JP6018076B2 - 層間剥離が生じない膜 - Google Patents
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Description
本発明は、好ましくは層間剥離が生じず、かつ尿素透過性を有する膜、特に中空繊維膜、並びに好ましくは血液浄化の方法、特に血液透析及び腹膜透析のための前記膜の生産方法及び使用方法に関する。
膜、特に中空繊維膜は、血液から尿素等の有害な代謝物の排出を可能にする血液透析及び腹膜透析において、血液を浄化するために用いられている。前記膜は、浄化されるべき血液の一方と、いわゆる透析液のもう一方との間の半透性の障壁として用いられる。血液の浄化は、血液と透析液間の物質の交換を引き起こす拡散と対流により生じる。
それ故、本発明の目的は、層形成材料に関して互いに異なる少なくとも二つの層を有し、互いに層間剥離を生じることなく接着している膜、特に中空繊維膜を提供することである。
本発明によれば、これは、独立項の教示により達成される。本発明の実施形態は、従属項の対象である。
(a)ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
(b)スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
(c)ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド、及びスルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物
から選択される少なくとも一つのポリマーを含んでなる。
・少なくとも第一層のための材料を含んでなる少なくとも第一の透明な紡糸物を提供するステップ;
・少なくとも第二層のための材料を含んでなり、前記の第一の透明な紡糸物と異なる少なくとも第二の透明な紡糸物を提供するステップ;
・提供される紡糸物の数に従って、多数の同心円状の環を含んでなる紡糸ノズルを用いた少なくとも二つの紡糸物の共押出するステップであって、少なくとも第一の環は、少なくとも第一の紡糸物の吸入及び/又は押出が可能であり、少なくとも第二の環は、第一の紡糸物と異なる少なくとも第二の紡糸物の吸入及び/又は押出が可能であり、少なくとも二つの同心円状の環が、薬剤、好ましくは沈殿剤、好ましくは水の吸入若しくは押出、あるいは吸入及び押出が可能である中心の円形チャネルの周りに配置される、ステップ
を含み、
前記の透明な紡糸物が、反応することのできる少なくとも一つのポリマー又は材料、あるいは反応することのできる少なくともポリマー及び材料、特に化学的架橋をすることができる材料を含んでなることを特徴とする、
方法を含む。
・ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
・スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
・ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド及びスルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリビニルピロリドン、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物
から選択される少なくとも一つのポリマーを含んでなる、少なくとも第二の紡糸物を含んでなる。
本発明の目的の解決のために、下記で詳述されるように、膜、特に少なくとも二つの層を含んでなる中空繊維膜であって、前記の少なくとも二つの層は、少なくとも一つのポリマーを含んでなる少なくとも一つの層形成材料をそれぞれ含んでなり、前記の少なくとも二つの層は、層形成材料に関して互いに異なる、中空繊維膜を提供する。前記少なくとも二つの層は、少なくとも部分的には共有結合的に、層間剥離することなく互いに結合している。
a)ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド、若しくはこれらの混合物;又は
b)スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド、若しくはこれらの混合物;又は
c)ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド及びスルホン化ポリイミン、スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド、若しくはこれらの混合物
から選択される少なくとも一つのポリマーを含んでなる。
