JP6016382B2 - 燃料電池システム及びその運転停止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学的に反応させて発電する燃料電池と、原燃料を水蒸気により改質して燃料ガスを生成する改質器を具備する燃料電池システム及びその運転停止方法に関するものである。
一般に、燃料電池システムにおいては、改質器を用いて原燃料を水蒸気により改質し、改質された燃料ガスを燃料電池に供給することにより発電が行われる。燃料電池システムの定常運転時には燃料電池が高い温度で動作しているため、燃料電池システムの運転を停止する際、燃料電池を冷却するとともに、燃料電池内に滞留している燃料ガスのパージを行う必要がある。従来から、窒素等の不活性ガスを用いて還元雰囲気を作ることで燃料ガスのパージを行う運転停止方法が知られている。しかし、不活性ガスを用いてパージを行う場合、燃料電池の発電に用いる管路とは別系統の管路を設置する必要があり、燃料電池システムの大型化を招く。一方、燃料電池システムの運転停止時に原燃料の流量を減らした上で、原燃料と水を改質器に供給して水蒸気改質を行った改質後の燃料ガスで還元雰囲気を作ることで投入熱量を減らして燃料電池を所定温度まで冷却し、アノードの電極が水蒸気酸化を起こさなくなる温度以下まで冷却したら水蒸気によってパージを行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる手法により、複雑な構造を設けることなく燃料電池システムの運転停止時に燃料電池を確実に冷却することができる。
特開2009−283188号公報
上記従来の燃料電池システムの運転停止方法によれば、原燃料ガスを改質器に供給するために、少なくとも制御可能な範囲内の最低の流量値で燃料ポンプを駆動し続ける必要がある。そのため、改質器により改質された燃料ガスが燃料電池に送られ、余剰の残ガスが燃焼することによる熱量が増加する。そのため、燃料電池システムの運転停止時に燃料電池を降温させるのに時間を要することになり、迅速な冷却は困難である。また、燃料電池システムの運転停止時に原燃料ガスを供給し続けるため、トータルの発電効率の劣化は避けられない。さらに、燃料電池の降温中には改質器に供給される熱量が減少しているため、円滑な改質反応が妨げられ、アノードの電極材が劣化するなどにより信頼性が低下する恐れがある。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、燃料電池の運転停止時に、燃料電池の降温時間を短縮するとともに、改質器の円滑な改質反応により信頼性を高めることが可能な燃料電池システムとその運転停止方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学的に反応させて発電する燃料電池と、原燃料を水蒸気により改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、前記燃料電池での電気化学反応後の余剰の前記燃料ガスを燃焼させて前記改質器を加熱する燃焼手段と、前記改質器に前記原燃料を送り出す燃料ポンプと、前記燃料電池の動作状態に応じて前記燃料ポンプを制御する制御手段と、前記燃料電池の温度を検知する温度検知手段とを備え、前記制御手段は、前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料電池の所定の温度範囲内で、第1の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を行うとともに、第2の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を停止し、前記第1の時間帯と前記第2の時間帯とを交互に繰り返し、前記制御手段は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記燃料ポンプを制御し、前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料電池の温度が第1の温度を下回ったとき、前記第1の時間帯と前記第2の時間帯とを交互に繰り返す制御を開始するとともに、前記燃料電池の温度が前記第1の温度より低い第2の温度を下回ったとき、前記燃料ポンプを停止し、前記第1の温度は、前記第2の温度から600℃の範囲内に設定されることを特徴としている。
本発明の燃料電池システムによれば、燃料電池と改質器を備える燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転を停止する際、燃料ポンプから改質器に送られる原燃料の流量に対する間欠的な制御が行われる。すなわち、第1の時間帯には原燃料を改質器に供給するとともに、第2の時間帯には原燃料の供給を停止するように制御する。これにより、原燃料の流量の時間平均値を減少させて燃料電池の降温速度を促進するとともに、原燃料の流量の周期的な制御により改質器の温度分布を緩和しつつ、水蒸気改質によって原燃料のパージを行う際の改質器の改質反応を安定に維持することができる。
