JP6018440B2 - 気泡混入液生成供給装置、気泡混入液供給システム、気泡混入液供給方法、及びそのプログラム - Google Patents
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Description
(1).圧送ポンプの吸い込み側の負圧を利用してエジェクタ(アスピレータ)による吸い込む方法。
(2).液体と気体を同一容器の立体空間内で攪拌する方法。
(3).液体と気体をスポンジのような微細な間隙を通す方法。
(4).加圧して溶解させた状態から圧力を下げて気泡を発生させる方法。
(5).超音波により気泡を微細化する方法。
ここで、気泡混入率Kは、下式で定義される。
気泡混入率K(%)=〔(W−W’)/W〕×100
ここで、
W :純液体重量(100cc)
W’:気体混入した液体重量(100cc)
とする。
この内、特許文献1には、開閉バルブであるエジェクタ(アスピレータ)が並列に複数装備され、その開閉の数を調整することにより気泡の混入率を設定する技術が開示されている。
このようにすると、流路形状103の絞り込み部分は流速が上がるため、当該箇所では圧力が下がり、このため、同図の上側に位置する気体絞り部101から気体が吸い込まれて気泡として混入されるようになっている。
例えば、電子部品を装備する基板等の洗浄に効果を発揮する気泡混入水や、生物育成のための酸素導入に際しては、気泡混入率の最適値にかかる一定幅の混入率範囲が存在し、それよりも多過ぎても少な過ぎてもその効果を損なう恐れがある。
このため、それぞれを固定した条件の下では混入率は安定するものの、混入率を変えようとする場合の調整は非常に難しいという本質的な問題がある。
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、洗浄水や潤滑オイル等の液体中に混入する気泡の混入量を任意に可変設定することができる汎用性の高い気泡混入液生成供給装置、気泡混入液供給システム、気泡混入液生成方法、及びそのプログラムを提供することを、その目的とする。
前記液移送用配管は、上流端が前記貯留槽につながる第1の配管部と、該第1の配管部に並列に設置され上流端が前記貯留槽につながる第2の配管部と、前記第1の配管部と第2の配管部の各下流側を合流させて成る合流配管部と、この合流配管部に上流端がつながると共にその下流端が前記液体使用機につながる下流側配管部とを有し、
前記気泡混入機構が前記第1の配管部に設けられ、前記第2の配管部を流れる前記液体の流量を可変設定する合流用液調整手段が、前記第2の配管部に設けられ、
更に、前記気泡混入機構には前記液体中への気泡の混入量を調整する気泡混入量調整バルブが装備され、前記合流用液調整手段を合流用液調整バルブにより構成し、
前記液体圧送ポンプの下流側で且つ前記気泡混入率測定手段の上流側に位置する前記下流側配管部分に、前記気泡混入液内の気泡の微細化促進用として機能する通路絞りバルブを装備したことを特徴とする。
前記第1の配管部に、気泡混入量調整バルブを備えた前記気泡混入機構を装備すると共に、前記第2の配管部には当該第2の配管部を流れる前記液体の流量を可変設定する合流用液調整バルブを装備し、
前記液体圧送ポンプの下流側配管部に、前記気泡混入液内の気泡の微細化促進用として機能する通路絞りバルブを装備すると共に、
前記液体使用機の上流側に位置する前記下流側配管部に、前記液体使用機で使用する気泡混入液の使用量を調整する使用液量調整バルブを装備し、
更に、前記各バルブの開閉量を、個別に設定制御する本体制御部を設けたことを特徴とする。
前記第1の配管部には、その下流側端部の合流配管部で合流すると共に前記貯留槽の液体を取り込む第2の配管部が並列に設置されて成る気泡混入液供給システムにあって、
外部からの動作指令に基づいて前記気泡混入機構を稼働状態に設定し且つ予め装備された気泡混入量調整バルブを調整して前記第1の配管部内を移動する前記液体に対して気泡を混入する第1の工程と、
