JP6001235B2 - 注出器 - Google Patents

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Description

本願発明は、点鼻薬を投与するのに好適な注出器に関する。
鼻孔を通して直接、患部に薬剤を供給する点鼻薬注出用の容器には、容器内の点鼻薬噴出用のノズルを備える注出器がセットされている。より詳細には、液状である点鼻薬を収納する容器本体の口部に、注出器が固定されて、点鼻薬注出用容器が構成されている。
そして、このような点鼻薬注出用容器で採用される注出器は、鼻孔内に挿入し易いように、先細りの外形形状とされた先端部を備えた長尺筒状の噴出ノズルを備えた形態が一般的である。これにより、ノズル先端部を鼻孔内の所望位置まで進入させて、患部に薬剤を供給できる。
特開2008−132406号公報
従来の点鼻薬注出用の注出器ではノズル部分の長さは一定であった。しかしながら、鼻孔の奥行き長さは個人差、年齢差があり、また鼻孔内での患部の位置も異なる。更には、医療現場で医療従事者が、点鼻薬注出用容器を用いて患者の鼻孔内に点鼻薬を供給するような場合もある。よって、点鼻薬注出器は先端が一定以上、鼻孔内に挿入しない工夫をした構造がよく、更に汎用性も考慮すると挿入量を適宜に調整できる使い勝手の良いものが望まれる。しかし、このような注出器が未だ提供されていないのが現状である。
よって、本発明の目的は、点鼻薬用として好適であり、ノズル先端部の挿入量を調整できる注出器を提供することである。
上記目的は、液状の内容物を収納している容器本体の口部に装着する装着キャップによってポンプ機構が固定され、
先端側にノズル先端部を有して前記内容物を流通可能に形成してあるノズル本体を前記容器本体の中心軸線方向に沿って移動させることにより前記ポンプ機構を機能させて前記内容物を前記ノズル先端部から噴出させる注出器であって、
前記ノズル本体に指掛け操作用の操作部が設けてあると共に、前記操作部と前記ノズル先端部との間に、前記ノズル先端部の挿入量を規制するストッパーを備え、更に前記ノズル先端部に対して前記ストッパーの位置を移動させることにより前記ノズル先端部から前記ストッパーまでの距離を可変とする位置可変機構が設けてあり、
前記操作部がフランジ状の操作片であって、該操作片と前記ストッパーとが一体に形成してある、ことを特徴とする注出器により達成される。
また上記目的は、液状の内容物を収納している容器本体の口部に装着する装着キャップによってポンプ機構が固定され、
先端側にノズル先端部を有して前記内容物を流通可能に形成してあるノズル本体を前記容器本体の中心軸線方向に沿って移動させることにより前記ポンプ機構を機能させて前記内容物を前記ノズル先端部から噴出させる注出器であって、
前記ノズル本体に指掛け操作用の操作部が設けてあると共に、前記操作部と前記ノズル先端部との間で前記ノズル本体を囲むように配置され、前記ノズル先端部の挿入量を規制するストッパーを備え、更に前記ノズル先端部から前記ストッパーまでの距離を可変とする位置可変機構が設けてあり、
前記操作部がフランジ状の操作片であって、該操作片と前記ストッパーとは別体に形成してあり、
前記ストッパーは、第1分割体と、前記第1分割体とヒンジ部で接続されている第2分割体とを備え、前記ストッパーは、前記第1分割体と前記第2分割体とで前記ノズル本体を挟むことにより、前記ノズル本体を囲むように配置される、ことを特徴とする注出器により達成される。
また、前記位置可変機構は、前記ノズル本体の外周壁と該外周壁に対向するように配置される前記ストッパーの内周壁とのそれぞれにネジ部を設けて互いに係合させたネジ構造とすることができる。
前記位置可変機構は、ノズル本体の外周壁上に長手方向に凹凸を繰り返して形成した線状凹凸部と、前記ストッパー側に設けた前記状凹凸部に係止する係止爪とによる係止構造とすることができる。
本発明による注出器は、ノズル先端部の挿入量を規制するストッパーを備え、このストッパーのノズル先端部からストッパーまでの距離を可変とする位置可変機構が設けてあるので、使用者の要求に応じて好みの長さに設定して内容物の注出ができる。このような注出器を点鼻薬注出用とすれば、使用者の鼻孔の状態に応じて挿入量を変更できる使い勝手のよい点鼻薬用の注出器となる。
