JP6000035B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置等に関するものである。
タッチパネルなどの入力面を備えた表示面を有する電子機器が広く普及するなか、ユーザが当該電子機器に手書き入力を行う機会が増えている。例えば、タブレット型端末をはじめとする情報端末や一部の家庭用ゲーム機においては、ユーザが指やスタイラスなどの指示具で手書き操作を行うことにより、文字や図形などを入力する形態が一般的である。
したがって、上記電子機器における手書き入力の利便性を向上させる技術が、広く開発されている。例えば、下記の特許文献1には、2つのタッチ領域が検出された場合、両タッチ領域の面積を比較し、小面積のタッチ領域を有効とし、大面積のタッチ領域を無効とするタッチパネル装置が開示されている。
また、下記の特許文献2には、所望の操作キーの操作のみを無効にし、その無効操作を簡易に行うことができる表示機能付き端末装置が開示されている。さらに、下記の特許文献3には、表面と接触する様々な手の部分を識別する方法が開示されている。
特開2006−039686号公報(2006年02月09日公開) 特開2009−181244号公報(2009年08月13日公開) 特開2012−099161号公報(2012年05月24日公開)
上記電子機器を長時間使用することによって、当該電子機器を把持する手に疲労がたまると、ユーザは当該電子機器を持ち替えたり、両手持ちしたりすることが必要となる。特に、スマートフォンなどの小型の機器よりも筐体の大きい(したがって重量が大きい)タブレット型端末では、ユーザは疲労を感じやすい。
ここで、例えばユーザが上記電子機器を片方の手からもう片方の手(例えば左手から右手)に持ち替える場合、後から当該電子機器を支えるもう片方の手が、上記入力面に接触することが多い。上記入力面を備えた表示面の筐体に占める割合が増加するに伴って、当該筐体において把持可能な部分が減少しているからである。
上記場合において、上記の特許文献1に記載されたタッチパネル装置に例示される従来の電子機器は、上記接触によって当該電子機器に入力のための操作が行われたと誤認識する。したがって、ユーザが電子機器を持ち替えたい場合であっても、従来の電子機器は、ユーザの意図しない入力を受け付けてしまう。上記の特許文献2および3に記載された従来の技術においても、同様の問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力面で検知した情報を識別し、ユーザが容易に筐体を把持できるようにすることによって、ユーザの利便性を向上させる情報処理装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置であって、前記指定された位置に加わる圧力を計測する第1の計測手段と、前記入力面によって第1の指定位置が検知され、前記第1の計測手段によって当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、前記第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、前記第1の圧力より小さいか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段によって前記第1の圧力より小さくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付ける入力手段とを備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置の制御方法であって、前記入力面によって第1の指定位置が検知され、当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、前記第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、前記第1の圧力より小さいか否かを判定する第1の判定ステップと、前記第1の判定ステップにおいて前記第1の圧力より小さくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付ける入力ステップとを含んでいる。
本発明の一態様に係る情報処理装置および当該装置の制御方法は、入力面によって検知された指定位置が、当該情報処理装置を操作するユーザの指によるものか、当該情報処理装置を把持するユーザの指によるものかを識別し、後者によって入力された情報のみを棄却できる。これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。
したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置および当該装置の制御方法は、ユーザに当該情報処理装置の筐体を容易に把持させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係るタブレット型端末の要部構成を示すブロック図である。 ユーザが左手に把持した上記タブレット型端末を、右手に持ち替える場合の一連の動作を表した模式図であり、(a)はユーザが当該タブレット型端末を左手で把持している様子を示し、(b)は両手で把持している様子を示し、(c)は右手で把持している様子を示す。 2つの指定位置のそれぞれに加わる圧力の時間遷移を示すグラフである。 (a)は、上記タブレット型端末の外観例を表した模式図であり、(b)は、ユーザによる当該タブレット型端末の操作例を表した模式図である。 上記タブレット型端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図1〜図5に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔タブレット型端末100の概要〕
