRC(Primary Reference Clock)等品質の高いレベルを示すものであれば、ノードN13はノードN15から与えられたクロックの抽出を行い、マスタクロック10と同期していると判定してクロック同期を実施してしまう。
しかし、実際にはノードN15が内部で自走させているクロックに同期して動作してしまっており、マスタクロック10とは非同期となっている。このように、ノードN13は実際には非同期状態となっているにも関わらずマスタクロック10と同期していると誤認識してしまっていた。さらに、ノードN13はノードN14へもESMCパケットを送出するので、ノードN14も同様にマスタクロック10に非同期であるがマスタクロック10に同期していると誤認識したまま動作してしまう。
このような状態では同期イーサのネットワークとして用いることはできないが、ノードN13、N14でも正常に同期していると勘違いして動作しているため、実際には非同期状態となっていても警報や通知がされず、非同期ネットワークとなっていることを管理者は知ることができなかった。また、誤挿入されたノードN15はOpS11からの管理対象外の装置であるため、どこに挿入されたかを調べることは容易ではない。
上記課題を解決するため、通信装置は、自装置がクロックを供給すべき下流の装置からネットワークを介して受信した信号から抽出されたクロックと、自装置内で使用するクロックとが同期しているか否か判定を行う。そして通信装置は、クロックが同期していないと判定した場合に、ネットワークを管理する管理装置へ警報を送信する。
本発明によれば、同期イーサネットワークに同期イーサ非対応装置を誤挿入してしまった場合に非同期状態になったことが警報と通知され、管理者が知ることができるノードを提供することができる。
実施例の通信システム構成の例を示す。 実施例での装置内部のブロック図を示す。 下位の装置からの信号よりクロック抽出を行い、同期しているかどうか判定を行う処理を説明するフローチャートの例を示す。 ESMCのフォーマットを示す。 QLデータのフォーマットを示す。 SSM Codeの抜粋を示す。 下位装置同期情報のPDUフォーマットを示す。 下位装置同期情報に設定する設定コードの一覧を示す。 下位装置同期情報が設定されたESMCパケットを受信した際の動作フローの例を示す。 本実施例の通信シーケンス図を示す。 ノードN15の装置が入れ替られたりモード切替によって同期イーサ対応装置ノードN25となった場合のネットワークの例を示す。 図11の際のデータの流れを通信シーケンス図で示す。 同期イーサ対応、非対応に応じて自身のモードを自動で切り替える処理を説明するフローチャートの例を示す。 同期イーサでクロック同期をとるネットワークの一例の構成図を示す。 同期イーサ非対応のノードが誤挿入されてしまった場合のネットワーク構成の例を示す。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
本実施例では、下位装置からの信号よりクロック抽出を行い、同期しているかどうか判定を行う装置の例を説明する。
図1に本実施例の通信システム構成の例を示す。本実施例では、図12の同期イーサ網に同期非対応のノードN15が誤挿入された場合において、ノードN11〜N14が本発明の装置N21〜N24で構成された例を示す。
図2は、本実施例での装置N21〜N24内部のブロック図を示す。上位側装置から送られてきたパケットは、PHY部B11において例えばパケットのプリアンブル等からクロックを抽出され、抽出されたクロックはCLK切替制御部B18に送られる。その後パケットは振分制御B12に送られ、ESMCパケットが分離されてESMC終端部B15において終端される。ESMC以外のデータパケットについてはデータ処理部B23に送られてそれぞれのパケットに必要なデータ処理された後、セレクタB13に送られる。なお、特にデータパケットの処理が必要ない場合はデータ処理部B23をパケットが単に通過しても良い。
ESMC終端部B15は、受信したESMCパケットのSSMコードを判別し、PHY部B11が抽出したクロックの品質をCLK切替制御部B18に通知する。CLK切替制御部B18は、ESMC終端部B15から通知されたクロックの品質に従って自走用CLKB17かPHY部B11が抽出したクロックのどちらを使用するかを判断し、いずれかのクロックを選択してPLL(Phase Locked Loop)B19に出力する。PLL(Phase Locked Loop)B19はPHY部B14と自装置内のクロックとのクロック同期をとり、送信側のPHY部B14およびB20に分配する。また、下位側装置にクロック品質を伝えるためにESMC生成部B16にてESMCパケットが生成され、セレクタB13でデータパケットとESMCパケットが選択されて、データパケットのパケット間にESMCパケットが挿入されPHY部B14より下位側装置に送信される。また、下位側装置から送られてきたパケットは、PHY部B21で受信され、データ処理部B24で必要な場合は特定の処理をされた後、PHY部B20によって上位側へ送信される。
