JP6009842B2 - 融資状況管理システムおよびその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、銀行が融資を行った顧客に関し、融資金が融資契約通りに使用されているか否かを含めて融資状況を管理する融資状況管理システムおよびその方法に関する。
従来から、銀行が当該銀行の顧客である企業に対して設備資金の融資等の使途が決められた融資を行う場合、前記企業への前記融資の適否が前記企業の業績や、前記銀行での取引実積や、前記企業に以前に融資した融資金が融資契約通りに使用されたか否か等に基づき評価されると共に、前記使途に係る見積書や請求書に基づいて融資金額が銀行内で決定され、銀行内の稟議を経て前記企業への融資が実行される。
そして、融資が実行されると、例えば前記銀行内において前記融資の適否の調査等を行う部署が前記企業による前記融資金の使途を管理することになる。この管理は、融資1件1件に対して融資担当者が前記企業の口座からの資金の出金状況を見ながら行っている。具体的には、前記企業の口座から前記使途のために前記融資に係る融資金額の出金が所定の期日近傍に行われるか否かが管理されている。
ここで、設備資金の融資等の使途が決められた融資は1回だけ単発で行われるものだけではなく、前記企業が工場等の建設等の大規模な設備投資を行う場合は、工場用の土地購入、工場建屋の建設、工場内設備の購入、工場内設備の整備等のステップに応じて使途が決められた融資が複数回に亘って行われる。この場合、融資担当者は、各融資について融資に係る出金の有無を前記企業の口座を見て管理している。
銀行における融資を支援し管理するためのコンピュータシステムは、例えば特許文献1に記載がある。この特許文献1に記載があるシステムは、顧客の事業状況に関わる事業情報、前記顧客の預金と貸金の状況に関わる預貸情報、前記顧客の返済延滞の状況に関わる延滞情報等を入力する入力部と、入力された前記各情報を記憶する顧客情報記憶部と、前記顧客情報記憶部内の前記事業情報を表示し、表示された前記事業情報に基づいた定性評価の結果情報を入力する定性評価処理部と、入力された前記定性評価結果情報を記憶する定性評価記憶部と、前記顧客の決算による財務データを入力する財務データ入力部と、入力された前記財務データを記憶する財務記憶部と、前記財務データ入力部により前記顧客の財務データが入力された場合に前記顧客について企業審査のプロセスを開始し、前記預貸情報記憶部内の前記預貸情報、前記延滞情報記憶部内の前記延滞情報、前記財務記憶部内の前記財務データ、及び前記定性評価記憶部内の前記定性評価結果情報に基づいて前記企業審査のプロセスを実行し、そして、前記企業審査の結果として前記顧客の信用格付、債務者区分及び融資方針を決定する企業審査処理部と、決定された前記信用格付、債務者区分及び融資方針を含む企業審査情報を記憶する企業審査記憶部と、前記顧客からの融資の申込みを受付け、申し込まれた前記融資についての案件審査のプロセスを開始し、前記預貸情報記憶部内の前記預貸情報、前記延滞情報記憶部内の前記延滞情報、前記財務記憶部内の前記財務データ、及び前記企業審査記憶部内の前記企業審査情報に基づいて前記案件審査のプロセスを実行し、そして、前記案件審査の結果として前記融資の実行の可否を決定し出力する案件審査処理部と、前記案件審査処理部からの出力に基づいて実行された融資に係る債権の管理を前記預貸情報記憶部内の前記預貸情報及び前記延滞情報に基づいて実行する債権管理処理部を備えている。
特開2004−318869号公報
ところで、前述のように、設備資金の融資等の使途が決められた融資が1回だけではなく複数回に亘って行われる場合は、融資担当者は、各融資について融資に係る出金の有無を前記企業の口座を見て管理する必要があり、また、各担当者が管理する企業も1つではなく複数あるので、融資金の使途のチェックに係る作業量が多くなり、チェック作業量が多いために管理をきめ細やかに行うことができなかった。
また、融資契約で決められた使途および時期に融資金が使用されているか否かについては、当該融資について前記使用が行われる迄の間、継続的に前記企業の口座を確認する必要があり、融資状況の管理のために行わなければならない作業がより多くなる。
さらに、融資担当者が前記企業の口座の入出金を継続的に見て管理を行っていても、融資金が融資契約で決められた使途以外の目的に使われた場合は、事後的に契約外使用の事実が振込明細等によって確認されていた。このため、前記契約外使用を前記企業に対し事後的に注意することや、前記契約外使用を前記企業への新たな融資の際に参照することはなされているが、根本的な解決にはなってはいない。
なお、前記特許文献1でも、顧客に関わる各種情報をコンピュータに入力し、前記各種情報として顧客による返済の延滞情報も入力するようにし、この延滞情報を含む各種情報に基づいて融資に係る債権の管理を行うようにしているが、結局、顧客による返済の遅延があった後に事後的にその情報を参照するに留まっており、根本的な解決には至っていない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、融資を行った顧客に関し、融資金が融資契約通りに使用されているか否かを含めて融資状況を効率的に管理することのできる融資状況管理システムおよびその方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の主要な観点によれば、銀行の勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと、前記勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと通信可能に接続された融資稟議システムと、前記融資稟議システムと通信可能に接続された表示装置付きの端末とを有し、前記銀行の顧客に対する融資の状況を管理する融資状況管理システムであって、前記融資稟議システムは、前記顧客に対する融資金の総額と当該融資金の前記顧客による使用予定情報とを含む融資情報を入力するための入力手段であって、前記使用予定情報は、前記融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた少なくとも1つの支払予定データを含むものである、前記入力手段と、コンピュータが、前記入力手段によって入力された前記融資情報を前記顧客の口座番号と対応させてメモリに格納する融資情報格納手段と、コンピュータが、前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座に格納されている預金額データを受信する預金額データ受信手段と、コンピュータが、前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座から振込みが行われた振込データを受信する振込データ受信手段と、コンピュータが、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を読み出し、読み出した融資情報の前記各支払予定データのうち前記振込データ受信手段で受信する振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払予定データの支払予定額以上の場合は、前記メモリに格納されている前記融資情報において前記該当支払予定データを支払済データに変更する支払済処理若しくは前記該当支払予定データを前記メモリから削除する削除処理を行う支払予定データ整理手段と、コンピュータが、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の前記各支払予定データのうち前記支払期限を超えた支払予定データの有無の判断を行う期限超過判断手段と、コンピュータが、前記期限超過判断手段で前記支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、前記支払期限を超えた支払予定データが存在