本発明に係る注出器を、容器本体にセットして点鼻薬注出用容器を構成した場合について示している図である。 図1に示す注出器とは異なる注出器について示している図である。 図2に示した注出器に採用したストッパーついて示している図である。 図2に示した注出器に採用するのが好ましいストッパー構造例を示している図である。 図2に示す注出器とは異なる注出器を示している図である。 図5に示した注出器に採用したストッパーついて示している図である。 要部構成が確認し易いよう示したストッパーの外観斜視図である。 係止爪の形状を変更した変形構造について示す図である。 比較例としての注出器を示している図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を具体的に説明する。ここでは、本願発明を適用するのが好適である点鼻薬用の注出器、及びこれを組み付けて構成した点鼻薬注出用容器について説明する。
図1は、本発明に係る注出器を、容器本体にセットして点鼻薬注出用容器を構成した場合について示した図である。図1で、符号1は液状の内容物となる点鼻薬を収納する容器本体である。この容器本体1の上方に設けた口部1aに注出器10がセットされている。
注出器10は、容器本体の口部1aに装着される装着キャップ11と、この装着キャップ11に対して相対移動されるノズル本体16とを備えて形成してある。
上記装着キャップ11は、下側の大径部11aの上に、これより小さい小径部11bを設けた円筒の段状構造とされており、大径部11aの内周壁に形成したネジ部11nが口部1aの外周壁に形成したネジ部1nと係合している。また、小径部11bは、容器本体1の中心軸線CL方向でノズル本体16の往復相対移動を可能とするスライド支持構造となっている。
上記装着キャップ11の大径部11a内には、ポンプ機構12が垂下姿勢で配置されており、容器本体1内の点鼻薬NDを吸引し加圧して上方へ送り出すように設計してある。このポンプ機構12は従来公知の構造でよく内部構造の詳細説明は省略するが、下側に点鼻薬NDを吸い上げるための吸引管13を備えている。また、ポンプ機構12内を貫通すると共に、ノズル本体16側に至るように配置され、吸い上げた点鼻薬NDをノズル本体16側に導くステム14が配置してある。そして、装着キャップ11に固定されているシリンダー内に配置されたピストンが前記ステム14を介して前記ノズル本体16に接続されており、ノズル本体16の押し込み及び復帰を繰り返す操作により、吸引管13で吸い上げた点鼻薬NDを、ノズル本体16を介して噴出できるように形成してある。なお、ポンプ機構12内には、ノズル本体16の押し込み操作(後述する接近させる操作)がされたときに反力を発生させるコイルバネ15が配置してある。
ノズル本体16は、ノズル先端部16aから点鼻薬を噴出させるもので、点鼻薬を流通可能に形成してある長尺円筒状体とされ、容器本体1の中心軸線CL方向に沿って、装着キャップ11に対して相対移動させることで上記ポンプ機構12を機能させる。より具体的には、ノズル本体16を装着キャップ11に対して接近および遠離する操作を繰り返すことでポンプ機構12を機能させて点鼻薬NDを吸引、圧送する。
上記のような基本構造を備えた注出器10は、下記で説明するよう特徴的な構成を更に備えている。
すなわち、ノズル本体16には指掛け操作用の操作部としてフランジ状の操作片17が設けてある。この操作片17は使用者が点鼻薬注出用容器を使用するときに、親指を容器本体1の底部1bに当てながら、例えば人差し指及び中指を引っ掛けて、ノズル本体16を手前に引く操作(ノズル本体16を装着キャップ11に接近させる操作)を行うために設けた構造体である。この操作片17は少なくとも指を引っ掛けることが可能な構造であればよく、その形状は特に限定されない。
そして、上記操作片17とノズル先端部16aとの間に、ノズル先端部の挿入量を規制するストッパー18が設けてある。このストッパー18は、点鼻薬注出用容器の使用者の鼻孔の入り口に当たり、それ以上にノズル先端部16aが鼻孔内に進入するのを防止するために設けた構造体である。
そして、図1で示す注出器10は、このストッパー18とノズル先端部16aからの距離を可変とする位置可変機構を備えているので、ノズル先端部の挿入量を任意に設定できる。図1で例示している位置可変機構について説明する。
ノズル本体16のノズル先端部16aとは反対側(図1で、下側)となるノズル本体16の基部16bは拡径した円筒構造体に形成してある。この基部16bが装着キャップ11の小径部11bの内壁に摺動可能に配置されることで、前述したようなノズル本体16の往復移動の動作が可能となっている。
上記基部16bの外側には、上記操作片17と前記ストッパー18とを一体に形成した複合構造体20が配置してある。この複合構造体20の下側は基部16bと共に小径部11b内に収納されるようになっている。そして、複合構造体20は本体円筒部20aの外側に突出するフランジ状の操作片17及びストッパー18が間隔をもって配置され、指が引っ掛かり易いように操作片17の方が大きな外形形状に形成してある。