第1及び第2の時間帯における原燃料の流量は、その時間平均値が、燃料ポンプにより制御可能な下限値より小さくなるように制御することが望ましい。例えば、第1の時間帯における原燃料の流量を、燃料ポンプにより制御可能な下限値に設定し、第2の時間帯において原燃料の供給を停止するように制御すればよい。これにより、燃料電池の運転停止時における燃料ポンプの制御は、下限値の流量で継続的に制御する場合に比べ、それより小さい時間平均値で流量を制御できるため、燃料電池を短時間で確実に冷却することが可能となる。
また、第1及び第2の時間帯における原燃料の流量は、一定のパターンに限られることなく、多様なパターンで制御することができる。例えば、第2の時間帯を固定とし、時間経過に伴って第1の時間帯が短くなるような制御や、あるいは、第1の時間帯を固定とし、時間経過に伴って第2の時間帯が長くなるような制御を採用することができる。さらに、例えば、時間経過に伴って第1及び第2の時間帯の繰り返し周期が長くなるような制御を採用することができる。
本発明の燃料電池システムにおいて、燃料電池の温度を検知する温度検知手段を設け、温度検知手段の検知結果に基づいて燃料ポンプを制御してもよい。この場合、例えば、運転停止時に燃料電池を降温させる際、燃料電池の温度が第1の温度を下回ったとき、第1及び第2の時間帯を交互に繰り返す制御を開始してもよい。また例えば、燃料電池の温度が第1の温度より低い第2の温度を下回ったとき、燃料ポンプを停止するように制御してもよい。
一方、本発明の燃料電池システムにおいて、改質器に水を送り出す水ポンプと、燃料電池に前記酸化剤ガスを送り出す空気ポンプとを更に設け、水ポンプ及び空気ポンプをそれぞれ制御し、運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、燃料ポンプの制御に連動して水ポンプ及び空気ポンプを制御することが望ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の燃料電池システムの運転停止方法は、酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学的に反応させて発電する燃料電池と、原燃料を水蒸気により改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、前記燃料電池での電気化学反応後の余剰の前記燃料ガスを燃焼させて前記改質器を加熱する燃焼手段と、前記改質器に前記原燃料を送り出す燃料ポンプと、前記燃料電池の動作状態に応じて前記燃料ポンプを制御する制御手段と、を備えた燃料電池システムの運転停止方法において、前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料電池の発電を停止した後も燃料ポンプの動作を続け、前記燃料電池が第1の温度を下回ったとき、第1の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を行うとともに、第2の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を停止し、前記第1の時間帯と前記第2の時間帯とを交互に繰り返し、前記燃料電池が前記第1の温度より低い第2の温度を下回ったとき、前記燃料ポンプを停止し、前記第1の温度は、前記第2の温度から600℃の範囲内に設定されることを特徴としている。
本発明によれば、燃料電池システムにおいて、燃料電池の運転停止時に、原燃料を供給する第1の時間帯と原燃料の供給を停止する第2の時間帯を交互に繰り返して燃料電池を降温するように制御するので、燃料電池を迅速な降温速度で冷却するとともに、改質器により円滑な水蒸気改質を維持して信頼性を確保し得る燃料電池システムを実現することができる。
本実施形態の燃料電池システムの構成例を示す図である。 本実施形態の燃料電池システムの運転停止時に実行される基本的な制御フローを示す図である。 図2の制御フローを適用した場合の動作例を示す図である。 本実施形態の第1の変形例に係る制御フローを示す図である。 本実施形態の第2の変形例に係る制御フローを示す図である。 本実施形態の第3の変形例に係る制御フローを示す図である。 本実施形態の第4の変形例に係る制御フローを示す図である。 図4〜図7の各変形例を適用した場合の原燃料流量の波形例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した燃料電池システムの形態の一例であって、本発明が本実施形態の内容により限定されることはない。
