JP6010258B1 - 内視鏡システム - Google Patents
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Abstract
Description
このように、種別が異なる内視鏡が共通の信号処理装置や光源装置に接続された場合には、内視鏡の種別に応じて、適切な設定状態にすることが必要になる。
例えば第1の従来例としての日本国特開平8−123518号公報においては、光源装置等の複数の非制御機器が通信手段を介して電気的に接続される制御装置は、非制御機器を遠隔制御することを開示している。また、制御装置は集中操作パネルとも接続され、集中操作パネルの表示部において、非制御機器の操作スイッチ、設定値、測定値等を表示することが開示されている。
また、第2の従来例としての日本国特開2005−454号公報においては、内視鏡が接続される画像処理装置において、周辺機器拡張制御基板を装着することにより、周辺機器としての気腹器、電気メス装置の機器名称、機能名称、設定値等の情報を表示することが開示されている。また周辺機器制御画面に基づいて、周辺機器を制御可能とする内容が開示されている。
また、第3の従来例としての日本国特開2003−334163号公報においては、内視鏡の種別又は撮像素子の種別を検出し、検出した種別に応じて撮像素子の画素数が変化した場合にも適切な領域で所定の画像処理した画像を表示する画像処理装置が開示されている。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、実際に使用される内視鏡の種別に応じて内視鏡システムにおける複数の機能を自動的に適切な設定状態に設定することができる内視鏡システムを提供することを目的とする。
(第1の実施形態)
図1に示すように本発明の第1の実施形態における内視鏡システム1は、患者の体内に挿入される内視鏡2A,2B,…(図1,2では2A,2Bのみ示す)と、接続された内視鏡2I(I=A,B,…)に照明光を供給する光源装置3と、接続された内視鏡2Iに搭載された撮像素子に対する信号処理を行う信号処理装置を形成するビデオプロセッサ4と、ビデオプロセッサ4により生成された映像信号(画像信号)を表示する表示装置としてのモニタ5と、ビデオプロセッサ4に接続され、入力部を形成するキーボード6と,記録装置としてのVTR7と、プリンタ8と、ネットワーク装置9とを備える。なお、本実施形態においては、光源装置3,モニタ5,VTR7、プリンタ8、ネットワーク装置9が信号処理装置を形成するビデオプロセッサ4に接続される複数の周辺機器を形成する。
内視鏡2Aは、細長の挿入部11と、挿入部11の基端(後端)に設けられた操作部12と、操作部12から延出されたケーブル13aとを有し、ケーブル13aの端部のコネクタ14aは、光源装置3に着脱自在に接続される。
また、内視鏡2Bは、ファイバスコープ等により構成される光学式内視鏡10aと、光学式内視鏡10aの接眼部17に着脱自在に接続されるテレビカメラ10bとにより構成されるテレビカメラ装着内視鏡である。
光学式内視鏡10aは、挿入部11と、操作部12と、接眼部17と、操作部12から延出されたライトガイドケーブル13bを有し、ライトガイドケーブル13bの端部のライトガイドコネクタ14bは、光源装置3に着脱自在に接続される。また、テレビカメラ10bから延出された信号ケーブル15bの端部の信号コネクタ16bは、ビデオプロセッサ4に着脱自在に接続される。
図1、図2に示す例では内視鏡2Aを光源装置3と、ビデオプロセッサ4とに接続した状態を示しているが、内視鏡2Bを光源装置3と、ビデオプロセッサ4とに接続することもできる。
照明窓に隣接する観察窓には、図示しない対物レンズが配置され、内視鏡2Aにおいては対物レンズの結像位置に撮像素子22aが配置されている。これに対して、内視鏡2Bにおいては対物レンズの結像位置にイメージガイド19の先端面が配置され、先端面に結像された光学像が後方の接眼部17に臨む後端面に伝送される。後端面に伝送された光学像は、接眼部17を経てテレビカメラ10b内の撮像素子22bに結像される。また、内視鏡2Aは、撮像素子22aに接続されたバッファ回路等により構成される映像インタフェース(映像I/Fと略記)23a、不揮発性メモリ24a、内視鏡種別情報を含む内視鏡識別情報(内視鏡ID)を格納した内視鏡ID格納部(図2では簡略的に内視鏡IDで示す)25aを有する。なお、内視鏡(の)種別は、内視鏡(の)種類と同じ意味である。
また、不揮発性メモリ24bと内視鏡ID格納部24bは、信号線でテレビカメラ10b側の信号線と接続され、信号ケーブル15bの端部の信号コネクタ16bをビデオプロセッサ4に接続することにより、(内視鏡2Aの場合と同様に)不揮発性メモリ24bと内視鏡ID格納部24bは、ビデオプロセッサ4のメモリI/F41bと内視鏡+種別を検知する内視鏡種別検知回路41cにそれぞれ接続される。なお、光学式内視鏡10aの種別に応じて装着されるテレビカメラ10bが、一意的に決まる内視鏡2Bの場合には、図2において光学式内視鏡10a側に設けた実線で示す内視鏡ID格納部25bを点線で示すようにテレビカメラ10b側に設けるようにしても良い。また、図2において点線で示すようにテレビカメラ10b側に不揮発性メモリ24bを設けるようにしても良い。
上記内視鏡2A,2B,…は、例えば図3に示すようにGIF(上部消化管内視鏡)、CF(下部消化管内視鏡)、TJF(十二指腸用内視鏡)、BF(気管支又は呼吸器用内視鏡)、ENT(耳鼻科用内視鏡)、CYF(泌尿器用内視鏡)等から構成される。