さらに本実施例では、CLK比較部B30が、自装置でデータ送信に用いているクロックである、CLK切替制御部B18から出力されるクロックと、下位装置の信号から抽出したクロックである、受信PHY部B21から抽出したクロックとを比較する。CLK切替制御部B18のクロック比較方法としては、例えばある時間内におけるそれぞれのクロックのクロック数をカウンタで数えて比較する方法や、クロックパルスの立ち上がりエッジの位相差を比較する方法等を用いても良い。
CLK比較部B30は、この比較結果をESMC生成部B16と装置管理部B22に通知する。ESMC生成部B16は後述するようにCLK比較部B30からの通知内容に応じてクロックの品質を表わすSSMコードを決定し、このSSMコードを含んだESMCパケットを生成する。
装置管理部B22は、CLK比較部B30からの通知を受けてOpS11に警報を送信する。その他装置管理部B22は、OpS11から装置設定の指示を受けると装置内の各部の設定も行う。OpS11は少なくともノードN21〜24からなるネットワークを監視する装置であり、各ノードがどのノードに接続されているかというノード間の接続に関する情報を持ち、各ノードから通知される警報を受信してネットワーク全体の状態を監視する。
図3に本実施例の装置N21〜N24それぞれが、下位の装置からの信号よりクロック抽出を行い、それが自装置内のクロックと同期しているかどうか判定を行う処理を説明するフローチャートの例を示す。ここでは図1におけるノードN22での同期判定を例に、同期イーサ非対応装置N15が誤挿入された際の検出方法について説明する。
ノードN22においてPHY部B21が、ノードN15から受信したパケットからクロックを抽出する(S11)。ステップS12でCLK比較部B30が、CLK比較部B30により抽出したクロックと、PHY部B11によりノードN21からのパケットから抽出されCLK切替制御部B18により選択出力されているクロックとの比較を行い、同期しているかどうか判定を行う(S12)。同期していなかった場合、下位側のノードN15は同期イーサ非対応装置であるか、同期イーサ対応装置であるが同期が取れていない状態であることが分かる。CLK比較部B30はこの比較結果を装置管理部B22に通知する。
装置管理部B22はCLK比較部B30からの通知を受け、前回のCLK比較時に同期が取れていたか否かを判断する(S16)。このためCLK比較部B30は、前回CLK比較部B30に通知された比較結果を図2には図示しない記憶部に格納しても良い。装置管理部B22は、ステップS16にて前回のCLK比較時に同期が取れていたと判断した場合、OpS11に対してノードN15の同期が取れていないという下位装置非同期警報を通知する(S17)。ただし、自身から対応する下位装置に送信しているSSMコードがDNU(DoN’t Use)である時、警報通知は抑止する。
また装置管理部B22は、ステップS16にて前回のCLK比較時も同期が取れていなかった場合には警報通知は行わない。このようにステップS16の判断により、装置管理部B22は、同期が取れていた状態から同期外れの状態に変化した時のみOpS11へ警報を通知する。
そして装置管理部B22は、ノードN15がノードN22と非同期であることをノードN15の下位に位置するノードN23に通知するため、ノードN15に対して送信していたESMCパケットの未使用領域を使用して、同期が取れていない(SA : Slave Asynchronous)の状態であることを下位装置同期情報に設定してするようESMC生成部B16に指示する(S18)。ノードN15ではESMCパケットをノードN23に転送するため、ノードN22はノードN15を介してノードN23に下位装置同期情報を通知することができる。
図4にESMCのフォーマットを示す。同図は、ITU-T G.8264で規定されたESMCのPDU(Protocol Data Unit)フォーマットを示している。SSMコードはQL(Quality Level)データとしてESMCパケットのData and Padding領域411に設定される。図5にこのQLデータのフォーマットを示す。同図おいて、SSM Code部504にクロック品質を記載して通知を行う。図6にSSM Codeの抜粋を示す。SSM Codeは同図のように4bitで構成され、例えばネットワークから抽出したクロックの使用を禁止するDNUであれば602のように「1111」と設定される。
