JP5998834B2 - 電子機器及び冷却装置 - Google Patents

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本発明は、電子機器及び冷却装置に関する。
パーソナルコンピュータのCPU(Central Processing Unit)等の電子部品、CPU内の複数の機能ブロック等、電子機器内の熱源となる部品を、所定の流路に冷媒を流し、冷却する技術が知られている。
例えば、一の流路を流れる冷媒によって複数の熱源を冷却する技術、複数の熱源に対応してそれぞれ流路を設け、各流路に冷媒を流す技術が知られている。また、複数の熱源に対応してそれぞれ設けた流路の上流側に弁を設け、熱源通過後の冷媒の温度をセンサで検出し、温度が高い流路に多くの冷媒が流れるように、弁を制御する技術等も知られている。
特開2011−205023号公報
これまでの冷却技術では、電子機器内の熱源となる部品と冷媒が流れる流路との配置関係、部品の形態やその実装形態等によっては、流路を流れる冷媒の温度や流量が適切でないために、発熱する部品を効率的に冷却することができない場合があった。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板の第1領域に実装された第1部品と、前記第1部品を冷却する冷却装置とを備える電子機器が提供される。前記冷却装置は、前記第1部品に熱的に接続され、冷媒が流通する第1流路と、前記基板に熱的に接続され、冷媒が流通する第2流路と、前記第1流路から流出する冷媒の温度及び前記第2流路から流出する冷媒の温度に応じて、前記第1流路を流通する冷媒の流量と前記第2流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第1調整部とを含む。
また、本発明の一観点によれば、冷媒がそれぞれ流通する第1流路及び第2流路と、前記第1流路を流通する冷媒の流量と前記第2流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第1調整部とを含み、前記第1調整部は、前記第1流路の冷媒及び前記第2流路の冷媒が流入する第3流路と、前記第3流路に内蔵された第1仕切り板とを含み、前記第1仕切り板で仕切られた一方の第4流路に前記第1流路の冷媒が流入し、前記第1仕切り板で仕切られた他方の第5流路に前記第2流路の冷媒が流入し、前記第4流路に流入した冷媒の温度及び前記第5流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第1仕切り板が、前記第4流路側又は前記第5流路側に変位し、前記第4流路及び前記第5流路の一方を広げ他方を狭め、前記第4流路及び前記第5流路に流入し前記第1仕切り板の通過後に前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された一方が流通する第6流路と、前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された他方が流通する第7流路と、前記第6流路を流通する冷媒の流量と前記第7流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第2調整部とを更に含み、前記第2調整部は、前記第6流路の冷媒及び前記第7流路の冷媒が流入する第8流路と、前記第8流路に内蔵された第2仕切り板とを含み、前記第2仕切り板で仕切られた一方の第9流路に前記第6流路の冷媒が流入し、前記第2仕切り板で仕切られた他方の第10流路に前記第7流路の冷媒が流入し、前記第9流路に流入した冷媒の温度及び前記第10流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第2仕切り板が前記第9流路側又は前記第10流路側に変位し、前記第9流路及び前記第10流路の一方を広げ他方を狭める冷却装置が提供される。
開示の技術によれば、流路を流れる冷媒の流量をその温度に応じて適切に調整し、発熱する部品を効率的に冷却することが可能になる。
電子機器の一例を示す図である。 電子機器の別例を示す図である。 熱抵抗の流量比依存性の一例を示す図(その1)である。 熱抵抗の流量比依存性の一例を示す図(その2)である。 冷却水の温度の流量比依存性の一例を示す図(その1)である。 冷却水の温度の流量比依存性の一例を示す図(その2)である。 電子機器の構成例を示す図である。 第1の実施の形態に係る調整部の説明図(その1)である。 第1の実施の形態に係る調整部の説明図(その2)である。 第1の実施の形態に係るシリンダの説明図(その1)である。 第1の実施の形態に係るシリンダの説明図(その2)である。 第1の実施の形態に係る仕切り板の変位の説明図である。 第2の実施の形態に係る調整部の説明図である。 第2の実施の形態に係る仕切り板の変位の説明図である。 第3の実施の形態に係る調整部の説明図(その1)である。 第3の実施の形態に係る調整部の説明図(その2)である。 第3の実施の形態に係る仕切り板の変位の説明図である。
図1は電子機器の一例を示す図である。
図1に示す電子機器100Aは、基板11、及び基板11に実装された電子部品12を含む部品実装基板(電子装置)10Aを有している。電子部品12は、その動作に伴って発熱する発熱体である。基板11の、電子部品12が実装されている領域には、基板11を貫通し、銅(Cu)等の熱伝導性の材料を用いて形成されたビア(サーマルビア)13、一例として複数のビア13が設けられている。
尚、ここでは、部品実装基板10Aの、電子部品12の実装面側を「表面側」とし、電子部品12の実装面側と反対の面側を「裏面側」とする。
部品実装基板10Aの表面側には、配管21及びその配管21に繋がる流路を内部に有するクーリングプレート22が設けられている。このクーリングプレート22は、基板11に実装された電子部品12に熱的に接続されている。部品実装基板10Aの裏面側には、配管31及びその配管31に繋がる流路を内部に有するクーリングプレート32が設けられている。このクーリングプレート32は、基板11の、ビア13が設けられている領域(電子部品12に対応する領域)に、熱的に接続されている。
電子部品12で発生した熱は、例えば、部品実装基板10Aの表面側に設けられたクーリングプレート22に伝熱され、また、ビア13を通じて裏面側に伝熱されてクーリングプレート32に伝熱される。尚、電子部品12で発生した熱の伝熱経路は、これに限定されるものではない。
部品実装基板10Aの表面側に設けられる配管21及びクーリングプレート22、並びに、裏面側に設けられる配管31及びクーリングプレート32には、それぞれ冷媒が流通される。冷媒には、水(冷却水)を用いることができる。部品実装基板10Aの表面側の配管21及びクーリングプレート22、並びに、裏面側の配管31及びクーリングプレート32は、電子部品12の冷却装置(又はその一部)として機能する。表面側の配管21及びクーリングプレート22、並びに、裏面側の配管31及びクーリングプレート32に、冷媒である冷却水が流通されることで、部品実装基板10Aの電子部品12が冷却される。
配管21及び配管31は、冷却水分配供給装置(Coolant Distribution Unit;CDU)40に接続されている。ここでは、CDU40から冷却水が配管21と配管31に分流され、配管21及びクーリングプレート22を流れた冷却水と、配管31及びクーリングプレート32を流れた冷却水とが合流されてCDU40に戻される場合を例示している。冷却水は、このように部品実装基板10Aの表面側、裏面側を通って循環する。