図1に基づいて、タブレット型端末100の概略を説明する。図1は、タブレット型端末100の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、タブレット型端末(情報処理装置)100は、ユーザにより指定された位置(以下「接触位置」または「指定位置」とも称する)を検知可能な入力面41を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置である。
図2に基づいて、タブレット型端末100の基本的な動作を説明する。図2は、ユーザが左手に把持したタブレット型端末100を、右手に持ち替える場合の一連の動作を表した模式図であり、(a)はユーザが当該タブレット型端末を左手で把持している様子を示し、(b)は両手で把持している様子を示し、(c)は右手で把持している様子を示す。
図2の(a)に示すように、タブレット型端末100は、ユーザが当該タブレット型端末を把持することによって接触した指の位置(指定位置1a)を検知し、当該指定位置に加わる圧力(第1の圧力)6aを計測する。当該圧力が圧力しきい値を超過している場合、タブレット型端末100は、指定位置(第1の指定位置、指定された位置)1aを入力された情報として受け付けない。
図2の(b)に示すように、ユーザがタブレット型端末100を両手で把持することによって、指定位置(第2の指定位置、指定された位置)1bがさらに検知された場合、当該タブレット型端末は、当該指定位置に加わる圧力(第3の圧力)6bを計測する。また、当該タブレット型端末は、指定位置1aに加わる圧力(第2の圧力)6cを新たに計測する。なお、タブレット型端末100は、所定の時間間隔で指定位置に加わる圧力を計測することにより、当該圧力の最も新しい値を常に取得している。
タブレット型端末100は、圧力6cが当初計測した圧力6aよりも小さいか否かを判定する。圧力6cが圧力6aより小さくない場合、タブレット型端末100は、指定位置1bは当該タブレット型端末を操作するユーザ操作7aによるものと判定し、指定位置1bによって入力される情報を受け付ける。
一方、圧力6cが圧力6aより小さい場合、タブレット型端末100は、指定位置1bは当該タブレット型端末を把持する指によるものと判定し、指定位置1bによって入力される情報を受け付けない。ユーザがタブレット型端末100を両手で把持した場合、圧力6aの一部が指定位置1bによって肩代わりされることにより、圧力6cは圧力6aよりも小さくなるためである。
したがって、タブレット型端末100は、圧力6cが圧力6aより小さい場合、指定位置1bは当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものと判定できる。これにより、タブレット型端末100は、指定位置1bによって入力される情報を棄却できる。
なお、タブレット型端末100は、指定位置1bだけでなく、当該指定位置を含む所定の領域の内部にある接触位置も受け付けなくともよい。指先だけでなく、当該指の他の部分や手のひら等も入力面41に接触することが通常であり、当該接触によって入力される情報も棄却する必要があるからである。
また、タブレット型端末100は、圧力6bと圧力6cとの和(以下「圧力和」とも称する)が、当初計測した圧力6aと略等しいか否かを判定してもよい。略等しくない場合、タブレット型端末100は、指定位置1bは当該タブレット型端末を操作するユーザ操作7aによるものと判定し、指定位置1bによって入力される情報を受け付ける(この場合、圧力和は圧力6aよりも大きくなることが通常である)。
一方、圧力和が圧力6aと略等しい場合、タブレット型端末100は、指定位置1bは当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものと判定し、指定位置1bによって入力される情報を受け付けない。
図3に基づいて、タブレット型端末100が上記処理を実行する根拠を説明する。図3は、2つの指定位置(指定位置1aおよび指定位置1b)のそれぞれに加わる圧力の時間遷移を示すグラフである。
図3に示すように、ユーザは左手に把持したタブレット型端末100を右手に持ち替える動作を、時刻Aから開始している。時刻Bにおいて、それぞれの手で支える加重が等しくなり、時刻Cにおいて、持ち替えが完了している。ここで、圧力和と圧力6aとは、略等しい。ユーザが手で支える加重は一定だからである。
したがって、タブレット型端末100は、圧力和が圧力6aと略等しい場合、指定位置1bは当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものと判定できる。これにより、タブレット型端末100は、指定位置1bによって入力される情報を棄却できる。
なお、図2の(c)に示すように、ユーザが持ち替えを完了した後も、タブレット型端末100は指定位置1bによって入力される情報を棄却してよい。
前述したように、従来の電子機器を片方の手からもう片方の手に持ち替える場合、後から当該電子機器を支えるもう片方の手が入力面に接触すると、当該従来の電子機器は、当該接触によって当該電子機器に入力のための操作が行われたと誤認識する。したがって、ユーザが電子機器を持ち替えたい場合であっても、従来の電子機器は、ユーザが意図しない入力を受け付けてしまうという問題がある。
これに対して、タブレット型端末100は、入力面41によって検知された指定位置1aまたは指定位置1bが、当該タブレット型端末を操作するユーザの指によるものか、当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものかを識別し、後者によって入力された情報のみを棄却できる。これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、タブレット型端末100の筐体を把持するために入力面41に接触できる。
