本開示は、可撓性材料から作製される容器の様々な実施形態を説明する。これらの容器は、可撓性材料から作製されるため、従来の剛性容器に比べて、これらの容器は多くの利点をもたらす。
本開示の容器は、可撓性材料から作製されるものではあるが、それらの容器は、意図した通りに不具合なく、流動性製品を受容、収容、及び分配することができるように、十分な構造的一体性を有して構成することができる。また、これらの容器は、取り扱いによる外力及び環境条件に不具合なく耐えることができるように、十分な構造的一体性を有して構成することができる。更には、これらの容器は、意図した通りに不具合なく、販売用に陳列し、使用状態にすることを可能にする構造体で、構成することができる。
定義
本明細書において使用するとき、用語「およそ」は、特定の値プラスマイナス20パーセント(+/−20%)に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示もまた、様々な代替実施形態において、その特定の値の開示におよそ等しい範囲(すなわち+/−20%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用するとき、用語「実量」は、容器が小売販売用に構成されているとき、容器の製品空間内に存在する流動性製品の測定量を指す。
本明細書において使用するとき、用語「周囲条件」は、摂氏19〜21度の範囲の温度及び45〜55%の範囲の相対湿度を指す。
本明細書において使用するとき、用語「ほとんど」は、特定の値プラスマイナス15パーセント(+/−15%)に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示はまた、様々な代替実施形態において、その特定の値周辺に等しい範囲(すなわち+/−10%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用するとき、用語「大気圧」は、0.1MPa(1気圧)の絶対圧力を指す。
本明細書において使用するとき、材料のシートを指す場合、用語「坪量」は、平方メートル当たりのグラム(gsm)の単位での、面積当たりの質量の測定値を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれかは、10〜1000gsmの、又は10〜1000gsmの任意の整数値の、又は例えば20〜800gsm、30〜600gsm、40〜400gsm若しくは50〜200などの、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、坪量を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「底部」は、容器の全高の低位側30%、すなわち、容器の全高の0〜30%に位置する容器の部分を指す。本明細書において使用するとき、用語「底部」は、30%未満の特定の割合値で用語底部を修正することで、更に限定され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の底部の基準は、様々な代替実施形態では、底部25%(すなわち全高の0〜25%)、底部20%(すなわち全高の0〜20%)、底部15%(すなわち全高の0〜15%)、底部10%(すなわち全高の0〜10%)、若しくは底部5%(すなわち全高の0〜5%)、又は0%と30%との間の割合の任意の整数値を指すことができる。
本明細書において使用するとき、用語「ブランディング」は、ある製品を他の製品と区別することを目的とする視覚的な要素を指す。ブランディングの例としては、商標、トレードドレス、ロゴ、アイコン、などのうちのいずれか1つ以上が含まれる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上のブランディングを任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書において使用するとき、用語「記号」は、情報を伝えることを目的とする視覚的な要素を指す。記号の例としては、文字、数字、シンボル、などのうちのいずれか1つ以上が含まれる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態において、可撓性容器の任意の面はまた、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上の記号を任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書において使用するとき、用語「閉鎖された」は、(例えば隔壁を形成する1つ以上の材料によって)製品空間内の流動性製品が製品空間から流出するのを防止する、製品空間の状態を指すが、製品空間は必ずしも気密封止されない。例えば、閉鎖された容器は、容器内のヘッドスペースが容器の外側の環境の空気と流体連通することを可能にする、通気孔を含み得る。
本明細書において使用するとき、用語「閉鎖された充填高さ」は、容器が小売販売用に構成されているときに測定された距離と、容器が水平支持表面上に直立している間に、支持表面の上面から容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定された距離と、を指す。容器が直立の向きを有しないが、吊下がりの向きを有している場合、用語「閉鎖された充填高さ」は、容器が小売販売用に構成されているときに測定された距離と、容器が支持体から吊下がっている間に、容器の最下点から、容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定された距離と、を指す。容器が直立の向きも吊下がりの向きも有しない場合、用語「閉鎖された充填高さ」は、容器に適用されない。
本明細書において使用するとき、用語「収縮機構」とは、可撓性容器を備え、構造支持容積部の内側の膨張材料を、環境中へと逃し、構造支持容積部がそれ以上膨張しないようにすることによって、可撓性容器の膨張した構造支持容積部の一部又は全部を収縮させるために使用される、1つ以上の構造的特徴を指す。収縮機構は、可撓性容器が廃棄できる状態にある(すなわち、廃棄物、堆肥、及び/又はリサイクル可能な材料として)ときに、使用することができる。本明細書において開示される可撓性容器のいずれかが、本明細書において開示される、又は当該技術分野において既知のいずれかの方法により構成される、任意の数の、任意の種類の収縮機構で構成され得る。
収縮機構の種類の1つは、構造支持容積部の少なくとも一部を形成する可撓性材料を切断及び/又は貫通するように構成された、点又は縁部を含む、剛性の要素である、切断装置である。一例として、切断装置は、剛性要素を容器の外側に取り付けるため、接着剤により、又はラベル下で、又は当該技術分野において既知の他のいずれかの方法により、容器の外側のいずれかの部分(例えば、頂部、中央部、側部、底部など)に装置を取り付けることによって、可撓性容器と共に含めることができる。別の実施例として、切断装置は、例えば、外側カートンに、オーバーラップ層の内側に、一緒に提供される容器の間に取り付けられた、他の包装材料と共に、この装置を含むことによって、可撓性容器と共に含めることができる。更に別の実施例において、切断装置は、容器のいずれかの部分の内側、例えば、製品空間内、構造支持容積部内、混合チャンバ内、装置の専用空間内、基部構造内、又は容器の内側に剛性要素を含めるための、当該技術分野において既知の他のいずれかの方法により、容器のいずれかの部分の内側に装置を含めることによって、可撓性容器と共に含めることができる。更に別の実施例において、切断装置は、切断装置を、剛性基部構造、キャップ、ディスペンサ、金具、接続要素、補強要素、又は本明細書において、若しくは当該技術分野において開示される容器の他のいずれかの剛性要素など、容器の一部である別の剛性要素と一体化させるか、又はこれから取り外し可能にすることによって、可撓性容器と共に含めることができる。切断装置は、いずれかの便利な大きさ、及びいずれかの加工可能な形状に構成することができ、手動で、又はツールを用いて、使用することができる。剛性要素に加えて、可撓性材料を巻き上げる、又は折り畳むことによって、剛性切断装置にすることができる、可撓性材料もまた、想到される。
別の種類の収縮機構は、材料内に開口されるように構成することが可能な、出口チャネルであり、この出口チャネルにより、構造支持容積の充填可能空間の少なくとも一部分が、境界又は画定される。出口チャネルは、開力に晒されると崩壊する(例えば、分離して、少なくとも部分的に開放する)ように構成された、容器内の既存の接続部(例えば、シーム、封止部、又は接合部)とすることができる。出口チャネルはまた、開力に晒されると、崩壊するか又は別の方式で突破されるように構成された、1つ以上の脆弱点、脆弱線、及び/又は脆弱領域(例えば、薄化、ミシン目付き、穿孔、脆弱封止部など)で形成することもできる。出口チャネルは、ユーザが収縮させることを所望するまで、出口チャネルが閉鎖されたままであることを確実にするため、接着ラベルなどの、別の材料によって保護することができる。出口チャネルは更に、1つ以上の破断開始部位(縁部内のノッチ、プルタブなど)を有する容器を構成することによって形成することができ、この部位から伝搬する破断により、可撓性材料を開放することができる。出口チャネルは、任意の便利なサイズ、及び任意の有効な形状に構成することができ、手動で(把持して引くことによって、指若しくは爪で突くことによって、又は任意の他の方式で)、又は器具の使用を通じて、又は、構造支持容積部を(圧縮力の適用、又は環境条件の制御を通じて)過圧することにより、その膨張材料が破裂する際に構造支持容積部が崩壊することによって、開放させることができる。
更に別の種類の収縮機構は、構造支持容積部の充填可能空間に接続された弁であり、この弁は、容器の環境へと開放させることができる。本開示の実施形態は、次の特許文献に開示されているように、弁のいずれか及び全ての実施形態(弁の材料、構造、及び/又は機構、並びにそのような弁を作製する及び/又は使用するいずれか及び全ての方法を含む)収縮機構として使用することができる:Reidlの名において2010年6月21日に出願され、米国特許出願公開第2012/0097634号として公開された「Collapsible Bottle,Method Of Manufacturing a Blank For Such Bottle and Beverage−Filled Bottle Dispensing System」と題する米国非仮特許出願第13/379,655号;Perellらの名において2002年9月19日に出願され、米国特許出願公開第20040057638号として公開された、「Bubble−Seal Apparatus for Easily Opening a Sealed Package」と題する米国非仮特許出願第10/246893号;及びFerriらの名において2002年12月16日に出願され、2009年9月8日に付与された、「Package having an inflated frame」と題する、米国特許第7,585,528号;それぞれ参照により本明細書に援用されている。
本明細書において使用するとき、用語「直接接続された」は、任意の取り付け手段(例えば接着剤)以外の間の中間要素なしで、要素が互いに取り付けられた構成を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「ディスペンサ」は、製品空間から及び/又は混合容積部から容器の外側の環境へ流動性製品を分配するように構成された構造を指す。本明細書で開示される可撓性容器のいずれに対しても、任意のディスペンサが、任意の好適なサイズ、形状及び流量を含んだ本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、構成され得る。例えば、ディスペンサは、プッシュ−プル型ディスペンサ、押し上げ式キャップを備えたディスペンサ、ねじ式キャップを備えたディスペンサ、回転可能型ディスペンサ、キャップを備えたディスペンサ、ポンプ型ディスペンサ、ポンプスプレー型ディスペンサ、トリガスプレー型ディスペンサ、ストローディスペンサ、跳ね上げ式ストローディスペンサ、咬合弁を備えたストローディスペンサ、用量吐出ディスペンサなどであり得る。ディスペンサは、複数の製品空間と流体連通する複数の流路を提供する並列式ディスペンサであり得、これら流路は分配ポイントまで別個の状態のままであり、よって、複数の製品空間からの流動性製品を、別個の流動性製品として同時に一緒に分配することができる。ディスペンサは、複数の製品空間と流体連通した1つ以上の流路を提供する混合ディスペンサであってもよく、複数の流路は分配ポイントの前で組み合わせられ、したがって、複数の製品空間からの流動性製品を、互いに混合された流動性製品として分配させる。別の例として、ディスペンサが、破壊可能な開口部によって形成されてもよい。更なる例として、ディスペンサは、それぞれが参照により本明細書に援用される、「One−way valve for inflatable package」と題する米国特許出願公開第2003/0096068号、「Self−sealing container」と題する米国特許第4,988,016号、及び「Package having a fluid actuated closure」と題する米国特許第7,207,717号に開示されるものなど、当該技術分野において開示される1つ以上の弁及び/又は分配機構を利用することができる。また更に、本明細書で開示されるディスペンサのいずれかが、直接に、若しくは1つ以上の他の材料若しくは構造(例えば嵌合具)と組み合わせて、又は当該技術分野において既知の任意の方法で、可撓性容器に組み込まれてもよい。いくつかの代替実施形態では、本明細書で開示されるディスペンサは、分配及び充填の両方のために構成され得、1つ以上のディスペンサによる製品空間の充填を可能にする。他の代替実施形態では、製品空間は、1つ以上のディスペンサに加えて又は1つ以上のディスペンサの代わりに、(例えば混合容積に水を追加するための)1つ以上の充填構造を備えることができる。本明細書で開示されるディスペンサのための位置が、代替的に、充填構造のための位置として使用され得る。いくつかの実施形態において、製品空間は、いずれかのディスペンサに加えて、1つ以上の充填構造を含む場合がある。そして、本明細書において開示されるディスペンサのいずれかの位置は、そこを通じて製品を充填及び/分配することができる、開孔部の位置として使用され得、開孔部は、再閉鎖可能、又は再閉鎖不可能であり得、かつ包装分野において既知のいずれかの方法により構成することができる。例えば、開孔部は、開裂することができる、脆弱線、引いて開き押して閉じることができる(例えば、プレスシール)、又はスライダーで開け閉めすることができる、ジッパーシール、接着系の閉鎖部を備える開孔部、粘着系の閉鎖部を備える開孔部、締結具(例えば、スナップ、封かんワイヤーなど)を有する閉鎖部を備えた開孔部、微小サイズの締結具(例えば、フック、ループ、及び/又は他の対合要素など、連動締結要素の対向する配列を備える締結具など)を有する閉鎖部を備えた開孔部、及び、閉鎖部の有無にかかわらず、当該技術分野において既知の包装又は容器のための任意の他の種類の開孔部にすることができる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「使い捨て」は、製品を最終使用者に分配した後に、追加量の製品で再充填されるように構成されないが、(例えば廃棄物、堆肥及び/又はリサイクル可能材料として)処分されるように構成された容器を指す。本明細書において開示される可撓性容器の実施形態のいずれかのうちの一部、各部、又は全ては、使い捨てであるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「耐久性のある」は、耐久性のない容器以上に再使用可能な容器を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「有効な基底接触領域」は、容器が小売販売用に構成され、直立しており、容器の底部が水平な支持面上に静置しているときに、以下で説明されるように判別される、容器の底部の一部によって画定される特定の領域を指す。この有効基部接触領域は、水平支持面によって画定される平面内に存在する。有効基部接触領域は、外周によって全ての側面が境界される、連続領域である。
外周は、実際の接触領域から、及び容器の底部で得られる、画定された断面からの一連の投影領域から、形成される。実際の接触領域は、有効基部接触領域が画定される際に、水平支持面と接触する、容器の底部の1つ以上の部分である。有効基部接触領域は、実際の接触領域の全てを含む。しかしながら、一部の実施形態では、有効基部接触領域は、実際の接触領域を越えて延在し得る。
一連の投影領域は、可撓性容器の底部で得られる、5つの水平断面から形成される。これらの断面は、全高の1%、2%、3%、4%、及び5%で得られる。これらの断面のそれぞれの外側範囲は、水平支持面上へと、垂直方向に下向きに投影されることにより、5つの(重なり合う)投影領域が形成され、それらの投影領域は、実際の接触領域と共に、単一の組み合わせ領域を形成する。このことは、これらの領域に関する値を合計することではなく、互いに重なり合うこれらの(投影された及び実際の)領域の全てを含む、単一の組み合わせ領域を形成することであり、いずれの重なり合う部分も、その単一の組み合わせ領域に対して、一度のみ寄与する。
有効基部接触領域の外周は、以下で説明されるように形成される。以下の説明では、用語「凸状の」、「突出する」、「凹状の」、及び「凹んだ」は、組み合わせられた領域の外側及びその周辺の点からの視点で理解される。外周は、組み合わせ領域の外側範囲と、以下で説明されるように構成された直線分である、任意の弦との組み合わせによって、形成される。
凹状又は陥凹形状を備える外周部を有する組み合わせ領域の、各連続部分に関しては、その部分にわたって弦が構成される。この弦は、凹状/陥凹部分の両側で、組み合わせ領域に接して引くことが可能な、最も短い直線分である。
(2つ以上の別個の部分によって形成される)非連続的な組み合わせ領域に関しては、1つ以上の弦が、その1つ以上の不連続部(それらの部分間に配置された開放空間)にわたって、組み合わせ領域の外周の周囲に構成される。これらの弦は、組み合わせ領域の最も外側の別個の部分に接して引かれた直線分である。これらの弦は、可能な最大の有効基部接触領域を作り出すように引かれる。
それゆえ、外周は、組み合わせ領域の外側範囲と、上述のように構成された任意の弦との組み合わせによって形成され、それらの全てが一体となり、有効基部領域を包囲する。組み合わせ領域によって境界される任意の弦、及び/又は1つ以上の他の弦は、外周の一部ではなく、無視するべきである。
本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、1〜50,000平方センチメートル(cm2)、又は1〜50,000cm2の間のcm2の任意の整数値、又は2〜25,000cm2、3〜10,000cm2、4〜5,000cm2、5〜2,500cm2、10〜1,000cm2、20〜500cm2、30〜300cm2、40〜200cm2、若しくは50〜100cm2などの上述の値のうちのいずれかによって形成される任意の範囲内の、有効な基底接触領域を有するように構成され得る。
本明細書において使用する際、可撓性容器を指すとき、用語「膨張」は、構造支持容積部を1つ以上の膨張材料によって硬質化させた後の、構造支持容積部に形成されるように構成された1つ以上の可撓性材料の状態を指す。構造支持容積部が1つ以上の膨張材料で充填される前には、膨張した構造支持容積部は、1つ以上の可撓性材料の組み合わせられた厚さよりも著しく大きい全幅を有する。膨張材料の例としては、液体(例えば、水)、気体(例えば、圧縮空気)、流動性製品、発泡体(構造支持容積部内に加えられた後に膨張することが可能なもの)、共反応性材料(気体を発生させるもの)、又は相変化材料(固体又は液体の形態で加えることができるが、気体に変化するもの、例えば、液体窒素又はドライアイス)、又は当該技術分野において既知の他の好適な材料、又は、これらのうちのいずれか(例えば、流動性製品及び液体窒素)の組み合わせが挙げられる。様々な実施形態では、膨張材料は、大気圧で加えられるか、若しくは大気圧より高い圧力下で加えられるか、又は大気圧を超えるものまで圧力を増加させる材料変更を行うために加えられ得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、例えば、容器の製品空間が流動性製品で充填される前又は後、可撓性容器が販売者に輸送される前又は後、及び可撓性容器が最終使用者に購入される前又は後を含んだ、容器の製造、販売及び使用に関する、様々な時点で容器の1つ以上の可撓性材料を膨張させることができる。
本明細書において使用するとき、1つ以上の流動性製品の小売販売用容器を指す場合、用語「外部の量しるし」は、容器に接合されている、容器の外側から可視である、かつ、容器との販売用に提供されている流動性製品の記載量を示す、しるしを指す。しるしは、本明細書に開示される、又は当該技術分野において既知の、任意の種類のしるしであってよい。様々な実施形態では、しるしは、様々な測定単位(例えば、液体である流動性製品の場合はミリリットル及び/又は液量オンス、注ぎ可能な固体である流動性製品の場合はグラム及び/又は重量オンス)による特定の値であってよい。様々な実施形態では、しるしは、販売用に提供されている流動性製品の特定の量に関連付けられた、特定の製品サイズに対するものであってよい。しるしは、ラベル上に、又は印刷として、又は本明細書で説明される若しくは当該技術分野において既知であるその他の任意の形状であってよい。しるしは、容器の外側に接合されても、容器の内側に接合されても(かつ、容器の透明部分を介して可視)、又は容器に接続された二次包装上にあってもよい。あるいは、容器に接合される代わりに、しるしは容器の販売促進ディスプレイの一部として存在し得るか、又は広告材料を介して伝達され得る。外部の量しるしは典型的に、製品の製造業者によって又は製品の小売業者によって容器に適用される。
製造業者は、適切に充填され、正確にラベル付けされた製品を作製するために熱心に努力し得るが、容器が、その外部の量しるしに示された流動性製品の記載量と正確には等しくない流動性製品の実量を収容し得る、いくつかの制限的な事例が存在し得る。第1の例として、製造業者は、容器の貯蔵寿命の間の流動性製品の予想損失を補うため、意図的に容器を過剰充填する場合がある。第2の例として、製造業者は、容器の充填において変動性を経験し得、その結果、いくつかの容器は、充填の目標量とはやや異なる流動性製品の実量を有することになる。第3の例として、小売業者は、製品の推定貯蔵寿命を過ぎ、流動性製品の予測損失(蒸発による)よりも大きい損失を経験した製品を意図せずに販売し得る。これらの制限的な事例にもかかわらず、小売販売用に提供された容器は、典型的に、その外部の量しるしに示されている流動性製品の記載量にほぼ等しい、実量の流動性製品を収容する。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「充填された」は、その製品空間を流動性製品で充填し、容器を完全に閉鎖及び/又は封止した後の、容器(完全に製造されている)内の製品空間の状態を指し、容器は開放も開封もされておらず、容器内の流動性製品は意図された最終用途で使用されていない。
充填された製品空間は、収容される流動性製品の種類及び流動性製品を収容するための必要条件によって、ヘッドスペースの許容量を含んでもよく、含まなくてもよい。一例として、製造業者は、容器と共に販売用に提供されている流動性製品の記載量を示す外部の量しるしを用いて可撓性容器にラベル付けすることができ、容器の製品空間に、記載量にほぼ等しい流動性製品の実量を追加することができ(ただし、その流動性製品用に設計されている、その製品空間内のヘッドスペースを更に含む)、容器が小売販売用に構成されるように容器を閉鎖することができ、その容器は充填されていると見なされる。本明細書において使用するとき、用語「充填された」は、特定の割合値と共に用語「充填された」を使用することによって修正され得る。
本明細書において使用するとき、用語「平坦な」は、顕著な突起又は窪みのない面を指す。
本明細書において使用するとき、用語「可撓性容器」は、製品空間を備えた容器を指し、1つ以上の可撓性材料が、製品空間の3次元の空間を画定する1つ以上の材料の全表面積の50〜100%を形成する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器は製品空間を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料が3次元空間を画定する1つ以上の材料の面積全体の特定の割合を形成し、特定の割合が、50%と100%との間の割合の任意の整数値か、又は60〜100%若しくは70〜100%若しくは80〜100%若しくは90〜100%などの、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。可撓性容器の1つの種類はフィルム系の容器であり、これは、フィルムを含む1つ以上の可撓性材料から作製される可撓性容器である。
本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、(任意の流動性製品を除く)可撓性容器の中央部は中央部の全質量を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料が中央部の全質量の特定の割合を形成し、特定の割合が、50%と100%との間の割合の任意の整数値か、又は60〜100%若しくは70〜100%若しくは80〜100%若しくは90〜100%などの、上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、(任意の流動性製品を除く)可撓性容器全体は全質量を有するように構成され得、1つ以上の可撓性材料が全質量の特定の割合を形成し、特定の割合が、50%と100%との間の割合の任意の整数値か、又は60〜100%若しくは70〜100%若しくは80〜100%若しくは90〜100%などの、上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「可撓性材料」は、1,000〜2,500,000N/mの範囲内のたわみ率を有した、薄く容易に変形可能なシート状の材料を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれも、1,000〜2,500,000N/mのたわみ率、又は1,000〜2,500,000N/mの、たわみ率に関する任意の整数値、又は、これらの値のいずれかによって形成される、1,000〜1,500,000N/m、1,500〜1,000,000N/m、2,500〜800,000N/m、5,000〜700,000N/m、10,000〜600,000N/m、15,000〜500,000N/m、20,000〜400,000N/m、25,000〜300,000N/m、30,000〜200,000N/m、35,000〜100,000N/m、40,000〜90,000N/m、若しくは45,000〜85,000N/mなどの、任意の範囲内のたわみ率を有するように構成することができる。本開示の全体を通じて、用語「可撓性材料」、「可撓性シート」、「シート」、及び「シート状材料」は、互換的に使用されるものであり、同じ意味を有することが意図される。可撓性材料とすることが可能な材料の例としては、別個の材料としての、若しくは積層体の層としての、若しくは複合材料の一部としての、任意の構成で、マイクロ層状若しくはナノ層状の構造で、及び本明細書で説明されるような若しくは当該技術分野において既知であるような任意の組み合わせでの、フィルム(プラスチックフィルムなど)、エラストマー、発泡シート、箔、布地(織布及び不織布を含む)、生物資源材料、及び紙のいずれかのうちの1つ以上が挙げられる。
例として、フィルム及び不織布などの可撓性材料は、本明細書において記載されるように、及び/又は当該技術分野において既知であるように、1つ以上の熱可塑性ポリマーから作製することができる。
いずれかの可撓性材料に関し、食品接触に関し安全である/認可されている、材料が選択され得る。更に、医療用途において認可された材料、蒸留器、オートクレーブ、若しくは放射線処理、又は当該技術分野において既知の他の滅菌プロセスによって滅菌され得る材料が使用され得る。
種々の実施形態では、可撓性材料の一部、複数部分、又は全ては、当該技術分野において既知の任意の手法で、コーティング又は無コーティング、処理又は不処理、加工又は無加工にされ得る。様々な実施形態では、可撓性材料の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、持続可能な、バイオ起源の、再生、再生可能、及び/又は生分解性の材料から作製され得る。本明細書で説明される可撓性材料のいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、部分的に若しくは完全に半透明、部分的に若しくは完全に透明、又は部分的に若しくは完全に不透明であり得る。