CDU40は、冷水設備(チラー)50と接続されている。チラー50で生成される冷水が、CDU40との間で循環される。CDU40では、チラー50の冷水と、部品実装基板10Aの表面側及び裏面側を通って戻ってくる冷却水との熱交換が行われ、熱交換後の冷却水が、部品実装基板10Aの表面側に設けられた配管21、裏面側に設けられた配管31へと供給される。
尚、図1では、便宜上、CDU40から流出しCDU40に流入する冷却水の流れを鎖線で、チラー50から流出しチラー50に流入する冷水の流れを点線で、それぞれ図示している。
電子機器100Aの冷却装置(冷却システム)は、部品実装基板10Aの表面側の配管21及びクーリングプレート22、裏面側の配管31及びクーリングプレート32のほか、上記のようなCDU40及びチラー50を含む。電子機器100Aでは、このような冷却装置が用いられ、部品実装基板10Aの電子部品12が冷却される。
上記構成を有する電子機器100Aでは、部品実装基板10Aの表面側に配管21及びクーリングプレート22を設け、それらに冷却水を流し、部品実装基板10Aの表面側から電子部品12の冷却を行う。更に、電子機器100Aでは、部品実装基板10Aにビア13を設けて電子部品12の熱を裏面側に伝熱し、配管31及びクーリングプレート32に冷却水を流して、部品実装基板10Aの裏面側からも電子部品12の冷却を行う。このように部品実装基板10Aの表面側及び裏面側から電子部品12の冷却を行うことで、例えば表面側からだけ冷却を行う場合に比べて、より電子部品12の温度上昇を抑制することが可能になる。
ところで、部品実装基板には、複数種の電子部品が実装される場合がある。
図2は電子機器の別例を示す図である。
図2に示す電子機器100Bは、基板11に複数の電子部品12、ここでは一例として3つの電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cが実装された部品実装基板(電子装置)10を有している。電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cが実装されている領域にはそれぞれ、複数のビア13が設けられている。ビア13の径及び本数は、電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cの発熱量、基板11内の配線の配置等によって、例えば図2に示すように、電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cでそれぞれ異なってくる場合がある。
このような部品実装基板10の表面側には、電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cにそれぞれ熱的に接続されてクーリングプレート22が設けられている。これら表面側のクーリングプレート22は、表面側に設けられた配管21で直列に接続されている。部品実装基板10の裏面側には、電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cにそれぞれ対応する領域の基板11に熱的に接続されてクーリングプレート32が設けられている。各クーリングプレート32は、それぞれビア13を通じて表面側の電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cに熱的に接続されている。これら裏面側のクーリングプレート32は、裏面側に設けられた配管31で直列に接続されている。
部品実装基板10の表面側に設けられた配管21及びクーリングプレート22、並びに、裏面側に設けられた配管31及びクーリングプレート32には、チラー50で冷却された冷却水がCDU40によって循環される。この場合、電子機器100Bでは、部品実装基板10の表面側で直列に接続された配管21及びクーリングプレート22と、裏面側で直列に接続された配管31及びクーリングプレート32に、いずれも一定流量の冷却水が供給される。
尚、図2では、便宜上、CDU40から流出しCDU40に流入する冷却水の流れを鎖線で、チラー50から流出しチラー50に流入する冷水の流れを点線で、それぞれ図示している。
ここで、上記のような電子機器100Bにおいて、例えば、電子部品12cのビア13の本数が少ない等の理由から、電子部品12cの、部品実装基板10の裏面側への伝熱量が小さい場合を想定する。この場合、部品実装基板10の表面側と裏面側を流れる冷却水の総流量が一定なら、部品実装基板10の裏面側への伝熱量が小さい電子部品12cの表面側のクーリングプレート22に冷却水を多く流した方が、電子部品12cの冷却性能は高まる。部品実装基板10の表面側のクーリングプレート22と裏面側のクーリングプレート32に流れる冷却水の流量比と冷却性能(熱抵抗)について、シミュレーションの結果より、定量的に説明する。
表面側及び裏面側の双方から冷却が行われる両面冷却型の部品実装基板10では、熱回路が、表面側のクーリングプレート22の熱抵抗と裏面側のクーリングプレート32の熱抵抗との並列の熱回路となる。このような並列の熱回路により、系全体の熱抵抗が決定される。ある電子部品12について、部品実装基板10の表面側と裏面側に流す冷却水の総流量を一定とした時の、熱抵抗の流量比(表面側:裏面側)依存性をシミュレーションした結果を図3及び図4に示す。
図3及び図4において、流量比は、表面側:裏面側=9:1,8:2,7:3,6:4,5:5,4:6,3:7としている。また、部品実装基板10の裏面側への伝熱量は、電子部品12の実装領域におけるビア13の面積占有率に依存する。図3は電子部品12の実装領域におけるビア13の面積占有率が1%の時の結果、図4は電子部品12の実装領域におけるビア13の面積占有率が10%の時の結果である。
ビア13の面積占有率が1%の時には、図3に示すように、流量比9:1で熱抵抗が最小になり(図中点線枠X1)、表面側の流量が減少する(裏面側の流量が増加する)に従って、熱抵抗が増加する傾向がある。
ビア13の面積占有率が10%の時には、図4に示すように、流量比6:4で熱抵抗が最小になり(図中点線枠X2)、これよりも表面側の流量が増加する(裏面側の流量が減少する)或いは表面側の流量が減少する(裏面側の流量が増加する)に従って、熱抵抗が増加する傾向がある。
このように、ビア13の面積占有率が小さく、裏面側への伝熱が小さい場合には、表面側に多くの冷却水を流すことで、熱抵抗が小さく抑えられ、冷却性能が高まる。一方、ビア13の面積占有率がそれよりも大きくなり、裏面側への伝熱がより大きくなる場合には、裏面側の流量を増やすことで、熱抵抗が小さく抑えられ、冷却性能が高まる。両面冷却型の部品実装基板10では、ビア13の面積占有率に依存して最適な流量比が存在する。
しかし、部品実装基板10の表面側と裏面側にそれぞれ一定流量の冷却水を流す場合には、複数の電子部品12の発熱量や裏面側への伝熱量が異なっていても、各電子部品12の表面側と裏面側の流量比を制御することができない。
ここで更に、ある電子部品12について、部品実装基板10の表面側と裏面側に流す冷却水の総流量を一定とした時の、クーリングプレート22及びクーリングプレート32から流出する冷却水の温度の流量比(表面側:裏面側)依存性をシミュレーションした結果を図5及び図6に示す。
図5は電子部品12の実装領域におけるビア13の面積占有率が1%の時の結果、図6は電子部品12の実装領域におけるビア13の面積占有率が10%の時の結果である。図5及び図6において、流量比は、上記図3及び図4と同様、表面側:裏面側=9:1,8:2,7:3,6:4,5:5,4:6,3:7としている。
