JP6000184B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置に関する。
従来、下方を照らすことのできる様々な種類の照明装置が知られている。例えば、特許文献1には、板状部材の端部下面側に光源ユニットを配置し、この光源ユニットからの光を間接光として下方に照射するための反射板を備える筒状のブラケットを板状部材の端部によってビスで固定した照明装置が記載されている。この照明装置では、光源ユニットで発光した光を筒状のブラケットに備えられた反射板で反射することで、光源ユニットの発光面を前方に向けることなく、板状部材の端部下方に照射することができる。
特開2012−38604号公報
しかしながら、こうした照明装置では、反射板で光源からの光を反射することにより、下部を照らすことはできるが、正面部を照らすことができないという課題がある。また、光が反射される方向が一方向に限定されるため、光を多方向に照射したり、光の照射方向により美観を演出したりすることができないという課題がある。更に、反射板で光源からの光を反射するため、反射板により美観が損なわれるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、照明装置の下部だけでなく、照明装置の正面方向を照らすと共に、反射板に代えて導光板を用いることで、広範囲に光を照射すると共に、優れた美観を演出することができる照明装置を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の照明装置は、
前面側から収納物の出し入れが可能な収納部の下方に設けられる照明装置であって、
前記収納部の下面に取り付け可能な本体部と、
前記本体部に取り付けられた複数の光源と、
前記本体部に取り付けられ、入射端面から入射した前記光源から照射された光を一方主面に設けられた複数の拡散ドット又は拡散凸部で拡散し、出射する導光部材と、
を備え、
前記導光部材は、前記光を前面方向に拡散し、出射する第一平面部と、前記第一平面部の下方向から後方向に湾曲する湾曲部と、前記光を下方向又は下斜め後方向に拡散し、出射する第二平面部と、を有することを特徴とするものである。
この照明装置では、導光部材の入射端面から入射された光が導光部材に設けられた複数の拡散ドット又は拡散凸部で拡散されることにより光が主面の他方主面側に導光され、他方主面から出射される。このとき、導光部材は、他方主面側が前面方向を向いていることで入射した光を前面方向に拡散し、出射する第一平面部と、他方主面側が下方向又は下斜め後方向に向いていることで入射した光を下方向又は下斜め後方向に拡散し、出射する第二平面部とを有しているため、導光部材から出射される光は、前面方向と下又は下斜め後方向の幅広い方向に出射されることになり、前面方向と下斜め後方向の両方を照らすことができる。こうすることにより、前面方向から下斜め後方向にかけての広い範囲に光を照らすことができる。また、照明装置が取り付けられている収納部の後方が壁面である場合には、前面方向に照らされる光が直接照明としての機能を有し、下斜め後方向に照らされる光が壁面に反射して間接照明としての機能を有することにより、直接照明と間接照明との両方の機能を有することができる。更に、第一平面部と第二平面部との間には湾曲した湾曲部を有しているため、湾曲部の湾曲面の形状に光を出射することができ、優れた美観を与えることができる。このように湾曲部を設けることにより、例えば、第一平面部と第二平面部との間が鋭角である場合には、この鋭角部に光の強い線や鋭角方向に出射される強い光(グレア)が生じる可能性があるが、湾曲部を設けることにより、このような可能性を未然に低減することができる。加えて、この湾曲部の湾曲する角度を緩やかにしたり急にしたりすることによって光により演出される美観を所望のものに変更することができる。言い換えると、演出される美観の自由度を増加させることができる。
本発明の照明装置において、前記第二平面部は、前記第一平面部の方向に湾曲して延出する延出部を有し、前記本体部は、前記延出部を下方から支持する支持面を有し、前記導光部材は、前記延出部の主面が前記支持面によって支持されることにより前記本体部に取り付けられることを特徴としてもよい。こうすれば、本体部に設けられた支持面の上に延出部を配置するという簡単な動作で、導光部材を本体部の所望の位置に位置決めすることができる。言い換えると、導光部材を本体部に取り付ける際の労力を低減することができる。
本発明の照明装置において、前記第一平面部の端面は、前記収納部の下面よりも上方に位置することを特徴としてもよい。こうすれば、第一平面部の主面の少なくとも一部は収納部の下面よりも上方に位置することになるため、収納部の下面よりも上方にも光を出射することができる。
