JPH0567084U - 風量調節装置 - Google Patents

風量調節装置

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Publication number
JPH0567084U
JPH0567084U JP405592U JP405592U JPH0567084U JP H0567084 U JPH0567084 U JP H0567084U JP 405592 U JP405592 U JP 405592U JP 405592 U JP405592 U JP 405592U JP H0567084 U JPH0567084 U JP H0567084U
Authority
JP
Japan
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wind tunnel
heat
wind
lever
movable
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Pending
Application number
JP405592U
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English (en)
Inventor
卓也 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0567084U publication Critical patent/JPH0567084U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】制御装置や制御電源を必要とせず、自動的に温
度による冷却風量を変化させて複数の変動発熱部品の温
度を平均化する。 【構成】電気機器10の上部に送風機2を取付け、風胴12
a,12b内にそれぞれ変動発熱部品5a,5bを取付
け、風胴12c内には定量発熱部品5cを取付ける。風胴
壁11aには風胴12a内に湾曲(または屈曲)する可動壁
13a,風胴壁11bには風胴12b内に湾曲(または屈曲)
する可動壁13bを取付け、風胴12a内には下部を支持さ
せたバイメタル15a,風胴12b内には下部を支持させた
バイメタル15bを取付ける。また、風胴12aと12bの間
には、下部を支点として回動可能のレバー17を取付け
る。可動壁13a,13bとレバー17の中間部はリンク20
a,20bで連結され、バイメタル15a,15bとレバー17
の上部はリンク23a,23bで連結される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気回路の使用状態により発熱量が変動する発熱部品を、強制風冷 により冷却する電気機器の風量調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気機器の発熱部品の発熱量は、電気機器の容量変化により全体的に変化する が、場合によっては電気回路の使用状態により部分的に変化する場合もある。例 えば、ある範囲の合計発熱量は変わらないが、使用する電気回路によりその中の 主に発熱する部品が変わる場合である。この場合の冷却としては、従来の一般的 な電気機器では、個々の部品の最大発熱量を前提として設計されていた。
【0003】 このため、冷却効率の低下は避けられず、その部分の比率が大きい場合は大き な負担になっていた。特殊なものとしては、使用する電気回路により冷却系統の 形状を変えるもの、または各部の温度を検知して形状や冷却能力を変化させるも の等があるが、微妙な調整を行うとすれば、それに対応した複雑な制御装置が必 要となる。
【0004】 図3は、上記した電気回路の使用状態により発熱量が変わる部品を取付けた電 気機器1を示し、上部に送風機2を取付け、風胴壁3a,3b,3c,3dによ って風胴4a,4b,4cを形成し、風胴4a,4b内には電気回路の使用状態 により発熱量が変わる部品(以下、変動発熱部品という)5a,5bをそれぞれ 取付け、風胴4c内には電気回路の使用状態によっても発熱量が変わらない部品 3以下、定量発熱部品という)5cを取付けている。風胴4a,4b,4cは、 上部で連らなり送風機2に接続されているから、送風機2を駆動すると冷却風が 風向き6a,6b,6cで示すように流れ、変動発熱部品5a,5bと定量発熱 部品5cをそれぞれ冷却する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した制御装置は、複雑なものになり、それに従ってコスト が高価となるので、冷却系統にコストを余りかけられない電気機器には採用する ことができなかった。また、制御電源が必要となり、制御方法も予め決定してお く必要があった。さらに、制御装置の故障の可能性も考慮しておかなければなら なかった。
【0006】 本考案は、上記した事情に鑑みてなされたもので、制御装置や制御電源を必要 とせず、自動的に温度による冷却風量の変化をさせて複数の変動発熱部品の温度 を平均化させることができる風量調節装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、1台の送風機により複数の変動発熱部品を、それぞれ複数の風胴に より区分して強制風冷するようにした電気機器の風量調節装置において、複数の 風胴にそれぞれ機械的に温度を検出すると共に動作変位方向を異なるようにした 温度センサおよび断面積を変化させる可動壁を設け、複数の可動壁および複数の 温度センサの相互を連結する中間可動体を複数の風胴の間に設けたものである。
