JP6016770B2 - 電源装置およびそれを備えた空気調和装置ならびにヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

電源装置およびそれを備えた空気調和装置ならびにヒートポンプ給湯装置 Download PDF

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Description

本発明は、電源装置およびそれを備えた空気調和装置ならびにヒートポンプ給湯装置に関する。
従来、交流電源を全波整流した先から分離した複数の電流経路に個々に設けられた複数のインダクタに流れる電流を互いに異なる位相でスイッチングする、所謂インターリーブ型の力率改善回路が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−195282号公報
インターリーブ型の力率改善回路を含む電源装置では、リアクタ、スイッチ素子、および逆阻止ダイオードからなる昇圧チョッパ回路を複数具備する構成であり、昇圧チョッパ回路を1つしか具備しない構成よりも故障率が高くなる。また、例えば、複数の昇圧チョッパ回路のうちの1つの逆阻止ダイオードが開放故障した場合でも、他の昇圧チョッパ回路では回路が開放されないため、この逆阻止ダイオードの開放故障を検出できずに継続動作させると、開放故障した逆阻止ダイオードが含まれる昇圧チョッパ回路のスイッチ素子のオン/オフ時にリアクタに蓄えられたエネルギーが行き場を失い、スイッチ素子に過大な電圧が印加されることとなり、二次故障を招くおそれがある。また、このような二次故障によって機器の継続使用が困難になる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、昇圧チョッパ回路を複数具備する構成のインターリーブ型の力率改善回路を含む電源装置において、昇圧チョッパ回路を構成する各構成要素の故障を検出して二次故障を未然に防ぎ、故障発生時においても継続使用が可能な電源装置およびそれを備えた空気調和装置ならびにヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる電源装置は、交流電源から供給される交流を整流する整流手段と、負荷に供給する直流を平滑する平滑手段と、リアクタ、スイッチ素子、および逆阻止ダイオードを有する昇圧チョッパ回路が前記整流手段と前記平滑手段との間に複数並列に接続された昇圧手段と、複数の前記昇圧チョッパ回路に流れ込む昇圧チョッパ回路電流をそれぞれ検出する複数の電流検出手段と、前記昇圧手段への入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記負荷への出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、前記各昇圧チョッパ回路電流、前記入力電圧、および前記出力電圧に基づき、複数の前記昇圧チョッパ回路を構成する前記各スイッチ素子を駆動して昇圧する昇圧制御を行うと共に、複数の前記昇圧チョッパ回路を構成する前記各リアクタ、前記各スイッチ素子、および前記各逆阻止ダイオードのうちの少なくとも1つの故障を判定した際に、故障した要素に対応した故障時制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、昇圧チョッパ回路を構成する各構成要素の故障による二次故障を未然に防ぐと共に、故障発生時においても継続使用が可能となる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる電源装置の一構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる電源装置の概略動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3は、実施の形態1にかかる電源装置における制御フローチャート例の前半部分を示す図である。 図4は、実施の形態1にかかる電源装置における制御フローチャート例の後半部分を示す図である。 図5は、実施の形態2にかかる電源装置の一構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態にかかる電源装置およびそれを備えた空気調和装置ならびにヒートポンプ給湯装置について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる電源装置の一構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる電源装置100は、交流電源1から供給される交流を整流する整流手段2と、電源装置100の負荷として接続されるモータ10駆動用のインバータ9に供給する直流を平滑する平滑手段5と、第1のリアクタ3a、第1のスイッチ素子3b、および第1の逆阻止ダイオード3cで構成される第1の昇圧チョッパ回路3と、第2のリアクタ4a、第2のスイッチ素子4b、および第2の逆阻止ダイオード4cで構成される第2の昇圧チョッパ回路4とを備え構成される。
第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4は、整流手段2とインバータ9との間に並列に接続されて昇圧手段200を構成している。これら第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4は、整流手段2の出力をそれぞれ昇圧チョッピングする。
また、実施の形態1にかかる電源装置100は、第1の昇圧チョッパ回路3に流れ込む昇圧チョッパ回路電流を検出する電流検出手段6aと、第2の昇圧チョッパ回路4に流れ込む昇圧チョッパ回路電流を検出する電流検出手段6bと、昇圧手段200への入力電圧を検出する入力電圧検出手段7と、インバータ9への出力電圧を検出する出力電圧検出手段8と、整流手段2の入力端に接続され、交流電源1の電圧ゼロ点を検出する電圧ゼロクロス検出手段12と、各電流検出手段6a,6bにより検出された各昇圧チョッパ回路電流、入力電圧検出手段7により検出された入力電圧、および出力電圧検出手段8により検出された出力電圧に基づき、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1のスイッチ素子3bおよび第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2のスイッチ素子4bを駆動して整流手段2の出力を昇圧する制御(昇圧制御)を行う制御手段11とを備えている。
第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4を具備する昇圧手段200は、制御手段11が第1のスイッチ素子3bと第2のスイッチ素子4bとをそれぞれ180度位相をずらして駆動する、所謂インターリーブ型の力率改善回路として動作する。
なお、図1に示す例では、昇圧手段200は、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4という2つの昇圧回路を設ける構成を例示しているが、昇圧チョッパ回路を3以上設けてインターリーブ動作を行う構成であってもよい。