可撓性材料として使用するためのフィルム及びエラストマーに関しては、これらは、当業者により理解されるように、注型成形、押出(吹き込み又は平坦、単一的又は共押出)、カレンダー加工、溶液の堆積、スカイビング仕上げなどを行い、次いで、シート又はウェブとして、フィルム及び/又はエラストマーを所望のサイズ若しくは形状へと繊細化、切断、及び/又は加工するなど、当該技術分野において既知の任意の方式で形成され得る。吹き込みフィルムに関し、遮蔽されたフィルムを形成するための、気泡の崩壊、並びに二重又は三重の気泡プロセスを含む、多数のプロセスが使用され得る。可撓性材料は、更に、任意数(any number or)の配向、テンタフレーム、テンタフック、延伸、又は活性化のプロセスに供することができる。可撓性材料として使用するための発泡シートに関しては、これらは、当該技術分野において既知の任意の方式で、基本成分を混合し、発泡混合物を金型若しくは成形装置に追加し、次いで、この発泡体を、シート又はウェブとして、所望のサイズ又は形状へと、硬化、切断、及び/又は加工することによって、形成することができる。不織布に関し、これらは、スパンボンド繊維、及び/又はメルトブローン繊維、短繊維及び/又は連続的繊維を使用して、いずれかの層化、混合、又は当該技術分野において既知の他の組み合わせを用いて、当該技術分野において既知の任意のいずれかの方法で形成され得る。可撓性材料として使用するための、本明細書で列挙される他の材料は、当該技術分野において既知の任意の方式で作製することができる。
本明細書で開示される容器を作製するために使用される可撓性材料は、当該技術分野において既知の任意の手法で形成され得、例えば加熱封止(例えば伝導封止、インパルス封止、超音波封止など)、溶接、圧着、結合、接着など、及びこれらのいずれかの組み合わせを含んだ、当該技術分野において既知の任意の種類の接合又は封止方法を使用して、互いに接合され得る。
可撓性容器のラインアップにおいては、本明細書に開示されている実施形態のいずれかに従って、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては、本明細書で説明される材料又は当該技術分野において既知の材料のいずれかを含む、任意の好適な形状の、類似又は同一である1つ以上の可撓性材料から作製され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「たわみ率」は、薄く容易に変形可能なシート状の材料のための材料パラメータを指す。このパラメータはメートル当たりのニュートンで測定され、たわみ率は(パスカルで測定される)材料のヤング率の値と(メートルで測定される)材料の全厚の値との積に等しい。
本明細書で使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「流動性製品」とは、1つ以上の液体及び/又は注ぎ可能な固体、並びにこれらの組み合わせを指す。流動性製品の例としては、個々又は任意の組み合わせのどちらかによる、小片、細片、クリーム、チップ、塊、屑、結晶、エマルジョン、フレーク、ゲル、粒、顆粒、ゼリー、キブル、液体溶液、液体懸濁液、ローション、ナゲット、軟膏、粒子、微粒子、ペースト、破片、丸薬、パウダー、膏薬、断片、スプリンクルなどのいずれかのうちの1つ以上が挙げられる。本開示の全体を通じて、用語「流動性製品」及び「流動可能製品」は、互換的に使用され、同じ意味を有することが意図される。本明細書に開示される製品空間のいずれも、本明細書に開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の流動性製品の1つ以上を、任意の組み合わせで含むように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「折り畳みパターン」は、可撓性容器の作製時に、その可撓性容器を作製するのに使用される1つ以上の可撓性材料に適用される全ての折り目を指し、1つ以上の可撓性材料に適用される場合、折り畳みパターンは、その可撓性容器の折り畳まれた構成をもたらす。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「形成される」は、製品空間へと形成されるように構成される1つ以上の材料の、画定された3次元の空間が製品空間に設けられた後の状態を指す。
本明細書において使用するとき、用語「グラフィック」は、装飾を提供するか又は情報を伝達することを目的とする視覚的な要素を指す。グラフィックの例としては、色、パターン、デザイン、画像などのうちのいずれかの1つ以上が挙げられる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上の図形を任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書で使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「吊るす(hang、hangs)」、「吊下げ(hanging)」、「吊下がる(hang down、hangs down)」、「吊下がり(hanging down)」は、可撓性容器に提供される及び/又は取り付けられる吊下げ機構によって容器が支持体から吊下げられている場合の、直立の向きを有しない自己型可撓性容器の特定の向きを指す。この吊下がりの向きは、容器の構造的特徴部及び/又は容器上のしるしから判定することができる。一例として、可撓性容器が、容器の吊下げ機構として使用されるように構成された、明確に画定された構造を有する場合(例えば、スルーホール、フック形状、又はチェーン若しくはクリップなどの吊下げ構造)、容器がこの吊下げ機構によって吊るされているとき、容器は吊下がると同時に、剛性で円柱状の(1センチメートル以下の直径を有する)水平方向の支持体と係合し、他のいずれにも接触しない。吊下げの向きが容器の構造的特徴部及び/又は容器上のしるしから判定できない場合、容器は吊下げの向きを有しないものと見なされる。
本明細書に使用されるとき、用語「ヘッドスペース」は、充填された製品空間の、流動性製品に占有されていない部分を指す。例えば、ヘッドスペースは、製品空間の充填ラインより上に存在し得る。
本明細書において使用されるとき、可撓性容器を指す場合、用語「高さ・面積比」は、容器の全高を、容器の有効な基底接触領域の値で割った値に等しい、パーセンチメートル(cm-1)単位による、容器の比率を指す。
本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれかは、0.3〜3.0パーセンチメートルの、又は0.3〜3.0パーセンチメートル間の0.05cm-1刻みの任意の値の、又は0.35〜2.0cm-1、0.4〜1.5cm-1、0.4〜1.2cm-1、若しくは0.45〜0.9cm-1などの、上述の値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、高さ領域比を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「しるし」は、記号、グラフィック、ブランディング、又は他の視覚的な要素の、任意に組み合わせた1つ以上を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性容器の任意の面は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意のサイズ、形状又は構成の1つ以上のブランディングを任意の組み合わせで含むことができる。
本明細書において使用するとき、用語「間接接続された」は、間の1つ以上の中間要素によって要素が互いに取り付けられた構成を指す。
本明細書において使用するとき、構造支持フレームを備えた可撓性容器を指す場合、用語「内部膨張圧」は、周囲条件下で及び大気圧で測定される、膨張された構造支持容積部内の圧力を指す。
本明細書において使用するとき、用語「接合された」は、要素が直接接続されたか又は間接接続されたかのどちらかの構成を指す。
本明細書において使用するとき、用語「横方向の」は、本明細書で説明されるように、容器が直立しているとき又は支持体から吊下がっているときの、容器の横方向中心線と平行な方向、向き、又は測定値を指す。横方向の向きはまた、「水平」の向きと称される場合もあり、横方向の測定値はまた、「幅」と称される場合もある。
本明細書で使用するとき、用語「同様の番号が付された」とは、以下で説明されるように、対応する要素に関する同様の英数字ラベルを指す。同様の番号が付された要素とは、最後の2桁が同じであるラベルを有するものであり、例えば、それらの桁が20で終わるラベルを有する1つの要素と、それらの桁が20で終わるラベルを有する別の要素とは、同様の番号が付されている。同様の番号が付された要素は、第1の桁の異なるラベルを有し得、その第1の桁は、その数字に対応する番号と一致する。一例として、320とラベル付けされた図3の要素と、420とラベル付けされた図4の要素と、は同様の番号が付されている。同様の番号が付された要素は、同一である又は異なる可能性のある(例えば、特定の実施形態に対応する)接尾部(すなわち、ラベルのダッシュ記号の後の部分)付きのラベルを有し得、例えば、320−aとラベル付けされた図3A内の要素の第1の実施形態と、320−bとラベル付けされた図3B内の要素の第2の実施形態と、は類似番号が付されている。
本明細書において使用されるとき、可撓性容器のラインアップを指す場合、用語「ラインアップ」は、それぞれ群内において固有である特定の構成を有し、それぞれ一個人、組織、若しくは事業体によって作製及び/又は提供される、2つ以上の可撓性容器の群を指す。ラインアップは、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、又は10個の可撓性容器といった、任意の数の可撓性容器を含み得る。特定の構成の固有性は、可撓性容器間の相違及び/又は可撓性容器内の流動性製品間の相違から生じ得る。様々な実施形態では、ラインアップ内の可撓性容器は、流動性製品が充填されてもよく、充填されてなくてもよい。ラインアップ内の可撓性容器に流動性製品が充填されている場合、1つ以上の可撓性容器内の流動性製品は、ラインナップ内の他の可撓性容器のうちの1つ、又はいくつか、又は全ての中の流動性製品と同一であっても、類似であっても、又は異なっていてもよい。一例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器に、同一の流動性製品が充填されてもよい。別の例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器に、同一の塩基組成物による処方を有するが、異なる配分で組み合わされた成分を有する、1つ以上の異なる活性成分を有する、1つ以上の異なる添加剤を有する、及び/又は1つ以上の識別添加剤(例えば、色、芳香、風味など)を有する、といった1つ以上のいずれかの様式で異なる、類似の流動性製品が充填されてもよい。更なる例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器に、同一の製品タイプの流動性製品(例えば、2つ以上の石鹸、2つ以上のシャンプー、2つ以上の飲料など)が充填されてもよく、流動性製品は異なる処方を有してよい。なお別の例として、可撓性容器のラインアップにある2つ以上の可撓性容器は、同一の製品カテゴリの異なる流動性製品(例えば、ヘアケアのカテゴリでは、シャンプー及びコンディショナー、食器洗いのカテゴリでは、洗剤及びすすぎ補助剤、香辛料のカテゴリでは、ケチャップ及びマスタードなど)を充填されてよい。可撓性容器のラインアップの様々な実施形態では、1つ以上の可撓性容器は、ラインアップにある他の可撓性容器の1つ、又はいくつか、又は全ての図形、ブランディング、及び/又はしるしと同一である、類似している、又は異なる図形、ブランディング、及び/又はしるしを有してよい。
本明細書で使用するとき、用語「記載量」は、容器が小売販売用に構成されている場合、その容器の外側の量しるしに示されているように、容器との販売用に提供されている流動性製品の特定の量を指す。
本明細書において使用するとき、用語「縦方向の」は、本明細書で説明されるように、容器が水平な支持面上に直立しているとき、又は支持体から吊下がっているときに、容器の縦方向の中心線と平行な、方向、向き、又は測定値を指す。縦方向の向きはまた、「垂直な」向きと称される場合もある。容器に関する水平支持面との関連で表現される場合、縦方向の測定値はまた、水平支持面の上方で測定される、「高さ」と称される場合もある。
本明細書で使用するとき、可撓性容器に言及する場合、用語「中央部」とは、容器の頂部と容器の底部との間に位置する、容器の部分を指す。本明細書において使用するとき、用語「中央部」は、頂部のための特定の割合値及び/又は底部のための特定の割合値を基準にして用語「中央部」を説明することで、修正され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の中央部の基準は、様々な代替実施形態では、任意に組み合わせた、本明細書で開示される頂部のための任意の特定の割合値、及び/又は本明細書で開示される底部のための任意の特定の割合値の間に位置する容器の部分を指すことができる。
本明細書において使用するとき、用語「混合容積」は、1つ以上の製品空間から及び/又は容器の外側の環境から1つ以上の流動性製品を受けるように構成される型チャンバを指す。
本明細書において使用するとき、製品空間を指す場合、用語「複数回投与」は、最終使用者による典型的な消費、適用、又は使用の2単位以上におよそ等しい特定の量の製品を収容するためにサイズ決定されるチャンバを指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、1つ以上の複数回投与製品空間を有するように構成され得る。複数回投与製品空間である単一の製品空間を有する容器は、本明細書では「複数回投与容器」と称される。
本明細書において使用するとき、用語「ほぼ」は、プラスマイナス5パーセント(+/−5%)の、特定の値に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示はまた、様々な代替実施形態において、その特定の値周辺に等しい範囲(すなわち+/−5%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「耐久性のない」は、一時的に再使用可能な、又は使い捨ての、又は単回使用の容器を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「非流動性製品」とは、液体ではなく、注入可能な固体、又は液体及び注入可能な固体の混合である、材料、製品、及び/又は物品を指す。本明細書で開示される可撓性容器のいずれかは、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の任意の流動性製品の1つ以上を、任意の組み合わせで包装するように構成され得る。非流動性製品に使用されるとき、本明細書において開示される可撓性容器は、1つ以上の構造支持容積部、1つ以上の構造支持部材、及び/又は1つ以上の構造支持フレームを含む、一次及び/又は二次包装により、非流動性製品を部分的に又は完全に支持する及び/又は封入することに関連する利益をもたらすことができ、例えば、そのため、当業者により理解されるように、非流動性製品は、自立型及び/又は直立型の包装によって支持及び/又は封入され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「非構造的パネル」とは、可撓性材料の隣接する1つ以上のシートの層であって、層が可撓性容器の外側の環境に向かい、外側に面している最外主表面と、可撓性容器内に配置された1つ以上の製品空間に向かい、内側に面している最内主表面とを含む、層を指し、非構造的パネルは、層が、容器を自立型及び/又は直立型にするために実質的な支持を別個に提供しないように構成されている。
本明細書において使用するとき、用語「全体的外部変位」は、以下に示す変位の試験方法に従って測定したときの、小売販売用に構成されている可撓性容器の合計容積を指す。変位の試験方法は、一度に1つの可撓性容器で使用される。試験が始まる前に、全ての二次包装が可撓性容器から取り除かれるが、可撓性容器は試験の前に開放も開封もされない。変位の試験方法は、周囲条件下で大気圧において実行される。可撓性容器は、摂氏19〜21度の温度を有する蒸留水の剛性開放型容器内に完全に沈められる。可撓性容器が水中に沈められている間、可撓性容器のサイズ及び形状は試験装置のいずれかの部分によって人工的に変形されてはならない。変位が測定される前に、可撓性容器の下に閉じ込められたあらゆるエアポケットを取り除かなければならず、水中のあらゆる大きい泡(1センチメートル以上の直径を有する)も取り除かなければならない。変位が測定されるとき、可撓性容器は、剛性開放型容器の底部に直立の向きで完全に沈められ、可撓性容器の最上部が水面から1〜5センチメートル下になるような深さまで沈められる。可撓性容器の全体的な外部変位は、上述のように、可撓性容器が完全に沈められたときに、水が可撓性容器によってどの程度変位するかを判定することにより測定される。
本明細書において使用するとき、用語「開放された充填高さ」は、小売販売用に構成された容器に関して、製品空間が開放され、かつ(該当する場合は)初めて開封された直後に、ただし、製品空間内の流動性製品のいずれかが混合、分配、及び/又は使用される前、かつ、容器のいずれかの部分に何らかが追加される前に、(以下に説明するように)測定される距離を指す。開放された充填高さは、容器が水平の支持面に直立している間に測定され、支持表面の上面から容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定される。容器が直立の向きを有しないが、吊下げの向きを有している場合、開放された充填高さは、容器が支持体から吊下がっている間に測定され、容器の最下点から、容器の製品空間内の充填ラインまで、垂直に測定される。
本明細書において使用するとき、用語「全体的な正面プロファイル」は、可撓性容器が小売販売用に構成されている場合に、可撓性容器の輪郭の全面的サイズ及び形状を指し(あらゆる二次包装と、全体的な正面プロファイルが判定される前に容器から取り外される、キャップなどのあらゆる取り外し可能部分を除く)、以下に説明するように判定される、全体的な正面プロファイルは、容器の正面を容器の中心に向かって直接まっすぐに見たときに判定される。可撓性容器が起立容器である場合、全体的な正面プロファイルは、容器が起立している間に判定される。第1の容器(起立容器ではない)の全体的な正面プロファイルを、第2の容器(起立容器ではない)の全体的な正面プロファイルと比較した場合、それぞれの全体的な正面プロファイルは、その容器が同様に配向された状態で判定される。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「全高」は、容器が小売販売用に構成されている場合に(以下に説明するように)測定される距離を指し、全高は、以下に説明するように全高が判定される前に容器から取り外される、あらゆる二次包装、及びキャップなどのあらゆる取り外し可能部分を除く。可撓性容器が起立容器である場合、全高は、容器が水平な支持面上に直立している間に測定され、その距離は、支持面の上側から、支持面の上側から最も遠く離れた容器の頂部上の点まで垂直に測定される。容器が直立の向きを有しないが、吊下げの向きを有している場合、全高は、容器が支持体から吊下がっている間に測定され、その距離は、容器の最下点から、容器の最高点まで垂直に測定される。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、2.0cm〜100.0cmの全高、又は2.0cm〜100.0cmの0.1cm刻みの任意の値の全高、又は、前述の値のいずれかによって形成される、4.0〜90.0cm、5.0〜80.0cm、6.0〜70.0cm、7.0〜60.0cm、8.0〜50.0cm、9.0〜40.0cm、若しくは10.0〜30.0などの任意の範囲内の全高を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「印刷された外部のしるしの全体的なセット」は、小売販売用に構成されている可撓性容器の1つ以上の可撓性材料上にある、全てのしるしを指し、これらのしるしは、可撓性容器の外側から見ることができるが(あらゆる二次包装及びキャップなどのあらゆる取り外し可能部分が容器から取り外された状態で)、容器内のいずれかの製品(複数可)のいずれかの記載量と、製造業者用及び/又は小売用のいずれかの個別に識別するしるし(例えば、バーコード、スキャンコード、ユニバーサルプロダクトコード、SKU(Stock−Keeping−Unit)など)を除外する点を除く。
本明細書において使用するとき、用語「全体的な側部プロファイル」は、可撓性容器が小売販売用に構成されている場合に、可撓性容器の輪郭の全面的サイズ及び形状を指し(全体的な正面プロファイルが判定される前に容器から取り外される、あらゆる二次包装及びキャップなどのあらゆる取り外し可能部分を除く)、以下に説明するように判定される、全体的な側部プロファイルは、容器の側部を容器の中心に向かって直接まっすぐ見たときに判定される。可撓性容器が直立型容器である場合、全体的な側部プロファイルは、容器が直立している間に判定される。第1の特定の容器(起立容器ではない)の全体的な側部プロファイルを、第2の特定の容器(起立容器ではない)の全体的な側部プロファイルと比較した場合、それぞれの全体的な側部プロファイルは、その容器が同様に配向された状態で、同じ側部(左側又は右側)から判定される。
本明細書において使用するとき、可撓性材料のシートを指す場合、用語「全厚」は、シートが平坦になるときに、シートの外主面に対して垂直に測定された線状の寸法を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、様々な実施形態では、可撓性材料のいずれかは、5〜500マイクロメートル(μm)の、又は5〜500のマイクロメートルの任意の整数値の、又は例えば10〜500μm、20〜400μm、30〜300μm、40〜200μm、50〜100μm、又は50〜150μmなどの、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内の、全厚を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「製品空間」は、1つ以上の流動性製品を受け及び直接収容するように構成される収納可能な3次元の空間を指し、この空間は、流動性製品が製品空間から流出するのを防止する隔壁を形成する1つ以上の材料によって画定される。1つ以上の流動性製品を直接収容することによって、流動性製品は、収納可能な3次元の空間を形成する材料と接触をし、このような接触を妨げる、中間材料又は容器が存在しない。本開示の全体を通じて、用語「製品空間」、「製品容積部」、及び「製品受容容積部」は、互換的に使用され、同じ意味を有することが意図される。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、1つの製品空間、2つの製品空間、3つの製品空間、4つの製品空間、5つの製品空間、6つの製品空間、又は更に多くの製品空間を含んだ、任意の数の製品空間を有するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の製品空間が別の製品空間内に収納され得る。本明細書で開示される製品空間のいずれも、0.001リットル〜100.0リットル、又は0.001リットル〜3.0リットルの0.001リットル刻みの任意の値、又は3.0リットル〜10.0リットルの0.01リットル刻みの任意の値、又は10.0リットル〜100.0リットルの1.0リットル刻みの任意の値、又は前述の値のいずれかによって形成される、0.001〜2.2リットル、0.01〜2.0リットル、0.05〜1.8リットル、0.1〜1.6リットル、0.15〜1.4リットル、0.2〜1.2リットル、0.25〜1.0リットルなどの任意の範囲内を含めた、任意のサイズの製品空間を有し得る。製品空間は、任意の向きの、任意の形状を有し得る。製品空間は、構造支持フレームを有する容器に含まれ得、製品空間は、構造支持フレームを有していない容器に含まれ得る。
本明細書において使用するとき、用語「製品視野部分」は、部分的及び/若しくは完全に透明である、並びに/又は半透明であり、それにより、容器の製品空間が蒸留水を収容する場合、蒸留水の充填ラインの少なくとも一部を、可撓性容器の外側から製品視野部分を介して肉眼により正視で見ることができる、可撓性容器の一部を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「水平な支持面上にある」は、他の支えなしで、直接水平な支持面上にある容器を指す。
本明細書において使用するとき、小売販売用の可撓性容器を指す場合、用語「小売販売用に構成された」は、完全に製造されており、その製品空間(複数可)に流動性製品(複数可)が充填されており、容器が完全に閉鎖及び/又は封止され、容器が最終使用者(例えば、消費者)によって購入される状態にある可撓性容器を指し、容器は開放又は開封されておらず、容器内の流動性製品はその意図された最終用途に入ってない。
本明細書で使用するとき、用語「封止された」は、製品空間を指す場合、製品空間内部の流動性製品が(例えば、隔壁を形成する1つ以上の材料によって、及び封止部によって)製品空間から流出することを防止され、製品空間が気密封止された、製品空間の状態を指す。
本明細書において使用するとき、用語「封止され閉鎖された」は、製品空間を指す場合、閉鎖されかつ封止されている製品空間の状態を指す。
本明細書において使用するとき、用語「封止され閉鎖された充填高さ」は、製品空間が封止され閉鎖されている間に測定される、閉鎖された充填高さを指す。
本明細書において使用するとき、用語「封止され閉鎖されたヘッドスペースの圧力」は、封止され閉鎖された製品空間内のヘッドスペースの測定された圧力を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「封止パターン」は、可撓性容器を作製するのに使用される1つ以上の可撓性材料に、その可撓性容器の作製時に適用される全ての封止部を指し、1つ以上の可撓性材料に適用される場合、封止パターンは、その可撓性容器の封止された構成をもたらす。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「自立型」は、容器が少なくとも1つの向きで水平な支持面上にあるときに、構造支持フレームが、製品空間が無充填のときであっても、容器が潰れるのを防止するように及び容器を形成する材料の組み合わせられた厚さより著しく大きい全高を容器に与えるように構成された、製品空間及び構造支持フレームを備える容器を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、自立型であるように構成され得る。例として、本開示の自立型可撓性容器は、ピローパック、パウチ、ドイパック、サッシェ、チューブ、箱、タブ、ボール紙、フローラップ、ガセットパック、水差し、瓶、ジャー、箱の中の袋、トレー、吊下げパック、ブリスターパック、又は当該技術分野において既知の、他のいずれかの形態を形成するために使用され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「単回の使用」は、最終使用者によって開かれた後に、再び閉じられるように構成されない閉じた容器を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれかは、単回の使用であるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、製品空間を指す場合、用語「単回投与」は、最終使用者による典型的な消費、適用、又は使用の1単位におよそ等しい特定の量の製品を収容するためにサイズ決定される製品空間を指す。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、1つ以上の単回投与製品空間を有するように構成され得る。単回投与製品空間である単一の製品空間を有する容器は、本明細書では「単回投与容器」と称される。
本明細書において使用するとき、用語「圧搾パネル」は、膨張時に構造支持容積部によって非構造的パネルにわたって生成及び維持される張力下にある非構造的パネルを指す。
本明細書において使用するとき、用語「圧搾パネルプロファイル」は、可撓性容器が小売販売用に構成されているとき、可撓性容器の圧搾パネルの外側範囲のフルスケールサイズ及び形状を指し、以下に説明するように判定される、圧搾パネルプロファイルは、容器の正面又は背面を容器の中心に向かって直接まっすぐに見たときに判定される。可撓性容器が直立型容器である場合、圧搾パネルプロファイルは、容器が直立している間に判定される。第1の特定の容器(起立容器ではない)の圧搾パネルプロファイルを、第2の特定の容器(起立容器ではない)の圧搾パネルプロファイルと比較した場合、それぞれの圧搾パネルプロファイルは、その容器が同様に配向された状態で判定される。