本発明の照明装置において、前記導光部材の前記入射端面と反対側の端面は、少なくとも一部が前記収納部の方向を向いていることを特徴としてもよい。こうすれば、入射端面から導光部材に入射した光の一部が、導光部材を通過して入射端面と反対側の端面から収納部の方向に照射されることになる。このため、収納部の外部だけでなく、収納部の内部にも光を照らすことができるため、収納部の利便性を向上させることができる。
本発明の照明装置において、前記第一平面部は、一方端側が前記一方主面側に湾曲していることを特徴としてもよい。こうすれば、入射端面と反対側の端面だけでなく、主面で出射された光も収納部の内部に導光することができるため、端面で出射された場合と比較して、より収納部の内部を明るくすることができ、収納部の利便性を向上させることができる。
本発明の照明装置において、複数の前記光源は、前記導光部材の両端面とそれぞれ対向する位置に配置されていることを特徴としてもよい。こうすれば、導光部材のいずれかの端面に対向する位置に光源が配置される場合と比較して、明るくすることができる。
本発明の照明装置において、前記光源は、平面発光型の発光ダイオードであることを特徴としてもよい。こうすることにより、白熱電球と比較して、光源の消費電力を低減することができるため、省電力に資する。また、光源の小型化が可能となるため、照明装置の全体の大きさも小型化することができ、狭いスペースであっても容易に取り付けることができる。
図1は、照明装置20が棚10の下部に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2は、本体部30を構成する台部32及び基部39の斜視図である。 図3は、本体部30及び導光部材40の構成の概略を示す斜視図である。 図4は、本体部30の断面を示すA−A断面図である。 図5は、本体部30に導光部材40を取り付けた状態を示す断面図である。 図6は、他の実施の形態の照明装置20の構成の概略を示す断面図である。 図7は、他の実施の形態の照明装置20の構成の概略を示す断面図である。 図8は、他の実施の形態の導光部材140が取り付けられた照明装置20の構成の概略を示す断面図である。 図9は、拡散ドット49の他の実施の形態の一例を示す説明図である。
次に、上記簡単に説明した図面に基づいて、本発明の実施の形態の一例である照明装置20について詳しく説明する。以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されており、「前面方向」、「下方向」及び「後方向」は、図1に示すように、図1中の矢印のそれぞれの方向を意味し、拡散ドットとは、ドット状の凹部だけでなく、溝状の凹部も含む概念を意味する。また、説明の都合上、図1及び図3では、拡散ドット49は省略し、図5〜図9では、実際よりも大きく、かつ、少数で示している。
照明装置20は、図1〜図3に示すように、天井付近等上部に設けられた棚10(本発明の収納部に相当)の下部に設置して使用され、棚10の下部に取り付けられる本体部30と、本体部30に取り付けられる導光部材40と、導光部材40に光を照射する光源50(図4参照)と、本体部30から導光部材40が脱落することを防止する側面部材60と、を備えている。このため、光源50から導光部材40に光が照射されると、導光部材40によって拡散及び出射され、棚10の前面方向から下斜め後方向にかけて、幅広い範囲に光を照射することができる。
本体部30は、図2に示すように、棚10の下面側に固定される台部32と、前面側から上方に突出する保護壁33を有する基部39とが、連結部材31によって互いに着脱可能に取り付けられている。この連結部材31は、先端部31a(図4参照)が他の部分より太く形成されたビス形状の部材であり、棚10の下面側から基部39の上面側に到達するために十分な長さを有している。このため、台座32を棚10の下面側に固定する機能と、基部39を台座32に着脱可能に固定する機能の両方の機能を有する。
台座32は、両端側が折り曲げられており、下面側が解放された略直方体形状の金属製の部材であり、図2に示すように、台座32と基部39とは、連結部材31によって着脱可能に取り付けられる。
基部39は、前面方向から後方に向かって下方側が滑らかに突出しつつ湾曲する金属製の部材であり、
