JP6010966B2 - 集積回路装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路装置、電気光学装置及び電子機器等に関する。
電気光学パネルとしてEPD(Electrophoretic Display)パネルが知られている(特許文献1)。このEPDパネルを駆動するために、ゲートドライバー、ソースドライバー、電源IC、表示コントローラーが必要になるが、部品数が多いために、例えば携帯電話等の携帯機器への搭載が困難である。一方、上記の部品を1チップ化しようとすると、EPDパネルではゲート線駆動電圧及びソース線駆動電圧がLCDパネルよりも高いため、高耐圧且つ耐圧の異なるトランジスターを混在させる必要があり、1チップ化することがコスト的及び技術的に難しいという問題がある。また、電源ICは簡単な論理制御しか行えないため、温度によるゲート線駆動電圧の変化を補正するために高度なアナログ処理が必要になる。
特開2009−251615号公報
本発明の幾つかの態様によれば、コストを増大させることなく部品数を低減し、且つ駆動電圧の温度による変化を低減することができる集積回路装置、電気光学装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、電気光学パネルのソース線を駆動するソースドライバー部と、集積回路装置の外部の昇圧回路に対して昇圧制御を行う電源制御回路と、前記ソースドライバー部と前記電源制御回路とを制御する制御部と、前記電気光学パネルのゲート線を駆動するゲートドライバーの電源電圧を生成する前記昇圧回路に対して、前記電源制御回路により昇圧用クロック信号が出力される昇圧用クロック端子と、前記昇圧回路に対して、前記電源制御回路により昇圧基準電圧が出力される昇圧基準電圧端子とを含む集積回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、集積回路装置の外部の昇圧回路を用いてゲートドライバーの電源電圧を生成することができるから、ゲートドライバーの電源電圧よりも低い耐圧のトランジスターを用いて集積回路装置を製造することができる。その結果、製造コストを増大させることなく部品数を少なくすることなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記電源制御回路は、前記ソースドライバー部の高電位側電源電圧を前記昇圧基準電圧として、前記昇圧基準電圧端子に対して出力してもよい。
このようにすれば、ソースドライバー部の高電位側電源電圧を昇圧することでゲートドライバーの高電位側電源電圧を生成することができる。また、昇圧基準電圧を生成するための専用の電源回路が不要になるから、集積回路装置のチップ面積の増大を抑えることができる。
また本発明の一態様では、前記電源制御回路は、前記ソースドライバー部の低電位側電源電圧を、前記昇圧基準電圧として、前記昇圧基準電圧端子に対して出力してもよい。
このようにすれば、ソースドライバー部の低電位側電源電圧を昇圧することでゲートドライバーの低電位側電源電圧を生成することができる。また、昇圧基準電圧を生成するための専用の電源回路が不要になるから、集積回路装置のチップ面積の増大を抑えることができる。
また本発明の一態様では、前記ソースドライバー部は、前記ゲートドライバーを構成するトランジスターの耐圧よりも低い耐圧のトランジスターにより構成されてもよい。
このようにすれば、ゲートドライバーを構成するトランジスターの耐圧よりも低い耐圧のトランジスターを用いて集積回路装置を製造することができるから、製造コストを増大させることなく部品数を少なくすることなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記昇圧回路は、前記昇圧基準電圧端子と第1のノードとの間に設けられる第1のダイオードと、前記第1のノードと電圧出力ノードとの間に設けられる第2のダイオードと、前記昇圧用クロック端子と前記第1のノードとの間に設けられる第1のキャパシターと、前記電圧出力ノードと接地ノードとの間に設けられる第2のキャパシターとを有し、前記電源制御回路は、前記昇圧基準電圧端子を介して前記昇圧基準電圧を供給することで、前記第1のキャパシターと前記第2のキャパシターとを充電し、前記昇圧用クロック端子を介して前記昇圧用クロック信号を供給することで、前記第1のキャパシターに蓄積された電荷を前記第2のキャパシターに移動させ、前記第2のキャパシターの電荷が増加することで、前記電圧出力ノードの電圧が上昇し、前記ゲートドライバーの電源電圧が生成されてもよい。
このようにすれば、昇圧回路はチャージポンプ回路として動作し、電圧出力ノードから昇圧された電圧を出力することができる。
また本発明の一態様では、前記電源制御回路は、前記昇圧回路が有する前記第1のダイオード及び前記第2のダイオードの順方向電圧の温度による変化を補償する電圧振幅を有する前記昇圧用クロック信号を、前記昇圧用クロック端子に対して出力してもよい。
このようにすれば、第1及び第2のダイオードの順方向電圧が温度によって変化した場合に、その変化を補償することができるから、ゲートドライバーの電源電圧の温度による変化を抑えることができる。
