JP6009166B2 - 通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信装置及び通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6009166B2
JP6009166B2 JP2012004712A JP2012004712A JP6009166B2 JP 6009166 B2 JP6009166 B2 JP 6009166B2 JP 2012004712 A JP2012004712 A JP 2012004712A JP 2012004712 A JP2012004712 A JP 2012004712A JP 6009166 B2 JP6009166 B2 JP 6009166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
error
sampling
communication
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012004712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013145934A (ja
Inventor
遠藤 聡
聡 遠藤
吉秋 小泉
吉秋 小泉
卓也 向井
卓也 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012004712A priority Critical patent/JP6009166B2/ja
Publication of JP2013145934A publication Critical patent/JP2013145934A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6009166B2 publication Critical patent/JP6009166B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

この発明は、通信装置及び通信制御方法に関する。
従来、空調機器等を制御する制御装置に用いられるシリアル通信装置では、1ビットあたりのサンプリング回数を増やしたり、同期ずれを補正したりして通信の信頼性を高めている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−167663号公報
しかしながら、従来、通信エラーの判定については受信した信号からサンプリングされるビット値のみを用いて行われ、信号の波形まではチェックしていない。このため、通信エラーの発生を検出するのは比較的容易であるが、エラー要因まで追求するのは困難である。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、通信エラーの発生要因をより容易に追求することができる通信装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明において、通信装置は、
受信信号のビット幅に相当する時間よりも短いサンプリング間隔で、前記受信信号をサンプリングするサンプリング部と、
前記サンプリング部でサンプリングされたサンプリング値に基づいて、前記ビット幅に相当する間隔でビット値を取得するビット判定部と、
前記ビット判定部によって取得されたビット値に基づいて、通信エラーを判定するエラー判定部と、
温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記エラー判定部によって通信エラーが発生したと判定された場合に、前記サンプリング部でサンプリングされたサンプリング値の時系列データと、前記環境情報取得部で取得された環境情報とに基づいて、通信エラーのエラー要因が瞬間的なノイズによるビット反転と通信線の断線と回路の温度上昇とのいずれであるかを解析する解析部と、
を備える。
この発明によれば、受信した信号からビット値のみならず、ビット間隔よりも短い間隔のサンプリング値の時系列データに基づく信号の波形まで取得することができるので、その波形から通信エラーの発生要因をより容易に追求することができる。
この発明の実施の形態1に係る空調機器通信装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図2(A)は、図1の空調機器通信装置を構成するレシーバ回路から出力される論理信号の信号波形の一例を示す図である。図2(B)は、図1の空調機器通信装置を構成するビット判定部によって取得された受信ビットの一例を示す図である。図2(C)は、サンプリング値に基づく、論理信号の再現信号の信号波形の一例を示す図である。 図1の空調機器通信装置を構成する通信処理部によって実行される受信処理のシーケンスを示す図である。 センサ情報を不揮発メモリに記憶する処理のシーケンスを示す図である。 主制御部が不揮発性メモリに記憶されたログデータを取得する処理のシーケンスを示す図である。 主制御部が受信データレジスタに記憶された受信データを取得するシーケンスを示す図である。 主制御部がエラーコードレジスタに記憶されたエラーコードを取得するシーケンスを示す図である。 主制御部が送信可能割込み信号を受けて、送信データレジスタに送信データを格納するシーケンスを示す図である。 送信部が送信データレジスタに格納された送信データの送信を行うシーケンスを示す図である。 主制御部、通信処理部及びその各機能間の信号の入出力の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る空調機器通信装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図11の空調機器通信装置を構成する主制御部、通信処理部及びその各機能間の信号の入出力の関係を示す図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。
