JP2015033079A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】携帯型の電子機器である携帯端末1は、通信機器と無線通信する。携帯端末1は、複数のアンテナを備える。携帯端末1は、携帯端末1の把持状態を検出する。携帯端末1は、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナのうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。携帯端末1は、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信する。
【選択図】図9
【解決手段】携帯型の電子機器である携帯端末1は、通信機器と無線通信する。携帯端末1は、複数のアンテナを備える。携帯端末1は、携帯端末1の把持状態を検出する。携帯端末1は、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナのうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。携帯端末1は、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信する。
【選択図】図9
Description
本発明は、電子機器、通信制御方法、およびプログラムに関する。特に、本発明は、通信機能を有する電子機器、電子機器における通信制御方法、および電子機器を制御するためのプログラムに関する。
従来、アンテナを用いて他の装置と無線通信する電子機器が知られている。このような電子機器においては、ユーザがアンテナに近い表面を手で覆ってしまうと、通信性能が劣化してしまう。
また、従来、複数のアンテナのうちから使用するアンテナを切り替え可能な携帯型の端末装置が知られている。たとえば、特許文献1には、当該端末装置として、表示手段と、複数のアンテナと、使用するアンテナを切り替えるアンテナ切替手段と、使用者の保持方向を検出する保持方向検出手段とを備える携帯型情報端末が開示されている。当該携帯型情報端末においては、アンテナ切替手段は、通信性能の劣化を防ぐために、保持方向検出手段からの検出信号に基づき、無線通信に使用するアンテナを切り替える。
しかしながら、特許文献1では、単に、携帯型情報端末の保持方向しか考慮していないため、ユーザの携帯型情報端末の把持状態(持ち方)によっては、通信性能が良くない方のアンテナを選択してしまうおそれがある。
本願は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能な電子機器を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、電子機器は、通信機器と無線通信する携帯型の機器である。電子機器は、複数のアンテナと、電子機器の把持状態を検出する検出手段と、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナのうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する選択手段と、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信する通信インターフェイスとを備える。
本発明によれば、複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る携帯端末について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、携帯端末としては、たとえば、スマートフォン、タブレット端末が挙げられる。携帯端末は、無線通信が可能な携帯型の電子機器であれば、特に限定されるものではない。
[実施の形態1]
<A.携帯端末1の概略構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末1の概略構成を説明するための図である。図1(A)は、携帯端末1の正面図である。図1(B)は、携帯端末1の背面図である。図1(C)は、携帯端末1の側面図である。図1(D)は、図1(C)におけるI-I線矢視断面図である。
<A.携帯端末1の概略構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末1の概略構成を説明するための図である。図1(A)は、携帯端末1の正面図である。図1(B)は、携帯端末1の背面図である。図1(C)は、携帯端末1の側面図である。図1(D)は、図1(C)におけるI-I線矢視断面図である。
図1(A),(C)を参照して、携帯端末1は、主面に、タッチスクリーン108と、操作キー105とを備えている。なお、タッチスクリーン108は、ディスプレイとタッチパネルとを含んで構成される。また、携帯端末1は、各側面に、側面タッチセンサ110a,110b,110c,110dを備えている。各側面タッチセンサ110a,110b,110c,110dは、携帯端末1の筐体10の表面に設けられている。各側面タッチセンサ110a,110b,110c,110dは、たとえば、静電容量方式のセンサで構成することができる。また、静電容量式のセンサ等のタッチセンサの代わりに、ホバー対応のタッチパネルを使用することも可能である。狭額縁の端末であれば、匡体の側面にも電界が回り込んでくるため、匡体側面の指や手の接触位置の検出が可能である。
以下では、4つの側面タッチセンサ110a,110b,110c,110dを、「側面タッチセンサ110」と総称する。つまり、側面タッチセンサ110は、4つの側面タッチセンサ110a,110b,110c,110dを含む。
図1(B)を参照して、携帯端末1は、背面に、カメラ107と、背面タッチセンサ109とを備えている。背面タッチセンサ109は、側面タッチセンサ110と同様、たとえば、静電容量方式のセンサで構成することができる。
図1(D)を参照して、携帯端末1は、筐体10内に、複数のアンテナ121,122と、複数の電子回路131,132,133,134とを備える。各電子回路131〜134は、図示しない基板上に配置される。つまり、複数のアンテナ121,122と、複数の電子回路131,132,133,134は、携帯端末1に内蔵されている。
アンテナ121は、図示しない給電線により給電される。給電点P1は、当該給電線とアンテナ121との接続点である。また、アンテナ122は、図示しない給電線により給電される。給電点P2は、当該給電線とアンテナ122との接続点である。
携帯端末1は、アンテナ121およびアンテナ122から1つのアンテナを選択し、図示しない通信機器(他の通信端末、基地局等)との間で無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、無線通信に利用するアンテナをアンテナ121とアンテナ122との間で切り替える。アンテナの具体的な選択の手法については、後述する。
また、携帯端末1は、携帯端末1の姿勢が横向きの姿勢から縦向きの姿勢に変化、または当該姿勢が縦向きの姿勢から横向きの姿勢に変化した場合、ディスプレイの表示画面を90度回転させる画面回転機能を有する。
<B.アンテナの選択(切替)の概要>
図2は、ユーザが携帯端末1を横向きに把持した状態を表した図である。図2を参照して、状態Aは、横向きの姿勢の携帯端末1の右端側(図2の状態Aの場合には操作キー105側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、横向きの姿勢の携帯端末1の左端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