また本発明の一態様では、集積回路装置の外部の温度検出素子を用いて環境温度の検出を行う温度検出部を含み、前記電源制御回路は、前記温度検出部の検出結果に基づいて、電圧振幅が変化する前記昇圧用クロック信号を、前記昇圧用クロック端子に対して出力してもよい。
このようにすれば、電源制御回路は、集積回路装置の外部の温度検出素子を用いて測定された環境温度に基づいて、昇圧用クロック信号の電圧振幅を制御することができるから、ゲートドライバーの電源電圧の温度による変化を抑えることができる。
また本発明の一態様では、前記昇圧基準電圧をVSHとし、前記昇圧用クロック信号の電圧振幅をVAとし、前記第1のダイオード及び前記第2のダイオードの順方向電圧をVFとし、前記昇圧回路が生成する前記ゲートドライバーの電源電圧をVGHとし、前記ゲートドライバーの電源電圧VGHが、VGH=VSH+VA−2×VFと表される場合に、前記電源制御回路が、前記温度検出部の検出結果に基づいて前記昇圧用クロック信号の前記電圧振幅VAを変化させることで、前記順方向電圧VFの温度による変化を補償してもよい。
このようにすれば、例えば環境温度の変化によりVFがΔVFだけ変化した場合に、VAを−2×ΔVFだけ変化させることで、ゲートドライバーの電源電圧VGHの温度による変化を抑えることができる。
また本発明の一態様では、前記電気光学パネルは、電気泳動パネルであってもよい。
このようにすれば、温度変化に対して、電気泳動パネルの駆動電圧の変化を小さく抑えることができるから、精度の高い階調表示などが可能になる。
また本発明の一態様では、前記温度検出素子は、前記電気泳動パネル用温度検出素子であって、前記電気泳動パネルの表示状態を第1の表示状態から第2の表示状態に変化させる駆動波形情報を記憶する波形情報記憶部を含み、前記制御部は、前記温度検出部の検出結果に基づいて、環境温度に対応する前記駆動波形情報を選択し、前記ソースドライバー部は、選択された前記駆動波形情報に基づいて、前記電気泳動パネルの前記ソース線を駆動してもよい。
このようにすれば、ソースドライバー部は、環境温度に対応して選択された駆動波形情報に基づいてソース線を駆動することができるから、環境温度が変化した場合でも安定した画像表示などが可能になる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、環境温度に対応する補正情報を格納するレジスターを有し、前記制御部は、前記温度検出部の検出結果と前記補正情報とに基づいて、前記昇圧用クロック信号の振幅電圧を設定する電圧設定情報を出力し、前記電源制御回路は、前記電圧設定情報に基づいて前記昇圧用クロック信号の振幅電圧を生成するレギュレーターと、前記レギュレーターにより生成された前記振幅電圧に基づいて、前記昇圧用クロック信号を生成する昇圧用クロック生成回路とを有してもよい。
このようにすれば、電源制御回路は、温度検出部の検出結果と補正情報とに基づいて、昇圧用クロック信号の振幅電圧を生成し、生成された振幅電圧をもつ昇圧用クロック信号を生成することができるから、昇圧回路のダイオードの順方向電圧の温度による変化を精度良く補償することができる。
本発明の他の態様は、上記いずれかに記載の集積回路装置と、前記ゲートドライバーと、前記集積回路装置及び前記ゲートドライバーにより駆動される前記電気光学パネルと、前記昇圧回路とを含む電気光学装置に関係する。
本発明の他の態様によれば、ゲートドライバーを別チップとし、ゲートドライバーの電源電圧を昇圧回路により生成することで、集積回路装置の製造コストを増大させることなく部品数を少なくすることできる。また、昇圧回路をデジタル処理により制御することができるから、環境温度情報に基づいて、ゲートドライバーの電源電圧を精度良く補正することができる。その結果、低コストで性能の高い電気光学装置を実現することなどが可能になる。
本発明の他の態様は、上記に記載の電気光学装置と、前記集積回路装置に接続されたホスト装置とを含む電子機器に関係する。
また本発明の他の態様では、前記電気光学パネルは、ガラス基板上に形成され、前記集積回路装置は、前記ガラス基板上に実装され、前記昇圧回路は、前記ホスト装置が実装された主基板と前記ガラス基板とを接続するフレキシブル基板上に設けられてもよい。
このようにすれば、昇圧回路を実装するスペースを節約することができるから、電子機器の小型化などが可能になる。
電気光学パネルの画素の基本的な構成例。 電気泳動マイクロカプセルの動作を説明する図。 サブフレーム駆動波形の一例。 集積回路装置及び電気光学装置の基本的な構成例。 図5(A)、図5(B)は、第1及び第2の昇圧回路の詳細な構成例。 電源制御回路及び制御部の、昇圧用クロック信号の制御に関係する部分の構成例。 図7(A)は、レギュレーターの構成例。図7(B)は、補正情報の一例。 電子機器の実装の一例。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電気光学パネル
図1に、本実施形態の集積回路装置により駆動される電気光学パネル(EPD(Electrophoretic Display)パネル、電気泳動パネル)の画素の基本的な構成例を示す。図1に示すように、EPDパネルの画素20は、電気泳動マイクロカプセル30、画素選択トランジスター22、保持容量24、画素電極26、対向電極(共通電極)28を含む。画素選択トランジスター22は、ゲート線(走査線)14がゲートに接続され、ソース線(データ線)16がソースに接続され、ドレインが保持容量24及び画素電極26に接続されている。EPDパネルは、複数の画素20、複数のゲート線14及び複数のソース線16を含む。後述するように、ゲート線14はゲートドライバー220により駆動され、ソース線16は本実施形態の集積回路100が有するソースドライバー部110により駆動される。
