JP6013987B2 - 発電装置及び発電装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発電装置及びその制御方法に関するものである。
従来、工場等の各種の設備からの排熱を回収し、その回収された排熱のエネルギーを利用して発電を行なう発電装置が知られている。そのような発電装置のうち、バイナリー発電装置、すなわち、膨張機を駆動するために低沸点の作動媒体を用いたランキンサイクルを利用した発電装置が特許文献1に開示されている。この発電機は、作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、を備えている。
特開2003−161114号公報
一般に、発電装置の起動前においては、油分離器内に貯留されている潤滑油の温度は低くなっているため、当該潤滑油の粘度が高い。そのため、この状態で前記潤滑油ポンプ及び前記作動媒体ポンプが駆動されると、膨張機がスムーズに駆動される程度に十分な量の潤滑油が当該膨張機の軸受部に供給されない場合がある。この場合、膨張機の軸受部が焼き付くといった不具合が発生するおそれがある。
上記特許文献1に記載された発明の発電装置は、その起動方法について何ら記載されていないため、この発電装置をそのまま起動すると、上記のように、膨張機の軸受部が焼き付くといった不具合の発生が懸念される。
本発明の目的は、発電装置の起動時における膨張機の焼き付きを防止することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、前記油分離器内の潤滑油の温度を検知する温度センサと、前記潤滑油ポンプを駆動し、その後、前記温度センサで検知された温度が所定値となったときに前記作動媒体ポンプを駆動する起動制御を行う制御手段と、を備える発電装置を提供する。
この発明の発電装置によれば、その起動時における膨張機の焼き付きを防止することができる。具体的には、前記制御手段は、前記潤滑油ポンプを駆動し、その後、前記温度センサで検知された温度が所定値となったとき、すなわち、前記膨張機がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油が当該膨張機に供給される程度にこの潤滑油の粘度が低下したときに前記作動媒体ポンプを駆動する起動制御を行う。よって、前記作動媒体ポンプの駆動により前記循環流路を循環する作動媒体によって前記膨張機が駆動されるときには、当該膨張機がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油がこの膨張機に供給されるので、この膨張機の焼き付きを防止することができる。
なお、前記潤滑油ポンプの駆動時における当該潤滑油ポンプの発熱によって、前記油分離器内の潤滑油の温度は十分に上昇する。
この場合において、前記油分離器内の潤滑油を加熱する加熱手段をさらに備え、前記制御手段は、前記起動制御において、前記潤滑油ポンプの駆動と同時又はそれに前後して前記加熱手段を駆動する制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、前記温度センサで検知される前記潤滑油の温度が所定値に達するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明において、前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値となったときから前記温度センサで検知された温度が上昇するにしたがって前記作動媒体ポンプの回転数を漸次上昇させ、所定時間だけ前記作動媒体ポンプを定速回転数で駆動し、前記所定時間経過後、再び前記温度センサで検知された温度の上昇とともに前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数から漸次上昇させ、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときから前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数よりも大きな第二回転数で駆動する制御を行ってもよい。
このようにすれば、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。具体的には、前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値となったときから前記温度センサで検知された温度が上昇するにしたがって前記作動媒体ポンプの回転数を定速回転数となるまで漸次上昇させ、前記作動媒体ポンプの回転数が前記定速回転数となってから所定時間だけ前記作動媒体ポンプを当該定速回転数で駆動する制御を行うので、作動媒体ポンプの回転数に応じた分の発電量が前記発電機から得られる。このとき、前記膨張機には十分な量の潤滑油が供給されているので、当該膨張機の焼き付きは発生しない。しかも、定速回転数で回転する時間が所定時間だけ維持されるので、本装置の系が安定する。その後、前記制御手段は、再び前記温度センサで検知された温度の上昇とともに前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数から漸次上昇させ、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときから前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数よりも大きな第二回転数で駆動する制御を行うので、この第二回転数での作動媒体ポンプの駆動によって循環する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が前記膨張機を駆動する駆動力に応じた分の発電量であって、作動媒体ポンプが前記定速回転数で回転しているときに発電機から得られる発電量よりも大きな第二発電量が前記発電機から得られる。よって、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。