・少なくとも第一層のための材料を含んでなる少なくとも第一の透明な紡糸物を提供するステップ;
・第一の透明な紡糸物と異なり、少なくとも第二層のための材料を含んでなる、少なくとも第二の透明な紡糸物を提供するステップ;
・提供される紡糸物の数に従って、多数の同心円状の環を含んでなる紡糸ノズルを用いた少なくとも二つの紡糸物の共押出であって、ここで少なくとも第一の環は、少なくとも第一の紡糸物の吸入及び/又は押出が可能であり、少なくとも第二の環は、第一の紡糸物と異なる少なくとも第二の紡糸物の吸入及び/又は押出が可能である、共押出をするステップ(少なくとも二つの同心円状の環は、薬剤、好ましくは沈殿剤、好ましくは水の吸入若しくは押出、あるいは吸入及び押出が可能である中心の円形チャネルの周りに配置される);
・先に生成された膜に含まれる、用いられる溶媒の含量を減少、好ましくは最小化させることができるリンス槽を提供するステップ(リンス槽が用いられる溶媒を完全に除去することができることは、更に好ましい)
を含む。
・生成され、そして処理された膜又はこの膜を含んでなる中空繊維を乾燥させるステップ
を更に含む。
・酢酸セルロース、特に0.5〜3のアシル化度を有する酢酸セルロース、セルロースエステル、二酢酸セルロース、若しくはこれらの混合エステルの群;又は
・ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリビニルアミン、アミンを含むコポリマー、ポリ−L−リジン、オリゴアミン、若しくはこれらの混合物の群;又は
・ポリイミド、ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド、ポリエーテルスルホン及び/又はこれらのスルホン化、あるいは非スルホン化誘導体の群;
・並びに前述のポリマーの混合物
から選択される少なくとも一つのポリマーを含んでなる。
層間剥離は、同時に押し出される層を含んでなる複数層膜、特に中空繊維膜の生産に時間的に遅延して生じ得るので、膜の層間剥離強度の測定のための分析方法は、必要である。かかる方法を、以下に記載する。小さいモジュールは、約10cm長の単一の繊維を含んで生産される。前記繊維を、内側において最初に水で充填し、その後、水中50%イソプロパノールの溶液を用いて約10秒間、外側から親水化する。アルコールを完全に除去した後、前記繊維を、85℃の水中で一晩保存する。必要であれば、前記時間は、延長することができる。その後、前記中空繊維に、明確に水の排出口を観察することができるような方法で、室温において内腔側から水を永久的に流す。この直後、水圧を、繊維の外側に適用する。前記水圧は、マノメーターを用いて測定される。適用される圧力は、繊維の至る所において同一の値を有する静圧力である。前記圧力を、内腔側から水の排出口をこれ以上観察することができなくなるまでゆっくりと増加させる。この限界圧力において、内層は、外側の圧力により崩壊するか、中空繊維が圧縮され、従って内腔を通る流量が抑制される。前記繊維が横に切断され、光学顕微鏡を用いて分析される場合、双方の状況のどちらが生じたのか測定することができる。
酢酸セルロース層を含んでなる膜、特に中空繊維膜の特性評価のために、陽イオン、特にNa+、Ca2+、K+又はMg2+又はこれらの組み合わせ、及び尿素の移動は、測定され、互いに比較される。この目的のために、中空繊維膜の繊維の内腔側に、50ml/分の流量を有する水中226mMグルコース、2.5mM CaCl2、141mM NaCI、及び25mM尿素からなる溶液を一回流す。透析液の側は、規定の容量の550mlの等張グルコース水溶液を含む。この容量は、試験期間中透析液側において一定容量を維持するために、しっかりと気密される。前記溶液を、1000ml/分の流速で循環させる。前記試験を室温において行なう。
実施例1:層を固定しない対象実験
内側の、内腔側に向けられたポリマー溶液、及び外側のポリマー溶液を、紡糸ノズルの同心円状に配置された二つのチャネルを用いて押し出した。ポリマー溶液の沈殿のための水を、中心に配置された円形のチャネルを用いて供給した。外層を構成する担体層のための紡糸物は、20% Udel 3500ポリスルホン、及び5%ポリビニルピロリドンK90、並びに1%水からなり、撹拌下でジメチルアセトアミドに溶解した。前記溶液の粘度は、約11500mPasであった。内層を構成する選択層についての紡糸物は、29kDの分子量及び40%のアセチル含量を有する30%二酢酸セルロース(#2218、Sigma/Aldrich)からなり、撹拌下でジメチルアセトアミドp.a.に溶解した。前記溶液の粘度は、約15200mPasであった。