JP6014104B2 - 交通管制訓練シナリオ作成装置、交通管制訓練装置及び交通管制訓練シナリオ作成プログラム - Google Patents

交通管制訓練シナリオ作成装置、交通管制訓練装置及び交通管制訓練シナリオ作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、交通管制交信の訓練に用いられる交通管制訓練シナリオ作成装置、交通管制訓練装置及び交通管制訓練シナリオ作成プログラムに関する。
航空機のパイロットと航空管制官との間での航空交通管制に代表される交通管制交信は、その交通システムの運用上、正確かつ速やかに行われる必要がある。
そこで、主に管制官用として、所定の訓練シナリオに沿って模擬的な交通管制交信を行うことができる訓練装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−347558号公報 特開2004−212238号公報
しかしながら、上記従来の技術では、訓練シナリオが基本的に装置のプログラム中に組み込まれてしまっている。そのため、訓練シナリオの編集は、予めプログラムに設定された範囲内であれば可能であるものの、プログラムに通じていないユーザが自由に行うことはできず、つまり、ユーザが所望の訓練シナリオを作成することは困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、従来に比べ、交通管制交信の訓練シナリオを容易に作成可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、交通管制交信の訓練シナリオを作成する交通管制訓練シナリオ作成装置であって、
表示手段と、
前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を含む複数種類の処理を設定するための複数種類の設定フォームに対応する複数種類のフォーム作成ボタンを前記表示手段に表示させ、
ユーザにより前記フォーム作成ボタンが操作された場合に、当該操作されたフォーム作成ボタンに対応する設定フォームを前記表示手段に表示させ、
ユーザにより、前記表示手段に表示された複数の設定フォーム間で前記訓練シナリオ中における各処理を移行させる操作が行われた場合に、当該操作が行われた複数の設定フォーム間を接続する接続線を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の交通管制訓練シナリオ作成装置において、
前記複数種類の設定フォームは、
前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理を設定するための入力フォームと、
前記入力フォームでの処理実行中に当該処理に割り込んで音声入力を受け付ける割り込み処理を前記訓練シナリオ中に設定するための割り込み設定フォームと、
を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、交通管制訓練装置であって、
請求項1又は2に記載の交通管制訓練シナリオ作成装置と、
音声入力手段と、
音声出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の交通管制訓練装置において、
前記複数種類の設定フォームは、前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を設定するための入力フォーム及び出力フォームを含み、
前記入力フォーム及び前記出力フォームは、当該フォームから前記訓練シナリオの実行を開始させるための開始ボタンをそれぞれ有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の交通管制訓練装置において、
前記表示手段に表示された複数の設定フォームは、互いに異なる識別番号を有し、
前記訓練シナリオが実行された場合に、処理が実行された設定フォームの識別番号を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の何れか一項に記載の交通管制訓練装置において、
リアルタイムシミュレータと連動して動作するように構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、交通管制交信の訓練シナリオを作成する交通管制訓練シナリオ作成プログラムであって、
表示手段を備えるコンピュータに、
前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を含む複数種類の処理を設定するための複数種類の設定フォームに対応する複数種類のフォーム作成ボタンを前記表示手段に表示させる機能と、
ユーザにより前記フォーム作成ボタンが操作された場合に、当該操作されたフォーム作成ボタンに対応する設定フォームを前記表示手段に表示させる機能と、
ユーザにより、前記表示手段に表示された複数の設定フォーム間で前記訓練シナリオ中における各処理を移行させる操作が行われた場合に、当該操作が行われた複数の設定フォーム間を接続する接続線を前記表示手段に表示させる機能と、
を実現させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザにより、ディスプレイなどの表示手段に表示されたフォーム作成ボタンが操作されると、訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を含む複数種類の処理を設定するための複数種類の設定フォームのうち、操作されたフォーム作成ボタンに対応する設定フォームが表示される。また、ユーザにより、表示手段に表示された複数の設定フォーム間で訓練シナリオ中における各処理を移行させる操作が行われると、この操作された複数の設定フォーム間を接続する接続線が表示される。