図2は、EPDパネルの電気泳動マイクロカプセル30の動作を説明する図である。図2に示すように、アクティブマトリクス基板に形成された複数の画素電極26と対向する対向電極(共通電極)28が図示しない対向基板に形成され、その2枚の基板間に電気光学材料にて電気泳動層を形成する複数のマイクロカプセル30が設けられている。各マイクロカプセル30は、流体31に浮遊する正の電気を帯びた黒粒子32および負の電気を帯びた白粒子33を含む。
ここで、対向電極28は所定の電圧に保持することができる。図1のゲート線14およびソース線16を用いて、画素電極26に印加される電圧を制御することができる。電界が正の場合、マイクロカプセル30aに示すように黒粒子32は対向電極28の方向に動き、その結果、透明な対向電極28側から見た画素20は黒くなる。逆に、電界が負の場合、マイクロカプセル30bに示すように白粒子33が対向電極28の方向に動き、その結果対向電極28側から見た画素20は白くなる。マイクロカプセル30cは完全に白または黒以外のグレーを表示している画素を示している。例えば黒、白またはグレーを有する画素を生成するには、電圧パルスのシーケンスが画素電極26に印加される。電気光学パネル12の表示が更新される際、駆動波形電圧がソース線16を介して画素20に印加される。印加される具体的な波形は画素20の更新後の表示状態及び更新前の表示状態に基づいて選択される。
画素電極26に適当な極性、持続時間、および振幅の電圧パルスを印加することにより、画素20を黒、白、またはある濃さのグレーの強度に駆動することができる。画素20に印加する電圧パルスは、温度等の環境情報や波形モードに依存させて、持続時間、振幅、または持続時間と振幅双方に関し変調することができる。
図3に、EPDパネルを駆動するサブフレーム駆動波形の一例を示す。EPDパネルの画素20は、図3に示すようなパルス列により駆動される。パルス列は複数のパルスで構成され、「波形(waveform)」または「電圧遷移シーケンス」とも呼ばれる。単パルスの印加時間が一つのサブフレーム(SF)に相当する。パルス列(波形)は、十数〜数十サブフレームにて構成することができる。
2.集積回路装置及び電気光学装置
図4に、本実施形態の集積回路装置100及び電気光学装置200の基本的な構成例を示す。図4に示す集積回路装置100は、ソースドライバー部110、電源制御回路120、制御部130、温度検出部140、波形情報記憶部150、ホストI/F(インターフェース)部160、昇圧用クロック端子TVCKH、TVCKL、昇圧基準電圧端子TVSH、TVSLを含む。電気光学装置200は、電気光学パネル(電気泳動パネル、EPDパネル)12、集積回路装置100、第1、第2の昇圧回路210−1、210−2、ゲートドライバー220、温度検出素子230を含む。なお、本実施形態の集積回路装置100及び電気光学装置200は図4の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
ソースドライバー部110は、制御部130からの制御により、電気光学パネル12の複数のソース線16を駆動する。ソースドライバー部110は、ゲートドライバー220を構成するトランジスターの耐圧(例えば40V)よりも低い耐圧(例えば30V)のトランジスターにより構成される。
電源制御回路120は、集積回路装置100の外部の昇圧回路210−1、210−2に対して昇圧制御を行う。具体的には、第1の昇圧回路210−1に対しては、昇圧用クロック端子TVCKHを介して昇圧用クロック信号VCKHを出力し、昇圧基準電圧端子TVSHを介して昇圧基準電圧VSHを出力する。また、第2の昇圧回路210−2に対しては、昇圧用クロック端子TVCKLを介して昇圧用クロック信号VCKLを出力し、昇圧基準電圧端子TVSLを介して昇圧基準電圧VSLを出力する。昇圧基準電圧VSHは、ソースドライバー部110の高電位側電源電圧(例えば15V)であり、昇圧基準電圧VSLは、ソースドライバー部110の低電位側電源電圧(例えば−15V)である。
制御部130は、電気光学パネル12の表示制御を行う。具体的には、例えばホストI/F部160を介してホスト装置310から表示データ(画像データ)を受け取り、温度検出部140から環境温度についての検出結果を受け取り、検出結果に基づいて電源制御回路120を制御し、またソースドライバー部110及びゲートドライバー220を制御する。
温度検出部140は、集積回路装置100の外部の温度検出素子230を用いて環境温度の検出を行う。電源制御回路120は、温度検出部140の検出結果に基づいて、電圧振幅が変化する昇圧用クロック信号VCKH、VCKLを出力する。こうすることで、環境温度の変化による昇圧回路210−1、210−2の出力電圧VGH、VGLの変化を補正することができる。昇圧用クロック信号VCKH、VCKLの電圧振幅の制御については、後述する。
