JP6001907B2 - シャープペンシル - Google Patents

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Description

本発明は、先端をノックすることにより芯を繰り出すようにした先端ノック式のシャープペンシルに関するものである。
先端ノック式シャープペンシルとしては、各種機構が知らており、その中で先端をノックした際、軸筒の先端に設けた筆記筒が上昇しながら回転して芯のチャック部を開放し、ノックを停止した際、該筆記筒が戻り回転しながら降下して自由落下した芯をチャック部で握持して芯を筆記位置に繰り出しできるようにしたシャープペンシルが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、この特許文献1に記載のシャープペンシルは、筆記により短くなった残芯を自重により自然落下させて筆記筒から排出するよう構成しているが、確実に排除できるような構成になっていない。すなわち、この機構では筆記筒が戻り回転して降下する際、チャック部が閉じるので、短くなった芯は後部がチャック部で保持されたままであり、筆記筒の先端を紙面から離しても自重で落下しない場合が多い。また、通常、シャープペンシルは筆記開始の際、芯の先端が芯保護パイプの先端から少し突出していると筆記しやすいが、特許文献1に記載のものは、芯を繰り出したとき、芯保護パイプと芯の先端は同一面に位置しており、そのような構成になっていない。
特開昭58−82795号公報(特許請求の範囲、図面)
本発明の解決課題は、上下動操作により軸筒の先端に設けたテーパー筒が回転上昇しかつ戻り回転しながら降下することにより自由落下で芯を繰り出すようにしたシャープペンシルにおいて、残芯を確実に排除できるようにしたシャープペンシルを提供することであり、さらに筆記開始時に芯の先端が芯保護パイプの先端から少し突出するようにしたシャープペンシルを提供することである。
本発明によれば、本体の先端に上昇しながら回転し降下しながら戻り回転するよう設けられたテーパー筒と、該テーパー筒により移動するよう本体内に上下動可能に設けられた摺動筒と、該摺動筒内に上下動可能に挿入され摺動筒内に入り込む方向に移動したとき締着され摺動筒から抜け出す方向に移動したとき開放されるチャックと該チャックに連結されたチャック駒を有する筆記チャック部と、本体内に上下動可能に設けられ先端に上記チャック駒に当接可能な押圧端と開閉可能な送りチャック部を有する芯タンクと、該芯タンクを降下させた際上記送りチャック部を閉じるよう本体内に形成された摺接壁を具備し、残芯を排除する際、上記芯タンクを降下させて上記送りチャック部を閉じ次の芯を把持したのち上記チャック駒を押し下げチャックを摺動筒から抜け出す方向に移動し上記筆記チャック部を開放して残芯を排除するようにしたシャープペンシルが提供され、上記課題が解決される。
また、本発明によれば、上記テーパー筒はテーパーピンを有し、本体の先端に設けたテーパーガイドに挿通され、該テーパーピンは本体の内面に形成された案内溝に沿って上昇しながら回転しテーパーガイドに形成されたガイドカムに沿って降下しながら戻り回転し、上記テーパー筒と摺動筒には上記テーパー筒が上昇する際、摺動筒及び筆記チャック部を上昇させ、該テーパー筒が戻り回転した際、摺動筒および筆記チャック部が降下するよう噛み合うテーパーカムと摺動カムが設けられている上記シャープペンシルが提供される。
本発明は上記のように構成され、本体の先端に上昇しながら回転し降下しながら戻り回転するよう設けられたテーパー筒と、該テーパー筒により移動するよう本体内に上下動可能に設けられた摺動筒と、該摺動筒内に上下動可能に挿入され摺動筒内に入り込む方向に移動したとき締着され摺動筒から抜け出す方向に移動したとき開放されるチャックと該チャックに連結されたチャック駒を有する筆記チャック部と、本体内に上下動可能に設けられ先端に上記チャック駒に当接可能な押圧端と開閉可能な送りチャック部を有する芯タンクと、該芯タンクを降下させた際上記送りチャック部を閉じるよう本体内に形成された摺接壁を具備し、残芯を排除する際、上記芯タンクを降下させることにより上記送りチャック部を閉じて次の芯を把持したのち上記チャック駒を押し下げチャックを押し出す方向に移動し上記筆記チャック部を開放し残芯を排除するようにしたから、残芯を排除する際、芯タンクをノックすると筆記チャック部が移動して残芯の保持を開放する。したがって、残芯は何ら拘束されていないので、自由落下により支障なく自重で落下する。この際、次の芯は送りチャック部に把持されているので、残芯と一緒に落下することはない。