この気泡混入機構の稼働と共に前記第2の配管部内を移動する前記貯留槽の液体の移動量を、当該第2の配管部に予め装備された合流用液調整バルブによって設定制御する第2の工程と、
前記合流配管部で合流されて成る所定の気泡混入率の気泡混入液についてその使用量を、前記液移送用配管の下流側を成す前記下流側配管部に予め装備された使用液量調整バルブ18が調整する第3の工程とを設けると共に、
この第3の工程の実行に先立って機能し、前記液体圧送ポンプの下流側配管部に配設装備された通路絞りバルブを作動させて前記気泡混入液内の気泡の微細化を促進させる気泡微細化促進工程を設け、
これら各工程における前記各バルブの動作を、予め装備された本体制御部が順次実行することを特徴とする。
前記第1の配管部には、その下流側端部の合流配管部で合流すると共に前記貯留槽の液体を取り込む第2の配管部が並列に設置されて成る気泡混入液供給システムにあって、
前記気泡混入機構を稼働させ且つ当該気泡混入機構に予め装備された気泡混入量調整バルブを駆動制御し、前記第1の配管部内を移動する前記液体に気泡を混入し気泡混入液を生成する気泡混入液生成制御機能、
この気泡混入機構の稼働と同時に又は相前後して稼働し、前記第2の配管部内を前記合流配管部に向けて移送される前記液体の移送量を、該第2の配管部に予め装備された合流用液調整バルブを駆動制御して調整する合流用液調整制御機能、
前記液体圧送ポンプの下流側配管部に配設装備された通路絞りバルブを作動させて前記気泡混入液内の気泡の微細化を促進させる気泡微細化促進機能、
および前記合流配管部で合流されて生成される気泡混入液についてその使用量を、前記液移送用配管の下流側配管部に予め装備された使用液量調整バルブを駆動制御して設定制御する使用液量設定制御機能、
を設け、これら各バルブに対する各動作制御機能を、前記本体制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態を、図1乃至図4に基づいて説明する。
(全体的な構成)
本発明にかかる気泡混入液供給システム1は、図1に示すように、その中枢部を成す気泡混入液生成供給装置2と、この気泡混入液生成供給装置2の全体の動作を各構成要素毎に個別に制御する本体制御部3とを備えている。
ここで、上記気泡混入率測定手段17については、後述するように液体用密度計17Aによって構成してもよい。
気泡混入液を生成する気泡混入機構12は、前述したように第1の配管部11Aに装備されている(図1,図2参照)。
この第1の配管部11Aは、気泡混入機構12を介して連結された取液側配管部11Aaと気泡混入液送出側配管部11Abとからなる。そして、取液側配管部11Aaの先端部が前述した貯留槽10内の液中に配設され、又、気泡混入液送出配管部11Abの下流側が前述した合流配管部11Gにて液移送用配管11の下流側配管部11Cに連結されている。
即ち、気泡混入機構12によって所定量の気泡が混入された気泡混入液が、第1の配管部11Aから合流配管部11Gに向けて連続して送り出されるようになっている。
ここで、この第2の配管部11Bは、図2に示すように、合流用液調整バルブ14を介して連結された取液側配管部11Baと合流用液送出側配管部11Bbとにより構成されている。そして、取液側配管部11Baの先端部が(前述した第1の配管部11Aの場合と同様に)前述した貯留槽10内の液中に配設され、又、合流用液送出配管部11Bbの下流側が上記合流配管部11Gにて前述した第1の配管部11Aに合流し且つ前記液移送用配管11の下流側配管部11Cに連結されている。
これにより、液移送用配管11を介して前述した液体使用機1Aに送り込む気泡混入液の気泡混入率を、用途に合わせて小刻みに(又は任意の割合に)且つ自在に設定することが可能となる。
上記貯留槽10には、洗浄液としての液体の必要量が、予め蓄えられている。そして、この液体については、システム全体の稼働と共に、その不足分が外部から常時補給されるようになっている。