本明細書において使用するとき、用語「側部プロファイルの中心深さの測定」は、起立可撓性容器が小売販売用に構成されている場合の、可撓性容器の寸法を指し、寸法は、可撓性容器が直立している間に測定され、容器の正面又は背面において容器の縦方向中心線から、容器の第3の中心線に平行して容器の圧搾パネルプロファイル上の最遠点まで線状に測定される。正面プロファイルの中心深さの測定は、容器の正面における圧搾パネルプロファイルの一部まで測定された、側部プロファイルの中心深さの測定を指す。背面プロファイルの中心深さの測定は、容器の背面における圧搾パネルプロファイルの一部まで測定された、側部プロファイルの中心深さの測定を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「起立する」、「起立している」、「直立する」、及び「直立している」とは、容器が水平支持面上に静置されている場合の、自立型可撓性容器の特定の向きを指す。この直立の向きは、容器の構造的機構及び/又は容器上のしるしから判定され得る。第1の判定試験では、可撓性容器が、容器の底部上で使用されるように構成された、明確に画定された基部構造体を有する場合には、その容器は、この基部構造体が水平支持面上に静置されている場合に、直立していると判定される。第1の試験が直立の向きを判定することができない場合には、第2の判定試験で、可撓性容器上のしるしが直立の向きに最適に位置付けられるように容器が水平な支持面上にあるべく向けられるときに、容器は直立していると判定される。第2の試験が直立の向きを判定することができない場合には、第3の判定試験で、容器が最大の全高を有するように、容器が水平支持面上に静置されるように方向付けられている場合に、その容器は、直立していると判定される。第3の試験が直立の向きを判定することができない場合には、第4の判定試験で、容器が最大の高さ面積比を有するように、容器が水平支持面上に静置されるように方向付けられている場合に、その容器は、直立していると判定される。第4の試験が直立の向きを判定できない場合には、容器は、直接の向きを有しないと見なされる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「起立容器」は、(製品空間の全てが蒸留水で合計容量100%まで充填された)容器が起立しているときに容器が0.4〜1.5cm-1の高さ面積比を有した、自立型容器を指す。本明細書に開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、起立容器であるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「構造支持フレーム」は、1つ以上のサイズ決定可能な空き空間及び/又は1つ以上の非構造的パネルの周囲で互いに接合され、可撓性容器の製品空間のための並びに容器を自立及び/又は直立させる際の主要な支持体として一般に使用される1つ以上の構造支持部材から形成された剛性構造を指す。本明細書で開示される実施形態のそれぞれでは、可撓性容器が、構造支持フレーム及び1つ以上の製品空間を含む場合、その構造支持フレームは、特に指示がない限り、その容器の製品空間を支持していると見なされる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「構造支持部材」は、剛性の物理的構造を指し、この構造は、1つ以上の膨張した構造支持容積部を含み、あるスパンにわたる(可撓性容器からの)1つ以上の負荷を保持するために構造支持フレームで使用されるように構成される。少なくとも1つの膨張した構造支持容積部を含まない構造体は、本明細書で使用するとき、構造支持部材であるとは見なされない。
構造支持部材は、2つの定められた端部、2つの端部間の中央部、及び一方の端部からもう一方の端部までの全長を有する。構造支持部材は1つ以上の断面積を有することができ、領域のそれぞれはその全長より小さな全幅を有する。
構造支持部材は、様々な形態で構成され得る。構造支持部材は、種々の方法で配置された、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ以上の構造支持容積部を含み得る。例えば、構造支持部材は、単一の構造支持容積部によって形成され得る。別の例として、構造支持部材は、端部同士を接続して直列に配置された複数の構造支持容積部によって形成することができ、様々な実施形態では、構造支持容積部のいくつか又は全てのうちの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、部分的若しくは完全に互いに接触し、部分的若しくは完全に互いに直接接続し、及び/又は部分的若しくは完全に互いに接合することができる。更なる例として、構造支持部材は、横方向に並列に配置された複数の支持容積部によって形成することができ、様々な実施形態では、構造支持容積部のいくつか又は全てのうちの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、部分的若しくは完全に互いに接触し、部分的若しくは完全に互いに直接接続し、及び/又は部分的若しくは完全に互いに接合することができる。
いくつかの実施形態では、構造的支持部材は、多数の異なる種類の要素を備えることができる。例えば、構造支持部材は、1つ以上の機械的補強要素(例えばブレース、カラー、コネクタ、ジョイント、リブなど)と共に1つ以上の構造支持容積部を備えることができ、機械的補強要素は1つ以上の剛性(例えば固体)材料から作製され得る。
構造支持部材は、様々な形状及びサイズを有することができる。構造支持部材の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、直線であるか、湾曲するか、角度を付けられるか、区分化されるか、若しくは他の形状であるか、又はこれらの形状のいずれかの組み合わせであり得る。構造的支持部材の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、円形、楕円形、正方形、三角形、星形状、又はこれらの形状の修正態様、又は他の形状、若しくはこれらの形状のいずれかの組み合わせなどの、任意の好適な断面形状を有することができる。構造支持部材は、長さの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、管状、又は凸状の、又は凹状の全体形状を有することができる。構造支持部材は、任意の好適な断面積、任意の好適な全幅、及び任意の好適な全長を有することができる。構造支持部材は、その長さの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、実質的に一定であり得、又はその長さの一部、各部、若しくはおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、本明細書で説明される任意の方法で変化し得る。例えば、構造支持部材の断面積は、その長さの一部、各部又は全てに沿って増減することができる。本開示の構造支持部材の実施形態のいずれかのうちの一部、各部、又は全ては、本明細書で開示される任意数のいずれかの実施形態からの構造、機構、材料、及び/又は接続の、任意の有効な組み合わせを含めた、本明細書で開示される任意の実施形態に従って、構成することができる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「構造支持容積部」は、1つ以上の可撓性材料から作製された充填可能な空間を指し、この空間は、1つ以上の膨張材料で少なくとも部分的に充填されるように構成され、膨張材料は、1つ以上の可撓性材料に張力を作り出し、膨張した構造支持容積部を形成する。1つ以上の膨張した構造支持容積部は、構造支持部材に含まれるように構成され得る。構造支持容積部は、充填可能な空間(例えば開放空間)のない構造、非可撓性(例えば固体)材料から作製された構造、膨張材料で充填されるように構成されない空間を有する構造(例えば多層パネルの隣接した層間の非取り付け領域)、及び膨張材料によって膨脹されるように構成されない可撓性材料による構造(例えば非構造的パネルであるように構成される構造の空間)などの他の方法で構成された構造とは異なる。特に、様々な実施形態では、多層パネル内の隣接層間の非取り付け領域によって画定されるいずれの空間も、空気、窒素、又は例えば、80%超の窒素、20%超の二酸化炭素、10%超の希ガス、15%未満の酸素を含む気体組成物を含めた、単一若しくは複数の化学的性質の、任意の気体又は蒸気組成物を収容することができ、そのような空間内に収容される気体又は蒸気は、0〜100%、又はこの範囲内の任意の整数の百分率値の相対湿度で、水蒸気を含み得る。本開示の全体にわたって、用語「構造支持容積部」及び「膨脹可能チャンバ」は、互換可能に使用され、同じ意味を有することが意図される。
いくつかの実施形態では、構造支持フレームは複数の構造支持容積部を備えることができ、構造支持容積部のいくつか又は全ては互いに流体連通する。他の実施形態では、構造支持フレームは複数の構造支持容積部を備えることができ、構造支持容積部のいくつか又はいずれも互いに流体連通しない。本開示の構造支持フレームのいずれかは、本明細書で開示される任意の種類の流体連通を有するように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「実質的に」は、プラスマイナス10パーセント(+/−10%)の、特定の値に等しい範囲を指すことで、特定の値を修正する。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、特定の値の何らかの開示はまた、様々な代替実施形態において、その特定の値周辺に等しい範囲(すなわち+/−10%)の開示として、理解され得る。
本明細書において使用する際、可撓性容器を指すとき、用語「一時的に再使用可能な」は、製品を受け、収容し、又は分配するのに容器が不適となる故障が容器に発生する前に、最高10回、製品を最終使用者に分配した後追加量の製品で再充填されるように構成される容器を指す。本明細書において使用するとき、用語「一時的に再使用可能な」は、このような故障が容器に発生する前に容器が再充填され得る回数を修正することで、更に限定され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれについても、一時的に再使用可能の基準は、様々な代替実施形態において、故障前に最大8回まで再充填することによって、故障前に最大6回まで再充填することによって、故障前に最大4回まで再充填することによって、若しくは故障前に最大2回まで再充填することによって、又は故障前に1回〜10回の間の任意の整数値の再充填によって、一時的に再使用可能であることを指すことができる。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれも、本明細書で開示される再充填の回数に関して、一時的に再使用可能であるように構成され得る。
本明細書において使用するとき、用語「厚さ」は、本明細書で説明されるように、容器が直立しているとき又は支持体から吊下がっているときの、容器の第3の中心線と平行である測定値を指す。厚さはまた、「深さ」と称される場合もある。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「頂部」は、容器の全高の高位側20%、すなわち、容器の全高の80〜100%に位置する容器の部分を指す。本明細書において使用するとき、用語「頂部」は、20%未満の特定の割合値で用語「頂部」を修正することで、更に限定され得る。本明細書で開示される可撓性容器の実施形態のいずれに対しても、容器の頂部の基準は、様々な代替実施形態では、頂部15%(すなわち全高の85〜100%)、頂部10%(すなわち全高の90〜100%)、若しくは頂部5%(すなわち全高の95〜100%)、又は0%〜20%の割合の任意の整数値を指すことができる。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「合計容量」は、容器が直立している場合の、周囲条件下で大気圧(及び加圧充填なし)において製品空間が(オーバーフローなく)保持できる、蒸留水の最大量を指す。容器が直立の向きを有していないが、吊下げの向きを有している場合、用語「合計容量」は、容器が支持体から吊下がっている間に、周囲条件下で大気圧(及び加圧充填なし)において製品空間が(オーバーフローなく)保持できる、蒸留水の最大量を指す。特定の可撓性容器の合計容量は、この定義を使用して経験的に判定され得る。本明細書において使用するとき、用語「合計容量」は、特定の割合値で用語「充填された」を使用することによって修正され得る。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「非膨張」は、構造支持容積部が膨張材料によって剛性にされる前の、構造支持容積部に形成されるように構成された1つ以上の材料の状態を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「無充填」は、流動性製品を収容しないときの製品空間の状態を指す。
本明細書において使用するとき、可撓性容器を指す場合、用語「未形成」は、製品空間へと形成されるように構成される1つ以上の材料の、画定された3次元の空間が製品空間に設けられる前の状態を指す。例えば、製造物品は、可撓性材料のシートが、諸部分が一体に接合された状態で、互いに対して平坦に置かれている、未形成の製品空間を有する半加工品容器とすることが可能である。
本明細書において使用するとき、可撓性容器の製品空間を指す場合、用語「通気された」は、製品空間(例えば、製品空間内のヘッドスペース)が環境の圧力と等しくなるように、容器の外側の環境と連帯通信する製品空間を指す。
本明細書で説明されるような可撓性容器は、様々な製品のための様々な産業にわたって使用され得る。例えば、本明細書で説明されるように、可撓性容器のいずれの実施形態も、以下の任意の製品を含めて、消費者製品産業にわたって使用され得、これらの製品のいずれも、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知である任意の有効な流動性製品形態を取ることができる:乳児養護製品(例えば、石鹸、シャンプー、及びローション);人間の毛髪又は動物の毛を洗浄、手入れ、美化、及び/又は装飾するための美容製品(例えば、ヘアシャンプー、ヘアコンディショナー、白髪染め、染毛剤、毛髪補修製品、育毛製品、脱毛製品、毛髪最小化製品など);人間又は動物の皮膚を洗浄、手入れ、美化、及び/又は装飾するための美容製品(例えば、石鹸、ボディーソープ、ボディースクラブ、洗顔料、アストリンゼン、日焼け止め剤、日焼け止めローション、リップクリーム、化粧品、スキンコンディショナー、コールドクリーム、皮膚保湿剤、制汗剤、防臭剤など);人間又は動物の爪を洗浄、手入れ、美化、及び/又は装飾するための美容製品(例えば、マニキュア液、マニキュア落としなど);人間の顔の毛を洗浄、手入れ、美化、及び/又は装飾するための理容製品(例えば、剃毛製品、プレシェーブ製品、アフターシェーブ製品など);人間又は動物の口腔を洗浄、手入れ、美化、及び/又は装飾するためのヘルスケア製品(例えば、練り歯磨き、口内洗浄剤、口臭消臭製品、歯垢防止製品、歯用ホワイトニング製品など);人間及び/又は動物の健康状態の手入れを行うためのヘルスケア製品(例えば、内服薬、薬剤、調合薬、医薬、ビタミン剤、機能性食品、栄養補助剤(カルシウム、食物繊維など用)、咳治療用製品、風邪治療薬、トローチ剤、呼吸状態及び/又はアレルギー状態用の治療薬、鎮痛剤、睡眠補助薬、胃腸治療用製品(胸やけ、胃のむかつき、下痢、過敏性腸症候群など用)、精製水、処理水など);動物の給餌及び/又は世話を行うためのペットケア製品(例えば、ペットフード、ペット用ビタミン剤、ペット用医薬品、ペット用チューズ、ペットスナックなど);布地、衣類、及び/又は洗濯物を洗浄、調整、再生及び/又は手入れするための布地ケア製品(例えば、洗濯用洗剤、柔軟剤、布地用染料、布地用漂白剤など);家庭用、商業用、及び/又は産業用の食器洗い製品(例えば、手洗い及び/又は機械洗い用の食器洗い洗剤及びすすぎ補助剤);家庭用、商業用、及び/又は産業用の洗浄製品及び/又は脱臭製品(例えば、軟質表面用洗浄剤、硬質表面用洗浄剤、ガラス用洗浄剤、セラミックタイル用洗浄剤、カーペット用洗浄剤、木材用洗浄剤、多面洗浄剤、表面消毒剤、台所用洗浄剤、浴室用洗浄剤(例えば、流し用洗浄剤、トイレ用洗浄剤、浴槽用洗浄剤、及び/又はシャワー用洗浄剤)、装置用洗浄製品、装置用手入れ製品、自動車用洗浄製品、自動車用脱臭製品、空気清浄剤、空気脱臭剤、空気消毒剤など)、並びに同種のもの。
更なる例として、本明細書で説明されるように、可撓性容器のいずれの実施形態も、家庭用の、商業用の、及び/又は産業用の、建物及び/又は土地の、建設及び/又は維持管理の追加的な領域にわたって、食品飲料産業にわたって、医療産業にわたって、並びに内燃機関を使用するありとあらゆる産業(輸送産業、電力設備産業、電力産業など)にわたって使用され得る。
図1A〜1Dは、起立可撓性容器100の一実施形態の様々な図を示す。図1Aは、容器100の正面図を示す。容器100は、水平支持面101上に直立している。
図1Aにおいて、座標系110は、図の方向を参照するための基準線を提供する。座標系110は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する3次元デカルト座標系であり、各軸は、他の軸に対して垂直であり、それらの軸の任意の2つにより、平面が画定される。X軸及びZ軸は、水平支持面101に平行であり、Y軸は、水平支持面101に垂直である。
図1Aはまた、容器100に対する方向及び位置を参照するための、他の基準線を含む。横方向中心線111は、X軸に平行に走る。横方向中心線111でのXY平面は、容器100を、前側半分及び後側半分に区分けする。横方向中心線111でのXZ平面は、容器100を、上側半分及び下側半分に区分けする。縦方向中心線114は、Y軸に平行に走る。縦方向中心線114でのYZ平面は、容器100を、左側半分及び右側半分に区分けする。第3の中心線117は、Z軸に平行に走る。横方向中心線111、縦方向中心線114、及び第3の中心線117は全て、容器100の中心117で交差する。
横方向の中心線111に対する配置が、縦方向に内側寄り112及び縦方向に外側寄り113であるものを画定する。第1の位置が、第2の位置よりも横方向中心線111に近い場合、第1の位置は、第2の位置に対して縦方向内側寄り112に配置されていると見なされる。また、第2の位置は、第1の位置から縦方向外側寄り113に配置されていると見なされる。横方向という用語は、横方向中心線111に平行な方向、向き、又は測定値を指す。横方向の向きはまた、「水平」の向きと称される場合もあり、横方向の測定値はまた、「幅」と称される場合もある。
縦方向の中心線114に対する配置が、横方向に内側寄り115及び横方向に外側寄り116であるものを画定する。第1の位置が、第2の位置よりも縦方向中心線114に近い場合、第1の位置は、第2の位置に対して横方向内側寄り115に配置されていると見なされる。また、第2の位置は、第1の位置から横方向外側寄り116に配置されていると見なされる。縦方向という用語は、縦方向中心線114に平行な方向、向き、又は測定値を指す。縦方向の向きはまた、垂直の向きと称される場合もある。
縦方向の方向、向き、又は測定値はまた、容器100に関する、水平支持面との関連で表現することもできる。第1の位置が、第2の位置よりも支持面に近い場合、第1の位置は、第2の位置よりも低く、第2の位置の下方に、第2の位置の真下に、又は第2の位置の下に配置されていると見なすことができる。また、第2の位置は、第1の位置よりも高く、第1の位置の上方に、又は第1の位置から上向きに配置されていると見なすことができる。縦方向の測定値はまた、水平支持面100の上方で測定される、高さと称される場合もある。
第3の中心線117に平行に実施される測定値は、厚さ又は深さと称される。第3の中心線117の方向の、容器の正面102−1に向かう配置は、前向き118、又は正面と称される。第3の中心線117の方向での、容器の背面102−2に向かう配置は、後向き119又は後方と称される。
上述のような、方向、向き、測定値、及び配置に関するこれらの用語は、支持面、基準線、又は座標系が図に示されるか否かに関わらず、本開示の実施形態の全てに関して使用される。
容器100は、頂部104、中央部106、及び底部108、正面102−1、背面102−2、並びに左側部及び右側部109を含む。頂部104は、XZ平面に平行な基準平面105によって、中央部106から区分けされる。中央部106は、同じくXZ平面に平行な基準平面107によって、底部108から区分けされる。容器100は、100−ohの全高を有する。図1Aの実施形態では、容器の正面102−1及び背面102−2は、封止部129で一体に接合され、この封止部129は、容器100の外周の周りで、頂部104を横切り、側部109を下って延在し、次いで、各側部109の底部で、基底部190の正面部分及び背面部分を辿るように、それらの部分の外側範囲の周囲に、外向きに分裂する。
容器100は、構造支持フレーム140、製品空間150、ディスペンサ160、パネル180−1及び180−2、並びに基底構造190を含む。パネル180−1の一部分は、製品空間150を示すために、剥離されたものとして示される。製品空間150は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。ディスペンサ160によって、容器100は、容器100の外側の環境へ、製品空間150から流路159、続いてディスペンサ160を介してこれらの流動性製品を分配することができる。図1A〜1Dの実施形態では、ディスペンサ160は、頂部104の最上部の中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ160は、側部109のどちらかの、パネル180−1及び180−2のどちらかの、並びに容器100の基底部190の任意の部分の、いずれの場所をも含んだ、頂部140、中央部106、又は底部108の他のいずれの場所にも配置され得る。構造支持フレーム140は、製品空間150内の流動性製品の質量を支持し、かつ容器100を直立させる。パネル180−1及びパネル180−2は、製品空間150を覆う比較的平坦な表面であり、任意の種類のしるしを表示するために好適である。しかしながら、様々な実施形態では、パネル180−1及び180−2の一方又は両方の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、1つ以上の曲面を含むことができる。基底構造190は、構造支持フレーム140を支持し、容器100が直立するように容器100に安定性を提供する。
構造支持フレーム140は、複数の構造支持部材によって形成される。構造支持フレーム140は、頂部構造支持部材144−1及び144−2、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4、並びに底部構造支持部材148−1及び148−2を含む。
頂部構造支持部材144−1及び144−2は、容器100の頂部104の上部上に配置され、頂部構造支持部材144−1が、正面102−1内に配置され、頂部構造支持部材144−2が、背面102−2内で、頂部構造支持部材144−1の後方に配置される。頂部構造支持部材144−1及び144−2は、互いに隣接し、それらの長さの横方向外側寄り部分に沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、頂部構造支持部材144−1及び144−2は、流路159が頂部構造支持部材144−1と144−2との間に存在する限り、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができ、流路の存在により、容器100は、製品空間150から流路159、続いてディスペンサ160を介して流動性製品を分配することができる。頂部構造支持部材144−1及び144−2は、互いに直接接続されない。しかしながら、様々な代替実施形態では、頂部構造支持部材144−1及び144−2は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、共に直接接続及び/又は接合され得る。
頂部構造支持部材144−1及び144−2は、製品空間150より実質的に上に配置される。全体としては、頂部構造支持部材144−1及び144−2のそれぞれは、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに下向きに湾曲する。また、全体として、頂部構造支持部材144−1及び144−2のそれぞれは、それらの長さに沿って実質的に一定の断面積を有するが、それらの端部の断面積は、それらの中央部の断面積よりも僅かに大きい。
中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、頂部104から中央部106を介して底部108まで、左側部及び右側部109に配置される。中央部構造支持部材146−1は、左側部109の正面102−1内に配置され、中央部構造支持部材146−4は、左側部109の背面102−2内で、中央部構造支持部材146−1の後方に配置される。中央部構造支持部材146−1及び146−4は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材146−1及び146−4は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材146−1及び146−4は、互いに直接接続されていない。しかしながら、様々な代替実施形態では、頂部構造支持部材146−1及び146−4は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
中央部構造支持部材146−2は、右側部109の正面102−1内に配置され、中央部構造支持部材146−3は、右側部109の背面102−2内で、中央部構造支持部材146−2の後方に配置される。中央部構造支持部材146−2及び146−3は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材146−2及び146−3は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材146−2及び146−3は、互いに直接接続していない。しかしながら、様々な代替実施形態では、中央部構造支持部材146−2及び146−3は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
中央部構造的指示部材146−1、146−2、146−3、及び146−4は、製品空間150の実質的に横方向外側に配置される。全体としては、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4のそれぞれは、およそ垂直に方向付けられるが、僅かに角度付けされ、その上端部が、その下端部に対して横方向内側寄りとなる。また、全体としては、中央部構造支持部材146−1、146−2、146−3、及び146−4のそれぞれは、その長さに沿って変化する断面積を有し、その上端部からその下端部へと、サイズが増大する。
底部構造支持部材148−1及び148−2は、容器100の底部108上に配置され、底部構造支持部材148−1が、正面102−1内に配置され、底部構造支持部材148−2が、背面102−2内で、頂部構造支持部材148−1の後方に配置される。底部構造支持部材148−1及び148−2は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、底部構造支持部材148−1及び148−2は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、1つ以上の比較的小さい場所で、及び/又は1つ以上の比較的大きい場所で、互いに接触することができる。底部構造支持部材148−1及び148−2は、互いに直接接続されない。しかしながら、様々な代替実施形態では、底部構造支持部材148−1及び148−2は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
底部構造支持部材148−1及び148−2は、製品空間150の実質的に下方であるが、基部構造体190の実質的に上方に配置される。全体としては、底部構造支持部材148−1及び148−2のそれぞれは、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに上向きに湾曲する。また、全体としては、底部構造支持部材148−1及び148−2のそれぞれは、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有する。
構造支持フレーム140の正面部分では、頂部構造支持部材144−1の左端部が中央部構造支持部材146−1の上端部に接合され、中央部構造支持部材146−1の下端部が底部構造支持部材148−1の左端部に接合され、底部構造支持部材148−1の右端部が中央部構造支持部材146−2の下端部に接合され、中央部構造支持部材146−2の上端部が頂部構造支持部材144−1の右端部に接合される。同様に、構造支持フレーム140の背面部では、頂部構造支持部材144−2の左端部が中央部構造支持部材146−4の上端部に接合され、中央部構造支持部材146−4の下端部が底部構造支持部材148−2の左端部に接合され、底部構造支持部材148−2の右端部が中央部構造支持部材146−3の下端部に接合され、中央部構造支持部材146−3の上端部が頂部構造支持部材144−2の右端部に接合される。構造支持フレーム140では、一体に接合される構造支持部材の端部は、それらの壁部の周縁の全域にわたって、直接接続される。しかしながら、様々な代替実施形態では、構造的支持部材144−1、144−2、146−1、146−2、146−3、146−4、148−1、及び148−2のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