したがって、タブレット型端末100は、ユーザに筐体を容易に把持させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
〔タブレット型端末100の外観および操作例〕
図4に基づいて、タブレット型端末100の外観および操作の一例を説明する。図4の(a)は、タブレット型端末100の外観例を表した模式図であり、図4の(b)は、ユーザによるタブレット型端末100の操作例を表した模式図である。
図4の(a)に示すように、タブレット型端末100は、入力面41、表示面72、および電源スイッチ43を備える。
なお、各構成が有する機能を明示するために、図1は入力面41と表示面72とを分離して示すが、例えば入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、図4の(a)に示すように、両者は一体として構成されてよい。これにより、入力面41に対するスタイラス4の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
図4の(b)に示すように、ユーザはスタイラス4を用いて入力面41をタッチし、タブレット型端末100に当該入力面における位置を指定することにより(入力面上の座標を与えることにより)、アイコンを選択するなどの指示を特定可能な情報を、タブレット型端末100に与えることができる。
なお、図4の(b)は、ユーザがタブレット型端末100を左手で把持し、右手に把持したスタイラス4を入力面41に接触させる様子を図示した。しかし、ユーザがタブレット型端末100またはスタイラス4を把持する手は、右手であってもよいし、左手であってもよい。
また、ユーザはタブレット型端末100を操作するために、スタイラスなどの指示具ではなく指を用いることもできる。すなわち、本記載をとおして、「スタイラス」および「指示具」には「ユーザの指」が含まれる。
さらに、「ユーザが入力面にスタイラスを接触させる」として説明した。しかし、入力面41が、例えばスタイラスの近接を検知可能なタッチパネルである場合、タブレット型端末100は、入力面41に対するスタイラスの近接を検出することによっても、接触の場合と同様に動作可能である。
上記のように、タブレット型端末100は携帯可能な情報処理装置である。ここで、タブレット型端末100と同等の機能は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータなどでも実現できることに注意する。すなわち、所定の動作に必要な情報を取得可能な電子機器でありさえすれば、端末はタブレット型端末でなくともよい。
〔タブレット型端末100の構成〕
図1に基づいて、タブレット型端末100の構成を説明する。なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した(例えば、図4は電源スイッチ43を示すが、図1はこれを省略した)。ただし、実施の実情に則して、タブレット型端末100は当該省略した構成を含んでもよい。
以下、入力面41、計測部20(圧力計測部21、面積計測部22)、判定部30(圧力和判定部31、しきい値判定部32)、変化検知部50、情報入力部10、表示部70(表示制御部71、表示目72)の順序で各構成が担う機能を説明する。
入力面41は、接触したユーザの指またはスタイラス4の当該入力面上における位置の情報を含む入力信号5を、圧力計測部21、面積計測部22、および変化検知部50に出力する。なお、入力面41は、入力信号5を出力可能な機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
計測部20は、接触位置に加えられた圧力、および接触位置の面積を計測可能な各種センサを備えた機器である。計測部20は、圧力計測部21と面積計測部22とを含む。
圧力計測部(第1の計測手段)21は、入力面41から入力された入力信号5に基づいて、指定位置に加わる圧力を計測し、当該圧力を示す圧力情報2aを圧力和判定部31およびしきい値判定部32に出力する。
面積計測部(第2の計測手段)22は、入力面41から入力された入力信号5に基づいて、接触位置の入力面41に接触した面積(入力面41に接触した指の面積、以下「接触面積」ともいう)を計測し、当該面積を示す面積情報2bを圧力計測部21に出力する。
なお、面積計測部22から面積情報2bが入力された場合、圧力計測部21は当該面積情報に応じた圧力を計測できる。すなわち、入力面41に加わる圧力が強いほど、ユーザの指の接触面積が増加することから、圧力計測部21は、例えば面積情報2bを入力とする所定の関数計算(例えば比例計算)を行うことによっても圧力情報2aを取得できる。また、入力面41が静電容量方式を採用したタッチパネルの場合、特別なセンサを搭載しなくとも、面積計測部22は接触面積を従来の技術により取得可能である。
判定部30(第1の判定手段)は、圧力計測部21から入力された圧力情報2aに基づいて、入力面41によって検出された接触が、当該タブレット型端末を操作するユーザの指によるものか、当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものかを識別する。
すなわち、判定部30は、入力面41によって指定位置1aが検知され、圧力計測部21によって指定位置1aに加わる圧力6aが計測されている場合に、指定位置1bがさらに検知されたとき、指定位置1aにおいて新たに計測される圧力6cが、圧力6aより小さいか否かを判定する。
具体的には、圧力和判定部31は、圧力計測部21から圧力情報2aが入力されると、当該圧力情報が示す圧力6cが、圧力6aより小さいか否かを判定し、その判定結果3aを情報入力部10に出力する。判定部30は、圧力和判定部31としきい値判定部32とを含む。
