JP6003182B2 - 苗植付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、田植機等の苗移植機に設けられる苗植付装置に関する。
乗用型田植機などの苗移植機の後方に配置された苗載せ台に積載されている苗マットから苗を取り圃場に植え付ける苗植付装置として、左右方向の植付駆動軸を回転中心にして回転する左右のロータリーケースの両端部に苗取り爪と苗押出体を有した苗植付具を配置して、ロータリーケースの回転中に苗植付具の先端部をロータリーケースの回転外周へ突出させて、略楕円形状の植付軌跡線を描いて苗の分離、植付作動を行わせる技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
図18は、特許文献2における乗用型田植機の苗植付装置の左側面図を示し、図19は、その苗植付装置のロータリーケース部の側面図を示す。尚、図18及び図19では、向かって左側が乗用型田植機の前方を示している。
植付伝動ケース200の後部には、左右方向の植付駆動軸201が軸装されて伝動回転する。植付駆動軸201の両側端部に左右のロータリーケース202の中央部が固定されており、左右のロータリーケース202は植付駆動軸201と共に回転する。
又、ロータリーケース202の両端部で外側部には、植付具回動軸208を軸装して苗植付具203の本体ケース部分が装着されている。
図19に示す通り、ロータリーケース202内には、植付伝動ケース200に固定された非回転の偏芯サンギヤ205が、植付駆動軸201の外周部に設けられている。又、植付具回動軸208に一体回転の偏芯プラネタリギヤ207が設けられており、偏芯サンギヤ205と偏芯プラネタリギヤ207との間には、これらの各ギヤと噛み合う構成で配置された偏芯カウンタギヤ206がカウンタギヤ軸209に軸装されている。
乗用型田植機の左側の側面を示した図18及び図19では、ロータリーケース202は植付駆動軸201を中心として左回りに回転する。ロータリーケース202が左回りに回転すると、2本の植付具回動軸208は、植付駆動軸201を中心に左回りに公転するとともに、偏芯プラネタリギヤ207が偏芯カウンタギヤ206を介して偏芯サンギヤ205と噛み合っていることにより、各植付駆動軸201は右回りに自転し、その結果、2つの苗植付具203の各苗取り爪の先端は、植付具軌跡204を描く構成で移動する。
苗の前後方向の植付間隔、即ち株間を広く変更(特に37〜42株)したり、走行速度を上げて植付駆動軸201の回転を速くすると、ギヤの噛み合わせにより脈動が発生し、苗植付具203が苗を取る直前で停止してしまい苗が取れず、欠株が生じる問題がある。又、適切な植付位置で苗を植え付けられず、設定した株間での植え付けができなくなる問題がある。
従来は、これらの問題を解決すべく、偏芯サンギヤ205、偏芯カウンタギヤ206及び偏芯プラネタリギヤ207を変更して、株間を広くしたり車速を高速化しても脈動が生じないギヤの組み合わせとしていた。
特開2007−089515号公報 特開2001−299029号公報
しかしながら、上記した従来の苗植付装置において広い株間に対応可能なギヤの組み合わせとしたときには、株間を狭くしたときに植付間隔を正確に設定しにくくなり、設定通りの株間とすることが困難であった。
又、広い株間に対応可能なギヤの組み合わせとしたときには、苗の植付深さが浅くなりやすい株間設定もあるので、植え付けたはずの苗が風や水流により消失し、欠株となる問題も生じていた。
本発明は、上記従来の苗植付装置の課題を考慮して、株間又は車速が変化しても苗を確実に取って圃場に十分な深さで植え付けることができる苗植付装置を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
第1の本発明は、
走行車体(10)の後方に配置された苗載せ台(22)に積載されている苗を取り圃場に植え付ける苗植付装置(23)であって、
植付伝動部フレーム(21)から前記走行車体(10)の左右方向に伸びる駆動軸(30)を中心に回転するロータリーケース(31)と、
前記ロータリーケース(31)に、前記左右方向にそれぞれ伸びるとともに回転可能にそれぞれ取り付けられた、一対の回動軸(34、34)と、
前記苗載せ台(22)から前記苗を取る苗取り爪(36)と、前記苗取り爪(36)に保持された前記苗を前記圃場に向けて押し出す苗押出体(29、37)とをそれぞれ有し、前記一対の回動軸(34、34)にそれぞれ連結し前記一対の回動軸(34、34)とともにそれぞれ回動する、一対の植付体(27、27)と、
前記一対の回動軸(34、34)にそれぞれ固定された、一対の偏芯プラネタリギヤ(42、42)と、
前記ロータリーケース(31)に回転可能にそれぞれ取り付けられ、前記一対の偏芯プラネタリギヤ(42、42)にそれぞれ噛み合っている、一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)と、
前記駆動軸(30)を軸芯とし、前記植付伝動部フレーム(21)に固定され、前記一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)と噛み合う偏芯サンギヤ(40)とを備え、
前記一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)の軸芯(44、44)の位置はそれぞれ、前記偏芯サンギヤ(40)の軸芯と、対応する前記偏芯プラネタリギヤ(42)の軸芯とを結ぶ第1の直線よりも、前記ロータリーケース(31)の回転方向を基準として前側にあり、前記偏芯サンギヤ(40)の軸芯の位置は、前記一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)の軸芯(44、44)を結ぶ直線の上にあり、
前記ロータリーケース(31)の内部には、前記一対の回動軸(34、34)に一体回転する構成でそれぞれ取り付けられた、一対の制動カム(47、47)と、前記一対の制動カム(47、47)の外周面にそれぞれ接触する、一対の制動アーム(48、48)と、前記一対の制動アーム(48、48)を前記一対の制動カム(47、47)にそれぞれ押し付ける、一対の制動スプリング(49、49)とが、設けられており、
前記一対の制動スプリング(49、49)の位置はそれぞれ、前記偏芯カウンタギヤ(41)の軸芯と、対応する前記偏芯プラネタリギヤ(42)の軸芯と、を結ぶ直線よりも、前記ロータリーケース(31)の回転方向を基準として後側にあり、
