JP6005418B2 - 内容物入り容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物のゲル化を抑制可能な内容物入り容器に関する。
近年、各種の洗剤、柔軟剤、食品等を収納する容器として、パウチ等による詰め替え容器が多く用いられている。詰め替え容器は、収納した内容物を、注出ノズル等による注出部を備える被詰め替え容器に詰め替えたり補充したりすることで、高価な被詰め替え容器をその都度廃棄することなく、長期間使用できるようにする(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−132339号公報
しかし、柔軟剤をパウチに収容して保管や陳列した場合、パウチに日光が長時間当たると、液の一部にゲル化や固化が生じることがある。
このようなゲル化や固化を抑制するには、パウチの厚みを増大させることが考えられるが、それでは、使用する樹脂量を減らすことによって、環境負荷の低減が図るという近年における要請に応えることができない。
従って、本発明の課題は、内容物として収容した液体柔軟剤組成物等にゲル化や固化が生じることを抑制できると共に、容器に使用する樹脂量の低減を図ることもできる内容物入り容器を提供することにある。
本発明は、内容物が収納された合成樹脂製の延伸ブロー成形容器と、該延伸ブロー成形容器の口首部に装着された栓体と、該延伸ブロー成形容器の全体を周囲に遊びを持たせた状態で包み込む外装袋とからなり、該延伸ブロー成形容器を自立させて陳列可能な内容物入り容器であって、前記内容物が、カチオン界面活性剤を含有するものである内容物入り容器を提供するものである。前記内容物は、例えば、カチオン界面活性剤が、一般式(1)で表される化合物、その4級化物、その酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下(a)成分)である液体柔軟剤組成物である。
Figure 0006005418
〔式中、Ra1、Ra2、Ra3は、それぞれ独立に、エステル基及び/又はアミド基で分断されていても良い総炭素数12〜29の炭化水素基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は炭素数1〜3のアルキル基である。Ra1、Ra2、Ra3のうち少なくとも1つは、エステル基及び/又はアミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基である。〕
本発明の容器によれば、内容物として収容した液体柔軟剤組成物等にゲル化や固化が生じることを抑制できると共に、容器に使用する樹脂量の低減を図ることもできる。
本発明の好ましい一実施形態に係る内容物入り容器の構成を説明する斜視図である。 延伸ブロー成形容器及び栓体の斜視図である。 延伸ブロー成形容器に収納した液体の内容物を被詰め替え容器に詰め替える状況を説明する略示斜視図である。 栓体の拡大斜視図である。 延伸ブロー成形容器に収納した液体の内容物を被詰め替え容器に詰め替える状況を説明する略示斜視図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態を示す斜視図である。
図1に示す本発明の好ましい実施形態に係る内容物入り容器10は、その内容物として、カチオン界面活性剤を含む液体、例えば、前記の一般式(1)で表される化合物、その4級化物、その酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物((a)成分)と、水を含有する液体柔軟剤組成物を充填収納した延伸ブロー成形容器である詰め替え容器11を、外装袋12によって包み込んだ状態で製品化され、詰め替え容器11を自立させて、外装袋12と共に店頭に陳列される。
本実施形態の内容物入り容器10を購入した使用者は、外装袋12の内部から詰め替え容器11を取り出して、注出ノズル等による注出部31を備える被詰め替え容器30に液体柔軟剤組成物等を詰め替えることができると共に(図3、図5参照)、被詰め替え容器30に詰め替えた後に、例えば空になった詰め替え容器11を外装袋12の中に入れて廃棄することができる。本実施形態の内容物入り容器10は、廃棄される詰め替え容器11や外装袋12をできるだけ薄肉に形成して、環境負荷の低減を効果的に図ることができるようにすると共に、広告や説明書き等の加飾面積を十分に確保し、且つ外観を損うことなく詰め替え容器11を陳列できるようにする。
