JP6002454B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、前記車両の状態や車両に搭載された各種機器の状態に関連する情報等を運転者が視認可能な可視情報として表示する車両用表示装置に関する。
車両に関する表示装置の従来技術として、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3が知られている。
特許文献1は、車両の変速機のシフト位置を表示するシフトポジション表示装置について開示している。具体的には、計器板上に配置した液晶パネルの画面上に、シフト位置をビットマップ画像により表示している。また、物理的に存在しているシフトレバーの位置と変速機のシフト位置との位置関係を模擬した情報を画面上の狭い表示空間で表現するために、アニメーションの表示を用いている。例えば、「P」(パーキング)、「R」(後退)、「N」(ニュートラル)、「D」(ドライブ)等のシフト位置が存在する場合に、現在選択しているシフト位置(例えば「N」)や隣接するシフト位置(例えば「D」)を画面上に表示する。
特許文献2では、楽曲のデータを再生する入力装置において、表示画面上にアーティスト名の一覧を表示させ、入力操作に従って各アーティスト名を画面上でスクロール表示することを開示している。
特許文献3では、車速の上昇に伴って、平均燃費、走行可能距離、外気温度などの車両情報の表示形式を標準的な大きさで表示される標準数字から、拡大数字、バーグラフ、アイコン、色表示へと順次変更することを開示している。
特開2009−73217号公報 特開2008−71228号公報 特開2006−184222号公報
運転者が車両を運転している時には、自車両の周囲の状況が時々刻々と変化するため、運転者は常に車両の周囲の状況を把握し、状況の変化に対して適切な運転操作を行わなければならない。従って、運転者が計器板等の表示内容を長い時間に渡って注視することは許されない。そのため、運転者は計器板上の様々な情報をごく短時間参照しただけで状態を把握しなければならない。
ところで、例えば液晶表示パネルを搭載した計器板においては、液晶表示パネルの画面上に様々な情報を表示することができる。また、運転者の入力操作に応じて、あるいは車両の状態の変化に応じて、画面上に表示する情報の種類や表示モードを切り替えることも可能である。
しかしながら、運転者が画面の表示を参照できる時間はごく短時間のみに限られているので、画面上に表示する情報の種類や表示モードを瞬間的に切り替えた場合には、運転者は表示内容の切り替わりや現在の状況を把握することが困難になる。例えば、運転者が間違った入力操作を行ったために画面が切り替わった場合や、車両に何らかのトラブルが発生して表示内容が切り替わった場合や、車両の走行状態や周囲の環境に変化が生じて表示内容が切り替わった場合などに、現在の状況を把握できなくなる。
例えば特許文献1の技術では、アニメーションの表示が可能であるため、変速機のシフト位置の切り替わりに関する状態の遷移状況を表示することができる。従って、画面の表示内容が瞬間的に切り替わる場合と比べて、運転者は状況を把握しやすくなる。
しかし、特許文献1の技術ではシフトレバーの物理的な位置関係を模擬して表示しているだけであるため、必ずしも運転者が状態の変化を容易に認識できるとは言えない。しかも、複数のシフト位置の情報を狭い表示範囲にまとめて表示するために文字等の表示を小さくせざるを得ず、逆に運転者が表示内容を認識しにくくなる可能性もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者が画面の表示内容を短時間だけしか参照できない状況であっても、表示状態の切り替わりに関する状況の把握を容易にすることが可能な車両用表示装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 各々の位置に任意の可視情報を表示可能な表示画面を有し、複数状態の切り替わりの指示を受け付けて、前記切り替わりを前記表示画面の表示内容に反映する車両用表示装置であって、
前記表示画面の一部には、前記複数状態のうち現在選択されている状態を示す表示部が所定位置に、前記複数状態のうち現在選択されていない状態を示す表示部が前記所定位置と異なる位置に配置された状態表示部が設けられており、
前記複数状態のうち現在選択されている第1の状態から第2の状態への切り替わりの指示が入力された場合に、状態遷移を表す所定形状の可視情報を状態遷移バーとして前記表示画面上に表示すると共に、前記状態遷移バーを前記第1の状態に対応付けられた第1の位置から、前記第2の状態に対応付けられた第2の位置まで徐々に移動する表示切替制御部
を備え
前記第1の位置に対する前記第2の位置の相対的な位置関係が、切り替え前の前記第2の状態を示す表示部の位置に対する前記第1の状態を示す表示部の位置の相対的な位置関係と一致すること。
(2) 上記(1)に記載の車両用表示装置であって、
前記表示切替制御部は、前記第1の位置を前記表示画面上の一端近傍に割り当て、前記第2の位置を前記表示画面上で前記一端近傍とは反対側の他端近傍に割り当てること。
(3) 上記(2)に記載の車両用表示装置であって、
前記表示切替制御部は、前記状態遷移バーが前記第2の位置まで移動した後で、前記状態遷移バー、もしくはそれ以外の可視情報の表示形態を切り替えること。
(4) 上記(1)に記載の車両用表示装置であって、
前記表示切替制御部は、入力に従って選択可能な第1項目及び第2項目が存在する場合に、前記第1項目から前記第2項目への切り替わりの指示を検出すると、前記第1項目に対応付けた第1の表示要素の画面上での表示が目立ちにくい状態に徐々に変更し、前記第2項目に対応付けた第2の表示要素の画面上での表示が目立ちやすい状態に徐々に変更すること。
(5) 上記(1)に記載の車両用表示装置であって、
前記表示切替制御部は、入力に従って選択可能な複数の項目が存在する場合に、前記項目の切り替わりの指示を検出すると、切り替わりの後で選択される項目に予め対応付けられた種類の絵柄を含む特定の背景情報を取得し、前記背景情報を前記表示画面上の少なくとも一部分の領域に背景として表示すること。