また、図1に示す例では、入力電圧検出手段7および出力電圧検出手段8は、昇圧手段200の入力端間および出力端間に設けられた直列抵抗の中点電圧を検出し、それぞれ入力電圧および出力電圧を求める構成としているが、入力電圧および出力電圧を求めることが可能な構成であればよく、これら入力電圧検出手段7および出力電圧検出手段8による入力電圧および出力電圧の検出手法や構成により本発明が限定されるものではないことは言うまでもない。さらに、図1に示す例では、負荷として接続されたインバータ9も制御手段11が制御する構成としているが、インバータ9を制御する別の制御手段を有する構成であってもよいことは言うまでもない。
つぎに、本実施の形態にかかる電源装置100の動作について、図1から図3を参照して説明する。図2は、実施の形態1にかかる電源装置の概略動作を説明するためのタイミングチャートである。図2(a)は、入力電圧Viおよび出力電圧Voの波形を示し、図2(b)は、電圧ゼロクロス検出手段12による交流電源1の電圧ゼロ点の検出タイミングを示している。以下、図2(c)は、第1のスイッチ素子3bの制御タイミングを示し、図2(d)は、第2のスイッチ素子4bの制御タイミングを示し、図2(e)は、第1の昇圧チョッパ回路3に流れ込む電流I1を示し、図2(f)は、第2の昇圧チョッパ回路4に流れ込む電流I2を示して、図2(g)は、電圧ゼロクロス検出手段12により検出された交流電源1の電圧ゼロ点に基づいて得られる交流電源1の電圧位相を示している。
また、図2には、昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常である場合の例であり、交流電源1の投入後において、上述した昇圧制御を開始する前の各状態を示している。この図2において、期間Taでは、第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bをオフ制御し、期間Tbでは、交流電源1の電圧位相の0度以降の期間において第1のスイッチ素子3bをオン制御し、期間Tcでは、交流電源1の電圧位相の180度以降の期間において第2のスイッチ素子4bをオン制御している。
本実施の形態では、制御手段11は、上述した昇圧制御に加え、昇圧手段200を構成する各構成要素の何れかの故障を判定した際に、その故障による二次故障を防止する制御(以下「故障時制御」という)を行う。なお、この故障時制御は、昇圧手段200を構成する要素に応じて起動される制御として位置づけることもできる。
つぎに、昇圧手段200を構成する各構成要素の故障判定手法について説明する。
まず、第1の逆阻止ダイオード3cおよび第2の逆阻止ダイオード4cの短絡故障を判定する手法について説明する。昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常であれば、昇圧制御の実施/未実施に依らず、入力電圧Viの平均値Viaveは、出力電圧Voの平均値Voaveよりも小さくなる。
一方、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1の逆阻止ダイオード3cあるいは第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2の逆阻止ダイオード4cが短絡故障している場合には、平滑手段5に電荷が充電されないため、入力電圧Viの平均値Viaveと出力電圧Voの平均値Voaveとがほぼ等しくなる。
したがって、本実施の形態では、出力電圧Voの平均値Voaveと入力電圧Viの平均値Viaveとの差を求め、その電圧差が予め設定した電圧閾値よりも小さい場合には、第1の逆阻止ダイオード3cまたは第2の逆阻止ダイオード4cの短絡故障しているものと判定する。ここで、電圧閾値としては、例えば、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4を構成する各構成要素の何れもが正常である場合における出力電圧Voの平均値Voaveと入力電圧Viの平均値Viaveとの差の最小値以下とすればよい。
つぎに、第1の逆阻止ダイオード3c、第1のリアクタ3a、第2の逆阻止ダイオード4c、および第2のリアクタ4aの開放故障を判定する手法について説明する。
図2の期間Taに示すように、交流電源1投入後において第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bをオフ制御している場合には、昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常であれば、交流電源1の電圧位相の90度あるいは270度を含む期間において第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4に電流が流れる。
一方、例えば、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1のリアクタ3aが開放故障している場合には、交流電源1の電圧位相の90度あるいは270度を含む期間において第1の昇圧チョッパ回路3には電流が流れない。
したがって、本実施の形態では、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において、交流電源1の電圧位相の90度あるいは270度を含む予め設定された設定期間(以下、「第1の設定期間」という)において第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4に流れる各電流(以下、説明に応じて「昇圧チョッパ回路電流」という)I1,I2を検出し、昇圧チョッパ回路電流I1が予め設定した第1の電流閾値よりも小さい場合には、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1のリアクタ3aまたは第1の逆阻止ダイオード3cが開放故障しているものと判定し、昇圧チョッパ回路電流I2が予め設定した第1の電流閾値よりも小さい場合には、第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2のリアクタ4aまたは第2の逆阻止ダイオード4cの何れか一方が開放故障しているものと判定する。ここで、第1の電流閾値としては、例えば、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4を構成する各構成要素の何れもが正常である場合において第1の設定期間に流れる電流値の最小値以下とすればよい。
つぎに、第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bの何れかの開放故障を判定する手法について説明する。
図2の期間Tbに示すように、交流電源1投入後の昇圧制御を開始する前において、交流電源1の電圧位相の0度以降の期間、第1のスイッチ素子3bをオン制御すると、昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常であれば、第1の昇圧チョッパ回路3に電流I1が流れる。同様に、図2の期間Tcに示すように、交流電源1投入後の昇圧制御を開始する前において、交流電源1の電圧位相の180度以降の期間、第2のスイッチ素子4bをオン制御すると、昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常であれば、第2の昇圧チョッパ回路4に電流I2が流れる。
