JP6005145B2 - 室外ファンモータ及び空気調和装置 - Google Patents

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Description

この発明は、室外ファンモータ及びこの室外ファンモータを備えた空気調和装置に関し、特にモータ内部への水の浸入を抑制するようにした室外ファンモータ及びこの室外ファンモータを備えた空気調和装置に関するものである。
従来から、巻線を施した複数個のティース部を環状に配置して構成された固定子を備えたモータが種々提案されている(たとえば、特許文献1〜5参照)。これらの特許文献は、各ティース部の巻線の繋げ方や、巻線端部とリード線との繋げ方を改良することで、部品点数の低減、作業工程数の低減、あるいは、モータの信頼性向上を図るようにしたものである。また、固定子にモールドを施したモータが存在している(たとえば、特許文献6参照)。なお、アルミは、現在モータ一般に使用されている銅と比べて安価であることから、コストの低減を図るために巻線にアルミ線を使用したモータが考えられている。
特開2000−134844号公報 特開2000−324762号公報 特開2001−268843号公報 特許第2603907号公報 特開平7−46782号公報 特開平11−275813号公報
上記特許文献1〜6に記載されているモータを、空気調和装置を構成する室外機の室外ファンモータとして適用する場合を想定すると、モータ内部に浸入してしまう水の影響を考える必要がある。たとえば、特許文献6に記載されているモータのように固定子にモールドを施したとしても、水の浸入を完全に排除することはできない。それは、固定子に電源が供給されるようにモールド外部にリード線を取り出す必要があり、そのためモールドにも穴が形成されるからである。リード線を一緒にモールドし、端子台の一部をモールドに埋め込むことはできるが、それでも水の浸入を完全に排除することはできない。
アルミ線をモータ巻線に使用する場合においては、以下のような課題も併せて考慮しなければならない。
(1)アルミ線は耐食性が低く、水分などが周囲に介入すると腐食を起こし、最終的には結線不良に至ってしまう可能性がある。
(2)アルミ線はエナメルにて被覆処理が施され、エナメル被覆を機械剥離してアルミ線をよじって半田ディップするが、剥離した部分が確実に半田によって覆われているかどうかが不明である。
(3)配線はインシュレータ(別名、スプール)の外周に形成されている溝を這わすため、エナメル被覆が損傷してしまうことを防ぐ目的で、ワニスチューブなどによって保護している。しかしながら、ワニスチューブと配線の間には隙間があり、その隙間を介して水分が浸入し、アルミ線の腐食を起こす可能性がある。
この発明は、上記のような課題のうち少なくとも一つを解決するためになされたもので、モータ内部への水の浸入を抑制するようにした室外ファンモータ及びこの室外ファンモータを備えた空気調和装置を提供することを目的としている。
この発明に係る室外ファンモータは、円環状に配置された複数のコアを備え、アルミ線からなる3相巻線の各相の巻線が、複数の前記コアのそれぞれに他の2相の巻線を挟むように巻回されたステータと、前記ステータの内周面側に回転自在に設置されるロータと、前記ステータを覆うように形成された樹脂製の本体外殻と、前記本体外殻の底面部に設置され、前記ステータの3相巻線と3相交流電源とを接続するための端子を備えている端子台と、銅線で構成され、前記端子台の端子と前記3相巻線の各相とを接続する3本のリード線と、を備え、前記端子台が設置された部位に対応する位置にある前記コアに巻回される巻線が属する相の巻線の巻き始めを、当該コアから周方向に最も遠い位置にある同相の巻線として、当該巻線の巻き始め端部と前記3本のリード線のうちの1本とが接続され、他の2相の巻線の巻き始めを、それぞれ、前記1本のリード線が接続された巻線に隣接する巻線として、当該他の2相の巻線の各巻き始め端部と前記3本のリード線のうちの残り2本とがそれぞれ接続されているものである。
この発明に係る空気調和装置は、筐体内に配置され、吸込口から空気を吸い込み、熱交換器を通過した空気を吹出口から吹き出すファンと、前記ファンを駆動する上記の室外ファンモータと、固定部材を介して前記室外ファンモータが固定される支持部材と、を備えているものである。
本発明は、リード線とアルミ線との結線部を端子台から遠ざけたことによって、巻線を構成するアルミ線への水分の付着を樹脂モールド内部において大幅に低減することができる。よって、本発明によれば、室外ファンモータの長寿命化を実現できる。