することを前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する期限超過表示手段とを有し、前記預金データ受信手段は、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座に対して出金取引があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信すると、当該顧客について前記預金額データの送信を前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し受信するものであり、前記振込データ受信手段は、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座から振込があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信すると、当該顧客について前記振込の振込データの送信を前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し受信するものであることを特徴とする融資状況管理システムが提供される。
また、本発明の他の主要な観点によれば、銀行の勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと、前記勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと通信可能に接続された融資稟議システムと、前記融資稟議システムと通信可能に接続された表示装置付きの端末とを用いて、前記銀行の顧客に対する融資の状況を管理する融資状況管理方法であって、前記融資稟議システムはそのメモリに、前記顧客に対する融資金の総額と当該融資金の前記顧客による使用予定情報とを含む融資情報を格納しており、前記使用予定情報は、前記融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた少なくとも1つの支払予定データを含むものであり、この方法は、前記融資稟議システムが、前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座に格納されている預金額データを受信する預金額データ受信工程と、前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座から振込みが行われた振込データを受信する振込データ受信工程と、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を読み出し、読み出した融資情報の前記各支払予定データのうち前記振込データ受信工程で受信した振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払予定データの支払予定額以上の場合は、前記メモリに格納されている前記融資情報において前記該当支払予定データを支払済データに変更する支払済処理若しくは前記該当支払予定データを前記メモリから削除する削除処理を行う支払予定データ整理工程と、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の前記各支払予定データのうち前記支払期限を超えた支払予定データの有無の判断を行う期限超過判断工程と、前記期限超過判断工程で前記支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、前記支払期限を超えた支払予定データが存在することを前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する期限超過表示工程とを行い、前記預金額データ受信工程では、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座に対して出金取引があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信した際に、当該顧客について前記預金額データの送信を前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し、これにより前記預金額データを受信し、前記振込データ受信手段では、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座から振込があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信すると、当該顧客について前記振込の振込データの送信を前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し、これにより前記振込データ受信することを特徴とする融資状況管理方法が提供される。
このように、本発明では、融資情報として、前記融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた少なくとも1つの支払予定データが融資稟議システムのメモリに格納される。支払期限としては、例えば、融資契約の支払予定日を支払期限として設定することもでき、融資契約の支払予定日に対して10日後等を支払期限として設定することもできる。そして、融資稟議システムが、勘定系システム又はエレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座に格納されている預金額データを受信すると共に、エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座番号から振込が行われた振込データを受信する。また、融資稟議システムが、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を読み出し、読み出した融資情報の前記各支払予定データのうち前記受信する振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払予定データの支払予定額以上の場合は、前記メモリに格納されている前記融資情報中において前記該当支払予定データを支払済データに変更する支払済処理若しくは前記該当支払予定データを前記メモリから削除する削除処理を行う。また、融資稟議システムが、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の前記各支払予定データのうち前記支払期限を超えた支払予定データの有無の判断を行い、支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、前記支払期限を超えた支払予定データが存在することが端末の表示装置に表示される。このため、例えば銀行内で融資の管理を行っている融資担当者が前記顧客の口座をいちいち見ることなく、当該顧客によって融資金が融資契約通りに使用されているか否かを含めて融資状況を管理することができる。
また、本発明の実施形態によれば、前記融資稟議システムはさらに、コンピュータが、前記預金額データ受信手段で受信する前記顧客の口座番号の口座における預金額のうち前記融資の総額に相当する額を融資金残高とし、残りを融資金外残高として、前記融資金残高および前記融資金外残高を前記顧客の口座番号と対応させて前記メモリに格納する顧客残高格納手段と、コンピュータが、前記顧客の口座番号から振込みを行う振込依頼が前記エレクトロニックバンキングシステムに対してある場合に、前記振込依頼の内容をあらわす振込依頼データを前記エレクトロニックバンキングシステムから受信する振込依頼データ受信手段と、コンピュータが、前記顧客の口座番号に対応して格納されている前記融資金外残高と前記顧客についての前記融資情報の各支払予定データとを前記メモリから読み出し、読み出した融資情報の前記各支払予定データの支払予定先の口座番号と前記振込依頼データ受信手段で受信する振込依頼データの振込先の口座番号とが一致せず、且つ、読み出した前記融資金外残高よりも前記振込依頼データの振込額が高額である場合は、前記振込依頼データの振込みが融資契約に違約するとの判断を行う違約判断手段と、コンピュータが、前記違約判断手段で前記違約するとの判断が行われると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、前記判断結果を前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する違約表示手段とを有することを特徴とする融資状況管理システムが提供される。