上記(1)の構成の車両用表示装置によれば、前記第1の状態から第2の状態への切り替わりの時には、前記状態遷移バーが前記表示画面上に表示され、この状態遷移バーが時間をかけて前記第1の位置から第2の位置まで移動する。従って、運転者は表示されている状態遷移バーの位置により、現在、指示に従って状態が切り替わる途中であることを瞬時に把握することができる。また、表示される前記状態遷移バーの移動方向から、運転者は状態の切り替わりの方向が前記第1の状態から第2の状態の方向であることを認識できる。
上記(2)の構成の車両用表示装置によれば、画面上の広い範囲を利用して前記一端から他端まで状態遷移バーを移動させることができるので、運転者は表示される前記状態遷移バーを短時間で確実に認識できる。
上記(3)の構成の車両用表示装置によれば、前記状態遷移バー等の表示形態の切り替わりにより、状態の切替が完了したことを瞬時に認識できる。
上記(4)の構成の車両用表示装置によれば、前記第1の表示要素が目立ちやすい状態から目立ちにくい状態に徐々に変化する。また、前記第2の表示要素が目立ちにくい状態から目立ちやすい状態に徐々に変化する。従って、運転者は前記第1の表示要素及び第2の表示要素の目立ちやすさが変化していることを視覚的に認識することができ、前記第1項目から第2項目へ切り替わる途中の状況を短時間で把握できる。
上記(5)の構成の車両用表示装置によれば、画面上の背景に表示される絵柄が、切り替わりの後で選択される項目の種類に応じて自動的に切り替わる。従って、運転者は表示された絵柄の認識により、現在選択されている項目の種類を瞬時に把握可能になる。
本発明の車両用表示装置によれば、運転者が画面の表示内容を短時間だけしか参照できない状況であっても、表示状態の切り替わりに関する状況の把握が容易になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態の車両用計器板ユニットの外観を示す正面図である。 図2は、マルチ表示画面の表示内容の具体例を示す正面図である。 図3は、車両用計器板ユニットの電気回路の構成例を示すブロック図である。 図4は、状態を切り替える時のマルチ表示画面の表示内容の状態遷移の例(1)を示す正面図である。 図5は、状態を切り替える時のマルチ表示画面の表示内容の状態遷移の例(2)を示す正面図である。 図6は、選択項目を切り替える時のマルチ表示画面の表示内容の状態遷移の例(1)を示す正面図である。 図7は、選択項目を切り替える時のマルチ表示画面の表示内容の状態遷移の例(2)を示す正面図である。 図8は、図4及び図5に対応する表示制御の内容を示すフローチャートである。 図9は、図6に対応する表示制御の内容を示すフローチャートである。 図10は、図7に対応する表示制御の内容を示すフローチャートである。
本発明の車両用表示装置に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<外観の具体例>
車両用計器板ユニット100の外観を図1に示す。本実施形態においては、本発明の車両用表示装置を図1に示した車両用計器板ユニット100の中に組み込む場合を想定している。勿論、本発明の車両用表示装置は車両用計器板ユニット100とは別の独立した車載器として構成することもできる。
図1に示した車両用計器板ユニット100においては、中央部に、様々な情報を運転者に見える可視情報として表示可能なマルチ表示画面10を備えている。また、マルチ表示画面10の左側には速度計20が配置してあり、マルチ表示画面10の右側には回転計30が配置してある。
速度計20は、車両の現在の走行速度(車速:km/h)を目盛りを指し示す指針の向きにより表示する。回転計30は、エンジンの回転速度(×1000rpm)を目盛りを指し示す指針の向きにより表示する。
また、マルチ表示画面10の上方には、車両の方向指示器の動作状態と連動して点滅するターンLランプ41及びターンRランプ42が備わっている。また、マルチ表示画面10の右下の位置に、トリップノブ43が配置してある。
<マルチ表示画面の表示例>
マルチ表示画面10の表示内容の具体例を図2に示す。マルチ表示画面10に表示する情報の内容については、必要に応じて変更することができるが、例えば「インフォメーションモード」で動作している場合には図2に示すような情報が表示される。
図2に示すマルチ表示画面10においては、画面上端部にモード表示部11が配置されている。このモード表示部11には、インフォメーションモード表示部11a、オーディオモード表示部11b、カメラモード表示部11cを有している。また、図2に示す状態は「インフォメーションモード」を選択している場合であるので、インフォメーションモード表示部11aは明るく見やすい状態で表示されているが、オーディオモード表示部11b及びカメラモード表示部11cは現在選択されていないことを明示するために暗く表示されている。
マルチ表示画面10の画面下端部には、オドメータ表示部12a、温度表示部12b、シフト位置表示部12cが配置されている。オドメータ表示部12aは、この車両の積算走行距離[km]を表示するために利用される。温度表示部12bは、外気温を表示するために利用される。シフト位置表示部12cは、変速機の操作に関する現在のシフト位置が「パーキング位置:P」、「ドライブ位置:D」、「ニュートラル位置:N」等のいずれであるかを表示するために利用される。
図2に示すマルチ表示画面10においては、画面左端に縦バー13が配置されている。この縦バー13は、矩形形状で細長く縦長の可視情報である。後述するように、縦バー13の表示位置については、画面の横方向に移動可能になっている。
また、画面の中央付近には、選択コンテンツバー14が配置されている。選択コンテンツバー14は、矩形形状で細長く横長の可視情報である。また、図2に示す選択コンテンツバー14内には、文字列情報として「OK」及び「CRUISING RANGE」が表示されている。この表示状態は、選択可能な様々な機能項目の中で「CRUISING RANGE」の項目を現在選択していることを意味している。