本発明は、上記の室外ファンモータを備えているので、室外ファンモータの長寿命化に伴い信頼性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る室外ファンモータを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータが搭載される室外機の外観図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータ及びファンを示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータの電気的な接続状態を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータの結線状態を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータの3つのスロットタイプのステータの結線状態を簡略的に説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータの端子台とリード線との接続部分を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータの端子台とリード線との接続部分を示す概略平面図である。 本発明の実施の形態に係る室外ファンモータの各分割コアの接続状態を概略的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る室外ファンモータ(以下、モータ100と称する)を説明するための説明図である。図1に基づいて、モータ100の構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
図1では、(a)がモータ100の側面図を、(b)がモータ100の底面図を、それぞれ示している。図1(a)、(b)に示すように、モータ100は、本体外殻1と、この本体外殻1に内包されたステータ20およびロータ30と、ロータ30に連結されたシャフト40と、を備えている。また、本体外殻1の端部(シャフト40の突出側ではない方の端部)には、底面部2が形成されている。なお、図1(b)に示すように、底面部2の露出面には、ステータ20に接続されるリード線120(図4参照)が接続される端子台50が設けられている。
本体外殻1は、軸心部を囲んで環状に形成され、内側にはステータ20が固定されている。このステータ20の内周側には、軸受を介して回転自在に支持されたロータ30(図示せず)が配置される。本体外殻1は、ステータ20を樹脂によりモールド成型したモールドステータの外殻により形成されている。なお、モールドを成型する樹脂の種類を特に指定をするものでなく、例えば、不飽和ポリエステル、飽和ポリエステル、発泡性樹脂等を使用するとよい。また、本実施の形態では、樹脂による一体成型を例に説明するが、成型方法は樹脂での成型に限らず、アルミダイキャストや、金属の削り品でもよい。
本体外殻1の底面部2側端部の周縁部には、外側に突出するように脚部101が複数形成されている。この脚部101は、本体外殻1を形成する樹脂により一体成型されている。脚部101は、ネジ等の固定部材を介して、本体外殻1と支持部材とを締結するものである。ここでいう支持部材とは、室外機内に設置される板材やレール等である。脚部101は、平面視した状態において、端子台50と重ならない位置に形成されている。なお、脚部101の個数を特に限定するものではなく、モータ100を支持部材に固定できる程度の個数があればよい。
本体外殻1の端部(シャフト40の突出側ではない方の端部)には、本体外殻1の端部を覆うように底面部2が形成されている。底面部2は、中心部が開口されており、本体外殻1を形成する樹脂により一体成型されている。この底面部2の露出面(モータ100の外周面となる面)には、上述したように端子台50が設けられている。底面部2は、たとえば本体外殻1の端部に段差を設けるように形成したり、本体外殻1の端面として形成したりされる。そして、端子台50は、一部が底面部2の外部に位置するように設置される。端子台50には、ステータ20と外部電源とを接続するための端子が設置されている。
端子台50は、たとえば基部が底面部2に埋め込まれるように設置される。この場合、埋め込まれている基部がステータ20を構成している一部の分割コア(図4に示す分割コア21)の端面に設置される。そして、基部に位置している端子に、ステータ20に接続されるリード線120が接続される(図7参照)。つまり、リード線120は、端子台50の基部の端子に接続された状態で、端子台50ごと本体外殻1を形成する樹脂によりモールドされるようになっている。よって、端子台50の基部を底面部2に埋め込むモータ100においては、リード線120の口出し部を備えることなく、端子台50を介して外部の電源と接続可能になっている。なお、端子台50の端子露出部には、図示省略の電源線を介して外部電源が接続される。