更に、位置可変機構として、前記ノズル本体16側の基部16bの外周壁と、この外周壁に対向するように配置される複合構造体20の内周壁とのそれぞれにネジ部16nとネジ部20nが設けられ、これらが互いに係合してネジ構造が形成されている。
以上で説明した構成を備える注出器10は、次ぎのように使用される。先ず、使用者が操作片17を回転操作することで一体に形成してあるストッパー18の位置をノズル本体16の最適位置に定める。その後、ノズル先端部16aを鼻孔内に挿入するがストッパー18により挿入規制されるので、ノズル先端部16aが挿入され過ぎるという状況の発生を確実に防止できる。
このように、本願発明によると、点鼻薬用として好適で、ノズル先端部の挿入量を調整できる注出器を提供でき、このような注出器を備えた点鼻薬注出用容器は使い勝手のよいものとなる。
更に、図を参照して、本発明に係る他の形態の注出器について説明する。なお、下記で説明する注出器について、図1で説明した同じ部位には同じ符号を付すことで重複する説明を省略し、相違点が明確となるように説明する。
図2は図1に示す注出器とは異なる注出器について示している図、また図3(a)は図2に示した注出器に採用したストッパーの平面図、図3(b)はこのストッパーの側面での一部断面構成図である。更に、図4は図2に示した注出器に採用するのが好ましいストッパー構造例を示している図である。
図2で示す注出器10は、操作片17がノズル本体16の基部16b側に一体に形成してあり、ストッパー18は別体とされている。ノズル本体16のノズル先端部16a下端から基部16b間に外周壁にネジ部16sが形成してある。そして、ストッパー18は、円筒部18aとその先端側に一体に形成された環状のフランジ部18fとにより形成され、円筒部18aの内周壁にはノズル本体16のネジ部16sと係合するネジ部18sが形成されている。この例示構造では、ノズル本体16のネジ部16sとストッパー18のネジ部18sとにより、位置可変機構が構成されている。
以上説明した図2で例示する注出器10は、次ぎのように使用される。先ず、使用者がストッパー18のフランジ部18fを回転操作することでストッパー18の位置をノズル本体の最適位置に定める。その後、ノズル先端部16aを鼻孔内に挿入するがストッパー18により挿入規制されるので、ノズル先端部16aが挿入され過ぎるという状況の発生を確実に防止できる。なお、図2の注出器10は、操作片17の位置が変動しないので、いつも同じ操作感で点鼻薬の注出を行える。
ところで、図2、そして図3で示した注出器10で採用するストッパー18の内径は、ノズル先端部16aの外径より小さく形成されている。よって、ストッパー18を無意識に回転したような場合でも、ストッパー18がノズル本体16から離脱するような事態を防止できる。
図4は、ストッパー18に適用するのが好ましい構造例を示した図である。このストッパー18は、第1分割体18−1と第2分割体18−2とにより分割形成してあり、これらがヒンジ部18hで接続してある。第1分割体18−1には第1係止部となる係止爪18p−1が、また第2分割体18−2には第2係止部となる係止突起18p−2が設けてある。係止爪18p−1が係止突起18p−2に係止されて、正規の形状のストッパー18となる。このような構造のストッパー18であれば、ノズル本体16を装着キャップ11側に組付けした後でも、ストッパー18を簡単にセットできる。なお、このように係止する構造を採用せず第1分割体18−1と第2分割体18−2と接着剤によって接着してもよい。この場合は係止構造を設ける必要がないので、第1分割体18−1及び第2分割体18−2を単純な構造にできる。
ただし、図4で例示する半分割構成としてあるストッパー18は好適構造の例示である。ストッパー18は、図3で示しているような一体型で形成してもよい。この場合は、予めノズル本体16のネジ部16sに、ネジ部18sを係合させストッパー18をセットとしてから、その後の注出器10の組付け作業をすればよい。
更に、図5から図7を参照して、本発明に係る他の形態の注出器について説明する。図5は図2に示す注出器とは異なる注出器を示している図、また図6(a)は図5に示した注出器に採用したストッパーの底面図、図6(b)は(a)におけるb−b矢視での一部面構成図、図6(c)は(a)におけるc−c矢視での半断面構成図である。更に、図7は要部構成が確認し易いよう示したストッパーの外観斜視図である。
