JP6009857B2 - 調理器 - Google Patents

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本発明は加熱室を開閉する扉を閉止時に後方に付勢する調理器に関する。
従来の調理器は特許文献1に開示される。この調理器は調理物を収納する加熱室を有する本体部の下端に扉が枢支される。本体部内にはヒータによる輻射熱やマイクロ波により調理物を加熱する加熱部が設けられる。扉には前後方向に延びるレバー部材の前端が回動自在に取り付けられる。レバー部材の後端には引張バネの一端が掛止され、引張バネの他端は本体部に掛止される。また、本体部にはレバー部材の下面を支持するローラーが設けられる。
上記構成の調理器において、扉は閉じた状態で引張バネの付勢によってレバー部材を介して後方に牽引される。これにより、調理時の加熱室内の高温の空気やマイクロ波の漏洩が防止される。引張バネの付勢に抗して扉を開くとレバー部材がローラー上を摺動して前方に移動する。扉を開いた状態では引張バネの付勢力により扉に対して上方に加わるモーメントよりも扉の自重によるモーメントが大きく、扉の開成状態が保持される。
特開2002−39541号公報(第2頁〜第3頁、第1図)
しかしながら、上記従来の調理器によると、高温の空気やマイクロ波の漏洩を確実に防止するために、扉が引張バネの付勢によりレバー部材を介して強い牽引力で後方に牽引される。このため、使用者が扉を開く際に大きな力を必要とし、調理器の利便性が悪い問題があった。
本発明は、利便性を向上できる調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、調理物を収納する加熱室を有する本体部と、調理物を加熱する加熱部と、前記本体部に枢支して前記加熱室の前面を開閉する扉と、前部を前記扉に対して回動自在に取り付けられるレバー部材と、前記レバー部材の後部と前記本体部に設けた取付部との間に配される弾性部材と、前記レバー部材を支持して前記扉の開閉に応じて前記レバー部材が摺動する摺動部材とを備えた調理器において、前記扉の閉止時に前記弾性部材の付勢によって前記レバー部材が前記扉を後方に所定の牽引力で牽引する第1閉止状態と第1閉止状態よりも牽引力の大きい第2閉止状態とに可変する荷重可変部を設け、調理開始時または調理開始後に第1閉止状態から第2閉止状態に移行することを特徴としている。
この構成によると、扉を開いて調理物が加熱室に収納され、扉が閉じられる。これにより、弾性部材の付勢によってレバー部材を介して扉を所定の牽引力で後方に牽引した第1閉止状態となる。調理を開始すると荷重可変部によって扉を第1閉止状態よりも大きな牽引力で後方に牽引した第2閉止状態に移行し、加熱部によって調理物が加熱される。調理が終了すると扉を開いて調理物が取り出される。
また本発明は、上記構成の調理器において、前記取付部が前後移動可能に設けられ、前記荷重可変部は調理開始時または調理開始後に前記取付部を後方に移動させることを特徴としている。この構成によると、第1閉止状態で取付部とレバー部材の後部との間に配される弾性部材の付勢力によって扉が後方に牽引される。調理が開始されると荷重可変部によって取付部が後方に移動し、扉の後方への牽引力が増加して第2閉止状態に移行する。
また本発明は、上記構成の調理器において、第2閉止状態で前記弾性部材が鉛直に対して下方を後方に傾斜することを特徴としている。この構成によると、第2閉止状態で弾性部材の付勢力の水平方向成分が後方に加わる。
また本発明は、上記構成の調理器において、前記弾性部材が前記レバー部材の後部を下方に付勢するとともに、前記摺動部材が上下移動可能に設けられ、前記荷重可変部は調理開始時または調理開始後に前記摺動部材を上方に移動させることを特徴としている。
この構成によると、第1閉止状態で弾性部材の付勢力によってレバー部材の後部が下方に付勢される。これにより、摺動部材を支点にレバー部材の前部が扉を上方に押圧し、この時の押圧力の水平方向成分を含む牽引力によって扉が後方に牽引される。調理が開始されると荷重可変部によって摺動部材が上昇し、レバー部材の後部に連結した弾性部材が伸びて扉に対する上方への押圧力が増加する。これにより、該押圧力の水平方向成分を含む扉の後方への牽引力が増加して第2閉止状態に移行する。
また本発明は、上記構成の調理器において、前記弾性部材が前記レバー部材の後部を下方に付勢するとともに、前記荷重可変部は調理開始時または調理開始後に前記レバー部材の後部を下方に押圧することを特徴としている。