実施の形態1では、リード線120を端子台50の基部に接続した状態で本体外殻1を形成する樹脂によりモールドするようにしたことで、樹脂により成型する本体外殻1の成型時の生産性を向上できる。また、端子台50を底面部2に設置することとしたので、防水性を向上できる。そして、脚部101は、平面視において、端子台50と重ならない位置に形成されているので、端子台50に接続される配線と脚部101とが干渉せず、取り付けの作業性を向上することができる。
なお、端子台50を、たとえば基部が底面部2に埋め込まれることなく底面部2に設置するようにしてもよい。この場合、底面部2又は本体外殻1の側面にリード線120の口出し部を備えなければならない。そうすると、口出し部を介しての水分の浸入が更に容易に想定できるので、以下で説明する対策を講ずることが更に効果的になる。
また、ここでは、分割コア21を環状に接続してステータ20を構成した場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、コアの一部だけが分離可能になっていたり、コアの全部が始めから接続されていたりするものでステータ20を構成してもよい。いずれにせよ、ステータ20は、ティース部にアルミ線が集中巻きされていればよい。
次に、実施の形態1におけるモータ100を搭載した空気調和装置(室外機300)と、モータ100の固定状態について説明する。図2は、実施の形態1に係るモータ100が搭載される室外機300の外観図である。この空気調和装置は、モータ100を備えているので、モータ100の長寿命化に伴い、信頼性の向上を図るようにしたものである。
図2に示すように、室外機300は、箱状に形成された筐体310と、筐体310の側面の開口により形成された吸込口308と、吸込口308に沿うように筐体310内に配置された熱交換器(図示せず)と、筐体310の天面の開口により形成された吹出口309と、この吹出口309を覆うように通風可能に設けられたファンガード311と、このファンガード311の内部に設置されモータ100により駆動されるファン312とを備えている。このように構成された室外機300により、ファン312が回転すると、筐体310側面の吸込口308から空気が吸い込まれ、熱交換器を通過後、垂直方向の流れとなって、筐体310上部に形成された吹出口309から上向きに吹き出される。
このようなトップフロー型の空気調和装置では、熱交換機に結露した水分や筐体310の下部に溜まった水分が、風により舞い上がり、ファン312を駆動するモータに付着する場合がある。つまり、端子台50を底面部2に設けたというだけでは、このような水分への対策としては十分ではない。上述したように、端子台50は、その基部が底面部に埋め込まれているものの、埋め込まれている部分と露出している部分とが連結しているために底面部2を完全に閉塞することはできない。このため、底面部2の端子台50との接合部の防水性の向上が望まれる。
図3は、モータ100及びファン312を示す側面図である。図3に基づいて、モータ100の設置状態について説明する。図3に示すように、モータ100は、脚部101を利用して支持部材320に設置されている。また、モータ100のシャフト40には、ファン312が取り付けられている。
図3において、支持部材320は、例えば2本のレールにより構成され、モータ100は、底面側(底面部2側)が支持部材320と接し、シャフト40が上方に向くように載置される。モータ100のシャフト40には、ファン312が取り付けられ、ファン312は、モータ100のロータ30が回転することにより駆動される。
ここで、ファン312の翼下端と支持部材320との間には、所定の間隔が空くようにシャフト40の長さが設定される。実施の形態1においては、モータ100を支持部材320上に載置して固定するため、モータ100の中央部分を支持する場合と比較して、シャフト40の長さLを短くすることができる。このようにシャフト40の長さを短くすることで、ファン312の軸ぶれを軽減することができる。また、実施の形態1に係るモータ100は、平面視における直径(本体外殻1の直径)が、ファン312のボス312aの直径Rより小さく構成されている。このような構成により、モータの下方から上方に向かう風の抵抗を軽減することができる。
図4は、モータ100の電気的な接続状態を説明するための概略図である。図4に基づいて、分割コアに巻線を集中巻する集中巻方式のステータ20の電気的な接続状態について説明する。なお、図4では、9つの分割コアで構成された9スロットタイプのステータ20を例に示している。また、図4には、端子台50を図示していない。ここでは、3相をY結線した場合を例に説明するが、3相をデルタ(Δ)結線してもよい。