図2は、ユーザが携帯端末1を横向きに把持した状態を表した図である。図2を参照して、状態Aは、横向きの姿勢の携帯端末1の右端側(図2の状態Aの場合には操作キー105側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、横向きの姿勢の携帯端末1の左端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、アンテナ122の給電点P2の近傍の携帯端末1の表面(主面,背面,および側面)が手で覆わることになるため、携帯端末1は、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121を選択する。
なお、「給電点の近傍の表面」とは、典型的には、給電点を通る主面の法線と当該主面との交点、給電点を通る背面の法線と当該背面との交点、および給電点を通る側面(典型的には、給電点に最も近い側面)の法線と当該側面との交点である。あるいは、「給電点の近傍の表面」は、上記各交点を含む予め定められた範囲の領域(たとえば、半径5mmの円領域、あるいは一辺が5mmの矩形領域)とすることができる。
状態Aから状態Bに遷移すると、アンテナ121の給電点P1の近傍の表面が手で覆われることになるため、携帯端末1は、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ122を選択する。
図3は、ユーザが携帯端末1を縦向きに把持した状態を表した図である。図3を参照して、状態Aは、縦向きの姿勢の携帯端末1の下端側(図3の状態Aの場合には操作キー105側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、縦向きの姿勢の携帯端末1の上端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、アンテナ122の給電点P2の近傍の表面が手で覆われることになるため、携帯端末1は、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121を選択する。
状態Aから状態Bに遷移すると、アンテナ121の給電点P1の近傍の表面が手で覆われることになるため、携帯端末1は、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の筐体表面が手で覆われていないアンテナ122を選択する。
以上のように、携帯端末1は、把持状態に基づいて、アンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。具体的には、携帯端末1は、携帯端末1の姿勢(横向きまたは縦向きの姿勢)にかかわらず、2つのアンテナ121,122のうち給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナを用いて、通信機器と通信する。
これにより、携帯端末1は、通信性能(通信品質)のよい方のアンテナを用いて、通信機器と通信することが可能となる。以下、上記のようなアンテナの選択を実現するための携帯端末1の具体的な構成について説明する。
<C.ハードウェア構成>
図4は、携帯端末1のハードウェア構成を表した図である。図4を参照して、携帯端末1は、プログラムを実行するCPU101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、フラッシュメモリ104と、操作キー105と、スピーカ106と、カメラ107と、タッチスクリーン108と、背面タッチセンサ109と、側面タッチセンサ110と、加速度センサ111と、無線通信IF(Interface)112と、アンテナ121と、アンテナ122とを、少なくとも含んで構成されている。タッチスクリーン108は、上述したように、ディスプレイ1081と、タッチパネル1082とを含む。各構成要素101〜112は、相互にデータバスによって接続されている。
図4は、携帯端末1のハードウェア構成を表した図である。図4を参照して、携帯端末1は、プログラムを実行するCPU101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、フラッシュメモリ104と、操作キー105と、スピーカ106と、カメラ107と、タッチスクリーン108と、背面タッチセンサ109と、側面タッチセンサ110と、加速度センサ111と、無線通信IF(Interface)112と、アンテナ121と、アンテナ122とを、少なくとも含んで構成されている。タッチスクリーン108は、上述したように、ディスプレイ1081と、タッチパネル1082とを含む。各構成要素101〜112は、相互にデータバスによって接続されている。
アンテナ121,122は、無線通信IF112に接続されている。アンテナ121,122、および無線通信IF112は、たとえば、基地局を介した、他の移動体端末、固定電話、およびPC(Personal Computer)との間における無線通信に用いられる。
ROM102は、不揮発性の半導体メモリである。ROM102は、携帯端末1のブートプログラムが予め格納されている。
フラッシュメモリ104は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ104は、一例としてNAND型で構成してもよい。フラッシュメモリ104は、携帯端末1のオペレーティングシステム、携帯端末1を制御するための各種のプログラム、並びに、携帯端末1が生成したデータ、携帯端末1の外部装置から取得したデータ等の各種データを揮発的に格納する。
携帯端末1における処理は、各ハードウェアおよびCPU101により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ104に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、図示しないメモリカードその他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、アンテナ121,122、および無線通信IF112を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ104に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU101によってフラッシュメモリ104から読み出され、さらにフラッシュメモリ104に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU101は、そのプログラムを実行する。
同図に示される携帯端末1を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、フラッシュメモリ104その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<D.領域>
図5は、携帯端末1の主面の領域を説明するための図である。図5(A)は、携帯端末1の正面図である。図5(B)は、携帯端末1の側面図である。
図5は、携帯端末1の主面の領域を説明するための図である。図5(A)は、携帯端末1の正面図である。図5(B)は、携帯端末1の側面図である。