下位装置同期情報はData and Padding領域411の中で、例えばQLデータの後ろ、つまりSSMコード部504の後ろに続けて設定をする。図7に下位装置同期情報のPDUフォーマットを示す。下位装置同期情報は同図の領域704に設定する。図8に下位装置同期情報に設定する設定コードの一覧を示す。下位装置同期情報としては、非同期(SA)801か同期が取れている(SS : Slave Synchronous)802かを設定する。
ステップS12で下位装置と同期が取れていた場合、装置管理部B22は前回のCLK比較時に同期が取れていたか否かを確認する(S13)。ここで前回のCLK比較時に同期が取れていなかったことを確認した場合、装置管理部B22は、下位装置と同期が取れるようになったと判断して、下位装置非同期警報回復を通知する(S14)。前回のCLK比較時に同期が取れていた場合は、装置管理部B22は回復通知を送信しない。そして装置管理部B22は、下位装置同期情報に同期が取れている(SS)状態であることをESMC生成部B16に設定させ、このESMCパケットをノードN15へ送信する(S15)。
次に、ノードN23が、ノードN15を経由して、ノードN22により下位装置同期情報が設定されたESMCパケットを受信した際の動作フローの例を図9に示す。ノードN23がノードN15からESMCパケットを受信すると(S21)、従来通りSSMコードを参照してクロック同期を実施する。また同時に、ノードN22のESMC終端部B15は、受信したESMCパケットに含まれる下位装置同期情報を参照する(S22)。そしてESMC終端部B15は、下位装置同期情報が同期外れ(SA)であるのか、同期が取れている(SS)のかを装置管理部B22に通知する。
下位装置同期情報が同期外れ(SA)であった場合、上位のノードN15がマスタクロック10に同期出来ていないことになる。この時、装置管理部B22は、前回受信した下位装置同期情報が同期外れ(SA)と同期状態(SS)のいずれであるのかを確認する(S26)。このため装置管理部B22は、前回受信した下位装置同期情報を図示しない記憶部に格納しても良い。
装置管理部B22は、前回受信した下位装置同期情報が今回と異なり同期状態(SS)であれば、ノードN15の同期が取れていないことを上位装置非同期警報としてOpS11へ通知する(S27)。もしくは前回受信した下位装置同期情報が今回と同じ同期外れ(SA)であった場合には、装置管理部B22は警報を通知しない。また、装置管理部B22は、ノードN24へのESMCパケットのSSMコードをDNUとするようESMC生成部B16に指示する。
ステップS22において、受信したESMCパケットの下位装置同期情報が、同期が取れている(SS)となった時、装置管理部B22は、前回受信した下位装置同期情報が同期外れ(SA)もしくは同期状態(SS)のいずれであったのかを確認する(S23)。前回の下位装置同期情報が同期外れ(SA)であった場合、装置管理部B22は上位装置非同期警報の回復をOpS11へ通知する(S24)。前回受信した下位装置同期情報が同期状態(SS)であった場合、装置管理部B22はOpS11への回復通知を行わない。そして装置管理部B22は、下位のノードN24に通知するSSMコードを、ノードN15から受信したESMCのSSMコードとするようESMC生成部B16に指示する(S25)。
上記動作におけるデータのやりとりの流れを図10の通信シーケンス図を用いて示す。同期イーサ非対応のノードN15が挿入された場合において、各装置間と装置とOpS間におけるデータのやりとりの流れを示している。ノードN15は同期イーサ非対応装置であるため非同期通信1002を行っている)。ノードN22では、ノードN15との伝送路から抽出したクロックと自装置が用いているクロックとの同期判定1004を行う。そしてノードN22からOpS11へ下位装置非同期警報1005が通知される。また、ノードN15へのESMCパケットの下位装置同期情報1006にはSA(同期外れ)が設定され、送信される。ノードN15ではこのパケットがそのままノードN23へパケット1007として転送される。