ビア13の面積占有率が1%の時には、図5に示すように、表面側の流量が減少する(裏面側の流量が増加する)に従って、表面側のクーリングプレート22からの冷却水の温度Pが上昇し、裏面側のクーリングプレート32からの冷却水の温度Qが低下する傾向がある。そして、上記図3に示したように熱抵抗が最小になる流量比9:1において、表面側のクーリングプレート22からの冷却水の温度Pと、裏面側のクーリングプレート32からの冷却水の温度Qとが同程度になる(図中点線枠X3)。
ビア13の面積占有率が10%の時にも同様に、図6に示すように、表面側の流量が減少する(裏面側の流量が増加する)に従って、表面側のクーリングプレート22からの冷却水の温度Pが上昇し、裏面側のクーリングプレート32からの冷却水の温度Qが低下する傾向がある。そして、上記図4に示したように熱抵抗が最小になる流量比6:4において、表面側のクーリングプレート22からの冷却水の温度Pと、裏面側のクーリングプレート32からの冷却水の温度Qとが同程度になる(図中点線枠X4)。
即ち、ある電子部品12について、表面側と裏面側に流す冷却水の流量比を、表面側のクーリングプレート22と裏面側のクーリングプレート32の各々から流出する冷却水の温度が同程度になるような流量比にする。それにより、表面側と裏面側の双方の熱抵抗を小さく抑えることが可能になる。部品実装基板10の各電子部品12(電子部品12a、電子部品12b、電子部品12c)について、このような流量比調整による冷却を行えば、各電子部品12の効率的な冷却が可能になる。
以下、このように部品実装基板の表面側と裏面側の冷却水の温度、流量比を調整可能な冷却装置、及びそれを用いた電子機器の形態について、詳細に説明する。
図7は電子機器の構成例を示す図である。
図7に示す電子機器100は、基板11に複数の電子部品12、ここでは一例として3つの電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cが実装された部品実装基板10を有している。電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cの実装領域にはそれぞれ、複数のビア13が、所定の径及び本数で、即ち各実装領域において所定の面積占有率で、設けられている。
このような部品実装基板10の表面側には、電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cにそれぞれ熱的に接続されてクーリングプレート22が設けられている。部品実装基板10の裏面側には、電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cにそれぞれ対応する領域の基板11に熱的に接続されてクーリングプレート32が設けられている。各クーリングプレート32は、それぞれビア13を通じて表面側の電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cに熱的に接続されている。
部品実装基板10の表面側の各クーリングプレート22には、配管21が接続されている。裏面側の各クーリングプレート32には、配管31が接続されている。表面側のクーリングプレート22に接続された配管21と、裏面側のクーリングプレート32に接続された配管31とは、共通の配管51に接続されている。表面側の配管21及びクーリングプレート22、裏面側の配管31及びクーリングプレート32、並びに、配管21と配管31が接続された配管51には、チラー50で冷却された冷却水がCDU40によって循環される。
尚、図7では、便宜上、CDU40から流出しCDU40に流入する冷却水の流れを鎖線で、チラー50から流出しチラー50に流入する冷水の流れを点線で、それぞれ図示している。
図7の例では、CDU40から、電子部品12cに対応する表面側のクーリングプレート22に接続された配管21と、電子部品12cに対応する裏面側のクーリングプレート32に接続された配管31とに、冷却水が分流される。そして、電子部品12cに対応する表面側のクーリングプレート22を流れて配管21から流出する冷却水と、電子部品12cに対応する裏面側のクーリングプレート32を流れて配管31から流出する冷却水とが、その流出方向下流の配管51内で合流される。
このように配管51内で合流された冷却水は、電子部品12bに対応する表面側のクーリングプレート22に接続された配管21と、電子部品12bに対応する裏面側のクーリングプレート32に接続された配管31とに分流される。そして、電子部品12bに対応する表面側のクーリングプレート22を流れて配管21から流出する冷却水と、電子部品12bに対応する裏面側のクーリングプレート32を流れて配管31から流出する冷却水とが、その流出方向下流の配管51内で合流される。
電子部品12aについても同様に、上流側の配管51内で合流された冷却水が表面側と裏面側に分流され、表面側と裏面側から流出してくる冷却水がその流出方向下流の配管51内で合流される。この配管51内で合流された冷却水は、CDU40に戻され、チラー50の冷水と熱交換される。熱交換後の冷却水は、CDU40から電子部品12cの上流側の配管21と配管31に分流され、以降、上記のような流通経路で冷却水が循環される。
電子機器100の冷却装置(冷却システム)は、例えば上記のように、部品実装基板10の表面側の配管21及びクーリングプレート22、裏面側の配管31及びクーリングプレート32、配管51、CDU40及びチラー50を含む。電子機器100では、このような冷却装置が用いられ、部品実装基板10の各電子部品12(電子部品12a、電子部品12b、電子部品12c)が冷却される。
ここで、上記のような冷却装置の配管51には、それに流入する表面側からの冷却水の温度と裏面側からの冷却水の温度に応じて、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量の比を調整する調整部60が設けられている。このような調整部60の形態について以下に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図8及び図9は第1の実施の形態に係る調整部の説明図である。尚、図8では、便宜上、冷却水の流れを直線矢印で図示している。また、図9には、調整部の冷却水流通方向から見た断面の例を示している。
図8に示すように、第1の実施の形態に係る調整部60は、配管51に内蔵された仕切り板61を有している。仕切り板61は、一定の厚みを有している。この仕切り板61で仕切られた一方の流路62に、表面側のクーリングプレート22を流通した冷却水が配管21を通って流入し、仕切り板61で仕切られた他方の流路63に、裏面側のクーリングプレート32を流通した冷却水が配管31を通って流入する。仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63を流通する冷却水は、仕切り板61の配置領域の通過後に、配管51内で合流される。
配管51の内壁と仕切り板61とは、冷却水の温度によって伸縮する伸縮部材、例えばシリンダ64で連結されている。このようなシリンダ64が、仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられている。仕切り板61は、流路62及び流路63に設けられたシリンダ64の伸縮によって、流路62側又は流路63側に変位する。尚、図8には、流路62及び流路63にそれぞれ、複数のシリンダ64が設けられている場合を例示している。また、図8には、配管51を流路62と流路63に仕切る仕切り板61が、その配管51の中央に位置している場合を例示している。
