JP6004352B2 - エアー散歩器具 - Google Patents

Description

発明の詳細な説明

本発明は、血液循環の改善を目的に、仰臥姿勢で左右の足首を別々に弾性体紐で空中に支えて、股関節と膝関節を最大に屈曲する大きな歩行動作をする足上げ歩行運動が、自由な早さで連続して行うことができる健康増進器具に関する。

健康を維持するための健康器具において、下半身を中心に動かす製品も多く製造されている。立ち姿勢で足を器具に乗せて歩行動作、開脚動作を繰り返す方式、腰掛け姿勢で足を動かす方式、仰臥姿勢で足を動かす方式がある。体重の負荷を除いて行える仰臥姿勢での方式には、足首を平プーリーにかけたループ状のゴムベルトに足首を支えて足を動かす方式（例えば特許文献１参照）、滑車に取り付けたロープの両端に付けたリングに足首を入れて両足を交代に上下させる方式（例えば特許文献２参照）、滑車に掛けたロープの一端のリングに足首を乗せて、一端を手で持って足を上下する方式（例えば特許文献３、実用新案文献１参照）、などが挙げられる。

特許公開２００４−１３５７３１号広報 特許公開２０００−１６７０８２号広報 特許公開２００１−１２９１１９号広報

実用新案文献

実用新案文献１

登録実用新案第３０２４１６６

しかし、従来の仰臥姿勢で行う足上げ運動では、下半身の筋肉伸縮動作が比較的弱くて血液循環の改善効果は少ない。本発明は腰部、下半身の筋肉群を股関節と膝関節を最大に屈曲する連続の歩行動作運動で伸縮して、血液循環を良くするようにした健康器具を提供する。

課題を解決しようとするための手段

本発明は、仰臥姿勢で寝た状態の足首を空中に保持する弾性体紐と、この弾性体紐をＵ字状に固定する支持棒と、この支持棒を、股関節と膝関節を最大に屈曲した大きな歩行動作運動の衝撃に耐えられて、歩行動作運動が自由に行える空間を持つ構造のスタンドに固定する構造からなっていて、仰臥姿勢で空中に両足首を弾性体紐にかけて保持し、股関節と膝関節を最大に屈曲する足上げ歩行運動が出来ることを特徴とする健康器具を提供する。

発明の効果

本発明によれば、下半身の筋肉にかかる体重の負荷を最小限にして、人体の中心にある最大の股関節と次に大きい膝関節を最大に屈曲して、人体の大きな筋肉群を伸縮する足上げ歩行運動が連続してできて、下半身を主に全身の血液循環を良くすることができる。

本発明によれば、下半身を中心に血液循環が改善して、歩行動作を楽にすると同時に腰痛、座骨神経痛、膝痛の痛みを緩和させることができる。

本発明によれば、足上げ歩行運動が楽に、安全にできることから、高齢者の下半身の血液循環を改善して通常の歩行動作が楽になり、ウオーキング運動が継続できて健康維持を保てる。
本発明によれば、病人でも足上げ歩行運動ができて、下半身の血液循環が良化して、歩行が困難な病人でも独自にリハビリ運動ができる。

本発明によれば、足上げ歩行運動を年齢、服装、騒音、気温、天気、時間帯等気にすることなく、またテレビでも見ながらできることから毎日の継続が可能で、下半身を主に全身の血液循環が良化して、下半身の痛み緩和のみでなく、大腸の蠕動運動改善、疲労回復、夜の頻尿改善等多くの改善効果が得られて健康維持を図ることができる。
本発明によれば、高齢者でも血圧の上昇を気にすることなく、足上げ歩行運動を継続できて、血液循環が良化することで血圧を正常値に改善することが可能である。

本発明の一実施形態のエアー散歩器具の概略全体図である。 本発明の一実施形態のエアー散歩器具での足上げ歩行運動の説明図である。

本発明の血液循環の改善を目的とした足上げ歩行運動が出来る健康器具の一実施例の全体の概略図を図１に示す。

弾性体の紐１を、足首が２のＵ字状部分に乗せられるように、紐の両端を支持棒３に４で固定する。左右の足首が一定の高さで空中に安定できるように２ヶの弾性体の紐１を支持棒３に適当な距離と長さに４で固定する。この支持棒３を、５と６の部品を結合部品７で組み立てた支持装置に固定する。６の脚部は結合部品７で一定角度に開脚ができる。使用後は脚部６を閉じて、かたづけることができる。

足上げ歩行運動をする時は、図１のように脚部６を開いて器具を固定する。人体８は図２のように健康器具の下に仰臥姿勢で寝る。左右の足首を弾性体紐１の２の部分に乗せる。足首は弾性体紐１が足の重さで少し伸びて、２の部分が締まって弾性体紐１に軽く固定される。足を真っ直ぐに伸ばした状態で、足首の高さは腰の位置より高くする。

足上げ歩行運動は、足首を弾性体紐１の足首固定部分２に乗せた状態で股関節と膝関節を大きく屈曲して、膝頭が胸まで届くイメージで歩行動作をする。早歩き程度の早さで３００回〜５００回程度を行う。早さ、回数は、体調に合わせて毎日実施する。疲労感を感じたら、足首を弾性体紐１の足首固定部２に乗せた状態で休憩する。この足上げ歩行運動を朝晩繰り返す。

図１は基本構造説明の一実施例である。足上げ歩行運動の衝撃に耐えられる構造と運動スペースがとれる構造であれば、形状にはこだわらない。例えば病人のリハビリをする場合は、ベットに弾性体紐１を固定する支持棒３を、運動ができる高さとスペースで固定する方式も考えられる。

足上げ歩行運動と他の運動とを併用できる構造とする器具も考えられる。例えばつり下がり健康器具に、弾性体紐１を固定する支持棒３を組み入れた構造も考えられる。また、室内鉄棒健康器具の鉄棒部品に弾性体紐１を簡単に取り付けられる方法もある。その他構造的に弾性体紐１を足上げ歩行運動が併用してできる構造とする健康器具を考慮することが可能である。

足上げ歩行運動ができる健康器具以外の使用目的とする構造とする器具も考えられる。例えば室内物干し器具に足上げ歩行運動ができるようにした構造を併用することもできる。天井又は梁等の家の建造物に安全で簡単に足首固定用の弾性体紐が固定できる構造にした弾性体紐固定器具も考えることができる。

足上げ歩行運動を数名で同時にできる構造の健康器具も考えることができる。足首固定の弾性体紐を固定する支持棒を長く設置できれば、多くの人が足上げ歩行運動をすることができる。

１：弾性体の紐 ２：弾性体紐の足首を乗せるＵ字部 ３：弾性体紐を取り付
ける支持棒 ４：弾性体紐を支持棒に固定する部分 ５：支持棒固定装置の強
度と安定を保つ部品 ６：支持棒固定装置の脚部品 ７：支持棒固定装置の脚
部品結合と開閉を兼ねた部品 ８：人体

Claims (1)

1. 仰臥姿勢で空中に上げた足首をＵ字状部分で締め付ける足首乗せ部（２）を持つ弾性体紐（１）が、支持棒（３）に固定され、該支持棒（３）の両端に、一対の脚部品（６）が開閉可能に結合され、かつ前記支持棒（３）の両端が固定される結合部品（７）が取り付けられるとともに、前記支持棒と平行となるように前記脚部品の端部間に、一対の棒状部材が架設されたスタンドが形成されており、前記弾性体紐の足首乗せ部が仰臥した腰の高さより高くなるように前記弾性体紐が前記支持棒に一対固定された足上げ歩行運動補助器具。

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