また、本発明の他の実施形態によれば、前記融資稟議システムがさらに、前記違約判断手段で前記違約するとの判断が行われると、前記エレクトロニックバンキングシステムに前記振込依頼の実行を停止させるための振込停止要求を送信する振込停止要求手段を有することを特徴とする融資状況管理システムが提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、前記手形取引出金矢印は前記非手形取引出金矢印に対して識別可能に表示され、前記手形取引入金矢印は前記非手形取引入金矢印に対して識別可能に表示されるものであることを特徴とする商流図作成表示システムが提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、前記エレクトロニックバンキングシステムは、前記顧客が操作する顧客端末からの要求に応じて、当該顧客端末の表示装置に振込依頼受付処理用の画面を表示させるためのデータを送信すると共に、当該振込依頼受付処理用の画面に入力される振込依頼を受け付けるものであり、前記融資稟議システムはさらに、前記違約判断手段で前記違約するとの判断が行われると、その判断結果を前記エレクトロニックバンキングシステムに送信する違約判断送信手段を有し、前記エレクトロニックバンキングシステムは、前記判断結果送信手段により送信される判断結果を受信すると、前記振込依頼受付処理用の画面に前記判断結果をあらわす表示を行わせるためのデータを前記顧客端末に送信する判断結果表示手段を有することを特徴とする融資状況管理システムが提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、前記融資稟議システムがさらに、前記期日超過判断手段で前記支払期日を超えた支払予定データが有ると判断されると、その支払予定データ支払期日が存在することを予め設定されている通知先に出力する出力手段を有することを特徴とする融資状況管理システムが提供される。
本発明によれば、顧客に対し融資を行った後、当該顧客によって融資金が融資契約通りに使用がされているか否かを含めて融資状況を効率的に管理することができる。このため、融資状況の管理や、融資の適否を判断する際に融資先である顧客への融資状況の確認を行う上で、従来は顧客の口座の入出金の確認という実質的ではない作業に時間を費やす必要があったところ、融資状況の管理や融資の適否調査におけるより実質的な仕事に時間を使うことが可能となり、融資先である顧客に対してよりきめ細やかなサービスを行うことも可能になる。
なお、この発明の更なる他の特徴と顕著な効果は次の発明を実施するための最良の形態の項に記載された実施形態及び図面を参照することによって当業者に理解される。
本発明の一実施形態に係る融資状況管理システムの概略構成を示す図 端末1、稟議サーバ400、融資状況監視サーバ500、勘定系システム100およびEBシステム200が行う処理の例を示す図 使用予定情報の例を示す図 融資情報の例を示す図 端末の表示装置の表示例を示す図 端末の表示装置の表示例を示す図
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る融資状況管理システムの概略構成を示す図である。この融資状況管理システムは一例として銀行Aに設置されるものであり、当該銀行A内の入出金処理を司る勘定系システム100およびエレクトリックバンキングシステム(以下、EBシステムと称する)200と、勘定系システム100およびEBシステム200と通信可能に接続された融資稟議システム300と、融資稟議システム300と通信可能に接続された複数の端末1とを有する。融資稟議システム300は稟議サーバ400と融資状況監視サーバ500とを有し、稟議サーバ400と融資状況監視サーバ500とは通信可能に接続され、稟議サーバ400が前記複数の端末1と通信可能に接続され、融資状況監視サーバ500が勘定系システム100およびEBシステム200と通信可能に接続されている。また、この融資状況管理システム300は、融資状況監視サーバ500と通信可能に接続された顧客情報サーバ700を有する。
勘定系システム100は通常銀行に備わっているものであれば良く、例えば各顧客の口座データを格納し管理している口座データ格納部110と、EBシステム200や融資状況監視サーバ500と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部120と、コンピュータに所定の動作を行わせて顧客からの振込・振替依頼を受付けると共にその振込・振替依頼に関する処理を行う振込振替依頼処理部130とを有する。
EBシステム200は通常銀行に備わっているものであれば良く、例えば各顧客の口座データを格納し管理している口座データ格納部210と、勘定系システム100や融資状況監視サーバ500と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部220と、コンピュータに所定の動作を行わせて顧客からの振込・振替依頼を受付けると共にその振込・振替依頼に関する処理を行う振込振替依頼処理部230とを有する。
例えば顧客aから振込・振替依頼がある場合の勘定系システム100とEBシステム200の動作方法は様々なものが考えられるが、本実施形態では、例えば総合振込(複数件の振込をまとめて行うものであり、一括振込とも称される)ではない振込依頼や振替依頼がEBシステム200に対してされると、その振込・振替依頼がEBシステム200の振込振替依頼処理部230で受付けられる。そして、当該振込振替依頼処理部230によって前記振込・振替依頼通りに前記顧客aの口座から振込・振替金額に応じた金額が引き落とされると共に、前記振込・振替依頼に基づく振込・振替電文が作られ、その電文によって振込・振替が行われる。そして、前記振込・振替の結果はEBシステム200の口座データ格納部210の顧客a口座データに格納されると共に、前記結果が勘定系システム100の口座データ格納部110の顧客a口座データにも送信され格納される。この場合、口座データ格納部210の顧客a口座データと口座データ格納部110の顧客a口座データには同様のデータが格納される。
また、総合振込ではない振込依頼や振替依頼が勘定系システム100に対してされると、その振込・振替依頼が勘定系システム100の振込振替依頼処理部130によってEBシステム200に転送されてEBシステム200の振込振替依頼処理部230で受付けられる。そして、当該振込振替依頼処理部230によって前記振込・振替依頼通りに前記顧客aの口座から振込・振替金額に応じた金額が引き落とされると共に、前記振込・振替依頼に基づく振込・振替電文が作られ、その電文によって振込・振替が行われる。そして、前記振込・振替の結果はEBシステム200の口座データ格納部210の顧客a口座データに格納されると共に、前記結果が勘定系システム100の口座データ格納部110の顧客a口座データにも送信され格納される。この場合、口座データ格納部110の顧客a口座データと口座データ格納部210の顧客a口座データには同様のデータが格納される。
上記は振込・振替依頼に対する勘定系システム100とEBシステムの動作を説明したが、顧客aの口座に対して預金の引出取引、入金取引等の入出金取引の依頼がある場合でも、前記電文の生成・送信を除き、本実施形態では上記と同様の処理が行われる。
