JP6014473B2 - レーダアンテナ及びレーダアンテナの製造方法 - Google Patents

レーダアンテナ及びレーダアンテナの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、誘電体を有するアンテナ部を備えたレーダアンテナに関する。
従来から、アンテナ部と、筐体部と、を備えるレーダアンテナが知られている。アンテナ部は、電波を外部へ放射する。筐体部には、前記アンテナ部を回転させるモータや、前記アンテナ部へ電波を供給する同軸ケーブル等が内蔵されている。
また、アンテナ部には様々な種類が存在するが、例えば、開口部の断面が徐々に広くなるような形状(ホーン形状、ラッパ形状)のアンテナ部が従来から知られている。このホーン形状のアンテナ部を支持する場合、ホーン部分の真下や後ろ等に金属等を配置してもビーム形成に影響がないことが知られている。そのため従来では、ホーン形状のアンテナ部を安定的に支持するために、アンテナ部を筐体に直接的(取付板を介する程度)に取り付けることが一般的である。
また、特許文献1は、誘電体を有するアンテナ部を開示する。このアンテナ部は、2枚の誘電体平板を向かい合わせて構成される誘電体導波機構を備えている。
特公平3−42723号公報
しかし、特許文献1のように誘電体を含むアンテナ部は、周囲に金属等が配置されると、ビーム形成を適切に行うことができなくなる。従って、従来のホーン形状のアンテナ部とは異なり、誘電体を含むアンテナ部は、筐体の近傍に配置しないことが好ましい。
この点、特許文献1の構成は、誘電体を含むアンテナ部の形状を開示するにとどまり、当該アンテナ部をどのように支持するかまでは開示していない。以上により、誘電体を含むアンテナ部を支持するための適切な構成が望まれていた。
なお、特許文献1では、誘電体平板としてFRPを用いる旨を開示するが、FRPをアンテナ部の誘電体導波機構とする構成のみが開示されており、他の部材にFRPを用いる旨は開示されていない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、誘電体を含むアンテナ部を備え、ビーム形成に悪影響を与えないように当該アンテナ部を支持可能なレーダアンテナを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成のレーダアンテナが提供される。即ち、このレーダアンテナは、アンテナ部と、筐体部と、アンテナ支持部と、を備える。前記アンテナ部は、電波放射方向の前方に誘電体が設けられる。前記筐体部は、前記アンテナ部へ電波を供給する。アンテナ支持部は、前記アンテナ部と前記筐体部との間に取り付けられ、前記アンテナ部を前記筐体部から離間するFRP製の部材である。
これにより、筐体部からアンテナ部を離すことができるので、ビーム形成を適切に行うことができる。更に、電気特性に優れるFRPでアンテナ支持部を構成することで、ビーム形成への影響を一層軽減することができる。また、FRPを用いることにより、軽量性、耐熱性、耐腐食性を有するアンテナ支持部を実現できる。
前記のレーダアンテナにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記アンテナ支持部は、支持台と、取付台と、複数の支持棒と、を備える。前記支持台は、前記筐体部に取り付けられる。前記取付台は、前記アンテナ部に取り付けられる。前記複数の支持棒は、前記支持台と前記取付台とを接続する。
これにより、簡単な構成で筐体部からアンテナ部を離すことができる。また、アンテナ部を筐体から離すことで、風の影響を受け易くなる。しかし、上記の構成は複数の支持棒の間から風を通過させることができるので、レーダアンテナを安定的に支持することができる。
前記のレーダアンテナにおいては、前記アンテナ支持部は、FRP製の部材同士を重ね合わせて接続することで作成されることが好ましい。
これにより、個別に部品を作成してネジ等で止める構成と比較して、強度を向上させることができる。
前記のレーダアンテナにおいては、隣接する2本の前記支持棒の少なくとも一部ずつと、前記支持台のうち当該2本の前記支持棒に挟まれた部分と、を1枚のFRPで形成することが好ましい。
