JP6003512B2 - 形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨装置およびこれを用いた周面研磨方法 - Google Patents
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Description
ところで、形鋼の熱間圧延において、圧延ロールの周面に局部的な負荷がかかると、圧延ロールの周面の表面に肌荒れが発生する。このような肌荒れの問題は、特に複雑な断面形状の圧延をする場合に、径方向での凹部と凸部との周速の差異が拡大することから一層顕著となる。
そこで、圧延ラインを停止せずに、オンラインで、すなわち通常操業中に同時にロールを研磨する技術が従来から提案されている(例えば特許文献1ないし2参照)。例えば特許文献1では、形鋼圧延機に対してオンラインでの研磨が可能なように、回転手段、送り手段および移動手段を備えた研磨装置を設置し、この研磨装置により、圧延ロールの円周面と側面の両方を研磨する技術が開示されている。また、特許文献2では、ユニバーサルミルにおけるロールチョックまたはその内部に研磨装置を配設し、この研磨装置により、水平ロール側面の平坦部を研磨する技術が開示されている。
また、特許文献2に記載された従来技術は、ロールチョックまたはその内部に研磨装置を配設することで省スペース化を可能とするものの、このような構造であると、水平ロール側面の平坦面を研磨することを対象とした装置となる。そのため、水平ロール周面の表面に発生する肌荒れを研磨する上では適用できないという問題がある。
また、本発明の一態様に係る形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨方法は、上記本発明の一態様に係る形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨装置を用いて形鋼圧延用の圧延ロールの周面を、前記研磨砥石の先端を前記圧延ロールの周面に常時当接させながらオンラインで研磨することを特徴とする。
そして、本発明において、研磨器の研磨砥石の粒度を36番以下、および/または砥粒を炭化ケイ素系研削材とすれば、研磨砥石が圧延ロールの周面の形状に倣って成形され易く、複雑な形状の孔型ロール表面(周面)の形状の研磨に好適である。
まず、本実施形態の研磨装置が装備される圧延設備について説明する。この圧延設備は、例えばH形鋼を製造するものであり、加熱炉で加熱された被圧延材をスケール除去後、ブレークダウンミルにより粗圧延後、中間圧延機および仕上圧延機を順に介することで被圧延材をH形鋼に成型する。その後、成型された被圧延材(H形鋼)は、冷却床で冷却後に矯正して所望形状の製品とされる。本実施形態の研磨装置は、上記圧延設備のブレークダウンミル、中間圧延機および仕上圧延機にそれぞれ装備されている。
ブレークダウンミル1は、同図(a)に示すように、対向する上ロール2と下ロール3とを有する。上ロール2と下ロール3は、複雑な形状の孔形ロールであって、ロール2,3の軸方向に複数形状の孔型4が設けられたカリバロールが用いられている。ブレークダウンミル1は、成形の段階により1パス毎にロール全体を軸方向にシフトさせてカリバ位置を変え、対向するロール同士の間の孔型4にて被圧延材Wの粗圧延を実施する。
同様に、仕上圧延機20は、同図(c)に示すように、上下に対向配置された一対の水平ロール21,21と、左右に対向配置された一対の竪ロール22,22とを有する。そして、対向するロール同士の間に孔型25が形成され、中間圧延機10を経て搬送される被圧延材Wが所期のH形鋼の形状に圧下されるようになっている。
詳しくは、研磨器30は、図3に拡大図示するように、筒状のハウジング32を有する。この例では、ハウジング32は、カリバロール2,3、および水平ロール11,21の軸方向に長い扁平形状(矩形)の横断面を有している。そして、カリバロール2,3、および各水平ロール11,11、21,21それぞれに対して架台31が設けられており、各研磨器30は、上記架台31にハウジング32が固定され、ハウジング軸CLの向きがカリバロール2,3、および各水平ロール11,11、21,21の中心を向くように斜めに設置されている(図2参照)。なお、架台31は、圧延スタンドの付属装置取り付け部材に付設されている。