圧力和判定部(第1の判定手段)31は、指定位置1bに加わる圧力6bと圧力6cとの和(圧力和)が、圧力6cと略等しいか否かを判定する。具体的には、圧力和判定部31は、圧力計測部21から圧力情報2aが入力されると、当該圧力情報が示す圧力6bと圧力6cとの和(圧力和)が、圧力6aと略等しいか否かを判定し、その判定結果3aを情報入力部10に出力する。
しきい値判定部(第2の判定手段)32は、圧力計測部21から入力された圧力情報2aが示す圧力が、圧力しきい値を超過したか否かを判定し、その判定結果3bを情報入力部10に出力する。
圧力しきい値(所定のしきい値)λは、例えば以下の式で表される。
Figure 0006000035
ここで、mはタブレット型端末100の重量(kg)、gは重力加速度(m/s)、μは静止摩擦係数を表す。m=0.220、g=9.80665、μ=0.4のとき、上式によれば、圧力情報2aによって示される圧力の値がλ=5.3936575≒5.4(N)を超える場合、しきい値判定部32は、当該圧力の値が圧力しきい値を超過したことを示す判定結果3bを情報入力部10に出力する。
変化検知部(検知手段)50は、入力面41における位置を指定するユーザ操作7aが当該入力面に沿って移動することにより、指定位置が変化したことを検知する。
具体的には、変化検知部50は、入力面41から入力される入力信号5に含まれる指定位置の情報を取得する。そして、変化検知部50は、当該指定位置の前回値と比較し、両者が略同一であれば指定位置が変化していないことを示す検知結果7cを、当該指定位置の今回値とともに情報入力部10に出力する。一方、両者が略同一でなければ、変化検知部50は指定位置が変化していることを示す検知結果7cを、当該指定位置の今回値とともに情報入力部10に出力する。
バットを握りやすい場所を探すために、打者がグリップを把持する手を当該グリップ上でずらすことによって把持する位置を調整するように、タブレット型端末100を把持しやすい位置を探すために、ユーザが当該タブレット型端末を把持する手を入力面41の上でずらすことによって把持する位置を調整することがあり得る。また、タブレット型端末100を把持する指によって、表示が遮蔽されることもあり得る。
上記のように、指定位置が変化したことを変化検知部50が検知するため、入力面41に指を接触させた状態でタブレット型端末100の筐体を把持した後、当該入力面において指を移動させることにより、ユーザはより把持に適した位置を探すことができる。したがって、タブレット型端末100は、ユーザに当該タブレット型端末の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
ここで、変化検知部50は、ユーザが一瞬(例えば100ミリ秒)だけ入力面41からタブレット型端末100を把持する指を離し、再び接触させた場合も、指定位置が変化したことを検知してよい。
情報入力部(入力手段)10は、判定部30から圧力6cが圧力6aより小さくないことを示す判定結果3aが入力された場合、指定位置1bを入力された情報として受け付け、当該指定位置によって特定される入力情報7bを表示制御部71に出力する。
また、情報入力部10は、圧力和判定部31から圧力和が圧力6aと略等しくないことを示す判定結果3aが入力された場合、指定位置1bを入力された情報として受け付け、当該指定位置によって特定される入力情報7bを表示制御部71に出力してもよい。
また、情報入力部10は、しきい値判定部32から圧力6aが圧力しきい値を超過しないことを示す判定結果3bが入力された場合、指定位置1aを入力された情報として受け付け、当該指定位置によって特定される入力情報7bを表示制御部71に出力する。
さらに、情報入力部10は、指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報として受け付けていない場合に、変化検知部50から当該指定位置が変化したことを示す検知結果7cが入力された場合、変化した後の指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報としてなお受け付けない。
例えば、「YES」または「NO」をユーザに選択させるダイアログがポップアップで表示された場合、当該表示が変化したことにより、情報入力部10が指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報として受け付けてしまうと、例えば当該指定位置に上記ダイアログのボタンが表示されたことにより、ユーザの意図しない選択肢が選ばれてしまうという不具合が考えられる。
したがって、こうした不具合を回避するために、情報入力部10は、指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報として受け付けていない場合、表示面72に表示されるコンテンツの変化にかかわらず、当該指定位置を入力された情報としてなお受け付けなくともよい。
また、例えばタブレット型端末100によって実行されるアプリケーションが切り替えられた場合、情報入力部10が指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報として受け付けてしまうと、例えば切り替えられた後のアプリケーションに、ユーザの意図しない入力が行われてしまうという不具合が考えられる。
したがって、こうした不具合を回避するために、情報入力部10は、指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報として受け付けていない場合、タブレット型端末100によって実行される処理の変化にかかわらず、当該指定位置を入力された情報としてなお受け付けなくともよい。
