JP2013009115A - 画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体 - Google Patents

画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013009115A
JP2013009115A JP2011139893A JP2011139893A JP2013009115A JP 2013009115 A JP2013009115 A JP 2013009115A JP 2011139893 A JP2011139893 A JP 2011139893A JP 2011139893 A JP2011139893 A JP 2011139893A JP 2013009115 A JP2013009115 A JP 2013009115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
change
orientation
screen
communication device
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011139893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Toko
哲児 都甲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2011139893A priority Critical patent/JP2013009115A/ja
Publication of JP2013009115A publication Critical patent/JP2013009115A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】携帯型通信機器において、電波の受信状況の変化からユーザが機器本体を把持する状態の変化を検出し、その状態に適した表示方向を決定する。
【解決手段】電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器100に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御装置10が、前記機器の地面に対する向きを取得する加速度取得部7と、前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得する受信状況取得部61と、前記アンテナ情報をユーザが前記機器を把持した状態に関する把持情報として生成する把持状態判断部62と、前記把持情報の経時変化を検出する把持状態変化検出部63と、前記地面に対する向きと前記把持情報の経時変化が所定の変化量を超えていることとを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる表示方向決定部9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型の情報通信機器に対するユーザの使用状態に応じて、その情報通信機器の表示画面における表示方向を決定する画面レイアウト制御技術に関するものである。
いわゆるスマートフォンのように、液晶表示画面を備えた携帯型の情報通信機器では、ユーザが機器本体を把持する方向に応じて表示画像の縦横の向き等を自動的に切り替える機能を備えた機種が普及しつつある。例えば、下記の特許文献1には、機器が縦向きに使用されているか横向きに使用されているかを加速度センサによって判別し、その判別結果に基づいて画像の向きを切り替える携帯端末装置が開示されている。
ここで、上記の従来技術に存在する課題について、図12に基づいて説明する。図12は、長辺および短辺を有した矩形の表示画面に対するユーザの顔の向きと画面表示の向きとの関係を模式的に示す。例えば、図12(a)に示すように、ユーザが直立の姿勢で機器本体を横向きで把持している場合、表示画面に対するユーザの顔の向きと画面表示の向きとは表示画面の長辺(横幅)とユーザの両目を結ぶ線とが略平行な状態になる。この状態から、ユーザが表示画面に対する顔の向きを維持したまま姿勢を横たえたとき、図12(b)に示すように表示画像の向きも横のまま維持されることが望ましい。しかし、加速度センサを使うだけの従来技術では、機器本体が縦向きになるため表示画像の向きは縦に切り替わり、図12(c)に示すように表示画像の向きは維持されない。
この課題を解決するために、ユーザが機器を把持する状態を判別する技術や、表示画面に対するユーザの顔の向きを検出する技術が開発されている。例えば、下記の特許文献2には、アンテナ素子に沿って配置された温度センサの計測値から、ユーザが携帯電話機を把持する状態を検出する方法が開示されている。また、下記の特許文献3には、情報通信機器に備えるカメラからユーザの顔画像を取得し、これを顔認識技術に基づいて解析することで、表示画面に対するユーザの顔の向きを判別する方法が開示されている。
さらに、下記の特許文献4には、タッチパネル内部に感圧センサを備え、このセンサの計測値から入力手段(ユーザの指によるタッチ入力、スタイラスを使った入力など)を判別することにより、各入力手段に最適な入力画面を表示する方法が開示されている。
特開2009−75946号公報(平成21年4月9日公開) 特開2008−131516号公報(平成20年6月5日公開) 特開2009−171259号公報(平成21年7月30日公開) 特開2007−179502号公報(平成19年7月12日公開)
しかし、上記の特許文献2および4に記載の方法では、使用状況に適した画像へ切り替えるために、従来の情報通信機器にはほとんど搭載されていないセンサを別途備える必要がある。このため、既存の従来機器への適用が困難となるだけでなく、製造コストが高くなったり、筐体が大型化することにより機器の携帯性を損なったりする問題がある。
また、上記の特許文献3に記載の方法では、常にカメラからユーザの顔画像を取得して画像解析を行う必要があるため、計算負荷や消費電力が大きく、特に携帯型の機器で行う処理としては現実的でない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯型の情報通信機器に対するユーザの使用状態の変化を簡単な構成で検出し、その状態に適した表示方向を決定できる画面レイアウト制御技術を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の画面レイアウト制御装置は、
(1)電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御装置であって、
(2)前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得手段と、
(3)前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得手段と、
(4)前記アンテナ情報をユーザが前記通信機器を把持した状態に関する把持情報として生成する生成手段と、
(5)前記生成手段が生成した前記把持情報の経時変化を検出する検出手段と、
(6)前記向き取得手段によって取得された地面に対する向きと、前記検出手段によって検出された前記把持情報の経時変化が所定の変化量を超えていることとを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定手段とを備えたことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の画面レイアウト制御方法は、
(1)電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御方法であって、