すなわち、本実施形態の内容物入り容器10は、内容物が収納された合成樹脂製の延伸ブロー成形容器である詰め替え容器11と、この詰め替え容器11の口首部15に装着された栓体18と、この詰め替え容器11の全体を周囲に遊びを持たせた状態で包み込む外装袋12とからなり、詰め替え容器11を自立させて製品として陳列可能な内容物入り容器であり、前記内容物が、カチオン界面活性剤を含む液体、例えば、前記一般式(1)で表される化合物、その4級化物、その酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物((a)成分)と水を含有する液体柔軟剤組成物である。
本発明者らは、アルミ蒸着層等の金属層を有しない薄いパウチに柔軟剤を収容して日光への暴露したときに生じるゲル化物又は固化物が、前記一般式(1)で表される化合物、その4級化物、その酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物((a)成分)の凝集物であることを、NMRによる解析により特定した。
即ち、本発明は、このようなゲル化物又は固化物を生じる原因となる物質を含む内容物を収容した場合に、特に効果がある。
従って、本発明において、延伸ブロー成形容器に収容する内容物は、カチオン界面活性剤を含有するものであり、例として、前記一般式(1)で表される化合物、その4級化物、その酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物((a)成分)を含むものが、本発明の効果をより享受できる観点から好ましい。内容物は、前記の(a)成分を含む限り、柔軟剤以外の用途のものであっても良い。
前記一般式(1)で表される化合物は、例えば下記一般式(2)で表されるアミン化合物(a1)と、炭素数8〜26の脂肪酸、又は脂肪酸低級アルキル(アルキル基の炭素数1〜3)エステル(a2)とのエステル化反応、アミド化反応、又はエステル交換反応により得ることができる。
Figure 0006005418
〔式中、X、Y、Zはそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、1級アミノ基及び2級アミノ基から選ばれる基であり、X、Y、Zの少なくとも一つはヒドロキシ基である。R21、R22、R23はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基、又はプロピレン基である。〕
前記一般式(2)で表される化合物の好ましい具体例としては、特に制限されるものではないが、N−メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−アミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミン、N,N−ジメチル−N−(3−アミノプロピル)アミン等が挙げられる。
(a2)成分の具体例としては、特に制限されるものではないが、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、またはオレイン酸の飽和、もしくは不飽和脂肪酸、又はその低級アルキルエステル;牛脂、豚脂、パーム油、大豆油、ナタネ油、サフラワー油、ヒマワリ油、オリーブ油等の天然油脂を分解・精製して得られる脂肪酸、又はその低級アルキルエステル(好ましくはメチルエステル、又はエチルエステル);並びにこれらの硬化脂肪酸、部分硬化脂肪酸、又はそれらの低級アルキルエステル(好ましくはメチルエステル、又はエチルエステル)等を挙げることができる。
(a2)成分としては、特に制限されるものではないが、炭素数8〜26、好ましくは14〜20の脂肪酸、又はその低級アルキルエステル(アルキル基の炭素数1〜3)が好適であり、これらの1種、又は2種以上の混合物を用いることができる。
エステル化反応、アミド化反応、又はエステル交換反応において、前記アミン(a1)のヒドロキシ基、1級アミノ基、及び2級アミノ基の合計モル数と、脂肪酸、又は脂肪酸低級アルキルエステル(a2)とのモル比、(a1)/(a2)は、好ましくは1/0.5〜1/1であり、より好ましくは1/0.5〜1/0.98、更に好ましくは1/0.54〜1/0.95である。
前記一般式(1)で表される化合物の4級化は、アルキル化剤を用いて一般式(1)で表される化合物を更に4級化反応させることにより得ることができる。
前記一般式(1)で表される化合物の4級化に用いられるアルキル化剤としては、メチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等が挙げられる。
また一般式(1)で表される化合物の酸中和物は、無機酸、もしくは有機酸を用いて 前記一般式(1)で表される化合物を更に中和反応させることができる。