符号10Aは液体補給バルブを示し、符号10Bは廃液バルブを示す。又、前述した第1,第2の各配管部11A,11Bは、貯留槽10内では前述した液体補給バルブ10A側とは微細ゴミ除去網1Cで仕切られて反対側に配設されている。
ここで、符号20Aは防水型加熱器を示し、符号20Bは温度センサを示し、符号20Cは温度調整器を示す。又、符号20Eは温度制御部を示す。この温度制御部20Eは、後述する本体制御部3の主制御部35からの指令で作動し、温度調整器20Cを介して防水型加熱器の通電電流を制御し貯留槽1内の液温を一定値に設定制御する機能を備えている。
このため、貯留槽10内に貯留される液体としては、実際には、気泡が混入されない液体の場合と使用状況に応じて気泡が僅かに混入された状態の液体との両方の場合が含まれている。
第1の配管部11Aに装備された気泡混入機構12として、本第1実施形態では、前述した図4に示すエジェクタが使用されている。
この図4において、エジェクタ(気泡混入機構)12は、液流入口102から吸液配管部11Aaを介して貯留槽10内の液体が流入するようになっており、又、流路の形状が図4に示すように絞り込む形状に予め形成されている。
又、前述した液体圧送ポンプ15の下流側に位置する液移送用配管11の下流側配管部11C部分に、前述したように、液体中の気泡の混入割合を計測する気泡混入率測定手段17が装備されている。これにより、気泡混入液の使用領域に送り込む気泡混入液の気泡混入率を連続的に捕捉し外部に知らしめることが可能となっている。この場合、気泡混入率測定手段17は、例えば第2実施形態に示す液体密度計を使用してもよい。
更に、前述した液体圧送ポンプ15の下流側で且つ前記気泡混入率測定手段17の上流側の前記下流側配管部11C部分に、前記気泡混入液内の気泡の微細化を促進するための通路絞りバルブ16が装備されている。
即ち、液合流後の液体圧送ポンプ15の後に、絞り弁(通路絞りバルブ16)を設けると、この絞り弁を通り抜けると圧力が急減し且つ通常圧の液体に衝突するので、混入した気泡は更に微細化する。
これにより、液体使用機1Aに送り込む気泡混入液の気泡粒が更に微細化され、洗浄液として好適な気泡混入液を得ることができる。
ここで、上述した各バルブ12C,14B,16,18の各動作を個別に制御する各バルブの駆動制御部について説明する。
まず、前述した気泡混入量調整バルブ12C及び合流液量調整バルブ14Bについては、何れもバルブ開度を電気的に変更可能なものが使用され、これに対応して、外部指令により設定された開度情報に基づいて各バルブ12C,14Bのバルブ開度を個別に設定制御するバルブ開度設定制御部31が設けられている。
これらの各バルブの動作制御部31,32,33および前述した液体圧送ポンプ15は、本第1実施形態ではオペレータによる外部からの設定指令又は設定操作に基づいて動作するように構成されているが、後述する主制御部35の指令に基づいて各バルブを駆動制御するように構成してもよい。
この本体制御部3は、前述したように、上記各バルブ開度設定制御部31,微細化調整制御部32,及び液量調整制御部33と、これらの各動作制御部の所定の動作指令を発信する主制御部35とを含んで構成されている。
この場合、主制御部35からの指令によって、各動作制御部がオペレータによる外部指令に基づいて各バルブ12C,14B,16,18を個別に動作制御するように構成してもよい。
又、液体圧送ポンプ15については、本第1実施形態では主制御部35からの指令に基づいてその出力動作が設定制御されるように構成されているが、操作盤(図示せず)からのオペレータによる直接指令に基づいて動作するように構成してもよい。
ここで、上記主制御部35については、その制御指令その他の制御動作について、これを実行するコンピュータを予め装備するように構成してもよい。
次に、図3のフローチャートに基づいて上記第1実施形態の動作を説明する。
最初に、本第1実施形態の要部である気泡混入液生成供給装置2の基本的な動作を説明し、その後に、気泡混入液供給システムの全体的な動作を説明する。
そして、これら一連の液の移動は、液移送用配管11の下流側配管部11Cに装備された液体圧送ポンプ15の吸引動作によって実行される。