図2に示すように光源装置3は、広帯域観察モード(WLIモード)と、特殊光観察モードを構成する狭帯域光観察モード(NBIモード)及び蛍光観察モード(AFIモード)の3つの観察モードに対応した照明光を発生できるように広帯域観察用発光ダイオード(WLI−LEDと略記)31aと、狭帯域用LED(NBI−LED)31bと、蛍光観察用LED(AFI−LED)31cとの3つの光源と、ダイクロイックミラー32a,32bと、集光レンズ33と、3つのLEDの発光を制御する光源制御回路34とを有する。なお、図2においては、光源装置3としてLEDを用いた構成例を示しているが、例えばキセノンランプを用い、キセノンランプの光を回転可能な円板の周方向に配置した広帯域観察用フィルタ、狭帯域用フィルタ、蛍光観察用フィルタを選択的に通して、3つの観察モードに対応した照明光を生成するようにしても良い。
WLI−LED31aは、例えば可視の波長帯域をカバーする白色光を発生し、白色光は、ダイクロイックミラー32aを殆ど透過し、さらにダイクロイックミラー32bを殆ど透過して集光レンズ33により集光されてライトガイド21に、WLI用照明光として入射する。
AFI−LED31cは、特定の波長帯域の励起光を発生し、該励起光は、ダイクロイックミラー32bで選択的に反射され、集光レンズ33により集光されてライトガイド21に、AFI用照明光として入射する。
キーボード6等から観察モードの選択が行われると、選択の信号はビデオプロセッサ4から光源制御回路34に伝達され、光源制御回路34は選択された観察モードに対応したLEDを発光させる。つまり、光源制御回路34は選択された観察モードに対応したLEDを発光させる照明光切替制御部34aの機能を持つ。
また、光源制御回路34は、LEDの発光量を制御を行う光量制御部34bの機能を持つ。また、光量制御部34bは、後述する調光回路42hが生成する調光信号によってもLEDの発光量を調整して光量制御を行う。
上記のように観察モードとしては例えば3つの観察モードから任意の観察モードを選択できるようにしている。観察モードとしては、3つの内の1つを設定でき、例えば、後述するNR回路42aによるノイズリダクションに関しては、OFFとレベル1〜8における9個から1つを設定できる。
映像処理回路42は、映像信号中のノイズを低減するノイズリダクション回路(NR回路と略記)42aと、フリーズ指示によりフリーズされた静止画を表示する場合、フリーズ指示前のプリフリーズ処理を行うプリフリーズ回路42bと、カラーモード又はカラー処理モードに対応したカラーマネジメントシステム処理回路(CMS回路又は色補正回路)42cと、ズーム処理を行うズーム回路42dと、構造強調を行う構造強調回路42eと、メニュー画面等を表示する処理を行うオンスクリーンディスプレイ回路(OSD回路)42fと、構造強調された映像(画像)にOSD回路42fで生成されたメニュー画面等を合成する合成回路42gと、調光信号を生成する調光回路42hと、上記NR回路42a、プリフリーズ回路42b、…、調光回路42hのパラメータを制御するパラメータ制御回路42iとを有する。なお、合成回路42gは、撮像素子22iにより撮像され、映像処理回路42を経てモニタ5に出力される内視鏡画像のサイズを設定するマスク回路42g1を有する。
図4に示すようにNR回路42aによるノイズリダクションに関しては、NR回路42aの動作をOFFにした設定と、NR回路42aの処理のパラメータをレベル1〜8までの任意のレベルに設定することができる。なお、本実施形態においては、レベルj(j=1〜8)におけるjの値が大きい程、各回路の処理機能が大きいことを表す。例えば、パラメータ制御回路42iは、NR回路用パラメータP0により、NR回路42aのノイズリダクションの機能をOFF,NR回路用パラメータP1〜P8により、ノイズリダクションのレベル1〜8を設定する。パラメータ制御回路42iは、以下の他の回路も、同様に設定する。
プリフリーズ回路42bに関しては、図4に示すようにプリフリーズ機能をOFFにした設定と、プリフリーズ機能をレベル1〜8までの任意のレベルに設定することができる。
ズーム回路42dによる電子ズーム処理による画像を拡大する倍率としては、1.0倍(ズーム処理をOFF)、1.2倍、1.4倍を選択的に設定できるようにしている。
構造強調回路42eによる構造強調処理に関しては、観察モードや、内視鏡2Iの種別等に応じた設定としてのA/B/Eにおいて、それぞれ構造強調の処理レベル(強度)が異なるレベルとなる1〜8(つまりA1〜A8/B1〜B8/E1〜E8)から選択的に設定できるようにしている。
また、調光回路42hは、内視鏡画像の明るさを適切なレベルに設定するために調光信号を生成するが、生成する際に、レベル1〜8までの調光信号を生成し、光源装置3の光源制御回路34に出力する。
また、調光回路42hは、内視鏡画像の明るさを検出する測光回路42h1を有し、測光回路42h1は、図4に示すようにPeak(ピーク測光)、Ave(平均測光)、Auto(自動測光)の3つの測光方法で明るさを検出することができ、3つの測光方法から1つの測光方法を選択できる。ピーク測光は、映像信号のピーク値で明るさを検出し、平均測光は平均値で明るさを検出し、自動測光は、両者を組み合わせた中間的な測光方法である。