図1には、この実施の形態1に係る空調機器通信装置1の概略的な構成が示されている。空調機器通信装置1は、空調機器を制御する。図1に示すように、空調機器通信装置1は、通信処理部2と、主制御部3と、不揮発性メモリ4と、レシーバ回路5と、ドライバ回路6とを備える。
通信処理部2は通信処理を行う。主制御部3は、通信処理部2を介して通信を行うことにより、装置全体を制御する。
不揮発性メモリ4には、通信処理部2によって受信されたデータ等が格納される。不揮発性メモリ4に格納されるデータは、時刻と対応付けられてログデータとして記憶される。
レシーバ回路5は、外部から入力される受信信号SG1を受信する。レシーバ回路5は、受信信号SG1を論理信号SG3に変換して通信処理部2に出力する。図2(A)には、レシーバ回路5から出力される論理信号SG3の信号波形の一例が示されている。図2(A)に示すように、論理信号SG3は、1ビットのデータに相当する時間、すなわちビット幅に相当する時間が経過する間にも変動することがある。
図1に戻り、ドライバ回路6は、通信処理部2から出力された出力信号SG4を送信信号SG2に変換して外部に出力する。
通信処理部2についてさらに詳細に説明する。
通信処理部2は、サンプリング部10と、ビット判定部11と、エラー判定部12と、送信部13と、ログ書込み部14と、メモリI/F部15と、主制御I/F部16と、センサ部17と、受信データレジスタ18と、エラーコードレジスタ19と、送信データレジスタ20とを備える。
サンプリング部10は、レシーバ回路5から出力される受信信号SG3に対するサンプリングを行い、そのサンプリング値を得る。図2(A)では、このサンプリングのタイミングが矢印34(以下、サンプリングタイミング34とする)で示されている。図2(A)に示すように、サンプリング部10におけるサンプリング間隔は、ビット幅に相当する時間よりも十分に短い間隔となっている。
ビット判定部11は、サンプリング部10でサンプリングされたサンプリング値に基づいてビット幅に相当する間隔でビット値を取得する。図2(B)には、ビット判定部11によって取得されたビット値に相当する信号波形(受信ビット)32の一例が示されている。図2(B)に示すように、ビット判定部11は、ビット幅の間隔で(例えばサンプリングタイミング34−1、34−2で)、論理信号SG3のサンプリング値を、そのときのビット値として取得する。
図1に戻り、エラー判定部12は、取得されたビット値に対してエラー判定を行う。このエラー判定は、例えば、パリティチェックなどによって行われる。
センサ部17は、通信の品質に影響を及ぼす環境情報(例えば温度情報)を、センサ情報として検出する。検出されたセンサ情報は、ログ書込み部14に出力される。すなわち、センサ部17が環境情報取得部に対応する。
メモリI/F部15は、不揮発性メモリ4との間で信号SG8を送受信することにより不揮発性メモリ4へのデータの書き込み/読み出しを行うインターフェイスである。
ログ書込み部14はメモリI/F部15を介して不揮発性メモリ4に対してデータ(受信したビット値、サンプリング値の時系列データ、センサ情報)の書き込みを行う。
主制御I/F部16は、主制御部3とデータの送受信を行うインターフェイスである。主制御I/F部16は、主制御部3との間で信号SG5、SG6、SG7を送受信する。
受信データレジスタ18には、ビット判定部11で受信したビット値が格納される。エラーコードレジスタ19には、エラー判定部12におけるエラー判定の結果得られたエラーコードが格納される。送信データレジスタ20には主制御部I/F部16から出力された送信データが格納される。
送信部13は、送信データを送信する。より具体的には、送信部13は、ドライバ回路6に送信データを含む出力信号SG4を出力する。
主制御部3は、制御部21と、通信処理I/F部22と、エラー解析部23と、外部I/F部24とを備える。
制御部21は、空調機器通信装置1を統括制御する。制御部21は、CPU及びメモリを備えており、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、制御部21は制御を行う。通信処理I/F部22は、通信処理部2とデータの送受信を行うインターフェイスである。
エラー解析部23は、通信処理部2から得たログ情報に基づいてエラー要因の判定を行う。より具体的には、エラー解析部23は、エラー判定部12によって通信エラーが発生したと判定された場合に、サンプリング部10でサンプリングされたサンプリング値の時系列データに基づいて、通信エラーのエラー要因を解析する。また、エラー解析部23は、エラー判定部12によって通信エラーが発生したと判定された場合に、センサ部17で検出された環境情報に基づいて、通信エラーのエラー要因を解析する。すなわち、この実施の形態では、エラー解析部23が、解析部に対応する。
外部I/F部24は、外部とのインターフェイスである。この実施の形態では、外部I/F部24は、表示装置7との間のインターフェイスとなっている。
次に、この実施の形態に係る空調機器通信装置1の動作について説明する。
上述のように、受信ビット32の値は、例えばサンプリングのタイミング34−1、34−2によって、レシーバ回路5から出力された論理信号SG3の値によって決まる(図2(A)、図2(B)参照)。サンプリングタイミング34−2によって取得した受信ビット32の値は、受信信号SG3に含まれる瞬間的なノイズによってローレベルからハイレベルに反転している。
この実施の形態では、サンプリング部10は、論理信号SG3に対してオーバーサンプリング34を行い、その時系列のサンプリング値を一定個数保持する。図2(C)には、このようにして取得されるサンプリング値に基づく論理信号SG3の再現信号33の信号波形(サンプリング値の時系列データ)の一例が示されている。このサンプリング値の時系列データを用いれば、通信エラー発生時の論理信号33の信号波形を再現することができるようになる。