同時に、この使用液量調整バルブ18では液体使用機1Aでの液体使用量が制限されるが、その余剰分は、前述した液体圧送ポンプ15に必要以上の過負荷変動を与えることなく、余剰液循環用配管11Eを介して自動的に前述した貯留槽1へ送り戻される。
前述したように、システム全体が稼働状態に設定されると、まず、貯留槽10に併設された温度設定装置20が作動し、貯留槽10内の液体の温度を、例えば20〔℃〕に設定制御する。
続いて、本体制御部3の主制御部35が作動し(図2:ステップS101,S102)、液体圧送ポンプ15を稼働状態に設定し、各バルブ12C,14B,16,18の各々に対応する動作制御部31,32,33に、予め設定された内容の動作指令を順次発信する。
この設定値X〔%〕の許容範囲については、予め入力部35Aを介してオペレータにより外部入力され記憶部36に記憶されている。このX〔%〕の許容範囲は、具体的には、例えばその最大値が5〔%〕±1〔%〕,10〔%〕±2〔%〕,15〔%〕±3〔%〕,又は20〔%〕±4〔%〕の如く、予め設定され若しくは切替え設定されるようになっている。
そして、まず、液体圧送ポンプ15の出力が主制御部35によって調整される(図2:ステップS110)。このステップS110では、前述した気泡混入率の判定で、気泡混入率が設定値X〔%〕の許容値よりも大きい場合には液体圧送ポンプ15の出力を、例えば10〔%〕下げるように調整し、逆の場合には液体圧送ポンプ15の出力を、例えば10〔%〕上げるように調整される。これらの出力調整は前述した主制御部35によって実行される。
正常に動作しておれば、前述した合流用液調整バルブ14の開度調整(図2:ステップS104)に戻って、気泡混入率の、設定値X〔%〕の許容値の範囲を可変調整するために当該合流用液調整バルブ14の開度調整が実行される。
即ち、本第1実施形態では、一方の流路で生成された気泡混入液の気泡混入率を、他方の流路に設置された合流用液調整バルブ14による合流用液の適量調整によって所定の値に調整することが連続して且つ容易に実行可能な構成となっている。
このようにして、微細化された気泡が混入された液体が生成され、この液体の必要量は、下流側の使用液量調整バルブ18で調整される。
このようにすると、第2の配管部11Bから送出される気泡ゼロの合流用液の適量(予め設定された気泡混入率に適合した量)を何時でも高精度に設定することができ、外部から気泡混入率を変える指令が入力されても、これに迅速に対応して予め特定された適量の合流用液を合流配管部11Gに迅速に送り出すことができるという利点がある。
このようにしても、前述した第1実施形態の場合と同様の作用効果が得られるほか、貯留槽10に対する配管装備作業が容易となるという利点がある。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
この第2実施形態は、前述した第1実施形態が液体を洗浄液としたのに対し、液体を潤滑油(以下、「オイル」という)とした点に特徴を有する。
一方、この第2実施形態では、使用する各構成部材については、前述した第1実施形態のものが、そのまま使用されている。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
この場合、図5(A)は油温が40〔℃〕の場合を示し、図5(B)は油温が60〔℃〕の場合を示す。オイルについては、消泡剤を添加したエンジンオイルを使用した。
その他の構成及びその作用効果は、前述した第1実施形態と同一となっている。
1A 液体使用機
1C 排液回収手段
2 気泡混入液生成供給装置
3 本体制御部
10 貯留槽
11 液移送用配管
11A 第1の配管部
11B 第2の配管部
11C 下流側配管部
11E 余剰液循環用配管(余剰液循環路)
11G 合流配管部
12 気泡混入機構
12C 気泡混入量調整バルブ
14 合流用液調整バルブ(合流用液調整手段)
15 液体圧送ポンプ
16 通路絞りバルブ
