JP6012793B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジン始動装置に関するものである。
従来のエンジン始動装置においては、ピニオンがブラケットの外側に別部品として組立てられる、いわゆるオーバーハングタイプの始動装置、あるいは特許文献1のように、ピニオンと円筒部材が別部品となったタイプのもので、ピニオンの内周部と円筒部材の外周部に同数のセレーションを設置し、組立時において円筒部材にピニオンバネ、ピニオン、ストッパを順次挿入しリングを溝に嵌め込んだ後、ストッパをリングに圧入固定することでピニオンストッパを設定している始動装置が提案されている。
特開2006−161590号公報
上記の従来エンジン始動装置では、ピニオンを組付けた後にピニオンが外れないようにするためには、ストッパリングのような部品を追加して組立てる必要がある。また、このストッパリングは、例えば始動装置をエンジン取付け時にリングギヤに当てるとストッパリングが外れ、その結果ピニオンが外れてしまいエンジンの始動ができなくなり、最悪の場合には、ピニオンがエンジンルーム内で脱落してしまい、エンジンルーム内の異物となるのでこれを取り除くためにエンジンを分解する必要があるという問題があった。
この発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、部品点数を減らすことにより組立を容易化し、またエンジンへの取付け時の接触およびピニオンの衝突によりストッパが外れてしまうという懸念に対する信頼性を向上させることを特徴とするエンジン始動装置である。
この発明に係わるエンジン始動装置は、スタータモータの出力軸に軸方向に移動自在に組み付けられ、リヤ側に、スプライン結合部と一方向クラッチ部が配置され、フロント側に、リングギヤとの噛合時に前記スタータモータの回転力が伝達されるピニオンが配置された円筒状移動体を備えたエンジン始動装置であって、前記ピニオンの内周部前記円筒状移動体の外周部に、互いに嵌合し前記ピニオンと前記円筒状移動体とを連結する直線状のセレーション部をそれぞれ設け、前記円筒状移動体のセレーション部は、前記ピニオンのセレーション部を前記円筒状移動体内へ移動させるピニオン挿入用貫通溝と、前記ピニオンのセレーション部を嵌合連結させる非貫通のピニオンストッパ用溝とによって構成され、前記ピニオン挿入用貫通溝と前記ピニオンストッパ用溝は、周方向に等間隔に且つ交互に形成されると共に前記ピニオンのセレーション部の歯数は、前記円筒状移動体のセレーション部の歯数に対して半分に設定され、前記円筒状移動体のリングギヤ側端部に設けた段部とピニオンに設けた段部間には、前記ピニオンのセレーション部を前記ピニオンストッパ用溝の溝内端部方向に付勢する弾性部材が張架され、前記ピニオンのセレーション部を前記ピニオンストッパ用溝に嵌合させることによって前記ピニオンと前記円筒状移動体とを連結状態とすると共に前記ピニオンストッパ用溝の溝内端部には、前記弾性部材の付勢で前記ピニオンのセレーション部を当接させることによって前記ピニオンのリングギヤ側への軸方向の移動を規制するストッパ部を構成したものである。
この発明のエンジン始動装置によれば、従来、ピニオン前方に設置されていたストッパリングを廃止することができ、部品点数の削減および全長を短縮することができる。また、従来の別部品となっているストッパに対して、円筒状移動体のセレーション部に設けた第2溝部をストッパとすることにより、エンジン取付け時の接触およびピニオンの衝突に強く、ピニオンの衝突によりストッパが外れてしまうというミスを無くし信頼性の高い構造とすることができる。
この発明の実施の形態1におけるエンジン始動装置の断面図である。 この発明の要部であるピニオンの断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエンジン始動装置のピニオンの変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態1及び2おける円筒状移動体とピニオンの組付け工程を示す説明図である。 この発明の実施の形態2におけるエンジン始動装置の断面図である。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1、2及び4に基づいて実施の形態1に係るエンジン始動装置を説明する。
図1はエンジン始動装置の全体を示す断面図で、図2はこの発明の要部であるオーバーハングタイプピニオンの概略を示す断面図である。
エンジン始動装置100は、次の部材で構成されている。