一方、例えば、第1のスイッチ素子3bが開放故障している場合には、第1のスイッチ素子3bをオン制御したとしても、第1の昇圧チョッパ回路3に電流I1は流れない。また、例えば、第2のスイッチ素子4bが開放故障している場合には、第2のスイッチ素子4bをオン制御したとしても、第2の昇圧チョッパ回路4に電流I2は流れない。
したがって、本実施の形態では、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において、交流電源1の電圧位相の0度あるいは180度以降において予め設定された第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bをオン制御する期間(以下、「第2の設定期間」という)における各昇圧チョッパ回路電流I1,I2を検出し、昇圧チョッパ回路電流I1が予め設定した第2の電流閾値よりも小さい場合には、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1のスイッチ素子3bが開放故障しているものと判定し、昇圧チョッパ回路電流I2が第2の電流閾値よりも小さい場合には、第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2のスイッチ素子4bが開放故障しているものと判定する。ここで、第2の電流閾値としては、例えば、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4を構成する各構成要素の何れもが正常である場合において第2の設定期間に流れる電流値の最小値以下とすればよい。
つぎに、第1のリアクタ3aおよび第2のリアクタ4aの何れかの短絡故障を判定する手法について説明する。
上述したように、交流電源1投入後の昇圧制御を開始する前において、交流電源1の電圧位相の0度以降の設定期間、第1のスイッチ素子3bをオン制御すると、昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常であれば、第1の昇圧チョッパ回路3に電流I1が流れる。同様に、図2の期間Tcに示すように、交流電源1投入後の昇圧制御を開始する前において、交流電源1の電圧位相の180度以降の設定期間、第2のスイッチ素子4bをオン制御すると、昇圧手段200を構成する各構成要素が全て正常であれば、第2の昇圧チョッパ回路4に電流I2が流れる。
一方、例えば、第1のリアクタ3aが短絡故障している場合には、第1のスイッチ素子3bをオン制御すると、整流手段2の出力が短絡することとなり過大な電流が流れることとなる。また、例えば、第2のリアクタ4aが短絡故障している場合には、第2のスイッチ素子4bをオン制御すると、同様に整流手段2の出力が短絡することとなり過大な電流が流れることとなる。
したがって、本実施の形態では、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において、第2の設定期間における昇圧チョッパ回路電流I1が予め設定した第3の電流閾値よりも大きい場合には、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1のリアクタ3aが短絡故障しているものと判定し、第2の設定期間における昇圧チョッパ回路電流I2が第2の電流閾値よりも大きい場合には、第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2のリアクタ4aが短絡故障しているものと判定する。ここで、第3の電流閾値としては、例えば、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4を構成する各構成要素の何れもが正常である場合において第2の設定期間に流れる電流値の最大値以上とすればよい。
上述した手法により昇圧手段200を構成する各構成要素の故障を判定した場合、制御手段11は、その故障による二次故障を防止する故障時制御を行う。
例えば、通常運用時において第1の逆阻止ダイオード3cおよび第2の逆阻止ダイオード4cの何れかの短絡故障を判定した場合には、制御手段11は、故障時制御として、昇圧制御を停止する。あるいは、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1の逆阻止ダイオード3cおよび第2の逆阻止ダイオード4cの何れかの短絡故障を判定した場合には、昇圧制御を開始しない。またこの場合には、負荷として接続したインバータ9の制御も停止する。
また、例えば、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1の逆阻止ダイオード3c、第1のリアクタ3a、第2の逆阻止ダイオード4c、および第2のリアクタ4aの何れかの開放故障を判定した場合には、制御手段11は、故障時制御として、故障判定した構成要素を含む昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を開始する。
また、例えば、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bの何れかの開放故障を判定した場合には、制御手段11は、故障時制御として、故障判定した構成要素を含む昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を開始する。
また、例えば、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1のリアクタ3aおよび第2のリアクタ4aの何れかの短絡故障を判定した場合には、制御手段11は、故障時制御として、故障判定した構成要素を含む昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を開始する。
なお、故障時制御として複数の昇圧チョッパ回路のうちの一部(ここでは、例えば、第1の昇圧チョッパ回路3の構成要素の故障を判定した場合には、第2の昇圧チョッパ回路4)を用いて昇圧制御を行う場合には、昇圧手段200を構成する全ての昇圧チョッパ回路(ここでは、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4)を用いて昇圧制御を行う通常動作時よりも出力電圧が小さくなる。このため、制御手段11は、負荷として接続されたインバータについても電源装置100の出力電圧に応じた制御を行う。
このように、本実施の形態にかかる電源装置100では、昇圧手段200を構成する各構成要素の故障状態によっては、通常動作時よりも出力電圧が制限されるものの、インバータ9やモータ10を停止することなく運用可能となる。
また、故障判定対象とする構成要素および故障状態によっては、故障時制御を行う際の条件を変更することも可能である。