また、本実施形態においては、例えばGIFモードにおいて広いダイナミックレンジで内視鏡画像を表示できるように輝度制御を行う輝度制御回路42a1を有する。この輝度制御回路42a1は、例えば図2に示すようにNR回路42a内に設けても良いし、NR回路42aの外部で、映像処理回路42内に設けるようにしても良い。
図4を参照して選択的に設定できる映像関連機能(又は映像関連項目)を説明したが、さらに照明関連機能(照明関連項目)も用意されている。
光源制御回路34は、調光回路42hの調光信号を受けて、動作中の観察モードにおけるLEDが発光する光量を−8〜+8まで、LEDを駆動する駆動電力により可変制御する。なお、光量が0となる場合が標準の光量となる。
映像関連機能において説明した調光、測光は、照明にも関連するため、照明関連機能に含めるように変更しても良い。また、観察モードは、光源装置3による照明関連機能にも密接に関連する。
また、周辺機器関連機能(周辺機器関連項目)として、サーバ連携機能と周辺機器制御機能がある。サーバ連携機能がONされると、ネットワーク装置9を構成するサーバ9a内のデータを参照したり、データを書き込む等ができる状態で内視鏡システム1は動作し、OFFにされるとサーバ9aと無関係に動作する。
図2に示すようにビデオプロセッサ4は、不揮発性メモリ24iのメモリ内容を読み出す(インタフェース回路41内における)メモリI/F41bと、内視鏡IDを読み出すことにより内視鏡種別を検知する(インタフェース回路41内における)内視鏡種別検知回路41cと接続される中央処理装置(CPUと略記)43と、キーボード6と共にユーザインタフェースにおける入力部を形成するフロントパネル44と、キーボード6とフロントパネル44とのユーザインタフェースを制御するユーザI/F制御回路45と、周辺機器を構成するモニタ5,VTR7,プリンタ8,ネットワーク装置9を制御する周辺機器制御回路46と、各種の設定内容を格納するメモリ47とを有する。
CPU43は、ピデオプロセッサ4の各部の動作を制御すると共に、内視鏡システム1の全体の制御を行う。このため、CPU43は、パラメータ制御回路42iとパラメータ等のデータの送受信を行うことができるように接続され、映像処理回路42の各回路の動作を、パラメータ制御回路42iを介して制御する。
また、CPU43は、ユーザI/F制御回路45とデータの送受信を行うことができるように接続され、ユーザにより入力部を形成するキーボード6又はフロントパネル44から指示等のデータが入力された場合には、CPU43は、ユーザI/F制御回路45を介してユーザが入力したデータの内容に対応した制御動作を行う。
なお、周辺機器としての光源装置3は、他の周辺機器よりもビデプロセッサ4と密接に連携して動作する場合が多いために、ビデプロセッサ4内のCPU43は、光源装置3内の光源制御回路34と、周辺機器制御回路46を介することなく電気的に接続される。
また、CPU43は、内視鏡システム1における選択的に設定可能な複数の選択機能(単に機能とも言う)を設定する機能設定部(又は機能設定回路又は機能設定デバイス)43aの機能を持つ。
このために、CPU43によりデータの書き込みと読み出しが可能な不揮発性のメモリ47は、内視鏡2Iの種別に応じて、図4に示す複数の選択機能の各選択機能における選択的に設定できる複数の設定項目の1つがそれぞれ適切に設定されるように対応付ける対応付けデータとしての機能設定データを格納している。つまり、メモリ47は、内視鏡2Iの種別に対応した機能設定データ(単に設定データとも言う)を格納する機能設定データ格納部47aを有する。なお、内視鏡2Iの種別に対応して、各選択機能を設定する機能を(内視鏡)種別モードとも言う。
補足説明すると、以下のようになる。
本実施形態は、上述したようにビデオプロセッサ4に実際に接続される(ことにより使用される)内視鏡2Iの種別に応じて、内視鏡システム1における複数の(選択)機能における各機能をそれぞれ適切に設定することができるようにしているが、必ずしも内視鏡2Iの種別に依存しないで内視鏡検査を円滑に行うための(選択)機能が存在する。このため、本実施形態は、内視鏡2Iの種別に応じて、内視鏡システム1における複数の(選択)機能における各機能をそれぞれ適切に設定するための(内視鏡)種別モードと共に、種別モード以外の血管探知等の複数の設定モードを用意している。
図5は、本実施形態の内視鏡システム1において選択的に設定できる設定モードと、その設定モードの概要を示す。設定モードとしては、上述した(内視鏡)種別モードの他に、血管探知、GI(外科用内視鏡)/SP(消化器用内視鏡)協調、ワイドエリア、レリーズ、スクリーニング、食道のモードを選択できる。血管探知等の選択は、入力部を形成するキーボード6又はフロントパネル44から行うことができる。
スクリーニングは、内視鏡検査を短時間で実施したい場合に使用する。また、食道(の設定モード)は、食道の観察をメインに行いたい場合に使用する。
また、メモリ47(の機能設定データ格納部47a)は、上述した内視鏡の種別に対応付けた機能設定データの他に、血管探知、GI(外科用内視鏡)/SP(消化器用内視鏡)協調、ワイドエリア、レリーズ、スクリーニング、食道のモードにそれぞれ対応した第2の機能設定データも格納している。なお、第2の機能設定データを、機能設定データ格納部47aの外部のメモリ47におけるメモリ領域や、メモリ47とは別体のメモリ等の記憶デバイスに格納するようにしても良い。