上記のように、情報入力部10がコンテンツや処理の変化にかかわらず、指定位置1aまたは指定位置1bを入力された情報としてなお受け付けないことにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、タブレット型端末100は、ユーザに当該タブレット型端末の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
表示部70(出力手段)は、情報入力部10によって指定位置1aまたは指定位置1bが入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力する。例えば、表示部70は、明度を下げて(または明度を上げて)指定位置の周囲を表示したり、指定位置が凹部となるように表示したりしてよい。
あるいは、表示部70は、スピーカ(図1において図示せず)から所定の音を出してもよい。さらに、表示部70は、変化検知部50によって指定位置が変化していることが検知された場合、当該指定位置の変化に追従して上記表示や所定の音を変化させてもよい。
これにより、タブレット型端末100は、指定位置1aまたは指定位置1bは当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものと判定していることを、ユーザに明示することができ、ユーザに安心感を与えることができる。
なお、表示部70は、変化検知部50によって変化したことが検知されない場合、(すなわち、ユーザによるタブレット型端末100の利用状況が変化しない場合)、情報入力部10によって指定位置1aまたは指定位置1bが入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力することを中断してもよい。
あるいは、表示部70は、所定の一定時間(例えば、指定位置の変更が行われている場合や、行われた後の一定時間など)だけ出力してもよい。これにより、タブレット型端末100は、表示面72に表示される内容の視認性を向上させることができる。
また、例えばタブレット型端末100によって写真が全画面表示された場合など、上記出力によって視認性が悪化することがある。したがって、表示部70は、タブレット型端末100によって所定の処理が実行されている場合、上記出力を中断してもよい。
さらに、表示部70は、ユーザがタブレット型端末100の使用を再開した場合、または(例えば、タブレット型端末100の筐体を転倒させるなど、入力面41の地面に対する向きを変更することにより)ユーザがタブレット型端末100の表示の向きを変更した場合、情報入力部10によって入力された情報として受け付けられていなかった指定位置1aまたは指定位置1bを、ユーザが認識可能に出力してもよい。
これにより、タブレット型端末100は、指定位置1aまたは指定位置1bが当該タブレット型端末によって情報として受け付けられていなかったことを、ユーザに思い出させることができるため、ユーザに安心感を与えることができる。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
表示制御部71は、入力情報7bに応じた処理の結果を表示面72に表示できるように、表示用データ7dを表示面72へ出力する。表示用データ7dは、例えばビットマップ形式の画像であってよいし、他の形式に従う画像、またはその他表示に適したデータ形式であってもよい。なお、表示制御部71は、表示すべき内容を表示用データ7dへ形式変換できるものを含んでいればよく、例えば一般的なディスプレイアダプタでよい。
表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ7dを表示する装置である。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、表示機能を有する装置(例えば、表示制御部71から入力された表示用データ7dに基づき、表示素子を駆動するドライバ回路を備えた装置)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。
なお、図1には示していないが、タブレット型端末100は、指定位置の時間変化や圧力しきい値を格納するための記憶部を備えてよい。なお、記憶部は、例えばハードディスク、半導体メモリ、DVD等で構成できる。また、記憶部は、タブレット型端末100に内蔵される機器であってもよいし、タブレット型端末100の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
〔タブレット型端末100が実行する処理〕
図5に基づいて、タブレット型端末100が実行する処理の流れを説明する。図5は、タブレット型端末100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
入力面41が第1の接触(指定位置1a)を検知すると(ステップ1においてYES:以下「ステップ1」を「S1」のように略記する)、圧力計測部21は指定位置1aに加わる圧力6aを計測する(S2)。次に、しきい値判定部32が、当該圧力が圧力しきい値(5.4N)を超過しているか否かを判定する(S3)。
当該圧力が圧力しきい値を超過していない場合(S3においてNO)、情報入力部10は、指定位置を入力された情報として受け付ける(S9)。
一方、当該圧力が圧力しきい値を超過している場合に(S3においてYES)、入力面41が第2の接触(指定位置1b)を検知すると(S4においてYES)、圧力計測部21は指定位置1bに加わる圧力6bを計測する。また、圧力計測部21は、指定位置1aに加わる圧力6cを新たに計測する(S5)。
判定部30は、圧力6cが圧力6aよりも小さいか否かを判定する(第1の判定ステップ)。ここで、圧力和判定部31が、圧力6bと圧力6cとの和(圧力和)が、圧力6aと略等しいか否かを判定してもよい(S7、第1の判定ステップ)。判定部30によってより小さくないと判定される場合、または圧力和判定部31によって略等しいと判定される場合(S7においてYES)、情報入力部10は指定位置1bを入力された情報として受け付ける(S9、入力ステップ)。