第1の実施の形態に係る調整部60には、例えば、図9(A)に示すように、配管51として円形管を用い、それに内蔵される仕切り板61として、冷却水流通方向と直交する方向の側縁部が湾曲した断面形状を有する板材を用いることができる。このような配管51内を仕切り板61が、シリンダ64の伸縮によって、配管51の中央の位置から図9(A)に点線で示すように流路62側又は流路63側に変位する。
また、第1の実施の形態に係る調整部60には、例えば、図9(B)に示すように、配管51として矩形管を用い、それに内蔵される仕切り板61として、配管51の内壁に沿って摺動する、矩形の断面形状を有する板材を用いることもできる。このような配管51内を仕切り板61が、シリンダ64の伸縮によって、配管51の中央の位置から図9(B)に点線で示すように流路62側又は流路63側に変位する。
尚、一定の厚みを有する仕切り板61が配管51内で変位可能なものであれば、調整部60の構成は、この例に限定されるものではない。
図10及び図11は第1の実施の形態に係るシリンダの説明図である。
シリンダ64は、例えば図10に示すように、筒状のシリンダ部64a、及びシリンダ部64aの内壁に沿って摺動するピストン部64bを有している。シリンダ部64aとピストン部64bの間には、圧力媒体として、例えばフロン64cが封入されている。
フロン64cは、シリンダ64の周囲の温度に応じて相変化する。図10(A)のような液相のフロン64caが、図10(B)のような気相のフロン64cbに変化してその体積が膨張すると、ピストン部64bがシリンダ部64aに対して押し出される方向、即ちピストン部64bが伸びる方向に移動する。図10(B)のような気相のフロン64cbが、図10(A)のような液相のフロン64caに変化してその体積が収縮すると、ピストン部64bがシリンダ部64aに対して押し込まれる方向、即ちピストン部64bが縮む方向に移動する。
シリンダ64に用いる圧力媒体には、フロン64cのほか、図11に示すように、シリンダ64の周囲の温度に応じて膨張、収縮するオイル64dを用いることもできる。尚、圧力媒体にオイル64dを用いる場合、オイル64dの温度による膨張、収縮は、フロン64cのような相変化による膨張、収縮に比べて、その体積変動が小さくなり得る。このような場合には、図11に示したように、ピストン部64bが摺動する筒状部分の径を小さくしたシリンダ部64aを採用してもよい。
オイル64dを用いたシリンダ64においても、オイル64dが図11(A)のような状態から図11(B)のように膨張すると、ピストン部64bがシリンダ部64aに対して押し出される方向、即ちピストン部64bが伸びる方向に移動する。オイル64dが図11(B)のような状態から図11(A)のように収縮すると、ピストン部64bがシリンダ部64aに対して押し込まれる方向、即ちピストン部64bが縮む方向に移動する。
上記のようなシリンダ64が、調整部60の仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63に、冷却水の流通方向とピストン部64bの伸縮方向が交差するように、設けられる。流路62及び流路63に流れる冷却水の温度によって、流路62及び流路63のシリンダ64のピストン部64bが伸長又は収縮し、仕切り板61が流路62側又は流路63側に変位する。
図12は第1の実施の形態に係る仕切り板の変位の説明図である。尚、図12では、便宜上、冷却水の流れを直線矢印で図示しており、冷却水の流量が多い場合ほど太い直線矢印で図示している。
まず、仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63にそれぞれ配管21及び配管31から流入する冷却水の温度が、同じ或いは同等の場合について、上記図8を参照して説明する。このように流路62及び流路63に流入する冷却水の温度が同じ或いは同等の場合には、流路62及び流路63のシリンダ64の圧力媒体(フロン64c又はオイル64d)は、同じ或いは同等の状態となる。そのため、仕切り板61は、流路62側及び流路63側から同じ或いは同等の力で押され、図8に示したように、配管51の中央或いはほぼ中央に位置するようになる。その結果、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量と、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量とを、同じ或いは同等にすることができる。
続いて、表面側の配管21から流路62に流入する冷却水の温度が、裏面側の配管31から流路63に流入する冷却水の温度よりも高い場合について、図12(A)を参照して説明する。この場合には、流路62のシリンダ64の圧力媒体が、流路63のシリンダ64の圧力媒体よりも膨張する。そのため、仕切り板61は、流路62側からシリンダ64で押され、図12(A)に示すように、配管51の流路63側に変位する。一定の厚みを持った仕切り板61がこのように変位することで、表面側の配管21に繋がる流路62は広がり、裏面側の配管31に繋がる流路63は狭まる。その結果、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量が、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量よりも多くなる。これにより、表面側の配管21から流出される冷却水の温度は低下し、裏面側の配管31から流出される冷却水の温度は上昇する。このようにして、表面側の配管21と裏面側の配管31から流出される冷却水の温度が同じ或いは同等になるように、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
続いて、裏面側の配管31から流路63に流入する冷却水の温度が、表面側の配管21から流路62に流入する冷却水の温度よりも高い場合について、図12(B)を参照して説明する。この場合には、流路63のシリンダ64の圧力媒体が、流路62のシリンダ64の圧力媒体よりも膨張する。そのため、仕切り板61は、流路63側からシリンダ64で押され、図12(B)に示すように、配管51の流路62側に変位する。一定の厚みを持った仕切り板61がこのように変位することで、表面側の配管21に繋がる流路62は狭まり、裏面側の配管31に繋がる流路63は広がる。その結果、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量が、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量よりも多くなる。これにより、裏面側の配管31から流出される冷却水の温度は低下し、表面側の配管21から流出される冷却水の温度は上昇する。このようにして、表面側の配管21と裏面側の配管31から流出される冷却水の温度が同じ或いは同等になるように、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
このように第1の実施の形態に係る調整部60によれば、仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63に流入する冷却水の温度に応じて、仕切り板61が流路62側又は流路63側に変位する。これにより、流路62に繋がる表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量と、流路63に繋がる裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量との比が調整される。