例えば、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1の逆阻止ダイオード3c、第1のリアクタ3a、第2の逆阻止ダイオード4c、および第2のリアクタ4aの何れかの開放故障の判定、ならびに、第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bの何れかの開放故障の判定を行う場合でも、制御手段11は、故障時制御として、故障判定した構成要素を含む昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を開始するようにすればよい。
また、例えば、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1の逆阻止ダイオード3c、第1のリアクタ3a、第2の逆阻止ダイオード4c、および第2のリアクタ4aの何れかの開放故障の判定、ならびに、第1のリアクタ3aおよび第2のリアクタ4aの何れかの短絡故障の判定を行う場合でも、制御手段11は、故障時制御として、故障判定した構成要素を含む昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を開始するようにすればよい。
また、例えば、交流電源1投入後の昇圧制御開始前において第1の逆阻止ダイオード3c、第1のリアクタ3a、第2の逆阻止ダイオード4c、および第2のリアクタ4aの何れかの開放故障の判定、ならびに、第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bの何れかの開放故障の判定に加え、さらに、第1のリアクタ3aおよび第2のリアクタ4aの何れかの短絡故障の判定を行う場合でも、制御手段11は、故障時制御として、故障判定した構成要素を含む昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を開始するようにすればよい。
つぎに、上述した故障判定動作および故障時制御を含む動作制御例について説明する。図3は、実施の形態1にかかる電源装置における制御フローチャート例の前半部分を示す図である。また、図4は、実施の形態1にかかる電源装置における制御フローチャート例の後半部分を示す図である。図3,4に示す例では、交流電源1投入後の昇圧制御開始前に昇圧手段200を構成する各構成要素の故障を判定する例を示している。
交流電源1投入(ステップST101)後には、制御手段11は、昇圧制御を行っておらず、第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bがオフ制御されている(図2に示す期間Ta)。
制御手段11は、インバータ9の制御を開始して(ステップST102)、モータ10を起動する。
続いて、制御手段11は、入力電圧検出手段7から取得した入力電圧Viから入力電圧平均値Viaveを求め、出力電圧検出手段8から取得した出力電圧Voから出力電圧平均値Voaveを求めると共に、出力電圧平均値Voaveと入力電圧平均値Viaveとの電圧差を予め設定した電圧閾値Vcheckと比較する(ステップST103)。出力電圧平均値Voaveと入力電圧平均値Viaveとの電圧差が電圧閾値Vcheckよりも小さい場合には(ステップST103;Yes)、制御手段11は、第1の逆阻止ダイオード3cまたは第2の逆阻止ダイオード4cが短絡故障しているものと判定する(ステップST104)。このとき、制御手段11は、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
出力電圧平均値Voaveと入力電圧平均値Viaveとの電圧差が電圧閾値Vcheckを上回った場合には(ステップST103;No)、制御手段11は、第1の逆阻止ダイオード3cおよび第2の逆阻止ダイオード4cが何れも短絡故障していないものと判定する(ステップST106)。
続いて、制御手段11は、第1の設定期間において電流検出手段6aから取得した昇圧チョッパ回路電流I1と予め設定した第1の電流閾値Icheck1とを比較する(ステップST107)。昇圧チョッパ回路電流I1が第1の電流閾値Icheck1よりも小さい場合には(ステップST107;Yes)、制御手段11は、第1のリアクタ3aまたは第1の逆阻止ダイオード3cが開放故障しているものと判定する(ステップST108)。このとき、制御手段11は、以降の第1のスイッチ素子3bのオン制御を禁止する(ステップST109)。昇圧チョッパ回路電流I1が第1の電流閾値Icheck1以上である場合には(ステップST107;No)、制御手段11は、第1のリアクタ3aおよび第1の逆阻止ダイオード3cの何れも開放故障していないものと判定する(ステップST110)。
また、制御手段11は、同様に第1の設定期間において電流検出手段6bから取得した昇圧チョッパ回路電流I2と予め設定した第1の電流閾値Icheck1とを比較する(ステップST111)。昇圧チョッパ回路電流I2が第1の電流閾値Icheck1よりも小さい場合には(ステップST111;Yes)、制御手段11は、第2のリアクタ4aまたは第2の逆阻止ダイオード4cが開放故障しているものと判定する(ステップST112)。このとき、制御手段11は、以降の第2のスイッチ素子4bのオン制御を禁止する(ステップST113)。昇圧チョッパ回路電流I2が第1の電流閾値Icheck1以上である場合には(ステップST111;No)、制御手段11は、第2のリアクタ4aおよび第2の逆阻止ダイオード4cの何れも開放故障していないものと判定する(ステップST114)。
続いて、制御手段11は、第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されているか否かを判定する(ステップST115)。第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されている場合には(ステップST115;Yes)、後述するステップST125に進む。
第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されていない場合には(ステップST115;No)、制御手段11は、交流電源1の電圧位相の0度以降の第2の設定期間において第1のスイッチ素子3bをオン制御し(ステップST116)、このとき電流検出手段6aから取得した昇圧チョッパ回路電流I1と予め設定した第2の電流閾値Icheck2とを比較する(ステップST117)。昇圧チョッパ回路電流I1が第2の電流閾値Icheck2よりも小さい場合には(ステップST117;Yes)、制御手段11は、第1のスイッチ素子3bが開放故障しているものと判定する(ステップST118)。このとき、制御手段11は、第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されているか否かを判定する(ステップST119)。第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されていない場合には(ステップST119;No)、後述するステップST125に進む。