「CRUISING RANGE」以外に選択可能な項目として、「AVERAGE」、「CURRENT」、「SETTING」、「ELAPSED TIME」等がある。現在選択している「CRUISING RANGE」以外の各項目については、選択コンテンツバー14の上下に隣接する位置にそれぞれコンテンツラベル15として表示されている。各コンテンツラベル15は、選択コンテンツバー14と同様に矩形形状で細長く横長の可視情報として存在している。また、各コンテンツラベル15の表示位置は選択コンテンツバー14の位置に対して横方向に少しずつずれている。
<電気回路の構成例>
図1に示した車両用計器板ユニット100の電気回路の構成例を図3に示す。
図3に示すように、車両用計器板ユニット100はマイクロコンピュータ110、モータドライバ120、速度計駆動機構130、回転計駆動機構140、液晶表示器150、表示用コントローラ160、メモリ170、180、電源回路190、インタフェース191、192、及び十字型スイッチSWを備えている。
マイクロコンピュータ110(CPU)は、読み出し専用メモリ(ROM)111、揮発性メモリ(RAM)112、及びCAN通信制御部113を内蔵している。マイクロコンピュータ110は、読み出し専用メモリ111に予め保持されているプログラムを実行して装置全体を制御することにより、車両用計器板ユニット100に必要とされる様々な機能を実現する。具体的な動作については後で説明する。
速度計駆動機構130は、モータドライバ120を介してマイクロコンピュータ110と接続されている。速度計駆動機構130は、図示しない電気モータを駆動し、図1に示した速度計20の指針を駆動する。
回転計駆動機構140は、モータドライバ120を介してマイクロコンピュータ110と接続されている。回転計駆動機構140は、図示しない電気モータを駆動し、図1に示した回転計30の指針を駆動する。
液晶表示器150は、図1に示したマルチ表示画面10に相当する平面状の画面を有しており、この画面は個別に制御可能な多数の画素で構成されている。各画素の表示内容を制御することにより、画面上の各々の領域に、文字、数字、図形、画像などの可視情報を表示することができる。
液晶表示器150は、表示用コントローラ160を介してマイクロコンピュータ110と接続されている。表示用コントローラ160は、マイクロコンピュータ110から出力される所定の表示制御用コマンドに従い、液晶表示器150の表示画面に対して指定されたグラフィック情報を描画する。
メモリ170は、フラッシュメモリ(FLASH ROM)により構成してある。メモリ170は、液晶表示器150の画面に表示可能な様々な情報を保持している。具体的には、マルチ表示画面10の背景を描画するために必要なビットマップの画像データや、様々な表示要素の各々を表すビットマップの画像データがメモリ170に保持されている。
メモリ180は、不揮発性メモリ(EEPROM)により構成してある。メモリ180は、様々な定数データを予め保持している。マイクロコンピュータ110は、メモリ180にアクセスし、メモリ180上の定数データを必要に応じて参照することができる。
電源回路190は、マイクロコンピュータ110の動作に必要な安定した直流電源電圧Vcc(例えば+5V)やリセット信号などを生成する。電源回路190の入力には、車両に搭載された車載電源装置200から所定の直流電源電圧(+B:例えば+12V)が供給される。
インタフェース(I/F)191の入力には、イグニッション信号(+IGN)が印加される。このイグニッション信号は、エンジンキーの操作に連動した信号として図示しない車載電源装置から出力される。イグニッション信号(+IGN)は、インタフェース191を介してマイクロコンピュータ110の入力ポートに印加される。
インタフェース192は、車両側のCAN(Controller Area Network)規格の通信ネットワークと接続されている。この通信ネットワークを介して、車両用計器板ユニット100は車両上の様々な電子制御装置(ECU)との間で必要なデータや命令を受け渡しすることができる。
<画面表示の状態遷移の具体例>
<表示モード(状態)の切替>
<概要の説明>
図1に示した車両用計器板ユニット100においては、マルチ表示画面10の表示モードとして「インフォメーションモード」、「オーディオモード」、及び「カメラモード」を備えており、これらのモードを選択的に切り替えることができる。
「インフォメーションモード」は、車両に関する様々な情報を優先的に画面上に表示するために利用される。「オーディオモード」は、この車両に搭載されたオーディオ装置(図示せず)を操作するために必要な情報を優先的に画面上に表示するために利用される。「カメラモード」は、この車両に搭載された車載カメラ(図示せず)が撮影した画像を表示したり、車載カメラを操作するために必要な情報を優先的に画面上に表示するために利用される。
図1に示した車両用計器板ユニット100がマルチ表示画面10の表示モード(状態)を切り替える時のマルチ表示画面10の表示内容の状態遷移の例を図4及び図5に示す。図4に示した例は、「インフォメーションモード」から「カメラモード」に切り替えるように指示した場合の表示内容の遷移を表している。図5に示した例は、「インフォメーションモード」から「オーディオモード」に切り替えるように指示した場合の表示内容の遷移を表している。
<画面51〜56の説明>
図4に示す画面51のように、「インフォメーションモード」になっている時に、例えば運転者が十字型スイッチSWを左方向に操作することにより、「インフォメーションモード」から「カメラモード」に切り替えることができる。この場合、画面51−画面52−画面53−画面54−画面55−画面56のように表示内容が時間の経過に伴って順次に変化する。