図5を参照して、主面の領域は、一例として、複数の領域α,β,γ,δに分割(分類)される。領域α,β,γ,δの各々は、この順に、上端側から下端側(操作キー105側)に位置している。
給電点P1から主面への法線は、領域αで交わる。つまり、給電点P1は、複数の領域α〜δにおける領域αの直下に位置する。また、給電点P2から主面への法線は、領域δで交わる。つまり、給電点P2は、複数の領域α〜δにおける領域δの直下に位置する。
以下では、領域α,β,γ,δを用いて、ユーザが携帯端末1を把持している手の親指の主面における可動範囲を説明する。なお、上記においては、主面を4つの領域に分けているが、複数であればよく、4つに限定されるものではない。
<E.機能的構成およびデータ>
図6は、携帯端末1の機能的構成を説明するための図である。図6を参照して、携帯端末1は、タッチスクリーン108と、背面タッチセンサ109と、側面タッチセンサ110と、加速度センサ111と、無線通信IF112と、アンテナ121と、アンテナ122と、制御部200と、記憶部300とを備えている。
図6は、携帯端末1の機能的構成を説明するための図である。図6を参照して、携帯端末1は、タッチスクリーン108と、背面タッチセンサ109と、側面タッチセンサ110と、加速度センサ111と、無線通信IF112と、アンテナ121と、アンテナ122と、制御部200と、記憶部300とを備えている。
無線通信IF112は、アンテナ切替処理部400を含んでいる。制御部200は、状態検出部210と、可動領域推定部220と、通信制御部230と、表示制御部240とを含む。状態検出部210は、持手判断部211を有する。通信制御部230は、選択部231を有する。記憶部300は、データテーブルD7を格納している。
制御部200に含まれる各機能ブロックおよび無線通信IFに含まれる機能ブロック等の説明を行なう前に、データテーブルD7の概要について説明する。
図7は、データテーブルD7の概略構成を表した図である。図7を参照して、データテーブルD7では、携帯端末1の姿勢(縦,横)と、ユーザの携帯端末1の持ち手(把持している方の手)と、主面における接触領域(親指の接触領域)と、主面における親指の可動範囲(つまり、把持状態で親指が動くことが可能な主面上の領域)と、選択するアンテナとが対応付けられている。
主面における接触領域は、説明の便宜上、複数の領域α,β,γ,δのいずれかとする。また、親指の可動範囲は、複数の領域α,β,γ,δのいずれか、または複数の領域α,β,γ,δのうちの2つ以上の組み合わせとする。選択するアンテナとしては、アンテナ121、アンテナ122、現在利用しているアンテナ(アンテナ121またはアンテナ122)の3つのうちのいずれかが規定されている。
再び、図6を参照して、携帯端末1における処理を説明する。背面タッチセンサ109は、携帯端末1の背面における手の接触位置を検知する。背面タッチセンサ109は、検知した接触位置の座標情報を制御部200の状態検出部210に送る。
側面タッチセンサ110は、携帯端末1の側面における手の接触位置を検知する。側面タッチセンサ110は、検知した接触位置の座標情報を状態検出部210に送る。なお、各側面タッチセンサ110a〜110dからの座標情報は、側面タッチセンサ毎に区別された状態で状態検出部210に送られる。
加速度センサ111は、携帯端末1の現在の向き(縦向きか横向きか)を重力により検知するとともに、ユーザの動作による携帯端末1の加速度を検出する。加速度センサ111は、測定した加速度の情報を制御部200に送る。より詳しくは、加速度センサ111は、測定した加速度の情報を、状態検出部210と表示制御部240とに送る。
表示制御部240は、加速度センサ111からの出力に基づき携帯端末1の姿勢が第1の姿勢(たとえば縦)から第2の姿勢(たとえば横)に変化したと検知された場合に、ディスプレイ1081の表示画面を90度回転させる。つまり、表示制御部240は、画面回転機能を有する。
状態検出部210は、ユーザによる携帯端末1の把持状態を検出する。状態検出部210の持手判断部211は、接触位置に基づき、携帯端末1に接触している手が左手および右手のいずれであるかを判断する。
把持状態の検出について、詳しく説明すれば、以下のとおりである。状態検出部210は、タッチパネル1082からの座標情報と、背面タッチセンサ109からの座標情報と、側面タッチセンサ110からの座標情報と、加速度センサ111からの加速度情報とに基づき、把持状態を検出する。より詳しくは、状態検出部210は、検知された接触位置の情報と、携帯端末1の姿勢情報(縦向きまたは横向き)と、接触している手が左手および右手のいずれであるかを表す持手情報とに基づき、把持状態を検出する。
状態検出部210は、検出した把持状態を、可動領域推定部220に送る。具体的には、状態検出部210は、把持状態を表す情報として、手の接触位置の情報と、携帯端末1の姿勢情報と、持手情報とを、可動領域推定部220に送る。
可動領域推定部220は、手の接触位置の情報と、姿勢情報と、持手情報とに基づき、接触している手の親指の表面における可動領域を推定する。具体的には、可動領域推定部220は、データテーブルD7を参照して、親指の主面における可動領域を推定する。具体的には、可動領域推定部220は、可動領域として、領域α,β,γ,δ(図5参照)のうちから少なくとも1つの領域を推定する。また、可動領域推定部220は、手の接触位置の情報と、姿勢情報と、持手情報と、推定した可動領域を表す情報を、通信制御部230に送る。
通信制御部230は、無線通信IF112を用いた通信を制御する。具体的には、通信制御部230は、無線通信の設定に必要な各種の処理を行なう。
通信制御部230の選択部231は、上記検出された把持状態に基づいて、前記複数のアンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。
具体的には、選択部231は、複数のアンテナ121,122のうちから、アンテナの給電点の近傍の携帯端末1の表面が手で覆われていないアンテナを選択する。より詳しくは、選択部231は、複数のアンテナ121,122のうちから、アンテナの給電点の近傍の表面が手で覆われておらず、かつ推定された可動領域が給電点の近傍とならないアンテナを選択する。さらに詳しくは、選択部231は、データテーブルD7を参照して、通信に利用するアンテナを選択する。
選択部231における選択処理の一例を挙げて説明すれば、以下のとおりである。携帯端末1の姿勢が縦向き、持ち手が左、主面における接触領域がβとなるように、ユーザが携帯端末1を把持していたとする。また、当該把持状態に基づき推定される親指の可動領域が、領域α,β,γであったとする。この場合、選択部231は、データテーブルD7を参照して、姿勢が「縦」,持ち手が「左手」、主面における接触領域が「α」,および親指の可動領域が「α,β,γ」に対応付けられたアンテナ(つまり、アンテナ122)を選択する。選択部231は、選択したアンテナをアンテナ切替処理部400に通知する。
無線通信IF112は、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信する。詳しくは、無線通信IF112のアンテナ切替処理部400が、選択されたアンテナを用いて通信が行えるように、必要に応じてアンテナを切り替える。たとえば、アンテナ切替処理部400は、アンテナ121が使用されている状況において、選択部231からアンテナ122が選択されたことを通知されると、利用するアンテナをアンテナ121からアンテナ122に切り換える処理を行なう。
<F.制御構造>