例えば、図7に示した部品実装基板10において、電子部品12cのビア13を介した裏面側への伝熱量が小さく、表面側のクーリングプレート22への伝熱量が大きいとする。表面側と裏面側に一定流量の冷却水を流すと、表面側のクーリングプレート22から配管21を通って調整部60の流路62に流入する冷却水の温度の方が、裏面側のクーリングプレート32から配管31を通って流路63に流入する冷却水の温度よりも高くなる。そのため、仕切り板61は、流路63側に変位し、その結果、電子部品12c上にある表面側のクーリングプレート22に、裏面側のクーリングプレート32よりも多くの冷却水が流れるようになり、電子部品12cを効果的に冷却することが可能になる。このように、流路62及び流路63に流入する冷却水の温度に応じて、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
配管51の流路62及び流路63を流れる冷却水は、仕切り板61の配置領域の通過後、配管51内で合流し、例えば、その配管51の下流側に接続された配管21及び配管31に分流される。
図7に示した部品実装基板10の場合、電子部品12cの実装領域に対応する表面側及び裏面側を流れ、配管51内で合流した冷却水は、電子部品12bの実装領域に対応する表面側及び裏面側へと分流される。そして、上記同様、その分流後の冷却水が表面側及び裏面側を流れて流入する配管51の調整部60により、流路62及び流路63に流入する冷却水の温度に応じて、表面側を流れる冷却水の流量と、裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
冷却水は、このように合流と分流を繰り返し、終端の配管51で合流された冷却水がCDU40に戻され、熱交換後、再び部品実装基板10の側(その表面側と裏面側)へと供給される。
以上述べたように、電子機器100では、部品実装基板10の表面側の配管21及びクーリングプレート22、裏面側の配管31及びクーリングプレート32、調整部60を備えた配管51を含む冷却装置を用いる。このような冷却装置を用いることで、部品実装基板10の各電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cをそれぞれ効率的に冷却することができる。
尚、上記の例では、冷却水をCDU40によって循環させる場合を例示したが、冷却水の循環を行わず、冷却水を部品実装基板10に設けた流路の一端側から流入し、他端側から排出(廃棄)する構成とすることもできる。
また、上記の例では、水(冷却水)を冷媒に用いたが、例えばフッ素系不活性液体等の他の冷媒を用いてもよい。
また、配管51の内壁と仕切り板61の間に設ける伸縮部材には、図10及び図11に示したような形態のシリンダ64のほか、様々な形態の温感式のシリンダ、アクチュエータを利用することができる。
また、上記の例では、1つの部品実装基板10Aを例示したが、電子機器100は、複数の部品実装基板10を有していてもよい。この場合は、各部品実装基板10に、上記のような表面側の配管21及びクーリングプレート22、裏面側の配管31及びクーリングプレート32、及び調整部60を備えた配管51を設け、水等の冷媒を流通させるようにすればよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。
上記図7に示したような電子機器100において、部品実装基板10の表面側の配管21及び裏面側の配管31が接続される配管51には、以下の図13及び図14に示すような調整部60を設けることもできる。
図13は第2の実施の形態に係る調整部の説明図である。尚、図13では、便宜上、冷却水の流れを直線矢印で図示している。
図13に示すように、第2の実施の形態に係る調整部60は、配管51に内蔵された固定仕切り板65及び仕切り板61を有している。固定仕切り板65は、配管51の、表面側のクーリングプレート22に繋がる配管21及び裏面側のクーリングプレート32に繋がる配管31の接続部から、冷却水の流通方向に一定距離延在されるように、配管51の中央に固定して配置されている。仕切り板61は、固定仕切り板65の、冷却水の流通方向終端に、配管51の内壁とシリンダ64で連結されて配置されている。尚、仕切り板61には、例えば上記第1の実施の形態で述べた図9のような断面形状のものを採用することができる。
固定仕切り板65及び仕切り板61で仕切られた流路62に、表面側のクーリングプレート22を流通した冷却水が配管21を通って流入し、仕切り板61で仕切られた流路63に、裏面側のクーリングプレート32を流通した冷却水が配管31を通って流入する。流路62及び流路63を流通する冷却水は、固定仕切り板65及び仕切り板61の配置領域の通過後に、配管51内で合流される。
シリンダ64は、流路62及び流路63にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられている。仕切り板61は、流路62及び流路63に設けられたシリンダ64の伸縮によって、流路62側又は流路63側に変位する。尚、図13には、配管51内で変位する仕切り板61が、その配管51の中央に位置している場合を例示している。
シリンダ64には、上記第1の実施の形態で述べた図10のようなフロン64cを圧力媒体に用いたものや、図11のようなオイル64dを圧力媒体に用いたものを採用することができる。シリンダ64は、流路62及び流路63に、冷却水の流通方向とピストン部64bの伸縮方向が交差するように、設けられる。流路62及び流路63に流れる冷却水の温度によって圧力媒体のフロン64c或いはオイル64dが膨張、収縮し、シリンダ64のピストン部64bが伸長又は収縮することで、仕切り板61が流路62側又は流路63側に変位する。
図14は第2の実施の形態に係る仕切り板の変位の説明図である。尚、図14では、便宜上、冷却水の流れを直線矢印で図示しており、冷却水の流量が多い場合ほど太い直線矢印で図示している。
まず、固定仕切り板65及び仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63にそれぞれ配管21及び配管31から流入する冷却水の温度が、同じ或いは同等の場合、流路62及び流路63のシリンダ64の圧力媒体は、同じ或いは同等の状態となる。そのため、仕切り板61は、上記図13に示したように、配管51の中央或いはほぼ中央に位置するようになる。尚、固定仕切り板65は変位しない。その結果、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量と、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量とを、同じ或いは同等にすることができる。