図1は、本実施形態の燃料電池システム1の構成例を示している。図1に示すように、燃料電池システム1に設けられた断熱容器C内には、燃料電池スタック10、改質器11、上部燃焼層12、下部燃焼層13、温度センサ14が一体的に収容されている。また、燃料電池システム1において、断熱容器Cの周囲には、制御部20、水ポンプ21、水管路22、燃料ポンプ23、原燃料管路24、空気ポンプ25、空気管路26、パワーコントローラ27が設けられている。なお、実際の燃料電池システム1には、他にも多くの構成要素が含まれるが、図1では省略している。
燃料電池スタック10は、燃料電池の構成単位である燃料電池セルを複数個積層して形成される。燃料電池セルは、燃料ガス中の水素と空気中の酸化剤ガス(酸素)の電気化学反応を利用して、燃料極であるアノードと空気極であるカソードとの間に起電力を発生する。燃料電池スタック10としては、コジェネレーションシステムに導入可能な多様な方式を採用可能であるが、一例として、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いることができる。なお、図1において、燃料電池スタック10に代え、単位の燃料電池セルのみを設ける場合であっても本発明の適用が可能である。
改質器11は、炭化水素を含む原燃料を水蒸気により改質し、改質後の燃料ガスを燃料電池スタック10に送り出す。図1には示されないが、改質器11には、燃料ポンプ23から原燃料管路24を介して供給される原燃料を脱硫する脱硫器と、水ポンプ21から水管路22を経由して供給される水を気化して改質に用いる水蒸気を生成する気化器が付随している。燃料電池スタック10では、改質器11から送られる改質後の燃料ガスが各燃料極に導入されるとともに、空気ポンプ25及び空気管路26から送られる空気(酸化剤ガス)が各空気極に導入される。そして、燃料電池スタック10の各単位セルにおける燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応に基づく発電出力は、パワーコントローラ27に送られる。また、燃料電池スタック10に送られた改質後の燃料ガスのうち、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガス(残ガス)が流路P1を経由して上部燃焼層12に送られる。一方、燃料電池スタック10に供給された空気の一部は流路P2を経由して上部燃焼層12に送られる。
ここで、改質器11による水蒸気改質は吸熱反応であって十分に加熱する必要がある。そのため、残ガスを燃焼させる燃焼手段としての上部燃焼層12及び下部燃焼層13により改質器11を十分に加熱するために、改質触媒が充填された改質器11(改質層)を燃焼触媒が充填された上部燃焼層12及び下部燃焼層13により上下から挟んだ3層構造としたものである。上部燃焼層12において残ガスが空気とともに燃焼することにより燃焼熱が発生し、さらに下部燃焼層13において同様の燃焼による燃焼熱が発生する。これにより、上部燃焼層12及び下部燃焼層13により燃焼熱が上下から改質器11に伝達され、その温度が次第に上昇する。燃料電池スタック10から上部燃焼層12及び下部燃焼層13を経由して外部に排出される排気ガスは、熱交換器(不図示)に送られて湯水との間で熱交換が行われる。なお、上部燃焼層12の燃焼熱により、その近傍に位置する燃料電池スタック10を加熱可能な構造になっている。
なお、図1の構成例では、改質器11の上下に燃焼手段としての上部燃焼層12及び下部燃焼層13を配置する構造を示したが、この構造には限られず、改質器11の上側又は下側に燃焼手段としての1層の燃焼層を配置してもよい。
温度センサ14は、燃料電池スタック10の温度と改質器11の温度をそれぞれ計測し、それぞれの計測値を制御部20に送出する温度検知手段である。なお、図1では簡略化のため、1つの温度センサ14を示しているが、実際には燃料電池スタック10と改質器11のそれぞれの近傍に温度センサが設けられる。本実施形態では、温度センサ14の計測値を用いて、燃料電池スタック10の運転停止時に燃料電池スタック10及び改質器11の温度を低下させる制御手法に特徴があるが、その詳細は後述する。なお、かかる処理において、温度センサ14の計測値に代え、後述の他の手段を用いる場合は、温度センサ14を設けなくてもよい。