ノードN23ではESMCパケットのSSMコードがPRCであるためノードN15との伝送路から抽出したクロックを用いてクロック同期を実施する(1011)。ただし、ノードN15がマスタクロック10と非同期であるためノードN23もマスタクロック10とは非同期となっている。これと同時に、受信したESMCパケットの下位装置同期情報がSA(同期外れ)であることを受け、ノードN23からOpS11へ上位装置非同期警報1009を通知する。また、ノードN24へ送信するESMCパケット1010のSSMコードはDNUと設定して送信を行う。
上記動作は繰り返し実行されるが、下位装置非同期警報1005と上位装置非同期警報1009の通知については初回のみ実施され、一度警報が回復するかリセットされるまで通知は行われない。これは上述のように、ノードN22とノードN23がそれぞれ、前回判断時の同期状態を考慮してOpS11に警報通知を行うか否かを決定するためである。
ここで、図11にノードN15の装置が入れ替えられたりモード切替によって同期イーサ対応装置ノードN25となった場合のネットワークの例を示す。図12は図11の際のデータの流れを通信シーケンス図で示す。ノードN25ではESMCパケット1202を受信し、SSMコードに従ってクロック同期を行ない同期通信1205する。ノードN25が受信したESMCパケットの下位装置同期情報はSA(同期外れ)であるので下位ノードN23へのESMCパケット1204はDNUとSSMコードを設定して送信される。また、同時に上位装置非同期警報1203がOpSへ通知される。
ノードN22では下位ノードN25のクロックを監視し(1209)、クロック同期が取れた場合にはノードN22からOpS11へ下位装置非同期警報回復1210が通知される。これと同時にノードN22は、下位装置同期情報をSS(同期状態)と設定してESMCパケット1211を送信する。ノードN25では下位装置同期情報から同期が取れているという情報(SS)を受けて、ノードN23へのSSMコードをノードN22から受けたSSMコードに対応した値であるPRCに設定し、ノードN23へESMCパケット1213を送信する。ここではまだノードN25は下位ノードN23と同期が取れていることを確認しておらず、実際に同期も取れていないので、下位装置非同期情報はSAとして送信される。これと同時に、ノードN25からOpS11へは上位装置非同期警報回復1212が通知される。
ノードN23はノードN25からESMCパケット1213を受信すると、そのSSMコードがPRCであるため、ノードN25と同様の手順でクロック同期が実施され、ノードN25との間で同期通信1215を開始する。ノードN25はノードN23との間で同期が取れているか否かを監視しており、ノードN23が同期通信1215を開始するため、ノードN23との間で同期が取れたことを確認する(1218)。そしてノードN25は、下位装置同期情報をSS(同期状態)と設定してESMCパケット1219を送信する。
ノードN23は、ノードN25から下位装置同期情報がSS(同期状態)に設定されたESMCパケットを1219を受信すると、上位ノードN25と同期が取れていると判断し、OpS11へ上位装置非同期警報回復1220を通知する。同様の手順を繰り返し、さらに下位の装置もマスタクロック10へ同期する。
この実施例では、管理者はノードからOpS11に通知される下位装置非同期警報と上位装置非同期警報を受信するとネットワークが非同期状態となっていることを知ることができる。また、この2つの警報をあげてきたノードN22とN23の間に同期イーサ非対応の装置が挿入されていることが分かる。これにより、どこに同期イーサ非対応の装置が誤挿入されたかを容易に検出することができる。
本実施例の特徴の1つは、上位のノードN22が下位ノードN15との間で同期が取れているか否かを監視し、同期が取れていない場合であってもノードN22がノードN15に送信するSSMコードはPRCのままとし、別途下位装置同期情報によってノードN23にノードN15が非同期であることを通知することにある。下位ノードがマスタクロック10に同期していると誤認しながら動作することを防ぐためには、SSMコードをPRCから
DNUに変更することでも対応はできる。しかし、そのようにせずSSMコードをPRCのままとして下位装置同期情報により非同期であることを伝達するのは、同期イーサ非対応のノードN15が同期イーサ対応のノードN25に置き換わったときに、図12に示すように自動的に同期状態を回復させるためである。もしノードN22がSSMコードをDNUに変更してしまうと、ノードN25はDNUというSSMコードに従い装置内の自走クロックを使用するため、ノードN22がノードN25のクロックを監視しても、いつまでも非同期状態が続いてしまうからである。