前記一対の制動カム(47、47)はそれぞれ、前記一対の植付体(27、27)が苗取り口(25)から苗をそれぞれ取る位置及び苗を圃場にそれぞれ植え付ける位置にある時に、対応する前記偏芯プラネタリギヤ(42)の回転を制動し、ギヤ間のバックラッシュを吸収することを特徴とする、苗植付装置である。
又、第2の本発明は、
前記苗載せ台(22)は、リードカム軸(82)が駆動回転することにより左右往復動し、苗送りベルト(91)により苗を下方に移送し、
前記リードカム軸(82)を介して回転駆動する駆動側アーム(88)が苗送り駆動軸(86)に取り付けられている従動側アーム(90)に当たり、回転が前記苗送り駆動軸(86)に伝達されて、前記苗送りベルト(91)が作動し、
前記駆動側アーム(88)は、二股形状のアームであり、
先に前記従動側アーム(90)に接触する側の前記駆動側アーム(88)の先端部には駆動上側ローラー(88a)が設けられており、後から前記従動側アーム(90)に接触する側の前記駆動側アーム(88)の先端部には駆動下側ローラー(88b)が設けられていることを特徴とする、第1の本発明の苗植付装置である。
又、第3の本発明は、
前記従動側アーム(90)は、二股形状のアームであり、
先に前記駆動側アーム(88)が接触する側の前記従動側アーム(90)の形状は肉厚の形状とされており、後から前記駆動側アーム(88)が接触する側の前記従動側アーム(90)の形状は先端部ほど細くなる形状とされていることを特徴とする、第2の本発明の苗植付装置である。
又、第4の本発明は、
前記従動側アーム(90)には、トルクスプリング(83)が係止されるとともに、苗移送量変更モーター(98)に一端が接続された連結ワイヤー(99)の他端が接続されており、
前記苗移送量変更モーター(98)は、苗移動量センサー(97)によって検出された前記苗載せ台(22)の上の苗の移動量に基づいて前記連結ワイヤー(99)を伸縮させ、
前記連結ワイヤー(99)が伸びた状態では、前記従動側アーム(90)は、前記駆動側アーム(88)によって作動させられた後、前記連結ワイヤー(99)に引っ張られることなく前記トルクスプリング(83)の張力によって回動し、
前記連結ワイヤー(99)が縮んだ状態では、前記従動側アーム(90)は、前記駆動側アーム(88)によって作動させられた後、前記トルクスプリング(83)の張力によって回動される向きとは反対向きに前記連結ワイヤー(99)によって引っ張られながら回動することを特徴とする、第2または第3の本発明の苗植付装置である。
第1の本発明によって、株間の広狭や車速の高低に関係なく、苗を確実に取って圃場に十分な深さで植え付けることができる。この構成により、従来の苗植付装置と略同じ大きさとすることができるので、株間の広狭や車速の高低に対応させる際の植付伝動ケースや苗タンク等の変更が不要である。
そして、第1の本発明によって、一対の制動カム(47、47)はそれぞれ、一対の植付体(27、27)が苗取り口(25)から苗をそれぞれ取る位置及び苗を圃場にそれぞれ植え付ける位置にある時に、対応する偏芯プラネタリギヤ(42)の回転を制動し、ギヤ間のバックラッシュを吸収するので、苗分離及び苗植え付けの動作が正確に行われる構成で作用することができる。
第2の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、駆動側アーム(88)は、二股形状のアームであり、先に従動側アーム(90)に接触する側の駆動側アーム(88)の先端部には駆動上側ローラー(88a)が設けられており、後から従動側アーム(90)に接触する側の駆動側アーム(88)の先端部には駆動下側ローラー(88b)が設けられているので、苗送り距離を確保でき、苗送り量がばらつかない
第3の本発明によって、第2の本発明の効果に加えて、先に駆動側アーム(88)が接触する側の従動側アーム(90)の形状は肉厚の形状とされているので、耐久性が向上し、後から駆動側アーム(88)が接触する側の従動側アーム(90)の形状は先端部ほど細くなる形状とされているので、メカロックや破損の発生を防止できる
第4の本発明によって、第2または第3の本発明の効果に加えて、連結ワイヤー(99)が伸びた状態では、従動側アーム(90)は、駆動側アーム(88)によって作動させられた後、連結ワイヤー(99)に引っ張られることなくトルクスプリング(83)の張力によって回動し、連結ワイヤー(99)が縮んだ状態では、従動側アーム(90)は、駆動側アーム(88)によって作動させられた後、トルクスプリング(83)の張力によって回動される向きとは反対向きに連結ワイヤー(99)によって引っ張られながら回動するので、苗送り量の増減が制御される
本発明の実施の形態の乗用型田植機の左側面図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の平面図 本発明の実施の形態の苗植付装置の一部断面左側面図 本発明の実施の形態の苗植付装置の一部断面正面図 本発明の実施の形態のロータリーケースの内部構造を示す図 本発明の実施の形態の苗植付装置における、植付回動軸の位置に対応する苗取り爪の先端が描く苗植付具先端軌跡を示す図 本発明の実施の形態の、苗植付具の苗取り爪の先端が最下点にきたときのロータリーケース内の各ギヤの位置関係を示す図 本発明の実施の形態の、偏芯サンギヤの軸芯の位置と苗植付具先端軌跡上の各通過点との位置関係を示す図 本発明の実施の形態の、苗植付具の苗取り爪の先端が植付駆動軸と同一の水平面上を通過する際の、偏芯サンギヤの軸芯の位置と各苗植付具との位置関係を示す図 本発明の実施の形態の、苗植付具先端の静軌跡及び動軌跡を示した図 本発明の実施の形態の、苗の株間を変化させたときの苗植付具の苗取り爪の先端の動軌跡を示す図 本発明の実施の形態の、苗植付装置が停止したときの苗植付装置の側面図 (a)本発明の実施の形態の苗植付具の断面図、(b)本発明の実施の形態の苗植付具のS1−S1断面図 本発明の実施の形態の苗載せ台における苗送り伝動構成の説明に用いる断面側面図 本発明の実施の形態の苗載せ台における苗送り伝動構成の説明に用いる正面図 (a)〜(c)本発明の実施の形態の、駆動側アームと従動側アームによる伝達機構の動作を説明する図 本発明の実施の形態の苗送り量を増減する機構の説明に用いる、従動側アームの側面図 従来の乗用型田植機の苗植付装置の左側面図 従来の乗用型田植機の苗植付装置のロータリーケース部の側面図