これにより、ユーザは、表示手段上に複数の設定フォームを表示させてその間を接続させることで、各設定フォームに対応した処理が連結された訓練シナリオを容易に作成することができ、また、訓練シナリオの流れを視覚的に容易に把握することができる。
したがって、訓練シナリオがプログラム中に組み込まれていた従来に比べ、交通管制交信の訓練シナリオを容易に作成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、入力フォームでの処理実行中に当該処理に割り込んで音声入力を受け付ける割り込み処理を設定することができるので、ユーザは例えば直前の音声入力をすぐに訂正して言い直すことなどができ、ひいては、訓練シナリオを柔軟に進行させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、入力フォーム及び出力フォームが、当該フォームから訓練シナリオの実行を開始させるための開始ボタンをそれぞれ有するので、例えば作成中の訓練シナリオの内容の検証などを容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、訓練シナリオ実行時には、処理が実行された設定フォームの識別番号が記憶されるので、訓練シナリオ上で訓練者が辿ったルートを把握することができ、例えば模範ルートからの逸脱程度などから訓練者の練度を評価することができる。
請求項6に記載の発明によれば、当該交通管制訓練装置がリアルタイムシミュレータと連動して動作するように構成されているので、訓練者は交通管制交信を含む操作全般を訓練することができる。
交通管制訓練装置の機能構成を示すブロック図である。 訓練シナリオ作成処理の流れを示すフローチャートである。 訓練シナリオ作成処理における(a)システム作成ウィンドウの初期状態を示す図であり、(b)訓練シナリオの完成状態例を示す図である。 (a)入力フォーム、(b)出力フォーム、(c)アクションフォーム、(d)割り込み設定フォームを示す図である。 訓練シナリオ作成処理によって作成された航空機のパイロット用の訓練シナリオの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
まず、本実施形態における交通管制訓練装置10の構成について説明する。
図1は、交通管制訓練装置10の機能構成を示すブロック図である。
交通管制訓練装置10は、交通管制交信の訓練シナリオの作成と、作成した訓練シナリオを用いた訓練の実行を行うものであり、本実施形態においては、特に航空交通管制用として航空機のパイロットまたは航空管制官の訓練に供するものである。
具体的には、図1に示すように、交通管制訓練装置10は、入力部11、表示部12、音声入力部13、音声出力部14、記憶部15、CPU(Central Processing Unit)16等を備え、これら各部がバスで相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
入力部11は、図示しないキー群を有するキーボード110や、ポインティングデバイスであるマウス111を備えており、押下されたキーボード110上のキーの位置やマウス111でのユーザ操作に対応する信号をCPU16に出力する。
表示部12は、ディスプレイ120を備えており、CPU16から入力される表示信号に基づいて各種情報をディスプレイ120に表示する。
音声入力部13は、マイク130を備えており、CPU16から入力される音声入力信号に基づいて、ユーザが発した音声をマイク130から取り込んで記憶部15に保存(録音)する。
音声出力部14は、スピーカー140を備えており、CPU16から入力される音声出力信号に基づいてスピーカー140から音声を出力する。
記憶部15は、交通管制訓練装置10の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU16の作業領域としても機能するメモリである。本実施形態においては、記憶部15は、訓練シナリオ作成プログラム150と、訓練シナリオ実行プログラム151とを記憶している。
訓練シナリオ作成プログラム150は、後述の訓練シナリオ作成処理(図2参照)をCPU16に実行させるためのプログラムである。
訓練シナリオ実行プログラム151は、訓練シナリオ作成処理で作成された訓練シナリオを実行する後述の訓練シナリオ実行処理をCPU16に実行させるためのプログラムである。
また、記憶部15は、出力音声データ記憶領域152と、訓練シナリオ記憶領域153と、訓練結果記憶領域154とを有している。
出力音声データ記憶領域152は、音声出力部14から音声を出力させるための出力音声データを格納するメモリ領域である。
訓練シナリオ記憶領域153は、訓練シナリオ作成処理で作成された訓練シナリオを格納するメモリ領域である。
訓練結果記憶領域154は、訓練シナリオ実行時の訓練結果を記憶するメモリ領域であり、後述するように、訓練シナリオ実行時における訓練者の音声のほか、訓練者が辿った訓練シナリオのルートや要した時間などを記憶するようになっている。
CPU16は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行って、交通管制訓練装置10を統括的に制御する。具体的に、CPU16は、入力部11から入力される操作信号等に応じて記憶部15に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU16は、処理結果を記憶部15に一時保存するとともに、当該処理結果を表示部12に適宜出力させる。
