JP2013122711A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】自装置の側面に検知手段を設けることなく自装置の持ち手の左右を判別する。
【解決手段】情報処理装置100は、自装置が保持されている位置を検知するタッチパネル等からなる保持位置検知手段11と、自装置の動きを検知する加速度センサ等からなる動き検知手段12と、保持位置検知手段11によって検知された保持位置と動き検知手段12によって検知された動きの方向とを基に、自装置の持ち手が右なのか左なのかといった保持態様を判別する判別手段13とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】情報処理装置100は、自装置が保持されている位置を検知するタッチパネル等からなる保持位置検知手段11と、自装置の動きを検知する加速度センサ等からなる動き検知手段12と、保持位置検知手段11によって検知された保持位置と動き検知手段12によって検知された動きの方向とを基に、自装置の持ち手が右なのか左なのかといった保持態様を判別する判別手段13とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯型の情報処理装置等において当該装置の保持態様に応じた処理を行う際に用いて好適な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
スマートフォン等の携帯型の情報処理装置には、情報処理装置の保持態様に応じて、タッチパネル等の表示装置の表示態様を変化させるものがある。ここで、情報処理装置の保持態様とは、情報処理装置がどのような状態で保持されているのかということを意味する。この情報処理装置の保持態様には、例えば、情報処理装置がどの向きで保持されているのかという状態や、情報処理装置が右手と左手のどちらの持ち手で保持されているのかという状態が含まれる。例えば特許文献1や特許文献2に記載されている情報処理装置では、情報処理装置の側面に感圧センサ等を設け、その感知センサ等の出力に基づいて、情報処理装置が右手と左手のどちらの持ち手で保持されているのかが判別される。そして、特許文献1や特許文献2に記載されている情報処理装置では、保持態様に応じてユーザインターフェース(以下、UI)が変更される。例えば、左手持ちの片手操作であると判別されれば、左手持ちの片手操作用の画面表示が行われる。また、右手持ちの片手操作であると判別されれば、右手持ちの片手操作用の画面表示が行われる。また、両手操作であると判別されれば、両手操作用の画面表示が行われる。
上述した特許文献1や特許文献2に記載されている情報処理装置では、持ち手が右手なのかあるいは左手なのかを判別するため、感圧センサ、タッチセンサ等の検知手段を用いている。この検知手段は、情報処理装置が右手で保持されている場合の指や手の特徴や左手で保持されている場合の指や手の特徴を検知するために用いられる。情報処理装置の持ち手が右手である場合に検知される特徴と左手である場合に検知される特徴とは、検知手段を設ける位置で異なる。例えば、片手で操作するような情報処理装置では、装置の側面に検知手段を設けることで、右手である場合の特徴と左手である場合の特徴とが区別しやすくなる。そこで、特許文献1や特許文献2に記載されている情報処理装置では、この検知手段を情報処理装置の側面に設けている。すなわち、特許文献1や特許文献2に記載されている情報処理装置では、情報処理装置の保持態様を判別するために、情報処理装置の特定の位置に特定の検知手段を設けなければならず、構成部品が増加するとともに、外観および内部構造に影響が及び、設計の自由度が制約されてしまうという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知手段と、前記自装置の動きを検知する動き検知手段と、前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明の情報処理方法は、自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知過程と、前記自装置の動きを検知する動き検知過程と、前記保持位置検知過程で検知された保持位置と前記動き検知過程で検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別過程とを含むことを特徴とする。
また、本発明の情報処理プログラムは、自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知過程と、前記自装置の動きを検知する動き検知過程と、前記保持位置検知過程で検知された保持位置と前記動き検知過程で検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別過程とをコンピュータによって実行させることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置の側面に検知手段を設けることなく、ユーザが情報処理装置へ与えた動きから、右手左手どちらの持ち手かを検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態としての情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示した情報処理装置100は、保持位置検知手段11と、動き検知手段12と、判別手段13とを含んでいる。情報処理装置100は、例えばタッチパネルと加速度センサとを搭載する携帯端末であり、携帯電話、スマートフォンのほか、ゲーム機、タブレットPC(PC=パーソナルコンピュータ)、ノートPC等として構成することができる。