制御部20は、燃料電池システム1全体の動作を制御する制御手段として機能し、例えば、本実施形態の処理を実現するプログラムを実行可能なマイクロプロセッサや処理に必要なデータを記憶するメモリ等により構成される。制御部20は、燃料電池スタック10の動作状態に応じて、水ポンプ21、燃料ポンプ23、空気ポンプ25に対し、それぞれの流量を制御する制御信号を送出する。水ポンプ21は、水タンク(不図示)に蓄えられている水を水管路22に送り出す。燃料ポンプ23は、外部から取り込まれた原燃料を原燃料管路24に送り出す。空気ポンプ25は、外部から取り込まれた空気を空気管路26に送り出す。なお、水管路22及び原燃料管路24は改質器11に接続され、空気管路26は燃料電池スタック10に接続されている点は上述した通りである。本実施形態では、上述の燃料電池スタック10の運転停止時に、燃料ポンプ23の原燃料流量を間欠制御する点に特徴があるが、詳しくは後述する。さらに、制御部20は、パワーコントローラ27による外部の負荷への電力供給量を制御する。
次に、本実施形態の燃料電池システム1における制御手法の具体例について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、本実施形態の燃料電池システム1の運転停止時に実行される基本的な制御フローを示すとともに、図3は、図2の制御フローを適用した場合の動作例を示している。図2の制御フローにおいては、燃料電池システム1が定常運転の状態にあるとき、制御部20の制御によって運転停止のシーケンスが実行され、燃料電池スタック10の発電が停止される(ステップS10)。このとき、制御部20のタイマー機能に基づいて更新される経過時間のカウントを開始する(ステップS11)。ステップS10、S11は、図3におけるタイミングtaに対応する。図3に示すように、タイミングtaに至るまでは、燃料電池スタック10及び改質器11がそれぞれ一定のスタック温度及び改質器温度を保っているが、タイミングta以降は後述の制御によってスタック温度及び改質器温度がそれぞれ低下し始める。
次いで、温度センサ14の計測値に基づき、燃料電池スタック10におけるスタック温度と所定の上限温度Tmaxとの大小関係を判定する(ステップS12)。上限温度Tmax以上ではガスの拡散速度や反応速度が速いため、とりわけ燃料ガスと酸化剤ガスを完全にガスシールできない構造の燃料電池スタック10の場合、クロスリークによってアノードが還元雰囲気を維持できなくなるためアノードの電極材が劣化する問題がある。そのためこの上限温度Tmaxは、後述の原燃料流量の間欠制御を開始し得るスタック温度の上限値に設定する必要がある。例えば、Tmax=600℃に設定される。ステップS12の判定の結果、スタック温度が上限温度Tmaxを超えているときは、上述の経過時間をリセットする(ステップS13)。続いて、燃料ポンプ23に対する原燃料流量を流量値Faに設定する(ステップS14)。この流量値Faは、燃料電池スタック10及び改質器11のそれぞれの温度を低下させるべく、燃料ポンプ23に対して制御可能な最低の流量値に設定され、初期時点の流量値F0(図3)よりも十分に低い値に設定する必要がある。例えば、Fa=0.5L/minに設定される。なお、図3のタイミングtaの前の初期時点には、例えば、F0=1.8L/minに設定される。
一方、ステップS12の判定の結果、スタック温度が上限温度Tmax以下であるときは、図3におけるタイミングt0に対応し、原燃料流量の間欠制御(ステップS15〜S19)が開始される。まず、ステップS11でカウントが開始された経過時間と、予め設定された期間Pa(図3)との大小関係を判定する(ステップS15)。その結果、経過時間が期間Pa以下であるときは、続いて、上述の経過時間と、予め設定された期間Pb(図3)との大小関係を比較する(ステップS16)。ここで、図3に示すように、期間Paは間欠制御の1周期に相当し、期間Pbは期間Paの前半の期間に相当する。例えば、Pa=10秒、Pb=3秒に設定される。
ステップS16の判定の結果、経過時間が期間Pbに満たないときは、燃料ポンプ23に対する原燃料流量を流量値Faに設定する(ステップS17)。一方、経過時間が期間Pbを超えたときは、燃料ポンプ23に対する原燃料流量の流量値をゼロに設定する(ステップS18)。つまり、ステップS18では、燃料ポンプ23による原燃料流量の供給が一時的に停止される。図3の原燃料流量の波形によれば、間欠制御の1周期である期間Paにおいて、第1の時間帯である前半の期間Pbには燃料ポンプ23の原燃料流量が流量値Faとなり、第2の時間帯である後半の期間(Pb以外の期間)には原燃料の供給が停止(流量値がゼロ)されることがわかる。
また、ステップS15の判定の結果、経過時間が期間Paを超えたときは、間欠制御の1周期が完了するので、経過時間をリセットする(ステップS19)。そして、ステップS14、S17、S18、S19のいずれかに続いて、上述のスタック温度と所定の下限温度Tminとの大小関係を判定する(ステップS20)。この下限温度Tminは、燃料電池スタック10を水蒸気によってパージ可能なスタック温度の最低値に設定する必要がある。例えば、Tmin=400℃に設定される。ステップS20の判定の結果、スタック温度が下限温度Tmin以上であるときは、ステップS12に戻って再び図2の処理を繰り返す。一方、ステップS20の判定の結果、スタック温度が下限温度Tminを下回ったときは、燃料ポンプ23に対する原燃料流量の供給を停止(流量値がゼロ)する(ステップS21)。ステップS21は、図3におけるタイミングt1に対応する。その後、燃料電池スタック10の運転を停止する(ステップS22)。