[訓練シナリオ作成処理の動作]
続いて、交通管制訓練装置10が訓練シナリオ作成処理を実行する際の動作について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、訓練シナリオ作成処理の流れを示すフローチャートであり、図3(a)は、訓練シナリオ作成処理における後述のシナリオ作成ウィンドウWの初期状態を示す図であり、図3(b)は、訓練シナリオの完成状態例を示す図である。また、図4(a)〜(b)は、後述の入力フォーム30、出力フォーム40、アクションフォーム50及び割り込み設定フォーム60を示す図である。
なお、以下の説明において、「ユーザ」とは訓練シナリオを作成する者を意味し、「訓練者」とは訓練シナリオ実行時に訓練を行う者を意味するものとする。
訓練シナリオ作成処理は、ユーザ操作に基づいて交通管制交信の訓練シナリオを作成する処理である。この訓練シナリオ作成処理は、ユーザ操作により当該訓練シナリオ作成処理の実行指示が入力されたときに、CPU16が記憶部15から訓練シナリオ作成プログラム150を読み出して展開することで実行される。
図2に示すように、訓練シナリオ作成処理が実行されると、まずCPU16は、ディスプレイ120にシナリオ作成ウィンドウWと複数のフォーム作成ボタン20を表示させる(ステップS1)。具体的に、CPU16は、ディスプレイ120にやや大きなサイズのシナリオ作成ウィンドウWを表示させるとともに、このシナリオ作成ウィンドウW内の隅に複数種類のフォーム作成ボタン20をまとめて表示させる(図3(a))。
複数種類のフォーム作成ボタン20は、後述するように、当該複数種類のフォーム作成ボタン20に対応する複数種類の設定フォーム80を作成するためのボタンである。この複数種類のフォーム作成ボタン20は、本実施形態においては、入力フォーム作成ボタン21、出力フォーム作成ボタン22、アクションフォーム作成ボタン23及び割り込み設定フォーム作成ボタン24から構成されている。
またこのとき、CPU16は、訓練シナリオの実行状態を示す状態表示ウィンドウ70をシナリオ作成ウィンドウW内に表示させる。この状態表示ウィンドウ70には、訓練シナリオが実行されているときには処理実行中の設定フォーム80の識別番号が表示され、実行されていないときには「停止」と表示される。
次に、CPU16は、ユーザによりシナリオ作成ウィンドウW内の何れかのフォーム作成ボタン20が操作されるか否かを判定し(ステップS2)、何れのフォーム作成ボタン20も操作されないと判定した場合には(ステップS2;No)、後述のステップS15へ処理を移行する。
ステップS2において、ユーザにより何れかのフォーム作成ボタン20が操作されたと判定した場合(ステップS2;Yes)、CPU16は、当該操作されたフォーム作成ボタン20が入力フォーム作成ボタン21であるか否かを判定する(ステップS3)。
そして、操作されたフォーム作成ボタン20が入力フォーム作成ボタン21であると判定した場合には(ステップS3;Yes)、CPU16は、当該入力フォーム作成ボタン21に対応する入力フォーム30をシナリオ作成ウィンドウW内に表示させる(ステップS4)。
入力フォーム30は、訓練者からの音声入力を受け付ける「音声入力受付処理」を訓練シナリオ実行中に設定するための設定フォーム80であり、図4(a)に示すように、番号表示欄31、接続元設定ボタン32、入力音声設定欄33、タイムアウト設定欄34、開始ボタン35及び停止ボタン36を有している。
このうち、番号表示欄31は、当該入力フォーム30の識別番号が表示される欄である。この識別番号は、例えばユーザがフォーム作成ボタン20を操作した順番などに応じて、割り込み設定フォーム60を除く全ての設定フォーム80に共通の通し番号が自動的に設定される。
接続元設定ボタン32は、訓練シナリオ実行時に他の設定フォーム80から当該入力フォーム30に処理が移行するように、当該他の設定フォーム80と当該入力フォーム30とを接続させるためのボタンである。ユーザが他の設定フォーム80の接続設定ボタン(後述の接続設定ボタン43,53)を操作した後に、この接続元設定ボタン32を操作することにより、この他の設定フォーム80が処理の移行元として当該入力フォーム30と接続される。この接続操作が行われた場合、CPU16は、シナリオ作成ウィンドウW内において、接続された入力フォーム30と他の設定フォーム80との間に、これらが接続されたことを表す直線状の接続ラインLを表示させる(図3(b)参照)。
入力音声設定欄33は、訓練シナリオ実行時に訓練者により入力されるべき音声の内容を設定する欄であり、互いに対応する番号欄331、音声内容欄332及び接続先設定ボタン333が各行に配列されたリスト状に構成されている。
番号欄331は、各行の識別番号(上段側からの追番)が自動的に設定・表示される欄である。
音声内容欄332は、ユーザによる音声内容の設定を受け付ける欄であり、当該音声内容がテキスト入力されるようになっている。但し、音声内容欄332では、例えば「¥n1¥」などと入力しておくことより、2つの「¥」で挟まれた文字列に訓練者の音声に基づく変数を割り当てることが可能となっている。さらに、音声内容欄332では、例えば「$n1$」などと入力しておくことにより、2つの「$」で挟まれた文字列に既に変数が割り当て済みである場合に、当該変数の音声入力を受け付けることが可能となっている。