保持位置検知手段11は、タッチパネル等を用いて構成され、ユーザの指(あるいは手)による自装置の保持位置を検知する。保持位置検知手段11は、例えば、ユーザによって自装置(すなわち情報処理装置100)が回転させられて上下逆さまに持ち直される際にその回転の支点として自装置を保持するユーザの指(あるいは手)の位置を検知する。保持位置検知手段11は、例えば、ユーザの指や手で触れられた場合に静電気、抵抗値や圧力の変化で触れられた位置を検知する装置であり、タッチセンサ、タッチパッド等であってもよく、タッチパネルに限定されない。また、タッチパネル等を用いて構成する場合、保持位置検知手段11は、ユーザの入力操作を検出する場合にも使用することができる。言い換えれば、スマートフォン等で入力操作に用いられる通常のタッチパネルを用いて保持位置検知手段11を構成することができる。
動き検知手段12は、加速度センサ等を用いて構成され、自装置の動きを検知する。動き検知手段12は、例えば、ユーザによって自装置が回転させられて上下逆さまに持ち直される際の回転方向を検知する。動き検知手段12は、自装置がユーザによって回転等される動きを検知するものであり、角度センサ、角速度センサ等であってもよく、加速度センサに限定されない。また、動き検知手段12は、撮像素子と画像処理装置とを用いて、撮像された画像情報から自装置の動きを認識するものとして構成することもできる。また、加速度センサ等のセンサと他のセンサ等の構成や信号処理部とを組み合わせて動き検知手段12を構成してもよい。
判別手段13は、保持位置検知手段11によって検知された保持位置と動き検知手段12によって検知された動きの方向とを基に自装置の保持態様を判別する。ここで、自装置の保持態様には、自装置がユーザの右手の指で保持されている状態又は左手の指で保持されている状態(あるいはユーザの右手で保持されている状態又は左手で保持されている状態)が含まれる。判別手段13は、例えば、ユーザが自装置を回転させて上下逆さまに持ち直した際の操作を前提として、保持位置検知手段11によって検知された保持位置と動き検知手段12によって検知された自装置の回転方向とを基に、自装置を保持しているのが右手左手のどちらの持ち手なのかを判別する。判別手段13は、例えば、CPU(中央処理装置)とCPUによって実行される所定のプログラムとを用いて実現することがでる。その場合のプログラムは、例えば所定のOS(オペレーティングシステム)のカーネルに含まれていてもよく、あるいは、所定のOS上で実行される所定のアプリケーションに含まれていてもよい。
判別処理について詳述すると、判別手段13は、例えば、自装置を回転させ上下逆さまに持ち直す際のユーザの自装置の保持の仕方が、右手又は左手の親指と人差し指(あるいは親指以外の指)で自装置表側のタッチパネル部分と自装置裏側の部分とを摘んだ状態であると仮定して保持態様を判別する。その際、判別手段13は、例えば、持ち直す方法として、これらの摘んだ箇所を支点として自装置が回転させられて上下逆さまとなるように持ち直されたと仮定して保持態様を判別する。すなわち、判別手段13は、例えばユーザが自装置100本体を上下逆さまに持ち直す操作から、右手左手どちらの持ち手であるかを判別する。この判別手段13は、例えば情報処理装置100において、持ち手にあわせてタッチパネル上のボタン配置などのUIを最適化する際に利用することができる。
次に、図2から図8を参照して、本発明の情報処理装置の他の実施の形態について説明する。図2はこの実施形態の構成を示すブロック図、図3は外観図である。なお、図2において図1に示すものと同一の構成には同一の符号を用いている。
図3に示すように、本実施形態の情報処理装置101は、スマートフォン等と呼ばれる通信機能を有する携帯型コンピュータ端末として構成されている。図2に示すように、情報処理装置101は、図1を参照して説明した保持位置検知手段11、動き検知手段12及び判別手段13と、制御手段14及び表示手段15を備えて構成されている。また、保持位置検知手段11と表示手段15とからタッチスクリーン16が構成されている。
なお、図2では、本実施形態の情報処理装置101において本発明に関連する主な構成を示しており、情報処理装置101には、他に、バッテリ、記憶装置、アンテナ、通信処理装置等が搭載されている。図2に示した構成において、表示手段15は液晶ディスプレイ等からなる表示装置である。また、図3に示すように、情報処理装置101は、表側の面の大部分に表示装置兼タッチセンサとなるタッチスクリーン16が搭載されている。また、下部にはスマートフォンで言うホームボタンなどのボタン21〜23が搭載されている。