なお、図2の制御フローには示されないが、水ポンプ21に対する水流量に関しても、燃料ポンプ23に対する原燃料流量の変化に追随させて制御することが望ましい。これは、改質器11の改質反応に用いる原燃料と水蒸気の比率が変動し、S/C(スチームカーボン比)が適正な範囲内に保てなくなることを防止するためである。よって、制御部20では、原燃料流量を増加させるときは水流量も増加させ、原燃料流量を減少させるときは水流量も減少させるような制御を行うことが前提である。同様に、空気ポンプ25に対する流量に対しても、燃料ポンプ23に対する原燃料流量の変化に追随させて制御することが望ましい。
ここで、図3の動作例においては、燃料電池システム1の運転停止時の改質器温度及びスタック温度に関し、図2の制御フローに基づく間欠制御を適用した場合の推移を実線で示すとともに、図2の処理を適用しなかった場合の推移を比較例として点線で示している。図3に示すように原燃料流量は定常運転時には流量値F0を保ち、タイミングtaにおいて、燃料ポンプ23に対して制御可能な最低の流量値Faまで減少する。タイミングt1以降、比較例では流量値Faを保持するのに対し、本実施形態の間欠制御では、期間Pa内で流量値Faとゼロとを交互に繰り返すように制御される。つまり、運転停止に先立って改質後の燃料ガスをパージする際、比較例では最低の流量値Faで原燃料ガスを供給してパージするのに対し、本実施形態の場合は間欠制御によって流量値Faより小さい時間平均値で原燃料ガスを供給してパージする点が異なる。
上述の制御の相違は、改質器温度及びスタック温度の実線と点線の乖離に反映され、本実施形態の制御フローを適用することにより、上部燃焼層12及び下部燃焼層13における単位時間内の燃焼量が減少し、改質器温度及びスタック温度を短時間で低下させることができる。よって、燃料電池スタック10の運転が停止するのは、本実施形態の制御フローを適用したときはタイミングt1であり、比較例のタイミングt2に比べて大幅に早めることができる。ここで、間欠制御時の改質器11に着目すると、上部燃焼層12及び下部燃焼層13から受ける燃焼熱が減少したとき、本来は改質器11の改質反応が不十分になる恐れがある。しかし、改質器11は熱伝導率が小さいため、加熱時に上部燃焼層12と下部燃焼層13からの距離に応じた温度分布が生じる。そのため、本実施形態の間欠制御時に原燃料流量の時間平均値が減少したとしても、原燃料流量が流量値Faに制御される期間Pbに受け取った熱量は、原燃料流量の供給が停止される期間において改質器11の表面近傍から内部まで伝達することになるので、改質器11の改質反応を比較的安定化させることができる。
以上のように、本実施形態の燃料電池システム1の運転停止時に上述の制御フローを実行することにより、燃料電池スタック10を所定の温度まで降温させるのに要する時間を短縮するとともに、改質器11による水蒸気改質によって、燃料電池スタック10に滞留している燃料ガスを確実にパージすることができる。このとき、制御部20の燃料ポンプ23に対する制御は、改質器11への原燃料流量が流量値Faとゼロとを交互に繰り返すので、流量値の時間平均値を低減してトータルの発電効率を向上させることができる。なお、本実施形態では、流量値Faを、燃料ポンプ23に対して制御可能な最低の流量値にする場合を説明したが、原燃料流量の時間平均値が最低の流量値より低ければ、流量値Faより大きい流量値を設定してもよい。また、上述したような改質器11への燃焼熱による温度分布を考慮すると、円滑な改質反応を維持できるため、アノードの電極材の劣化等に起因する信頼性の低下を防止することができる。
本実施形態において、上述の効果が得られる限り、期間Pa、Pbは多様な設定が可能である。なお、図2の制御フローにおいては期間Pa、Pbが予め設定されているので、期間Pa、Pbに対応するデータを制御部20により読み出し可能なメモリ内に構成したデータテーブルに保持しておくことができる。このデータテーブルの内容は、燃料電池スタック10及び改質器11の動作を事前に解析しておくことで作成することができる。そして、図2の制御フローの実行時に、制御部20がデータテーブルを適宜参照して、読み出しデータに基づいて期間Pa、Pbに対応する経過時間をカウントすればよい。
