JP6009839B2 - 非直線抵抗材料 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、非直線抵抗材料に関する。
絶縁性ガスが封入された容器内に、絶縁物で支持された高電圧導体を備える、例えばガス封入型開閉器などの密閉型絶縁装置においては、コスト低減や環境負荷低減のために、絶縁設計の合理化や三相一括化などによる縮小化が課題となっている。
密閉型絶縁装置の金属容器の大きさは、絶縁設計や熱的設計などによって決められている。絶縁設計のポイントの1つは、金属容器の内側表面に異物が存在(付着)した場合における絶縁性能への影響を検討することである。
絶縁物で支持された高電圧導体を収容し、絶縁ガスが封入された金属容器の内部に異物が存在すると、異物に対して、金属容器などから供給された電荷と運転電圧との相互作用によって力が生じる。そのため、異物が金属容器の内部を動き回ることがある。
密閉型絶縁装置を縮小化すると、金属容器の内側表面の電界が高くなり、金属容器の内部に存在する異物の動きが活発になりやすい。金属容器の内部で異物が過度に動くと、絶縁性能に影響を及ぼすことがある。また、異物の形状が長尺であるほど、異物の動きが大きくなり、絶縁性能への影響が大きくなる。
そのため、金属容器の内部に長尺の異物が混入しないように、製造工程において、例えば異物管理工程を設けて異物除去を行い、異物の管理を強化している。さらに、管理することが難しい小さな異物が、設計上考慮した高さ以上に浮上して動き回ることがないように、運転電圧印加時の金属容器の内側表面の電界強度を設計する必要がある。ここで、高さとは、金属容器の内側表面と異物との距離である。
金属容器の内側表面の電界強度は、高電圧導体と金属容器の内側表面との距離に依存するため、異物の浮上高さを小さく抑えるためには金属容器を大きくする必要がある。これは、密閉型絶縁装置の縮小化を妨げる要因となる。
この異物による影響を緩和させる方法として、異物の動きを抑制する方法がある。この方法として、密閉型絶縁装置の金属容器の内側表面に絶縁性の高い樹脂をコーティングする方法が挙げられる。金属容器の内側表面に樹脂をコーティングすることで、金属容器の内側表面から異物への電荷の供給を抑制し、異物を動き難くしている。また、金属容器の内側表面にコーティングされる材料として、非直線抵抗材料の粒子を樹脂中に分散させた絶縁コーティング材料も検討されている。
特許第3028975号公報 特開2009−284651号公報 特開2010−207047号公報
従来の絶縁コーティング材料において、非直線抵抗材料の粒子を樹脂中に分散させる場合、導電パスを確保するために、例えば、非直線抵抗材料の粒子が近接して導電パスを形成するように、非直線抵抗材料を高充填する必要がある。
非直線抵抗材料の粒子として、例えば、ZnOを含む焼結体などが使用されるが、焼結体の比重は、マトリックスを構成する樹脂の比重よりも大きい。そのため、非直線抵抗材料の粒子は、沈降し、マトリックス樹脂中に非直線抵抗材料の粒子を均一に分散させることは困難である。
このように、非直線抵抗材料の粒子が、マトリックス樹脂中に均一に分散しないため、非直線抵抗材料の粒子の含有量が少ない領域では、導電パスの確保が困難となり、高電界領域で絶縁破壊電圧が低下する。また、非直線抵抗材料の粒子を高充填した場合、粘度が増大するため、非直線抵抗材料を、例えば金属容器の内側表面に塗布する際、作業性が低下するとともに、塗膜を均一の厚さに形成することが困難となる。
本発明が解決しようとする課題は、マトリックス樹脂中に充填剤を均一に分散させ、優れた非直線抵抗特性が得られる非直線抵抗材料を提供することである。
実施形態の非直線抵抗材料は、エポキシ樹脂およびこのエポキシ樹脂を硬化させる硬化剤からなるマトリックス樹脂を備え、このマトリックス樹脂に分散して、第1の充填剤、第2の充填剤および第3の充填剤が含有されている。
第1の充填剤は、非直線抵抗性を有し、ZnOを主成分とする焼結体からなる粒子で構成される。第2の充填剤は、第1の充填剤を電気的につなぐ導電パスとなる体積固有抵抗が10 −5 〜10 Ω・cmの材料であって酸化鉄、炭素粒子、グラファイトファイバのいずれか一種から選択される粒子で構成される。第3の充填剤は、第1の充填剤および第2の充填剤の沈降を防止する層状化合物および針状化合物の少なくとも一方で構成される。