上述した注出器の場合は、ストッパー18のノズル先端部16aからの距離を可変とする位置可変機構としてネジ構造が採用されていた。図5で示す注出器10では、これとは異なる位置可変機構が採用されている。すなわち、ノズル本体16の外周壁上に長手方向(中心軸線CL方向)に沿って凹凸を繰り返して形成してある線状凹凸部16rと、この線状凹凸部16rに係止するストッパー18側に設けた係止爪19aとによる係止構造により位置可変機構が構成されている。
ストッパー18について示した図6、図7を参照すると、ノズル本体16側に形成される線状凹凸部16rは、中心軸線CLを挟んで対向するように一対として設けてある。よって、図6(a)で示すようにストッパー18に設ける係止爪19aも、対向した一組となっている。
なお、ノズル本体16について、線状に形成される2本の線状凹凸部16rの間には中心軸線CL方向に延在する長溝が形成してある。そして、ストッパー18の内壁には、この長溝に嵌合する突起18prが形成してある。これによりストッパー18は回転規制されつつ、ノズル本体16に沿ってスライドするようになっている。ただし、上記のような長溝は必須の構成ではなく、形成しなくてもよい。また、ここで示すストッパー18について、先に図4で説明したのと同様に、図6中で示している仮想線LNで半分割した構造とし、接着或いは係止構造で一体に形成することができる。
ところで、上記した係止構造をなす係止爪19aは、ストッパー18の円筒部18aに設けた開口18hlの内部に配置したブロック体19の一部である。このブロック体19は概ねの外形形状が直方体で、その側面から外側に向けて突出する支軸19ptを介して開口18hlの内部で支持されている。そのため、ブロック体19は開口18hl内で回動するシーソー状の構造となる。よって、ブロック体19の外表面側に設けた押圧操作用の突起部19prを使用者が指で押込むと、反対側に形成してある係止爪19aが凹凸部16rから離脱する。これによりストッパー18をノズル本体16に対して移動させることができる。そして、任意の位置で再び、係止爪19aを凹凸部16rに係止すれば位置決めできる。
このような構造はストッパー18を樹脂材で一体成形しておけば、支軸19ptが支点として機能すると共に、捩れを戻す反力発生部にもなるので、使用者が突起部19prから指を離して押込みを止めると、係止爪19aを凹凸部16rに再び係止させることができる。
上記で示している係止爪19aの形状は、概ね直方体型であってノズル本体16側に設けた線状凹凸部16rの凹部にちょうど嵌合する形状となっている。よって、係止爪19aが係止されている際には、ストッパー18を容器本体1側へ押す力、そして逆にノズル先端部16a側に引く力が作用しても確実に位置決めされている。
上記に対して、図8は係止爪19aの形状を変更したブロック体19について示す図である。このブロック体19に設けた係止爪19aの先端当接側(フランジ部18f側)の下側には先端側から手前側(容器本体1側)に向かって下向きに傾斜するテーパー面19taが形成してある。
このようなテーパー面19taを備えた係止爪19aであれば、ストッパー18のフランジ部18fを指で挟持してノズル先端部16a側に引くような操作をすると、ストッパー18の移動が可能となる。より詳細には、テーパー面19taが設けてあるので、一定以上の力でストッパー18をノズル先端部16a側に引くと、テーパー面19taとその前側に当接している線状凹凸部16rとが滑りを発生せて、ブロック体19が支軸19ptを中心に矢印ARに回動して頭を上げる状態になる。これにより、ブロック体19の係止爪19aが、線状凹凸部16rの1つの凹部を乗り越えるので、ストッパー18がクリック感を発生させながら移動させることができる。
しかも、テーパー面19taを設けた側と反対側の背面19bcは、前述した場合と同様に垂直な面であるので、いわゆるラチェット構造を含む位置可変機構となってストッパー18を押す返す力に対しては確実に位置決めできる。
図9は、比較例としての注出器を示している図である。
図9の注出器10は、装着キャップ11上にキャップ状のヘッド部16adがセットされ、このヘッド部16adを装着キャップに対して接近および遠離する操作して注出するように構成してある。このヘッド部16adは、前述した実施例と構成を対比すると、ノズル本体16の基部側の外形形状を変形した構造とみることができ、ヘッド部16adの天壁部16tpが指掛けされる操作部に対応している。なお、ヘッド部16ad内は不図示であるが点鼻薬を流通させる液通路が配備してある。
そして、前記ヘッド部16adの側面16saから、ノズル先端部16aを含むノズル本体16の残り部分が延在してあると共に、このノズル本体16の残り部分をL字状に曲げて、かつ前記ヘッド部の側面16saに対して首振り可能な接続部16cnを設けて矢印CRで示すように回動可能に形成してある。