好ましい無機酸は塩酸、硫酸であり、好ましい有機酸は炭素数1〜10の1価、又は多価のカルボン酸、又は炭素数1〜20の1価、又は多価のスルホン酸である。より好ましくは、メチル硫酸、エチル硫酸、p−トルエンスルホン酸、(o−、m−、p−キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、グリコール酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸である。
本発明における内容物が含有するカチオン界面活性剤、例として、上記化合物((a)成分)の配合量は、特に制限されるものではないが、内容物中の含有量が、例えば、10質量%以上であることが、本発明の効果をより享受できる観点から好ましく、同様の点から、好ましくは15質量%以上であり、更に好ましくは18質量%以上である。カチオン界面活性剤の配合量、特に上記(a)成分の配合量は、35質量%以下であることが好ましい。
内容物として充填する液状柔軟剤組成物は、上述した(a)成分に加えて、(a成分)の対象物への吸着性を高める目的で、カチオン性基含有高分子(b成分)、例えば、特開2012−107369号公報の段落〔0034〕〜〔0057〕に記載ものを含有することができ、また、(a)成分及び(b)成分を安定に溶解、分散、乳化させる目的から、更に、炭素数8〜20の炭化水素基とポリオキシアルキレン基とを含有する非イオン界面活性剤(c成分)を含有することができる。
前記(b成分)の含有量は0.01質量%以上3.0質量%以下が好ましく、前記(c)成分の含有量は0.1質量%以上10質量%以下が好ましい。
また、貯蔵安定性の観点から、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどの無機塩や、液体柔軟剤に通常配合される成分、例えば、エタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の水溶性溶剤、シリコーン化合物、香料、染料、酸化防止剤、金属封鎖剤、消泡剤、粘度調整剤、pH調整剤等を更に配合してもよい。
本実施形態の内容物入り容器10によれば、ある厚みのパウチに収容して、日光や紫外線に曝した場合には、ゲル化や固化が生じる内容物であったとしても、延伸ブロー成形容器からなる詰め替え容器11と外装袋12からなる二重容器に収容することで、そのようなゲル化や固化を防止することでき、しかも、詰め替え容器11と外装袋12の合計厚みを、ゲル化や固化が生じたパウチの厚みよりも薄くできる。
本実施形態の内容物入り容器10について更に説明すると、詰め替え容器11は、図2にも示すように、自立載置部13を備える底部14と、内容物を注出させる口首部15と、底部14と口首部15との間の胴部16とを含んで形成されており、外装袋12には加飾が施されている。
また胴部16の肉厚は、50μm以上150μm未満となっている。内容物のゲル化及び固化を抑制しつつ、使用する樹脂量の総量の削減する観点から、外装袋12の肉厚は、詰め替え容器11の胴部の肉厚の20%以上が好ましく、より好ましくは30%以上であり、また60%以下が好ましく、より好ましくは50%以下であり、より具体的には、20%〜60%が好ましく、より好ましくは30%〜50%である。 また、容器の収縮変形性と強度のバランスを考えると、胴部16の肉厚は、70〜130μmが好ましく、80〜120μmがさらに好ましい。
本実施形態では、詰め替え容器11は、図1及び図2に示すように、延伸ブロー成形容器として、底部14と、胴部16と、肩部17と、口首部15とが一体として成形される。また、詰め替え容器11は、成形性や詰替え時の容器胴部の収縮変形性から、樹脂量W(g)を容器容量V(ml)の2/3乗で除した値A(A=W/V2/3)が、0.06以上0.22以下であり、さらに成形の安定性や収縮の潰れの度合いからA値は、0.07以上、特に0.08以上が好ましく、0.18以下、特に0.14以下であることがさらに好ましい。
前記容器の樹脂量Wは2g以上、特に3.5g以上が好ましく、22g以下、特に10g以下であることがさらに好ましい。前記容器の容量Vは1000ml以下であり、ハンドリング性や倒立安定性を考えると、前記容器の容量は100ml以上、特に200ml以上が好ましく、800ml以下、特に600ml以下であることが好ましい。
ここで、本実施形態では、詰め替え容器11を形成するための合成樹脂は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂又はポリ乳酸等のバイオ素材であることが好ましい。また、詰め替え容器11は、単一素材からなる単層の合成樹脂によって形成されていることが好ましい。詰め替え容器11が単一素材からなる単層の合成樹脂によって形成されていることにより、製造時の環境負荷低減、バイオ素材への代替が可能になる他、後述するような作用効果を奏する。なお、詰め替え容器11は、延伸ブロー成形された多層容器とすることもできる。