(2)前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得ステップと、
(3)前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得ステップと、
(4)前記アンテナ情報をユーザが前記通信機器を把持した状態に関する把持情報として生成する生成ステップと、
(5)前記生成ステップで生成した前記把持情報の経時変化を検出する検出ステップと、
(6)前記向き取得ステップによって取得された地面に対する向きと、前記検出ステップで検出された前記把持情報の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、携帯型通信機器に搭載されている電波の受信アンテナで受信される電波の受信状況は、携帯型通信機器に対するユーザの把持状態(例えば、受信アンテナとユーザの持ち手との重なり具合、または受信アンテナとユーザの持ち手との距離など)によって変化する。したがって、アンテナ情報を取得することにより、ユーザが当該機器を把持する状態を識別できる。
そして、識別した把持状態の時間に対する変化(経時変化)が所定の基準を超える場合は、ユーザが携帯型通信機器を把持する態様を変化させたと判断できる。これにより、当該機器の地面に対する向きと識別した把持状態の変化とに基づいて、当該機器の表示部に表示される画面の向きを制御できる。
したがって、従来のように地面に対する向きを検出するだけでなく、当該機器に対するユーザの使用状態の変化を簡単な構成で検出することにより、当該向きと検出した状態とに適した、より良い表示方向を決定できる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の画面レイアウト制御装置は、
(1)電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御装置であって、
(2)前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得手段と、
(3)前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得手段と、
(4)前記アンテナ情報取得手段が取得する前記アンテナ情報の経時変化を検出する検出手段と、
(5)前記向き取得手段によって取得された地面に対する向きと、前記検出手段によって検出された前記アンテナ情報の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定手段とを備えたことを特徴としている。
さらに、上記の課題を解決するために、本発明の画面レイアウト制御方法は、
(1)電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御方法であって、
(2)前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得ステップと、
(3)前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得ステップと、
(4)前記アンテナ情報取得ステップで取得する前記アンテナ情報の経時変化を検出する検出ステップと、
(5)前記向き取得ステップによって取得された地面に対する向きと、前記検出ステップで検出された前記アンテナ情報の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、携帯型通信機器に搭載されている電波の受信アンテナで受信される電波の受信状況は、携帯型通信機器に対するユーザの把持状態(例えば、受信アンテナとユーザの持ち手との重なり具合、または受信アンテナとユーザの持ち手との距離など)によって変化するため、アンテナ情報の時間に対する変化(経時変化)が所定の基準を超える場合は、ユーザが携帯型通信機器を把持する態様を変化させたと判断できる。
すなわち、前記の構成のように、アンテナ情報に基づいてユーザが当該機器を把持する状態を識別することなく、直接アンテナ情報の経時変化を検出し、その検出結果を、ユーザの把持状態の変化の情報とする。これにより、当該機器の地面に対する向きと識別した把持状態の変化とに基づいて、当該機器の表示部に表示される画面の向きを制御できる。
したがって、従来のように地面に対する向きを検出するだけでなく、当該機器に対するユーザの使用状態の変化を簡単な構成で検出することにより、当該向きと検出した状態とに適した、より良い表示方向を決定できる。
また、前記画面レイアウト制御装置は、
(1)前記画面の前方の照度を取得する照度取得手段と、
(2)前記照度の経時変化を検出する照度変化検出手段とをさらに備え、
(3)前記決定手段は、前記照度の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更する追加条件として用いることが望ましい。
上記の構成によれば、ユーザが携帯型通信機器を把持する状態の変化だけでなく、当該機器が備える表示部の前方の照度の変化を監視することにより、ユーザの体勢の変化をも検出できる。
したがって、当該機器の地面に対する向き、ユーザの把持状態の変化、およびユーザの体勢の変化に基づいて、当該機器の画面表示の向きを制御できるため、ユーザが当該機器を使用する状態により適した画面表示を実現できる。
また、前記画面レイアウト制御装置では、
(1)前記携帯型通信機器は前記電波の受信アンテナを互いに異なる箇所に複数備え、
(2)前記アンテナ情報取得手段によって取得される前記アンテナ情報は、前記通信機器の当該複数のアンテナについて測定された電波の受信状況の差異であることが望ましい。
上記の構成によれば、アンテナ間における受信状況の偏りを検出するために、受信状況情報の差を計算する。受信状況の分布を定量的に評価できることにより、ユーザが携帯型通信機器を把持する状態の変化を正確に検出できるため、当該機器を使用する状態に適した画面表示を実現できる。
また、本発明の携帯型通信機器は、
(1)上記画面レイアウト制御装置を備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、携帯型通信機器が前記画面レイアウト制御装置を備えていることにより、従来のように地面に対する向きを検出するだけでなく、当該機器に対するユーザの使用状態の変化を簡単な構成で検出することができ、これにより当該向きと検出した状態とに適したより良い画面表示を実現できる。
さらに、本発明の携帯型通信機器は、
(1)表示画面の両端に2本の前記受信アンテナをさらに備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザが携帯型通信機器を把持する状態を、少ない数の受信アンテナを用いて確実に検出することができる。したがって、前記画面レイアウト制御装置を備える携帯型通信機器は、ユーザが当該機器を使用する状態に適した画面表示を実現できる。