上方に突出する保護壁33が前面側に設けられ、連結部材31を挿入可能なスライド孔38が中央部に設けられ、前面方向に凹む凹部34が後方側に設けられている。この保護壁33の上端は、図5に示すように、本体部30に導光部材40が取り付けられた際に、導光部材40の傾斜面48bと略同一の位置に位置するため、第一平面部42の一方主面側には保護壁33が位置することになる。このため、取り付け時に第一平面部42が破損する可能性を未然に低減することができる。また、スライド孔38は、図2に示すように、一方端側は連結部材31aの先端部よりも広く形成され、他方端側は連結部材31の先端部31aよりも狭く形成された貫通孔であり、他方端側が前面側となるように基部39に設けられている。このため、スライド孔38の一方端側に連結部材31に挿入した後、基部39を後方側にスライドして連結部材31をスライド孔38の他方端側に移動すると、連結部材31はスライド孔38から離脱できなくなり、基部39を台部32に固定することができる。
凹部34は、図3に示すように、後方側から前面方向に向かって凹む凹部であり、凹部34の一方側面34bは水平となるように設けられている。この凹部34は、底面34aには基板52及び光源50が、他方側面34cには固定ビス36が、それぞれ設けられている。更に、本体部30の表面は鏡面となっており、導光部材40から本体部30の方向に光が照射された場合には、本体部30の表面で反射し、再び導光部材40に入射することになる。このため、本体部30の表面が鏡面でない場合と比較して、より明るい。
導光部材40は、図3及び図5に示すように、メタクリル樹脂製であって、他方主面方向が前面方向である第一平面部42と、第一平面部42の下方側から後方に湾曲する湾曲部44と、他方主面方向が棚10の下斜め後方向である第二平面部46と、第二平面部46の一端側から第一平面部42の方向に湾曲して延出する延出部48と、を備え、一方主面には、複数の拡散ドット49が設けられている。こうすることにより、延出部48の一端側である入射端面48aに光源50から光が導入されると、導光部材40の形状に沿って光が移動し、一方主面側に設けられた複数の拡散ドット49によって拡散され、他方主面側に光を出射することができる。このため、前面側から下方側に至る広い範囲に光を照射することができる。このとき、第一平面部42と第二平面部46との間には湾曲部44が備えられているため、第一平面部42から第二平面部46にかけては滑らかに湾曲した形状となる。こうすることにより、第一平面部42と第二平面部46とが鋭角形状である場合には、鋭角によって光が強く出射されることになるが、湾曲部44を有しているため、鋭角(折れ曲がり位置)に沿って明るい光の線(グレア)が生じる可能性を未然に防止することができる。また、第一平面部42と第二平面部46とが湾曲部44によって滑らかに湾曲してつながっているため、前面側から下方側に至る範囲に連続的に光を照射すると共に、鋭角の場合と比較して、柔らかい美観の光を照射することができる。なお、湾曲部44の外面側は、R10mm〜R14mm程度であることが好ましく、R12mmであることがより好ましい。また、第二平面部46と延出部48との間の外面側は、R14mm〜R18mm程度であることが好ましく、R16mmであることがより好ましい。
また、図5に示すように、本体部30の入射端面48aと反対側の端面には、棚10に取り付けられた際に棚10の方向(図5、右上方向)を向いた面である傾斜面48bを有している。このため、光源50から照射された光の一部が導光部材40を通過した場合には、通過した光の一部が傾斜面48bから棚10の方向に照射されることになる。こうすることにより、棚10を照らすことができるため、前面側から下方側に至る範囲だけでなく、棚10の内部をも照らすことができるため、周囲が暗い場合等であっても、棚10の利便性を向上させることができる。
更に、本体部30が棚10の下方に取り付けられた状態では、第一平面部42の上部は、棚10の下面よりも上方に位置することになるので、棚10の下側に取り付けられている場合と比較して、より上位置から光を照射することができる。言い換えると、より遠方まで光を照射することができる。加えて、傾斜面48bが棚10の下面より上方に位置することになるため、傾斜面48bが棚10より低い位置にある場合と比較して、より棚10の奥の方まで光を照射することができる。このとき、第一平面部42の一方主面側(裏面側)には、本体部30より突出した保護壁33が位置しているため、第一平面部42が破損する可能性を未然に防止することができる。