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1及び図2に、本発明の実施の形態の苗植付装置を装備した乗用型田植機の左側面図及び平面図を示す。
この乗用型田植機は、エンジン11を搭載し、駆動回転する各左右一対の前輪12及び後輪13を備えた走行車体10の後方に、昇降リンク装置14を介して6条植の苗植付部15が連結されている。
又、走行車体10には、運転座席16、前輪12を操向する操縦ハンドル17、予備の苗を載せておく予備苗載台18が設けられている。
尚、本明細書においては、前後、左右の方向基準は、運転座席16からみて、車体の走行方向を基準として、前後、左右の基準を規定している。
苗植付部15は、機体から伝動入力される植付伝動ケース21の上側に前部が上位となる構成で傾斜した苗載せ台22を設けるとともに、植付伝動ケース21の植付伝動部の後端部に2条ごとで1組の苗植付装置23を設けている。
センターフロート24及びサイドフロート26を接地させた状態で走行車体10を進行させると、苗載せ台22が左右に往復移動して台上のマット苗を苗載せ台22下端側に設けた苗受け枠20の苗取り口25に一株ずつ順次供給し、それを苗植付装置23が分離して取り出し圃場に植付ける。
次に、本実施の形態の苗植付装置23の構成について説明する。
図3に、本実施の形態の苗植付装置23の走行車体10の左側から視た一部断面側面図を示し、図4に、苗植付装置23の一部断面正面図を示す。
植付伝動ケース21の後端部に植付駆動軸30が回転自在に支承されており、この植付駆動軸30の左右突出部にロータリーケース31の中央部が一体回転する構成で固定して取り付けられている。
更にロータリーケース31の両端部に第1の軸受32及び第2の軸受33によって植付回動軸34を回転自在に支承し、これらの2つの植付回動軸34のそれぞれに、苗植付具27の植付具ケース35が固定して取り付けられている。
植付具ケース35には、苗植付体としての苗取り爪36と、先端部に苗押出爪37が固定された押出ロッド29が設けられている。
尚、植付伝動ケース21が、本発明の植付伝動部フレームの一例にあたる。又、植付駆動軸30が、本発明の駆動軸の一例にあたり、植付回動軸34が、本発明の回動軸の一例にあたる。又、苗植付具27が、本発明の植付体の一例にあたり、押出ロッド29と苗押出爪37を合わせた構成が、本発明の苗押出体の一例にあたる。
図4に示す通り、植付駆動軸30には角軸面が形成されており、ロータリーケース31のボス部38に植付駆動軸30と直交させて挿し込んで通したテーパ状のコッタピン39を上記角軸面に接触させて、ロータリーケース31を植付駆動軸30に固定している。
図5に、本実施の形態のロータリーケース31の内部構造を示す。
ロータリーケース31の内部には、植付駆動軸30の外周部に嵌合し植付伝動ケース21と一体で非回転な偏芯サンギヤ40が配置されており、偏芯サンギヤ40に噛合する2つの偏芯カウンタギヤ41と、各偏芯カウンタギヤ41に噛合する2つの偏芯プラネタリギヤ42とからなるギヤ機構が収納されている。
偏芯サンギヤ40は、第3の軸受43によってロータリーケース31に支持されている。偏芯カウンタギヤ41は、カウンタギヤ軸44に取り付けられ、ロータリーケース31に対応して遊転する構成となっている。又、偏芯プラネタリギヤ42は、植付回動軸34に一体回転する構成で取り付けられている。
尚、植付回動軸34が、本発明の偏芯プラネタリギヤの軸芯の一例にあたる。又、カウンタギヤ軸44が、本発明の偏芯カウンタギヤの軸芯の一例にあたる。
植付駆動軸30が駆動回転すると、ロータリーケース31が一定方向に回転し、偏芯サンギヤ40の回りを偏芯プラネタリギヤ42が公転するとともに、1回公転する間に公転方向とは逆向きに偏芯プラネタリギヤ42が1回自転する。図3に示す左側面図では、ロータリーケース31が植付駆動軸30と共に左回りに回転し、偏芯プラネタリギヤ42が植付駆動軸30を中心として左回りに公転するとともに、右回りに自転する。
苗植付具27は、偏芯プラネタリギヤ42に固定されている植付回動軸34とともに回動するので、植付駆動軸30が駆動回転するのに伴って、苗植付具27の苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19を描く構成で移動する。偏芯プラネタリギヤ42が1回公転する間に、苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19上を一周する。
尚、苗植付具先端軌跡19は、走行車体10が停止しているときの左側方から視た静軌跡である。
又、ロータリーケース31の内部には、植付回動軸34に一体回転する構成で取り付けた制動カム47と、制動カム47の外周面に接触する制動アーム48と、制動アーム48を制動カム47に押し付ける制動スプリング49とからなる位相ずれ防止機構が設けられている。
制動カム47は、図5に示す通りの形状をしており、苗植付具27が、苗取り口25から苗を取る位置及び苗を圃場に植え付ける位置にある時に偏芯プラネタリギヤ42の回転を制動し、各ギヤ間のバックラッシュを吸収して、苗分離及び苗植え付けの動作が正確に行われる構成で作用する。
苗植付具27の苗押出爪37は、植付具ケース35に摺動自在に支持された押出ロッド29の先端部に苗取り爪36の裏面に近接させて取り付けられ、押出ロッド29の作動により苗取り爪36の先端側へ突出、及び苗取り爪36の根元側へ後退する構成になっている。植付具ケース35内に収容されている苗押出爪37の作動機構により、苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19の下部へ移動していく際に苗押出爪37が突出して、苗取り爪36に保持されている苗を圃場へ押し出す。尚、苗押出爪37の作動機構については後述する。
本実施の形態の苗植付装置23は、以上の構成で、植付作業時には次の通りに作動する。
植付駆動軸30が駆動回転することにより、ロータリーケース31に取り付けられている一対の苗植付具27が、苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19を描く同一軌道上を互いに1/2周期の間隔を保ったまま一定姿勢で移動する。