なお、上記画面レイアウト制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記画面レイアウト制御装置の各手段として動作させることにより、前記画面レイアウト制御装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の画面レイアウト制御装置および画面レイアウト制御方法によれば、携帯型通信機器に搭載されている受信アンテナを使うだけで、その受信状況の変化からユーザが当該機器を把持する状態の変化を検出できるため、当該機器の地面に対する向きに変化が生じた場合でも、ユーザの把持状態は変化していないと判断できる場合は画面表示の向きを切り替えないなど、ユーザの使用状態に適した画面表示を簡単な構成で実現できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る画面レイアウト制御装置を内蔵する携帯型通信機器の要部構成を示すブロック図である。 上記携帯型通信機器が2つのアンテナを備える場合、当該携帯型通信機器の筐体における当該アンテナの配置の一例を表した説明図である。 上記携帯型通信機器に対するユーザの把持状態のヴァリエーションを示す説明図であり、(a)は、ユーザが縦向きにした上記携帯型通信機器を左手で把持した状態を表し、(b)は、右手で把持した状態を表し、(c)は、(a)の状態から、前述した例のようにユーザが姿勢を横たえる等によって上記携帯型通信機器が横向きになった状態を表している。 上記携帯型通信機器をユーザが両手で把持した状態を表す説明図であり、(a)は、ユーザが横向きにした上記携帯型通信機器を両手で把持した状態を表し、(b)は、(a)の状態から、前述した例のようにユーザが姿勢を横たえる等によって上記携帯型通信機器が縦向きになった状態を表している。 本発明の一実施形態に係る画面レイアウト制御装置を内蔵する携帯型通信機器のより詳細な構成を示すブロック図である。 上記画面レイアウト制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の異なる実施形態に係る画面レイアウト制御装置を内蔵する携帯型通信機器の要部構成を示すブロック図である。 上記画面レイアウト制御装置が実行する処理の他の例を示すフローチャートである。 本発明のさらに異なる実施形態に係る画面レイアウト制御装置を内蔵する携帯型通信機器の要部構成を示すブロック図である。 上記携帯型通信機器をユーザが片手で把持した状態を表す説明図であり、(a)は、ユーザが縦向きにした上記携帯型通信機器を左手で把持した状態を表し、(b)は、右手で把持した状態を表している。 上記画面レイアウト制御装置が実行する処理のさらに他の例を示すフローチャートである。 表示画面に対するユーザの顔の向きと画面表示の向きとの関係を模式的に示した説明図である。
〔実施の形態1〕
ここでは、本発明の実施の形態1について、図1〜6に基づいて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態1では、本発明の画面レイアウト制御装置10を内蔵した情報通信機器として、携帯型通信機器(以下、単に「通信機器」と称することがある)100を想定する。
〔概要〕
本実施の形態に係る画面レイアウト制御装置10の概要について、図2に基づいて説明する。図2は、画面レイアウト制御装置10を内蔵した通信機器100(図1参照)が電波を受信する2つのアンテナ21aおよび21bを備える場合、通信機器100の筐体における当該アンテナ21aおよび21bの配置の一例を表す。図示のように、通信機器100は表示部5を筐体の前面に有し、その両端部に電波を受信するアンテナ21aおよび21bを備えている。なお、以下ではアンテナ21aおよび21bを、アンテナ21と総称することがある。
また、通信機器100の筐体の前面形状は長辺および短辺を備えた矩形であり、表示部5の画面形状と上記筐体の前面形状とは略相似形である。ここで、上記長辺を水平にした状態を通信機器100を「横向き」にした状態とし、上記短辺を水平にした状態を通信機器100を「縦向き」にした状態とする。なお、表示部5には、タッチパネルの機能を備えた液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイなどを採用できる。
次に、ユーザが縦向きで携帯型通信機器100を把持した状態と電波の受信状況の変化との関係について、図3に基づいて説明する。図3(a)は、ユーザが縦向きにした携帯型通信機器100を左手で把持した状態を表し、同図(b)は、右手で把持した状態を表す。また、同図(c)は、同図(a)の状態から、前述した例のようにユーザが姿勢を横たえる等によって携帯型通信機器100が横向きになった状態を表す。
図3(a)および(b)に示されるように、ユーザが縦向きにした通信機器100を片手で把持した場合、通信機器100の地面に対する向きとして、例えば加速度センサによって計測される加速度(通信機器100の地面に対する重力)の向きは、通信機器100の長手方向と平行である。また、2つ備えられたアンテナ21のうち一方(図3ではアンテナ21b)は、ユーザの片手で覆われることにより、受信状況(受信感度)が他方(図3ではアンテナ21a)よりも悪化している。
この状態から、同図(c)に示されるように携帯型通信機器100が横向きになった場合、計測される加速度の向きは、携帯型通信機器100の短手方向と平行な向きに変化する。一方で、片手で携帯型通信機器100を把持したままであるため、2つのアンテナ21の受信状況の差は変化しない。
本実施の形態に係る画面レイアウト制御装置10は、取得された通信機器の向きに変化が生じた場合であっても、受信状況の差に変化が生じないことによりユーザの把持状態は変化していないと判断できる場合は、表示部5における画面表示の向きを縦から横に切り替えない。
次に、ユーザが携帯型通信機器100を横向きに把持した状態と電波の受信状況の変化との関係について、図4に基づいて説明する。図4(a)は、横向きにした通信機器100をユーザが両手で把持した状態を表し、同図(b)は、同図(a)の状態から、前述した例のようにユーザが姿勢を横たえる等によって通信機器100が縦向きになった状態を表す。
図4(a)に示されるように、横向きにした通信機器100をユーザが両手で把持した場合、計測される加速度の向きは携帯型通信機器100の短手方向と平行である。また、2つ備えられたアンテナ21のそれぞれが、ユーザの左右の手で覆われることにより受信状況が悪化している。この状態からユーザが把持状態を変えることなく、同図(b)に示されるように通信機器100を縦向きにした場合、計測される加速度の向きは変化する一方で、2つのアンテナ21の受信状況の差は変化しない。
前述と同様に、本実施の形態に係る画面レイアウト制御装置10は、取得された通信機器100の向きに変化が生じた場合であっても、受信状況の差に変化が生じないことによりユーザの把持状態は変化していないと判断できる場合は、画面表示の向きを横から縦に切り替えない。
〔携帯型通信機器100の構成〕
本実施の形態に係る携帯型通信機器100の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、携帯型通信機器100の要部構成を示すブロック図である。図示のように、通信機器100は、画面レイアウト制御装置10、受信部2、センサ部3、記憶部4、および表示部5を含む。
受信部2は、アンテナ21aおよび21bと、それぞれの受信状況を測定する2つの受信状況測定部22aおよび22bとを含む。なお、以下では受信状況測定部22aおよび22bを、受信状況測定部22と総称することがある。また、センサ部3は加速度検出部31を含む。
画面レイアウト制御装置10は、受信状況取得部(アンテナ情報取得手段)61、把持状態判断部(生成手段)62、把持状態変化検出部(検出手段)63、加速度取得部(向き取得手段)7、および表示方向決定部(決定手段)9を含む。なお、本実施の形態に直接関係のない部分(例えば一般的な携帯型通信機器に含まれることの多い、通話や画像撮影などを実現する部分)は、構成の説明およびブロック図から省略した。
以下、説明の都合で、受信部2(アンテナ21、受信状況測定部22)、センサ部3(加速度検出部31)、画面レイアウト制御装置10(受信状況取得部61、把持状態判断部62、把持状態変化検出部63、加速度取得部7、表示方向決定部9)、記憶部4、表示部5の順序で各構成が担う機能を説明する。
(受信部2)