接続先設定ボタン333は、訓練シナリオ実行時において、対応する音声内容欄332の音声内容が訓練者により入力されたときに処理を移行させる他の設定フォーム80を、当該入力フォーム30と接続させるためのボタンである。ユーザがこの接続先設定ボタン333を操作した後に、接続させたい他の設定フォーム80の接続設定ボタン(後述の接続設定ボタン43,53)を操作することにより、この他の設定フォーム80が処理の移行先として当該入力フォーム30と接続される。この接続操作が行われた場合、CPU16は、シナリオ作成ウィンドウW内において、接続操作がなされた入力フォーム30と他の設定フォーム80との間を接続する直線状の接続ラインLを表示させるとともに、接続先設定ボタン333に当該他の設定フォーム80の識別番号を表示させる(図5参照)。
また、入力フォーム30は設定欄追加ボタン37を有しており、当該設定欄追加ボタン37が操作されることにより、入力音声設定欄33内に新たな行(つまり、新たな番号欄331、音声内容欄332及び接続先設定ボタン333)が追加されるようになっている。すなわち、ユーザは、入力音声設定欄33に複数行を設け、それぞれの音声内容欄332及び接続先設定ボタン333を互いに異なる音声内容及び処理の移行先に設定しておくことにより、当該入力フォーム30で訓練シナリオのルートを分岐させることが可能となっている。
タイムアウト設定欄34は、訓練シナリオ実行時における当該入力フォーム30での音声入力受付状態に時間切れ設定を設けるための欄である。具体的に、タイムアウト設定欄34は、時間切れ設定を有効または無効に設定するためのラジオボタン341と、時間切れ設定を有効にしたときの受付時間を設定する受付時間設定欄342と、時間切れとなった場合に処理を移行させる他の設定フォーム80を設定する接続先設定ボタン343とを有している。なお、接続先設定ボタン343は、上述した入力音声設定欄33における接続先設定ボタン333と同様に機能するようになっている。
開始ボタン35及び停止ボタン36は、訓練シナリオの実行を当該入力フォーム30から開始または当該入力フォーム30で停止させるためのボタンである。
次に、図2に示すように、CPU16は、ステップS4で表示させた入力フォーム30に対するユーザの内容設定操作を受け付けた後(ステップS5)、上述のステップS2へ処理を移行する。このステップS5では、ユーザは、入力フォーム30の各欄やボタン等を操作して、所望の音声入力内容を設定する。
また、上述のステップS3において、ユーザにより操作されたフォーム作成ボタン20が入力フォーム作成ボタン21ではないと判定した場合(ステップS3;No)、CPU16は、当該操作されたフォーム作成ボタン20が出力フォーム作成ボタン22であるか否かを判定する(ステップS6)。
そして、操作されたフォーム作成ボタン20が出力フォーム作成ボタン22であると判定した場合には(ステップS6;Yes)、CPU16は、当該出力フォーム作成ボタン22に対応する出力フォーム40をシナリオ作成ウィンドウW内に表示させる(ステップS7)。
出力フォーム40は、音声出力部14から音声を出力させる「音声出力処理」を訓練シナリオ中に設定するための設定フォーム80であり、図4(b)に示すように、番号表示欄41、出力音声設定欄42、接続設定ボタン43、開始ボタン45及び停止ボタン46を有している。
このうち、番号表示欄41は、上述した入力フォーム30における番号表示欄31と同様に、当該出力フォーム40の識別番号が表示される欄である。
出力音声設定欄42は、訓練シナリオ実行時に音声出力部14から出力させる音声の内容を設定する欄であり、ユーザによる音声内容の設定(テキスト入力)を受け付ける。また、出力音声設定欄42では、上述した入力フォーム30の音声内容欄332と同様に、例えば「$n1$」などと入力しておくことにより、2つの「$」で挟まれた文字列に既に変数が割り当て済みである場合に、当該変数の音声出力を行うことが可能となっている。
接続設定ボタン43は、訓練シナリオ実行時に当該出力フォーム40と他の設定フォーム80とで処理が連続するように、当該出力フォーム40と当該他の設定フォーム80とを接続させるためのボタンである。この接続設定ボタン43は、他の設定フォーム80の接続設定ボタン(接続元設定ボタン32、接続先設定ボタン333,343、後述の接続設定ボタン53,接続先設定ボタン613)と連続して操作されることにより、先に操作された方の設定フォーム80が先に処理が実行されるものとして、当該出力フォーム40と他の設定フォーム80とを接続するようになっている。
開始ボタン45及び停止ボタン46は、訓練シナリオの実行を当該出力フォーム40から開始または当該出力フォーム40で停止させるためのボタンである。
次に、図2に示すように、CPU16は、ステップS7で表示させた出力フォーム40に対するユーザの内容設定操作を受け付けた後(ステップS8)、上述のステップS2へ処理を移行する。このステップS8では、ユーザは、出力フォーム40の出力音声設定欄42や接続設定ボタン43等を操作して、所望の音声出力内容を設定する。
また、上述のステップS6において、ユーザにより操作されたフォーム作成ボタン20が出力フォーム作成ボタン22ではないと判定した場合(ステップS6;No)、CPU16は、当該操作されたフォーム作成ボタン20がアクションフォーム作成ボタン23であるか否かを判定する(ステップS9)。
そして、操作されたフォーム作成ボタン20がアクションフォーム作成ボタン23であると判定した場合には(ステップS9;Yes)、CPU16は、当該アクションフォーム作成ボタン23に対応するアクションフォーム50をシナリオ作成ウィンドウW内に表示させる(ステップS10)。
アクションフォーム50は、音声入出力以外の各種動作を行わせる「動作処理」を訓練シナリオ中に設定するための設定フォーム80であり、図4(c)に示すように、番号表示欄51、アクション設定欄52、接続設定ボタン53を有している。