ステータ20は、複数個の分割コア21(分割コア21a〜21i)と分割コア21に集中巻された巻線22(巻線22a〜22c)とで概略構成されている。この分割コア21は、外周部を構成する略円環状のコアバック23と、コアバック23の内周面側から半径方向に突出した複数のティース部25とで構成されており、各ティース部25の間にはスロット28がそれぞれ形成されている。
分割コア21は、略T字型形状をしており、各分割コア21が円環状に接続されている部分がコアバック23を構成している。そして、各分割コア21の内周部には、ティース部25が形成されており、隣り合うティース部25の間にスロット28が形成されている。そして、ティース部25に図示省略のインシュレータ(別名、スプール)を介して集中巻方式の巻線22が施されるようになっている。このステータ20は、たとえばY結線された後、3相(UVW相)交流の電源(インバータを含む)に接続される。U層を巻線22a、層を巻線22b、層を巻線22c、として説明する。
分割コア21a、分割コア21d、及び、分割コア21gには、それぞれU相の巻線22aが巻かれている。そして、分割コア21a、分割コア21d、分割コア21gに巻かれた巻線22aは、それぞれ直列に接続され、巻き始めにリード線120が接続され、このリード線120を介してU相に接続される。なお、リード線120と巻線22aとは結線部121を介して接続されている。
分割コア21b、分割コア21e、及び、分割コア21hには、それぞれ相の巻線22bが巻かれている。そして、分割コア21b、分割コア21e、分割コア21hに巻かれた巻線22bは、それぞれ直列に接続され、巻き始めにリード線120が接続され、このリード線120を介して相に接続される。なお、リード線120と巻線22bとは結線部121を介して接続されている。
分割コア21c、分割コア21f、及び、分割コア21iには、それぞれ相の巻線22cが巻かれている。そして、分割コア21c、分割コア21f、分割コア21iに巻かれた巻線22cは、それぞれ直列に接続され、巻き始めにリード線120が接続され、このリード線120を介して相に接続される。なお、リード線120と巻線22cとは結線部121を介して接続されている。
また、巻線22a、巻線22b、巻線22cに接続されているリード線120のもう一方は中性点として、接続される。なお、リード線120は、アルミ線又は銅線で構成され、図示省略のインシュレータの外周に形成されている溝に沿って配線され、各相に接続されるようになっている。
実施の形態1に係るモータ100は、巻線22にアルミ線を、各相の巻線22と端子台50とを接続するリード線120に銅線を、それぞれ使用している。アルミは、銅と比べて安価であるため、アルミ線で巻線22を構成することで、コストの低減を図ることが可能になる。ただし、アルミ線には、以下のような課題がある。
モータ100は、端子台50が本体外殻1の底面部2に設置されているが、ファン312の作用により空気とともに舞い上がった水分が底面部2に付着することがある。上述したように、端子台50の基部が底面部2に埋め込まれているものの、埋め込まれている部分と樹脂との間には隙間ができてしまう。この隙間を介して水分が浸入してしまうことがある。
銅であれば、耐食性が高く、多少の水分が付着しても腐食することはないが、モータ100はアルミ線を使用することにしているので、多少の水分でも腐食してしまうことがある。アルミ線の腐食が進行すると、最終的には結線不良に至ってしまう可能性もある。また、アルミ線はエナメルにて被覆処理が施され、エナメル被覆を機械剥離してアルミ線をよじって半田ディップするが、管理精度によっては剥離した部分が確実に半田で覆われているかどうかが分からないということも想定しておく必要がある。
リード線120もエナメル被覆されたアルミ線で構成した場合には、以下のような課題も発生する。上述したように、リード線120はインシュレータの外周に形成されている溝を這わす。そのため、エナメル被覆が損傷してしまうことを防ぐ目的で、リード線120にワニスチューブなどを取り付け、エナメル被覆を保護するようにしている。しかしながら、ワニスチューブとリード線120の間にも隙間があり、その隙間を介して水分が浸入してしまう可能性がある。なお、インシュレータの外周には各相に接続されるリード線120が這わされるために少なくとも3つの溝が形成されている。
[水分浸入に対しての対策1]
図5は、モータ100の結線状態を説明するための説明図である。図5に基づいて、6スロットタイプのステータ20の結線状態について説明するとともに、水分浸入に対しての対策について説明する。なお、図5には、6スロットタイプのステータの結線状態を図5(a)に比較のために示している。なお、従来のステータには、各符号の末尾に「’」を付記して、モータ100との区別を容易にしている。また、図5に示す端子台50は、底面部2の露出面に設置されている部分ではなく、分割コア21に設置されている部分を表現している。