一方、総合振込の依頼がEBシステム200に対してされると、その振込依頼がEBシステム200の振込振替依頼処理部230で受付けられる。そして、当該振込振替依頼処理部230によって前記振込依頼通りに前記顧客aの口座から振込総額に応じた金額が引き落とされると共に、前記振込依頼に基づく複数の振込電文が作られ、その電文によって振込が行われる。そして、前記各電文に応じた振込・振替の結果はEBシステム200の口座データ格納部210の顧客a口座データに格納されると共に、前記結果が勘定系システム100の口座データ格納部110の顧客a口座データにも送信され格納される。総合振込の場合、口座データ格納部210の顧客a口座データには、複数の振込電文ごとに振込日、振込先情報、振込金額等の振込結果が格納され、口座データ格納部110の顧客a口座データには、複数の振込電文ごとの振込結果は格納されず、総合振込の振込総額等が格納される。
また、総合振込の依頼が勘定系システム100に対してされると、その振込依頼が勘定系システム100の振込振替依頼処理部230によってEBシステム200に転送されてEBシステム200の振込振替依頼処理部230で受付けられる。そして、当該振込振替依頼処理部230によって前記振込依頼通りに前記顧客aの口座から振込総額に応じた金額が引き落とされると共に、前記振込依頼に基づく複数の振込電文が作られ、その電文によって振込が行われる。そして、前記各電文に応じた振込・振替の結果はEBシステム200の口座データ格納部210の顧客a口座データに格納されると共に、前記結果が勘定系システム100の口座データ格納部110の顧客a口座データにも送信され格納される。総合振込なので、口座データ格納部210の顧客a口座データには、複数の振込電文ごとに振込日、振込先情報、振込金額等の振込結果が格納され、口座データ格納部110の顧客a口座データには、複数の振込電文ごとの振込結果は格納されず、総合振込の振込総額等が格納される。
稟議サーバ400は、各顧客に関する融資情報を格納する融資情報格納部410と、融資状況監視サーバ500や各端末1と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部420と、コンピュータにそれぞれ所定の動作を行わせる融資情報送受信部430、融資情報表示部440、稟議情報表示部450およびメール送信部460を有する。入力受付部430は、各端末1から送信される融資情報を受付け融資情報格納部410に格納するものである。融資情報表示部440は、各端末1から受信する要求に応じて、各顧客に関する融資情報を各端末1の表示装置に表示させるために各端末1に対して送信するものであり、稟議情報表示部450は、各端末1から受信する要求に応じて、各顧客に関する稟議書情報を各端末1の表示装置に表示させるために各端末1に対して送信するものである。稟議情報表示部450により各端末1に表示される稟議書情報は各端末1によって編集可能であり、稟議書情報は稟議サーバ400のメモリに格納されている。また、前記融資情報表示部440により各端末1の表示装置に表示される各顧客の融資情報は例えば図4に示すようなものであり、顧客の名義、顧客の口座の口座番号、その口座の預金残高、後述する融資金残高、融資金外残高、および1つ又は複数の支払予定データ(融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させたデータ)とを示すものである。前記融資情報と前記稟議書情報は端末1の表示装置に同時に表示される場合もあり、別々に表示される場合もある。
融資状況監視サーバ500は、各顧客に関する融資情報を格納する融資情報監視用格納部510と、稟議サーバ400、勘定系システム100、EBシステム200および顧客情報サーバ700と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部520と、コンピュータにそれぞれ所定の動作を行わせる融資情報送受信部530、振込依頼データ受信部531と、預金額データ受信部532と、振込データ受信部533と、支払予定データ整理部534と、期限超過判断部535と、期限超過通知部536と、振込データ受信部537と、違約判断部538と、振込停止要求部539と、違約判断送信部540とを有する。これらの機能については各端末1、稟議サーバ400、融資状況監視サーバ500、勘定系システム100およびEBシステム200が行う処理の例(図2参照)に沿って後述する。
各端末1は周知のパーソナルコンピュータであり、CPU、RAM、表示装置、入力装置、記憶装置等を有すると共に、稟議サーバ400と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部を有する。各端末は銀行Aの融資担当者や管理者が融資状況の確認や稟議書の作成および確認を行うために使用するものである。
顧客情報サーバ700は、銀行aにおける顧客情報をまとめた顧客マスタ711を格納している顧客マスタ格納部710と、融資状況監視サーバ500と通信を行うためのものであって通信に必要なコネクタやプロトコルスタックを有する通信部720と、コンピュータに所定の動作を行わせて顧客マスタ格納部710内の顧客マスタ711に格納された情報を融資状況監視サーバ500に送信する顧客データ送信処理部730とを有する。
以下、端末1、稟議サーバ400および融資状況監視サーバ500が行う処理の例に沿って、稟議サーバ400の融資情報格納部410および融資状況監視サーバ500の融資情報監視用格納部510に顧客aの支払予定データを格納する場合を説明する。
先ず、端末1の入力装置により、顧客aに対して実行された融資の情報として顧客aの口座番号と、顧客aに対する融資金の総額と、当該融資金の顧客aによる使用予定情報とが入力され、その入力された融資情報が稟議サーバ400に送信される(ステップS1)。この使用予定情報には、前記融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた1つ又は複数の支払予定データが含まれている。例えば、図3に示すように、顧客aの口座番号と顧客aに対する融資金の総額である4000万円が入力され、使用予定情報として2つの支払予定データが入力される。1つ目の支払予定データは1234567の口座番号を支払予定先とし、支払予定額を3000万円とし、支払期限を2013年1月20日とするものである。2つ目の支払予定データも図3に示す通りである。
続いて、稟議サーバ400は融資情報送受信部430により、前記ステップS1で端末1から送信される融資情報を受付け、この融資情報を顧客aの口座番号と対応させて融資情報格納部410に格納する(ステップS2)。融資情報格納部410に格納された顧客aの融資情報は、例えば図4に示すように、顧客aの口座番号と、預金総額と、融資金残高と、融資金外残高とを有し、使用予定情報として、3つの支払予定データを有する。ここで、融資金残高と融資金外残高を加えたものが預金総額になっており、預金総額のうち融資金の残高と融資金以外の残高(融資金外残高)がわかるようになっている。また、図4の支払予定データのうち一番下のものは元々格納されていたものであり、上の2つは前記ステップS1で端末1から送信されたものである。このように、融資情報格納部410にはステップS1によって送信される融資情報が口座番号ごとに蓄積されるようになっている。当然ではあるが、融資情報格納部410に顧客aの融資情報が格納されていない場合には、ステップS1で端末1から送信される融資情報を元に顧客aの融資情報が新たに作成される。また、図4に示すように、各支払予定データにはその支払予定データの支払が行われたか否かを示す支払状況の情報が付与されており、支払状況が「未」となっている場合はその支払予定データの支払がまだ行われておらず、支払状況が「既」とあっている場合はその支払予定データの支払が行われ、支払状況が「未」から「既」になることによりそのデータは「支払予定データ」ではなく「支払済データ」となる。