図1、2において、エンジン始動装置100は、電力を供給するとトルクを発生するスタータモータ9と、このスタータモータ9の回転力が伝達される出力軸8と、この出力軸8を介し回転力が伝達されエンジンにリンクしたリングギヤ3と噛合してエンジンへ回転力を伝達するピニオン17と、スタータモータ9への電力供給のオンオフを切り替える電磁スイッチ12と、この電磁スイッチ12内のソレノイドコイル11に通電することで磁化され往復動するプランジャ10と、このプランジャ10に取り付けられたフック13の移動によりスタータモータ9への電力供給のオンオフを切り替えると同時に揺動するレバーを有する押し出し機構4と、この押し出し機構4に対し電磁スイッチ12の反対側にあってリングギヤ3に噛合うとピニオン17とリングギヤ側からのトルクを遮断する一方向クラッチ部5と、出力軸8に対し軸方向に移動自在に組み付けられた円筒状移動体180と、この円筒状移動体180の主要部である円筒体部18の後方に配置され、減速トルクを伝達する遊星ギヤ6とインターナルギヤ7からなる減速機構部67と、出力軸8に設けられた後述のヘリカルスプライン結合部68と、互いに嵌合しピニオン17と円筒体部18とを連結する後述のセレーション部Sと、円筒状移動体180の軸方向への移動を規制するストッパ2とによって構成されている。
なお、ストッパ2は、出力軸8上に嵌め込まれており、円筒状移動体180をリングギヤ側から出力軸8へ挿入組み立てた後に組み付けられ、円筒状移動体180を出力軸8上にとどめておく組み付け後の抜け防止の機能を有している。
なお、円筒体部18の段部とピニオン17の段部間には、バネなどの弾性部材(ピニオンバネ)16が張架されている。また、リングギヤ3と適宜噛合するピニオン17は、円筒体部18のフロント側端部に配置されたオーバーハングタイプピニオンである。
次にヘリカルスプライン結合部68と一方向クラッチ部5について説明する。
ヘリカルスプライン結合部68は、ヘリカルスプライン(歯車)を有しクラッチアウター機能を備えたスラストスプライン14及びヘリカルスプライン(歯車)を有する出力軸8とによって構成され、更に一方向クラッチ部5は、スラストスプライン14と円筒体部18との間に構成された楔形状のローラ15及び図示しないスプリングとによって構成され、一方向クラッチとして機能する。
次に、図2に基づいてオーバーハングタイプピニオンと、そのセレーション部Sについて説明する。
まず、セレーション部Sは、円筒体部18のフロント側外端部に配置されたピニオン17の内周部、及び円筒体部18のフロント側端部外周部に、互いに嵌合する直線状のピニオンセレーション部17abと円筒体部セレーション部19とをそれぞれ設けることによって構成されている。
円筒体部セレーション部19は、第1溝部(ピニオン挿入用貫通溝)19aと非貫通の第2溝部(ピニオンストッパ用溝)19bとによって構成されている。
また、第1溝部19aは、ピニオン17の組付け時に、ピニオンセレーション部17abを円筒体部18内に挿入移動させるものである。
第2溝部19bは、ピニオンセレーション部17abの円筒体部18内への移動後に、後述のようにピニオン17と円筒体部18とを嵌合連結させると共にピニオン17のストッパ(ピニオン17の軸方向の移動を規制)として機能するものである。
また、第1溝部19aと第2溝部19bは、平行して設けられ周方向に等間隔且つ交互に形成されている。
したがって、ピニオンセレーション部17abは、円筒体部セレーション部19と嵌合することで、円筒状移動体180からのトルクをピニオン17に伝える。
また、この時、ピニオンセレーション部17abは、弾性部材16のバネ圧で第2溝部19bの溝内端部に当接するのでピニオン17の、リングギヤ側への軸方向移動が規制され、第2溝部19bは、ピニオン17のストッパとして機能する。
なお、この実施の形態1では、円筒体部18とピニオン17とが嵌合する際に、円筒体部セレーション部19(19a、19b)とピニオンセレーション部17abとは、位相を合わせたギヤ諸元によるセレーション形状となっている。
また、ピニオンセレーション部17abと円筒体部セレーション部19の歯数は、円筒体部セレーション部19の歯数に対してピニオンセレーション部17abの歯数を半分に設定しているので、すべて歯が噛み合っておらずピニオン17の内周側のギヤ形状は、円筒体部18の外周部に対して間隔をあけて噛み合った1歯飛ばしの隔歯形状となっており、嵌合するピニオン17のセレーション形状は、第1溝部19aと第2溝部19bとにそれぞれ対応したギヤ形状となっている。
次に、図4に基づいてピニオン17の円筒状移動体180への組付け工程の手順を説明する。
(1)まず、円筒状移動体180をフロント側へ移動させた状態で、ピニオン17すなわちピニオンセレーション部17abを第1溝部19aに嵌合させ弾性部材16を撓ませながら円筒体部18内の奥まで挿入する。この時、ピニオン17と第1溝部19aが軸方向に対してラップしない(嵌合が外れる)ように設計されている(図4A参照)。