図8は、携帯端末1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図8を参照して、ステップS2において、携帯端末1のCPU101は、ネットワークへの接続を開始するための処理要求を受付けたか否かを判断する。CPU101は、処理要求を受付けたと判断した場合(ステップS2においてYES)、ステップS4において、CPU101は、ユーザによる携帯端末1の把持状態を検出する。CPU101は、処理要求を受付けていないと判断した場合(ステップS2においてNO)、処理をステップS2に戻す。
図8は、携帯端末1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図8を参照して、ステップS2において、携帯端末1のCPU101は、ネットワークへの接続を開始するための処理要求を受付けたか否かを判断する。CPU101は、処理要求を受付けたと判断した場合(ステップS2においてYES)、ステップS4において、CPU101は、ユーザによる携帯端末1の把持状態を検出する。CPU101は、処理要求を受付けていないと判断した場合(ステップS2においてNO)、処理をステップS2に戻す。
ステップS6において、CPU101は、親指の主面における可動領域を推定する。ステップS8において、CPU101は、無線通信に利用するアンテナを、アンテナ121,122のうちから選択する。ステップS10において、無線通信IF112は、選択されたアンテナを用いて、通信機器と通信する。
ステップS12において、CPU101は、ネットワークへの接続を終了させるための処理要求を受付けたか否かを判断する。CPU101は、処理要求を受付けたと判断した場合(ステップS12においてYES)、一連の処理を終了する。CPU101は、処理要求を受付けていないと判断した場合(ステップS12においてNO)、処理をステップS4に戻す。
図9は、図8におけるステップS4の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図9を参照して、ステップS402において、CPU101は、加速度センサ111からの出力に基づき、携帯端末1の姿勢を判断する。ステップS404において、CPU101は、背面タッチセンサ109および側面タッチセンサ110から、手の接触位置を表す座標情報を取得する。ステップS406において、CPU101は、携帯端末1を把持している持ち手が、左手であるか右手であるかを判断する。
<G.まとめ>
(1)携帯端末1は、通信機器と無線通信する携帯型の電子機器である。携帯端末1は、複数のアンテナ121,122と、携帯端末1の把持状態を検出する状態検出部210と、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いるアンテナを選択する選択部231と、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信する無線通信IF112とを備える。したがって、携帯端末1は、ユーザによる把持状態に応じて、複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能となる。
(1)携帯端末1は、通信機器と無線通信する携帯型の電子機器である。携帯端末1は、複数のアンテナ121,122と、携帯端末1の把持状態を検出する状態検出部210と、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いるアンテナを選択する選択部231と、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信する無線通信IF112とを備える。したがって、携帯端末1は、ユーザによる把持状態に応じて、複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能となる。
(2)複数のアンテナ121,122の各々は、携帯端末1に内蔵されている。選択部231は、複数のアンテナ121,122のうちから、アンテナの給電点の近傍の携帯端末1の表面が手で覆われていないアンテナを選択する。
したがって、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナを選択するため、通信性能の良いアンテナを選択することが可能となる。
(3)携帯端末1は、主面側に表示面を有するタッチスクリーン108と、携帯端末1の背面および側面における手の接触位置を検知するタッチセンサ(109,110)とをさらに備える。状態検出部210は、検知された接触位置に基づき、把持状態を検出する。それゆえ、携帯端末1は、把持状態を検出できる。
(4)携帯端末1は、加速度を検知する加速度センサ111と、加速度センサ111からの出力に基づき携帯端末1の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化したと検知された場合に、タッチスクリーン108のディスプレイ1081の表示画面を90度回転させる表示制御部240とを備える。状態検出部210は、第1の姿勢および第2の姿勢のいずれかを表した姿勢情報に基づき、把持状態を検出する。したがって、携帯端末1は、姿勢情報を考慮した把持状態を検出できる。
(5)状態検出部210は、前記接触位置に基づき、前記電子機器に接触している手が左手および右手のいずれであるかを判断する持手判断部211を含む。携帯端末1は、接触位置と、姿勢情報と、接触している手が左手および右手のいずれであるかを表す持手情報とに基づき、接触している手の親指の主面における可動領域を推定する可動領域推定部220をさらに備える。選択部231は、複数のアンテナ121,122のうちから、推定された可動領域が給電点の近傍とならないアンテナを選択する。したがって、携帯端末1は、ユーザがたとえ親指を動かした場合であっても、給電点の近傍の表面が手で覆われることがないアンテナを選択することが可能となる。
(6)携帯端末1の主面は、複数の領域α,β,γ,δに分割されている。複数のアンテナ121,122のうちのアンテナ121の給電点P1は、複数の領域α〜δにおける領域αの直下に位置する。複数のアンテナ121,122のうちのアンテナ122の給電点P2は、複数の領域α〜δにおける領域δの直下に位置する。可動領域推定部220は、複数の領域α〜δの1つ以上の領域を可動領域として推定する。したがって、携帯端末1は、予め定められた複数の領域α〜δのうちから、親指の可動領域を推定できる。
(7)携帯端末1の姿勢と、持ち手と、領域α〜δと、アンテナとの対応関係を表したデータテーブルD7を記憶した記憶部300をさらに備える。選択部231は、データテーブルD7に基づいて、複数のアンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。したがって、携帯端末1は、データテーブルD7を予め格納しておくことにより、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナを選択することができる。
(8)携帯端末1における通信制御方法は、携帯端末1の把持状態を検出するステップと、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いるアンテナを選択するステップと、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信するステップとを備える。したがって、携帯端末1は、ユーザによる把持状態に応じて、複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能となる。