なお、図12のように自動的な回復を必要としないなら、下位装置同期情報に替えて、もしくは下位装置同期情報による通知とともに、上記のようにSSMコードをDNUとすることで下位ノードを制御しても良い。
このように本実施例では、スレーブ装置から受信される信号からクロック抽出を行い、自身が送出している信号のクロックとの比較を行って同期が取れているかどうかの判定を行う。クロック同期が取れていなかった場合は、スレーブ装置は同期非対応装置か同期対応装置であるが同期を取れない状態であると分かるため、その状態をOpS11に警報にて通知する。
また、同時にスレーブ装置に対して下位装置同期状態の通知を行う。下位装置同期情報を受け取った装置では、同期出来ていない状態であると受信した場合には警報をOpS11に通知する。また、さらに下位の装置へのESMCのSSMをDNUと設定して送出する。
本実施例では、ネットワークの同期イーサ対応、非対応に応じて自身のモードを自動で切り替える装置の例を説明する。図13に同期イーサ対応、非対応に応じて自身のモードを自動で切り替える処理を説明するフローチャートの例を示す。
電源投入時、装置は同期イーサ非対応装置として動作を開始する(S31)そして装置はESMCパケットの受信を監視する(S32)。この状態の時、ESMCパケットの受信は監視するが、装置は同期イーサ非対応装置として動作している。装置はESMCパケットの受信回数と規定回数との比較を行い(S33)、規定回数に満たない場合はステップS32のESMCパケット受信監視に戻る。規定回数に達した場合は、装置は同期イーサ対応装置へモード移行し(S34)、モード移行後は同期イーサ対応装置として動作を継続する。一旦モード移行した後にはESMCパケットの受信数の監視は行わず、ESMCを受信できなくなっても同期イーサ非対応装置にモード切替は行わない。
本実施形態の装置によれば、ネットワークが同期イーサ対応ネットワークであるか、非対応ネットワークであるかをESMCパケットの受信によって装置自身が自動的に判定し、モードを自立で切り変えることができる。これによって、装置のスイッチやOpS11からの設定なしに同期イーサ対応、非対応のどちらのネットワークにも簡便に装置を適用することができる。
このように本実施例の装置は、上位装置からESMCパケットを一定数以上受信するまで非同期モードで動作を行う。非同期モードなので、クロック同期を実行せずスレーブ装置へのESMCの送信を行わない。ESMCパケットを一定数以上受信した場合には同期モードへモードを切り替える。切替後は通常の同期装置と同様に、クロック抽出を行い、ESMCの送信を開始する。一旦同期モードへ遷移した後はESMCパケットを受信できなくなった場合に非同期モードへの移行はしない。
本実施例の装置によれば、同期イーサ対応ネットワークでも、同期イーサ非対応ネットワークにでもモード設定不要で配備可能な装置を提供することができるようになるので、同期イーサ対応ネットワークにノードが配備された場合に、モード設定ミス等により同期イーサ非対応モードで動作してしまうことがなくなる。これは、サービス契約に対する瑕疵を生じさせないことにつながる。
10 マスタクロック
11 OpS
N11〜N14 従来の同期イーサ対応装置
N15 同期イーサ非対応装置
N21〜N25 本発明の同期イーサ対応装置
B11、B14、B20、B21 PHY部
B12 振分制御
B13 セレクタ
B15 ESMC終端部
B16 ESMC生成部
B17 自走用CLK
B18 CLK切替制御
B19 PLL
B22 装置管理部
B23、B24 データ処理部
B30 CLK比較部
S11 下位側伝送路からクロック抽出
S12 下位装置が同期状態か判定
S13 前回比較時に同期していたか判定
S14 下位装置非同期警報 回復
S15 下位装置同期情報 同期設定(SS)
S16 前回比較時に同期していたか判定
S17 下位装置非同期警報 通知
S18 下位装置同期情報 非同期設定(SA)
S21 ESMC受信
S22 下位装置同期情報判定
S23 前回受信した下位装置同期情報の判定
S24 上位装置非同期警報回復
S25 送信するSSMコードを受信ESMCのSSMコードと設定
S26 前回受信した下位装置同期情報の判定
S27 上位装置非同期警報通知
S28 送信するSSMコードをDNUと設定
401 Destination Address
402 Source Address
403 Slow Protocol Ethertype
404 Slow Protocol Subtype
405 ITU-OUI
406 ITU Subtype