拡散ドット49は、図5に示すように、導光部材40の一方主面側に複数設けられた四角錐形状に凹む凹部(図9A参照)であり、拡散ドット49の各辺の長さが約0.6mm、深さが約0.4mmであり、隣り合う四角錐型の拡散ドット49間のピッチが2.0mmに形成されている。このように拡散ドット49は、四角錐底面に相当する位置が一方主面側(導光部材40の裏面側であって、本体部30と対向する面側)に設けられている。こうすることにより、導光部材40の他方主面側(表面側)がホコリ等で汚れた場合であっても、他方主面側には拡散ドット49が設けられていないため、容易に汚れを除去することができ、維持・管理に必要な労力を低減することができる。また、この拡散ドット49を形成する四角錐底面の各頂点を結ぶ各対角線は、導光部材40の各辺とそれぞれ略平行となるように設けるとよい。このように形成すれば、入射端面38aから入射した光が拡散ドット49の各辺と交差する関係になるため、入射した光を主面へ拡散させやすくなる。
この拡散ドット49を形成する際には、先端面に拡散ドット49を反転させた形状を有する加工ドットが縦横に複数マトリックス状に配置されている超音波加工ホーンを導光部材40に対して垂直に押圧することで、加工ドットの形状が反映された形状の四角錐形の拡散ドット49を形成することができる。
光源50は、図4に示すように、平面発光型の白色の発光ダイオードであり、底面34aに配置された基板52に直線状に複数配置されている。平面発光型の発光ダイオードを光源50として用いることにより、白熱電球等を使用する場合と比較して、光源50を配置するために必要なスペースを低減することができ、小型化を可能にすると共に、導光部材40に直進性の高い光を照射することができる。この光源50の正面方向には、図5に示すように、導光部材40の入射端面48aが位置することになるため、入射端面48aに直進性の高い光を十分に照射することができる。また、光源50が発光する際に生じた熱は、基板52を介して底面34aに伝わり、本体部30全体に伝わることになる。このとき、本体部30は金属製の部材であるため、光源50で発生した熱を効率的に光源50から逃すことができる。こうすることにより、光源50から発生した熱で光源50の不具合が発生する可能性を未然に低減することができる。
側面部材60は、図3に示すように、本体部30の側面及び導光部材40の側面の少なくとも一部を覆う金属製の部材であり、本体部30の側面に設けられたビス止め部に図示しないビスで固定される。このとき、本体部30の側面と側面部材60とは当接した状態で固定されているため、光源50の使用により発生した熱は、基板52及び本体部30を介して側面部材60に伝わり、側面部材60から外部へ放出される。こうすることにより、光源50で発生した熱により光源50が誤作動したり、故障したりする可能性を未然に低減することができる。なお、側面部材60は、棚10の側面の一部を同時に覆うものであってもよいし、棚10の側面部にビス等で固定されていても良い。こうすれば、照明装置20と棚10とをより強固に固定することができる。
次に、照明装置20を棚10に取り付ける取り付け方法について、詳しく説明する。照明装置20を棚10に取り付ける際には、まず棚10の下部に台部32を取り付け、次に導光部材40を基部39に取り付けた後、基部39を台部32に取り付ける。
まず、棚10の下部に台部32を取り付ける。具体的には、台部32に設けられた複数の取り付け孔32a(図2参照)を用いて、棚10の下部に連結部材31を用いて台部32を固定する。このとき、連結部材31の先端部31a側には、台部32の高さ分だけ余裕を残しておく。この連結部材31の先端部31a側をスライド孔38に挿入して台部32と基部39とを固定することにより、連結部材31を用いて台部32と棚10、台部32と基部39の両方を固定することができる。このように、台部32のみを棚10にあらかじめ固定することにより、導光部材40等が固定された状態で照明装置20を棚10に固定する場合と比較して、より固定しやすい。特に、棚10の下部のように、下方側から取り付ける場合には、台部32のみにして重量を軽くすることによる作業労力低減の効果が大きい。
次に、導光部材40を基部39に固定する。具体的には、図3中の矢印で示すように、本体部30に設けられた凹部34に本体部30の側面側から導光部材40に設けられた延出部48を挿入してスライドし、所望の位置に位置決めする。続いて、導光部材40を所望の位置に位置決めした後に、図5に示すように、固定ビス36で導光部材40を凹部34に固定する。この固定ビス36は、延出部48に設けられた貫通孔を貫通して導光部材40を固定するため、導光部材40が凹部34から脱落する可能性を未然に低減することができる。このとき、延出部48に設けられた貫通孔は、固定ビス36の径よりも広く形成されている。こうすることにより、外気温の影響で導光部材40が縮んだ場合であっても、固定ビス36で取り付けることができなくなる可能性を未然に低減することができる。
