JP6001564B2 - 医療器具を洗浄するための方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は中空部を有する医療器具、特に歯科用器具、特に回転する器具のための駆動要素を有する歯科用調整器具、例えば歯科用ハンドピース、コントラアングルハンドピース及び/又はタービンのような器具を洗浄及び/又は消毒及び/又はメンテナンスするための装置及び方法に関する。歯科医療では調整器具が集中的に用いられる。当該調整器具を用いて、回転するボーリング体、研削体、研磨体を使用しながら歯の治療が行われる。このような使用の際に血液、唾液、水、研削体及び/又は研磨体が医療器具内部に入り込むと共に、当該医療器具を汚染する。このような汚染物質はさらなる使用の際に患者と接触し、患者が感染する結果を招く恐れがある。このような感染は防がなくてはならない。吸引された汚染物質はさらに、堆積物及びバイオフィルム成長を生じさせ、当該堆積物及びバイオフィルム成長は摩耗又は膠着によって精密部材を損傷し、医療器具の寿命を短くする。当該器具を使用する際のさらなる問題の根拠は、当該器具が水を運ぶシステムを有している点にある。当該水を運ぶシステムでは石灰の堆積が生じ得、当該石灰の堆積は水を運ぶシステムを詰まらせる。これらの理由から、医療器具の内部は定期的な間隔で洗浄及び消毒されなければならない。
特許文献1から中空部を有する歯科用器具を洗浄するための方法が知られている。当該方法において洗浄すべき器具は、少なくとも2つの開口部を有するハウジング内に設けられる。このときハウジングは一の開口部を介して歯科診療所の真空システムに接続されている。第2の開口部を介して環境空気が吸引される。ハウジング内にはさらに洗浄液がある。洗浄すべき器具は、洗浄工程において環境空気がハウジング内で洗浄液と共に移動し、当該洗浄液が歯科用器具の中空部を通って真空システムに流れ込むように、ハウジング内に設けられている。このような方法で器具は洗浄される。洗浄効果は器具の回転によってさらに強められる。当該方法には、洗浄の際、空気と洗浄剤との混合物が常に中空部にもたらされたという不利点がある。十分な洗浄液が中空部に運びこまれたかどうか、管理することができない。さらなる不利点は、洗浄剤と消毒剤とが第2の開口部を介して無制御に流出し、そのようにして歯科診療所が汚染される可能性があることである。さらなる不利点は、洗浄剤が既存の潤滑液を除去することである。この理由から、洗浄後に器具はオイルを供給される必要がある。特許文献1において提示された方法ではそのために、第2のステップにおいて容器が洗浄されると共にオイルで充填される。続いて容器は新たに真空システムに接続され、空気とオイルの混合物が器具内にもたらされる。当該工程は手間がかかる。さらにこれらの器具の購入とメンテナンスは非常に高価である。
独国特許出願公開第4326956号明細書
従って本発明の課題は洗浄装置と、医療器具を洗浄するための方法を提供することである。当該方法は医療器具の確実な洗浄、消毒及びメンテナンスを保証すると共に、容易に応用可能であり、製造と応用において便利である。
上記の課題は独立請求項に記載された特徴を有する洗浄装置と、医療器具を洗浄するための方法とによって解決される。さらなる有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
本発明に係る洗浄装置は、少なくとも1つの器具中空部と、少なくとも2つの開口部とを有する医療器具を洗浄するために用いられる。このとき洗浄装置は医療器具を着脱可能に固定するための第1の固定モジュールと、液体及び/又は空気を受容するための第1の容器を着脱可能に固定するための第2の固定モジュールとを有している。洗浄装置は洗浄装置中空部を有しており、当該洗浄装置中空部は医療器具が固定されており、かつ、容器が固定されているとき、液体及び/又は空気が容器の内部から洗浄装置中空部を介して器具中空部に流され得るように形成されている。洗浄装置は第1の動作位置と第2の動作位置とを有しており、第1の動作位置では液体が容器から洗浄装置中空部を介して器具中空部に流され得、第2の動作位置では空気が環境から容器及び洗浄装置中空部を介して器具中空部に流され得る。
本発明に係る洗浄装置は特に、例えば歯科用ハンドピース、コントラアングルハンドピース又はタービンのような歯科用器具に適している。しかしながら当該洗浄装置は他の医学的又は獣医学的器具、例えば内視鏡、カニューレ、又は他の中空部を有する器具を洗浄するためにも用いられ得る。
器具中空部は通常、ちょうど2つの開口部を有している。洗浄過程において一の開口部を介して洗浄液が器具中空部に流され、洗浄液は第2の開口部から器具中空部の外に出る。このように器具中空部は洗浄液によって貫流される。
多くの場合、医療器具は、洗浄されなければならない唯一の器具中空部を有している。しかしながら1つより多い器具中空部を有している器具も多い。例えば第1の器具中空部に対して平行に延在する付加的な空気経路及び/又は水経路を有する器具がある。器具中空部は経路の形で形成されていてよい。器具が探針を導入するための経路を有していることもあり得る。経路の多くは、終端部がノズルになっており、当該ノズルは経路内に流れる液体を特定の場所に運ぶ。例えば歯科用ハンドピース、コントラアングルハンドピース又はタービンは以下のように構成されていることが多い。すなわち、内部経路からの水がノズルを介して歯に吹き付けられ、それによって穴を開ける間、歯を冷やす。経路とも称されるこれらの付加的な器具中空部も同様に汚染を蒙り、同様に本発明に係る洗浄装置を用いて洗浄され得る。そのために付加的な器具中空部は同様に第1の固定モジュールにおいて、洗浄装置中空部と接続可能でなければならない。洗浄過程において器具中空部は、固定された容器内に以前あった液体で同時に洗い流される。
洗浄装置は好ましくは、内部に隙間及び/又はデッドスペースが存在しないように構成されている。第2の動作位置において空気を流す間に、液体がこれらの隙間又はデッドスペースに残留する恐れがある。このような構成は、空気を流す際に、少量の液体がこれらの隙間及び/又はデッドスペースから医療器具に流入し、排出時間が延長されることを防ぐ。