【0008】
【作用】
一方の変動発熱部品の発熱量が多い場合には、その変動発熱部品が配設されて いる一方の風胴の空気温度が高くなって一方の温度センサが動作し、中間可動体 を介して一方の可動壁を動作させる。この結果、一方の風胴の断面積が大きくな り、一方の発熱部品に対する冷却風量が多くなり、発熱部品相互の温度上昇が平 均化させる。次に、他方の発熱部品の発熱量が多い場合には、他方の風胴の空気 温度が高くなって他方の温度センサが動作し、中間可動体を介して他方の可動壁 を動作させる。この結果、他方の風胴の断面積が大きくなり、他方の発熱部品に 対する冷却風量が多くなり、やはり発熱部品相互の温度上昇が平均化させる。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本考案の一実施 例を示す構成図である。同図に示すように電気機器10の上部に送風機2を取付け 、風胴壁11a,11b,11c,11dにより風胴12a,12b,12cを形成し、風胴12 a,12b内にはそれぞれ変動発熱部品5aを取付け、風胴12c内には定量発熱部 品5cを取付けている。また、風胴壁11aには可動壁13a、風胴壁11bには可動 壁13bを取付け、風胴12a内には固定金具14aを介して下部を支持されるバイメ タル15a,風胴12b内には固定金具14bを介して下部を支持されるバイメタル15 bを取付けている。さらに、風胴壁11aと11bの間には、支点16を中心として回 動可能としたレバー17が取付けられている。
【0010】 以上の構成において、可動壁13aは、例えば弾性を有する材料で蛇腹状に折曲 げたものを用い、風胴壁11aに上下両端を支持すると共に風胴12a内に湾曲(ま たは屈折)可能とし、可動壁13bは、同様に弾性を有する材料で蛇腹状に折曲げ たものを用い、風胴壁11bに上下両端を支持すると共に風胴12b内に湾曲(また は屈折)可能としている。また、バイメタル15aは、発熱部品5aを通過した冷 却風の温度により作動し、これが高温になると、風胴壁11a側に曲がり、バイメ タル15bは、発熱部品5bを通過した冷却風の温度により作動し、これが高温に なる風胴壁11b側に曲がるように設定されている。
【0011】 一方、上記した可動壁13aの中間部とレバー17の中間部は、ピン18a,19を介 してリンク20aで連結され、上記した可動壁13bの中間部とレバー17の下部は、 ピン18b,19を介してリンク20bで連結されている。また、バイメタル15aとレ バー17の各上部は、ピン21a,22を介してリンク23aで連結され、バイメタル15 bとレバー17の各上部は、ピン21b,22を介してリンク23bで連結されている。 なお、ピン19,22は、レバー17に設けた長孔(楕円孔)内に挿入され、レバー17 の長さ方向に移動できるようになっている。
【0012】 次に、以上のように構成された実施例の作用を説明する。まず、変動発熱部品 5bの方が変動発熱部品5aより発熱量が多い場合は、実線で示すようにバイメ タル15a,15bは同図で左側に曲がり、レバー17,リンク21a,21bを介して可 動壁13a,13bは左側に湾曲(または屈折)する。これにより、風胴壁12aの断 面積は小さくなり、風胴12bの断面積は大きくなる。その結果、風胴壁12bの冷 却風が多くなり、変動発熱部品5bの温度が下がる。また、風胴12aの冷却風は 少なくなり、変動発熱部品5aの温度は上昇する。この結果は、冷却風の温度変 化となり、バイメタル15a,15bにフィードバックされ、変動発熱部品5aと5 bは平均した温度になろうとする。バイメタル15a,15bは、連続変化であるの で、微調整が行われる。発熱比が逆になると冷却風の温度が変化しバイメタル15 a,15bは逆に曲がり、2点鎖線で示すようになる。そして、同じようにフィー ルドバックされ温度は平均化する。
【0013】 この変化をする際、バイメタル15a,15bの変化量および変化速度は必ずしも 同一とは限らないが、レバー17とリンク24a,24bとの連結点は、可動になって いるので両方のバイメタル15a,15bの押し合いにはならない。
【0014】 可動壁13a,13bが風胴12aまたは12bに湾曲(または屈折)することによっ て、風圧を受け、バイメタル15a,15bの動作に影響が出る恐れがあるが、両方 の風胴12a,12bの断面積が同じで、風力源が一つであり、しかも両方の風胴12 a,12bの入口と出口も同じであるので、圧力差は小さく影響は出ない。また、 風胴12aと12bの可動壁13a,13b部での合計断面積は変わらないので、風胴12 aと12bの合計風量は変わらず、全体の風量も変化しない。したがって、定量発 熱部品5cへの風量は変わらず影響は出ない。
【0015】 以上説明した動作は、バイメタル15a,15bの変形力を利用しているので、他 の動力源を必要としていない。また、冷却風の温度変化に対してバイメタル15a ,15b自身が温度センサとなっており、他の制御装置も必要としていない。その ため、制御電源の種類,容量及び設置場所の制約を受けず、また制御系の乱れに も影響されない。