続いて、基部39を台部32に固定する。具体的には、図2に示すように、台部32に取り付けられた連結部材31を基部39に設けられたスライド孔38に挿入した状態で前面方向側から後方側(図4左側から図4右側)に基部39をスライドし、台部32が基部39に固定する。こうすることにより、保護壁33の外面と棚10の外面との間に生じる隙間を小さくすることができ、収納物等が棚10から本体部30に落下する可能性を未然に低減することができる。このように、本体部30の一部である台部32をあらかじめ棚10の下面側に固定することにより、所望の位置に容易に照明装置20を固定することができる。
以上詳述した本実施の形態の照明装置20によれば、入射端面48aから入射された光が主に導光部材40に設けられた複数の拡散ドット49で拡散されることにより、光が第一平面部42、湾曲部44及び第二平面部46から出射されることになり、前面側から下方側、下斜め後方側に至る広い範囲に光を出射することができる。こうすることにより、後方に壁面を有する場所に配置した場合には、前面側への直接照明としての役割と後方の壁面等に反射した光による間接照明としての役割との両方の役割を一つの照明装置で果たすことができる。このとき、湾曲部44によって第一平面部42と第二平面部46とが滑らかに連接されているため、連続的に柔らかな印象を有する光を照射することができ、優れた美観を与えることができる。また、第一平面部42と第二平面部46との間でグレアが発生する可能性を未然に低減することができる。
また、導光部材40は後方から第一平面部42の方向に湾曲して延出する延出部48有し、この延出部48が本体部30に設けられた凹部34の一方側面34bの上に配置することによって本体部30に取り付けられるため、導光部材40を容易に取り付けることができる。このとき、延出部48は固定ビス36によって固定されるため、導光部材40が本体部30から脱落する可能性を未然に低減している。
更に、第一平面部42の上端面は棚10の下面よりも上方に位置しているため、棚10の下側のみに位置する場合と比較して、より高い位置を照らすことができる。言い換えると、より広範囲に光を照射することができる。
更にまた、入射端面48aと反対側の端面48bは、端面48bの一部が棚10の方向を向いていることになり、入射端面48aから入射した光の一部を棚10の方向に光を照射することができる。言い換えると、上方向だけで無く、棚10の内側方向にも光を照射することができるため、より広範囲に光を照射し、棚10の利便性を向上することができる。
そして、光源50は、平面発光型の発光ダイオードであるため、白熱電球と比較して、消費電力を低減し省電力に資する。また、小型化することが可能となるため、照明装置20を小型化し、棚10の下側のスペースが狭い場合であっても、照明装置20を取り付けることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態では、光源50は凹部34の底面に設けるものとしたが、図6に示すように、導光部材40の反対側の端面に対向する位置に設けるものとしてもよい。こうすることにより、光源50を第一平面部42に近づけることができるため、前面方向をより明るく照らすことができる。このとき、光源50は、図6に示すように、コの字形状の部材によって固定されていても良い。こうすれば、導光部材40の両主面側に光が出射されることがない。こうすることにより、光源50からの光が直接出射され、導光部材40で拡散されることなく強い光が出射される可能性を未然に低減することができる。また、光源50は、導光部材40の端面に対向する位置と凹部34の底面との両方の位置に設けるものとしてもよい。こうすれば、前面側だけでなく、下斜め後方側も同時に明るくすることができる。また、凹部34は、導光部材40を固定可能であればこの形状に限定されるものではなく、例えば、C型鋼のように一部が凹んだ形状の部材が別途設けられていてもよい。なお、ここで図6は、照明装置20の他の実施の形態の一例を示す断面図である。
上述した実施の形態では、傾斜面48bが棚10の方向を向いているものとしたが、図7に示すように、入射端面48aと反対側の端面が他方主面側に湾曲していても良い。こうすれば、傾斜面48bによって棚10の内側を照らす場合と比較して、より棚10の中を明るく照らすことができ、棚10の利便性をより向上させることができる。