これにより、負荷が集中し易い部分を分割構成ではなく一体構成にすることができるので、強度を向上させることができる。
前記のレーダアンテナにおいては、端部に配置された前記支持棒の少なくとも一部と、前記支持台の端部と、を1枚のFRPで形成することが好ましい。
これにより、負荷が集中し易い部分を分割構成ではなく一体構成にすることができるので、強度を向上させることができる。
前記のレーダアンテナにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記アンテナ支持部は、前記支持棒を2つ備える。前記支持台における前記支持棒の間隔が、前記取付台における前記支持棒の間隔よりも狭い。
これにより、支持棒が2本であっても、アンテナ部を安定的に支持することができる。
前記のレーダアンテナにおいては、前記支持棒の外観が円柱状であることが好ましい。
これにより、風を後方に受け流すことができるので、アンテナ部を一層安定的に支持することができる。
前記のレーダアンテナにおいては、前記アンテナ支持部は、前記アンテナ部に近づくに従って電波放射方向の後方側に近づくように傾斜していることが好ましい。
一般的に、アンテナ支持部は、誘電体を備えるアンテナ部を支持する場合は、電波特性の影響を抑えるために、電波放射方向の後方側を支持する。従って、アンテナ支持部を上述のように傾斜させることで、アンテナ部の重心と、アンテナ部の回転中心と、を近づけることができる。従って、アンテナ部を安定的に支持することができる。
前記のレーダアンテナにおいては、前記支持棒のうち少なくとも1つは、前記アンテナ部の長手方向に向かって傾斜していることが好ましい。
これにより、アンテナ部を中央で支持する構成と比較して、アンテナ部をより安定的に支持することができる。
前記のレーダアンテナにおいては、前記支持棒は中空状であることが好ましい。
これにより、FRPを用いる場合は、中空状の部材を作成する方が中実状の部材を作成するよりも手間が掛からないので、アンテナ支持部の製造コストを低減することができる。また、アンテナ支持部を軽くすることができる。
本発明の第2の観点によれば、以下のレーダアンテナの製造方法が提供される。即ち、このレーダアンテナの製造方法は、アンテナ支持部製造工程と、アンテナ支持部取付工程と、アンテナ部取付工程と、を含む。前記アンテナ支持部製造工程では、FRPで作成した部品同士を重ね合わせて接続して、アンテナ部を筐体部から離間するためのアンテナ支持部を作成する。前記アンテナ支持部取付工程では、アンテナ部が放射する電波を供給する筐体部に、前記アンテナ支持部を取り付ける。前記アンテナ部取付工程では、前記アンテナ支持部に、電波放射方向の前方に誘電体が設けられたアンテナ部を取り付ける。
これにより、筐体部からアンテナ部を離すことができるので、ビーム形成を適切に行うことができるレーダアンテナを製造することができる。
本発明の一実施形態に係るレーダアンテナの概略正面図。 レーダアンテナの概略側面図。 アンテナ支持部の正面図。 アンテナ支持部の断面斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るレーダアンテナの概略正面図である。図2は、レーダアンテナの概略側面図である。
レーダアンテナ10は、パルス状の電波を放射するとともに、この放射した電波の反射波を受信する。レーダアンテナ10は、水平面内で回転しながら、電波の送受信を繰り返し行うように構成されている。レーダアンテナ10が受信した反射波は、図略の送受信部や指示器等で解析される。これにより、レーダアンテナ10の周囲の物標の位置及び速度等を取得することができる。
図1及び図2に示すように、レーダアンテナ10は、筐体部20と、アンテナ支持部30と、誘電体を有するアンテナ部40と、を備える。
筐体部20は、様々な装置が収容された箱状の部材である。筐体部20は、例えば、アンテナ部40を回転させるための回転軸21を駆動するモータや、アンテナ部40が放射する電波を生成する回路やマグネトロン等を備えている。また、筐体部20とアンテナ部40とは同軸ケーブル(又は導波管等)で接続されており、アンテナ部40は、筐体部20が供給した電波を外部に放射することができる。