続いて、稟議サーバ400は融資情報送受信部430により、前記融資情報格納部410に格納されている顧客aの融資情報がステップS1によって送信される情報によって更新又は作成されると、更新又は作成された顧客aの融資情報を融資状況監視サーバ500に送信する(ステップS3)。そして、融資状況監視サーバ500は融資情報送受信部530により、ステップS3によって送信される顧客aの融資情報で融資情報監視用格納部510に元々格納されている顧客aの融資情報を更新し、又は、融資情報監視用格納部510に顧客aの融資情報が格納されていない場合は、ステップS3によって送信される顧客aの融資情報を格納する(ステップS4)。
続いて、端末1、稟議サーバ400、融資状況監視サーバ500、勘定系システム100およびEBシステム200が行う処理の例に沿って、顧客aに対する融資の状況を管理する場合について説明する。
先ず、勘定系システム100又はEBシステム200に対する要求に基づき、顧客aの口座に対する預金の引出取引、顧客aの口座から振込を行う振込取引、顧客aの口座から振替を行う振替取引等の顧客aの口座の預金が減少する出金取引があった場合、本実施形態のEBシステム200は振込振替依頼処理部230により、当該出金取引があったことを融資状況監視サーバ500に通知する(ステップS5)。ここで、EBシステム200には、融資情報監視用格納部510に支払予定データが1つ以上格納されている顧客に関する情報(顧客の名義、顧客の口座番号等)が融資状況監視サーバ500から予め通知されるようになっており、振込振替依頼処理部230は支払予定データが1つ以上格納されている顧客についてステップS5の処理を行うようになっている。なお、上記説明ではEBシステム200が前記通知を行うようになっているが、EBシステム200の振込振替依頼処理部230の代わりに勘定系システム100の振込振替依頼処理部130がステップS5を行うようにしてもよい。
続いて、ステップS5で顧客aについて出金取引があったという情報が送信され、それを融資状況監視サーバ500が受信すると、融資状況監視サーバ500は預金額データ受信部532により、勘定系システム100又はEBシステム200に顧客aの口座に格納されている預金額の問い合わせを行う(ステップS6)。なお、図2中ではEBシステム200に前記問い合わせを行うように記載されている。
続いて、EBシステム200は振込振替依頼処理部230により、ステップS6の前記問い合わせに対して、顧客aの口座に前記出金取引後に格納されている預金額データを融資状況監視サーバ500に送信し(ステップS7)、融資状況監視サーバ500は預金額データ受信部532により、EBシステム200から受信する顧客aの前記預金額データを融資情報監視用格納部510の顧客a融資情報に格納する(ステップS8)。ここで言う預金額データの格納とは、例えば、図4に示す顧客a融資情報において、預金総額を受信する預金額データで更新すると共に、それに応じて融資金残高および融資金外残高も更新することである。尚、EBシステム200から受信する顧客aの前記預金額データは融資状況監視サーバ500から稟議サーバ400に送信され、稟議サーバ400の融資情報格納部410にも格納される。
一方、前記ステップ5において、勘定系システム100又はEBシステム200に対する要求に基づき、顧客aの口座から振込を行う出金取引(振込取引)があり、EBシステム200が振込振替依頼処理部230により、当該振込があったことが融資状況監視サーバ500に通知され、それが融資状況監視サーバ500によって受信されると、融資状況監視サーバ500は振込データ受信部533により、EBシステム200に前記振込の内容をあらわす振込データの送信を要求する(ステップS9)。
続いて、EBシステム200は振込振替依頼処理部230により、ステップS9の前記要求に対して、顧客aの口座に前記振込の内容をあらわす振込データを融資状況監視サーバ500に送信し(ステップS10)、融資状況監視サーバ500は振込データ受信部533により、EBシステム200から受信する振込データを融資情報監視用格納部510に格納する(ステップS11)。
続いて、融資状況監視サーバ500は支払予定データ整理部534により、融資情報監視用格納部510から顧客aの融資情報を読み出し、読み出した融資情報の各支払予定データ(支払状況が「未」となっているデータ)のうち前記ステップS11で受信する振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払データの支払予定額以上の場合は、前記融資情報監視用格納部510に格納されている顧客a融資情報において該当支払予定データの支払状況を「未」から「既」として、該当支払予定データを支払済データに変更する(ステップS12)。
続いて、融資状況監視サーバ500の期限超過判断部535が融資情報監視用格納部510から各顧客の融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の支払予定データのうち支払期限を超えた支払予定データの有無を判断する(ステップS13)。そして、ステップS13で支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、融資状況監視サーバ500の期限超過通知部536は、支払期限を超えた支払予定データの情報を稟議サーバ400に送信し(ステップS14)、前記情報を受信した稟議サーバ400は融資情報表示部440により、前記情報を端末1の表示装置に表示させるための期限超過データを作成し、作成した期限超過データを稟議サーバ400の融資情報格納部410に格納する(ステップS15)。そして、端末1から受信する要求に応じて、顧客aに関する融資情報を端末1の表示装置に表示させるために端末1に送信する際に、稟議サーバ400の融資情報格納部410に格納した期限超過データも送信する(ステップS16)。この際に端末1の表示装置に表示される画面は図5のようになる。また、図5に示すように、表示装置に過去の期限超過データも履歴として表示されるようにしても良い。なお、各端末1からの要求に拘わらず、ステップS15で判断結果データが作成されるとすぐに、ある端末1に対して顧客aに関する融資情報と期限超過データを表示装置に表示させるために送信することも可能である。さらに、前記ステップS16では、稟議サーバ400が融資情報表示部440により、期限超過データを端末1に送信するものを示したが、稟議サーバ400がメール送信部460により、支払期限を超えた支払予定データの情報を顧客aのメールアドレスに宛て送信することも可能である。この場合、顧客情報サーバ700の顧客マスタ格納部に格納されている顧客マスタ711や、融資情報格納部410に格納されている顧客a融資情報の中等に、顧客aのメールアドレスが記憶されている必要がある。
一方、EBシステム200に顧客aの口座から振込を行う振込依頼がある場合や、勘定系システム100に前記振込依頼がありその振込依頼が転送され、結果として前記振込依頼が振込振替依頼処理部230に対してあると、本実施形態のEBシステム200は振込振替依頼処理部230により、当該振込依頼があったことを融資状況監視サーバ500に通知する(ステップS17)。ここで、EBシステム200には、融資状況監視サーバ500の融資情報監視用格納部510に支払予定データが1つ以上格納されている顧客に関する情報(顧客の名義、顧客の口座番号等)が融資状況監視サーバ500から予め通知されるようになっており、振込振替依頼処理部230は支払予定データが1つ以上格納されている顧客についてステップS17の処理を行うようになっている。なお、上記説明ではEBシステム200が前記通知を行うようになっているが、EBシステム200の振込振替依頼処理部230の代わりに勘定系システム100の振込振替依頼処理部130がステップS17を行うようにしてもよい。