ノズルブロックの温度は20℃であった。押し出された中空繊維を、42℃の温度の水が満たされた沈殿槽に現われる前に、250mmのエアーギャップを通過させた。続くリンス槽は、75℃の温度を有する。接続された槽への新鮮な水の供給は、2.6 l/mで行なった。前記中空繊維を、続いて95℃で乾燥させた。繊維の巻き取り速度は、250mm/sであった。乾燥した繊維を、スプール(spuled)した。中空繊維の束は、0.4m2の合計面積を有する2300繊維からなった。前記繊維の内径は、200μmであった。前記繊維の外側の直径は、261μmであった。乾燥した内層の厚みは、平均して500nmであった。得られる繊維は、一価及び二価の陽イオンに対する尿素の選択性を有した。内層と外層の接着を制御するために、外側から内側に対する圧力差を、水性媒体中に保存された膜に適用した。外層からの内層の層間剥離を引き起こす圧力限界を測定した。結果を表1に示す。
ジメチルアセトアミドp.a.(DMAc)中二酢酸セルロース[Sigma/Aldrich #22188]を含むポリマー溶液を、DMAc中0.044g/mlのポリエチレンイミン溶液(Sigma/Aldrich #40,872-7;Mn=10000g/mol)を用いて、30%酢酸セルロース及び0.1%ポリエチレンイミンの濃度まで調整した。ポリエチレンイミン溶液(DMAc中0.044g/ml)の要求される量を、撹拌下で酢酸セルロース溶液にすばやく添加した。続いて、前記混合物を、好ましくは気泡が発生しないように、45℃において30分間撹拌した。その後、前記溶液を、DMAc p.a.を用いて1:1(w/w)に希釈し、さらに30分間撹拌した。均一な溶液を生成した。溶液の粘度は、ポリエチレンイミン溶液の添加により増加した。得られた紡糸物は、透明であり、僅かに黄色を示した。希釈された溶液の粘度は、600〜800mPasであった。セルロースエステルとの得られる混合物が透明な紡糸物の形成をもたらす限り、もちろん、ポリエチレンイミンを、他のアミンやポリアミンと置き換えることができる。さらに、ポリエチレンイミンが他のアミンやポリアミンにより置換される場合、セルロースエステルとの反応後に、十分な遊離のアミノ基が外側の紡糸物(mass)の一つの成分との相互作用を確実にするために残っていることは、必要である。
ここで内層を形成する選択層の紡糸物は、実施例2に従って生産され、ジメチルアセトアミドp.a.中15%二酢酸セルロース(Sigma/Aldrich #22188)及び0.05%ポリエチレンイミン(Sigma/Aldrich #40,872-7;Mn=10000g/mol)からなる。前記ポリマー混合物はまた、0.2%ポリエチレンイミンを含む29%二酢酸セルロースの高いポリマー濃度において、透明である。双方のポリマーの組成比は、透明な紡糸物が得られる限り、基本的に自由に選択することができる。この得られる透明な紡糸物は、その粘度に関しては繊維化されなければならず、本発明による尿素透過性と同時に存在する陽イオンに対する選択層を形成する必要がある。ここで外層を構成する支持層の紡糸物は、DMAc p.a.中20%ポリエーテルイミド(Ultem 1000)の溶液からなる。前記繊維の支持層は、それ故、疎水性であり、使用の前に親水化する必要がある。かかる層が、さらなる添加剤の使用を経て親水化形態において得ることができることは、自明である。このようにして、2.5%ポリビニルピロリドンを含む17.5%ポリエーテルイミドは、親水性の接着性の支持層を生じる。紡糸物を、二つの同心円状に配置された紡糸物(mass)チャネルを有する中空繊維紡糸ノズルを用いて押し出した。中空繊維紡糸ノズルの中心に配置されたチャネルを通して、水は押し出され、繊維の内腔を充填した。このようにして、紡糸物の相分離を得た。紡糸ブロックの温度を5℃に調節した。繊維は、ブロックからでた後、50mmのエアーギャップを通過した。巻き取り速度は、250mm/sであった。水が充填された沈殿槽の温度は、20℃であった。続くその後のリンス槽を、20℃から60℃の温度勾配を有するように調節した。溶媒を繊維から十分に除去するよう、注意する必要がある。さもなければ、乾燥準備において、乾燥の間に鎖切断が生じる、あるいは不十分な性能の繊維が得られる。繊維の乾燥を、120〜130℃で行なった。繊維の乾燥後、選択層の厚みは100nmであり、繊維の支持層の厚みは、約35μmであった。内腔横断面は、200μmであった。