図5(a)に示す従来のステータ20’の結線状態から分かるように、リード線120’と端子台50’とを接続する場合、リード線120’の使用量を抑えるため、可能な限りリード線120’と端子台50’とを最短距離で結線するのが普通である。加えて、リード線120’もアルミ線で構成したとすると、上述したような課題が生じる可能性が高くなるため、ステータ20’ではリード線120’に銅線を用いることで、水分に対しての備えとしている。また、各相の巻線22’の連結部分(より部分)は、半田ディップのためにステータ20’よりも径方向外側に位置される。これは、ステータ20でも同様である。
しかしながら、ステータ20’では、端子台50’を介して浸入してしまった水分が巻線22’を構成するアルミ線にまで到達してしまう可能性を完全に排除できるわけではない。つまり、巻線22’を構成しているアルミ線とリード線120’との結線部121’と、端子台50’との距離が短いために、端子台50’を介して浸入してしまった水分が、リード線120’を伝わり、結線部121’を介して巻線22’を構成するアルミ線にまで到達してしまう可能性がある。
なお、端子台50’は、通常、予め設置位置が決められている。これは、ステータ20の端子台50でも同様である。また、結線部121’は、リード線120’の周囲にアルミ線を巻いて形成されることが一般的である。これは、ステータ20の結線部121でも同様である。アルミ線の方が、銅線よりも加工しやすいからである。
そこで、モータ100では、図5(b)に示すように、巻線22を構成しているアルミ線とリード線120との結線部121を可能な限り端子台50から遠ざけるようしている。結線部121を端子台50から遠ざけるには、各相の巻線22の巻き始めを、端子台50との対向位置、つまり回転中心を軸として180度以上回転させた位置にするのが望ましいが、各相の巻線22の巻き始めを少なくとも端子台50が設置されている分割コア21に隣接していない分割コア21にすればよい。こうすることによって、モータ100では、銅線で構成されたリード線120を長くすることができ、端子台50を介して浸入してしまった水分が巻線22を構成するアルミ線にまで到達しないようにできる。
したがって、モータ100によれば、巻線22にアルミ線を使用することでコストの低減を図ることができるだけでなく、端子台50から離れた位置で銅線で構成されたリード線120とアルミ線で構成された巻線22とを結線するようにしたので、端子台50を介して浸入してしまった水分がアルミ線にまで到達してしまうことを極力低減できる。よって、モータ100の長寿命化を実現できる。なお、ここでは、Y結線した場合を例に水分浸入に対しての対策を説明したが、デルタ(Δ)結線した場合でも同様にして水分浸入に対しての対策とすることができる。
図6は、3つのスロットタイプのステータ20の結線状態を簡略的に説明するための説明図である。図6に基づいて、ステータ20の結線状態について説明する。図6では、(a)が6スロットタイプのステータ20を、(b)が9スロットタイプのステータ20を、(c)が12スロットタイプのステータ20を、それぞれ示している。また、図6には、各タイプの従来ステータの結線状態を比較のために示している。なお、従来のステータには、各符号の末尾に「’」を付記して、モータ100との区別を容易にしている。また、図6に示す端子台50は、底面部2の露出面に設置されている部分ではなく、分割コア21に設置されている部分を表現している。
図6に示す各タイプのステータ20’は、可能な限りリード線120’と端子台50’とを最短距離で結線している。そのため、上述したように、端子台50’を介して浸入してしまった水分が、リード線120’を伝わり、結線部121’を介して巻線22’を構成するアルミ線にまで到達してしまう可能性がある。
そこで、モータ100では、いずれのスロットタイプにおいても、巻線22を構成しているアルミ線とリード線120との結線部121を、上述したように可能な限り端子台50から遠ざけるようした。そして、モータ100では、銅線で構成されたリード線120を長くとって、端子台50を介して浸入してしまった水分が巻線22を構成するアルミ線にまで到達しないようにしている。
図6(a)に示す6スロットタイプでは、紙面下側に配置されているV相の分割コア21に端子台50が配置されているが、U相の巻線22aを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないU相の分割コア21にしている。また、V相の巻線22bを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に対向しているV相の分割コア21にしている。さらに、W相の巻線22cを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないW相の分割コア21にしている。
