JP6010847B1 - 仕口ダンパ及びそれの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】木造建物に入力されるエネルギの吸収性能、耐震性能や制振性能の信頼性を損なうことなく、耐久性に優れる仕口ダンパ及びその製造方法を提供する。【解決手段】筒状固定部5の内表面及び外表面に接着剤を付着させた後、筒状固定部5を、金型11内に筒状固定部5の外表面が金型11の内側面と隙間を有するように設置する。金型11内に上型11Aの注入孔11Adを通じて、減衰材部分3となる未加硫減衰ゴムを加圧注入する。その後加圧加熱することで筒状固定部5の内部及び周囲に対し減衰材部分3を加硫接着する。【選択図】 図8

Description

本発明は、主として木造建物の耐震構造や制振構造に用いられる仕口ダンパ及びそれの製造方法に関するものである。
従来、戸建木造住宅においては、耐震性を向上させるため、仕口部における柱材と筋交い材との間に補強用金物を設け、剛性および耐力を高める構造は知られている。そして、このような耐震型の補強用金物である剛性材に対し、減衰材(例えば、高減衰ゴム)を組み合わせる構造とすることにより、地震や台風など建物に入力されるエネルギを吸収・軽減し、建物の倒壊を防ぐようにした仕口ダンパが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第3684129号公報 特許第5777036号公報
前記仕口ダンパは、建物に取り付けられた状態で長期間にわたって使用されるため、前記特許文献1,2に記載のもののように、剛性材(補強金物)の表面が外部に露出していると、錆びやすく、耐久性に劣る。
また、剛性材と減衰材とを組み合わせる場合、前記減衰材の部分が前記剛性材の部分から剥がれないようにうまく組み合わせないと、かえって、木造建物に入力されるエネルギの吸収性能、耐震性能や制振性能の信頼性を損なうおそれがある。
本発明は、木造建物に入力されるエネルギの吸収性能、耐震性能や制振性能の信頼性を損なうことなく、耐久性に優れる仕口ダンパ及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の仕口ダンパは、木造建物の鉛直方向に延びる柱材と、前記柱材に対し傾斜する方向に延びる筋交い材との間に取り付けられる仕口ダンパであって、前記柱材に固定される板状固定部、及び前記板状固定部に連設され前記筋交い材に固定される筒状固定部とを有する剛性材部分と、前記筒状固定部の内部空間を埋めると共に前記筒状固定部の外表面に表面層を形成する減衰材部分とを備えるものであり、前記筒状固定部は、前記板状固定部が連設される第1の板部分と、前記第1の板部分と平行に延びる第2の板部分と、並んで配置され前記第1及び第2の板部分を結合する複数のブリッジ部とを有し、前記減衰材部分は、前記筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、前記外表面に表面層として設けられる部分とが結合されていることを特徴とする。
このようにすれば、筒状固定部の外表面に表面層が設けられ、表面層によって覆われて保護されているので、耐久性を向上させることができる。
また、地震や風などによる振動エネルギが建物に入力された場合には、前記振動エネルギが主として減衰材部分によって吸収され、大きい振動エネルギが入力されると、減衰材部分のせん断変形に加えてブリッジ部の曲げ変形が加わり、建物に入力された振動エネルギはこれらの変形によって吸収される。そして、さらに大きい振動エネルギが入力されて剛性材部分と減衰材部分との接着が剥がれ若しくはゴムが破断して減衰材部分による吸収が期待できなくなる場合であっても、複数のブリッジ部が塑性変形して残りのエネルギが吸収される。
この場合、前記筒状固定部の内部空間に充填されるだけでなく外表面に減衰材部分による表面層が形成され、前記筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、前記外表面に表面層として設けられる部分とが結合されているので、筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、外表面に表面層として設けられる部分とが強固に結合され、筒状固定部から減衰材部分が剥がれる(分離する)ことが抑制される。