第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されている場合には(ステップST119;Yes)、制御手段11は、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
昇圧チョッパ回路電流I1が第2の電流閾値Icheck2以上である場合には(ステップST117;No)、制御手段11は、第1のスイッチ素子3bが開放故障していないものと判定し(ステップST120)、続いて、第2の設定期間における昇圧チョッパ回路電流I1と予め設定した第3の電流閾値Icheck3とを比較する(ステップST121)。昇圧チョッパ回路電流I1が第3の電流閾値Icheck3よりも大きい場合には(ステップST121;Yes)、制御手段11は、第1のリアクタ3aが短絡故障しているものと判定する(ステップST122)。このとき、制御手段11は、第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されているか否かを判定する(ステップST123)。第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されていない場合には(ステップST123;No)、後述するステップST125に進む。
第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されている場合には(ステップST123;Yes)、制御手段11は、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
昇圧チョッパ回路電流I1が第3の電流閾値Icheck3以下である場合には(ステップST121;No)、制御手段11は、第1のリアクタ3aが短絡故障していないものと判定する(ステップST124)。
続いて、制御手段11は、第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されているか否かを判定する(ステップST125)。第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されている場合には(ステップST125;Yes)、後述するステップST135に進む。
第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されていない場合には(ステップST125;No)、制御手段11は、交流電源1の電圧位相の180度以降の第2の設定期間において第2のスイッチ素子4bをオン制御し(ステップST126)、このとき電流検出手段6bから取得した昇圧チョッパ回路電流I2と予め設定した第2の電流閾値Icheck2とを比較する(ステップST127)。昇圧チョッパ回路電流I2が第2の電流閾値Icheck2よりも小さい場合には(ステップST127;Yes)、制御手段11は、第2のスイッチ素子4bが開放故障しているものと判定する(ステップST128)。このとき、制御手段11は、第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されているか否かを判定する(ステップST129)。第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されていない場合には(ステップST129;No)、後述するステップST135に進む。
第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されている場合には(ステップST129;Yes)、制御手段11は、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
昇圧チョッパ回路電流I2が第2の電流閾値Icheck2以上である場合には(ステップST127;No)、制御手段11は、第2のスイッチ素子4bが開放故障していないものと判定し(ステップST130)、続いて、第2の設定期間における昇圧チョッパ回路電流I2と予め設定した第3の電流閾値Icheck3とを比較する(ステップST131)。昇圧チョッパ回路電流I2が第3の電流閾値Icheck3よりも大きい場合には(ステップST131;Yes)、制御手段11は、第2のリアクタ4aが短絡故障しているものと判定する(ステップST132)。このとき、制御手段11は、第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されているか否かを判定する(ステップST133)。第1のスイッチ素子3bのオン制御が禁止されていない場合には(ステップST133;No)、後述するステップST135に進む。
第2のスイッチ素子4bのオン制御が禁止されている場合には(ステップST133;Yes)、制御手段11は、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
昇圧チョッパ回路電流I2が第3の電流閾値Icheck3以下である場合には(ステップST131;No)、制御手段11は、第2のリアクタ4aが短絡故障していないものと判定する(ステップST134)。
そして、制御手段11は、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する第1のリアクタ3aの開放故障、第1の逆阻止ダイオード3cの開放故障、第1のスイッチ素子3bの開放故障、あるいは第1のリアクタ3aの短絡故障のうちの何れか1つ以上の異常を判定したか否かを判定する(ステップST135)。第1のリアクタ3aの開放故障、第1の逆阻止ダイオード3cの開放故障、第1のスイッチ素子3bの開放故障、あるいは第1のリアクタ3aの短絡故障のうちの少なくとも1つの異常を判定した場合には(ステップST135;Yes)、制御手段11は、続いて第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2のリアクタ4aの開放故障、第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、第2のスイッチ素子4bの開放故障、あるいは第2のリアクタ4aの短絡故障のうちの何れか1つ以上の異常を判定したか否かを判定する(ステップST136)。第2のリアクタ4aの開放故障、第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、第2のスイッチ素子4bの開放故障、あるいは第2のリアクタ4aの短絡故障のうちの少なくとも1つの異常を判定した場合には(ステップST136;Yes)、制御手段11は、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
第2のリアクタ4aの開放故障、第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、第2のスイッチ素子4bの開放故障、および第2のリアクタ4aの短絡故障のうちの何れの異常も判定しなかった場合には(ステップST136;No)、制御手段11は、第2の昇圧チョッパ回路4のみを用いて、昇圧制御を開始し(ステップST137)、図3,4に示すフローを終了する。