このうち、番号表示欄51は、上述した入力フォーム30における番号表示欄31と同様に、当該アクションフォーム50の識別番号が表示される欄である。
アクション設定欄52は、訓練シナリオ実行時に当該アクションフォーム50で行わせる動作内容を設定する欄であり、本実施形態では、4種類の動作等をラジオボタン521によって選択できるようになっている。具体的に、本実施形態のアクション設定欄52では、指定時間だけ待機する「n秒待つ」動作と、訓練シナリオを指定個数だけ遡った設定フォーム80へ処理を移行させる「n個戻る」動作と、予め指定した複数の設定フォーム80のうちランダムに選択されたものへ処理を移行させる「ランダム接続」動作と、音声入力処理または音声出力処理で用いられる変数を予め設定しておく「変数設定」とが選択できるようになっている。
ここで、「n秒待つ」動作または「n個戻る」動作における指定数「n」は、当該アクションフォーム50内の指定数設定欄54で設定できるようになっている。また、「ランダム接続」動作において予め指定しておく複数の設定フォーム80や、「変数設定」において予め設定しておく変数は、これら各動作のラジオボタン521を操作したときに表示される図示しない補助ウィンドウ内で指定または設定するようになっている。
接続設定ボタン53は、訓練シナリオ実行時に当該アクションフォーム50と他の設定フォーム80とで処理が連続するように、当該アクションフォーム50と当該他の設定フォーム80とを接続させるためのボタンである。この接続設定ボタン53は、上述した出力フォーム40の接続設定ボタン43と同様に機能するようになっている。
次に、図2に示すように、CPU16は、ステップS10で表示させたアクションフォーム50に対するユーザの内容設定操作を受け付けた後(ステップS11)、上述のステップS2へ処理を移行する。このステップS11では、ユーザは、アクションフォーム50の各欄やボタン等を操作して、所望の動作内容を設定する。
また、上述のステップS9において、ユーザにより操作されたフォーム作成ボタン20がアクションフォーム作成ボタン23ではないと判定した場合(ステップS9;No)、CPU16は、当該操作されたフォーム作成ボタン20が割り込み設定フォーム作成ボタン24であるか否かを判定する(ステップS12)。
そして、操作されたフォーム作成ボタン20が割り込み設定フォーム作成ボタン24であると判定した場合には(ステップS12;Yes)、CPU16は、当該割り込み設定フォーム作成ボタン24に対応する割り込み設定フォーム60をシナリオ作成ウィンドウW内に表示させる(ステップS13)。
割り込み設定フォーム60は、何れかの入力フォーム30の処理(音声入力受付処理)実行中に当該処理に割り込んで音声入力を受け付ける「割り込み処理」を訓練シナリオ中に設定するための設定フォーム80であり、言い換えれば、全ての入力フォーム30に共通する内容の音声入力処理を設定するためのものである。この割り込み設定フォーム60は、図4(d)に示すように、入力音声設定欄61及び設定欄追加ボタン62を有している。
入力音声設定欄61は、上述した入力フォーム30の入力音声設定欄33と同様に構成されている。つまり、入力音声設定欄61は、入力フォーム30の番号欄331、音声内容欄332及び接続先設定ボタン333と同様に構成された、互いに対応する番号欄611、音声内容欄612及び接続先設定ボタン613が各行に配列されたリスト状に構成されている。
設定欄追加ボタン62は、上述した入力フォーム30の設定欄追加ボタン37と同様に構成されており、操作されることにより、入力音声設定欄61内に新たな行が追加されるようになっている。
次に、図2に示すように、CPU16は、ステップS13で表示させた割り込み設定フォーム60に対するユーザの内容設定操作を受け付ける(ステップS14)。このステップS14では、ユーザは、割り込み設定フォーム60の入力音声設定欄61や設定欄追加ボタン62等を操作して、所望の割り込み処理内容を設定する。
また、上述のステップS12において、ユーザにより操作されたフォーム作成ボタン20が割り込み設定フォーム作成ボタン24ではないと判定した場合(ステップS12;No)、CPU16は、ユーザにより訓練シナリオ作成処理の終了操作が行われるか否かを判定する(ステップS15)。
そして、ユーザにより訓練シナリオ作成処理の終了操作が行われないと判定した場合(ステップS15;No)、CPU16は、上述のステップS2へ処理を移行する。また、ユーザにより訓練シナリオ作成処理の終了操作が行われたと判定した場合には(ステップS15;Yes)、CPU16は、作成された訓練シナリオを訓練シナリオ記憶領域153に記憶させたうえで、訓練シナリオ作成処理を終了する。但し、CPU16は、訓練シナリオ作成処理の実行中においても、作成中の訓練シナリオを記憶部15に随時一時記憶させるようになっている。
こうして、例えば図3(b)に示すように、ユーザによって各種の設定フォーム80がシナリオ作成ウィンドウW上に適宜配置・接続されて、それぞれの内容が設定されることにより、訓練シナリオが作成される。
このように、本実施形態の訓練シナリオ作成処理では、ユーザは各種のフォーム作成ボタン20や設定フォーム80等のGUI(Graphical User Interface)を利用して訓練シナリオを作成可能であるため、プログラム言語の知識を必要とすることなく、訓練シナリオを視覚的に把握しながら作成することができる。
[訓練シナリオ実行処理の動作]
続いて、交通管制訓練装置10が訓練シナリオ実行処理を実行する際の動作について、図5を参照して説明する。
図5は、訓練シナリオ作成処理によってシナリオ作成ウィンドウW内で作成された航空機のパイロット用の訓練シナリオの一例を示す図である。なお、図中の破線の矢印は、訓練シナリオ中での処理の流れを分かり易く示したものであり、実際には表示されない。