この場合、請求項2に記載のように、前記減衰材部分は、隣り合う前記ブリッジ部の間では、前記ブリッジ部の前記表面層の表面と面一になるように設けられている構造とすることができる。
このようにすれば、隣り合うブリッジ部の間には、ブリッジ部の表面層の表面と面一になるように減衰材部分が設けられているので、筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、外表面に表面層として設けられる部分とが強固に結合される上で、有利である。また、隣ブリッジ部の塑性変形が1か所に集中することが回避される。よって、エネルギの吸収性能、耐震性能や制振性能に対する信頼性を向上させることができる。
請求項3に記載のように、前記筒状固定部の内部空間は、前記ブリッジ部に対応する部分については、隣り合う前記ブリッジ部の間も含めて、前記減衰材部分が設けられず、空隙となっている構造とすることも可能である。
このようにすれば、ブリッジ部が変形し易くなり、ブリッジ部の変形によるエネルギの吸収性能が高まる。
請求項4に記載のように、さらに、前記減衰材部分は、前記板状固定部が連設される側とは反対側の、前記筒状固定部の端部では、その端面の表面層の表面と面一になるように設けられている、ことが望ましい。
このようにすれば、さらに、板状固定部が連設される側とは反対側の、筒状固定部の端部には、その端面の表面層の表面と面一になるように減衰材部分が設けられているので、減衰材部分と筒状固定部とがより強固に結合される。
請求項5に記載のように、前記第1の板部分には、前記筋交い材に固定するために用いる第1の貫通孔と、加圧加硫成形時に、前記減衰材部分となる未加硫減衰ゴムが前記内部空間内に流入するための第2の貫通孔とが形成され、前記第2の板部分には、前記筋交い材に固定するために用いる第3の貫通孔と、加圧加硫成形時に、前記減衰材部分となる未加硫減衰ゴムが前記内部空間内に流入するための第4の貫通孔とが形成されている、ことが望ましい。
このようにすれば、第2及び第3の貫通穴を通じても未加硫減衰ゴムが前記内部空間内に流入することになり、内部空間への減衰材部分の流入による充填が確実に行われる。また、第2及び第4の貫通孔に充填される部分によっても、前記筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、前記筒状固定部の外表面に表面層として設けられる部分とが結合されることになるので、表面層となる減衰材部分と内部空間に充填される減衰材部分との結合力が高まる。
請求項6に記載のように、前記剛性材部分は、剛性を有する板材を折り曲げて形成されるものであり、前記板材は、前記第1の板部分に対応する矩形状部分の両側それぞれに前記ブリッジ部となる部分を挟んで前記第2の板状固定部分の一部となる部分が連設されている長部分と、前記矩形状部分に対し前記長部分の長手方向の直交する方向に前記板状固定部となる短部分が結合部となる部分を挟んで連設されて略T字形状を有するものであり、前記矩形状部分に対し、前記ブリッジ部となる部分を湾曲することで、前記第2の板部分の一部なる部分の先端部どうしを突き合わせて、前記筒状固定部が形成される、構成とすることができる。
このようにすれば、剛性を有する板材を折り曲げたり湾曲させたりして、板状固定部と筒状固定部とを有する剛性材部分を簡単に製造することができる。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の仕口ダンパの製造方法であって、前記筒状固定部の全表面に接着剤を付着させた後、前記筒状固定部のみを、金型内に前記筒状固定部の外表面が前記金型の内側面との間に隙間を有するように設置し、前記金型内に前記金型の注入孔を通じて、前記減衰材部分となる未加硫減衰ゴムを加圧注入し、その後加圧加熱することで前記剛性材部分の筒状固定部に対し前記減衰材部分を加硫接着することを特徴とする。
このようにすれば、請求項1〜6のいずれか1つに記載の仕口ダンパを無理なく製造することができる。
請求項8に記載のように、前記金型は、前記筒状固定部の第1及び第2の板部分の外表面に対向する、前記金型の内側面に、前記第1及び第2の板部分の外表面に接触してそれらとの間に隙間を形成する複数の突起が設けられている、ことが望ましい。
このようにすれば、金型内において、第1及び第2の板部分の外表面と金型の内側面と間に、表面層を形成するための隙間が簡単に形成される。