そして、CPU43の例えば自動設定部43bは、内視鏡の種別の検知結果に基づいて、内視鏡システム1の複数の選択機能を、検知した内視鏡の種別に適切な設定状態に自動的に設定する他に、血管探知、GI(外科用内視鏡)/SP(消化器用内視鏡)協調、ワイドエリア、レリーズ、スクリーニング、食道のモードの選択に対応して、内視鏡システム1の複数の選択機能を、適切な設定状態に自動的に設定する。
図6は、機能設定データ格納部47aに予め格納されている機能設定データの一部を示す。機能設定データ格納部47aは、図6に示すように内視鏡2Iの種別を表すGIF,TJF,…(図5中ではGIFモード,TJFモード,…と記載)に対応して、図4で示した観察モード、ノイズリダクリョン等の各選択機能の項目の設定値などをそれぞれ適切するテーブルデータを格納している。
例えば、GIFの内視鏡種別に対応して観察モードをWLI、ノイズリダクションをレベル2,プリフリーズをレベル6,カラーモードをモードa,…,光量を0(標準の光量レベル),サーバ連携をON,周辺機器制御をONに設定する機能設定データを格納している。
従って、内視鏡種別検知回路41cがビデオプロセッサ4に接続された内視鏡2Iの種別が、例えばGIFである場合には、CPU43の自動設定部43bは、機能設定データ格納部47aに格納されている機能設定データを参照して、GIFの内視鏡種別に対応する機能設定データ(具体的には、観察モードがWLI、ノイズリダクションがレベル2,プリフリーズがレベル6,カラーモードがモード1,…,光量が0,サーバ連携がON,周辺機器制御がONの機能設定データ)を取得し、内視鏡システム1の複数の選択機能の状態を取得した機能設定データの状態に自動的に設定する。
図6に具体的に示すように、CPU43の自動設定部43bは、内視鏡種別の検知結果に応じて、内視鏡システム1を構成する信号処理装置としてのビデオプロセッサ4におけるノイズリダクション等の複数の機能と、周辺装置を形成する光源装置3における例えば光量等をそれぞれ適切な設定状態に自動的に設定する。
このように内視鏡システム1の複数の選択機能を、検知した内視鏡2Iの種別等に応じて適切な設定状態に自動的に設定することができるようにすることにより、術者が複数の選択機能をそれぞれ手動で選択し、選択した選択機能をそれぞれ適切な設定状態に設定する手間及び時間を不要にして操作性を向上できるようにしている。
また、本実施形態においては、キーボード6及びフロントパネル44にはそれぞれ特定機能キー6a及び特定機能ボタン44aが予め設定されており、特定機能キー6a又は特定機能ボタン44aを操作することにより、内視鏡システム1において現在設定されている複数の選択機能の設定内容(のリスト)を一括してモニタ5に表示することができるようにしている。なお、モニタ5は、機能設定部43aにより設定される複数の機能の設定内容のリスト等を表示する表示部を形成する。
また、キーボード6及びフロントパネル44から、ユーザの趣向等により、図5の機能設定内容を変更することができるようにしている。図5に示す機能設定データは、一般的には内視鏡の種別に最適に近いものであるが、個々のユーザの趣向に対応しない場合が有り得るために、機能設定内容を変更できるようにしている。換言すると、入力部を形成するキーボード6及びフロントパネル44は、自動設定部43b又は機能設定部43aで設定した機能設定の内容を変更可能とする機能設定変更部の機能を持つ。
ユーザが機能設定内容を変更するような場合においても、特定機能キー6a又は特定機能ボタン44aの操作により、選択機能の設定内容をモニタ5に一括表示した状態で行うことができるようにしているので、簡単にユーザが望む設定状態に設定できるようにしている。
図7に示す例では、映像関連機能と、照明関連機能と、周辺機器関連機能、観察モード機能とは、図4,図5において説明したものである。図7においては、観察部位(又は診療科)関連機能が追加されている。
上述したように内視鏡の種別により、複数種類の選択機能を自動的に種別に適した機能設定内容に設定することができるが、観察部位(又は診療科)の情報によっても、観察部位(又は診療科)に適した機能設定内容に設定したり、設定された機能設定内容を変更することができるようにしている。
また、本実施形態においては、ビデオプロセッサ4におけるメモリI/F回路41bは、内視鏡2Iの不揮発性メモリ24iのデータを読み出す機能と、データを書き込む機能とを備えたデータリード/ライト回路41baを有する。そして、後述するように、内視鏡2Iの不揮発性メモリ24iに、当該内視鏡2Iの場合において、内視鏡システム1における複数の機能をそれぞれ適切な設定状態に設定するための設定データを格納することができるようにしている。
次に図8を参照して本実施形態の動作を説明する。
最初のステップS1において内視鏡2Iがビデオプロセッサ4に接続されると、内視鏡種別検知回路41cは、接続された内視鏡2Iの種別を検知し、検知した種別のデータをCPU43の機能設定部43aに送る。
ステップS2においてCPU43(の機能設定部43a)は、検知した種別のデータを用いて、メモリ47から該種別のデータに対応する内視鏡システム1における複数の選択機能の設定データを読み出す。機能設定部43aは、例えば、種別のデータがGIFの場合には、図6に示したGIF(モード)の列の選択機能の設定値等の設定データ(観察モードがWLI、ノイズリダクションがレベル2,…,周辺機器制御がON)を読み出す。また、ステップS3aに示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、読み出した選択機能の設定値等の設定データのリストをモニタ5に表示するか否かの判定を行う。