受信部2は、受信状況測定部22で測定された測定値から受信状況情報を生成する。ここで、受信状況情報とは、電波の受信状況を示す情報であり、受信状況を直接的に示す数値(例えば、電波の電界強度、ビット誤り率など)、受信状況のレベルを段階的に示すように当該数値から算出される記号情報(例えば、「強」、「中」、「弱」など)、または受信状況を示す数値に対して演算を行うことによって得られる数値などが含まれる。すなわち、アンテナ21aおよび21bの間に生じる受信状況の差異を定量化できる情報でありさえすれば、どのような形式であってもよい。
アンテナ21は、電波を受信するアンテナであり、ユーザが通信機器100を両手で把持した場合に想定される手の位置に配置されているものとする。ただし、通信機器100に対するユーザの把持状態(例えば、横向き両手持ち、横向き右手持ち、横向き左手持ち、縦向き右手持ち、または縦向き左手持ちなど)によってアンテナ21の受信状況に差異が生じていることが適切に検出できさえすれば、アンテナ21の設置数、および/またはアンテナ21それぞれの物理的形状は特に限定されない。
受信状況測定部22は、アンテナ21で受信された電波の強度等を測定できる機器である。
(センサ部3)
センサ部3は、これに含まれる計測装置が計測する値を画面レイアウト制御装置10に出力する。
加速度検出部31は、加速度(携帯型通信機器100の地面に対する重力)の向きを計測する機器であり、例えば一般的な携帯型の情報通信機器が備える加速度センサでよい。
(画面レイアウト制御装置10)
画面レイアウト制御装置10は、受信部2およびセンサ部3からの各種測定値の入力を受けて、表示部5へ表示する画面の向きの情報を生成して出力する装置である。なお、この出力は、縦向きまたは横向きのいずれであるかを識別できるものでありさえすれば何でもよい。
受信状況取得部61は、受信部2から受信状況情報を取得し、これらの差異を計算して(例えば、2つの受信状況情報の差の絶対値をとるなどにより計算できる)、これを把持状態判断部62へ出力する。ここで、複数の受信状況情報から計算できる受信状況の差異を、以下では「受信状況の差分情報」、または単に「差分情報」と呼ぶ。
把持状態判断部62は、受信状況の差分情報から、ユーザが通信機器100を把持する状態を判断する。例えば、差分情報が所定のしきい値を上回っている場合は、アンテナ21のうち一方の受信状況が他方よりも悪化しているとして、把持状態は「片手持ち」と判断され、そうでない場合は、両方とも受信状況が悪化しているとして、把持状態は「両手持ち」と判断される。
または、通信機器100に備えられたアンテナ21の数、通信機器100の筐体におけるアンテナ21の設置箇所、アンテナ21の形状により、例えば上記「片手持ち」は「右手持ち」または「左手持ち」のように分類できる。把持状態判断部62は、こうした判断結果を把持状態変化検出部63へ出力する。
また、把持状態判断部62は、判断した把持状態を表示部5にも出力する。これにより、表示部5は、ユーザの把持状態に応じてアイコンの表示位置を変更するなどの処理を行える。この具体的な処理については、把持状態の利用例として後で詳述する。
把持状態変化検出部63は、把持状態判断部62から把持状態についての判断結果の入力を受けるとともに、記憶部4から前回の判断結果を読み出し、前回値と今回値とが異なる場合は、ユーザの把持状態が変化したことを示す情報を表示方向決定部9へ出力する。なお、出力するこの情報は、変化があったことを明示するものでありさえすれば何でもよい。その後、把持状態判断部62から入力された今回の判断結果を記憶部4に出力し、これを記憶させる。なお、本実施の形態では、把持状態変化検出部63は前回値と今回値とだけを比較するが、例えば前回値と前々回値との平均値を用いるなどにより、前々回の値を計算過程に加えてもよい。すなわち、履歴の長さは1(前回値のみ)に限られず、任意の長さの履歴を用いて変化を検出してよい。
加速度取得部7は、加速度検出部31で計測された加速度を取得し、この向きと筐体との関係(より詳細には、あらかじめセンサに設定された3軸との相対的な位置関係)が前回の取得時から変化している場合は、取得した加速度を表示方向決定部9および表示部5へ出力する。
表示方向決定部9は、加速度取得部7から入力された加速度、および把持状態変化検出部63から入力された把持状態の変化の有無を総合して、通信機器100が表示部5へ表示する画面の縦横の向きを決定する。これを決定するための具体的な処理については、後で詳述する。
(記憶部4)
記憶部4は、把持状態変化検出部63が受信状況の前回測定値を読み出し、今回測定値を記憶するために用いる不揮発性の記憶装置であり、例えば半導体メモリ、ハードディスク、DVD等で構成できる。なお、本実施の形態では、記憶部4は通信機器100に内蔵される装置として図1に示しているが、通信機器100の外部に接続された外部記憶装置として実現されてもよい。
(表示部5)
表示部5は、文字や画像などを表示する装置である。前記表示方向決定部9が出力する表示の向きの情報、加速度取得部7が出力する加速度、または把持状態判断部62が出力する把持状態の判断結果などに応じて、表示の向きや表示の形式を適宜変更するように、映像信号を処理して表示する機能さえあれば装置の種類は限定されない。
〔把持状態の利用例〕
表示部5は、把持状態判断部62から入力されるユーザの把持状態と加速度取得部7から入力される加速度とに応じて、表示形式を変更できる。すなわち、把持状態と加速度とにより、例えば、「両手持ち」、「横向き右手持ち」、「横向き左手持ち」、「縦向き右手持ち」、または「縦向き左手持ち」のいずれの状態で使用されているかが分類できるため、これらの状態とその状態における表示方式との対応付けを記憶部4に記憶しておくことで、表示部5は分類結果に応じた多様な形式で表示できる。
例えば、現在の状態を「横向き右手持ち」と分類した場合に、ユーザがタッチするアイコンの列を画面の左端に表示し、左手指でタッチしやすくするような表示形式を実現できる。
〔携帯型通信機器100のより詳細な構成〕
本実施の形態に係る通信機器100のより詳細な構成の例について、図5に基づいて説明する。図5は、通信機器100のより詳細な構成例を示すブロック図である。前述と同様に、通信機器100は、主制御部(画面レイアウト制御装置)10、受信部2、センサ部3、記憶部4、および表示部5を含み、操作入力部8をさらに含む。
受信部2は、受信状況測定部22aおよび22bを含み、受信状況測定部22は、それぞれアンテナ21a、21b、接合部221a、221b、および送受信部222a、222bを含む。ここでも、複数のアンテナ21の間で受信状況に差異が生じていることが適切に検出できさえすれば、受信状況測定部22(すなわち、アンテナ21、接合部221および送受信部222)は3つ以上備えられていてよい。
センサ部3は加速度検出部31を含む。
主制御部(画面レイアウト制御装置)10は、持ち方判別部(把持状態判断部62、把持状態変化検出部63)69、センサ判別部(加速度取得部)7、操作判定部83、および画面回転制御部(表示方向決定部)9を含む。持ち方判別部69は、受信電力取得部(受信状況取得部)61、操作前受信電力記録部65、操作後受信電力記録部66、受信電力変化量記録部67、および比較部68を含み、センサ判別部7は、センサ感度取得部71、変化前センサ感度記録部72、変化後センサ感度記録部73、センサ感度変化量記録部74、および比較部75を含む。
以下で、上記の各構成を説明する。また、すでに説明した構成には同一の符号を付すことにより重複する説明を省略する。
接合部221は、アンテナ21と送受信部222を物理的に接合して計測値を中継する接触部分である。また、送受信部222は、計測値を主制御部10へ伝送するインターフェースである。