苗植付具27の苗取り爪36が苗取り口25を通過する際、苗載せ台22の苗を一株分離して取り出す。このとき、苗押出爪37は後退した状態にある。苗植付具27が下動して苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19の下部まで移動すると、苗押出爪37が突出し、苗取り爪36が保持している苗の土部を下向きに押すことにより、苗を苗取り爪36から押し出して圃場に植え付ける。その後、苗植付具27が下動時よりも後方の軌道を通って上動するとともに、苗押出爪37が後退する。
図6は、本実施の形態の苗植付装置23における、植付回動軸34の位置に対応する苗取り爪36の先端が描く苗植付具先端軌跡19を示す図である。図6は、走行車体10の左側から視た模式図を示している。
図6に示す公転軌跡51は、植付駆動軸30が回転する際の植付回動軸34の公転軌跡を示している。又図6では、偏芯サンギヤ40、偏芯カウンタギヤ41及び偏芯プラネタリギヤ42は、植付回動軸34が最下点にあるときの各ギヤの位置を示している。又、従来の苗植付具における先端軌跡50を一点鎖線で示している。
本実施の形態の苗植付装置23は、図5に示す偏芯サンギヤ40、偏芯カウンタギヤ41及び偏芯プラネタリギヤ42の構成により、苗取り爪36の先端が、従来の植付具先端軌跡50とは異なる苗植付具先端軌跡19を描く。
植付回動軸34が、公転軌跡51を一周する間に、苗取り爪36の先端は苗植付具先端軌跡19上を一周移動する。
以下に、本実施の形態の苗植付装置23における苗植付具先端軌跡19の詳細について説明する。
図7は、苗植付具27の苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19上の最下点にきたときのロータリーケース31内の各ギヤの位置関係を示す図である。
図7は、走行車体10の左側から視た図であり、図7以降の図では、走行車体10の前後方向をx方向、鉛直方向をy方向として説明する。
又、図7以降の図では、図7の右上の図に示す通り、苗植付具27の形状及び姿勢を、苗植付具27の苗取り爪36の先端及び植付回動軸34の中心を頂点とする三角形で表している。
図7では、苗取り爪36の先端が苗取り口25に達したとき、及び苗植付具先端軌跡19の最下点に達したときの苗植付具27の位置を記載している。
本実施の形態では、植付回動軸34から苗取り爪36の先端までの長さLを、植付回動軸の公転軌跡51の中心である植付駆動軸30から植付回動軸34までの長さの2倍の長さ、すなわち植付回動軸の公転軌跡51の直径φと略同じ長さとしている。例えば、長さLを、従来の植付回動軸の公転軌跡51の直径φと同じ約160mmとしている。
更に、苗植付具先端軌跡19上の最下点(B点)の位置から、植付回動軸の公転軌跡51の中心である植付駆動軸30までのy方向の距離b2が、植付回動軸の公転軌跡51の直径φと略同じ長さとなる構成としている。
又、図7に示す通り、偏芯サンギヤ40の軸芯である植付駆動軸30と偏芯プラネタリギヤ42の軸芯である植付回動軸34を結ぶ直線を第1の直線としたとき、植付回動軸34の公転する回転方向(図7では左回り)を基準として、偏芯カウンタギヤ41の軸芯であるカウンタギヤ軸44が第1の直線よりも前側に位置する構成としている。
そして、偏芯サンギヤ40の軸芯である植付駆動軸30と偏芯カウンタギヤ41の軸芯であるカウンタギヤ軸44とを結ぶ直線を第2の直線としたときに、第1の直線と第2の直線がなす角度θ2が、18±2°となる構成としている。
又、本実施の形態では、図7に示す通り、植付回動軸34が公転軌跡51の最下点にきたときに、苗取り爪36の先端が、苗植付具先端軌跡19の最下点であるB点に達する構成としている。
そして、偏芯プラネタリギヤ42の軸芯である植付回動軸34と苗取り爪36の先端とを結ぶ直線を第3の直線とすると、苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19上の最下点(B点)に達したときに第1の直線と第3の直線がなす角度θ1が、122±2°となる構成としている。
図8は、偏芯サンギヤ40の軸芯の位置と苗植付具先端軌跡19上の各通過点との位置関係を示す図である。
図8に示す通り、苗取り爪36の先端が通過する苗植付具先端軌跡19は、側面視で閉曲線を描く軌跡であり、苗植付具先端軌跡19の最上位となる位置をA点、最下位となる位置をB点、最前方となる位置をC点とする。
図8に示す通り、苗取り爪36の先端は、植付駆動軸30よりも低い位置で、最前方点(C点)を通過する。
A点と偏芯サンギヤ40の軸芯である植付駆動軸30との間の、x方向の距離をa1とし、y方向の距離をa2とする。又、B点と植付駆動軸30との間の、x方向の距離をb1とし、y方向の距離をb2とする。又、C点と植付駆動軸30との間の、x方向の距離をc1とし、y方向の距離をc2とする。
本実施の形態では、a1の長さが、植付駆動軸30から植付回動軸34までの長さの2倍の長さφの0.65倍以上、0.69倍以下となる構成とし、a2の長さが、長さφの0.91倍以上、0.95倍以下となる構成としている。
又、b1の長さが、長さφの0.87倍以上、0.91倍以下となる構成とし、b2の長さが、長さφの0.95倍以上、1.1倍以下となる構成としている。
又、c1の長さが、長さφの1.4倍以上、1.5倍以下となる構成とし、c2の長さが、長さφの0.12倍以上、0.16倍以下となる構成としている。
尚、長さa1が、本発明の最上点から駆動軸の中心までの水平方向の長さの一例にあたり、長さa2が、本発明の最上点から駆動軸の中心までの鉛直方向の長さの一例にあたる。又、長さb1が、本発明の最下点から駆動軸の中心までの水平方向の長さの一例にあたり、長さb2が、本発明の最下点から駆動軸の中心までの鉛直方向の長さの一例にあたる。又、長さc1が、本発明の最前方点から駆動軸の中心までの水平方向の長さの一例にあたり、長さc2が、本発明の最前方点から駆動軸の中心までの鉛直方向の長さの一例にあたる。
苗植付具先端軌跡19上の最下点(B点)から鉛直上方30mmの水平面の位置を圃場面の位置と仮定し、この水平面と苗植付具先端軌跡19との交差する2点のうち、前方側の交差点をD1点とし、後方側の交差点をD2点とする。
そして、D1点とB点とのx方向の距離をd1、D2点とB点とのx方向の距離をd2としたときに、本実施の形態では、d1の長さがd2の長さの略2倍の長さとなる構成としている。
尚、D1点が、本発明の第1通過点の一例にあたり、D2点が、本発明の第2通過点の一例にあたる。又、長さd1が、本発明の第1通過点から最下点までの水平方向の長さの一例にあたる。又、長さd2が、本発明の第2通過点から最下点までの水平方向の長さの一例にあたる。