ステップS4においてCPU43(の機能設定部43a)は、術者に対して設定データを変更しない状態でOKか否かの判断を求める表示を行う。
術者は、モニタ5に表示された設定データのリストの内容で内視鏡システム1の選択機能を動作させる場合には変更しない設定でOKの入力をキーボード6等から行う。すると、ステップS5に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、モニタ5に表示された設定データのリストの内容で内視鏡システム1の選択機能を動作させるようにパラメータ制御回路42i、光源制御回路34、周辺機器制御回路46を介して映像処理回路42、光源装置3、周辺機器の選択機能をそれぞれ制御する。つまり、CPU43(の機能設定部43a)は、内視鏡システム1の複数の選択機能を、検知された種別のデータに対応する適切な設定データの動作状態に自動的に設定する。
また、ステップS6に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、キーボード6又はフロントパネル44から(内視鏡)種別モード以外の血管探知等の設定モードの指定の入力操作が行われたか否かを判定する。
そして、当該設定モードの指定が行われた場合には、ステップS7に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、対応する設定状態に設定する。例えば,内視鏡2Iの種別がGIFの場合には、ステップS5において図6のGIFモードに対応した設定データの設定状態に自動的に設定されるが、ステップS6において血管探知の設定モードの指定が行われると、CPU43(の機能設定部43a)は、図6の血管探知モードに対応して設定データの設定状態に自動的に設定する(変更する)。
このように、内視鏡検査を、簡単且つ円滑に内視鏡検査を行うことができる状態となる。ステップS7の後、ステップS8に示すように術者は、内視鏡検査を行う。ステップS6において、種別モード以外の設定モードの指定が行われない場合には、ステップS7の処理を行うこと無く、ステップS8の処理を行う。
すると、ステップS9に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、変更することを望む選択機能の項目の指定を促す表示を行うように制御する。そして、術者は、例えばキーボード6の移動キーなどを操作し、変更することを望む選択機能の項目を指定する。
するとステップS10に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、その項目において、選択できる設定値等の変更可能な設定内容のリストを表示し、術者は、そのリストから術者が望む設定値等を指定し、キーボード6等における確定キー等を操作し、確定する。
次のステップS11に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、確定キー等の操作により1つの項目の変更を受け付け、更に変更するか否かの表示を行うように制御する。術者は、更に変更を行うことを希望する場合には、変更する旨の操作をキーボード6等から行う。この場合には、ステップS9の処理に戻り、術者は、更に変更することを望む選択機能の項目の設定値等を変更することができる。
すると、ステップS12に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、ステップS5の場合と同様に、変更された選択機能の設定データのリスト通りに内視鏡システム1の各選択機能の設定を行う。
また、ステップS13に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、変更された選択機能の設定データを、この術者が使用するためのユーザ用の設定データとして保存するか否かの判断を行う表示を行うように制御する。
術者は、今後、変更された設定データを用いて内視鏡検査に使用することを望むような場合には、保存する旨の操作をキーボード6等から行う。すると、ステップS14に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、メモリ47において術者のユーザ名を追加した設定データとして保存(格納)する。
この場合には、メモリ47には、図6に示した設定データ(対応付けデータ)として図9に示すようなユーザ名に対応した設定データ(対応付けデータ)が追加して格納される。
また、ステップS14の処理以後となるステップS15においてはCPU43(の機能設定部43a)は、内視鏡2Iの種別の他にユーザ名も内視鏡システム1の選択機能の設定に用いるようになる。ステップS15の処理後にステップS6の処理に移る。また、ステップS13において変更の設定データを保存しない選択を行った場合にも、ステップS6の処理に移る。
上述したようにユーザ名に対応した設定データを保存した場合には、CPU43(の機能設定部43a)は、内視鏡2Iの種別の他にユーザ名に対応した設定データを参照して内視鏡システム1の選択機能の設定を行うようになる。
なお、図8においては、ユーザ名に対応した設定データをメモリ47に保存する例を説明したが、ユーザ名に対応した設定データを内視鏡2Iの不揮発性メモリ24i(i=a,b,…)に格納するようにしても良いし、両方のメモリ47,24iにユーザ名に対応した設定データを格納するようにしても良い。また、全てのユーザが使用できるように、ユーザ名が設定されていない設定データを不揮発性メモリ24iに格納するようにしても良い。