持ち方判別部69は、把持状態判断部62および把持状態変化検出部63の機能を有する部分である。すなわち、受信電力取得部61、操作前受信電力記録部65、操作後受信電力記録部66、受信電力変化量記録部67、および比較部68により、取得した受信状況情報の偏り具合からユーザの把持状態を判断し、これが前回値と今回値とで異なる場合は、把持状態が変化したことを示す情報を画面回転制御部9へ出力する。
センサ判別部7は、センサ感度取得部71、変化前センサ感度記録部72、変化後センサ感度記録部73、センサ感度変化量記録部74、および比較部75により、加速度検出部31で計測された加速度を取得し、この加速度の向きと筐体との関係が前回の取得時から変化している場合は、取得した加速度(あるいは、その変化を示す情報)を画面回転制御部9へ出力する。
操作判定部83は、操作入力部8を介したユーザからの入力内容を判定し、判定した入力情報を受信電力取得部61およびセンサ感度取得部71に出力する。
〔画面レイアウト制御装置10が実行する処理〕
画面レイアウト制御装置10が実行する処理の流れを、図6に基づいて説明する。図6は、画面レイアウト制御装置10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、加速度検出部31が測定した加速度を、加速度取得部7が取得し(ステップ1:以下、S1のように略記する)、この加速度の向きと筐体との関係が前回の取得時から変化しているか否かを判断する(S2)。変化している場合(S2においてYES)は取得した加速度を表示方向決定部9へ出力して受信状況取得部61に制御を移し、変化していない場合(S2においてNO)は処理を終了する。なお、S2の判定処理は、S3、S4、またはS5の後に行ってもよい。
加速度取得部7から受信状況取得部61に制御が移ると、受信状況取得部61は、受信状況測定部22の測定値に基づいて受信部2が生成した受信状況情報を取得し(S3)、これに基づいて計算した受信状況の差分情報を把持状態判断部62へ出力する。あるいは、受信状況取得部61は、受信状況情報を常時取得し、上記差分情報を生成して把持状態判断部62へ出力してもよい。
把持状態判断部62は、上記差分情報に基づいて、ユーザが通信機器100を把持する状態を判断し(S4)、この判断結果を把持状態変化検出部63へ出力する。例えば、図3(a)で表される把持状態では、ユーザの親指付け根と手のひらとで覆われることにより、アンテナ21bの受信状況が悪くなっていることが検出できる。したがって、把持状態判断部62は、「片手持ち」との判断結果を把持状態変化検出部63へ出力する。または、アンテナ21bの形状等により、アンテナ21bの左側部分の受信状況が特に悪化していることが精度良く検出できる場合、把持状態判断部62は「左手持ち」との判断結果を把持状態変化検出部63へ出力してもよい。
一方、図4(a)または(b)で表される把持状態では、アンテナ21aおよび21bのいずれの受信状況も悪くなっていることが検出できるため、把持状態判断部62は、「両手持ち」との判断結果を把持状態変化検出部63へ出力する。
把持状態変化検出部63は、把持状態判断部62から入力された今回の判断結果と記憶部4から読み出した前回の判断結果とから、把持状態が変化したか否かを判断する(S5)。変化したと判断する場合(S5においてYES)、把持状態変化検出部63はユーザの把持状態に変化があったことを示す情報を表示方向決定部9へ出力する。一方、変化しないと判断する場合(S5においてNO)、画面レイアウト制御装置10は処理を終了する。
最後に、表示方向決定部9は、現在の画面表示の向きを変更する(S6)。すなわち、表示の向きが縦であるときは横に、横であるときは縦に変更する。
〔画面レイアウト制御装置10の効果〕
以上のように、画面レイアウト制御装置10によれば、携帯型通信機器100に新たなセンサ等を追加することなく、携帯電話等の携帯型通信機器であれば当然搭載されている受信状況測定部21を使うだけでユーザの把持状態を把握でき、この変化に基づいて画面表示の向きを制御できる。
したがって、加速度の向きに変化が生じた場合でも、ユーザの把持状態は変化していないと判断できる場合は画面表示の向きを切り替えないなど、ユーザの使用状態に適した画面表示を実現できる。
〔実施の形態2〕
ここでは、本発明の実施の形態2について、図7〜8に基づいて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態2では、本発明の画面レイアウト制御装置20を内蔵した情報通信機器として、携帯型通信機器200を想定する。
〔概要〕
前述した実施の形態1では、把持状態判断部62が、差分情報からユーザが片手持ちしているか両手持ちしているか等の状態を判断し、把持状態変化検出部63がこの判断結果について前回値と今回値とを比較して、両者が異なっていればユーザの把持状態が変化したことを表示方向決定部9へ出力した。しかし、こうした明示的な把持状態の判断は必ずしも必要でない。
すなわち、把持状態の判断を介さず、直接差分情報の値について前回値と今回値とを比較すればよい。後で詳述するように、本実施の形態では、表示の向きの決定のために把持状態の判断を行うことなく受信状況の変化を直接検出し、その検出結果を、ユーザの把持状態の変化の情報として表示方向決定部9へ通知する。
〔携帯型通信機器200の構成〕
本実施の形態に係る携帯型通信機器200の構成について、図7に基づいて説明する。図7は、携帯型通信機器200の要部構成を示すブロック図である。図示のように、携帯型通信機器200は、画面レイアウト制御装置20、受信部2、センサ部3、記憶部4、および表示部5を含む。受信部2は、アンテナ21aおよび21bと、それぞれの受信状況を測定する受信状況測定部22aおよび22bとを含み、センサ部3は加速度検出部31を含む。
また、画面レイアウト制御装置20は、受信状況取得部61、把持状態判断部62、受信状況変化検出部(受信状況変化検出手段)64、加速度取得部7、および表示方向決定部9を含む。ここで、前述した画面レイアウト制御装置10に含まれる把持状態変化検出部63は、画面レイアウト制御装置20には含まれず、代わりに受信状況変化検出部64が含まれることに注意する。
前述と同様に、本実施の形態に直接関係のない部分は、構成の説明およびブロック図から省略した。また、前述した携帯型通信機器100に含まれる構成と同一の構成には同一の符号を付すことにより重複する説明を省略するため、受信状況取得部61の前述とは異なる一部の機能、および受信状況変化検出部64が担う機能のみを説明する。
受信状況取得部61は、受信部2から2つの受信状況情報を取得し、受信状況の差分情報を計算して、これを受信状況変化検出部64へ出力する。
受信状況変化検出部64は、受信状況取得部61から受信状況の差分情報の入力を受けるとともに、記憶部4から前回の受信状況の差分情報を読み出し、前回値と今回値との差(変化量)を計算する。そして、この変化量が所定のしきい値を上回っている場合は、ユーザの把持状態が変化したことを示す情報を表示方向決定部9へ出力する。なお、出力するこの情報は、変化があったことを明示するものでありさえすれば何でもよい。その後、受信状況取得部61から入力された今回の受信状況の差分情報を記憶部4に出力し、これを記憶させる。
なお、実施の形態1と同様に、本実施の形態においても画面レイアウト制御装置20に把持状態判断部62が含まれているが、判断した把持状態は表示部5にしか出力されない点に注意する。
〔画面レイアウト制御装置20が実行する処理〕
画面レイアウト制御装置20が実行する処理の流れを、図8に基づいて説明する。図8は、画面レイアウト制御装置20が実行する処理の一例を示すフローチャートである。ここで、画面レイアウト制御装置20が実行する処理は、図6を参照して説明した画面レイアウト制御装置10が実行する処理とほとんど同一であり、同一の処理については同一の符号を付すことにより重複する説明を省略する。したがって、以下では受信状況変化検出部64がS7で実行する処理のみを説明する。