実施の形態の非直線抵抗材料の断面を模式的に示した図である。 実施の形態の非直線抵抗材料を使用して非直線抵抗膜が形成された電気機器を一部断面で示した図である。 非直線抵抗特性の評価を行う試験部材の断面を示す図である。 非直線抵抗特性の評価試験の結果を示す図である。 非直線抵抗特性の評価試験の結果を示す図である。 非直線抵抗特性の評価試験の結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態の非直線抵抗材料は、エポキシ樹脂およびこのエポキシ樹脂を硬化させる硬化剤からなるマトリックス樹脂を備える。そして、このマトリックス樹脂に、第1の充填剤、第2の充填剤および第3の充填剤を分散して含有している。なお、この非直線抵抗材料は、硬化剤を含有しているが、非直線抵抗材料として使用される際には、硬化していない、粘性液状の状態を維持している。
エポキシ樹脂は、1分子当たり2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物からなるものである。このようなエポキシ化合物としては、炭素原子2個と酸素原子1個とからなる三員環を1分子中に2個以上持ち、硬化可能な化合物であれば適宜に使用可能であり、その種類は特に限定されるものではない。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型ポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAF型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、フェノール−ノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾール−ノボラック型エポキシ樹脂、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン型エポキシ樹脂、テトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、エピクロルヒドリンとガルボン酸との縮合によって得られるグリジジルエステル型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアネートやエピクロルヒドリンとヒダントイン類との反応によって得られるヒダントイン型エポキシ樹脂のような複素環式エポキシ樹脂などが挙げられる。また、エポキシ樹脂として、上記したエポキシ樹脂のうちのいずれか一種を使用してもよいし、2種以上混合して使用してもよい。
エポキシ樹脂を硬化させる硬化剤は、エポキシ樹脂と化学反応してエポキシ樹脂を硬化させるものである。この硬化剤は、エポキシ樹脂を硬化させるものであれば適宜に使用可能であり、その種類は特に限定されるものではない。このような硬化剤としては、例えば、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤などを使用することができる。アミン系硬化剤としては、例えば、エチレンジアミン、ポリアミドアミンなどを使用することができる。酸無水物系硬化剤としては、例えば、無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、4−メチルテトラヒドロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸などを使用することができる。
なお、マトリックス樹脂中に、泡が発生するのを防ぐため、あるいは発生した泡を消すために、マトリックス樹脂に消泡剤を添加してもよい。消泡剤は、特に限定されるものではないが、例えば、ジメチルシリコーン系の消泡剤(例えば、TSA720(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製商品名)など)を使用することができる。
また、構造物に非直線抵抗材料を刷毛などにより塗布する場合や、エアレススプレーなどを用いて塗装を行う場合の作業性を向上させるために、マトリックス樹脂に希釈溶剤を添加してもよい。この希釈溶剤としては、速乾性のシンナー(例えば、酢酸エチルとトルエンを8:2の質量比で混合した混合物)などを使用することができる。希釈溶剤は、上記した作業性を向上させるために、エポキシ樹脂100質量部に対して1〜10質量部含有されることが好ましい。