図6(b)に示す9スロットタイプでは、紙面下側に配置されているV相の分割コア21に端子台50が配置されているが、U相の巻線22aを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないU相の分割コア21のいずれか(ここでは紙面右側)にしている。また、V相の巻線22bを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないV相の分割コア21のいずれか(ここでは紙面右側)にしている。さらに、W相の巻線22cを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないW相の分割コア21のいずれか(ここでは紙面右側)にしている。
図6(c)に示す12スロットタイプでは、紙面下側に配置されているV相の分割コア21に端子台50が配置されているが、U相の巻線22aを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないU相の分割コア21のいずれか(ここでは紙面上側)にしている。また、V相の巻線22bを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に対向しているV相の分割コア21にしている。さらに、W相の巻線22cを構成するアルミ線の巻き始めを、端子台50が設置されている分割コア21に隣接しないW相の分割コア21のいずれか(ここでは紙面左の上側)にしている。
以上のように、モータ100は、いずれのスロットタイプであっても、各相の巻線22を構成するアルミ線の巻き始めを端子台50が設置されている分割コア21に隣接しない分割コア21にしている。そのため、モータ100では、銅線で構成されているリード線120の距離を長くとることができ、端子台50を介して浸入してしまった水分を巻線22を構成するアルミ線にまで到達しないようできる。したがって、モータ100によれば、巻線22にアルミ線を使用することでコストの低減を図ることができるだけでなく、端子台50から離れた位置で銅線で構成されたリード線120とアルミ線とを結線するようにしたので、端子台50を介して浸入してしまった水分がアルミ線にまで到達してしまうことを極力低減できる。よって、モータ100の長寿命化を実現できる。
なお、上述したように、結線部121を端子台50から遠ざけるには、各相の巻線22の巻き始めを、端子台50との対向位置、つまり回転中心を軸として180度以上回転させた位置にするのがより望ましいが、各相の巻線22の巻き始めを少なくとも端子台50が設置されている分割コア21に隣接していない分割コア21にすればよい。
[水分浸入に対しての対策2]
図7は、端子台50とリード線120との接続部分を説明するための説明図である。図8は、端子台50とリード線120との接続部分を示す概略平面図である。図7及び図8に基づいて、端子台50とリード線120との接続について説明するとともに、水分浸入に対しての対策について説明する。図7(a)が比較例として従来のステータの端子台とリード線との接続部分を、図7(b)が端子台50とリード線120との接続部分を、それぞれ示している。なお、従来のステータには、各符号の末尾に「’」を付記して、モータ100との区別を容易にしている。また、図7では、水分の流れを矢印で表現している。
[水分浸入に対しての対策1]では、結線部121を端子台50から遠ざけることで、端子台50を介して浸入してしまった水分が巻線22を構成するアルミ線にまで到達させないようにした例を説明したが、[水分浸入に対しての対策2]では、ワニスチューブとリード線120との間の隙間を閉塞することで、端子台50を介して浸入してしまった水分が巻線22を構成するアルミ線にまで到達させないようにしている。
上述したように、エナメル被覆が損傷してしまうことを防ぐ目的で、リード線にワニスチューブなどを取り付け、エナメル被覆を保護するようにしている。しかしながら、ワニスチューブとリード線の間にも隙間があり、その隙間を介して水分が浸入してしまう可能性がある。すなわち、図7(a)に示すように、従来ではワニスチューブ70’を取り付けた状態のリード線120’を端子台50’の端子51’に接続するようにしているが、端子台50’を介して外部から浸入した水分がワニスチューブ70’とリード線120’との間の隙間80’を流れてアルミ線にまで到達してしまう可能性がある。