又、苗植付具先端軌跡19のうち、C点からB点に至る軌跡の形状が、側面視で、半径が長さφの0.85倍以上、0.9倍以下の真円の弧の形状に略一致する構成としている。
図9は、一方の苗植付具27の苗取り爪36の先端が植付駆動軸30と同一の水平面上を通過する際の、偏芯サンギヤ40の軸芯の位置と各苗植付具27との位置関係を示す図である。
2つの苗植付具27は、植付駆動軸30を中心として点対称となるロータリーケース31の両端部に配置された2本の植付回動軸34のそれぞれに固定されている。
図9に示す通り、本実施の形態では、一方の苗植付具27の苗取り爪36の先端が植付駆動軸30と同一の水平面上を通過する際、もう一方の苗植付具27の苗取り爪36の先端も、植付駆動軸30と同一の水平面上を上下逆方向に向けて通過する。
植付駆動軸30と同一の水平面と苗植付具先端軌跡19との交差する2点のうち、前方側の交差点をE1点とし、後方側の交差点をE2点とすると、一方の苗植付具27の苗取り爪36の先端が下降しながらE1点を通過する際、他方の苗植付具27の苗取り爪36の先端は、上昇しながらE2点を通過する。
そして、E1点と最下点であるB点とのx方向の距離をe1、E2点と植付駆動軸30とのx方向の距離をe2としたときに、本実施の形態では、e1の長さがe2の長さと略等しくなる構成としている。
尚、E1点が、本発明の第3通過点の一例にあたり、E2点が、本発明の第4通過点の一例にあたる。又、長さe1が、本発明の第3通過点から最下点までの水平方向の長さの一例にあたり、長さe2が、本発明の第4通過点から駆動軸の中心までの長さの一例にあたる。
図10は、走行車体10が停止しているときの苗植付具先端軌跡19に対応させて、走行車体10が走行しているときの苗植付具27の苗取り爪36の先端が描く動軌跡を示した図である。
苗植付具27の苗取り爪36の先端が苗植付具先端軌跡19を描きながら走行車体10が左方向へ走行したとき、苗植付具27の苗取り爪36の先端は、側面視で苗植付具先端動軌跡52を描く。
図10に示す通り、植付駆動軸30を中心として、植付回動軸の公転軌跡51上の最下点の位置を0°の位置とし、植付回動軸34が公転軌跡51上の最も後方側にきたときの位置を90°の位置とし、植付回動軸34が公転軌跡51上の最上点にきたときの位置を180°の位置と規定する。
図10の苗植付具先端軌跡19上のF点は、植付回動軸34の公転軌跡51上の位置を上記の通り規定したときの、植付回動軸34が260°の位置にあるときの、苗植付具27の苗取り爪36の先端の位置を示している。又、苗植付具先端動軌跡52上のF´点は、F点に対応する動軌跡上の苗植付具27の苗取り爪36の先端の位置を示している。
又、苗植付具先端軌跡19上のG点は、植付回動軸34が公転軌跡51上の90°の位置にあるときの苗植付具27の苗取り爪36の先端の位置を示しており、苗植付具先端動軌跡52上のG´点は、G点に対応する動軌跡上の苗植付具27の苗取り爪36の先端の位置を示している。
本実施の形態では、図5に示した各ギヤの構成により、植付回動軸34が公転軌跡51上の260°の位置付近から苗取り爪36の先端の移動速度が加速し、90°の位置付近から苗取り爪36の先端の移動速度が減速する。
つまり、苗植付具先端軌跡19上において、苗取り爪36の先端は、苗を圃場に植え付けるF点からG点に移動する間は速く移動し、苗取り口25から苗を取り出すG点からF点に移動する間は遅く移動する。苗植付具先端動軌跡52上では、F´点から苗取り爪36の先端が加速して苗を圃場に植え付け、G´点から苗取り爪36の先端が減速して苗取り口25から苗を取り出す。
苗取り爪36の先端の移動速度を上記の通りに制御することにより、圃場に植え付けた苗に干渉することなく、苗の植え付け後に苗取り爪36の先端を急上昇させることができる。
図11に、本実施の形態の苗植付装置23において、苗の前後方向の植付間隔、即ち株間を変化させたときの、苗植付具27の苗取り爪36の先端の動軌跡を示す。
図11は、各植付け株数(37株、42株、50株、60株、70株、80株、90株)における動軌跡を示している。
図11では、苗取り爪36の先端の軌跡の最下点の位置から鉛直上方30mmの位置を圃場面と仮定している。
従来の苗植付装置によって描かれる苗取り爪先端の軌跡では、疎又は密のいずれかの植付け株数に偏った植え付けしかできなかったが、本実施の形態の苗植付装置23は、走行車体10が停止している状態において苗植付具先端軌跡19を描く構成で動作することにより、37株から90株までの広い範囲の植付け株数に対応できる。
本実施の形態の苗植付装置23では、植付け株数に対応したギヤの変更等が必要ないので、低コストで作業適応力が向上する。
又、苗植付装置23は、従来と略同じ大きさで構成できコンパクトである。
図12に、本実施の形態の苗植付装置23が停止したときの苗植付装置23の側面図を示す。
苗植付装置23を停止させたとき、すなわち植付クラッチを「切」に設定したとき、ロータリーケース31の両端部に装着されている2つの苗植付具27は、図12に示す姿勢で停止する。
図12に示す通り、2つの苗植付具27の苗取り爪36が互いに平行となる向きで停止することにより、苗植付装置23が停止したときに側面視でロータリーケース31から前後にはみ出す面積が小さく、嵩張らない。
次に、苗植付具27の植付具ケース35内に収容されている苗押出爪37の作動機構の詳細について説明する。
図13(a)に、本実施の形態の苗植付具27の断面図を示す。又、図13(b)に、図13(a)のS1−S1断面を示す。
押出カム71は、植付具ケース35内に突出したロータリーケース31の突出部に一体的に嵌合し、植付回動軸34及び植付具ケース35を基準として回転自在に設けられている。この押出カム71の外周面に摺接するカムアーム72は、アーム軸73に回動自在に軸支されている。
又、アーム軸73には、カムアーム72と一体に回動する押出規制アーム74が軸支されていて、押出規制アーム74の先端部と押出ロッド29の植付具ケース35内部側の端部に固定されている押出ナット70とが継手部材75を介して連結されている。そして、継手部材75を介して押出ロッド29が苗取り爪36の突出側に付勢される構成で、押出規制アーム74の中間部分を付勢する押出スプリング76が設けられている。