訓練シナリオ実行処理は、訓練シナリオ作成処理で作成された訓練シナリオを実行する処理である。この訓練シナリオ実行処理は、ユーザ操作により当該訓練シナリオ実行処理の実行指示が入力されたときに、CPU16が記憶部15から訓練シナリオ実行プログラム151を読み出して展開することで実行される。
訓練シナリオ実行処理が実行された後、訓練者が訓練シナリオを指定すると、当該練用シナリオが訓練シナリオ記憶領域153から読み出されて実行される。但し、訓練シナリオは、訓練シナリオ作成処理中においても、記憶部15に随時一時記憶されるとともに、入力フォーム30または出力フォーム40の開始ボタン35,45を操作することで随時実行可能であることは、上述した通りである。
以下では、訓練者が図5に示す訓練シナリオを自ら実行させて訓練を行う場合の動作例について説明する。
<動作例1>
図5に示すように、まず、訓練者が識別番号「1」の入力フォーム30の開始ボタン35を操作すると、CPU16は、この入力フォーム30から訓練シナリオの実行を開始し、当該入力フォーム30での音声入力受付処理を実行する。
ここで、訓練者が「○○タワー ルーキー777 リクエスト タクシー…」と発声すると、CPU16は、この音声をマイク130から取り込ませて、その内容が入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容と合致するか否かを判定する。そして、訓練者の発声内容が入力音声設定欄33の音声内容と合致したと判定すると、CPU16は、当該入力音声設定欄33で処理移行先として設定された識別番号「4」の出力フォーム40へ処理を移行する。
このとき、当該入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容欄332には「…ルーキー¥n1¥ リクエスト…」と入力されているため、CPU16は、訓練者が発声した数字「777」を文字列「n1」に割り当てて認識する。
次に、CPU16は、識別番号「4」の出力フォーム40での音声出力処理を実行し、スピーカー140から音声「ルーキー777 タクシー トゥー ランウェイ…」を出力させる。
このとき、当該出力フォーム40の出力音声設定欄42には「ルーキー$n1$ タクシー トゥー…」と入力されているが、上述の通り、この時点で文字列「n1」には数字「777」が割り当てられているため、CPU16は、当該文字列「n1」を数字「777」に置き換えて音声出力させる。
次に、CPU16は、識別番号「4」の出力フォーム40から識別番号「5」の入力フォーム30へ処理を移行し、当該入力フォーム30での音声入力受付処理を実行する。
ここで、タイムアウト設定欄34で設定された60秒を超えて訓練者が適切な発声を行わないと、CPU16は、時間切れ設定を動作させて、タイムアウト設定欄34で時間切れ時の処理移行先に設定された識別番号「2」の出力フォーム40へ処理を移行する。
そして、CPU16は、識別番号「2」の出力フォーム40での音声出力処理を実行し、再発声を促す音声「セイ アゲイン」をスピーカー140から出力させた後、識別番号「3」のアクションフォーム50へ処理を移行する。
このアクションフォーム50では、ここまでのルートを「1個戻る」動作処理が実行され、CPU16は、当該アクションフォーム50の直前の設定フォーム80である識別番号「2」の出力フォーム40から1個だけ遡った識別番号「5」の入力フォーム30へ処理を移行する。そして、CPU16は、当該入力フォーム30での音声入力受付処理を実行する。
また、訓練者が識別番号「1」の入力フォーム30の開始ボタン35を操作して当該入力フォーム30での音声入力受付処理が実行されたときに、タイムアウト設定欄34で設定された60秒を超えて訓練者が適切な発声を行わなかった場合、CPU16は、時間切れ設定を動作させて、タイムアウト設定欄34で時間切れ時の処理移行先に設定された識別番号「2」の出力フォーム40へ処理を移行する。
そして、CPU16は、識別番号「2」の出力フォーム40での音声出力処理を実行し、再発声を促す音声「セイ アゲイン」をスピーカー140から出力させた後、識別番号「3」のアクションフォーム50へ処理を移行する。
このアクションフォーム50では、ここまでのルートを「1個戻る」動作処理が実行され、CPU16は、当該アクションフォーム50の直前の設定フォーム80である識別番号「2」の出力フォーム40から1個だけ遡った識別番号「1」の入力フォーム30へ処理を移行する。そして、CPU16は、当該入力フォーム30での音声入力受付処理を実行する。
また、訓練シナリオ実行時には、CPU16は、訓練者の音声や要した時間に加え、処理を実行した設定フォーム80の識別番号を訓練結果記憶領域154に逐次記憶させる。この識別番号の記憶により、訓練シナリオ上で訓練者が辿ったルートを把握することができ、例えば模範ルートからの逸脱程度などから訓練者の練度を評価することができる。なお、識別番号を有していない割り込み設定フォーム60での処理が実行された場合には、他の設定フォーム80には割り当てられていない識別番号(例えば「0」)が訓練結果記憶領域154に記憶されるようになっている。
<動作例2>
続いて、割り込み処理が実行されるときの動作例について説明する。
上述した識別番号「5」の入力フォーム30での処理実行中に、訓練者が「コールサイン訂正します」と発声した場合、CPU16は、この音声をマイク130から取り込ませる。その後、CPU16は、その発声内容が当該入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容と合致しないと判定すると、当該発声内容が割り込み設定フォーム60の入力音声設定欄61の音声内容と合致するか否かを判定する。そして、訓練者の発声内容が当該入力音声設定欄61の音声内容の何れかと合致したと判定すると、CPU16は、当該入力音声設定欄61でその移行先として設定された識別番号「7」の出力フォーム40へ処理を移行する。