この構成によると、第1閉止状態で弾性部材の付勢力によってレバー部材の後部が下方に付勢される。これにより、摺動部材を支点にレバー部材の前部が扉を上方に押圧し、この時の押圧力の水平方向成分を含む牽引力によって扉が後方に牽引される。調理が開始されると荷重可変部によってレバー部材の後部が押圧され、扉に対する上方への押圧力が増加する。これにより、該押圧力の水平方向成分を含む扉の後方への牽引力が増加して第2閉止状態に移行する。
本発明によると、荷重可変部によって調理開始時に扉の牽引力の小さい第1閉止状態から扉の牽引力の大きい第2閉止状態に移行する。これにより、使用者が小さい力で扉を開くことができるとともに、調理中に扉の牽引力を大きくしてマイクロ波等の漏洩を防止することができる。従って、調理器の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の調理器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の調理器の構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態の調理器の第1閉止状態の扉のヒンジ機構を示す側面図 本発明の第1実施形態の調理器の開成状態の扉のヒンジ機構を示す側面図 本発明の第1実施形態の調理器の第2閉止状態の扉のヒンジ機構を示す側面図 本発明の第2実施形態の調理器の扉のヒンジ機構を示す側面図 本発明の第3実施形態の調理器の扉のヒンジ機構を示す側面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の調理器を示す斜視図である。調理器1は調理物を収納する加熱室4を有した本体部2と、加熱室4を開閉する扉3とを備えている。扉3はレバー部材24を有するヒンジ機構20(図3参照)により本体部2の下端に枢支される。扉3の側方には調理操作を行う操作パネル5が設けられる。
図2は調理器1のブロック図を示している。調理器1は各部を制御するCPUから成る制御部6を備えている。制御部6には加熱部7、温度センサ8、扉開閉センサ9、扉モータ10、操作パネル5及び記憶部11が接続される。
加熱部7はマイクロ波を発生するマグネトロンから成り、調理物を加熱する。温度センサ7は加熱室4内の温度を検知する。扉開閉センサ9は扉3の開閉状態を検知する。扉モータ10は後述する取付部22(図3参照)を移動させる。記憶部11はROMやRAMから成り、調理メニューのデータベースや調理シーケンスを格納するとともに制御部6による演算結果を一時記憶する。
図3は扉3のヒンジ機構20の側面図であり、電源停止時の扉3を閉じた第1閉止状態を示している。扉3は閉じた状態で本体部2の前面パネル2aに接する。ヒンジ機構20は加熱室4の両側方に設けられ、本体部2の底壁に固定されるアングル21を有している。扉3は下端部の軸部3aでアングル21に枢支される。
アングル21の後方には取付部22が設けられる。取付部22は扉モータ10(図2参照)の駆動によって前後に延びるレール(不図示)上を前後移動可能になっている。アングル21の上部にはローラー23(摺動部材)が軸支される。
ローラー23上には前後に延びるレバー部材24が設置される。レバー部材24は扉3の開閉に応じてローラー23上を摺動して前後に移動可能になっている。レバー部材24の前端には扉3の両側面から突出したピン3bを保持する保持部24aが設けられる。保持部24aはピン3bに係合し、扉3に対してレバー部材24がピン3bを中心に回動自在に取り付けられる。ピン3bを軸支するように保持部24aを形成してもよい。
レバー部材24の後端には引張バネ25(弾性部材)の一端を掛止する孔部24bが設けられる。引張バネ25の他端は取付部22に掛止される。これにより、引張バネ25はレバー部材24の後部と取付部22との間に略鉛直に配される。
扉3を閉じた状態でレバー部材24とローラー23との接点Pはピン3bよりも下方に配される。引張バネ25の付勢力Fによってレバー部材24は接点Pを中心に図中、反時計回りに付勢される。これにより、ピン3bには上方に押圧力Tが加わり、扉3が押圧力Tの水平方向成分Txから成る牽引力でレバー部材24により後方に牽引される。
尚、接点Pとピン3bとの距離をL1、接点Pと孔部24bとの距離をL2、引張バネの付勢力Fの孔部24bと接点Pとを結ぶ線に垂直な方向の成分をF1とすると、T=F1・L2/L1である。ここで、扉3の牽引力(Tx)を大きくするために、距離L2は距離L1よりも大きく設定される。