植付回動軸34を基準として押出カム71が相対的に回転し、押出カム71とカムアーム72とからなるカム機構の働きで、押出規制アーム74が揺動する。
押出スプリング76を圧縮する位置に押出規制アーム74があるときは、苗押出爪37が後退した状態にある。その位置から押出規制アーム74が回動して押出スプリング76の圧縮が緩和されると、押出スプリング76の弾発力で押出ロッド29が押し出され、苗押出爪37が突出する。
押出規制アーム74が押出ロッド29を押し出す位置に回動した際に、押出規制アーム74が接触する位置にクッションゴム77が設けられている。クッションゴム77は、植付具ケース35の内側に設けられたクッションゴム支持ボス78により支持されている。クッションゴム77は、押出スプリング76の弾発力によって回動する際の押出規制アーム74の衝撃を吸収し、押出ロッド29をスムーズに突出させる。
図13(a)に示す通り、押出ナット70の前方にオイル溜り80が設けられている。
押出ナット70の前方にオイル溜り80を設けたことにより、苗植付具27の全長を長くすることなく、押出ナット70によって植付具ケース35内部のオイルが外部へたたき出されることを防止できる。
又、クッションゴム支持ボス78と押出ナット70との間に隙間を設ける構成として、オイルの押し出しを防止している。
又、図13(a)及び図13(b)に示す通り、押出ロッド29が内部を摺動する植付具ケース35の筒状部分の内側の側面にオイルバイパス79を設けることにより、コンパクトな構成でオイルの押し出しを防止している。
又、押出ロッド29が植付具ケース35から突出するブッシュ部分にはオイル溜りの空間を設けずに、グリスシールリップ部81に凹部を設けることによって、オイルバイパス79を通じてオイルを後方へ戻せる構成としている。これにより、苗植付具27の全長を長くすることなく、オイルを戻すことができる。
次に、本実施の形態の苗植付部15における苗送り機構について説明する。
図14に、本実施の形態の苗載せ台22の苗送り伝動構成を分かりやすく説明することを目的とした断面側面図を示し、図15に、本実施の形態の苗載せ台22の苗送り伝動構成を分かりやすく説明することを目的とした正面図を示す。
図15は、苗載せ台22の裏側から視た図であり、苗送り伝動構成を分かりやすく説明することを目的として、駆動側と苗載せ台22の連結部分を離して記載している。
本実施の形態の苗植付部15は6条植の構成で、フレームを兼ねる植付伝動ケース21、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取り口25に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取り口25に供給すると苗送りベルト91により苗を下方に移送する苗載せ台22、苗取り口25に供給された苗を苗植付具27で圃場に植付ける苗植付装置23等を備えている。
苗載せ台22は、苗載面の裏側でその裏面側下部に左右方向に設けた苗受け枠20に沿って左右動自在に支持されている。苗受け枠20には、6条分の苗取り口25が設けられている。
植付伝動ケース21の左右両側から突出して植付伝動ケース21内の動力でリードカム82aを横方向に左右往復移動させるリードカム軸82が設けられ、リードカム82aと苗載せ台22とが連結されており、リードカム軸82が駆動回転することにより苗載せ台22が左右往復動する構成としている。リードカム軸82は、その一端部(左端部)が植付伝動ケース21で支持されている。
苗載せ台22の裏面側の上下には、左右方向に長い上側左右移動用案内部材95及び下側左右移動用案内部材94がそれぞれ固着して設けられている。上側左右移動用案内部材95は、側面視で下側が切り欠かれた断面形状に形成されており、下側から支持される回転自在の支持ローラー92が係り合っている。この支持ローラー92は、上側左右移動用案内部材95に沿う適宜位置(4か所)に複数個(4個)設けられ、植付伝動ケース21の上側に固着された苗載せ台支持フレーム93の上部に取り付けられている。
下側左右移動用案内部材94は、苗受け枠20に上側から載る。従って、苗載せ台22は、支持ローラー92と苗受け枠20とにより左右方向に移動可能に支持されている。
苗載せ台支持フレーム93には苗載せ台22が左右移動端に到達したことを検出する左右各々の移動端センサー96を設け、移動端センサー96は苗載せ台22の左右方向端部の裏面側に突出する仕切り壁部が当たって検出する構成となっている。
苗送りベルト91は、駆動ローラー84と従動ローラー85に巻き掛けられている。駆動ローラー84は左右方向の苗送り駆動軸86と一体回転する構成で設けられている。苗送り駆動軸86は、各2条毎に設けられ、各々のラチェット機構87により、苗送りベルト91が苗送りする方向にだけ回転を伝達する構成となっている。従って、苗送りベルト91が、苗載せ台22の左右移動端で苗載せ台22上の苗を苗受け枠20側へ移送する苗移送装置となる。
苗送りベルト91の駆動機構は下記の構成となっている。
すなわち、植付伝動ケース21の左右両側からそれぞれ突出して回転駆動する駆動側アーム88が設けられている。尚、植付伝動ケース21の右側の駆動側アーム88は、リードカム軸82を介して回転駆動する。又、苗送り駆動軸86の2条毎の位置に従動側アーム90が取り付けられている。
苗載せ台22が左右移動行程の端部に到達すると、駆動側アーム88が従動側アーム90にその下側から当たって、その回転が苗送り駆動軸86に伝達される。これにより、苗送りベルト91が所定量だけ作動する。
尚、苗載せ台22が左右移動両端部でそれぞれ苗送り動力を伝達できる構成で、1個の駆動側アーム88に対応して左右の位置に2個の従動側アーム90が設けられている。駆動側アーム88が従動側アーム90から離れると、従動側アーム90に係止したトルクスプリング83の張力によって従動側アーム90は駆動前の位置に戻る。
図16(a)〜図16(c)に、駆動側アーム88と従動側アーム90による伝達機構の動作を説明する図を示す。駆動側アーム88が従動側アーム90を押し上げる際の側面図を、時間順に図16(a)〜図16(c)に示している。
駆動側アーム88は、側面視で二股形状のアームであり、先に従動側アーム90に接触する側のアーム、すなわちリードカム軸82の回転方向の前方側のアームの先端部に駆動上側ローラー88aが設けられており、回転方向の後方側のアームの先端部に駆動下側ローラー88bが設けられている。駆動側アーム88の駆動上側ローラー88a及び駆動下側ローラー88bの部分が従動側アーム90に接触して従動側アーム90を押し上げて回動させる。