上述のように、誘電体を有するアンテナ部40は、電波放射方向の前方又は前斜め方向に金属等が存在すると適切にビーム形成を行うことができない。本実施形態では、この点を考慮して、FRP(繊維強化プラスチック)製のアンテナ支持部30を備える。
アンテナ支持部30は、アンテナ部40を筐体部20から離間する。これにより、筐体部20がビーム形成に与える影響を軽減することができる。なお、この離間する量は、放射する電波の1波長以上であることが好ましい(送信周波数が3GHzである場合は約10cm)。また、FRPは電波に影響を与えにくいという特性を有しているため、ビーム形成に影響を及ぼすことは殆どない。なお、アンテナ支持部30の材質は、電波に与える影響を考慮すると、FRPの中でもGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)であることが好ましい。
また、FRP(GFRP)は、電波に与える影響が小さいだけでなく、軽量性、耐熱性、対腐食性にも優れる。特に、本実施形態は船舶用レーダ装置に用いられるので、強風を受けたり海水が掛かったりすることも考えられるため、FRPは好適である。
以下、アンテナ支持部30の具体的な構成について説明する。図1及び図3に示すように、アンテナ支持部30は、支持台31と、支持棒32,33と、取付台34と、カバー35と、を備える。また、支持棒32,33には、それぞれ中空部32a,33a及び固定部32b,33bが形成されている。
支持台31は、筐体部20に取り付けられる板状の部材である。支持台31には、2本の支持棒32,33が接続されている。
支持棒32,33は、円筒状の部材(外観が円柱状の部材)であり、支持台31と取付台34とを接続するように形成されている。また、支持棒32,33は、支持台31側における支持棒32,33の間隔よりも、取付台34側(アンテナ部40側)における支持棒32,33の間隔が広くなるように配置されている(略V字状に配置されている)。言い換えると、支持棒32,33は、取付台34(アンテナ部40)に近づくに従って、長手方向端部(図1を参照)に近づくように傾斜している(アンテナ部40の長手方向に向かって傾斜している)。
また、支持棒32,33は、図2に示すように、取付台34(アンテナ部40)に近づくに従ってアンテナ部40の後方側(電波放射方向の後方側)に近づくように傾斜している。これは、以下の理由によるものである。
即ち、誘電体を有するアンテナ部40は、ビーム形成に影響を与えることを防ぐために、電波放射方向の前方側にアンテナ支持部30が位置することは好ましくない。従って、アンテナ支持部30は、アンテナ部40の後方側を支持する。
そのため、仮に、アンテナ支持部30が垂直に延びている場合、アンテナ部40の重心と、アンテナ部40を回転させるときの回転中心と、が大きく離れてしまう。この場合、回転中のアンテナ部40を安定的に支持することが難しくなる。
この点、本実施形態では、支持棒32,33を電波放射方向の後方側に傾斜させることで、アンテナ部40の重心と、アンテナ部40の回転中心と、を近づけることができる。従って、回転中のアンテナ部40を安定的に支持することができる。
また、支持棒32,33には、それぞれ、中空部32a,33aと、固定部32b,33bと、が形成されている。
中空部32a,33aは、円筒状に構成される支持棒32,33の中空状の部分である。FRPは、部材を厚くするためには何層もFRPを形成していく必要があるため、中空状の部材を作成する方が中実状の部材を作成するよりも安価に製造できる。
固定部32b,33bは、取付台34との接触部分において形成された平板状の部分である。固定部32b,33bには、貫通孔が形成されており、この貫通孔に固定具(ボルト等)を差し込むことで、取付台34に支持棒32,33を固定することができる。
取付台34は、支持棒32,33とアンテナ部40との間に配置される。取付台34は、断面L字状の細長状の部材であり、アンテナ部40の下面(筐体部20側の面)及び後面(電波放射方向の後方側の面)と接触するようにして、当該アンテナ部40に取り付けられる。なお、取付台34を断面L字状にすることにより、アンテナ部40を確実に固定できる他、取付台34の強度を向上させることができる。