図10は、例えばGIFの内視鏡の不揮発性メモリ24iのデータ格納部に設定データを格納した場合の設定データの一部を示す。図2においては不揮発性メモリ24a,24bにおける図10に示すような設定データを格納するメモリ領域により形成されるデータ格納部をそれぞれ24aa,24baで示している。
図10に示す例では、2人のユーザ名がユーザA,Bに対応してそれぞれ適切に設定された設定データと共に、ユーザ名の設定されていない共通用の設定データを格納している。また、不揮発性メモリ24iのデータ格納部は、信号処理装置を形成するビデオプロセッサ4の種別D,Eに対応する(ビデオプロセッサ種別用)設定データが、種別D,Eに対応詰めて格納している。なお図10ではビデオプロセッサをVPで簡略化して表している。
図10のように設定された設定データを用いた場合には、内視鏡システム1は図8に示す処理とは、若干異なる処理を行う。図11は、図10のような設定データを用いた場合の処理の一部を示す。
次のステップS22においてCPU43(の機能設定部43a)は、内視鏡種別検知回路41cにより検知された本ビデオプロセッサ4に接続された内視鏡2Iの種別のデータを取得し、更にステップS23においてステップS21により取得したユーザ名の設定データが有るか否かを判定する。
図10のデータの場合には、メモリ47には、ユーザAに対応付けされた設定データがメモリ47に格納されている。そして、ステップS24においてCPU43(の機能設定部43a)は、図10におけるユーザ名がユーザAでかつビデオプロセッサ4の種別Dの場合の設定データをメモリ47から読み出し、そのリストをモニタ5で表示するように制御する。
また、ステップS23において仮にステップS21において取得したユーザ名と共に保存された設定データが存在しない場合には、ステップS25に示すようにユーザ名が指定されていない共通の設定データが読み出される(実質的には図8のステップS3とほぼ同様。但し、図2のビデオプロセッサ4の種別Dと異なる種別Eの場合にも適用できる)。そして、その設定データのリストがモニタ5に表示され、ステップS25の処理後は、図8のステップS4に移る。図11におけるステップS23〜S25の処理は、ユーザ名に対応付けた設定データが存在する場合には、ユーザ名を含まない設定データよりも優先してユーザ名に対応付けた設定データを内視鏡システム1の複数の機能の設定に利用することを表している。
図12はこの場合の処理の一部を示す。
図8のステップS4において変更する選択(変更しないに対してNOの入力)を行った場合には、図12におけるステップS31に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、ネットワーク装置9のサーバ9a内に蓄積されている推奨される推奨設定データを参照(又は取得)するか否かの表示を行うように制御する。
術者は、推奨設定データを参照しようとする場合には、参照する旨の入力(選択)をキーボード6等から行う。この場合には、ステップS32に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、モニタ5に推奨設定データを、例えばステップS3の設定データのリストの横等に表示するように制御する。
一方、術者は、推奨設定データを参照しない場合には、参照しない旨の入力(選択)をキーボード6等から行う。この場合には、図8のステップS9の処理に移る。図12の処理を図8の処理に含めると、内視鏡システム1の選択機能をサーバ9aに蓄積された推奨設定データを反映した設定データに設定できる。
なお、上述した説明においては、内視鏡2Iがビデオプロセッサ4に接続された場合には、接続された内視鏡2Iの種別を検知できるものとして説明したが、ビデオプロセッサ4の内視鏡種別検知回路41cでは検知できない種別検知方式やコネクタ形状が異なるものを採用した内視鏡が接続される場合があり得る。
このような場合には、図13に示すように内視鏡システム1の複数の選択機能を適切な設定状態に設定するようにしても良い。
そして、ステップS42に示すようにCPU43(の機能設定部43a)は、メモリ47から推奨される設定データを読み出す。ステップS42の処理の後、図8のステップS3の処理に進む。このようにして、内視鏡システム1の選択機能を適切な設定状態に設定する。
なお、図13に示す処理は、図8における内視鏡2Iの種別検知と二者択一的な処理となるが、図8の処理において、ステップS41、S42の処理を含めるようにしても良い。例えば図8の処理が開始した場合、CPU43(の機能設定部43a)は、内視鏡種別検知回路41cから内視鏡2Iの種別の検知結果が、所定時間以内に種別の検知結果が入力されるか否かを監視する。
術者は、観察部位又は診療科による設定データを参照しようとする場合には、参照する選択を行い、参照することを希望しない場合には参照しないを選択する。参照しない選択を行った場合には、ステップS4の処理に移り、この選択の場合には図8の処理と同じ処理となる。
観察部位又は診療科の名称が入力された場合にはステップS53においてCPU43(の機能設定部43a)は、名称に対応する設定データの読み出しを行い、さらにステップS54においてステップS53において読み出した設定データのリストを、例えばステップS3のリストに例えば隣接して表示する。