受信状況変化検出部64は、受信状況取得部61から入力された今回の差分情報と、記憶部4から読み出した前回の差分情報とから変化量を計算し、この変化量と所定のしきい値とを比較することで、受信状況が変化したか否かを判断する(S7)。変化したと判断する場合(S7においてYES)、受信状況変化検出部64はユーザの把持状態に変化があったことを示す情報を表示方向決定部9へ出力する。一方、変化しないと判断する場合(S7においてNO)、画面レイアウト制御装置20は処理を終了する。なお、前述と同様に、S2の判定処理はS3またはS7の後に行ってもよい。
〔画面レイアウト制御装置20の効果〕
以上のように、画面レイアウト制御装置20によれば、携帯型通信機器200に新たなセンサ等を追加することなく、携帯電話等の携帯型通信機器であれば当然搭載されている受信状況測定部21を使うだけでユーザの把持状態を把握でき、この変化に基づいて画面表示の向きを制御できる。
したがって、加速度の向きに変化が生じた場合でも、電波状況が変化していない場合は画面表示の向きを切り替えないなど、ユーザの使用状態に適した画面表示を実現できる。
〔実施の形態3〕
ここでは、本発明の実施の形態3について、図9〜11に基づいて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態3では、本発明の画面レイアウト制御装置30を内蔵した情報通信機器として、携帯型通信機器300を想定する。
〔概要〕
前述した図4(b)の状態から、ユーザがいずれか一方の手を携帯型通信機器300から離した場合の動作について、図10に基づいて説明する。図10(a)は、ユーザが縦向きにした携帯型通信機器300を左手で把持した状態を表し、同図(b)は、右手で把持した状態を表す。前述した図4(b)が示す状態からユーザが片手を離すと(図10(a)または(b)のいずれかの状態)、受信状況の差に変化が生じるため、画面表示の向きが横から縦に切り替わってしまうという不具合が考えられる。
特に、前述した実施の形態1または2において、加速度の向きと筐体との関係が前回の取得時から変化しているか否かを判定する処理(図6および8において、S2における処理)を行わない場合など、加速度の変化を画面表示の向きを変更する前提としない場合、受信状況の差の変化のみにより表示の向きが変更されるという不具合が生じ得る。
本実施の形態に係る画面レイアウト制御装置30は、携帯型通信機器300が備える照度検出部(照度センサ)32から表示部5前方の照度を取得し、これに変化が生じた場合のみ画面表示の向きを切り替える。すなわち、ユーザが表示部5を見続けている間は、からだを横たえてもその頭部により表示部5前方の照度はさほど変化しないため、把持状態が変化したことにより受信状況の差に変化が生じても、照度に変化が生じなければ、ユーザは体勢を変えていないと判断し、画面レイアウト制御装置30は画面表示の向きを横から縦に切り替えない。
〔携帯型通信機器300の構成〕
本実施の形態に係る携帯型通信機器300の構成について、図9に基づいて説明する。図9は、携帯型通信機器300の要部構成を示すブロック図である。図示のように、携帯型通信機器300は、画面レイアウト制御装置30、受信部2、センサ部3、記憶部4、および表示部5を含む。受信部2は、アンテナ21aおよび21bと、それぞれの受信状況を測定する受信状況測定部22aおよび22bとを含み、センサ部3は加速度検出部31、および照度検出部32を含む。
また、画面レイアウト制御装置30は、受信状況取得部61、受信状況変化検出部64、加速度取得部7、照度取得部81、照度変化検出部82、および表示方向決定部9を含む。
前述と同様に、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。また、前述した携帯型通信機器100に含まれる構成と同一の構成には同一の符号を付すことにより重複する説明を省略するため、照度検出部32、照度取得部81、照度変化検出部82、および表示方向決定部9が担う機能のみを説明する。
照度検出部32は、表示部5前方の照度を測定する機器であり、例えば照度センサでよい。なお、GPSで携帯型通信機器300の現在位置を取得することにより、または携帯型通信機器300の正面に付属するカメラでユーザの顔を撮影し、画像認識によりユーザの視線の方向や頭部の向きなどを識別することにより、受信状況の差に変化が生じる場合でも画面の向きを変化させないことを判断できるため、照度検出部31に代えてこれらの機器を使ってもよい。
照度取得部81は、照度検出部32で計測された照度情報を取得し、これを照度変化検出部82へ出力する。
照度変化検出部82は、照度取得部81から照度の入力を受けるとともに、記憶部4から前回の照度を読み出し、前回値と今回値との差(変化量)を計算する。そして、この変化量が所定のしきい値を上回っている場合は、ユーザの頭部位置が変化したことを示す情報を表示方向決定部9へ出力する。なお、出力するこの情報は、変化があったことを明示するものでありさえすれば何でもよい。その後、照度取得部81から入力された今回の照度情報を記憶部4に出力し、これを記憶させる。
なお、本実施の形態では、照度変化検出部82は前回値と今回値とだけを比較するが、例えば前回値と前々回値との平均値を用いるなどにより、前々回の値を計算過程に加えてもよい。すなわち、履歴の長さは1(前回値のみ)に限られず、任意の長さの履歴を用いて変化を検出してよい。
表示方向決定部9は、加速度取得部7から入力された加速度、把持状態変化検出部63から入力された把持状態の変化の有無、および照度変化検出部82から入力されたユーザの頭部位置の変化の有無を総合して、携帯型通信機器100が表示部5へ表示する画面の縦横の向きを決定する。
〔画面レイアウト制御装置30が実行する処理〕
画面レイアウト制御装置30が実行する処理の流れを、図11に基づいて説明する。図11は、画面レイアウト制御装置30が実行する処理の一例を示すフローチャートである。ここで、画面レイアウト制御装置30が実行する処理は、図6を参照して説明した画面レイアウト制御装置10が実行する処理とほとんど同一であり、同一の処理については同一の符号を付すことにより重複する説明を省略する。したがって、以下では照度取得部81がS8で実行する処理、および照度変化検出部82がS9で実行する処理のみを説明する。
照度検出部32が測定した照度を、照度取得部81が取得し(S8)、これを照度変化検出部82へ出力する。照度変化検出部82は、照度取得部81から入力された今回の照度と、記憶部4から読み出した前回の照度とから変化量を計算し、この変化量と所定のしきい値とを比較することで、照度が変化したか否かを判断する(S9)。変化したと判断する場合(S9においてYES)、照度に変化があったことを示す情報を表示方向決定部9へ出力する。一方、変化しないと判断する場合(S9においてNO)、画面レイアウト制御装置30は処理を終了する。なお、前述と同様に、S2の判定処理はS3、S4、S5、S8またはS9の後に行ってもよい。
〔画面レイアウト制御装置30の効果〕
以上のように、画面レイアウト制御装置30によれば、携帯型通信機器300に新たなセンサ等を追加することなく、携帯電話等の携帯型通信機器であれば当然搭載されている受信状況測定部21を使うだけでユーザの把持状態を把握でき、この変化に基づいて画面表示の向きを制御できる。また、ユーザの把持状態の変化に加えて、表示部5前方の照度の変化を監視することにより、ユーザの体勢の変化を把握でき、この変化に基づいても画面表示の向きを制御できる。
したがって、加速度の向きに変化が生じた場合でも、ユーザの把持状態および体勢は変化していないと判断できる場合は画面表示の向きを切り替えないなど、ユーザの使用状態に適した画面表示を実現できる。