407 Version
408 Event flag
409、510 Reserved
411 Data and Padding
412 FCS
501 Type
502 Length
503 0(unused)
504 SSM code
601 PRC
602 DNU
701 Type
702 Length
703 0(unused)
704 下位装置同期情報
801 非同期(SA)
802 同期(SS)

Claims (5)

  1. ネットワークを介して他の装置にクロックを供給する第1の通信装置と、
    ネットワークを介して前記他の装置からクロックを供給される第2の通信装置と、を有し、
    前記第1の通信装置は、
    前記他の装置からネットワークを介して受信した信号から抽出されたクロックと、自装置内で使用するクロックとが同期しているか否か判定を行うクロック比較部と、
    前記クロック比較部により、クロックが同期していないと判定された場合に、前記他の装置との間で同期が取れていないことを示す非同期情報を作成して当該情報を前記他の装置へ送信する第1の制御部と、を有し、
    前記第2の通信装置は、
    前記非同期情報を受信すると、クロックの供給元でクロックが同期していないことをネットワークの監視装置へ通知する警報を作成する第2の制御部を有することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記第1の制御部は、前記クロック比較部により、クロックが同期していないと判定された場合に、クロックの供給先でクロックが同期していないことを前記ネットワークの監視装置へ通知する警報を作成することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は同期イーサネットに対応する装置であり、
    前記第2の通信装置は同期イーサネットに対応する動作モードと同期イーサネットに非対応 の動作モードのいずれかを選択して動作し、
    前記第2の通信装置は、
    前記非同期情報を受信すると同期イーサネットに非対応の動作モードで動作し、
    ネットワークを介して、クロックを供給する上流の装置からクロックの品質を示す同期イーサネットで規定された情報を何回受信したかを数え、
    前記受信回数が所定の回数を越えた場合に、同期イーサネットに非対応の動作モードから同期イーサネットに対応する動作モードに変えて動作することを特徴とする通信システム。
  4. 自装置がクロックを供給すべき下流の装置からネットワークを介して受信した信号から抽出されたクロックと、自装置内で使用するクロックとが同期しているか否か判定を行うクロック比較部と、
    前記クロック比較部により、クロックが同期していないと判定された場合に、ネットワークを管理する管理装置へ送信する警報を作成する制御部と、を有することを特徴とする通信装置であって、
    前記制御部は、前記クロック比較部により自装置と前記下流の装置との間でクロックが同期していないと判定された場合に、前記下流の装置との間で同期が取れていないことを示す非同期情報を作成して、当該非同期情報を前記下流の装置へ送信することを特徴とする通信装置
  5. 同期イーサネットで使用される通信装置であって、
    同期イーサネットに対応する動作モードと同期イーサネットに非対応の動作モードのいずれかを選択して動作するものであり、
    ネットワークを介して受信した信号から抽出されたクロックと、自装置内で使用するクロックとが同期しているか否か判定を行うクロック比較部と、制御部とを有し
    前記制御部は、
    前記クロック比較部により、クロックが同期していないと判定された場合に、非同期情報を作成してネットワークを介して送信するとともに、ネットワークを介して接続された他の装置が送信した非同期情報を受信した場合に、クロックの供給元でクロックが同期していないことをネットワークの監視装置へ通知する警報を作成し
    前記非同期情報を受信すると同期イーサネットに非対応の動作モードで動作し、
    同期イーサネットに非対応の動作モードで動作している間、ネットワークを介して、クロックを供給する上流の装置からESMCパケットを受信した回数を数え、
    ESMCパケットを受信した回数が所定の回数を超えた場合に、同期イーサネットに非対応の動作モードから同期イーサネットに対応する動作モードを選択するよう制御することを特徴とする通信装置。
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