ステップS55においてCPU43(の機能設定部43a)は、ステップS3の設定データのリストとステップS53の設定データのリストとにおける後者(S53)の設定データを(以下のような理由により)優先したり、術者による選択指示に従った一方の設定データ(のリスト)を選択した後、ステップS4の処理に移る。
例えば上部消化管内視鏡の種別が検知された場合には、食道と胃が観察対象(検査対象)となるが、観察部位として食道の名称を指定した場合には、食道の検査のみに適した設定データを採用する方が望ましい設定になる。
このような場合には、内視鏡2Iの種別の検知結果に基づく設定データよりも観察部位の名称に基づく設定データを優先して(内視鏡システム1の選択機能の設定に利用するための)設定データに採用するようにしても良い。診療科の名称の場合には、内視鏡2Iの種別の検知結果に基づく設定データと殆ど同じとなる。このため、図14においては診療科の名称を観察部位の名称と同じように扱う処理を示しているが、観察部位の名称の場合のみを優先するようにしても良い。
上述したように動作する本実施形態によれば、実際に使用される内視鏡の種別に応じて内視鏡システム1の複数の機能を自動的に適切な設定状態に設定することができる。
また、本実施形態によれば、内視鏡の種別に依存した内視鏡種別モードに対応して、内視鏡システム1の複数の機能を自動的に適切な設定状態に設定することができると共に、内視鏡の種別に依存しない血管探知等の設定モードに対応して、内視鏡システム1の複数の機能を自動的に適切な設定状態に設定することができる。
また、本実施形態によれば、ユーザの趣向を反映しないで共通のユーザに対して、内視鏡システム1の複数の機能を適切な設定状態に設定する設定データと共に、個々のユーザの趣向を反映して、内視鏡システム1の複数の機能を適切な設定状態に設定する設定データを格納でき、格納した後、優先して使用することができる。
また、本実施形態によれば、サーバ9aに蓄積されている推奨されるデータを取得し、内視鏡システム1の複数の機能を適切な設定状態に設定する設定データとして利用することができる。
図10において、内視鏡2Iの不揮発性メモリ24iに、内視鏡2Iが接続して使用される複数の種別のビデオプロセッサ4,4Bそれぞれにおいて適切な設定状態に設定するための設定データを格納し、以後使用できるように登録することを説明したが、図15に示すように、更に種別が異なる光源装置が使用される場合の設定データを格納するようにしても良い。
図15は、図10において更に種別がG,Hの光源装置3,3Bに対応した設定データの一部を示す。図15は、同じユーザAの場合、ビデオプロセッサの種別Dが同じであっても、光源装置の種別がG,Hと異なるために、光量の設定値が0,+1と異なる設定となっている。図15に示した設定データを使用すると、内視鏡2Iの種別、信号処理装置としてのビデオプロセッサの種別、光源装置の種別が異なるような場合にも、それぞれ適切な設定状態に自動的に設定でき、内視鏡検査を円滑に行うことが可能になる。
なお、上述した実施形態においては、ビデオプロセッサ4に接続された複数の周辺機器の設定状態を図示していないが、上述した特定機能キー6a又は特定機能ボタン44a等の操作により、複数の周辺機器の設定状態を図示するようにしても良い。
また、信号処理装置としてのビデオプロセッサ4における選択機能の数が多いような場合に対応して、複数の周辺機器の設定内容のみを一括して表示するようにしても良い。このためにビデオプロセッサ4に接続された複数の周辺機器の設定内容を、入力部を形成するキーボード6又はフロントパネル44における予め設定した周辺機器用ボタンの操作により、図16に示すように周辺機器制御回路46が周辺機器から通信などで取得した周辺機器の種類や設定項目を取得し、ビデオプロセッサ4に接続された内視鏡2Iの種別に応じて適切な設定状態に設定するように制御しても良い。
また、図17に示すように接続された複数の周辺機器における設定を変更しようとする周辺機器(図17ではモニタ)に対して、設定できる項目における推奨される設定項目と設定できない(設定不可)の項目とを明示するようにしても良い。
また、ビデオプロセッサ4に接続された複数の周辺機器が、ビデオプロセッサ4からの設定値またはパラメータによる調整(設定)が必要となる周辺機器(周辺機器Fとする)を有する場合には、入力部を形成するキーボード6等から周辺機器Fの種別の情報をビデオプロセッサ4に入力することにより、周辺機器Fの種別の情報に応じて設定が必要になるメニュー項目を自動的にウィザード形式で表示するメニュー設定部をビデオプロセッサ4(の例えば周辺機器制御回路46)が備えるようにしても良い。
なお、上述した実施形態等の一部を部分的に組み合わせて形成される実施形態も本発明に属する。また、以下の付記を含む。
付記1:前記表示部は、前記内視鏡若しくは前記周辺機器が接続された際に、前記内視鏡の種別若しくは前記周辺機器の種別に応じて、設定された各項目のメニューを自動的にウイザード形式で表示することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
Claims (12)
- 複数の種別の内視鏡における1つの内視鏡が接続され、接続された内視鏡に搭載された撮像素子の出力信号に対する映像処理を行う信号処理装置と、
前記信号処理装置に接続された前記内視鏡の種別を検知する内視鏡種別検知部と、
前記信号処理装置と、該信号処理装置に接続された内視鏡と、前記信号処理装置に接続される1つ以上の周辺機器とを含む内視鏡システムにおける複数の機能の設定をする機能設定部と、