図4に示す画面51においては、図2に示した画面と同様に、モード表示部11、縦バー13、選択コンテンツバー14、及び4つのコンテンツラベル15が表示されている。また、現在選択している表示モードが「インフォメーションモード」であるため、モード表示部11の中央部にインフォメーションモード表示部11aが配置されている。また、オーディオモード表示部11bはインフォメーションモード表示部11aの右側に配置され、カメラモード表示部11cはインフォメーションモード表示部11aの左側に配置されている。
運転者が「インフォメーションモード」から「カメラモード」に切り替えるための操作を行うと、画面51から画面52の表示状態に遷移する。画面52においては、画面51中の選択コンテンツバー14及びコンテンツラベル15の表示が消去されて見えなくなる。また、新たな縦バー13Aが縦バー13と同じ位置に表示される。縦バー13Aは、縦バー13と同じ形状及び大きさを有しているが、表示形態、具体的には表示色が異なっている。すなわち、縦バー13は青色で表示され、縦バー13Aは黄色で表示される。画面52の状態では、縦バー13を覆い隠すように縦バー13Aが表示されているので、縦バー13は見えていない。尚、図4中、縦バー13と縦バー13Aには、間隔の異なるドットを描画することで、青色と黄色の色彩の違いを表現している。
画面52上に表示された縦バー13Aは、時間の経過に伴って一定の速度で少しずつ画面の右側に向かって移動する。従って、縦バー13Aは画面52のような画面左端の位置から、画面53のように画面中央部を通過し、画面54のように画面右端の位置まで移動する。
画面54のように縦バー13Aが画面右端の位置まで移動した後、縦バー13Aは画面55のように再び画面左端に移動する。この後、画面56のように選択コンテンツバー14及びコンテンツラベル15が再び表示される。また、表示モードが「カメラモード」に切り替わったことを明示するために、画面56ではカメラモード表示部11cの表示位置がモード表示部11の中央部に移動している。また、インフォメーションモード表示部11aはカメラモード表示部11cの右側に移動し、オーディオモード表示部11bはカメラモード表示部11cの左側に移動する。
つまり、表示モードが「インフォメーションモード」から「カメラモード」に切り替わる時には、画面52−画面53−画面54のように、切り替わりの方向に合わせて、縦バー13Aが画面上を左端から右端に向かって移動する。この場合の縦バー13Aの移動方向は、切替前のカメラモード表示部11c及びインフォメーションモード表示部11aの相対的な位置関係と一致する。従って、運転者は、画面上を移動する縦バー13Aの認識により、表示モードが切り替わることを瞬時に把握できる。
<画面61〜66の説明>
図5に示す画面61のように、「インフォメーションモード」になっている時に、例えば運転者が十字型スイッチSWを右方向に操作することにより、「インフォメーションモード」から「オーディオモード」に切り替えることができる。この場合、画面61−画面62−画面63−画面64−画面65−画面66のように表示内容が時間の経過に伴って順次に変化する。
図5に示す画面61においては、図2に示した画面と同様に、モード表示部11、縦バー13、選択コンテンツバー14、及び4つのコンテンツラベル15が表示されている。また、現在選択している表示モードが「インフォメーションモード」であるため、モード表示部11の中央部にインフォメーションモード表示部11aが配置されている。また、オーディオモード表示部11bはインフォメーションモード表示部11aの右側に配置され、カメラモード表示部11cはインフォメーションモード表示部11aの左側に配置されている。
運転者が「インフォメーションモード」から「オーディオモード」に切り替えるための操作を行うと、画面61から画面62の表示状態に遷移する。画面62においては、画面61中の選択コンテンツバー14及びコンテンツラベル15の表示が消去されて見えなくなる。また、新たな縦バー13Bが画面の右端の位置に表示される。縦バー13Bは、縦バー13と同じ形状及び大きさを有しているが、表示形態、具体的には表示色が異なっている。すなわち、縦バー13は青色で表示され、縦バー13Bは水色で表示される。尚、図5中、縦バー13と縦バー13Bには、間隔の異なるドットを描画することで、青色と水色の色彩の違いを表現している。
画面62上に表示された縦バー13Bは、時間の経過に伴って一定の速度で少しずつ画面の左側に向かって移動する。従って、縦バー13Bは画面62のような画面右端の位置から、画面63のように画面中央部を通過し、画面64のように画面左端の位置まで移動する。
画面63のように縦バー13Bが画面左端の位置まで移動した後、画面65のように縦バー13の表示は消去される。この後、画面66のように選択コンテンツバー14及びコンテンツラベル15が再び表示される。
また、表示モードが「オーディオモード」に切り替わったことを明示するために、画面66ではオーディオモード表示部11bの表示位置がモード表示部11の中央部に移動している。また、インフォメーションモード表示部11aはオーディオモード表示部11bの左側に移動し、カメラモード表示部11cはオーディオモード表示部11bの右側に移動する。
つまり、表示モードが「インフォメーションモード」から「オーディオモード」に切り替わる時には、画面62−画面63−画面64のように、切り替わりの方向に合わせて、縦バー13Bが画面上を右端から左端に向かって移動する。この場合の縦バー13Bの移動方向は、切替前のオーディオモード表示部11b及びインフォメーションモード表示部11aの相対的な位置関係と一致する。従って、運転者は、画面上を移動する縦バー13Bの認識により、表示モードが切り替わることを瞬時に把握できる。
<選択項目の切替(1)>
<概要の説明>
選択項目を切り替える時のマルチ表示画面10の表示内容の状態遷移の例(1)を図6に示す。
図1に示した車両用計器板ユニット100においては、例えば表示モードが「インフォメーションモード」の場合に選択可能な機能項目(コンテンツ)として、「CRUISING RANGE」、「AVERAGE」、「CURRENT」、「SETTING」、「ELAPSED TIME」等が備わっている。
