JP6005018B2 - 化粧料及びグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物 - Google Patents
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Description
一方、化粧水等の水性組成物にグリチルレチン酸誘導体等の油溶性薬剤を配合する場合は、界面活性剤により油溶性薬剤を可溶化するか、或いは、多量の油剤又は乳化剤を用いた乳化組成物の油相成分の一部として油溶性薬剤を含有させることが必要となる。
また、皮膚への刺激を考慮して、刺激性の低い乳化剤である非イオン性界面活性剤を用いた乳化技術が提案されている。
例えば、特許文献2には、固体又は半固体のワックスと非イオン性界面活性剤と油溶性薬剤等とを含有する油溶性薬剤含有ワックス微細分散組成物が開示されている。
特許文献3には、水不溶性成分と、特定の構造を有し且つ該水不溶性成分に対する親和性の高いノニオン性界面活性剤とを用いることで、水不溶性成分を長期に亘って安定に分散、乳化、又は可溶化させることが可能となり、その結果、使用感を損なわない化粧料が提供できる旨が開示されている。
[1]下記一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤と、を含有する水中油型乳化組成物の形態である化粧料であって、下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンフィトステロールであり、水中油型乳化組成物における油相と水相との比率は、質量基準で1/99〜20/80の範囲である化粧料。
R−Q−(CH2CH(CH3)O)m−(CH2CH2O)n−H (2)
[一般式(2)中、Rは、炭素数16〜24のアルキル基、炭素数16〜24のアルケニル基、又はフィトステロールから水酸基をひとつ除いた残基を表す。Qは、エーテル基又はエステル基を表す。mはプロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数であって0〜8の数を表し、nはエチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数であって20〜60の数を表す。〕
[2] リン脂質及び水溶性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する[1]に記載の化粧料。
[3] 水溶性界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種である[2]に記載の化粧料。
[4] 下記一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤と、を含有する水中油型乳化組成物の形態であるグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物であって、下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンフィトステロールであり、水中油型乳化組成物における油相と水相との比率は、質量基準で1/99〜20/80の範囲であるグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物。
R−Q−(CH2CH(CH3)O)m−(CH2CH2O)n−H (2)
[一般式(2)中、Rは、炭素数16〜24のアルキル基、炭素数16〜24のアルケニル基、又はフィトステロールから水酸基をひとつ除いた残基を表す。Qは、エーテル基又はエステル基を表す。mはプロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数であって、0〜8の数を表し、nはエチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数であって、20〜60の数を表す。〕
[一般式(2)中、Rは、炭素数16〜24のアルキル基、炭素数16〜24のアルケニル基、又はフィトステロールから水酸基をひとつ除いた残基を表す。Qは、エーテル基又はエステル基を表す。mはプロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数であって0〜8の数を表し、nはエチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数であって20〜60の数を表す。〕
また、グリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物は、一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、一般式(2)で表されるノニオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンフィトステロールと、を含むので、単独で、又は任意の他の成分と組み合わせて、化粧料として用いることができる。
本発明において「水相」とは、溶媒の種類にかかわらず「油相」に対する語として使用する。また、本発明において「乳化組成物」とは、特に断らない限り、水中油型乳化組成物を意味する。