(9)携帯端末1を制御するプログラムは、携帯端末1の把持状態を検出するステップと、検出された把持状態に基づいて、複数のアンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いるアンテナを選択するステップと、選択されたアンテナを用いて、通信機器と無線通信するステップとを、携帯端末1のCPU101に実行させる。したがって、携帯端末1は、ユーザによる把持状態に応じて、複数のアンテナのうちから通信性能の良いアンテナを選択することが可能となる。
<H.変形例>
(h1.親指の可動領域)
図10は、親指の可動領域を説明するための図である。上記においては、親指の可動領域を4つの領域α,β,γ,δに区分したが、これに限定されるのではない。たとえば、図10に示すように、携帯端末1において、ユーザによる把持状態に応じて、より正確な可動領域(たとえば領域Q)を推定するように可動領域推定部220を構成してもよい。
(h1.親指の可動領域)
図10は、親指の可動領域を説明するための図である。上記においては、親指の可動領域を4つの領域α,β,γ,δに区分したが、これに限定されるのではない。たとえば、図10に示すように、携帯端末1において、ユーザによる把持状態に応じて、より正確な可動領域(たとえば領域Q)を推定するように可動領域推定部220を構成してもよい。
この場合には、可動領域推定部220は、データテーブルD7の代わりに、たとえば、姿勢と、持ち手と、接触位置を表す複数の座標情報(座標値)の組み合わせのパターン、親指の可動領域と、アンテナとを対応付けたデータテーブルを利用して可動領域を推定すればよい。
また、この場合、親指の可動領域は、数式を用いた演算により推定してもよい。さらに、データテーブルにおいて座標の組み合わせパターンを予め対応づけておくのではなく、演算により複数のパターンのいずれかに属するのかを判断する構成としてもよい。
(h2.アンテナの数が3本の構成)
上記においては、アンテナを2本内蔵した構成の携帯端末1について説明した。以下では、アンテナを3本内蔵した携帯端末1Aにおけるアンテナの選択について説明する。
上記においては、アンテナを2本内蔵した構成の携帯端末1について説明した。以下では、アンテナを3本内蔵した携帯端末1Aにおけるアンテナの選択について説明する。
図11は、ユーザが携帯端末1Aを横向きに把持した状態を表した図である。図11を参照して、携帯端末1Aは、アンテナ121,122,123を備える。アンテナ123は、図示しない給電線により給電される。給電点P3は、当該給電線とアンテナ123との接続点である。また、以下の説明では、アンテナ122、アンテナ121、アンテナ123の順に、アンテナの性能が低下するものとする。
状態Aは、横向きの姿勢の携帯端末1Aの右端側(図11の状態Aの場合には操作キー105とは反対側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、横向きの姿勢の携帯端末1Aの左端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。状態Cは、横向きの姿勢の携帯端末1Aの左端側と右端側とを、ユーザが各々左手と右手とで把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、アンテナ121の給電点P1の近傍の携帯端末1Aの表面(主面,背面,および側面)が手で覆わることになる。また、上述したとおり、アンテナ122の方がアンテナ123よりも性能がよい。したがって、携帯端末1Aは、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Aは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ122,123のうち、性能が良い方のアンテナ122を選択する。
状態Aから状態Bに遷移すると、アンテナ122の給電点P2の近傍の表面が手で覆われることになる。また、アンテナ121の方がアンテナ123よりも性能がよい。したがって、携帯端末1Aは、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121,123のうち、性能が良い方のアンテナ121を選択する。
状態A(または状態B)から状態Cに遷移すると、アンテナ122の給電点P2およびアンテナ121の給電点P1の近傍の各表面が手で覆われることになる。したがって、携帯端末1Aは、アンテナ123を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナとして残ったアンテナ123を選択する。
図12は、ユーザが携帯端末1Aを縦向きに把持した状態を表した図である。図12を参照して、状態Aは、縦向きの姿勢の携帯端末1Aの下端側(図12の状態Aの場合には操作キー105側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、縦向きの姿勢の携帯端末1Aの下端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、アンテナ122の給電点P2の近傍の表面が手で覆われることになる。また、アンテナ121の方がアンテナ123よりも性能がよい。したがって、携帯端末1Aは、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121,123のうち、性能が良い方のアンテナ121を選択する。
状態Aから状態Bに遷移すると、アンテナ123の給電点P3の近傍の表面が手で覆われることになる。また、アンテナ122の方がアンテナ121よりも性能がよい。したがって、携帯端末1Aは、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1は、給電点の近傍の筐体表面が手で覆われていないアンテナ121,122のうち、性能が良い方のアンテナ122を選択する。
以上のように、携帯端末1Aは、把持状態に基づいて、アンテナ121,122,123のうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。具体的には、携帯端末1Aは、携帯端末1の姿勢(横向きまたは縦向きの姿勢)にかかわらず、3つのアンテナ121,122,123のうち給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナであって、性能が最も高いアンテナを用いて、通信機器と通信する。
(h3.掌の一部または親指の付け根が携帯端末1に密着している場合の処理)
次に、掌の一部または親指の付け根が携帯端末に密着している場合を考慮したアンテナの切替方法について説明する。なお、説明の便宜上、当該密着を考慮する携帯端末を、携帯端末1と区別するために、「携帯端末1B」と称する。なお、携帯端末1と携帯端末1Bとは同じハードウェア構成を有する。つまり、携帯端末1Bは、2本のアンテナ121,122を備える。ただし、アンテナ122の方がアンテナ121よりも性能が良いものとして、以下説明する。
次に、掌の一部または親指の付け根が携帯端末に密着している場合を考慮したアンテナの切替方法について説明する。なお、説明の便宜上、当該密着を考慮する携帯端末を、携帯端末1と区別するために、「携帯端末1B」と称する。なお、携帯端末1と携帯端末1Bとは同じハードウェア構成を有する。つまり、携帯端末1Bは、2本のアンテナ121,122を備える。ただし、アンテナ122の方がアンテナ121よりも性能が良いものとして、以下説明する。