本実施形態の燃料電池システム1の運転停止時においては、図2に示す基本的な制御フローに限られることなく、多様な変形例を適用することができる。図4〜図7は、本実施形態の制御手法として適用可能な代表的な変形例のいくつかの制御フローを示すとともに、図8は、図4〜図7の各変形例を適用した場合の原燃料流量の波形例を示している。図4〜図7の各変形例に係る制御フローの多くは図2の制御フローと共通であるので、以下では主に異なる点について説明する。なお、図8の各波形は、図3の動作例のうちタイミングt0からタイミングt1に至る範囲内の原燃料流量の波形に対応する。
図4は、本実施形態の第1の変形例に係る制御フローを示している。第1の変形例において図2の制御フローとの相違は、ステップS12、S15の間にステップS100〜S102を挿入した点である。すなわち、ステップS12の判定の結果、スタック温度が上限温度Tmax以下であるときは、続いて、スタック温度と所定の切り替え温度Tsとの大小関係を判定する(ステップS100)。この切り替え温度Tsは、間欠制御の1周期を短い期間から長い期間に切り替えるときの温度であり、上限温度Tmaxと下限温度Tminとの間の温度に設定する必要がある。例えば、Ts=500℃に設定される。ステップS100の判定の結果、スタック温度が切り替え温度Tsを超えているときは、間欠制御の1周期である期間Paを所定の期間Pa1に設定し(ステップS101)、スタック温度が切り替え温度Ts以下であるときは、上述の期間Paを期間Pa1より長い期間Pa2に設定する(ステップS102)。例えば、Pa1=10秒、Pa2=15秒に設定される。ステップS101又はS102に続いて、ステップS15に移行する。ステップS100〜S102以外の処理は図2で説明した通りであるため、説明を省略する。
第1の変形例を適用したときの原燃料流量は、例えば、図8(a)に示す波形で変化する。すなわち、間欠制御が始まるタイミングt0(図3)と原燃料の供給を停止するタイミングt1(図3)との間において、スタック温度が切り替え温度Tsに達するタイミングtsを境にして、前半のタイミングt0〜tsの間は間欠制御の1周期が期間Pa1(例えば10秒)であるが、後半のタイミングts〜t1の間は間欠制御の1周期が期間Pa2(例えば15秒)と長くなる。なお、いずれの期間Pa1、Pa2が設定されたとしても、原燃料流量を流量値Faに制御する期間Pbは一定(例えば、3秒)であるため、期間Pa1、Pa2の切り替えにより原燃料流量の時間平均値が低下方向に変化する。従って、第1の変形例により、温度が比較的高い時間帯においては改質反応を安定化して確実にパージを行うために原燃料流量の時間平均値を高く保ち、ある程度時間が経過して温度が比較的低下する時間帯においては迅速に冷却を行うために原燃料流量の時間平均値を低くすることができる。
図5は、本実施形態の第2の変形例に係る制御フローを示している。第2の変形例において図2の制御フローとの相違は、ステップS12、S15の間にステップS110〜S112を挿入した点である。すなわち、ステップS12の判定の結果、スタック温度が上限温度Tmax以下であるときは、続いて、スタック温度と所定の切り替え温度Tsとの大小関係を判定する(ステップS110)。この切り替え温度Tsは、間欠制御の1周期内の第1の時間帯(期間Pb)を長い期間から短い期間に切り替えるときの温度であり、第1の変形例の切り替え温度Tsと同様に設定することができる(例えば、Ts=500℃)。ステップS110の判定の結果、スタック温度が切り替え温度Tsを超えているときは、間欠制御の1周期内の期間Pbを所定の期間Pb1に設定し(ステップS111)、スタック温度が切り替え温度Ts以下であるときは、間欠制御の1周期内の期間Pbを期間Pb1より短い期間Pb2に設定する(ステップS112)。例えば、Pb1=3秒、Pb2=2秒に設定される。ステップS111又はS112に続いて、ステップS15に移行する。ステップS110〜S112以外の処理は図2で説明した通りであるため、説明を省略する。
第2の変形例を適用したときの原燃料流量は、例えば、図8(b)に示す波形で変化する。図8(b)においては、図8(a)と同様のタイミングt0、t1の間において、スタック温度が切り替え温度Tsに達するタイミングtsを境にして、前半のタイミングt0〜tsの間には原燃料を供給する期間Pb1(例えば3秒)が長く、後半のタイミングts〜t1の間には期間Pb2(例えば2秒)と短くなる。第2の変形例では、第1の変形例とは異なり、間欠制御の1周期は常に一定の期間Pa(例えば10秒)に設定されるので、期間Pb1、Pb2の切り替えにより原燃料流量の時間平均値が低下方向に変化する。従って、第2の変形例により、第1の変形例と同様の作用が得られ、温度が高い時間帯における改質反応の安定化と温度が低下する時間帯における冷却の迅速化を両立することができる。