第1のリアクタ3aの開放故障、第1の逆阻止ダイオード3cの開放故障、第1のスイッチ素子3bの開放故障、および第1のリアクタ3aの短絡故障のうちの何れの異常も判定しなかった場合には(ステップST135;No)、制御手段11は、続いて第2の昇圧チョッパ回路4を構成する第2のリアクタ4aの開放故障、第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、第2のスイッチ素子4bの開放故障、あるいは第2のリアクタ4aの短絡故障のうちの何れか1つ以上の異常を判定したか否かを判定する(ステップST138)。第2のリアクタ4aの開放故障、第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、第2のスイッチ素子4bの開放故障、あるいは第2のリアクタ4aの短絡故障のうちの少なくとも1つの異常を判定した場合には(ステップST138;Yes)、制御手段11は、第1の昇圧チョッパ回路3のみを用いて、昇圧制御を開始し(ステップST139)、図3,4に示すフローを終了する。
第2のリアクタ4aの開放故障、第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、第2のスイッチ素子4bの開放故障、および第2のリアクタ4aの短絡故障のうちの何れの異常も判定しなかった場合には(ステップST138;No)、制御手段11は、第1の昇圧チョッパ回路3および第2の昇圧チョッパ回路4をインターリーブ動作させる通常の昇圧制御を開始し(ステップST140)、図3,4に示すフローを終了する。
以上説明したように、実施の形態1の電源装置によれば、複数の昇圧チョッパ回路を構成する各リアクタ、各スイッチ素子、および逆阻止ダイオードのうちの何れかの故障を判定した際に、当該故障による二次故障を防止する故障時制御を行うようにしたので、昇圧チョッパ回路を構成する各構成要素の故障による二次故障を未然に防ぐと共に、故障発生時においても継続使用が可能となる。
より具体的には、昇圧手段への入力電圧と負荷への出力電圧との差を求め、当該電圧差が予め設定した電圧閾値よりも小さい場合に、複数の昇圧チョッパ回路のうちの少なくとも一つを構成する逆阻止ダイオードが短絡故障していると判定し、この場合には昇圧制御を行わないようにしたので、過大電圧の発生や、それに伴う二次故障を未然に防ぐことができる。
また、交流電源投入後の昇圧制御開始前において、交流電源の電圧位相の90度あるいは270度を含む第1の設定期間において第1の昇圧チョッパ回路および第2の昇圧チョッパ回路に流れる各電流を検出し、第1の昇圧チョッパ回路に流れる電流が予め設定した第1の電流閾値よりも小さい場合には、少なくとも第1の昇圧チョッパ回路を構成する第1のリアクタあるいは第1の逆阻止ダイオードの何れか一方が開放故障しているものと判定し、第2の昇圧チョッパ回路に流れる電流が予め設定した第1の電流閾値よりも小さい場合には、少なくとも第2の昇圧チョッパ回路を構成する第2のリアクタあるいは第2の逆阻止ダイオードの何れか一方が開放故障しているものと判定し、交流電源の電圧位相の0度あるいは180度以降の第2の設定期間において第1の昇圧チョッパ回路および第2の昇圧チョッパ回路に流れる各電流を検出し、第1の昇圧チョッパ回路に流れる電流が予め設定した第2の電流閾値よりも小さい場合には、第1の昇圧チョッパ回路を構成する第1のスイッチ素子が開放故障しているものと判定し、第2の昇圧チョッパ回路に流れる電流が第2の電流閾値よりも小さい場合には、第2の昇圧チョッパ回路を構成する第2のスイッチ素子が開放故障しているものと判定し、第2の設定期間において第1の昇圧チョッパ回路に流れる電流が予め設定した第3の電流閾値よりも大きい場合には、第1の昇圧チョッパ回路を構成する第1のリアクタが短絡故障しているものと判定し、第2の設定期間において第1の昇圧チョッパ回路に流れる電流が第2の電流閾値よりも大きい場合には、第2の昇圧チョッパ回路を構成する第2のリアクタが短絡故障しているものと判定し、これら第1のリアクタの開放故障、第1の逆阻止ダイオードの開放故障、第1のスイッチ素子の開放故障、第1のリアクタの短絡故障、第2のリアクタの開放故障、第2の逆阻止ダイオードの開放故障、第2のスイッチ素子の開放故障、あるいは第2のリアクタの短絡故障が発生した場合でも、何れの構成要素の故障も発生していない健全な昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を行うようにしたので、昇圧手段を構成する全ての昇圧チョッパ回路を用いて昇圧制御を行いインターリーブ動作を行う通常動作時よりも出力電圧が制限されるものの、負荷として接続されたインバータやモータを停止することなく運用可能となる。このため、例えば、空気調和装置やヒートポンプ給湯装置に適用した場合には、サービスマンが故障修理を行うまで最低限の運転を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、複数の昇圧チョッパ回路を有する昇圧手段を構成する逆阻止ダイオードの短絡故障、リアクタの開放故障、逆阻止ダイオードの開放故障、スイッチ素子の開放故障、およびリアクタの短絡故障の判定、および、これらの故障を判定した際の故障時制御について説明したが、本実施の形態では、スイッチ素子の短絡故障時において二次故障の発生を防止する構成について説明する。
図5は、実施の形態2にかかる電源装置の一構成例を示す図である。なお、実施の形態1と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、本実施の形態にかかる電源装置100aの動作制御例については、実施の形態1において説明した図3,4を用いて説明する。
実施の形態2にかかる電源装置100aは、実施の形態1において説明した図1の構成に加え、交流電源1と整流手段2との間に接続された第1の電流ヒューズ13と、整流手段2と第1のリアクタ3aとの間に接続された第2の電流ヒューズ14aと、整流手段2と第2のリアクタ4aとの間に接続された第2の電流ヒューズ14bとを備えている。ここでは、第1の電流ヒューズ13の電流定格値は、昇圧手段200を構成する各構成要素の電流定格値よりも小さく、各第2の電流ヒューズ14a,14bの電流定格値は、第1の電流ヒューズ13の電流定格値に対し半分以下の同一値としている。
つぎに、図3、図4、および図5を用いて、実施の形態2にかかる電源装置100aの動作制御例について説明する。