構造的支持フレーム140の代替実施形態では、隣接した構造的支持部材が単一の構造的支持部材へと組み合わせられ得、組み合わせられた構造的支持部材が隣接した構造的支持部材の代理を、それらの機能及び接続が本明細書で説明されるように、有効に務めることができる。構造支持フレーム140の他の代替実施形態では、1つ以上の更なる構造支持部材を、構造支持フレーム140内の構造支持部材に追加することができ、その拡張された構造支持フレームは、その機能及び接続が本明細書で説明されるような、構造支持フレーム140の代理を、有効に努めることができる。また、いくつかの代替実施形態において、可撓性容器は、基底構造を含まなくてもよい。
図1Bは、図1Aの起立可撓性容器100の側面図を示す。
図1Cは、図1Aの起立可撓性容器100の上面図を示す。
図1Dは、図1Aの起立可撓性容器100の底面図を示す。
図1Eは、非対称の構造支持フレーム140−1、製品空間の第1の部分150−1b、製品空間の第2の部分150−1a、及びディスペンサ160−1を含む、図1Aの起立可撓性容器100の代替実施形態である、容器100−1の斜視図を示す。図1Eの実施形態は、図1Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は、同じように構成されているが、ただし、フレーム140−1は、容器100−1のおよそ半分の周囲に延びて、フレーム140−1の内側に配置される、製品空間の第1の部分150−1bを直接支持し、フレーム140−1の外側に配置される製品空間150−1aの第2の部分を間接的に支持する。様々な実施形態では、本開示のいずれの起立可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、フレームは、容器の一部若しくは各部のみの周囲に延在し、及び/又は、フレームは、容器の1つ以上の中心線に対して非対称であり、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームの外側に配置され、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームによって間接的に支持される。
図1Fは、内部構造支持フレーム140−2、製品空間150−2、及びディスペンサ160−2を含む、図1Aの起立可撓性容器100の代替実施形態である、容器100−2の斜視図を示す。図1Fの実施形態は、図1Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は、同じように構成されているが、ただしフレーム140−2は、製品空間150−2の内側にある。様々な実施形態では、本開示のいずれの起立可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、(フレームを形成する任意の構造支持部材の1つ以上のうちの一部、各部、又は全てを含めた)フレームの一部、各部、又は全ては、1つ以上の製品空間によって、およそ、ほとんど、実質的に、ほぼ、又は完全に包囲される。
図1Gは、外部構造支持フレーム140−3、製品空間150−3、及びディスペンサ160−3を含む、図1Aの起立可撓性容器100の代替実施形態である、容器100−3の斜視図を例示する。図1Gの実施形態は、図1Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は同じように構成されているが、ただし製品空間150−3は、フレーム140−3に一体的に接続されておらず(すなわち、可撓性容器の同じウェブから同時に作製されていない)、製品空間150−3は、別個に作製されてその後フレーム140−3に接続される。製品空間150−3は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意の便利な方式で、フレームに接合することができる。図1Gの実施形態では、製品空間150−3は、フレーム140−3内に配置されるが、製品空間150−3は、図1Aの製品空間150と比較した場合、縮小されたサイズ及びやや異なる形状を有する。しかしながら、これらの相違は、製品空間150−3とフレーム140−3との間の関係を例示するために作製されており、必須ではない。様々な実施形態において、本開示のいずれかの起立可撓性容器は、製品空間の1つ以上が、フレームに一体的に接続されないように、同様に修正することができる。
図2A〜8Gは、様々な全体形状を有した起立可撓性容器の実施形態を示す。図2A〜8Gの実施形態のいずれも、図1A〜1Gの実施形態を含んだ、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図2A〜8Gの実施形態の要素(例えば構造支持フレーム、構造支持部材、パネル、ディスペンサなど)のいずれも、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図2A〜8Gの実施形態のそれぞれは1つのディスペンサを備えた容器を例示するが、様々な実施形態では、それぞれの容器は、本明細書で説明される任意の実施形態に従って、複数のディスペンサを含むことができる。図2A〜図8Gは、ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を想像線の輪郭で示す。図2A〜8Gの実施形態におけるパネルのそれぞれのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、任意の種類のしるしを表示するのに好適である。図2A〜図8Gの実施形態での側部パネルのそれぞれは、可撓性容器内部に配置された製品空間を覆う非構造的パネルであるように構成されるが、しかしながら、様々な実施形態では、任意の種類の装飾的又は構造的要素(外表面から突出するリブなど)の1つ以上を、これらの側部パネルの一部、各部、又はおよそ全て、又はほとんど全て、又は実質的に全て、又はほぼ全て、又は全てに接合することができる。明確さのために、これらの可撓性容器の全ての構造の詳細が図2A〜8Gに示されるわけではないが、図2A〜8Gの実施形態のいずれも、本明細書で開示される可撓性容器のための任意の構造又は機構を含むように構成され得る。例えば、図2A〜図8Gの実施形態のいずれも、本明細書で開示される任意の種類の基底構造を含むように構成され得る。
図2Aは、錐台状の全体形状を有する構造支持フレーム240を有する、起立可撓性容器200の正面図を示す。図2Aの実施形態では、錐台形状は四角錐に基づいているが、様々な実施形態では、錐台形状は異なる数の側部を備える角錐に基づくことができ、又は錐台形状は円錐に基づくことができる。支持フレーム240は、錐台形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、矩形形状の頂部パネル280−t、台形形状の側部パネル280−1、280−2、280−3、及び280−4、並びに矩形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル280−1、280−2、280−3、及び280−4のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器200は、ディスペンサ260を含み、ディスペンサ260は、容器200内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図2Aの実施形態では、ディスペンサ260は頂部パネル280−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ260は、本明細書で説明されるか又は図示される任意の実施形態に従って、容器200の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図2Bは、ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図2Aの容器200の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器の背面に適用することができる。図2Cは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図2Aの容器200の側面図であり、これらの位置のいずれかは、容器の両側に適用することができる。図2Dは、図2Aの容器200の等角図を示す。
図2Eは、容器200に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム240−1、製品空間の第1の部分250−1b、製品空間の第2の部分250−1a、及びディスペンサ260−1を含む、図2Aの起立可撓性容器200の代替実施形態である、容器200−1の斜視図を示す。図2Fは、容器200に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム240−2、製品空間250−2、及びディスペンサ260−2を含む、図2Aの起立可撓性容器200の代替実施形態である、容器200−2の斜視図を示す。図2Gは、容器200に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム240−3と、フレーム240−3に接合され、フレーム240−3内部に配置された、非一体的製品空間250−3と、ディスペンサ260−3とを含む、図2Aの起立可撓性容器200の代替実施形態である、容器200−3の斜視図を示す。
図3Aは、角錐状の全体形状を有する構造支持フレーム340を有する、起立可撓性容器300の正面図を示す。図3Aの実施形態では、角錐形状は四角錐に基づいているが、様々な実施形態では、角錐形状は異なる数の側部を備える角錐に基づくことができる。支持フレーム340は、角錐形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、三角形形状の側部パネル380−1、380−2、380−3、及び380−4、並びに正方形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル380−1、380−2、380−3、及び380−4のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器300は、ディスペンサ360を含み、このディスペンサ360は、容器300内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図3Aの実施形態では、ディスペンサ360は角錐形状の頂点に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ360は、容器300の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図3Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図3Aの容器300の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器の任意の側部に適用することができる。図3Cは、図3Aの容器300の側面図を示す。図3Dは、図3Aの容器300の等角図を示す。
図3Eは、容器300に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム340−1、製品空間の第1の部分350−1b、製品空間の第2の部分350−1a、及びディスペンサ360−1を含む、図3Aの起立可撓性容器300の代替実施形態である、容器300−1の斜視図を示す。図3Fは、容器300に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム340−2、製品空間350−2、及びディスペンサ360−2を含む、図3Aの起立可撓性容器300の代替実施形態である、容器300−2の斜視図を示す。図3Gは、容器300に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じように構成された、外部構造支持フレーム340−3、フレーム340−3に接合され、その内部に配置された非一体的製品空間350−3、及びディスペンサ360−3を含む、図3Aの起立可撓性容器300の別の実施形態である、容器300−3の斜視図を示す。
図4Aは、三角柱状の全体形状を有する構造支持フレーム440を有する、起立可撓性容器400の正面図を示す。図4Aの実施形態では、角柱形状は三角形に基づいている。支持フレーム440は、角柱形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。構造的支持部材は、三角形の頂部パネル480−t、矩形の側部パネル480−1、480−2、及び480−3、並びに三角形の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル480−1、480−2、及び480−3のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器400は、ディスペンサ460を含み、ディスペンサ460は、容器400内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図4Aの実施形態では、ディスペンサ460は頂部パネル480−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ460は、容器400の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図4Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図4Aの容器400の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器400の任意の側部に適用することができる。図4Cは、図4Aの容器400の側面図を示す。図4Dは、図4Aの容器400の等角図を示す。
図4Eは、容器400に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム440−1、製品空間の第1の部分450−1b、製品空間の第2の部分450−1a、及びディスペンサ460−1を含む、図4Aの起立可撓性容器400の代替実施形態である、容器400−1の斜視図を示す。図4Fは、容器400に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム440−2、製品空間450−2、及びディスペンサ460−2を含む、図4Aの起立可撓性容器400の代替実施形態である、容器400−2の斜視図を示す。図4Gは、容器400に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム440−3と、フレーム440−3に接合され、フレーム440−3内部に配置された、非一体的製品空間450−3と、ディスペンサ460−3とを含む、図4Aの起立可撓性容器400の代替実施形態である、容器400−3の斜視図を示す。
図5Aは、正方柱状の全体形状を有する構造支持フレーム540を有する、起立可撓性容器500の正面図を示す。図5Aの実施形態では、この角柱形状は、正方形に基づく。支持フレーム540は、角柱形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、正方形形状の頂部パネル580−t、矩形形状の側部パネル580−1、580−2、580−3、及び580−4、並びに正方形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル580−1、580−2、580−3、及び580−4のそれぞれはおよそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器500は、ディスペンサ560を含み、ディスペンサ560は、容器5000内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図5Aの実施形態では、ディスペンサ560は頂部パネル580−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ560は、容器500の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図5Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図5Aの容器500の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器500の任意の側部に適用することができる。図5Cは、図5Aの容器500の側面図を示す。図5Dは、図5Aの容器500の等角図を示す。
図5Eは、容器500に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム540−1、製品空間の第1の部分550−1b、製品空間の第2の部分550−1a、及びディスペンサ560−1を含む、図5Aの起立可撓性容器500の代替実施形態である、容器500−1の斜視図を示す。図5Fは、容器500に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム540−2、製品空間550−2、及びディスペンサ560−2を含む、図5Aの起立可撓性容器500の代替実施形態である、容器500−2の斜視図を示す。図5Gは、容器500に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム540−3と、フレーム540−3に接合され、フレーム540−3内部に配置された、非一体的製品空間550−3と、ディスペンサ560−3とを含む、図5Aの起立可撓性容器500の代替実施形態である、容器500−3の斜視図を示す。
図6Aは、五角柱状の全体形状を有する構造支持フレーム640を有する、起立可撓性容器600の正面図を示す。図6Aの実施形態では、角柱形状は五角形に基づいている。支持フレーム640は、角柱形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、五角形形状の頂部パネル680−t、矩形形状の側部パネル680−1、680−2、680−3、680−4、及び680−5、並びに五角形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル680−1、680−2、680−3、680−4、及び680−5のそれぞれは、およそ平坦であるが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器600は、ディスペンサ660を含み、ディスペンサ660は、容器600内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図6Aの実施形態では、ディスペンサ660は頂部パネル680−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ660は、容器600の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図6Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図6Aの容器600の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器600の任意の側部に適用することができる。図6Cは、図6Aの容器600の側面図を示す。図6Dは、図6Aの容器600の等角図を示す。
図6Eは、容器600に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム640−1、製品空間650−1bの第1の部分、製品容積部の第2の部分650−1a、及びディスペンサ660−1を含む、図6Aの起立可撓性容器600の代替実施形態である、容器600−1の斜視図を示す。図6Fは、容器600に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム640−2、製品空間650−2、及びディスペンサ660−2を含む、図6Aの起立可撓性容器600の代替実施形態である、容器600−2の斜視図を示す。図6Gは、容器600に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム640−3と、フレーム640−3に接合され、フレーム640−3内部に配置された、非一体的製品空間650−3と、ディスペンサ660−3とを含む、図6Aの起立可撓性容器600の代替実施形態である、容器600−3の斜視図を示す。
図7Aは、円錐状の全体形状を有する構造支持フレーム740を有する、起立可撓性容器700の正面図を示す。支持フレーム740は、円錐の基底部の周囲に配置される、湾曲した構造支持部材によって、及び、基底部から頂点まで線状に延在する、直線状の構造支持部材によって形成され、これらの構造支持部材は、それらの端部で一体に接合される。これらの構造支持部材は、湾曲した幾分三角形形状の側部パネル780−1、780−2、及び780−3、並びに円形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル780−1、780−2、及び780−3のそれぞれは、湾曲しているが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器700は、ディスペンサ760を含み、ディスペンサ760は、容器700内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図7Aの実施形態では、ディスペンサ760は円錐形状の頂点に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ760は、容器700の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図7Bは、図7Aの容器700の正面図を示す。図7Cは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図7Aの容器700の側面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器700の任意の側部パネルに適用することができる。図7Dは、図7Aの容器700の等角図を示す。
図7Eは、容器700に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム740−1、製品空間の第1の部分750−1b、製品空間の第2の部分750−1a、及びディスペンサ760−1を含む、図7Aの起立可撓性容器700の代替実施形態である、容器700−1の斜視図を示す。図7Fは、容器700に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム740−2、製品空間750−2、及びディスペンサ760−2を含む、図7Aの起立可撓性容器700の代替実施形態である、容器700−2の斜視図を示す。図7Gは、容器700に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム740−3と、フレーム740−3に接合され、フレーム740−3内部に配置された、非一体的製品空間750−3と、ディスペンサ760−3とを含む、図7Aの起立可撓性容器700の代替実施形態である、容器700−3の斜視図を示す。
図8Aは、円柱状の全体形状を有する構造支持フレーム840を有する、起立可撓性容器800の正面図を示す。支持フレーム840は、円柱の頂部及び底部の周囲に配置される、湾曲した構造支持部材によって、並びに、頂部から底部まで線状に延在する、直線状の構造支持部材によって形成され、これらの構造支持部材は、それらの端部で一体に接合される。構造支持部材は、円形の頂部パネル880−t、湾曲した幾分矩形の側部パネル880−1、880−2、880−3、及び880−4、並びに円形の底部パネル(図示せず)を画定する。側部パネル880−1、880−2、880−3、及び880−4のそれぞれは湾曲するが、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦であり得る。容器800は、ディスペンサ860を含み、ディスペンサ860は、容器800内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図8Aの実施形態では、ディスペンサ860は頂部パネル880−tの中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ860は、容器800の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図8Bは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含んだ、図8Aの容器800の正面図であり、これらの位置のいずれかはまた、容器800の任意の側部パネルに適用することができる。図8Cは、図8Aの容器800の側面図を示す。図8Dは、図8Aの容器800の等角図を示す。
図8Eは、容器800に基づくことを除き、図1Eの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム840−1、製品空間の第1の部分850−1b、製品容積部の第2の部分850−1a、及びディスペンサ860−1を含む、図8Aの起立可撓性容器800の代替実施形態である、容器800−1の斜視図を示す。図8Fは、容器800に基づくことを除き、図1Fの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム840−2、製品空間850−2、及びディスペンサ860−2を含む、図8Aの起立可撓性容器800の代替実施形態である、容器800−2の斜視図を示す。図8Gは、容器800に基づくことを除き、図1Gの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム840−3と、フレーム840−3に接合され、フレーム840−3内部に配置された、非一体的製品空間850−3と、ディスペンサ860−3とを含む、図8Aの起立可撓性容器800の代替実施形態である、容器800−3の斜視図を示す。
更なる実施形態では、本明細書で開示されるような、構造支持フレームを有するいずれの起立可撓性容器も、任意の種類の多面体、任意の種類の準角柱、及び(直角柱及び等辺直角柱を含む)任意の種類の角柱を含めた、任意の他の既知の3次元形状に対応する全体形状を有するように、構成され得る。
図9Aは、正方形状の全体形状を有する、自立型可撓性容器900の一実施形態の上面図を示す。図9Bは、図9Aの可撓性容器900の端面図を示す。容器900は、水平支持面901上に静置されている。
図9Bでは、座標系910が、図中の方向を参照するための基準線を提供する。座標系910は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する、3次元デカルト座標系である。X軸及びZ軸は、水平支持面901と平行であり、Y軸は、水平支持面901と垂直である。
図9Aはまた、容器100に対する方向及び位置を参照するための、他の基準線を含む。横方向中心線911は、X軸に平行に走る。横方向中心線911でのXY平面は、容器100を、前側半分及び後側半分に区分けする。横方向中心線911でのXZ平面は、容器100を、上側半分及び下側半分に区分けする。縦方向中心線914は、Y軸に平行に走る。縦方向中心線914でのYZ平面は、容器900を、左側半分及び右側半分に区分けする。第3の中心線917は、Z軸に平行に走る。横方向中心線911、縦方向中心線914、及び第3の中心線917は全て、容器900の中心で交差する。図9A〜9Bの実施形態における方向、向き、測定値、及び配置のためのこれらの用語は、図1A〜1Dの実施形態における同様の番号が付された用語と同じである。
容器900は、頂部904、中央部906、及び底部908、正面902−1、背面902−2、並びに左側面及び右側面909を含む。図9A〜図9Bの実施形態では、容器の上側半分及び下側半分は封止929で互いに接合され、封止929は容器900の外周に延在する。容器900の底部は、容器900の頂部と同じ方式で構成される。
容器900は、構造支持フレーム940、製品空間950、ディスペンサ960、頂部パネル980−t、及び底部パネル(図示せず)を含む。頂部パネル980−tの一部分は、製品空間950を示すために、剥離されたものとして示される。製品空間950は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。ディスペンサ960によって、容器900は、容器900の外側の環境へ、製品空間950から流路958、続いてディスペンサ960を介してこれらの流動性製品を分配することができる。構造支持フレーム940は、製品空間950内の流動性製品の質量を支持する。頂部パネル980−t及び底部パネルは、製品空間950を覆う比較的平坦な表面であり、任意の種類のしるしを表示するために好適である。