あるいは、前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値よりも高い第二値になるまでは、前記作動媒体ポンプの回転数を第一回転数で駆動し、前記温度センサで検知された温度が前記第二値になったときに、前記作動媒体ポンプの回転数を前記第一回転数よりも大きな第二回転数で駆動する制御を行ってもよい。
このようにしても、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。具体的には、前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が所定値としての第一値になったとき前記作動媒体ポンプを第一回転数で駆動する制御を行うので、この第一回転数での作動媒体ポンプの駆動によって循環する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が前記膨張機を駆動する駆動力に応じた分の第一発電量が前記発電機から得られる。このとき、前記膨張機には十分な量の潤滑油が供給されているので、当該膨張機の焼き付きは発生しない。そして、前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときに、前記作動媒体ポンプの回転数を前記第一回転数よりも大きな第二回転数で駆動する制御を行うので、この第二回転数での作動媒体ポンプの駆動によって循環する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が前記膨張機を駆動する駆動力に応じた分の発電量であって、前記第一発電量よりも大きな第二発電量が前記発電機から得られる。よって、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。
この場合において、前記膨張機と前記蒸発器との間の流路、および、前記膨張機と前記油分離器との間の流路を接続するバイパス流路と、このバイパス流路に設けられたバイパス弁とをさらに備え、前記制御手段は、前記起動制御において、前記作動媒体ポンプが前記第一回転数で駆動している間は前記バイパス弁を開き、前記作動媒体ポンプが前記第二回転数で駆動している間は前記バイパス弁を閉じる制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、前記膨張機の焼き付きを防止しつつ、前記潤滑油の温度を早期に前記第二値まで上昇させることができる。具体的には、前記作動媒体ポンプが第一回転数で駆動している間、すなわち、前記温度センサで検知される潤滑油の温度が前記第二値に達するまでの間は、前記バイパス弁が開かれているので、前記循環流路を循環する作動媒体の一部は、前記膨張機を経由せずに前記バイパス流路を経由し、前記膨張機から排出された後であって前記油分離器に流入される前の潤滑油に合流する。ここで、前記作動媒体の温度は、前記膨張機を経由することによって低下するため、この作動媒体とともに膨張機を通過した潤滑油の温度も低下するが、この作動媒体の温度は、前記膨張機を経由しないときはほとんど低下しない。よって、前記バイパス流路を設けることによって、前記膨張機から排出された後であって前記油分離器に流入される前の潤滑油に対し、前記膨張機に流入する前の作動媒体と略同温度、すなわち、前記膨張機を経由した後の作動媒体よりも高い温度を有する作動媒体を合流させることができる。これにより、前記潤滑油の温度が早期に前記第二値まで上昇する。
さらに、前記バイパス弁が開かれている間は、作動媒体の一部が前記バイパス流路を経由するので、前記循環流路を循環する作動媒体の一部しか前記膨張機を経由しない。つまり、前記バイパス流路を設けない場合に比べて、前記膨張機を駆動する駆動力が大きくならないので、この膨張機の焼き付きが防止されやすい。
また、本発明は、発電装置の制御方法であって、前記発電装置は、作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、前記油分離器内の潤滑油の温度を検知する温度センサと、を備え、前記潤滑油ポンプを駆動する潤滑油ポンプ駆動ステップと、前記温度センサで検知された温度が所定値となったときに前記作動媒体ポンプを駆動する作動媒体ポンプ駆動ステップとを含む発電装置の制御方法を提供する。
この発明の制御方法によれば、発電装置の起動時における膨張機の焼き付きを防止することができる。具体的には、この制御方法は、前記潤滑油ポンプを駆動する潤滑油ポンプ駆動ステップと、前記温度センサで検知された温度が所定値となったとき、すなわち、前記膨張機がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油が当該膨張機に供給される程度にこの潤滑油の粘度が低下したときに前記作動媒体ポンプを駆動する作動媒体ポンプ駆動ステップとを含む。よって、前記作動媒体ポンプの駆動により前記循環流路を循環する作動媒体によって前記膨張機が駆動されるときには、当該膨張機がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油がこの膨張機に供給されるので、この膨張機の焼き付きを防止することができる。
この場合において、前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値となったときから前記温度センサで検知された温度が上昇するにしたがって前記作動媒体ポンプの回転数を漸次上昇させ、所定時間だけ前記作動媒体ポンプを定速回転数で駆動し、前記所定時間経過後、再び前記温度センサで検知された温度の上昇とともに前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数から漸次上昇させ、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときから前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数よりも大きな第二回転数で駆動してもよい。