詰め替え容器11の底部14は、胴部16の肉厚よりもやや厚い、例えば80〜500μm程度の肉厚を有する部分であって、本実施形態では、底部14の底面14aは、例えば平坦な面に形成された部分を含むことによって、自立載置部13を構成している。詰め替え容器11の底部14が、胴部16よりも肉厚が厚い自立載置部13を備えていることにより、詰め替え容器11の内部に充填された柔軟剤組成物等の内容物の自重によって、外装袋12を挟み込みつつ底面14aが被載置面に押し付けられた際に、その保形剛性によって、安定した被載置面への載置状態を保持することが可能になる。
また、本実施形態では、底部14における底面14aよりも上方の、斜めに拡径しながら延在する底部周壁部14bは、その肉厚を徐々に減少させて、肉厚が50〜150μmの胴部16と一体として連続する。また、口首部および栓体の嵌合部を、打込嵌合方式とすることで、ネジ式と比べ、樹脂量を少なくすることが可能になる。
詰め替え容器11の胴部16は、本実施形態では、底部14と肩部17との間に挟まれる円筒状部分であって、直径40mm以上150mm以下程度、高さが60mm以上250mm以下程度の大きさを備えている。また、胴部14は、50μmm以上150μm以下の肉厚を有しており、60μm以上130μm以下の肉厚を有していることが好ましく、70μm以上120μm以下の肉厚を有していることがさらに好ましい。胴部14の肉厚が薄すぎると、起立性の低下、耐落下強度の低下、詰め替え時の安定性の低下など、品質面で不具合が生じることになり、厚すぎると、詰め替え時に注出口を介した空気置換が必要となり、空気置換がスムーズでない場合に脈動が発生し、詰め替え時間が増えることや、コストアップや廃棄時のゴミが増えることなどの不具合が生じることになる。一方、胴部14の肉厚が50μm以上150μm以下となっていることにより、詰め替え時の安定性を保ちつつ、空気置換せずに容器の変形が進むことで、短時間での詰め替えが可能になる。
本発明で用いる界面活性剤を主成分とする内容物は、20℃における粘度が、例えば、5mPa・s〜1000mPa・sであり、好ましくは、8mPa・s〜800mPa・s、更に好ましくは10mPa・s〜600mPa・sの範囲である。粘度が高いと、衝撃効果を高めたり、容器全体の剛性を向上させるなどの利点がある。
詰め替え容器11の肩部17は、本実施形態では、胴部16の上方に連続して詰め替え容器11の上端部分を構成する、ドーム形状を有する部分である。肩部17には、当該肩部17の上端中央部分から上方に突出して、円筒形状の口首部15が一体として設けられている。肩部17は、胴部16と隣接する部分が、胴部16の肉厚と同等以上の50〜300μm程度の肉厚を有していて、胴部16と同様に変形が容易な薄肉に形成されていると共に、上端中央部分に向けて肉厚が徐々に大きくなっている。肩部17は、肉厚が大きくなった口首部15と近接する部分の保形剛性によって、口首部15を安定した状態で支持する。
なお、本発明では、胴部16と口首部15との間に肉厚の大きな肩部17を介在させる必要は必ずしも無く、薄肉の胴部を口首部の基端部分に直接接合させることもできる。
詰め替え容器11の口首部15は、厚肉に形成されることで、手の力では変形させることが困難な保形剛性を備えており、上端が注出口15aとして開口している。口首部15には、注出口15aを覆うようにして、封止用の栓体18が嵌合装着される。なお、口首部15には、栓体18のキャッピング時の操作性等を考慮して、ノズル掛かり部15bが設けられている。
栓体18は、詰め替え容器11とは別に、好ましくはインジェクション成形によって成形された合成樹脂製の栓部材である。本実施形態では、詰め替え容器11によって液体柔軟剤や液体洗剤等の内容物が詰め替えられたり補充されたりする被詰め替え容器30は、図3に示すように、注出部31としてスパウトが設けられた公知の計量キャップ32を口首部に備える、柔軟剤容器又は洗剤容器となっている。そして、栓体18は、図4に示すように、詰め替え容器11の注出口15aを閉塞する天面板19に、被詰め替え容器30に設けられたスパウト31によって破断可能な薄肉部18aを備える。
すなわち、栓体18は、天面板19と、天面板19の周縁部から下方に延設する円環状スカート部20とからなる。円環状スカート部20の内周面には例えば係止リブが設けられており、これを詰め替え容器11の口首部15の外周面に設けられた係止段差部に係着することで、容易には取り外すことができない状態で、詰め替え容器11の口首部15に栓体18が嵌合装着される。