本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても本工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本発明において、組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本発明において「経時安定性」とは、化粧料中の透明性が経時によって大きく損なわれないことを意味する。また、「使用感」とは、化粧料として使用した際のべたつき感、こく感(皮膚等に適用した際の濃密感)を意味し、良好な使用感とは、べたつき感が抑制され、こく感が高いことを意味する。
以下、本発明について説明する。
本発明の化粧料は、本発明における一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体(以下、単に「グリチルレチン酸誘導体」とも称する。)と、本発明における一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤と、を含有する化粧料である。
本発明におけるグリチルレチン酸誘導体は、本発明に係る化粧料において油溶性薬剤として用いられる。本発明におけるグリチルレチン酸誘導体は、一般式(1)で表されるものであり、i)グリチルレチン酸の3位の水酸基を、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、又はエイコサン酸でエステル化した態様、及び、ii)グリチルレチン酸の20位のカルボキシル基を、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又はエイコサノールでエステル化した態様の2態様が包含される。
グリチルレチン酸ステアリルは、従来、抗炎症、抗アレルギー剤として、石鹸、クリーム、乳液に用いられていたが、上述したように、油剤に対する相溶性が低い等の理由から、透明性の高い化粧料に適用されることは殆どなかった。
本発明における直鎖型ノニオン性界面活性剤は、一般式(2)で表される化合物である。
式中、Rで示されるアルキル基としては、炭素数16〜24のアルキル基であればよく、炭素数16〜20であることが好ましい。またアルキル基としては、直鎖状又は分岐鎖を有するアルキル基であってもよく、直鎖状のアルキル基であることが好ましい。またRで示されるアルキル基は置換基を有していてもよい。アルキル基としては、例えば、セチル基、ステアリル基、ベヘニル基等を挙げることができる
式中、mは、プロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数であって0〜8の数を表し、0〜4であることが好ましい。また、式中nは、エチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数であって20〜60の数を表し、20〜40であることが好ましく、20〜30であることがより好ましい。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステルを選択した場合は、得られる化粧料の経時安定性がより高くなる傾向がある。
ポリオキシエチレンフィトステロールを選択した場合には、得られる化粧料の透明性及び経時安定性が共により高くなる傾向がある。
直鎖型ノニオン性界面活性剤としては、得られる化粧料の透明性及び経時安定性の点で、ポリオキシエチレンフィトステロールであることが最も好ましい。本発明の化粧料及び本発明のグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物は、直鎖型ノニオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンフィトステロールを含有する。
HLB=7+11.7log(Mw/Mo)
ここで、Mwは親水基の分子量、Moは疎水基の分子量である。
また、カタログ等に記載されているHLBの数値を使用してもよい。また、上記の式からも分かるように、HLBの加成性を利用して、任意のHLB値の界面活性剤を得ることができる。
なお、直鎖型ノニオン性界面活性剤については、市販品も入手可能であり、このような市販品を使用することができる。市販品としては、日光ケミカルズ社のNIKKOL BCシリーズ、NIKKOL BBシリーズ、NIKKOL BPSシリーズ、NIKKOL PBCシリーズ、日本エマルジョン社のEMALEX 100系シリーズ、EMALEX 500系シリーズ、EMALEX 600系シリーズ、EMALEX BHA、EMALEX CSシリーズ、東邦化学社のペグノールシリーズ等が挙げられる。
直鎖型ノニオン性界面活性剤の含有量は、化粧料の全量に対して、0.01質量%〜10質量%が好ましく、0.05質量%〜5質量%がより好ましく、0.1質量%〜3質量%が更に好ましい。直鎖型ノニオン性界面活性剤の含有量を0.01質量%以上とすることにより、グリチルレチン酸誘導体の化粧料中での透明性及び経時安定性をより向上させ、かつ、油相/水相間の界面張力をより下げ易く、また、10質量%以下とすることにより、界面活性剤を過剰量とすることがなく、化粧料を調製する際に泡立ち等が生じ難い点で好ましい。
本発明にかかる化粧料は、一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤とを混合することにより得ることができる。本発明に係る化粧料は、一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンフィトステロールを含有する。
混合には通常用いられる装置、例えば、スターラー又はインペラー攪拌、ホモミキサー等を使用することができる。
また、本発明にかかる化粧料は、グリチルレチン酸誘導体及び直鎖型ノニオン界面活性剤以外の任意の成分を所望により含有することができる。所望により含有可能な任意の成分については、後述するグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物に関して説明するものを挙げることができる。
また、グリチルレチン酸誘導体を乳化組成物として配合する場合、直鎖型ノニオン性界面活性剤を含有することで、界面活性剤の添加量の低減と、化粧料の透明性及び経時安定性とを両立することができる。この結果、グリチルレチン酸誘導体を乳化組成物以外の形態で添加する場合に適用される高温加熱処理を不要にすることができる。
なお、本発明に係る化粧料を乳化組成物とした場合には、化粧料は、後述するグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物に関して説明される油相成分及び水相成分を、化粧料における油相成分及び水相成分として含有してもよい。
以下、本発明の好ましい態様であるグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物と、直鎖型ノニオン界面活性剤を含有する水性組成物と、を組み合わせることにより得られる水中油型乳化組成物について説明する。
グリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物は、一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体を油相の一成分として含有する。このようなグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物としては、一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、リン脂質及び水溶性界面活性剤からなる群より選択された少なくとも1種を含有する乳化組成物を好ましく挙げることができる。グリチルレチン酸誘導体、及びグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物に含まれていてもよい直鎖型ノニオン性界面活性剤については、それぞれ前述した事項を適用する。グリチルレチン酸誘導体及び直鎖型ノニオン性界面活性剤以外の各成分について、以下、説明する。
リン脂質は単独で又は複数種の混合物の形態で使用することができる。
リン脂質としては、グリセロリン脂質が挙げられる。グリセロリン脂質としては、例えば、ホスファチジン酸、ビスホスファチジン酸、レシチン(ホスファチジルコリン)、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルメチルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセリン、ジホスファチジルグリセリン(カルジオリピン)等が挙げられ、これらを含有する大豆、トウモロコシ、落花生、ナタネ、麦等の植物由来のもの、卵黄、牛等の動物由来のもの及び大腸菌等の微生物等由来の各種レシチンを挙げることができる。
水溶性界面活性剤は、グリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物中の油相/水相の界面張力を大きく下げることができ、その結果、乳化粒子の粒子径を細かくすることができる点で好ましい。なお、本発明における水溶性界面活性剤には、直鎖型ノニオン性界面活性剤は含まれない。
水溶性界面活性剤としては、乳化安定性の観点から、HLB8以上のものが好ましく、10以上のものがより好ましく、12以上のものが特に好ましい。また水溶性界面活性剤のHLB値の上限値は、特に限定されないが、一般的には、20以下であり、18以下が好ましい。本発明における界面活性剤のHLBについては、本発明における直鎖型ノニオン性界面活性剤におけるHLBと同様に算出することができ、また同様に、カタログ等に記載されているHLBの数値を使用してもよい。
グリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物は、グリチルレチン酸誘導体を含有する油相を構成するために油剤を含有することができる。このような油剤としては、水相に含有される水性媒体に溶解しないものであれば、特に限定は無い。油剤としては、カロチノイド類、油溶性ビタミンを含有するラジカル捕捉剤、液体の油脂類、脂肪酸エステル等が好ましく用いられる。
またその他の脂溶性ビタミン物質としては、ニコチン酸ビタミンE等のエステル類;ビタミンK1からK3 等のビタミンK類を挙げることができる。
液体の油脂としては、例えばオリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アボガド油、月見草油、タートル油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、サラダ油、サフラワー油(ベニバナ油)、パーム油、ココナッツ油、ピーナッツ油、アーモンド油、ヘーゼルナッツ油、ウォルナッツ油、グレープシード油、スクワレン、スクワラン等が挙げられる。
また、固体の油脂としては、牛脂、硬化牛脂、牛脚脂、牛骨脂、ミンク油、卵黄油、豚脂、馬脂、羊脂、硬化油、カカオ脂、硬化ヤシ油、パーム硬化油、モクロウ、モクロウ核油、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
上記の中でも、乳化組成物中の乳化粒子の粒子径、乳化組成物の経時安定性の観点から、中鎖脂肪酸エステル又は中鎖脂肪酸トリグリセライドであるココナッツ油が好ましく用いられる。
本発明における化粧料又はグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物は、化粧料の透明性、経時安定性の向上、及び防腐性の観点から多価アルコールを含有することが好ましい。
本発明における多価アルコールとしては、二価以上のアルコールであれば特に限定されず用いることができる。多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコールが挙げられる。多価アルコールは、これらを1種単独又は複数種の混合物の形態で用いることができる。
他の添加成分は、その特性によって、油溶性又は水溶性の添加成分として、本発明の乳化組成物に含有させることができる。
その他、本発明においては、例えば、種々の薬効成分、pH調整剤、pH緩衝剤、紫外線吸収剤、防腐剤、香料、着色剤等、通常、その用途で使用される他の添加物を併用することができる、
グリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物の製造方法は、特に限定されず、公知の方法に従い製造することができる。例えば、a)水性媒体(水等)に、水溶性界面活性剤、及び他の水溶性成分を溶解させて、水相組成物を得ること、b)グリチルレチン酸誘導体、油剤、リン脂質(レシチン等)、及び、所望により含有される他の油剤(カロチノイド等)を混合又は溶解して、油相組成物を得ること、c)攪拌下で水相組成物と油相組成物を混合して、乳化分散を行い、乳化組成物を得ること、の各工程を含む製造方法が好ましい。
本製造方法における油相及び水相に含有される成分は、前述の本発明の乳化組成物の構成成分と同様であり、好ましい例及び好ましい量も同様であり、好ましい組合せがより好ましい。
pH調整剤は、乳化組成物を調製する前及び後のいずれに使用してもよい。pHの変動幅を小さくして、より緩和な条件でpHを調整することが可能である点から、pH調整剤は、乳化組成物の調製前に使用することが好ましい。その際には、pH調整剤は、乳化組成物を調製する前の水相組成物、及び油相組成物のいずれに添加してもよい。
本発明の化粧料に関する透明性の指標としては、濁度を使用する。
本発明における濁度は、波長650nmの光を用いて、25℃にて測定した吸光度により規定される。本発明において「透明性」の指標となる吸光度(濁度)は、分光光度計(例えば、V−630、株式会社日本分光製)を用いて測定する。本発明における透明性の高い乳化組成物の濁度(吸光度)は、0.001〜0.20であることが好ましく、より好ましくは0.001〜0.18、更に好ましくは0.001〜0.15である。
本発明の化粧料としては、化粧水、美容液、乳液、クリームパック・マスク、パック、洗髪用化粧品、フレグランス化粧品、液体ボディ洗浄料、UVケア化粧品、防臭化粧品等の化粧料が挙げられる。
なお、以下に示す実施例12〜実施例17が本発明の実施例であり、その他は参考例である。
(1)グリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物の調製
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・ショ糖モノステアリン酸エステル(HLB=16) 9.3g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 18.9g
・グリセリン 123.8g
・純水 82.5g
・グリチルレチン酸ステアリル 10.0g
・酢酸トコフェロール 10.0g
・トコフェロール 42.3g
・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 7.5g
・精製レシチン(大豆由来) 5.7g
上記で得られたグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物(EM−1)を、下記の化粧水組成に示すように各成分と組み合わせて、マグネチックスターラーを用いて10分間攪拌を行い、評価用試料(化粧料)を調製した。なお、水性基剤としては、10mMクエン酸バッファー水溶液(pH7)を用いた。得られた評価用試料におけるグリチルレチン酸誘導体の含有量は0.05質量%であった。
・POE(20)POP(4)セチルエーテル 0.3質量%
・1,3ブチレングリコール(BG) 10.0質量%
・フェノキシエタノール 0.3質量%
・EM−1 1.5質量%
・水性基剤 残量
直鎖型ノニオン性界面活性剤の種類及び配合量(最終濃度)を、表1及び表2に記載の通りに変更した以外は、実施例1と同様にして、評価用試料を得た。なお、直鎖型ノニオン界面活性剤の配合量を変更した場合には、化粧水製剤模擬液における水性媒体(純水)の配合量を増減させて調整した。
ショ糖モノステアリン酸エステル:三菱化学フーズ株式会社製リョートーシュガーエステルS−1670(HLB=16)
モノオレイン酸デカグリセリル:日光ケミカルズ株式会社製NIKKOL Decaglyn 1−O(HLB=12)
モノミリスチン酸デカグリセリル:日光ケミカルズ株式会社製NIKKOL Decaglyn 1−M(HLB=14)
グリチルレチン酸ステアリル:アルプス薬品工業製のグリチルレチン酸ステアリル
酢酸トコフェロール:BASF株式会社のビタミンEアセテート
トコフェロール:理研ビタミン株式会社製の理研Eオイル800
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル:花王株式会社のココナードMT
精製レシチン:SLP−辻製油株式会社製のホワイト(大豆由来)
PEG−30水添ヒマシ油:NIKKOL HCO−30、日光ケミカルズ社製
PEG−50水添ヒマシ油:NIKKOL HCO−50、日光ケミカルズ社製
PEG−60水添ヒマシ油:NIKKOL HCO−60、日光ケミカルズ社製
ポリソルベート40:NIKKOL TP−10EX、日光ケミカルズ社製
POE(1)POP(4)セチルエーテル:NIKKOL PBC−31、日光ケミカルズ社製
POE(1)POP(8)セチルエーテル:NIKKOL PBC−41、日光ケミカルズ社製
POE(10)POP(4)セチルエーテル:NIKKOL PBC−33、日光ケミカルズ社製
POE(20)POP(4)セチルエーテル:NIKKOL PBC−34、日光ケミカルズ社製
POE(20)POP(8)セチルエーテル:NIKKOL PBC−44、日光ケミカルズ社製
POE(9)ラウリルエーテル:NIKKOL BL−9EX、日光ケミカルズ社製
POE(21)ラウリルエーテル:NIKKOL BL−21、日光ケミカルズ社製
POE(25)ラウリルエーテル:NIKKOL BL−25、日光ケミカルズ社製
POE(5.5)セチルエーテル:NIKKOL BC−5.5、日光ケミカルズ社製
POE(10)セチルエーテル:NIKKOL BC−10、日光ケミカルズ社製
POE(10)ベヘニルエーテル:NIKKOL BB−10、日光ケミカルズ社製
POE(20)セチルエーテル:NIKKOL BC−20、日光ケミカルズ社製
POE(20)ステアリルエーテル:NIKKOL BS−20、日光ケミカルズ社製
POE(20)ベヘニルエーテル:NIKKOL BB−20、日光ケミカルズ社製
POE(30)ベヘニルエーテル:NIKKOL BB−30、日光ケミカルズ社製
ステアリン酸PEG−10:NIKKOL MYS−10V、日光ケミカルズ社製
ステアリン酸PEG−40:NIKKOL MYS−40V、日光ケミカルズ社製
ステアリン酸PEG−45:NIKKOL MYS−45V、日光ケミカルズ社製
ステアリン酸PEG−55:NIKKOL MYS−55V、日光ケミカルズ社製
POE(7)オレイルエーテル:NIKKOL BO−7V、日光ケミカルズ社製
POE(10)オレイルエーテル:NIKKOL BO−10V、日光ケミカルズ社製
POE(15)オレイルエーテル:NIKKOL BO−15V、日光ケミカルズ社製
POE(20)オレイルエーテル:NIKKOL BO−20V、日光ケミカルズ社製
POE(50)オレイルエーテル:NIKKOL BO−50V、日光ケミカルズ社製
PEG−5ダイズステロール:NIKKOL BPS−5、日光ケミカルズ社製
PEG−10ダイズステロール:NIKKOL BPS−10、日光ケミカルズ社製
PEG−20ダイズステロール:NIKKOL BPS−20、日光ケミカルズ社製
PEG−30ダイズステロール:NIKKOL BPS−30、日光ケミカルズ社製
各評価は、以下のように行った。結果をそれぞれ表1及び表2に示す。なお、表中「−」は未評価であることを示す。
1.透明性(初期濁度)の評価
上記で得られた評価用試料(化粧水)について、濁度の指標として650nmにおける吸光度を、分光光度計(V−630、株式会社 日本分光製)を用いて、25℃にて測定して、下記評価基準に基づき初期濁度を評価した。結果を表1及び表2に示す。
−評価基準−
S:0.05以下
A:0.05より大きく0.08以下
B:0.08より大きい
C:白濁又は沈殿により測定不可
経時安定性の評価(化粧料における透明性の持続性)は、上記で得られた各化粧料について、調製直後及び40℃の条件下で経時させた後の濁度変化を測定することで、評価した。濁度変化は、40℃で2週間経時させた後の化粧水について、波長650nmにおける吸光度を、初期濁度と同様にして測定し、調製直後の初期濁度からの吸光度の差を、下記基準で評価した。結果を表1及び表2に示す。
−評価基準−
S:0.02未満
A:0.02以上0.03未満
B:0.03以上0.05未満
C:0.05以上
実施例及び比較例の化粧水について、専門パネル10名により、使用感(こく感、べたつきのなさ)の良否を下記の評価基準によって評価した。結果を表1及び表2に示す。
−評価基準−
S:10名中7名以上が「良い」と答えた
A:10名中5〜6名が「良い」と答えた
B:10名中3〜4名が「良い」と答えた
C:10名中2名以下が「良い」と答えた
(1)美容液(実施例18)の調製
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・POE(20)オレイルエーテル 15.0g
・純水 480.2g
・グリチルレチン酸ステアリル 0.25g
・酢酸トコフェロール 0.25g
・トコフェロール 1.0g
・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 0.2g
・精製レシチン(大豆由来) 0.1g
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・PEG(60)水添ヒマシ油 15.0g
・純水 480.2g
・グリチルレチン酸ステアリル 0.25g
・酢酸トコフェロール 0.25g
・トコフェロール 1.0g
・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 0.2g
・精製レシチン(大豆由来) 0.1g
以上より、実施例18の化粧料は、透明性に非常に優れ、保存安定性にも優れた化粧料であることが確認された。
Claims (4)
- 下記一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、
下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤と、
を含有する水中油型乳化組成物の形態である化粧料であって、
下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンフィトステロールであり、水中油型乳化組成物における油相と水相との比率は、質量基準で1/99〜20/80の範囲である化粧料。
[一般式(1)中、R1及びR2は、
R1が、−C12H25、−C14H29、−C16H33、−C18H37、又は−C20H41を表し、且つ、R2が水素原子を表すか、或いは、
R1が水素原子を表し、且つ、R2が、−(C=O)C11H23、−(C=O)C13H27、−(C=O)C15H31、又は−(C=O)C17H35を表す。]
R−Q−(CH2CH(CH3)O)m−(CH2CH2O)n−H (2)
[一般式(2)中、Rは、炭素数16〜24のアルキル基、炭素数16〜24のアルケニル基、又はフィトステロールから水酸基をひとつ除いた残基を表す。Qは、エーテル基又はエステル基を表す。mはプロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数であって、0〜8の数を表し、nはエチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数であって、20〜60の数を表す。〕 - 更に、リン脂質及び水溶性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する請求項1記載の化粧料。
- 水溶性界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種である請求項2に記載の化粧料。
- 下記一般式(1)で表されるグリチルレチン酸誘導体と、
下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤と、
を含有する水中油型乳化組成物の形態であるグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物であって、
下記一般式(2)で表される直鎖型ノニオン性界面活性剤であるポリオキシエチレンフィトステロールが、ポリオキシエチレンフィトステロールであり、水中油型乳化組成物における油相と水相との比率は、質量基準で1/99〜20/80の範囲であるグリチルレチン酸誘導体含有乳化組成物。
[一般式(1)中、R1及びR2は、
R1が、−C12H25、−C14H29、−C16H33、−C18H37、又は−C20H41を表し、且つ、R2が水素原子を表すか、或いは、
R1が水素原子を表し、且つ、R2が、−(C=O)C11H23、−(C=O)C13H27、−(C=O)C15H31、又は−(C=O)C17H35を表す。]
R−Q−(CH2CH(CH3)O)m−(CH2CH2O)n−H (2)
[一般式(2)中、Rは、炭素数16〜24のアルキル基、炭素数16〜24のアルケニル基、又はフィトステロールから水酸基をひとつ除いた残基を表す。Qは、エーテル基又はエステル基を表す。mはプロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数であって、0〜8の数を表し、nはエチレンオキサイド(EO)の平均付加モル数であって、20〜60の数を表す。]
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