続いて、ステップS17で顧客aの口座からの振込依頼があったという情報が送信され、それを融資状況監視サーバ500が受信すると、融資状況監視サーバ500は振込依頼データ受信部537により、EBシステム200に対して前記振込依頼の内容をあらわす振込依頼データの要求を行う(ステップS18)。そして、EBシステム200は振込振替依頼処理部230により、ステップS18の前記要求に対して、前記振込依頼の内容をあらわす振込依頼データを融資状況監視サーバ500に送信し(ステップS19)、融資状況監視サーバ500は振込依頼データ受信部537により、EBシステム200から受信する振込依頼データを融資情報監視用格納部510に格納する(ステップS20)。
続いて、融資状況監視サーバ500の違約判断部538は、前記ステップS20で受信する振込依頼データと融資情報監視用格納部510に格納されている顧客a融資情報とを比較し、ステップS20で受信する振込依頼データが融資契約に違約するか否かの判断を行う(ステップS21)。具体的には、EBシステム200の違約判断部538は、融資情報監視用格納部510から顧客aの口座番号に対応して格納されている融資金外残高(図4では2000万円)と各支払予定データ(ステップS2における説明のように、図4で支払状況が「既」となっていないもの)を読み出し、読み出した各支払予定データの支払予定先の口座番号と前記ステップS20で受信する振込依頼データの振込先の口座番号が一致せず、且つ、読み出した前記融資金外残高よりも前記振込依頼データの振込額が高額である場合は、前記振込依頼データの振込が融資契約に違約するとの判断を行う。
続いて、ステップS21で違約するとの判断が行われると、融資状況監視サーバ500の振込停止要求部539は、EBシステム200に対して前記振込依頼の実行を停止させるための振込停止要求を送信し(ステップS22)、その振込停止要求を受信したEBシステム200は振込振替依頼処理部230による該当する振込処理を行わない(ステップS23)。なお、ステップS21で違約しないという判断がされた時は、当然に振込振替依頼処理部230による振込処理は行われる。
一方、ステップS21で違約するとの判断が行われると、融資状況監視サーバ500の違約判断送信部540は、前記違約する振込要求があったという判断結果を稟議サーバ400に送信し(ステップS24)、前記判断結果を受信した稟議サーバ400は融資情報表示部440により、前記判断結果を端末1の表示装置に表示させるための判断結果データを作成し、作成した判断結果データを稟議サーバ400の融資情報格納部410に格納する(ステップS25)。そして、端末1から受信する要求に応じて、顧客aに関する融資情報を端末1の表示装置に表示させるために端末1に送信する際に、稟議サーバ400の融資情報格納部410に格納した判断結果データも送信する(ステップS26)。この際に端末1の表示装置に表示される画面は図6のようになる。また、図6に示すように、表示装置には過去の判断結果データも履歴として表示されるようにしても良く、図5のように期限超過している支払予定データを同時に表示しても良い。なお、各端末1からの要求に拘わらず、ステップS25で判断結果データが作成されるとすぐに、ある端末1に対して顧客aに関する融資情報と判断結果データを表示装置に表示させるために送信することも可能である。
このように、本実施形態では、顧客aに関する融資情報として、図4に示すように、融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた少なくとも1つの支払予定データが融資稟議システム300の融資情報格納部410や融資情報監視用格納部510に格納される。そして、融資状況監視サーバ500が勘定系システム100又はEBシステム200に問い合わせて顧客aの口座に格納されている預金額データを受信すると共に、EBシステム200に問い合わせて顧客aの口座番号から振込が行われた振込データを受信する。また、融資状況監視サーバ500が顧客aの融資情報の各支払予定データのうち前記受信する振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払予定データの支払予定額以上の場合は、融資情報監視用格納部510に格納されている融資情報中において前記該当支払予定データを支払済データに変更する処理を行う。また、融資状況監視サーバ500が融資情報監視用サーバ510から顧客aについての融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の各支払予定データのうち支払期限を超えた支払予定データの有無の判断を行い、支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、支払期限を超えた支払予定データが存在することが端末1の表示装置に表示される。
このため、例えば銀行A内で融資の管理を行っている融資担当者が顧客aの口座をいちいち見ることなく、顧客aによって融資金が融資契約通りに使用されているか否かを含めて融資状況を管理することができる。このため、融資状況の管理や、融資の適否を判断する際に融資先である顧客への融資状況の確認を行う上で、従来は顧客の口座の入出金の確認という実質的ではない作業に時間を費やす必要があったところ、融資状況の管理や融資の適否調査におけるより実質的な仕事に時間を使うことが可能となり、融資先である顧客に対してよりきめ細やかなサービスを行うことも可能になる。
また、本実施形態の融資状況監視サーバ500は、顧客aの口座における預金額のうち融資の総額に相当する額を融資金残高とし、残りを融資金外残高として、前記融資金残高および前記融資金外残高を顧客aの口座番号と対応させて融資情報監視用格納部510に格納している。また、融資状況監視サーバ500は、顧客aの口座から振込を行う振込依頼がEBシステム200に対してある場合に、前記振込依頼の内容をあらわす振込依頼データをEBシステムから受信する。さらに、融資状況監視サーバ500は、顧客aの口座番号に対応して格納されている融資金外残高と顧客aについての融資情報の各支払予定データとを融資情報監視用格納部510から読み出し、読み出した支払予定データの支払予定先の口座番号と受信する振込依頼データの振込先の口座番号とが一致せず、且つ、読み出した前記融資金外残高よりも前記振込依頼データの振込額が高額である場合は、前記振込依頼データの振込が融資契約に違約するとの判断を行う。そして、融資状況監視サーバ500は、前記違約するとの判断が行われると、端末1からの要求に応じて若しくは端末1からの要求の有無に拘わらずに、前記判断結果を端末1の表示装置に表示させるためのデータを端末1に送信する。これにより、銀行Aの融資担当者や管理者は端末1を見るだけで顧客aが融資契約に違約する行為を行ったか否かを把握することが可能となり、融資状況の管理や融資の適否調査におけるより実質的な仕事に時間を使うことができる。
また、融資状況監視サーバ500は、前記違約するとの判断が行われると、EBシステム200に前記振込依頼に係る振込の実行を停止させるための振込停止要求を送信する。このため、顧客aが融資契約に違約した振込を行うことを事前に防止することが可能となる。これにより、顧客は融資契約に違約した振込を自由に行うことができなくなるので、融資契約の契約内容が自然と遵守されるようになる。このため、銀行において融資状況を管理する担当者が融資状況の管理や融資の適否調査におけるより実質的な仕事に時間を使うことができるようになり、融資業務の質の向上を図ることが可能になる。
また、融資稟議システム300の稟議サーバ400は、前記支払期日を超えた支払予定データが有ると判断されると、その支払予定データが存在することを予め設定されている通知先に出力する。例えば、稟議サーバ400がメール送信部460により、支払期限を超えた支払予定データの情報を顧客aのメールアドレスに宛て出力することも可能である。出力先はメールアドレスに限らず、顧客ごとに割り当てられたURLに出力することも可能である。これにより、顧客は支払期日を超えた融資金があることを確認することができ、融資契約の遵守を促す上で有効である。