実施例2に従って生産される選択層についての紡糸物を用いる。前記選択層は、ここで前記内層を形成する。生産は、記載される希釈するステップを除いて、実施例2に従って行なわれた。前記紡糸物は、ジメチルアセトアミドp.a.中30%二酢酸セルロース(Sigma/Aldrich #22188)及び0.1%ポリエチレンイミン(Sigma/Aldrich #40,872-7;Mn=10000g/mol)からなる。
ここで内層を形成する選択層の紡糸物は、記載される希釈するステップを除いて、実施例2に従って行なわれる。選択層についての紡糸物は、ジメチルアセトアミドp.a.中30%二酢酸セルロース(Sigma/Aldrich #22188)及び0.1%ポリエチレンイミン(Sigma/Aldrich #40,872-7;Mn=10000g/mol)からなる。ここで外層を形成する支持層の紡糸物は、20%ポリエーテルスルホン及び4%スルホン化ポリエーテルスルホンからなった。選択層の紡糸物に用いられる溶媒の混合物は、比1:1のジメチルアセトアミド及びピロリドンからなる。ポリエーテルスルホンのスルホン化度は、水溶性とならないように選択するべきである。紡糸物を二つの同心円状に配置された紡糸物(mass)チャネルを有する中空繊維紡糸ノズルを用いて押し出した。水を中空繊維紡糸ノズルの中心に配置されたチャネルから押し出し、繊維の内腔を充填した。このようにして、紡糸物の相分離を引き起こした。紡糸ブロックの温度を20℃に調節した。繊維を、ブロックから出した後、200mmのエアーギャップを通過させた。巻き取り速度は、250mm/sであった。水が充填された沈殿槽の温度は、40℃であった。続くその後のリンス槽は、70℃であった。乾燥の間に繊維が切断されないように、あるいは不十分な性能を有する繊維を得ることのないように、溶媒が繊維から十分に除去されるよう、注意すべきである。繊維の乾燥を、90℃で行なった。繊維の乾燥後、選択層の厚みは500nmであり、繊維の支持層の厚みは、約40μmであった。内腔の直径は、203μmであった。前記繊維を集めて束を形成し、更に処理をして透析モジュールを形成する。繊維の特性評価の前に、透析モジュールの内腔側を水で充填し、50%イソプロパノール/水混合物を用いて約10秒間外側から親水化処理した。このようにして得られる膜は、先のアニーリングステップに供されることなく、典型的に約5〜20倍の一価及び二価の陽イオンに対する選択性を示した。前記膜は、尿素に対する透過性を有した。選択層及び支持層の接着を試験するために、外側から内側に向かう差圧を、湿った状態で保存された膜に適用した。外層からの内層の層間剥離が生じる圧力範囲を、測定した。結果を先の表1に示す。
ここで内層を形成する選択層の紡糸物は、ジメチルアセトアミド中15%二酢酸セルロース(Sigma/Aldrich #22188)の溶液からなる。実施例2に従って生産された接着促進中間層の紡糸物は、ジメチルアセトアミドp.a.中15%二酢酸セルロース(Sigma/Aldrich #22188)及び0.05%ポリエチレンイミン(Sigma/Aldrich #40,872-7;Mn=10000g/mol)からなった。ここで外層を形成する支持層の紡糸物は、DMAc中に20%で溶解されるポリエーテルイミド(Ultem 1000)からなる。三つの紡糸物を、3つの同心円状に配置されたチャネルからなる中空繊維紡糸ノズルを用いて押し出した。水を、中心に配置されたチャネルから押し出し、繊維の内腔を充填した。このようにして、3つの紡糸物の層分離を、引き起こした。紡糸ブロックの温度は10℃であった。繊維を、ブロックから出した後、50mmのエアーギャップを通過させた。巻き取り速度は、250mm/sであった。水が充填された沈殿槽の温度は、16℃であった。続くその後のリンス槽は、20℃〜60℃の温度勾配を有した。乾燥ステップ中に繊維が切断しないように、あるいは不十分な性能の繊維を得ることのないように、繊維から溶媒を十分に除去するように注意すべきである。繊維の乾燥を、120〜130℃で行なった。繊維の乾燥後、選択層の厚さは、約60nmであり、接着促進中間層の厚みは、約40nmであり、繊維の支持層の厚みは、約35μmであった。内腔の直径は、170μmであった。接着促進中間層、及び選択層は、電子顕微鏡を用いて区別することができなかった。相対的な層厚は、双方の紡糸物の測定される流量から得られた。束を形成するために繊維を集め、さらに処理をして透析モジュールを形成した。繊維の特性評価の前に、透析モジュールの内腔側を、水で充填し、50%イソプロパノール/水混合物を用いて、約10秒間、外側から親水化処理した。その後、90℃で一晩の熱処理を、水が充填されたモジュール中で行なわれた。これは、「アニーリング」として当業者により知られる。従って、ナトリウム、カルシウム及び尿素についての繊維の透過性は、測定される。尿素についての典型的な値は、23〜30g/m2dであり、ナトリウムについては23〜32mmol/m2dである。カルシウムについての透過性は、膜に亘る2.5mMの濃度差において検出限界を下回る。層の接着を試験するために、外側から内側に向かう差圧を、湿った状態で保存された膜に適用した。層の層間剥離を引き起こす圧力範囲を、測定した。結果を、上述の表1に示す。