第1の充填剤は、非直線抵抗性を有し、ZnOを主成分とする焼結体からなる粒子で構成される。この焼結体は、副成分として、例えば、Bi、Co、MnO、Sb、NiOなどの金属酸化物の少なくとも一種を含んで焼結され、球状または略球状に形成されている。また、焼結体は、導電性のZnO粒子が絶縁粒界層に取り囲まれた構造を示す構造物を、焼結によって集合体としたものである。非直線抵抗特性は、絶縁粒界層に囲まれた導電性のZnO粒子の粒界で生じるため、焼結体からなる粒子は、その個々の粒子自体が非直線抵抗特性を示す。
第1の充填剤の平均粒径は、第1の充填剤単体で非直線抵抗特性を発現させつつ、塗装などの作業性を確保するために、10μm〜100μmであることが好ましい。この範囲のうちでも、非直線抵抗特性がさらに良好となる、平均粒径が30μm〜75μmのものがさらに好ましい。
ここで、平均粒径は、例えば、第1の充填剤を分散して含有した所定の樹脂の断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、個々の第1の充填剤の粒径を測定して、算術平均することで得られる。
第1の充填剤の含有量は、非直線抵抗材料における導電パスの形成および塗装などの作業性を確保するために、エポキシ樹脂100質量部に対して10〜90質量部であることが好ましい。また、第1の充填剤の含有量は、エポキシ樹脂100質量部に対して30〜70質量部であることがより好ましい。
第2の充填剤は、例えば、25℃における体積固有抵抗が10−5〜10Ω・cmの材料からなる粒子で構成される。具体的には、第2の充填剤は、例えば、酸化鉄(ベンガラ)、炭素粒子、グラファイトファイバ(炭素繊維)などで構成される。
第2の充填剤の平均粒径は、第1の充填剤を電気的につなぐ導電パスとなるために、0.1μm〜1μmであることが好ましい。また、第2の充填剤の平均粒径は、0.2μm〜0.7μmであることがさらに好ましい。ここで、粒径は、例えば、第2の充填剤を分散して含有した所定の樹脂の断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、個々の第2の充填剤の粒径を測定して、算術平均することで得られる。
第2の充填剤の含有量は、第1の充填剤を電気的につなぐ導電パスとなるために、エポキシ樹脂100質量部に対して10〜50質量部であることが好ましい。また、第2の充填剤の含有量は、エポキシ樹脂100質量部に対して10〜30質量部であることがより好ましい。
第3の充填剤は、層状化合物または針状化合物で構成される。なお、第3の充填剤は、層状化合物および針状化合物の双方を含んでもよい。層状化合物は、複数の層が積層されて構成されたものであり、層状化合物として、例えば、タルク、スメクタイト、雲母などを使用することができる。針状化合物は、針状の細長い繊維構造の化合物であり、針状化合物として、例えば、ウォラストナイト、チタン酸カリウムウィスカなどを使用することができる。
第3の充填剤として使用されるタルクは、円盤状の層状化合物であり、その平均直径は、マトリックス樹脂内における第1の充填剤の沈降を抑制するため、2μm〜50μmであることが好ましい。また、タルクの平均直径が10μm〜30μmであることがより好ましい。なお、円形を構成しない場合には、第3の充填剤の表面に亘って引ける最長の直線の平均長さ(以下、平均直線長さという。)が上記範囲内となればよい。
ここで、平均直径は、SEM(走査型電子顕微鏡)による樹脂硬化物の観察を行うことで得られる。平均直線長さは、同様にSEM(走査型電子顕微鏡)による樹脂硬化物の観察を行うことで得られる。
第3の充填剤として使用されるスメクタイトは、マトリックス樹脂内における第1の充填剤の沈降を抑制するため、平均直線長さが0.1μm〜2μmとなるサイズで構成されることが好ましい。また、平均直線長さが0.5μm〜1μmであることがより好ましい。
第3の充填剤として使用される雲母は、マトリックス樹脂内における第1の充填剤の沈降を抑制するため、平均直線長さが0.5μm〜5μmとなるサイズで構成されることが好ましい。また、平均直線長さが1μm〜3μmであることがより好ましい。
第3の充填剤として使用されるウォラストナイトの平均繊維長は、マトリックス樹脂内における第1の充填剤の沈降を抑制するため、75μm〜200μmであることが好ましい。また、ウォラストナイトの平均繊維長は、35μm〜170μmであることがより好ましい。なお、平均繊維長は、各繊維の長手方向の長さを算術平均して得られたものである。
第3の充填剤として使用されるチタン酸カリウムウィスカの平均繊維長は、マトリックス樹脂内における第1の充填剤の沈降を抑制するため、1μm〜50μmであることが好ましい。また、チタン酸カリウムウィスカの平均繊維長は、10μm〜20μmであることがより好ましい。