従動側アーム90も、側面視で二股形状のアームであり、図16(a)〜図16(c)に示す通り、先に駆動側アーム88に接触する側の従動上側アーム部90aは、側面視で肉厚の形状としているのと異なり、駆動側アーム88に後から接触する側の従動下側アーム部90bは、側面視で先端部ほど細くなる形状としている。
図16(a)に示す通り、駆動側アーム88の回動に伴い、まず駆動側アーム88の駆動上側ローラー88aが従動側アーム90の従動上側アーム部90aに接触して押し上げ、苗送り駆動軸86を中心に従動側アーム90を回動させる。
そして、駆動側アーム88が更に回動すると、図16(b)に示す通り、駆動上側ローラー88aと従動上側アーム部90aとの噛み合わせが外れる前に、駆動下側ローラー88bが従動下側アーム部90bに接触し、その後、駆動下側ローラー88bが従動下側アーム部90bを押し上げながら駆動上側ローラー88aと従動上側アーム部90aとの噛み合わせが外れ、苗送り駆動軸86を中心に従動側アーム90を更に回動させる。駆動上側ローラー88aと従動上側アーム部90aとの噛み合わせが外れる前に、駆動下側ローラー88bが従動下側アーム部90bに接触するので、従動側アーム90が止まることなく連続して回動する。
そして、駆動側アーム88が更に回動すると、図16(c)に示す通り、駆動下側ローラー88bと従動下側アーム部90bとの噛み合わせが外れて、苗送りの際の従動側アーム90の回動が終了する。
上記の通り、本実施の苗送り駆動量の伝達機構は、2つの駆動上側ローラー88a及び駆動下側ローラー88bと、2つの従動上側アーム部90a及び従動下側アーム部90bの噛み合わせにより従動側アーム90の作動角を大きくできるので、18mm以上の苗送りが実現できる。
従動側アーム90の従動上側アーム部90aを肉厚の形状としたことにより、耐久性が向上するとともに、駆動下側ローラー88bが従動下側アーム部90bに接触するまでの間に、従動上側アーム部90aが駆動側アーム88と非接触な状態となることを防止でき、苗送り距離を確保できる。従動側アーム90が止まらずに回動するので、苗送り量がばらつかない。
又、従動下側アーム部90bを先端部ほど細くなる形状としたことにより、駆動下側ローラー88bが引っ掛かりにくくなり、メカロックや破損の発生を防止できる。
尚、駆動上側ローラー88aが従動上側アーム部90aを押し上げる方向、及び駆動下側ローラー88bが従動下側アーム部90bを押し上げる方向は、いずれも押し初めが接線方向となる構成としているので、食い込みが生じない。
又、従動側アーム90の作動角度は、苗植付具27による苗取り終了後、次の苗植付具27による苗取り開始までの間に、苗送りが終了する範囲の角度に設定している。
又、本実施の形態の苗植付部15は、苗植付具27の苗取り量に合わせて苗送り量を増減する機構を備えている。
図17に、苗送り量を増減する機構の説明に用いる、従動側アーム90の側面図を示す。
従動側アーム90は、駆動側アーム88によって押し上げられて回動した後、従動側アーム90に係止されたトルクスプリング83の張力によって反対方向に回動して駆動前の位置に戻る。
図17に示す通り、従動側アーム90には、従動上側アーム部90aの上部に、苗移送量変更モーター98に一端が接続された連結ワイヤー99の他端が接続されている。
苗載せ台22の、右から1条目、4条目及び6条目の苗載せ部の苗送りベルト91近くの適宜位置には、各々苗移動量センサー97が設けられている。この苗移動量センサー97は、外周面が苗の底面に接触して回転するローラー式であり、その回転角度を検出する回転角度検出型のセンサー(ポテンショメータ)を備え、苗送りベルト91の苗の移送方向への苗載せ台22上の苗の移動量を検出する。
苗移送量変更モーター98は、検出された苗載せ台22上の苗の移動量に従って、連結ワイヤー99を伸縮させる。
連結ワイヤー99が伸びた状態では、従動側アーム90が作動した後、従動側アーム90は、連結ワイヤー99に引っ張られることなく、トルクスプリング83の張力によって駆動前の位置まで回動する。
一方、連結ワイヤー99が縮んだ状態では、従動側アーム90が作動した後、トルクスプリング83の張力によって回動される向きとは反対向きに連結ワイヤー99によって引っ張られるので、従動側アーム90は連結ワイヤー99によって規制される位置までしか回動しない。すなわち、従動側アーム90の駆動前の位置が連結ワイヤー99によって規制されるので、従動側アーム90の作動角度が小さくなり、苗送り量が小さくなる。
上記の動作により、苗移送量変更モーター98によって苗送り量の増減が制御される。
尚、本実施の形態では、1つのロータリーケース31の両端部に2つの苗植付具27を備える構成を用いて説明したが、ロータリーケース31の一方の端部のみに1つの苗植付具27を備える構成としてもよい。
以上に説明した通り、本実施の形態の苗植付装置23は、従来の苗植付装置と略同じ大きさで、株間の広狭や車速の高低に関係なく、苗を確実に取って圃場に十分な深さで植え付けることができる。
従って、株間の広狭や車速の高低を変化させるときでも、植付伝動ケースや苗タンク等の変更をしなくてもよい。
本発明にかかる苗植付装置は、株間又は車速が変化しても苗を確実に取って圃場に十分な深さで植え付けることができるので、苗植付装置を備えた乗用型田植機等の苗移植機など、産業上の利用可能性が高い。
10 走行車体
11 エンジン
12 前輪
13 後輪
14 昇降リンク装置
15 苗植付部
16 運転座席
17 操縦ハンドル
18 予備苗載台
19 苗植付具先端軌跡
20 苗受け枠
21 植付伝動ケース
22 苗載せ台
23 苗植付装置
24 センターフロート
25 苗取り口
26 サイドフロート
27 苗植付具
29 押出ロッド
30 植付駆動軸
31 ロータリーケース
32 第1の軸受
33 第2の軸受
34 植付回動軸
35 植付具ケース
36 苗取り爪
37 苗押出爪
38 ボス部
39 コッタピン
40 偏芯サンギヤ
41 偏芯カウンタギヤ
42 偏芯プラネタリギヤ
43 第3の軸受
44 カウンタギヤ軸
47 制動カム
48 制動アーム
49 制動スプリング
50 従来の植付具先端軌跡
51 植付回動軸の公転軌跡
52 苗植付具先端動軌跡
70 押出ナット
71 押出カム
72 カムアーム
73 アーム軸
74 押出規制アーム
75 継手部材
76 押出スプリング