保持位置検知手段11は、例えば表示手段15の前面に表示手段15のほぼ前面を覆うようにして装着された透明なタッチパネルと、タッチパネルの出力信号を処理する信号処理部とから構成されている。ここで、タッチパネルの出力信号を処理する信号処理部は、ユーザによる入力操作を検出する所定の処理を行う。ただし、ユーザによる入力操作を検出する信号処理部の全部又は一部は、情報処理装置101が有するCPUが実行する一機能として実現されていてもよい。保持位置検知手段11は、ユーザが保持位置検知手段11を構成するタッチパネルに指等を触れた場合、触れられた位置を表す位置情報を生成して出力する。
制御手段14は、表示手段15によって表示される情報の内容や位置を制御するとともに、保持位置検知手段11の出力に基づいてユーザによる入力操作の内容を判定する。また、制御手段14は、保持位置検知手段11が検出する入力操作の検出位置や表示手段15の表示態様を、判別手段13による判別結果に応じて変化させる制御を行う。ここで、保持位置検知手段11による入力操作の検出位置や表示手段15の表示態様を判別手段13による判別結果に応じて変化させる制御とは、例えば、ユーザの持ち手が右なのか左なのかによって入力操作の検出範囲(すなわち例えば文字入力用エリアやボタン等のアイコン表示)を移動や回転させたり、所定の情報の表示位置を移動や回転させたりするような制御である。すなわち、制御手段14は、保持位置検知手段11や表示手段15を、判別手段13の判別結果に応じて制御することで、情報処理装置101におけるUIを判別手段13の判別結果に応じて制御する。この制御手段14は、情報処理装置101が有するCPUが実行する一機能として実現される。
次に、図4のフローチャート及び図5〜図8の説明図を用いて、情報処理装置101の動作について説明する。なお、図4に示す処理では、判別手段13が、ユーザが自装置を親指と人差し指で摘んだ状態で回転させて上下逆さまに持ち直した際の操作を前提として、保持位置検知手段11によって検知された保持位置と動き検知手段12によって検知された自装置の回転方向とを基に自装置を保持しているのが右手左手のどちらの持ち手なのかを判別する処理を行うこととする。また、ここでは、保持位置検知手段11がタッチパネルを用いて構成されていて、動き検知手段12が加速度センサによって動きを検知するものとする。また、図4の処理は、動き検知手段12(加速度センサ)によって所定の大きさ以上の加速度が検知された場合に開始されるものとする。
まず、図5の左側に示すように、ユーザが右手201で情報処理装置101の下寄りの部分を保持した状態からの上下方向を反転させる持ち替え操作を行う場合について説明する。この場合、ユーザが情報処理装置101本体を摘む箇所は、親指が情報処理装置101の表側にあるタッチスクリーン16下部、人差し指が情報処理装置101の裏側、となる。ここで、上下方向は図5に矢印A1及びA2で示した方向、情報処理装置101の表側は図5の紙面手前側である。つまりこの場合、情報処理装置101の保持位置検知手段11(タッチパネル)は、下部に触れられていることを検知する。また、ユーザがこのような持ち方をしている状態から摘んだ箇所を支点として上下逆さまに回転させる場合、ヒトの手の構造上、親指と人差し指の間を通ることが出来るのは短辺となる情報処理装置101本体の下端(ボタン21〜23側)であるため、左回転(矢印A3方向の回転)のみ可能となる。よって、この操作では、動き検知手段12(加速度センサ)が情報処理装置101本体が左回転することを検出することとなり、回転後は図5の右側に示したように右手202でタッチスクリーン16下部が保持された状態となる。
すなわち、図5に示すような持ち替え操作が行われた場合、図4のフローチャートでは、まず、保持位置検知手段11(タッチパネル)がタッチパネル上のある1点への接触を検知しつつ、動き検知手段12(加速度センサ)が上下反転を検知する(ステップS11)。次に、判別手段13は、ユーザが情報処理装置101本体を摘む箇所が情報処理装置101本体の下寄り、つまり保持位置検知手段11(タッチパネル)の検知位置が下半分側で(ステップS12で「Y」)、かつ、動き検知手段12(加速度センサ)が検知した上下反転時の回転方向が左回転なので(ステップS13で「Y」)、持ち手が右手であると判別し、情報処理装置101の上下反転に合わせて、UIを、上下反転しつつ、右手に最適化したものへ変更する(ステップS14)。
また、図6の左側に示したように、ユーザが右手203で情報処理装置101本体の上寄りの部分を保持した状態で上下反転の操作を行った場合、今度は逆に、親指と人差し指の間を通ることが出来るのは短辺となる情報処理装置101本体の上端となるため、右回転(矢印A4方向の回転)のみ可能となる。回転させると、図6の右側に示したように、右手204でタッチスクリーン16上部が保持された状態となる。よって、このとき、動き検知手段12(加速度センサ)によって情報処理装置101本体が右回転したことを検出することとなり、また、その間、保持位置検知手段11(タッチパネル)はタッチパネルの上部に触れられていることを検出することとなる。