そこで、図7(b)に示すように、モータ100では、端子台50付近のワニスチューブ70を剥がしてリード線120を露出させ、この部分のリード線120に水分浸入防止部材90を設けて、端子台50を介して浸入して水分をワニスチューブ70とリード線120との間の隙間80に到達しないようにしている。水分浸入防止部材90は、端子台50に接触していることが望ましいが、端子台50付近に取り付けられるワニスチューブ70とリード線120との間の隙間80を閉塞できる位置であれば、必ずしも端子台50に接触していなくてもよい。なお、リード線120も端子台50の端子51に接続されている。
また、ワニスチューブ70は、通常、図8に示すようにリード線120や巻線22と、他の部材(たとえば、端子台50やインシュレーター、他の相に接続しているリード線120や巻線22等)との接触部分に少なくとも取り付けられる。ワニスチューブ70は、接着剤や樹脂等を介して位置決めがなされ、本体外殻1を形成する際に樹脂モールドにより固定される。図7で説明したように、モータ100には水分浸入防止部材90を設けたので、端子台50を介して浸入してしまった水分がアルミ線にまで到達してしまうことを極力低減できるが、更にワニスチューブ70が取り付けられている部分においても水分の浸入を阻止することができ、よりアルミ線にまで水分が到達しにくくなっている。
なお、水分浸入防止部材90は、たとえば不飽和ポリエステル、飽和ポリエステル、発泡性樹脂等の樹脂をモールドすることで形成するとよい。また、水分浸入防止部材90は、たとえばワニスチューブ70を固定するために使用される接着剤等に兼用させてもよい。つまり、水分浸入防止部材90としては、隙間80を閉塞できるような材料を用いて形成すればよい。
したがって、モータ100によれば、巻線22にアルミ線を使用することでコストの低減を図ることができるだけでなく、端子台50に接続しているリード線120に水分浸入防止部材90を設けるようにしたので、端子台50を介して浸入してしまった水分がアルミ線にまで到達してしまうことを極力低減できる。よって、モータ100の長寿命化を実現できる。
なお、水分浸入防止部材90は、隙間80を閉塞できる程度に形成されていればよく、大きさや形状、材質などを特に限定するものではない。なお、ワニスチューブ70として、一般的に普及しているものを使用すればよい。また、シート状のワニスを筒状にまるめてワニスチューブ70としてもよい。さらに、ワニスチューブ70は、熱収縮性を備えた材料を含んでいてもよい。
さらに、図8では、[水分浸入に対しての対策1]及び[水分浸入に対しての対策2]の双方を組み合わせた状態を例に示している。そのため、いずれか1つの対策に比べ、より水分がアルミ線にまで到達しにくいものとなっている。また、図8では、分断されているワニスチューブ70を複数個取り付けた状態を例に示しているが、分割コア21から飛び出している巻線22やリード線120の全部に分断されていないワニスチューブ70を取り付けてもよい。
[水分浸入に対しての対策3]
図9は、各分割コア21の接続状態を概略的に示す平面図である。図9に基づいて、水分浸入に対しての更なる対策について説明する。なお、図9では、6スロットタイプのステータ20を例に示している。
[水分浸入に対しての対策3]では、結線部121及び連結部122に防湿剤又はワニスを塗布することで、端子台50を介して浸入してしまった水分が巻線22を構成するアルミ線にまで到達させないようにしている。
結線部121は、アルミ線と銅線とがよじられて結線されている部分である。アルミ線と銅線を電気的に導通させるために結線部121となる部分のアルミ線及び銅線からエナメル被覆を機械的に剥離する。そして、アルミ線と銅線をよじって結線部121を形成し、この結線部121に対して半田ディップを行う。結線部121が確実に半田でコートされていれば、結線部121にまで水分が浸入してきても半田がアルミ線よりも先に腐食されるので、半田がある間はアルミ線が腐食することはない。なお、銅線のエナメル被覆を機械的に剥離するのではなく、半田ディップと同時に熱的に剥離するようにしてもよい。
連結部122は、各相の巻線22を構成するアルミ線同士がよじられて結線されている部分である。アルミ線同士を電気的に導通させるために連結部122となる部分のアルミ線からエナメル被覆を機械的に剥離する。そして、アルミ線同士をよじって連結部122を形成し、この連結部122に対して半田ディップを行う。連結部122が確実に半田でコートされていれば、連結部122にまで水分が浸入してきても半田がアルミ線よりも先に腐食されるので、半田がある間はアルミ線が腐食することはない。
しかしながら、半田ディップの管理精度によっては結線部121及び連結部122が確実に半田で覆われているかどうかが確実ではない。たとえば、1mmでも半田コートされていない部分がアルミ線にあれば、そこに水分が付着することによって、結線部121、連結部122を形成しているアルミ線の腐食が進行してしまう。