ここで、上記した平均繊維長は、SEM(走査型電子顕微鏡)による樹脂硬化物の観察を行うことで得られる。
第3の充填剤の含有量は、第1の充填剤間における導電パスの形成および塗装などの作業性を確保するために、エポキシ樹脂100質量部に対して10〜60質量部であることが好ましい。第3の充填剤としてタルク、スメクタイトまたは雲母を使用する場合、第3の充填剤の含有量は、エポキシ樹脂100質量部に対して10〜30質量部であることがより好ましい。第3の充填剤としてウォラストナイトまたはチタン酸カリウムウィスカを使用する場合、第3の充填剤の含有量は、エポキシ樹脂100質量部に対して20〜60質量部であることがより好ましい。
ここで、図1は、実施の形態の非直線抵抗材料10の断面を模式的に示した図である。図1に示すように、第3の充填剤40は、第1の充填剤20および第2の充填剤30の粒子間に、均一に分散して存在している。そして、第3の充填剤40は、第1の充填剤20および第2の充填剤30である粒子の沈降を防止して、マトリックス樹脂50内において、均一に分散された第1の充填剤20および第2の充填剤30の分散状態を維持している。
これによって、第1の充填剤20の発現する非直線抵抗特性を向上させることができる。また、第1の充填剤20および第2の充填剤30がマトリックス樹脂50内に均一に分散されることで、第1の充填剤20と、第1の充填剤20間に位置する第2の充填剤30によって、安定かつ確実に導電パス60が形成される。
ここで、例えば、第1の充填剤20および第2の充填剤30をマトリックス樹脂50内に均一に分散させるために、第3の充填剤40として球状の粒子を含有することも考えられる。しかしながら、第3の充填剤40として球状の粒子を含有した場合、球状の粒子自体が沈降し、第1の充填剤20および第2の充填剤30が均一に分散された状態を維持することはできない。これに対して、本実施の形態ように、層状化合物または針状化合物の第3の充填剤40を使用することで、第3の充填剤40自体の沈降を抑制して、第1の充填剤20および第2の充填剤30が均一に分散された状態を維持することができる。
次に、実施の形態の非直線抵抗材料10の製造方法について説明する。
まず、配合するエポキシ樹脂の一部(例えば、エポキシ樹脂の全配合量の10〜50質量%程度)、所定量の第2の充填剤30および第3の充填剤40を自転公転ミキサなどによって攪拌してマスターバッチを作製する。
続いて、マスターバッチに、エポキシ樹脂の残部、および所定量の第1の充填剤20を加えて、自転公転ミキサなどによって攪拌し、混合物を形成する。
続いて、混合物に、エポキシ樹脂を硬化させる所定量の硬化剤を加えて、自転公転ミキサなどによって攪拌する。
このような工程を経て、非直線抵抗材料10が製造される。
また、消泡剤を含有する場合には、マスターバッチを作製する際に、所定量の消泡剤を添加して攪拌する。さらに、希釈溶剤を添加する場合には、硬化剤とともに、所定量の希釈溶剤を加えて攪拌する。
このように、まず、第2の充填剤30および第3の充填剤40を含有するマスターバッチを作製し、このマスターバッチに、残りの構成物を混合することで、非直線抵抗材料10中に、第1の充填剤20、第2の充填剤30および第3の充填剤40を均一に分散することができる。
また、第3の充填剤40が均一に分散されることで、第1の充填剤20および第2の充填剤30である粒子の沈降を防止することができる。そのため、マトリックス樹脂50内に、均一に分散された第1の充填剤20および第2の充填剤30の分散状態を維持することができる。これによって、良好な導電パスを形成することができる。
上記のように作製された非直線抵抗材料10を、例えば、金型に注入して成形し、所定時間放置して硬化させることで、注型硬化物を製造することができる。また、非直線抵抗材料10を刷毛などで構造物に塗布し、所定時間放置して硬化させることで、非直線抵抗膜を形成することができる。
さらに、非直線抵抗材料10が希釈溶剤を含有している場合には、粘性が小さくなるため、例えば、エアレススプレーなどを用いて構造物に非直線抵抗材料10を吹き付け、所定時間放置して硬化させることで、非直線抵抗膜を形成することができる。
なお、非直線抵抗膜を形成する際、非直線抵抗特性の発現という観点から、非直線抵抗膜の厚さは厚いほど好ましいが、非直線抵抗膜を形成する際の作業性上の観点から、500μm程度が上限値となる。