運転者の入力操作等によりいずれか1つの項目が選択された時には、該当する項目に割り当てた機能を実行することができる。具体的には、十字型スイッチSWを上下方向に操作することにより、選択可能な各項目の位置を画面上で移動し、選択される項目を切り替えることができる。
<画面71〜74の説明>
図6に示した画面71においては、「CRUISING RANGE」、「AVERAGE」、「CURRENT」、「SETTING」、「ELAPSED TIME」の項目の中の「CRUISING RANGE」が選択された状態を示している。「CRUISING RANGE」を選択しているので、選択コンテンツバー14内に「CRUISING RANGE」の文字列情報STR1が表示されている。
また、画面71においては、現在選択していない「AVERAGE」、「CURRENT」、「SETTING」、「ELAPSED TIME」の各項目を表す文字列情報STR2、STR3、STR4、STR5が、それぞれコンテンツラベル15(1)、15(2)、15(3)、15(4)内に表示されている。
但し、選択した項目と非選択項目とを運転者が視覚的に区別できるように制御されている。すなわち、画面71中で選択状態の文字列情報STR1は他よりも目立つように、明るさ、濃度、表示密度、表示色等の表示形態が調整されている。また、非選択状態の文字列情報STR2、STR3、STR4、STR5については、STR1と比べて目立ちにくくなるように、明るさ、濃度、表示密度、表示色等の表示形態が調整されている。
例えば画面71が表示されている状態において、選択コンテンツバー14の下方に位置するコンテンツラベル15(3)には、「SETTING」の文字列情報STR4が表示されている。つまり、現在選択中の「CRUISING RANGE」の下に「SETTING」の項目が割り当てられている。この状態で運転者が十字型スイッチSWを上方向に操作すると、「SETTING」の項目が上方に移動する。つまり、選択中の項目を「CRUISING RANGE」から「SETTING」に切り替えることができる。
このように選択する項目を切り替える際には、図6に示した画面71−画面72−画面73−画面74のように表示状態が時間の経過に伴って順次に遷移する。
画面71から画面72に遷移すると、選択中の項目である「CRUISING RANGE」の文字列情報STR1の表示濃度が、時間の経過に伴って少しずつ薄くなる。表示濃度の代わりに、明るさ、表示密度、表示色等を変更しても良い。これにより、「CRUISING RANGE」の文字が目立ちにくい状態に少しずつ変化するので、選択項目が切り替わることを視覚的に運転者に知らせることができる。
また、画面72から画面73に遷移すると、次に選択する項目である「SETTING」の文字列情報STR4の表示濃度が、時間の経過に伴って少しずつ濃い状態に変化する。表示濃度の代わりに、明るさ、表示密度、表示色等を変更しても良い。これにより、「SETTING」の文字が目立ちやすい状態に少しずつ変化するので、選択項目が切り替わることを視覚的に運転者に知らせることができる。
なお、画面72における文字列情報STR1の表示濃度の調整と、画面73における文字列情報STR4の表示濃度の調整とを同時に行っても良い。画面73において文字列情報STR4の表示濃度の調整が終了すると、画面74の表示状態に遷移する。
画面74においては、これまで選択していた項目を表す「CRUISING RANGE」の文字列情報STR1の表示はコンテンツラベル15(2)に移動し、新たに選択した項目を表す「SETTING」の文字列情報STR4の表示が選択コンテンツバー14内に移動する。また、文字列情報STR2、STR3、STR5の表示は、それぞれコンテンツラベル15(4)、15(1)、15(3)の位置に移動する。
図6に示すように、選択項目を切り替える際に、切替前の選択項目(STR1)の表示形態を目立ちやすい状態から目立ちにくい状態に少しずつ遷移させ、切替後の選択項目(STR4)の表示形態を目立ちにくい状態から目立ちやすい状態に少しずつ遷移させることにより、運転者は項目の切り替わりを視覚的に瞬時に把握可能になる。
<選択項目の切替(2)>
<概要の説明>
選択項目を切り替える時のマルチ表示画面10の表示内容の状態遷移の例(2)を図7に示す。
図1に示した車両用計器板ユニット100においては、例えば表示モードが「インフォメーションモード」の場合に選択可能な機能項目(コンテンツ)として、「CRUISING RANGE」、「AVERAGE」、「CURRENT」、「SETTING」、「ELAPSED TIME」等が備わっている。
運転者の入力操作等によりいずれか1つの項目が選択された時には、該当する項目に割り当てた機能を実行することができる。具体的には、十字型スイッチSWを上下方向に操作することにより、選択可能な各項目の位置を画面上で移動し、選択される項目を切り替えることができる。
<画面81〜84の説明>
図7に示した画面81は、「CRUISING RANGE」の項目を選択している状態を表している。従って、「CRUISING RANGE」の文字列情報STR1が選択コンテンツバー14内に表示されている。
同様に、画面82、画面83、画面84は、それぞれ「CURRENT」、「AVERAGE」、「ELAPSED TIME」の項目を選択している状態を表している。従って、画面82中の選択コンテンツバー14内には「CURRENT」の文字列情報STR3が表示され、画面83中の選択コンテンツバー14内には「AVERAGE」の文字列情報STR2が表示され、画面84中の選択コンテンツバー14内には「ELAPSED TIME」の文字列情報STR2が表示されている。
図7に示す画面81においては、画面の背景領域に、背景画像85Aが表示されている。この背景画像85Aは、現在選択している「CRUISING RANGE」の項目に予め関連付けられた絵柄、すなわち「CRUISING RANGE」に適した絵柄を含む画像情報である。
また、画面82においては、画面の背景領域に、背景画像85Bが表示されている。この背景画像85Bは、現在選択している「CURRENT」の項目に予め関連付けられた絵柄、すなわち「CURRENT」に適した絵柄を含む画像情報である。