また、栓体18の天面板19には、これの上面から立設して、詰め替え容器11の口首部15及び栓体18を、内容物を詰め替える際に被詰め替え容器30の計量キャップ32に位置決めするための、位置決めガイド壁21が設けられている。位置決めガイド壁21は、計量キャップ32のスパウト31の外周形状に沿った内周形状を有する周壁部21aと、スパウト31の切り込み部31a(図3参照)に挿入係止される挿入部21bとを含んで形成されている。
そして、周壁部21aの内側基端部に沿った部分の天面板19には、詰め替え容器11を倒立させてこれの口首部15の内側にスパウト31を挿入する際に(図3参照)、スパウト31によって天面板19を破断させることが可能な、例えば半切れ線、半切れ溝、先端誘導型斜め溝(局所的に応力が集中するようにスパウトの先端を誘導するようにテーパーを設置)等からなる薄肉部18aが設けられている。液体柔軟剤や液体洗剤等の内容物の詰め替え作業を行う際に、スパウト31によって薄肉部18aに沿って天面板19を破断させることにより、詰め替え容器11の内部を被詰め替え容器30の内部と容易に連通させることが可能になる。
前記スパウトを備える注出キャップは、被詰替え容器の容器本体の口首部の外周部分を覆って取り付けられる装着スカート部と、容器本体の口首部の内周面に沿って配置される内筒壁と、内筒壁の下端部に連設する底面壁とを含んで構成される公知のものであり、該注出スパウトは、内容液を注出させる際の傾倒方向とは反対側を開放部としたU字又は略U字の断面形状を有すると共に、前記内筒壁と離間して前記底面壁から立設して設けられており、前記底面壁における前記注出スパウトの内側領域に注出口が開口形成されている。
前記スパウトの先端は、中央に向かって凸状にする、または凹状とする、1点または2点の凸状部が形成された形状であることが好ましく、前記栓体18の薄肉部18aとの接触面積を減らすことが出来ることから、薄肉部18aの一部に応力集中が生じ、容易に薄肉部18aを破断可能となる。また、先端形状が平坦であっても先端の肉厚が薄くなることでも同様の効果が得られる。さらに、スパウト先端形状は破断力に影響を与えるが、破断が不可能になるわけではないため、その他の形状でも良い。
栓体18の形態としては、スクリューキャップやプルリング仕様のものでも良く、また注出口15aから液状の内容物を注ぎいれる使用法によって、液体柔軟剤や液体洗剤等の内容物を詰め替えることもできる。本実施形態の詰め替え容器11は、口元の操作性に優れ、形態安定性が高いため、安定的に内容物の詰め替えることができる。
詰め替え容器11の全体を包み込む外装袋12は、詰め替え容器11の胴部16の肉厚よりも薄い、例えば20〜140μmの厚さの合成樹脂製のシート材料からなる。ここで、本実施形態では、詰め替え容器11の全体を包み込む外装袋12を形成するための合成樹脂は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂の中から選ばれた樹脂から形成される積層フィルムであることが好ましい。
また、詰め替え容器11の全体を包み込む外装袋12は、ヒートシールニス加工を施したポリプロピレン等の単層フィルムによって形成されても良く、この場合は更なる環境負荷の低減が可能になる。酸素バリア性を高めるため、蒸着を施した樹脂でも良い。
さらに、外装袋12は、図1に示すように、所定の大きさ、形状に裁断した合成樹脂製のシート材料の所定の箇所を、ヒートシールや接着剤により接合することで、詰め替え容器11よりも一回り大きな大きさの、当該容器11の全体を周囲に遊びを持たせた状態で収容可能な袋として形成される。外装袋12は、本実施形態では、外観に優れる安定した状態で詰め替え容器11を包み込むことが可能な形態として、例えば詰め替え容器11の底面14aの下方に配置した略正方形の底面部12aの周縁から、表裏一対の正面部12b及び左右一対の側面部12cを上方に連接させると共に、左右一対の側面部12cを上部で谷折して、表裏一対の正面部12bの上縁部を帯状封入シール部12dとして互いに接合することで、表裏一対の正面部12bの上部が湾曲面となった形状で、詰め替え容器11の全体を包み込む。
詰め替え容器11の全体を覆って外装袋12が設けられていることで、好ましくは外装袋12の正面部12bや側面部12cを用いて、広告や説明書きを施すための大きな面積の加飾面を備えることが可能になる。また、詰め替え容器11の全体が周囲に遊びを持たせた状態で外装袋12によって包み込まれているので、容器11に収納された液体柔軟剤や液体洗剤等の温度が充填時よりも低下して容積が減少したり、内部に残存する空気中の酸素を液体柔軟剤や液体洗剤等が吸収して、容器11の内部が負圧になって変形しても、容器11の変形が外装袋12には及ばないので、外装袋12による優れた外観を容易に保持することが可能になる。さらに、詰め替え容器11が外装袋12によって封入されているので、使用されるまでの間に詰め替え容器11が改竄されるのを効果的に防止できると共に、外装袋12によって詰め替え容器11への遮光性を付与することも可能になる。さらに、詰め替え容器11が詰め替え時に汚れても、外装袋12の中に入れて廃棄することができるので、外装袋12を廃棄用の袋として有効に再利用することが可能になる。