すなわち、図6に示すような持ち替え操作が行われた場合、図4のフローチャートでは、保持位置検知手段11(タッチパネル)がタッチパネル上のある1点への接触を検知しつつ、動き検知手段12(加速度センサ)によって上下反転を検知する(ステップS11)。次に、判別手段13が、ユーザが情報処理装置101本体を摘む箇所が情報処理装置101本体の上寄り、つまり保持位置検知手段11(タッチパネル)の検知位置が上半分側で(ステップS12で「N」)、かつ、動き検知手段12(加速度センサ)が検知した上下反転時の回転方向が右回転なので(ステップS15で「N」)、持ち手が右手であると判別し、情報処理装置101の上下反転に合わせて、UIを、上下反転しつつ、右手に最適化したものへ変更する(ステップS14)。
また、図7の左側に示したように、ユーザが左手301で情報処理装置101本体の下寄りの部分を保持した状態からの持ち替え操作を行った場合においては、ユーザは情報処理装置101本体を右回転(矢印A4方向の回転)のみさせることが可能である。このとき、動き検知手段12(加速度センサ)は右回転を検知するとともに、保持位置検知手段11(タッチパネル)はタッチスクリーン16下部への接触を検出することとなる。回転後は図7の右側に示したように左手302でタッチスクリーン16下部が保持された状態となる。
すなわち、図7に示すような持ち替え操作が行われた場合、図4のフローチャートでは、保持位置検知手段11(タッチパネル)がタッチパネル上のある1点への接触を検知しつつ、動き検知手段12(加速度センサ)によって上下反転を検知する(ステップS11)。次に、判別手段13が、上記と同様に、保持位置検知手段11(タッチパネル)の検知位置が下半分側で(ステップS12で「Y」)、かつ、動き検知手段12(加速度センサ)が検知した上下反転時の回転方向が右回転なので(ステップS13で「N」)、持ち手が左手であると判別し、情報処理装置101の上下反転に合わせて、UIを、上下反転しつつ、左手に最適化したものへ変更する(ステップS16)。
また、図8の左側に示したように、ユーザが左手303で情報処理装置101本体の上寄りの部分を保持した状態からの持ち替え操作を行った場合においては、左回転(矢印A3方向の回転のみ可能となるため、情報処理装置101は、左回転、および保持位置検知手段11(タッチパネル)上部への接触を検出することとなる。回転後は図8の右側に示したように左手304でタッチスクリーン16上部が保持された状態となる。
すなわち、図8に示すような持ち替え操作が行われた場合、図4のフローチャートでは、保持位置検知手段11(タッチパネル)がタッチパネル上のある1点への接触を検知しつつ、動き検知手段12(加速度センサ)によって上下反転を検知する(ステップS11)。次に、判別手段13が、上記と同様に、保持位置検知手段11(タッチパネル)の検知位置が上半分側で(ステップS12で「N」)、かつ、動き検知手段12(加速度センサ)が検知した上下反転時の回転方向が左回転なので(ステップS15で「Y」)、持ち手が左手であると判別し、情報処理装置101の上下反転に合わせて、UIを、上下反転しつつ、左手に最適化したものへ変更する(ステップS16)。
以上のようにして、情報処理装置101では、保持位置検知手段11(例えばタッチパネル)及び動き検知手段12(例えば加速度センサ)を用いて保持態様の判別を行うことが可能となり、持ち手に合わせたUI最適化を行うことが可能となる。
UIの最適化の具体的な内容については利用シーンによって様々であるが、一例について図9を参照して説明する。例えば、ユーザが電子メール本文作成の文字編集を行っている際に、上で説明した操作によって上下逆さまに持ち替えた場合に、図9のように文字入力用のボタン領域402や入力結果の表示領域401の配置することで、周囲の他人から覗き見されにくくすることができる。すなわち、図9に示した各表示領域の配置例では、手のひら501と親指502によって周囲から見えにくい領域401に入力結果の表示を、その親指502のある位置にタッチ操作の中心となる文字入力用のボタン領域402を、その他予測変換などの補助機能の表示及び操作用の領域403を配置している。すなわち、図9に示した表示例は、図2の表示手段15において判別手段13による判別結果に応じて変化される表示態様に、自装置の保持態様に応じて視認可能な角度が小さくなる領域に所定の情報を表示する表示態様が含まれていることを示している。
以上説明したように、本発明の実施形態においては、保持位置検知手段(例えばタッチパネル)と動き検知手段(例えば加速度センサ)を搭載する情報処理装置100及び101において、例えば、ユーザが自装置を回転させ上下逆さまに持ち直した際の操作から、右手左手どちらの持ち手かを検出することができる。なお、自装置を回転させ上下逆さまに持ち直す際の、ユーザの自装置本体の持ち方としては、親指と人差し指で、タッチパネル部分と自装置本体の裏側が摘まれた状態であることを前提として持ち手の判別が行われる。また、持ち直す方法は、この摘んだ箇所を支点として自装置本体を回転させて上下逆さまに持ち直す方法を前提としている。このような構成を用いることで、本発明によれば、保持位置検知手段によって検知された保持位置の情報と、動き検知手段によって検知された動きの方向の情報とに基づいて自装置の保持態様が判別される。すなわち、保持位置検知手段で検知された情報のみからでは保持態様が判別できなかったとしても、動き検知手段で検知された情報を加味することで保持態様が判別できればよくなる。そのため、例えば、自装置の側面に必ずしも検知手段を設ける必要はない。すなわち、自装置の側面に検知手段を設けることによる設計の自由度の制約をなくすことが可能となる。