図5に示す構成において、例えば、第1のスイッチ素子3bが短絡故障すると、交流電源1→第1の電流ヒューズ13→整流手段2→第2の電流ヒューズ14a→第1のリアクタ3a→第1のスイッチ素子3b→整流手段2→交流電源1の経路で過大な電流が流れる。このとき、第1の昇圧チョッパ回路3を構成する他の構成要素が過大な電流により二次故障するよりも早く、第2の電流ヒューズ14aが溶断する。これにより、実施の形態1において説明した第1のリアクタ3aあるいは第1の逆阻止ダイオード3cが開放故障した場合と同等の故障モードとなる。つまり、図3に示す制御フローチャートのステップST107において、昇圧チョッパ回路電流I1が第1の電流閾値Icheck1よりも小さくなり(ステップST107;Yes)、第1のリアクタ3aあるいは第1の逆阻止ダイオード3cの開放故障、さらには、第1のスイッチ素子3bが短絡故障したことに伴う第2の電流ヒューズ14aの溶断を判定可能となる(ステップST108)。この場合には、第1の昇圧チョッパ回路3の構成要素に異常があることを判定し(ステップST135;Yes)、さらに、第2の昇圧チョッパ回路4の構成要素に異常があることを判定した場合には(ステップST136;Yes)、昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。第2の昇圧チョッパ回路4の構成要素に異常がなければ(ステップST136;No)、制御手段11は、第2の昇圧チョッパ回路4のみを用いた昇圧制御を開始し(ステップST137)、図3,4に示すフローを終了する。
また、例えば、第2のスイッチ素子4bが短絡故障すると、交流電源1→第1の電流ヒューズ13→整流手段2→第2の電流ヒューズ14b→第2のリアクタ4a→第2のスイッチ素子4b→整流手段2→交流電源1の経路で過大な電流が流れる。このとき、第2の昇圧チョッパ回路4を構成する他の構成要素が過大な電流により二次故障するよりも早く、第2の電流ヒューズ14bが溶断する。これにより、実施の形態1において説明した第2のリアクタ4aあるいは第2の逆阻止ダイオード4cが開放故障した場合と同等の故障モードとなる。つまり、図3に示す制御フローチャートのステップST111において、昇圧チョッパ回路電流I2が第1の電流閾値Icheck1よりも小さくなり(ステップST111;Yes)、第2のリアクタ4aあるいは第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、さらには、第2のスイッチ素子4bが短絡故障したことに伴う第2の電流ヒューズ14bの溶断を判定可能となる(ステップST112)。この場合には、第1の昇圧チョッパ回路3の構成要素に異常がなければ(ステップST135;No)、第2の昇圧チョッパ回路4の構成要素に異常があることを判定して(ステップST138;Yes)、第1の昇圧チョッパ回路3のみを用いた昇圧制御を開始し(ステップST139)、図3,4に示すフローを終了する。
なお、第1のスイッチ素子3bおよび第2のスイッチ素子4bの双方が短絡故障した場合でも、何らかの要因で第2の電流ヒューズ14a,14bが溶断しなかった場合には、第1の電流ヒューズ13が溶断することで、二次故障の発生を防止することができる。この場合には、図3に示す制御フローチャートのステップST107において、昇圧チョッパ回路電流I1が第1の電流閾値Icheck1よりも小さくなり(ステップST107;Yes)、第1のリアクタ3aあるいは第1の逆阻止ダイオード3cの開放故障、さらには、第1のスイッチ素子3bが短絡故障したことに伴う第2の電流ヒューズ14aの溶断を検出し(ステップST108)、ステップST111において、昇圧チョッパ回路電流I2が第1の電流閾値Icheck1よりも小さくなり(ステップST111;Yes)、第2のリアクタ4aあるいは第2の逆阻止ダイオード4cの開放故障、さらには、第2のスイッチ素子4bが短絡故障したことに伴う第2の電流ヒューズ14bの溶断を検出する(ステップST112)。この場合には、ステップST135およびステップST136において、第1の昇圧チョッパ回路3および昇圧手段200の第2の昇圧チョッパ回路4の各構成要素の双方に異常があるものとして(ステップST135;Yes、ステップST136;Yes)昇圧制御を開始することなくインバータ9の制御も停止して、インバータ9を停止させ(ステップST105)、図3,4に示すフローを終了する。
以上説明したように、実施の形態2の電源装置によれば、整流手段の入力に第1の電流ヒューズを挿入すると共に、複数の各昇圧チョッパ回路の入力にそれぞれ第1の電流ヒューズよりも電流定格値が小さい第2の電流ヒューズを挿入したので、スイッチ素子の短絡故障が発生した場合でも、第2の電流ヒューズが溶断することにより二次故障の発生を防止することができ、実施の形態1と同様に、何れの構成要素の故障も発生していない健全な昇圧チョッパ回路を用いて、昇圧制御を行うようにしたので、昇圧手段を構成する全ての昇圧チョッパ回路を用いて昇圧制御を行いインターリーブ動作を行う通常動作時よりも出力電圧が制限されるものの、負荷として接続されたインバータやモータを停止することなく運用可能となり、例えば、空気調和装置やヒートポンプ給湯装置に適用した場合には、サービスマンが故障修理を行うまで最低限の運転を行うことができる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明は、昇圧チョッパ回路を複数具備する構成のインターリーブ型の力率改善回路を含む電源装置において、昇圧チョッパ回路を構成する各構成要素の故障による二次故障を未然に防ぐと共に、故障発生時においても継続使用を可能とする技術として有用であり、特に、電源装置の負荷としてモータやモータ駆動用のインバータを接続する空気調和装置やヒートポンプ給湯装置に適している。
1 交流電源、2 整流手段、3 第1の昇圧チョッパ回路、3a 第1のリアクタ、3b 第1のスイッチ素子、3c 第1の逆阻止ダイオード、4 第2の昇圧チョッパ回路、4a 第2のリアクタ、4b 第2のスイッチ素子、4c 第2の逆阻止ダイオード、5 平滑手段、6a,6b 電流検出手段、7 入力電圧検出手段、8 出力電圧検出手段、9 インバータ、10 モータ、11 制御手段、12 電圧ゼロクロス検出手段、13 第1の電流ヒューズ、14a,14b 第2の電流ヒューズ、100,100a 電源装置、200 昇圧手段。

Claims (14)

  1. 交流電源から供給される交流を整流する整流手段と、
    負荷に供給する直流を平滑する平滑手段と、
    リアクタ、スイッチ素子、および逆阻止ダイオードを有する昇圧チョッパ回路が前記整流手段と前記平滑手段との間に複数並列に接続された昇圧手段と、
    複数の前記昇圧チョッパ回路に流れ込む昇圧チョッパ回路電流をそれぞれ検出する複数の電流検出手段と、
    前記昇圧手段への入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
    前記負荷への出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    数の前記昇圧チョッパ回路を構成する前記各スイッチ素子を駆動して昇圧する昇圧制御を行う制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記昇圧制御を開始する前に、前記各昇圧チョッパ回路電流、前記入力電圧、および前記出力電圧に基づい、複数の前記昇圧チョッパ回路を構成する前記各リアクタ、前記各スイッチ素子、および前記各逆阻止ダイオードのうちの少なくとも1つの故障を判定した際に、故障した要素に対応した故障時制御を行