このようにすれば、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。具体的には、前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値となったときから前記温度センサで検知された温度が上昇するにしたがって前記作動媒体ポンプの回転数を定速回転数となるまで漸次上昇させ、前記作動媒体ポンプの回転数が前記定速回転数となってから所定時間だけ前記作動媒体ポンプを当該定速回転数で駆動するので、作動媒体ポンプの回転数に応じた分の発電量が前記発電機から得られる。このとき、前記膨張機には十分な量の潤滑油が供給されているので、当該膨張機の焼き付きは発生しない。しかも、定速回転数で回転する時間が所定時間だけ維持されるので、本装置の系が安定する。その後、再び前記温度センサで検知された温度の上昇とともに前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数から漸次上昇させ、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときから前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数よりも大きな第二回転数で駆動するので、この第二回転数での作動媒体ポンプの駆動によって循環する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が前記膨張機を駆動する駆動力に応じた分の発電量であって、作動媒体ポンプが前記定速回転数で回転しているときに発電機から得られる発電量よりも大きな第二発電量が前記発電機から得られる。よって、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。 あるいは、前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値よりも高い第二値になるまでは、前記作動媒体ポンプの回転数を第一回転数で駆動し、前記温度センサで検知された温度が前記第二値になったときに、前記作動媒体ポンプの回転数を前記第一回転数よりも大きな第二回転数で駆動してもよい。
このようにしても、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。具体的には、前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が所定値としての第一値になったとき前記作動媒体ポンプを第一回転数で駆動するので、この第一回転数での作動媒体ポンプの駆動によって循環する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が前記膨張機を駆動する駆動力に応じた分の第一発電量が前記発電機から得られる。このとき、前記膨張機には十分な量の潤滑油が供給されているので、当該膨張機の焼き付きは発生しない。そして、この作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときに、前記作動媒体ポンプの回転数を前記第一回転数よりも大きな第二回転数で駆動するので、この第二回転数での作動媒体ポンプの駆動によって循環する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が前記膨張機を駆動する駆動力に応じた分の発電量であって、前記第一発電量よりも大きな第二発電量が前記発電機から得られる。よって、前記膨張機の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。
さらにこの場合において、前記発電装置は、前記膨張機と前記蒸発器との間の流路、および、前記膨張機と前記油分離器との間の流路を接続するバイパス流路と、このバイパス流路に設けられたバイパス弁とをさらに備え、前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記作動媒体ポンプが前記第一回転数で駆動している間は前記バイパス弁を開き、前記作動媒体ポンプが前記第二回転数で駆動している間は前記バイパス弁を閉じることが好ましい。
このようにすれば、前記膨張機の焼き付きを防止しつつ、前記潤滑油の温度を早期に前記第二値まで上昇させることができる。具体的には、前記作動媒体ポンプが第一回転数で駆動している間、すなわち、前記温度センサで検知される潤滑油の温度が前記第二値に達するまでの間は、前記バイパス弁が開かれているので、前記循環流路を循環する作動媒体の一部は、前記膨張機を経由せずに前記バイパス流路を経由し、前記膨張機から排出された後であって前記油分離器に流入される前の潤滑油に合流する。ここで、前記作動媒体の温度は、前記膨張機を経由することによって低下するため、この作動媒体とともに膨張機を通過した潤滑油の温度も低下するが、この作動媒体の温度は、前記膨張機を経由しないときはほとんど低下しない。よって、前記バイパス流路を設けることによって、前記膨張機から排出された後であって前記油分離器に流入される前の潤滑油に対し、前記膨張機に流入する前の作動媒体と略同温度、すなわち、前記膨張機を経由した後の作動媒体よりも高い温度を有する作動媒体を合流させることができる。これにより、前記潤滑油の温度が早期に前記第二値まで上昇する。
さらに、前記バイパス弁が開かれている間は、作動媒体の一部が前記バイパス流路を経由するので、前記循環流路を循環する作動媒体の一部しか前記膨張機を経由しない。つまり、前記バイパス流路を設けない場合に比べて、前記膨張機を駆動する駆動力が大きくならないので、この膨張機の焼き付きが防止されやすい。
以上のように、本発明によれば、発電装置の起動時における膨張機の焼き付きを防止することができる。