次に、CPU16は、識別番号「7」の出力フォーム40での音声出力処理を実行し、スピーカー140から音声「了解 コールサインをどうぞ」を出力させた後、識別番号「9」の入力フォーム30へ処理を移行する。
ここで、訓練者が当該入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容と合致する「コールサイン888」との発声を行うと、CPU16は、当該入力音声設定欄33で移行先として設定された識別番号「12」のアクションフォーム50へ処理を移行する。
このとき、当該入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容欄332には「コールサイン¥n1¥」と入力されているため、CPU16は、文字列「n1」に対して既に割り当てられていた数字「777」から、訓練者が発声した数字「888」を当該文字列「n1」に新たに割り当てて認識する。
次に、CPU16は、識別番号「12」のアクションフォーム50で設定された、ここまでのルートを「2個戻る」動作処理を実行し、当該アクションフォーム50の直前の設定フォーム80である識別番号「9」の入力フォーム30から2個だけ遡った設定フォーム80へ処理を移行する。すると、割り込み設定フォーム60へ処理が移行されることになるが、当該割り込み設定フォーム60では、本来行われるべき識別番号「5」の入力フォーム30での処理実行中に割り込み処理を行っているため、CPU16は、割り込み設定フォーム60自体ではなく、識別番号「5」の入力フォーム30へ処理を移行する。
<動作例3>
続いて、割り込み処理が実行されるときの他の動作例について説明する。
上述した識別番号「1」の入力フォーム30での処理実行中に、訓練者が「メーデー」と発声した場合、CPU16は、この音声をマイク130から取り込ませる。その後、CPU16は、その発声内容が当該入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容と合致しないと判定すると、当該発声内容が割り込み設定フォーム60の入力音声設定欄61の音声内容と合致するか否かを判定する。そして、訓練者の発声内容が当該入力音声設定欄61の音声内容の何れかと合致したと判定すると、CPU16は、当該入力音声設定欄61でその移行先として設定された識別番号「8」の出力フォーム40へ処理を移行する。
次に、CPU16は、識別番号「8」の出力フォーム40での音声出力処理を実行し、スピーカー140から音声「状況を報告してください」を出力させた後、識別番号「10」の入力フォーム30へ処理を移行する。
ここで、訓練者が当該入力フォーム30の入力音声設定欄33の音声内容と合致する「着陸脚故障」との発声を行うと、CPU16は、当該入力音声設定欄33でその移行先として設定された識別番号「11」の出力フォーム40へ処理を移行する。
次に、CPU16は、識別番号「11」の出力フォーム40での音声出力処理を実行して音声「了解」をスピーカー140から出力させた後、識別番号「6」のアクションフォーム50へ処理を移行する。
このアクションフォーム50では、ここまでのルートを「3個戻る」動作処理が実行され、CPU16は、当該アクションフォーム50の直前の設定フォーム80である識別番号「11」の出力フォーム40から3個だけ遡った設定フォーム80へ処理を移行する。すると、割り込み設定フォーム60へ処理が移行されることになるが、当該割り込み設定フォーム60では、本来行われるべき識別番号「1」の入力フォーム30での処理実行中に割り込み処理を行っているため、CPU16は、割り込み設定フォーム60自体ではなく、識別番号「1」の入力フォーム30へ処理を移行する。
[効果]
以上のように、本実施形態によれば、ユーザにより、ディスプレイ120に表示されたフォーム作成ボタン20が操作されると、訓練シナリオ中に複数種類の処理を設定するための複数種類の設定フォーム80のうち、操作されたフォーム作成ボタン20に対応する設定フォーム80が表示される。また、ユーザにより、ディスプレイ120に表示された複数の設定フォーム80間で訓練シナリオ中における各処理を移行させる操作が行われると、この操作された複数の設定フォーム80間を接続する接続ラインLが表示される。
これにより、ユーザは、ディスプレイ120上に複数の設定フォーム80を表示させてその間を接続させることで、各設定フォーム80に対応した処理が連結された訓練シナリオを容易に作成することができ、また、訓練シナリオの流れを視覚的に容易に把握することができる。
したがって、訓練シナリオがプログラム中に組み込まれていた従来に比べ、交通管制交信の訓練シナリオを容易に作成することができる。
また、割り込み設定フォーム60により、入力フォーム30での処理実行中に当該処理に割り込んで音声入力を受け付ける割り込み処理を設定することができるので、ユーザは例えば直前の音声入力をすぐに訂正して言い直すことなどができ、ひいては、訓練シナリオを柔軟に進行させることができる。
また、入力フォーム30及び出力フォーム40が、当該フォームから訓練シナリオの実行を開始させるための開始ボタン35及び開始ボタン45を有するので、例えば作成中の訓練シナリオの内容の検証などを容易に行うことができる。