再現信号33が図2(C)に示すような信号波形である場合には、ビット値を決定するサンプリングタイミング34−2で瞬間的なノイズがあり、この影響でビットが反転したというように、エラー解析部23はエラー要因を推定することができる。
図3には、通信処理部2によって実行される受信処理のシーケンスが示されている。前述のように、受信信号SG1はレシーバ回路5によって論理信号SG3(ハイレベル又はローレベル)に変換される。図3に示すように、論理信号SG3は、通信処理部2のサンプリング部10に入力される。
サンプリング部10は、サンプリング周期で論理信号SG3に対するサンプリングを行いサンプリング値D10を取得する。得られたサンプリング値D10はログ書込み部14に出力される。ログ書込み部14は、メモリI/F部15を介して、サンプリング値D10の書込みデータD11を不揮発性メモリ4に書き込む。これら一連の動作は、サンプリング間隔で行われる。
また、サンプリング値D10は、ビット幅に相当する周期で、ビット判定部11にも出力される。ビット判定部11で取得されたビット値D12は、受信データレジスタ18に書き込まれる。また、ビット値D12は、エラー判定部12およびログ書込み部14にも出力される。
ビット値D12を取得したエラー判定部12は、ビット値D12に対してエラー判定を行う。エラー判定部12は、通信エラーを検知すると、エラーコードD13をエラーコードレジスタ19に書込む。一方、ビット値D12を受信したログ書込み部14は、メモリI/F部15を介して、ビット値D12の書込みデータD14を不揮発性メモリ4に書き込む。
図4には、センサ部17で検出されたセンサ情報を不揮発性メモリ4に記憶する処理のシーケンスが示されている。図4に示すように、センサ部17は、内部のセンサから定期的にセンサ情報を得る。センサ部17で得られたセンサ情報D20は、ログ書込み部14に定期的に出力される。ログ書込み部14は、メモリI/F部15を介して、センサ情報D20の書込みデータD21を不揮発性メモリ4に定期的に書き込む。センサ情報D20としては、例えば通信基板の温度情報がある。
図5には、主制御部3が不揮発性メモリ4に記憶されたログデータ(サンプリング値、ビット値、センサ情報)を取得する処理のシーケンスが示されている。図5に示すように、主制御部3は、ログデータ取得の要求コマンドSG5−0を主制御I/F部16に出力する。
ログデータ取得の要求コマンドSG5−0を入力した主制御I/F部16は、要求データD31をメモリI/F部15に出力して、メモリI/F部15を介して不揮発性メモリ4からログデータD34を読み込み、主制御部3にログデータD34を含む応答データSG6−0を送信する。
図6には、主制御部3が受信データレジスタ18に記憶された受信データを取得するシーケンスが示されている。図6に示すように、主制御I/F部16は、受信データレジスタ18に受信データが格納されると、主制御部3に対して受信割込み信号SG7−1を発生させる。
受信割込み信号SG7−1を受けた主制御部3は、受信データ取得の要求コマンドSG5−1を主制御I/F部16に送信する。受信データ取得の要求コマンドSG5−1を受信した主制御I/F部16は、受信データレジスタ18から受信データD40を読み込み、主制御部3に受信データD40を含む応答データSG6−1を送信する。
図7には、主制御部3がエラー割込み信号SG7−2を受けて、エラーコードレジスタ19に記憶されたエラーコードを取得するシーケンスが示されている。主制御I/F部16は、エラーコードレジスタ19にエラーコードが格納されると、主制御部3に対してエラー割込み信号SG7−2を発生させる。
エラー割込み信号SG7−2を受けた主制御部3は、エラーコード取得の要求コマンドSG5−2を主制御I/F部16に送信する。エラーコード取得の要求コマンドSG5−2を受信した主制御I/F部16は、エラーコードレジスタ19からエラーコードD41を読み込み、主制御部3にエラーコードD41を含む応答データSG6−2を送信する。
図8には、主制御部3が送信可能割込み信号SG7−3を受信して、送信データレジスタ20に送信データを格納するシーケンスが示されている。図8に示すように、主制御I/F部16は、送信データレジスタ20が空になると、主制御部3に対して送信可能割込み信号SG7−3を発生させる。
送信可能割込み信号SG7−3を受信した主制御部3は、送信データを含む送信要求コマンドSG5−3を主制御I/F部16に送信する。送信データD42を含む送信要求コマンドSG5−3を受け取った主制御I/F部16は、送信データレジスタ20に送信データD42を格納する。
図9には、送信部13が送信データレジスタ20に格納された送信データD50の送信を行うシーケンスが示されている。送信データレジスタ20に送信データが格納されると、送信部13は送信データレジスタ20から送信データD50を読み込み、送信データD50を含む送信信号SG4をドライバ回路6に送信する。ドライバ回路6は、送信信号SG4を送信信号SG2に変換して出力する。
図10には、主制御部3と通信処理部2との信号の入出力の関係および主制御部3の各機能間の信号の入出力の関係が示されている。図10に示すように、制御部21は、通信処理部2に対して、通信処理I/F部22を介して要求コマンドSG5(ログデータ取得の要求コマンドSG5−0、受信データ取得の要求コマンドSG5−1、エラーコード取得の要求コマンドSG5−2、送信データを含む送信要求コマンドSG5−3)を送信する。また、制御部21は、通信処理I/F部22を介して、応答データSG6(ログデータD34を含む応答データSG6−0、受信データD40を含む応答データSG6−1、エラーコードD41を含む応答データSG6−2)を受信する。