また、上記テーパー筒にテーパーピンを設け、本体の先端に設けたテーパーガイドにテーパー筒を挿通し、本体の内面に形成した案内溝に沿ってテーパーピンを上昇させながらテーパー筒を回転させ、テーパーガイドに形成されたガイドカムに沿って該テーパーピンを降下させながらテーパー筒を戻り回転させ、上記テーパー筒と摺動筒に上記テーパー筒が上昇する際摺動筒及び筆記チャック部を上昇させ該テーパー筒が戻り回転した際、摺動カムおよび筆記チャック部を降下させるようテーパーカム及び摺動カムを設けると、テーパー筒が戻り回転して筆記チャック部で芯を把持した状態で該筆記チャック部がさらに降下するので、相対的に芯の先端はテーパー筒の先端よりも下方に突出する。したがって、通常のように該テーパー筒に芯保護パイプを設けてあっても、芯を芯保護パイプの先端から少し突出させることができ、筆記しやすくできる。
本発明の一実施例を示す正面図。 本体の一部拡大断面図。 本体を示し、(A)は正面図、(B)は掛止孔に沿った断面図、(C)は掛止孔の内面側から見た状態の断面図。 テーパーガイドを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。 テーパー筒を示し、(A)は平面図、(B)は正面図。 摺動筒を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。 チャック駒を示し、(A)は平面図、(B)は半断面図。 芯タンクを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底面図。 筆記時を示し、(A)は一部の断面図、(B)はカム部分の説明図、(C)はカム部分を展開して示す説明図。 テーパー筒が上昇し始めた状態を示し、(A)は一部の断面図、(B)はカム部分の説明図、(C)はカム部分を展開して示す説明図。 チャック駒の移動が停止した状態を示し、(A)は一部の断面図、(B)はカム部分の説明図、(C)はカム部分を展開して示す説明図。 テーパー筒が降下し始めた状態を示し、(A)は一部の断面図、(B)はカム部分の説明図、(C)はカム部分を展開して示す説明図。 テーパー筒が降下した状態を示し、(A)は一部の断面図、(B)はカム部分の説明図、(C)はカム部分を展開して示す説明図。 図13に示す状態から摺動筒がさらに降下した状態を示し、(A)は一部の断面図、(B)はカム部分の説明図、(C)はカム部分を展開して示す説明図。 芯タンクのロックを解除した状態を示し、(A)は一部の正面図、(B)は一部の断面図。 図15に示す状態から芯タンクをノックしたときの断面図。 芯タンクの送りチャック部が芯を把持した状態を示す断面図。 芯タンクの押圧端がチャック駒を押し下げている状態を示す断面図。
図1、図2を参照し、本発明のシャープペンシルは、本体1の後端から芯タンク2が挿入され、本体1の先端にはテーパーガイド3があり、このテーパーガイド3内に上下動かつ回転可能にテーパー筒4が挿入されている。そして、このテーパー筒4の内方には摺動筒5が挿入され、摺動筒5内にはチャックリング6を有するチャック7と該チャック7に連結したチャック駒8が挿入され、筆記チャック部9が構成されている。
上記本体は、筒状に形成され、図3に示すように、芯タンク2の上下動をロックするよう少し軸方向に延びる係止部10と、ロックを解除した際、芯タンクを上下動できるよう上端が該係止部10に連通し軸方向に広がる可動部11を周方向にずらして設けた掛止孔12が形成され、先部には係止溝13および係止段部14を形成してあり、上記テーパーガイド3が挿入固着される。また、本体の内面には、周方向に延びる傾斜する回転案内面15と軸方向に延びる長溝状案内面16を有する案内溝17が形成されている。案内溝17の、図3において上方には上記摺動筒5を回り止め状態で上下動可能に案内する案内突起18が形成されている。さらに、この案内突起18よりも図3において上方には、本体1の内面から突出する摺接壁19が設けられている。該摺接壁19は複数の突片で構成され、その突出高さは、摺接壁の内方端により形成される本体の内径が、図3、(B)、(C)に示すように上方が次第に広く、下方が狭くなるように変化しているが、本体の内径を変化させて径大部と径部を直接形成するようにしてもよい(図示略)。