洗浄装置は好ましくは、第1の動作位置においても第2の動作位置においても、液体又は環境からの空気が容器内へ分散する際に、負圧を均一にするために空気を吸引することが可能であるように構成されている。このとき第1の動作位置において、容器からの液体の流出は防止されている。これは空気供給経路が、表面張力及び/又は空気供給経路の材料の親和力に基づく液体の流れを防止するのに十分なくらい細いことによって実現され得る。少なくとも1つの角若しくは湾曲を有する空気供給経路が有利である。角度若しくは湾曲は流出をさらに困難にするためである。空気供給経路の長さと角の数を好適に適合させることにより、液体の流出を防ぐことが可能であり、このとき空気は依然として貫流してよい。環境に対する空気供給経路の開口部は、細菌濾過器によってカバーされ得る。細菌の侵入を防止するために、細菌濾過器は0.2mmより小さい孔径を有するべきであろう。
容器としては、液体のための様々な受容装置が用いられ得る。例えば金属、ガラス又はプラスチックから成る剛性を有する容器が用いられ得る。基本的に剛性を有する容器か、又はわずかに変形可能な容器が用いられているべきである。当該容器は応用されている間に崩壊せず、それによって空気を取り込むために必要となる負圧を生じさせる。しかしながら容器のためのさらなる構成も可能である。例えば付加的な再び密閉できる開口部を有する容器が使用され得、当該開口部を介して液体を補充することができる。チューブを用いて、当該容器を恒常的に、又は一時的に貯蔵装置と接続し、溶液を補充することも基本的に可能である。
理想的には、容器は可逆的に取り外し可能なネジインサートを用いて固定モジュールに固定されており、当該固定モジュールには例えば他のネジ径を有する他の部材が装入され得る。これは洗浄装置に対して様々な容器が使用され得るか、若しくは容易かつ迅速な方法で付け替えが行われ得るという有利点を提供する。
第2の固定モジュールに第2の容器が固定され得、第2の受容要素が選択モジュールを有しており、当該選択モジュールは液体を第1の容器又は第2の容器から選択的に取り出すことを可能にする。すなわち一の容器は洗浄液を有し、第2の容器は消毒液を有し得る。回転可能なディスクの動きを介して、液体のうちのどちらが定量ポンプを介して送出されるべきか、選択され得る。当該実施形態において空気を用いて排出させるステップは不変である。
理想的には、大気の密度より大きな密度を有する液体が用いられる。洗浄器具の動作位置は、第1の動作位置において液体が第2の固定モジュールの前にあり、第2の動作位置において大気が第2の固定モジュールの前にあるように選択されている。装置は好適に定量ポンプを有しており、第1の動作位置において定量ポンプを用いて液体が容器から洗浄装置中空部を介して器具中空部に流され得、第2の動作位置において定量ポンプを用いて空気が環境から容器と洗浄装置中空部を介して器具中空部に流され得る。定量ポンプは固定された容量を有していてよく、当該定量ポンプは常に等しい量の水を放出する。代替的に調整可能な容量(例えばピストン工程を制限することによる)を有する定量ポンプであって、当該調整可能な容量を有する定量ポンプの放出容量が変えられる定量ポンプを用いることが想定可能である。
理想的には、洗浄装置を重力方向において約180°回動させることにより、第1の動作位置と第2の動作位置とが交替され得る。このとき第1の動作位置において液体は重力に基づいて受容モジュールを介して流され得る。液体は定量ポンプの作用のもとで吸引され、その際容器から洗浄装置を介し、器具中空部を介して、器具中空部の一の開口部から外に出る。このように全ての中空部が液体で充填される。器具中空部を介して十分な液体が流された後、洗浄装置は重力方向において180°回動され、第2の動作位置を取る。当該第2の動作位置において、空気は定量ポンプの作用のもとで容器から洗浄装置と器具中空部とを介して吸引され、器具中空部の一の開口部から外に出る。このとき空気は器具中空部を介して流される。当該空気は器具中空部内にある液体と共に移動し、このようにして液体を器具中空部から除去する。液体又は空気が分散する際の負圧を均一にするために、空気が環境から容器内に吸引される。医療器具を洗浄するための本発明に係る方法は、上記の本発明に係る洗浄装置を使用する。
本発明に係る方法において医療器具は、第1の固定モジュールを用いて洗浄装置に固定される。第2の固定モジュールを用いて受容要素が洗浄装置に固定される。受容要素内には液体があり、当該液体を用いて器具中空部が洗浄される。洗浄装置は洗浄装置中空部を有しており、当該洗浄装置中空部は、医療器具が固定されており、かつ、容器が固定されているとき、液体及び/又は空気が容器の内部から当該洗浄装置中空部を介して器具中空部に流されるように形成されている。洗浄装置はこのとき第1の動作位置と第2の動作位置とを有している。第1の動作位置では液体が容器から洗浄装置中空部を介して器具中空部に流され、第2の動作位置では空気が環境から容器及び洗浄装置中空部を介して器具中空部に流される。このようにして第1のステップにおいて貫流する液体を用いて器具中空部が洗浄され、第2のステップにおいて貫流する空気を用いて器具中空部が乾燥される。
当該方法は空気/液体の混合物ではなく、純粋な液体を器具内に取り込むので、全ての表面を隙間無く濡らすことが確実に行われる。
このように洗浄することと、それに続いて空気を流すこととが、洗浄装置から医療器具を取り外すことなく行われる。これにより作業が容易になる。
当該方法は以下の理由によって有利である。すなわち、当該方法は医療器具に液体又は気体を貫流させるために圧力下にある気体を必要としない。これにより、加圧ガス経路への高価な接続も不要となる。加圧ガスを使用しないことにより、洗浄液の水煙と、特に小さな液滴の形成、あるいは医療器具内の堆積物が回避される。この点は以下の理由によって特に有利である。すなわち、このような水煙又は液滴を吸い込むことによって、洗浄作業者に中毒、炎症、感染症を生じさせ得るという理由である。さらに加圧ガスの使用は、全ての表面を隙間無く濡らすことが確実に行われ得ないという不利点を有する。