上述した実施の形態では、導光部材40を用いるものとしたが、図8に示すように、導光部材40に代えて、導光部材140を用いても良い。この場合も上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、導光部材140は、導光部材40と比較すると、湾曲部44の湾曲角度が大きく、第二平面部46の他方主面側が下方向側を向いている。こうすることにより、導光部材40と比較して下方向に照射される光を増やすことができる。言い換えると、湾曲部44の湾曲角度を変化させることで、光が多く照射される位置を変更し、所望の美観を与えることができる。
上述した実施の形態では、光源50は、平面発光型の白色の発光ダイオードとしたが、平面発光型に限定されるものでなく、側面発光型、砲弾型等いずれのタイプであってもよい。また、光源50の光の色は、白色に限定するものではなく、例えば、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色又は紫色のいずれかの色若しくはそれらの色の組み合わせ等であってもよい。更に、光源50として白色の発光ダイオードを使用し、光源50と導光部材40との間に、透明カラーフィルム等の有色透明のフィルム又はシートを配して有色の光としてもよい。いずれの場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、導光部材40は、メタクリル樹脂製であるものとしたが、光が内部を通過可能な透明な樹脂であれば特に限定されるものではなく、例えば、メチルメタクリレートやエチルメタクリレート等のメタクリル樹脂の他、メチルアクリレート、エチルアクリレート等のアクリル製樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレン等の樹脂を使用することができる。また、可視光を拡散可能な微粒子状の拡散剤を添加してもよい。いずれの場合も、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、凹部34は水平方向に開口するものとしたが、開口方向は水平方向に限定されるものではなく、水平方向よりも上方向に開口が向いていても良い。こうすれば、凹部34に延出部48を挿入した際、自重により底面34aの方向に移動することになるので、挿入した後に延出部48が脱落し、本体部30から導光部材40が離脱する可能性を未然に低減することができる。
上述した実施の形態では、本体部30の表面は鏡面とであるものとしたが、白色の焼き付け処理を施しても良いし、反射シートを貼着してもよい。こうすることにより、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、拡散ドット49は、四角錐形状の凹部であり、拡散ドット49の各辺の長さが約0.6mm、深さが約0.4mmであり、隣り合う四角錐型の拡散ドット49間のピッチが2.0mmに形成されているものとしたが、これに限定されるものではなく、適宜好適なサイズを選択することができる。四角錐型の拡散ドット49の各辺の長さは、例えば、0.2mm〜1.5mmで選択してもよい。また、四角錐型の拡散ドット49の深さは、例えば、0.4mm〜0.8mmで選択してもよい。更に、隣り合う四角錐型の拡散ドット49間のピッチは、例えば、1.5mm〜8.0mmのピッチの間から適宜選択してもよいし、1.5mm〜3.0mmであってもよい。いずれの場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、拡散ドット49は導光部材40の一方主面側全体に設けられているものとしたが、一方主面側と他方主面側との主面の両側全体に設けられていてもよい。このような場合も、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、拡散ドット49は、導光部材40の一方主面側全体ではなく、いずれか任意の部分にのみ設けられていてもよい。例えば、第一平面部42、湾曲部44及び第二平面部46の一方主面側に設けられていてもよい。こうすれば、主面全体に拡散ドット49を設ける場合と比較して、拡散ドット49を形成する労力を低減することができる。また、拡散ドット49の配置位置により特定の文字や模様等を表しても良い。こうすれば、照明装置から照射される光により、特定の意味やメッセージ性を持たせることができる。更に、拡散ドット49が設けられる場所によって拡散ドットの各辺の長さや深さ、拡散ドット49間のピッチを変更してもよい。例えば、第一平面部42に配置された拡散ドット49間のピッチを他の場所と比較してより短くすれば、第一平面部42がより明るくなり、前面方向をより明るくすることができる。このように、拡散ドット49の形状等を変化させることにより、正面方向を明るくしたり下方を明るくしたりと明るくなる位置を変化させたり、間接照明としての機能と直接照明としての機能を変化させたりと、所望の美観を演出することができる。