また、画面83においては、画面の背景領域に、背景画像85Cが表示されている。この背景画像85Cは、現在選択している「AVERAGE」の項目に予め関連付けられた絵柄、すなわち「AVERAGE」に適した絵柄を含む画像情報である。
また、画面84においては、画面の背景領域に、背景画像85Dが表示されている。この背景画像85Dは、現在選択している「ELAPSED TIME」の項目に予め関連付けられた絵柄、すなわち「ELAPSED TIME」に適した絵柄を含む画像情報である。
図7のような画面81〜84を表示することにより、運転者は現在選択している項目の種類を背景として表示されている背景画像85A〜85Dの絵柄の認識により瞬時に把握可能になる。
なお、画面上に表示する背景画像85A〜85Dの絵柄については、現在の状況を的確に表現する内容であることが望ましい。従って、例えば車両のサスペンション、変速機、エンジン等の動作モードを路面の状況に合わせて切り替えるような状況を想定すると、例えば舗装路面、砂利道、砂地のような様々な種類の路面の中で、現在の路面の特徴を表す絵柄を背景画像85A〜85Dとして採用することが考えられる。
<動作の説明>
<表示制御1>
図4及び図5に対応する表示制御の内容を図8に示す。すなわち、図1に示した車両用計器板ユニット100のマイクロコンピュータ110が図8の表示制御を実施することにより、図4及び図5に示すような画面の状態遷移が実現される。
図8の表示制御について以下に説明する。
例えば車両用計器板ユニット100の電源が投入され、イグニッションがオンになった後の初期状態においては、マイクロコンピュータ110は表示用コントローラ160を制御して液晶表示器150のマルチ表示画面10に図4の画面51(又は画面61)を表示する(S11)。
ステップS12、S13では、マイクロコンピュータ110はマルチ表示画面10における表示モードの切替指示の有無を識別する。すなわち、運転者による十字型スイッチSWの操作や、CAN通信による他の制御ユニットからの指示をS12、S13で受け付ける。
図4の画面51においては、現在の表示モードが「インフォメーションモード」であり、左側に配置されている「カメラモード」又は右側に配置されている「オーディオモード」に切り替えることができる。
現在選択中の「インフォメーションモード」から「カメラモード」に切り替えるために、例えば十字型スイッチSWの左のスイッチが押された場合には、S12、S13を通ってS14に進む。また、「インフォメーションモード」から「オーディオモード」に切り替えるために、例えば十字型スイッチSWの右のスイッチが押された場合には、S12を通ってS22に進む。
ステップS14では、マイクロコンピュータ110は、表示モードの切り替わりの開始を表現するために、各項目の内容(コンテンツ)を表す文字列情報を一時的に画面から消去する。従って、マルチ表示画面10に表示される内容は図4の画面51から画面52のように遷移する。
ステップS15では、マイクロコンピュータ110は、図4の画面52のように、画面の左端に縦バー13Aを表示する。この縦バー13Aは縦バー13と区別できるように表示色を黄色にする。
ステップS16、S17では、マイクロコンピュータ110は、図4の画面52−画面53−画面54のように、表示した縦バー13Aを画面の左端から右端に向かって一定の移動速度で移動する。縦バー13Aが画面54のように画面の右端まで移動すると、ステップS17からS18に進む。
ステップS18では、マイクロコンピュータ110は、縦バー13Aを画面の右端から左端に移動する。また、次のステップS19では、マイクロコンピュータ110は縦バー13の表示を消去する。これにより、図4の画面54から画面55のように表示状態が遷移する。
ステップS20では、「カメラモード」への切り替わりが完了したことを明示するために、マイクロコンピュータ110は選択コンテンツバー14を黄色の表示色により表示する。また、次のステップS21では、マイクロコンピュータ110はコンテンツラベル15を再び表示する。各コンテンツラベル15及び選択コンテンツバー14の中には、「カメラモード」で選択可能な各項目の内容を表す文字列情報を所定の並び順に従って表示する。また、モード表示部11の表示内容については、表示モードとして「カメラモード」を選択していることを明示するために、カメラモード表示部11cを中央に配置し、オーディオモード表示部11bを左側に移動し、インフォメーションモード表示部11aを右側に移動する。これにより、図4の画面55から画面56のように表示状態が遷移する。
ステップS22では、マイクロコンピュータ110は、表示モードの切り替わりの開始を表現するために、各項目の内容(コンテンツ)を表す文字列情報を一時的に画面から消去する。従って、マルチ表示画面10に表示される内容は図5の画面61から画面62のように遷移する。
ステップS23では、マイクロコンピュータ110は、図5の画面62のように、画面の右端に縦バー13Bを表示する。この縦バー13Bは縦バー13と区別できるように表示色を水色にする。
ステップS24、S25では、マイクロコンピュータ110は、図5の画面62−画面63−画面64のように、表示した縦バー13Bを画面の右端から左端に向かって一定の移動速度で移動する。縦バー13Bが画面64のように画面の左端まで移動すると、ステップS25からS26に進む。
ステップS26では、マイクロコンピュータ110は縦バー(青色)13の表示を消去する。これにより、図5の画面64から画面65のように表示状態が遷移する。
ステップS27では、「オーディオモード」への切り替わりが完了したことを明示するために、マイクロコンピュータ110は選択コンテンツバー14を水色の表示色により表示する。また、次のステップS28では、マイクロコンピュータ110はコンテンツラベル15を再び表示する。各コンテンツラベル15及び選択コンテンツバー14の中には、「オーディオモード」で選択可能な各項目の内容を表す文字列情報を所定の並び順に従って表示する。また、モード表示部11の表示内容については、表示モードとして「オーディオモード」を選択していることを明示するために、オーディオモード表示部11bを中央に配置し、インフォメーションモード表示部11aを左側に移動し、カメラモード表示部11cを右側に移動する。これにより、図5の画面65から画面66のように表示状態が遷移する。