(2)第1溝部19aに対するピニオンセレーション部17abのラップ(嵌合)が外れた時点で、ピニオン17を円筒体部セレーション部19のギヤ諸元に対して1歯分周方向に回転させ、ピニオン17の軸方向を規制する第2溝部19bに組付ける。すなわち、ピニオンセレーション部17abが第2溝部19bに嵌合するよう第1溝部19aを周方向に相対的に1溝分ずらせてから、円筒体部18内の奥まで挿入されたピニオン17を外側へ戻し、ピニオンセレーション部17abを第2溝部19bに嵌合させると共にフロント側方向に移動させることにより、ピニオン17と円筒状移動体180とが連結される。(図4Bから図4C参照)。
(3)最後に、第2溝部19bの溝内端部に、ピニオンセレーション部17abを当接させることによって連結を完了する。このようにしてピニオン17をフロント側方向に移動させた後、リヤ方向への軸方向移動を規制(ピニオン17が反リングギヤ側へ移動する距離を規制)する止めリング20を取り付ける。この時、ピニオン17と第2溝部19bが軸方向に対してラップ(嵌合)するように止めリング20の位置は設計される(図4C参照)。
このようにして円筒状移動体180を通常の位置に戻すことにより組付けを完了する。また、このような構造にすることで、部品点数を減らし、比較的容易に組立てることができる。
また、弾性部材16は、そのバネ荷重をピニオン17がリングギヤ3と当接した際の荷重より高くする、もしくは当接の際バネが全圧長(弾性部材が全圧縮された時の弾性部材の長さ)とならないようなバネ荷重に設計することによって、ピニオン17と第2溝部19bが軸方向に対してラップ(嵌合)する状態を保つことができ、その場合にはリヤ方向への移動を規制する止めリング20を廃止することも可能となる。
すなわち、上記のように、弾性部材16のバネ荷重が全圧長になる前にピニオン17の移動が規制されるよう設定された場合、又はピニオン部端面から受ける荷重と弾性部材16によりピニオン17へ加わるリングギヤ側への荷重が、弾性部材16の全圧長になる前に釣り合うようにバネ荷重が設定された場合には、ピニオン17が、エンジンのリングギヤ方向に飛び出し且つピニオン17がリングギヤ3と噛合わず両端面が接触(ピニオン端面がリングギヤ端面に当接)して弾性部材16を押し縮める状態(撓ませる状態)になっても、すなわち当該弾性部材を押し縮めながらピニオン17が見掛け上、反リングギヤ側へ移動した場合でもバネが全圧長にならないので、セレーション部Sの嵌合が外れることがない。したがって、ピニオンセレーション部17abは、第2溝部19bに嵌合したままの状態が維持され、止めリング20によって嵌合状態を保つ必要がなくなって、図3のようにリヤ方向への移動を規制する止めリング20を廃止することが可能となり、さらに部品点数減が図られるため組立てが容易となる。
実施の形態2.
図5に基づいて実施の形態2に係るエンジン始動装置を説明する。
実施の形態1では、オーバーハングタイプのスタータ装置について説明したが、ピニオン17と円筒状移動体180が別部品となっているような始動装置であれば、図5に示すようなフロントノーズタイプ、すなわち出力軸8上のヘリカルスプラインを介してピニオン17が軸方向に移動し、且つ出力軸8の先端を、ピニオン17前方のフロントブラケット1に配置したフロント軸受1aによって支持するようにしたフロントノーズタイプのスタータ装置においても、次のように同様の効果が得られる。
なお、上記以外の構成は、実施の形態1と同様のため説明を省略する。
以下実施の形態1で説明した図4を援用して組付け工程を説明する。
(1)円筒体部セレーション部19にピニオン17を挿入するための第1溝部19aにピニオン17を、弾性部材16を撓ませて奥まで挿入する。この時、ピニオン17と第1溝部19aが軸方向に対してラップ(嵌合)しないように設計されている(図4A参照)。(2)ピニオン17を円筒体部セレーション部19のギヤ諸元に対して1歯分周方向に回転させ、ピニオン17の軸方向を規制する第2溝部19bに組付ける(図4B参照)。
(3)ピニオン17をフロント方向に移動させ、リヤ方向への移動を規制する止めリング20を取り付ける。この時、ピニオン17と第2溝部19bが軸方向に対してラップ(嵌合)するように止めリング20の位置は設計される(図4C参照)。
そして、円筒状移動体180を通常の位置に戻して組付けを完了する。このような構造にすることで、部品点数を減らし、比較的容易に組立てることができる。