図4は扉3を開いた状態のヒンジ機構20の側面図を示している。引張バネ25の付勢力に抗して扉3が開かれると、レバー部材24はローラー23上を摺動して前方に移動する。扉3は略水平状態でストッパ(不図示)によって係止される。この時、引張バネ25の付勢力によってピン3bには上方に押圧力Tが加わる。押圧力Tにより扉3に加わるモーメントよりも扉3の自重により扉3に加わるモーメントが大きいため扉3の開成状態が保持される。
図5は調理中の扉3のヒンジ機構20の側面図を示している。調理中のヒンジ機構20は前述の図3に示す第1閉止状態よりも扉3の後方への牽引力が大きい第2閉止状態になっている。第2閉止状態では扉モータ10(図2参照)の駆動により取付部22が後方に移動する。この時、引張バネ25が鉛直に対して下方を後方に傾斜する。
これにより、第1閉止状態に対して引張バネ25の付勢力Fが増加するため、押圧力Tの水平方向成分Txが増加する。また、扉3には付勢力Fの水平方向成分Fxが後方に加わる。このため、扉3の後方への牽引力はTx+Fxとなり、第1閉止状態よりも大きくなる。従って、扉モータ10はレバー部材24により扉3を所定の牽引力で牽引する第1閉止状態と第1閉止状態よりも牽引力の大きい第2閉止状態とに可変する荷重可変部を構成する。
上記構成の調理器1において、図4に示す扉3の開成状態で加熱室4内に調理物が収納され、扉3が閉じられると図3に示す第1閉止状態になる。この時、扉3がレバー部材24により後方に牽引されるため使用者が簡単に扉3を閉じることができる。また扉3の牽引力が小さいため、扉3と前面パネル2aとの衝突時の衝撃音を小さくすることができる。
操作パネル5の操作によって調理が開始されると、図5に示すように取付部22が後方に移動して第2閉止状態に移行する。これにより、レバー部材24による扉3の後方への牽引力が大きくなり、扉3を確実に前面パネル2aに密接して調理中のマイクロ波の漏洩を防止することができる。この時、加熱室4内を大気圧よりも加圧した圧力調理を行うことも可能である。また、扉3を開きにくくなるため、調理中に誤って扉3を開くことを防止できる。
調理が終了すると、扉モータ10の駆動により取付部22が前方に移動して図3に示す第1閉止状態に移行する。そして、扉3を開いて調理物が取り出される。この時、扉3の後方への牽引力が小さいため、扉3を小さい力で簡単に開くことができる。尚、調理終了前に調理の一時停止操作や取消操作を行った場合に、第2閉止状態から第1閉止状態に移行してもよい。
本実施形態によると、扉モータ10(荷重可変部)によって調理開始時に扉3の牽引力の小さい第1閉止状態から扉3の牽引力の大きい第2閉止状態に移行する。これにより、使用者が小さい力で扉3を開くことができるとともに、調理中に扉3の牽引力を大きくしてマイクロ波の漏洩を防止することができる。また、扉3を閉じる際の衝撃音を低減することができる。加えて、扉3の牽引力が大きいため加熱室4内を加圧した圧力調理を行うことができる。従って、調理器1の利便性を向上することができる。
また、取付部22が前後移動可能に設けられ、扉モータ10により調理開始時に取付部22を後方に移動させるので、扉3の牽引力を可変する荷重可変部を容易に実現することができる。
また、第2閉止状態で引張バネ25が鉛直に対して下方を後方に傾斜するので、取付部22の後方移動によって引張バネ25の付勢力Fの後方への水平方向成分Fxを大きくできる。従って、扉3の後方への牽引力を容易に大きくすることができる。
本実施形態において、第1閉止状態で引張バネ25が鉛直に対して傾斜してもよい。第1閉止状態で引張バネ25が鉛直に対して下方を前方に傾斜すると、扉3には引張バネ25の付勢力Fの水平方向成分Fxが前方に加わる。このため、第2閉止状態で取付部22が後方に移動すると前方への水平方向成分Fxが減少し、鉛直よりも後方になると水平方向成分Fxが大きくなる。従って、上記と同様に扉3の後方への牽引力を大きくすることができる。
また、第1閉止状態で引張バネ25が鉛直に対して下方を後方に傾斜すると、扉3には引張バネ25の付勢力Fの水平方向成分Fxが後方に加わる。そして、第2閉止状態で取付部22が後方に移動すると水平方向成分Fxが大きくなる。従って、上記と同様に扉3の後方への牽引力を大きくすることができる。