本発明は、筒状固定部の外表面に表面層を設けているので、表面層によって外表面を保護し、耐久性を向上させることができる。特に、筒状固定部の内部空間に減衰材部分を充填するだけでなく外表面にも表面層として減衰材部分を設け、前記筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、前記外表面に表面層として設けられる部分とを結合しているので、剛性材部分から減衰材部分が剥がれて分離することを抑制し、エネルギの吸収性能を確保して、耐震性能や制振性能に対する信頼性を確保することができる。
本発明に係る仕口ダンパを木造建物の柱および筋交い材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1に示す仕口ダンパの取付状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 前記仕口ダンパを示し、(a)は斜視図、(b)は減衰材部分を省略した斜視図である。 図3に示す仕口ダンパを反対側から見た状態を示し、(a)は斜視図、(b)は減衰材部分を省略した斜視図である。 前記仕口ダンパの剛性材部分を展開して示す説明図である。 図1のA−A線における断面図である。 製造方法の説明図である。 木造建物の構造フレームに水平方向の荷重が作用したときの変形の様子を示す説明図である。 別の実施の形態である仕口ダンパを示し、(a)は斜視図、(b)は減衰材部分を省略した斜視図である。 図9に示す仕口ダンパを反対側から観た状態を示し、(a)は斜視図、(b)は減衰材部分を省略した斜視図である。 さらに別の変形例である仕口ダンパを示し、(a)は斜視図、(b)は減衰材部分を省略した斜視図である。についての図1と同様の図である。 変形例である仕口ダンパについての図1と同様の図である。 別の変形例についての要部断面図である。 さらに別の変形例を示し、(a)は剛性材部分の斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図,(d)は変形の様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る仕口ダンパを木造建物の柱および筋交い材に取り付けた状態を示す斜視図、図2は図1に示す仕口ダンパの取付状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
図1および図2(a)(b)に示すように、仕口ダンパ1は、木造建物101の鉛直方向に延びる柱材102と、この柱材102に対し傾斜する方向に延びる筋交い材104との間に取り付けられる。つまり、柱材102は、水平方向に延びる土台103に突き合わせて接合され、この接合部分において柱材102および土台103に対し筋交い材104の端部が当接するように配置され、このような柱材102と筋交い材104との間に仕口ダンパ1が取り付けられている。
仕口ダンパ1は、図3(a)及び図4(a)に示すように、剛性材部分2と、減衰材部分3とを備えるものであり、剛性材部分2は、図3(b)及び図4(b)に示すように、柱材102に固定される板状固定部4と、この板状固定部4に結合部6を介して略90度をなすように連設され筋交い材104に固定される筒状固定部5とを有する。なお、結合部6には、仕口ダンパ1の断面二次モーメントを上げるために、リブ加工により凸部9が設けられている。
剛性材部分2は、後述するように、剛性を有する板材2Aを折り曲げたり湾曲させたりして形成されるものであり、展開状態は、図5に示すように、略T字状をなしている。
筒状固定部5は、板状固定部4が連設される略矩形状の第1の板部分5aと、第1の板部分5aに対応する大きさを有し第1の板部分5aと平行に延びる第2の板部分5bと、並んで配置され第1及び第2の板部分5a,5bを結合する複数のブリッジ部5cとを有する。これにより、第1及び第2の板部分5a,5b並びにブリッジ5cによって囲まれる、狭い幅Wを有する内部空間Sが形成される。なお、第2の板部分5bは、板状固定部4の屈曲方向とは反対側に配置されている。