図6は、本実施形態の第3の変形例に係る制御フローを示している。第3の変形例は、第1の変形例と第2の変形例を組み合わせた制御を行う。すなわち、図6に示すように、ステップS12、S15の間に挿入したステップS120〜122により、図4のステップS100〜S102と図5のステップS110〜S112の両方が一体的に組み込まれている。よって、スタック温度が切り替え温度Tsを超えているときは(ステップS120:YES)、間欠制御の1周期である期間Paが短い期間(Pa1)に設定されると同時に第1の時間帯である期間Pbが長い期間(Pb1)に設定される。一方、スタック温度が切り替え温度Ts以下に低下したときは(ステップS120:NO)、期間Paが長い期間(Pa2)に切り替えられると同時に期間Pbが短い期間(Pb2)に切り替えられる。それ以外の処理は図2で説明した通りであるため、説明を省略する。
第3の変形例を適用したときの原燃料流量は、例えば、図8(c)に示す波形で変化する。図8(c)においては、スタック温度が切り替え温度Tsに達するタイミングtsを境にして、前半のタイミングt0〜tsの間には、間欠制御の1周期が期間Pa1と短くかつ原燃料を供給する期間Pb1が長く、後半のタイミングts〜t1の間には、間欠制御の1周期が期間Pa2と長くかつ原燃料を供給する期間Pb2が短くなる。よって、図8(c)においては、図8(a)(b)と比べると、前半の原燃料流量の時間平均値が相対的に大きくなり、後半の原燃料流量の時間平均値が相対的に小さくなるため、第3の変形例により、第1及び第2の変形例の作用を一層促進することができる。
図7は、本実施形態の第4の変形例に係る制御フローを示している。第4の変形例は、第1の変形例と第2の変形例を組み合わせた制御を行うが、第3の変形例とは異なり、期間Pa、Pbを別々に設定するものである。すなわち、図7のステップS12、S15の間に挿入したステップS130〜135により、図5のステップS110〜S112と図4のステップS100〜S102とが順番に組み込まれている。このうち、ステップS130の判定に用いる切り替え温度Tsは、図4のステップS100及び図5のステップS110と共通であるのに対し、ステップS133の判定に用いる切り替え温度Tssは、切り替え温度Tsと異なる温度に設定される。例えば、Ts=500℃、Tss=450℃に設定される。なお、図7のステップS131、S132は図5のステップS111、112と共通であり、図7のステップS134、S135は図4のステップS101、102と共通である。それ以外の処理は図2で説明した通りであるため、説明を省略する。
第4の変形例を適用したときの原燃料流量は、例えば、図8(d)に示す波形で変化する。図8(d)においては、スタック温度が切り替え温度Tsに達するタイミングts1と、さらにスタック温度が低下して切り替え温度Tssに達するタイミングts2とをそれぞれ境にして、3段階で波形が変化する。最初のタイミングt0〜ts1の間には、間欠制御の1周期が期間Pa1と短くかつ原燃料を供給する期間Pb1が長く、次のタイミングts1〜ts2の間には、間欠制御の1周期が期間Pa1と変化せずかつ原燃料を供給する期間Pb2が短くなり、最後のタイミングts2〜t1の間には、間欠制御の1周期が期間Pa2と長くなりかつ原燃料を供給する期間Pb2は変化しない。つまり、原燃流量の時間平均値は3段階で次第に小さくなっていくため、第4の変形例により、きめ細かく原燃料流量を制御することができる。
以上、本実施形態に基づき本発明の内容を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で多様な変更を施すことができる。例えば、本実施形態では、温度センサ14により計測した温度計測値を用いて制御を行う例を示しているが、これには限定されず、他の手段により制御を行ってもよい。例えば、燃料電池スタック10の内部抵抗を検知し、内部抵抗を所定の抵抗値と比較することで、制御を行うことができる。本実施形態において、図1に示す燃料電池システム1の構成例や、図2及び図4〜図7に示す制御フローはいずれも一例であるので、同様の目的を達成できる限り適宜に変更可能であることは言うまでもない。
1…燃料電池システム
10…燃料電池スタック
11…改質器
12…上部燃焼層
13…下部燃焼層
14…温度センサ
20…制御部
21…水ポンプ
22…水管路
23…燃料ポンプ
24…原燃料管路
25…空気ポンプ
26…空気管路
27…パワーコントローラ
C…断熱容器

Claims (8)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学的に反応させて発電する燃料電池と、
    原燃料を水蒸気により改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、
    前記燃料電池での電気化学反応後の余剰の前記燃料ガスを燃焼させて前記改質器を加熱する燃焼手段と、