構造支持フレーム940は、複数の構造支持部材によって形成される。構造支持フレーム940は、正面構造支持部材943−1及び943−2、中間構造支持部材945−1、945−2、945−3、及び945−4、並びに背面構造支持部材947−1及び947−2を含む。全体としては、容器900内の構造支持部材のそれぞれは、水平に方向付けられる。また、容器900内の構造支持部材のそれぞれは、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有するが、様々な実施形態では、この断面積は、変化させることもできる。
上側構造的支持部材943−1、945−1、945−2、及び947−1は、中央部906の上部、及び頂部904に配置され、下側構造的支持部材943−2、945−4、945−3、及び947−2は、中央部906の下部、及び底部908に配置される。上側構造支持部材943−1、945−1、945−2、及び947−1は、それぞれ、下側構造支持部材943−2、945−4、945−3、及び947−2の上方に隣接して配置される。
様々な実施形態では、隣接する上側構造支持部材及び下側構造支持部材は、構造支持部材943−1と943−2との間に、流路958用の接触の間隙が存在する限り、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、1つ以上の比較的小さい場所で、及び/又は1つ以上の比較的大きい場所で、互いに接触することができる。図9A〜図9Bの実施形態では、上側構造支持部材及び下側構造支持部材は、互いに直接接続されない。しかしながら、様々な代替実施形態では、隣接する上側構造支持部材及び下側構造支持部材は、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、直接、一体に接続及び/又は接合することができる。
構造支持部材943−1、945−2、947−1、及び945−1の端部は、製品空間950から外向きで、かつ製品空間950を取り囲む、頂部正方形を形成するように一体に接合され、構造支持部材943−2、945−3、947−2、及び945−4の端部もまた、製品空間950から外向きで、かつ製品空間950を取り囲む、底部正方形を形成するように一体に接合される。構造支持フレーム940において、構造支持部材の互いに接合されている各端部は、それらの壁の周縁の全域にわたって直接接続される。しかしながら、様々な代替実施形態では、図9A〜9Bの実施形態の構造支持部材のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
構造支持フレーム940の代替実施形態では、隣接する構造支持部材を組み合わせて単一の構造支持部材とすることができ、その場合、組み合わされた構造支持部材は、効果的に隣接する構造支持部材の代わりをすることができ、隣接する構造支持部材の機能及び接続は本明細書に記載される。構造支持フレーム940の他の代替実施形態では、1つ以上の追加の構造支持部材を、構造支持フレーム940内の構造支持部材に追加することができ、その場合、膨張した構造支持フレームは、効果的に構造支持フレーム940の代わりをすることができ、その構造支持フレームの機能及び接続は本明細書に記載される。
図9Cは、非対称の構造支持フレーム940−1、製品空間の第1の部分950−1b、製品空間の第2の部分950−1a、及びディスペンサ960−1を含む、図1Aの自立型可撓性容器900の代替実施形態である、容器900−1の斜視図を示す。図9Cの実施形態は、同じように構成された同様の番号の項目を備える、図9Aの実施形態と同様であるが、ただし、フレーム940−1は、容器900−1のおよそ半分の周囲に延びて、フレーム940−1の内側に配置される、製品空間の第1の部分950−1bを直接支持し、フレーム940−1の外側に配置される製品空間950−1aの第2の部分を間接的に支持する。様々な実施形態では、本開示のいずれの自立型可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、フレームは、容器の一部若しくは各部のみの周囲に延在し、及び/又は、フレームは、容器の1つ以上の中心線に対して非対称であり、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームの外側に配置され、及び/又は、容器の1つ以上の製品空間の一部若しくは各部は、フレームによって間接的に支持される。
図9Dは、内部構造支持フレーム940−2、製品空間950−2、及びディスペンサ960−2を含む、図9Aの自立型可撓性容器900の別の実施形態である、容器900−2の斜視図を示す。図9Dの実施形態は、図9Aの実施形態と同様であり、同様の番号が付された項目は、同じように構成されているが、ただしフレーム940−2は、製品空間950−2の内側にある。様々な実施形態では、本開示のいずれの自立型可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、(フレームを形成する任意の構造支持部材の1つ以上のうちの一部、各部、又は全てを含めた)フレームの一部、各部、又は全ては、1つ以上の製品空間によって、およそ、ほとんど、実質的に、ほぼ、又は完全に包囲される。
図9Eは、外部構造支持フレーム940−3、製品空間950−3、及びディスペンサ960−3を含む、図9Aの起立可撓性容器900の代替実施形態である、容器900−3の斜視図を示す。図9Eの実施形態は、図9Aの実施形態と同様であり、同様の番号の項目は同じように構成されているが、ただし製品空間950−3は、フレーム940−3に一体的に接続されておらず(すなわち、可撓性容器の同じウェブから同時に作製されていない)、製品空間950−3は、別個に作製されてその後フレーム940−3に接続される。製品空間950−3は、本明細書で開示されるか又は当該技術分野において既知の、任意の便利な方式で、フレームに接合することができる。図9Eの実施形態では、製品空間950−3は、フレーム940−3内に配置されるが、製品空間950−3は、図9Aの製品空間950と比較した場合、縮小されたサイズ及びやや異なる形状を有する。しかしながら、これらの相違は、製品空間950−3とフレーム940−3との間の関係を例示するために作製されており、必須ではない。様々な実施形態では、本開示のいずれの自立型可撓性容器も、同様の方式で修正することができ、それゆえ、1つ以上の製品空間は、フレームに一体的に接続されない。
図10A〜11Eは、種々の全体形状を有する(起立容器ではない)自立型可撓性容器の実施形態を示す。図10A〜11Eの実施形態のいずれも、図9A〜9Eの実施形態を含んだ、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図10A〜11Eの実施形態の要素(例えば構造支持フレーム、構造支持部材、パネル、ディスペンサなど)のいずれも、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って構成され得る。図10A〜11Eの実施形態のそれぞれは1つのディスペンサを備えた容器を示すが、様々な実施形態では、それぞれの容器は、本明細書で説明される任意の実施形態に従って、複数のディスペンサを含み得る。図10A〜11Eの実施形態でのパネルのそれぞれのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、任意の種類のしるしを表示するために好適である。図10A〜11Eの実施形態での頂部パネル及び底部パネルのそれぞれは、可撓性容器内部に配置された製品空間を覆う非構造的パネルであるように構成されるが、しかしながら、様々な実施形態では、任意の種類の装飾的又は構造的要素(外表面から突出するリブなど)の1つ以上を、これらのパネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに接合することができる。明確さのために、これらの可撓性容器の全ての構造の詳細が図10A〜11EGに示されるわけではないが、図10A〜11Eの実施形態のいずれも、本明細書で開示される可撓性容器のための任意の構造又は機構を含むように構成され得る。
図10Aは、製品空間1050及び三角形状の全体形状を有した、(起立可撓性容器ではない)自立型可撓性容器1000の一実施形態の上面図を示す。しかしながら、様々な実施形態では、自立型可撓性容器は、任意数の側部を有する多角形状の全体形状を有し得る。支持フレーム1040は、三角形形状の縁部に沿って配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。これらの構造支持部材は、三角形形状の頂部パネル1080−t、及び三角形形状の底部パネル(図示せず)を画定する。頂部パネル1080−t及び底部パネルは、およそ平坦であるが、しかしながら、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器1000は、ディスペンサ1060を含み、ディスペンサ1060は、容器1000内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図10Aの実施形態では、ディスペンサ1060は正面の中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ1060は、容器1000の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図10Aは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含む。図10Bは、水平支持面1001上に静置されている、図10Bの可撓性容器1000の端面図を示す。
図10Cは、容器1000に基づくことを除き、図9Cの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム1040−1、製品空間の第1の部分1050−1b、製品空間の第2の部分1050−1a、及びディスペンサ1060−1を含む、図10Aの自立型可撓性容器1000の代替実施形態である、容器1000−1の斜視図を示す。図10Dは、容器1000に基づくことを除き、図9Dの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム1040−2、製品空間1050−2、及びディスペンサ1060−2を含む、図10Aの自立型可撓性容器1000の代替実施形態である、容器1000−2の斜視図を示す。図10Eは、容器1000に基づくことを除き、図9Eの実施形態と同じ方式で構成された、外部構造支持フレーム1040−3と、フレーム1040−3に接合され、フレーム1040−3内部に配置された、非一体的製品空間1050−3と、ディスペンサ1060−3とを含む、図10Aの自立型可撓性容器1000の代替実施形態である、容器1000−3の斜視図を示す。
図11Aは、製品空間1150及び円形状の全体形状を有した、(起立可撓性容器ではない)自立型可撓性容器1100の一実施形態の上面図を示す。支持フレーム1140は、円形形状の円周の周囲に配置され、それらの端部で一体に接合される、構造支持部材によって形成される。構造支持部材は、円形状の頂部パネル1180−t、及び円形状の底部パネル(図示せず)を画定する。頂部パネル1180−t及び底部パネルは、およそ平坦であるが、しかしながら、様々な実施形態では、側部パネルのいずれかのうちの一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全ては、ほとんど平坦、実質的に平坦、ほぼ平坦、又は完全に平坦とすることができる。容器1100は、ディスペンサ1160を含み、ディスペンサ1160は、容器1100内部に配置された1つ以上の製品空間から、1つ以上の流動性製品を分配するように構成される。図11Aの実施形態では、ディスペンサ1160は正面の中央に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ1160は、容器1100の頂部、側部、又は底部の他のいずれの場所にも配置され得る。図11Aは、(想像線として示される)ディスペンサのための例示的な追加/代替位置を含む。図11Bは、水平な支持面1101上にある、図10Bの可撓性容器1100の端面図を示す。
図11Cは、容器1100に基づくことを除き、図9Cの実施形態と同じ方式で構成された、非対称の構造支持フレーム1140−1、製品空間の第1の部分1150−1b、製品空間の第2の部分1150−1a、及びディスペンサ1160−1を含む、図11Aの自立型可撓性容器1100の代替実施形態である、容器1100−1の斜視図を示す。図11Dは、容器1100に基づくことを除き、図9Dの実施形態と同じ方式で構成された、内部構造支持フレーム1140−2、製品空間1150−2、及びディスペンサ1160−2を含む、図11Aの自立型可撓性容器1100の代替実施形態である、容器1100−2の斜視図を示す。図11Eは、容器1100に基づくことを除き、図9Eの実施形態と同じように構成された、外部構造支持フレーム1140−3、フレーム1140−3に接合され、その内部に配置された非一体的製品容積1150−3、及びディスペンサ1160−3を含む、図11Aの自立型可撓性容器1100の別の実施形態である、容器1100−3の斜視図を示す。
追加的な実施形態では、本明細書で開示されるような構造支持フレームを備えた任意の自立型容器は、任意の他の既知の3次元形状に対応する全体形状を有するように構成され得る。例えば、本明細書に開示されるような構造支持フレームを有する任意の自立型容器は、(上面視点から観察されるとき)矩形、(任意の数の側面を有する)多角形、楕円形、長円形、星形、若しくは任意の他の形状、又はこれらのいずれかの組み合わせに一致する全体形状を有するように構成され得る。
図12A〜14Cは様々な例示的なディスペンサを示す。これらのディスペンサは、本明細書で開示される可撓性容器と共に使用され得る。図12Aは、プッシュ−プル型ディスペンサ1260−aの等角図を示す。図12Bは、押し上げ式キャップを備えたディスペンサ1260−bの等角図を示す。図12Cは、ねじ式キャップを備えたディスペンサ1260−cの等角図を示す。図12Dは、回転可能型ディスペンサ1260−dの等角図を示す。図12Eは、キャップを備えたノズル型ディスペンサ1260−dの等角図を示す。図13Aは、ストローディスペンサ1360−aの等角図を示す。図13Bは、蓋を備えたストローディスペンサ1360−bの等角図を示す。図13Cは、跳ね上げ式ストローディスペンサ1360−cの等角図を示す。図13Dは、咬合弁を備えたストローディスペンサ1360−dの等角図を示す。図14Aは、ポンプ型ディスペンサ1460−aの等角図を示しており、同ディスペンサは、様々な実施形態において起泡ポンプ型ディスペンサであることができる。図14Bは、ポンプスプレー型ディスペンサ1460−bの等角図を示す。図14Cは、トリガスプレー型ディスペンサ1460−cの等角図を示す。
同時に、図15A〜15Cは、従来の剛性容器の実施形態を示し、充填高さは、容器の製品空間内の流動性製品の量に比例して変化する。
図15Aは、先行技術による、第1の実量の流動性製品1551−aを有する剛性容器1500−aの正面図を示す。剛性容器1500−aは、従来の成形ボトルであり、頂部、底部、及び外壁1580−aは、円柱状である全体形状を一体に形成する。剛性容器1500−aは、その底部が水平支持面1501上にある状態で直立している。剛性容器1500−aは、剥離されたものとして示されている、外壁150−aの一部分を介した、図15A中で可視の製品空間1550−aを含む。製品空間1550−aは、特定のサイズを有し、また円柱状である。流動性製品1551−aは、製品空間1550−aに配置される。剛性容器1500−aの頂部は、キャップによって閉鎖されるディスペンサ1560−aを含む。外部の量しるし1530−aは、外壁1580−aの外側に配置される。外部の量しるし1530−aは、容器1500−aと共に販売用に提供されている流動性製品1551−aの特定の記載量(「X」と表記)を示す。図15Aの実施形態では、剛性容器1500−aは、流動性製品1551−aの第1の実量を収容しており、第1の実量は、外部の量しるし1530−aによって示される特定の記載量に等しい。製品空間1550−aの内部では、流動性製品1551−aが、閉鎖された充填高さ1555−aに充填ライン1554−aを形成しており、流動性製品1551−aは充填ライン1554−aより下にあり、ヘッドスペース1558−aは充填ライン1554−aより上に存在する。製品空間1550−aは円柱状であるため、容器1500−a内の流動性製品1551−aの第1の実量は、製品空間1550−aの水平断面積に製品空間1550−aの内部にある流動性製品1551−aの垂直高さを掛けた積に等しい。結果として、容器1500−aに対しては、充填高さは、製品空間1550−a内の流動性製品の量に比例して変化する。
図15Bは、先行技術による、第2の量の流動性製品1551−aを有する剛性容器1500−bの正面図を示す。剛性容器1500−bは、以下の記述を除き図15Aの剛性容器1500−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。外部の量しるし1530−bは、容器1500−bと共に販売用に提供されている流動性製品1551−bの特定の記載量(「>>X」と表記)を示す。図15Bの実施形態では、剛性容器1500−bは、流動性製品1551−bの第2の実量を収容しており、第2の実量は、外部の量しるし1530−bによって示される特定の記載量に等しい。図15Bでは、流動性製品1551−bの第2の記載量は、図15Aの流動性製品1551−aの第1の記載量より大きく、容器1500−b内の流動性製品1551−bの第2の実量は、図15Aの容器1500−a内の流動性製品1551−aの第1の実量より大きい。流動性製品1551−bは、閉鎖された充填高さ1555−bに充填ライン1554−bを形成する。製品空間1550−bは製品空間1550−aと同じサイズ及び形状であるため、閉鎖された充填高さ1555−bは、図15Aの閉鎖された充填高さ1555−aよりも高い。閉鎖された充填高さ1555−bは、流動性製品1551−bの第2の実量が、流動性製品1551−aの第1の実量よりも大きくなる同一の比率で、閉鎖された充填高さ1555−aよりも大きくなる。
図15Cは、先行技術による、第3の実量の流動性製品1551−cを有する剛性容器1500−cの正面図を示す。剛性容器1500−cは、以下の記述を除き図15Aの剛性容器1500−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。外部の量しるし1530−cは、容器1500−cと共に販売用に提供されている流動性製品1551−cの特定の記載量(「<<X」と表記)を示す。図15Cの実施形態では、剛性容器1500−cは、流動性製品1551−cの第3の実量を収容しており、第3の実量は、外部の量しるし1530−cによって示される特定の記載量に等しい。図15Cでは、容器1500−c内の流動性製品1551−cの第3の実量は、図15Aの容器1500−a内の流動性製品1551−aの第1の実量より小さい。流動性製品1551−cは、水平支持面1501より上にある、閉鎖された充填高さ1555−cに充填ライン1554−cを形成する。製品空間1550−cは製品空間1550−aと同じサイズ及び形状であるため、閉鎖された充填高さ1555−cは、図15Aの閉鎖された充填高さ1555−aよりも低い。閉鎖された充填高さ1555−cは、流動性製品1551−cの第3の実量が、流動性製品1551−aの第1の実量よりも小さくなる同じ比率で、閉鎖された充填高さ1555−aよりも小さくなる。
図16A〜16Dは、流動性製品を有する可撓性容器を示しており、容器は、開放された又は閉鎖された、密封された又は通気された、様々な状態にある。
図16Aは、可撓性容器1600−aの正面図を示しており、同可撓性容器は、キャプ1661−aによって閉鎖され封止されている。可撓性容器1600−aは、以下の記述を除き図2A〜2Dの可撓性容器200と同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−aは、部分的に剥離されたものとして示されている、透明パネル1680−aを介して図16A中で可視の製品空間1650−aを含む。流動性製品1651−aは、製品空間1650−aに配置される。可撓性容器1600−aの頂部は、キャップ1661−aによって閉鎖され封止されるディスペンサ1660−aを含む。製品空間1650−aの内部では、流動性製品1651−aが、閉鎖され封止された充填高さ1655−aに充填ライン1654−aを形成しており、流動性製品1651−aは充填ライン1654−aより下にあり、ヘッドスペース1658−aは充填ライン1654−aより上に存在する。可撓性容器1600−aは閉鎖され封止されているため、製品空間1650−a(ヘッドスペース1658−aを含む)は、容器1600−aの外側の環境に対して気密封止されている。封止されていることの結果として、ヘッドスペース1658−a内の圧力は、容器1600−aの外側の環境の圧力と自由に均等化することはできない。したがって、充填ライン1654−aはいかなる均圧からも上下に移動することはなく、閉鎖され封止された充填高さ1655−aは相対的に固定された状態のままであり続ける傾向がある。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Aの可撓性容器1600−aとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、閉鎖され、封止されるように構成され得る。
図16Bは、キャップ1661−bによって閉鎖されているが、キャップ1661−bを介して通気される可撓性容器1600−bの正面図を示す。可撓性容器1600−bは、以下の記述を除き図16Aの可撓性容器1600−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−bの頂部は、キャップ1661−bによって閉鎖されるが封止されないディスペンサ1660−bを含む。製品空間1650−bの内部では、流動性製品1651−bが、閉鎖された充填高さ1655−bに充填ライン1654−bを形成する。可撓性容器1600−bはキャップ1661−bによって閉鎖されているが封止されていないため、製品空間1650−b(ヘッドスペース1658−bを含む)は、通気キャップ1661−bを介して容器1600−bの外側の環境と流体連通1669−bになっている。封止されていないことの結果として、ヘッドスペース1658−b内の圧力は、容器1600−bの外側の環境の圧力と均等化することができる。したがって、充填ライン1654−bは、これらの圧力が均等化する際に上下に移動することができ、閉鎖された充填高さ1655−bはいくらか変化する。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Bの可撓性容器1600−bとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、閉鎖されるが、封止されないように構成され得る。封止される可撓性容器が通気された状態になると(例えば、キャップに通気孔を空けるなど)、ヘッドスペース内の圧力は、環境の圧力と均等化することができ、充填ラインは、閉鎖され、封止された充填高さから閉鎖された充填高さに移動することが可能になる。
図16Cは、キャップ1661−cで閉鎖されているが、通気孔1665を介して通気される可撓性容器1600−cの正面図を示す。可撓性容器1600−cは、以下の記述を除き図16Aの可撓性容器1600−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−cは、通気孔1665を含む。製品空間1650−cの内部では、流動性製品1651−cが、閉鎖された充填高さ1655−cに充填ライン1654−cを形成する。可撓性容器1600−bはキャップ1661−bによって閉鎖されているが、通気孔1665を介して通気されるため、製品空間1650−c(ヘッドスペース1658−cを含む)は、通気孔1665を介して容器1600−cの外側の環境と流体連通1669−cになっている。封止されていないことの結果として、ヘッドスペース1658−c内の圧力は、容器1600−cの外側の環境の圧力と均等化することができる。したがって、充填ライン1654−cは、これらの圧力が均等化する際に上下に移動することができ、閉鎖された充填高さ1655−cはいくらか変化する。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Cの可撓性容器1600−cとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、閉鎖されるが、通気されるように構成され得る。封止される可撓性容器が通気された状態になると(例えば、容器内に通気孔を空けることによる)、ヘッドスペース内の圧力は、環境の圧力と均等化することができ、充填ラインは、閉鎖され、封止された充填高さから閉鎖された充填高さに移動することが可能になる。
図16Dは、開放されたディスペンサ1660−dを介して通気される可撓性容器1600−dの正面図を示す。可撓性容器1600−dは、以下の記述を除き図16Aの可撓性容器1600−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1600−aは、その底部が水平支持面1601上にある状態で直立している。可撓性容器1600−dの頂部は、開放されるディスペンサ1660−dを含む。製品空間1650−dの内部では、流動性製品1651−dが、開放された充填高さ1655−dに充填ライン1654−dを形成する。可撓性容器1600−dはディスペンサ1660−dを介して開放され通気されるため、製品空間1650−d(ヘッドスペース1658−dを含む)は、ディスペンサ1660−dを介して容器1600−dの外側の環境と流体連通1669−dになっている。封止されていないことの結果として、ヘッドスペース1658−d内の圧力は、容器1600−dの外側の環境の圧力と均等化することができる。したがって、充填ライン1654−dは、これらの圧力が均等化する際に上下に移動することができ、開放された充填高さ1655−dはいくらか変化する。本明細書に開示される可撓性容器のいずれの実施形態もまた、図16Dの可撓性容器1600−dとの関連において、又は本明細書で説明されている若しくは当該技術において既知の、任意の付加的な若しくは代替的な構造との関連において説明されるように、開放され、通気されるように構成され得る。封止される可撓性容器が開封された状態になると(例えば、ディスペンサを開けることによる)、ヘッドスペース内の圧力はまた、環境の圧力と均等化することができ、充填ラインは、閉鎖され、封止された充填高さから開放された充填高さに移動することが可能になる。
図17Aは、可撓性容器1700−aの正面図を示す。可撓性容器1700−aは、以下の記述を除き図2A〜2Dの可撓性容器200と同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。容器1700−aは、その底部が水平支持面(図示なし)上にある状態で直立している。可撓性容器1700−aは、製品視野部分1782−aを介して図17A内で部分的に可視である製品空間1750−aを含む。製品視野部分1782−aは透明な可撓性材料から作製されるが、製品視野部分はまた、1つ以上の半透過かつ/又は半透明の可撓性材料から作製されることもできる。可撓性容器1700−aは1つの製品視野部分1782−aを有するが、可撓性容器は任意の数の製品視野部分を有することができる。製品視野部分1782−aは、楕円形状部分であるが、製品視野部分は任意の便利なサイズ及び形状を有することができる。製品視野部分1782−aは、パネル1780−aの上部で横方向に中心を置いているが、製品視野部分は、可撓性容器の任意の部分に配置されてよい。製品視野部分1782−aは、パネル1780−aの不透明部分1781−aによって全ての側部で取り囲まれているが、周囲要素とのこの特定の関係は必須ではない。製品空間1750−aは、流動性製品1751−aで充填される。製品空間1750−aの内部では、流動性製品1751−aが充填ライン1754−aを形成しており、流動性製品1751−aは充填ライン1754−aより下にあり、ヘッドスペース1758−aは充填ライン1754−aより上に存在する。図17Aの実施形態では、充填ライン1754−aの少なくとも一部は、可撓性容器1700−aの外側から製品視野部分1782−aを介して可視である。したがって、可撓性容器1700−aの製品空間1750−aが充填されると、流動性製品1751−aの充填高さを見ることができる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Aの可撓性容器1700−aと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−aを含み得る。
図17Bは、可撓性容器1700−bの正面図を示す。可撓性容器1700−bは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−bは、製品視野部分1782−bを介して図17B内で部分的に可視である製品空間1750−bを含む。製品視野部分1782−bは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−bは、パネル1780−bの上部を占める台形形状部分である。製品視野部分1782−bは、その上部及び側部が、パネル1780−bの外側範囲によって境界され、その底部が、パネル1780−bの不透明部分1781−bによって境界されているが、周囲要素とのこの特定の関係は必須ではない。図17Bの実施形態では、充填ライン1754−bの全部は、可撓性容器1700−bの外側から製品視野部分1782−bを介して可視である。したがって、可撓性容器1700−aの製品空間1750−aが充填されると、流動性製品1751−aの充填高さを見ることができる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Bの可撓性容器1700−bと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−bを含み得る。