上述の構成を備える本実施形態の内容物入り容器10によれば、例えば店頭の陳列棚に、詰め替え容器11の底面14a及び外装袋12の底面部12aを載置して、安定した自立状態で陳列することができる。また、例えば外装袋12の帯状封入シール部12dに吊下げ孔を形成して、吊り下げた状態で陳列することもできる。
本実施形態の内容物入り容器10を購入した使用者は、外装袋12から詰め替え容器11を取り出して、充填収納された液体柔軟剤や液体洗剤等を、被詰め替え容器30としての柔軟剤容器や洗剤容器等に詰め替える。詰め替え作業は、上述のように、詰め替え容器11を倒立させ(図3参照)、これの口首部15の内側に、栓体18の天面板19を破断させつつスパウト31を挿入することにより、詰め替え容器11を被詰め替え容器30と連通させて容易に行うことができる。
ここで、本実施形態では、詰め替え容器11は、その胴部16の肉厚が50〜150μmとなっているので、図5に示すように、口首部15を下方に配置した倒立状態で、内部に充填収納した液体柔軟剤や液体洗剤等を、注出口15aを介した空気置換によることなく、胴部16自体を収縮変形させながらある程度まで注出させることが可能になる。これによって、例えば手を離した状態でも、ある程度の量の液体柔軟剤や液体洗剤等を詰め替えることが容易になって、詰め替え容器11としての使い易さを向上させることが可能になる。胴部16自体が収縮変形した後に、容器11の内部に残った液体柔軟剤や液体洗剤等は、例えば注出口15aを介した空気置換によって、或いは胴部16を手で押圧変形させることによって、被詰め替え容器30に詰め替えることができる。
したがって、本実施形態の内容物入り容器10によれば、合成樹脂製の詰め替え容器11を、例えば口首部15を下方に配置した倒立状態で、内部に充填収納した液体を、注出口15aを介した空気置換によることなく胴部16自体を収縮変形させながらある程度まで注出させることが可能な可撓性を胴部16が備えるように形成できると共に、外観を損なうことなく効果的な加飾を施した状態で陳列することが可能になる。
また、本実施形態の内容物入り容器10によれば、詰め替え容器11及び外装袋12を、いずれも薄肉に形成することで、従来の公知の薄肉ボトル容器と比較して、さらに使用する樹脂量を低減することが可能になり、これによって環境負荷の低減をさらに効果的に図ることが可能になる。
そして、本実施形態の内容物入り容器10によれば、上述の作用効果の他、以下のような特有の作用効果が奏される。
a)内容物が界面活性剤を主成分とする液体柔軟剤又は液体洗剤等であり、詰め替え容器11の内部に残存する空気中の酸素を吸収して容器11を減圧変形させやすいものであっても、容器11が外装袋12によって覆われることで容器11の変形が見えないので、商品性を落とすことがない。
b)詰め替え容器11が単一素材からなる単層の合成樹脂によって形成されていることで、接着層を持っていないため、容器11にデラミ現象が生じることがなく、デラミ現象による強度の低下も生じない。すなわち、界面活性剤の浸透による接着層の剥離がなく、詰め替え容器11の強度の低下を防ぐことができる。
c)詰め替え容器11の全体が外装袋12によって包み込まれているので、外装袋12に遮光性を付与することにより、直接光が照射されることによって生じる詰め替え容器11の表面近傍での温度上昇を防ぐことが可能になると共に、内容物である液体柔軟剤や液体洗剤等の安定性を担保することが可能になる。
d)詰め替え容器11と外装袋12とを組み合わせることで、ガスバリア性等の容器11のバリア性について適切なバリア設計を行うことができる。
e)詰め替え容器11の全体が外装袋12によって包み込まれているので、詰め替え容器11に手等を直接触れることができず、店頭でのいたずら防止にも有効である。
f)詰め替え容器11の全体が周囲に遊びを持たせた状態で外装袋12によって包み込まれることで、詰め替え容器11と外装袋11との間に空気層が存在することになるので、外乱による衝撃を効果的に緩衝することが可能になる。
g)詰め替え容器11は、栓体18を装着するための口首部15が厚肉に形成されることで相当の保形剛性を備えており、また胴部16は、例えば水道の蛇口からの水圧で容易に膨張できる程度の変形容易性を備えているので、例えば液体柔軟剤や液体洗剤等の詰め替え後に、口首部15を把持して注出口15aから水道水を注水することで、容器11の内部の洗浄を容易に行うことができる。