Claims (29)
- 少なくとも二つの層を含んでなる中空繊維膜であって、前記少なくとも二つの層は、少なくとも一つのポリマーを含んでなる少なくとも一つの層形成材料をそれぞれ含んでなり、そして前記少なくとも二つの層は、層形成材料に関して互いに異なる膜であり、
前記少なくとも二つの層のうち、少なくとも一つの層が選択層であり、少なくとも一つの層が支持層であり、
前記選択層が、酢酸セルロース、セルロースエステル、及びこれらの混合エステルから選択される少なくとも一つのポリマーを含むと共に、ポリエチレンイミン、ポリアミン、及びこれらの混合物から選択される少なくとも一つの更なる添加剤を含んでなり、
前記支持層が、
(a)ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
(b)スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
(c)ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド、及びスルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物
から選択される少なくとも一つのポリマーを含んでなり、
前記少なくとも二つの層は、少なくとも部分的には共有結合的に、層間剥離が生じることなく互いに結合していることを特徴とする、膜。 - 前記少なくとも二つの層が、≦3barの差圧を用いて分離可能でないことを特徴とする、請求項1に記載の中空繊維膜。
- 前記少なくとも二つの層が、≦5barの差圧を用いて分離可能でないことを特徴とする、請求項2に記載の中空繊維膜。
- 前記少なくとも二つの層が、≦7barの差圧を用いて分離可能でないことを特徴とする、請求項3に記載の中空繊維膜。
- 前記中空繊維膜が、アニーリングステップを経ることなく、5〜10倍のナトリウムに対する尿素の選択性を有することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記少なくとも二つの層が、共押出層であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記選択層のうち少なくとも一層が、0.5〜3のアシル化度を有する酢酸セルロースを含んでなることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記選択層のうち少なくとも一層が、乾燥状態において、30nm〜50μmの層厚を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記選択層のうち少なくとも一層が、乾燥状態において、30nm〜200nmの層厚を有することを特徴とする、請求項8に記載の中空繊維膜。
- 前記支持層のうち少なくとも一層が、乾燥状態において、1μm〜500μmの層厚を有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記支持層が、乾燥状態において、35μmの層厚を有することを特徴とする、請求項10に記載の中空繊維膜。
- 前記中空繊維膜が、20μm〜500μmの内腔の平均直径を示すことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記中空繊維膜が、200μmの内腔の平均直径を示すことを特徴とする、請求項12に記載の中空繊維膜。
- 前記選択層のうち少なくとも一層が、二酢酸セルロース及びポリエチレンイミンを含んでなることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記支持層のうち少なくとも一層が、ポリエーテルイミドを含んでなる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記支持層のうち少なくとも一層が、ポリエーテルスルホン及びポリメチルメタクリルイミドを含んでなることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記支持層のうち少なくとも一層が、ポリエーテルスルホン及びスルホン化ポリエーテルスルホンを含んでなることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記支持層のうち少なくとも一層が、ポリエーテルイミド及びポリビニルピロリドンを含んでなることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 