ブリッジ部5cは、略断面逆U字形をして、建物に入力されるエネルギをその変形により減衰材部分3と共に吸収するもので、かかるブリッジ部5cは、図3(b)及び図4(b)に示すように、第1の板部分5aの上下部の幅方向中央および幅方向両端に設けられている。各ブリッジ部5cの幅は、例えばそれぞれ0.5mm以上の幅で、第1の板部分5aの上部あるいは下部の全幅に対し、全体で2〜60%、好ましくは3〜50%、より好ましくは5〜30%の幅に設定されている。このように全体で少なくとも2%〜60%とすることで、建物に入力されるエネルギを、減衰材部分3だけでなく、ブリッジ部5cによっても吸収することができる。なお、この実施の形態では同じ幅のブリッジ部5cを3つ設けているが、ブリッジ部5cの幅や数は異なっていてもよい。
また、大エネルギ(例えば巨大地震)の入力などの何らかの原因(→大エネルギの入力だけに限らないことを明確にした方がよいと考え、追加しました)によって減衰材部分3との接着が剥がれたとき若しくはゴムが破断したときでもブリッジ部5cが塑性変形して残エネルギを吸収できるようになる。つまり、大エネルギの入力によって減衰材部分3の接着が剥がれたとき若しくはゴムが破断したときに、各ブリッジ部5cはフォールトトレランス(Fault Tolerance)機構として作用し、塑性変形して残エネルギを吸収し、耐震性能・制振性能の信頼性を高める機能を発揮する。
減衰材部分3は、筒状固定部5の内部空間内を埋めるだけでなく、筒状固定部5の外表面に表面層を形成している。そして、隣り合うブリッジ部5cの間には、ブリッジ部5cの表面層の表面と面一になるように減衰材部分3が設けられ、その部分で前記内部空間内の減衰材部分3と表面層となる減衰材部分3とを一体的に結合している。また、板状固定部4が連設される側とは反対側の、筒状固定部5の端部には、その端面の表面層の表面と面一になるように減衰材部分3が設けられ、同様に、その部分で前記内部空間内の減衰材部分3と表面層となる減衰材部分3とを一体的に結合している。つまり、減衰材部分3は、筒状固定部5の内部空間内に充填される部分3a(図6参照)と、外表面に表面層として設けられる部分3bとが、筒状固定部5の端部に設けられる部分3cと、ブリッジ部5cの間に設けられる部分3dとによって一体的に結合されている。その結果、減衰材部分3は、筒状固定部5の周囲を取り囲み、筒状固定部5が外部から見えないように筒状固定部5全体を被覆していることになる。なお、筒状固定部5の外表面及び内表面を含めて、減衰材部分3の、筒状固定部5への接触部分は筒状固定部5に加硫接着され、筒状固定部5と減衰材部分3とは一体化されている。
このように、筒状固定部5の内部空間内に充填される部分3aと、外表面に表面層として設けられる部分3bとが、ブリッジ部5cの間に設けられる部分3dによって結合され一体となっているので、減衰材部分3と筒状固定部5との結合力が強固になっている。さらに、筒状固定部5の端部に設けられる部分3cによっても結合されるようにしているので、減衰材部分3と筒状固定部5との結合力がより強固になっている。
剛性材部分2の板状固定部4には、その板状固定部4を複数の第1の固定具7(例えば木ねじ)により柱材102に固定するための複数の取付孔4aが開設されている。
また、筒状固定部5の第1の板部分5aには、筋交い材104に固定するために用いる第1の貫通孔5dに加えて、加硫成形時に、前記内部空間内に減衰材部分3が流入するための第2の貫通孔5eが形成されている。第2の板部分5bにも、第1の板部分5aの外側から複数の第2の固定具8(例えば木ねじ)により筋交い材104に固定するために用いる第3の貫通孔5fに加えて、加硫成形時に、前記内部空間内に減衰材部分3が流入するための第4の貫通孔5gが形成されている。そして、図6に示すように、第1の板部分5aの外側から、複数の第2の固定具8により第2の板部分5bを筋交い材104に固定する。なお、第1及び第2の固定具7,8としては、それぞれ木ねじの代わりに釘などを用いてよい。
また、第2の貫通孔5e及び第4の貫通孔5gに充填される減衰材部分によっても、筒状固定部5の内部空間内に充填される部分3aと、外表面に表面層として設けられる部分3bとが結合されているので、この部分によっても減衰材部分3と筒状固定部5との結合力が高められている。
仕口ダンパ1は、剛性材部分2の筒状固定部5に対し減衰材部分3を加硫接着して形成されるが、その製造方法について、図5及び図7を用いて説明する。