【0016】 したがって、以上のように構成された実施例によれば、風量の微妙な調整を制 御電源や制御装置なしに行うことができる。また、この装置の動作により他に影 響が出ることがない。
【0017】 なお、上述した実施例では、可動壁13a,13bを湾曲(または屈曲)するよう にしたが、水平方向に移動できるようにして風胴12a,12bの断面積を変化させ てもよく、図2はこのように構成した本考案の他の実施例を示す。すなわち、同 図において、可動壁25は、中間をピン26を介してレバー17に連結され、風胴壁11 a,11bにそれぞれ設けたスリット(図示しない)を介して両端部が風胴12a, 12bに突出している。なお、ピン26は、レバー17に設けた長孔(楕円孔)内に挿 入され、レバー17の長さ方向に移動できるようになっている。この実施例も、バ イメタル15a,15b動作によりレバー17が回動し、このレバー17の回動によって 可動壁25が風胴12aまたは12b内に突出し、断面積を大きくしたり小さくするか ら、上述した実施例と同様の効果を得られる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、変動発熱部品を配設する複数の風胴にそ れぞれ機械的動作する温度センサを取付け、この温度センサににより変位動作す る中間可動体を介してそれぞれの風胴の断面積を変化させ、冷却風の風量を調整 するようにしているので、冷却風の微妙な調整を制御電源や制御装置を用いるこ となく行うことができ、コストも低減した風量調節装置を提供することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図。
【図2】本考案の他の実施例を示す構成図。
【図3】従来の風量調整装置を示す構成図。
【符号の説明】
2…送風機、5a,5b…変動発熱部品、5c…定量発
熱部品、6a,6b,6c…風向き、10…電気機器、12
a,12b,12c…風胴、13a,13b,25…可動壁、15
a,15b…バイメタル、17…レバー、20a,20b,23
a,23b…リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の送風機により発熱量が変動する複
    数の発熱部品を、それぞれ複数の風胴により区分して強
    制風冷するようにした電気機器の風量調節装置におい
    て、前記複数の風胴にそれぞれ機械的に温度を検出する
    と共に動作変位方向を異なるようにした温度センサおよ
    び断面積を変化させる可動壁を設け、前記複数の可動壁
    および前記複数の温度センサ相互を連結する中間可動体
    を前記複数の風胴の間に設けたことを特徴とする風量調
    節装置。
JP405592U 1992-02-06 1992-02-06 風量調節装置 Pending JPH0567084U (ja)

Priority Applications (1)

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JP405592U JPH0567084U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 風量調節装置

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JP405592U JPH0567084U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 風量調節装置

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Publication Number Publication Date
JPH0567084U true JPH0567084U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11574198

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JP405592U Pending JPH0567084U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 風量調節装置

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JP (1) JPH0567084U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082363A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Fujitsu Ltd 電子機器及び冷却装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082363A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Fujitsu Ltd 電子機器及び冷却装置

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