表面側の配管21から流路62に流入する冷却水の温度が、裏面側の配管31から流路63に流入する冷却水の温度よりも高い場合には、流路62のシリンダ64の圧力媒体が、流路63のシリンダ64の圧力媒体よりも膨張する。そのため、図14(A)に示すように、固定仕切り板65は変位せず、仕切り板61が配管51の流路63側に変位する。仕切り板61がこのように変位することで、表面側の配管21に繋がる流路62は広がり、裏面側の配管31に繋がる流路63は狭まる。その結果、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量が、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量よりも多くなる。これにより、表面側の配管21から流出される冷却水の温度は低下し、裏面側の配管31から流出される冷却水の温度は上昇する。このようにして、表面側の配管21と裏面側の配管31から流出される冷却水の温度が同じ或いは同等になるように、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
一方、裏面側の配管31から流路63に流入する冷却水の温度が、表面側の配管21から流路62に流入する冷却水の温度よりも高い場合には、流路63のシリンダ64の圧力媒体が、流路62のシリンダ64の圧力媒体よりも膨張する。そのため、図14(B)に示すように、固定仕切り板65は変位せず、仕切り板61が配管51の流路62側に変位する。仕切り板61がこのように変位することで、表面側の配管21に繋がる流路62は狭まり、裏面側の配管31に繋がる流路63は広がる。その結果、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量が、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量よりも多くなる。これにより、裏面側の配管31から流出される冷却水の温度は低下し、表面側の配管21から流出される冷却水の温度は上昇する。このようにして、表面側の配管21と裏面側の配管31から流出される冷却水の温度が同じ或いは同等になるように、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
上記図7に示した電子機器100の各配管51に、図13及び図14に示すような構成を有する調整部60を用いた場合にも、部品実装基板10の各電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cをそれぞれ効率的に冷却することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
上記図7に示したような電子機器100において、部品実装基板10の表面側の配管21及び裏面側の配管31が接続される配管51には、以下の図15〜図17に示すような調整部60を設けることもできる。
図15及び図16は第3の実施の形態に係る調整部の説明図である。尚、図15では、便宜上、冷却水の流れを直線矢印で図示している。また、図16には、調整部に設ける仕切り板の平面形状の例を示している。
図15に示すように、第3の実施の形態に係る調整部60は、配管51に内蔵された仕切り板61を有している。仕切り板61は、その一端が配管51の端部(表面側のクーリングプレート22に繋がる配管21及び裏面側のクーリングプレート32に繋がる配管31の接続部)に軸支されている。このように配管51の端部に軸支された仕切り板61は、その支持部61aを中心に回動可能になっている。仕切り板61の自由端側は、冷却水の温度によって変形する変形部材、例えばバイメタル66で配管51の内壁と連結されている。
配管51は、仕切り板61によって流路62と流路63に仕切られる。仕切り板61で仕切られた流路62に、表面側のクーリングプレート22を流通した冷却水が配管21を通って流入し、仕切り板61で仕切られた流路63に、裏面側のクーリングプレート32を流通した冷却水が配管31を通って流入する。流路62及び流路63を流通する冷却水は、仕切り板61の配置領域の通過後に、配管51内で合流される。
バイメタル66は、流路62及び流路63にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられている。仕切り板61の自由端側に連結されたバイメタル66の変形により、仕切り板61は支持部61aを中心に回動し、流路62側又は流路63側に変位する。尚、図15には、仕切り板61が配管51の中央に位置している場合を例示している。
第3の実施の形態に係る調整部60の配管51には、円形管、矩形管を用いることができる。配管51に円形管を用いる場合には、図16(A)に示すような半楕円形の平面形状を有する仕切り板61を用いることができるほか、半円形の平面形状を有する仕切り板61を用いることができる。配管51に矩形管を用いる場合には、図16(B)に示すような矩形の平面形状を有する仕切り板61を用いることができる。このような平面形状の仕切り板61が、バイメタル66の変形によって、配管51の中央の位置から流路62側又は流路63側に変位する。
図17は第3の実施の形態に係る仕切り板の変位の説明図である。尚、図17では、便宜上、冷却水の流れを直線矢印で図示しており、冷却水の流量が多い場合ほど太い直線矢印で図示している。
まず、仕切り板61で仕切られた流路62及び流路63にそれぞれ配管21及び配管31から流入する冷却水の温度が、同じ或いは同等の場合、流路62及び流路63のバイメタル66は、同じ或いは同等の変形状態となるか、又は変形しない。そのため、仕切り板61は、上記図15に示したように、配管51の中央或いはほぼ中央に位置するようになる。その結果、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量と、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量とを、同じ或いは同等にすることができる。
表面側の配管21から流路62に流入する冷却水の温度が、裏面側の配管31から流路63に流入する冷却水の温度よりも高い場合、流路62のバイメタル66が、流路63のバイメタル66よりも大きく変形する。そのため、仕切り板61は、図17(A)に示すように、配管51の流路63側に支持部61aを中心に回動して変位する。仕切り板61がこのように変位することで、表面側の配管21に繋がる流路62は広がり、裏面側の配管31に繋がる流路63は狭まる。その結果、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量が、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量よりも多くなる。これにより、表面側の配管21から流出される冷却水の温度は低下し、裏面側の配管31から流出される冷却水の温度は上昇する。このようにして、表面側の配管21と裏面側の配管31から流出される冷却水の温度が同じ或いは同等になるように、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
一方、裏面側の配管31から流路63に流入する冷却水の温度が、表面側の配管21から流路62に流入する冷却水の温度よりも高い場合、流路63のバイメタル66が、流路62のバイメタルよりも大きく変形する。そのため、仕切り板61は、図17(B)に示すように、配管51の流路62側に支持部61aを中心に回動して変位する。仕切り板61がこのように変位することで、表面側の配管21に繋がる流路62は狭まり、裏面側の配管31に繋がる流路63は広がる。その結果、裏面側のクーリングプレート32及び配管31に流れる冷却水の流量が、表面側のクーリングプレート22及び配管21に流れる冷却水の流量よりも多くなる。これにより、裏面側の配管31から流出される冷却水の温度は低下し、表面側の配管21から流出される冷却水の温度は上昇する。このようにして、表面側の配管21と裏面側の配管31から流出される冷却水の温度が同じ或いは同等になるように、表面側を流れる冷却水の流量と裏面側を流れる冷却水の流量との比が調整される。