本発明の圧延ロールの周面研磨方法は、上述の研磨装置を用い、カリバロール2,3、および各水平ロール11,11、21,21に対して、図1に示したように、カリバロール2,3、および各水平ロール11,11、21,21の周面2s,3s、および11s,11s、21s,21sに各研磨器30を対向配置し、各研磨器30の研磨砥石34をカリバロール2,3、および各水平ロール11,11、21,21の周面2s,3s、および11s,11s、21s,21sに常時当接させ、各周面2s,3s、および11s,11s、21s,21sをオンラインで研磨する。
具体的には、図6に研磨前後のロール表面の形状例を示すように、圧延ロールの周面用として、好ましい研磨(ロール表面の肌荒れ部分の除去)を行うことができる。つまり、同図(a)に示すように、圧延ロール周面の表面に発生していた肌荒れが、上述のオンラインでの研磨により、同図(b)に示すように肌荒れ部分を除去するように研磨することができた。
なお、本発明に係る形鋼圧延用圧延ロールの研磨装置およびこれを用いた圧延ロールの研磨方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば上記実施形態では、H形鋼の圧延ラインを例に説明したが、これに限らず、本発明は、種々の形鋼の圧延ラインに適用することができる。
2 上ロール(カリバロール)
3 下ロール(カリバロール)
4 孔型
10 中間圧延機
11 水平ロール
11s 水平ロールの周面
12 竪ロール
15 孔型
20 仕上圧延機
21 水平ロール
22 竪ロール
25 孔型
30 研磨器
32 ハウジング
34 研磨砥石
34s 研磨砥石の先端
34t 研磨砥石の傾斜面
35 案内ブッシュ
36 油圧ジャッキ(押圧量調整手段)
37 押圧ロッド
W 被圧延材
Claims (4)
- 形鋼を圧延するための圧延ロールの周面をオンラインで研磨する周面研磨装置であって、
前記圧延ロールの周面に対向して前記圧延ロールの被圧延材とは干渉しない位置に配置される研磨器を備え、
前記研磨器は、ハウジングと、該ハウジングの先端側に内嵌されてハウジング軸方向に沿って左右に二分割された案内ブッシュと、該案内ブッシュの先端側から自身先端が突き出すように且つ前記ハウジング軸方向にスライド移動可能に前記案内ブッシュ内に遊嵌して挿着されるとともに圧延中にあっては前記圧延ロールの周面に自身先端が常時当接する研磨砥石と、該研磨砥石の後端を自身先端側が押すように軸部が設けられて前記案内ブッシュの内壁に沿って研磨砥石が導かれるように前記ハウジングに内嵌された押圧ロッドと、当該押圧ロッドをその後端側から押圧するように前記ハウジング内に介装される押圧ばねと、該押圧ばねを当該押圧ばねの後端側から支持するとともに前記ハウジングの軸方向での支持位置を変えることにより前記押圧ばねの押圧量を調整する押圧量調整手段としての油圧ジャッキとを有し、
前記研磨砥石は、自身先端部に、自身基端側から先端側に向けて縮幅するように形成された傾斜面が形成され、
前記研磨器は、前記ハウジングが、前記圧延ロールそれぞれに対して、前記圧延ロールの入側に設けられた架台に固定されるとともに、そのハウジング軸の向きが各圧延ロールの中心を向くように斜めに設置されていることを特徴とする形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨装置。 - 前記研磨砥石の粒度が36番以下であることを特徴とする請求項1に記載の形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨装置。
- 前記研磨砥石が炭化ケイ素系研削材であることを特徴とする請求項1または2に記載の形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨装置を用い、形鋼圧延用の圧延ロールの周面を、前記研磨砥石の先端を前記圧延ロールの周面に常時当接させながらオンラインで研磨することを特徴とする形鋼圧延用圧延ロールの周面研磨方法。
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