    前記改質器に前記原燃料を送り出す燃料ポンプと、
    前記燃料電池の動作状態に応じて前記燃料ポンプを制御する制御手段と、
    前記燃料電池の温度を検知する温度検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料電池の所定の温度範囲内で、第1の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を行うとともに、第2の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を停止し、前記第1の時間帯と前記第2の時間帯とを交互に繰り返し、
    前記制御手段は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記燃料ポンプを制御し、前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料電池の温度が第1の温度を下回ったとき、前記第1の時間帯と前記第2の時間帯とを交互に繰り返す制御を開始するとともに、前記燃料電池の温度が前記第1の温度より低い第2の温度を下回ったとき、前記燃料ポンプを停止し、
    前記第1の温度は、前記第2の温度から600℃の範囲内に設定される、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記制御手段は、前記第1及び第2の時間帯における前記原燃料の流量の時間平均値が、前記燃料ポンプにより制御可能な下限値より小さくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御手段は、前記第1の時間帯において前記原燃料の流量を前記下限値に設定し、前記第2の時間帯において前記原燃料の供給を停止することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御手段は、時間の経過に伴って前記第1の時間帯が短くなるように制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御手段は、時間の経過に伴って前記第2の時間帯が長くなるように制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御手段は、時間の経過に伴って前記第1及び第2の時間帯の繰り返し周期が長くなるように制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記改質器に水を送り出す水ポンプと、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを送り出す空気ポンプと、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記水ポンプと、前記空気ポンプとをそれぞれ制御し、前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料ポンプの制御に連動して前記水ポンプ及び前記空気ポンプを制御することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  8. 酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学的に反応させて発電する燃料電池と、
    原燃料を水蒸気により改質して前記燃料ガスを生成する改質器と、
    前記燃料電池での電気化学反応後の余剰の前記燃料ガスを燃焼させて前記改質器を加熱する燃焼手段と、
    前記改質器に前記原燃料を送り出す燃料ポンプと、
    前記燃料電池の動作状態に応じて前記燃料ポンプを制御する制御手段と、
    を備えた燃料電池システムの運転停止方法において、
    前記燃料電池の運転停止時に前記燃料電池を降温させる際、前記燃料電池の発電を停止した後も燃料ポンプの動作を続け、
    前記燃料電池が第1の温度を下回ったとき、第1の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を行うとともに、第2の時間帯においては前記燃料ポンプによる前記原燃料の供給を停止し、前記第1の時間帯と前記第2の時間帯とを交互に繰り返し、
    前記燃料電池が前記第1の温度より低い第2の温度を下回ったとき、前記燃料ポンプを停止し、
    前記第1の温度は、前記第2の温度から600℃の範囲内に設定される、
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転停止方法。
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