上記テーパーガイド3は、回り止め状態で本体1に装着固定できるよう上記係止溝13に係合する係止突起20と、上記係止段部14に係合する係止段部21が設けられている。図4において、テーパーガイド3の上端には周方向に傾斜する傾斜面22と、該傾斜面22の基端から周方向に変位した位置から軸方向、図において上方に立ち上がるストッパー面23を有するガイドカム24が形成されている。
上記テーパー筒4は、図5に示すように、先端がテーパーした筒状体に形成され、外面に上記本体1の案内溝17とテーパーガイド3のガイドカム24間に挿入されるテーパーピン25を有し、先端には図2に示すように芯保護パイプ26が設けられている。該芯保護パイプはテーパー筒と一体成形してもよい。テーパー筒4が上昇するとき、テーパーピン25は上記案内溝17の回転案内面15に沿って移動し、これによりテーパー筒4は上昇しながら回転する。そして、テーパーピン25が上記長溝状案内面16に入り込むと、テーパー筒4は回転せずに上下動可能となる。テーパー筒4の内面には、図2に示すように、上記チャックリング6や摺動筒5の下端が当接可能な段部27と、後記するように上記チャック7が降下して際、その先端が当接して該チャック7の先端を押し広げることができるよう筒状部28が形成されている。また、該テーパー筒4の上端には山形状の凸部29と略フラットな平面部30を有するテーパーカム31が形成されている。
上記摺動筒5は筒状に形成され、図6に示すように、上方に上記本体1の内面に設けた案内突起18に摺動可能に係合するガイド溝32を有するフランジ33が形成されている。フランジ33の下方には、上記テーパー筒4のテーパーカム31に係合する凹部34と平面部35を有する摺動カム36が設けられている。これらのカムは、テーパー筒4が回転した際、テーパーカム31の凸部29が摺動カム36の平面部35に接した状態で噛み合って摺動筒が押し上げられ、またテーパー筒4が戻り回転した際、テーパーカム31の凸部29が摺動カム36の凹部34に嵌り合って摺動筒5が降下するようテーパーカム31と摺動カム36はほぼ逆向きの同形状に形成されている。また、上記テーパーカム31と摺動カム36が常時接触状態を保つよう該摺動筒5は、摺動筒ばね37により図2において下方に付勢されている。
上記摺動筒5に挿入されるチャック駒8には、下端に先端が拡開可能に分割されたチャック7が挿入固着され、上端が上記本体1の摺接壁19の内方に差し込み可能な形状、長さに形成されている。図に示す実施例ではチャック駒8とチャック7は別体に形成して摺動筒5に装着しているが、チャックとチャック駒を一体成形してから取り付けるようにすることもできる。該チャック駒8と摺動筒5の内面に設けた内方段部38の間には、チャック駒8および筆記チャック部9を、図2において上方に引き上げ、摺動筒内に入り込む方向に移動させたとき、チャックリング6によりチャック7を締着でき、摺動筒5から抜け出す方向に移動させたときチャック7を開放できるようチャックばね39を設けて筆記チャック部9を構成している。チャック駒8の上部には、チャック駒8が上昇したとき、摺接壁19の下端に当たってその上昇動を停止させるようストッパー40が設けられている。なお、上記チャックリング6は摺動筒5と別体に形成して摺動筒5とともに移動するよう装着してあるが、摺動筒5と一体成形して省略してもよい。また、上記チャックばね39を、摺動筒5の上端とストッパー40間に設けたり、チャック駒が上昇したとき上記ストッパー40が当たる突起等を本体内に設けてもよい(図示略)。
上記芯タンク2は、上方に消しゴム41を有し、所望によりキャップ(図示略)が装着される。また、その側面には、図8に示すように、タンク壁の一部を切り欠いて形成した弾性片42に上記掛止孔12に入り込む掛止ピン43を設けてある。該芯タンク2は、芯タンクばね44により上方に付勢され、掛止ピン43が掛止孔12の係止部10に係合しているときロック状態で上昇位置に保持される。該芯タンク2を回転して上記掛止ピン43を掛止孔12の可動部11に対応させてロックを解除すると、芯タンク2は軸方向に上下動させることができる。該芯タンク2の下方には、拡開可能に形成された送りチャック部45が形成され、該送りチャック部45の下端が上記チャック駒8の上端に当接可能な押圧端46となっている。該送りチャック部45の外周には球面状の頭部47が形成され、上記摺接壁19により形成される内径が広い径大部48に頭部47が対応しているときは、芯49を把持していないので、芯49は自由落下する。送りチャック部45が降下して摺接壁19により構成される内径が小さい径部50に頭部47が対応すると、該摺接壁19により送りチャック部45は縮径され、芯タンク2から送り出される次の芯49は把持される。