さらに、本発明の実施形態は、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、縦長の物体を親指と人差し指で摘んで回転させる際の、手の構造、特に指の長さや親指と他の指で物体を摘む方向という要因により、回転方向が制限される現象を利用することで、右手左手どちらの持ち手であるかを判別し、UIを最適化することで、持ち手に合わせたUIを実現できることである。
第2の効果は、縦長の物体を親指と人差し指で摘んで回転させる際の、手の構造、特に指の長さや親指と他の指で物体を摘む方向という要因により、回転方向が制限される現象を利用することにより、多くのスマートフォン等に搭載されているタッチパネルと加速度センサを用いて持ち手判別を行っているので、既存のスマートフォンでも、装置構成を変えることなく、同機能を利用できることである。
第3の効果は、文字入力中に同機能を利用することにより、覗き見防止の効果を実現できることである。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されず、例えば次のような実施の形態を採用することが可能である。すなわち、上記では、基本操作として、情報処理装置101の上下方向を、正方向から逆方向へ持ち替えた場合の説明を行ったが、逆に、最初に上下逆さまに持った状態から正方向へ持ち替えた場合も同様である。同様に、正方向から逆方向へ持ち替え、そのまますぐに正方向へ持ち替えた場合も同様である。
上記実施形態では、具体的な一実施形態として、電子メール作成時の覗き見防止を挙げたが、その他、単純に持ち手側に操作系を配置しなおすことで指が届きやすくするようUI変更するなども考えられ、利用シーン及びUI変更内容について、上記に限らない。
上記実施形態では、右手左手どちらの持ち手であるかの検出のみ行ったが、上寄り下寄りのどちらで保持しているかの情報も併せて取得し、これも踏まえたUI最適化を行うことも有効である。
また、保持位置検知手段が検出する動きの支点となる位置は、厳密な支点である必要は無く、ある程度の範囲で保持位置をとらえること(すなわちタッチパネルの上半分や下半分といった範囲や、情報処理装置の形状と一般的な指の長さなどから想定される判別が可能となる範囲としてとらえること)で十分である。また、判別の前提となる操作の回転方向は、鉛直方向での回転に限らず、水平方向での回転等であってもよい。
なお、本発明の実施の形態は、CPUとそれによって実行されるプログラムを用いて構成することができ、その場合のプログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体や通信回線を介して提供することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下には限られない。
(付記1)自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知手段と、前記自装置の動きを検知する動き検知手段と、前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記保持位置検知手段がユーザによる所定の入力操作を検出するものであって、前記保持位置検知手段に対するユーザによる所定の入力操作の検出位置を前記判別手段による判別結果に応じて変化させる制御手段を含むことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記判別手段が、前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された前記自装置の回転方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別することを特徴とする付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記判別手段による判別結果に応じて表示態様を変化させる表示手段を含むことを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記5)前記表示手段の表示態様に、前記自装置の保持態様に応じて視認可能な角度が小さくなる領域に所定の情報を表示する表示態様が含まれていることを特徴とする付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)前記判別手段が、前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された動きの方向とを基に、前記保持位置を略支点として前記動きの方向に前記自装置が回転されたと仮定して前記自装置の保持態様を判別するものであることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記7)前記判別手段が、前記自装置が右手で保持されている保持態様と、前記自装置が左手で保持されている保持態様の2態様を判別するものであることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記8)自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知過程と、前記自装置の動きを検知する動き検知過程と、前記保持位置検知過程で検知された保持位置と前記動き検知過程で検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別過程とを含むことを特徴とする情報処理方法。