負圧又は真空を設ける必要なしに、医療器具を液体で充填できるということは、当該方法のさらなる有利点である。これにより高価で、技術的に手間のかかる真空の構成が不要となる。真空を用いる際のさらなる不利点は、全ての表面を隙間無く濡らすことが確実に行われ得ないというものである。真空を用いる場合も液滴の形成及びそれに伴う不利点の問題が生じる。
当該方法のさらなる有利点は、容器の内部で圧力の著しい上昇が生じないことである。これにより、圧力下にある構成要素において必要となるような特別な手段が不要となる。圧力下にある構成要素はさらに、以下の危険をはらんでいる。すなわち、当該構成要素が爆発し、それによって液体及び気体が空間に分散され、当該液体及び気体が洗浄作業員に対する危険となることである。
理想的には、第1の固定モジュールへの固定はアダプタを用いて行われる。アダプタの使用により、異なる開口部の構成を有する様々な歯科用器具及び医療器具を洗浄装置に固定することが可能となる。アダプタを出来る限り簡易に形成して一回のみの使用のために設けることも有利である。アダプタを一回のみ使用することは、当該アダプタが使用後にいつも交換され、そのようにして衛生上の安全性が簡便な方法で著しく増大され得るという有利点をもたらす。
理想的には、アダプタの洗浄装置への固定は、例えば規格化されたルアーロック式接続のような標準化された接続によって行われる。当該接続はアダプタと洗浄装置との間にさらなる装置を固定することも可能にする。ただし当該さらなる装置も、例えばルアーロック式接続部のような規格化された接続部を有していることを前提とする。可能な装置は例えばアダプタと洗浄装置との間に固定されているフィルタである。当該フィルタは器具中空部に入る前の液体を浄化するのに役立つ。当然ながら他の標準化された接続も用いられ得る。
アダプタの接続箇所は洗浄装置に直接的に接続され得る。代替的にアダプタの接続箇所はチューブを介して洗浄装置に接続され得る。
医療器具又は歯科用器具が可動の、又は回転する部材を有すべき場合、このような部材が洗浄、消毒及び/又はメンテナンスの間に動作若しくは回転されると有利である。その理由は、当該動作若しくは回転によって全ての表面が液体と接触することが保証されるというものである。洗浄の間に医療器具又は歯科用器具の完全な機能が実現されるように当該動作を実施する必要はない。可動部材が複数回の完全な移動サイクル若しくは回転サイクルを遂行すれば十分である。例えばハンドピースの可動部材が駆動部によって複数回回転されれば十分である。当該回転は手動式あるいはモータ駆動式に実施され得る。
使用される液体は理想的には洗浄液であって、好ましくは消毒剤を有する洗浄液である。消毒剤は洗浄の際に器具中空部が消毒されるように選択される。
例えば消毒剤が所定の作用時間内に、試験ウィルス株のウィルス力価(細胞培養体において単位容量あたりに存在する感染性のウィルスの量に相当する)を少なくとも常用対数減少値4若しくは4logで減少させられるとき、ウィルスに対して有効な消毒であるという。1Logの減少は、ウィルス株の10倍の減少若しくは90%の減少に相当する。これに対応して4Logの減少は、ウィルス株の10の4乗倍若しくは99.99%の減少に相当する。最初に例えば10の6乗のウィルス株がある場合、4Logの減少では10の二乗のウィルス株のみが生き残る。
従っていわゆる殺ウィルス消毒剤であって、エンベロープを有するウィルスにもエンベロープを有さないウィルスにも有効である殺ウィルス消毒剤が好適に用いられる。このとき一般にアルコール消毒剤の場合、エンベロープを有さないウィルスに対する有効性は、エンベロープを有する全てのウィルスに対する有効性をともに含んでいる。欧州規格14476(2005年より)によれば消毒剤は、所定の試験条件下で以下のエンベロープを有さないウィルス株を不活化させることができるとき、抗ウィルス性を有すると見なされる。
−ポリオウィルス1型、LSc−2ab
−アデノウィルス5型、アデノイド75株,ATCC VR−5
2005年版のドイツ抗ウィルス感染協会(DW)及びローベルト・コッホ研究所(RKI)のガイドライン(DVV/RKIガイドライン)は、殺ウィルス消毒剤に対して拡大された試験方法を要求しており、当該試験方法ではさらなるエンベロープを有さないウィルス株と、エンベロープを有するウィルス株とが考慮される。
−ワクシニアウィルス、Elstree株
−ポリオウィルス1型、LSc−2ab−アデノウィルス5型、アデノイド75株
−ポリオーマウィルス(SV40),777株
洗浄の間、医療器具は患者に対して用いられない。従って生体組織に対して刺激性又は腐食性の作用を及ぼす洗浄液の使用は、当該液体が洗浄工程の終了後、医療器具から完全に除去されるという前提で、可能かつ有意義である。
好ましくは洗浄のために、複数の成分を有する液体が用いられる。これらの成分は均一な混合を有し得る。しかしながら不均一な混合物を用いることも有利であり得る。
理想的には成分のうちの一の成分は油である。当該構成は以下の理由によって特に好適である。すなわち、このとき洗浄過程においてすでに油が器具中空部に取り込まれるからである。油の一部は洗浄過程の後も器具中空部内に留まる。このようにして器具中空部はすでに洗浄過程の間にオイル供給される。後から洗浄中空部に油をさすというさらなるステップは省略され、それによって洗浄過程は簡略化される。さらに応用者は油をさすための付加的な液体を備蓄する必要がない。この点も有利である。特に有利なのは、アルコールを含有する洗浄液における油の存在である。それというのも、オイルフリーのアルコール含有液体は、医療器具において不可欠であると共に存在している油を完全に除去するためである。オイルを含まない、アルコールベースの液体を用いて洗浄し、それに続いて油をさすことをうっかり忘れると、例えば500000rpmまでの回転数で回転する歯科用タービンのような回転部材では、直ちに大きな損傷を受ける結果となる。従って本発明に係る洗浄装置と油を含む液体とを組み合わせることは、使用者にとって基本的な有利点となる。