また、制御部21は、通信処理I/F部22を介して割込み信号SG7(受信割込み信号SG7−1、エラー割込みSG7−2、送信可能割込み信号SG7−3)を受信する。制御部21は、ログデータD34を含む応答データSG6−0を受信すると、エラー解析部23に送信する。エラー解析部23は、受信したログデータD34に基づいてエラーの発生要因を推定する。
エラーの発生要因の推定では、エラー解析部23は、例えば、時系列のサンプリング値から簡易的に波形を再現する。エラー解析部23は、再現された波形に基づいて、瞬間的なノイズによるビット反転であるのか、通信線の断線によって通信不能になったのかを推定したり、温度センサで測定した回路が高温になって暴走したのかを推定したりする。エラー解析部23は、制御部21にログデータD34及び推定されたエラー発生要因を制御部21に出力する。制御部21は、外部I/F部24を介して、ログデータD34及びエラー発生要因を表示装置7に出力し、表示させる。
このように、空調機器通信装置1では、受信波形に対するサンプリングによって得られたサンプリング値を、ビット判定に用いる他、不揮発性メモリ4に記憶しておくことによって、サンプリング値から簡易的な波形(図2(C)参照)を再現することができる。このようにすれば、ビット値を決定したタイミングにおける波形の形状からノイズなどを抽出し、エラーの要因がノイズであることなどを検出することができる。
また、エラー(例えばパリティエラー)発生時、主制御部3が不揮発性メモリ4に記憶されているログデータ(時系列のサンプリング値、ビット値、センサ情報)を読み出し、主制御部3でログデータをもとにエラー解析を行うことによって、エラーの要因を推定することができる。例えば、パリティエラー発生時、時系列のサンプリング値から再現された波形を観測することで、瞬間的なノイズによってビット値が反転した、もしくは一定時間だけ信号が欠落したなどを判別することができる。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、受信した信号からビット値のみならず、ビット間隔よりも短い間隔のサンプリング値の時系列データに基づく信号の波形まで取得することができるので、その波形から通信エラーの発生要因をより容易に追求することができる。
また、エラーが発生したときの環境情報を保持するので、環境に起因する通信エラーの発生要因をより容易に追求することができる。
また、エラー要因をユーザに通知することで、エラー要因の除去に役立てることができる。例えば断線の可能性があることを通知すれば、ユーザは配線の確認作業を行って、例えば通信ケーブルを交換することができる。
また、エラー要因を解析するデータをログデータとして残し、ログデータを用いてより確実にエラー要因を解析することができる。
なお、この実施の形態では、制御部21は、外部I/F部24を介して、ログデータやエラーの発生要因を表示装置7に出力するとした。しかしながら、外部I/F部24を介してネットワークと接続し、例えば遠距離にあるパソコンなどに出力するようにしてもよい。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図11には、この実施の形態に係る空調機器通信装置1の概略的な構成が示されている。図11に示すように、この実施の形態では、主制御部3が状態出力部25をさらに備える点が、上記実施の形態1と異なっている。
状態出力部25は、主制御部3のソフトウエアプログラムの実行による制御動作の状態を監視して、制御動作の状態に関する情報を含む状態信号SG9を出力する。空調機器通信装置1の構成については上記実施の形態1において説明した空調機器通信装置1と同一の要素には同一符号を付し説明を省略する。
エラー解析部23は、エラー判定部12によって通信エラーが発生したと判定された場合に、状態出力部25から出力された制御動作の状態に関する情報に基づいて、通信エラーのエラー要因を解析する。ここで、制御動作の状態とは、主制御部3で実行されるソフトウエアプログラムの実行状態や主制御部3による制御結果等を含む。
図12には、実施の形態2における主制御部3と通信処理部2との信号の入出力の関係および主制御3の各機能間の信号の入出力の関係が示されている。図12に示すように、この実施の形態では、主制御部3(状態出力部25)が、通信処理部2へのコマンド送信や主制御部3の制御などを行うソフトウエアプログラムの実行状態や主制御部3の制御結果に関する情報などを含む状態信号SG9を通信処理部2に対して常時ポート出力する。
通信処理部2は、エラー発生時に、主制御I/F部16を介して受信した状態信号SG9のソフトウエアプログラムの実行状態や制御結果に関する情報をメモリI/F部15を介して不揮発性メモリ4に書き込む。ソフトウエアプログラムの実行状態に関する情報や制御結果は、ログデータと同様に、主制御部3が読み出すことができ、エラー解析部23でのエラー要因判定のパラメータとして使用される。これにより、エラー解析部23は、ソフトウエアプログラムが起因となるエラーを判定することができる。一例として、ある通信フレームを送信しているときだけエラーが発生したり、ある処理中のみエラーが発生したりということを特定することができるようになる。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、主制御部3は、通信エラーが発生するタイミングにおける主制御部3のソフトウエアプログラムの実行状態を含む制御状態に関する情報を、不揮発性メモリ4から読み込む。このようにすることで、通信エラーが発生するタイミングに主制御部3が実行していたソフトウエア処理を特定することができるようになる。この結果、ソフトウエアプログラムに起因するエラー要因を突き止めることができるようになる。