前記中空繊維膜が三つの共押出層を含んでなることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 少なくとも第一層が、乾燥状態において30nm〜50μmの層厚を有し、少なくとも第二層が、乾燥状態において30nm〜50μmの層厚を有し、そして少なくとも第三層が、乾燥状態において1μm〜500μmの層厚を有することを特徴とする、請求項19に記載の中空繊維膜。
- 少なくとも第一層が、乾燥状態において30nm〜200nmの層厚を有し、少なくとも第二層が、乾燥状態において30nm〜200nmの層厚を有し、そして少なくとも第三層が、乾燥状態において35μmの層厚を有することを特徴とする、請求項20に記載の中空繊維膜。
- 少なくとも第一層が、二酢酸セルロースを含んでなることを特徴とする、請求項19〜21のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 少なくとも第二層が、二酢酸セルロース及びポリエチレンイミンを含んでなることを特徴とする、請求項19〜22のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 少なくとも第三層が、ポリエーテルイミドを含んでなることを特徴とする、請求項19〜23のいずれか一項に記載の中空繊維膜。
- 請求項1〜24のいずれか一項に記載の中空繊維膜の生産方法であって、
・少なくとも第一層のための材料を含んでなる少なくとも第一の透明な紡糸物を提供するステップ;
・少なくとも第二層のための材料を含んでなる、第一の透明な紡糸物と異なる少なくとも一つの第二の透明な紡糸物を提供するステップ;
・提供される紡糸物の数に応じて多数の同心円状の環を含んでなる紡糸ノズルを用いて、少なくとも二つの紡糸物を共押出するステップであって、少なくとも第一の環は、少なくとも第一の紡糸物の吸入及び/又は押出が可能であり、少なくとも第二の環は、第一の紡糸物と異なる少なくとも第二の紡糸物の吸入及び/又は押出が可能であり、少なくとも二つの同心円状の環は、沈殿剤の吸入若しくは押出、あるいは吸入及び押出が可能である中心の円形チャネルの周りに配置されるステップ
を含み、
少なくとも第一の紡糸物が、酢酸セルロース、セルロースエステル、若しくはこれらの混合エステルの群から選択される少なくとも一つのポリマーを含むと共に、ポリエチレンイミン、ポリアミン、及びこれらの混合物から選択される少なくとも一つの更なる添加剤を含んでなり、
少なくとも第二の紡糸物が、
・ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
・スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルイミド、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物;又は
・ポリイミン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリルイミド及びスルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリビニル−ピロリドン、スルホン化ポリメチルメタクリルイミド若しくはこれらの混合物
から選択される少なくともポリマーを含んでなり、
前記透明な紡糸物が、反応することのできる少なくとも一つのポリマー又は材料、あるいは反応することのできる少なくともポリマー及び材料、特に化学的に架橋をすることができる材料を含んでなることを特徴とする
方法。 - 沈殿剤が水であることを特徴とする、請求項25に記載の方法。
- 少なくとも第一の紡糸物が、0.5〜3のアシル化度を有する酢酸セルロースから選択されるポリマーを含んでなることを特徴とする、請求項26に記載の方法。
- 腹膜透析、血液浄化、逆浸透、浸透圧発電所におけるエネルギー生成、ガス分離、浸透蒸発、ナノ濾過、ウルトラ濾過、マイクロ濾過、又は粒子濾過のための、請求項1〜24のいずれか一項に記載の膜の使用。
- 腹膜透析が透析液の再生であり、血液浄化が血液透析である、請求項28に記載の使用。
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