液体における油の体積分率は理想的には0.2%より大きく、10%より小さい。0.3%から0.7%までの体積分率が特に好ましい。高性能歯科用オイルの使用が特に良好な結果を示している。
理想的には成分のうちの一の成分は短鎖アルコールから成り、液体における当該短鎖アルコールの体積分率は40%より大きく、80%より小さい。液体における当該短鎖アルコールの体積分率が60%より大きく、75%より小さい場合に、特に良好な洗浄結果が示された。このような比率で短鎖アルコールを有する溶液は鉄に対する腐食性が小さい。
理想的には液体は無機酸を有している。このような酸は抗菌性を高めると共に、水を運ぶ経路内の石灰の堆積物を除去する。このような酸の例は、取り分け塩酸、硫酸、アミド硫酸、リン酸である。
理想的には液体はリン酸を有しており、液体における当該リン酸の体積分率は0.1%より大きく、2%より小さい。液体における当該リン酸の体積分率が0.7%より大きく、1%より小さい場合に、特に良好な結果が示された。リン酸は付加的に防食特性を有している。
理想的には使用される液体は消毒剤であり、当該消毒剤は全てのウィルス、全ての細菌及び酵母菌に対して有効である。
しかしながら他の洗浄液も可能である。すなわち例えば水と界面活性剤とをベースとする洗浄溶液が用いられ得る。このような洗浄液は付加的な有利点をもたらす添加成分も含有し得る。可能な添加成分は例えば、タンパク質の除去を支援する酵素である。すでに知られており、かつ認められている洗浄液、例えば国際規格15883に従ってテストされているような洗浄液を用いることも有利である。殺生物剤の水溶液をベースとする消毒剤、例えばアルコール、第4級アンモニウム化合物、アルキルアミン誘導体、グアニジン誘導体、アルデヒド、ハロゲン、過酸化化合物、フェノールなども可能である。例えば潤滑剤のように定期的に使用するためのメンテナンス用液体であって、短鎖アルコールと油との均一な混合物をベースとするか、あるいは水溶液に油が安定的に懸架しているメンテナンス用液体も同様に可能である。医療器具の内側表面を一回だけコーティングするためのフッ素系界面活性剤溶液のように、一回のみ、あるいは稀に使用するためのメンテナンス用液体も同様に可能である。これらの液体は例えば使える状態の溶液として、あるいは水で希釈する濃縮液として使用者に提供され得る。使用前に液体を製造するための複数の成分のセットとして、使用者に提供することも可能である。
理想的には洗浄、消毒、又はメンテナンス用液体は、短時間内にその効果を達成する。当該効果は好ましくは1分以内に実現される。作用時間が比較的長い場合、効果が出現する前に洗浄過程が突然終了する恐れがある。さらに作用時間が比較的長い場合、医療器具の材料が洗浄剤に腐食される危険が増大する。
理想的には洗浄、消毒、及び/又はメンテナンス用液体は、0.1%を上回る濃度において人間に対して有毒であると共に、医療器具を腐食するように作用する成分を含まない。このような望ましくない成分は例えば重金属塩、例えば水銀化合物である。
理想的には洗浄、消毒、又はメンテナンスのためには、医療器具の内側への応用にも外側への応用にも適している液体が用いられる。
当該方法の有利点は、洗浄、消毒、又はメンテナンスが室温で行われ得ることである。室温とは15℃から25℃と理解される。しかしながら当該方法は5℃から40℃の温度においても問題なく実施され得る。
従来技術から、はるかに高い温度を必要とする方法が知られている。当該方法は通常、60℃から135℃の温度において実施される。このような高い温度は一連の問題を生じさせる。すなわち、洗浄される器具はより大きな負荷を受け、それによって疲労破壊及び/又は疲労腐食が促進され、それによって高価な医療器具及び歯科用器具の寿命が短縮される。さらに熱的な方法は例えば加圧滅菌器のような特殊かつ高価な器具を必要とする。さらに、熱的な方法はより多くの時間を消費する。器具が冷却されるまで、比較的長い待機時間を受け入れなくてはならないからである。
以下に本発明に係る装置を、図面に概略的に示されている実施形態に基づいて説明する。図に示すのは以下の通りである。
固定された容器と医療器具とを有する本発明に係る洗浄装置の第1の実施形態の第2の動作位置における断面図である。 固定された容器と医療器具とを有する本発明に係る洗浄装置の第2の実施形態の第2の動作位置における断面図である。 固定された容器を有する本発明に係る洗浄装置の第1の実施形態の第1の動作位置における断面図である。 固定された容器を有する本発明に係る洗浄装置の第1の実施形態の、第1の動作位置におけるポンプ過程の間の断面図である。 固定された容器を有する本発明に係る洗浄装置の第1の実施形態の第1の動作位置における断面図である。 固定された容器を有する本発明に係る洗浄装置の第1の実施形態の、第1の動作位置における補充モードの断面図である。
[図の詳細な説明]
図1は、固定された容器7と医療器具60とを具備する本発明に係る洗浄装置100の第1の実施形態の、第2の動作位置における断面図である。容器7は、医療器具60を洗浄するための液体80を受容するように構成されている。洗浄装置100は、液体又は気体が容器7の内部から洗浄装置100を介して医療器具60の器具中空部62に取り込まれるように構成されている。洗浄装置100は、容器7を着脱可能に固定するための第2の固定モジュール6を有している。第2の固定モジュール6は、洗浄装置100から可逆的に取り外し可能なネジインサート75を有している。可逆的に取り外し可能なネジインサート75は、円柱状とされ、その内側にネジ山49を有している。ネジインサート75の一方の端部は開放されており、容器7を受容するために用いられる。当該部材のもう一方の端部は、液体を容器7から洗浄装置100内に通過させるための開口部58と、吸気システムの環境空気を容器7に入れるための出口開口部50とを除いて閉鎖されている。