カバー35は、支持棒32と支持棒33との間を覆っている。
アンテナ部40は、エンドフィード型のスロットアレイアンテナであり、図2に矢印で示す方向に電波を放射可能である。図2等に示すように、アンテナ部40は、アンテナケース41と、放射部42と、複数の誘電体部43と、を備える。
アンテナケース41は、アンテナ部40を構成する各部材を覆うためのケースである。なお、レーダアンテナ10の内部を見易くするために、図2等においては、アンテナケース41の輪郭のみを示している。
放射部42は、同軸ケーブル等によって供給された電波を外部へ放射する。放射部42は、例えば、アンテナ部40の長手方向に沿って形成される放射用導波管等から構成される。放射用導波管は、金属製の管状の部材であり、スリットが所定の間隔で形成されている。放射用導波管は、同軸ケーブル等によって供給された電波を、このスリットから外部(電波放射側)へ放射する。
アンテナ部40の電波放射側の前方には、発泡誘電体等を素材とする誘電体部43が配置されている。具体的には、所定の間隔を空けて互いに平行に配置された2枚の誘電体の外側に、更に2枚の誘電体が配置されている。放射部42が放射する電波は、この誘電体部43の間隔に応じて指向角(垂直方向のビーム幅)が抑えられる。なお、指向角は、誘電体部43の間隔だけでなく、誘電率を変更することによっても調整することができる。
以上の構成により、レーダアンテナ10は、マグネトロン等を用いて発生させた電波を、所定の指向角で外部に放射することができる。
次に、アンテナ支持部30の作成方法について図3等を参照して、説明する。なお、図を見易くするために、図3においては、カバー35を非表示にしている。
本実施形態では、ビーム形成を適切に行うために、FRP製のアンテナ支持部30によって、アンテナ部40を筐体部20から離間する。しかし、一般的に、支持棒を用いてアンテナ部40を離間すると、当該支持棒の端部に応力が集中し、支持棒の端部が破断してしまうことが考えられる。
この点、本実施形態では、支持棒32,33と、支持台31と、を以下の方法で作成することで、上記の破断を防止する。具体的には、図3に示す太線の矢印で示した部分を1枚のFRPで形成する。
つまり、図3の(1)に示すように、本実施形態では、支持棒32,33の一部(少なくとも取付台34側の面を含む部分)と、支持台31の一面(少なくとも取付台34側の面を含む部分)と、を1枚のFRPで一体的に形成する。ここで、FRPの製造方法は、外型を用いて外側から層を重ねていく方法が一般的である。従って、(1)で示す部分を作成するためには、該当する型を利用してFRPを形成していくだけで良い。
また、本実施形態では、図3の(2)及び(3)に示す箇所、つまり支持棒32,33の一部(少なくとも筐体部20側の面を含む部分)と、支持台31の一面(少なくとも側面を含む部分)と、を1枚のFRPで一体的に形成する。(2)及び(3)で示す箇所も、(1)で示す箇所と同様に、該当する型を利用してFRPを形成していくだけで良い。なお、アンテナ支持部30の強度等の観点から、図3の矢印で示す方向と、ガラス繊維の方向と、を一致させることが好ましい。
次に、作業者は、上記のようにして作成した3つの部材をそれぞれ重ね合わせた上で、接続箇所に再びFRPを形成する。これにより、力が集中する部分を一体的な構成としたアンテナ支持部30が作成される。このようにアンテナ支持部30を一体的な構成とすることで、支持棒32,33と支持台31との接続部分における破断を防止できる。
以上に説明したように、本実施形態のレーダアンテナ10は、アンテナ部40と、筐体部20と、アンテナ支持部30と、を備える。アンテナ部40は、電波放射方向の前方に誘電体部43が設けられる。筐体部20は、アンテナ部40へ電波を供給する。アンテナ支持部30は、アンテナ部40と筐体部20との間に取り付けられ、アンテナ部40を筐体部20から離間するFRP製の部材である。
これにより、筐体部20からアンテナ部40を離すことができるので、ビーム形成を適切に行うことができる。更に、電気特性に優れるFRPでアンテナ支持部30を構成することで、ビーム形成への影響を一層軽減することができる。また、FRPを用いることにより、軽量性、耐熱性、耐腐食性を有するアンテナ支持部30を実現できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