なお、図9ではノズル本体16に設けた位置可変機構は、図5と同様の係止構造であるが、もちろん図2で示したネジ構造としてもよい。
図9に示す注出器10も、ノズル先端部16aを鼻孔内に挿入する際にストッパー18により挿入規制されるので、ノズル先端部16aが挿入され過ぎるという状況の発生を防止できる。
そして、図9の注出器10は、ノズル先端部16a側が回動するので、更に使い勝手のよい注出器となる。また、ノズル先端部16aが容器本体1の側部に位置するように回動させれば、小さく折り畳んだ状態としコンパクト化できる。
以上説明したところから、明らかなように、本発明によれば点鼻薬用として好適で、ノズル先端部の挿入量を調整できる注出器を提供できる。また、このような注出器を備える容器は、安全で使い勝手の良い点鼻薬注出用容器として信用を得ることができる。
ただし、本発明による注出器を点鼻薬用注出用とする用途は好適な一例であり、他の液状の内容物の注出器として用いてもよい。
本発明によれば、ストッパーの位置が調整できるので、使用者の鼻孔の状態に応じて挿入量を変更できる使い勝手のよい点鼻薬用の注出器を提供できる。このような注出器を備える容器は点鼻薬注出用容器として広く採用され得る。
1 容器本体
1a 口部
10 注出器
11 装着キャップ
12 ポンプ機構
16 ノズル本体
16a ノズル先端部
16n ネジ部(ネジ構造 位置可変機構)
16s ネジ部(ネジ構造 位置可変機構)
16r 線状凹凸部(係止構造 位置可変機構)
16ad ヘッド部
17 操作片(操作部)
18 ストッパー
18s ネジ部(ネジ構造 位置可変機構)
19 ブロック体
19a 係止爪(係止構造 位置可変機構)
20 複合構造体
20n ネジ部(ネジ構造 位置可変機構)
ND 点鼻薬(液状の内容物)
CL 中心軸線

Claims (4)

  1. 液状の内容物を収納している容器本体の口部に装着する装着キャップによってポンプ機構が固定され、
    先端側にノズル先端部を有して前記内容物を流通可能に形成してあるノズル本体を前記容器本体の中心軸線方向に沿って移動させることにより前記ポンプ機構を機能させて前記内容物を前記ノズル先端部から噴出させる注出器であって、
    前記ノズル本体に指掛け操作用の操作部が設けてあると共に、前記操作部と前記ノズル先端部との間に、前記ノズル先端部の挿入量を規制するストッパーを備え、更に前記ノズル先端部に対して前記ストッパーの位置を移動させることにより前記ノズル先端部から前記ストッパーまでの距離を可変とする位置可変機構が設けてあり、
    前記操作部がフランジ状の操作片であって、該操作片と前記ストッパーとが一体に形成してある、ことを特徴とする注出器。
  2. 液状の内容物を収納している容器本体の口部に装着する装着キャップによってポンプ機構が固定され、
    先端側にノズル先端部を有して前記内容物を流通可能に形成してあるノズル本体を前記容器本体の中心軸線方向に沿って移動させることにより前記ポンプ機構を機能させて前記内容物を前記ノズル先端部から噴出させる注出器であって、
    前記ノズル本体に指掛け操作用の操作部が設けてあると共に、前記操作部と前記ノズル先端部との間で前記ノズル本体を囲むように配置され、前記ノズル先端部の挿入量を規制するストッパーを備え、更に前記ノズル先端部から前記ストッパーまでの距離を可変とする位置可変機構が設けてあり、
    前記操作部がフランジ状の操作片であって、該操作片と前記ストッパーとは別体に形成してあり、
    前記ストッパーは、第1分割体と、前記第1分割体とヒンジ部で接続されている第2分割体とを備え、前記ストッパーは、前記第1分割体と前記第2分割体とで前記ノズル本体を挟むことにより、前記ノズル本体を囲むように配置される、ことを特徴とする注出器。
  3. 前記位置可変機構は、前記ノズル本体の外周壁と該外周壁に対向するように配置される前記ストッパーの内周壁とのそれぞれにネジ部を設けて互いに係合させたネジ構造である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の注出器。
  4. 前記位置可変機構は、ノズル本体の外周壁上に長手方向に凹凸を繰り返して形成した線状凹凸部と、前記ストッパー側に設けた前記状凹凸部に係止する係止爪とによる係止構造である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の注出器。
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