ネジインサート75は固定モジュール6において可逆的に取り外し且つ固定するための装置をその外側に有している。当該可逆的に取り外し且つ固定するための装置とは、図1に表わす実施形態では、協働する固定溝10及び固定突起56である。しかしながら、可逆的な取り外し及び可逆的な固定の他の実施形態も可能である。例えば協働するネジ接続、あるいは溝とつまみによる接続が用いられ得る。優位には、固定モジュール6の可逆的に取り外し可能な部材は、例えば他のネジ径を具備する他の部材が容易に用いられ得るという有利点を有する。これにより、洗浄装置100が異なる容器に対して用いられ得る、若しくは容易かつ迅速な方法で付け替えが行われ得るという有利点が得られる。固定モジュール6の可逆的に取り外し可能な部材が正しく配置されていることを確実にするために、当該部材と洗浄装置とに、協働する位置決め用突起9と位置決め用溝47が設けられている。当該実施形態において容器7は成形されたビンのネジ48を有するビンである。ビンのネジ48は第2の固定モジュール6のネジインサート75のネジ山49と協働する。ネジインサート75のネジ山49の軸とビンのネジ48の軸は、第1の動作位置においても第2の動作位置においても垂直に向けられている。洗浄過程の間に液体が容器7から流れると、そのとき負圧が生じる。容器7内に空気を取り込むと共に負圧を均一にするために、第2の固定モジュール6は空気経路52を有しており、当該空気経路を用いて環境空気が容器7の内部に取り込まれ得る。空気経路52はこのとき以下のように形成されていなければならない。すなわち、環境空気は容器7内に到達可能であるが、液体は容器7から空気経路52を介して環境に流出できないように形成される必要がある。この問題を解決するために空気経路52は、第2の動作位置において当該空気経路の入口開口部51が第2の固定モジュール6の下側にあるように形成されている。空気経路52は第2の固定モジュール6において主に垂直方向に延在する。液体の流出を困難にするために空気経路52には空間54が設けられ、当該空間において場合により流出する液体が集められることが予想される。さらに空気経路52は水平方向の経路部分53を有している。水平な経路部分と垂直な経路部分との組み合わせはある種のラビリンスを形成し、当該ラビリンスは液体が環境に流出することを困難にする。
洗浄装置100内部では、容器7と洗浄装置100との間で液体を通過させるための開口部58の内側に入口弁が設けられている。当該入口弁は入口弁シリンダ17内に設けられており、当該入口弁シリンダは第2の動作位置において垂直方向に開口部58の上方に延在している。入口弁は入口弁ボール55と入口弁バネ12とを有している。入口弁バネ12は付勢されている。入口弁バネ12は2つの端部を有しており、一方の端部は支持プレート11a,11bに支持され、もう一方の端部は入口弁ボール55に支持されている。入口弁ボール55は、当該入口弁ボールが入口弁バネ12の弾性に基づいて開口部58の周囲に設けられた支持台57に保持されるように形成されている。入口弁シリンダ17はシリンダ2内への垂直方向に延在する入口開口部14を有している。当該入口開口部14を介して液体が入口弁シリンダ17からシリンダ2に流れ込み得る。支持台57は固定モジュール6の可逆的に取り外し可能な部材に成形されている。開口部58における液体の流出を防ぐために、支持台57の周囲にシールリング46が設けられている。洗浄装置100はシリンダハウジング1を有している。当該シリンダハウジング1の軸は第1の動作位置でも第2の動作位置でも重力方向に対して水平に向いている。洗浄装置100をシリンダハウジング1の軸を中心として約180°回転することにより、第1の動作位置と第2の動作位置は交替する。シリンダハウジング1の内部にシリンダ2が設けられている。第2の動作位置においてシリンダ2の軸は重力方向に対して水平に向いている。シリンダ2はシリンダハウジング1内に固定されている。当該実施形態においてシリンダ2は固定突起24を有し、当該固定突起はシリンダハウジング1に成形された固定溝8と協働する。シリンダ2は互いに向き合う2つの端面を有している。第1の端面はピストン開口部27を有している。当該ピストン開口部27には中空ピストン4が水平方向に可動的に支承されている。中空ピストン4は第1の端部と第2の端部を有している。中空ピストン4の第1の端部には中空ピストンヘッド22が成形されている。当該中空ピストンヘッド22はシリンダ2の内部でいわゆるシリンダ室13に設けられている。中空ピストンヘッド22は、当該中空ピストンヘッドがシリンダ2の内壁20と協働し、それによって中空ピストンヘッド22と内壁20との間で流出する液体ができる限り少なくなるように形成されている。液体の通過をさらに困難にするために、中空ピストンヘッド22と内壁20との間にはシール部21が設けられている。中空ピストン4の第2の端部はアダプタ5を介して医療器具60の器具中空部62と接続されている。中空ピストン4の内部には中空ピストンバネ23が設けられており、当該中空ピストンバネは水平方向に張設されている。中空ピストンバネ23は第1の端部と第2の端部を有している。第1の端部はシリンダハウジング1に成形された第1の支持台15に載置されている。第2の端部は中空ピストン内部室25に設けられている、中空ピストンバネ23の第2の支持台26に載置されている。第2の支持台26は中空ピストン内部室25から出口弁室31を区分している。第2の支持台26は出口弁開口部29を有しており、当該出口弁開口部を介して液体が貫流し得る。出口弁室31には出口弁が設けられており、当該出口弁は出口弁バネ32と出口弁ボール28とを有している。出口弁ボール28は出口弁開口部29の前に設けられており、それによって液体が無制御に流出することが回避される。出口弁ボール28を配置するために、支持台26には出口弁ボール28のための付加的な支持台45が成形されている。出口弁バネ32は水平方向に張設されており、第1の端部と第2の端部を有している。