波形情報記憶部150は、電気泳動パネル(電気光学パネル)12の表示状態を第1の表示状態から第2の表示状態に変化させる駆動波形情報を記憶する。第1の表示状態とは、例えば図2のマイクロカプセル30aに示す状態(黒が表示される状態)であって、第2の表示状態とは、例えば図2のマイクロカプセル30bに示す状態(白が表示される状態)である。制御部130は、温度検出部140の検出結果に基づいて、環境温度に対応する駆動波形情報を選択する。ソースドライバー部110は、選択された駆動波形情報に基づいて、電気泳動パネル12のソース線16を駆動する。
第1、第2の昇圧回路210−1、210−2は、電気光学パネル12のゲート線14を駆動するゲートドライバー220の電源電圧VGH、VGLを生成する。具体的には、第1の昇圧回路210−1は、ゲートドライバー220の高電位側電源電圧(例えば20V)VGHを生成し、第2の昇圧回路210−2は、ゲートドライバー220の低電位側電源電圧(例えば−20V)VGLを生成する。第1、第2の昇圧回路210−1、210−2の詳細な構成例については、後述する。
ゲートドライバー220は、集積回路装置100が有する制御部130の制御により、電気光学パネル12のゲート線14を駆動する。
温度検出素子230は、電気泳動パネル用温度検出素子であって、例えばサーミスターなどで構成される。
EPDパネルでは、駆動電圧として、ソース線に対しては例えば±15V(30V)が必要であり、ゲート線に対しては例えば±20V(40V)が必要である。従って、ソースドライバーを構成するトランジスターは30Vの耐圧が必要であり、ゲートドライバーを構成するトランジスターは40Vの耐圧が必要である。
ソースドライバーとゲートドライバーを1チップに集積化する場合には、耐圧30Vのトランジスターと耐圧40Vのトランジスターの両方を形成することになり、技術的に難しく、またチップ面積が大きくなるためにコストの増大を招く。また、耐圧40Vのトランジスターを用いて、ソースドライバーとゲートドライバーの両方を構成することも考えられるが、耐圧40Vのトランジスターはサイズが大きい反面、駆動電流が小さいため、ソースドライバーに用いることは難しい。
本実施形態の集積回路装置100及び電気光学装置200では、ゲートドライバー220を別チップとし、さらにゲートドライバー220に供給する電源電圧(例えば±20V)を昇圧回路210−1、210−2により生成する。このようにすることで、集積回路装置100をロジック回路用トランジスターと30V耐圧のトランジスターで構成することができるから、例えばLCDパネル用ドライバーICと同等のプロセスを用いて比較的安価に製造することができる。また、昇圧回路210−1、210−2をデジタル処理により制御することができるから、温度検出素子230により検出された環境温度情報に基づいて、ゲートドライバー220の電源電圧を精度良く補正することができる。
図5(A)、図5(B)に、本実施形態の第1及び第2の昇圧回路210−1、210−2の詳細な構成例を示す。図5(A)に示す第1の昇圧回路210−1は、第1及び第2のダイオードDA1、DA2、第1、第2及び第3のキャパシターCA1、CA2、CA3を含む。図5(B)に示す第2の昇圧回路210−2は、第1及び第2のダイオードDB1、DB2、第1、第2及び第3のキャパシターCB1、CB2、CB3を含む。なお、本実施形態の第1及び第2の昇圧回路210−1、210−2は図5(A)、図5(B)の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
第1及び第2の昇圧回路210−1、210−2は、共にチャージポンプ回路であって、ゲートドライバー220の高電位側電源電圧(例えば20V)VGH及び低電位側電源電圧(例えば−20V)VGLをそれぞれ出力する。
第1のダイオードDA1(DB1)は、昇圧基準電圧端子TVSH(TVSL)と第1のノードNA1(NB1)との間に設けられる。また、第2のダイオードDA2(DB2)は、第1のノードNA1(NB1)と電圧出力ノードNGH(NGL)との間に設けられる。
第1のキャパシターCA1(CB1)は、昇圧用クロック端子TVCKH(TVCKL)と第1のノードNA1(NB1)との間に設けられる。第2のキャパシターCA2(CB2)は、電圧出力ノードNGH(NGL)と接地ノードGNDとの間に設けられる。また、第3のキャパシターCA3(CB3)は、昇圧基準電圧端子TVSH(TVSL)と接地ノードGNDとの間に設けられる。
昇圧用クロック信号VCKHは、Lレベル(低電位レベル)が0V(GNDレベル)でありHレベル(高電位レベル)がVA(>0V)であるクロック信号である。昇圧基準電圧VSHは、ソースドライバー部110の高電位側電源電圧(例えば15V)である。
昇圧用クロック信号VCKLは、Lレベル(低電位レベル)が−VAであり、Hレベル(高電位レベル)が0V(GNDレベル)であるクロック信号である。昇圧基準電圧VSLは、ソースドライバー部110の低電位側電源電圧(例えば−15V)である。
第1の昇圧回路210−1は、以下のように動作する。昇圧用クロック信号VCKHがLレベル(0V)である期間には、キャパシターCA1には電圧VSH−VFが印加され、この電圧に対応する電荷が蓄積される。また、キャパシターCA2には電圧VSH−2×VFが印加され、この電圧に対応する電荷が蓄積される。ここでVFはダイオードDA1、DA2の順方向電圧である。