剛性材部分2は、鋼板(軟鋼)などの剛性を有する金属板を切断して形成する板材2A(図5参照)を用い、その板材2Aを折り曲げたり湾曲させたりして形成する。その板材2Aは、第1の板部分5aに対応する矩形状部分2Aaの両側それぞれに複数のブリッジ部5cとなる部分2Ab,2Abを挟んで第2の板部分5bの一部となる部分2Ac,2Adが連設されている長部分2AAと、長部分2AAの矩形状部分2Aaに対し長部分2AAの長手方向の直交する方向に板状固定部4となる短部分2ABが結合部6となる部分2ACを挟んで連設されて略T字形状を有するものである。
それから、短部分2ABに取付孔4aを,長部分2AAに第1〜第4の貫通孔5d,5e,5f,5gをそれぞれ開孔する。
次いで、矩形状部分2Aaに対し、90度の角度をなすように結合部6となる部分2ACを屈曲し、その部分に、仕口ダンパ1の断面二次モーメントを上げるために凸部9をリブ加工する。また、ブリッジ部5cとなる部分2Ab,2Abを、部分2ACの屈曲方向とは反対側に湾曲して第2の板部分5bの一部なる部分2Ac.2Adの先端部どうしを噛み合うように突き合わせて、第1の板部分5aと第2の板部分5bとの間に内部空間となる隙間を有する筒状固定部5を形成する。
このようにして、板状固定部4と筒状固定部5とを有する剛性材部分2(図3(b)及び図4(b)参照)を形成する。
それから、筒状固定部5全体を、例えば接着剤槽に浸すことで、筒状固定部5の全表面に加硫接着剤を塗布する。接着剤としては、例えば1液(プライマー)としてLORD社製ケムロック(登録商標)205、2液として同ケムロック6125を用いる。
次に、図7に示すように、金型11のキャビティ11a内に、剛性材部分2の筒状固定部3のみを、筒状固定部3の外表面が金型11の内側面との間に隙間を有するように位置決めして設置する。
金型11は、上型11Aと下型11Bとを有し、それらを結合することでキャビティ11aが形成される。筒状固定部5の第1及び第2の板部分5a,5bの外表面に対向する、上型11A及び下型11Bの内側面に、第1及び第2の板部分5a,5bの外表面に接触してそれらとの間に隙間を形成する複数の突起11Aa,11Baが設けられている。また、上型11Aには、第1の板部分5aの第1の貫通孔5dに挿入され、第2の固定具8を挿入するための貫通孔を形成する円柱状の凸部11Abも設けられている。一方、下型11Bには、第2の部分5bの第3の貫通孔5fに挿入され、取付固定の際に第2の固定具8を挿入するための貫通孔を形成する円柱状の凸部11Bbも設けられている。これら凸部11Ab,11Bbの挿入により筒状固定部5(剛性材部分2)の金型11に対する位置決めがなされる。
上型11Aの上側の凹部11Ac内に減衰材部分3となる、所定量の未加硫高減衰ゴムGが装填され、凹部11Acに対しプランジャー12の押圧突部12aを挿入して未加硫高減衰ゴムGを押圧することで、上型11Aの注入孔11Adを通じて、金型11のキャビティ11a内に未加硫高減衰ゴムGを加圧注入する。
このとき、第1及び第2の板部分5a,5bの第2及び第4の貫通孔5e,5gやブリッジ部5cの間を通じて、筒状固定部5の内部空間内に円滑に未加硫高減衰ゴムGが流入する。凸部11Ab,11Bbによって、第2の固定具8を挿入するための空間部分(第1及び第3の貫通孔5d,5fに連通する、減衰材部分3による孔)には高減衰ゴムが充填されることなく、空間として残される。
その後、加圧加熱することで筒状固定部5に対し減衰材部分3を加硫接着し、仕口ダンパ1が形成される。
そして、仕口ダンパ1を建物の接合部分に取り付けるには、まず、取付孔4aを通じて第1の固定具7により板状固定部4を柱材102に固定する一方、図1,図2及び図7に示すように、第1の挿通孔5dを通じて第1の板部分5aの外側から第2の固定具8を適用し、第3の貫通孔5fを通じて第2の板部分5bを筋交い材104に固定する。これにより、柱材102と筋交い材104とが仕口ダンパ1を介して結合される。
このようにすれば、地震や台風の横揺れ時など、図8に示すように、木造建物に水平方向の荷重Pが入力されて、柱材102が変形すると、柱材102に固定された仕口ダンパ1の板状固定部4から延びる第1の板部分5aとこれに対向して筋交い材104の端部に固定された第2の板部分5bとの間にずれ(相対変位)が生じるが、かかるずれは、筒状固定部5に設けられた減衰材部分3および各ブリッジ部5cの変形によって解消され、もってエネルギを吸収することができる。