出口弁バネ32の第1の端部は出口弁ボール28に設けられている。出口弁バネ32の第2の端部は出口弁バネ支持プレート44に対して支持されている。出口弁バネ支持プレート44は異なる方法で実現され得る。当該出口弁バネ支持プレートを例えば中空ピストン4内に直接的に成形することができる。これに対して本実施形態では中空ピストン4とアダプタ5との間にピストングリップ3が設けられている。当該ピストングリップ3には解剖学的に形成された湾曲部33が成形されている。ピストングリップ3を用いて中空ピストン4は水平方向に移動され得る。当該水平方向移動は洗浄装置100における液体若しくは気体の搬送に役立つ。シリンダハウジング1には同様に解剖学的に形成された湾曲部18が成形されていてもよい。解剖学的に形成された湾曲部18,33は洗浄装置100の快適な操作を可能にする。ピストングリップ3には出口弁バネ支持プレート44が成形されている。中空ピストン4とピストングリップ3とアダプタ5とは互いに固定的に結合されている。そのために中空ピストン4には固定突起30が成形されており、当該固定突起はピストングリップ3の固定溝34と協働する。ピストングリップ3には固定突起41が成形されており、当該固定突起はアダプタ5の固定溝42と協働する。中空ピストン4とピストングリップ3とアダプタ5とを単独の部材から形成することも考えられる。ピストングリップ3とアダプタ5とを一の部材から形成することも考えられる。第2の固定モジュール6を同様に、シリンダハウジング1の不可分な部材として形成することも想定可能である。
出口弁バネ支持プレート44は出口開口部36を有しており、当該出口開口部を介して液体が貫流し得る。当該出口開口部36は当該出口開口部がノズル37を形成するように構成されている。ノズル37は先細りする断面を有しており、当該先細りする断面は液体噴流を収束させるという課題を有しており、それによって液体は比較的大きな速度で医療器具60内に注ぎ込まれ得る。当該比較的大きな速度は洗浄装置100の洗浄挙動に対して有益に作用する。アダプタ5は洗浄装置100と医療器具60との接続に役立つ。アダプタ5は特定の医療器具60の洗浄に対して設計されている。洗浄装置100を用いて他の医療器具60の洗浄を行う必要がある場合、そのためにアダプタ5のみを交換すればよい。従ってアダプタ5を差込接続によって洗浄装置100の他の部材と接続することは有利である。図示の実施形態においてアダプタ5は溝接続によってピストングリップ3と接続されている。アダプタ5を交換する必要がある場合、アダプタは引っ張り移動するだけでピストングリップ3から取り外され得る。その後、他のアダプタはただ押し込み移動するだけでピストングリップ3に固定され得る。洗浄装置はその後ただちに他の医療器具の洗浄のために使用され得る。図3に示される医療器具60は作用ヘッド61を有している。医療器具60内には器具中空部62、すなわちいわゆる主経路が設けられている。さらに医療器具60内にはさらなる器具中空部、すなわちいわゆる副経路64が設けられている。主経路62は入口開口部63と出口開口部66とを有している。主経路62の入口開口部63は、洗浄装置100が固定されている場合、中空ピストン4の軸の延長上にある。当該構成においてノズル37から出る水流は入口開口部63に直接当たり、それによって主経路62の最適な洗浄が保証される。副経路64は入口開口部65と出口開口部67とを有している。入口開口部65は軸方向に設けられており、洗浄装置100が固定されている場合、このように中空ピストン4の軸の延長部から離間している。医療器具60の当該構成の洗浄に対しては、開放された端部を有するシリンダ状のアダプタ5が用いられる。アダプタ5の軸線は中空ピストン4の軸線と一致する。シリンダの一方の端部は溝接続41,42を用いてピストングリップ3と接続されており、シリンダの他方の端部は形状的に同一平面にある状態で医療器具60に接続されている。副経路64を洗浄するためにアダプタ5はシリンダ内に側方開口部40を有している。液体の流出を回避するために側方開口部40の前には第1のシールリング38が設けられており、側方開口部40の後には第2のシールリング39が設けられている。第1のシールリング38と第2のシールリング39との間の空間は第1のシール部と第2のシール部との間の内部室68と称される。アダプタ5内部の空間はアダプタ室43と称される。入口弁12,17,55と、出口弁31,32,55と、ピストン室4とは、定量ポンプ79を形成している。
図2は固定された容器7と医療器具60とを有する本発明に係る洗浄装置100の第2の実施形態の、第2の動作位置における断面図である。当該洗浄装置100は図1における実施形態と略同一である。ただ、ピストングリップ3とアダプタ5とがチューブ70を介して接続されている。チューブ70は、2つの端部、すなわち第1のチューブ端部69と第2のチューブ端部71とを有している。第1のチューブ端部69はピストングリップ3の出口開口部36に導入されている。第2のチューブ端部71は中間部材72を用いて、ピストングリップ3からの液体がチューブ70を介してアダプタ5に流入し得るように、アダプタ5と接続されている。中間部材72は形状接続的にアダプタ5と協働し、それによってアダプタ5は溝接続73,42を用いて中間部材と接続されている。当該構成においてノズル74から出る水流は入口開口部63に直接当たり、それによって主経路62の最適な洗浄が保証される。
洗浄過程について、図3a,図3b,図3c及び図3dに基づいて説明する。図3aは、第1の動作位置において動作準備が完了した洗浄装置100を表わす。第1の動作位置では、入口弁バネ12が、入口弁のボール55を押圧すると共に、入口弁の開口部58を閉止する。出口弁バネ32は、出口弁のボール28を押圧すると共に、出口弁の開口部29を閉止する。これにより、流体が洗浄装置を貫流しなくなる。