次に昇圧用クロック信号VCKHがHレベル、即ち電圧VAである期間には、昇圧用クロック端子TVCKHの電位がVAまで持ち上げられるから、ノードNA1の電位はVSH−VF+VAまで上昇する。これによってキャパシターCA1の電荷がダイオードDA2を介してキャパシターCA2に移動し、電圧出力ノードNGHの電位が上昇する。これを繰り返すことで、電圧出力ノードNGHにはVSH+VA−2×VFの電圧が生成される。このようにして、第1の昇圧回路210−1により、ゲートドライバー220の高電位側電源電圧VGH=VSH+VA−2×VFが生成される。例えば、VSH=15V、VA=6V、VF=0.5Vである場合には、VGH=20Vである。
第2の昇圧回路210−2の動作は、電流の向き及び電荷の極性が逆になるだけで、第1の昇圧回路210−1の動作と同様であるから、詳細な説明を省略する。第2の昇圧回路210−2により、ゲートドライバー220の低電位側電源電圧VGL=VSL−VA+2×VFが生成される。例えば、VSL=−15V、VA=6V、VF=0.5Vである場合には、VGL=−20Vである。
ダイオードDA1、DA2の順方向電圧VFは、温度により変化する。即ち、温度が上がるとVFは低くなり、温度が下がるとVFは高くなる。ゲートドライバー220の高電位側電源電圧VGHはVGH=VSH+VA−2×VFで与えられるから、温度が上がるとVGHは高くなり、温度が下がるとVGHは低くなる。
EPDパネルでは、階調表示を行うためには、ソース線駆動電圧及びゲート線駆動電圧について高い精度が要求される。また、温度変化に対しても、ソース線駆動電圧及びゲート線駆動電圧の変化が非常に小さいことが求められる。ソースドライバー用電源電圧については、集積回路装置100の内部で生成することができるから、温度による変化を抑えることができる。しかしゲートドライバー用電源電圧については、外付けのダイオードを用いた昇圧回路により生成するから、環境温度の変化に伴って電源電圧が変化してしまう。
そこで本実施形態の集積回路装置100では、温度検出部140の検出結果に基づいて昇圧用クロック信号VCKHの電圧振幅VAを変化させることで、順方向電圧VFの温度による変化を補償する。即ち、環境温度の変化によりVFがΔVFだけ変化した場合に、VAを−2×ΔVFだけ変化させることで、電源電圧VGHの温度による変化を抑えることができる。例えば、環境温度の上昇によりVFが50mV下がった場合に、VAを100mV上げることで、VGHの変化を抑えることができる。
同様に電源電圧VGLについても、温度検出部140の検出結果に基づいて昇圧用クロック信号VCKLの電圧振幅VAを変化させることで、電源電圧VGLの温度による変化を抑えることができる。
図6に、本実施形態の集積回路装置100が有する電源制御回路120及び制御部130の、昇圧用クロック信号VCKHの制御に関係する部分の構成例を示す。電源制御回路120は、レギュレーター122及び昇圧用クロック生成回路124を含む。制御部130は、加算器132、演算回路134及び第1、第2のレジスターREG1、REG2を含む。なお、本実施形態の電源制御回路120及び制御部130は図6の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
温度検出部140は、温度検出素子230からの検出電圧VTSに基づいて、環境温度情報TDを出力する。具体的には、検出電圧VTSをA/D変換して、得られたデジタル値を環境温度情報TDとして出力する。環境温度情報TDは、例えば10ビットのデジタル値(0〜1023)で表すことができる。
演算回路134は、温度検出部140からの環境温度情報TD(検出結果)と、第1のレジスターREG1に格納された温度‐補正値対応情報CORTB(広義には補正情報)とに基づいて、測定された環境温度に対応する補正値CORを出力する。
加算器132は、演算回路134からの補正値CORと第2のレジスターREG2に格納された電子ボリューム値EVOLとを加算し、その結果を昇圧用クロック信号VCKHの振幅電圧VAを設定する電圧設定情報SVAとして出力する。電圧設定情報SVAは、例えば6ビットのデジタル値(0〜63)で表すことができる。
第1のレジスターREG1は、環境温度に対応する補正情報(温度‐補正値対応情報)CORTBを格納する。補正情報CORTBは、例えば環境温度とそれに対応する補正値とを示すルックアップテーブルである。補正情報CORTBは、ホスト装置310により第1のレジスターREG1に書き込まれる。
第2のレジスターREG2は、電子ボリューム値EVOLを格納する。電子ボリューム値EVOLは、例えば環境温度が補正を要しない基準温度(例えば25°C)である場合に、適正な振幅電圧VAを設定する電圧設定情報である。電子ボリューム値EVOLは、ホスト装置310により第2のレジスターREG2に書き込まれる。電子ボリューム値EVOLは、電圧設定情報SVAと同じビット数のデジタル値(例えば6ビット)で表すことができる。
レギュレーター122は、加算器132からの電圧設定情報SVAに基づいて、昇圧用クロック信号VCKHの振幅電圧VAを生成する。
昇圧用クロック生成回路124は、レギュレーター122からの振幅電圧VAを受けて、振幅電圧VAの昇圧用クロック信号VCKHを生成し、昇圧用クロック端子TVCKHに出力する。