〔参考例〕
電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御装置であって、前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得手段と、前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得手段と、前記アンテナ情報取得手段が取得するアンテナ情報の経時変化を検出し、その経時変化の仕方に応じて、ユーザが前記通信機器を把持した状態に関する把持情報を出力する検出手段と、前記検出手段から出力された前記把持情報に応じて、前記画面の向きを決定する決定手段とを備えたことを特徴とする画面レイアウト制御装置。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、画面レイアウト制御装置10、画面レイアウト制御装置20、画面レイアウト制御装置30の各ブロック、特に制御部5は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、画面レイアウト制御装置10、画面レイアウト制御装置20、画面レイアウト制御装置30は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである画面レイアウト制御装置10、画面レイアウト制御装置20、画面レイアウト制御装置30の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記画面レイアウト制御装置10、画面レイアウト制御装置20、画面レイアウト制御装置30に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの論理回路類などを用いることができる。
また、画面レイアウト制御装置10、画面レイアウト制御装置20、画面レイアウト制御装置30を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、本体の向きに合わせて画面表示の向きを切り替える携帯型の通信機器に適用できる。
2 受信部
3 センサ部
4 記憶部
5 表示部
7 加速度取得部(向き取得手段)、センサ判別部
8 操作入力部
9 表示方向決定部(決定手段)、画面回転制御部
10 画面レイアウト制御装置、主制御部
20 画面レイアウト制御装置
21 アンテナ
22 受信状況測定部
30 画面レイアウト制御装置
31 加速度検出部
32 照度検出部
61 受信状況取得部(アンテナ情報取得手段)、受信電力取得部
62 把持状態判断部(生成手段)
63 把持状態変化検出部(検出手段)
64 受信状況変化検出部(検出手段)
65 操作前受信電力記録部
66 操作後受信電力記録部
67 受信電力変化量記録部
68 比較部
69 持ち方判別部
71 センサ感度取得部
72 変化前センサ感度記録部
73 変化後センサ感度記録部
74 センサ感度変化量記録部
75 比較部
81 照度取得部(照度取得手段)
82 照度変化検出部(照度変化検出手段)
83 操作判定部
100 携帯型通信機器
200 携帯型通信機器
221 接合部
222 送受信部
300 携帯型通信機器

Claims (10)

  1. 電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御装置であって、
    前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得手段と、
    前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得手段と、
    前記アンテナ情報をユーザが前記通信機器を把持した状態に関する把持情報として生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した前記把持情報の経時変化を検出する検出手段と、
    前記向き取得手段によって取得された地面に対する向きと、前記検出手段によって検出された前記把持情報の経時変化が所定の変化量を超えていることとを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定手段とを備えたことを特徴とする画面レイアウト制御装置。
  2. 電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御装置であって、
    前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得手段と、
    前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得手段と、
    前記アンテナ情報の経時変化を検出する検出手段と、
    前記向き取得手段によって取得された地面に対する向きと、前記検出手段によって検出された前記アンテナ情報取得手段が取得する前記アンテナ情報の経時変化が所定の変化量を超えていることとを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定手段とを備えたことを特徴とする画面レイアウト制御装置。
  3. 前記画面の前方の照度を取得する照度取得手段と、
    前記照度の経時変化を検出する照度変化検出手段とをさらに備え、
    前記決定手段は、前記照度の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更する追加条件として用いることを特徴とする請求項1または2に記載の画面レイアウト制御装置。
  4. 前記携帯型通信機器は前記電波の受信アンテナを互いに異なる箇所に複数備え、
    前記アンテナ情報取得手段によって取得される前記アンテナ情報は、前記通信機器の当該複数のアンテナについて測定された電波の受信状況の差異であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画面レイアウト制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の画面レイアウト制御装置を備えたことを特徴とする携帯型通信機器。
  6. 表示画面の両端に2本の前記受信アンテナをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の携帯型通信機器。
  7. 電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御方法であって、
    前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得ステップと、
    前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得ステップと、
    前記アンテナ情報をユーザが前記通信機器を把持した状態に関する把持情報として生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成した前記把持情報の経時変化を検出する検出ステップと、
    前記向き取得ステップによって取得された地面に対する向きと、前記検出ステップで検出された前記把持情報の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定ステップとを含むことを特徴とする画面レイアウト制御方法。
  8. 電波の受信アンテナを備えた携帯型通信機器に表示される画面の向きを制御する画面レイアウト制御方法であって、
    前記通信機器の地面に対する向きを取得する向き取得ステップと、