このように、木造建物の柱材102と筋交い材104との間に、仕口ダンパ1を適用することにより、地震や台風などによって木造建物に入力されるエネルギを減衰材部分3およびブリッジ部5cで吸収し、もってエネルギの吸収性能を向上させると共に、耐震性能や制振性能に対する信頼性を向上させることができる。
特に、各ブリッジ部5cは、小さいエネルギ入力に対しては、弾性変形して減衰材部分3がエネルギを吸収し、大きなエネルギ入力に対しては、減衰材部分3およびブリッジ部5cが協力してエネルギを吸収し、より多大なエネルギ入力により減衰材部分3との接着が剥がれる場合若しくはゴムが破断する場合には、各ブリッジ部5cが塑性変形して残エネルギを吸収し、フォールトトレランス機構として作用する。したがって、仕口ダンパ1を適用することにより、耐震性能や制振性能に対する信頼性を大きく高めることができるようになる。
前述したほか,本発明は、次のように変更して実施することができる。
(i)仕口ダンパ1では、ブリッジ部5cを第1の板部分5aの他辺の幅方向中央および幅方向両端に設けたが、これに限らない。例えば、第1の板部分5aの他辺の幅方向中央に1つだけ設けてもよく、あるいは第1の板部分5aの他辺の幅方向両端に2つ設けてもよい。いずれの場合も、ブリッジ部5cの幅は、第1の板部分5aの他辺の全幅に対し、全体で2〜60%の幅に設定することが望ましい。
(ii)仕口ダンパ1では、第2の板部分5bを第1の板部分5aから板状固定部4の屈曲方向と反対側へ屈曲させるようにしたが、柱材102の側面に対する筋交い材104の位置に合わせて、図9(a)(b)および図10(a)(b)に示すように、第2の板部分5b’を板状固定部4の屈曲方向と同じ側へ屈曲させるようにしてもよい。
また、図11(a)(b)に示すように、第2の板部分5b”を、第1の板部分5aの、板状固定部4が設けられている側とは反対側から板状固定部4の屈曲方向と同じ側あるいは反対側にブリッジ部5c”を介して屈曲させる構造にしてもよい。この場合、第2の板部分の、ブリッジ部5c”が設けられている部分と反対側は板状固定部4に接触するようにしているが、一部を差し込む結合構造にしてもよい。また、図9(a)(b)に示す場合などと同様に、第2の板部分5b”を板状固定部4の屈曲方向と同じ側へ屈曲させることもできる。
(iii)板状固定部4は、柱材102だけに固定されるようにしているが、柱材102に加えて、図12に示すように、土台103にも固定される板状固定部4Aをさらに設けることもできる。この場合、板状固定部4と板状固定部4Aとは,90°の角度をなしている。
(iv)筒状固定部について表面層を形成するようにしているが、板状固定部についても表面層を設けるようにすることも可能である。
(v)剛性材部分2には鋼板(軟鋼)などの金属板を用いているが、FRPなどの合成樹脂板などを用いることも可能である。減衰材部分3には高減衰ゴムを用いているが、ポリウレタンゴム、ブチルゴムなどの他の粘弾性体、天然ゴムなどの弾性体を用いてよい。弾性体を用いると、ブリッジ部5cの形状保持の効果を期待できる。
(vi)図13に示すように、筒状固定部5の内部空間は、ブリッジ部5cに対応する部分については、隣り合うブリッジ部5cの間も含めて、減衰材部分3が設けられず、空隙Sとなっている。
(vii)仕口ダンパ1では、筒状固定部を1つとしているが、筒状固定部を分割形とすることも可能である。例えば、剛性材部分22を、図14(a)に示すように、筒状固定部25の第1の板部分25aが2つの矩形孔25aaを並列に有し、各矩形孔25aaの長手方向端部から、板状固定部24のある側とは反対側にブリッジ部25cを介して第2の板部分25bが並列に設けられている。そして、減衰材部分23は、図14(b)(c)に示すように、第1及び第2の板部分25a,25bの間の空間並びに第1及び第2の板部分25a,25bの表面層を形成するように加硫接着され、筒状固定部25全体を覆っている。そして、図14(d)に示すように,変形する。
1 仕口ダンパ
2 剛性材部分
2A 板材
2AA 長部分
2AB 短部分
2AC 結合部6となる部分
2Aa 矩形状部分
2Ab,2Ab ブリッジ部5cとなる部分
2Ac,2Ad 第2の板部分5bの一部となる部分
3 減衰材部分
3a〜3d 部分
4 板状固定部
4a 取付孔
5 筒状固定部
5a 第1の板部分
5b 第2の板部分
5c ブリッジ部
5d 第1の貫通孔