77 クッションゴム
78 クッションゴム支持ボス
79 オイルバイパス
80 オイル溜り
81 グリスシールリップ部
82 リードカム軸
82a リードカム
83 トルクスプリング
84 駆動ローラー
85 従動ローラー
86 苗送り駆動軸
87 ラチェット機構
88 駆動側アーム
88a 駆動上側ローラー
88b 駆動下側ローラー
90 従動側アーム
90a 従動上側アーム部
90b 従動下側アーム部
91 苗送りベルト
92 支持ローラー
93 苗載せ台支持フレーム
94 下側左右移動用案内部材
95 上側左右移動用案内部材
96 移動端センサー
97 苗移動量センサー
98 苗移動量変更モーター
99 連結ワイヤー
200 植付伝動ケース
201 植付駆動軸
202 ロータリーケース
203 苗植付具
204 植付具軌跡
205 偏芯サンギヤ
206 偏芯カウンタギヤ
207 偏芯プラネタリギヤ
208 植付具回動軸
209 カウンタギヤ軸

Claims (4)

  1. 走行車体(10)の後方に配置された苗載せ台(22)に積載されている苗を取り圃場に植え付ける苗植付装置(23)であって、
    植付伝動部フレーム(21)から前記走行車体(10)の左右方向に伸びる駆動軸(30)を中心に回転するロータリーケース(31)と、
    前記ロータリーケース(31)に、前記左右方向にそれぞれ伸びるとともに回転可能にそれぞれ取り付けられた、一対の回動軸(34、34)と、
    前記苗載せ台(22)から前記苗を取る苗取り爪(36)と、前記苗取り爪(36)に保持された前記苗を前記圃場に向けて押し出す苗押出体(29、37)とをそれぞれ有し、前記一対の回動軸(34、34)にそれぞれ連結し前記一対の回動軸(34、34)とともにそれぞれ回動する、一対の植付体(27、27)と、
    前記一対の回動軸(34、34)にそれぞれ固定された、一対の偏芯プラネタリギヤ(42、42)と、
    前記ロータリーケース(31)に回転可能にそれぞれ取り付けられ、前記一対の偏芯プラネタリギヤ(42、42)にそれぞれ噛み合っている、一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)と、
    前記駆動軸(30)を軸芯とし、前記植付伝動部フレーム(21)に固定され、前記一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)と噛み合う偏芯サンギヤ(40)とを備え、
    前記一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)の軸芯(44、44)の位置はそれぞれ、前記偏芯サンギヤ(40)の軸芯と、対応する前記偏芯プラネタリギヤ(42)の軸芯とを結ぶ第1の直線よりも、前記ロータリーケース(31)の回転方向を基準として前側にあり、前記偏芯サンギヤ(40)の軸芯の位置は、前記一対の偏芯カウンタギヤ(41、41)の軸芯(44、44)を結ぶ直線の上にあり、
    前記ロータリーケース(31)の内部には、前記一対の回動軸(34、34)に一体回転する構成でそれぞれ取り付けられた、一対の制動カム(47、47)と、前記一対の制動カム(47、47)の外周面にそれぞれ接触する、一対の制動アーム(48、48)と、前記一対の制動アーム(48、48)を前記一対の制動カム(47、47)にそれぞれ押し付ける、一対の制動スプリング(49、49)とが、設けられており、
    前記一対の制動スプリング(49、49)の位置はそれぞれ、前記偏芯カウンタギヤ(41)の軸芯と、対応する前記偏芯プラネタリギヤ(42)の軸芯と、を結ぶ直線よりも、前記ロータリーケース(31)の回転方向を基準として後側にあり、
    前記一対の制動カム(47、47)はそれぞれ、前記一対の植付体(27、27)が苗取り口(25)から苗をそれぞれ取る位置及び苗を圃場にそれぞれ植え付ける位置にある時に、対応する前記偏芯プラネタリギヤ(42)の回転を制動し、ギヤ間のバックラッシュを吸収することを特徴とする、苗植付装置。
  2. 前記苗載せ台(22)は、リードカム軸(82)が駆動回転することにより左右往復動し、苗送りベルト(91)により苗を下方に移送し、
    前記リードカム軸(82)を介して回転駆動する駆動側アーム(88)が苗送り駆動軸(86)に取り付けられている従動側アーム(90)に当たり、回転が前記苗送り駆動軸(86)に伝達されて、前記苗送りベルト(91)が作動し、
    前記駆動側アーム(88)は、二股形状のアームであり、
    先に前記従動側アーム(90)に接触する側の前記駆動側アーム(88)の先端部には駆動上側ローラー(88a)が設けられており、後から前記従動側アーム(90)に接触する側の前記駆動側アーム(88)の先端部には駆動下側ローラー(88b)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の苗植付装置。
  3. 前記従動側アーム(90)は、二股形状のアームであり、
    先に前記駆動側アーム(88)が接触する側の前記従動側アーム(90)の形状は肉厚の形状とされており、後から前記駆動側アーム(88)が接触する側の前記従動側アーム(90)の形状は先端部ほど細くなる形状とされていることを特徴とする、請求項2に記載の苗植付装置。
  4. 前記従動側アーム(90)には、トルクスプリング(83)が係止されるとともに、苗移送量変更モーター(98)に一端が接続された連結ワイヤー(99)の他端が接続されており、
    前記苗移送量変更モーター(98)は、苗移動量センサー(97)によって検出された前記苗載せ台(22)の上の苗の移動量に基づいて前記連結ワイヤー(99)を伸縮させ、
    前記連結ワイヤー(99)が伸びた状態では、前記従動側アーム(90)は、前記駆動側アーム(88)によって作動させられた後、前記連結ワイヤー(99)に引っ張られることなく前記トルクスプリング(83)の張力によって回動し、
    前記連結ワイヤー(99)が縮んだ状態では、前記従動側アーム(90)は、前記駆動側アーム(88)によって作動させられた後、前記トルクスプリング(83)の張力によって回動される向きとは反対向きに前記連結ワイヤー(99)によって引っ張られながら回動することを特徴とする、請求項2または3に記載の苗植付装置。
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