支持棒32,33の数は2つに限られず、1つであっても良いし、3つ以上であっても良い。また、アンテナ支持部30は、支持棒ではなく、例えば箱状の部材で高さを調整する構成であっても良い。
支持棒32,33の設置角度は任意であり、電波放射方向の後方及び長手方向に向かって傾斜していなくても良い。また、支持棒32,33の形状は、円筒状に限られず、円柱状、断面矩形状であっても良い。
1枚のFRPで形成する範囲は任意であり、アンテナ支持部30の構成及び形状等に応じて、適宜変更することができる。
本発明は、船舶用のレーダアンテナに限られず、他の移動体(航行体)に設けるレーダアンテナに適用することができる。また、固定点で観測を行うレーダ装置のレーダアンテナにも適用することができる。
10 レーダアンテナ
20 筐体部
30 アンテナ支持部
31 支持台
32,33 支持棒
32a,33a 中空部
32b,33b 固定部
34 取付台
40 アンテナ部
41 アンテナケース
42 放射部
43 誘電体部

Claims (11)

  1. 電波放射方向の前方に誘電体が設けられたアンテナ部と、
    前記アンテナ部へ電波を供給する筐体部と、
    前記アンテナ部と前記筐体部との間に取り付けられ、前記アンテナ部を前記筐体部から離間するFRP製のアンテナ支持部と、
    を備えることを特徴とするレーダアンテナ。
  2. 請求項1に記載のレーダアンテナであって、
    前記アンテナ支持部は、
    前記筐体部に取り付けられる支持台と、
    前記アンテナ部に取り付けられる取付台と、
    前記支持台と前記取付台とを接続する複数の支持棒と、
    を備えることを特徴とするレーダアンテナ。
  3. 請求項2に記載のレーダアンテナであって、
    前記アンテナ支持部は、FRP製の部材同士を重ね合わせて接続することで作成されることを特徴とするレーダアンテナ。
  4. 請求項3に記載のレーダアンテナであって、
    隣接する2本の前記支持棒の少なくとも一部ずつと、前記支持台のうち当該2本の前記支持棒に挟まれた部分と、を1枚のFRPで形成することを特徴とするレーダアンテナ。
  5. 請求項3又は4に記載のレーダアンテナであって、
    端部に配置された前記支持棒の少なくとも一部と、前記支持台の端部と、を1枚のFRPで形成することを特徴とするレーダアンテナ。
  6. 請求項2から5までの何れか一項に記載のレーダアンテナであって、
    前記アンテナ支持部は、前記支持棒を2つ備え、
    前記支持台における前記支持棒の間隔が、前記取付台における前記支持棒の間隔よりも狭いことを特徴とするレーダアンテナ。
  7. 請求項2から6までの何れか一項に記載のレーダアンテナであって、
    前記支持棒の外観が円柱状であることを特徴とするレーダアンテナ。
  8. 請求項2から7までの何れか一項に記載のレーダアンテナであって、
    前記支持棒のうち少なくとも1つは、前記アンテナ部の長手方向に向かって傾斜していることを特徴とするレーダアンテナ。
  9. 請求項2から8までの何れか一項に記載のレーダアンテナであって、
    前記支持棒は中空状であることを特徴とするレーダアンテナ。
  10. 請求項1から7までの何れか一項に記載のレーダアンテナであって、
    前記アンテナ支持部は、前記アンテナ部に近づくに従って電波放射方向の後方側に近づくように傾斜していることを特徴とするレーダアンテナ。
  11. FRPで作成した部品同士を重ね合わせて接続して、アンテナ部を筐体部から離間するためのアンテナ支持部を作成するアンテナ支持部製造工程と、
    アンテナ部が放射する電波を供給する筐体部に、前記アンテナ支持部を取り付けるアンテナ支持部取付工程と、
    前記アンテナ支持部に、電波放射方向の前方に誘電体が設けられたアンテナ部を取り付けるアンテナ部取付工程と、
    を含むことを特徴とするレーダアンテナの製造方法。
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