このようにして、電源制御回路120は、昇圧回路210−1が有する第1、第2のダイオードの順方向電圧VFの温度による変化を補償する電圧振幅VAを有する昇圧用クロック信号VCKHを出力することができる。なお、図示していないが、ゲートドライバー220の低電位側電源電圧VGLを生成するための昇圧用クロック信号VCKLについても、図6と同様な構成により、環境温度に対応して振幅電圧VAを補正することができる。
このように、本実施形態の集積回路装置100によれば、予め補正情報CORTBを第1のレジスターREG1に格納しておくことで、温度検出素子230を用いて測定された環境温度に対応する補正値CORを算出し、算出された補正値CORに基づいて、昇圧用クロック信号VCKH、VCKLの振幅電圧VAを補正することができる。こうすることで、ゲートドライバー220の電源電圧VGH、VGLの温度による変化を抑えることができる。
図7(A)に、レギュレーター122の構成例を示す。図7(A)のレギュレーター122は、ラダー抵抗素子RA、スイッチ素子SW1〜SWn(nは2以上の整数)、オペアンプOPA、抵抗素子R1、R2を含む。なお、本実施形態のレギュレーター122は図7(A)の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
ラダー抵抗素子RAの一端には基準電圧VREF(例えば2V)が印加され、他端は接地ノードGNDに接続される。ラダー抵抗素子RAには、n個のタップが設けられ、各タップにはスイッチ素子SW1〜SWnのうちの対応するスイッチ素子が接続される。
スイッチ素子SW1〜SWnは、電圧設定情報SVAに基づいて、いずれか1つがオン状態に設定され、他はオフ状態に設定される。こうすることで、ラダー抵抗素子RAにより分圧されたn個の電圧のうちの電圧設定情報SVAに対応する電圧がオペアンプOPAの非反転入力ノード(+)に入力される。例えば、基準電圧VREFが2Vであり、電圧設定情報SVAが6ビットで表現される場合には、n=2=64となり、0V〜2Vの範囲の64個の電圧のうちの1つが選択される。
オペアンプOPA及び抵抗素子R1、R2は増幅器として動作する。即ち、オペアンプOPAの非反転入力ノード(+)に入力される電圧の(R1+R2)/R2倍の電圧が、振幅電圧VAとして出力される。抵抗素子R1、R2の抵抗値がR1=2×R2となるようにすれば、入力電圧の3倍の電圧が出力される。例えば、入力電圧が2Vである場合には、振幅電圧VAとして6Vが出力される。
このようにして、レギュレーター122は、電圧設定情報SVAに基づいて、昇圧用クロック信号の振幅電圧VAを生成することができる。
図7(B)に、補正情報(温度‐補正値対応情報)CORTBの一例を示す。図7(B)には、環境温度の温度範囲、対応する環境温度情報TD(10ビットのデジタル値)、対応する補正値CORを示す。例えば、温度範囲が15°C〜35°Cの場合には補正値CORは±0であるが、温度範囲が35°C〜55°Cの場合には補正値CORは−1である。また、温度範囲が−5°C〜15°Cの場合には補正値CORは+1である。補正値CORは、符号も含めて3ビットで表現することができる。例えば、補正値COR=+1は、振幅電圧VAに対して+100mVの補正に対応する。
上述したように、電子ボリューム値EVOLに補正値CORを加算した値である電圧設定情報SVAに基づいて、昇圧用クロック信号VCKHの振幅電圧VAが設定される。補正情報(温度‐補正値対応情報)CORTBは、昇圧回路に用いられるダイオードの温度特性に基づいて、作成することができる。作成された補正情報CORTBは、予めホスト装置310により第1のレジスターREG1に書き込まれる。
以上説明したように、本実施形態の集積回路装置100及び電気光学装置200によれば、ゲートドライバーを別チップとし、ゲートドライバーの電源電圧を外部の昇圧回路により生成することで、集積回路装置を比較的安価に製造することができる。また、昇圧回路をデジタル処理により制御することができるから、環境温度情報に基づいて、ゲートドライバーの電源電圧を精度良く制御することができる。その結果、低コストで性能の高い電気光学装置(EPDパネルモジュール)を実現することなどが可能になる。
3.電子機器
図8に、本実施形態の電子機器300の実装の一例を示す。電子機器300は、電気光学装置200、ホスト装置310、主基板MB、フレキシブル基板FLX、ガラス基板GLSを含む。電気光学装置200は、電気光学パネル12、集積回路装置100、ゲートドライバー220、昇圧回路210−1、210−2を含む。なお、本実施形態の電子機器300は図8の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
電気光学パネル12は、ガラス基板GLS上に形成され、集積回路装置100は、ガラス基板GLS上に実装される。昇圧回路210−1、210−2は、ホスト装置310が実装された主基板MBとガラス基板GLSとを接続するフレキシブル基板FLX上に設けられる。このようにすることで、昇圧回路210−1、210−2を実装するスペースを節約することができるから、電子機器300の小型化などが可能になる。