携帯端末1Bは、掌の一部または親指の付け根が携帯端末1Bに密着しているか否かを、背面タッチセンサ109および側面タッチセンサ110a〜110dにより検知される接触面積の大きさに基づき判断する。携帯端末1Bは、掌の一部または親指の付け根が携帯端末1Bの表面に密着していると判断した場合に、当該密着している領域が各アンテナの各給電点の近傍であるか否かを判断する。
図13は、ユーザが携帯端末1Bを横向きに把持した状態を表した図である。図13を参照して、状態Aは、横向きの姿勢の携帯端末1の右端側(図13の状態Aの場合には操作キー105とは反対側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、横向きの姿勢の携帯端末1Bの左端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、アンテナ121の給電点P1の近傍の携帯端末1の表面(主面,背面,および側面)が手で覆わることになるため、携帯端末1Bは、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Bは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121を選択する。より詳しくは、掌の一部または親指の付け部が密着している領域Sα1,Sα2が給電点P1の近傍であるため、携帯端末1Bは、給電点P1とは異なる給電点P2を有するアンテナ122を選択する。なお、領域Sα1は、主面側の領域であり、領域Sα2は背面側の領域である。
状態Aから状態Bに遷移すると、アンテナ122の給電点P2の近傍の表面が手で覆われることになるため、携帯端末1Bは、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Bは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121を選択する。より詳しくは、掌の一部および親指の付け部が密着している領域Sβ1,Sβ2が給電点P2の近傍であるため、携帯端末1Bは、給電点P2とは異なる給電点P1を有するアンテナ121を選択する。なお、領域Sβ1は、主面側の領域であり、領域Sβ2は背面側の領域である。
図14は、ユーザが携帯端末1Bを縦向きに把持した状態を表した図である。図14を参照して、状態Aは、縦向きの姿勢の携帯端末1の下端側(図14の状態Aの場合には操作キー105側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、縦向きの姿勢の携帯端末1Bの上端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいて、領域Sγ1,Sγ2は、掌の一部または親指の付け部が密着している領域(携帯端末1Bの表面の一部領域)である。なお、領域Sγ1は、主面側の領域であり、領域Sγ2は背面側の領域である。状態Aにおいては、アンテナ122の給電点P2の近傍の表面が手で覆われることになるため、携帯端末1Bは、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Bは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナ121を選択する。
状態Bにおいて、領域Sδ1,Sδ2は、掌の一部または親指の付け部が密着している領域(携帯端末1Bの表面の一部領域)である。なお、領域Sδ1は、主面側の領域であり、領域Sδ2は背面側の領域である。状態Aから状態Bに遷移すると、アンテナ122の左端側(給電点P2と反対側)の近傍の表面が手で覆われることになる。しかしながら、アンテナ121の給電点P1の近傍の表面とアンテナ122の給電点P2の近傍の表面とは手で覆われていない。また、上述したとおり、アンテナ122の方がアンテナ121よりも性能がよい。したがって、携帯端末1Bは、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Bは、給電点の近傍の筐体表面が手で覆われていないアンテナ121,122のうち、性能の良いアンテナ122を選択する。より詳しくは、携帯端末1Bは、携帯端末1Bの表面と密着している領域が給電点の近傍にない場合には、親指の可動範囲を推定してアンテナを切り替える。
以上のように、携帯端末1Bは、携帯端末1と同様、把持状態に基づいて、アンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。具体的には、携帯端末1Bは、携帯端末1Bの姿勢(横向きまたは縦向きの姿勢)にかかわらず、2つのアンテナ121,122のうち給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナを用いて、通信機器と通信する。
図15は、携帯端末1Bにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。以下では、図8に示したフローチャートと異なる点を主として説明する。図15を参照して、携帯端末1B(正確には、CPU101)は、ステップS4の後、ステップS52において、掌の一部または親指の付け根が携帯端末1Bの表面と密着しているか否かを判断する。
携帯端末1Bは、密着していないと判断した場合(ステップS52においてNO)、処理をステップS8に進める。携帯端末1Bは、密着していると判断した場合(ステップS52においてYES)、ステップS54において、当該密着している領域がアンテナの給電点の近傍であるか否かを判断する。
携帯端末1Bは、給電点の近傍であると判断した場合(ステップS54においてYES)、処理をステップS8に進める。携帯端末1Bは、給電点の近傍でないと判断した場合(ステップS54においてNO)、処理をステップS6に進める。
(h4.MIMO)
上記においては、複数のアンテナのうちから1つのアンテナを選択する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
上記においては、複数のアンテナのうちから1つのアンテナを選択する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
たとえば、上記のアンテナの選択処理を、MIMO(multiple-input and multiple-output)をサポートするスマートフォン等の電子機器にも適用できる。つまり、複数のアンテナのうちから2つ以上のアンテナを組み合わせることによりデータ送受信に利用する帯域幅を広げて無線通信に対して、上記のアンテナの選択処理を適用できる。なお、この場合、選択部は、複数のアンテナのうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも2つ以上のアンテナを選択することになる。
(h5.親指以外の可動領域)
上記においては、可動領域推定部220が親指の可動領域のみを推定する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。可動領域推定部220が、各センサからの座標情報、姿勢情報等に基づいて、人差指、中指、薬指、および小指の可動領域を推定してもよい。この場合には、親指の可動領域と、親指以外の指の可動領域とを考慮して、アンテナを選択するように、選択部231を構成してもよい。なお、親指以外の指の可動領域を求める一例として、これらの指は、親指のようには自由に移動できないので、例えば、現在の指位置から所定の平行移動可能距離を設定して、その距離離れた位置までを可動領域としてもよい。