図17Cは、可撓性容器1700−cの正面図を示す。可撓性容器1700−cは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−bは、5つの別個の製品視野部分1782−c1、1782−c2、1782−c3、1782−c4、及び1782−c5を介して図17C内で部分的に可視である製品空間1750−cを含む。製品視野部分1782−c1〜1782−c5のそれぞれは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−c1〜1782−c5のそれぞれは、楕円形状の部分である。製品視野部分1782−c1〜1782−c5のそれぞれは、パネル1780−cの不透明部分1781−cによって全ての側部で取り囲まれている。製品視野部分1782−c1〜1782−c5は、パネル1780−cの上部からパネル1780−cの底部に至るまで、縦方向に配置され(互いに対して)横方向にずらされるが、様々な実施形態では、製品視野部分は、横方向にずらされなくてもよく、又は製品空間若しくは製品空間を覆うパネルの一部、各部、若しくは全部にわたって任意の便利な配列で配置されてもよい。図17Cの実施形態では、充填ライン1754−cの少なくとも一部は、可撓性容器1700−cの外側から製品視野部分1782−c1を介して可視である。したがって、可撓性容器1700−cの製品空間1750−cが充填されると、流動性製品1751−cの充填高さを製品視野部分1782−c1に見ることができる。また、製品視野部分1782−c1〜1782−c5は上部から底部へ配置されるため、製品視野部分1782−c1〜1782−c5は、製品空間1750−c内の流動性製品1751−cを多数の位置で見ることを可能にし、可撓性容器1750−cを空にするときに、流動性製品1751−aの充填高さも様々な範囲の充填高さ(製品視野部分1782−c1〜1782−c5の高さに対応)で見ることができる。結果として、製品視野部分1782−c1〜1782−c5は、製品空間1750−cに対して視覚的な充填ゲージを形成するものと見なされる。任意の代替実施形態を含めて、本明細書で開示される可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Bの可撓性容器1700−bと関連して説明され図示されるように、複数の製品視野部分1782−c1〜1782−c5のいずれか又は全てを含み得る。
図17Dは、可撓性容器1700−dの正面図を示す。可撓性容器1700−dは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−dは、製品視野部分1782−dを介して図17D内で部分的に可視である製品空間1750−dを含む。製品視野部分1782−dは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−dは、細長い矩形の部分である。製品視野部分1782−dは、その上部及び底部が、パネル1780−dの外側範囲によって境界され、その側部が、パネル1780−dの不透明部分1781−dによって境界されている。製品視野部分1782−dは、パネル1780−dの上部からパネル1780−dの底部に至るまで、連続的に縦方向に延在するが、様々な実施形態では、製品視野部分は、不連続でもよく、又は更に横方向に延在してもよく、又は製品空間若しくは製品空間を覆うパネルの一部、各部、若しくは全部にわたって任意の便利な配列で延在してもよい。図17Dの実施形態では、充填ライン1754−dの少なくとも一部は、可撓性容器1700−dの外側から製品視野部分1782−dの上部を介して可視である。したがって、可撓性容器1700−dの製品空間1750−dが充填されると、流動性製品1751−dの充填高さを製品視野部分1782−dに見ることができる。また、製品視野部分1782−dは、上部から底部へ連続的に延在するため、製品視野部分1782−dは、製品空間1750−d内の流動性製品1751−dが多数の位置で見えるようにすることができ、流動性製品1751−dの充填高さはまた、可撓性容器1750−dを空にするときに、任意の充填高さで見ることができる。結果として、製品視野部分1782−dは、製品空間1750−dに対して視覚的な充填ゲージを形成するものと見なされる。任意の代替実施形態を含めて、本明細書で開示される可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Dの可撓性容器1700−dと関連して説明され図示されるように、製品視野部分1782−dを含み得る。
図17Eは、可撓性容器1700−dの正面図を示す。可撓性容器1700−dは、以下の記述を除き図17Aの可撓性容器1700−aと同じであり、同様の番号が付けられた要素は同じように構成される。可撓性容器1700−dは、製品視野部分1782−eを介して図17E内で完全に可視である製品空間1750−dを含む。製品視野部分1782−eは、透明な可撓性材料から作製される。製品視野部分1782−eは、その上部、底部、及び側部が、パネル1780−eの外側範囲によって境界されている。製品視野部分1782−eは、パネル1780−eの上部からパネル1780−eの底部に至るまで、及びパネル1780−eの左部からパネル1780−eの右部に至るまで、連続的に縦方向に延在するが、様々な実施形態では、製品視野部分は、不連続でもよく(例えば、1つ以上の不透明部分を含んでもよい)、又は単に、製品空間若しくは製品空間を覆うパネルの一部、各部、若しくは全部にわたって任意の便利な配列で延在するだけでもよい。図17Eの実施形態では、充填ライン1754−eは、可撓性容器1700−eの外側から製品視野部分1782−eの上部を介して可視である。したがって、可撓性容器1700−eの製品空間1750−eが充填されると、流動性製品1751−eの充填高さを製品視野部分1782−eに見ることができる。また、製品視野部分1782−eは、上部から底部へ連続的に延在するため、製品視野部分1782−eは、製品空間1750−e内の流動性製品1751−eを多数の位置で見ることを可能にし、流動性製品1751−eの充填高さはまた、可撓性容器1750−eが空になるときに、いずれの充填高さでも見ることができる。本明細書に開示されている可撓性容器のいずれの実施形態も、図17Eの可撓性容器1700−eと関連して説明及び図示されている、任意の代替実施形態を含む、製品視野部分1782−eを含み得る。
図18は、可撓性容器を備える製品が作製され、供給され、使用される方法のプロセス1890を示すフローチャートである。プロセス1890は、材料の受領1891から始まり、製品の作製1892に進み、製品の供給1896に続き、最終的に製品の使用1897で終わる。
材料の受領1891は、製品(例えば、流動性製品の成分)及び/又は製品用の容器(例えば、可撓性容器に加工される可撓性材料)の受領を含み得る。可撓性材料は、本明細書に開示されるように、並びに/又は可撓性容器の当該技術分野において既知であるように、並びに/又はそれぞれ本明細書に参照として援用されている、2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130337244号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,061号にある、及び/若しくは2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130294711号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,090号にある、任意の種類の好適な可撓性材料であってよい。
作製1892は、加工1893、充填1894、及び包装1895のプロセスを含む。加工1893プロセスは、本明細書で説明するように、受領1891から、1つ以上の可撓性材料及び/又は構成要素を可撓性容器へ変形させるプロセスである。加工1893プロセスは、可撓性材料の巻出し1893−1、封止1893−2、及び折り畳み1893−3を行い、次いで可撓性材料を個々の可撓性容器に個片化1893−4することの更なるプロセスを含む。充填プロセス1894は、加工1893することから、個々の可撓性容器の1つ以上の製品空間を1つ以上の流動性製品で充填1894−1すること、1つ以上の膨張材料で1つ以上の構造支持容積部を膨張1894−2させること、次いで1つ以上の構造支持フレームを封止1894−3すること及び/又は1つ以上の製品空間を封鎖1894−4すること、の更なるプロセスを含む。包装1895プロセスは、包装の当該技術分野において既知であるように、充填1894することから、可撓性容器を備える充填された製品を1つ以上の包装(例えば、カートン、ケース、シッパーなど)へ入れることを含む。プロセス1890の様々な実施形態では、包装1895プロセスは省略され得る。様々な実施形態では、作製1892のプロセスは様々な順位で実行され得、可撓性容器を作製する付加的/代替的プロセスが実行され得る。
作製1892プロセスのいずれも、本明細書で説明されている、並びに/又は可撓性容器を作製する当該技術分野において既知である、並びに/又は、それぞれが本明細書に参照により援用されている、2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033654号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する、米国非仮特許出願第13/957,158号にある、及び/若しくは2013年8月1日に出願され、US20140033655号として公開されている「Methods of Forming a Flexible Container」と題する米国仮特許出願第61/861,118号にある、及び/若しくは2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,450号にある、及び/又は2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,794号にある、及び/若しくは2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,805号にある、及び11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する米国仮特許出願第61/900,810号にある、実施形態のいずれかにより達成され得る。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示されている実施形態のいずれかによると、ラインアップにある可撓性容器の両方又は全ては、共通の折り畳みパターン及び/又は共通の封止パターンで作製され得、それゆえ、図18の実施形態に関連して説明されているように、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては、作製1892(例えば、加工1893、及び/又は充填1894、及び/又は包装1895)及び/又は包装1895用の同じ機械で作製され得る。一例として、本明細書に開示されている実施形態により、ラインアップ内の第1の可撓性容器は、特定のモデルの機械を使用して作製され得、同時に、ラインアップ内の第2の可撓性容器は、同一の特定のモデルの機械であるが、異なる機械単位を使用して作製され得る。別の例として、本明細書に開示されている実施形態により、ラインアップ内の第1の可撓性容器は、初回は特定の機械で作製され得、ラインアップ内の第2の可撓性容器は、2回目に初回とは異なる同一の特定の機械単位を使用して作製され得る。
図18の実施形態と関連して説明されるように、可撓性容器を作製1892する機械は、可撓性材料を特定の封止パターンで封止する(例えば、封止1893−2)ための単位操作の特性の組を含み得、その結果、本明細書で説明されるように、特定の封止された構成を有する可撓性容器が作製される。本明細書で説明されるように、可撓性容器のラインアップに関する実施形態のいずれにおいても、ラインアップ内の第1の可撓性容器の作製と、ラインアップ内の第2の可撓性容器の作製と、は、封止のために同じ特定の組の単位操作のうちのいくつか又は全てを使用し得る。それによって、同じ特定のモデルの機械、又は更には同じ機械単位が、第1の可撓性容器の封止パターンと、第2の可撓性容器の封止パターンとの両方を作製するために使用され得る。結果として、機械は、封止のためのいずれかの単位操作を追加したり削除したりすることもなく、可撓性容器の封止から、第2の可撓性容器の封止へ(又は逆もまた同様)切り換えることができる。いくつかの実施形態では、機械は、封止のための単位操作のいずれにおいても、一部を変更せずにかかる切り換えを行うことができる。他の実施形態では、機械は、封止のための単位操作のいずれかを機械的に調節することなく、かかる切り換えを行うことができる。
図18の実施形態と関連して説明されるように、可撓性容器を作製1892する機械は、可撓性容器を特定の折り畳みパターンで折り畳む(例えば、折り畳み1893−3)ための単位操作の特定の組を含み得、その結果、本明細書で説明されるように、特定の折り畳まれた構成を有する可撓性容器が作製される。本明細書で説明されるように、可撓性容器のラインアップに関する実施形態のいずれにおいても、ラインアップ内の第1の可撓性容器の作製と、ラインアップ内の第2の可撓性容器の作製と、は、折り畳みのための同じ特定の単位操作のうちのいくつか又は全てを使用し得る。それによって、同じ特定のモデルの機械、又は更には同じ機械単位が、第1の可撓性容器の折り畳みパターンと、第2の可撓性容器の折り畳みパターンとの両方を作製するために使用され得る。結果として、機械は、折り畳みのためのいずれかの単位操作を追加したり削除したりすることなく、可撓性容器の折り畳みから第2の可撓性容器の折り畳みへ(又は逆もまた同様)切り換えることができる。いくつかの実施形態では、機械は、折り畳みのための単位操作のいずれにおいても、一部を変更することなくかかる切り換えを行うことができる。他の実施形態では、機械は、折り畳みのための単位操作のいずれかを機械的に調節することなく、かかる切り換えを行うことができる。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示されている実施形態のいずれかによると、ラインアップ内の両方又は全ての可撓性容器の作製(例えば、図18の作製1892)は、以下に説明するように様々な方式で、1つ以上の膨張材料の既定の容積及び圧力を有する1つ以上の構造支持容積部の膨張(例えば、図18の膨張1894−2)を含み得る。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書で説明されている実施形態のいずれかによると、第1の可撓性容器は、内部に封止された第1の膨張材料の第1の所定の量を有し得る一方、第2の使い捨て可撓性容器は、内部に封止された第2の膨張材料(第1の膨張材料と類似しても、同一であっても、異なっていてもよい)の第2の所定の量を有し得、第2の所定の量は第1の所定の量より大きい。例えば、第1の可撓性容器は、1つ以上の第1の構造支持容積部、例えば、第1の容器の第1の構造支持フレームを形成する構造支持容積部の内側に封止された、第1の膨張材料の第1の所定の量を有し得る一方、第2の使い捨て可撓性容器は、1つ以上の第2の構造支持容積部、例えば、第2の容器の第2の構造支持フレームを形成する構造支持容積部の内側に封止された第2の膨張材料の第2の所定の量を有し得る。様々な実施形態では、第2の所定の量は、第1の所定の量より10〜1000%増であるか、又は10〜1000%の割合に対する任意の整数値であるか、又は20〜500%、30〜100%など、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内であってよい。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書で説明される実施形態のいずれかによると、第1の可撓性容器は、第1の内部膨張圧力で内側に封止された第1の膨張材料を有し得る一方、第2の使い捨て可撓性容器は、第2の内部膨張圧力で内側に封止された第2の膨張材料を有し得、第2の内部膨張圧力は、第1の内部圧力の85%内であるか、0〜85%の割合に対する任意の整数値であるか、又は0〜50%、0〜20%など、これらの値のいずれかによって形成される任意の範囲内である。
膨張材料の相対的に異なる容積及び/又は圧力は、例えば、膨張材料を追加するときに流量を変更する、並びに/又は膨張材料を追加する時間を変更する、並びに/又は膨張材料を追加するために付加的/代替的なノズル/ディスペンサを使用する、並びに/又は異なる比率で若しくは異なる容積に膨張する異なる膨張材料を追加する、並びに/又は構造支持フレームを封止する前に逃れる膨張材料の性質を変更する、並びに/又は膨張材料を追加した後に異なる封止時間で構造支持フレームを封止する、並びに/又は膨張材料を追加した後に異なる封止率で構造支持フレームを封止する、並びに/又は構造支持フレーム内の1つ以上の構造支持容積部のサイズ及び/若しくは形状を変更する、などの様々な方式で、可撓性容器の構造支持フレームの構造支持容積部に追加することができる。特定の所定の容積及び/又は圧力の膨張材料を収容する可撓性容器を作製するために、当業者は、可撓性容器内で膨張形態にある膨張材料の目標容積及び/又は目標圧力を経験的に決定し、次いで、可撓性容器を作製するプロセスにおいて、前述の状態のうちの1つ以上を変化させて、目標容積及び/又は目標圧力を得ることができる。
製品の供給1896は、供給の当該技術分野において既知であるように、作製1892から、製品購入者及び/又は最終的には製品使用者へ製品を運ぶことまでを含む。本明細書で説明されるように、及び可撓性容器と共に製品を使用する当該技術分野において既知であるように、製品の使用1897は、製品の貯蔵1897−1、処理1897−2、分配1897−3、及び配置1897−4のプロセスを含む。プロセス1890の一部、各部、又は全ては、可撓性容器のラインアップを備える製品を含む、本開示の可撓性容器を備える製品を作製するために使用され得る。
図19は、本明細書に開示されている実施形態により、構造支持フレームを備える可撓性容器を作製するために使用される、可撓性材料の例示的な半加工品1900−bの平面図である。封止パターン1920及び折り畳みパターン1940が、半加工品1900−bに関連して示されている。半加工品1900−bは、第1の成形された切り取り1929−b1及び第2の成形された切り取り1929−b2によって形成されるが、様々な実施形態では、半加工品は1つのみ又は3つ以上の成形された切り取りによって形成されてよい。第1の成形された切り取り1929−b1は、第1の封止可能可撓性材料から作製され、第2の成形された切り取り1929−b2は、第2の封止可能可撓性材料から作製され、第2の封止可能可撓性材料は、第1の封止可能可撓性材料と同じであってもよく、異なってもよい。第1の成形された切り取り1929−b1及び第2の成形された切り取り1929−b2は、同一の全体的な切り取り形状を有するが、様々な実施形態では、成形された切り取りは異なる形状を有してよい。第1の成形された切り取り1929−b1は、第2の成形された切り取り1929−b2と完全に重なり、揃っているが、様々な実施形態では、半加工品は、互いに部分的にのみ重なる、又は部分的にのみ揃っている、成形された切り取りを有してよい。第1の成形された切り取り1929−b1は、第2の成形された切り取り1929−b2に最初は結合されていないが、様々な実施形態では、半加工品内の1つの成形された切り取りの一部又は各部が、半加工品内の1つ以上の他の成形された切り取りに結合されてもよい。本開示の実施形態により、半加工品1900−bは、折り畳みパターン1920によって封止され、折り畳みパターン1940によって折り畳まれて、構造支持フレームを備えた可撓性容器が作製される。
折り畳みパターン1920は、第1の封止部のセット1929−1、第2の封止部のセット1929−2、及び第3の封止部のセット1929−3を含み、これらは、異なるダッシュ長さの破線として図19に示されている。第1の成形された切り取り1929−b1は、第2の成形された切り取りに完全に重なり、揃っているが、半加工品1900−bは、第1の組の封止部1929−2の破線に沿った連続的な封止部で封止される。第1の組の封止部1929−1は、図19中で最長のダッシュ長さを有する破線によって現されている。
第1の組の封止部1929−1は、左側部及び右側部にある、半加工品1900−bの縁部からオフセットされている1対の鏡映台形形状と、左側部及び右側部にある、半加工品1900−bの上縁部及び底縁部の中心部に沿って延在する2対の線形セグメントと、半加工品1900−bの右側縁部に沿って延在する1つの線形セグメントと、を含む。第1の組の封止部1929−1は、第1の成形された切り取り1929−b1及び第2の成形された切り取り1929−b2の両方を通って封止する。
第1の組の封止部1929−1の鏡映台形形状の封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の製品空間に対して非構造的パネルを形成する。結果として、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、製品空間構成は、少なくとも部分的に、封止パターン1920に基づく。特に、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、製品空間構成の実質的に全てが、封止パターン1920における第1の組の封止部1929−1に基づく。様々な実施形態では、製品空間構成の全ては、特定の封止パターンに基づき得る。
第1の組の封止部1929−1の鏡映台形形状の封止はまた、半加工品1900−bから作製される可撓性容器内に構造支持フレームの内側部分も形成する。第1の組の封止部1929−1の線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に対して構造支持フレームの外側部分を形成する。
半加工品1900−bが第1の組の封止部1929−1の破線に沿って封止された後、半加工品1900−bは、折り畳みパターン1940に従って折り畳まれる。折り畳みパターン1940は、折り畳み線1941での完全な折り畳みを含むが、様々な実施形態では、折り畳み線は、任意の数の折り畳み線に沿った部分的な及び/又は完全な折り畳みを含み得る。折り畳み線1941は、半加工品1900−bの上縁部から半加工品1900−bの底縁部まで連続的に延在しているが、様々な実施形態では、折り畳み線は断続的であってよく、半加工品1900−bの一部のみにわたって延在してもよい。
半加工品1900−bは、折り畳み線1941で折り畳まれ、右側部にある第1の成形された切り取り1929−b1及び第2の成形された切り取り1929−b2の部分は、左側部にある第1の成形された切り取り1929−b1及び第2の成形された切り取り1929−b2の部分と完全に重なり、揃っている。折り畳み線1941に沿った半加工品1900−bの折り畳みは、更に、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器の頂部、底部、及び側部を形成し、折り畳み線1941の反対側の開放された縁部は、部分的に形成された頂部であり、折り畳み線1941に隣接する折り畳まれた縁部は、部分的に形成された底部であり、角度付きの開放された上縁部及び底縁部は、部分的に形成された側部である。その結果、半加工品1900−bから作製されている可撓性容器に関しては、容器構造は、少なくとも部分的に、折り畳みパターン1940に基づく。特に、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、容器構造は、折り畳みパターン1940の折り畳み線1941に基づく。様々な実施形態では、容器構成の実質的に全て又は全ては、特定の折り畳みパターンに基づき得る。
折り畳み線1941に沿った半加工品1900−bの折り畳みは、非構造的パネルを半加工品1900−bから作製される可撓性容器の正面及び背面になる位置にすることにより、可撓性容器の製品空間を更に形成する。結果として、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、製品空間構成は、少なくとも部分的に、折り畳みパターン1940に基づく。特に、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に関しては、製品空間構成は、折り畳みパターン1940の折り畳み線1941に基づく。様々な実施形態では、製品空間構成の実質的に全て又は全ては、特定の折り畳みパターンに基づき得る。
半加工品1900−bが折り畳みパターン1940に従って折り畳まれた後、かつ、半加工品1900−bがこの折り畳まされた状態で維持されている間、半加工品1900−bは、第2の組の封止部1929−2の破線に沿った連続的な封止部で封止される。第2の組の封止部1929−2は、図19中で中間のダッシュ長さを有する破線によって現されている。
第2の組の封止部1929−2は、第1の組の封止部192−1の隣に、その部分に沿って延在する部分を含む、その左側にある半加工品1900−bの上縁部及び底縁部の有意な部分に沿って延在する1対の線形セグメントを含む。半加工品1900−bが折り畳まれると同時に、第2の組の封止部1929−2が作製されるため、第2の組の封止部1929−2は、第2の成形された切り取り1929−b2の左側と、第1の成形された切り取り1929−b1の左側及び(元の)右側と、第2の成形された切り取り1929−b2の(元の)右側を通って封止する。第2の組の封止部1929−2の線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器に対して構造支持フレームの外側部分を形成する。第2の組の封止部1929−2の線形セグメントの封止はまた、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の製品空間の外側範囲も形成する。
本明細書で説明されるように、構造支持フレームが完全に封止される前に、1つ以上の膨張材料が、部分的に形成された構造支持フレームに追加され得る。また、本明細書で説明されるように、製品空間が完全に閉鎖される及び/又は封止される前に、1つ以上の流動性製品が、部分的に形成された製品空間に追加され得る。
半加工品1900−bが第2の組の封止部1929−2の破線に沿って封止された後、かつ、半加工品1900−bが折り畳まれ、部分的に封止された状態を維持している間に、半加工品1900−bは、第3の組の封止部1929−3の破線に沿った連続的な封止部で封止される。第3の組の封止部1929−3は、図19中で最短のダッシュ長さを有する破線によって現されている。
第3の封止部のセット1929−2は、半加工品1900−bの左側縁部から内側へ台形の形状に延在する1対の線形セグメントと、上方の平行セグメントから、半加工品1900−bの左側部の上部に沿って延在する第1の側部と、半加工品1900−bの上縁部の外側部分に沿って延在する第2の側部と、半加工品1900−bの上縁部から上方の平行セグメントに延在する第3の側部と、を有する第1の3辺形状と、下方の平行セグメントから、半加工品1900−bの左側部の下部に沿って延在する第1の側部と、半加工品1900−bの底縁部の外側部分に沿って延在する第2の側部と、半加工品1900−bの底縁部から下方の平行セグメントに延在する第3の側部と、を有する第2の3辺形状と、第1の組の封止部192−1から台形の外側部分の隣に、その部分に沿って延在する1対の線形セグメントと、を含む。
半加工品1900−bが折り畳まれると同時に、第3の組の封止部1929−3が作製されるため、第3の組の封止部1929−3は、第2の成形された切り取り1929−b2の左側と、第1の成形された切り取り1929−b1の左側及び(元の)右側と、第2の成形された切り取り1929−b2の(元の)右側を通って封止する。第3の組の封止部1929−3からの平行線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の製品分配経路を形成し、製品分配経路は、本明細書に開示される又は当該技術分野において既知の、任意の種類の好適な閉鎖部、封止部、又はディスペンサによって閉鎖及び/又は封止され得る。第3の組の封止部1929−3からのその他の線形セグメントの封止は、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の頂部を形成し、また、半加工品1900−bから作製される可撓性容器の構造支持フレームを完全に封止する。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示される実施形態のいずれかによると、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては1つ以上の製品空間を含み、それぞれの製品空間は製品空間構成を有し、製品空間構成のいずれかは、1つ以上の共通の折り畳みパターンの一部、各部、若しくは全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得、並びに/又は1つ以上の共通の封止パターンの一部、各部、又は全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得る。