本発明の第一実施形態の発電装置の構成の概略を示す図である。 前記発電装置の起動時における制御動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第二実施形態の作動媒体ポンプの回転数の制御内容を示すグラフである。 第二実施形態の作動媒体ポンプの回転数の制御内容の変形例を示すグラフである。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の発電装置及びその制御方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の発電装置の構成を示している。具体的には、この発電装置は、作動媒体が循環する循環流路10と、発電機20と、潤滑油が循環する油流路30と、潤滑油ポンプ31と、潤滑油の温度を検知する温度センサ32と、各種制御を行う制御手段50とを備えている。さらに、この発電装置は、加熱手段33と、バイパス流路40と、このバイパス流路に設けられたバイパス弁V2とを備えることが好ましい。なお、循環流路10内は、水よりも沸点の低い作動媒体(例えば、HFC245fa)が循環する。
循環流路10は、作動媒体を蒸発させる蒸発器11と、作動媒体を膨張させる膨張機12と、膨張機12から作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器13と、作動媒体を凝縮させる凝縮器14と、凝縮器14で凝縮された作動媒体を蒸発器11へ送る作動媒体ポンプ15とが直列に接続された閉回路である。この循環流路10には、遮蔽弁V1が設けられている。この遮蔽弁V1が開かれているときのみ、作動媒体は循環流路10を循環することが可能となる。
蒸発器11は、液状の作動媒体を蒸発させて飽和蒸気、あるいは過熱蒸気とするものである。蒸発器11は、作動媒体が流れる作動媒体流路11aと、外部の熱源から供給される熱媒体が流れる流路16と接続されることによりその熱媒体が流れる熱媒体流路11bとを有している。作動媒体流路11aを流れる作動媒体は、熱媒体流路11bを流れる熱媒体と熱交換することにより蒸発する。流路16を流れる熱媒体としては、例えば、坑井(蒸気井)から採取された蒸気や、工場等から排出された蒸気のほか、太陽熱を熱源とする集熱器により生成された蒸気や、バイオマスや化石燃料を熱源とするボイラーから生成された蒸気が挙げられる。
膨張機12は、循環流路10における蒸発器11の下流側に設けられており、蒸発器11で蒸発した作動媒体を膨張させることによって当該作動媒体から運動エネルギーを取り出す。本実施形態では、膨張機12としてスクリュ膨張機が用いられている。スクリュ膨張機は、膨張機のケーシング内に形成されたロータ室(図示せず)に雌雄一対のスクリュロータ(図示せず)が収容されている。このスクリュ膨張機では、前記ケーシングに形成された吸気口から前記ロータ室に供給された作動媒体の膨張力によって前記スクリュロータが回転する。そして、前記ロータ室内で膨張することにより圧力が低下した作動媒体は、前記ケーシングに形成された排出口から排出される。
油分離器13は、循環流路10における膨張機12と凝縮器14との間に設けられている。この油分離器13は、膨張機12から排出された作動媒体及び潤滑油の混合流体から潤滑油を分離し、この分離した潤滑油を当該油分離器13内に貯蓄する。
凝縮器14は、ガス状の作動媒体を凝縮させて液状の作動媒体とするものである。この凝縮器14は、循環流路10における油分離器13の下流側に設けられており、油分離器13から循環流路10に排出されたガス状の作動媒体が導入される。凝縮器14は、ガス状の作動媒体が流れる作動媒体流路14aと、外部から供給される冷却媒体が流れる流路17と接続されることによりその冷却媒体が流れる冷却媒体流路14bとを有している。作動媒体流路14aを流れる作動媒体は、冷却媒体流路14bを流れる冷却媒体と熱交換することにより凝縮する。流路17を流れる冷却媒体としては、例えば、クーリングタワーで再循環する冷却水が挙げられる。
作動媒体ポンプ15は、循環流路10における凝縮器14の下流側(蒸発器11と凝縮器14との間)に設けられており、作動媒体を循環流路10内で循環させるためのものである。この作動媒体ポンプ15は、凝縮器14で凝縮された液状の作動媒体を所定の圧力まで加圧して蒸発器11に送り出す。作動媒体ポンプ15として、インペラをロータとして備える遠心ポンプや、ロータが一対のギアからなるギアポンプ等が用いられる。この作動媒体ポンプ15は、任意の回転数で駆動されることが可能である。
発電機20は、膨張機12に接続されており、膨張機12内で作動媒体が膨張して前記スクリュロータが駆動されることにより駆動される。本実施形態では、発電機20として、IPM発電機(永久磁石同期発電機)が用いられている。具体的には、IPM発電機は、膨張機12の一対のスクリュロータのうちの一方に接続された回転軸を有しており、この回転軸が前記スクリュロータの回転に伴って回転することにより電力を発生させる。
油流路30は、図1に示すように、油分離器13内に貯留されている潤滑油を再び膨張機12へ供給するための流路、すなわち、潤滑油が流れる流路である。膨張機12に供給された潤滑油は、前記スクリュロータ間、及び前記スクリュロータと前記ロータ室との間をシールするシール材として機能する。これにより、作動媒体の膨張効率の低下が抑制される。
潤滑油ポンプ31は、油流路30における油分離器13と膨張機12との間に設けられており、油分離器13内に貯留されている潤滑油を膨張機12へ送るためのものである。
温度センサ32は、油分離器13内に貯留されている潤滑油の温度を検知するものである。
加熱手段33は、油分離器13内に貯留されている潤滑油を加熱するものである。本実施形態では、この加熱手段33として、潤滑油内に浸される形式のヒーターが用いられている。ただし、このヒーターとしては、潤滑油内に浸される形式のものに限らず、油分離器13を囲む形式のものであってもよい。