また、本実施形態において、扉モータ10の駆動によって取付部22を上下方向に移動させてもよい。即ち、第1閉止状態から第2閉止状態に移行すると取付部22が下方に移動する。これにより、引張バネ25の付勢力Fが増加し、押圧力Tの水平方向成分Txから成る牽引力を大きくすることができる。
<第2実施形態>
次に、図6は第2実施形態の調理器1のヒンジ機構20の側面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。同図は扉3を閉じた状態を示しており、第1閉止状態のレバー部材24及びローラー23を実線で記述し、第2閉止状態のレバー部材24及びローラー23を一点鎖線で記述している。
本実施形態は取付部22がアングル21と一体に形成されて本体部2に固定される。また、ローラー23が上下移動可能に形成される。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ローラー23の回転軸はアングル21に設けた上下に延びる長孔(不図示)に支持され、扉モータ10(図2参照)の駆動によって上下移動する。
上記構成の調理器1において、第1閉止状態ではローラー23がストロークの下端に配され、レバー部材24が接点Pでローラー23に接する。この時、扉3には引張バネ25の付勢力Fによって押圧力Tが加わり、扉3はレバー部材24により押圧力Tの水平方向成分Tx(図3参照)から成る牽引力で後方に牽引される。
調理を開始して第2閉止状態に移行すると、扉モータ10によりローラー23が所定量dだけ上昇する。これにより、レバー部材24がピン3bを中心に回動し、レバー部材24の後端の孔部24bに掛止される引張バネ25の伸びが偏位δだけ増加する。この時、レバー部材24とローラー23との接点Pはピン3bよりも下方に配される。
尚、第1閉止状態の接点Pとピン3bとの距離をL1、接点Pと孔部24bとの距離をL2(いずれも図3参照)とすると、δ≒d(L1+L2)/L1である。
第1閉止状態の引張バネ25の付勢力Fは伸びをx、ばね定数をkとするとF=kxである。第2閉止状態の引張バネ25の付勢力F’はF’=k(x+δ)であり、第1閉止状態に対してkδだけ増加する。これにより、第2閉止状態のピン3bの押圧力T’が第1閉止状態の押圧力Tに対して増加する。そして、押圧力T’の水平方向成分Tx’から成る牽引力で扉3が後方に牽引される。
この時、接点Pとピン3bとを結ぶ線の水平に対する角度θが第1閉止状態よりも第2閉止状態の方が小さくなる。第2閉止状態のこの角度をθ’とすると、押圧力Tの水平方向成分TxはTsinθであり、押圧力T’の水平方向成分Tx’はT’sinθ’である。このため、押圧力Tに対する水平方向成分Tx(図3参照)の比率よりも、押圧力T’に対する水平方向成分Tx’の比率が小さくなる。
従って、第2閉止状態の押圧力T’の水平方向成分Tx’が第1閉止状態の押圧力Tの水平方向成分Txよりも大きくなるように各部材の配置や引張バネ25のばね定数kが決められる。例えば、偏位δによる押圧力Tに対する押圧力T’の増加量が大きくなるように、引張バネ25のばね定数kを大きくしてもよい。この時、引張バネ25の自由長を第1閉止状態の伸びxが小さくなるように設定すると、扉3を開く際の力を小さくできるとともに閉じた際の衝撃音を小さくできる。
また、第1閉止状態の角度θを大きく設定すると、ローラー23の上昇によるsinθに対するsinθ’の変化率を小さくできる。これにより、押圧力T’の水平方向成分Tx’を大きくすることができる。
また、調理が終了するとローラー23が降下して第1閉止状態に移行する。これにより、扉3を開いて調理物が取り出される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ローラー23(摺動部材)が上下移動可能に設けられ、扉モータ10により調理開始時にローラー23を上方に移動させる。これにより、扉3の牽引力を可変する荷重可変部を容易に実現することができる。
<第3実施形態>
次に、図7は第3実施形態の調理器1のヒンジ機構20の側面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。同図は扉3を閉じた状態を示している。本実施形態は取付部22がアングル21と一体に形成されて本体部2に固定される。また、レバー部材24を押圧する押圧機構30が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