5e 第2の貫通孔
5f 第3の貫通孔
5g 第4の貫通孔
6 結合部
7 第1の固定具
8 第2の固定具
9 凸部
11 金型
11a キャビティ
11A 上型
11Aa 突起
11Ab 凸部
11Ac 凹部
11Ad 注入孔
11B 下型
11Ba 突起
11Bb 凸部
101 木造建物
102 柱材
103 土台
104 筋交い材
G 未加硫高減衰ゴム
S 空隙

Claims (8)

  1. 木造建物の鉛直方向に延びる柱材と、前記柱材に対し傾斜する方向に延びる筋交い材との間に取り付けられる仕口ダンパであって、
    前記柱材に固定される板状固定部、及び前記板状固定部に連設され前記筋交い材に固定される筒状固定部とを有する剛性材部分と、前記筒状固定部の内部空間を埋めると共に前記筒状固定部の外表面に表面層を形成する減衰材部分とを備えるものであり、
    前記筒状固定部は、前記板状固定部が連設される第1の板部分と、前記第1の板部分と平行に延びる第2の板部分と、並んで配置され前記第1及び第2の板部分を結合する複数のブリッジ部とを有し、
    前記減衰材部分は、前記筒状固定部の内部空間内に充填される部分と、前記外表面に表面層として設けられる部分とが結合されていることを特徴とする仕口ダンパ。
  2. 前記減衰材部分は、隣り合う前記ブリッジ部の間では、前記ブリッジ部の前記表面層の表面と面一になるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の仕口ダンパ。
  3. 前記筒状固定部の内部空間は、前記ブリッジ部に対応する部分については、隣り合う前記ブリッジ部の間も含めて、前記減衰材部分が設けられず、空隙となっていることを特徴とする請求項1記載の仕口ダンパ。
  4. さらに、前記減衰材部分は、前記板状固定部が連設される側とは反対側の、前記筒状固定部の端部では、その端面の表面層の表面と面一になるように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の仕口ダンパ。
  5. 前記第1の板部分には、前記筋交い材に固定するために用いる第1の貫通孔と、加圧加硫成形時に、前記減衰材部分となる未加硫減衰ゴムが前記内部空間内に流入するための第2の貫通孔とが形成され、
    前記第2の板部分には、前記筋交い材に固定するために用いる第3の貫通孔と、加圧加硫成形時に、前記減衰材部分となる未加硫減衰ゴムが前記内部空間内に流入するための第4の貫通孔とが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の仕口ダンパ。
  6. 前記剛性材部分は、剛性を有する板材を折り曲げて形成されるものであり、
    前記板材は、前記第1の板部分に対応する矩形状部分の両側それぞれに前記ブリッジ部となる部分を挟んで前記第2の板状固定部分の一部となる部分が連設されている長部分と、前記矩形状部分に対し前記長部分の長手方向の直交する方向に前記板状固定部となる短部分が結合部となる部分を挟んで連設されて略T字形状を有するものであり、
    前記矩形状部分に対し、前記ブリッジ部となる部分を湾曲することで、前記第2の板部分の一部なる部分の先端部どうしを突き合わせて、前記筒状固定部が形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の仕口ダンパ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の仕口ダンパの製造方法であって、
    前記筒状固定部の全表面に接着剤を付着させた後、前記筒状固定部のみを、金型内に前記筒状固定部の外表面が前記金型の内側面との間に隙間を有するように設置し、
    前記金型内に前記金型の注入孔を通じて、前記減衰材部分となる未加硫減衰ゴムを加圧注入し、
    その後加圧加熱することで前記剛性材部分の筒状固定部に対し前記減衰材部分を加硫接着することを特徴とする仕口ダンパの製造方法。
  8. 前記金型は、前記筒状固定部の第1及び第2の板部分の外表面に対向する、前記金型の内側面に、前記第1及び第2の板部分の外表面に接触してそれらとの間に隙間を形成する複数の突起が設けられている請求項7に記載の仕口ダンパの製造方法。
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