本発明のシャープペンシルの動作を説明すると、筆記状態では、図9に示すように、芯49は筆記チャック部9に把持され、テーパー筒4、摺動筒5を介し摺動筒ばね37により筆圧を受けて筆記可能となっている。この状態では、図9(B)、(C)に示すように、テーパーカム31と摺動カム36は嵌り合っており、テーパーピン25はテーパーガイド3のガイドカム24のストッパー面23に位置している。このとき、芯タンク2は掛止ピン43を掛止孔12の係止部10に係合させることにより、上昇位置でロックされており、ノック誤操作が防止される。
筆記に伴って芯保護パイプ26が紙面51に当たってテーパー筒4が上昇すると、テーパーピン25は本体1の案内溝17の回転案内面15に沿って回転しながら上昇するから、テーパー筒4が回転上昇し、テーパーカム31の凸部29が摺動カム36の平面部35に対応すると、摺動筒5やチャック駒8はテーパー筒4よりも上昇し、テーパー筒4の段部27と摺動筒5の下端間の空間が次第に広がってくる(図10参照)。
さらに上昇すると、チャック駒8のストッパー40が、本体1に形成した上記摺接壁19の下端に当たり、チャック駒8の上昇動は停止する。テーパーピン25が長溝状案内面16間に入り込む位置までテーパー筒4が上昇すると、テーパー筒4に押されて摺動筒5は、チャック駒8を移動させることなく、さらに上昇する(図11参照)。その結果、チャック7の下端は、相対的に摺動筒5から抜け出す方向に移動したことになるので、チャック7は開放され、芯は自重で落下する。なお、摺動筒5が上昇するとき、上記チャックリング6が摺動筒5に保持されて一緒に上昇するようチャックリング6は摺動筒5に嵌合している。
本体1を紙面51に押しつけている力を開放すると、摺動筒ばね37の作用により摺動筒5およびテーパー筒4が降下し、チャックは再び締着されて、芯49は把持される(図12)。この際、チャックがチャックリング6内に入り込むことにより、いわゆる息つき現象により芯49の先端が芯保護パイプの先端26より少し引き込まれることがある。
テーパー筒4のテーパーピン25が本体1に形成した上記案内溝17の長溝状案内面16から外れる位置まで降下すると、該テーパーピン25はテーパーガイド3のガイドカム24の傾斜面22に当たりながら降下し、それによりテーパー筒4は戻り回転する(図13)。この回転により、テーパーカム31の凸部29は摺動カム36の平面部35を滑りながら摺動カム36の凹部34に向けて噛み合い位置が次第にずれる。
テーパーピン25がガイドカム24のストッパー面23に当たる位置までテーパー筒4が回転すると、摺動カム36の凹部34とテーパーカム31の凸部29は噛み合い、摺動筒ばね37に付勢されて摺動筒5及びチャック駒8、チャック7は芯49を把持した状態でさらに降下するから、芯49の先端は芯保護パイプ26の先端から少し突出する(図14)。これにより、快適に筆記することができる。
上記のようにして、筆記を続けることができるが、芯の残りが少なくなっても、そのような残芯52は筆記チャック部9に保持されたままの状態であるから、自重で落下しにくくなる。この時には、残芯52を排除する操作をする。この操作は、芯タンク2を回転して掛止ピン43のロックを解除し、該掛止ピン43を掛止孔12の可動部11に位置させた後、該芯タンク2をノックするだけでよい。すなわち、図15に示すように、芯タンクのロックを解除してから、芯タンク2をノックして降下させると、送りチャック部45は摺接壁19の内径の広い径大部48を通過し(図16)、次第に内径の狭い径部50に移動する。その結果、図17に示すように送りチャック部45は閉じられ、芯タンク2から供給されてくる次の芯49を把持する。
さらに芯タンク2が降下すると、送りチャック部45の先端に設けた押圧端46がチャック駒8の後端に当たり、該チャック駒8を押し、チャック7を摺動筒5から抜け出す方向に押圧する。このとき、図18に示すように摺動筒5はテーパー筒4及びテーパーガイド3を介して下方位置で移動が停止しているから、チャック駒8を介してチャック7だけが降下し、チャック7は拡開して残芯52の把持を開放する。それにより、チャック7に把持されていた残芯52は自重で確実に落下する。この際、チャック7の先端がテーパー筒4の筒状部28に当って積極的に拡開されるようにすれば、一層確実に残芯52を排除することができる。また、残芯52が落下するとき、次の芯49は送りチャック部45で把持されているから、一緒に落下するおそれはない。