図19の実施形態が例示的である一方、本開示の他の可撓性容器は、図19の実施形態に関連して提供されている説明に基づき、様々な代替の封止パターン及び折り畳みパターンを使用して、かつ、当業者により理解されるように、本明細書に説明、図示、及び参照されている通り、かかる可撓性容器を封止する、折り畳む、膨張させる、及びないしは作製するための方法を使用して、形成され得る。任意のかかる折り畳みパターン及び封止パターンは、本明細書に開示される可撓性容器の任意のラインアップに適用され得る。
可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示される実施形態のいずれかによると、ラインアップ内の可撓性容器の両方又は全ては1つ以上の製品空間を含み、それぞれの製品空間は製品空間構成を有し、製品空間構成のいずれかは、1つ以上の共通の折り畳みパターンの一部、各部、若しくは全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得、並びに/又は1つ以上の共通の封止パターンの一部、各部、又は全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得る。
また、可撓性容器のラインアップにおいて、本明細書に開示される実施形態のいずれかによると、それぞれの容器が容器構成を有するラインアップ内の可撓性容器の両方又は全てに関して、容器構成のいずれかは、1つ以上の共通の折り畳みパターンの一部、各部、若しくは全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得、並びに/又は1つ以上の共通の封止パターンの一部、各部、又は全てに部分的、実質的、若しくは完全に基づき得る。
図20A〜20Gは、起立可撓性容器2000の一実施形態の様々な図を示す。図20Aは、容器2000の正面図を示す。容器2000は、水平支持面2001上に直立している。
図20A〜20Gの実施形態では、座標系2010が、図中の方向を参照するための基準線を提供する。座標系2010は、X軸、Y軸、及びZ軸を有する3次元デカルト座標系であり、各軸は、他の軸に対して垂直であり、それらの軸の任意の2つにより、平面が画定される。X軸及びZ軸は、水平支持面2001に平行であり、Y軸は、水平支持面2001に垂直である。
図20A〜20Gは、容器2000に関する方向及び位置を参照するための、他の基準線も含む。横方向中心線2011は、X軸に平行に走る。横方向中心線2011でのXY平面は、容器2000を、前側半分及び後側半分に区分けする。横方向中心線2011でのXZ平面は、容器2000を、上側半分及び下側半分に区分けする。縦方向中心線2014は、Y軸に平行に走る。縦方向中心線2014でのYZ平面は、容器2000を、左側半分及び右側半分に区分けする。第3の中心線2017は、Z軸に平行に走る。横方向中心線2011、縦方向中心線2014、及び第3の中心線2017は全て、容器2000の中心で交差する。
横方向の中心線2011に対する配置が、縦方向に内側寄り2012及び縦方向に外側寄り2013であるものを画定する。縦方向の中心線2014に対する配置が、横方向に内側寄り2015及び横方向に外側寄り2016であるものを画定する。第3の中心線2017の方向の、容器の正面2002−1に向かう配置は、前向き2018、又は正面と称される。第3の中心線2017の方向での、容器の背面2002−2に向けた配置は、後向き2019又は後方と称される。
容器2000は、ガセット頂部2004、中央部2006、及びガセット底部2008、正面2002−1、背面2002−2、並びに左側部及び右側部2009を含む。頂部2004は、XZ平面に平行な基準平面2005によって、中央部2006から区分けされる。中央部2006は、同じくXZ平面に平行な基準平面2007によって、底部2008から区分けされる。容器2000は、2000−ohの全高を有する。図20Aの実施形態では、容器の正面2002−1及び背面2002−2は、封止部2029で一体に接合され、この封止部2029は、容器2000の側部2009の部分に沿って延在する。
容器2000は、封止された破断タブ2024、構造支持フレーム2040、製品空間2050、ディスペンサ2060、パネル2080−1及び2080−2、並びに基底構造2090を含む。パネル2080−1の一部分は、製品空間2050を示すために、剥離されたものとして示される。製品空間2050は、1つ以上の流動性製品を収容するように構成される。突出タブ2024−tを引っ張り、脆弱線2024−wに沿った分断を生じさせることによって、破断部分2024が取り除かれると、容器2000は、製品空間2050から、流路2059を通り、次いでディスペンサ2060を通って容器2000の外側の環境まで流動性製品を分配し得る。図20A〜20Dの実施形態では、ディスペンサ2060は、頂部2004に配置されるが、様々な代替実施形態では、ディスペンサ2060は、側部2009のどちらかの、パネル2080−1及び2080−2のどちらかの、並びに容器2000の基底部2090の任意の部分の、いずれの場所をも含んだ、頂部2040、中央部2006、又は底部2008の他のいずれの場所にも配置され得る。構造支持フレーム2040は、製品空間2050内の流動性製品の質量を支持し、かつ容器2000を直立させる。
パネル2080−1及び2080−2は、圧搾パネルである。パネル2080−1は、製品空間2050の正面を覆う。実質的に、パネル2080−1の周辺部の全ては、正面パネル封止部2021−1に取り囲まれている。パネル2080−2は、製品空間2050の背面を覆う。実質的に、パネル2080−2の周辺部の全ては、正面パネル封止部2021−2に取り囲まれている。パネル2080−1及び2080−2は、比較的平坦な表面であり、任意の種類のしるしを表示するために好適である。しかしながら、様々な実施形態では、パネル2080−1及び2080−2の一方又は両方の一部、各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てが、1つ以上の曲面を含むことができる。基部構造体2090は、構造支持フレーム2040の一部を支持し、容器2000が直立する際に、容器2000に安定性を提供する。
構造支持フレーム2040は、複数の構造支持部材によって形成される。構造支持フレーム2040は、頂部構造支持部材2044−2、中央構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4、並びに底部構造支持部材2048−1及び2048−2を含む。
頂部構造支持部材2044−2は、容器2000の頂部2004内に配置される頂部ガセットの折り畳まれた脚部内に、及び正面2002−1内に形成される。頂部構造支持部材2044−2は、流路2059及びディスペンサ2060を含む頂部ガセットの封止された脚部2044−1に隣接する。流路2058によって、容器2000は、製品空間2050から流路2059を介し、次いでディスペンサ2060を介して流動性製品を分配することができる。
頂部構造支持部材2044−2は、製品空間2050より実質的に上に配置される。全体としては、頂部構造支持部材2044−2は、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに下向きに湾曲する。頂部構造支持部材2044−2は、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有するが、その端部にある断面積は、その中央部の断面積よりも僅かに大きい。
中央部構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4は、頂部2004から中央部2006を介して底部2008まで、左側部及び右側部2009に配置される。中央部構造支持部材2046−1は、左側部2009の正面2002−1に配置され、中央部構造支持部材2046−4は、中央部構造支持部材2046−1の後方で、左側部2009の背面2002−2に配置される。中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、互いに直接接続されていない。しかしながら、様々な代替実施形態では、中央部構造支持部材2046−1及び2046−4は、それらの全長の一部、又は各部、又はほとんど全て、若しくはおよそ全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、一体に直接接続及び/又は接合されていてもよい。
中央部構造支持部材2046−2は、右側部2009の正面2002−1内に配置され、中央部構造支持部材2046−3は、中央部構造支持部材2046−2の後方で、右側部2009の背面2002−2内に配置される。中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、互いに隣接し、それらの長さの実質的に全てに沿って、互いに接触することができる。様々な実施形態では、中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、1つ以上の比較的小さな部分で及び/又は1つ以上の比較的大きな部分で、それらの全長の一部、又は各部、又はおよそ全て、若しくはほとんど全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、互いに接触することができる。中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、互いに直接接続されていない。しかしながら、様々な代替実施形態では、中央部構造支持部材2046−2及び2046−3は、それらの全長の一部、又は各部、又はほとんど全て、若しくはおよそ全て、若しくは実質的に全て、若しくはほぼ全て、若しくは全てに沿って、一体に直接接続及び/又は接合されていてもよい。
中央部構造指示部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4は、製品空間2050の実質的に横方向外側に配置される。全体としては、中央部構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4のそれぞれは、およそ垂直に方向付けられるが、僅かに角度付けされ、その角度付けされた下端部が横方向外側寄りとなり、その角度付けされた上端部が横方向内側寄りとなる。中央部構造支持部材2046−1、2046−2、2046−3、及び2046−4のそれぞれは、その長さに沿って変化する断面積を有し、その上端部からその下端部へと、サイズが増大する。
底部構造支持部材2048−1及び2048−2は、容器2000の底部2008に配置され、それぞれ、底部ガセットの1つの折り畳まれた脚部に形成される。底部構造支持部材2048−1は、正面2002−1に配置され、底部構造支持部材2048−2は、底部構造支持部材2048−1の後方で、背面2002−2に配置される。底部構造支持部材2048−1及び2048−2は、実質的に互いに平行であるが、それらは互いに接触されていない。本明細書で説明されるように、中間底部構造支持部材2048−3は、底部構造支持部材2048−1及び2048−2の間で、容器2000の底部中心部に配置される。
底部構造支持部材2048−1及び2048−2は、製品空間2050の実質的に下方に配置されるが、基部構造体2090の一部である。全体としては、底部構造支持部材2048−1及び2048−2のそれぞれは、およそ水平に方向付けられるが、その端部は、僅かに上向きに湾曲する。底部構造支持部材2048−1及び2048−2のそれぞれは、その長さに沿って実質的に一定の断面積を有する。
構造支持フレーム2040の正面部分では、中央部構造支持部材2046−1の上端部は、容器2000の一方の側部に配置され、中央部構造支持部材2046−1の下部は、底部構造支持部材2048−1の左端部に接合され、底部構造支持部材2048−1の右端部は、中央部構造支持部材2046−2の下端部に接合され、中央部構造支持部材2046−2の上端部は、容器2000の別の側部に配置される。構造支持部材2046−1、2048−1、及び2046−2は、パネル2080−1の実質的に全てを一体に取り囲む。
同様に、構造支持フレーム2040の後側部分では、頂部構造支持部材2044−2の左端部が中央部構造支持部材2046−4の上端部に接合され、中央部構造支持部材2046−4の下端部が底部構造支持部材2048−2の左端部に接合され、底部構造支持部材2048−2の右端部が中央部構造支持部材2046−3の下端部に接合され、中央部構造支持部材2046−3の上端部が頂部構造支持部材2044−2の右端部に接合される。構造支持部材2044−2、2046−2、2048−2、及び2046−2は、パネル2080−2の実質的に全てを一体に取り囲む。
構造支持フレーム2040において、構造支持部材の互いに接合されている各端部は、それらの壁の周縁の全域で直接接続される。しかしながら、様々な代替実施形態では、構造支持部材2044−2、2046−1、2046−2、2046−3、2046−4、2048−1、及び2048−2のいずれかが、本明細書で説明されるか又は当該技術分野において既知の任意の方法で、互いに接合され得る。
構造支持フレーム2040の代替実施形態では、隣接する構造支持部材を組み合わせて単一の構造支持部材とすることができ、その場合、組み合わされた構造支持部材は、効果的に隣接する構造支持部材の代わりをすることができ、隣接する構造支持部材の機能及び接続は本明細書に記載される。構造支持フレーム2040の他の代替実施形態では、1つ以上の追加的な構造支持部材が構造支持フレーム2040の構造支持部材に追加され得、拡張された構造支持フレームが構造支持フレーム2040の代理を、その機能及び接続が本明細書で説明されるように、有効に務めることができる。また、いくつかの代替実施形態において、可撓性容器は、基底構造を含まなくてもよい。
図20Bは、図20Aの起立可撓性容器の背面図を示す。
図20Cは、図20Aの起立可撓性容器の左側面図を示す。
図20Dは、図20Aの起立可撓性容器の右側面図を示す。
図20Eは、図20Aの起立可撓性容器の上面図を示す。
図20Fは、図20Aの起立可撓性容器の底面図を示す。
図20Gは、図20Aの起立可撓性容器の斜視図を示す。
図20A〜20Gの可撓性容器は、図1A〜1Dの可撓性容器が様々な代替実施形態を有し得るのと同様に、様々な代替実施形態を有し得る。例えば、図20A〜20Gの可撓性容器は、非対称の構造支持フレームを含む、内部構造支持フレームを含む、及び/又は外部構造支持フレームを含む、代替実施形態を有し得る。
様々な実施形態では、本開示の可撓性容器のいずれも、以下に説明されるディスペンサ実施形態のいずれかによる、偏向された分配を有することができる。これらの偏向されたディスペンサを備える可撓性容器は、分配表面上に流動性製品をより正確に分配するように容易に角度付けされ得る。
図21Aは、破断タブが除去された、起立可撓性容器2000の一実施形態の正面図を示す。可撓性容器2000は、以下の記述を除き、上述したような、図20A〜20Gの可撓性容器である。破断タブが可撓性容器2000から除去されているため、図20A〜20Gにおいて脆弱線であったものは、ここではフィルムの直立した曲線構造の上方縁部2024−wtになっており、同上方縁部は、可撓性容器2000の頂部2004内にあるガセットの封止された脚部2044−1の一部である。
また、破断タブが可撓性容器2000から除去されているため、ディスペンサ2060は、開放され、流動性製品を分配できる状態にある。流路2059は製品容積部2050及びディスペンサ2060と流体連通しており、流路2059のおよそ全てが、可撓性容器2000の頂部2004にあるガセットの封止された脚部2044−1内に、1つ以上の可撓性材料から作製される。ディスペンサ2060は、可撓性容器2000の頂部2004内にあるガセットの封止された脚部2044−1内のフィルムの層間の開孔部によって形成されており、ディスペンサ2060のおよそ全てが、1つ以上の可撓性材料から作製される。可撓性容器2000が外部から圧縮されると、可撓性容器2000は、流動性製品を、製品容積部2050から、流路2059を通って、ディスペンサ2060から外に分配する。
図21Bは、図21Aの起立可撓性容器2000の上部の拡大左側面図を示す。ディスペンサ2060は、ガセットの封止された脚部2044−1の封止部分間にある開孔部である。ディスペンサ2060は、フィルムの直立した曲線構造の上方横方向縁部に沿って最高点に配置されており、同上方横方向縁部は、ガセットの封止された脚部2044−1の一部であるが、様々な実施形態では、上方縁部は様々な形状を有することができ、ディスペンサは縁部に沿って最高点に位置してもしなくてもよい。
ディスペンサ2060は、膨張した頂部構造支持容積部2044−2の最上部よりも高い。ディスペンサ2060は、膨張した頂部構造支持容積部2044−2の最上部よりも垂直ディスペンサオフセット2061だけ高く、このオフセットは、1〜75ミリメートル、又は1〜75のミリメートルの任意の整数値、又は、これらの値のいずれかによって形成される、5〜50ミリメートル、10〜25ミリメートルなどの任意の範囲にすることができる。垂直ディスペンサオフセット2061はまた、可撓性容器2000の全高の2〜30%、又は2〜30の百分率の任意の整数値、又は、これらの値のいずれかによって形成される、4〜25%、6〜20%などの任意の範囲にすることもできる。図21Bの実施形態は、ディスペンサ2060を頂部ディスペンサとして示しているが、様々な実施形態では、全体構造を反転させることができ、ディスペンサを可撓性容器の底部に同様に配置することができる。
ディスペンサ2060は、可撓性容器2000の縦方向中心線2014からオフセットされている。ディスペンサ2060は、可撓性容器2000の縦方向中心線2014から奥行きディスペンサオフセット2062だけオフセットされており、このオフセットは、1〜50ミリメートル、又は1〜50のミリメートルの任意の整数値、又は、これらの値のいずれかによって形成される、2〜30ミリメートル、3〜20ミリメートルなどの任意の範囲にすることができる。奥行きディスペンサオフセット2062はまた、可撓性容器2000の全奥行き(又は容器の基底部分の全奥行き)の20〜120%、又は20〜120の百分率の任意の整数値、又は、これらの値のいずれかによって形成される、30〜100%、40〜80%などの任意の範囲にすることもできる。図21Bの実施形態は、縦方向中心線2014から前方へオフセットされたディスペンサ2060を示しているが、様々な実施形態では、全体構造を鏡映させることができ、ディスペンサを可撓性容器の縦方向中心線の後方に同様に配置することができる。
可撓性容器2000では、流路2059の実質的に全ては、容器の縦方向中心線2014に対して角度が付けられている。様々な実施形態では、流路の少なくとも一部、又は流路の少なくとも遠位端は、角度を付けることができる。流路2059は、可撓性容器2000の縦方向中心線2014に対して、10〜60度の分配角度2063、又は10〜60の度の任意の整数値、又は、これらの値のいずれかによって形成される、15〜50度、20〜40度などの任意の範囲で角度を付けることができる。
ガセットの封止された脚部2044−1が容器の正面部分に配置される、可撓性容器2000では、ディスペンサ2060より下にある容器の正面部分は、容器の正面中心に対して凹形状を有する。
図21A〜21Cの実施形態では、ディスペンサ2060は、可撓性容器2000上に横方向中心に配置されるが、図22A〜22Cの実施形態と関連して説明されるように、このことは必ずしも必要ではない。
図21Cは、図21Aの起立可撓性容器2000の上面図を示す。図21に示されるように、ガセットの封止された脚部2044−1は、容器2000の正面部分に配置され、フィルムの起立構造は、容器2000の正面中心に対して凸状に湾曲している。
図22は、ガセットを有する可撓性容器を形成する方法2200を示すフローチャートである。方法2200は、以下に説明するような、工程2201〜2208を含む。工程2201は、フィルムなど、可撓性材料の2つ以上の層から作製されるウェブを供給することを含み、様々な実施形態では、ウェブは連続ウェブにすることができ、層は互いと部分的に又は完全に共平面になることができる。工程2202は、工程2201のウェブのフィルムの層を一体に封止することを含み、封止することの結果として、層は、互いに対して部分的に封止されて、図23Aの封止されたウェブ2300−sなど、封止されたウェブを形成する。工程2203は、工程2202の封止されたウェブにZ折り畳み部及び反転Z折り畳み部を連続的に形成して、図23Hの封止され、z折り畳みされたウェブ2300−szなど、封止され、z折り畳みされたウェブを形成することを含む。工程2204は、工程2203の封止され、z折り畳みされたウェブにZ折り畳み部及び反転Z折り畳み部をセットして、図23Iの封止され、z折り畳みされ、折り目付けされたウェブ2300−szcなど、封止され、z折り畳みされ、折り目付けされたウェブを形成することを含む。様々な実施形態では、工程2204は省略することができる。工程2205は、工程2204の封止され、z折り畳みされ、折り目付けされたウェブにV折り畳み部を連続的に形成することを含み、工程2206は、工程2204のウェブの側縁部の一方又は両方を移動させて、図230の封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされたウェブ2300−szcvなど、封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされたウェブを形成することを含む。工程2207は、工程2206の封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされたウェブにV折り畳み部をセットして、図23Pの封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされ、折り目付けされたウェブ2300−szcvcなど、封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされ、折り目付けされたウェブを形成することを含む。様々な実施形態では、工程2207は省略することができる。工程2208は、構造支持フレームを含む起立容器を含め、本明細書で説明される可撓性容器のいずれかを形成するために、プロセス(例えば、個片化するための、封止及び切断)を図18と関連して説明したように使用することによってなど、工程2207の封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされ、折り目付けされたウェブを使用して可撓性容器を形成することを含む。様々な実施形態では、工程2201〜2208は様々な順序で実行され得、ウェブを処理し、取り扱うための、及び可撓性容器を作製するための付加的/代替的プロセスが実行され得る。
図23A〜23Pは、図22の方法2200と関連して説明したように、可撓性容器を形成する際に使用するウェブを調製するために、Z折り畳み及びV折り畳みが行われている可撓性材料のウェブを示す。図23A〜23Pは、ウェブに沿って下流に進む、一連の断面図として示されており、ウェブの取り扱い及びウェブの折り畳みを行う当業者により理解されるように、これらの図の間における折り畳み面の形態は、任意の便利な方法で作製されることができる。
図23Aは、第1の側縁部2301と第2の側縁部2302とを有するフィルムの連続ウェブ2300−sの断面を示す。ウェブ2300−sは、フィルムの2つの層から作製されており、これらの層は、互いと完全に共平面であり、互いに対して部分的に封止されている。部分的に封止されたウェブ2300−sの断面は、実質的に平面であり、実質的に水平の向きを有する。図23Aの実施形態では、ウェブ2300−sの上面のフィルム層は印刷されていない状態であり(最終的に可撓性容器の製品容積部を形成する)、ウェブ2300−sの底面のフィルム層は印刷されている状態である(最終的に可撓性容器の外面を形成する)。図23A〜23Pでは、ウェブは機械方向に移動しているものと見なされ、機械方向はページから出て来る方向であると見なされる。
図23Bは、図23Aに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−sの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブ2300−s内でZ折り畳み部及び反転Z折り畳み部を連続的に形成し始めている。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上方に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ第1の側縁部2301に向かってオフセットされている、第1の底部折り畳み板2391−bの第1の断面と第2の底部折り畳み板2391−bの第1の断面とを含む。本明細書で説明される全ての折り畳み板は静止している(すなわち、ウェブを加工している機械の内部に固定されている)が、様々な実施形態では、いずれかの折り畳み板の一部、各部、又は全部が、互いに対して移動しても、及び/又は機械の内部で移動してもよい。本明細書で説明される折り畳み実施形態は折り畳み板を使用するものとして説明されるが、任意の折り畳み面(指部、バー、ローラーなど)が使用されてもよく、また、任意の折り畳み面が、類似の又は同じ折り畳みをウェブに作製する力を加えるために使用される、1つ以上の要素、物体、又は媒体に置き換えられてもよい。第1の底部折り畳み板2391−b及び第2の底部折り畳み板2392−bはそれぞれ、平坦かつ水平方向の内側部分と上向きに角度が付けられている外側部分とを有する。第1の底部折り畳み板2391−bの形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、第1の内向き折り畳み2351をもたらす。第2の底部折り畳み板2392−bの形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、第2の内向き折り畳み2352をもたらす。
図23Cは、図23Bに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−sの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブを内向きに折り畳むこと2351及び2352、並びにウェブ2300−s内でZ折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354を連続的に形成することを続けている。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上方に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ第1の側縁部2301に向かってオフセットされている、第1の底部折り畳み板2391−cの第2の(下流の)断面と第2の底部折り畳み板2392−cの第2の(下流の)断面とを含む。第1の底部折り畳み板2391−c及び第2の底部折り畳み板2392−cはそれぞれ、平坦かつ水平方向である。折り畳み面はまた、ウェブ2300−sの外側かつ底面下に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ底部折り畳み板から上向きかつ外向きにオフセットされている、第1の中間折り畳み板2381−cの第1の断面と第2の中間折り畳み板2382−cの第1の断面とを含む。第1の中間折り畳み板2381−c及び第2の中間折り畳み板2381−cはそれぞれ、所定の角度に折り曲げられており、それらの角の頂点は内側を向いている。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、Z折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354をもたらす。Z折り畳み部2353は、第2の側縁部2302に向かって延在する上部伸張部と反転Z折り畳み部2354に向かって延在する下部伸張部とを有する。反転Z折り畳み部2354は、第1の側縁部2301に向かって延在する上部伸張部とZ折り畳み部2353に向かって延在する下部伸張部とを有する。Z折り畳み部2353の下部伸張部は、ウェブ2300−sを介して、反転Z折り畳み部2354の下部伸張部に直接接続されている。Z折り畳み部2353の上部伸張部は、反転Z折り畳み部2354の上部伸張部よりも長い。しかしながら、様々な実施形態では、本明細書で説明されるz折り畳みは、ウェブの中心線に沿って鏡映させて、左部を右部と交換することができる。