また、訓練シナリオ実行時には、処理が実行された設定フォーム80の識別番号が記憶部15に記憶されるので、訓練シナリオ上で訓練者が辿ったルートを把握することができ、例えば模範ルートからの逸脱程度などから訓練者の練度を評価することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、交通管制訓練装置10が航空交通管制の訓練に供するものであることとしたが、本発明を適用可能な交通管制交信の種別は、航空交通管制交信に限定されず、例えば船舶と海上交通管制センターとの間での海上交通管制交信や、列車と運転指令所との間での交信などであってもよい。
また、交通管制訓練装置10は、航空機の飛行操縦をシミュレートするフライトシミュレータと連動して動作するように構成してもよい。この場合には、例えば、アクションフォーム50に「外部のアプリケーションとの通信」といった機能を実装させて、所定の条件下でフライトシミュレータとの情報のやり取りが行われるようにすればよい。このように構成すれば、訓練者は航空管制官との交信を含む航空機の操縦全般を訓練することができる。
なお、本発明に係る交通管制訓練装置を他の交通種別に適用した場合には、当該交通種別に応じたリアルタイムシミュレータ(例えば、ドライブシミュレータや鉄道シミュレータ)と連動して動作するように構成してもよい。
また、各設定フォーム80に処理実行中であることを示す表示部を設け、訓練シナリオ実行時に何れの設定フォーム80の処理が実行中であるかを容易に判別できるようにしてもよい。
10 交通管制訓練装置
11 入力部
12 表示部(表示手段)
13 音声入力部(音声入力手段)
14 音声出力部(音声出力手段)
15 記憶部(記憶手段)
150 訓練シナリオ作成プログラム
151 訓練シナリオ実行プログラム
154 訓練結果記憶領域
16 CPU(表示制御手段)
20 フォーム作成ボタン
30 入力フォーム
35 開始ボタン
40 出力フォーム
45 開始ボタン
50 アクションフォーム
60 割り込み設定フォーム
80 設定フォーム
L 接続ライン(接続線)
W シナリオ作成ウィンドウ

Claims (7)

  1. 交通管制交信の訓練シナリオを作成する交通管制訓練シナリオ作成装置であって、
    表示手段と、
    前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を含む複数種類の処理を設定するための複数種類の設定フォームに対応する複数種類のフォーム作成ボタンを前記表示手段に表示させ、
    ユーザにより前記フォーム作成ボタンが操作された場合に、当該操作されたフォーム作成ボタンに対応する設定フォームを前記表示手段に表示させ、
    ユーザにより、前記表示手段に表示された複数の設定フォーム間で前記訓練シナリオ中における各処理を移行させる操作が行われた場合に、当該操作が行われた複数の設定フォーム間を接続する接続線を前記表示手段に表示させることを特徴とする交通管制訓練シナリオ作成装置。
  2. 前記複数種類の設定フォームは、
    前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理を設定するための入力フォームと、
    前記入力フォームでの処理実行中に当該処理に割り込んで音声入力を受け付ける割り込み処理を前記訓練シナリオ中に設定するための割り込み設定フォームと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の交通管制訓練シナリオ作成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の交通管制訓練シナリオ作成装置と、
    音声入力手段と、
    音声出力手段と、
    を備えることを特徴とする交通管制訓練装置。
  4. 前記複数種類の設定フォームは、前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を設定するための入力フォーム及び出力フォームを含み、
    前記入力フォーム及び前記出力フォームは、当該フォームから前記訓練シナリオの実行を開始させるための開始ボタンをそれぞれ有することを特徴とする請求項3に記載の交通管制訓練装置。
  5. 前記表示手段に表示された複数の設定フォームは、互いに異なる識別番号を有し、
    前記訓練シナリオが実行された場合に、処理が実行された設定フォームの識別番号を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の交通管制訓練装置。
  6. リアルタイムシミュレータと連動して動作するように構成されていることを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の交通管制訓練装置。
  7. 交通管制交信の訓練シナリオを作成する交通管制訓練シナリオ作成プログラムであって、
    表示手段を備えるコンピュータに、
    前記訓練シナリオ中に音声入力受付処理及び音声出力処理を含む複数種類の処理を設定するための複数種類の設定フォームに対応する複数種類のフォーム作成ボタンを前記表示手段に表示させる機能と、
    ユーザにより前記フォーム作成ボタンが操作された場合に、当該操作されたフォーム作成ボタンに対応する設定フォームを前記表示手段に表示させる機能と、
    ユーザにより、前記表示手段に表示された複数の設定フォーム間で前記訓練シナリオ中における各処理を移行させる操作が行われた場合に、当該操作が行われた複数の設定フォーム間を接続する接続線を前記表示手段に表示させる機能と、
    を実現させることを特徴とする交通管制訓練シナリオ作成プログラム。
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