17 気泡混入率測定手段
17A 液体用密度計
18 使用液量調整バルブ
20 液温測定装置
20A ヒータ
20B 液温センサ
20E 温度制御部
31 バルブ開度設定制御部
32 微細化調整制御部
33 流量調整制御部
35 主制御部
Claims (10)
- 液体を貯留する貯留槽と、該貯留槽の液体を液体使用機に移送する液移送用配管と、該液移送用配管に設けられて前記貯留槽から取り込んだ液体中に気泡を混入させる気泡混入機構と、前記貯留槽から前記液体使用機へ前記液体を送る液体圧送ポンプとを備えた気泡混入液生成供給装置において、
前記液移送用配管は、上流端が前記貯留槽につながる第1の配管部と、該第1の配管部に並列に設置され上流端が前記貯留槽につながる第2の配管部と、前記第1の配管部と第2の配管部の各下流側を合流させて成る合流配管部と、この合流配管部に上流端がつながると共にその下流端が前記液体使用機につながる下流側配管部とを有し、
前記気泡混入機構が前記第1の配管部に設けられ、前記第2の配管部を流れる前記液体の流量を可変設定する合流用液調整手段が、前記第2の配管部に設けられ、
前記気泡混入機構には前記液体中への気泡の混入量を調整する気泡混入量調整バルブが装備され、前記合流用液調整手段を合流用液調整バルブにより構成し、
前記液体圧送ポンプの下流側で且つ前記気泡混入率測定手段の上流側に位置する前記下流側配管部分に、前記気泡混入液内の気泡の微細化促進用として機能する通路絞りバルブを装備したことを特徴とする気泡混入液生成供給装置。 - 請求項1に記載の気泡混入液生成供給装置において、
前記液体使用機に送られる前記液体の流量を制御する使用液量調整バルブが前記下流側配管部に設けられ、
該使用液量調整バルブの上流側にて上流端が前記下流側配管部につながると共に、その下流端が前記貯留液槽につながる余剰液循環路を設けたことを特徴とする気泡混入液生成供給装置。 - 請求項2に記載の気泡混入液生成供給装置において、
前記液体圧送ポンプを、前記合流配管部の下流側で前記余剰液循環路の上流側に位置する前記下流側配管部分に装備したことを特徴とする気泡混入液生成供給装置。 - 請求項3に記載の気泡混入液生成供給装置において、
前記液体圧送ポンプの下流側に位置する前記下流側配管部に、前記液体中の気泡の混入率を計測する気泡混入率測定手段を装備したことを特徴とする気泡混入液生成供給装置。 - 請求項1に記載の気泡混入液生成供給装置において、
前記貯留槽に、内部の液体の温度を予め設定された温度に設定制御する液温設定装置を併設し、
この液温設定装置を、前記貯留槽内の液中に配置されたヒータと、このヒータに加熱される液体の温度を測定する液温センサと、この液温センサからの温度情報に基づいて作動し予め設定された適正温度の設定に向けて前記ヒータを通電制御する温度制御部とを含む構成としたことを特徴とした気泡混入液生成供給装置。 - 請求項1に記載の気泡混入液生成供給装置において、
前記気泡混入量調整バルブと前記合流用液調整バルブとを、それぞれ各バルブの駆動量を電気的に変更可能な構造とすると共に、
この各調整バルブのバルブ開度を外部指令によって個別に設定するバルブ開度設定制御部を設けたことを特徴とする気泡混入液生成供給装置。 - 請求項1に記載の気泡混入液生成供給装置において、
前記通路絞りバルブの通路絞り量を電気的に変更可能な構造とすると共に、
この通路絞りバルブの絞り量を前記気泡混入率測定手段で得られる情報に基づいて調整する微細化調整制御部を設けたことを特徴とする気泡混入液生成供給装置。 - 液体を貯留する貯留槽と、該貯留槽の液体が液体使用機に移送されるのを案内する液移送用配管と、該液移送用配管に設けられ前記貯留槽から取り込んだ液体中に気泡を混入させる気泡混入機構と、前記液移送用配管に取り込まれる前記液体に前記液体使用機への移送力を付勢する液体圧送ポンプとを備えた気泡混入液供給システムにおいて、