バイパス流路40は、循環流路10における膨張機12と蒸発器11との間の流路、および、循環流路10における膨張機12と油分離器13との間の流路を接続する流路である。すなわち、バイパス流路40の一端は、循環流路10における蒸発器11と膨張機12との間の流路に接続されており、他端は、循環流路10における膨張機12と油分離器13との間に接続されている。このバイパス流路40には、バイパス弁V2が設けられている。このバイパス弁V2が開かれているときのみ、作動媒体はバイパス流路40を流れることが可能となる。
制御手段50は、ROM、RAM、記憶媒体、CPU等を備えていて、ROM、RAMまたは記憶媒体に記憶されたプログラムを実行することにより所定の機能を発揮する。この制御手段50が行う各種制御には、発電装置を起動させる起動制御が含まれる。制御手段50は、前記起動制御を行う機能として、加熱手段33の起動及び停止を行う加熱制御部51と、潤滑油ポンプ31を駆動する潤滑油ポンプ制御部52と、温度センサ32で検知された温度Tに応じて作動媒体ポンプ15を所定の回転数(Rp1又はRp2)で駆動する作動媒体ポンプ制御部53と、温度センサ32で検知された値Tに応じて発電機20を所定の回転数(Rd1又はRd2)で駆動する発電機制御部54と、遮蔽弁V1の開閉を制御する遮蔽弁制御部55と、バイパス弁V2の開閉を制御するバイパス弁制御部56とを有する。
遮蔽弁制御部55は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときに、遮蔽弁V1を開く。
作動媒体ポンプ制御部53は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときに、作動媒体ポンプ15を第一回転数Rp1で駆動し、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1よりも大きな第二値T2(予め設定された値)となったときに、作動媒体ポンプ15を第一回転数Rp1よりも大きな回転数である第二回転数Rp2で駆動する。この第一値T1は、膨張機12がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油が当該膨張機12に供給される程度にこの潤滑油の粘度が低下する温度として予め設定されている値である。
発電機制御部54は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときに、発電機20の回転数が第一回転数Rd1となるように回転数の調整を行い、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1よりも大きな第二値T2となったときに、発電機20の回転数が第一回転数Rd1よりも大きな回転数である第二回転数Rd2となるように回転数の調整を行う。
バイパス弁制御部56は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときに、バイパス弁V2を開き、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1よりも大きな第二値T2となったときに、バイパス弁V2を閉じる。
加熱制御部51は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1よりも大きな第二値T2となったときに、加熱手段33の駆動を停止する。
次に、制御手段50の起動制御について、図2を参照しながら説明する。この起動制御は、潤滑油ポンプ駆動ステップと、作動媒体ポンプ駆動ステップとを含む。なお、潤滑油ポンプ駆動ステップは、以下のステップST2を意味し、作動媒体ポンプ駆動ステップは、以下のステップST3〜ステップST12を意味する。
制御手段50は、発電装置の起動指令を受けたとき(発電装置の起動時)には、加熱手段33をオンにするとともに(ステップST1)、潤滑油ポンプ31を駆動する(ステップST2)。これにより、油分離器13内に貯留されている潤滑油が、油流路30、膨張機12、油分離器13の順に循環するように流れる。このとき、加熱手段33の発熱及び潤滑油ポンプ31の駆動時における当該潤滑油ポンプ31の発熱によって、油分離器13内に貯留されている潤滑油が加熱されるので、当該潤滑油の温度Tが上昇する。なお、これらのステップST1,ST2は、いずれが先に実行されてもよく、あるいは、同時に実行されてもよい。また、潤滑油ポンプ31の発熱によって、油分離器13内に貯留されている潤滑油が十分に加熱されるので、ステップST1は省略されてもよい。この場合、加熱手段33が省略された構成となる。
そして、温度センサ32の検知温度Tが第一値T1となったとき(ステップST3)、バイパス弁V2を開くとともに(ステップST4)、遮蔽弁V1を開き(ステップST5)、そして、作動媒体ポンプ15を第一回転数Rp1で駆動する(ステップST6)。これにより、作動媒体は、循環流路10及びバイパス流路40を流れる。このとき、発電機20の回転数を第一回転数Rd1に調整する(ステップST7)ことにより、発電機20から第一発電量が得られる。具体的には、蒸発器11を経由してガス状となった作動媒体は、その一部が膨張機12へ向かい、残りがバイパス流路40へ向かう。膨張機12に流入した作動媒体は、膨張して前記スクリュロータを回転させることによってその温度及び圧力が低下した後、当該膨張機12から排出される。このときのスクリュロータの回転数に対応するように発電機20の回転軸を第一回転数Rd1で回転させることによって、発電機20から第一発電量が得られる。換言すれば、第一回転数Rp1での作動媒体ポンプ15の駆動によって膨張機12内へ流入する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が膨張機12を駆動する駆動力に応じた分の第一発電量が発電機20から得られる。一方、バイパス流路40へ流入した作動媒体は、当該バイパス流路40に流入する前の作動媒体の温度及び圧力と略同じ状態で、膨張機12の下流側において当該膨張機12から排出された作動媒体及び潤滑油と合流する。なお、これらのステップST4〜ST7は、いずれの順で実行されてもよく、あるいは、すべて同時に実行されてもよい。また、バイパス流路40及びバイパス弁V2は省略されてもよい。