図2は、実施の形態の非直線抵抗材料10を使用して非直線抵抗膜が形成された電気機器を一部断面で示した図である。なお、図2には、電気機器の一例として、密閉型絶縁装置70を示している。
図2に示すように、密閉型絶縁装置70は、軸方向に複数に分割可能な円筒状の金属容器71と、中央に軸方向に配置された高電圧導体72と、金属容器71間に設けられたスペーサ73とを備えている。
スペーサ73は、金属容器71の内部を円筒の中心軸に垂直な方向に分割するように配置されている。また、金属容器71の内周面には、非直線抵抗材料10を使用して形成された非直線抵抗膜74を備えている。金属容器71内には、例えばSFガスなどの絶縁ガス75が封入されている。
このように、金属容器71の内周面に、良好な非直線抵抗特性が得られる非直線抵抗材料10からなる非直線抵抗膜74を備えることで、非直線抵抗膜74の表層に存在する異物の動きを抑制することができる。そのため、従来の密閉型絶縁装置よりも、金属容器の設計電界を大きくすることが可能となり、金属容器71のコンパクト化を図ることができる。
なお、ここでは、電気機器の一例として、密閉型絶縁装置を示して説明したが、実施の形態の非直線抵抗材料10は、例えば、種々の、電気機器、電子機器、産業機器、重電機器などに適用することができる。そして、これらに適用した場合においても、上記した同様の作用効果を得ることができる。
上記したように、実施の形態の非直線抵抗材料10によれば、層状化合物または針状化合物の第3の充填剤40を含有することで、第3の充填剤40自体の沈降を抑制するとともに、第1の充填剤20および第2の充填剤30が均一に分散された状態を維持することができる。これによって、良好な導電パスが確保でき、優れた非直線抵抗特性を得ることができる。
(非直線抵抗特性の評価)
次に、実施の形態の非直線抵抗材料10が優れた非直線抵抗特性を有することについて説明する。
(第2の充填剤30として酸化鉄、第3の充填剤40としてタルクを使用した場合)
非直線抵抗特性の評価するために、次のように非直線抵抗材料10を作製した。
まず、配合するエポキシ樹脂の一部(例えば、エポキシ樹脂の全配合量の50質量%)、およびエポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して、10質量部の酸化鉄(第2の充填剤30)および10質量部のタルク(第3の充填剤40)を自転公転ミキサなどによって攪拌してマスターバッチを作製した。
なお、この際、ジメチルシリコーン系(例えば、製品名:TSA720など)の消泡剤を適量添加した。酸化鉄(第2の充填剤30)として、平均粒径が0.5μmのもの、タルク(第3の充填剤40)として、平均直径が20μmのものを使用した。
続いて、マスターバッチに、エポキシ樹脂の残部、および所定量の第1の充填剤20を加えて、自転公転ミキサなどによって攪拌し、混合物を形成した。ここで、第1の充填剤20として、主成分がZnOであり、副成分として、Bi、Co、MnO、Sb、NiOの金属酸化物を含んだ焼結体からなる粒子を使用した。また、平均粒径が30μmの第1の充填剤20を使用した。
そして、第1の充填剤20の含有量が、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して43質量部、63質量部、89質量部となる3種類の混合物を作製した。
続いて、各混合物に、エポキシ樹脂を硬化させる所定量の硬化剤を加えて、自転公転ミキサなどによって攪拌した。
このようにして、3種類の非直線抵抗材料10を作製した。ここで、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して第1の充填剤20を、43質量部含有する非直線抵抗材料10を試料1、63質量部含有する非直線抵抗材料10を試料2、89質量部含有する非直線抵抗材料10を試料3とする。
また、比較のため、上記した3種類の非直線抵抗材料10において、酸化鉄(第2の充填剤30)およびタルク(第3の充填剤40)を含まない3種類の材料も作製した。なお、これらの材料において、酸化鉄(第2の充填剤30)およびタルク(第3の充填剤40)を含まない以外の他の構成は、上記した3種類の非直線抵抗材料10と同じである。
ここで、酸化鉄(第2の充填剤30)およびタルク(第3の充填剤40)を含まず、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して第1の充填剤20を、43質量部含有する材料を試料4、63質量部含有する材料を試料5、89質量部含有する材料を試料6とする。