(付記9)自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知過程と、前記自装置の動きを検知する動き検知過程と、前記保持位置検知過程で検知された保持位置と前記動き検知過程で検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別過程とをコンピュータによって実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
100、101 情報処理装置
11 保持位置検知手段
12 動き検知手段
13 判別手段
14 制御手段
15 表示手段
16 タッチスクリーン
11 保持位置検知手段
12 動き検知手段
13 判別手段
14 制御手段
15 表示手段
16 タッチスクリーン
Claims (9)
- 自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知手段と、
前記自装置の動きを検知する動き検知手段と、
前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別手段と
を含むことを特徴とする情報処理装置。 - 前記保持位置検知手段がユーザによる所定の入力操作を検出するものであって、
前記保持位置検知手段に対するユーザによる所定の入力操作の検出位置を前記判別手段による判別結果に応じて変化させる制御手段を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記判別手段が、前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された前記自装置の回転方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記判別手段による判別結果に応じて表示態様を変化させる表示手段を含む
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記表示手段の表示態様に、前記自装置の保持態様に応じて視認可能な角度が小さくなる領域に所定の情報を表示する表示態様が含まれている
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記判別手段が、前記保持位置検知手段によって検知された保持位置と前記動き検知手段によって検知された動きの方向とを基に、前記保持位置を略支点として前記動きの方向に前記自装置が回転されたと仮定して前記自装置の保持態様を判別するものである
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記判別手段が、前記自装置が右手で保持されている保持態様と、前記自装置が左手で保持されている保持態様の2態様を判別するものである
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知過程と、
前記自装置の動きを検知する動き検知過程と、
前記保持位置検知過程で検知された保持位置と前記動き検知過程で検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別過程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 自装置が保持されている位置を検知する保持位置検知過程と、
前記自装置の動きを検知する動き検知過程と、
前記保持位置検知過程で検知された保持位置と前記動き検知過程で検知された動きの方向とを基に、前記自装置の保持態様を判別する判別過程と
をコンピュータによって実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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CN106796474A (zh) * | 2015-05-19 | 2017-05-31 | 华为技术有限公司 | 一种用于识别用户操作模式的方法及移动终端 |
CN109933271A (zh) * | 2017-12-18 | 2019-06-25 | 佳能株式会社 | 数据处理装置和方法、用户界面调节装置和方法及介质 |
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2011
- 2011-12-12 JP JP2011271348A patent/JP2013122711A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN109933271B (zh) * | 2017-12-18 | 2022-06-17 | 佳能株式会社 | 数据处理装置和方法、用户界面调节装置和方法及介质 |
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