なお、空調機器通信装置1は、対向の空調機器通信装置1の不揮発性メモリ4に記憶されているログデータを読み出す要求を対向の空調機器通信装置1に送信し、対向の空調機器通信装置1のログデータを得て、それをエラー要因の判定や表示などに用いるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、空調機器の通信装置について説明したが、本発明はこれには限られない。本発明は、空調機器以外、例えば照明機器や他の電気機器の通信装置にも適用することができる。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述のプログラムを実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、シリアルビット列データの送受信に好適であり、特に空調機器の通信装置に用いられるのに好適である。
1 空調機器通信装置
2 通信処理部
3 主制御部
4 不揮発性メモリ
5 レシーバ回路
6 ドライバ回路
10 サンプリング部
11 ビット判定部
12 エラー判定部
13 送信部
14 ログ書込み部
15 メモリI/F部
16 主制御I/F部
17 センサ部
18 受信データレジスタ
19 エラーコードレジスタ
20 送信データレジスタ
21 制御部
22 通信処理I/F部
23 エラー解析部
24 外部I/F部
25 状態出力部

Claims (6)

  1. 受信信号のビット幅に相当する時間よりも短いサンプリング間隔で、前記受信信号をサンプリングするサンプリング部と、
    前記サンプリング部でサンプリングされたサンプリング値に基づいて、前記ビット幅に相当する間隔でビット値を取得するビット判定部と、
    前記ビット判定部によって取得されたビット値に基づいて、通信エラーを判定するエラー判定部と、
    温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記エラー判定部によって通信エラーが発生したと判定された場合に、前記サンプリング部でサンプリングされたサンプリング値の時系列データと、前記環境情報取得部で取得された環境情報とに基づいて、通信エラーのエラー要因が瞬間的なノイズによるビット反転と通信線の断線と回路の温度上昇とのいずれであるかを解析する解析部と、
    を備える通信装置。
  2. 装置全体を制御する制御部と、
    前記制御部における制御動作の状態を監視して、制御動作の状態に関する情報を出力する状態出力部と
    をさらに備え、
    前記解析部は、
    前記エラー判定部によって通信エラーが発生したと判定された場合に、前記状態出力部から出力された制御動作の状態に関する情報に基づいて、通信エラーのエラー要因を解析する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、
    ソフトウエアプログラムを実行することにより、装置全体を制御し、
    前記制御動作の状態に関する情報には、ソフトウエアプログラムの実行状態が含まれる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記解析部の解析結果を外部に報知する報知手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記サンプリング部でサンプリングされたサンプリング値と、前記ビット判定部で取得されたビット値とを含むログデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記解析部は、
    前記記憶部に記憶されたログデータに基づいて通信エラーのエラー要因を解析する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 受信信号のビット幅に相当する時間よりも短いサンプリング間隔で、前記受信信号をサンプリングするサンプリング工程と、
    前記サンプリング工程においてサンプリングされたサンプリング値に基づいて、前記ビット幅に相当する間隔でビット値を取得するビット判定工程と、
    前記ビット判定工程において取得されたビット値に基づいて、通信エラーを判定するエラー判定工程と、
    温度情報を含む環境情報を取得する環境情報取得工程と、
    前記エラー判定工程において通信エラーが発生したと判定された場合に、前記サンプリング工程においてサンプリングされたサンプリング値の時系列データと、前記環境情報取得工程において取得された環境情報とに基づいて、通信エラーのエラー要因が瞬間的なノイズによるビット反転と通信線の断線と回路の温度上昇とのいずれであるかを解析する解析工程と、
    を含む通信制御方法。
JP2012004712A 2012-01-13 2012-01-13 通信装置及び通信制御方法 Expired - Fee Related JP6009166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004712A JP6009166B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 通信装置及び通信制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004712A JP6009166B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 通信装置及び通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013145934A JP2013145934A (ja) 2013-07-25