なお、図示していないが、温度検出素子230(例えばサーミスター)をフレキシブル基板FLX上に設けてもよい。
図9に本実施形態の電子機器300の構成例を示す。この電子機器300は、電気光学パネル12、ホスト装置310、集積回路装置100、操作部320、記憶部330、通信部340を含む。なお、これらの一部の構成要素を省略し、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
電気光学パネル12は、電子機器300の出力装置として各種画像(情報)を表示するためのものであり、例えばEPDパネルやECDパネルなどである。操作部320は、ユーザーが各種情報を入力するためのものであり、各種ボタン、キーボード等により実現できる。記憶部330は、画像データをなどの各種の情報を記憶するものであり、RAMやROM等により実現できる。通信部340は外部との通信処理を行うものである。
なお本実施形態により実現される電子機器としては、例えば、電子カード(クレジットカード、ポイントカード等)、電子ペーパー、リモコン、時計、携帯電話機、携帯情報端末、電卓等の種々の機器を挙げることができる。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また集積回路装置、電気光学装置及び電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
12 電気光学パネル(EPDパネル)、14 ゲート線、16 ソース線、
20 画素、24 保持容量、26 画素電極、28 対向電極、
30 マイクロカプセル、31 流体、32 黒粒子、33 白粒子、
100 集積回路装置、110 ソースドライバー部、120 電源制御回路、
130 制御部、140 温度検出部、150 波形情報記憶部、
160 ホストI/F部、200 電気光学装置、
210−1、210−2 第1、第2の昇圧回路、220 ゲートドライバー、
230 温度検出素子、300 電子機器、310 ホスト装置、320 操作部、
330 記憶部、340 通信部、
TVCKH、TVCKL 昇圧用クロック端子、
VCKH、VCKL 昇圧用クロック信号、TVSH、TVSL 昇圧基準電圧端子、
VSH、VSL 昇圧基準電圧、VGH、VGL ゲートドライバーの電源電圧

Claims (14)

  1. 電気光学パネルのソース線を駆動するソースドライバー部と、
    集積回路装置の外部の第1の昇圧回路及び第2の昇圧回路に対して昇圧制御を行う電源制御回路と、
    前記ソースドライバー部と前記電源制御回路とを制御する制御部と、
    前記電気光学パネルのゲート線を駆動する、集積回路装置の外部のゲートドライバーの高電位側電源電圧を生成する前記第1の昇圧回路に対して、前記電源制御回路により第1の昇圧用クロック信号が出力される第1の昇圧用クロック端子と、
    前記ゲートドライバーの低電位側電源電圧を生成する前記第2の昇圧回路に対して、前記電源制御回路により第2の昇圧用クロック信号が出力される第2の昇圧用クロック端子と、
    前記第1の昇圧回路に対して、前記電源制御回路により第1の昇圧基準電圧が出力される第1の昇圧基準電圧端子と、
    前記第2の昇圧回路に対して、前記電源制御回路により第2の昇圧基準電圧が出力される第2の昇圧基準電圧端子と、
    を含み、
    前記電源制御回路は、
    前記第1の昇圧用クロック端子に前記第1の昇圧用クロック信号、前記第1の昇圧基準電圧端子に前記第1の昇圧基準電圧を出力することで、前記第1の昇圧回路により、前記第1の昇圧基準電圧よりも高電位の前記高電位側電源電圧を前記ゲートドライバーに供給させ、
    前記第2の昇圧用クロック端子に前記第2の昇圧用クロック信号、前記第2の昇圧基準電圧端子に前記第2の昇圧基準電圧を出力することで、前記第2の昇圧回路により、前記第2の昇圧基準電圧よりも低電位の前記低電位側電源電圧を前記ゲートドライバーに供給させ、
    集積回路装置を構成するトランジスターは、前記ゲートドライバーを構成するトランジスターよりも耐圧が低いことを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記電源制御回路は、
    前記ソースドライバー部の高電位側電源電圧を、前記第1の昇圧基準電圧として、前記第1の昇圧基準電圧端子に対して出力し、
    前記ソースドライバー部の低電位側電源電圧を、前記第2の昇圧基準電圧として、前記第2の昇圧基準電圧端子に対して出力することを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記電源制御回路は、
    前記第1の昇圧用クロック信号として、低電位レベルがGNDレベルであり、高電位レベルがVA(VA>0V)である信号を出力し、
    前記第2の昇圧用クロック信号として、低電位レベルが−VAであり、高電位レベルがGNDレベルである信号を出力することを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第1の昇圧基準電圧をVSHとし、前記第2の昇圧基準電圧をVSLとし、前記ゲートドライバーの前記高電位側電源電圧をVGHとし、前記ゲートドライバーの前記低電位側電源電圧をVGLとした場合に、集積回路装置のトランジスターの耐圧は、VSH−VSL以上であり、VGH−VGLよりも低いことを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1の昇圧回路は、