    前記アンテナで受信される電波の受信状況を示すアンテナ情報を取得するアンテナ情報取得ステップと、
    前記アンテナ情報取得ステップで取得する前記アンテナ情報の経時変化を検出する検出ステップと、
    前記向き取得ステップによって取得された地面に対する向きと、前記検出ステップで検出された前記アンテナ情報の経時変化が所定の変化量を超えていることを、前記画面の向きを変更するための条件の1つとして用いる決定ステップとを含むことを特徴とする画面レイアウト制御方法。
  9. 請求項1から4のいずれか1項に記載の画面レイアウト制御装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

JP2011139893A 2011-06-23 2011-06-23 画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体 Withdrawn JP2013009115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011139893A JP2013009115A (ja) 2011-06-23 2011-06-23 画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011139893A JP2013009115A (ja) 2011-06-23 2011-06-23 画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013009115A true JP2013009115A (ja) 2013-01-10

Family

ID=47676119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011139893A Withdrawn JP2013009115A (ja) 2011-06-23 2011-06-23 画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013009115A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033079A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 シャープ株式会社 電子機器
JP2015162018A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 携帯端末、表示方法及び表示プログラム
JP2017199381A (ja) * 2017-05-24 2017-11-02 カシオ計算機株式会社 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
US9964991B2 (en) 2014-09-11 2018-05-08 Samsung Electronics Co., Ltd Electronic device and grip sensing method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033079A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 シャープ株式会社 電子機器
JP2015162018A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 携帯端末、表示方法及び表示プログラム
US9964991B2 (en) 2014-09-11 2018-05-08 Samsung Electronics Co., Ltd Electronic device and grip sensing method
JP2017199381A (ja) * 2017-05-24 2017-11-02 カシオ計算機株式会社 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9703386B2 (en) Method for controlling terminal device by using headset wire and the terminal device thereof
KR102229006B1 (ko) 터치 스크린을 이용한 입력 처리 방법 및 장치
KR102206054B1 (ko) 지문 처리 방법 및 그 전자 장치
KR102003377B1 (ko) 슬립 모드에서 카메라 모듈을 구동하는 전자 장치 및 방법
US8352639B2 (en) Method of device selection using sensory input and portable electronic device configured for same
US9176578B2 (en) Control apparatus, control method, program, input signal receiving apparatus, operation input apparatus, and input system for performing processing with input units on different surfaces
US9146624B2 (en) Method for managing screen orientation of a portable electronic device
EP3035154A1 (en) Method and apparatus for recognizing grip state in electronic device
US9836145B2 (en) Mobile terminal apparatus and display method therefor
KR20140028084A (ko) 핸드헬드형 단말 기기의 사용자 인터페이스를 자동으로 스위칭하는 방법, 및 핸드헬드형 단말 기기
WO2012144526A1 (ja) 情報表示装置、制御方法、及びプログラム
JP5222967B2 (ja) 携帯端末
KR102023822B1 (ko) 전력 관리 방법, 장치 및 전자 기기
CN109032444A (zh) 一种通知消息显示方法及终端设备
CN104123072B (zh) 一种用于提供移动设备中的虚拟键盘的方法和设备
CN107450029B (zh) 电池状态校验方法和装置、计算机设备、计算机可读存储介质
WO2014000632A1 (zh) 一种获取移动终端安全状态的方法、装置及设备
US20150177788A1 (en) Apparatus and method for controlling a display based on a manner of holding the apparatus
JP2013009115A (ja) 画面レイアウト制御装置、画面レイアウト制御方法、画面レイアウトの制御プログラム、及びコンピュータ読取可能記録媒体
CN109634438A (zh) 一种输入法的控制方法及终端设备
WO2014094456A1 (zh) 页面切换方法、装置及终端
JP6000035B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
CN111064847B (zh) 一种防误触方法、装置、存储介质及电子设备
CN109634481A (zh) 文本显示方法、装置、移动终端及存储介质
WO2015002300A1 (ja) 携帯端末および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140902