ステップS29では、マイクロコンピュータ110は、十字型スイッチSWの上下方向の操作入力に従って、選択コンテンツバー14及び各コンテンツラベル15に表示する項目の内容(コンテンツ)を表す文字列情報の並び位置を切り替える。この切替を行う際には、次に説明する「表示制御2」、「表示制御3」の動作を実施する。
<表示制御2>
図6に対応する表示制御の内容を図9に示す。すなわち、図1に示した車両用計器板ユニット100のマイクロコンピュータ110が図9の表示制御を実施することにより、図6に示すような画面の状態遷移が実現される。
図9の表示制御について以下に説明する。
例えば車両用計器板ユニット100の電源が投入され、イグニッションがオンになった後の初期状態においては、マイクロコンピュータ110は表示用コントローラ160を制御して液晶表示器150のマルチ表示画面10に図6の画面71を表示する(S31)。
ステップS32では、マイクロコンピュータ110は設定変更に関する入力指示の有無を識別する。例えば、CAN通信により外部から指示が入力された場合や、運転者が十字型スイッチSWを上下方向に操作することにより設定対象の項目の切替を指示した場合にはS32からS33に進む。
ステップS33では、マイクロコンピュータ110は、設定対象の項目に関する切替前の位置及び切替後の位置を認識する。例えば図6に示す例では、画面71における選択コンテンツバー14に割り当てられた「CRUISING RANGE」の項目から、コンテンツラベル15(3)に割り当てられた「SETTING」の項目に切り替える場合を想定しているので、これらの位置をマイクロコンピュータ110が把握する。
ステップS34、S35、S36では、マイクロコンピュータ110はアニメーションの表示制御を行って、図6の画面71−画面72−画面73−画面74のように表示内容を順次に変更する。
すなわち、切替前に選択している項目である「CRUISING RANGE」の文字列情報STR1の表示濃度を画面71から画面72のように徐々に薄くして目立たない状態に切り替える。また、切替後に選択する項目である「SETTING」の文字列情報STR4の表示濃度を画面73から画面74のように徐々に濃くして目立ちやすい状態に切り替え、更に表示位置を画面73から画面74のように移動する。
図6に示した例では、選択コンテンツバー14の直下にあるコンテンツラベル15(3)の項目に切り替える場合を示しているが、例えばコンテンツラベル15(4)の位置にある項目の「ELAPSED TIME」を選択する場合には、「ELAPSED TIME」の項目をコンテンツラベル15(4)から15(3)の位置に移動し、更に選択コンテンツバー14の位置まで移動する。
このように、選択した項目が選択コンテンツバー14の位置まで移動完了したか否かをステップS35で識別する。移動が完了してなければ項目の移動を表示するためのアニメーションの表示制御を継続する。移動が完了するとステップS36でアニメーションの表示制御を終了する。
ステップS37では、マイクロコンピュータ110は通常の表示制御を実施する。そして設定変更の指示が入力されるたびに上記の動作を繰り返す。
<表示制御3>
図7に対応する表示制御の内容を図10に示す。すなわち、図1に示した車両用計器板ユニット100のマイクロコンピュータ110が図10の表示制御を実施することにより、図7に示すような画面の状態遷移が実現される。
図10の表示制御について以下に説明する。
例えば車両用計器板ユニット100の電源が投入され、イグニッションがオンになった後の初期状態においては、マイクロコンピュータ110は表示用コントローラ160を制御して液晶表示器150のマルチ表示画面10に図7の画面81を表示する(S41)。
ステップS42では、マイクロコンピュータ110は設定変更に関する入力指示の有無を識別する。例えば、CAN通信により外部から指示が入力された場合や、運転者が十字型スイッチSWを上下方向に操作することにより設定対象の項目の切替を指示した場合にはS42からS43に進む。
ステップS43では、マイクロコンピュータ110は、メモリ170上に予め用意されている複数種類の背景画像の情報の中から、設定対象の項目に適合する背景画像の情報を選択する。すなわち、「CRUISING RANGE」の項目に切り替える場合には背景画像85Aを選択し、「CURRENT」の項目に切り替える場合には背景画像85Bを選択し、「AVERAGE」の項目に切り替える場合には背景画像85Cを選択し、「ELAPSED TIME」の項目に切り替える場合には背景画像85Dを選択する。
ステップS44では、マイクロコンピュータ110はマルチ表示画面10の表示内容を変更し、新たに選択した項目を表す文字列情報を選択コンテンツバー14内に表示する。すなわち、「CRUISING RANGE」の項目に切り替える場合には画面82のように文字列情報STR3を選択コンテンツバー14内に表示し、「CURRENT」の項目に切り替える場合には画面83のように文字列情報STR2を選択コンテンツバー14内に表示し、「AVERAGE」の項目に切り替える場合には画面84のように文字列情報STR5を選択コンテンツバー14内に表示する。
ステップS45では、マイクロコンピュータ110はステップS43で選択した背景画像の情報を、画面中の背景の領域に表示する。すなわち、「CRUISING RANGE」の項目に切り替える場合には画面81のように背景画像85Aを表示し、「CURRENT」の項目に切り替える場合には画面82のように背景画像85Bを表示し、「AVERAGE」の項目に切り替える場合には画面83のように背景画像85Cを表示し、「ELAPSED TIME」の項目に切り替える場合には画面84のように背景画像85Dを表示する。