JP6009166B2 true JP6009166B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49041531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012004712A Expired - Fee Related JP6009166B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 通信装置及び通信制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6009166B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102068117B1 (ko) * 2019-06-14 2020-01-20 육용희 루버 시스템

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04261237A (ja) * 1991-02-07 1992-09-17 Mitsubishi Electric Corp データ受信装置
JPH11112606A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Omron Corp 通信障害対応処理方法及び通信装置
JPH11208075A (ja) * 1998-01-21 1999-08-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置のエラー解析情報出力装置
JP2003348188A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Toshiba Corp 監視診断機能付き通信制御装置
JP4537372B2 (ja) * 2006-12-22 2010-09-01 三菱電機株式会社 波形解析装置
JP5089716B2 (ja) * 2010-02-26 2012-12-05 三菱電機株式会社 データ収集装置、空気調和装置、データ収集システム、データ収集方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102068117B1 (ko) * 2019-06-14 2020-01-20 육용희 루버 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013145934A (ja) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6404210B2 (ja) フローコンピュータによって流量計内部の検証試験を開始するためのシステムおよび方法
JP2012239170A (ja) 障害状態における信号処理
JP2013137708A (ja) メモリコントローラ、データ記憶装置およびメモリ制御方法
JP5326673B2 (ja) 制御回路、情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
US10484200B2 (en) Controller area network (CAN) communication system and error information recording device
JP6009166B2 (ja) 通信装置及び通信制御方法
US11977754B2 (en) External indicators for adaptive in-field recalibration
JP5330428B2 (ja) データ記憶装置及び誤り検出訂正方法
JP5604312B2 (ja) 異常検知方法およびそれを用いた情報処理システム
US7673207B2 (en) Method for at speed testing of devices
JP2015225574A (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
KR102085899B1 (ko) 자동차 전자제어장치의 사용량 모니터링 방법 및 모니터링 유닛
US20120131290A1 (en) Backup Memory Administration
US8290729B2 (en) Low voltage differential signaling timing test system and method
CN113806256A (zh) 存储装置、主机装置、记录介质、信息处理系统及方法
JP2013025439A (ja) 記憶装置、およびプログラム
US20140372633A1 (en) Electronic system and computer readable recording media can perform report rate setting method
JP5539289B2 (ja) 無線通信装置
JP2009271594A (ja) 記憶装置
JP6121725B2 (ja) 監視装置、電気電子機器、監視方法及びそのためのプログラム
US9230290B2 (en) Power meter consumption system and method to verify data stored in a register by comparing an address of the register with request for data of the register
JP6230092B2 (ja) 監視システム
JP5937530B2 (ja) ソフトエラー解析装置、エラー情報作成装置
JP5334173B2 (ja) データ転送システム及びリトライ制御方法
JP2009187245A (ja) インタフェースボード試験装置及びインタフェースボードの試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160808

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6009166

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees