JP6004538B2 - 射出成形装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、単一で大容積のキャビティに対する多点ゲート方式による射出バランス性に優れた射出成形などが可能な射出成形装置に関する。
一般に、単一の大容積のキャビティに対し、多点ゲート方式による射出成形する場合、例えば、中心部のスプルーブッシングから径方向にX字形に延びた複数の流路を経て複数の射出ノズルの先端の各ゲートから、上記キャビティ内に溶融樹脂を射出している。この場合、複数のゲートから上記キャビティ内に射出された複数組の溶融樹脂が互いに接触してから凝固するので、それらの間にいわゆる境目が生じたり、各樹脂間に光沢ムラなどの欠陥が生じる、という問題があった。
そこで、上記のような樹脂製品の境目(ウェルドライン)や光沢ムラなどを回避するため、各ゲート間の距離や各ゲートからの溶融樹脂の注入を制御するためのコントローラあるいはバルブを上記ゲートごとに配置した射出成形用金型が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
しかし、前記射出成形用金型は、テレビやディスプレイなどのハウジングとなる比較的大きく且つ特殊な枠型筺体を射出成形する場合にのみ限られ、各種の形状のキャビティに対して樹脂をバランス良く射出するには、不向きであった。
更に、溶融樹脂が注入されるスプルーブッシングから各ノズル(ランナー)までの各距離が異なるので、前記ウェルドラインを防ぐには、上記ノズルごとに前記バルブを配置するなど射出装置の構造が複雑化する、という問題点もあった。
しかも、単一で大容積のキャビティに対し多点ゲート方式で射出成形する形態、複数のキャビティに対して多点ゲート方式で同時に射出成形する形態、および、単一のキャビティに対しシングルゲート方式による射出成形を、単一の射出成形装置で行うことは、これまでの射出成形装置は、非常に困難であった。
特許第3828225号公報(第1〜8頁、図1〜5) 特開平11−348078号公報(第1〜4頁、図1〜3)
本発明は、背景技術で説明した問題点を解決し、大容積で単一のキャビティに対する多点ゲート方式にて優れたゲートバランスにより境目(ウェルドライン)などの欠陥を生じにくく、且つゲートの開閉操作のみにより多点ゲート方式での複数のキャビティへの同時射出なども可能な射出成形装置を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、溶融樹脂が供給されるスプルーブッシングとほぼ同軸状にセンターノズルを配置し、且つ該センターノズルを挟んで対称などの位置に複数のサイドノズルを配置すると共に、これらの各ノズルのゲートを個別あるいは同時に開閉可能とする、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の射出成形装置(請求項1)は、溶融樹脂が流入するスプルーブッシングと、該スプルーブッシングとマニホールドの中心部あるいは中央部を挟んで同軸状に配置されたセンターノズルと、上記スプルーブッシングを径方向に沿って貫通するアームと、該アームの各端部に個別に連結され、該アームを上記センターノズルの軸方向に沿って往復させる複数の流体圧シリンダと、上記アームの中央部に後端が固定され、上記センターノズルの中心部を軸方向に沿って貫通し、且つ先端が該センターノズルのゲートを開閉するバルブステムと、上記センターノズルを挟んで対称あるいは任意の位置となる上記マニホールドの上記センターノズルと同じ側面に平行にして取り付けられ、且つ上記センターノズルと同じ構造である複数のサイドノズルと、該サイドノズルごとの上記マニホールドを挟んだ反対側に取り付けられ、上記同様のバルブステムを軸方向に沿って往復させる複数のサイド流体圧シリンダと、上記スプルーブッシング内の中心部を軸方向に沿って貫通する流入路、該流入路から上記マニホールドに連通する複数の迂回流路、および上記マニホールド内を上記センターノズルを中心付近として径方向に沿って貫通し且つ上記迂回流路とセンターノズル内と複数のサイドノズル内とに個別に連通する径方向流路を含む溶融樹脂の流路と、を備えており上記複数の迂回流路の間には、上記アームを移動可能に貫通させる凹所が形成されている、ことを特徴とする。
これによれば、例えば、前記センターノズルを挟んだ両側に左右一対の(複数)サイドノズルを有する形態で、且つ一方向に沿って長く単一で大容積のキャビティに対し射出成形する場合、先ず、該キャビティ内の中央部に上記センターノズルのゲートを前記シリンダとバルブステムとを後退させることで開き、該センターノズルから前記流路を経た溶融樹脂を射出し、係る溶融樹脂が上記キャビティの両端部側に拡がった時点で、上記左右一対のサイドノズルのゲートを上記同様に開いて、該サイドノズルから溶融樹脂を追加的に上記キャビティの両端部側に射出する。その結果、境目や光沢ムラなどの欠陥のない長大で単一の樹脂製品を、所定の形状および寸法を有し、均質且つ確実に成形することができる。尚、キャビティの全体形状によっては、上記2段階の射出方法に限らず、3段階以上の射出方法を行っても良い。
あるいは、上記と同じ形態で且つ3個の同じキャビティに対して同時に射出成形する場合には、前記センターノズルおよび左右一対のサイドノズルの各ゲートを同時に開き、全てのノズルから溶融樹脂を個々のキャビティ内に射出することで、3個(複数)の同じ樹脂製品を同時に成形できる。しかも、金型の中央部にも、前記センターノズルに隣接する位置にもキャビティを配置できるので、比較的小さな金型であっても、従来に比べて数多くの樹脂製品を成形することも可能となる。
更に、前記と同じ形態であっても、前記センターノズルのゲートのみを開いて該センターノズルのみから溶融樹脂を単一のキャビティ内に射出することにより、シングルゲート方式による射出成形を行うことも可能となる。
従って、センターノズルと、これと同じ構造である複数のサイドノズルの各ゲートの開閉を、個々の流体圧シリンダおよびバルブステムを適時に操作することで、大容積で健全な単一の樹脂製品を射出成形できると共に、複数の同じ樹脂製品を比較的小型の金型において高密度で射出成形したり、シングルゲート方式による射出成形も行えるので、多様な樹脂製品の成形にも容易に対応することが可能となる。
尚、前記同軸状とは、例えば、前記スプルーブッシングにおける溶融樹脂の流入路の外径の50%以下の範囲内でズレている形態も含む。
また、前記中心部とは、所要形状を呈するマニホールドのほぼ中心付近の位置であり、前記中央部とは、上記中心部およびマニホールドの各端部側を除いた位置を指している。
更に、前記複数のサイドノズルが前記センターノズルを挟んで対称である形態では、前記センターノズルを中心に対称(線対称あるいは点対称)の位置に、複数のサイドノズルが配置され、一対または二対以上の複数となる。
また、前記複数のサイドノズルが、前記センターノズルを挟んで任意の位置(非対称)の形態とは、例えば、上記センターノズルの一方の端部側に1個のサイドノズルを配置し、且つ上記センターノズルの他方の端部側で且つ上記とは異なる距離に2個以上のサイドノズルを配置した形態が例示される。
更に、前記アームを往復させる前記複数(一対を含む)の流体圧シリンダは、例えば、前記各ノズルの周囲に配設するマニホールドプレートに取り付けられる。
また、前記サイドノズルごとのバルブステムを往復させる複数のサイド流体圧シリンダは、例えば、前記マニホールドにおけるスプルーブッシングの周囲に配設されるマニホールドバックプレートに取り付けられる。
更に、前記流体圧シリンダには、例えば、エアシリンダ、水圧シリンダ、および油圧シリンダなどが含まれる。
また、前記迂回流路は、前記アームの中央部付近を迂回して、前記スプルーブッシング内の流入路とマニホールド内の径方向流路との間を連通する流路であり、溶融樹脂の流通バランス上から、上記アームを挟んだ一対または複数(3以上)の形態が望ましいが、一方に偏った単一の流路からなる形態としても良い。
加えて、前記径方向流路の各端部と前記複数のサイドノズルの後端部との位置がずれている場合には、これらの間を連通するサイド接続流路を設けても良い。係るサイド接続流路は、前記径方向流路の一部とみなすこともできる。
また、本発明には、前記マニホールドは、前記スプルーブッシングとセンターノズルと挟まれ、且つ該センターノズルを中心部付近として径方向に沿って対称に延びた棒状の幹部からなる、射出成形装置(請求項2)も含まれる。
これによれば、棒(直線)状の幹部からなる前記マニホールドの中心部に位置するセンターノズルを挟んだ両側に左右一対の(複数)サイドノズルを有し、且つ一方向に沿って長い単一のキャビティに対し射出成形する際に、前述したようにゲートの開閉操作をずらすことにより、最初にセンターノズルのゲートから長大なキャビティ内の中央部に溶融樹脂を射出した後、マニホールドの幹部の両端付近に位置する一対のサイドノズルのゲートから上記キャビティの両端部付近に追加的に溶融樹脂を射出することで、前記境目などの欠陥のない長大な樹脂製品を確実に成形することができる。
更に、本発明には、前記マニホールドは、前記幹部から分岐し且つ前記センターノズルを中心部付近または中央部付近として径方向あるいは任意の方向に沿った位置に延び且つ互いに対称あるいは非対称である複数の枝部を更に含んでいる、射出成形装置(請求項3)も含まれる。
これによれば、例えば、前記センターノズルが中心部付近あるいは中央部付近に位置するマニホールドにおける幹部から直角で且つ上記中心部に対して対称となる位置に延びた単数または複数の枝部の先端部にサイドノズルが配置される。そのため、例えば、全体がほぼ+字形状、ほぼ*形状、または円形状を呈する大容積で単一のキャビティに対し、前記同様にゲートの開閉操作を行うことで、前記境目などの欠陥のない樹脂製品を確実に射出成形することができる。
あるいは、前記幹部から前記センターノズルが位置する中心部付近あるいは中央部付近に対し、任意に方向に沿って互いに異なる長さで且つ非対称である複数の枝部を延ばす、例えば、水平な幹部の一端部側には該幹部と直交する上下一対の長い枝部を形成し、且つ該幹部の他端部側には上方のみに短い枝部を形成したマニホールドとし、これらの枝部の端部にサイドノズルを個別に配置することにより、左右非対称の樹脂製品を前記境目などの欠陥を生じずに射出成形することもできる。
また、本発明には、前記アームと前記マニホールドの幹部とは、前記センターノズルの軸方向に沿った視角において、直角あるいは任意の角度で交差する、射出成形装置(請求項4)も含まれる。
これによれば、例えば、前記棒状の幹部のみからなるマニホールドにおいて、該幹部の中央部に設けたセンターノズルのバルブステムをその軸方向に沿って進退(前進および後退)させるため、該バルブステムの基端に接続されたアームを、上記マニホールドの幹部と直交させることで、該アームの両端部にピストンロッドを個別に連結した一対の流体圧シリンダを容易に配設することができる。
一方、前記マニホールドが、その幹部の両側で且つ該幹部の中央部に対して点対称の位置に延びる一対の枝部を有する形態の場合には、係る一対の枝部が位置していない対角位置を結ぶように、上記幹部に対して傾斜して交差する姿勢でアームを配置することにより、射出成形装置全体の小型化を図ることもできる。
加えて、本発明には、前記アームを往復させる前記複数の流体圧シリンダと、前記サイドノズルごとのバルブステムを往復させる複数のサイド流体圧シリンダとは、上記複数の流体圧シリンダが駆動した後で上記複数のサイド流体圧シリンダを駆動させたり、上記複数の流体圧シリンダのみを駆動させたり、あるいは、上記2種類の各流体圧シリンダを同時に駆動させる制御手段を備えている、射出成形装置(請求項5)も含まれる。
これによれば、例えば、前記アームを往復させる前記複数(一対を含む)の流体圧シリンダを先に駆動して、センターノズルのバルブステムを後退させて該センターノズルの開放されたゲートから大容積で単一のキャビティ内の中心部に溶融樹脂を射出した後、複数のサイドノズルごとのサイド流体圧シリンダを駆動して、係るサイドノズルごとのバルブステムを後退させて当該複数のノズルの開放されたゲートごとから上記キャビティ内の両端部に溶融樹脂を追加的に射出することで、前記欠陥のない大型の樹脂製品を確実に成形できる。
あるいは、前記アームを往復させる前記複数の流体圧シリンダと、サイド流体圧シリンダとを同時に駆動して、前記各ノズルごとに対応する同数のキャビティごとに対し溶融樹脂を同時に射出することで、複数の樹脂製品を多数個取りすることもできる。更には、前記アームを往復させる前記複数の流体圧シリンダだけを駆動し、センターノズルのバルブステムのみを後退させることで、シングルゲート方式による射出成形を行うことも可能である。
尚、前記制御手段は、例えば、タイマー、コントローラ、パソコンなどである。
本発明による一形態の射出成形装置における要部の概略を示す斜視図。 図1中のA−A線の矢視に沿った水平断面図。 図1中のB−B線の矢視に沿った垂直断面図。 上記射出成形装置の作用を示す概略図。 図4に続く上記射出成形装置の作用を示す概略図。 上記射出成形装置の異なる作用を示す概略図。 上記射出成形装置の変形形態である射出成形装置を示す概略図。 本発明による異なる形態の射出成形装置を示す概略図。 本発明による更に異なる形態の射出成形装置を示す概略図。 本発明による別の形態の射出成形装置を示す概略図。 本発明による更に別の形態の射出成形装置を示す概略図。 本発明による別異な形態の射出成形装置を示す概略図。
以下において、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明による一形態の射出成形装置1の要部を示す斜視図、図2は、図1中のA−A線の矢視に沿った水平断面図、図3は、図1中のB−B線の矢視に沿った垂直断面図である。尚、説明上、図1,3の左側と図2の上側を先端側または前側と称し、図1,3の右側と図2の下側を後端側または後側と称する。
係る射出成形装置1は、図1〜図3に示すように、溶融樹脂が流入するスプルーブッシング4と、該ブッシング4を水平方向の中心部に取り付けた横長のマニホールド10aと、該マニホールド10aの中央部を挟んで上記ブッシング4と同軸状に配置されたセンターノズル15と、上記ブッシング4の径(垂直)方向に沿って該ブッシング4の凹所8を貫通する板状のアーム9と、該アーム9の両端部にピストンロッド33が個別に連結され且つ該アーム9を上記センターノズル15の軸方向に沿って往復させる上下一対(複数)のエアシリンダ(流体圧シリンダ)25と、上記センターノズル15を挟んで線対称となる上記マニホールド10aの両端部の垂下部11で且つ該センターノズル15と同じ側面に取り付けた左右一対(複数)のサイドノズル16と、係るサイドノズル16の上記マニホールド10aの垂下部11ごとを挟んだ反対側に位置する左右一対(複数)のサイドエアシリンダ(流体圧シリンダ)26と、を備えている。
図2,図3に示すように、全体が円筒形状を呈するスプルーブッシング4の後端側の中心部には、ロケートリング2の中空部3内に進入し、且つ溶融樹脂の供給ノズル36の流路38と同軸状に連通する溶融樹脂の流入路5が開口している。該流入路5は、本ブッシング4内で左右一対(複数)の迂回流路6を経て、マニホールド10a内の径方向流路12に連通している。上記一対の迂回流路6の間には、前記アーム9を移動可能に貫通させる凹所8が垂直方向に沿って形成されている。また、上記ブッシング4の外周面には、保温用のバンドヒータ7が装着されている
尚、上記ロケートリング2は、マニホールドバックプレート34に支持されている。また、該バックプレート34は、上記ブッシング4やマニホールド10aとは、これらの熱的影響を回避するために、若干の間隔を置いて離れている。
前記マニホールド10aは、水平に方向に沿った棒(直線)状の幹部10hと、その両端部から若干下向きに延びた一対の垂下部11とからなり、上記幹部10hの中心部付近を軸(左右)方向に沿っており、且つセンターノズル15の軸心を中心として、径(長手)方向に沿って貫通する上記径方向流路12の両端には、垂直方向に沿った左右一対のサイド接続流路14が連通している。
前記センターノズル15および一対のサイドノズル16は、図2,図3に示すように、先端部が円錐形状で且つ該先端部の中心に小径のゲート19が開口し、係る先端部以外が円筒形のノズル本体(ノズルハウジング)17と、該ノズル本体17内に位置し且つ上記ゲート19に連通する溶融樹脂の流路18と、上記ゲート19を開閉する先細部を有し且つ上記流路18の中心部を軸方向に沿って往復可能で且つ同軸状に貫通するバルブステム20と、上記ノズル本体17の外周面に巻き付けたバンドヒータ21と、その外側を覆うヒータカバー22とを、それぞれ備えている。
また、上記センターノズル15と一対のサイドノズル16の各ノズル本体17の後端部は、前記マニホールド10aの同じ先端側の側面に取り付けられている。更に、センターノズル15の流路18の後端側と、上記マニホールド10aの幹部10h内の径方向流路12とは、図2に示すように、中央接続流路13を介して連通している。一方、一対のサイドノズル16ごとの流路18の後端側は、前記垂下部11の先端側に進入し、該垂下部11内の前記サイド接続流路14の下端部で直角状に連通している。尚、上記垂下部11は、幹部10hに含まれ、上記サイド接続流路14は、径方向流路12の両端部(一部)でもある。
前記センターノズル15と一対のサイドノズル16との間(周囲)には、図2,図3に示すように、マニホールドプレート24が若干の間隔を置いて配設され、該プレート24と上記各ノズル15,16のノズル本体17の基端部側との間には、全体がほぼ円錐形状のノズルバックアップリング23が介在している。
また、前記マニホールド10aの垂下部11を挟んだ上記一対のサイドノズル16の反対側には、これらのノズル本体17と同軸である一対のサイドエアシリンダ(サイド流体圧シリンダ)26が位置し、該一対のサイドシリンダ26は、前記マニホールドバックプレート34に取り付けられている。
更に、前記一対のエアシリンダ25は、図3に示すように、シリンダ本体27、その内部28を前後方向に移動可能なピストン30、および該ピストン30における後端面の中心部から延びて前記アーム9の上・下端部に連結されたピストンロッド33を備えている。一方、上記一対のサイドシリンダ26は、図2に示すように、上記同様のシリンダ27およびピストン30を備え、該ピストン30の先端面の中心部には、上記サイドノズル16ごとのバルブステム20の後端部が連結されている。該バルブステム20は、前記流路18の後端部とサイド接続流路14の下端部との連結部から前記垂下部11の後端側を貫通して、上記ピストン30の先端面に接続されている。尚、上記各エアシリンダ25と各サイドシリンダ26のシリンダ本体27には、それらの内部28の先端側または後端側に連通する一対のエア流路31,32が接続され、且つ各ピストン30の外周面の中間には気密用のオー(O)リング29が装着されている。
前記一対のエアシリンダ25と一対のサイドシリンダ26とを所要のタイミングで駆動するため、図1の右下に示すように、タイマー(制御手段)50が本射出成形装置1に付設されている。例えば、前記センターノズル15のゲート19のみを開放する場合には、タイマー50からの信号によりポンプ46を駆動して、前記一対のエアシリンダ25の各エア流路32からシリンダ本体27内にエアを送給し、且つ各エア流路31からシリンダ本体27内のエアを排出する。その結果、アーム9が後端側に移動し、これに伴ってセンターノズル15内のバルブステム20が後退するため、該センターノズル15のゲート19が開放される。
次いで、所定時間をずらして、一対のサイドノズル16の各ゲート19を開放する場合は、タイマー50からの信号によりポンプ48を駆動して、前記一対のサイドエアシリンダ26の各エア流路32からシリンダ本体27内にエアを送給し、且つ各エア流路31からシリンダ本体27内のエアを排出する。その結果、一対のサイドノズル16のピストン30と共に、各サイドノズル16内のバルブステム20が後退するため、各サイドノズル16ごとのゲート19が開放される。
尚、センターノズル15と一対のサイドノズル16の各ゲート19を開放するには、タイマー50から信号を上記ポンプ46,48に同時に出力すれば良い。
ここで、前記射出成形装置1の使用方法(作用)について説明する。
図4は、前記図2と同様な射出成形装置1の水平断面図と、該成形装置1の各ノズル15,16ごとのゲート19側に配置した金型40の水平断面図とを示す。
上記金型40は、図3,図4に示すように、平坦な後板41と、全体が扁平な箱形状の前板42とからなり、両者の間には、図4で左右(横)方向に長い大容積のキャビティ44が位置していると共に、前板42には、前記各ノズル15,16ごとのゲート19付近が進入可能な3つの入口43が開設されている。
上記のような一方向に沿って長いキャビティ44内に溶融樹脂を射出して、前記境目などの欠陥のない樹脂製品を成形するには、最初に上記キャビティ44の中心部付近に射出し、該樹脂が該キャビティ44の端部(周辺)側に拡がった時点で、上記溶融樹脂の拡がり部分に対して、新たな溶融樹脂を追加的に射出することが必要である。かかる2段階の射出成形方法を、図4,図5で説明する。
予め、前記タイマー50からの信号でポンプ46,48を駆動して、前記各エアシリンダ25およびサイド各エアシリンダ26の各エア流路32からシリンダ本体27内のエアを排出し、且つ各エア流路31からシリンダ本体27内にエアを送給して、各シリンダ25,26のピストン30を先端側に前進させ、各ノズル15,16のバルブステム20を前進させて、各ゲート19を閉鎖しておく。
かかる状態で、先ず、図4中の矢印で示すように、前記供給ノズル36を前進させ、その流路38から溶融樹脂jを、スプルーブッシング4内の流入路5、一対の迂回流路6,6、マニホールド10aの幹部10h内の径方向流路12、および中央接続流路13を経て、センターノズル15内の流路18に供給すると共に、上記径方向流路12および左右一対のサイド接続流路14を経て、左右一対のサイドノズル16内の流路18に供給する。
次に、前記タイマー50からの信号で前記ポンプ46を駆動し、前記一対のエアシリンダ25の各エア流路32からシリンダ本体27内にエアを送給し、且つ各エア流路31からシリンダ本体27内のエアを排出する。これにより、前記アーム9が後端側に移動し、かかる移動に伴ってセンターノズル15内のバルブステム20が後退するため、該センターノズル15のゲート19が開放される。
その結果、図4中の矢印で示すように、センターノズル15の流路18内の溶融樹脂jがゲート19から金型40における中央の入口43を経て、キャビティ44の中心部とその周辺とに射出され、更に、該溶融樹脂jは、左右の入口43付近を通過して、当該キャビティ44の端部に向かって拡がって行く。
上記該溶融樹脂jが金型40の左右の入口43付近を通過した直後の時点で、前記タイマー50から信号により前記ポンプ48を駆動し、前記一対のサイドエアシリンダ26の各エア流路32からシリンダ本体27内にエアを送給し、且つ各エア流路31からシリンダ本体27内のエアを排出する。これにより、上記各シリンダ26内のピストン30ごとの後退に伴って、該ピストン30に接続された各サイドノズル16内のバルブステム20が後退するため、サイドノズル16ごとのゲート19が開放される。
その結果、図5中の矢印で示すように、一対のサイドノズル16の流路18内ごとの溶融樹脂jがゲート19から金型40における左右の入口43を経て、該キャビティ44の端部側に追加的に射出される。この際、左右の入口43から供給された溶融樹脂jは、中央の入口43から先に供給された溶融樹脂jが各入口43付近を通過した後に供給されるので、かかる2系統で供給された溶融樹脂jが凝固しても、これらの間に境目や光沢ムラなどの欠陥が生じにくい。従って、一方向に沿った長く大容積を有する単一の樹脂製品を、所定の形状および寸法を有し、均質で且つ上記欠陥を伴うことなく確実に射出成形することができる。
尚、前記射出成形の後は、前記センターノズル15とサイドノズル16ごとのノズル19を閉鎖し、前記金型40を移動させて、型開きを行って成形された長大な樹脂製品が取り出される。これ以降は、以上の操作が順次繰り返される。
図6は、前記射出成形装置1による多数個取りの使用方法を示す概略図である。
図6に示すように、本射出成形装置1の前記センターノズル15とサイドノズル16ごとのノズル19側には、金型40aが配置される。該金型40aは、後板41および前板42aからなり、3つの互いに独立したキャビティ44aと、該キャビティ44aごとの前板42aの中心部に設けた入口43とを有している。
予め、前記同様に、溶融樹脂jを供給ノズル36から前記流入路5および一対の迂回流路6,前記各流路12,13,14を経て、センターノズル15および一対のサイドノズル16ごとの流路8内に供給しておくと共に、上記金型40aにおける3つの入口43に、上記センターノズル15とサイドノズル16ごとのノズル19付近を個別に進入させておく。
かかる状態で、前記タイマー50からの信号でポンプ46,48を駆動して、図6に示すように、上記センターノズル15と一対のサイドノズル16ごとのバルブステム20を後退させ、各ノズル15,16ごとのゲート19を開放する。
その結果、図6中の矢印で示すように、前記センターノズル15および一対のサイドノズル16ごとの各ゲート19から、隣接するキャビティ44a内に溶融樹脂jが個別に射出される。かかる使用方法によれば、3個(複数)の樹脂製品を多数個取りによって効率良く成形することができる。
尚、前記タイマー50からの信号によりポンプ46のみを駆動し、前記図4で示したように、センターノズル15のゲート19だけを開放することで、前記キャビティ44aを1個のみ有する金型に対し、シングルゲート方式と同様な射出成形を行うことも可能である。
以上のような射出成形装置1によれば、前記センターノズル15と一対のサイドノズル16との各ゲート19を開くタイミングをずらすことにより、境目や光沢ムラなどの欠陥のない長大で単一の樹脂製品を、所定の形状および寸法を有し、均質且つ確実に成形することができる。
また、前記センターノズル15と一対のサイドノズル16の各ゲート19を同時に開くことで、複数個の樹脂製品を多数個取りにて成形することもできる。
更に、前記センターノズル15のゲート19のみを開くことで、シングルゲート方式と同様な射出成形も可能となる。
加えて、前記射出成形装置1によれば、同じ1つの装置で多様な射出成形を行えるので、生産性を高められると共に、多品種少量生産も容易となる。
図7は、前記射出成形装置1の変形形態である射出成形装置1aについての後端側の視覚による概略図である。
この射出成形装置1aは、図7に示すように、前記同様のマニホールド10aを有し、該マニホールド10aにおける左右の両端部には、前記垂下部11がない。即ち、本射出成形装置1aのマニホールド10aは、棒状の幹部10hのみからなり、かかる幹部10hの両端部に前記一対のサイドシリンダ16が取り付けられ、該幹部10hの各端部を挟んだサイドシリンダ16ごとの後端側に前記サイドエアシリンダ26が前記同様に配置されている。尚、前記スプルーブッシング4、センターノズル15、アーム9、一対のエアシリンダ25などは、前記射出成形装置1と同様に構成されている。また、上記ブッシング4とセンターノズル15とは、マニホールド10aの幹部10hの中心部に取り付けられている。
以上のような射出成形装置1aによっても、前記射出成形装置1と同様の作用が成され、且つ前記同様の効果が得られる。
図8は、前記射出成形装置1とは異なる形態の射出成形装置1bを示す前記図7と同様な視覚による概略図である。
この射出成形装置1bは、図8に示すように、中心部の前後両側に前記スプルーブッシング4およびセンターノズル15を個別に配置した水平な幹部10hと、該幹部10hの両端部から上下に直角に延びた左右一対ずつの枝部10vとからなるマニホールド10bを有している。4つの枝部10vの各端部には、上記ブッシング4およびセンターノズル15を中心とした位置ごとに、サイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26が対称に取り付けられている。尚、図8中の一点鎖線は、上記ブッシング4とセンターノズル15とを中心とする仮想円である。
図9は、更に異なる形態の射出成形装置1cを示す前記同様の概略図である。
この射出成形装置1cは、図9に示すように、中心部の前後両側に前記スプルーブッシング4およびセンターノズル15を個別に配置した水平な幹部10hと、該幹部10hにおける左右の中間から上下に直角に延びた左右一対ずつの枝部10vとからなるマニホールド10cを備えている。4つの枝部10vの各端部には、上記ブッシング4とセンターノズル15を中心とした位置ごとに、サイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26が対称に配置されている。更に、上記幹部10hの両端部にもサイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26が対称に配置されている。以上の合計6組のサイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26は、前記ブッシング4とセンターノズル15を中心とした位置ごとに配置されている。
以上のような射出成形装置1b,1cによれば、全体がほぼ四方に延びた+字形状、*形状、あるいは円形状を呈する単一で大容積のキャビティに対して、前記境目などの欠陥を生じることなく、均質で健全な樹脂製品を成形できるほか、前述した多数個取りの方法や、シングルゲート方式による射出成形も可能である。
図10は、別の形態の射出成形装置1dを示す前記同様の概略図である。
この射出成形装置1dは、図10に示すように、前記同様の水平な幹部10hと、該幹部10hの両端部付近から上向きまたは下向きに直角に延びた左右一対の枝部10vとからなり、全体がほぼクランク形状を呈するマニホールド10dを備えている。2つの枝部10vと幹部10hとの各端部で、且つ上記ブッシング4とセンターノズル15を中心とした位置ごとに、サイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26とが個別に取り付けられている。
更に、前記センターノズル15内のバルブステム20を前後に往復させるアーム9は、図10に示すように、水平な幹部10hに対し、垂直方向に対して傾斜した任意の角度で交差するように配置され、該アーム9の両端ごとに前記エアシリンダ25のピストンロッド33が接続されている。この場合、前記スプルーブッシング4に設ける凹所8も、上記同様に傾斜して配置される。
以上のような射出成形装置1dによれば、全体がほぼ点対称で且つ対角方向に延びた単一で大容積のキャビティに対して、前記境目などの欠陥を生じることなく、均質で健全な樹脂製品を射出成形でき、且つ前記多数個取りなども行えると共に、本成形装置全体の小型化を図ることも可能である。
図11は、更に別の形態の射出成形装置1eを示す前記同様の概略図である。
この射出成形装置1eは、図11に示すように、中央部付近の前後両側に前記スプルーブッシング4およびセンターノズル15を配置した水平な幹部10hと、該幹部10hの右端から上下に直角に延びた上下一対の枝部10vとからなるマニホールド10fを備えている。加えて、上記幹部10hの左端部は、前記ブッシング4とセンターノズル15とを中心とした仮想円の外側における任意の位置、即ち、非対称の位置にある。上記幹部10hの左端および一対の枝部10vの先端部ごとには、それぞれ前記サイドシリンダ16およびサイドエアシリンダ26が個別に取り付けられている。
図12は、別異な形態の射出成形装置1fを示す前記同様の概略図である。
この射出成形装置1fは、図12に示すように、中央部付近の前後両側に前記スプルーブッシング4およびセンターノズル15を配置した水平な幹部10hと、該幹部10hの左側の中間から上向きに直角に延びた枝部10vと、上記幹部10hの左側の中間から斜め下向きに延びた枝部10tとからなるマニホールド10gを備えている。上記幹部10hの両端部と上記枝部10v,10tの各端部には、サイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26が個別に取り付けられている。尚、複数組の上記サイドシリンダ16とサイドエアシリンダ26とは、前記ブッシング4とセンターノズル15を中心とした点対称の位置ではなく、該ブッシング4とセンターノズル15との中央部に対して任意の位置に配置されている。
以上のような射出成形装置1e,1fによれば、全体が左右非対称あるいは異形状を呈する単一で大容積のキャビティに対して、前記境目などの欠陥を生じることなく、均質で健全な樹脂製品を成形でき、且つ前記多数個取りなども行える。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記アームは、全体が板状の形態からなる前記アーム9に限らず、全体がY字形状またはX字形状を呈する形態としても良い。即ち、該アームは、その中央付近でセンターノズルのバルブステムの後端と連結され、且つ各端部付近で同期して進退する流体圧シリンダのピストンロッドと連結されていれば良い。
また、前記サイドノズルおよびこれに対応するサイド流体圧シリンダは、2組以上であれば、前記マニホールドの幹部の中間または端部、更に該幹部から延びた枝部における中間の前後または端部の前後に配置され、これらが前記センターノズルを挟むか、あるいは該センターノズルを囲むような形態であれば良い。
更に、前記エアシリンダに替えて、水圧シリンダや油圧シリンダなどの流体圧シリンダを用いても良い。
加えて、前記タイマーに替えて、コントローラやパソコンなどの制御手段を用いても良い。
本発明によれば、大容積で単一のキャビティに対する多点ゲート方式によって優れたゲートバランスにより境目などの欠陥を生じにくく、且つゲートの開閉操作のみにより多点ゲート方式での複数のキャビティへの射出成形なども可能な射出成形装置を確実に提供することができる。
1,1a〜1f…射出成形装置
4…………………スプルーブッシング
5…………………流入路
6…………………迂回流路
9…………………アーム
10a〜10f…マニホールド
10h……………幹部
10v,10t…枝部
12………………径方向流路
15………………センターノズル
16………………サイドノズル
19………………ゲート
20………………バルブステム
25………………エアシリンダ(流体圧シリンダ)
26………………サイドエアシリンダ(流体圧シリンダ)
50………………タイマー(制御手段)
j…………………溶融樹脂

Claims (5)

  1. 溶融樹脂(j)が流入するスプルーブッシング(4)と、
    上記スプルーブッシング(4)とマニホールド(10a〜10f)の中心部あるいは中央部を挟んで同軸状に配置されたセンターノズル(15)と、
    上記スプルーブッシング(4)を径方向に沿って貫通するアーム(9)と、
    上記アーム(9)の各端部に個別に連結され、該アーム(9)を上記センターノズル(15)の軸方向に沿って往復させる複数の流体圧シリンダ(25)と、
    上記アーム(9)の中央部に後端が固定され、上記センターノズル(15)の中心部を軸方向に沿って貫通し、且つ先端が該センターノズル(15)のゲート(19)を開閉するバルブステム(20)と、
    上記センターノズル(15)を挟んで対称あるいは任意の位置となる上記マニホールド(10a〜10g)の上記センターノズル(15)と同じ側面に平行にして取り付けられ、且つ上記センターノズル(15)と同じ構造である複数のサイドノズル(16)と、
    上記サイドノズル(16)ごとの上記マニホールド(10a〜10f)を挟んだ反対側に取り付けられ、上記同様のバルブステム(20)を軸方向に沿って往復させる複数のサイド流体圧シリンダ(26)と、
    上記スプルーブッシング(4)内の中心部を軸方向に沿って貫通する流入路(5)、該流入路(5)から上記マニホールド(10a〜10f)に連通する複数の迂回流路(6)、および上記マニホールド(10a〜10f)内を上記センターノズル(15)を中心付近として径方向に沿って貫通し且つ上記迂回流路(6)とセンターノズル(15)内と複数のサイドノズル(16)内とに個別に連通する径方向流路(12)を含む溶融樹脂(j)の流路と、を備えており
    上記複数の迂回流路(6)の間には、上記アーム(9)を移動可能に貫通させる凹所(8)が形成されている
    ことを特徴とする射出成形装置(1,1a〜1f)。
  2. 前記マニホールド(10a)は、前記スプルーブッシング(2)とセンターノズル(15)と挟まれ、且つ該センターノズル(15)を中心付近として径方向に沿って対称に延びた棒状の幹部(10h)からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置(1,1a)。
  3. 前記マニホールド(10b〜10f)は、前記幹部(10h)から分岐し且つ前記センターノズル(15)を中心部付近または中央部付近として径方向あるいは任意の方向に沿った位置に延び且つ互いに対称あるいは非対称である複数の枝部(10v,10t)を更に含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置(1b〜1f)。
  4. 前記アーム(9)と前記マニホールド(10a〜10f)の幹部(10h)とは、前記センターノズル(15)の軸方向に沿った視角において、直角あるいは任意の角度で交差する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の射出成形装置(1,1a〜1f)。
  5. 前記アーム(9)を往復させる前記複数の流体圧シリンダ(25)と、前記サイドノズル(16)ごとのバルブステム(20)を往復させる複数のサイド流体圧シリンダ(26)とは、上記複数の流体圧シリンダ(25)が駆動した後で上記複数のサイド流体圧シリンダ(26)を駆動させたり、上記複数の流体圧シリンダ(25)のみを駆動させたり、あるいは、上記2種類の各流体圧シリンダ(25,26)を同時に駆動させる制御手段(50)を備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の射出成形装置(1,1a〜1f)。
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