その後、温度センサ32での検知温度Tが第一値T1よりも大きな第二値T2となったとき(ステップST8)、加熱手段33をオフにし(ステップST9)、作動媒体ポンプ15を第一回転数Rp1よりも大きな回転数である第二回転数Rp2で駆動し(ステップST10)、バイパス弁V2を閉じる(ステップST12)。これにより、膨張機12に流入する作動媒体の量が増大する。このとき、発電機20の回転数を第一回転数Rd1よりも大きな回転数である第二回転数Rd2に調整するので(ステップST11)、発電機20からは、第一発電量よりも大きな第二発電量が得られる。具体的には、バイパス弁V2が閉じられるため、作動媒体は、バイパス流路40を流れることなく、循環流路10のみを流れ、かつ、作動媒体ポンプ15の回転数が、第一回転数Rp1よりも大きな第二回転数Rp2になるので、膨張機12に流入する作動媒体の量が大幅に増大する。そのため、膨張機12のスクリュロータの回転数も大きくなる。このときのスクリュロータの回転数に対応するように発電機20の回転軸を第二回転数Rd2で回転させることによって、発電機20からは、第一発電量よりも大きな第二発電量が得られる。換言すれば、第二回転数Rp2での作動媒体ポンプ15の駆動によって膨張機12内へ流入する作動媒体の流量、すなわち、この作動媒体が膨張機12を駆動する駆動力に応じた分の第二発電量が発電機20から得られる。なお、これらのステップST9〜ST12は、いずれの順で実行されてもよく、あるいは、すべて同時に実行されてもよい。
以上説明したように、本実施形態の発電装置によれば、その起動時における膨張機12の焼き付きを防止することができる。具体的には、制御手段50は、潤滑油ポンプ31を駆動し、その後、温度センサ32で検知された温度Tが第一値T1となったとき、すなわち、膨張機12がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油が当該膨張機12に供給される程度にこの潤滑油の粘度が低下したときに作動媒体ポンプ15を駆動する起動制御を行う。よって、作動媒体ポンプ15の駆動により循環流路10を循環する作動媒体によって膨張機12が駆動されるときには、当該膨張機12がスムーズに駆動されるのに十分な量の潤滑油がこの膨張機12に供給されるので、この膨張機12の焼き付きを防止することができる。
また、本実施形態の発電装置は加熱手段33を備え、制御手段50は、起動制御において、潤滑油ポンプ31の駆動と略同時に加熱手段33を駆動する制御を行うので、温度センサ32で検知される潤滑油の温度Tが第一値T1に達するまでの時間を短縮することができる。ただし、加熱手段33の起動は潤滑油ポンプ31の起動と厳密に同じである必要はなく、潤滑油ポンプ31の起動に僅かに前後してもよい。
また、本実施形態では、制御手段50は、起動制御において、温度センサ32で検知された温度Tが第一値T1よりも高い第二値T2になるまでは、作動媒体ポンプ15の回転数を第一回転数Rp1で駆動し、温度センサ32で検知された温度Tが第二値T2になったときに、作動媒体ポンプ15の回転数を第一回転数Rp1よりも大きな第二回転数Rp2で駆動する制御を行う。すなわち、制御手段50は、温度センサ32で検知された温度Tが第二値T2になるまでは、作動媒体ポンプ15を相対的に低速の第一回転数Rp1で回転(低速回転)させることにより、前記スクリュロータの回転数(発電機20の回転軸の回転数)が上がり過ぎないようにし、前記温度Tが第二値T2になったとき(潤滑油の粘度が十分に低下したとき)、作動媒体ポンプ15を第一回転数Rp1よりも大きな第二回転数Rp2で回転(高速回転)させ、前記スクリュロータの回転数(発電機20の回転軸の回転数)を上げる。よって、膨張機12の焼き付きを防止しながら、効率よく発電量を増加させて当該発電装置の定常運転へ移行することができる。
さらに、本実施形態の発電装置は、バイパス流路40及びバイパス弁V2を備え、制御手段50は、前記起動制御において、作動媒体ポンプ15が第一回転数Rp1で駆動している間はバイパス弁V2を開き、作動媒体ポンプ15が第二回転数Rp2で駆動している間はバイパス弁V2を閉じる制御を行うので、膨張機12の焼き付きを防止しつつ、潤滑油の温度Tを早期に第二値T2まで上昇させることができる。具体的には、作動媒体ポンプ15が第一回転数Rp1で駆動している間、すなわち、温度センサ32で検知される潤滑油の温度Tが第二値T2に達するまでの間は、バイパス弁V2が開かれているので、循環流路10を循環する作動媒体の一部は、膨張機12を経由せずにバイパス流路40を経由し、膨張機12から排出された後であって油分離器13に流入される前の潤滑油に合流する。ここで、作動媒体の温度は、膨張機12を経由することによって低下するため、この作動媒体とともに膨張機12を通過した潤滑油の温度も低下するが、この作動媒体の温度は、膨張機12を経由しないときはほとんど低下しない。よって、バイパス流路40を設けることによって、膨張機12から排出された後であって油分離器13に流入される前の潤滑油に対し、膨張機12に流入する前の作動媒体と略同温度、すなわち、膨張機12を経由した後の作動媒体よりも高い温度を有する作動媒体を合流させることができる。これにより、潤滑油の温度が早期に第二値T2まで上昇する。
さらに、バイパス弁V2が開かれている間は、作動媒体の一部がバイパス流路40を経由するので、循環流路10を循環する作動媒体の一部しか膨張機12を経由しない。つまり、バイパス流路40を設けない場合に比べて、膨張機12のスクリュロータの回転数が大きくならないので、この膨張機12の焼き付きが防止されやすい。
(第二実施形態)
図3は、本発明の第二実施形態の作動媒体ポンプの回転数の制御内容を示すグラフである。このグラフにおいて、横軸の縦軸との交点は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときの時間である。なお、第二実施形態では、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第一実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。また、本実施形態では、第一実施形態と同じ構成には同じ符号を付している。