なお、EBシステム200を、顧客aが操作する顧客端末からの要求に応じて、前記顧客端末の表示装置に振込依頼受付処理用の画面を表示させるためのデータを前記顧客端末に送信すると共に、前記振込依頼受付処理用の画面に入力され前記顧客端末から送信される振込依頼を受け付けるように構成することも可能である。この場合、例えば前記ステップS17では、EBシステム200に前記顧客端末から振込依頼がされることになる。そして、前記ステップS21で違約するとの判断が行われた際に、その判断結果をEBシステム200に送信し、EBシステム200によって、前記振込依頼受付処理用の画面に前記判断結果をあらわす表示を行わせるためのデータを前記顧客端末に送信することもできる。これにより、顧客は前記振込が融資金の使途以外の使用になることを認識することができ、融資契約の遵守を促す上で有効である。
尚、前記ステップS12では、該当支払予定データを支払済データに変更したが、該当支払予定データを削除することも可能である。
尚、この発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
1…端末、100…勘定系システム、110…口座データ格納部、120…通信部、130…振込振替依頼処理部、200…EBシステム、210…口座データ格納部、220…通信部、230…振込振替依頼処理部、300…融資稟議システム、400…稟議サーバ、410…融資情報格納部、420…通信部、430…融資情報送受信部、440…融資情報表示部、450…稟議情報表示部、460…メール送信部、500…融資状況監視サーバ、510…融資情報監視用格納部、520…通信部、530…融資情報送受信部、531…振込依頼データ受信部、532…預金額データ受信部、533…振込データ受信部、534…支払予定データ整理部、535…期限超過判断部、536…期限超過通知部、537…振込データ受信部、538…違約判断部、539…振込停止要求部、540…違約判断送信部、700…顧客情報サーバ。

Claims (10)

  1. 銀行の勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと、前記勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと通信可能に接続された融資稟議システムと、前記融資稟議システムと通信可能に接続された表示装置付きの端末とを有し、前記銀行の顧客に対する融資の状況を管理する融資状況管理システムであって、
    前記融資稟議システムは、
    前記顧客に対する融資金の総額と当該融資金の前記顧客による使用予定情報とを含む融資情報を入力するための入力手段であって、前記使用予定情報は、前記融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた少なくとも1つの支払予定データを含むものである、前記入力手段と、
    コンピュータが、前記入力手段によって入力された前記融資情報を前記顧客の口座番号と対応させてメモリに格納する融資情報格納手段と、
    コンピュータが、前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座に格納されている預金額データを受信する預金額データ受信手段と、
    コンピュータが、前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座から振込みが行われた振込データを受信する振込データ受信手段と、
    コンピュータが、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を読み出し、読み出した融資情報の前記各支払予定データのうち前記振込データ受信手段で受信する振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払予定データの支払予定額以上の場合は、前記メモリに格納されている前記融資情報において前記該当支払予定データを支払済データに変更する支払済処理若しくは前記該当支払予定データを前記メモリから削除する削除処理を行う支払予定データ整理手段と、
    コンピュータが、前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の前記各支払予定データのうち前記支払期限を超えた支払予定データの有無の判断を行う期限超過判断手段と、
    コンピュータが、前記期限超過判断手段で前記支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、前記支払期限を超えた支払予定データが存在することを前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する期限超過表示手段と
    を有し、
    前記預金データ受信手段は、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座に対して出金取引があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信すると、当該顧客について前記預金額データの送信を前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し受信するものであり、
    前記振込データ受信手段は、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座から振込があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信すると、当該顧客について前記振込の振込データの送信を前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し受信するものである
    ことを特徴とする融資状況管理システム。
  2. 請求項1記載の融資状況管理システムにおいて、
    前記融資稟議システムはさらに、
    コンピュータが、前記預金額データ受信手段で受信する前記顧客の口座における預金額のうち前記融資の総額に相当する額を融資金残高とし、残りを融資金外残高として、前記融資金残高および前記融資金外残高を前記顧客の口座番号と対応させて前記メモリに格納する顧客残高格納手段と、
    コンピュータが、前記顧客の口座から振込を行う振込依頼が前記エレクトロニックバンキングシステムに対してある場合に、前記振込依頼の内容をあらわす振込依頼データを前記エレクトロニックバンキングシステムから受信する振込依頼データ受信手段と、
    コンピュータが、前記顧客の口座番号に対応して格納されている前記融資金外残高と前記顧客についての前記融資情報の各支払予定データとを前記メモリから読み出し、読み出した支払予定データの支払予定先の口座番号と前記振込依頼データ受信手段で受信する振込依頼データの振込先の口座番号とが一致せず、且つ、読み出した前記融資金外残高よりも前記振込依頼データの振込額が高額である場合は、前記振込依頼データの振込が融資契約に違約するとの判断を行う違約判断手段と、
    コンピュータが、前記違約判断手段で前記違約するとの判断が行われると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、前記判断結果を前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する違約表示手段と
    を有する
    ことを特徴とする融資状況管理システム。
  3. 請求項2記載の融資状況管理システムにおいて、
    前記融資稟議システムはさらに、前記違約判断手段で前記違約するとの判断が行われると、前記エレクトロニックバンキングシステムに前記振込依頼の実行を停止させるための振込停止要求を送信する振込停止要求手段を有する