図3bは、第1の動作位置において計量分配モードにある洗浄装置100を表わす。このとき、中空ピストン4はシリンダ2に挿入されるようになっている。挿入するために、使用者は指でピストングリップ3の解剖学的な湾曲部33を押す。このとき、ピストン室13において圧力が発生する。シールリング21は、ピストン室13からの流体が中空ピストンヘッド22の脇を通過して流出し得ることを防止する。圧力下にある流体と、圧力下にある入口弁バネ12とは、開口部58に対して入口弁のボール55を押圧し、そのようにして入口弁を閉止する。シールリング46は、入口弁室16からの流体が吸気システム54の空間に流出することを防止する。これによりピストン室13と入口弁室16とを介する流体は、中空ピストンの入口開口部19を介して押される。当該流体は中空ピストンの内部室25を貫流し、出口弁のボール28に圧力を及ぼす。当該圧力は出口弁バネ32の圧力より大きい。これにより出口弁のボール28は出口弁の開口部29から離れるように押され、これは出口弁の開放29を生じさせ、それによって液体は出口弁室31、出口開口部36、及び第1の固定モジュールの空間43を介して、医療器具の単独若しくは複数の中空部に流入し得る。用いられる液体の種類に応じて、異なる効果が得られる。固定の種類に応じて主中空部62又は副中空部65又は両者が液体で洗われる。
図3cは、第1の動作位置において完全に空にされた洗浄装置100を表わす。第1の動作位置では、入口弁バネ12が、入口弁のボール55を押圧すると共に、入口弁の開口部58を閉止する。出口弁バネ32は、出口弁のボール28を押圧すると共に、出口弁28の開口部29を閉止する。これにより、流体が洗浄装置100を貫流しなくなる。
図3dは第1の動作位置において補充モードにある洗浄装置100を示している。当該図において中空ピストン4はすでに2/3までシリンダ2から引き出された状態である。中空ピストンバネ23の圧力下で中空ピストン4はシリンダ2から押し出される。このようにピストン室13において負圧が形成される。シールリング21は、空気が中空ピストンヘッド22の脇を通過してピストン室13に流入することを防止する。ピストン室13内及び中空ピストンの内部室25内が負圧下にあると共に出口弁バネ32が圧力下にある状態で、出口弁のボール28は出口弁の開口部29に押し付けられると共に、当該開口部を閉止する。このように流体は器具60から吸引され得ない。入口弁のボール55に対する負圧は入口弁バネ12からの圧力より大きい。これにより出口弁12のボールは出口弁の開口部58から離れるように押され、それによって出口弁の開口部58は開放される。負圧下で流体は容器7から入口弁室16を介し、ピストン室の入口開口部14を介してピストン室13に流入すると共に当該ピストン室を充填する。中空ピストンヘッド22がシリンダ2の端部に到達すると、洗浄装置は新たに動作準備が完了し、図3aに示すように動作が続けられる。
第1の動作位置において図3a〜図3dに示す順序で洗浄装置100を繰り返し動作することにより、液体80を容器7から器具60の単独若しくは複数の中空部62,64内にポンプで送り出すことが繰り返し行われる。
第2の動作位置において上記のステップは全く同じであるが、洗浄装置を用いて空気が医療器具を通過するように移動され、そのようにして医療器具の中空部から液体の堆積物が除去されるという相違点はある。
液体の排出後、洗浄装置が第1の動作位置から第2の動作位置へと重力方向において約180°回動される場合、洗浄装置はまだ液体で充填されている。図3a〜図3dに示されるステップと類似したステップが終了して初めて、洗浄装置は空気で充填されている。図3a〜図3dに類似したステップを複数回実施することは、液体を器具中空部から除去するために必要である。
本発明は特殊な実施形態を表示することによって説明されたが、本発明を知ったうえで、例えば例としての実施の変化形態の特徴が互いに組み合わせられ、及び/あるいは当該実施の変化形態の個々の作用ユニットが交換されることにより、数多くのさらなる実施の変化形態が創出され得ることは自明である。
1 シリンダハウジング
2 シリンダ
3 ピストングリップ
4 中空ピストン
5 アダプタ若しくは第1の固定モジュール
6 第2の固定モジュール
7 容器
8 シリンダ(2)のための固定溝
9 位置決め用突起
10 第2の固定モジュール(6)の固定溝
11a 入口弁バネ(12)のための支持プレート
11b 輪郭として表示されている入口弁バネ(12)のための支持プレート
12 入口弁バネ
13 シリンダ室
14 ピストン室の入口開口部
15 中空ピストンバネのための第1の支持台
16 入口弁室
17 入口弁シリンダ
18 シリンダハウジングの解剖学的湾曲部
19 中空ピストン(4)の入口開口部
20 シリンダ壁
21 第3のシールリング
22 中空ピストンヘッド
23 中空ピストンバネ
24 シリンダ(2)のための固定突起
25 中空ピストン内部室
26 中空ピストンバネのための第2の支持台
27 ピストン開口部
28 出口弁ボール
29 出口弁開口部
30 ピストングリップ(3)のための固定突起
31 出口弁室
32 出口弁バネ
33 ピストングリップ(3)の解剖学的湾曲部
34 ピストングリップ(3)のための固定溝
36 出口開口部
37 ノズル
38 第1のシールリング
39 第2のシールリング
40 側方開口部
41 アダプタ(5)のための固定突起
42 ノズル(37)のための固定溝
43 アダプタ室、第1の固定モジュールの空間
44 出口弁バネ支持プレート
45 出口弁のボール(28)のための支持台
46 第4のシールリング
47 位置決め用溝
48 ビンのネジ
49 ネジインサート
50 吸気システムの出口開口部
51 吸気システムの入口開口部
52 空気経路
53 空気経路部分
54 吸気システムの空間
55 入口弁ボール
56 第2の固定モジュール(6)のための固定突起
57 入口弁のボール(55)のための支持台
58 容器と装置の間で液体を通過させるための開口部
59 容器中空部
60 医療器具
61 作用ヘッド
62 器具中空部(主経路)
63 主経路の入口開口部
64 副経路
65 副経路の入口開口部
66 主経路の出口開口部