また、弾性部材16は、そのバネ荷重をピニオン17がリングギヤ3と当接した際の荷重より高くする、もしくは当接の際バネが全圧長とならないようなバネ荷重に設計することによって、ピニオン17と第2溝部19bが軸方向に対してラップ(嵌合)する状態を保つことができ、その場合にはリヤ方向への移動を規制する止めリング20を廃止することも可能となる。
すなわち、上記のように、弾性部材16のバネ荷重が全圧長になる前にピニオン17の移動が規制されるよう設定された場合、又はピニオン部端面から受ける荷重と弾性部材16によりピニオン17へ加わるリングギヤ側への荷重が、弾性部材16の全圧長になる前に釣り合うようにバネ荷重が設定された場合には、ピニオン17が、エンジンのリングギヤ方向に飛び出し且つピニオン17がリングギヤ3と噛合わず両端面が接触(ピニオン端面がリングギヤ端面に当接)して弾性部材16を押し縮める状態(撓ませる状態)になっても、すなわち当該弾性部材を押し縮めながら、ピニオン17が見掛け上、反リングギヤ側へ移動した場合でもバネが全圧長にならないので、セレーション部Sの嵌合が外れることがない。したがって、ピニオンセレーション部17abは、第2溝部19bに嵌合したままの状態が維持され、止めリング20によって嵌合状態を保つ必要がなくなって、図3のようにリヤ方向への移動を規制する止めリング20を廃止することが可能となり、さらに部品点数減が図られるため組立てが容易となる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2:ストッパ、 3:リングギヤ、 5:一方向クラッチ部、 7:インターナルギヤ、
8:出力軸、 9:スタータモータ、 14:スラストスプライン、 15:ローラ、
16:弾性部材、 17:ピニオン、 17ab:ピニオンセレーション部、
18:円筒体部、 180:円筒状移動体、 19:円筒体部セレーション部、
19a:第1溝部(ピニオン挿入用溝)、19b:第2溝部(ピニオンストッパ用溝)、
20:止めリング、 67:減速機構部、 68:ヘリカルスプライン結合部、
S:セレーション部

Claims (3)

  1. スタータモータの出力軸に軸方向に移動自在に組み付けられ、リヤ側に、スプライン結合部と一方向クラッチ部が配置され、フロント側に、リングギヤとの噛合時に前記スタータモータの回転力が伝達されるピニオンが配置された円筒状移動体を備えたエンジン始動装置であって、前記ピニオンの内周部前記円筒状移動体の外周部に、互いに嵌合し前記ピニオンと前記円筒状移動体とを連結する直線状のセレーション部をそれぞれ設け、前記円筒状移動体のセレーション部は、前記ピニオンのセレーション部を前記円筒状移動体内へ移動させるピニオン挿入用貫通溝と、前記ピニオンのセレーション部を嵌合連結させる非貫通のピニオンストッパ用溝とによって構成され、前記ピニオン挿入用貫通溝と前記ピニオンストッパ用溝は、周方向に等間隔に且つ交互に形成されると共に前記ピニオンのセレーション部の歯数は、前記円筒状移動体のセレーション部の歯数に対して半分に設定され、前記円筒状移動体のリングギヤ側端部に設けた段部とピニオンに設けた段部間には、前記ピニオンのセレーション部を前記ピニオンストッパ用溝の溝内端部方向に付勢する弾性部材が張架され、前記ピニオンのセレーション部を前記ピニオンストッパ用溝に嵌合させることによって前記ピニオンと前記円筒状移動体とを連結状態とすると共に前記ピニオンストッパ用溝の溝内端部には、前記弾性部材の付勢で前記ピニオンのセレーション部を当接させることによって前記ピニオンのリングギヤ側への軸方向の移動を規制するストッパ部を構成したことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記弾性部材は、エンジン始動時ピニオンがエンジンのリングギヤ方向に飛び出し且つリングギヤと噛合せずピニオン端面がリングギヤ端面に当接して当該弾性部材を押し縮めながら反リングギヤ側へ移動した場合に、当該弾性部材のバネ荷重が全圧長になる前に前記ピニオンの移動が規制されるよう設定され、前記セレーション部の嵌合が外れないようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
  3. 前記弾性部材は、エンジン始動時ピニオンがエンジンのリングギヤ方向に飛び出し且つリングギヤと噛合せずピニオン端面がリングギヤ端面に当接して当該弾性部材を押し縮めながら反リングギヤ側へ移動した場合に、ピニオン部端面から受ける荷重と前記弾性部材によりピニオン部へ加わるリングギヤ側への荷重が、弾性部材の全圧長になる前に釣り合うようにバネ荷重が設定され、前記セレーション部の嵌合が外れないようにしたことを特徴とする請求項に記載のエンジン始動装置。
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