    とを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記入力電圧と前記出力電圧との差を求め、当該電圧差が予め設定した電圧閾値よりも小さい場合に、複数の前記昇圧チョッパ回路のうちの少なくとも1つを構成する前記逆阻止ダイオードが短絡故障していると判定し、前記故障時制御として、前記昇圧制御を停止することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記整流手段の入力に接続され、前記交流電源の電圧ゼロ点を検出する電圧ゼロクロス検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記電圧ゼロ点に基づき前記交流電源の電圧位相を検出し、前記昇圧制御を開始する前に、前記電圧位相の90度あるいは270度を含む第1の設定期間において、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第1の電流閾値よりも小さいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記リアクタまたは前記逆阻止ダイオードが開放故障していると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記故障時制御として、前記リアクタまたは前記逆阻止ダイオードの開放故障を判定した当該昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、前記昇圧制御を開始することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御手段は、前記昇圧制御を開始する前に、前記電圧位相の0度あるいは180度以降の第2の設定期間において、前記各スイッチ素子をオン制御し、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第2の電流閾値よりも小さいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記スイッチ素子が開放故障していると判定することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記故障時制御として、前記リアクタ、前記逆阻止ダイオード、または前記スイッチ素子の開放故障を判定した当該昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、前記昇圧制御を開始することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記制御手段は、前記昇圧制御を開始する前に、前記電圧位相の0度あるいは180度以降の第2の設定期間において、前記各スイッチ素子をオン制御し、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第3の電流閾値よりも大きいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記リアクタが短絡故障していると判定することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記故障時制御として、前記リアクタの開放故障、前記リアクタの短絡故障、または前記逆阻止ダイオードの開放故障を判定した当該昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、前記昇圧制御を開始することを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2の設定期間において、前記各スイッチ素子をオン制御し、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第3の電流閾値よりも大きいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記リアクタが短絡故障していると判定することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  10. 前記制御手段は、前記故障時制御として、前記リアクタの開放故障、前記リアクタの短絡故障、前記逆阻止ダイオードの開放故障、または前記スイッチ素子の開放故障を判定した当該昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、前記昇圧制御を開始することを特徴とする請求項9に記載の電源装置。
  11. 前記整流手段の一方の入力に挿入された第1の電流ヒューズと、
    定格電流が前記第1の電流ヒューズよりも小さく、複数の前記各昇圧チョッパ回路の入力にそれぞれ挿入された複数の第2の電流ヒューズと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  12. 前記整流手段の入力に接続され、前記交流電源の電圧ゼロ点を検出する電圧ゼロクロス検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記電圧ゼロ点に基づき前記交流電源の電圧位相を検出し、前記昇圧制御を開始する前に、前記電圧位相の90度あるいは270度を含む第1の設定期間において、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第1の電流閾値よりも小さいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記リアクタまたは前記逆阻止ダイオードが開放故障、あるいは、前記スイッチ素子の短絡故障に伴う前記第2の電流ヒューズが溶断していると判定し、前記電圧位相の0度あるいは180度以降の第2の設定期間において、前記各スイッチ素子をオン制御し、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第2の電流閾値よりも小さいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記スイッチ素子が開放故障していると判定し、前記第2の設定期間において、前記各スイッチ素子をオン制御し、前記昇圧チョッパ回路電流が予め設定した第3の電流閾値よりも大きいことを検出した際に、当該昇圧チョッパ回路を構成する前記リアクタが短絡故障していると判定し、前記リアクタの開放故障、前記リアクタの短絡故障、前記逆阻止ダイオードの開放故障、前記スイッチ素子の開放故障、または、前記スイッチ素子の短絡故障に伴う前記第2の電流ヒューズの溶断を判定した当該昇圧チョッパ回路以外の昇圧チョッパ回路を用いて、前記昇圧制御を開始することを特徴とする請求項11に記載の電源装置。
  13. 請求項1から12の何れか一項に記載の電源装置を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  14. 請求項1から12の何れか一項に記載の電源装置を備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
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