67 副経路の出口開口部
68 第1のシールリングと第2のシールリング(38,39)の間の内部室
69 第1のチューブ端部
70 チューブ
71 第2のチューブ端部
72 中間部材
73 固定溝
74 ノズル
75 ネジインサート
79 定量ポンプ
80 液体
81 空気
100 洗浄装置

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの器具中空部(62)と少なくとも2つの開口部(63,66)とを具備する医療器具(60)を洗浄するための装置(100)であって、
    前記装置(100)が、前記医療器具(60)を着脱可能に固定するための第1の固定モジュール(5)と、液体(80)及び/又は空気(81)を受容するための第1の容器(7)を着脱可能に固定するための第2の固定モジュール(6)とを有しており、
    前記装置(100)が、洗浄装置中空部(25,13,16)を有しており、
    前記医療器具(60)が固定されており、且つ、前記第1の容器(7)が固定されている場合に、前記洗浄装置中空部(25,13,16)が、前記液体(80)及び/又は前記空気(81)が前記第1の容器(7)の内部から前記洗浄装置中空部(25,13,16)を介して前記器具中空部(62)に流されるように形成されている、前記装置(100)において、
    前記装置(100)が、第1の動作位置と第2の動作位置とを有しており、
    前記第1の動作位置では、前記液体(80)が、前記第1の容器(7)から前記洗浄装置中空部(25,13,16)を介して前記器具中空部(62)に流され、
    前記第2の動作位置では、前記空気(81)が、外部環境から前記第1の容器(7)及び前記洗浄装置中空部(25,13,16)を介して前記器具中空部(62)に流され、
    前記装置(100)が、前記第1の動作位置から前記第2の動作位置に又はその逆に変更するために、重力方向において約180°回動可能とされ、
    前記第1の動作位置では、前記液体が、重力によって前記第2の固定モジュール(6)を介して前記洗浄装置中空部(25,13,16)に流されることを特徴とする装置。
  2. 前記装置(100)が、定量ポンプ(79)を有しており、
    前記第1の動作位置では、液体(80)が、前記定量ポンプ(79)によって前記第1の容器(7)から前記洗浄装置中空部(25,13,16)を介して前記器具中空部(62)に流され、
    前記第2の動作位置では、空気(81)が、前記定量ポンプ(79)によって外部環境から前記第1の容器(7)及び前記洗浄装置中空部(25,13,16)を介して前記器具中空部(62)に流されることを特徴とする請求項に記載の装置。
  3. 第2の受容要素が、前記第2の固定モジュール(6)に固定可能とされ、
    前記第2の受容要素が、選択モジュールを有しており、
    前記選択モジュールが、第1の受容要素又は前記第2の受容要素から液体及び/又は気体を選択的に取り出すことを可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記選択モジュールが、少なくとも1つの開口部を具備する回転可能なディスクを有しており、
    前記開口部が、前記液体及び/又は前記気体が前記第1の受容要素又は前記第2の受容要素から選択的に取り出し可能であるように形成されていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  5. 前記第1の固定モジュールが、前記医療器具の可動部材を回転させるための機構を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記第1の固定モジュールが、ルアーロック式接続部を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記第1の固定モジュールが、アダプタであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記第2の固定モジュール(49)が、前記第1の容器(7)内部における圧力を均一にするための手段を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の装置によって医療器具(60)を洗浄するための方法。
  10. 前記液体が、大気より大きな密度を有しており、
    前記第1の動作位置では、前記液体が、前記第2の固定モジュール(6)の前に存在し、
    前記第2の動作位置では、前記大気が、前記第2の固定モジュール(6)の前に存在することを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記液体が、複数の成分を有しており、
    前記成分が、不均一な混合物を形成することを特徴とする請求項又は10に記載の方法。
  12. 分のうち一の成分が、油であり、
    前記液体に占める前記油の体積分率が、0.2%より大きく、10%より小さいことを特徴とする請求項11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記液体に占める油の体積分率が、0.3%より大きく、0.7%より小さいことを特徴とする請求項12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 分のうち一の成分が、短鎖アルコールから成り、
    前記液体に占める前記短鎖アルコールの体積分率が、40%より大きく、80%より小さいことを特徴とする請求項13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記液体が、リン酸を有しており、
    前記液体に占める前記リン酸の体積分率が、0.1%より大きく、2%より小さいことを特徴とする請求項14のいずれか一項に記載の方法。
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