上記図7に示した電子機器100の各配管51に、図15〜図17に示すような構成を有する調整部60を用いた場合にも、部品実装基板10の各電子部品12a、電子部品12b、電子部品12cをそれぞれ効率的に冷却することができる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基板と、
前記基板の第1領域に実装された第1部品と、
前記第1部品を冷却する冷却装置と
を備え、
前記冷却装置は、
前記第1部品に熱的に接続され、冷媒が流通する第1流路と、
前記基板に熱的に接続され、冷媒が流通する第2流路と、
前記第1流路から流出する冷媒の温度及び前記第2流路から流出する冷媒の温度に応じて、前記第1流路を流通する冷媒の流量と前記第2流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第1調整部と
を含むことを特徴とする電子機器。
(付記2) 前記基板は、前記第1領域に設けられた少なくとも1つの第1貫通ビアを有し、
前記第2流路は、前記第1貫通ビアを通じて前記第1部品に熱的に接続されることを特徴とする付記1に記載の電子機器。
(付記3) 前記第1調整部は、
前記第1流路の冷媒及び前記第2流路の冷媒が流入する第3流路と、
前記第3流路に内蔵された第1仕切り板と
を含み、
前記第1仕切り板で仕切られた一方の第4流路に前記第1流路の冷媒が流入し、前記第1仕切り板で仕切られた他方の第5流路に前記第2流路の冷媒が流入し、
前記第4流路に流入した冷媒の温度及び前記第5流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第1仕切り板が、前記第4流路側又は前記第5流路側に変位し、前記第4流路及び前記第5流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする付記1又は2に記載の電子機器。
(付記4) 前記第1調整部は、前記第3流路の内壁と前記第1仕切り板とを連結し、流入した冷媒の温度によって伸縮する伸縮部材を含み、
前記伸縮部材の伸縮により、前記第1仕切り板が前記第4流路側又は前記第5流路側に変位することを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記5) 前記伸縮部材は、内部に圧力媒体を有するシリンダであることを特徴とする付記4に記載の電子機器。
(付記6) 前記シリンダは、前記圧力媒体の相変化によって伸縮することを特徴とする付記5に記載の電子機器。
(付記7) 前記シリンダは、前記圧力媒体の膨張及び収縮によって伸縮することを特徴とする付記5に記載の電子機器。
(付記8) 前記第1調整部は、前記第3流路の内壁と前記第1仕切り板とを連結し、流入した冷媒の温度によって変形する変形部材を含み、
前記変形部材の変形により、前記第1仕切り板が前記第4流路側又は前記第5流路側に変位することを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記9) 前記変形部材は、バイメタルであることを特徴とする付記8に記載の電子機器。
(付記10) 前記基板の第2領域に実装された第2部品を有し、
前記冷却装置は、
前記第2部品に熱的に接続され、前記第4流路及び前記第5流路に流入し前記第1仕切り板の通過後に前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された一方が流通する第6流路と、
前記基板に熱的に接続され、前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された他方が流通する第7流路と、
前記第6流路から流出する冷媒の温度及び前記第7流路から流出する冷媒の温度に応じて、前記第6流路を流通する冷媒の流量と前記第7流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第2調整部と
を含むことを特徴とする付記3乃至9のいずれかに記載の電子機器。
(付記11) 前記基板は、前記第2領域に設けられた少なくとも1つの第2貫通ビアを有し、
前記第7流路は、前記第2貫通ビアを通じて前記第2部品に熱的に接続されることを特徴とする付記10に記載の電子機器。
(付記12) 前記第1領域における前記第1貫通ビアの面積占有率と、前記第2領域における前記第2貫通ビアの面積占有率とが異なることを特徴とする付記11に記載の電子機器。
(付記13) 前記第2調整部は、
前記第6流路の冷媒及び前記第7流路の冷媒が流入する第8流路と、
前記第8流路に内蔵された第2仕切り板と
を含み、
前記第2仕切り板で仕切られた一方の第9流路に前記第6流路の冷媒が流入し、前記第2仕切り板で仕切られた他方の第10流路に前記第7流路の冷媒が流入し、
前記第9流路に流入した冷媒の温度及び前記第10流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第2仕切り板が、前記第9流路側又は前記第10流路側に変位し、前記第9流路及び前記第10流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする付記10乃至12のいずれかに記載の電子機器。
(付記14) 冷媒がそれぞれ流通する第1流路及び第2流路と、
前記第1流路を流通する冷媒の流量と前記第2流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第1調整部と
を含み、
前記第1調整部は、
前記第1流路の冷媒及び前記第2流路の冷媒が流入する第3流路と、
前記第3流路に内蔵された第1仕切り板と
を含み、
前記第1仕切り板で仕切られた一方の第4流路に前記第1流路の冷媒が流入し、前記第1仕切り板で仕切られた他方の第5流路に前記第2流路の冷媒が流入し、
前記第4流路に流入した冷媒の温度及び前記第5流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第1仕切り板が、前記第4流路側又は前記第5流路側に変位し、前記第4流路及び前記第5流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする冷却装置。
(付記15) 前記第1調整部は、前記第3流路の内壁と前記第1仕切り板とを連結し、流入した冷媒の温度によって伸縮する伸縮部材を含み、
前記伸縮部材の伸縮により、前記第1仕切り板が前記第4流路側又は前記第5流路側に変位することを特徴とする付記14に記載の冷却装置。
(付記16) 前記第1調整部は、前記第3流路の内壁と前記第1仕切り板とを連結し、流入した冷媒の温度によって変形する変形部材を含み、
前記変形部材の変形により、前記第1仕切り板が前記第4流路側又は前記第5流路側に変位することを特徴とする付記14に記載の冷却装置。
(付記17) 前記第4流路及び前記第5流路に流入し前記第1仕切り板の通過後に前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された一方が流通する第6流路と、
前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された他方が流通する第7流路と、
前記第6流路を流通する冷媒の流量と前記第7流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第2調整部と