そこで、モータ100では、結線部121及び連結部122に防湿剤及びワニスのすくなくとも一つを塗布してアルミ線の露出部分をなくすようにしている。こうすることによって、モータ100では、エナメル被覆が剥離され、結線部121及び連結部122となる部分のアルミ線の露出を回避でき、端子台50を介して浸入してしまった水分が巻線22を構成するアルミ線にまで到達しないようにできる。
したがって、モータ100によれば、巻線22にアルミ線を使用することでコストの低減を図ることができるだけでなく、結線部121及び連結部122となる部分のアルミ線の露出を回避するようにしたので、端子台50を介して浸入してしまった水分がアルミ線にまで到達してしまうことを極力低減できる。よって、モータ100の長寿命化を実現できる。
なお、防湿剤としては、一般的に普及しているアクリルやポリウレタンなどを主成分とした耐湿性に優れた絶縁コーティング剤を用いるとよいが、速乾性に優れたものを用いるのが好ましい。また、ワニスとしては、一般的に普及しているものを用いるとよいが、速乾性に優れたものを用いるのが好ましい。さらに、防湿剤及びワニスのすくなくとも一つを塗布すればよいが、両方を塗布しても構わない。
なお、本実施の形態では、端子台50を介して浸入する水分に対しての対策として、[水分浸入に対しての対策1]〜[水分浸入に対しての対策3]をそれぞれ別個に説明したが、モータ100は、これらをそれぞれ別個に備えてもよく、これらを任意に組み合わせて備えてもよい。
1 本体外殻、2 底面部、20 ステータ、21 分割コア、21a 分割コア、21b 分割コア、21c 分割コア、21d 分割コア、21e 分割コア、21f 分割コア、21g 分割コア、21h 分割コア、21i 分割コア、22 巻線、22a 巻線、22b 巻線、22c 巻線、23 コアバック、25 ティース部、28 スロット、30 ロータ、40 シャフト、50 端子台、51 端子、70 ワニスチューブ、80 隙間、90 水分浸入防止部材、100 モータ、101 脚部、120 リード線、121 結線部、122 連結部、300 室外機、308 吸込口、309 吹出口、310 筐体、311 ファンガード、312 ファン、312a ボス、320 支持部材。

Claims (5)

  1. 円環状に配置された複数のコアを備え、アルミ線からなる3相巻線の各相の巻線が、複数の前記コアのそれぞれに他の2相の巻線を挟むように巻回されたステータと、
    前記ステータの内周面側に回転自在に設置されるロータと、
    前記ステータを覆うように形成された樹脂製の本体外殻と、
    前記本体外殻の底面部に設置され、前記ステータの3相巻線と3相交流電源とを接続するための端子を備えている端子台と、
    銅線で構成され、前記端子台の端子と前記3相巻線の各相とを接続する3本のリード線と、を備え、
    前記端子台が設置された部位に対応する位置にある前記コアに巻回される巻線が属する相の巻線の巻き始めを、当該コアから周方向に最も遠い位置にある同相の巻線として、当該巻線の巻き始め端部と前記3本のリード線のうちの1本とが接続され、
    他の2相の巻線の巻き始めを、それぞれ、前記1本のリード線が接続された巻線に隣接する巻線として、当該他の2相の巻線の各巻き始め端部と前記3本のリード線のうちの残り2本とがそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする室外ファンモータ。
  2. 前記1本のリード線に接続された巻線の巻き始め端部の位置を、前記端子台が設置された部位に対応する位置にある前記コアから回転中心を軸として180度回転させた位置にしている
    ことを特徴とする請求項1に記載の室外ファンモータ。
  3. 前記端子台の一部前記底面部に埋め込まれており、埋め込まれた部分前記コアの端面に設置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の室外ファンモータ。
  4. 前記各巻き始め端部と前記3本のリード線とをそれぞれ接続する3つの結線部、及び、前記各相の巻線ごとに直列に接続する複数の連結部、防湿剤及びワニスのすくなくとも一つ塗布されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の室外ファンモータ。
  5. 筐体内に配置され、吸込口から空気を吸い込み、熱交換器を通過した空気を吹出口から吹き出すファンと、
    前記ファンを駆動する請求項1〜4のいずれか一項に記載の室外ファンモータと、
    固定部材を介して前記室外ファンモータが固定される支持部材と、を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置。
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