    前記第1の昇圧基準電圧端子と第1のノードとの間に設けられる第1のダイオードと、
    前記第1のノードと第1の電圧出力ノードとの間に設けられる第2のダイオードと、
    前記第1の昇圧用クロック端子と前記第1のノードとの間に設けられる第1のキャパシターと、
    前記第1の電圧出力ノードと接地ノードとの間に設けられる第2のキャパシターとを有し、
    前記電源制御回路は、
    前記第1の昇圧基準電圧端子を介して前記第1の昇圧基準電圧を供給することで、前記第1のキャパシターと前記第2のキャパシターとを充電し、
    前記第1の昇圧用クロック端子を介して前記第1の昇圧用クロック信号を供給することで、前記第1のキャパシターに蓄積された電荷を前記第2のキャパシターに移動させ、
    前記第2のキャパシターの電荷が増加することで、前記第1の電圧出力ノードの電圧が上昇し、前記ゲートドライバーの前記高電位側電源電圧が生成されることを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記電源制御回路は、
    前記第1の昇圧回路が有する前記第1のダイオード及び前記第2のダイオードの順方向電圧の温度による変化を補償する電圧振幅を有する前記第1の昇圧用クロック信号を、前記第1の昇圧用クロック端子に対して出力することを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項5又は6において、
    集積回路装置の外部の温度検出素子を用いて環境温度の検出を行う温度検出部を含み、
    前記電源制御回路は、
    前記温度検出部の検出結果に基づいて、電圧振幅が変化する前記第1の昇圧用クロック信号を、前記第1の昇圧用クロック端子に対して出力することを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項7において、
    前記第1の昇圧基準電圧をVSHとし、前記第1の昇圧用クロック信号の電圧振幅をVAとし、前記第1のダイオード及び前記第2のダイオードの順方向電圧をVFとし、前記第1の昇圧回路が生成する前記ゲートドライバーの前記高電位側電源電圧をVGHとし、
    前記ゲートドライバーの前記高電位側電源電圧VGHが、VGH=VSH+VA−2×VFと表される場合に、
    前記電源制御回路が、前記温度検出部の検出結果に基づいて前記第1の昇圧用クロック信号の前記電圧振幅VAを変化させることで、前記順方向電圧VFの温度による変化を補償することを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項7又は8において、
    前記電気光学パネルは、電気泳動パネルであることを特徴とする集積回路装置。
  10. 請求項9において、
    前記温度検出素子は、前記電気泳動パネル用温度検出素子であって、
    前記電気泳動パネルの表示状態を第1の表示状態から第2の表示状態に変化させる駆動波形情報を記憶する波形情報記憶部を含み、
    前記制御部は、前記温度検出部の検出結果に基づいて、環境温度に対応する前記駆動波形情報を選択し、
    前記ソースドライバー部は、選択された前記駆動波形情報に基づいて、前記電気泳動パネルの前記ソース線を駆動することを特徴とする集積回路装置。
  11. 請求項7乃至10において、
    前記制御部は、
    環境温度に対応する補正情報を格納するレジスターを有し、
    前記制御部は、
    前記温度検出部の検出結果と前記補正情報とに基づいて、前記第1の昇圧用クロック信号の振幅電圧を設定する電圧設定情報を出力し、
    前記電源制御回路は、
    前記電圧設定情報に基づいて前記第1の昇圧用クロック信号の振幅電圧を生成するレギュレーターと、
    前記レギュレーターにより生成された前記振幅電圧に基づいて、前記第1の昇圧用クロック信号を生成する第1の昇圧用クロック生成回路と、
    を有することを特徴とする集積回路装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の集積回路装置と、
    前記ゲートドライバーと、
    前記集積回路装置及び前記ゲートドライバーにより駆動される前記電気光学パネルと、
    前記第1の昇圧回路及び前記第2の昇圧回路を含むことを特徴とする電気光学装置。
  13. 請求項12に記載の電気光学装置と、
    前記集積回路装置に接続されたホスト装置とを含むことを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13において、
    前記電気光学パネルは、ガラス基板上に形成され、
    前記集積回路装置は、前記ガラス基板上に実装され、
    前記第1の昇圧回路及び前記第2の昇圧回路は、前記ホスト装置が実装された主基板と前記ガラス基板とを接続するフレキシブル基板上に設けられることを特徴とする電子機器。
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