図23Dは、図23Cに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−sの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブを内向きに折り畳むこと2351及び2352、並びにウェブ2300−s内でZ折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354を連続的に形成することを続けている。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上方に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ第1の側縁部2301に向かってオフセットされている、第1の底部折り畳み板2391−dの第3の(下流の)断面と第2の底部折り畳み板2392−dの第3の(下流の)断面とを含む。第1の底部折り畳み板2391−d及び第2の底部折り畳み板2392−dはそれぞれ、平坦かつ水平方向である。折り畳み面はまた、ウェブ2300−sの外側かつ底面下に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ底部折り畳み板から上向きかつ外向きにオフセットされている、第1の中間折り畳み板2381−dの第2の(下流の)断面と第2の中間折り畳み板2382−dの第2の(下流の)断面とを含む。第1の中間折り畳み板2381−d及び第2の中間折り畳み板2381−dはそれぞれ、内側を向いている小規模の水平方向突起部と共に、内側に折り曲げられた頂部を備える小さい上向き突起部を有する。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、Z折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354をもたらす。
図23Eは、図23Dに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−sの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブを内向きに折り畳むこと2351及び2352、並びにウェブ2300−s内でZ折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354を連続的に形成することを続けている。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上方に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ第1の側縁部2301に向かってオフセットされている、第1の底部折り畳み板2391−eの第4の(下流の)断面と第2の底部折り畳み板2392−eの第4の(下流の)断面とを含む。第1の底部折り畳み板2391−e及び第2の底部折り畳み板2392−eはそれぞれ、平坦かつ水平方向である。折り畳み面はまた、ウェブ2300−sの外側かつ底面下に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ底部折り畳み板から上向きかつ外向きにオフセットされている、第1の中間折り畳み板2381−eの第3の(下流の)断面と第2の中間折り畳み板2382−eの第3の(下流の)断面とを含む。第1の中間折り畳み板2381−e及び第2の中間折り畳み板2381−eはそれぞれ、内側を向いている中規模の水平方向突起部と共に、折り曲げられた頂部がない大きい上向き突起部を有する。折り畳み面は、ウェブ2300−sの内側に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ中間折り畳み板から上向きかつ内向きにオフセットされている、第1の上部折り畳み板2371−eの第1の断面と第2の上部折り畳み板2372−eの第1の断面とを更に含む。第1の上部折り畳み板2371−e及び第2の上部折り畳み板2392−eはそれぞれ、小規模であり、平坦かつ水平方向である。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、Z折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354をもたらす。
図23Fは、図23Eに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−sの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブ2300−s内でZ折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354を連続的に形成し続けている。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上方に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ第1の側縁部2301に向かってオフセットされている、第1の底部折り畳み板2391−fの第5の(下流の)断面と第2の底部折り畳み板2392−fの第5の(下流の)断面とを含む。第1の底部折り畳み板2391−f及び第2の底部折り畳み板2392−fはそれぞれ、平坦かつ水平方向である。折り畳み面はまた、ウェブ2300−sの外側かつ底面下に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ底部折り畳み板から上向きかつ外向きにオフセットされている、第1の中間折り畳み板2381−fの第4の(下流の)断面と第2の中間折り畳み板2382−fの第4の(下流の)断面とを含む。第1の中間折り畳み板2381−f及び第2の中間折り畳み板2381−fはそれぞれ、内側を向いている大規模の水平方向突起部と共に、小さい上向き突起部を有する。折り畳み面は、ウェブ2300−sの内側に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ中間折り畳み板から上向きかつ内向きにオフセットされている、第1の上部折り畳み板2371−fの第2の(下流の)断面と第2の上部折り畳み板2372−fの第2の(下流の)断面とを更に含む。第1の上部折り畳み板2371−f及び第2の上部折り畳み板2392−fはそれぞれ、中規模であり、平坦かつ水平方向である。中間折り畳み板上の上向き突出部が小さくなるのに応じて、内向きの折り畳みが除去され始め、ウェブ2300−sには外向きの折り畳み2355及び2356が起こる。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、Z折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354をもたらす。
図23Gは、図23Fに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−sの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブ2300−s内のZ折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354の形成を完了している。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上方に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ第1の側縁部2301に向かってオフセットされている、第1の底部折り畳み板2391−gの第6の(下流の)断面と第2の底部折り畳み板2392−gの第6の(下流の)断面とを含む。第1の底部折り畳み板2391−g及び第2の底部折り畳み板2392−gはそれぞれ、平坦である。折り畳み面はまた、ウェブ2300−sの底面の下に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ底部折り畳み板から上向きかつ外向きにオフセットされている、第1の中間折り畳み板2381−gの第5の(下流の)断面と第2の中間折り畳み板2382−gの第5の(下流の)断面とを含む。第1の中間折り畳み板2381−g及び第2の中間折り畳み板2381−gはそれぞれ、平坦かつ水平方向である。折り畳み面は、ウェブ2300−sの上面に配置され、かつ互いに離間してウェブ2300−sと接触していて、かつ中間折り畳み板から上向きにオフセットされている、第1の上部折り畳み板2371−gの第3の(下流の)断面と第2の上部折り畳み板2372−gの第3の(下流の)断面とを更に含む。第1の上部折り畳み板2371−g及び第2の上部折り畳み板2392−gはそれぞれ、大規模であり、平坦かつ水平方向である。中間折り畳み板上の上向き突出部が除去されたため、内向きの折り畳みは完全に除去されており、ウェブ2300−sは実質的に平坦かつ水平方向である。Z折り畳み部2353の下部伸張部と反転Z折り畳み部2354の下部伸張部との間に中間折り畳み部は存在しない。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−sの張力と共に、Z折り畳み部2353及び反転Z折り畳み部2354をもたらし、これでこれらの折り畳み部は完成し、その結果、部分的に封止され、z折り畳みされたウェブ2300−szが得られる。
図23Hは、図23Gからの、全ての折り畳み板から離れている、z折り畳みされたウェブ2300−szの断面を示す。ウェブ2300−szの断面は、実質的に平面であり、実質的に水平の向きを有する。
図23Iは、折り目付け装置2360の第1のローラー2361及び第2のローラー2361を通過している、図23Hからのz折り畳みされたウェブ2300−szの断面を示しており、この装置が、z折り畳みされたウェブ2300−szのz折り畳み部及び反転z折り畳み部を少なくとも部分的にセットし、その結果、部分的に封止され、z折り畳みされ、折り目付けされたウェブ2300−szcをもたらすか、あるいは、ウェブの取り扱いの分野において既知である様々な機構のいずれかによって適用される、熱及び/又は圧力を使用することによって、これらの折り畳み部の一方又は両方が、部分的に又は完全にセットされることができる。
図23Jは、図23Iからの、部分的に封止され、z折り畳みされ、そして折り目付けされたウェブ2300−szcの断面を示しており、ウェブ2300−szcは、折り目付けされたZ折り畳み部2353−cと折り目付けされた反転Z折り畳み部2354−cとを含み、折り目付けの結果として、折り畳み部はより引き締まった半径を有し、ウェブ2300−szcの全体はいくらかより平坦になる。ウェブ2300−szcの断面は、実質的に平面であり、実質的に水平の向きを有する。
図23Kは、図23Jに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−szcの断面を示しており、折り畳み面が、ウェブ2300−szc内でV折り畳み部を連続的に形成し始めている。折り畳み面は、ウェブ2300−szcの上方に配置され、かつウェブ2300−szcと接触している、上部折り畳み板2340−kの第1の断面を含む。上部折り畳み板2340−kは、平坦かつ水平方向であり、ウェブ2300−szcよりも幅が広い。
図23Lは、図23Kに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−szcの断面を示す。折り畳み面は、ウェブ2300−szcの上方に配置され、かつウェブ2300−szcと接触している、上部折り畳み板2340−lの第2の(下流の)断面を含む。上部折り畳み板2340−lは、平坦かつ水平方向であり、ウェブ2300−szcよりも幅が狭い。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−szcの張力と共に、第1の内向き折り畳み2357及び第2の内向き折り畳み2358をもたらし、これらの折り畳みは、V折り畳み部の第1の開始部分2359−1及びV折り畳み部の第2の開始部分2359−2をそれぞれ形成する。内向き折り畳み2357及び2358の一部として、第1の側縁部2301及び第2の側縁部2302は、互いに近づくように移動している。
図23Mは、図23Lに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−szcの断面を示す。折り畳み面は、ウェブ2300−szcの上方に配置され、かつウェブ2300−szcと接触している、上部折り畳み板2340−mの第3の(下流の)断面を含む。上部折り畳み板2340−lは、平坦かつ水平方向であり、図23Lのときよりも幅が狭い。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−szcの張力と共に、第1の内向き折り畳み2357の更なる進行及び第2の内向き折り畳み2358の更なる進行をもたらし、これらの折り畳みは、V折り畳み部の第1の開始部分2359−1の続き及びV折り畳み部の第2の開始部分2359−2の続きをそれぞれ形成する。内向き折り畳み2357及び2358の一部として、第1の側縁部2301及び第2の側縁部2302は、依然として互いに近づくように移動している。
図23Nは、図23Mに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−szcの断面を示す。折り畳み面は、ウェブ2300−szcの上方に配置され、かつウェブ2300−szcと接触している、上部折り畳み板2340−nの第3の(下流の)断面を含む。上部折り畳み板2340−lは、平坦かつ水平方向であり、図23Mのときよりも幅が狭い。折り畳み板の形状は、ウェブ2300−szcの張力と共に、第1の内向き折り畳み2357の更なる進行及び第2の内向き折り畳み2358の更なる進行をもたらし、これらの折り畳みは、V折り畳み部2359の最終部分を共に形成し、このV折り畳み部は、折り目付けされたZ折り畳み部2353−cに近接して配置される。内向き折り畳み2357及び2358の一部として、第1の側縁部2301及び第2の側縁部2302は、互いに更に近づくように移動している。
図23Oは、図23Nに対して機械方向に下流の、ウェブ折り畳みプロセスの一時点におけるウェブ2300−szcvの断面を示しており、折り畳み面がV折り畳み部2359の形成を完了していて、その結果、ウェブは、部分的に封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされたウェブ2300−szcvになっている。ウェブ2300−szcvでは、第1の側縁部2301及び第2の側縁部2302は、互いに近接しており、互いに揃っている。ウェブ2300−szcvの断面は、実質的に平面であり、実質的に垂直の向きを有する。図23Oは、全ての折り畳み板から離れている、ウェブ2300−szcvの断面を示す。
図23Pは、折り目付け装置2365の第1のローラー2366及び第2のローラー2367を通過している、図23Oからのv折り畳みされたウェブ2300−szcvの断面を示しており、この装置が、v折り畳み部を少なくとも部分的にセットし、その結果、部分的に封止され、z折り畳みされ、折り目付けされ、v折り畳みされ、折り目付けされたウェブ2300−szcvcをもたらすか、あるいは、ウェブの取り扱いの分野において既知である様々な機構のいずれかによって適用される、熱及び/又は圧力を使用することによって、この折り畳み部が部分的に又は完全にセットされることができる。ウェブ2300−szcvcの断面は、実質的に平面であり、実質的に垂直の向きを有する。
ウェブ2300−szcvcは、本明細書で説明されるように、構造支持フレームを含む起立可撓性容器などの可撓性容器及び図20A〜20Gの容器2000などのガセットを形成するために使用され得る。
本開示の実施形態は、以下の特許文献に開示されている、可撓性容器の材料、構造、及び/又は機能のいずれかの、及び全ての実施形態、加えてこのような可撓性容器を作製及び/又は使用するいずれかの、及び全ての方法を使用することができる:(1)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292353号として公開されている「Flexible Containers」と題する、米国非仮特許出願第13/888,679号(出願人案件番号12464M);(2)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292329号として公開されている「Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/888,721号(出願人案件番号12464M2);(3)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292415号として公開されている「Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/888,963号(出願人案件番号12465M);(4)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292287号として公開されている「Flexible Containers Having a Decoration Panel」と題する米国非仮特許出願第13/888,756号(出願人案件番号12558M);(5)2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033654号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/957,158号(出願人案件番号12558M);(6)2013年8月1日に出願され、米国特許出願公開第20140033655号として公開されている「Methods of Making Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/957,187号(出願人案件番号12579M2);(7)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130292413号として公開されている「Flexible Containers with Multiple Product Volumes」と題する米国非仮特許出願第13/889,000号(出願人案件番号12785M);(8)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130337244号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,061号(出願人案件番号12786M);(9)2013年5月7日に出願され、米国特許出願公開第20130294711号として公開されている「Flexible Materials for Flexible Containers」と題する米国非仮特許出願第13/889,090号(出願人案件番号12786M2);(10)2013年8月1日に出願された「Disposable Flexible Containers having Surface Elements」と題する米国仮特許出願第61/861,100号(出願人案件番号13016P);(11)2013年8月1日に出願された「Flexible Containers having Improved Seam and Methods of Making the Same」と題する、米国仮特許出願第61/861,106号(出願人案件番号13017P);(12)2013年8月1日に出願された「Methods of Forming a Flexible Container」と題する米国仮特許出願第61/861,118号(出願人案件番号13018P);(13)2013年8月1日に出願された「Enhancements to Tactile Interaction with Film Walled Packaging Having Air Filled Structural Support Volumes」と題する米国仮特許出願第61/862,129号(出願人案件番号13019P);(14)2013年10月11日に出願された「Flexible Containers Having a Squeeze Panel」と題する中国特許出願第2013/085045号(出願人案件番号13036);(15)2013年10月11日に出願された「Stable Flexible Containers」と題する中国特許出願第2013/085065号(出願人案件番号13037);(16)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,450号(出願人案件番号13126P);(17)2013年11月6日に出願された「Easy to Empty Flexible Containers」と題する米国仮特許出願第61/900,488号(出願人案件番号13127P);(18)2013年11月6日に出願された「Containers Having a Product Volume and a Stand−Off Structure Coupled Thereto」と題する、米国仮特許出願第61/900,501号(出願人案件番号13128P);(19)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers Having Flexible Valves」と題する米国仮特許出願第61/900,508号(出願人案件番号13129P);(20)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers with Vent Systems」と題する米国仮特許出願第61/900,514号(出願人案件番号13130P);(21)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers for use with Short Shelf−Life Products and Methods for Accelerating Distribution of Flexible Containers」と題する、米国仮特許出願第61/900,765号(出願人案件番号13131P);(22)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Forming the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,794号(出願人案件番号13132P);(23)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Making the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,805号(出願人案件番号13133P);(24)2013年11月6日に出願された「Flexible Containers and Methods of Making the Same」と題する、米国仮特許出願第61/900,810号(出願人案件番号13134P);それぞれ、参照により本明細書に援用される。
本開示の実施形態は、以下の特許文献に開示されている、可撓性容器の材料、構造、及び/又は機能のいずれかの、及び全ての実施形態、加えてこのような可撓性容器を作製及び/又は使用するいずれかの、及び全ての方法を使用することができる:Cohenの名において1991年10月29日に出願され、1992年8月11日に付与された「Food bag structure having pressurized compartments」と題する、米国特許第5,137,154号;Prats(出願人Danapak Holding A/S)の名において1995年7月5日に出願され、1995年1月26日に公開された「Packaging Pouch with Stiffening Air Channels」と題する、国際公開第96/01775号;Naslundの名において、1997年7月8日に出願され、1998年1月15日に公開された「A Packaging Container and a Method of its Manufacture」と題する、国際公開第98/01354号;Lennartsson(出願人Tetra Laval)の名において、1997年3月19日に出願された「Packaging material web for a self−supporting packaging container wall,and packaging containers made from the web」と題する、米国特許第5,960,975号;Naslundの名において、1997年7月8日に出願され、2001年6月12日に付与された「Packaging Container and a Method of its Manufacture」と題する、米国特許第6,244,466号;Rosen(出願人Eco Lean Research and Development A/S)の名において、2002年4月19日に出願され、2002年10月31日に公開された「Container」と題する、国際公開第02/085729号;Masaki(出願人Toppan Printing)の名において、2004年7月20日に出願され、2011年7月27日に公開された「Independent Sack」と題する、日本特許第4736364号;Figols Gamiz(出願人Volpak,S.A.)の名において、2004年11月3日に出願され、2005年7月14日に公開された、国際公開第2005/063589号;Heukamp(出願人Menshen)の名において、2005年1月17日に出願され、独国特許出願公開第102005002301号として公開された「Closed bag for receiving liquids,bulk material or objects comprises a bag wall with taut filled cushions or bulges which reinforce the wall to stabilize it」と題する、独国実用新案第DE202005016704(U1)号;Shinya(出願人Toppan Printing)の名において、2008年2月5日に出願され、特開2009184690号として公開された「Self−standing Bag」と題する、特願2008−0024845号;Rosenの名において、2002年4月19日に出願され、米国特許出願公開第20040035865号として公開された、米国特許出願第10/312,176号;Ferriらの名において、2002年12月16日に出願され、2009年9月8日に付与された「Package having an inflated frame」と題する米国特許第7,585,528号;Helou(出願人)の名において、2010年6月4日に出願され、米国特許出願公開第20100308062号として公開された「Flexible to Rigid Packaging Article and Method of Use and Manufacutre」と題する、米国特許出願第12/794286号;Reidlの名において2010年6月21日に出願され、2013年9月24日に付与された「Collapsible Bottle,Method Of Manufacturing a Blank For Such Bottle and Beverage−Filled Bottle Dispensing System」と題する、米国特許第8,540,094号;及びRizzi(出願人Cryovac,Inc.)の名において、2013年2月14日に出願され、2013年8月29日に公開された「Pouch and Method of Manufacturing the Same」と題する、国際公開第2013/124201号;それぞれ、参照により本明細書に援用される。
本明細書に開示される実施形態のいずれかのうちの一部、各部、又は全てはまた、流動性製品用の容器の技術分野において既知の他の実施形態のうちの一部、各部、又は全てと、それらの実施形態が本明細書に開示されるような可撓性容器に適用され得る限り、組み合わせられ得る。例えば、様々な実施形態では、可撓性容器は、製品空間に重なる容器の一部分に配置され製品空間内の流動性製品のレベルを示すように構成された、垂直に向けられた透明なストリップを含み得る。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の前後の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照されるか若しくは関連する任意の特許又は特許公開を含めた、本明細書で引用される全ての文書は、明示的に除外又は別途限定されない限り、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文書の引用も、それが本明細書で開示若しくは特許請求される任意の文書に対する先行技術であること、又は、それが単独で若しくは任意の他の参照との任意の組み合わせで、任意のそのような実施形態を教示、提案、若しくは開示することを認めるものではない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
特定の実施形態が本明細書で図示及び説明されたが、特許請求される主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正がなされ得ることを理解されたい。更に、特許請求される主題の様々な態様が本明細書で説明されたが、このような態様は組み合わせて利用される必要はない。したがって、添付される特許請求の範囲は、特許請求される主題の範囲内に属する全てのこのような変更及び修正を網羅することが意図される。