本実施形態の作動媒体ポンプ制御部53は、図3に示されるように、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときから前記値Tが上昇するにしたがって作動媒体ポンプ15の回転数を定速回転数Rp3となるまで漸次上昇させ、作動媒体ポンプ15の回転数が定速回転数Rp3となってから所定時間(本装置の系が安定するまでの時間)だけ作動媒体ポンプ15を当該定速回転数Rp3で駆動する。そして、前記所定時間経過後、再び前記値Tの上昇とともに記作動媒体ポンプ15の回転数を定速回転数Rp3から漸次上昇させ、前記値Tが第一値T1よりも高い第二値T2になったときから作動媒体ポンプ15の回転数を定速回転数Rp3よりも大きな第二回転数Rp2で駆動する。なお、発電機制御部54は、発電機20の回転数が作動媒体ポンプ15のそれと同調するように当該発電機20の回転数を制御することが好ましい。
以上のように、本実施形態では、制御手段50は、起動制御において、温度センサ32で検知された温度Tが第一値T1となったときから前記値Tが上昇するにしたがって作動媒体ポンプ15の回転数を定速回転数Rp3となるまで漸次上昇させ、作動媒体ポンプ15の回転数が定速回転数Rp3となってから所定時間だけ作動媒体ポンプ15を当該定速回転数Rp3で駆動する制御を行うので、作動媒体ポンプ15の回転数に応じた分の発電量が発電機20から得られる。しかも、定速回転数Rp3で回転する時間が所定時間だけ維持されるので、本装置の系が安定する。
第二実施形態では、図4に示されるように、作動媒体ポンプ制御部53は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときから第二値T2になるまで前記値Tの上昇に応じて作動媒体ポンプ15の回転数が第二回転数Rp2となるまで連続的に作動媒体ポンプ15の回転数を上げるようにしてもよい。なお、図4のグラフにおいても、横軸の縦軸との交点は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となったときの時間である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、加熱手段33として、潤滑油内に浸される形式のヒーター、あるいは、油分離器13を囲む形式のヒーターが例示されているが、加熱手段33は、これらに限定されない。この加熱手段33として、前記熱媒体の流れる流路16が利用されてもよい。この場合、流路16内を流れる熱媒体が油分離器13内の潤滑油と熱接触可能となるように当該流路16が油分離器13の周囲に配置される。
また、上記実施形態では、循環流路10における蒸発器11のすぐ下流側に膨張機12が設けられた例が示されているが、循環流路10における蒸発器11と膨張機12との間に過熱器が設けられてもよい。
また、上記実施形態では、発電機20として、IPM発電機が用いられた例が示されているが、発電機20はこれに限られない。IPM発電機以外の発電機20としては、例えば誘導発電機が挙げられる。
また、上記実施形態では、作動媒体ポンプ制御部53は、温度センサ32で検知された値Tのみに基づいて作動媒体ポンプ15の回転数を制御しているが、作動媒体ポンプ制御部53の制御方法はこれに限られない。例えば、作動媒体ポンプ制御部53は、温度センサ32で検知された値Tが第一値T1となった後は、タイマーによって計測された一定時間後に作動媒体ポンプ15の回転数が第二回転数Rp2となるように制御してもよい。つまり、作動媒体ポンプ制御部53は、前記値Tが第一値T1になった後は、潤滑油の温度ではなく時間に基づいて作動媒体ポンプ15の回転数を制御してもよい。この場合も、図3で示されるような作動媒体ポンプ15が定速回転数Rp3で駆動される期間が設定されることが好ましい。ただし、この期間を設定することなく、時間の経過とともに徐々に作動媒体ポンプ15の回転数を上げるように制御してもよい。
10 循環流路
11 蒸発器
11a 作動媒体流路
11b 熱媒体流路
12 膨張機
13 油分離器
14 凝縮器
14a 作動媒体流路
14b 冷却媒体流路
15 作動媒体ポンプ
16 流路
17 流路
20 発電機
30 油流路
31 潤滑油ポンプ
32 温度センサ
33 加熱手段
40 バイパス流路
50 制御手段
51 加熱制御部
52 潤滑油ポンプ制御部
53 作動媒体ポンプ制御部
54 発電機制御部
55 遮蔽弁制御部
56 バイパス弁制御部
V1 遮断弁
V2 バイパス弁

Claims (7)

  1. 作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、
    前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、
    前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、
    前記油分離器内の潤滑油の温度を検知する温度センサと、
    前記潤滑油ポンプを駆動し、その後、前記温度センサで検知された温度が所定値となったときに前記作動媒体ポンプを駆動する起動制御を行う制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値となったときから前記温度センサで検知された温度が上昇するにしたがって前記作動媒体ポンプの回転数を漸次上昇させ、前記作動媒体ポンプの回転数を所定時間だけ定速回転数で駆動し、前記所定時間経過後、再び前記温度センサで検知された温度の上昇とともに前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数から漸次上昇させ、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときから前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数よりも大きな第二回転数で駆動する制御を行う発電装置。