一方、小さくない(略等しい、またはより大きい)と判定される場合(S7においてNO)、入力面41が指定位置1aまたは指定位置1bを検知しなくなるまで(S8においてNO)、タブレット型端末100は上記S5〜S7の処理を繰り返す。
〔タブレット型端末100が奏する効果〕
タブレット型端末100は、入力面41によって検知された指定位置1が、当該タブレット型端末を操作するユーザの指によるものか、当該タブレット型端末を把持するユーザの指によるものかを識別し、後者によって入力された情報のみを棄却できる。これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面41に接触できる。
したがって、タブレット型端末100は、ユーザに筐体を容易に把持させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る情報処理装置(タブレット型端末100)は、
(1)ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置であって、
(2)前記指定された位置に加わる圧力を計測する第1の計測手段と、
(3)前記入力面によって第1の指定位置が検知され、前記第1の計測手段によって当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、前記第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、前記第1の圧力より小さいか否かを判定する第1の判定手段と、
(4)前記第1の判定手段によって前記第1の圧力より小さくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付ける入力手段とを備えている。
本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、
(1)ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置の制御方法であって、
(2)前記入力面によって第1の指定位置が検知され、当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、前記第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、前記第1の圧力より小さいか否かを判定する第1の判定ステップと、
(3)前記第1の判定ステップにおいて前記第1の圧力より小さくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付ける入力ステップとを含んでいる。
前述したように、従来の電子機器を片方の手からもう片方の手に持ち替える場合、後から当該電子機器を支えるもう片方の手が入力面に接触すると、当該従来の電子機器は、当該接触によって当該電子機器に入力のための操作が行われたと誤認識する。したがって、ユーザが電子機器を持ち替えたい場合であっても、従来の電子機器は、ユーザが意図しない入力を受け付けてしまうという問題がある。
これに対して、上記構成によれば、本発明の一態様に係る情報処理装置および当該装置の制御方法は、入力面によって第1の指定位置が検知され、当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、先に計測された第1の圧力より小さいか否かを判定する。
これにより、上記情報処理装置等は、(a)入力面によって検知された第2の指定位置が、当該情報処理装置を操作するユーザの指によるものか、(b)当該情報処理装置を把持するユーザの指によるものかを識別できる。ユーザが上記情報処理装置を両手で把持した場合、第1の圧力の一部が第2の指定位置によって肩代わりされることにより、第2の圧力は第1の圧力よりも小さくなるからである。
そして、上記情報処理装置等は、上記第2の圧力が第1の圧力より小さくないと判定される場合、第2の指定位置を入力された情報として受け付ける。すなわち、上記情報処理装置等は、上記(b)と識別される場合は第2の指定位置を入力された情報として受け付けない。
これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置および当該装置の制御方法は、ユーザに当該情報処理装置の筐体を容易に把持させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置では、
(1)前記第1の判定手段は、前記第2の圧力と前記第2の指定位置に加わる第3の圧力との和が、前記第1の圧力と略等しいか否かをさらに判定し、
(2)前記入力手段は、前記判定手段によって略等しくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付けてもよい。
上記第3の圧力は、第2の指定位置によって肩代わりされた第1の圧力の一部と略等しくなることが多い。ユーザが支える上記情報処理装置の重量は、当該情報処理装置を把持する態様によっては変わらないからである。上記構成により、上記情報処理装置は、上記(a)および(b)をより正確に識別できる。
これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
(1)前記第1の計測手段によって計測された第1の圧力が所定のしきい値を超過したか否かを判定する第2の判定手段をさらに備え、
(2)前記入力手段は、前記第2の判定手段によって所定のしきい値を超過しないと判定される場合、前記第1の指定位置を入力された情報として受け付けてよい。
すなわち、上記構成によれば、本発明の一態様に係る情報処理装置は、計測した圧力としきい値とを比較するという簡単な方法により、上記(a)および(b)を識別できる。そして、後者と識別される場合、上記情報処理装置は第1の指定位置を入力された情報として受け付けない。
これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
(1)前記入力面における位置を指定するユーザの操作が当該入力面に沿って移動することにより、前記指定された位置が変化したことを検知する検知手段をさらに備え、
(2)前記入力手段は、前記指定された位置を入力された情報として受け付けていない場合に、前記検知手段によって当該指定された位置が変化したことが検知されたとき、変化した後の指定された位置を入力された情報としてなお受け付けなくともよい。
上記構成によれば、入力面に指を接触させた状態で上記情報処理装置の筐体を把持した後、当該入力面において指を移動させることにより、ユーザはより把持に適した位置を探すことができる。
したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
(1)前記入力手段によって指定された位置が入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力する出力手段をさらに備えてよい。
上記構成によれば、上記情報処理装置は、第1の指定位置または第2の指定位置は当該情報処理装置を把持するユーザの指によるものと判定していることを、ユーザに明示することができる。
したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置では、
(1)前記入力手段によって指定された位置が入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力する出力手段をさらに備え、
(2)前記出力手段は、前記検知手段によって変化したことが検知されない場合、前記入力手段によって指定された位置が入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力することを中断してもよい。
上記構成によれば、上記情報処理装置は、当該情報処理装置が出力する内容をユーザが認識しやすくすることができる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
(1)前記指定された位置の前記入力面に接触した面積を計測する第2の計測手段をさらに備え、
(2)前記第1の計測手段は、前記第2の計測手段によって計測された面積に応じた圧力を計測してよい。
入力面に加わる圧力の強さと、ユーザの指が当該入力面に接触する面積との間には、相関関係が認められることが多い。上記構成によれば、上記情報処理装置は、面積を入力とする所定の計算を行うことによって圧力を計測できる。
これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置では、
(1)前記入力手段は、前記指定された位置を入力された情報として受け付けていない場合、表示面に表示されるコンテンツの変化にかかわらず、当該指定された位置を入力された情報としてなお受け付けなくともよい。
上記構成によれば、上記情報処理装置は、ユーザによって指定された位置が入力された情報として受け付けられていない場合、当該情報処理装置が備えた表示面に表示されるコンテンツが切り替わったとしても、当該情報処理装置は、上記指定された位置を入力された情報として受け付けない。
これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置では、
(1)前記入力手段は、前記指定された位置を入力された情報として受け付けていない場合、前記情報処理装置が実行する処理の変化にかかわらず、当該指定された位置を入力された情報としてなお受け付けなくともよい。
上記構成によれば、上記情報処理装置は、ユーザによって指定された位置が入力された情報として受け付けられていない場合、当該情報処理装置によって実行される処理が切り替わったとしても、当該情報処理装置は、上記指定された位置を入力された情報として受け付けない。
これにより、ユーザは誤入力のおそれを意識することなく、筐体を把持するために入力面に接触できる。したがって、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザに当該情報処理装置の筐体をいっそう容易に把持させることができるため、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
なお、前記情報処理装置はコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを前記情報処理装置の各手段として動作させることにより、前記情報処理装置をコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
〔各実施の形態に含まれる構成(技術的手段)の組み合わせについて〕
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、タブレット型端末100の各ブロック(特に、制御部10に含まれるそれぞれのブロック)は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、タブレット型端末100は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備える。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるタブレット型端末100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記タブレット型端末100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、タブレット型端末100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明は、タブレット型端末、スマートフォン、パーソナルコンピュータなど、ユーザの操作により指定された入力面における位置を検知可能な電子機器等に広く適用できる。