次に、上記した試料1〜試料6を用いて、非直線抵抗特性の評価を行う試験部材80を次のように作製した。図3は、非直線抵抗特性の評価を行う試験部材80の断面を示す図である。
まず、厚さが3mm、縦が70mm、横が70mmのアルミ板81の一方の表面81aに、中央に直径が60mmの穴を有し、厚さが130μmのテフロン(登録商標)を設置してマスキングを行った。続いて、テフロン(登録商標)の中央の穴に、試料(試料1〜試料6)を刷毛によって塗布し、常温で24時間硬化させて、直径が60mm、厚さが100μmの非直線抵抗層82を形成した。
続いて、非直線抵抗層82の表面に、導電性ペーストを塗布して、直径が38mmの円形状の電極83、およびこの電極83の周囲に1mmの間隙をおいて外径が50mmの電極84を作製した。なお、アルミ板81の他方の表面81bは、電極として機能させた。ここで、電極84およびアルミ板81の他方の表面81bは、接地電極である。電極形成後、テフロン(登録商標)を除去した。
上記した工程を経て、6種類の試験部材(試験部材1〜試験部材6)を作製した。なお、試料1を使用したものは、試験部材1であり、試料2を使用したものは、試験部材2であり、試料3を使用したものは、試験部材3であり、試料4を使用したものは、試験部材4であり、試料5を使用したものは、試験部材5であり、試料6を使用したものは、試験部材6である。
これらの試験部材(試験部材7〜試験部材12)の電極に、交流電源を用いて電流を流して、非直線抵抗特性を評価した。ここで、1Aの電流を通電したときの電圧(V1.0A)と、0.5Aの電流を通電したときの電圧(V0.5A)との比(V1.0A/V0.5A)を非直線抵抗特性の評価基準とした。この比の値が1に近いほど、優れた非直線抵抗特性を示す。また、ここでは、優れた非直線抵抗特性を示すためのこの比の値の基準を1.25以下とした。
図4は、非直線抵抗特性の評価試験の結果を示す図である。図4に示すように、試験部材1〜試験部材3は、電流−電圧曲線の立ち上がりが急激であり、(V1.0A/V0.5A)の値が1.25以下であり、優れた非直線抵抗特性を有することがわかる。これらに対して、試験部材4〜試験部材6は、電流−電圧曲線の立ち上がりが緩やかであり、(V1.0A/V0.5A)の値が1.25を超え、非直線抵抗特性が劣ることがわかる。
なお、ここでは示していないが、上記した優れた非直線抵抗特性は、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して60質量部以下のタルク(第3の充填剤40)を含む場合において確認されている。
(第2の充填剤30として酸化鉄、第3の充填剤40としてスメクタイトを使用した場合)
第2の充填剤30として酸化鉄、第3の充填剤40としてスメクタイトを使用した非直線抵抗材料10を、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様の方法によって作製した。
なお、酸化鉄(第2の充填剤30)およびスメクタイト(第3の充填剤40)の含有量は、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様に、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して、酸化鉄(第2の充填剤30)を10質量部およびスメクタイト(第3の充填剤40)を10質量部とした。
酸化鉄(第2の充填剤30)の平均粒径は、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同じとした。また、平均直線長さが1μmのスメクタイトを使用した。第1の充填剤20の平均粒径は、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同じとした。
作製された3種類の非直線抵抗材料10のうち、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して第1の充填剤20を、43質量部含有する非直線抵抗材料10を試料7、63質量部含有する非直線抵抗材料10を試料8、89質量部含有する非直線抵抗材料10を試料9とする。
また、比較のため、上記した3種類の非直線抵抗材料10において、酸化鉄(第2の充填剤30)およびスメクタイト(第3の充填剤40)を含まない3種類の材料も作製した。なお、これらの材料において、酸化鉄(第2の充填剤30)およびスメクタイト(第3の充填剤40)を含まない以外の他の構成は、上記した3種類の非直線抵抗材料10と同じである。