前記機能設定部に対して、前記設定を変更するための指示を含むデータの入力を行う入力部と、
前記機能設定部により設定された前記複数の機能の設定状態のリストを表示部に出力する出力部と、
前記複数の機能をそれぞれ推奨される適切な設定状態に設定するための推奨設定データを観察部位又は診療科の名称に対応付けて格納する推奨設定データ格納部と、
を備え、
前記機能設定部は、前記入力部から入力された前記観察部位又は前記診療科の名称の入力に応じて、前記内視鏡の種別に応じた前記設定状態の設定と、前記推奨設定データにより推奨される設定のうち、選択されたいずれか一方の設定に前記信号処理装置を設定して、前記内視鏡種別検知部が検知した前記内視鏡の種別に応じて前記複数の機能をそれぞれ適切な設定状態への設定を自動的に行うことを特徴とする内視鏡システム。 - 更に、前記内視鏡の種別に応じて前記機能設定部が前記複数の機能をそれぞれ適切な設定状態への設定をするための設定データを格納する設定データ格納部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
- 更に、前記内視鏡の種別に依存しないで、前記内視鏡システムにおける前記複数の機能をそれぞれ適切な設定状態に設定する第2の設定データを格納する第2の設定データ格納部を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡システム。
- 前記入力部は、特定機能ボタンを有し、前記特定機能ボタンの操作により、前記機能設定部により設定された前記複数の機能に対する設定状態の設定内容を一括して読み出し可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
- 前記入力部は、特定機能ボタンを有し、前記特定機能ボタンを操作することにより、前記機能設定部により設定された前記複数の機能の設定状態の設定内容を前記複数の機能と共に読み出し、
前記表示部は、読み出された前記複数の機能と対応する設定内容とを表示することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。 - 前記機能設定部は、前記周辺機器を構成するネットワーク装置のサーバに蓄積された機能設定に関連するデータを取得し、前記内視鏡システムの前記複数の機能の設定に利用可能にすることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
- 前記設定データ格納部は、前記内視鏡の種別に対応付けた前記設定データとしての第1の設定データの他に、前記内視鏡の種別と前記内視鏡システムを使用するユーザの名前としてのユーザ名とに対応付けた前記設定データとしての第3の設定データとを格納することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡システム。
- 前記機能設定部は、前記内視鏡システムを使用する場合のユーザ名と同じユーザ名で前記設定データ格納部が前記第3の設定データを格納している場合には、前記第3の設定データを前記第1の設定データよりも優先して前記複数の機能の設定に利用することを特徴とする請求項7に記載の内視鏡システム。
- 前記複数の種別の各内視鏡は、それぞれの種別を識別するための情報を格納すると共に、当該種別の場合において前記複数の機能をそれぞれ適切な設定状態に設定するための設定データを格納するデータ格納部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
- 前記信号処理装置は、少なくとも1つの機能が互いに異なる第1又は第2の信号処理装置により構成され、
前記データ格納部は、該データ格納部が格納している前記設定データが、前記第1及び前記第2の信号処理装置それぞれに対応して適切に設定するための第1及び第2の信号処理装置用設定データを含むことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。 - 前記周辺機器は、前記信号処理装置に接続される前記内視鏡に照明光を供給する光源装置として、少なくとも特性が異なる第1又は第2の光源装置を含み、
前記データ格納部は、該データ格納部が格納している前記設定データが、前記第1及び前記第2の光源装置それぞれに対応して適切に設定するための第1及び第2の光源装置用設定データを含むことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。 - 前記信号処理装置は、少なくとも1つの機能が異なる第1又は第2の信号処理装置により構成され、
前記周辺機器は、前記信号処理装置に接続される前記内視鏡に照明光を供給する光源装置として、少なくとも特性が異なる第1又は第2の光源装置を含み、
前記データ格納部は、該データ格納部が格納している前記設定データが、前記第1及び前記第2の信号処理装置それぞれに対応して適切に設定するための第1及び第2の信号処理装置用設定データを含み、
更に前記第1及び第2の信号処理装置用設定データは、前記第1及び前記第2の光源装置それぞれに対応して適切に設定するための光源装置用設定データを含むことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。
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