上述した実施の形態では、拡散ドット49は四角錐形状の凹部であるものとしたが、拡散ドット24として形成される拡散凹部の形状及び大きさは、特に限定するものではない。適宜様々な形状及び大きさの拡散凹部からなる拡散ドット24を採用することができる。例えば、図9Bは、円錐側の拡散凹部からなる拡散ドット49を示している。図9Cは、四角柱型の拡散凹部からなる拡散ドット49を示している。図9Dは、四角錐台形の拡散凹部からなる拡散ドット49を示している。図9Eは、半球型の拡散凹部からなる拡散ドット49を示している。また作製方法としては、超音波加工、加熱加工、レーザー加工、切削加工等種々の加工方法を採用することができる。また、例えば、図9Fに示すように、凸状の膨らんだ拡散凸部であってもよい。拡散凸部は、クリーン印刷やシルク印刷等によって、盛り上がるように(凸状)主面に形成する。また、それぞれの拡散ドット49の大きさは、同じであっても異なっていても良い。例えば、入射端面48aから遠ざかるにつれて、四角錐型の拡散ドット49の各辺を徐々に長くしたり、四角錐型の拡散ドット49の深さを徐々に深くしたりしても良い。こうすれば、光源50から近く光が強い位置では拡散される光量が小さくなり、光源50から遠ざかるにつれて拡散される光量が大きくなるため、主面から照射される光の光量を均一に近づけることができる。
上述した実施の形態で示すように、照明分野、特に、天井付近等の上部に設けられた棚の前面方から下方を照らす照明装置として利用することができる。
10…棚、20…照明装置、24…拡散ドット、30…本体部、31…連結部材、
31a…先端部、32…台部、32a…取り付け孔、33…保護壁、34…凹部、
34a…底面、34b…一方側面、34c…他方側面、36…固定ビス、
38…スライド孔、38a…入射端面、39…基部、40…導光部材、
42…第一平面部、44…湾曲部、46…第二平面部、48…延出部、
48a…入射端面、48b…傾斜面、49…拡散ドット、50…光源、52…基板、
60…側面部材、140…導光部材。

Claims (8)

  1. 前面側から収納物の出し入れが可能な収納部の下方に設けられる照明装置であって、
    前記収納部の下面に取り付け可能な本体部と、
    前記本体部に取り付けられた複数の光源と、
    前記本体部に取り付けられ、入射端面から入射した前記光源から照射された光を一方主面に設けられた複数の拡散ドット又は拡散凸部で拡散し、出射する導光部材と、
    を備え、
    前記導光部材は、前記光を前面方向に拡散し、出射する第一平面部と、前記第一平面部の下方向から後方向に湾曲する湾曲部と、前記光を下方向又は下斜め後方向に拡散し、出射する第二平面部と、を有することを特徴とする、
    照明装置。
  2. 前記第二平面部は、前記第一平面部の方向に湾曲して延出する延出部を有し、
    前記本体部は、前記延出部を下方から支持する支持面を有し、
    前記導光部材は、前記延出部の主面が前記支持面によって支持されることにより前記本体部に取り付けられることを特徴とする、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第一平面部の端面は、前記収納部の下面よりも上方に位置することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記導光部材の前記入射端面と反対側の端面は、少なくとも一部が前記収納部の方向を向いていることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記第一平面部は、一方端側が前記一方主面側に湾曲していることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 複数の前記光源は、前記導光部材の両端面とそれぞれ対向する位置に配置されていることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記本体部及び前記導光部材の側面を覆う金属製の側面部材と、
    を備え、
    前記本体部と前記側面部材とが当接していることを特徴とする、
    照明装置。
  8. 前記光源は、平面発光型の発光ダイオードであることを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。




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