    ことを特徴とする融資状況管理システム。
  4. 請求項2又は3記載の融資状況管理システムにおいて、
    前記エレクトロニックバンキングシステムは、前記顧客が操作する顧客端末からの要求に応じて、当該顧客端末の表示装置に振込依頼受付処理用の画面を表示させるためのデータを送信すると共に、当該振込依頼受付処理用の画面に入力される振込依頼を受け付けるものであり、
    前記融資稟議システムはさらに、前記違約判断手段で前記違約するとの判断が行われると、その判断結果を前記エレクトロニックバンキングシステムに送信する違約判断送信手段を有し、
    前記エレクトロニックバンキングシステムは、前記違約断送信手段により送信される判断結果を受信すると、前記振込依頼受付処理用の画面に前記判断結果をあらわす表示を行わせるためのデータを前記顧客端末に送信する判断結果表示手段を有する
    ことを特徴とする融資状況管理システム。
  5. 請求項1記載の融資状況管理システムであって、
    前記融資稟議システムはさらに、前記期超過判断手段で前記支払期を超えた支払予定データが有ると判断されると、その支払予定データが存在することを予め設定されている通知先に出力する出力手段を有する
    ことを特徴とする融資状況管理システム。
  6. 銀行の勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと、前記勘定系システムおよびエレクトロニックバンキングシステムと通信可能に接続された融資稟議システムと、前記融資稟議システムと通信可能に接続された表示装置付きの端末とを用いて、前記銀行の顧客に対する融資の状況を管理する融資状況管理方法であって、
    前記融資稟議システムはそのメモリに、前記顧客に対する融資金の総額と当該融資金の前記顧客による使用予定情報とを含む融資情報を格納しており、前記使用予定情報は、前記融資金の支払予定先の口座番号と、支払予定額と、支払予定日に基づき設定される支払期限とを対応させた少なくとも1つの支払予定データを含むものであり、
    この方法は、前記融資稟議システムが、
    前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座に格納されている預金額データを受信する預金額データ受信工程と、
    前記エレクトロニックバンキングシステムに問い合わせて前記顧客の口座から振込みが行われた振込データを受信する振込データ受信工程と、
    前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を読み出し、読み出した融資情報の前記各支払予定データのうち前記振込データ受信工程で受信した振込データの振込先と口座番号が一致する該当支払予定データがあり、且つ、前記振込データによる振込額が前記該当支払予定データの支払予定額以上の場合は、前記メモリに格納されている前記融資情報において前記該当支払予定データを支払済データに変更する支払済処理若しくは前記該当支払予定データを前記メモリから削除する削除処理を行う支払予定データ整理工程と、
    前記メモリから前記顧客についての前記融資情報を定期的に読み出し、読み出した融資情報の中の前記各支払予定データのうち前記支払期限を超えた支払予定データの有無の判断を行う期限超過判断工程と、
    前記期限超過判断工程で前記支払期限を超えた支払予定データが有ると判断されると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、前記支払期限を超えた支払予定データが存在することを前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する期限超過表示工程と
    を行い、
    前記預金額データ受信工程では、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座に対して出金取引があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信した際に、当該顧客について前記預金額データの送信を前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し、これにより前記預金額データを受信し、
    前記振込データ受信工程では、前記支払予定データが少なくとも1つ前記メモリに格納されている顧客の口座から振込があったことを前記勘定系システム又は前記エレクトロニックバンキングシステムから受信すると、当該顧客について前記振込の振込データの送信を前記エレクトロニックバンキングシステムに要求し、これにより前記振込データ受信する
    ことを特徴とする融資状況管理方法。
  7. 請求項6記載の融資状況管理方法において、
    この方法はさらに、前記融資稟議システムが、
    前記預金額データ受信工程で受信した前記顧客の口座における預金額のうち前記融資の総額に相当する額を融資金残高とし、残りを融資金外残高として、前記融資金残高および前記融資金外残高を前記顧客の口座番号と対応させて前記メモリに格納する顧客残高格納工程と、
    前記顧客の口座から振込を行う振込依頼が前記エレクトロニックバンキングシステムに対してあると、前記振込依頼の内容をあらわす振込依頼データを前記エレクトロニックバンキングシステムから受信する振込依頼データ受信工程と、
    前記顧客の口座番号に対応して格納されている前記融資金外残高と前記顧客についての前記融資情報の各支払予定データとを前記メモリから読み出し、読み出した各支払予定データの支払予定先の口座番号と前記振込依頼データ受信工程で受信した振込依頼データの振込先の口座番号とが一致せず、且つ、読み出した前記融資金外残高よりも前記振込依頼データの振込額が高額である場合は、前記振込依頼データの振込が融資契約に違約するとの判断を行う違約判断工程と、
    前記違約判断工程で前記違約するとの判断が行われると、前記端末からの要求に応じて若しくは前記端末からの要求の有無に拘わらずに、その判断結果を前記表示装置に表示させるためのデータを前記端末に送信する違約表示工程と
    を行う
    ことを特徴とする融資状況管理方法。
  8. 請求項7記載の融資状況管理方法において、
    この方法はさらに、前記融資稟議システムが、前記違約判断工程で前記違約するとの判断が行われると、前記エレクトロニックバンキングシステムに前記振込依頼の実行を停止させるための振込停止要求を送信する振込停止要求工程を行う
    ことを特徴とする融資状況管理方法。
  9. 請求項7又は8記載の融資状況管理方法において、
    前記エレクトロニックバンキングシステムは、前記顧客が操作する顧客端末からの要求に応じて、当該顧客端末の表示装置に振込依頼受付処理用の画面を表示させるためのデータを送信すると共に、当該振込依頼受付処理用の画面に入力される振込依頼を受け付けるものであり、
    この方法はさらに、
    前記融資稟議システムが、前記違約判断工程で前記違約するとの判断が行われると、その判断結果を前記エレクトロニックバンキングシステムに送信する違約判断送信工程を行い、
    前記エレクトロニックバンキングシステムが、前記違約断送信工程により送信される判断結果を受信すると、前記振込依頼受付処理用の画面に前記判断結果をあらわす表示を行わせるためのデータを前記顧客端末に送信する判断結果表示工程を行う
    ことを特徴とする融資状況管理方法。
  10. 請求項6記載の融資状況管理方法において、
    この方法はさらに、前記融資稟議システムが、前記期超過判断工程で前記支払期を超えた支払予定データが有ると判断されると、その支払予定データが存在することを予め設定されている通知先に出力する出力工程を行う
    ことを特徴とする融資状況管理方法。
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