ステップS46では、マイクロコンピュータ110は通常の表示制御を実施する。そして設定変更の指示が入力されるたびに上記の動作を繰り返す。
<補足説明>
(1)図1に示した車両用表示装置(100)は、各々の位置に任意の可視情報を表示可能な表示画面(10)を有し、複数状態の切り替わりの指示を受け付けて、前記切り替わりを前記表示画面の表示内容に反映する。また、第1の状態から第2の状態への切り替わりの指示が入力された場合に、状態遷移を表す所定形状の可視情報を状態遷移バー(13A,13B)として前記表示画面上に表示すると共に、画面52〜54又は画面62〜64のように、前記状態遷移バーを前記第1の状態に対応付けられた第1の位置から、前記第2の状態に対応付けられた第2の位置まで徐々に移動する(S16,S24)表示切替制御部(110)を備える。
(2)前記表示切替制御部(110)は、画面52〜54又は画面62〜64のように、前記第1の位置を前記表示画面上の一端近傍に割り当て(S15,S23)、前記第2の位置を前記表示画面上で前記一端近傍とは反対側の他端近傍に割り当てる(S17,S25)。
(3)前記表示切替制御部(110)は、前記状態遷移バーが前記第2の位置まで移動した後で、前記状態遷移バー、もしくはそれ以外の可視情報の表示形態を切り替える(S19〜S21,S26〜S28)。
(4)前記表示切替制御部(110)は、入力に従って選択可能な第1項目及び第2項目が存在する場合に、前記第1項目から第2項目への切り替わりの指示を検出すると、画面72のように前記第1項目に対応付けた第1の表示要素(STR1)の画面上での表示が目立ちにくい状態に徐々に変更し、画面73のように前記第2項目に対応付けた第2の表示要素(STR4)の画面上での表示が目立ちやすい状態に徐々に変更する(S34〜S36)。
(5)前記表示切替制御部(110)は、入力に従って選択可能な複数の項目が存在する場合に、前記項目の切り替わりの指示を検出すると、切り替わりの後で選択される項目に予め対応付けられた種類の絵柄を含む特定の背景情報を取得し、画面81〜84のように、前記背景情報(85A,85B,85C,又は85D)を前記表示画面上の少なくとも一部分の領域に背景として表示する。
10 マルチ表示画面
11 モード表示部
11a インフォメーションモード表示部
11b オーディオモード表示部
11c カメラモード表示部
12a オドメータ表示部
12b 温度表示部
12c シフト位置表示部
13,13A,13B 縦バー
14 選択コンテンツバー
15 コンテンツラベル
20 速度計
30 回転計
41 ターンLランプ
42 ターンRランプ
43 トリップノブ
51,52,53,54,55,56 画面
61,62,63,64,65,66 画面
71,72,73,74 画面
81,82,83,84 画面
85A,85B,85C,85D 背景画像
100 車両用計器板ユニット
110 マイクロコンピュータ
111 読み出し専用メモリ
112 揮発性メモリ
113 CAN通信制御部
120 モータドライバ
130 速度計駆動機構
140 回転計駆動機構
150 液晶表示器(表示部)
160 表示用コントローラ
170 メモリ
180 メモリ
190 電源回路
191,192 インタフェース
SW 十字型スイッチ

Claims (5)

  1. 各々の位置に任意の可視情報を表示可能な表示画面を有し、複数状態の切り替わりの指示を受け付けて、前記切り替わりを前記表示画面の表示内容に反映する車両用表示装置であって、
    前記表示画面の一部には、前記複数状態のうち現在選択されている状態を示す表示部が所定位置に、前記複数状態のうち現在選択されていない状態を示す表示部が前記所定位置と異なる位置に配置された状態表示部が設けられており、
    前記複数状態のうち現在選択されている第1の状態から第2の状態への切り替わりの指示が入力された場合に、状態遷移を表す所定形状の可視情報を状態遷移バーとして前記表示画面上に表示すると共に、前記状態遷移バーを前記第1の状態に対応付けられた第1の位置から、前記第2の状態に対応付けられた第2の位置まで徐々に移動する表示切替制御部
    を備え
    前記第1の位置に対する前記第2の位置の相対的な位置関係が、切り替え前の前記第2の状態を示す表示部の位置に対する前記第1の状態を示す表示部の位置の相対的な位置関係と一致することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示切替制御部は、前記第1の位置を前記表示画面上の一端近傍に割り当て、前記第2の位置を前記表示画面上で前記一端近傍とは反対側の他端近傍に割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示切替制御部は、前記状態遷移バーが前記第2の位置まで移動した後で、前記状態遷移バー、もしくはそれ以外の可視情報の表示形態を切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示切替制御部は、入力に従って選択可能な第1項目及び第2項目が存在する場合に、前記第1項目から前記第2項目への切り替わりの指示を検出すると、前記第1項目に対応付けた第1の表示要素の画面上での表示が目立ちにくい状態に徐々に変更し、前記第2項目に対応付けた第2の表示要素の画面上での表示が目立ちやすい状態に徐々に変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 前記表示切替制御部は、入力に従って選択可能な複数の項目が存在する場合に、前記項目の切り替わりの指示を検出すると、切り替わりの後で選択される項目に予め対応付けられた種類の絵柄を含む特定の背景情報を取得し、前記背景情報を前記表示画面上の少なくとも一部分の領域に背景として表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
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