h)詰め替え容器11の容量を1000ml以下とすることで、詰め替え時のハンドリング性を高めた容器の設計を行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、延伸ブロー成形容器である詰め替え容器に収納される内容物は、カチオン界面活性剤、例えば、前述した特定の一般式(1)で表される化合物、その4級化物、その酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下(a)成分)を含有していれば、液体柔軟剤組成物である必要は必ずしもなく、その他の種々の液体組成物であっても良い。また、詰め替え容器は、口首部を下方に配置した倒立状態で、内部に充填収納した液体を、注出口を介した空気置換によることなく胴部自体を収縮変形させながらある程度まで注出させることが可能な可撓性を胴部が備えていることが好ましいが、注出口を介した空気置換によることなく胴部自体を収縮変形させながら液体を注出させて使用されるものに限定されない。その他の使用方法で使用しても良い。
さらに、外装袋は、上述の形態に限定されることなく、容器の全体を遊びを持たせた状態で包み込むその他の種々の形態で容器を覆うことができる。例えば、図1に示す容器の外装袋12は、内部側に折り込まれた対向する一対の側面部12c、12cを有するガセット袋であったが、本発明における外装袋は、図6や図7に示すような形態であっても良い。
図6に示す外装袋12Aは、二つ折りされた樹脂フィルムの所定箇所をヒートシールして形成されており、内容物を充填した延伸ブロー成形容器からなる詰め替え容器11が、内部に収容されている。外装袋12Aは、左右の側縁部及び上縁部がヒートシールされている一方、詰め替え容器11の底部が載置される下面には、ヒートシール部が存在していない。そのため、詰め替え容器11を自立させて陳列可能である。
図7に示す外装袋12Bは、2枚の樹脂フィルムの両側縁部どうしをヒートシールして形成した筒状の筒状体の両端開口部がヒートシールによる封鎖してなり、内容物を充填した延伸ブロー成形容器からなる詰め替え容器11が内部に収容されている。外装袋12Bは、詰め替え容器11の底部の周縁から張り出していた底部のヒートシール部を、詰め替え容器11の底部と重なる面上に折り曲げて固定してある。そのため、詰め替え容器11を自立させて陳列可能である。
以下に、実施例および比較例により本発明をさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1,2)
ポリプロピレン樹脂を用いて、図1に示す形態の詰め替え容器を、延伸ブロー成形により製造し、表1に示す組成の液体柔軟剤組成物A又はBを収容して栓体で栓をした。そして、その容器を、表2に示すラミネートフィルムから形成した図1に示す形態の外装袋に収容して封をした。
Figure 0006005418
液体柔軟剤組成物A又はBに用いた前記(a)成分及びノニオン界面活性剤は、下記の通りである。
<(a)成分>
(a−1):下記合成例1で得られた化合物
(a−2):下記合成例2で得られた化合物
<ノニオン界面活性剤>
炭素数12の飽和アルコールにエチレンオキサイドを平均20モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
合成例1: 化合物(a−1)の合成
ステアリン酸/オレイン酸/パルミチン酸=50/30/20質量%の混合物を197.4gと、トリエタノールアミン54.4gを混合し、180℃〜185℃で常圧下で3時間反応させた後、200mmHgまで減圧し、更に3時間熟成させた。窒素で常圧に戻し、100℃まで冷却し脱水縮合物240gを得た。得られた縮合物の酸価(JIS K0070準拠)は、0.7mgKOH/gであった。次にこの脱水縮合物のうち、230gを70〜75℃に調温し、前記脱水縮合物のアミン価をもとに脱水縮合物のアミン当量に対して、0.98当量に相当するジメチル硫酸を2.5時間かけて滴下した。滴下終了後、50〜55℃で更に3時間熟成し、目的の化合物(a−1)を含有する反応生成物を得た。得られた反応生成物の揮発分をJIS KOO67の方法に従って測定し、エタノール含有量とした。エタノール以外の固形分の組成をHPLC方法で分析し、固形分中の化合物の含有量は75質量%であった。
合成例2: 化合物(a−2)の合成