上記においては、可動領域推定部220が親指の可動領域のみを推定する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。可動領域推定部220が、各センサからの座標情報、姿勢情報等に基づいて、人差指、中指、薬指、および小指の可動領域を推定してもよい。この場合には、親指の可動領域と、親指以外の指の可動領域とを考慮して、アンテナを選択するように、選択部231を構成してもよい。なお、親指以外の指の可動領域を求める一例として、これらの指は、親指のようには自由に移動できないので、例えば、現在の指位置から所定の平行移動可能距離を設定して、その距離離れた位置までを可動領域としてもよい。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、背面タッチセンサ109と側面タッチセンサ110とを備える携帯端末の構成を説明した。本実施の形態では、これらのセンサ109,110の代わりに、グリップセンサを備える携帯端末について説明する。なお、グリップセンサとは、携帯端末がユーザによって握られたことを検知するためのセンサ(触覚センサ)である。
実施の形態1においては、背面タッチセンサ109と側面タッチセンサ110とを備える携帯端末の構成を説明した。本実施の形態では、これらのセンサ109,110の代わりに、グリップセンサを備える携帯端末について説明する。なお、グリップセンサとは、携帯端末がユーザによって握られたことを検知するためのセンサ(触覚センサ)である。
図16は、本発明の実施の形態に係る携帯端末1Cの概略構成を説明するための図である。図16(A)は、携帯端末1Cの正面図である。図16(B)は、携帯端末1Cの背面図である。図16(C)は、携帯端末1Cの側面図である。図16(D)は、図16(C)におけるII-II線矢視断面図である。
図16(A),(B),(C)を参照して、携帯端末1Cは、主面に、タッチスクリーン108と、操作キー105とを備えている。また、携帯端末1Cは、背面に、カメラ107を備えている。また、携帯端末1Cは、筐体の周辺部(2つの側面部)に、グリップセンサ191〜194を備えている。詳しくは、携帯端末1Cの4つの側面部のうち、互いに対向する2つ側面部の各々に、2つのグリップセンサが配置されている。なお、2つの側面部は、携帯端末1Cの長手方向の側面部である。
各グリップセンサ191〜194は、力が加わると、予め定められた信号を発生する。当該信号は、CPU101に送られる。ユーザが携帯端末1Cを右手で把持した場合、たとえば、1つのグリップセンサ191に指が掛っていると、4つのグリップセンサ191〜194のうち1つのグリップセンサ191だけが上記信号を発生する。
図16(D)を参照して、携帯端末1Cは、携帯端末1と同様、筐体10内に、複数のアンテナ121,122と、複数の電子回路131〜134とを備える。
携帯端末1Cは、携帯端末1と同様、アンテナ121およびアンテナ122から1つのアンテナを選択し、図示しない通信機器(他の通信端末、基地局等)との間で無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Cは、無線通信に利用するアンテナをアンテナ121とアンテナ122との間で切り替える。アンテナの具体的な選択の手法については、後述する。
また、携帯端末1Cは、携帯端末1と同様、携帯端末1Cの姿勢が横向きの姿勢から縦向きの姿勢に変化、または当該姿勢が縦向きの姿勢から横向きの姿勢に変化した場合、ディスプレイの表示画面を90度回転させる画面回転機能を有する。
携帯端末1Cは、携帯端末1と同様のハードウェア構成を有する。だたし、以下では、アンテナ122の方がアンテナ121よりも性能が良いものとして説明する。
図17は、ユーザが携帯端末1Cを横向きに把持した状態を表した図である。図17を参照して、状態Aは、横向きの姿勢の携帯端末1Cの右端側(図17の状態Aの場合には操作キー105とは反対側)を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、横向きの姿勢の携帯端末1Cの左端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、グリップセンサ193に手(詳しくは親指の付け根)が接触する。他のグリップセンサ191,192,194には手は接触しない。したがって、グリップセンサ193のみが信号を発生し、残りの3つのグリップセンサ191,192,194は信号を発生しない。
この場合、携帯端末1Cが横位置であるため、アンテナ121の給電点P1の近傍の携帯端末1Cの表面(主面,背面,および側面)が手で覆われている可能性がある。また、携帯端末1Cが横位置であり、かつグリップセンサ193のみが信号を発生していることから、携帯端末1Cは、ユーザが右手で携帯端末1Cを把持していると判断できる。このため、携帯端末1Cは、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Cは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないと判断し得るアンテナ122を選択する。換言すれば、携帯端末1Cは、アンテナ121,122のうち、グリップセンサ193から遠い方に位置するアンテナ122を選択する。
状態Aから状態Bに遷移すると、グリップセンサ194に手(詳しくは親指の付け根)が接触する。他のグリップセンサ191,192,193には手は接触しない。したがって、グリップセンサ194のみが信号を発生し、残りの3つのグリップセンサ191,192,193は信号を発生しない。
この場合、携帯端末1Cが横位置であるため、アンテナ122の給電点P2の近傍の携帯端末1Cの表面(主面,背面,および側面)が手で覆われている可能性がある。また、携帯端末1Cが横位置であり、かつグリップセンサ194のみが信号を発生していることから、携帯端末1Cは、ユーザが左手で携帯端末1Cを把持していると判断できる。このため、携帯端末1Cは、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Cは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないと判断し得るアンテナ121を選択する。換言すれば、携帯端末1Cは、アンテナ121,122のうち、グリップセンサ194から遠い方に位置するアンテナ121を選択する。
図18は、ユーザが携帯端末1Cを縦向きに把持した状態を表した図である。図18を参照して、状態Aは、縦向きの姿勢の携帯端末1Cの右端側を、ユーザが右手で把持した状態を表した図である。状態Bは、縦向きの姿勢の携帯端末1Cの左端側を、ユーザが左手で把持した状態を表した図である。
状態Aにおいては、グリップセンサ194に手(詳しくは親指の付け根)が接触する。他のグリップセンサ191,192,193には手は接触しない。したがって、グリップセンサ194のみが信号を発生し、残りの3つのグリップセンサ191,192,193は信号を発生しない。