を含み、
前記第2調整部は、
前記第6流路の冷媒及び前記第7流路の冷媒が流入する第8流路と、
前記第8流路に内蔵された第2仕切り板と
を含み、
前記第2仕切り板で仕切られた一方の第9流路に前記第6流路の冷媒が流入し、前記第2仕切り板で仕切られた他方の第10流路に前記第7流路の冷媒が流入し、
前記第9流路に流入した冷媒の温度及び前記第10流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第2仕切り板が前記第9流路側又は前記第10流路側に変位し、前記第9流路及び前記第10流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする付記14乃至16のいずれかに記載の冷却装置。
10,10A 部品実装基板
11 基板
12,12a,12b,12c 電子部品
13 ビア
21,31,51 配管
22,32 クーリングプレート
40 CDU
50 チラー
60 調整部
61 仕切り板
61a 支持部
62,63 流路
64 シリンダ
64a シリンダ部
64b ピストン部
64c,64ca,64cb フロン
64d オイル
65 固定仕切り板
66 バイメタル
100,100A,100B 電子機器

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板の第1領域に実装された第1部品と、
    前記第1部品を冷却する冷却装置と
    を備え、
    前記冷却装置は、
    前記第1部品に熱的に接続され、冷媒が流通する第1流路と、
    前記基板に熱的に接続され、冷媒が流通する第2流路と、
    前記第1流路から流出する冷媒の温度及び前記第2流路から流出する冷媒の温度に応じて、前記第1流路を流通する冷媒の流量と前記第2流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第1調整部と
    を含むことを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1調整部は、
    前記第1流路の冷媒及び前記第2流路の冷媒が流入する第3流路と、
    前記第3流路に内蔵された第1仕切り板と
    を含み、
    前記第1仕切り板で仕切られた一方の第4流路に前記第1流路の冷媒が流入し、前記第1仕切り板で仕切られた他方の第5流路に前記第2流路の冷媒が流入し、
    前記第4流路に流入した冷媒の温度及び前記第5流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第1仕切り板が、前記第4流路側又は前記第5流路側に変位し、前記第4流路及び前記第5流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1調整部は、前記第3流路の内壁と前記第1仕切り板とを連結し、流入した冷媒の温度によって伸縮する伸縮部材を含み、
    前記伸縮部材の伸縮により、前記第1仕切り板が前記第4流路側又は前記第5流路側に変位することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1調整部は、前記第3流路の内壁と前記第1仕切り板とを連結し、流入した冷媒の温度によって変形する変形部材を含み、
    前記変形部材の変形により、前記第1仕切り板が前記第4流路側又は前記第5流路側に変位することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記基板の第2領域に実装された第2部品を有し、
    前記冷却装置は、
    前記第2部品に熱的に接続され、前記第4流路及び前記第5流路に流入し前記第1仕切り板の通過後に前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された一方が流通する第6流路と、
    前記基板に熱的に接続され、前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された他方が流通する第7流路と、
    前記第6流路から流出する冷媒の温度及び前記第7流路から流出する冷媒の温度に応じて、前記第6流路を流通する冷媒の流量と前記第7流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第2調整部と
    を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記第2調整部は、
    前記第6流路の冷媒及び前記第7流路の冷媒が流入する第8流路と、
    前記第8流路に内蔵された第2仕切り板と
    を含み、
    前記第2仕切り板で仕切られた一方の第9流路に前記第6流路の冷媒が流入し、前記第2仕切り板で仕切られた他方の第10流路に前記第7流路の冷媒が流入し、
    前記第9流路に流入した冷媒の温度及び前記第10流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第2仕切り板が、前記第9流路側又は前記第10流路側に変位し、前記第9流路及び前記第10流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 冷媒がそれぞれ流通する第1流路及び第2流路と、
    前記第1流路を流通する冷媒の流量と前記第2流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第1調整部と
    を含み、
    前記第1調整部は、
    前記第1流路の冷媒及び前記第2流路の冷媒が流入する第3流路と、
    前記第3流路に内蔵された第1仕切り板と
    を含み、
    前記第1仕切り板で仕切られた一方の第4流路に前記第1流路の冷媒が流入し、前記第1仕切り板で仕切られた他方の第5流路に前記第2流路の冷媒が流入し、
    前記第4流路に流入した冷媒の温度及び前記第5流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第1仕切り板が、前記第4流路側又は前記第5流路側に変位し、前記第4流路及び前記第5流路の一方を広げ他方を狭め
    前記第4流路及び前記第5流路に流入し前記第1仕切り板の通過後に前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された一方が流通する第6流路と、
    前記第3流路内で合流した冷媒の、分流された他方が流通する第7流路と、
    前記第6流路を流通する冷媒の流量と前記第7流路を流通する冷媒の流量との比を調整する第2調整部と
    を更に含み、
    前記第2調整部は、
    前記第6流路の冷媒及び前記第7流路の冷媒が流入する第8流路と、
    前記第8流路に内蔵された第2仕切り板と
    を含み、
    前記第2仕切り板で仕切られた一方の第9流路に前記第6流路の冷媒が流入し、前記第2仕切り板で仕切られた他方の第10流路に前記第7流路の冷媒が流入し、
    前記第9流路に流入した冷媒の温度及び前記第10流路に流入した冷媒の温度に応じて、前記第2仕切り板が前記第9流路側又は前記第10流路側に変位し、前記第9流路及び前記第10流路の一方を広げ他方を狭めることを特徴とする冷却装置。
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