前記液移送用配管は、上流端が前記貯留槽につながる第1の配管部と、該第1の配管部に並列に設置され上流端が前記貯留槽につながる第2の配管部と、前記第1の配管部と第2の配管部の各下流側を合流させて成る合流配管部と、この合流配管部に上流端がつながると共にその下流端が前記液体使用機につながる下流側配管部とを有し、
前記第1の配管部に、気泡混入量調整バルブを備えた前記気泡混入機構を装備すると共に、前記第2の配管部には当該第2の配管部を流れる前記液体の流量を可変設定する合流用液調整バルブを装備し、
前記液体圧送ポンプの下流側配管部に、前記気泡混入液内の気泡の微細化促進用として機能する通路絞りバルブを装備し、
前記液体使用機の上流側に位置する前記下流側配管部に、前記液体使用機で使用する気泡混入液の使用量を調整する使用液量調整バルブを装備し、
前記各バルブの開閉量を、個別に設定制御する本体制御部を設けたことを特徴とする気泡混入液供給システム。 - 貯留槽の液体が液体使用機に移送されるのを案内する液移送用配管と、この液移送用配管の前記貯留槽との連結側を構成する第1の配管部に装備され且つ前記貯留槽から取り込まれる液体中に気泡を混入させる気泡混入機構と、この気泡混入機構にて気泡が混入された気泡混入液に必要な移送力を付勢する液体圧送ポンプとを備え、
前記第1の配管部には、その下流側端部の合流配管部で合流すると共に前記貯留槽の液体を取り込む第2の配管部が並列に設置されて成る気泡混入液供給システムにあって、
前記気泡混入機構を稼働状態に設定し且つ予め装備された気泡混入量調整バルブを調整して前記第1の配管部内を移動する前記液体に対して気泡を混入する第1の工程と、
この気泡混入機構の稼働と共に前記第2の配管部内を移動する前記貯留槽の液体の移動量を、当該第2の配管部に予め装備された合流用液調整バルブによって設定制御する第2の工程と、
前記合流配管部で合流されて成る所定の気泡混入率の気泡混入液についてその使用量を、前記液移送用配管の下流側を成す前記下流側配管部に予め装備された使用液量調整バルブ18が調整する第3の工程とを設けると共に、
この第3の工程の実行に先立って機能し、前記液体圧送ポンプの下流側配管部に配設装備された通路絞りバルブを作動させて前記気泡混入液内の気泡の微細化を促進させる気泡微細化促進工程を設け、
これら各工程における前記各バルブの動作を、予め装備された本体制御部が順次実行することを特徴とした気泡混入液供給方法。 - 貯留槽の液体が液体使用機に移送されるのを案内する液移送用配管と、この液移送用配管の前記貯留槽との連結側を構成する第1の配管部に装備され且つ前記貯留槽から取り込まれる液体中に気泡を混入させる気泡混入機構と、該気泡混入機構にて気泡が混入された気泡混入液に必要な移送力を付勢する液体圧送ポンプと、これら各部の動作を制御する本体制御部とを備え、
前記第1の配管部には、その下流側端部の合流配管部で合流すると共に前記貯留槽の液体を取り込む第2の配管部が並列に設置されて成る気泡混入液供給システムにあって、
前記気泡混入機構を稼働させ且つ当該気泡混入機構に予め装備された気泡混入量調整バルブを駆動制御し、前記第1の配管部内を移動する前記液体に気泡を混入し気泡混入液を生成する気泡混入液生成制御機能、
この気泡混入機構の稼働と同時に又は相前後して稼働し、前記第2の配管部内を前記合流配管部に向けて移送される前記液体の移送量を、該第2の配管部に予め装備された合流用液調整バルブを駆動制御して調整する合流用液調整制御機能、
前記液体圧送ポンプの下流側配管部に配設装備された通路絞りバルブを作動させて前記気泡混入液内の気泡の微細化を促進させる気泡微細化促進機能、
および前記合流配管部で合流されて生成される気泡混入液についてその使用量を、前記液移送用配管の下流側配管部に予め装備された使用液量調整バルブを駆動制御して設定制御する使用液量設定制御機能、
を設け、これら各バルブに対する各動作制御機能を、前記本体制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする液供給システム用制御プログラム。』
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