  2. 作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、
    前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、
    前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、
    前記油分離器内の潤滑油の温度を検知する温度センサと、
    前記潤滑油ポンプを駆動し、その後、前記温度センサで検知された温度が所定値となったときに前記作動媒体ポンプを駆動する起動制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記起動制御において、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値よりも高い第二値になるまでは、前記作動媒体ポンプの回転数を第一回転数で駆動し、前記温度センサで検知された温度が前記第二値になったときに、前記作動媒体ポンプの回転数を前記第一回転数よりも大きな第二回転数で駆動する制御を行う発電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発電装置において、
    前記油分離器内の潤滑油を加熱する加熱手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記起動制御において、前記潤滑油ポンプの駆動と同時又はそれに前後して前記加熱手段を駆動する制御を行う発電装置。
  4. 請求項に記載の発電装置において、
    前記膨張機と前記蒸発器との間の流路、および、前記膨張機と前記油分離器との間の流路を接続するバイパス流路と、このバイパス流路に設けられたバイパス弁とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記起動制御において、前記作動媒体ポンプが前記第一回転数で駆動している間は前記バイパス弁を開き、前記作動媒体ポンプが前記第二回転数で駆動している間は前記バイパス弁を閉じる制御を行う発電装置。
  5. 発電装置の制御方法であって、
    前記発電装置は、作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、
    前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、
    前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、
    前記油分離器内の潤滑油の温度を検知する温度センサと、を備え、
    前記潤滑油ポンプを駆動する潤滑油ポンプ駆動ステップと、
    前記温度センサで検知された温度が所定値となったときに前記作動媒体ポンプを駆動する作動媒体ポンプ駆動ステップとを含み、
    前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値となったときから前記温度センサで検知された温度が上昇するにしたがって前記作動媒体ポンプの回転数を定速回転数となるまで漸次上昇させ、前記作動媒体ポンプの回転数を所定時間だけ定速回転数で駆動し、前記所定時間経過後、再び前記温度センサで検知された温度の上昇とともに前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数から漸次上昇させ、前記温度センサで検知された温度が前記第一値よりも高い第二値になったときから前記作動媒体ポンプの回転数を前記定速回転数よりも大きな第二回転数で駆動する発電装置の制御方法。
  6. 発電装置の制御方法であって、
    前記発電装置は、作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機から前記作動媒体とともに排出される潤滑油を分離する油分離器と、前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮された作動媒体を前記蒸発器へ送る作動媒体ポンプと、が直列に接続された循環流路と、
    前記膨張機内で前記作動媒体が膨張することにより駆動される発電機と、
    前記油分離器内の潤滑油を前記膨張機へ送る潤滑油ポンプと、
    前記油分離器内の潤滑油の温度を検知する温度センサと、を備え、
    前記潤滑油ポンプを駆動する潤滑油ポンプ駆動ステップと、
    前記温度センサで検知された温度が所定値となったときに前記作動媒体ポンプを駆動する作動媒体ポンプ駆動ステップとを含み、
    前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記温度センサで検知された温度が前記所定値としての第一値よりも高い第二値になるまでは、前記作動媒体ポンプの回転数を第一回転数で駆動し、前記温度センサで検知された温度が前記第二値になったときに、前記作動媒体ポンプの回転数を前記第一回転数よりも大きな第二回転数で駆動する発電装置の制御方法。
  7. 請求項に記載の発電装置の制御方法であって、
    前記発電装置は、前記膨張機と前記蒸発器との間の流路、および、前記膨張機と前記油分離器との間の流路を接続するバイパス流路と、このバイパス流路に設けられたバイパス弁とをさらに備え、
    前記作動媒体ポンプ駆動ステップでは、前記作動媒体ポンプが前記第一回転数で駆動している間は前記バイパス弁を開き、前記作動媒体ポンプが前記第二回転数で駆動している間は前記バイパス弁を閉じる発電装置の制御方法。
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