この場合、携帯端末1Cが縦位置であるため、アンテナ122の給電点P2の近傍の携帯端末1Cの表面(主面,背面,および側面)が手で覆われている可能性がある。また、携帯端末1Cが縦位置であり、かつグリップセンサ194のみが信号を発生していることから、携帯端末1Cは、ユーザが右手で携帯端末1Cを把持していると判断できる。このため、携帯端末1Cは、アンテナ121を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Cは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないと判断し得るアンテナ121を選択する。換言すれば、携帯端末1Cは、アンテナ121,122のうち、グリップセンサ194から遠い方に位置するアンテナ121を選択する。
状態Aから状態Bに遷移すると、グリップセンサ192に手(詳しくは親指の付け根)が接触する。他のグリップセンサ191,193,194には手は接触しない。したがって、グリップセンサ192のみが信号を発生し、残りの3つのグリップセンサ191,193,194は信号を発生しない。
この場合、携帯端末1Cが縦位置であり、かつグリップセンサ192のみが信号を発生していることから、携帯端末1Cは、ユーザが左手で携帯端末1Cを把持していると判断できる。また、携帯端末1Cが縦位置であるため、携帯端末1Cは、アンテナ121の給電点P1の近傍の表面とアンテナ122の給電点P2の近傍の表面とは手で覆われていないと判断できる。さらに、上述したとおり、アンテナ122の方がアンテナ121よりも性能がよい。
このため、携帯端末1Cは、アンテナ122を用いて通信機器と無線通信を行なう。つまり、携帯端末1Cは、給電点の近傍の表面が手で覆われていないと判断し得るアンテナ121,122のうちから、アンテナ性能の良いアンテナ122を選択する。
以上のように、携帯端末1Cは、把持状態に基づいて、アンテナ121,122のうちから、通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する。具体的には、携帯端末1Cは、携帯端末1と同様、携帯端末1Cの姿勢(横向きまたは縦向きの姿勢)にかかわらず、2つのアンテナ121,122のうち給電点の近傍の表面が手で覆われていないアンテナを用いて、通信機器と通信する。
これにより、携帯端末1Cは、通信性能(通信品質)のよい方のアンテナを用いて、通信機器と通信することが可能となる。
図19は、携帯端末1Cの機能的構成を説明するための図である。図19を参照して、携帯端末1Cは、タッチスクリーン108と、加速度センサ111と、無線通信IF112と、アンテナ121と、アンテナ122と、グリップセンサ191〜194と、制御部200Aと、記憶部300とを備えている。背面タッチセンサ109および側面タッチセンサ110の代わりにグリップセンサ191〜194を備えている点と、制御部200の代わりに制御部200Aを備えている点とにおいて、実施の形態1の携帯端末1とは異なる。
制御部200Aは、状態検出部210Aと、通信制御部230と、表示制御部240とを含む。制御部200Aは、可動領域推定部220を含まない点と、状態検出部210の代わりに状態検出部210Aを備えている点とにおいて、実施の形態1の携帯端末1とは異なる。
状態検出部210Aは、グリップセンサ191〜194からの出力信号に基づき、ユーザによる携帯端末1Cの把持状態を検出する。
図20は、携帯端末1Cにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。以下では、図8に示したフローチャートと異なる点を主として説明する。図20を参照して、携帯端末1C(詳しくはCPU101)は、ステップS2において肯定的な判断がなされた後、ステップS4Aにおいて、ユーザによる携帯端末1Cの把持状態を検出する。携帯端末1Cは、ステップS4Aの後、処理をステップS8に進める。なお、ステップS2,8,10,12における各処理は、図8に基づいて説明したため、ここでは繰り返さない。
図21は、図20におけるステップS4Aの処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図21を参照して、ステップS402において、CPU101は、加速度センサ111からの出力に基づき、携帯端末1Cの姿勢を判断する。ステップS404Aにおいて、CPU101は、グリップセンサ191〜194からの出力信号に基づき、ユーザの手が接触している1つ以上のグリップセンサを判断する。ステップS406において、CPU101は、携帯端末1Cの姿勢およびユーザが接触しているグリップセンサの情報に基づいて、携帯端末1を把持している持ち手が、左手であるか右手であるかを判断する。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C 携帯端末、10 筐体、101 CPU、104 フラッシュメモリ、105 操作キー、107 カメラ、108 タッチスクリーン、109 背面タッチセンサ、110,110a,110b,110c,110d 側面タッチセンサ、111 加速度センサ、112 無線通信IF、121,122,123 アンテナ、131,132,133,134 電子回路、191,192,193,194 グリップセンサ、200,200A 制御部、210,210A 状態検出部、211 持手判断部、220 可動領域推定部、230 通信制御部、231 選択部、240 表示制御部、300 記憶部、400 アンテナ切替処理部、1081 ディスプレイ、1082 タッチパネル、D7 データテーブル、P1,P2,P3 給電点、Q 領域。
Claims (5)
- 通信機器と無線通信する携帯型の電子機器であって、
複数のアンテナと、
前記電子機器の把持状態を検出する検出手段と、
前記検出された把持状態に基づいて、前記複数のアンテナのうちから、前記通信機器との通信に用いる少なくとも1つのアンテナを選択する選択手段と、
前記選択されたアンテナを用いて、前記通信機器と無線通信する通信インターフェイスとを備える、電子機器。 - 前記複数のアンテナの各々は、前記電子機器に内蔵されており、
前記選択手段は、前記複数のアンテナのうちから、前記アンテナの給電点の近傍の前記電子機器の表面が手で覆われていないアンテナを選択する、請求項1に記載の電子機器。 - 前記電子機器の主面側に表示面を有するタッチスクリーンと、
前記電子機器の背面および側面における前記手の接触位置を検知する第1のセンサとをさらに備え、
前記検出手段は、前記検知された接触位置に基づき、前記把持状態を検出する、請求項2に記載の電子機器。 - 加速度を検知する第2のセンサと、
前記第2のセンサからの出力に基づき前記電子機器の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化したと検知された場合に、前記タッチスクリーンの表示画面を90度回転させる表示制御手段とを備え、
前記検出手段は、前記第1の姿勢および前記第2の姿勢のいずれかを表した姿勢情報に基づき、前記把持状態を検出する、請求項3に記載の電子機器。 - 前記検出手段は、前記接触位置に基づき、前記電子機器に接触している手が左手および右手のいずれであるかを判断する判断手段を含み、
前記電子機器は、
前記接触位置と、前記姿勢情報と、前記接触している手が左手および右手のいずれであるかを表す持手情報とに基づき、前記接触している手の親指の前記主面における可動領域を推定する推定手段をさらに備え、
前記選択手段は、前記複数のアンテナのうちから、前記推定された可動領域が前記給電点の近傍とならないアンテナを選択する、請求項4に記載の電子機器。
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