芯タンク2のノックを停止すると、芯タンク2は芯タンクばね44により上昇するから、掛止ピン43が掛止孔12の可動部11の上端に当たったとき芯タンクを回転させて掛止ピン43を係止部10に係合させ、芯タンク2をロック状態にする。芯タンク2が上昇すると、チャック駒8は押圧が解除されるから、チャックばね39により上昇し、自重で落下した芯49は筆記チャック部9で把持され、筆記することができる。
1 本体
2 芯タンク
3 テーパーガイド
4 テーパー筒
5 摺動筒
7 チャック
8 チャック駒
9 筆記チャック部
12 掛止孔
17 案内溝
19 摺接壁
24 ガイドカム
25 テーパーピン
31 テーパーカム
36 摺動カム
37 摺動筒ばね
43 掛止ピン
44 芯タンクばね
45 送りチャック部
46 押圧端
49 芯
52 残芯

Claims (8)

  1. 本体の先端に上昇しながら回転し降下しながら戻り回転するよう設けられたテーパー筒と、該テーパー筒により移動するよう本体内に上下動可能に設けられ摺動筒ばねにより下方に付勢された摺動筒と、該摺動筒内に上下動可能に挿入され摺動筒内に入り込む方向に移動したとき締着され摺動筒から抜け出す方向に移動したとき開放されるチャックと該チャックに連結されるチャック駒と該チャック駒を上方に引き上げてチャックを摺動筒内に引き込む方向に付勢するチャックばねを有する筆記チャック部と、本体内に上下動可能に設けられ先端に上記チャック駒に当接可能な押圧端と開閉可能な送りチャック部を有し芯タンクばねにより上方に付勢された芯タンクと、該芯タンクが上昇したとき送りチャック部を開き、芯タンクを降下させた際上記送りチャック部を閉じるよう本体内に形成された摺接壁を具備し、上記テーパー筒の上昇により摺動筒が上昇し上昇の途中で上記摺接壁の下端に当たってチャック駒の上昇動を停止させるようチャック駒にはストッパーが設けられており、チャック駒の上昇動が停止した後の摺動筒の上昇により上記チャックの下端が摺動筒から抜け出してチャックは開放され、芯は自重で落下し、摺動筒ばねにより上記摺動筒、テーパー筒が降下するとき上記チャックの下端が摺動筒内に入り込んでチャックが締着されて芯を把持し、残芯を排除する際、上記芯タンクを降下させて上記送りチャック部を閉じて次の芯を把持したのち上記チャック駒を押し下げチャックを摺動筒から抜け出す方向に移動し上記筆記チャック部を開放して残芯を排除するようにしたシャープペンシル。
  2. 上記芯タンクには掛止ピンが設けられ、本体には該掛止ピン係合する掛止孔が形成され、該掛止孔には掛止ピンの移動をロックする係止部が設けられている請求項1に記載のシャープペンシル。
  3. 上記掛止ピンは芯タンクに設けた弾性片に形成されている請求項2に記載のシャープペンシル。
  4. 上記送りチャック部には球面状の頭部が形成されている請求項1に記載のシャープペンシル。
  5. 上記摺接壁は本体に軸方向に延びる複数突片で構成されている請求項1に記載のシャープペンシル。
  6. 上記テーパー筒はテーパーピンを有し、本体の先端に設けたテーパーガイドに挿通され、該テーパーピンは本体の内面に形成された案内溝に沿って上昇しながら回転しテーパーガイドに形成されたガイドカムに沿って降下しながら戻り回転し、上記テーパー筒と摺動筒には上記テーパー筒が上昇する際摺動筒及び筆記チャック部を上昇させるよう噛み合い、該テーパー筒が戻り回転した際、摺動筒および筆記チャック部が降下するよう嵌り合うテーパーカムと摺動カムが設けられている請求項1に記載のシャープペンシル。
  7. 上記案内溝は周方向に傾斜して延びる回転案内面と軸方向に延びる長溝状案内面を有し、上記ガイドカムは周方向に傾斜する傾斜面と軸方向に延びるストッパー面を有する請求項6に記載のシャープペンシル。
  8. 上記テーパーカムは山形状の凸部と平面部を有し、上記摺動カムはテーパーカムの凸部が摺動する平面部と該凸部が嵌合する凹部を有する請求項6に記載のシャープペンシル。
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