押圧機構30はレバー部材24の後部の上方に配置される。押圧機構30はハウジング31内の下部に押圧子32が配され、上部にラック部材34が配される。押圧子32及びラック部材34はハウジング31の内面に嵌合し、上下移動可能になっている。押圧子32とラック部材34とは圧縮バネ33を介して連結される。
押圧子32の下端はハウジング31の下面から突出する。ラック部材34は一側面にラック(不図示)が形成され、ハウジング31の側面に設けた開口部(不図示)を介してギア35に噛合する。ギア35は扉モータ10(図2参照)により回転駆動される。扉モータ10の駆動によってラック部材34が上下移動し、これに連動して押圧子32が上下移動する。
上記構成の調理器1において、第1閉止状態では扉3には引張バネ25の付勢力Fによって押圧力Tが加わり、扉3はレバー部材24により押圧力Tの水平方向成分Tx(図3参照)から成る牽引力で後方に牽引される。
第2閉止状態に移行すると、扉モータ10の駆動によりラック部材34が降下する。これにより、圧縮バネ33を介して押圧子32が降下し(図中、一点鎖線で示す)、レバー部材24の後部が圧縮バネ33の付勢力Sで押圧される。このため、ピン3bに加わる押圧力Tは圧縮バネ33の付勢力Sに相当する分だけ増加し、扉3の後方への牽引力が第1閉止状態よりも大きくなる。
調理が終了すると扉モータ10の駆動により押圧子32が上昇してレバー部材24から離れる。これにより、レバー部材24の押圧が解除され、第1閉止状態に移行する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、扉モータ10の駆動により押圧機構30を介して調理開始時にレバー部材24の後部を下方に押圧する。これにより、扉3の牽引力を可変する荷重可変部を容易に実現することができる。
第1〜第3実施形態において、加熱部7をマグネトロンにより形成しているが、輻射熱を輻射するヒータや蒸気を発生するヒータにより構成してもよい。この場合も同様に、高温の空気や蒸気の漏洩を防止することができる。また、調理開始時に第1閉止状態から第2閉止状態に移行しているが、調理開始後に第1閉止状態から第2閉止状態に移行してもよい。
本発明によると、加熱室を開閉する扉を閉止時に後方に付勢する調理器に利用することができる。
1 調理器
2 本体部
3 扉
3b ピン
4 加熱室
5 操作パネル
6 制御部
7 加熱部
8 温度センサ
9 扉開閉センサ
10 扉モータ
11 記憶部
20 ヒンジ機構
21 アングル
22 取付部
23 ローラー
24 レバー部材
24a 保持部
24b 孔部
25 引張バネ
30 押圧機構
31 ハウジング
32 押圧子
33 圧縮バネ
34 ラック部材
35 ギア

Claims (5)

  1. 調理物を収納する加熱室を有する本体部と、調理物を加熱する加熱部と、前記本体部に枢支して前記加熱室の前面を開閉する扉と、前部を前記扉に対して回動自在に取り付けられるレバー部材と、前記レバー部材の後部と前記本体部に設けた取付部との間に配される弾性部材と、前記レバー部材を支持して前記扉の開閉に応じて前記レバー部材が摺動する摺動部材とを備えた調理器において、前記扉の閉止時に前記弾性部材の付勢によって前記レバー部材が前記扉を後方に所定の牽引力で牽引する第1閉止状態と、前記扉の閉止時に前記弾性部材の付勢によって前記レバー部材が前記扉を第1閉止状態よりも大きい牽引力で牽引する第2閉止状態とに可変する荷重可変部を設け、前記荷重可変部によって調理を開始する前に閉じられた前記扉に対して第1閉止状態とし、調理開始時または調理開始後に第1閉止状態から第2閉止状態に移行して、調理が終了すると第2閉止状態から第1閉止状態に移行することを特徴とする調理器。
  2. 前記取付部が前後移動可能に設けられ、前記荷重可変部は調理開始時または調理開始後に前記取付部を後方に移動させることを特徴とする請求項1に記載の調理器。
  3. 第2閉止状態で前記弾性部材が鉛直に対して下方を後方に傾斜することを特徴とする請求項2に記載の調理器。
  4. 前記弾性部材が前記レバー部材の後部を下方に付勢するとともに、前記摺動部材が上下移動可能に設けられ、前記荷重可変部は調理開始時または調理開始後に前記摺動部材を上方に移動させることを特徴とする請求項1に記載の調理器。
  5. 前記弾性部材が前記レバー部材の後部を下方に付勢するとともに、前記荷重可変部は調理開始時または調理開始後に前記レバー部材の後部を下方に押圧することを特徴とする請求項1に記載の調理器。
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