1a 指定位置(第1の指定位置、指定された位置)
1b 指定位置(第2の指定位置、指定された位置)
6a 圧力(第1の圧力)
6b 圧力(第3の圧力)
6c 圧力(第2の圧力)
7a ユーザ操作(ユーザの操作)
10 情報入力部(入力手段)
21 圧力計測部(第1の計測手段)
22 面積計測部(第2の計測手段)
30 判定部(第1の判定手段)
31 圧力和判定部(第1の判定手段)
32 しきい値判定部(第2の判定手段)
41 入力面(入力面)
50 変化検知部(検知手段)
70 表示部(出力手段)
72 表示面(表示面)
100 タブレット型端末(情報処理装置)

Claims (12)

  1. ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置であって、
    前記指定された位置に加わる圧力を計測する第1の計測手段と、
    前記入力面によって第1の指定位置が検知され、前記第1の計測手段によって当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、前記第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、前記第1の圧力より小さいか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段によって前記第1の圧力より小さくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付ける入力手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の判定手段は、前記第2の圧力と前記第2の指定位置に加わる第3の圧力との和が、前記第1の圧力と略等しいか否かをさらに判定し、
    前記入力手段は、前記判定手段によって略等しくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の計測手段によって計測された第1の圧力が所定のしきい値を超過したか否かを判定する第2の判定手段をさらに備え、
    前記入力手段は、前記第2の判定手段によって所定のしきい値を超過しないと判定される場合、前記第1の指定位置を入力された情報として受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記入力面における位置を指定するユーザの操作が当該入力面に沿って移動することにより、前記指定された位置が変化したことを検知する検知手段をさらに備え、
    前記入力手段は、前記指定された位置を入力された情報として受け付けていない場合に、前記検知手段によって当該指定された位置が変化したことが検知されたとき、変化した後の指定された位置を入力された情報として受け付けないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記入力手段によって指定された位置が入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記入力手段によって指定された位置が入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力する出力手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記検知手段によって変化したことが検知されない場合、前記入力手段によって指定された位置が入力された情報として受け付けられていないことを、ユーザが認識可能に出力することを中断することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記指定された位置の前記入力面に接触した面積を計測する第2の計測手段をさらに備え、
    前記第1の計測手段は、前記第2の計測手段によって計測された面積に応じた圧力を計測することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記入力手段は、前記指定された位置を入力された情報として受け付けていない場合、表示面に表示されるコンテンツの変化にかかわらず、当該指定された位置を入力された情報としてなお受け付けないことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記入力手段は、前記指定された位置を入力された情報として受け付けていない場合、前記情報処理装置が実行する処理の変化にかかわらず、当該指定された位置を入力された情報としてなお受け付けないことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. ユーザにより指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記入力面によって第1の指定位置が検知され、当該第1の指定位置に加わる第1の圧力が計測されている場合に、第2の指定位置がさらに検知されたとき、前記第1の指定位置において新たに計測される第2の圧力が、前記第1の圧力より小さいか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにおいて前記第1の圧力より小さくないと判定される場合、前記第2の指定位置を入力された情報として受け付ける入力ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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