N−(3−アミノプロピル)−N−(2-ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンと混合脂肪酸(ステアリン酸/パルミチン酸 質量比=6/4)を1/1.9のモル比で定法に従って脱水縮合させた。反応温度は180〜190℃とし、反応圧力は150〜200Torrとした。反応の進行は、反応物中の未反応の脂肪酸量をJIS K0070記載の試験法に従って、酸価を測定することで追跡し、酸価が5にった時点で反応を終了させた。反応物を70℃まで自然放冷し、窒素で常圧に戻した。得られた反応生成物の未反応脂肪酸含量を、上記JISの試験法に従い酸価を測定することで求めた。残分が(a−2)成分であり、含有量は95質量%であった。
Figure 0006005418
実施例1,2の内容物入り容器について、キセノンフェードメーターを用いたフェード試験(放射照度42W/m2、積算放射照度10MJ/m2、ブラックパネル温度45℃)、又は日光暴露試験による積算放射照度10MJ/m2の後、内容物の状態を観察し、以下の評価基準で評価した。それらの結果を表2に併せて示した。
〔評価基準〕
○:ゲル化物が見られない(固化・分離が見られない)
△:喫水面付近に僅か一部にゲル化物が付着している
×:喫水面付近にゲル化物が付着又は喫水面以外にもゲル化物が浮遊している
(比較例1)
実施例1において、外装袋を用いない以外は、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示した。
(比較例2〜4)
表2に示すラミネートフィルムを用いたパウチに、表1に示す組成の液体柔軟剤組成物A又はBを封止して、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示した。
表2に示すように、比較例1〜3においては、喫水面付近にゲル化物が付着又は喫水面以外にもゲル化物が浮遊していたのに対して、実施例1においては、該延伸ブロー成形容器と内容物の喫水面付近に僅か一部にゲル化物が付着していた程度であり、実施例2においては、ゲル化物は確認されなかった。比較例4は、アルミ蒸着によるバリア層を入れており、パウチ最内層と内容物の喫水面付近に僅か一部にゲル化物が付着していた程度であるが、実施例1はアルミ蒸着層によるバリア層がなく、しかも包装材料の胴部の総厚みや質量が小さいにも関わらず、内容物安定性の面で同程度の効果が得られる点で有利である。
このように、本発明によれば、内容物として収容した柔軟剤等にゲル化や固化が生じることを抑制できると共に、容器に使用する樹脂量の低減を図ることもできる。
10,10A,10B 内容物入り容器
11 詰め替え容器(延伸ブロー成形容器)
12,12A,12B 外装袋
12a 底面部
12b 正面部
12c 側面部
12d 帯状封入シール部
13 自立載置部
14 底部
14a 底面
15 口首部
15a 注出口
16 胴部
17 肩部
18 栓体
18a 薄肉部
19 天面板
20 円環状スカート部
21 位置決めガイド壁
30 被詰め替え容器
31 スパウト(注出部)
32 計量キャップ

Claims (5)

  1. 内容物が収納された合成樹脂製の延伸ブロー成形容器と、該延伸ブロー成形容器の口首部に装着された栓体と、該延伸ブロー成形容器の全体を周囲に遊びを持たせた状態で包み込む外装袋とからなり、該延伸ブロー成形容器を自立させて陳列可能な内容物入り容器であって、
    前記内容物が、カチオン界面活性剤を含有する液体柔軟剤組成物であり、
    前記カチオン界面活性剤が、一般式(1)で表される化合物、その4級化物及びその酸中和物から選ばれる少なくとも1種の化合物である、内容物入り容器。
    Figure 0006005418
    〔式中、Ra1、Ra2、Ra3は、それぞれ独立に、エステル基及び/又はアミド基で分断されていても良い総炭素数12〜29の炭化水素基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は炭素数1〜3のアルキル基である。Ra1、Ra2、Ra3のうち少なくとも1つは、エステル基及び/又はアミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基である。〕
  2. 前記内容物は、前記カチオン界面活性剤の含有量が、10質量%以上である、請求項1に記載の内容物入り容器。
  3. 前記延伸ブロー成形容器が延伸ブロー成形された単層容器である請求項1又は2に記載の内容物入り容器。
  4. 前記延伸ブロー成形容器の胴部の肉厚が、50μm以上150μm以下であり、且つ前記外装袋の肉厚が、該胴部の肉厚の20%以上60%以下である請求項1〜の何れか1項に記載の内容物入り容器。
  5. 前記延伸ブロー成形容器がポリオレフィン樹脂からなる請求項1〜のいずれか1項に記載の内容物入り容器。
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