ここで、酸化鉄(第2の充填剤30)およびスメクタイト(第3の充填剤40)を含まず、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して第1の充填剤20を、43質量部含有する材料を試料10、63質量部含有する材料を試料11、89質量部含有する材料を試料12とする。
次に、上記した試料7〜試料12を用いて、第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様の方法によって、非直線抵抗特性の評価を行う試験部材80を作製した(図3参照)。
上記した工程を経て、6種類の試験部材(試験部材7〜試験部材12)を作製した。なお、試料7を使用したものは、試験部材7であり、試料8を使用したものは、試験部材8であり、試料9を使用したものは、試験部材9であり、試料10を使用したものは、試験部材10であり、試料11を使用したものは、試験部材11であり、試料12を使用したものは、試験部材12である。
これらの試験部材(試験部材7〜試験部材12)を使用して、第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様の方法および評価基準によって、非直線抵抗特性を評価した。図5は、非直線抵抗特性の評価試験の結果を示す図である。
図5に示すように、試験部材7〜試験部材9は、電流−電圧曲線の立ち上がりが急激であり、(V1.0A/V0.5A)の値が1.25以下であり、優れた非直線抵抗特性を有することがわかる。これらに対して、試験部材10〜試験部材12は、電流−電圧曲線の立ち上がりが緩やかであり、(V1.0A/V0.5A)の値が1.25を超え、非直線抵抗特性が劣ることがわかる。
なお、ここでは示していないが、上記した優れた非直線抵抗特性は、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して60質量部以下のスメクタイト(第3の充填剤40)を含む場合において確認されている。
(第2の充填剤30として酸化鉄、第3の充填剤40としてウォラストナイトを使用した場合)
第2の充填剤30として酸化鉄、第3の充填剤40としてウォラストナイトを使用した非直線抵抗材料10を、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様の方法によって作製した。
なお、酸化鉄(第2の充填剤30)およびウォラストナイト(第3の充填剤40)の含有量は、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して、酸化鉄(第2の充填剤30)を10質量部およびウォラストナイト(第3の充填剤40)を20質量部とした。
酸化鉄(第2の充填剤30)の平均粒径は、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同じとした。また、平均繊維長が100μmのウォラストナイトを使用した。第1の充填剤20の平均粒径は、上記した第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同じとした。
作製された3種類の非直線抵抗材料10のうち、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して第1の充填剤20を、43質量部含有する非直線抵抗材料10を試料13、63質量部含有する非直線抵抗材料10を試料14、89質量部含有する非直線抵抗材料10を試料15とする。
また、比較のため、上記した3種類の非直線抵抗材料10において、酸化鉄(第2の充填剤30)およびウォラストナイト(第3の充填剤40)を含まない3種類の材料も作製した。なお、これらの材料において、酸化鉄(第2の充填剤30)およびウォラストナイト(第3の充填剤40)を含まない以外の他の構成は、上記した3種類の非直線抵抗材料10と同じである。
ここで、酸化鉄(第2の充填剤30)およびウォラストナイト(第3の充填剤40)を含まず、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して第1の充填剤20を、43質量部含有する材料を試料16、63質量部含有する材料を試料17、89質量部含有する材料を試料18とする。
次に、上記した試料13〜試料18を用いて、第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様の方法によって、非直線抵抗特性の評価を行う試験部材80を作製した(図3参照)。
上記した工程を経て、6種類の試験部材(試験部材13〜試験部材18)を作製した。なお、試料13を使用したものは、試験部材13であり、試料14を使用したものは、試験部材14であり、試料15を使用したものは、試験部材15であり、試料16を使用したものは、試験部材16であり、試料17を使用したものは、試験部材17であり、試料18を使用したものは、試験部材18である。
これらの試験部材(試験部材13〜試験部材18)を使用して、第3の充填剤40としてタルクを使用した場合と同様の方法および評価基準によって、非直線抵抗特性を評価した。図6は、非直線抵抗特性の評価試験の結果を示す図である。
図6に示すように、試験部材13〜試験部材15は、電流−電圧曲線の立ち上がりが急激であり、(V1.0A/V0.5A)の値が1.25以下であり、優れた非直線抵抗特性を有することがわかる。これらに対して、試験部材16〜試験部材18は、電流−電圧曲線の立ち上がりが緩やかであり、(V1.0A/V0.5A)の値が1.25を超え、非直線抵抗特性が劣ることがわかる。
なお、ここでは示していないが、上記した優れた非直線抵抗特性は、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂の全配合量)100質量部に対して60質量部以下のウォラストナイト(第3の充填剤40)を含む場合において確認されている。
以上説明した実施形態によれば、マトリックス樹脂中に充填剤を均一に分散させ、優れた非直線抵抗特性を得ることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…非直線抵抗材料、20…第1の充填剤、30…第2の充填剤、40…第3の充填剤、50…マトリックス樹脂、60…導電パス、70…密閉型絶縁装置、71…金属容器、72…高電圧導体、73…スペーサ、74…非直線抵抗膜、75…絶縁ガス、80…試験部材、81a,81b…表面、83,84…電極、81…アルミ板、82…非直線抵抗層。

Claims (9)

  1. エポキシ樹脂および前記エポキシ樹脂を硬化させる硬化剤からなるマトリックス樹脂と、
    前記マトリックス樹脂に分散して含有され、非直線抵抗性を有し、ZnOを主成分とする焼結体からなる粒子で構成される第1の充填剤と、
    前記マトリックス樹脂に分散して含有され、前記第1の充填剤を電気的につなぐ導電パスとなる体積固有抵抗が10 −5 〜10 Ω・cmの材料であって酸化鉄、炭素粒子、グラファイトファイバのいずれか一種から選択される粒子で構成される第2の充填剤と、
    前記マトリックス樹脂に分散して含有され、前記第1の充填剤および前記第2の充填剤の沈降を防止する層状化合物および針状化合物の少なくとも一方で構成される第3の充填剤と
    を具備することを特徴とする非直線抵抗材料。
  2. 前記層状化合物が、タルクであることを特徴とする請求項1記載の非直線抵抗材料。
  3. 前記層状化合物が、スメクタイトであることを特徴とする請求項1記載の非直線抵抗材料。
  4. 前記針状化合物が、ウォラストナイトであることを特徴とする請求項1記載の非直線抵抗材料。
  5. 前記タルクで構成される第3の充填剤が、前記エポキシ樹脂100質量部に対して10〜60質量部含有されていることを特徴とする請求項2記載の非直線抵抗材料。
  6. 前記スメクタイトで構成される第3の充填剤が、前記エポキシ樹脂100質量部に対して10〜60質量部含有されていることを特徴とする請求項3記載の非直線抵抗材料。
  7. 前記ウォラストナイトで構成される第3の充填剤が、前記エポキシ樹脂100質量部に対して10〜60質量部含有されていることを特徴とする請求項4記載の非直線抵抗材料。
  8. 前記第1の充填剤が、前記エポキシ樹脂100質量部に対して10〜90質量部含有されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の非直線抵抗材料。
  9. 前記マトリックス樹脂が、希釈溶剤をさらに含有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の非直線抵抗材料。
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